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紬「ムギ茶!」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:07:25.64 ID:b1dRk0y2O
唯「う~」
律「あ~」
唯「う~う~」
律「あ~あ~」
唯「う~……もう疲れた!飽きた!勉強嫌い!」
律「同じく!勉強なんてナンセンスだと思います!」
梓「何しに学校来てるんですか……」
律「もちろんムギのいれてくれるお茶を飲みに!」
唯「そうだよ、あずにゃん!常識だよ!」
唯「う~」
律「あ~」
唯「う~う~」
律「あ~あ~」
唯「う~……もう疲れた!飽きた!勉強嫌い!」
律「同じく!勉強なんてナンセンスだと思います!」
梓「何しに学校来てるんですか……」
律「もちろんムギのいれてくれるお茶を飲みに!」
唯「そうだよ、あずにゃん!常識だよ!」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:15:34.21 ID:b1dRk0y2O
澪「二人とも、受験生なんだから現実を見ろよ」
律「うっ……」
唯「嫌なこと思い出させないでよ、澪ちゃん……」
澪「ほら、手を止めないで」
唯「勉強しなきゃいけない放課後は嫌いだよ~……」
律「同じく……」
梓(この二人、本当に大丈夫かな……)
紬「みんな~、お茶が入ったわよ~」
唯「おおっ!待ってました!」
律「やたー!休憩しようぜー!」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:22:38.21 ID:b1dRk0y2O
紬「ほら、澪ちゃんと梓ちゃんもどうぞ~」
澪「あ、ああ どうも」
梓「ありがとうございます」
律「ふ~……ムギのお茶は心が安らぐな~」ズズッ
唯「ほんとほんと~……」ズズッ
梓「」ゴクゴク
澪「まあ、確かにな~……ん?」ズズッ
紬「……?澪ちゃん、どうかした?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:28:15.54 ID:b1dRk0y2O
澪「いや……いつもと何かが違うような……」ズズッ
唯「そうかな~?いつも通り美味しいけど」
梓「お茶っ葉が違うとか、ですか?」
澪「そういうことじゃないな……たぶん」
紬「ごめんなさい……お口に合わなかったかしら……?」
澪「い、いや違うんだ……
いつものお茶より、美味しい気がするんだ……」
紬「……っ!」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:35:21.95 ID:b1dRk0y2O
澪「ムギ、何か普段と違うことしたか?」
紬「澪ちゃん、良く気づいたわね……
実はほんの少し隠し味を入れてるのよ~」
律「へ?全然わかんないけど……」ズズッ
紬「本当にちょっとだから気づかなくて当然よ~……
それに気づいた澪ちゃんにはびっくりね~」
澪「へ、へへっ……まあな、違いのわかる女だからな!」
唯「ほえ~……澪ちゃんビンカンだね~」
律「敏感だよな」
梓「敏感ですね」
澪「敏感敏感うるさい!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:46:39.38 ID:b1dRk0y2O
唯「それより、わたしもその違いってのがわかりたいよ!」
律「なあムギ、次はもう少し隠し味ってのを
多めに入れて作ってくれよ
わたしたちにもわかるくらいにさ!」
紬「うふふ、わかった
それじゃあ明日は少しわかりやすくいれてみるわね~」
唯「やったー!」
梓「隠し味じゃないですよね、それ」
律「梓!細かいこと言うなよ!」
唯「そうだよ!美味しければ何でもいいんだよ!」
梓「ふう……まあ、そうですね
わたしも楽しみにしてるです」
澪「ああ、わたしも!ムギ、よろしくな!」
紬「は~い、うふふ」
――――――――
―――――
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:53:18.78 ID:b1dRk0y2O
――――――――
―――――
唯「待ちに待った!」
律「放課後ティータイム!」
梓「テンション高いですね」
唯「あたりまえだのクラッカーだよ、あずにゃん!」
律「テンション高くなくてどうすんだよ!」
澪「二人とも、うるさいぞ」
梓「ところで、ムギ先輩はどこへ?」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:00:29.53 ID:b1dRk0y2O
澪「ああ、今準備室でお茶を用意してるぞ」
梓「隠し味は教えられないってことですかね」
唯「うう……見たい……
何が入ってるのか気になるよ、りっちゃん……」
律「唯、はやまるなよ!覗くのはルール違反だ!」
――――――――
―――――
紬「さて、と……」
紬「」ジョロジョロ ジョロ ジョロンジョロン ジョロ
紬「……うふふ」
――――――――
―――――
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:09:07.23 ID:b1dRk0y2O
――――――――
―――――
紬「お待たせ~」ガチャ
律「待ってました!」
唯「はやくはやく~」
紬「うふふ、唯ちゃん落ち着いて~」
梓「楽しみです!」
澪「」ウズウズ
紬「さ、みんなどうぞ~」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:15:19.74 ID:b1dRk0y2O
唯「いっただっきまーす!」ズズッ
律「どれどれ……ん?」ズズッ
梓「」ゴクゴク
澪「おお……やっぱり美味いな!」
唯「ん~……紅茶の中に……塩気、かな……?」ズズッ
律「なんだろ……昆布茶に似てるかもな……」
梓(違いがわからない……)
紬「お口に合うかしら~?」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:24:01.20 ID:b1dRk0y2O
唯「少し味が強すぎるかもね~……」
律「ん~、そうだな~……
やっぱり隠し味はわからないくらいが丁度いいのかもな!」
澪「わたしはもっと味が強くても美味しいと思うけどな」ズズッ
梓「わ、わたしはどっちでも……」
紬「うふふ、好みは人それぞれみたいね~
澪ちゃんは気に入ってくれたようだけど」
澪「ああ、今まで飲んだお茶の中で、一番美味いよ!」
紬「そう?良かったわ~」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:32:04.24 ID:b1dRk0y2O
澪「なあ、ムギ 何を入れたらこんなに美味くなるんだ?」
紬「うふふ、それは秘密よ~」
澪「そ、そうか……残念だな」
紬「……」
澪「さて……お茶ももらったし、本腰入れて勉強するか!」
唯「え~」
律「え~」
梓「二人とも、本当に落ちますよ」
――――――――
―――――
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:39:04.48 ID:b1dRk0y2O
――――――――
―――――
唯「……」カリカリ
律「……」カリカリ
澪「……」カリカリ
紬「……」カリカリ
梓「」ジャカジャカ
唯「……あーっ!もー無理!わたし帰る!」バンッ
律「よっしゃ、ならわたしもー!」バンッ
澪「……まだ5時だぞ?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:46:08.65 ID:b1dRk0y2O
唯「もう集中できないよ!帰るったら帰る!じゃあね!」ガチャ
律「あ、唯ー!待てよー!」バタン
澪「あいつら大丈夫かよ……?」
梓「あ、わたしもそろそろ帰ります
親に早くに帰れって言われてたんで」
澪「そうか、うん、わかったよ」
紬「梓ちゃん、気をつけてね?」
梓「はい、それじゃあ、さようなら」バタン
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:53:02.84 ID:b1dRk0y2O
澪「わたしたちはもう少し勉強していくか?」
紬「うん……ねえ、澪ちゃん」
澪「ん?どうした?」
紬「さっきのお茶、まだ飲みたい?」
澪「おー、飲めるなら飲みたいな」
紬「じゃあ、味強めで作ってあげるわ~」
澪「ほんとか?なら、お願いするよ」
紬「それで、ええと……これ」
澪「……アイマスク?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:01:08.14 ID:b1dRk0y2O
紬「いちいち準備室に行くのも億劫だから……
これを付けて横になってくれないかしら?」
澪「ん……あ、ああ……いいけど」
紬「ごめんなさい、何を入れてるかは見せられないし……
その代わりとっても美味しいのをご馳走するから!」
澪「ああ、わかったよ、ムギ」
紬「ありがとう、澪ちゃん」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:08:32.97 ID:b1dRk0y2O
澪「……これでいいか?」
紬「ばっちりよ~、それじゃあお口を開けて?」
澪「あー」
紬「今から入れるから……動かないでね?」
澪「あー」コクコク
紬「……んっ」ジョロ
澪「あー……ん……」ゴクゴク
紬「ん~……」ジョロジョロジョロン
澪「あ、あー……」ゴクゴク
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:24:27.61 ID:b1dRk0y2O
紬「……ふ~……どう、澪ちゃん?」
澪「あー……んっ……はあ……
む、ムギ、一気に入れすぎだよ!」
紬「うふふ、ごめんなさい」
澪「でも、すっごく美味いよ!
塩気と渋味があいまった、深みのある味っていうか……」
紬「喜んでもらえて嬉しいわ~」
澪「ムギ、これは店開けるレベルだよ!」
紬「うふふ、ありがと~……あ、ねえ、澪ちゃん」
澪「ん?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:34:32.80 ID:b1dRk0y2O
紬「今のお茶に合うシロップを用意してたんだけど……いる?」
澪「お、それ入れても美味いのか?」
紬「美味しいんだけど……お茶がもうないのよね
でも、そのままでも美味しいからどうかなー、って……」
澪「そうか、じゃあちょっとくれないか?」
紬「わかったわ~、それじゃあ、指を貸して?」
澪「指?……はい」
紬「この筒の中に入ってるからすくい取って舐めてみて?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:43:15.67 ID:b1dRk0y2O
澪「ん……わっ!この筒の中、あったかいな……」グチュ
紬「ん……ええ、あっためると……
より美味しくなるから……はあっ……」
澪「んーと……こんな感じでいいかな……?」グチュグチュ
紬「あ……はあっ!」
澪「ムギ?どうした?」
紬「い、いえ……それより、指、舐めてみて……?」
澪「ああ……んっ……」ペロ
紬「どう……かしら……?」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:56:08.73 ID:b1dRk0y2O
澪「シロップにしては、甘くないな……でも、なんだろう……
口の中に広がって……残るんだけど、しつこくない……
また舐めたくなるような味だな……」ペロペロ
紬「シロップはたくさんあるから、もっと舐めてもいいのよ~?」
澪「ほんとか?なら、もう少し……」グチュ
紬「んっ……お茶を飲む前に……
言えば良かった、わね……はあ……」
澪「まあ、仕方ないさ
それに、シロップだけでも充分美味しいぞ?」ペロペロ
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:05:30.97 ID:b1dRk0y2O
紬「そう……ならいいんだけど……あっ……!」
澪「うん……美味しいな……やみつきになるよ……」グチュグチュ
紬「はあっ……ねえ、澪ちゃん……
とっておきのお茶菓子もあるんだけれど……いるかしら……?」
澪「おお、まだ何かあるのか!
とっておきって言うくらいなら、食べてみたいな!」
紬「うふふ、ならお口をいっぱいに開けて?」
澪「ん?ああ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:16:35.90 ID:b1dRk0y2O
紬「うふふ……動いちゃだめよ~?」
澪「あー」
紬「んっ……ああ……」ミチミチ
澪「っ?!」
紬「はあっ、はあっ……んんっ……」ミチミチ
澪「あー」モグモグ
紬「ふう……澪ちゃん、美味しい?」
澪「ん……ぐ……はあ、なんだこれ?!
すっごい苦い……苦いんだけど……言葉で表せないような……」
紬「……」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:26:40.63 ID:b1dRk0y2O
澪「衝撃的な味だ……でも、もっともっと欲しくなる……!」モグモグ
紬「」パシャ
澪「ん……?なんだ今の音」
紬「な、なんか音したかしら?
それより、まだ欲しい?」
澪「ああ、もっとくれ!
このお茶菓子にシロップつけても合いそうだな!」
紬「うふふ、お茶はもう出な……もうないけれど……
お茶菓子とシロップならあるから、好きなだけどうぞ~」
澪「ああ、ありがとう!遠慮なくいただくよ!」
紬「……」
――――――――
―――――
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:34:11.80 ID:b1dRk0y2O
――――――――
―――――
唯「澪ちゃん……」
律「あいつには失望したな……」
梓「尊敬してたのに……」
紬「仕方ない……わよね……」
ガチャ
澪「ごめん、掃除が長引いて……
ってどうかしたか?みんな暗いぞ?」
律「なあ、澪……話があるんだ……」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:41:09.40 ID:b1dRk0y2O
澪「どうした?そんなに改まって……」
律「……これ」ピラ
澪「写真?……なっ……!!」
律「悪いが、こんな変態をけいおんぶに
置いておくわけにはいかないんだ……
すまないけど、辞めてくれないか……?」
澪「これ……なんで……身に覚えが……
あっ!……このアイマスク……!」
紬「澪ちゃん……」
澪「ムギ……どうしてこんなこと……!
っていうか、これなんなんだよ!」
紬「……」
澪「なあ、ムギ!!」
紬「……さすがに食糞はヒくわよ」
おしまい
澪「二人とも、受験生なんだから現実を見ろよ」
律「うっ……」
唯「嫌なこと思い出させないでよ、澪ちゃん……」
澪「ほら、手を止めないで」
唯「勉強しなきゃいけない放課後は嫌いだよ~……」
律「同じく……」
梓(この二人、本当に大丈夫かな……)
紬「みんな~、お茶が入ったわよ~」
唯「おおっ!待ってました!」
律「やたー!休憩しようぜー!」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:22:38.21 ID:b1dRk0y2O
紬「ほら、澪ちゃんと梓ちゃんもどうぞ~」
澪「あ、ああ どうも」
梓「ありがとうございます」
律「ふ~……ムギのお茶は心が安らぐな~」ズズッ
唯「ほんとほんと~……」ズズッ
梓「」ゴクゴク
澪「まあ、確かにな~……ん?」ズズッ
紬「……?澪ちゃん、どうかした?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:28:15.54 ID:b1dRk0y2O
澪「いや……いつもと何かが違うような……」ズズッ
唯「そうかな~?いつも通り美味しいけど」
梓「お茶っ葉が違うとか、ですか?」
澪「そういうことじゃないな……たぶん」
紬「ごめんなさい……お口に合わなかったかしら……?」
澪「い、いや違うんだ……
いつものお茶より、美味しい気がするんだ……」
紬「……っ!」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:35:21.95 ID:b1dRk0y2O
澪「ムギ、何か普段と違うことしたか?」
紬「澪ちゃん、良く気づいたわね……
実はほんの少し隠し味を入れてるのよ~」
律「へ?全然わかんないけど……」ズズッ
紬「本当にちょっとだから気づかなくて当然よ~……
それに気づいた澪ちゃんにはびっくりね~」
澪「へ、へへっ……まあな、違いのわかる女だからな!」
唯「ほえ~……澪ちゃんビンカンだね~」
律「敏感だよな」
梓「敏感ですね」
澪「敏感敏感うるさい!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:46:39.38 ID:b1dRk0y2O
唯「それより、わたしもその違いってのがわかりたいよ!」
律「なあムギ、次はもう少し隠し味ってのを
多めに入れて作ってくれよ
わたしたちにもわかるくらいにさ!」
紬「うふふ、わかった
それじゃあ明日は少しわかりやすくいれてみるわね~」
唯「やったー!」
梓「隠し味じゃないですよね、それ」
律「梓!細かいこと言うなよ!」
唯「そうだよ!美味しければ何でもいいんだよ!」
梓「ふう……まあ、そうですね
わたしも楽しみにしてるです」
澪「ああ、わたしも!ムギ、よろしくな!」
紬「は~い、うふふ」
――――――――
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14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 01:53:18.78 ID:b1dRk0y2O
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唯「待ちに待った!」
律「放課後ティータイム!」
梓「テンション高いですね」
唯「あたりまえだのクラッカーだよ、あずにゃん!」
律「テンション高くなくてどうすんだよ!」
澪「二人とも、うるさいぞ」
梓「ところで、ムギ先輩はどこへ?」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:00:29.53 ID:b1dRk0y2O
澪「ああ、今準備室でお茶を用意してるぞ」
梓「隠し味は教えられないってことですかね」
唯「うう……見たい……
何が入ってるのか気になるよ、りっちゃん……」
律「唯、はやまるなよ!覗くのはルール違反だ!」
――――――――
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紬「さて、と……」
紬「」ジョロジョロ ジョロ ジョロンジョロン ジョロ
紬「……うふふ」
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17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:09:07.23 ID:b1dRk0y2O
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紬「お待たせ~」ガチャ
律「待ってました!」
唯「はやくはやく~」
紬「うふふ、唯ちゃん落ち着いて~」
梓「楽しみです!」
澪「」ウズウズ
紬「さ、みんなどうぞ~」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:15:19.74 ID:b1dRk0y2O
唯「いっただっきまーす!」ズズッ
律「どれどれ……ん?」ズズッ
梓「」ゴクゴク
澪「おお……やっぱり美味いな!」
唯「ん~……紅茶の中に……塩気、かな……?」ズズッ
律「なんだろ……昆布茶に似てるかもな……」
梓(違いがわからない……)
紬「お口に合うかしら~?」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:24:01.20 ID:b1dRk0y2O
唯「少し味が強すぎるかもね~……」
律「ん~、そうだな~……
やっぱり隠し味はわからないくらいが丁度いいのかもな!」
澪「わたしはもっと味が強くても美味しいと思うけどな」ズズッ
梓「わ、わたしはどっちでも……」
紬「うふふ、好みは人それぞれみたいね~
澪ちゃんは気に入ってくれたようだけど」
澪「ああ、今まで飲んだお茶の中で、一番美味いよ!」
紬「そう?良かったわ~」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:32:04.24 ID:b1dRk0y2O
澪「なあ、ムギ 何を入れたらこんなに美味くなるんだ?」
紬「うふふ、それは秘密よ~」
澪「そ、そうか……残念だな」
紬「……」
澪「さて……お茶ももらったし、本腰入れて勉強するか!」
唯「え~」
律「え~」
梓「二人とも、本当に落ちますよ」
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23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:39:04.48 ID:b1dRk0y2O
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唯「……」カリカリ
律「……」カリカリ
澪「……」カリカリ
紬「……」カリカリ
梓「」ジャカジャカ
唯「……あーっ!もー無理!わたし帰る!」バンッ
律「よっしゃ、ならわたしもー!」バンッ
澪「……まだ5時だぞ?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:46:08.65 ID:b1dRk0y2O
唯「もう集中できないよ!帰るったら帰る!じゃあね!」ガチャ
律「あ、唯ー!待てよー!」バタン
澪「あいつら大丈夫かよ……?」
梓「あ、わたしもそろそろ帰ります
親に早くに帰れって言われてたんで」
澪「そうか、うん、わかったよ」
紬「梓ちゃん、気をつけてね?」
梓「はい、それじゃあ、さようなら」バタン
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 02:53:02.84 ID:b1dRk0y2O
澪「わたしたちはもう少し勉強していくか?」
紬「うん……ねえ、澪ちゃん」
澪「ん?どうした?」
紬「さっきのお茶、まだ飲みたい?」
澪「おー、飲めるなら飲みたいな」
紬「じゃあ、味強めで作ってあげるわ~」
澪「ほんとか?なら、お願いするよ」
紬「それで、ええと……これ」
澪「……アイマスク?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:01:08.14 ID:b1dRk0y2O
紬「いちいち準備室に行くのも億劫だから……
これを付けて横になってくれないかしら?」
澪「ん……あ、ああ……いいけど」
紬「ごめんなさい、何を入れてるかは見せられないし……
その代わりとっても美味しいのをご馳走するから!」
澪「ああ、わかったよ、ムギ」
紬「ありがとう、澪ちゃん」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:08:32.97 ID:b1dRk0y2O
澪「……これでいいか?」
紬「ばっちりよ~、それじゃあお口を開けて?」
澪「あー」
紬「今から入れるから……動かないでね?」
澪「あー」コクコク
紬「……んっ」ジョロ
澪「あー……ん……」ゴクゴク
紬「ん~……」ジョロジョロジョロン
澪「あ、あー……」ゴクゴク
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:24:27.61 ID:b1dRk0y2O
紬「……ふ~……どう、澪ちゃん?」
澪「あー……んっ……はあ……
む、ムギ、一気に入れすぎだよ!」
紬「うふふ、ごめんなさい」
澪「でも、すっごく美味いよ!
塩気と渋味があいまった、深みのある味っていうか……」
紬「喜んでもらえて嬉しいわ~」
澪「ムギ、これは店開けるレベルだよ!」
紬「うふふ、ありがと~……あ、ねえ、澪ちゃん」
澪「ん?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:34:32.80 ID:b1dRk0y2O
紬「今のお茶に合うシロップを用意してたんだけど……いる?」
澪「お、それ入れても美味いのか?」
紬「美味しいんだけど……お茶がもうないのよね
でも、そのままでも美味しいからどうかなー、って……」
澪「そうか、じゃあちょっとくれないか?」
紬「わかったわ~、それじゃあ、指を貸して?」
澪「指?……はい」
紬「この筒の中に入ってるからすくい取って舐めてみて?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:43:15.67 ID:b1dRk0y2O
澪「ん……わっ!この筒の中、あったかいな……」グチュ
紬「ん……ええ、あっためると……
より美味しくなるから……はあっ……」
澪「んーと……こんな感じでいいかな……?」グチュグチュ
紬「あ……はあっ!」
澪「ムギ?どうした?」
紬「い、いえ……それより、指、舐めてみて……?」
澪「ああ……んっ……」ペロ
紬「どう……かしら……?」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 03:56:08.73 ID:b1dRk0y2O
澪「シロップにしては、甘くないな……でも、なんだろう……
口の中に広がって……残るんだけど、しつこくない……
また舐めたくなるような味だな……」ペロペロ
紬「シロップはたくさんあるから、もっと舐めてもいいのよ~?」
澪「ほんとか?なら、もう少し……」グチュ
紬「んっ……お茶を飲む前に……
言えば良かった、わね……はあ……」
澪「まあ、仕方ないさ
それに、シロップだけでも充分美味しいぞ?」ペロペロ
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:05:30.97 ID:b1dRk0y2O
紬「そう……ならいいんだけど……あっ……!」
澪「うん……美味しいな……やみつきになるよ……」グチュグチュ
紬「はあっ……ねえ、澪ちゃん……
とっておきのお茶菓子もあるんだけれど……いるかしら……?」
澪「おお、まだ何かあるのか!
とっておきって言うくらいなら、食べてみたいな!」
紬「うふふ、ならお口をいっぱいに開けて?」
澪「ん?ああ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:16:35.90 ID:b1dRk0y2O
紬「うふふ……動いちゃだめよ~?」
澪「あー」
紬「んっ……ああ……」ミチミチ
澪「っ?!」
紬「はあっ、はあっ……んんっ……」ミチミチ
澪「あー」モグモグ
紬「ふう……澪ちゃん、美味しい?」
澪「ん……ぐ……はあ、なんだこれ?!
すっごい苦い……苦いんだけど……言葉で表せないような……」
紬「……」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:26:40.63 ID:b1dRk0y2O
澪「衝撃的な味だ……でも、もっともっと欲しくなる……!」モグモグ
紬「」パシャ
澪「ん……?なんだ今の音」
紬「な、なんか音したかしら?
それより、まだ欲しい?」
澪「ああ、もっとくれ!
このお茶菓子にシロップつけても合いそうだな!」
紬「うふふ、お茶はもう出な……もうないけれど……
お茶菓子とシロップならあるから、好きなだけどうぞ~」
澪「ああ、ありがとう!遠慮なくいただくよ!」
紬「……」
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52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:34:11.80 ID:b1dRk0y2O
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唯「澪ちゃん……」
律「あいつには失望したな……」
梓「尊敬してたのに……」
紬「仕方ない……わよね……」
ガチャ
澪「ごめん、掃除が長引いて……
ってどうかしたか?みんな暗いぞ?」
律「なあ、澪……話があるんだ……」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/25(月) 04:41:09.40 ID:b1dRk0y2O
澪「どうした?そんなに改まって……」
律「……これ」ピラ
澪「写真?……なっ……!!」
律「悪いが、こんな変態をけいおんぶに
置いておくわけにはいかないんだ……
すまないけど、辞めてくれないか……?」
澪「これ……なんで……身に覚えが……
あっ!……このアイマスク……!」
紬「澪ちゃん……」
澪「ムギ……どうしてこんなこと……!
っていうか、これなんなんだよ!」
紬「……」
澪「なあ、ムギ!!」
紬「……さすがに食糞はヒくわよ」
おしまい
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コメント
No title
自分でやっておいてそりゃないぜムギ・・・
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