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神裂さんのお仕事?
666 名前:神裂さんのお仕事? 0/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:01:36.99 ID:tfk8ygk0 [1/17]
午前一時も過ぎて人が減ってきたと思うので
※オリキャラが出てきますので、苦手な方はご注意ください
※物凄く酷いキャラ崩壊が含まれているので、【本当】にご注意下さい
文が幼稚だったり、キャラの口調等、変な所もあると思いますが
十五レス程頂いて、始めたいと思います
午前一時も過ぎて人が減ってきたと思うので
※オリキャラが出てきますので、苦手な方はご注意ください
※物凄く酷いキャラ崩壊が含まれているので、【本当】にご注意下さい
文が幼稚だったり、キャラの口調等、変な所もあると思いますが
十五レス程頂いて、始めたいと思います
667 名前:神裂さんのお仕事? 1/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:02:28.30 ID:tfk8ygk0 [2/17]
【聖ジョージ大聖堂】
神裂「・・・身柄の拘束・・・ですか?」
ローラ「そうなのよ、ただその標的が少々厄介なの、そこで神裂にお願いしたいのよ、後、神裂一人だと心配だから、天草式の者も連れて行って頂戴」
神裂「はい、分かりました、その標的の情報は?」
ローラ「えっと・・・聖人で、名前がシギスムント、後は十五歳の時の写真が一枚、見る?今はもう十七歳位だと思うけど」
その写真には、確かに十五歳位の男の顔が写っていた、特徴は金髪を肩まで伸ばしている所か
神裂「ありがとうございます、それと後一つ」
ローラ「ん?」
神裂「いつの間に、まともな日本語を覚えたんですか?」
ローラ「言葉の事?それなら五和に教えてもらったのよ、土御門は信用ならないわね」
神裂「・・・そうですか、では行ってきます」
ローラ「いってらっしゃい、任務を完了させたら、適当に理由を付けて、あの少年を呼んで上げるわ」
神裂「ッ!で、ですから!上条当麻には―――」
ローラ「あらあら、私は上条当麻なんて言って無いんだけど、一番に上条当麻の名前が出るなんて、よっぽど気になるのね」
神裂「・・・何度も何度も言ってんだろうが!上条当麻にはただ単に恩があるだけだっての!やかましいんだよ!このド素人が!!!」
ローラ「はいはい、そういう事にして置いて上げるから、とにかく行ってらっしゃいな」
神裂「・・・今度こそ、行ってきます」
668 名前:神裂さんのお仕事? 2/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:03:08.26 ID:tfk8ygk0 [3/17]
【聖ジョージ大聖堂廊下(昼)】
神裂「何で私がこんな事を・・・」ボソボソ
ステイル「まぁ・・・行ってらっしゃい?」
神裂「・・・私に気を使ってくれるのは貴方だけです、ありがとうございます・・・」
ステイル「ああそうだ、一つだけ、言っておく事がある」
神裂「何でしょう?」
ステイル「上条当麻の事が気になるってのは、別にいいんだけどさ・・・あの子が悲しむような事は、やめてくれよ?」
神裂「ッ!」
目にも留まらぬ速さで七天七刀の鞘が振るわれ、ステイルの体が吹き飛ばされた
【必要悪の教会女子寮】
神裂(どいつもこいつも・・・こんな仕事さっさと終わらせてやる)
アニェーゼ「神裂さん、どこに行くんですか?」
神裂「最大主教に仕事を頼まれまして、ある人物を探しに」
アニェーゼ「へぇ、そりゃ大変ですね、何か手がかりはあるんですか?」
神裂「それなら、写真を頂きましたよ、見ますか?」
アニェーゼ「見ます見ます、そういうのには興味がありましてね、それどれ・・・」
写真を見たアニェーゼは、驚いた顔をしながら
アニェーゼ「・・・お兄ちゃん!?」
669 名前:神裂さんのお仕事? 3/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:03:46.10 ID:tfk8ygk0 [4/17]
神裂「はぁ?」
アニェーゼ「まぁ嘘ですけどね」
神裂「・・・そういう嘘は止めてください」
アニェーゼ「はいはい、もうしませーん」
神裂「・・・・・・」
オルソラ「おや、神裂さんじゃないですか」
神裂「あ、こんにちは」
オルソラ「こんにちは、お仕事だとお聞きしましたが、もうお昼時なので、食べていかれたらどうですか?」
神裂「ありがとうございます、では、お言葉に――」
アンジェレネ「やったー!お昼ご飯だー!」
ルチア「シスター・アンジェレネ、落ち着きなさい」
シェリー「朝食えなかったからな、腹減ったぜ」
オルソラ「では、早めに作ってしまいますね」
【必要悪の教会女子寮食堂】
神裂「いただきます」
アンジェレネ「あ、あ・・・」ガクガクブルブル
神裂「・・・どうかしましたか?」
アンジェレネ「あ、赤い・・・」
670 名前:神裂さんのお仕事? 4/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:04:28.59 ID:tfk8ygk0 [5/17]
神裂「赤い?」
アンジェレネ「赤い悪魔・・・」
神裂「赤い悪魔?」
アンジェレネ「赤い悪魔ウーメボシが・・・」
ルチア「・・・まだ根に持っているんですか?シスター・アンジェレネ」
アニェーゼ「あ、神裂さん」
神裂「・・・はい、なんでしょうか」
アニェーゼ「梅干を一つ、頂けませんかね」
神裂「ええ、構いませんよ、どうぞ」
アニェーゼ「ありがとうございます・・・んー、やっぱりこのパスタには梅干が良く合いますね、神裂さん、一口どうですか?」
神裂「では一口・・・これは中々美味しいです」
アンジェレネ「・・・本当に・・・美味しいんですか?」
アニェーゼ「ええ、本当に美味しいですよ」
アンジェレネ「では・・・一口だけ下さい」
恐る恐る、梅干の入ったパスタを口にするアンジェレネ、次の瞬間
アンジェレネ「これは!」
アニェーゼ「どうです?美味しいでしょう!」
アンジェレネ「美味しいです!神裂さん!やっぱり私にも一つ下さい!」
神裂「え、ええ、構いませんが・・・」
671 名前:神裂さんのお仕事? 5/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:04:59.05 ID:tfk8ygk0 [6/17]
アンジェレネ「ウーメボシだけ食べるから良くなかったんですよね、何かと混ぜればいいんですよ」
そう言って、アンジェレネはクロワッサンに梅干を塗りたくった
神裂「えっと・・・あの・・・クロワッサンに梅干はどうかと・・・」
アンジェレネ「では、いっただっきまーす!」パク
神裂「あ・・・・・・」
アンジェレネ「・・・・・・」
アンジェレネはクロワッサン(梅干つき)を頬張ったが
アンジェレネ「・・・・・・ッ!」
すぐに洗面所の方へ走っていった
アニェーゼ「梅干にも、合う合わないがあるんですね」
【必要悪の教会女子寮玄関】
神裂「ご馳走様でした」
オルソラ「お仕事頑張ってきてくださいね」
アンジェレネ「お土産期待してますねー」
ルチア「いってらっしゃい、神裂さん、ああそうだ、シスター・アンジェレネ、ちょっと私について来てください、お菓子をあげますから」
アニェーゼ「いってらっしゃーい」エ?オカシクレルンデスカ?
神裂「では行って来ます」ッテ!イタイ!イタイデス!カミヲヒッパラナイデクダサイ!シスター・ルチア!
672 名前:神裂さんのお仕事? 6/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:05:35.57 ID:tfk8ygk0 [7/17]
【イギリス、とあるジーンズ店】
ジーンズ店主「ふーん・・・シギスムントねぇ・・・」
神裂「何か知ってますか?」
ジーンズ店主「シギスムントって言うと・・・アレだな」
神裂「アレ?」
ジーンズ店主「知らないって訳じゃ無いけど、お前には教えてやんねー」
神裂「何でですか?」
ジーンズ店主「前も言ったけど、そのジーンズの使い方が気に食わねぇ」
神裂「一応、最大主教に依頼されてやっているのですが」
ジーンズ店主「おー怖い怖い、ま、今回は最大主教に免じて教えてやるよ」
神裂「・・・一応感謝しておきます」
ジーンズ店主「まずシギスムントってのは、北欧神話のシグムンドが元になってる男性名」
神裂「北欧ですか・・・」
ジーンズ店主「ま、それ以外は分かんね」
神裂「少しでも貴方に期待した私がいけませんでした」
ジーンズ店主「だって本当にコレしか知らねぇもん」
神裂「・・・もういいです」
673 名前:神裂さんのお仕事? 7/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:06:04.78 ID:tfk8ygk0 [8/17]
【イギリス、日本人街】
神裂「皆、居ますか?」
建宮「ん?珍しいのよな、女教皇がここに来るなんて」
五和「あ、女教皇、珍しいですね」
香焼「女教皇が来るなんて、凄く珍しいすね」
神裂「・・・そんなに珍しいですか?」
香焼「んー・・・まぁ、珍しいっすよね」
建宮「よな」
五和「はい」
神裂「・・・ボケはこの位にして、真面目なお話があります」
建宮「何なのよな?真面目な話って」
神裂「最大主教に仕事を依頼されまして、貴方達を連れて行け、と言われたのでここへ来ました」
五和「お仕事ですか?」
神裂「ええ、ある人物の、身柄の拘束、だそうです」
香焼「身柄の拘束なんて、女教皇一人で十二分っすよね」
神裂「ただ、その標的も聖人だそうで、私一人だと危ないから、仲間達を連れて行け、と」
建宮「なら仕方無いのよな、新生・天草式十字凄教、女教皇の援護をするのよな」
一同「「「おー!」」」
674 名前:神裂さんのお仕事? 8/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:06:45.55 ID:tfk8ygk0 [9/17]
神裂「皆・・・」ウルウル
諫早「あー・・・女教皇居たんですか・・・」ヒック
神裂(一人だけ芋焼酎飲んでる老人が居たー)グス
【イギリス、日本人街路地】
建宮「そうだ、女教皇」
神裂「はい、何でしょうか」
建宮「その標的の情報を教えて欲しいのよな」
神裂「かくかくしかじか(地味に長いので略)という訳なんです」
建宮「ふむふむ、つまりかくかくしかじかって事なのよな、分かったのよ」
五和「女教皇、そのシギスムントっていう人がどこに居るのかって、分かっているんですか?」
神裂「・・・イギリスに居るという事しか、分かりません」
香焼「へ?」
神裂「・・・最大主教も、居場所が分からないそうです」
建宮「・・・五十人弱でイギリス全土を回るのは大変なのよな」
神裂「しかし、やらない訳にはいきませんしね・・・」
五和「嘆いていても始まりません、とにかく探しましょうよ」
香焼「まぁ、その通りっすよね」
神裂「では、お願いしますね」
一同「「「はい!」」」
675 名前:神裂さんのお仕事? 9/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:07:17.47 ID:tfk8ygk0 [10/17]
~天草式捜索中~
建宮「うーん、この辺りには居ないのよなー」
五和「ここにもいませんね・・・」
諫早「あー・・・ここにも居ないっぽいな・・・」ヒック
香焼「ここにも居ないっす、ってうわっ!」ナニ?コノオトコノコカワイー
対馬「ここにも居ないわね、え?何?」ソコノオジョウサン、チョットオチャシマセンカ?
野母崎「ここにも居ないな」
その他一同「「「ここにも居ませーん」」」
【イギリス、とある森】
神裂「となると、残りはこの先ですか・・・」
目の前に広がるのは、人の手が殆ど加えられていない森であった、鳥の囀りや、草木の揺れる音しかない
神裂(・・・虫が出てきたらどうしましょう・・・)
そんな事を考えながら、神裂は森の中へと、足を踏み入れた
一体どれだけ歩いただろうか、恐らく三十分程は歩いた筈だ、すると、目の前が一気に開けた
神裂「・・・あれは?」
手の加えられていない森の中に、開けた場所があった、その真ん中にある、沢山の鳥がとまっている大木、その側には
神裂「写真と同じ・・・」
金髪が肩まで伸びた、十七歳位の男が立っていた
676 名前:神裂さんのお仕事? 10/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:07:54.21 ID:tfk8ygk0 [11/17]
神裂「もしもし、建宮ですか?標的を発見しました、場所は―――」
???「ああ、そこに居るのは分かってるから、隠れてないで、出てきなよ」
神裂の腰を目掛けて、長さ140cm位の剣が飛んできた
神裂「なッ!」
飛んできた剣を避け、七天七刀の柄を握るが、その男はまだ大木の側に立っていた、先ほど飛んできた筈の剣を携えて
???「電話の途中なんだろ?続けろよ」
神裂「・・・貴方がシギスムントですか?」
シギスムント「一応、そう名乗っているよ」
神裂「建宮、シギスムントを発見しました、他の皆に伝えて、すぐにここへ来てください」
シギスムント「ん、電話は終わった?神裂火織さん」
神裂「・・・何故、私の名前を知っているのですか?」
シギスムント「鳥が教えてくれたんだよ、私の事を探していたらしいじゃないか」
神裂「・・・・・・」
神裂は刀の柄を握っているが、シギスムントは気楽に構えている
一体何分経ったか、その間、二人とも姿勢を崩さなかった
シギスムント「・・・お仲間が到着したみたいだけど」
神裂「・・・・・・」
建宮「女教皇、遅くなったのよな」
神裂「・・・いつ襲ってきても大丈夫なように、構えていなさい」
677 名前:神裂さんのお仕事? 11/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:08:31.39 ID:tfk8ygk0 [12/17]
五和「はい」
香焼「分かったっす」
斧や短剣、槍や西洋剣など、一人一人が自分の得物を構える
シギスムント「・・・五十三対一ってのは、ズルイよなぁ」
しっかりと目で捉えていた筈のシギスムントが、消えた
次の瞬間、自分の背後で金属音が鳴り響いた、神裂はすぐに振り返るが、そこには得物を圧し折られた仲間達がいる、シギスムントは居なかった
前方へ視線を戻すと、やはり、剣を携え気楽に構える男の姿があった
シギスムント「これで一対一かな?」
神裂「・・・七閃」
七天七刀の刃を鞘内で僅かにずらす動作の影で、七本の鋼糸をシギスムントへ向けて放つ、普通の人間では、鋼糸と気付く前に切り刻まれるが
シギスムント「・・・鋼糸?」
シギスムントが手に持った剣を少し振るうと、七つの鋼糸が全て引き千切られた
シギスムント「私は全ての言葉が分かる、アンタが刀を動かす影で鋼糸を放ったのは、お見通し」
神裂「唯閃!」
シギスムント「・・・駄目だ」
必殺の一撃である筈の唯閃を、シギスムントは剣一つで受け止めた
神裂「なッ!」
シギスムンド「前も一回体験したんじゃないか?確か・・・後方のアックアだったけ?二重聖人って奴」
678 名前:神裂さんのお仕事? 12/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:09:34.76 ID:tfk8ygk0 [13/17]
シギスムンド「俺は二重聖人なんて凄い物じゃ無いけど、混ぜ物(ヘル)の一種みたいな物なんだ」
混ぜ物(ヘル)、その言葉には覚えがあった、ブリュンヒルド=エイクトベル、十字教の聖人と北欧神話のワルキューレ
二つの特性を持つ魔術師を、蔑称した言葉だ
神裂「迫害されたから、悪事を働いたのですか?」
シギスムント「・・・え?迫害?悪事?何の事だよ、あの馬鹿が私の事を探してるのは分かってるけど、悪事って何?」
神裂「へ?・・・確か最大主教は悪事を働いたとか何とか・・・」
シギスムント「あんのクソババア!またある事無い事吐きやがって!」
神裂「えっと・・・あの・・・」
???「シギスムント、今の言葉は聞き捨てならないわね、誰がバ・バ・アよ、バ・バ・ア」
シギスムント「出やがったな!この雌狐!」
神裂「えっと・・・なんで最大主教がここに・・・?」
ローラ「誰が貴方の事を育ててやったのか、忘れた訳じゃないでしょうね?」
最大主教がシギスムントに近寄ると、最大主教のとても長い髪が光り出した
シギスムント「ちょっと、一回落ち着――」
ローラ「ちょっと眠っていなさい」ビカー
神裂「えっと・・・どういう事ですか?」
ローラ「話の続きは、聖ジョージ大聖堂に戻ってから」
神裂「はぁ・・・」
天草式(((・・・俺(私)達は空気ですか・・・)))
679 名前:神裂さんのお仕事? 13/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:10:06.32 ID:tfk8ygk0 [14/17]
【聖ジョージ大聖堂(夕方)】
ローラ「じゃ、何から話そうかしら」
神裂「最大主教が子持ちだった所から」
ローラ「え?違う違う、彼が道端で倒れてたから拾って育てただけ、育ての親って奴よ」
神裂「はい?」
ローラ「十字教の聖人でありながら、北欧神話のシグルズという英雄の力も持っていた、それで混ぜ物として扱われてね、捨てられたそうなの」
シギスムント「・・・・・・」
神裂(・・・まだ気絶してる)
ローラ「それで暫く一緒に生活してたんだけど、二年前に出て行っちゃったのよ、でもやっぱり心配だからね、神裂に連れて来てもらおうと思ったのよ」
神裂「自分で行けばいいじゃないですか」
ローラ「だって、私が行くと逃げ出すんだもの、捕まえようが無いじゃない」
神裂「それで私をおとりに使ったんですね」
ローラ「まぁ・・・そういう事になるわね、でも約束通り、上条当麻はつれて来たわよ」
部屋の扉が開き、眠ったまま亀甲縛りにされた上条当麻が入ってきた、すると直ぐに上条当麻は目を覚まし
上条「な、何で上条さんは亀甲縛りにされているんでせうか?」
ローラ「じゃ、空気を読んで、私とシギスムントは部屋から出て行くわ、じゃ、ごゆっくりー」
神裂「え?ちょ、ちょっと!」
上条「な・・・なんで堕天使エロメイドが・・・ッ?」
神裂「・・・七閃!」
680 名前:神裂さんのお仕事? 14/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:11:03.87 ID:tfk8ygk0 [15/17]
上条「ちょ!神裂さんご乱心ッ?」
神裂が放った七閃は縄を綺麗に切り裂いた
神裂「誰が!誰が!誰が堕天使エロメイドですか!私だって好きであんな格好になった訳じゃ無いんですよ!」
上条「ちょっと、神裂さん落ち着いて!七天七刀を振り回さないでくれ!」
神裂「あーもう!どれもこれも土御門がいけないんですよ!次に会ったら、問答無用で切り裂いてやります!」
聖ジョージ大聖堂廊下(夕方)
ローラ「二人共元気ねぇ、さーて、シギスムントと一緒に寝ようかなー」
シギスムント「・・・・・・何言ってんのアンタ?」
ローラ「あ、おはよう、シギスムント」
シギスムント「おはようじゃないだろ」
ローラ「えっと・・・あの、その」
シギスムント「いい加減にショタコンは卒業したかと思ったけど、まだ卒業してなかったのか?」
ローラ「だ、誰がショタコン―――」
シギスムント「私がまだ十歳位の時に服を脱がしたのは、どこの誰でしたっけー?」
ローラ「あ、あれは、シギスムントを風呂に入れようと思って・・・」
シギスムント「じゃあ何で寝室で服を脱がした?」
ローラ「だ、だから・・・」
シギスムント「十二歳の時は食事に睡眠薬を混ぜたりもしただろ?ってか、もう私はもうショタなんて年じゃないし!」
ローラ「・・・・・・私から見れば十七歳なんて十分にショタよ!そうよ!そうです!私は筋金入りのショタコンです!だから一緒にベッ―――」
シギスムント「言わせねぇよ!?」
681 名前:神裂さんのお仕事? 15/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:11:56.22 ID:tfk8ygk0 [16/17]
【聖ジョージ大聖堂庭(夕方)】
ステイル(あの子の声が聞こえるけど・・・きっと幻聴なんだ、多分、僕はもうすぐ死ぬんだろうな・・・最後にもう一度、あの子に会いたかった・・・)ネェ、ドウシタノ?
インデックス「ちょっと、起きてよ!とうまはどこかに行っちゃうし!お腹空いたんだよ!」
ステイル「え?・・・あれ?幻聴じゃ無かったのか・・・?」
インデックス「あ!やっと起きたんだね、早速で悪いんだけど、お腹空いたんだよ!」
ステイル「・・・よし、じゃあどこか食べに行こうか」
インデックス「やったー!」
ステイル(なんだか神裂が暴れてるみたいだけど・・・どうでもいいや)
インデックス「早く行こうなんだよ!」
ステイル「はいはい、急がなくても料理は逃げないから」
【聖ジョージ大聖堂】
上条「だから危ないって!いい加減落ち着け神裂!」
神裂「ΦЙкжг*ё!!!」
【聖ジョージ大聖堂廊下】
ローラ「はいはい、いいからいいから、暴れないで、早く来るの」
シギスムンド「んんんんーーーー!(訳「不幸だーーーー!」)」
【イギリスのとある料理屋】
インデックス「ご飯美味しいんだよ!」
ステイル「それは良かった(ああ、もう死んでもいいや・・・)」
682 名前:神裂さんのお仕事? 16/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:12:28.56 ID:tfk8ygk0 [17/17]
今やっているSSが上手く行かないから、気晴らしにやってしまった
また行き詰ったら、度々投下させて下さい・・・
これで終わりです、スレ汚し申し訳ありませんでした
【聖ジョージ大聖堂】
神裂「・・・身柄の拘束・・・ですか?」
ローラ「そうなのよ、ただその標的が少々厄介なの、そこで神裂にお願いしたいのよ、後、神裂一人だと心配だから、天草式の者も連れて行って頂戴」
神裂「はい、分かりました、その標的の情報は?」
ローラ「えっと・・・聖人で、名前がシギスムント、後は十五歳の時の写真が一枚、見る?今はもう十七歳位だと思うけど」
その写真には、確かに十五歳位の男の顔が写っていた、特徴は金髪を肩まで伸ばしている所か
神裂「ありがとうございます、それと後一つ」
ローラ「ん?」
神裂「いつの間に、まともな日本語を覚えたんですか?」
ローラ「言葉の事?それなら五和に教えてもらったのよ、土御門は信用ならないわね」
神裂「・・・そうですか、では行ってきます」
ローラ「いってらっしゃい、任務を完了させたら、適当に理由を付けて、あの少年を呼んで上げるわ」
神裂「ッ!で、ですから!上条当麻には―――」
ローラ「あらあら、私は上条当麻なんて言って無いんだけど、一番に上条当麻の名前が出るなんて、よっぽど気になるのね」
神裂「・・・何度も何度も言ってんだろうが!上条当麻にはただ単に恩があるだけだっての!やかましいんだよ!このド素人が!!!」
ローラ「はいはい、そういう事にして置いて上げるから、とにかく行ってらっしゃいな」
神裂「・・・今度こそ、行ってきます」
668 名前:神裂さんのお仕事? 2/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:03:08.26 ID:tfk8ygk0 [3/17]
【聖ジョージ大聖堂廊下(昼)】
神裂「何で私がこんな事を・・・」ボソボソ
ステイル「まぁ・・・行ってらっしゃい?」
神裂「・・・私に気を使ってくれるのは貴方だけです、ありがとうございます・・・」
ステイル「ああそうだ、一つだけ、言っておく事がある」
神裂「何でしょう?」
ステイル「上条当麻の事が気になるってのは、別にいいんだけどさ・・・あの子が悲しむような事は、やめてくれよ?」
神裂「ッ!」
目にも留まらぬ速さで七天七刀の鞘が振るわれ、ステイルの体が吹き飛ばされた
【必要悪の教会女子寮】
神裂(どいつもこいつも・・・こんな仕事さっさと終わらせてやる)
アニェーゼ「神裂さん、どこに行くんですか?」
神裂「最大主教に仕事を頼まれまして、ある人物を探しに」
アニェーゼ「へぇ、そりゃ大変ですね、何か手がかりはあるんですか?」
神裂「それなら、写真を頂きましたよ、見ますか?」
アニェーゼ「見ます見ます、そういうのには興味がありましてね、それどれ・・・」
写真を見たアニェーゼは、驚いた顔をしながら
アニェーゼ「・・・お兄ちゃん!?」
669 名前:神裂さんのお仕事? 3/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:03:46.10 ID:tfk8ygk0 [4/17]
神裂「はぁ?」
アニェーゼ「まぁ嘘ですけどね」
神裂「・・・そういう嘘は止めてください」
アニェーゼ「はいはい、もうしませーん」
神裂「・・・・・・」
オルソラ「おや、神裂さんじゃないですか」
神裂「あ、こんにちは」
オルソラ「こんにちは、お仕事だとお聞きしましたが、もうお昼時なので、食べていかれたらどうですか?」
神裂「ありがとうございます、では、お言葉に――」
アンジェレネ「やったー!お昼ご飯だー!」
ルチア「シスター・アンジェレネ、落ち着きなさい」
シェリー「朝食えなかったからな、腹減ったぜ」
オルソラ「では、早めに作ってしまいますね」
【必要悪の教会女子寮食堂】
神裂「いただきます」
アンジェレネ「あ、あ・・・」ガクガクブルブル
神裂「・・・どうかしましたか?」
アンジェレネ「あ、赤い・・・」
670 名前:神裂さんのお仕事? 4/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:04:28.59 ID:tfk8ygk0 [5/17]
神裂「赤い?」
アンジェレネ「赤い悪魔・・・」
神裂「赤い悪魔?」
アンジェレネ「赤い悪魔ウーメボシが・・・」
ルチア「・・・まだ根に持っているんですか?シスター・アンジェレネ」
アニェーゼ「あ、神裂さん」
神裂「・・・はい、なんでしょうか」
アニェーゼ「梅干を一つ、頂けませんかね」
神裂「ええ、構いませんよ、どうぞ」
アニェーゼ「ありがとうございます・・・んー、やっぱりこのパスタには梅干が良く合いますね、神裂さん、一口どうですか?」
神裂「では一口・・・これは中々美味しいです」
アンジェレネ「・・・本当に・・・美味しいんですか?」
アニェーゼ「ええ、本当に美味しいですよ」
アンジェレネ「では・・・一口だけ下さい」
恐る恐る、梅干の入ったパスタを口にするアンジェレネ、次の瞬間
アンジェレネ「これは!」
アニェーゼ「どうです?美味しいでしょう!」
アンジェレネ「美味しいです!神裂さん!やっぱり私にも一つ下さい!」
神裂「え、ええ、構いませんが・・・」
671 名前:神裂さんのお仕事? 5/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:04:59.05 ID:tfk8ygk0 [6/17]
アンジェレネ「ウーメボシだけ食べるから良くなかったんですよね、何かと混ぜればいいんですよ」
そう言って、アンジェレネはクロワッサンに梅干を塗りたくった
神裂「えっと・・・あの・・・クロワッサンに梅干はどうかと・・・」
アンジェレネ「では、いっただっきまーす!」パク
神裂「あ・・・・・・」
アンジェレネ「・・・・・・」
アンジェレネはクロワッサン(梅干つき)を頬張ったが
アンジェレネ「・・・・・・ッ!」
すぐに洗面所の方へ走っていった
アニェーゼ「梅干にも、合う合わないがあるんですね」
【必要悪の教会女子寮玄関】
神裂「ご馳走様でした」
オルソラ「お仕事頑張ってきてくださいね」
アンジェレネ「お土産期待してますねー」
ルチア「いってらっしゃい、神裂さん、ああそうだ、シスター・アンジェレネ、ちょっと私について来てください、お菓子をあげますから」
アニェーゼ「いってらっしゃーい」エ?オカシクレルンデスカ?
神裂「では行って来ます」ッテ!イタイ!イタイデス!カミヲヒッパラナイデクダサイ!シスター・ルチア!
672 名前:神裂さんのお仕事? 6/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:05:35.57 ID:tfk8ygk0 [7/17]
【イギリス、とあるジーンズ店】
ジーンズ店主「ふーん・・・シギスムントねぇ・・・」
神裂「何か知ってますか?」
ジーンズ店主「シギスムントって言うと・・・アレだな」
神裂「アレ?」
ジーンズ店主「知らないって訳じゃ無いけど、お前には教えてやんねー」
神裂「何でですか?」
ジーンズ店主「前も言ったけど、そのジーンズの使い方が気に食わねぇ」
神裂「一応、最大主教に依頼されてやっているのですが」
ジーンズ店主「おー怖い怖い、ま、今回は最大主教に免じて教えてやるよ」
神裂「・・・一応感謝しておきます」
ジーンズ店主「まずシギスムントってのは、北欧神話のシグムンドが元になってる男性名」
神裂「北欧ですか・・・」
ジーンズ店主「ま、それ以外は分かんね」
神裂「少しでも貴方に期待した私がいけませんでした」
ジーンズ店主「だって本当にコレしか知らねぇもん」
神裂「・・・もういいです」
673 名前:神裂さんのお仕事? 7/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:06:04.78 ID:tfk8ygk0 [8/17]
【イギリス、日本人街】
神裂「皆、居ますか?」
建宮「ん?珍しいのよな、女教皇がここに来るなんて」
五和「あ、女教皇、珍しいですね」
香焼「女教皇が来るなんて、凄く珍しいすね」
神裂「・・・そんなに珍しいですか?」
香焼「んー・・・まぁ、珍しいっすよね」
建宮「よな」
五和「はい」
神裂「・・・ボケはこの位にして、真面目なお話があります」
建宮「何なのよな?真面目な話って」
神裂「最大主教に仕事を依頼されまして、貴方達を連れて行け、と言われたのでここへ来ました」
五和「お仕事ですか?」
神裂「ええ、ある人物の、身柄の拘束、だそうです」
香焼「身柄の拘束なんて、女教皇一人で十二分っすよね」
神裂「ただ、その標的も聖人だそうで、私一人だと危ないから、仲間達を連れて行け、と」
建宮「なら仕方無いのよな、新生・天草式十字凄教、女教皇の援護をするのよな」
一同「「「おー!」」」
674 名前:神裂さんのお仕事? 8/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:06:45.55 ID:tfk8ygk0 [9/17]
神裂「皆・・・」ウルウル
諫早「あー・・・女教皇居たんですか・・・」ヒック
神裂(一人だけ芋焼酎飲んでる老人が居たー)グス
【イギリス、日本人街路地】
建宮「そうだ、女教皇」
神裂「はい、何でしょうか」
建宮「その標的の情報を教えて欲しいのよな」
神裂「かくかくしかじか(地味に長いので略)という訳なんです」
建宮「ふむふむ、つまりかくかくしかじかって事なのよな、分かったのよ」
五和「女教皇、そのシギスムントっていう人がどこに居るのかって、分かっているんですか?」
神裂「・・・イギリスに居るという事しか、分かりません」
香焼「へ?」
神裂「・・・最大主教も、居場所が分からないそうです」
建宮「・・・五十人弱でイギリス全土を回るのは大変なのよな」
神裂「しかし、やらない訳にはいきませんしね・・・」
五和「嘆いていても始まりません、とにかく探しましょうよ」
香焼「まぁ、その通りっすよね」
神裂「では、お願いしますね」
一同「「「はい!」」」
675 名前:神裂さんのお仕事? 9/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:07:17.47 ID:tfk8ygk0 [10/17]
~天草式捜索中~
建宮「うーん、この辺りには居ないのよなー」
五和「ここにもいませんね・・・」
諫早「あー・・・ここにも居ないっぽいな・・・」ヒック
香焼「ここにも居ないっす、ってうわっ!」ナニ?コノオトコノコカワイー
対馬「ここにも居ないわね、え?何?」ソコノオジョウサン、チョットオチャシマセンカ?
野母崎「ここにも居ないな」
その他一同「「「ここにも居ませーん」」」
【イギリス、とある森】
神裂「となると、残りはこの先ですか・・・」
目の前に広がるのは、人の手が殆ど加えられていない森であった、鳥の囀りや、草木の揺れる音しかない
神裂(・・・虫が出てきたらどうしましょう・・・)
そんな事を考えながら、神裂は森の中へと、足を踏み入れた
一体どれだけ歩いただろうか、恐らく三十分程は歩いた筈だ、すると、目の前が一気に開けた
神裂「・・・あれは?」
手の加えられていない森の中に、開けた場所があった、その真ん中にある、沢山の鳥がとまっている大木、その側には
神裂「写真と同じ・・・」
金髪が肩まで伸びた、十七歳位の男が立っていた
676 名前:神裂さんのお仕事? 10/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:07:54.21 ID:tfk8ygk0 [11/17]
神裂「もしもし、建宮ですか?標的を発見しました、場所は―――」
???「ああ、そこに居るのは分かってるから、隠れてないで、出てきなよ」
神裂の腰を目掛けて、長さ140cm位の剣が飛んできた
神裂「なッ!」
飛んできた剣を避け、七天七刀の柄を握るが、その男はまだ大木の側に立っていた、先ほど飛んできた筈の剣を携えて
???「電話の途中なんだろ?続けろよ」
神裂「・・・貴方がシギスムントですか?」
シギスムント「一応、そう名乗っているよ」
神裂「建宮、シギスムントを発見しました、他の皆に伝えて、すぐにここへ来てください」
シギスムント「ん、電話は終わった?神裂火織さん」
神裂「・・・何故、私の名前を知っているのですか?」
シギスムント「鳥が教えてくれたんだよ、私の事を探していたらしいじゃないか」
神裂「・・・・・・」
神裂は刀の柄を握っているが、シギスムントは気楽に構えている
一体何分経ったか、その間、二人とも姿勢を崩さなかった
シギスムント「・・・お仲間が到着したみたいだけど」
神裂「・・・・・・」
建宮「女教皇、遅くなったのよな」
神裂「・・・いつ襲ってきても大丈夫なように、構えていなさい」
677 名前:神裂さんのお仕事? 11/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:08:31.39 ID:tfk8ygk0 [12/17]
五和「はい」
香焼「分かったっす」
斧や短剣、槍や西洋剣など、一人一人が自分の得物を構える
シギスムント「・・・五十三対一ってのは、ズルイよなぁ」
しっかりと目で捉えていた筈のシギスムントが、消えた
次の瞬間、自分の背後で金属音が鳴り響いた、神裂はすぐに振り返るが、そこには得物を圧し折られた仲間達がいる、シギスムントは居なかった
前方へ視線を戻すと、やはり、剣を携え気楽に構える男の姿があった
シギスムント「これで一対一かな?」
神裂「・・・七閃」
七天七刀の刃を鞘内で僅かにずらす動作の影で、七本の鋼糸をシギスムントへ向けて放つ、普通の人間では、鋼糸と気付く前に切り刻まれるが
シギスムント「・・・鋼糸?」
シギスムントが手に持った剣を少し振るうと、七つの鋼糸が全て引き千切られた
シギスムント「私は全ての言葉が分かる、アンタが刀を動かす影で鋼糸を放ったのは、お見通し」
神裂「唯閃!」
シギスムント「・・・駄目だ」
必殺の一撃である筈の唯閃を、シギスムントは剣一つで受け止めた
神裂「なッ!」
シギスムンド「前も一回体験したんじゃないか?確か・・・後方のアックアだったけ?二重聖人って奴」
678 名前:神裂さんのお仕事? 12/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:09:34.76 ID:tfk8ygk0 [13/17]
シギスムンド「俺は二重聖人なんて凄い物じゃ無いけど、混ぜ物(ヘル)の一種みたいな物なんだ」
混ぜ物(ヘル)、その言葉には覚えがあった、ブリュンヒルド=エイクトベル、十字教の聖人と北欧神話のワルキューレ
二つの特性を持つ魔術師を、蔑称した言葉だ
神裂「迫害されたから、悪事を働いたのですか?」
シギスムント「・・・え?迫害?悪事?何の事だよ、あの馬鹿が私の事を探してるのは分かってるけど、悪事って何?」
神裂「へ?・・・確か最大主教は悪事を働いたとか何とか・・・」
シギスムント「あんのクソババア!またある事無い事吐きやがって!」
神裂「えっと・・・あの・・・」
???「シギスムント、今の言葉は聞き捨てならないわね、誰がバ・バ・アよ、バ・バ・ア」
シギスムント「出やがったな!この雌狐!」
神裂「えっと・・・なんで最大主教がここに・・・?」
ローラ「誰が貴方の事を育ててやったのか、忘れた訳じゃないでしょうね?」
最大主教がシギスムントに近寄ると、最大主教のとても長い髪が光り出した
シギスムント「ちょっと、一回落ち着――」
ローラ「ちょっと眠っていなさい」ビカー
神裂「えっと・・・どういう事ですか?」
ローラ「話の続きは、聖ジョージ大聖堂に戻ってから」
神裂「はぁ・・・」
天草式(((・・・俺(私)達は空気ですか・・・)))
679 名前:神裂さんのお仕事? 13/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:10:06.32 ID:tfk8ygk0 [14/17]
【聖ジョージ大聖堂(夕方)】
ローラ「じゃ、何から話そうかしら」
神裂「最大主教が子持ちだった所から」
ローラ「え?違う違う、彼が道端で倒れてたから拾って育てただけ、育ての親って奴よ」
神裂「はい?」
ローラ「十字教の聖人でありながら、北欧神話のシグルズという英雄の力も持っていた、それで混ぜ物として扱われてね、捨てられたそうなの」
シギスムント「・・・・・・」
神裂(・・・まだ気絶してる)
ローラ「それで暫く一緒に生活してたんだけど、二年前に出て行っちゃったのよ、でもやっぱり心配だからね、神裂に連れて来てもらおうと思ったのよ」
神裂「自分で行けばいいじゃないですか」
ローラ「だって、私が行くと逃げ出すんだもの、捕まえようが無いじゃない」
神裂「それで私をおとりに使ったんですね」
ローラ「まぁ・・・そういう事になるわね、でも約束通り、上条当麻はつれて来たわよ」
部屋の扉が開き、眠ったまま亀甲縛りにされた上条当麻が入ってきた、すると直ぐに上条当麻は目を覚まし
上条「な、何で上条さんは亀甲縛りにされているんでせうか?」
ローラ「じゃ、空気を読んで、私とシギスムントは部屋から出て行くわ、じゃ、ごゆっくりー」
神裂「え?ちょ、ちょっと!」
上条「な・・・なんで堕天使エロメイドが・・・ッ?」
神裂「・・・七閃!」
680 名前:神裂さんのお仕事? 14/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:11:03.87 ID:tfk8ygk0 [15/17]
上条「ちょ!神裂さんご乱心ッ?」
神裂が放った七閃は縄を綺麗に切り裂いた
神裂「誰が!誰が!誰が堕天使エロメイドですか!私だって好きであんな格好になった訳じゃ無いんですよ!」
上条「ちょっと、神裂さん落ち着いて!七天七刀を振り回さないでくれ!」
神裂「あーもう!どれもこれも土御門がいけないんですよ!次に会ったら、問答無用で切り裂いてやります!」
聖ジョージ大聖堂廊下(夕方)
ローラ「二人共元気ねぇ、さーて、シギスムントと一緒に寝ようかなー」
シギスムント「・・・・・・何言ってんのアンタ?」
ローラ「あ、おはよう、シギスムント」
シギスムント「おはようじゃないだろ」
ローラ「えっと・・・あの、その」
シギスムント「いい加減にショタコンは卒業したかと思ったけど、まだ卒業してなかったのか?」
ローラ「だ、誰がショタコン―――」
シギスムント「私がまだ十歳位の時に服を脱がしたのは、どこの誰でしたっけー?」
ローラ「あ、あれは、シギスムントを風呂に入れようと思って・・・」
シギスムント「じゃあ何で寝室で服を脱がした?」
ローラ「だ、だから・・・」
シギスムント「十二歳の時は食事に睡眠薬を混ぜたりもしただろ?ってか、もう私はもうショタなんて年じゃないし!」
ローラ「・・・・・・私から見れば十七歳なんて十分にショタよ!そうよ!そうです!私は筋金入りのショタコンです!だから一緒にベッ―――」
シギスムント「言わせねぇよ!?」
681 名前:神裂さんのお仕事? 15/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:11:56.22 ID:tfk8ygk0 [16/17]
【聖ジョージ大聖堂庭(夕方)】
ステイル(あの子の声が聞こえるけど・・・きっと幻聴なんだ、多分、僕はもうすぐ死ぬんだろうな・・・最後にもう一度、あの子に会いたかった・・・)ネェ、ドウシタノ?
インデックス「ちょっと、起きてよ!とうまはどこかに行っちゃうし!お腹空いたんだよ!」
ステイル「え?・・・あれ?幻聴じゃ無かったのか・・・?」
インデックス「あ!やっと起きたんだね、早速で悪いんだけど、お腹空いたんだよ!」
ステイル「・・・よし、じゃあどこか食べに行こうか」
インデックス「やったー!」
ステイル(なんだか神裂が暴れてるみたいだけど・・・どうでもいいや)
インデックス「早く行こうなんだよ!」
ステイル「はいはい、急がなくても料理は逃げないから」
【聖ジョージ大聖堂】
上条「だから危ないって!いい加減落ち着け神裂!」
神裂「ΦЙкжг*ё!!!」
【聖ジョージ大聖堂廊下】
ローラ「はいはい、いいからいいから、暴れないで、早く来るの」
シギスムンド「んんんんーーーー!(訳「不幸だーーーー!」)」
【イギリスのとある料理屋】
インデックス「ご飯美味しいんだよ!」
ステイル「それは良かった(ああ、もう死んでもいいや・・・)」
682 名前:神裂さんのお仕事? 16/15[saga] 投稿日:2010/10/14(木) 01:12:28.56 ID:tfk8ygk0 [17/17]
今やっているSSが上手く行かないから、気晴らしにやってしまった
また行き詰ったら、度々投下させて下さい・・・
これで終わりです、スレ汚し申し訳ありませんでした
Tag : とあるSS総合スレ
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