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妹「どっかーん!!」兄「えっ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 11:03:50.01 ID:ClJgVIO/0 [1/57]
妹「だ・か・ら!『どっかーん!!』」

兄「ごめん全然意味が分からない」

妹「えっ、かわいい妹って爆発するもんじゃないの?だから爆発してみようと思ったんだけど」

兄「まじで、どこから突っ込んでいいのかわからないんだけど」

妹「おかしいなあ…この前見た『にゅーそく・びっぷ』って掲示板で、
  かわいい妹は爆発するって書いてあったのに…」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 11:05:22.38 ID:ClJgVIO/0 [2/57]
兄「!!…『ニュー速VIP』だと…!!ってことはお前俺のPC覗いたな…!」

妹「うん。だってこの家には私とお兄ちゃんの二人しかいないじゃない。ぱそこんも一台しかないし」

兄「だってパスワードは…!?」

妹「『IMOUTO_LOVE』だよね。ごめん、前のぞき見しちゃったんだ♪」

  「なんか、『妹「お兄ちゃん…ぐちゃぐちゃにして?」』とか、えっちなスレでいっぱいだったね♪
  他にも、私に似たエッチな絵のいっぱい入ったフォルダとか…♪」

兄「うわああああ!!!やめてえええ!!」

妹「お兄ちゃんだって大学生の男の子だもんね!大丈夫、これくらい気にして無いよ♪」

兄「あのなあ…そういう問題じゃないでしょ。これだからゆとりは…」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:06:34.82 ID:ClJgVIO/0
兄「…くそう、もうお兄ちゃんプッツンしちゃったぞ!こうなりゃ第三次世界大戦だ!!
  ようし!!この際だから俺からも一言言わせてもらおう!!」

妹「なっ、なあに?お兄ちゃん…?」

兄「…夜、ひとりでアンアンうるさいんだよ…」

妹「…えっ…!?」

兄「あのな、自家発電するのは構わねえよ!!俺だってするよ!!だけど、なんであんなに声出すんだよ!!
  隣の俺の部屋まで丸聞こえだから!!俺眠れないんだから!!『お兄ちゃんっ!!イクっ!!』とかマジ眠れなくなるから!!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:08:28.65 ID:ClJgVIO/0
妹「む、む~!なによ!!それくらい!!別にいいじゃん!!どうせお兄ちゃん私の声おかずにしてるんでしょ!?
  私だってもう14才の立派な『おんな』なんだからっ!!子供だって産めるし、エッチな気分になる時だってあるんだからっ!!」

妹「それに、それは女さんだって悪いんだから!!」

兄「なんで女が出てくるんだよ?あいつはただの幼なじみで、これとは関係ないだろ?」

妹「ううん、違うの。私の作る料理は全部女さんに教えてもらったのは知ってるでしょ?」

兄「ああ。献立とかもあいつにだいぶ世話になってるみたいだしな。」

妹「あのさ、この生活になってから回数とか増えたと思わない…?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:10:48.09 ID:ClJgVIO/0
兄「回数って…自家発電の…?」

妹「うん。そう。私もなんか抑えが効かなくなっちゃうことが多くて…」

兄「確かに…俺もそれはあるかもしれないな」

妹「それでね、もしかしたら食べ物と関係があるんじゃないかと思って女さんに相談してみたの。
  私の体のこととか、お兄ちゃんの部屋のテッシュの量とか…」

兄「おいおい、ずいぶんと直球だな」

妹「そしたらね、女さん笑いながら『ふっ計画通り…僕は新世界の神になるっ!!』って…
  なんか怪しいでしょ?」

兄「それ、怪しい通り越して完全に黒じゃん。あの夜神月ですらもう少し粘ったというのに…」

妹「調べてみたら、私の料理ってどうも、その、なんていうか…『よるのいとなみ』が元気になる料理なんだって」

兄「あんにゃろう…!!今度あったらただじゃおかねえ!!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:12:15.37 ID:ClJgVIO/0
妹「でも、献立とかレパートリーとかすぐになんとかなるものじゃないし…そこで相談なんだけど…」

兄「おう、どうした」

妹「あ、あのさ、やっぱ性欲の処理をしないでいるのは無理なわけじゃない?でも、二人別々にするのは効率が悪いし、
  だから…その…二人でしたいなって…」

兄「…おいおい、それって…!!
  だめだだめ!!だいたいそういうことは恋人同士でやることだろ!!」

妹「っ!!…じゃあ、私たち恋人になろう…?ならいいんでしょ?」

兄「なにを言ってるんだお前はっ!!俺達は兄妹で…」

妹「嘘だッ!!お兄ちゃんだって私たちが本当は兄妹でも何でもないこと知ってるくせにっ!!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:13:26.59 ID:ClJgVIO/0
妹「私たちは、お母さんとお父さんが結婚するときのそれぞれの連れ子で、血は全くつながってないじゃない!!」

兄「…っ!!」

妹「しかも、この前お母さんとお父さんは離婚しちゃったし…だから、もう私達は家族でも何でもなくて…
  私、怖いの…。せっかくお兄ちゃんと一緒になって、初めて家が温かい場所だってことを知ったのに
  また離れ離れに…っぐすっ…なっちゃうなんて…っ…」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:15:20.99 ID:ClJgVIO/0

兄「……大丈夫だ。俺もお前を一人にしたいとは思ってない。離れたくないと思ってる」

妹「っ!!」

兄「だけど、今は時間が欲しい。少し、考えさせてくれないか…」

妹「わかった…。でも、ひとつだけ訊いていい?お兄ちゃん…私の事どう思ってる…?」


兄「…嫌いじゃない。
  …むしろ…好きだ」

妹「っ!!…ありがとう、お兄ちゃん…!今日は私もうねるね、おやすみ♪」

兄「…ああ」

………
……


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:16:04.44 ID:ClJgVIO/0
  
翌日 喫茶店

女「どうしたんだい?急にこんなところに呼び出して。こんな人が多いところじゃイチャイチャできないじゃないか」

兄「そんなことのために呼び出したんじゃねーよ」

女「じゃあなにをくれるんだい?お菓子?アクセサリー?…っあ!それとも指輪?///」

兄「なんなんだよ、めんどくさい」

女「すまんすまん。で、どうしたんだい?」

妹「って、忘れてた!『どうした?』じゃねーよ!お前、妹にどんな料理教えやがった!全く、なにしてるんだよ!!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:18:10.19 ID:ClJgVIO/0

女「おや、その様子だと、君もあの『愛のラブラブハッスルメニュー』に気づいたようだね?
  ふふ、もしかして、もう愛欲のままに妹ちゃんを襲っちゃったあとかな?ふふふっ//」

兄「そんなことするわけ無いだろ!!俺達は兄妹だ!それより、なんであんなことした?!」

女「…兄妹、か…」

兄「どうしたんだ?なんで急にそんな真面目な顔になるんだよ?」

女「…茶化さず、真面目に聞いて欲しいんだ」

兄「あ、ああ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:19:14.62 ID:ClJgVIO/0
>>19
あっ!ごめんなさい!!それ兄です!!

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:21:27.02 ID:ClJgVIO/0

女「…私は、ただ、君たちの背中をちょっと後押ししてあげたかったんだ」

兄「?」

女「君たち二人は、傍から見ても、間に入る余地のないくらいに仲の良い二人だ。
  そしてなにより…愛し合っている。そうだろう?」

兄「っ!!」

女「しかも、君たち二人には血のつながりもなければ、もう兄妹ですらない。
  何の障害もないじゃないか。恋人同士として、幸せになればいいんだ。
  だけど、君は迷っていて、妹ちゃんとの距離を縮めようとしない。」

  「気づいていたかい?妹ちゃんが君に振り向いてもらおうと陰で色々努力していたのを。
  化粧の仕方や服の選び方、それに料理だって全部そう、君のためさ。
  妹ちゃんが、14歳にしては化粧も身だしなみもずいぶんと垢抜けてることは、君が一番良く知ってるだろう?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:23:08.46 ID:ClJgVIO/0

兄「だけどっ!!俺達には歳の差が…!!」

女「歳の差と言ってもせいぜい5つか6つだろう?今は少々大きく感じても、、10年も経てばたいした差ではないさ。
  それよりも、そんなつまらない理由で妹ちゃんを捨てて君は後悔しないのかい?」

兄「っ!!だっ、だけど、あんな媚薬みたいな料理をつくらせたりしなくたって!!」

女「私も、正直あまり品のいい方法ではなかったなと思ってる
  しかし、それは君があまりにチキンで、妹ちゃんの気持ちに応えようとしなかったから仕方なかったんだ」

兄「…なんで…なんでそこまでしてお前は…!!」

女「…今の妹ちゃんにとっては、君こそが全てだ。そんな妹ちゃんを私は放っておくことができないのだよ。
  それに…それに君たちには、二人一緒になって、周りに嫌というほどそれを見せつけるくらいに幸せになってもらわなきゃ、困るんだ…
  …そうじゃなきゃ、私も君を諦められないじゃないか…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:29:05.88 ID:ClJgVIO/0
兄「っ!!今、なんて…?」

女「ははっ♪今のはちょっとした戯言だ。聞き流してくれ給え。
  それより、いいのかい?きっと妹ちゃんは、君が正直な気持ちを伝えてくれるのを待ってるぞ?早く行ってやりたまえ」

兄「…ありがとう、女…。この恩は忘れない…!」

女「ふふっ♪いい目をしている。それなら大丈夫だ。
  あっあと、勘定は君に任せた♪」

兄「ふんっ、こういうとこはいつも変わらないな。まあそれがいいところでもあるんだがな!わかったよ払っておく。じゃあな!」

女「いい知らせを待ってるよ!」






女「ああ、また一人になってしまったな…」

………
……


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:35:01.27 ID:ClJgVIO/0
その夜 家

兄「ただいま~」

妹「おかえり♪お兄ちゃん♪」

兄「ああ…って!?おまっその格好!?なんだよそれ!!」

妹「ああこれ?『はだかえぷろん』だよ?♪」

兄「そういう事じゃなくて!!なんでそんな格好してるんだよ?!」

妹「……だめ?」

兄「あっ、い、いや、ダメとかじゃなくて、なんていうか、その…」

妹「私、決めたの。お兄ちゃんに喜んでもらえるなら何だってするって」

兄「っ!?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:39:56.50 ID:ClJgVIO/0
妹「お兄ちゃんに出会うまで、私の世界は灰色だった。
  知ってる?単なるたとえじゃなくて、見る人の気持ち次第で、世界は本当にモノトーンになっちゃうんだよ」

  「だけど、お兄ちゃんと出会って、私の世界は変わった。世界は、こんなにもカラフルで豊かで、素晴らしいんだなってはじめて気づいたの」

  「私は、これからもお兄ちゃんと一緒にいろんなものを見て、感動したい。
  だから、そのためにも、お兄ちゃんの隣に居させてもらえるようになりたいの」

  「いまは、きっとお兄ちゃんにとって私はまだまだお子ちゃまで、異性として意識してもらえないかもしれないけれど、
  もっともっと成長して綺麗になって、お兄ちゃんが私を手放したくなくなるような女になってみせるんだからっ♪」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:41:27.41 ID:ClJgVIO/0
兄「っ妹…!!」

ギュッ

妹「おっ、お兄ちゃん…!?きゅ、急に抱きついたりして…!?」

兄「…こんなかわいい思春期の女の子に、自分がたった一言『付き合おう』って言えないだけでこんなにも思いつめさせちゃうなんて、
  俺は兄として…、いや、男として最低だな」

妹「そ、それって…お兄ちゃん!?」

兄「ああ、妹。いままで、お前の気持ちに気づいてたのに、ずっと応えてやれなくてごめんな。
  俺は、お前のことが好きだ。ずっと一緒にいてくれ!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:45:12.88 ID:ClJgVIO/0

妹「お、お兄ちゃん…ありがとう…っふえぇ…グスッ…」ポロポロ

兄「なっ、なんで泣くんだよ!?」

妹「だってだって嬉しくてっ!!…私、今生まれて一番幸せかも…!!」

兄「…俺もだよ…」

妹「幸せすぎて、本当に幸せすぎて、心がいっぱいで爆発しちゃいそう♪お兄ちゃんっ!!!」

兄「っああ!俺もだ!!妹っ!!!」

兄・妹「「「ドッカーン!!!」」」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 11:45:53.77 ID:ClJgVIO/0
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                                                        ~fin~

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:00:16.34 ID:ClJgVIO/0
続きっていうよりは、別視点といったほうが正確かもです

女編

一人称=女

あいつ=今までの主人公の『兄』

兄=女の兄

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:00:57.89 ID:ClJgVIO/0
席を勢いよくたったあいつは、妹ちゃんの元へと急いで走っていく。
あの二人はきっともう大丈夫だ。幸せになれるさ。

それにしてもなぜ私はこんな損な役回りを演じることになったのだろう?
答えは決まっている。それは、昔は私も妹ちゃんみたいな女の子だったからだ。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:03:01.04 ID:ClJgVIO/0
あいつや妹ちゃんには一度も言ったことなかったけれど、実は私の家庭も彼らとよく似た状況だった。
私には兄がいて、その兄は母の再婚相手の連れ子。つまり、私とその兄には血のつながりがないこと。
そして、その兄が、私に初めて見る新しい世界を見せてくれたことも。


兄はちょっと粗雑なところがあったけれど、根暗な私を、強引に、けれど絶対に傷つけないように外の世界に連れだしてくれた。

そのおかげで、私は少しづつ他人とコミュニケーションを取ることを覚えていくことができたのだ。

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:06:23.08 ID:ClJgVIO/0
そして、わたしも妹ちゃんのように、兄に恋をした。

私も、一生懸命美しくなろうと背伸びをして、必死に料理を覚えて、兄に振り向いてもらおうと頑張った。
ちなみに、妹ちゃんに伝授した精力増進料理は、この時覚えたものだ。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:12:50.99 ID:ClJgVIO/0
でも、幸せな時間は長くは続かない。両親が離婚することになり、兄と私もまた、元のように別々の生活をすることに。

そして、いよいよ私たちが離れ離れになる夜、私と兄は二人で公園にいた。

星空を見上げながら、無言で手をつなぐふたり。
そして家に帰る間際に、私は兄に告白した。

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:14:52.91 ID:ClJgVIO/0
しかし、兄の答えは「考えさせてくれ」というものだった。そして結局、兄はなにもいわずに去っていった。

当時、私は世界がまるで真っ暗闇のように思えていたことを思い出す。
色なんてない。ただ、どんよりとした思い空気だけが私を覆う日々。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:21:38.00 ID:ClJgVIO/0
そんな時だった。久しぶりに幼馴染のあいつと再会したのは。
ひどく陰鬱な私を見て、あいつは心配してくれたのか、えらく乱暴で、それでいて私を絶対に傷つけない態度で私に接してくれた。
まるで兄のように。




あいつは、私が落ち込んでいるのも構わずに、私を引きずり回して馬鹿騒ぎをした。
最初はえらく鬱陶しかったが、それでもアイツと一緒にいるうちに、私は少しづつ自分を取り戻していく。

私は、だんだんあいつに惹かれていくのを感じていた。
私は、あいつと一緒になれれば、と思い始めいる自分に気づいていたが、悪い気はしなかった。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:29:46.40 ID:ClJgVIO/0
しかし、ある日、あいつに妹ちゃんを紹介されたとき、私のその甘い幻想はもろくも崩れ去った。
初めて妹ちゃんを見た瞬間に、私は彼女に、昔の私を感じ取ったのだ。

妹ちゃんは、あいつに恋をしている。




最初は、妹ちゃんに嫉妬したりもした。だけど、私に妹ちゃんを嫌うことなどできるはずもない。
なにせ、彼女は昔の私と全く同じなのだ。

気づけば、私は休みのたびに妹ちゃんと一緒に服を買いに行ったり、化粧や料理を教えるようになっていた。

私にも、妹ちゃんがあいつを好きになる気持ちは痛いほど分かっていたから。

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:37:06.32 ID:ClJgVIO/0
ああ、そうか、私はあいつに兄の面影を見ていたのかもしれない。
何のことはない。わたしはまだ最初の失恋から立ち直れていないのだ。

………
……





「あーあ、また一人になってしまったな…」

あいつが顔を上気させながら妹ちゃんのところへ駆けているのを見送ってすぐ、そうつぶやいてから私は家路へとついた。

ふと、そらを見上げると、茜色の夕焼けが馬鹿みたいに綺麗だった。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:52:49.77 ID:ClJgVIO/0
「ただいま~」

一人暮らしの誰もいないアパートの部屋に、とりあえず帰宅をつげてみる。寂しい女だな、私は。



「大丈夫、また、今まで通りに、やっていけるさ」
そう一人でつぶやいてみるが、声は震えている。

「だ、大丈夫…今まで、通りに…っ…グスッ…ううぇっ…」

限界だった。

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:58:32.08 ID:ClJgVIO/0

ベットに突っ伏して、まるで幼い子供のように声を出してなく。
さみしい。

「…お、お兄ちゃん…どこに…っ…グスッ…行っちゃったの…?」
頭の中を埋め尽くすのは、兄との楽しい思い出ばかり。

お兄ちゃんに会いたい。



「ピピピっ♪」

メールか。誰だろう?こんな時に。あいつかな?

泣きはらした目をこすりながらケータイを開く。

そのメールの送信者を見て、わたしは一瞬心臓が止まりそうになった。


お兄ちゃんからだ。

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 12:59:58.27 ID:ClJgVIO/0
こんな時に限って、身体というのはいうことを聞いてくれない。

なんどもボタンを押し間違えながら、やっとのことでメールを開く。

『From:兄

久しぶり!元気にやっていたかい?

こっちはなんとかやってるよ。


…あのときは本当に済まなかった。ごめん。

もしよければ、今からあの公園に来てくれないか?

あの時言えなかった答えを、今言いたいんだ。』

………
……


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:15:24.52 ID:ClJgVIO/0

公園に着くと、お兄ちゃんはもうそこにいた。

なんて声をかけていいかわからない。そしてそれはお兄ちゃんも同じようだった。

「…こんな急に呼び出したのに、来てくれてありがとう。…大きくなったな、女…」

「…っばかっ…!なんで、今更…!!私、まだお兄ちゃんのことっ…!ううっ、こんなの期待しちゃうじゃない…!」

思わず、本音と涙が止めどなくこぼれてしまう。

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:22:27.22 ID:ClJgVIO/0

「ああ、俺は馬鹿だ。ホントはあの時、俺はお前の告白に、一言イエスと言えばよかったんだ。
だけど、あの時俺は自分に自身がなかった。だから、一人前に成長してからお前に答えを言いたかったんだ。
ごめんな、こんなに待たせてしまって…」


「まだ…、まだあの時と気持ちが変わってないなら、女、これから俺とずっと一緒にいて欲しい」

「っ!!」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:33:10.72 ID:ClJgVIO/0
なんて虫のいい男なんだ、お兄ちゃんは。だけど、答えはもう決まってる。

でも、そのまま答えるのはなんか癪だな。

「目をつぶって、お兄ちゃん」

「あ、ああ」

だから、私はそのお兄ちゃんの口を、唇で塞ぐことにした。

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:40:54.86 ID:ClJgVIO/0
はじめ、お兄ちゃんはちょっと驚いたようだったが、すぐに真意を理解したようだ。

お兄ちゃんが、私のことを抱き寄せた。





…ああ、懐かしい温かさだ。ぽかぽかする。その暖かさは、弱い自分を守ろうと必死に取り繕い、
ひねくれているように見せかけていた、私のカラを容易に溶かしていく。

「っぐすっ!っふえぇ!!」

安心したら涙が止まらなくなってしまった。そんな私を、お兄ちゃんはやさしく撫でてくれる。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:41:50.87 ID:ClJgVIO/0
「これからは、兄妹のようにじゃれ合って、恋人同士のように愛しあおう。俺達は、ずっと一緒だ」

涙をポロポロと流しながら、私は頷く。

その夜、星空の下で、私たちはいつまでも抱き合っていた。
………
……


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:43:09.80 ID:ClJgVIO/0
その後、私達は、お兄ちゃんの言ったように、兄妹のようにじゃれ合いながら、」恋人同士のように愛し合った。

休みの日に一緒にでかけたり、料理を一緒に作ったり、時には喧嘩したり

いつもふたりとも寝不足だったのはここだけの秘密だ。



そうだ、最後にかわいい妹としての義務を果たさなくては。

決まってるだろ?そう、爆発だよ。

「「「どっかーん♪」」」」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:43:52.76 ID:ClJgVIO/0
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                                               ~fin~

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:06:25.47 ID:ClJgVIO/0
妹「はあ~…」

女「あれっ?妹ちゃんじゃないか。どうしたんだい、そんな溜息なんかついちゃって」

妹「あっ女さん、こんにちは!あの、ちょっと相談に乗ってもらってもいいですか?」

女「全然構わないが、どうしたんだい?」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:13:24.79 ID:ClJgVIO/0
妹「あのー、女さんて今彼氏さんいるんですよね?…やっぱ、エッチとかしました?」

女「っ!?っえっ!?な、なにを急に!?」

妹「あの、お兄ちゃんは私のことすごく大事にしてくれてて、デートにもたくさん連れていってくれるし、
  キスだってちゃんと毎晩寝る前と毎朝起きた後、後で掛ける前にきちんとしてくれるんです」

女(なんか新婚さんみたいだな…//)

妹「でも、お兄ちゃん、私にエッチな事しようとは絶対にしないんです…これって、私異性として認めてもらえてないのかなあと思って…」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:21:29.24 ID:ClJgVIO/0
女「そんなことはないと思うが、おおかたアイツのことだから、『妹にはまだそういうことははやい!』とかおもってるんじゃないかな?」

妹「そうだったらいいんですけど…なんか最近自信なくなっちゃってきちゃって…」

女「ううむ…なら、こうしよう!!兄にもっと妹ちゃんのセクシーな魅力をアピールしよう!!」

妹「『せくしーなみりょく』??」

女「そう!!もっと妹ちゃんのその慎ましやかなおっぱいとかかわいいおしりの素晴らしさを、何としてもあいつに理解させるんだ!!」

妹「!!なんかちょっと馬鹿にされてる気もするけど、その作戦グッドです!!やりましょう!!」

女・妹「「おー!!」」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:28:55.91 ID:ClJgVIO/0
>>92
エロとか書いたことないんで、正直自分でもどうなるかわからないです…すみません



作戦1、女体盛り

妹「女さん、『にょたいもり』ってどういう事ですか?」

女「うむ、説明しよう!女体盛りとは、裸の女の子の身体の上に、まるでお皿に盛りつけるように刺身などを盛りつける、日本の伝統文化だ!」

妹「…っ!!なんて大胆な…!!でも、それでお兄ちゃんが私の『せくしーなみりょく』に気づいてくれるなら、頑張ります!」

女「うむ!よろしい!!では、早速今晩決行するぞ!!」

妹「はい!!」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:43:11.02 ID:ClJgVIO/0
女「どれどれ、あいつが帰ってくるまでに完成させなきゃな。とりあえず、服を脱いで横になってくれるかな、妹ちゃん」

妹「…っは、はいっ!!頑張ります!!」

ヌギヌギ

女「もうできたかい…?」

  (うわあ、妹ちゃん肌きれい…すごくきめ細かいし…なんでこんな娘と一緒に暮らしてるのに、あいつは発情しないんだ!?)
 
  (いっそ、あいつが帰ってくる前に、この私が…)

妹「女さん…?あ、あの、そんなに見つめられると恥ずかしいです…」

女「あ、ああ、すまない」

  (まずいまずい、こんなことで妹ちゃんの思いを踏みにじっちゃダメだ!ってか、浮気するな私!!)

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:09:58.55 ID:ClJgVIO/0
女「じゃ、じゃあ刺身を身体に乗せていくよ…。心の準備はいいいかい?」

妹「はっはい!!」

女「じゃあ…」

ぴとっ

妹「っ!!…ひゃっ…!!」

女「だ、大丈夫かい?妹ちゃん?気持ち悪かったりしないかい?」

妹「だ、だいじょぶ…です…はぁっ…はぁっ…」

女(おいおい、いくらなんでも敏感すぎだろってか、完全に感じちゃってるし!!)

  (!!もしかして、私が教えた精力増進料理を毎日自分でも食べてたから、そのせいで身体がすごく開発されてるんじゃ…!!)

  (あー、こればれたらあいつに殺されるなあ…)

  (まあいっか、かわいいし、妹ちゃんパイパンだし)

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:28:06.40 ID:ClJgVIO/0
女「ふう…なんとか全部並べおわったぞ」

妹「っはっ、はひぃ…!!」

女「あ、あの、大丈夫か…?」

妹「はっ、はい!!だいじょぶ…っです…っ!!私、お兄ちゃんに喜んでもらえるならっ、な、何だってやりますっ…からっ…!!」

女「そうか…(うう~!良心がいたむよ~!!)」

兄「ただいま~」

女・妹「!!」

女「わたしは、ここで帰るとするよ。あとは頑張るんだよ!妹ちゃん!!」

妹「は、はい!!ありがとうございます!」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:51:55.99 ID:ClJgVIO/0
あえて今更言う必要もないとは思いますが、僕は決してロリコンではありません。

あと、ごはん食に行ってきます。帰ってきて残ってたら書きます。

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:00:52.91 ID:ClJgVIO/0
保守ありがとうございます

兄「おう、女じゃないか、どうしたんだ今日は?もう帰るのか?」

女「あ、ああ、帰らせてもらう…。そんなことより兄、今日こそは妹ちゃんの本気をきちんとうけとめるんだぞ…!」

兄「?何のことかわからないが、なるべく善処するよ。じゃあな」

女「ああ、またな」

  (とは言ったものの、この後どうなるかが気になって仕方ない…ええい、私が立案した作戦だ!最後まで見届させてもらうぞ!)

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:08:12.52 ID:ClJgVIO/0
ガチャ

兄「なっ!?妹、なにやってるんだ!?その格好はっ!?」

妹「お、お兄ちゃん!!これは、女体盛りっていうんだよ!!さあ、私ごと召し上がれ♪」

兄(女の言ってた妹の本気ってこのことか!!あんにゃろう…!!)

  (しかし、目の前に広がるこの光景は…なんというか…魅力的すぎる…!!)
  
  「ゴクリっ…」

妹(あっお兄ちゃんがつばを飲み込んだ!!ちょっとは私の『せくしーなみりょく』に気づいてくれたのかな…?)

  (それにしても、お兄ちゃんに見られてると思うと身体が火照って…)

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:18:22.72 ID:ClJgVIO/0
…一応、妹の容姿は、禁書の打ち止めみたいなのをイメージしてますwww

妹「あっあのねお兄ちゃん、もしよかったら…その…お箸を使わないで直接お口で食べてもらえるかな…?」

兄「っ!?」

  (つまり、刺身を食べるときに、一緒に妹の体も…ああ!!いいのかいいのか俺!!)

  (しかし、女の言うように、きっと妹は俺のために頑張ってこんなことしてくれてるんだ…ええいままよ!やってやる!!)

  「…ああ、わかった」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:24:44.34 ID:ClJgVIO/0
妹「っ!!ありがとう!!」

兄「じ、じゃあ行くぞ…!」

妹「うん…!」

ジュルっ

妹「ひゃっ!!」

兄「!!」

 (これって…感じてるってことか?)

 「とっとにかく!どんどん食うぞ…!」

妹「…っうん!!」

………
……


124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:39:56.76 ID:ClJgVIO/0
妹「っはあ…っ…っはあっ…!」

兄(さて、次で最後の一枚なわけだが…)

  (あのトロは、ちょうど股間の割れ目の上にあるわけで…)

  (つまり、これを食べると妹のアレをナニしてる感じになってしまうわけで…)

  (しかし、これは行くしかないか!?)

女(ふふっふふふっ!もっとフヌケたやろうかと思っていたが、あいつもなかなかやるじゃないか!)

  (実にいいものを見せてもらったぞ…!)

  (しかし、私が最終兵器として用意した『トロがトロットロトラップ』の前には、さすがのあいつも躊躇しているようだな…!)

  (さあ、お手並み拝見と行こうか…!)

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:49:33.13 ID:ClJgVIO/0
兄(よし、ここはもう腹を決めるしかあるまい!)

  「妹…!最後の一枚…行くぞ!!」

妹「っ!!うん…!!」

ジュルっ

妹「っあっ!!」

兄「!!」







女「トロがトロットロってかーーー!!!!!!」


兄・妹「「ビクッ!!」」


女「はっ!?しまった!!バレたか!?」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:59:45.08 ID:ClJgVIO/0
妹「っ女さん!?」

兄「お前!!なんでここに?!帰ったんじゃないのか!?」

女「いやあ、その、なんていうか…」

兄「…見てたんだな?」

女「い、いや…そんなことは…」

兄「見てたんだな!!!」ゴゴゴ

女「ごっ、ごめんなさ~い!!わたしもうかえりま~す!!」

兄「待てよ!!話は終わってないぞ!!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:05:24.64 ID:ClJgVIO/0
兄「っふう、やっと帰ったか…妹、なんかゴメンな…って妹!?」

妹「スー…スー…」

兄「あら、もう寝ちゃってるよ。…慣れないことして、疲れたんだよな…?体拭いて寝かせてあげよう…」

  「おやすみ、そしてありがとうな、妹」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 00:19:43.44 ID:Lhhy8jY20 [2/25]
女「この前はおしかったねー…あと少しで最後まで行けたのにね」

妹「いや、それ完璧に女さんのせいで失敗したと思うんですけど…」

 「なので、今回は自分で作戦考えてみました!女さんはなにもしなくて大丈夫です!」

女「えー、そんなの寂しいよー。せめて何するかだけでもおしえてよー」

妹「だって教えたら、女さん興味本位で首突っ込んで邪魔するじゃないですかー」

女「ちぇっ、まあ、せいぜい頑張ってねー」

妹「よし!!頑張れ私!!」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 00:26:28.06 ID:Lhhy8jY20 [3/25]
風呂

兄「ふー、やっぱ風呂は最高だなぁ。リリンが生み出した文化の極みだよ」

ガラガラ

妹「おっお兄ちゃん?」

兄「な!?妹?どうしたんだ?急に?」

妹「あっあのっ、一緒にお風呂入ってもいいかな…?」

兄「なっ!?いいわけないだろ!!」

妹「…昔は一緒に入って、身体だって洗ってくれたのに…」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 00:35:14.60 ID:Lhhy8jY20 [4/25]
兄「なっ、だって昔と今じゃ違うじゃないか!?」

妹「そうだよ、昔と今じゃ違うね。昔は私たちはただの兄妹だったけど、今は兄妹であると同時に恋人同士でもあるんだよ?!」

兄「っ!!」

妹「わたし、お兄ちゃんに何されても構わないし、そうしてくれるのを待ってるんだから!!」

兄「そうか…ごめんな、またお前に思いつめさせてしまったんだな…」

  「わかった、一緒に入ろう」

妹「!!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 00:48:58.19 ID:Lhhy8jY20 [5/25]
妹「じゃ、じゃあ、お兄ちゃん、身体洗ってくれないかな…だめ?」

兄「っ!?ううむ…いや、大丈夫だ」

妹「!!…じゃあ、お願いするね…?」

兄「ああ、まずは背中か?」

妹「うん…!」

ゴシゴシ、ゴシゴシ

兄(この前の女体盛りの時にも思ったけれど、妹の肌ってホントきれいだよなあ…)

 (これ、身体密着させたりしたら気持ちイイんだろうなあ…)

妹(お兄ちゃんの息とかがうなじに当たると、気持ちよくてどうにかなっちゃいそう…)

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 01:01:45.50 ID:Lhhy8jY20 [6/25]
兄「せ、背中洗い終わったけど…」

妹「じゃあ、今度は前から洗って…?」

兄「ああ…」

 (こうして前から見ると、この未発達な感じが逆になんとも…)

 (俺はこれから先、この子が少しづつ美しい女として花開いていくのを眺めることができるのか…)

妹(こうして正面から見られると恥ずかしいな//)

  (でも、お兄ちゃんのアレも、タオルに隠れてるけど大きくなってる…!)

  (私のこと、ちゃんと『おんな』として意識してくれてるんだ…嬉しいな…!!)

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 01:14:38.11 ID:Lhhy8jY20 [7/25]
兄「洗い終わったぞ」

妹「ううん、まだだよ、大事なところを洗ってないよ、お兄ちゃん」

兄「うっ…!いやでも、さすがに胸と股間は…」

妹「私が大丈夫って言ってるんだよ?お兄ちゃんは何も気にかけることないのに」

兄「あ、ああ、わかったよ。…じゃあ、まずは胸からな」

妹「ありがとう、お兄ちゃん」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 10:46:59.92 ID:Lhhy8jY20 [10/25]
兄(うわあ、妹の胸ってちっちゃいけど、一応それなりに弾力はあるのな)

  (それに肌の感触もすべすべで気持ちいいし…)

妹(たぶんお兄ちゃん、私が痛くないように優しくしてくれてるんだけど、それがくすぐったくて…ちょっと気持ちいいかも)

兄「こっ、ここも一応洗うぞ…?」

妹「っ!!ひゃっ、ち、乳首!?…うん、お願い」

  (お、お兄ちゃん、乳首つまんでる…やだ、これ気持ちイイ…!)

兄(これは、いわゆる『乳首が立ってるって言う状態なのか?にしても、妹、吐息がエロいなあ…)

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 10:52:09.97 ID:Lhhy8jY20 [11/25]
兄「つ、次は下行くぞ…?」

妹「うん…」

兄(うわー、妹のここ、毛も生えてなくてつるつるだなあ…)

 (石鹸の泡にしては異様にヌメヌメしてるのは…これは濡れてるのか?)

妹(!!お兄ちゃんの指があそこに…!!)

  (うわあ、すごく優しくて…気持良すぎておかしくなっちゃいいそう…)

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 11:13:10.11 ID:Lhhy8jY20 [12/25]
妹「…っ…はぁ…んっ…!」

兄「妹?だいじょうぶか…?もうやめとくか?」

妹「ううん、大丈夫。続けて?」

 (とは言ったものの…これホントにやばい…なんか…っつ!!)

ビクッ

妹「んぁ!!!」

兄「大丈夫か?(もしかして、これが俗にいう『イッた』ってやつか?)」

妹「だ、大丈夫、ちょっと気持ちよすぎただけ…(なにこれ、身体に力入んない…?)」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 11:53:57.05 ID:Lhhy8jY20 [13/25]
妹「今度は私がお兄ちゃんの身体洗ってあげるね…?」

兄「い、いやでも、俺はお前が入ってくる前に洗ったし」

妹「そういう事じゃなくて…私もお兄ちゃんに気持よくしてもらったし…ね?」

兄「あ、ああ、わかった」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 12:07:28.36 ID:Lhhy8jY20 [14/25]
兄(うわあ、こうして自分のアレ妹に見られると、恥ずかしくてたまらんなあ…)

妹(男の人のって、大きくなるとは聞いてたけど、こんなふうになるんだ…)

  (女さんにバナナで教わったように、まずは手で優しく包んであげて…)

兄「っ!!」

妹「だ、大丈夫?お兄ちゃん!痛かったりしない…?」

兄「だ、大丈夫だ…ただ、ちょっとくすぐったくてね」

妹「よかった」ニコっ

兄(うう、このタイミングでこの表情…反則だろ…!)

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 21:21:07.25 ID:Lhhy8jY20 [16/25]
妹「じ、じゃあ、お口でするね…!」

兄「おっ、おう…」

はむっ

じゅる…にゅるっ…

兄(っ!!うわあ…これ、すごく気持ちいい…!!)

妹(お兄ちゃんのこれおっきい…お口に入らないよ…)

兄「っ!!っん!!」

妹「…お兄ちゃん…気持ちいい…?」

兄「あ、ああ…気持ちいいぞ…?」

妹「良かった…うれしいな//」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 21:35:24.97 ID:Lhhy8jY20 [17/25]
ジュルっぬるっ

兄(うわあ、やばい、もう出そう…!俺ってこんなに早漏だったっけ…!?)

  「あっ、あの、なんていうか、もう出そうなんだが…!」

妹「っじゅるっ…ちゅぱっ…」

兄(これ、もしかして、中に出せってことか…?)

 「あのっ、このままだと中にでちゃうけど…!」

妹「…んっ…じゅるっ…っ…」

兄「だめだっ!もうでるっ!!っん!!」

妹「!!!」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 21:43:20.68 ID:Lhhy8jY20 [18/25]
兄「はぁっはぁっ…ふう…」

妹「っん!!ぷはぁ…!!…たくさん出たねっ♪」

兄(うわあ、口から俺の精液が垂れてる…エロいなぁ、この光景…)

 (駄目だっ!もう我慢できない!!)

ぎゅっ

妹「おっ、お兄ちゃん…!?」

兄「…駄目だ、我慢出来ない。…いいか?」

妹「うん…!!」

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 21:54:07.84 ID:Lhhy8jY20 [19/25]
ドサっ

兄「痛かったらごめんな」

妹「ううん、大丈夫だよ、お兄ちゃん♪」

兄「じ、じゃあ行くぞ…!?」


妹「っん!」

兄「っ!うわあ、妹の中、あったかい…」

 「これで、全部入ったぞ…?」

妹「っん!!っはぁっ、はぁっ!!」

兄「だっ、大丈夫か!?痛いのか?」

妹「大丈夫っ…!だけど、少しだけこのままでいてくれる?」

兄「ああ、わかった」

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/18(月) 22:05:02.67 ID:Lhhy8jY20 [20/25]
兄「妹…!!どうしたんだ?急に泣き出して…痛いのか?」

妹「ううん、違うの!!あのね、お兄ちゃんとこういう事出来るなんて、嬉しくて嬉しくて…!!」

兄「そっか…俺も同じだ…!」

妹「うんっ!ありがとうっ!あ、あの…そろそろ動いてもいいよ…?」

兄「わ、わかった…」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 22:16:31.69 ID:Lhhy8jY20 [21/25]
妹「…っん…あっ…っ!」

兄「だっ、大丈夫か…?」

妹「…んっ!さ、最初はっ…痛かったけどっ…だ、だんだん気持よくっ!」

兄「そっ、そうかっ…っ!!」

妹「もっと、激しく動いても大丈夫っ!」

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 22:27:28.08 ID:Lhhy8jY20 [22/25]
兄「じ、じゃあ、行くぞ!」

妹「う、うん!っあ!…っ!」

兄「き、気持ちイイぞっ妹っ!」

妹「…私、もう…!!」

兄「ああ!!おれもだ!!」

妹「あっ、あのっ中にっお願い…!っああ!!」

兄「っ!!!っん!!!」

ビクッ

兄「っん!はぁ、はぁ!!」

妹「お兄ちゃん…っ…ありがとうっ…!」

………
……




218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 22:31:42.75 ID:Lhhy8jY20 [23/25]
兄「こんなに幸せな気持ちになれるなら、もっと早くこうしておけばよかったな…」

妹「、わたしはずっと待ってたのに、お兄ちゃんがいけないんだよっ!」

兄「そうか、それはすまない」

妹「む~、お兄ちゃんったら鈍感なんだから…」

兄「ん?今なんて?」

妹「だから、鈍感だって言ってるのっ!」

兄「もう一度」

妹「だからっ!ど・ん・か・ん!!」

「「「どっかーん!!!」」」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 22:32:25.45 ID:Lhhy8jY20 [24/25]
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223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/18(月) 22:55:12.02 ID:Lhhy8jY20 [25/25]
最後グダグダですみませんでした!

SSは初めてでしたが、まあ、なんとか完成してよかったです!

読んでくれた人、保守してくれた人ありがとうございました!


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