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キョン「風呂でも入るか」2
353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:28:53.96 ID:9OD11K63O [33/74]
キョン「なあ、女になった俺のいるSOS団って何やってんだ?」
キョン♀「ん?前と何も変わってねーよ」
キョン「平日の放課後の様子はお前から聞いたが、休日は何してるんだ。不思議探しか」
キョン♀「あー不思議探索の方か」
キョン♀「街中ショッピングで古泉が一人寂しそうにメンズコーナーをさまよってる」
キョン「不憫だな」
キョン♀「たまに俺もついてやってたんだがな。でもそれももうやめた」
キョン「なぜだ?」
キョン♀「店員に古泉の彼女と間違われた」
関連
キョン「風呂でも入るか」
キョン「なあ、女になった俺のいるSOS団って何やってんだ?」
キョン♀「ん?前と何も変わってねーよ」
キョン「平日の放課後の様子はお前から聞いたが、休日は何してるんだ。不思議探しか」
キョン♀「あー不思議探索の方か」
キョン♀「街中ショッピングで古泉が一人寂しそうにメンズコーナーをさまよってる」
キョン「不憫だな」
キョン♀「たまに俺もついてやってたんだがな。でもそれももうやめた」
キョン「なぜだ?」
キョン♀「店員に古泉の彼女と間違われた」
関連
キョン「風呂でも入るか」
356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:43:42.84 ID:9OD11K63O [34/74]
キョン「うわぁ…同情するぜ」
キョン♀「そういうわけだ。あいつの彼女と間違われるのと朝比奈さんと下着コーナーを回るのだったら150%後者だろ?」
キョン「今の同情は取り消しだ。羨ましすぎる」
キョン♀「ま、休日はこんな感じだ」
キョン「満喫してんな」
キョン♀「まあ、いいこと尽くめってわけでもないんだがな」
キョン「十分さ。俺なんか休日は長門の部屋でひとりだぜ?あの何もない長門の部屋でだ」
キョン♀「なんで引きこもってんだ。出かければいいだろ」
キョン「お前らが街にいるから合わないようにしてるんだよ」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:59:47.09 ID:9OD11K63O [35/74]
キョン♀「あ。なるほど大変だな」
キョン「俺も誰かと思う存分街で遊びたいぜ…」
キョン♀「そうか…この世界だと俺たちしか知り合いいないもんな…」
prrrrr…
キョン♀「ん……ハルヒだ」
キョン「この時間に電話してくるのは珍しいな」
キョン♀「また面倒なことを言い出さないといいんだが」ピッ
キョン♀「もしもし」
「キョン?明日なんだけど、あたし親戚の不幸でちょっと不思議探索行けなくなっちゃったから、明日の活動はなしにするわ」
キョン♀「…そうか。わかった」
「ん。…あ、言っとくけど自由行動だからってフラフラ遊びに出かけたりしちゃだめよ。ナンパされても断固拒否しなさい。いいわね!それじゃ。おーばー」
キョン♀「ナンパって…おう、じゃあな」
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:12:15.09 ID:9OD11K63O [36/74]
キョン「なんだって?」
キョン♀「明日の活動が中止になった」
キョン「ほう」
キョン♀「…明日は日曜か。暇になったな」
キョン「………なあ」
キョン♀「いいぜ、付き合ってやる」
キョン「!」
キョン♀「久しぶりの遊び相手が俺というのは心中察するがまあそこは妥協してくれ」
キョン「いいさ、この際誰でもいいんだ。むしろお前相手なら気兼ねなく遊べそうだしな」
キョン♀「飢えてるな」
キョン「お前も精神と時の部屋を体験したらわかるさ」
361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:42:34.41 ID:9OD11K63O [37/74]
キョン♀「さて、お前明日何したい?」
キョン「そうだな…とりあえずてきとーに街に出て、それからは思いついたら行動でいいだろ」
キョン♀「さすが俺。てきとーだな」
キョン「まあな。お前だって何も予定ないんだろ?」
キョン♀「ふっふっふ…」
キョン「…!」
キョン♀「おい、俺」
キョン「な、なんだっ」
キョン♀「お前、俺とデートしないか?」
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:53:52.30 ID:9OD11K63O [38/74]
キョン「………すまん、なんだって?」
キョン♀「俺が恋人になってやろう」
キョン「キョンちゃん?大丈夫ですかー?」
キョン♀「お前彼女いないだろ?」
キョン「いっ…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…告白から始めた方が良かったか」
キョン「良くねーよ」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:01:32.10 ID:9OD11K63O [39/74]
キョン「お前正気か?俺とデートって…正気か?」
キョン♀「正気ではないだろうな。だがどちらかと言えば正気でないのは俺ではなくこの世界だ」
キョン「…」
キョン♀「折角女の自分がいるんだし、どうせなら有効活用してみようと思ってな」
キョン「…本気なのか」
キョン♀「気楽にいこーぜ。俺と俺なんだ、誰にも迷惑はかからんだろ?」
キョン「ふむ…」
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:14:24.88 ID:9OD11K63O [40/74]
キョン「……そうだな、こんなこと人生に一度あるかないかだしな」
キョン♀「異性から告白されることがか?」
キョン「微妙に自虐になってねぇからやめろ」
キョン♀「まぁ今の俺たちは人生に一度どころか、生物史始まって以来初のことだろうな」
キョン「常識なんか最初からない、か」
369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:20:55.39 ID:9OD11K63O [41/74]
キョン「……よし、やるか」
キョン♀「えっ!?待って…まだ心の準備が…」
キョン「そっちじゃねーよ!つーかその顔と声でそういうことすんのやめろ。洒落になってないぞ」
キョン♀「なんだよ、グッときたか?ときめいちまったか?」
キョン「ちょっと興奮した」
キョン♀「…」
キョン「そこで引くなよ!」
370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:29:41.76 ID:9OD11K63O [42/74]
キョン「ったく…」
キョン♀「ははっ。明日は楽しくなりそうだな」
キョン「……そうだ、お前まだ俺の彼女じゃねぇよな」
キョン♀「あん?親公認の恋人だろうが」
キョン「だって俺まだお前に告白されてないし」
キョン♀「はぁ…?」
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:33:53.47 ID:9OD11K63O [43/74]
キョン「明日は恋人同士でデートするんだ。告白もされてない相手を恋人だなんて思えないじゃないか」
キョン♀「なっ…なに…?」
キョン「付き合ってくださいと言え」
キョン♀「なっ…!」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:41:18.43 ID:9OD11K63O [44/74]
キョン「暗黙の了解じゃダメだ。お前の口からお前が俺のことをどう思ってるのか聞きたいんだ」
キョン♀「………お」
キョン「…お?」
キョン♀「お前が付き合ってくだいって言えよ」
キョン「なんでだよ。デート誘ってきたのお前だろ。ほら言え。大丈夫、断らないから」
キョン♀「ぐっ…!調子に乗りやがって…!」
キョン「どうした。長引けば長引くほど空気は重くなっていくぞ」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:46:26.72 ID:9OD11K63O [45/74]
キョン♀「ぐっ…!」
キョン「…」
キョン♀「………すっ…」
キョン「…」
キョン♀「…好き……です」
キョン「…」
キョン♀「つっ……付き合って……ください…」
キョン「……ああ、よろしくな」
キョン♀「くぅっ……」
377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:50:39.44 ID:9OD11K63O [46/74]
キョン♀は>>351のイメージで…
髪型変えたらハルヒにそっくりだよね!
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:57:49.64 ID:9OD11K63O [47/74]
キョン♀「こ、これが告白か……なんて力仕事なんだ…」
キョン「いやぁ、なかなかよかったぜ。あやうく惚れるとこだった」
キョン♀「…惚れてんだよ。相思相愛だろ。お前も俺に好きって言え」
キョン「おい」
キョン♀「なんだ」
キョン「好きだぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「よし、これでお互い正真正銘の恋人同士だな」
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:03:28.64 ID:9OD11K63O [48/74]
キョン♀「……馬鹿」
キョン「!?」ズキュン
キョン♀「ふっ!そう簡単に主導権は渡さねぇよ」
キョン「卑怯だ…卑怯だぞそれは…」
キョン♀「卑怯じゃねぇさ。これが俺の武器だ!」
キョン「抱きしめるぞ」
キョン♀「調子に乗ってすみませんでした」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:06:53.02 ID:9OD11K63O [49/74]
キョン「やれやれだ」
キョン♀「こんなカップルがいったいどこにいるってんだ」
キョン「…くくっ」
キョン♀「…ふふっ」
キョン・キョン♀「「はっはっは!」」
キョン「明日、楽しみだな」
キョン♀「ああ、実に楽しみだ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:51:34.01 ID:9OD11K63O [51/74]
次の日の朝
キョン「よお」
キョン♀「おう。んじゃ、行きますか」
キョン「ああ」
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:59:53.75 ID:9OD11K63O [52/74]
キョン「いい天気だな」
キョン♀「ああ、晴れて良かった」
キョン「しかし地味な私服だな。少し期待していたんだが」
キョン♀「これでも着飾った方だ。お前の方こそ…なんなんだそれ」
キョン「俺のは古泉からの借り物だからな。自分でも似合ってるとは思わんがこれくらいしかなかったんだよ」
キョン♀「まぁ、見慣れないだけでそんなに悪くないと思うぞ」
キョン「そうかい、ありがとよ」
392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:10:55.97 ID:9OD11K63O [53/74]
キョン♀「どうだ、彼女を後ろに乗せて漕ぐペダルの感触は」
キョン「ハルヒより軽い」
キョン♀「そうか」
キョン「ところで」
キョン♀「どうした」
キョン「お前強く抱きつきすぎだ。漕ぎづらい」
キョン♀「……当ててんだよ。見事に俺の初フラグへし折りやがったな」
キョン「げ、マジか。もう一回押しつけてくれ」
キョン♀「…もうやってる」
キョン「…」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:26:19.41 ID:9OD11K63O [54/74]
キョン「…まぁ、俺たちにできることをやっていこうじゃないか」
キョン♀「…そうだな」
キョン「さて、着いたぞ」
キョン♀「どうする?」
キョン「とりあえず服でも見るか」
キョン♀「そうだな」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:34:58.86 ID:9OD11K63O [55/74]
キョン♀「そういやお前、金はあるのか?」
キョン「問題ない。こっちにきて『機関』から緊急軍資金を貰ってな」
キョン♀「ほう。いくら貰ったんだ」
キョン「20万だ」
キョン♀「20万!?」
キョン「とりあえず20万だ。なくなったらまた補充されるらしい」
キョン「だから安心しろ。男の最重要資格、デート資金はクリアーだ」
キョン♀「はは…」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:40:15.09 ID:9OD11K63O [56/74]
「いらっしゃいませー」
キョン♀「…おい、なにしてんだ」
キョン「いや…お前これ、俺明らかに浮いてるだろ」
キョン♀「確かにレディースの店だが…彼氏なんだから浮いてねぇよ、大丈夫だ」
キョン「俺はどこを見て歩けばいい」
キョン♀「前を見て歩け」
キョン「わかった」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:48:59.54 ID:9OD11K63O [57/74]
キョン♀「つっても俺自身、何を見ればいいのかわかんねーんだよな。レディース服は多すぎる」
キョン「俺が選んでやろう」
キョン♀「ほう。それじゃ頼もうか」
キョン「ふむ…」
キョン♀「…」
キョン「…これなんかどうだ?」
キョン♀「…ワンピースじゃねぇか。これを俺に着ろと?」
キョン「そうだ。試着室はどこだ?」
キョン♀「マジで着るのかよ…」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:53:15.53 ID:9OD11K63O [58/74]
キョン♀「…じゃあ、行ってくる」
キョン「…」
キョン♀「……覗くなよ?」
キョン「うん」ホッコリ
キョン♀「……はぁ」
シャッ
キョン「…」
シュル…シュサ… パサ
「…」
キョン「…もういいか?」
「…ああ」
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:01:49.42 ID:9OD11K63O [59/74]
シャッ
キョン♀「……変だろ、これ…」
キョン「…」
キョン♀「……落ち着かねぇ…」
キョン「女らしくなったな」
キョン♀「まあ、スカートだしな」
キョン「……やめよう、あまり女らしくないほうがいい」
キョン♀「…そうだな」
キョン「その格好のお前だと喋り辛い。か弱い女の子みたいで」
キョン♀「よし、これ買おう」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:07:34.28 ID:9OD11K63O [60/74]
キョン♀「下着も見ていくか」
キョン「はやくこの店から出たいです」
キョン♀「まぁまぁ。慣れだよ慣れ。俺はもう慣れたぜ」
キョン「そりゃあお前…」
キョン♀「ただこの下着コーナーだけはまだ慣れないんだよな…」
キョン「…やっぱ俺場違いだぜこれ…」
キョン♀「…じゃあさ、どの下着が一番いいかせーので指さそうぜ」
キョン「…よし」
キョン♀「……いくぞ。せーの」
キョン・キョン♀「「これだ」」ビシ
キョン♀「だよな」ガシッ
キョン「ああ、当然だ」ガシッ
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:12:35.43 ID:9OD11K63O [61/74]
「ありがとうございましたー」
キョン♀「はー。結局パンツまで買っちまった」
キョン「俺のおごりだ。欲しいものがあったらじゃんじゃん言ってくれ」
キョン♀「…しかしまさか、店内で装備していきますかなんて聞かれるとは思ってなかったぜ」
キョン「下着は身につけないと意味がないからな」
キョン♀「……すげー違和感」
キョン「どれ、見せてみろ」
キョン♀「あほか」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:15:42.14 ID:9OD11K63O [62/74]
キョン♀「さて、次はどうするか」
キョン「昼飯にしようぜ」
キョン♀「おk」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:07:57.45 ID:9OD11K63O [64/74]
「ご注文をお伺いします」
キョン「これと」
キョン♀「これで。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
キョン「メリーゴーランド?」
キョン♀「まぁ楽しみにしとけ」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:14:29.94 ID:9OD11K63O [65/74]
キョン「もぐもぐ」
キョン♀「もぐもぐ」
キョン「もぐも…」ジッ
キョン♀「…ん?」モグモグ
キョン「……」モグモグ
キョン♀「…?」モグモグ
キョン「ほっぺたにご飯粒…」
キョン♀「俺が食ってんのはパスタだ」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」モグモグ
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:16:46.07 ID:9OD11K63O [66/74]
キョン「ふぅ…食った食った」
キョン♀「…よし、あれを頼むか」ピンホーン
「はい」
キョン♀「頼んでおいたメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:21:25.05 ID:9OD11K63O [67/74]
「お待たせしました。メリーゴーランドです」
ドン
キョン「…パフェか。よく食えるな…まさか別腹か!」
キョン♀「そういうことだ。女子の七不思議、別腹。それは広大な宇宙を自らの胃袋に展開する神秘の魔法…」
キョン「お前が別腹所持者だったとはな…」
キョン♀「…あーん」
キョン「…ん?」
キョン♀「ほれ、あーん」
キョン「そうきたか…」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:35:02.85 ID:9OD11K63O [68/74]
キョン「……あーん」
キョン♀「…」
キョン「ん」パク
キョン♀「うまいか」
キョン「ああ。甘いな」
キョン♀「そうだろうそうだろう」
キョン「どうしてお前が誇らしげなんだ」
キョン「つーかそこは小首をかしげて少し微笑みながら『美味しい?』だろ」
キョン♀「…そこまでは」
キョン「やりなおしだ」
キョン♀「えー」
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:39:07.76 ID:9OD11K63O [69/74]
キョン♀「…ん」
キョン「あーんって言え」
キョン♀「……あーん」
キョン「あーん」
キョン♀「はい」
キョン「ん」パク
キョン♀「……美味しい?」
キョン「ああ、美味しいよ」
キョン♀「…なんだこれは。馬鹿馬鹿しすぎる」
キョン「口端にクリームがついたんだが」
キョン♀「うるせぇ自分で舐めてろ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:41:38.16 ID:9OD11K63O [70/74]
キョン「次は俺の番か」
キョン♀「いややらんでいい」
キョン「やらせろ。ほら、あーん」
キョン♀「はぁ……あーん」
キョン「…」スー
キョン♀「…」アー
キョン「パク」ムグムグ
キョン♀「…」
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:48:18.06 ID:9OD11K63O [71/74]
「ありがとうございましたー」
キョン「はー、食ったなー
キョン♀「ああ。満足だ」
キョン「実に有意義な食事だった」
キョン♀「殴って悪かったな」
キョン「いや、唇のクリームを舐め取ろうとしたのはやりすぎだった」
キョン♀「ちょっとテンションおかしかったもんな」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:58:11.29 ID:9OD11K63O [72/74]
キョン♀「んじゃ、映画観に行くか」
キョン「ああ」
ざわざわ…
キョン「…?なんかカップルが多いな」
キョン♀「…ん、あれだ」
キョン「本日カップル割…」
キョン♀「ラッキーだな」
キョン「ああ」
「こちら『ろくでなしの詩 再販希望の巻』を二枚でよろしいですか?」
キョン「カップル割で」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 23:11:26.71 ID:9OD11K63O [73/74]
キョン「ポップコーン食うか?」
キョン♀「ああ。二人で一つでいいな」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」シャクシャク
キョン「…」ポリポリ
キョン♀「…」モグモグ
キョン♀「面白かったな」
キョン「なかなかだった。つかお前ポップコーン食い過ぎだろ」
キョン♀「お前も結構食ってたじゃねぇか」
キョン♀「…なんか種だらけだったよな、あのポップコーン」
キョン「…ああ」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:12:36.42 ID:wj5YuvvTO [2/35]
キョン「すまん、ちょっとトイレ行ってくる」
キョン♀「ん、おう」
キョン♀「…」
「おや?」
キョン♀「ん…?」
「珍しい顔を見た…っと、すまない、僕が誰だがわかるかい?」
キョン♀「…お前は」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:30:21.74 ID:wj5YuvvTO [3/35]
キョン♀「佐々木」
佐々木「正解。覚えていてもらって嬉しい限りだよ、キョン」
キョン♀「久しぶりだな」
佐々木「そうだね。中学以来1年以上もご無沙汰だ。電話もくれないなんて寂しいじゃないか」
キョン♀「そりゃお互い様じゃねぇか。どうだ、元気か」
佐々木「その元気か、が健康かどうかという問いならば僕はイエスと答えられるが、明るくはしゃいでいるかと言われればそうでもないと言ったところかな」
キョン♀「…そうか。しかしこんなところで会うとは奇遇だな」
佐々木「そうだね。キョンが映画観に足を運ぶなんて僕としてはかなりの驚きなんだが。一人で来たのかい?」
キョン♀「…ん、あ、いや…その…だな」
キョン「悪い、待たせたな」
佐々木「…!」
キョン♀「っ!」
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:37:49.28 ID:wj5YuvvTO [4/35]
佐々木「連れが…いたのか」
キョン♀「あ、いや、こいつはだな…」
キョン「ん……お前…佐々木か?」
キョン♀「……!馬鹿っ」
キョン「え?」
佐々木「…キョンの彼氏さんかな?」
キョン「なに?」
キョン♀「っ…そう、こいつは俺の彼氏だ。紹介するぜ。ジョンだ」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:44:33.84 ID:wj5YuvvTO [5/35]
キョン「…!(そうか、佐々木が知っている俺は…こっちの方か)」
佐々木「ジョン?日本人に見えるのだがハーフの方かな?」
キョン♀「…あー」
キョン「…」
佐々木「いや、いい。失礼した。こんにちはジョンさん。佐々木です」
キョン「あ、ああ…ジョンだ…よろしく…」
キョン♀「…」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:56:03.05 ID:wj5YuvvTO [6/35]
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「…すまない、デートの邪魔をしてしまったかな」
キョン♀「い、いや、そんなことはないぞ」
キョン「ああ、気にするな」
佐々木「そうか。ではもう少し無礼講してもいいな?」
キョン♀「なんだ?」
498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:01:44.63 ID:wj5YuvvTO [7/35]
×いいな?
○いいかな?
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:08:14.06 ID:wj5YuvvTO [8/35]
佐々木「さっきジョンさんは僕の顔を見て僕に気がついたようだった」
キョン「…!」
佐々木「申し訳ないが僕はジョンさんと会った覚えがなく、もちろん名前も知らなかった」
キョン「…っ…」
佐々木「これは僕の楽観的予想、いや期待なのだが。ひょっとして、キョン」
キョン♀「…な、なんだ」
佐々木「君はあらかじめジョンさんに僕のことを紹介しておいたのかな?中学校の卒業アルバムの写真を開いて」
佐々木「いいかジョン、こいつは俺の親友だから、覚えておいて損はない」
佐々木「君たちは既にこんなやりとりをしたのではないか?」
キョン♀「…お前ってそんな不思議系キャラだったっけ?」
佐々木「む…違ったか。残念だ…。だがキョン、僕としては君から不思議系キャラなどと言われたくないんだが」
キョン♀「…どういう意味だ」
佐々木「君の方が余程不思議系キャラだろう?」
キョン♀「いやいや」
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:22:22.55 ID:wj5YuvvTO [9/35]
キョン♀「たった今思い出したがな、佐々木。たしかお前は相手の性別によって口調を変えていたはずだ」
佐々木「その通りだ」
キョン♀「…」
佐々木「ふむ。キョンが不思議と思っているらしいこの口調だが」
キョン♀「…」
佐々木「僕がこうして男口調で話すことになったきっかけは何だっただろう?」
キョン♀「……さぁな、検討もつかねぇよ」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:34:18.44 ID:wj5YuvvTO [10/35]
佐々木「僕は君に合わせたのさ。勿論無理にではないよ。僕が合わせくなったから合わせたんだ」
キョン♀「……?」
佐々木「……ジョンさん」
キョン「なっ、なんだ」
佐々木「あなたから見て、不思議系キャラにふさわしいのはどっちだろうか?」
キョン「……今の話からすると、こいつだな」
キョン♀「なに?」
佐々木「だろう?まあ、こういうことに無頓着なのもキョンらしくていいと思う」
キョン♀「…はぁ?」
佐々木「これは貶しているのではなく褒めているんだよ。キョンには本当に不思議な魅力がある」
佐々木「ジョンさんも、キョンのこういうところに惹かれたのかい?」
キョン「…まあ、そんなところだ」
キョン♀「さっぱりわからない」
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:35:16.48 ID:wj5YuvvTO [11/35]
俺もわからなくなってきた
506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:42:42.23 ID:wj5YuvvTO [12/35]
佐々木「しかしさすがはキョンと言ったところか」
佐々木「彼氏であるジョンさんの雰囲気もキョンにどことなく似ている気がするよ」
キョン・キョン♀「「うっ…」」
佐々木「ジョンさんは最初から僕の喋り方を気にしていないようだし、これはやはり卒業アルバムの件は期待しても良さそうだな…」
507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:55:54.52 ID:wj5YuvvTO [13/35]
佐々木「…む、すまない、君と話しているとつい時間が経つのを忘れてしまうな」
キョン♀「話っつーかお前が一方的に喋ってただけな気もするが」
佐々木「君に積もる話は山ほどあるのだが、うん、今日はここらで終わるとしよう」
キョン♀「…そうか。ゆっくりできなくて悪いな」
佐々木「なに、ゆっくりとデートを楽しんでくれたまえよ」
キョン♀「…ああ」
佐々木「ふふ、ほんの数分だったがさっき観た映画より楽しかったな」
佐々木「…ジョンさん、キョンのこと、よろしく頼みます」
キョン「ああ。任せろ」
キョン♀「おい」
佐々木「それじゃあね、キョン」
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:09:39.91 ID:wj5YuvvTO [14/35]
キョン♀「……ふぅ…」
キョン「佐々木か…懐かしい奴に会ったもんだ」
キョン♀「そうだな……てかお前」
キョン「いや、すまんかったっ」
キョン♀「……まぁ仕方ないっちゃ仕方ないが」
キョン「あんまり懐かしいんでつい、な」
キョン♀「そして俺はやはりというか中学でも女だったようだ」
キョン「まあそうだろうな。…これからは昔の知り合いには気をつけよう」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:35:25.53 ID:wj5YuvvTO [15/35]
ヴーッ ヴーッ ヴーッ
佐々木「ん…」
ピッ
佐々木「もしもし」
「佐々木さん、ビッグニュースです!」
佐々木「…またあの話?」
「そうです。今新しい情報が入ってきました」
佐々木「んー…後にしてほしいな。私今休暇を楽しんでいるところなの」
「それはすみません。でもこれは佐々木さん、あなたにも関係がないとは言えないことなのです」
佐々木「……仕方ない、聞くよ」
「どうもっ。実はですね…―――」
516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:47:39.46 ID:wj5YuvvTO [16/35]
キョン「どこか店に入ろう」
キョン♀「カラオケとかどうだ?」
キョン「お、いいね」
キョン♀「決まりだな」
518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:59:12.11 ID:wj5YuvvTO [17/35]
キョン「あーなんでいーつもー」
キョン「危険値大好調ー」
キョン♀「爆発寸前っ」
キョン「あー逃げる前にー」
キョン「悪夢がやってくる」
キョン♀「はやく帰れよ」
キョン「日常を壊すなよー」
キョン「俺は普通に怠けるっ」
キョン♀「そうだ!」
キョン「目標とかいいから」
キョン「どうでもいいから!」
キョン♀「そうだそうだ!」
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:21:26.85 ID:wj5YuvvTO [18/35]
キョン「次恋のミクル伝説」
キョン♀「断る」
キョン「…カップルってカラオケボックスでただ歌い合うだけなのか?」
キョン♀「さぁな。デュエットとか歌うんじゃないのか?」
キョン「それはカップルじゃなくてもやるな」
キョン♀「んー」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:24:15.97 ID:wj5YuvvTO [19/35]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「せ」
キョン♀「っくしゅっ!」
キョン♀「あー…冷房弱くするぞ…」スズッ
キョン「ああ」
ピッ ピッ
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:27:22.84 ID:wj5YuvvTO [20/35]
キョン「寒いならほら、これ着ろよ」
キョン♀「ん、いいのか?」
キョン「ああ」
キョン♀「さんきゅ」
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:35:20.10 ID:wj5YuvvTO [21/35]
キョン「ラストはやっぱこれだな」
キョン♀「ん」
キョン「………I love you」
キョン「今だけは悲しい歌 聞きたくないよ」
キョン♀「I love you」
キョン♀「逃れ逃れ辿り着いた この部屋」
キョン「何もかも許された恋じゃないから」
キョン♀「二人はまるで捨て猫みたい」
キョン「だからお前は子猫のような泣き声で」
「「きしむベッドの上で 優しさを持ちより」」
「「きつく躰 抱きしめあえば」」
「「それからまた二人は 目を閉じるよ」」
―――………
………
…
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:50:52.43 ID:wj5YuvvTO [22/35]
キョン「悪くないカラオケだったな」
キョン♀「なかなか楽しかったな」
キョン「腹減ったな」
キョン♀「もう18時か…そろそろ帰るか?」
キョン「あー…」
キョン♀「んー」
キョン「デートってこんなもんなんだな。案外普通だったぜ」
キョン♀「相手が本物の恋人なら違うんだろうさ」
キョン「でも大体できたよな。服見て飯食って映画みてカラオケ行って」
キョン♀「そうだな。あとやってないことっつったら…」
538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:05:49.15 ID:wj5YuvvTO [23/35]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン「……行くか?」
キョン♀「……」
キョン♀「……行く」
540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:13:35.20 ID:wj5YuvvTO [24/35]
キョン「とりあえず入ってみるだけな」
キョン♀「当たり前だ」
キョン「…よし」
キョン♀「…っ…変に緊張するな」
キョン「…まぁそういう場所だからな」
545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:26:33.49 ID:wj5YuvvTO [25/35]
ホテル ろくでなしの館
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」キョロキョロ
キョン♀「…」キョロキョロ…
キョン「…このパネルか?」
キョン♀「…みたいだな」
キョン「3時間5000円か…」
キョン♀「1時間3000円の方でいいな」
キョン「この部屋でいいか」
キョン♀「ああ」
547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:40:51.22 ID:wj5YuvvTO [26/35]
キョン「おじゃましまーす…」
キョン♀「おおー…」
キョン「ベッドが丸いぞ」
キョン♀「風呂がでけぇ」
キョン「天井低くね?」
キョン♀「低いな」
キョン「…自販機がある」
キョン♀「…なるほどな」
548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:51:13.88 ID:wj5YuvvTO [27/35]
キョン「…なあ」
キョン♀「ん?」
キョン「お前バイブ使ったこと」
キョン♀「ねーよ」
キョン「そうか。じゃあ買ってやる」
キョン♀「いらん。……っておい!」
キョン「……ヴヴヴヴヴ」
キョン♀「……ちょっと触らせろ」
キョン「ほら」ヴヴヴヴ
キョン♀「おお……」ヴヴヴヴ
キョン「写メ撮っていいか?」
キョン♀「殺すぞ」ヴヴヴヴ
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:00:55.55 ID:wj5YuvvTO [28/35]
キョン♀「つーかこんなの挿れられたら絶対痛いぞ」ヴヴヴヴ
キョン「そうなのか」
キョン♀「当てるだけなら…まあ…たぶんいい」ヴヴヴヴ
キョン「ほう」
キョン♀「やらないからな」ヴヴヴヴ
キョン「それはどうかな」
キョン♀「ほら返す」ヴヴヴヴ
キョン「まあ返されても困るんだかな」ヴヴヴヴ
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:09:13.76 ID:wj5YuvvTO [29/35]
キョン♀「しかし風呂でけぇなおい」
キョン「二人入れるな」
キョン♀「まあホテルの性質上当然か」
キョン「バスジェットとかついてるんだな」
キョン♀「…ローションバスの作り方…だってさ」
キョン「…ローション風呂か……面白そうだな」
キョン♀「やってみるか」
キョン「よし」
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:15:47.10 ID:wj5YuvvTO [30/35]
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……きてるな」トロ…
キョン「ああ、きてるな」トロロン…
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:22:50.49 ID:wj5YuvvTO [31/35]
キョン「……完成か」トプン
キョン♀「すごいなこれ…」タプンタプン
キョン「溶解剤を入れたら水に戻るらしいぜ」チャプチャプ
キョン♀「捨てるときのためか。よくできてんな」チャプチャプ
キョン「なー」トロー
キョン♀「やばいな指がすげぇぬるぬるする」ヌルヌル
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:30:33.43 ID:wj5YuvvTO [32/35]
キョン「もう入れるぞ」
キョン♀「入らねぇよ」
キョン「じゃあ捨てるのか?」
キョン♀「あーこれだけの量捨てるのもったいないか…」
キョン「実際入ってみたくないか?どんなもんか」
キョン♀「まあそれはあるが」
キョン「先入っていいぞ」
キョン♀「いやいや」
キョン「じゃんけんだな」
キョン♀「よーし」
563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:34:32.46 ID:wj5YuvvTO [33/35]
「「じゃんけん…」」
キョン「ほい」グー
キョン♀「ほい」チョキ
キョン♀「っ……」
キョン「神は言っている……ここで負ける運命ではないと」
キョン♀「くそ……水着とかないのかな」
キョン「裸でいいだろ」
キョン♀「駄目だろ」
568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:44:47.97 ID:wj5YuvvTO [34/35]
キョン♀「仕方ねぇ、下だけタオル巻くか」
キョン「まあぶっちゃけタオルはあったほうが興奮するんだよな」
キョン♀「だよな」
キョン「わかってるじゃねぇか相棒」
キョン♀「お前の趣味はまるっとお見通しだぜ相棒」
571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:53:19.44 ID:wj5YuvvTO [35/35]
キョン♀「ふぅ……よし、入る」
キョン「ないのは服の上から見てわかってたが……マジでないな」
キョン♀「俺は男だからそんなにコンプレックスではないが、女でこれだと悲惨だよな」
キョン「お前女だぞ」
キョン♀「揺れない乳、揺れる心」
573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:10:51.26 ID:I7oo8RneO [1/38]
キョン♀「……」
チャプ
キョン♀「あったけぇ」チャプ…
キョン♀「……」バチャ
キョン♀「お…っ…」ヌルッ…
キョン♀「すっごい滑るよ!」ヌルヌルッ
キョン「だろうな」
キョン♀「立つのしんどいからつかるわ」チャプン
キョン♀「うーわー…すげぇぞこれ」ヌヌヌ…
キョン「どうすごいんだ?」
キョン♀「質感がある。質量がある。……動くとやばい」
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:17:54.82 ID:I7oo8RneO [2/38]
キョン♀「抵抗がすげぇ。面白い」ヌヌヌ…
キョン「…」
キョン♀「だが顔はつけたくないな」
キョン「…」
キョン♀「そしてすでに髪が重い」ズ…
キョン「あー髪は仕方ないな」
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:22:28.80 ID:I7oo8RneO [3/38]
キョン♀「よし、上がる」バチャッ
キョン♀「よっ…と」バチャッ
キョン♀「危ない…滑る……滑るぞ」ヌルッ ヌルヌルッ
キョン♀「滑…おわっ!!」ヌルンッ
キョン「っ」
ガシヌルッ
キョン「大丈夫か」
キョン♀「悪い、助かった…」ヌルヌル…
キョン「…っ」ゴクリッ…
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:30:05.70 ID:I7oo8RneO [4/38]
ヌル
キョン♀「っ」ピクン
キョン♀「乳首を触るな」
キョン「…」
ヌルヌルッ
キョン♀「ぅっ…!っておいこら!」
キョン「乳首勃ってるぞ」ヌルヌル
キョン♀「はぁっやめっ」ビクッ
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:36:56.65 ID:I7oo8RneO [5/38]
キョン♀「いい加減にしろ」ガッ
キョン「うぐっ」
キョン♀「ったくアホか」
キョン「だってお前全身ローションでぬるぬるになってる女の乳首が目の前にあったら指でぬるってしてみたくなるだろ」
キョン♀「その女が自分でもか」
キョン「今は見た目が重要だ。正直他人にしか見えん」
キョン♀「変態ここに極まれりだな」
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:43:33.45 ID:I7oo8RneO [6/38]
キョン「あとその張り付いたタオルがやばい」
キョン♀「ん…ああ、まあ、たしかにこれはな」
キョン「しかし見事に全身ぬるぬるだな…やばい。たまらん」
キョン♀「なさけなさすぎる」
キョン「『ペンキ塗りたて』だと触らないが『ローション塗りたて』だと触ってみたくなるだろ?」
キョン♀「お前大丈夫か?」
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:51:38.02 ID:I7oo8RneO [7/38]
キョン「つーか反応いいな。あれで感じたのか?」
キョン♀「お前もっと言葉を選べよ。…まぁ女の体は敏感なんだよ」
キョン「風呂で体洗うときどうしてんだ。今の様子だと…」
キョン♀「そこは…しょうがないから我慢して洗ってるさ」
キョン「我慢してんのか」
キョン♀「興味を示すなエロ親父」
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:03:59.77 ID:I7oo8RneO [8/38]
キョン「そうは言うがな、俺は相手がお前だから遠慮なく行動してるんだ」
キョン♀「…」
キョン「ラブホテルに来たのはどうしてだ。お前が俺で俺がお前だからだろ」
キョン♀「…」
キョン「他のやつらじゃできないことができるから来たんじゃなかったのか」
キョン♀「入るだけってお前が言ったんじゃねぇか」
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:09:18.22 ID:I7oo8RneO [9/38]
キョン「言ったが正直こんな気分になるとは俺も思ってなかったんだよ」
キョン♀「……お前は、俺なんだよな」
キョン「…そうだな」
キョン♀「…立場が違ってたら、俺も同じことをしてたのか?」
キョン「さぁな。だが確実に言えるのは、今のお前がかなりエロいということだ。…エロいっつーか触りたくなるっつーか…」
キョン♀「……」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:24:41.45 ID:I7oo8RneO [10/38]
キョン♀「(…正直何考えてんだとは思う)」
キョン♀「(…ただなんというか、この温度差は俺が興奮していないから共感できないだけであって)」
キョン♀「(こいつと同じ立場…つまり俺も興奮とか欲情を感じる状況になれば…)」
キョン♀「(…だが俺はこいつを見て興奮はできない…)」
キョン♀「(………やるしかないか)」
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:42:08.91 ID:I7oo8RneO [11/38]
キョン♀「…わかった」
キョン「ん?」
キョン♀「俺はどう転んでもお前を見て興奮することは不可能だ」
キョン「…そうだろうな」
キョン♀「だが、お前が俺を見て興奮するのは…まぁ俺だが女を見てるわけだしな、ないとは言えん」
キョン「まぁ現にこうなってるわけだからな」
キョン♀「正直言うと、今日のデートもどきで彼女役をしている時、男のお前を楽しませることが楽しいと感じることはあった」
キョン「…」
キョン♀「それは自分からお前に対して何かをしているときだ。つまり」
キョン「…」
キョン♀「俺は目隠しをしようと思う」
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:48:43.67 ID:I7oo8RneO [13/38]
キョン「目隠し?」
キョン♀「ああ。視界さえ隠しちまえばあとは状況の雰囲気に流されることもできるかもしれん」
キョン「…なるほどな」
キョン♀「で、確か自販機に目隠しがあったはずだ。SMセットのとこ」
キョン「ああ、あったな」
キョン♀「別にタオルでもいいが折角だしな」
キョン「わかった。ちょっと待ってろ」
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:55:56.85 ID:I7oo8RneO [14/38]
キョン「じゃ、つけるぞ」
キョン♀「ん」
キョン「………よし。どうだ」
キョン♀「おお。頭振っても外れない」ブンブン
キョン♀「…よし、じゃあやめたくなる前にやっちまうか。チンコだせ」
キョン「…フェラか?」
キョン♀「これくらいしかしてやれることがないからな。手だとただのオナニーだし」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:01:37.74 ID:I7oo8RneO [15/38]
キョン「……悪い、その前に、ちょっと後ろで手を組んでくれないか?」
キョン♀「…目隠しに後ろ手か。いい趣味だな」
キョン「………パシャ」
キョン♀「!…何撮ってんだ」
キョン「お前もあとで見てみるといい。やばいぞ」
キョン♀「……楽しみにしておく」
キョン「…よし、じゃあもうちょっとそのままな」
キョン♀「…」
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:09:49.40 ID:I7oo8RneO [16/38]
キョン♀「…」
キョン「…」スッ
キョン♀「……ん」ムズ
キョン♀「なんだ?」
ガチャリ
キョン♀「?」
ギシッ
キョン♀「おい、なんだこれ」ガチャガチャ
キョン「目隠しと一緒に買ってきた。『痛くない!皮製がっちり拘束手錠!』だ」
キョン♀「外せ」
キョン「…」
639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:16:26.46 ID:I7oo8RneO [17/38]
キョン♀「おい」
ヌル…
キョン♀「っ…!?」ピクッ
ヌル ヌル…
キョン♀「こらっ…やめろっ」ピクンッ
キョン「言っただろ。触ってみたいって」ヌル ヌル
キョン♀「っ…だからしてやるって言っただろ…!」ピクッ
キョン「お前も状況に流されれば興奮するとか言ってたし、これでいいだろ」ヌルヌル ペチョペチョ
640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:22:45.24 ID:I7oo8RneO [18/38]
キョン「ちょっと倒すぞ」
キョン♀「なに?」
グイッ
キョン♀「っうわっ!」
キョン「……うん。やっぱ床に座った方がいいな」
キョン♀「…お前なぁ、目隠ししてるからめちゃくちゃビビッたぞ…」
キョン「悪かった。このほうが色々好都合でな」ヌル
キョン♀「っ…!」
642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:36:25.27 ID:I7oo8RneO [19/38]
キョン♀「馬鹿っ…乳首触んなっ…!」ジタバタ
キョン「胸がないから他に触るもんがねぇんだよ」クリクリ
キョン♀「っせーな!っ…!」ジタバタ ヌルヌル
キョン「あと拘束後の抵抗ってそそるな。支配欲っつーのか、興奮する」クリクリ
キョン♀「っ…!(さっきから足が滑ってうまく動けねぇ!)」ツルッ ヌルッ
キョン「…硬くなってきたな」クリッ ヌリュ
キョン♀「んっ…!っ…!」ビクッ ヌルッ
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:10:24.78 ID:I7oo8RneO [21/38]
キョン「…」ヌルヌル
キョン♀「っ…はぁっ…!」ビクッ
キョン「…」ヌルル…
キョン♀「…くそっ…好きにしろよ…もうっ…」
キョン「もう好きにされてるがな」クリクリ
キョン♀「うるせぇっ…んぁっ!」ビクッ
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:21:46.41 ID:I7oo8RneO [22/38]
キョン「なぁ」ヌルヌル
キョン♀「ん…っ…?」ピクンッ
キョン「…今、濡れてるのか?」ヌルヌル
キョン♀「……さぁな」
キョン「触って確かめる」
キョン♀「だああ!やめろ!たぶん濡れてるっ」
キョン「…そうか」ヌルヌル…
キョン♀「お前なぁ…つーか絶え間なく触りすぎだろ…っ…乳首の感覚薄くなってきたぞ」
キョン「マジか。すまん」
キョン♀「謝るなら手錠を外してほしいね…」
キョン「それは駄目だ」ヌルヌル
キョン♀「…はぁ……んっ」ピクンッ
676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:36:42.61 ID:I7oo8RneO [23/38]
キョン「……なぁ」
キョン♀「……」
キョン「……なぁ」
キョン♀「駄目だ」
キョン「と見せかけて?」
キョン♀「ちょっとだけよ……って馬鹿か」
キョン「なんだ、余裕出てきたじゃないか」
キョン♀「諦めの境地ってやつだ。思った以上に何もできんからな」
キョン♀「手錠を外して…目隠しも取ってくれたら、どうだ、下のタオルは俺が自分で取ってみせてやろう」
キョン「別に取らんでいい」
キョン♀「そうかよ…」
677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:44:04.01 ID:I7oo8RneO [24/38]
キョン「…」
キョン♀「……ん、お前まさか…」
キョン「…なんだよ」
キョン♀「タオルの下が怖いのか?」
キョン「……」
キョン♀「……ははっ!やっぱりそうきたか!」
キョン「……」
678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:59:15.39 ID:I7oo8RneO [25/38]
キョン♀「モザイクなしが見たいっつってもモザイクがないと怖いってのはあるからな、だが安心しろ、お前は別にんむっ」
キョン「…」
キョン♀「んっ…むっ……!(!?く…唇かこれ!?キスされてんのか!?)」
キョン「……ぷは」
キョン♀「ぷあっ!……っ!お、お前いきなりすぎんだr」
キョン「言っとくが俺はお前のことを考えただけだ。下はさすがに好き勝手やるのはマズいと思ったからな」
キョン♀「……紳士のつもりか?」
キョン「…紳士だろう?」
キョン♀「紳士なら視界を奪われた女の子を背後から騙して手錠をかけたりしない」
キョン「手錠は紳士のたしなみだ」
キョン♀「全世界の聖人紳士にあやまれ」
679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:06:08.06 ID:I7oo8RneO [26/38]
キョン♀「つーかお前キスしやがったな」
キョン「あまりにペラペラ喋るもんだから塞ぎたくなったんだよ」
キョン♀「くそー…わけのわからんうちに唇を奪われちまった…」
キョン「…柔らかかったな」
キョン♀「こっちはそれどころじゃなかったがな」
キョン「…もう一回していいか」
キョン♀「っ……駄目っつってもするんだろ…」
キョン「…」
キョン♀「っ……」ビクビク
680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:12:43.94 ID:I7oo8RneO [27/38]
キョン♀「っ……」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「…っ…」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「………?」
キョン♀「あ」
キョン「…」
キョン♀「てめぇ、カマかけやがったな!」
キョン「期待してたのか?」
キョン♀「この腐れ外道が」
キョン「震えてて可愛いかったぜ」
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:18:45.93 ID:I7oo8RneO [28/38]
キョン♀「目隠しを取ってくれ」
キョン「…」
キョン♀「終わりって意味じゃない。たださすがにこれ以上見えないのは怖いってだけだ」
キョン「…いいのか」
キョン♀「さぁな。俺も何が正常なのかわからなくなってきたのかもな」
キョン「…わかった。目隠し、外すぞ」
キョン♀「ん…」
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:24:56.66 ID:I7oo8RneO [29/38]
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…まぶしい」
キョン「俺のルックスがか?」
キョン♀「いや、蛍光灯がだ」
キョン「わかってるよ。ツッコめよ」
キョン♀「ツッコむのはお前の仕事だろ?」
キョン「っ」
キョン「わかった」ズイ
キョン♀「待て、冗談だ。しまえ」
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:35:51.02 ID:I7oo8RneO [30/38]
キョン♀「はぁー……どうすっかな……」
キョン「…ゴムは着けるぞ」
キョン♀「当たり前だ。というかだな、俺たちは今マジで越えてはいけない一線を越えようとしているわけなんだが」
キョン「俺の方はあっさり越えちまいそうだ」
キョン♀「頼むからはやまってくれるなよ」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:21:10.55 ID:I7oo8RneO [32/38]
キョン♀「……よし、手錠を外してくれ」
キョン「ああ、もう必要ないな」
キョン♀「最初から必要なかったんだがな」
キョン「手錠なかったらお前抵抗してただろ」
キョン♀「どうして抵抗することが悪いみたいになってんだよ」
キョン「へたに選択肢があるから迷うのさ。だったらそんなもん奪っちまえばいい」
キョン♀「……次は、そうホイホイ奪うなよ」
キョン「……おう」
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:27:09.04 ID:I7oo8RneO [33/38]
キョン「…じゃ、タオル取るぞ…」
キョン♀「…ああ」
キョン「……っ」ヌルッ
キョン♀「言っとくがそれローションな」
キョン「わかってるよ…」
キョン「……」ネチョ…
キョン♀「…っ…くそ…恥ずかしすぎて死ぬ…」
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:32:49.03 ID:I7oo8RneO [34/38]
キョン「……」ネチョー…
キョン「…!」
キョン♀「……っ…?」
キョン「…毛…ないのか?…剃った?」
キョン♀「ああ…いや、俺は何もしてない。おそらくハルヒのせい…だと思うが」
キョン「あいつは女の俺に何を望んでるんだ…?」
キョン♀「知るかよ…つーかあんまマジマジ見んな…死ぬ…」
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:37:48.59 ID:I7oo8RneO [35/38]
キョン「悪い……つかすげー糸引いてるんだが…本当にこれローションなのか?」
キョン♀「…俺の体液も交じってますって言えば満足か?」
キョン「正しくは俺の愛液、だな」
キョン♀「あああああ」
キョン「いいなこれ、なんかすげーいい」
キョン♀「よくねぇよ…なんだよこれ…」
715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:42:11.49 ID:I7oo8RneO [36/38]
キョン「…っさわ…触るぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「……っ」
キョン「……なんか怖いんだが」
キョン♀「嫌ならやめてもいいぜ」
キョン「いや、触る…!」ヌルッ…
キョン♀「…っ」ピクッ
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:46:03.23 ID:I7oo8RneO [37/38]
キョン「…」ヌルヌル…
キョン♀「…っ」
キョン「…」ヌル…ヌル…
キョン♀「…随分控えめだな」
キョン「…」
キョン「…指入れるぞ」
ヌルッ…
キョン♀「っ…」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:50:24.68 ID:I7oo8RneO [38/38]
クチュ…ヌチュッ…
キョン♀「っー……」
キョン「おお……おおお……圧迫感がすげぇ…」ツププ…
キョン♀「い…異物感が…」ビクビク
キョン「……」クイクイ
キョン♀「んっ…!」ピクンッ
キョン「……」クチュ…
キョン♀「ぅあっ…」ビクッ
719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:05:55.03 ID:5PNdMNKuO [1/66]
キョン「これは…やみつきになるのもわかるな…」クチュ…クチュ…
キョン♀「んっ…!」ピクッ…
キョン「征服感…指一つで好きなときに鳴かせられる…って感じ」
キョン♀「そう簡単に鳴かされるかよ」
キョン「…」クチュクチュクチュッ
キョン♀「あんっ!……っつー……」
キョン「…」ニヤニヤ
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:11:35.01 ID:5PNdMNKuO [2/66]
キョン「最高の気分だ」
キョン♀「最低の気分だ…」
キョン「…じゃあもうちょい深く入れるぞ」
キョン♀「…ゆ、ゆっくりな…」
キョン「…」クチ…
チュプ…
キョン♀「ぅっ…」ピクッ
キョン「…」クチュ…チュク
キョン♀「ぁっ……っ……」
724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:17:39.70 ID:5PNdMNKuO [3/66]
キョン「…」クチュクチュ
キョン♀「…っ…っ!」
キョン「…」クチュクチュ…
コリッ
キョン♀「んんっ!」ビクッ
キョン「お?」
キョン♀「や…そ……そこはマズい…」
キョン「……今のは…ここか?」クイクイ
コリッ
キョン♀「ああっ!」ビクンッ
キョン「…なるほど…ここが弱いのか…」コリコリ
キョン♀「んんっ…!ぅっ…ぁ…っ!」ビクッ ビクッ
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:28:41.69 ID:5PNdMNKuO [4/66]
キョン「…(そろそろイかせたいな)」クチュクチュ
キョン♀「…っ…ぁっ…!」
キョン♀「っ……(い、イきそうだ…)」
キョン「…」ス…
キョン♀「……?お、おい」
ペロッ チュゥ
キョン♀「っ!?」ビクンッ
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:38:10.40 ID:5PNdMNKuO [5/66]
キョン「…」チュウッ レロ
キョン♀「っ!ああっ!!」ビクビクッ
キョン「…(すごい反応だな…)」レロレロ
キョン♀「っ……!んっ!っ!」ビクッ ビクンッ
キョン♀「…っ…イく…っ…!」ビクビクッ
キョン「……」
キョン「…っ」レロレロレロレロ
キョン♀「っ!?」
キョン「…っ」レロレロレロレロッ
キョン♀「ぁあっ!んっ!~~~っっ!!」ビクビクッ! ビクッ!
キョン「!」ジュルッ
733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:47:33.68 ID:5PNdMNKuO [6/66]
キョン♀「~~~っ!っ!」キュンキュン
キョン「…ふぅ」
キョン♀「……っ……はっ……ぁ……」クテ…
キョン「……この達成感」
キョン♀「はっ……は…っ…」
キョン「…イったんだよな?」
キョン♀「…っ……ああ…」
キョン「……こういうとき何て言えばいいんだ?」
キョン♀「……さぁ…女の方から抱きついたりするんじゃないか…?」
キョン「…そうか。来てもいいぞ」
キョン♀「疲れたから少し休む」
キョン「…」
777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:18:17.26 ID:5PNdMNKuO [8/66]
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「……さて」
キョン「…ん」
キョン♀「いいぞ、来ても」
キョン「ふー…ついにこの時が来たか」
キョン♀「ゴムは二重にしろ」
キョン「……そうだな。そうしとくか」
キョン「……なぁ、もしお前が妊娠したりしたらどうなるんだ」
キョン♀「考えたくもない」
780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:36:36.32 ID:5PNdMNKuO [9/66]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン♀『うっ、産まれる!』
キョン『頑張れ!頑張れ!』
キョン♀『う、うわああああああ!!』
オギャア……オギャア……
キョン『………よく頑張ったな』
キョン♀『はぁ……はぁ……悪い、疲れたから少し休む……』
キョン『……ああ…お疲れ様…』チュッ…
キョン♀「この妄想はやめた方がいい」
キョン「ああ、背筋がゾッとした」
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:50:58.09 ID:5PNdMNKuO [10/66]
キョン「……子供は俺に似るのか」
キョン♀「もう考えるな。………まぁ遺伝子的には完全に一致だろうな」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン子『この心霊番組出来悪いな』
キョン『作り物感が出すぎだな』
キョン♀『お前たちメシ出来たぞ』
キョン子『はーい』
キョン『今日はカレーか』
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:27:15.46 ID:5PNdMNKuO [11/66]
キョン『……なぁ』
キョン♀『ああ、いつもより寝るのが2時間もはやい』
キョン『気遣ってんのか…あいつまだ7歳だぜ?』
キョン♀『まったく変にマセやがって。誰に似たんだか』
ガチャ…
キョン子『…zzz(…)』
キョン『…』
キョン♀『…』
『…メリークリスマス』
キョン「ちょっといいかも」
キョン♀「戻ってこい」
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:39:41.95 ID:5PNdMNKuO [12/66]
キョン「よしやるか」
キョン♀「…やっぱゴム三重にしといたほうが」
キョン「さすがに感触なくなるだろ」
キョン♀「…」
キョン「大丈夫だ。二枚も破れるなんて有り得ないだろ」
キョン♀「…そうだな」
797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:20:05.02 ID:5PNdMNKuO [13/66]
………
……
…
キョン♀「んっ!あっ!」
キョン「はぁ…はぁ…!」ズチュッ ズチュッ
キョン♀「っ!っ!」
キョン「っ…イきそうだっ…」ズッ ズチュッ
キョン♀「…っ!は…やいな…っ…!」
キョン「溜まってたんだよっ…さっきからずっと抜きたいの我慢してたんだ…!」ズチュッ バチュンッ
キョン♀「…うっ!ぁっ!」ビクッ
キョン「………っっ!!」ブルッ
キョン♀「~~っ!!」キュンキュンッ
キョン「うっ…!!」ビクン! ビクッ! ビクッ!
799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:27:21.22 ID:5PNdMNKuO [14/66]
キョン♀「っ……!っ……?」ブルッ
キョン「はぁ…はぁ…」
キョン♀「…なんか…温かい……ぞ…?」ハァ…ハァ…
キョン「は……?」
キョン♀「……まさかな」
キョン「……っ」
ヌク…
………トロッ
キョン「…!」
キョン♀「は……」
805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:53:39.78 ID:5PNdMNKuO [15/66]
キョン「………」ヌルッ
キョン♀「……な…なんで出てんだよ…」
キョン「……これ…破れてる…」ヌル…
キョン♀「いやいやいや!二枚だぞ!どんな射圧だ!」
キョン「…かなり溜まってたからな…」
キョン♀「溜まっても普通破れねーよ!いやわからんけど破れねーだろふつう!」
キョン「…かなりきつかったしな…」
キョン♀「まずい、マズいぞ…中はマズい…!」
807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:59:43.78 ID:5PNdMNKuO [16/66]
キョン♀「なんで破れた!お前のチンコ棘でもついてんのか!」
キョン「…」フニャ…
キョン♀「くそっムカつく」
キョン♀「…ちっ…出すしかねぇか…」
キョン「……吸い出すか?」
キョン♀「いい、自分でやる」
キョン♀「……っ」グチュ…
キョン♀「っ……っ」グチュ…グチュ…
キョン♀「…奥が…んっ…!」ビクッ
キョン「……」ムク…
814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:11:55.52 ID:5PNdMNKuO [17/66]
キョン♀「っ……んっ!」クチュ…クチュ
キョン「……」ムクムク…
キョン♀「…………お前なぁ……」
キョン「仕方ないだろ。これは仕方ねぇ」
キョン♀「お前のせいだってのに………くそ駄目だ、指じゃ全部出せねぇ」
キョン♀「シャワー取ってくれ」
822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:48:01.60 ID:5PNdMNKuO [18/66]
キョン「……ほら」
キョン♀「よし…」
キョン♀「…」キュッ
シャアアアアア
キョン♀「……」
キョン♀「……」クパ…
キョン「…!」
シャアアアアアッ
キョン♀「っ……んっ…!」ビクッ
シャワアアアアア
キョン♀「っ…!っ……!」ビクビクッ
キョン「……」ビンッ
825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:55:18.87 ID:5PNdMNKuO [19/66]
キョン♀「なんか逆に奥に押し込んでる気がする……」シャアアアアア
キョン「…どうなんだろうな」
キョン♀「くそ……っ……」ショワアアアア
キョン「…」
キョン♀「…っ……もういいか…」キュッ
キョン「……(…シャワオナ)」
キョン♀「お前が何を考えているのか顔を見なくてもわかる」
キョン「やっぱりお前も意識してたか」
キョン♀「…不便だぜ、感じたくないときも感じるってのは」
827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:02:27.63 ID:5PNdMNKuO [20/66]
キョン♀「……それと、これはあまりしたくない…というかさせたくないんだが」
キョン「…?なんだ」
キョン♀「念には念をいれてだ……吸い出してくれ。シャワーだとやっぱ奥にやってるような気がしてな」
キョン「…わかった。吸ってやる」
キョン♀「クリトリスとか余計なところは弄らんでいいからな」
キョン「わ…かってるさ」
828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:06:21.61 ID:5PNdMNKuO [21/66]
キョン♀「…じゃあ、頼んだ」
キョン「…任せろ」
キョン「…」
キョン「…」クチ…
クパァ…
キョン「…っ」ゴクリ…
キョン♀「っ…」
キョン「……じゃ、吸うぞ」
キョン♀「あ、ああ…」
831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:10:36.81 ID:5PNdMNKuO [22/66]
キョン「…」ハム
キョン♀「っ」ピクッ
キョン「…っ」ヂュ…ズヂュッ
キョン♀「っ…は…!」
キョン「…っ」チュウウウッ
キョン♀「ぃっ…!」ブルッ
837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:18:02.54 ID:5PNdMNKuO [23/66]
キョン「…っ」ヂュッ ヂュルル
キョン♀「っ…!…どうだ…まだ残ってるかっ…?」
キョン「…っ(何もないが…)」ヂュルルッ ヂュルッ
キョン♀「っ…!くぅっ…!」ビクッ
キョン「…っ(もう少しだけ…)」ヂュル……ズチュ…
キョン♀「…っ!?おいっ…舌挿れてるだろっ…!」ビクッ
844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:23:09.29 ID:5PNdMNKuO [25/66]
キョン「…っ」ウネウネ
キョン♀「んっ…!(わざとなのか…舐めとろうとしてんのか…)」ビクッ
キョン「…っ」グリッ
キョン♀「っ!ぁはっ!(わざとだ!こいつ!)」ビクッ
キョン♀「っもういい!」グイ
キョン「ん…」
847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:28:51.19 ID:5PNdMNKuO [26/66]
キョン♀「はぁ…はぁ…どうだ、取れたか」
キョン「いや、何も。最初から綺麗だったぜ」
キョン♀「そうかよ…」
キョン「だが奥はわからん。舌も届かなかったしな。広げて見てみるか?」
キョン♀「……いらん。お前はなんか信用できん。……俺が見る」
キョン「…」
キョン♀「鏡……」
キョン♀「……」クパァ
キョン♀「……(何プレイだこれは…)」
848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:31:38.86 ID:5PNdMNKuO [27/66]
キョン♀「……いまいちわからんな…」
キョン「…俺なら近くで見れるぞ」
キョン♀「……」
キョン♀「……」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…頼む」
キョン「おう」
849 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:36:36.10 ID:5PNdMNKuO [28/66]
キョン♀「あーくそ…」
キョン「よし、股開け」
キョン♀「…」
キョン♀「…死にてぇ」
キョン「どれどれ…」
キョン「…うん」
キョン♀「もういいか…?」
キョン「…ああ。綺麗だったぞ」
キョン♀「…」
851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:48:04.18 ID:5PNdMNKuO [29/66]
キョン♀「……たしかアフターピルとかってあったよな」
キョン「ああ…なんかそんなのあったな」
キョン♀「薬局……いや、病院か…」
キョン「……なぁ」
キョン♀「なんだ」
キョン「お前、生理とかってあるのか?」
キョン♀「…ある」
キョン「その……なんだ。排卵周期とかってあるだろ…?生理…とか」
853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:53:34.86 ID:5PNdMNKuO [30/66]
キョン♀「……生理は……5日前くらいだったか…」
キョン「…それってヤバいのか…?」
キョン♀「いや……安全日だ…一応…」
キョン「…勉強したのか」
キョン♀「いや…朝比奈さんに教えてもらった」
キョン「!?」
キョン♀「キョンちゃんも女の子なんだから知っておかないとダメ、って言われた」
キョン「朝比奈さんから女の体の話を…」
856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:59:34.19 ID:5PNdMNKuO [31/66]
キョン♀「……とりあえずここを出よう」
キョン「ああ」
キョン♀「やれやれだ…」
キョン「……」ゴソゴソ
キョン♀「…おい、何してる」
キョン「…よし、行くか」
キョン♀「とんだラブホ見学だったぜ…」
861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:16:11.24 ID:5PNdMNKuO [33/66]
キョン♀「………はぁ、空気がうまいぜ」
キョン「これからどうする?」
キョン♀「……帰ろう」
キョン「……そうだな」
キョン♀「やれやれだ…」
「二人とも、お疲れのようだね」
キョン♀「!」
キョン「!」
862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:20:12.09 ID:5PNdMNKuO [34/66]
キョン♀「……っ!」
キョン「……さ…」
キョン♀「佐々木……?よ、よう、また会ったな!」
佐々木「また会ったね、キョン。くっくっ、なんだか今日は偶然が続く日だ…と言いたいところだが」
佐々木「面白いことにこれは偶然ではないのだよ、キョン」
キョン♀「……な、なに…?」
875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:36:00.74 ID:5PNdMNKuO [35/66]
佐々木「それにしても妙な場所で会ってしまったね。別に何があるというわけでもないが、少し気恥ずかしい」
キョン♀「そ…そうだな…こんなところで合うなんてな…はは…」
キョン「……」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?それとももう食べてしまったかな?」
キョン♀「あ、あー…そうだな……えーと…」
キョン「佐々木。俺たちはもう帰らないといけないんだ。悪いな」
佐々木「キョンは口を出さないでくれないか。僕はこっちのキョンに話しかけているんだ」
キョン「っ…!」
キョン♀「……佐々木、こいつはジョンで」
佐々木「もちろんこの夕食の誘いは男性の方のキョンも一緒のつもりだよ」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:43:00.17 ID:5PNdMNKuO [36/66]
キョン♀「……佐々木、こいつの顔はそんなに俺と似てるか?」
佐々木「顔は全く別人だね。面影もないと言ってもいい」
キョン♀「……キョンは俺だ。ややこしいからこいつをそう呼ぶのはやめてくれないか?」
佐々木「…ふむ。キョン…これは君に言っているのだが、どうだい?ジョンとキョン、どっちの名前が」
キョン♀「佐々木!お前いい加減に…」
886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:00:47.30 ID:5PNdMNKuO [37/66]
佐々木「っと…すまない、動揺するキョンが可愛くてつい…」
キョン♀「…」
佐々木「察しのいいキョンのことだ。もう気づいているんだろう?まあ気づいたのは僕の方だが、いや、気づくというよりは知ったと言うべきか」
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「二人ともそう怖い顔をしないでくれないか。ちょっとした余興、サプライズのつもりだったんだ。僕も驚かされたからこれでおあいこということで」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:13:29.49 ID:5PNdMNKuO [38/66]
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「……キョン、嘘をついたのは君だ。彼氏ができたと聞いたときは驚いたが、まぁそれが嘘だったということは…悪くはないがね」
佐々木「……キョン。君は元は男だったというのは本当かい?」
キョン♀「!」
キョン「!」
佐々木「ふむ…」
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:19:13.96 ID:5PNdMNKuO [39/66]
キョン♀「……悪いが佐々木、お前が何を言っているのかさっぱりわからない」
佐々木「そうか…では今言ったことは全て忘れてくれ」
佐々木「これからはキョンに不思議系キャラとして見られてしまうのが悔しいが、仕方ない。踊らされた僕が悪いな」
キョン「……佐々木」
キョン♀「おい」
佐々木「なんだい?ジョンさん」
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:27:45.94 ID:5PNdMNKuO [40/66]
キョン「その話、誰から聞いたんだ」
佐々木「僕の友人に橘さんという女の子がいてね、これがまた変わった人なんだが、話は彼女から聞いた」
キョン「…橘だと?」
キョン♀「橘…おい佐々木、そいつのフルネームは何ていうんだ」
佐々木「へぇ…本当に面識があるのか。面白くなってきた」
キョン♀「佐々木」
佐々木「橘京子。彼女はそう名乗っていたよ」
893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:39:47.61 ID:5PNdMNKuO [41/66]
キョン♀「っ!」
キョン「……佐々木、どうしてお前があんなやつと付き合っているんだ…」
キョン♀「いや、それより…橘から聞いた…?なぜあいつが佐々木にそんな話をする…?」
佐々木「…質問か。その前にこちらの質問に答えてほしい。さっきはあやふやになってしまったからね」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?」
キョン♀「……わかった。付き合うぜ」
佐々木「…ジョンさんも」
キョン「……ああ、俺も行く」
894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:45:27.00 ID:5PNdMNKuO [42/66]
………
……
…
佐々木「クリームパスタ一つ。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
佐々木「♪」
キョン♀「……佐々木」
佐々木「ん、なんだい?」
キョン♀「お前が橘から聞いたという話を詳しく聞かせてくれ」
佐々木「うん。そうだな…どこから話せばいいか…」
897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:58:42.86 ID:5PNdMNKuO [43/66]
終わらせる
合いの手は欲しいけど関係ないレスとかはできればしないでほしい
終わらせる!俺は今日終わらせるんだ!
898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:12:03.15 ID:5PNdMNKuO [44/66]
………
……
…
佐々木「……と言うわけだ。正直僕も半信半疑…いや九信一疑だったんだが、さっきのキミの反応で解ったよ。どうやら本当らしいね」
佐々木「いろんな話を聞かされたよ。突拍子もない話ばかりだったがね」
佐々木「宇宙人、超能力者、未来人、そして神様だったか。今のキョンを見ていると、なるほど、信じる気になってきたよ」
900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:25:23.34 ID:5PNdMNKuO [45/66]
佐々木「というのも、実は僕自身にもよくわからない実感みたいなものがあってね」
佐々木「理解や納得というよりも、なぜかそうだということがわかる、と言った感じだ」
佐々木「この世界は涼宮ハルヒさんの見ている夢のようなもので」
佐々木「本当はキョンは男性のはずだが、どういうわけだが女性になってしまった。そしてその男性のキョンというのが…ジョンさん、キミなんだね」
キョン「……ああ、その通りだ」
901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:32:04.28 ID:5PNdMNKuO [46/66]
佐々木「はー……すごいな。凄いよキョン。さすがはキョンだ」
キョン♀「なんだそりゃ」
佐々木「不思議も不思議、本物の不思議系キャラじゃないか。僕なんか君と並んだら足下にも及ばない。くくっ」
キョン「…楽しそうだな。こんな状態だってのに」
キョン♀「…佐々木、お前の記憶では俺はずっと女だったんだろ?こんな夢みたいな話をお前は信じられるのか?」
佐々木「そう、そこなんだよキョン。重要なのは、これが夢だということだ」
佐々木「夢はいつか覚める。この場合は…そうだな、そんなに長くは続かないんじゃないかな」
キョン「…なぜそう言い切れる?」
佐々木「なんとなく。でもわかるんだ。確信がある」
902 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:40:55.16 ID:5PNdMNKuO [47/66]
佐々木「説明はできないがね」
キョン♀「……そうか」
キョン「…驚くしかないな」
佐々木「くくっ。…ところでキョン…あ、今言うキョンは女のキミの方だが…んー…」
佐々木「すまない男性のキョン、キミをジョンと呼んでもいいかな。指名する際に二人同時に反応されるのはひどくややこしい」
キョン「ん、ああ、別に構わんが…」
佐々木「ありがとう。本当は本当のキョンも親しみを込めてキョンと呼びたいんだが、ここはわかりやすさを優先したい」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:58:37.66 ID:5PNdMNKuO [48/66]
佐々木「……と、スムーズに話ができるようになったところで、キョン」
キョン♀「なんだ」
佐々木「そしてジョン」
キョン「ん?」
佐々木「僕とはちあわせた時だが…君たち、面白い場所にいたね」
キョン・キョン♀「「…!」」
佐々木「くっくっ。触れられたくない話題かもしれないが、君たちの方からは絶対に振ってこないと思ってね。こちらから言わせてもらったよ」
佐々木「そして先に謝らせてもらいたい。今日橘さんからキョンが二人いるという話を聞いたのは君たちと別れた直後だった」
佐々木「しばらく会っていなかった話題の親友に偶然にも会えた、しかも事件のことを聞く直前に。それが何かの示しかもしれないと思って、別れたばかりの君たちを追いかけた」
佐々木「追いかけたのだが、僕はそれ以上追いかけられなくなった」
キョン「…」
キョン♀「…」
佐々木「くくっ…いや、すまない。尾行したつもりではなかったんだ。声をかけようと思った。しかしだね」
キョン「…」
キョン♀「…」
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:13:23.30 ID:5PNdMNKuO [49/66]
佐々木「あの建物は秘め事をするための場所だ。そこへ入り、出てきた君たちがしていたことを僕が想像するのは難くな……いや、…」
キョン「……おいお前、今すぐ俺の首を絞めてくれ」
キョン♀「こっちからも頼む。手加減なしでな」
ぐぐぐっ…!
佐々木「わああ!待ってくれ!別に僕はキョンを非難したわけじゃない!」
ぐぐぐっ……!
佐々木「キョン!やめてくれ!………僕がキョンと同じ立場だったら、僕も同じことをしていたよ」
ぐぐ……
佐々木「ここ夢の世界だ。ならば、普段できないことを試してみたくなるのは当たり前のことだ。僕はそう思う」
キョン♀「げほォっ!!」
キョン「がはっ!!げほっ!!」
909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:17:54.41 ID:5PNdMNKuO [50/66]
キョン「てめぇマジで締めやがったなっ…!」
キョン♀「お゛っ…お前ごそ゛っ…!」
佐々木「まさか僕の前で殺し合い…いや、自害を始めるとは…」
キョン♀「げほっ……佐々木、お前が俺たちを非難するのは当然のことだ」
キョン「ああ。言い訳するつもりはない」
佐々木「キョン…」
「「だから死なせてくれ」」
ぐぐぐっ!!
佐々木「キョンってば!!」
911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:22:28.84 ID:5PNdMNKuO [51/66]
キョン「ぐっ……!」ギリギリ
キョン♀「がっ……!」ギリギリ
佐々木「~~~っ!もうっ!」
佐々木「……っ!」ガタッ
佐々木「……」
ヌキヌギ…
キョン・キョン♀「「!?」」
ざわ… ざわ…
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン♀「なにしてんだ!」
キョン「佐々木!白っ…服を脱ぐのをやめろ!」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:31:42.88 ID:5PNdMNKuO [53/66]
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン「スカートをはけ!」バッ
キョン♀「どうしたってんだよ!」
佐々木「はぁ……はぁ……!どうだいキョン…ここは夢だから、こんなことだってできるんだ」
キョン「っ……」
キョン♀「……佐々木…」
佐々木「…ふふ、少しは落ち着いたかい?」
キョン♀「……悪いな、心配させちまった」
キョン「……白…」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:39:51.17 ID:5PNdMNKuO [54/66]
佐々木「……っ」ドキドキ
キョン♀「無茶しやがって…」
キョン「…佐々木よ。お前はこの世界を夢だと言うが…」
佐々木「…じき覚める夢だよ。この世界での僕の記憶もなくなる」
キョン「…なぜわかる…いや、お前にはわかるんだったな」
佐々木「…本当の僕が本当の世界にいるというのなら。この世界の僕の17年あまりの人生が全て作り物だとは思わない」
佐々木「夢が終わっても最近の記憶が消え、キョンが男になる、ただそれだけさ」
キョン♀「……だからっていきなり脱ぐか…?」
キョン「俺は少しこの世界が好きになってきたぜ」
キョン♀「黙れ」
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:53:37.81 ID:5PNdMNKuO [55/66]
キョン♀「やれやれだ」
佐々木「くくっ。そういうわけだキョン、君たちの行動は正しかったというわけさ」
キョン「やれやれ…」
佐々木「……ところでキョン、実はこういうこともあって、僕も色々と鬱憤が溜まっていてね」
佐々木「そこで……君に、僕の相手をしてもらえたら嬉しいのだが」
キョン・キョン♀「「!」」
キョン♀「そっ……それは……」
キョン「俺に言っているのか……?」
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:06:31.81 ID:5PNdMNKuO [56/66]
キョン♀「お前はジョンだろ。及びじゃねぇよ」
キョン「あっ…!」
佐々木「……ん、まずい、もうすでに僕の記憶喪失が始まっているようだ」
キョン♀「なに!?」
キョン「大丈夫か!?」
佐々木「うん……さっき僕は男のキョンをジョンと呼ぶと言ったね…」
佐々木「そのことを忘れてしまっていた。記憶喪失というか、僕の心が男のキミがキョンだと言うことをはっきりと認めたようだ」
キョン「……ということは」
佐々木「くくっ、この際だ、3人でしてみるのも悪くないと思わないかい?」
924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:12:25.33 ID:5PNdMNKuO [57/66]
………
……
…
妹「キョンくんー!起きてー!朝だよー!」
キョン「ん…」
キョン「ふぁぁ………ぁふ」
キョン「……」
929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:15:29.50 ID:5PNdMNKuO [58/66]
キョン「数学と…英語と……」ゴソゴソ
キョン「ん…?なんだこれ…」
キョン「……これって」カチ
ヴヴヴヴ…
キョン「うおっ!やっばり!」
キョン「なんでこんなもんが俺の鞄に…」
キョン「…ん?」
キョン「……これは…プリクラ?」
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:19:02.91 ID:5PNdMNKuO [59/66]
キョン「これは……俺か?」
キョン「この二人は……一人は…佐々木か…?」
キョン「もう一人は……ハルヒ…?いや……違う」
キョン「誰だこいつ……つーかなんだよこのプリクラ…こんなもん撮った覚えねーぞ」
キョン「………3P」
キョン「いやいや、何を考えてるんだ俺は」
948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:29:07.37 ID:5PNdMNKuO [60/66]
キョン「なんなんだよいったい……」
キョン「……とりあえず学校行くか。遅刻しちまう」
キョン「……」
その日、俺は学校で教科書を取り出しているとバッグの底に皮製の手錠のようなものを発見した。
そして偶然にも、いや目ざとくそれをハルヒに発見され
その場では何も言わなかったハルヒだったが、放課後、文芸部室にてSOS団の目の前で問いただされた。
951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:41:04.98 ID:5PNdMNKuO [61/66]
その日精神的に疲れ果てた俺は部屋で謎の物品たちを調べていると
あの手錠の皮の裏側に、あるメッセージを見つけ出した。
そこには『コンドームは2枚だと破れやすい。厚めのものを1枚着けるといい』とあった。
俺は吹き出し、そのメッセージを心に刻み込んで寝た。
おわり
957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:44:02.97 ID:5PNdMNKuO [62/66]
ここまで支援してくれた人、ありがとうございました
ここまで続くとは思ってなかったです
キョン子の画像貼って1000まで埋めてもらえると嬉しいです
983 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:29:57.83 ID:r/Ly/bST0 [1/2]
別の話でもいいからキョン子のSS書いてくれんかの
最近のハルヒSSにはキョン子成分が足りない
986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:33:33.72 ID:5PNdMNKuO [63/66]
>>983
最近というか常に足りない
なぜキョン子が流行らないのか不思議でならない
あと画像をシベリアの代行スレに置いてきたんだけど誰か貼ってみんなにキョン子の良さを伝えてほしい
キョン「うわぁ…同情するぜ」
キョン♀「そういうわけだ。あいつの彼女と間違われるのと朝比奈さんと下着コーナーを回るのだったら150%後者だろ?」
キョン「今の同情は取り消しだ。羨ましすぎる」
キョン♀「ま、休日はこんな感じだ」
キョン「満喫してんな」
キョン♀「まあ、いいこと尽くめってわけでもないんだがな」
キョン「十分さ。俺なんか休日は長門の部屋でひとりだぜ?あの何もない長門の部屋でだ」
キョン♀「なんで引きこもってんだ。出かければいいだろ」
キョン「お前らが街にいるから合わないようにしてるんだよ」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:59:47.09 ID:9OD11K63O [35/74]
キョン♀「あ。なるほど大変だな」
キョン「俺も誰かと思う存分街で遊びたいぜ…」
キョン♀「そうか…この世界だと俺たちしか知り合いいないもんな…」
prrrrr…
キョン♀「ん……ハルヒだ」
キョン「この時間に電話してくるのは珍しいな」
キョン♀「また面倒なことを言い出さないといいんだが」ピッ
キョン♀「もしもし」
「キョン?明日なんだけど、あたし親戚の不幸でちょっと不思議探索行けなくなっちゃったから、明日の活動はなしにするわ」
キョン♀「…そうか。わかった」
「ん。…あ、言っとくけど自由行動だからってフラフラ遊びに出かけたりしちゃだめよ。ナンパされても断固拒否しなさい。いいわね!それじゃ。おーばー」
キョン♀「ナンパって…おう、じゃあな」
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:12:15.09 ID:9OD11K63O [36/74]
キョン「なんだって?」
キョン♀「明日の活動が中止になった」
キョン「ほう」
キョン♀「…明日は日曜か。暇になったな」
キョン「………なあ」
キョン♀「いいぜ、付き合ってやる」
キョン「!」
キョン♀「久しぶりの遊び相手が俺というのは心中察するがまあそこは妥協してくれ」
キョン「いいさ、この際誰でもいいんだ。むしろお前相手なら気兼ねなく遊べそうだしな」
キョン♀「飢えてるな」
キョン「お前も精神と時の部屋を体験したらわかるさ」
361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:42:34.41 ID:9OD11K63O [37/74]
キョン♀「さて、お前明日何したい?」
キョン「そうだな…とりあえずてきとーに街に出て、それからは思いついたら行動でいいだろ」
キョン♀「さすが俺。てきとーだな」
キョン「まあな。お前だって何も予定ないんだろ?」
キョン♀「ふっふっふ…」
キョン「…!」
キョン♀「おい、俺」
キョン「な、なんだっ」
キョン♀「お前、俺とデートしないか?」
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:53:52.30 ID:9OD11K63O [38/74]
キョン「………すまん、なんだって?」
キョン♀「俺が恋人になってやろう」
キョン「キョンちゃん?大丈夫ですかー?」
キョン♀「お前彼女いないだろ?」
キョン「いっ…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…告白から始めた方が良かったか」
キョン「良くねーよ」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:01:32.10 ID:9OD11K63O [39/74]
キョン「お前正気か?俺とデートって…正気か?」
キョン♀「正気ではないだろうな。だがどちらかと言えば正気でないのは俺ではなくこの世界だ」
キョン「…」
キョン♀「折角女の自分がいるんだし、どうせなら有効活用してみようと思ってな」
キョン「…本気なのか」
キョン♀「気楽にいこーぜ。俺と俺なんだ、誰にも迷惑はかからんだろ?」
キョン「ふむ…」
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:14:24.88 ID:9OD11K63O [40/74]
キョン「……そうだな、こんなこと人生に一度あるかないかだしな」
キョン♀「異性から告白されることがか?」
キョン「微妙に自虐になってねぇからやめろ」
キョン♀「まぁ今の俺たちは人生に一度どころか、生物史始まって以来初のことだろうな」
キョン「常識なんか最初からない、か」
369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:20:55.39 ID:9OD11K63O [41/74]
キョン「……よし、やるか」
キョン♀「えっ!?待って…まだ心の準備が…」
キョン「そっちじゃねーよ!つーかその顔と声でそういうことすんのやめろ。洒落になってないぞ」
キョン♀「なんだよ、グッときたか?ときめいちまったか?」
キョン「ちょっと興奮した」
キョン♀「…」
キョン「そこで引くなよ!」
370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:29:41.76 ID:9OD11K63O [42/74]
キョン「ったく…」
キョン♀「ははっ。明日は楽しくなりそうだな」
キョン「……そうだ、お前まだ俺の彼女じゃねぇよな」
キョン♀「あん?親公認の恋人だろうが」
キョン「だって俺まだお前に告白されてないし」
キョン♀「はぁ…?」
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:33:53.47 ID:9OD11K63O [43/74]
キョン「明日は恋人同士でデートするんだ。告白もされてない相手を恋人だなんて思えないじゃないか」
キョン♀「なっ…なに…?」
キョン「付き合ってくださいと言え」
キョン♀「なっ…!」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:41:18.43 ID:9OD11K63O [44/74]
キョン「暗黙の了解じゃダメだ。お前の口からお前が俺のことをどう思ってるのか聞きたいんだ」
キョン♀「………お」
キョン「…お?」
キョン♀「お前が付き合ってくだいって言えよ」
キョン「なんでだよ。デート誘ってきたのお前だろ。ほら言え。大丈夫、断らないから」
キョン♀「ぐっ…!調子に乗りやがって…!」
キョン「どうした。長引けば長引くほど空気は重くなっていくぞ」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:46:26.72 ID:9OD11K63O [45/74]
キョン♀「ぐっ…!」
キョン「…」
キョン♀「………すっ…」
キョン「…」
キョン♀「…好き……です」
キョン「…」
キョン♀「つっ……付き合って……ください…」
キョン「……ああ、よろしくな」
キョン♀「くぅっ……」
377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:50:39.44 ID:9OD11K63O [46/74]
キョン♀は>>351のイメージで…
髪型変えたらハルヒにそっくりだよね!
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:57:49.64 ID:9OD11K63O [47/74]
キョン♀「こ、これが告白か……なんて力仕事なんだ…」
キョン「いやぁ、なかなかよかったぜ。あやうく惚れるとこだった」
キョン♀「…惚れてんだよ。相思相愛だろ。お前も俺に好きって言え」
キョン「おい」
キョン♀「なんだ」
キョン「好きだぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「よし、これでお互い正真正銘の恋人同士だな」
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:03:28.64 ID:9OD11K63O [48/74]
キョン♀「……馬鹿」
キョン「!?」ズキュン
キョン♀「ふっ!そう簡単に主導権は渡さねぇよ」
キョン「卑怯だ…卑怯だぞそれは…」
キョン♀「卑怯じゃねぇさ。これが俺の武器だ!」
キョン「抱きしめるぞ」
キョン♀「調子に乗ってすみませんでした」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:06:53.02 ID:9OD11K63O [49/74]
キョン「やれやれだ」
キョン♀「こんなカップルがいったいどこにいるってんだ」
キョン「…くくっ」
キョン♀「…ふふっ」
キョン・キョン♀「「はっはっは!」」
キョン「明日、楽しみだな」
キョン♀「ああ、実に楽しみだ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:51:34.01 ID:9OD11K63O [51/74]
次の日の朝
キョン「よお」
キョン♀「おう。んじゃ、行きますか」
キョン「ああ」
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:59:53.75 ID:9OD11K63O [52/74]
キョン「いい天気だな」
キョン♀「ああ、晴れて良かった」
キョン「しかし地味な私服だな。少し期待していたんだが」
キョン♀「これでも着飾った方だ。お前の方こそ…なんなんだそれ」
キョン「俺のは古泉からの借り物だからな。自分でも似合ってるとは思わんがこれくらいしかなかったんだよ」
キョン♀「まぁ、見慣れないだけでそんなに悪くないと思うぞ」
キョン「そうかい、ありがとよ」
392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:10:55.97 ID:9OD11K63O [53/74]
キョン♀「どうだ、彼女を後ろに乗せて漕ぐペダルの感触は」
キョン「ハルヒより軽い」
キョン♀「そうか」
キョン「ところで」
キョン♀「どうした」
キョン「お前強く抱きつきすぎだ。漕ぎづらい」
キョン♀「……当ててんだよ。見事に俺の初フラグへし折りやがったな」
キョン「げ、マジか。もう一回押しつけてくれ」
キョン♀「…もうやってる」
キョン「…」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:26:19.41 ID:9OD11K63O [54/74]
キョン「…まぁ、俺たちにできることをやっていこうじゃないか」
キョン♀「…そうだな」
キョン「さて、着いたぞ」
キョン♀「どうする?」
キョン「とりあえず服でも見るか」
キョン♀「そうだな」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:34:58.86 ID:9OD11K63O [55/74]
キョン♀「そういやお前、金はあるのか?」
キョン「問題ない。こっちにきて『機関』から緊急軍資金を貰ってな」
キョン♀「ほう。いくら貰ったんだ」
キョン「20万だ」
キョン♀「20万!?」
キョン「とりあえず20万だ。なくなったらまた補充されるらしい」
キョン「だから安心しろ。男の最重要資格、デート資金はクリアーだ」
キョン♀「はは…」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:40:15.09 ID:9OD11K63O [56/74]
「いらっしゃいませー」
キョン♀「…おい、なにしてんだ」
キョン「いや…お前これ、俺明らかに浮いてるだろ」
キョン♀「確かにレディースの店だが…彼氏なんだから浮いてねぇよ、大丈夫だ」
キョン「俺はどこを見て歩けばいい」
キョン♀「前を見て歩け」
キョン「わかった」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:48:59.54 ID:9OD11K63O [57/74]
キョン♀「つっても俺自身、何を見ればいいのかわかんねーんだよな。レディース服は多すぎる」
キョン「俺が選んでやろう」
キョン♀「ほう。それじゃ頼もうか」
キョン「ふむ…」
キョン♀「…」
キョン「…これなんかどうだ?」
キョン♀「…ワンピースじゃねぇか。これを俺に着ろと?」
キョン「そうだ。試着室はどこだ?」
キョン♀「マジで着るのかよ…」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:53:15.53 ID:9OD11K63O [58/74]
キョン♀「…じゃあ、行ってくる」
キョン「…」
キョン♀「……覗くなよ?」
キョン「うん」ホッコリ
キョン♀「……はぁ」
シャッ
キョン「…」
シュル…シュサ… パサ
「…」
キョン「…もういいか?」
「…ああ」
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:01:49.42 ID:9OD11K63O [59/74]
シャッ
キョン♀「……変だろ、これ…」
キョン「…」
キョン♀「……落ち着かねぇ…」
キョン「女らしくなったな」
キョン♀「まあ、スカートだしな」
キョン「……やめよう、あまり女らしくないほうがいい」
キョン♀「…そうだな」
キョン「その格好のお前だと喋り辛い。か弱い女の子みたいで」
キョン♀「よし、これ買おう」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:07:34.28 ID:9OD11K63O [60/74]
キョン♀「下着も見ていくか」
キョン「はやくこの店から出たいです」
キョン♀「まぁまぁ。慣れだよ慣れ。俺はもう慣れたぜ」
キョン「そりゃあお前…」
キョン♀「ただこの下着コーナーだけはまだ慣れないんだよな…」
キョン「…やっぱ俺場違いだぜこれ…」
キョン♀「…じゃあさ、どの下着が一番いいかせーので指さそうぜ」
キョン「…よし」
キョン♀「……いくぞ。せーの」
キョン・キョン♀「「これだ」」ビシ
キョン♀「だよな」ガシッ
キョン「ああ、当然だ」ガシッ
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:12:35.43 ID:9OD11K63O [61/74]
「ありがとうございましたー」
キョン♀「はー。結局パンツまで買っちまった」
キョン「俺のおごりだ。欲しいものがあったらじゃんじゃん言ってくれ」
キョン♀「…しかしまさか、店内で装備していきますかなんて聞かれるとは思ってなかったぜ」
キョン「下着は身につけないと意味がないからな」
キョン♀「……すげー違和感」
キョン「どれ、見せてみろ」
キョン♀「あほか」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:15:42.14 ID:9OD11K63O [62/74]
キョン♀「さて、次はどうするか」
キョン「昼飯にしようぜ」
キョン♀「おk」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:07:57.45 ID:9OD11K63O [64/74]
「ご注文をお伺いします」
キョン「これと」
キョン♀「これで。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
キョン「メリーゴーランド?」
キョン♀「まぁ楽しみにしとけ」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:14:29.94 ID:9OD11K63O [65/74]
キョン「もぐもぐ」
キョン♀「もぐもぐ」
キョン「もぐも…」ジッ
キョン♀「…ん?」モグモグ
キョン「……」モグモグ
キョン♀「…?」モグモグ
キョン「ほっぺたにご飯粒…」
キョン♀「俺が食ってんのはパスタだ」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」モグモグ
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:16:46.07 ID:9OD11K63O [66/74]
キョン「ふぅ…食った食った」
キョン♀「…よし、あれを頼むか」ピンホーン
「はい」
キョン♀「頼んでおいたメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:21:25.05 ID:9OD11K63O [67/74]
「お待たせしました。メリーゴーランドです」
ドン
キョン「…パフェか。よく食えるな…まさか別腹か!」
キョン♀「そういうことだ。女子の七不思議、別腹。それは広大な宇宙を自らの胃袋に展開する神秘の魔法…」
キョン「お前が別腹所持者だったとはな…」
キョン♀「…あーん」
キョン「…ん?」
キョン♀「ほれ、あーん」
キョン「そうきたか…」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:35:02.85 ID:9OD11K63O [68/74]
キョン「……あーん」
キョン♀「…」
キョン「ん」パク
キョン♀「うまいか」
キョン「ああ。甘いな」
キョン♀「そうだろうそうだろう」
キョン「どうしてお前が誇らしげなんだ」
キョン「つーかそこは小首をかしげて少し微笑みながら『美味しい?』だろ」
キョン♀「…そこまでは」
キョン「やりなおしだ」
キョン♀「えー」
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:39:07.76 ID:9OD11K63O [69/74]
キョン♀「…ん」
キョン「あーんって言え」
キョン♀「……あーん」
キョン「あーん」
キョン♀「はい」
キョン「ん」パク
キョン♀「……美味しい?」
キョン「ああ、美味しいよ」
キョン♀「…なんだこれは。馬鹿馬鹿しすぎる」
キョン「口端にクリームがついたんだが」
キョン♀「うるせぇ自分で舐めてろ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:41:38.16 ID:9OD11K63O [70/74]
キョン「次は俺の番か」
キョン♀「いややらんでいい」
キョン「やらせろ。ほら、あーん」
キョン♀「はぁ……あーん」
キョン「…」スー
キョン♀「…」アー
キョン「パク」ムグムグ
キョン♀「…」
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:48:18.06 ID:9OD11K63O [71/74]
「ありがとうございましたー」
キョン「はー、食ったなー
キョン♀「ああ。満足だ」
キョン「実に有意義な食事だった」
キョン♀「殴って悪かったな」
キョン「いや、唇のクリームを舐め取ろうとしたのはやりすぎだった」
キョン♀「ちょっとテンションおかしかったもんな」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:58:11.29 ID:9OD11K63O [72/74]
キョン♀「んじゃ、映画観に行くか」
キョン「ああ」
ざわざわ…
キョン「…?なんかカップルが多いな」
キョン♀「…ん、あれだ」
キョン「本日カップル割…」
キョン♀「ラッキーだな」
キョン「ああ」
「こちら『ろくでなしの詩 再販希望の巻』を二枚でよろしいですか?」
キョン「カップル割で」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 23:11:26.71 ID:9OD11K63O [73/74]
キョン「ポップコーン食うか?」
キョン♀「ああ。二人で一つでいいな」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」シャクシャク
キョン「…」ポリポリ
キョン♀「…」モグモグ
キョン♀「面白かったな」
キョン「なかなかだった。つかお前ポップコーン食い過ぎだろ」
キョン♀「お前も結構食ってたじゃねぇか」
キョン♀「…なんか種だらけだったよな、あのポップコーン」
キョン「…ああ」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:12:36.42 ID:wj5YuvvTO [2/35]
キョン「すまん、ちょっとトイレ行ってくる」
キョン♀「ん、おう」
キョン♀「…」
「おや?」
キョン♀「ん…?」
「珍しい顔を見た…っと、すまない、僕が誰だがわかるかい?」
キョン♀「…お前は」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:30:21.74 ID:wj5YuvvTO [3/35]
キョン♀「佐々木」
佐々木「正解。覚えていてもらって嬉しい限りだよ、キョン」
キョン♀「久しぶりだな」
佐々木「そうだね。中学以来1年以上もご無沙汰だ。電話もくれないなんて寂しいじゃないか」
キョン♀「そりゃお互い様じゃねぇか。どうだ、元気か」
佐々木「その元気か、が健康かどうかという問いならば僕はイエスと答えられるが、明るくはしゃいでいるかと言われればそうでもないと言ったところかな」
キョン♀「…そうか。しかしこんなところで会うとは奇遇だな」
佐々木「そうだね。キョンが映画観に足を運ぶなんて僕としてはかなりの驚きなんだが。一人で来たのかい?」
キョン♀「…ん、あ、いや…その…だな」
キョン「悪い、待たせたな」
佐々木「…!」
キョン♀「っ!」
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:37:49.28 ID:wj5YuvvTO [4/35]
佐々木「連れが…いたのか」
キョン♀「あ、いや、こいつはだな…」
キョン「ん……お前…佐々木か?」
キョン♀「……!馬鹿っ」
キョン「え?」
佐々木「…キョンの彼氏さんかな?」
キョン「なに?」
キョン♀「っ…そう、こいつは俺の彼氏だ。紹介するぜ。ジョンだ」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:44:33.84 ID:wj5YuvvTO [5/35]
キョン「…!(そうか、佐々木が知っている俺は…こっちの方か)」
佐々木「ジョン?日本人に見えるのだがハーフの方かな?」
キョン♀「…あー」
キョン「…」
佐々木「いや、いい。失礼した。こんにちはジョンさん。佐々木です」
キョン「あ、ああ…ジョンだ…よろしく…」
キョン♀「…」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:56:03.05 ID:wj5YuvvTO [6/35]
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「…すまない、デートの邪魔をしてしまったかな」
キョン♀「い、いや、そんなことはないぞ」
キョン「ああ、気にするな」
佐々木「そうか。ではもう少し無礼講してもいいな?」
キョン♀「なんだ?」
498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:01:44.63 ID:wj5YuvvTO [7/35]
×いいな?
○いいかな?
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:08:14.06 ID:wj5YuvvTO [8/35]
佐々木「さっきジョンさんは僕の顔を見て僕に気がついたようだった」
キョン「…!」
佐々木「申し訳ないが僕はジョンさんと会った覚えがなく、もちろん名前も知らなかった」
キョン「…っ…」
佐々木「これは僕の楽観的予想、いや期待なのだが。ひょっとして、キョン」
キョン♀「…な、なんだ」
佐々木「君はあらかじめジョンさんに僕のことを紹介しておいたのかな?中学校の卒業アルバムの写真を開いて」
佐々木「いいかジョン、こいつは俺の親友だから、覚えておいて損はない」
佐々木「君たちは既にこんなやりとりをしたのではないか?」
キョン♀「…お前ってそんな不思議系キャラだったっけ?」
佐々木「む…違ったか。残念だ…。だがキョン、僕としては君から不思議系キャラなどと言われたくないんだが」
キョン♀「…どういう意味だ」
佐々木「君の方が余程不思議系キャラだろう?」
キョン♀「いやいや」
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:22:22.55 ID:wj5YuvvTO [9/35]
キョン♀「たった今思い出したがな、佐々木。たしかお前は相手の性別によって口調を変えていたはずだ」
佐々木「その通りだ」
キョン♀「…」
佐々木「ふむ。キョンが不思議と思っているらしいこの口調だが」
キョン♀「…」
佐々木「僕がこうして男口調で話すことになったきっかけは何だっただろう?」
キョン♀「……さぁな、検討もつかねぇよ」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:34:18.44 ID:wj5YuvvTO [10/35]
佐々木「僕は君に合わせたのさ。勿論無理にではないよ。僕が合わせくなったから合わせたんだ」
キョン♀「……?」
佐々木「……ジョンさん」
キョン「なっ、なんだ」
佐々木「あなたから見て、不思議系キャラにふさわしいのはどっちだろうか?」
キョン「……今の話からすると、こいつだな」
キョン♀「なに?」
佐々木「だろう?まあ、こういうことに無頓着なのもキョンらしくていいと思う」
キョン♀「…はぁ?」
佐々木「これは貶しているのではなく褒めているんだよ。キョンには本当に不思議な魅力がある」
佐々木「ジョンさんも、キョンのこういうところに惹かれたのかい?」
キョン「…まあ、そんなところだ」
キョン♀「さっぱりわからない」
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:35:16.48 ID:wj5YuvvTO [11/35]
俺もわからなくなってきた
506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:42:42.23 ID:wj5YuvvTO [12/35]
佐々木「しかしさすがはキョンと言ったところか」
佐々木「彼氏であるジョンさんの雰囲気もキョンにどことなく似ている気がするよ」
キョン・キョン♀「「うっ…」」
佐々木「ジョンさんは最初から僕の喋り方を気にしていないようだし、これはやはり卒業アルバムの件は期待しても良さそうだな…」
507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:55:54.52 ID:wj5YuvvTO [13/35]
佐々木「…む、すまない、君と話しているとつい時間が経つのを忘れてしまうな」
キョン♀「話っつーかお前が一方的に喋ってただけな気もするが」
佐々木「君に積もる話は山ほどあるのだが、うん、今日はここらで終わるとしよう」
キョン♀「…そうか。ゆっくりできなくて悪いな」
佐々木「なに、ゆっくりとデートを楽しんでくれたまえよ」
キョン♀「…ああ」
佐々木「ふふ、ほんの数分だったがさっき観た映画より楽しかったな」
佐々木「…ジョンさん、キョンのこと、よろしく頼みます」
キョン「ああ。任せろ」
キョン♀「おい」
佐々木「それじゃあね、キョン」
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:09:39.91 ID:wj5YuvvTO [14/35]
キョン♀「……ふぅ…」
キョン「佐々木か…懐かしい奴に会ったもんだ」
キョン♀「そうだな……てかお前」
キョン「いや、すまんかったっ」
キョン♀「……まぁ仕方ないっちゃ仕方ないが」
キョン「あんまり懐かしいんでつい、な」
キョン♀「そして俺はやはりというか中学でも女だったようだ」
キョン「まあそうだろうな。…これからは昔の知り合いには気をつけよう」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:35:25.53 ID:wj5YuvvTO [15/35]
ヴーッ ヴーッ ヴーッ
佐々木「ん…」
ピッ
佐々木「もしもし」
「佐々木さん、ビッグニュースです!」
佐々木「…またあの話?」
「そうです。今新しい情報が入ってきました」
佐々木「んー…後にしてほしいな。私今休暇を楽しんでいるところなの」
「それはすみません。でもこれは佐々木さん、あなたにも関係がないとは言えないことなのです」
佐々木「……仕方ない、聞くよ」
「どうもっ。実はですね…―――」
516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:47:39.46 ID:wj5YuvvTO [16/35]
キョン「どこか店に入ろう」
キョン♀「カラオケとかどうだ?」
キョン「お、いいね」
キョン♀「決まりだな」
518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:59:12.11 ID:wj5YuvvTO [17/35]
キョン「あーなんでいーつもー」
キョン「危険値大好調ー」
キョン♀「爆発寸前っ」
キョン「あー逃げる前にー」
キョン「悪夢がやってくる」
キョン♀「はやく帰れよ」
キョン「日常を壊すなよー」
キョン「俺は普通に怠けるっ」
キョン♀「そうだ!」
キョン「目標とかいいから」
キョン「どうでもいいから!」
キョン♀「そうだそうだ!」
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:21:26.85 ID:wj5YuvvTO [18/35]
キョン「次恋のミクル伝説」
キョン♀「断る」
キョン「…カップルってカラオケボックスでただ歌い合うだけなのか?」
キョン♀「さぁな。デュエットとか歌うんじゃないのか?」
キョン「それはカップルじゃなくてもやるな」
キョン♀「んー」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:24:15.97 ID:wj5YuvvTO [19/35]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「せ」
キョン♀「っくしゅっ!」
キョン♀「あー…冷房弱くするぞ…」スズッ
キョン「ああ」
ピッ ピッ
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:27:22.84 ID:wj5YuvvTO [20/35]
キョン「寒いならほら、これ着ろよ」
キョン♀「ん、いいのか?」
キョン「ああ」
キョン♀「さんきゅ」
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:35:20.10 ID:wj5YuvvTO [21/35]
キョン「ラストはやっぱこれだな」
キョン♀「ん」
キョン「………I love you」
キョン「今だけは悲しい歌 聞きたくないよ」
キョン♀「I love you」
キョン♀「逃れ逃れ辿り着いた この部屋」
キョン「何もかも許された恋じゃないから」
キョン♀「二人はまるで捨て猫みたい」
キョン「だからお前は子猫のような泣き声で」
「「きしむベッドの上で 優しさを持ちより」」
「「きつく躰 抱きしめあえば」」
「「それからまた二人は 目を閉じるよ」」
―――………
………
…
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:50:52.43 ID:wj5YuvvTO [22/35]
キョン「悪くないカラオケだったな」
キョン♀「なかなか楽しかったな」
キョン「腹減ったな」
キョン♀「もう18時か…そろそろ帰るか?」
キョン「あー…」
キョン♀「んー」
キョン「デートってこんなもんなんだな。案外普通だったぜ」
キョン♀「相手が本物の恋人なら違うんだろうさ」
キョン「でも大体できたよな。服見て飯食って映画みてカラオケ行って」
キョン♀「そうだな。あとやってないことっつったら…」
538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:05:49.15 ID:wj5YuvvTO [23/35]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン「……行くか?」
キョン♀「……」
キョン♀「……行く」
540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:13:35.20 ID:wj5YuvvTO [24/35]
キョン「とりあえず入ってみるだけな」
キョン♀「当たり前だ」
キョン「…よし」
キョン♀「…っ…変に緊張するな」
キョン「…まぁそういう場所だからな」
545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:26:33.49 ID:wj5YuvvTO [25/35]
ホテル ろくでなしの館
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」キョロキョロ
キョン♀「…」キョロキョロ…
キョン「…このパネルか?」
キョン♀「…みたいだな」
キョン「3時間5000円か…」
キョン♀「1時間3000円の方でいいな」
キョン「この部屋でいいか」
キョン♀「ああ」
547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:40:51.22 ID:wj5YuvvTO [26/35]
キョン「おじゃましまーす…」
キョン♀「おおー…」
キョン「ベッドが丸いぞ」
キョン♀「風呂がでけぇ」
キョン「天井低くね?」
キョン♀「低いな」
キョン「…自販機がある」
キョン♀「…なるほどな」
548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:51:13.88 ID:wj5YuvvTO [27/35]
キョン「…なあ」
キョン♀「ん?」
キョン「お前バイブ使ったこと」
キョン♀「ねーよ」
キョン「そうか。じゃあ買ってやる」
キョン♀「いらん。……っておい!」
キョン「……ヴヴヴヴヴ」
キョン♀「……ちょっと触らせろ」
キョン「ほら」ヴヴヴヴ
キョン♀「おお……」ヴヴヴヴ
キョン「写メ撮っていいか?」
キョン♀「殺すぞ」ヴヴヴヴ
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:00:55.55 ID:wj5YuvvTO [28/35]
キョン♀「つーかこんなの挿れられたら絶対痛いぞ」ヴヴヴヴ
キョン「そうなのか」
キョン♀「当てるだけなら…まあ…たぶんいい」ヴヴヴヴ
キョン「ほう」
キョン♀「やらないからな」ヴヴヴヴ
キョン「それはどうかな」
キョン♀「ほら返す」ヴヴヴヴ
キョン「まあ返されても困るんだかな」ヴヴヴヴ
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:09:13.76 ID:wj5YuvvTO [29/35]
キョン♀「しかし風呂でけぇなおい」
キョン「二人入れるな」
キョン♀「まあホテルの性質上当然か」
キョン「バスジェットとかついてるんだな」
キョン♀「…ローションバスの作り方…だってさ」
キョン「…ローション風呂か……面白そうだな」
キョン♀「やってみるか」
キョン「よし」
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:15:47.10 ID:wj5YuvvTO [30/35]
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……きてるな」トロ…
キョン「ああ、きてるな」トロロン…
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:22:50.49 ID:wj5YuvvTO [31/35]
キョン「……完成か」トプン
キョン♀「すごいなこれ…」タプンタプン
キョン「溶解剤を入れたら水に戻るらしいぜ」チャプチャプ
キョン♀「捨てるときのためか。よくできてんな」チャプチャプ
キョン「なー」トロー
キョン♀「やばいな指がすげぇぬるぬるする」ヌルヌル
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:30:33.43 ID:wj5YuvvTO [32/35]
キョン「もう入れるぞ」
キョン♀「入らねぇよ」
キョン「じゃあ捨てるのか?」
キョン♀「あーこれだけの量捨てるのもったいないか…」
キョン「実際入ってみたくないか?どんなもんか」
キョン♀「まあそれはあるが」
キョン「先入っていいぞ」
キョン♀「いやいや」
キョン「じゃんけんだな」
キョン♀「よーし」
563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:34:32.46 ID:wj5YuvvTO [33/35]
「「じゃんけん…」」
キョン「ほい」グー
キョン♀「ほい」チョキ
キョン♀「っ……」
キョン「神は言っている……ここで負ける運命ではないと」
キョン♀「くそ……水着とかないのかな」
キョン「裸でいいだろ」
キョン♀「駄目だろ」
568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:44:47.97 ID:wj5YuvvTO [34/35]
キョン♀「仕方ねぇ、下だけタオル巻くか」
キョン「まあぶっちゃけタオルはあったほうが興奮するんだよな」
キョン♀「だよな」
キョン「わかってるじゃねぇか相棒」
キョン♀「お前の趣味はまるっとお見通しだぜ相棒」
571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:53:19.44 ID:wj5YuvvTO [35/35]
キョン♀「ふぅ……よし、入る」
キョン「ないのは服の上から見てわかってたが……マジでないな」
キョン♀「俺は男だからそんなにコンプレックスではないが、女でこれだと悲惨だよな」
キョン「お前女だぞ」
キョン♀「揺れない乳、揺れる心」
573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:10:51.26 ID:I7oo8RneO [1/38]
キョン♀「……」
チャプ
キョン♀「あったけぇ」チャプ…
キョン♀「……」バチャ
キョン♀「お…っ…」ヌルッ…
キョン♀「すっごい滑るよ!」ヌルヌルッ
キョン「だろうな」
キョン♀「立つのしんどいからつかるわ」チャプン
キョン♀「うーわー…すげぇぞこれ」ヌヌヌ…
キョン「どうすごいんだ?」
キョン♀「質感がある。質量がある。……動くとやばい」
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:17:54.82 ID:I7oo8RneO [2/38]
キョン♀「抵抗がすげぇ。面白い」ヌヌヌ…
キョン「…」
キョン♀「だが顔はつけたくないな」
キョン「…」
キョン♀「そしてすでに髪が重い」ズ…
キョン「あー髪は仕方ないな」
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:22:28.80 ID:I7oo8RneO [3/38]
キョン♀「よし、上がる」バチャッ
キョン♀「よっ…と」バチャッ
キョン♀「危ない…滑る……滑るぞ」ヌルッ ヌルヌルッ
キョン♀「滑…おわっ!!」ヌルンッ
キョン「っ」
ガシヌルッ
キョン「大丈夫か」
キョン♀「悪い、助かった…」ヌルヌル…
キョン「…っ」ゴクリッ…
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:30:05.70 ID:I7oo8RneO [4/38]
ヌル
キョン♀「っ」ピクン
キョン♀「乳首を触るな」
キョン「…」
ヌルヌルッ
キョン♀「ぅっ…!っておいこら!」
キョン「乳首勃ってるぞ」ヌルヌル
キョン♀「はぁっやめっ」ビクッ
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:36:56.65 ID:I7oo8RneO [5/38]
キョン♀「いい加減にしろ」ガッ
キョン「うぐっ」
キョン♀「ったくアホか」
キョン「だってお前全身ローションでぬるぬるになってる女の乳首が目の前にあったら指でぬるってしてみたくなるだろ」
キョン♀「その女が自分でもか」
キョン「今は見た目が重要だ。正直他人にしか見えん」
キョン♀「変態ここに極まれりだな」
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:43:33.45 ID:I7oo8RneO [6/38]
キョン「あとその張り付いたタオルがやばい」
キョン♀「ん…ああ、まあ、たしかにこれはな」
キョン「しかし見事に全身ぬるぬるだな…やばい。たまらん」
キョン♀「なさけなさすぎる」
キョン「『ペンキ塗りたて』だと触らないが『ローション塗りたて』だと触ってみたくなるだろ?」
キョン♀「お前大丈夫か?」
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:51:38.02 ID:I7oo8RneO [7/38]
キョン「つーか反応いいな。あれで感じたのか?」
キョン♀「お前もっと言葉を選べよ。…まぁ女の体は敏感なんだよ」
キョン「風呂で体洗うときどうしてんだ。今の様子だと…」
キョン♀「そこは…しょうがないから我慢して洗ってるさ」
キョン「我慢してんのか」
キョン♀「興味を示すなエロ親父」
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:03:59.77 ID:I7oo8RneO [8/38]
キョン「そうは言うがな、俺は相手がお前だから遠慮なく行動してるんだ」
キョン♀「…」
キョン「ラブホテルに来たのはどうしてだ。お前が俺で俺がお前だからだろ」
キョン♀「…」
キョン「他のやつらじゃできないことができるから来たんじゃなかったのか」
キョン♀「入るだけってお前が言ったんじゃねぇか」
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:09:18.22 ID:I7oo8RneO [9/38]
キョン「言ったが正直こんな気分になるとは俺も思ってなかったんだよ」
キョン♀「……お前は、俺なんだよな」
キョン「…そうだな」
キョン♀「…立場が違ってたら、俺も同じことをしてたのか?」
キョン「さぁな。だが確実に言えるのは、今のお前がかなりエロいということだ。…エロいっつーか触りたくなるっつーか…」
キョン♀「……」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:24:41.45 ID:I7oo8RneO [10/38]
キョン♀「(…正直何考えてんだとは思う)」
キョン♀「(…ただなんというか、この温度差は俺が興奮していないから共感できないだけであって)」
キョン♀「(こいつと同じ立場…つまり俺も興奮とか欲情を感じる状況になれば…)」
キョン♀「(…だが俺はこいつを見て興奮はできない…)」
キョン♀「(………やるしかないか)」
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:42:08.91 ID:I7oo8RneO [11/38]
キョン♀「…わかった」
キョン「ん?」
キョン♀「俺はどう転んでもお前を見て興奮することは不可能だ」
キョン「…そうだろうな」
キョン♀「だが、お前が俺を見て興奮するのは…まぁ俺だが女を見てるわけだしな、ないとは言えん」
キョン「まぁ現にこうなってるわけだからな」
キョン♀「正直言うと、今日のデートもどきで彼女役をしている時、男のお前を楽しませることが楽しいと感じることはあった」
キョン「…」
キョン♀「それは自分からお前に対して何かをしているときだ。つまり」
キョン「…」
キョン♀「俺は目隠しをしようと思う」
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:48:43.67 ID:I7oo8RneO [13/38]
キョン「目隠し?」
キョン♀「ああ。視界さえ隠しちまえばあとは状況の雰囲気に流されることもできるかもしれん」
キョン「…なるほどな」
キョン♀「で、確か自販機に目隠しがあったはずだ。SMセットのとこ」
キョン「ああ、あったな」
キョン♀「別にタオルでもいいが折角だしな」
キョン「わかった。ちょっと待ってろ」
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:55:56.85 ID:I7oo8RneO [14/38]
キョン「じゃ、つけるぞ」
キョン♀「ん」
キョン「………よし。どうだ」
キョン♀「おお。頭振っても外れない」ブンブン
キョン♀「…よし、じゃあやめたくなる前にやっちまうか。チンコだせ」
キョン「…フェラか?」
キョン♀「これくらいしかしてやれることがないからな。手だとただのオナニーだし」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:01:37.74 ID:I7oo8RneO [15/38]
キョン「……悪い、その前に、ちょっと後ろで手を組んでくれないか?」
キョン♀「…目隠しに後ろ手か。いい趣味だな」
キョン「………パシャ」
キョン♀「!…何撮ってんだ」
キョン「お前もあとで見てみるといい。やばいぞ」
キョン♀「……楽しみにしておく」
キョン「…よし、じゃあもうちょっとそのままな」
キョン♀「…」
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:09:49.40 ID:I7oo8RneO [16/38]
キョン♀「…」
キョン「…」スッ
キョン♀「……ん」ムズ
キョン♀「なんだ?」
ガチャリ
キョン♀「?」
ギシッ
キョン♀「おい、なんだこれ」ガチャガチャ
キョン「目隠しと一緒に買ってきた。『痛くない!皮製がっちり拘束手錠!』だ」
キョン♀「外せ」
キョン「…」
639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:16:26.46 ID:I7oo8RneO [17/38]
キョン♀「おい」
ヌル…
キョン♀「っ…!?」ピクッ
ヌル ヌル…
キョン♀「こらっ…やめろっ」ピクンッ
キョン「言っただろ。触ってみたいって」ヌル ヌル
キョン♀「っ…だからしてやるって言っただろ…!」ピクッ
キョン「お前も状況に流されれば興奮するとか言ってたし、これでいいだろ」ヌルヌル ペチョペチョ
640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:22:45.24 ID:I7oo8RneO [18/38]
キョン「ちょっと倒すぞ」
キョン♀「なに?」
グイッ
キョン♀「っうわっ!」
キョン「……うん。やっぱ床に座った方がいいな」
キョン♀「…お前なぁ、目隠ししてるからめちゃくちゃビビッたぞ…」
キョン「悪かった。このほうが色々好都合でな」ヌル
キョン♀「っ…!」
642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:36:25.27 ID:I7oo8RneO [19/38]
キョン♀「馬鹿っ…乳首触んなっ…!」ジタバタ
キョン「胸がないから他に触るもんがねぇんだよ」クリクリ
キョン♀「っせーな!っ…!」ジタバタ ヌルヌル
キョン「あと拘束後の抵抗ってそそるな。支配欲っつーのか、興奮する」クリクリ
キョン♀「っ…!(さっきから足が滑ってうまく動けねぇ!)」ツルッ ヌルッ
キョン「…硬くなってきたな」クリッ ヌリュ
キョン♀「んっ…!っ…!」ビクッ ヌルッ
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:10:24.78 ID:I7oo8RneO [21/38]
キョン「…」ヌルヌル
キョン♀「っ…はぁっ…!」ビクッ
キョン「…」ヌルル…
キョン♀「…くそっ…好きにしろよ…もうっ…」
キョン「もう好きにされてるがな」クリクリ
キョン♀「うるせぇっ…んぁっ!」ビクッ
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:21:46.41 ID:I7oo8RneO [22/38]
キョン「なぁ」ヌルヌル
キョン♀「ん…っ…?」ピクンッ
キョン「…今、濡れてるのか?」ヌルヌル
キョン♀「……さぁな」
キョン「触って確かめる」
キョン♀「だああ!やめろ!たぶん濡れてるっ」
キョン「…そうか」ヌルヌル…
キョン♀「お前なぁ…つーか絶え間なく触りすぎだろ…っ…乳首の感覚薄くなってきたぞ」
キョン「マジか。すまん」
キョン♀「謝るなら手錠を外してほしいね…」
キョン「それは駄目だ」ヌルヌル
キョン♀「…はぁ……んっ」ピクンッ
676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:36:42.61 ID:I7oo8RneO [23/38]
キョン「……なぁ」
キョン♀「……」
キョン「……なぁ」
キョン♀「駄目だ」
キョン「と見せかけて?」
キョン♀「ちょっとだけよ……って馬鹿か」
キョン「なんだ、余裕出てきたじゃないか」
キョン♀「諦めの境地ってやつだ。思った以上に何もできんからな」
キョン♀「手錠を外して…目隠しも取ってくれたら、どうだ、下のタオルは俺が自分で取ってみせてやろう」
キョン「別に取らんでいい」
キョン♀「そうかよ…」
677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:44:04.01 ID:I7oo8RneO [24/38]
キョン「…」
キョン♀「……ん、お前まさか…」
キョン「…なんだよ」
キョン♀「タオルの下が怖いのか?」
キョン「……」
キョン♀「……ははっ!やっぱりそうきたか!」
キョン「……」
678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:59:15.39 ID:I7oo8RneO [25/38]
キョン♀「モザイクなしが見たいっつってもモザイクがないと怖いってのはあるからな、だが安心しろ、お前は別にんむっ」
キョン「…」
キョン♀「んっ…むっ……!(!?く…唇かこれ!?キスされてんのか!?)」
キョン「……ぷは」
キョン♀「ぷあっ!……っ!お、お前いきなりすぎんだr」
キョン「言っとくが俺はお前のことを考えただけだ。下はさすがに好き勝手やるのはマズいと思ったからな」
キョン♀「……紳士のつもりか?」
キョン「…紳士だろう?」
キョン♀「紳士なら視界を奪われた女の子を背後から騙して手錠をかけたりしない」
キョン「手錠は紳士のたしなみだ」
キョン♀「全世界の聖人紳士にあやまれ」
679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:06:08.06 ID:I7oo8RneO [26/38]
キョン♀「つーかお前キスしやがったな」
キョン「あまりにペラペラ喋るもんだから塞ぎたくなったんだよ」
キョン♀「くそー…わけのわからんうちに唇を奪われちまった…」
キョン「…柔らかかったな」
キョン♀「こっちはそれどころじゃなかったがな」
キョン「…もう一回していいか」
キョン♀「っ……駄目っつってもするんだろ…」
キョン「…」
キョン♀「っ……」ビクビク
680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:12:43.94 ID:I7oo8RneO [27/38]
キョン♀「っ……」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「…っ…」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「………?」
キョン♀「あ」
キョン「…」
キョン♀「てめぇ、カマかけやがったな!」
キョン「期待してたのか?」
キョン♀「この腐れ外道が」
キョン「震えてて可愛いかったぜ」
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:18:45.93 ID:I7oo8RneO [28/38]
キョン♀「目隠しを取ってくれ」
キョン「…」
キョン♀「終わりって意味じゃない。たださすがにこれ以上見えないのは怖いってだけだ」
キョン「…いいのか」
キョン♀「さぁな。俺も何が正常なのかわからなくなってきたのかもな」
キョン「…わかった。目隠し、外すぞ」
キョン♀「ん…」
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:24:56.66 ID:I7oo8RneO [29/38]
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…まぶしい」
キョン「俺のルックスがか?」
キョン♀「いや、蛍光灯がだ」
キョン「わかってるよ。ツッコめよ」
キョン♀「ツッコむのはお前の仕事だろ?」
キョン「っ」
キョン「わかった」ズイ
キョン♀「待て、冗談だ。しまえ」
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:35:51.02 ID:I7oo8RneO [30/38]
キョン♀「はぁー……どうすっかな……」
キョン「…ゴムは着けるぞ」
キョン♀「当たり前だ。というかだな、俺たちは今マジで越えてはいけない一線を越えようとしているわけなんだが」
キョン「俺の方はあっさり越えちまいそうだ」
キョン♀「頼むからはやまってくれるなよ」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:21:10.55 ID:I7oo8RneO [32/38]
キョン♀「……よし、手錠を外してくれ」
キョン「ああ、もう必要ないな」
キョン♀「最初から必要なかったんだがな」
キョン「手錠なかったらお前抵抗してただろ」
キョン♀「どうして抵抗することが悪いみたいになってんだよ」
キョン「へたに選択肢があるから迷うのさ。だったらそんなもん奪っちまえばいい」
キョン♀「……次は、そうホイホイ奪うなよ」
キョン「……おう」
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:27:09.04 ID:I7oo8RneO [33/38]
キョン「…じゃ、タオル取るぞ…」
キョン♀「…ああ」
キョン「……っ」ヌルッ
キョン♀「言っとくがそれローションな」
キョン「わかってるよ…」
キョン「……」ネチョ…
キョン♀「…っ…くそ…恥ずかしすぎて死ぬ…」
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:32:49.03 ID:I7oo8RneO [34/38]
キョン「……」ネチョー…
キョン「…!」
キョン♀「……っ…?」
キョン「…毛…ないのか?…剃った?」
キョン♀「ああ…いや、俺は何もしてない。おそらくハルヒのせい…だと思うが」
キョン「あいつは女の俺に何を望んでるんだ…?」
キョン♀「知るかよ…つーかあんまマジマジ見んな…死ぬ…」
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:37:48.59 ID:I7oo8RneO [35/38]
キョン「悪い……つかすげー糸引いてるんだが…本当にこれローションなのか?」
キョン♀「…俺の体液も交じってますって言えば満足か?」
キョン「正しくは俺の愛液、だな」
キョン♀「あああああ」
キョン「いいなこれ、なんかすげーいい」
キョン♀「よくねぇよ…なんだよこれ…」
715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:42:11.49 ID:I7oo8RneO [36/38]
キョン「…っさわ…触るぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「……っ」
キョン「……なんか怖いんだが」
キョン♀「嫌ならやめてもいいぜ」
キョン「いや、触る…!」ヌルッ…
キョン♀「…っ」ピクッ
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:46:03.23 ID:I7oo8RneO [37/38]
キョン「…」ヌルヌル…
キョン♀「…っ」
キョン「…」ヌル…ヌル…
キョン♀「…随分控えめだな」
キョン「…」
キョン「…指入れるぞ」
ヌルッ…
キョン♀「っ…」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:50:24.68 ID:I7oo8RneO [38/38]
クチュ…ヌチュッ…
キョン♀「っー……」
キョン「おお……おおお……圧迫感がすげぇ…」ツププ…
キョン♀「い…異物感が…」ビクビク
キョン「……」クイクイ
キョン♀「んっ…!」ピクンッ
キョン「……」クチュ…
キョン♀「ぅあっ…」ビクッ
719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:05:55.03 ID:5PNdMNKuO [1/66]
キョン「これは…やみつきになるのもわかるな…」クチュ…クチュ…
キョン♀「んっ…!」ピクッ…
キョン「征服感…指一つで好きなときに鳴かせられる…って感じ」
キョン♀「そう簡単に鳴かされるかよ」
キョン「…」クチュクチュクチュッ
キョン♀「あんっ!……っつー……」
キョン「…」ニヤニヤ
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:11:35.01 ID:5PNdMNKuO [2/66]
キョン「最高の気分だ」
キョン♀「最低の気分だ…」
キョン「…じゃあもうちょい深く入れるぞ」
キョン♀「…ゆ、ゆっくりな…」
キョン「…」クチ…
チュプ…
キョン♀「ぅっ…」ピクッ
キョン「…」クチュ…チュク
キョン♀「ぁっ……っ……」
724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:17:39.70 ID:5PNdMNKuO [3/66]
キョン「…」クチュクチュ
キョン♀「…っ…っ!」
キョン「…」クチュクチュ…
コリッ
キョン♀「んんっ!」ビクッ
キョン「お?」
キョン♀「や…そ……そこはマズい…」
キョン「……今のは…ここか?」クイクイ
コリッ
キョン♀「ああっ!」ビクンッ
キョン「…なるほど…ここが弱いのか…」コリコリ
キョン♀「んんっ…!ぅっ…ぁ…っ!」ビクッ ビクッ
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:28:41.69 ID:5PNdMNKuO [4/66]
キョン「…(そろそろイかせたいな)」クチュクチュ
キョン♀「…っ…ぁっ…!」
キョン♀「っ……(い、イきそうだ…)」
キョン「…」ス…
キョン♀「……?お、おい」
ペロッ チュゥ
キョン♀「っ!?」ビクンッ
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:38:10.40 ID:5PNdMNKuO [5/66]
キョン「…」チュウッ レロ
キョン♀「っ!ああっ!!」ビクビクッ
キョン「…(すごい反応だな…)」レロレロ
キョン♀「っ……!んっ!っ!」ビクッ ビクンッ
キョン♀「…っ…イく…っ…!」ビクビクッ
キョン「……」
キョン「…っ」レロレロレロレロ
キョン♀「っ!?」
キョン「…っ」レロレロレロレロッ
キョン♀「ぁあっ!んっ!~~~っっ!!」ビクビクッ! ビクッ!
キョン「!」ジュルッ
733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:47:33.68 ID:5PNdMNKuO [6/66]
キョン♀「~~~っ!っ!」キュンキュン
キョン「…ふぅ」
キョン♀「……っ……はっ……ぁ……」クテ…
キョン「……この達成感」
キョン♀「はっ……は…っ…」
キョン「…イったんだよな?」
キョン♀「…っ……ああ…」
キョン「……こういうとき何て言えばいいんだ?」
キョン♀「……さぁ…女の方から抱きついたりするんじゃないか…?」
キョン「…そうか。来てもいいぞ」
キョン♀「疲れたから少し休む」
キョン「…」
777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:18:17.26 ID:5PNdMNKuO [8/66]
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「……さて」
キョン「…ん」
キョン♀「いいぞ、来ても」
キョン「ふー…ついにこの時が来たか」
キョン♀「ゴムは二重にしろ」
キョン「……そうだな。そうしとくか」
キョン「……なぁ、もしお前が妊娠したりしたらどうなるんだ」
キョン♀「考えたくもない」
780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:36:36.32 ID:5PNdMNKuO [9/66]
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン♀『うっ、産まれる!』
キョン『頑張れ!頑張れ!』
キョン♀『う、うわああああああ!!』
オギャア……オギャア……
キョン『………よく頑張ったな』
キョン♀『はぁ……はぁ……悪い、疲れたから少し休む……』
キョン『……ああ…お疲れ様…』チュッ…
キョン♀「この妄想はやめた方がいい」
キョン「ああ、背筋がゾッとした」
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:50:58.09 ID:5PNdMNKuO [10/66]
キョン「……子供は俺に似るのか」
キョン♀「もう考えるな。………まぁ遺伝子的には完全に一致だろうな」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン子『この心霊番組出来悪いな』
キョン『作り物感が出すぎだな』
キョン♀『お前たちメシ出来たぞ』
キョン子『はーい』
キョン『今日はカレーか』
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:27:15.46 ID:5PNdMNKuO [11/66]
キョン『……なぁ』
キョン♀『ああ、いつもより寝るのが2時間もはやい』
キョン『気遣ってんのか…あいつまだ7歳だぜ?』
キョン♀『まったく変にマセやがって。誰に似たんだか』
ガチャ…
キョン子『…zzz(…)』
キョン『…』
キョン♀『…』
『…メリークリスマス』
キョン「ちょっといいかも」
キョン♀「戻ってこい」
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:39:41.95 ID:5PNdMNKuO [12/66]
キョン「よしやるか」
キョン♀「…やっぱゴム三重にしといたほうが」
キョン「さすがに感触なくなるだろ」
キョン♀「…」
キョン「大丈夫だ。二枚も破れるなんて有り得ないだろ」
キョン♀「…そうだな」
797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:20:05.02 ID:5PNdMNKuO [13/66]
………
……
…
キョン♀「んっ!あっ!」
キョン「はぁ…はぁ…!」ズチュッ ズチュッ
キョン♀「っ!っ!」
キョン「っ…イきそうだっ…」ズッ ズチュッ
キョン♀「…っ!は…やいな…っ…!」
キョン「溜まってたんだよっ…さっきからずっと抜きたいの我慢してたんだ…!」ズチュッ バチュンッ
キョン♀「…うっ!ぁっ!」ビクッ
キョン「………っっ!!」ブルッ
キョン♀「~~っ!!」キュンキュンッ
キョン「うっ…!!」ビクン! ビクッ! ビクッ!
799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:27:21.22 ID:5PNdMNKuO [14/66]
キョン♀「っ……!っ……?」ブルッ
キョン「はぁ…はぁ…」
キョン♀「…なんか…温かい……ぞ…?」ハァ…ハァ…
キョン「は……?」
キョン♀「……まさかな」
キョン「……っ」
ヌク…
………トロッ
キョン「…!」
キョン♀「は……」
805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:53:39.78 ID:5PNdMNKuO [15/66]
キョン「………」ヌルッ
キョン♀「……な…なんで出てんだよ…」
キョン「……これ…破れてる…」ヌル…
キョン♀「いやいやいや!二枚だぞ!どんな射圧だ!」
キョン「…かなり溜まってたからな…」
キョン♀「溜まっても普通破れねーよ!いやわからんけど破れねーだろふつう!」
キョン「…かなりきつかったしな…」
キョン♀「まずい、マズいぞ…中はマズい…!」
807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:59:43.78 ID:5PNdMNKuO [16/66]
キョン♀「なんで破れた!お前のチンコ棘でもついてんのか!」
キョン「…」フニャ…
キョン♀「くそっムカつく」
キョン♀「…ちっ…出すしかねぇか…」
キョン「……吸い出すか?」
キョン♀「いい、自分でやる」
キョン♀「……っ」グチュ…
キョン♀「っ……っ」グチュ…グチュ…
キョン♀「…奥が…んっ…!」ビクッ
キョン「……」ムク…
814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:11:55.52 ID:5PNdMNKuO [17/66]
キョン♀「っ……んっ!」クチュ…クチュ
キョン「……」ムクムク…
キョン♀「…………お前なぁ……」
キョン「仕方ないだろ。これは仕方ねぇ」
キョン♀「お前のせいだってのに………くそ駄目だ、指じゃ全部出せねぇ」
キョン♀「シャワー取ってくれ」
822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:48:01.60 ID:5PNdMNKuO [18/66]
キョン「……ほら」
キョン♀「よし…」
キョン♀「…」キュッ
シャアアアアア
キョン♀「……」
キョン♀「……」クパ…
キョン「…!」
シャアアアアアッ
キョン♀「っ……んっ…!」ビクッ
シャワアアアアア
キョン♀「っ…!っ……!」ビクビクッ
キョン「……」ビンッ
825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:55:18.87 ID:5PNdMNKuO [19/66]
キョン♀「なんか逆に奥に押し込んでる気がする……」シャアアアアア
キョン「…どうなんだろうな」
キョン♀「くそ……っ……」ショワアアアア
キョン「…」
キョン♀「…っ……もういいか…」キュッ
キョン「……(…シャワオナ)」
キョン♀「お前が何を考えているのか顔を見なくてもわかる」
キョン「やっぱりお前も意識してたか」
キョン♀「…不便だぜ、感じたくないときも感じるってのは」
827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:02:27.63 ID:5PNdMNKuO [20/66]
キョン♀「……それと、これはあまりしたくない…というかさせたくないんだが」
キョン「…?なんだ」
キョン♀「念には念をいれてだ……吸い出してくれ。シャワーだとやっぱ奥にやってるような気がしてな」
キョン「…わかった。吸ってやる」
キョン♀「クリトリスとか余計なところは弄らんでいいからな」
キョン「わ…かってるさ」
828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:06:21.61 ID:5PNdMNKuO [21/66]
キョン♀「…じゃあ、頼んだ」
キョン「…任せろ」
キョン「…」
キョン「…」クチ…
クパァ…
キョン「…っ」ゴクリ…
キョン♀「っ…」
キョン「……じゃ、吸うぞ」
キョン♀「あ、ああ…」
831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:10:36.81 ID:5PNdMNKuO [22/66]
キョン「…」ハム
キョン♀「っ」ピクッ
キョン「…っ」ヂュ…ズヂュッ
キョン♀「っ…は…!」
キョン「…っ」チュウウウッ
キョン♀「ぃっ…!」ブルッ
837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:18:02.54 ID:5PNdMNKuO [23/66]
キョン「…っ」ヂュッ ヂュルル
キョン♀「っ…!…どうだ…まだ残ってるかっ…?」
キョン「…っ(何もないが…)」ヂュルルッ ヂュルッ
キョン♀「っ…!くぅっ…!」ビクッ
キョン「…っ(もう少しだけ…)」ヂュル……ズチュ…
キョン♀「…っ!?おいっ…舌挿れてるだろっ…!」ビクッ
844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:23:09.29 ID:5PNdMNKuO [25/66]
キョン「…っ」ウネウネ
キョン♀「んっ…!(わざとなのか…舐めとろうとしてんのか…)」ビクッ
キョン「…っ」グリッ
キョン♀「っ!ぁはっ!(わざとだ!こいつ!)」ビクッ
キョン♀「っもういい!」グイ
キョン「ん…」
847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:28:51.19 ID:5PNdMNKuO [26/66]
キョン♀「はぁ…はぁ…どうだ、取れたか」
キョン「いや、何も。最初から綺麗だったぜ」
キョン♀「そうかよ…」
キョン「だが奥はわからん。舌も届かなかったしな。広げて見てみるか?」
キョン♀「……いらん。お前はなんか信用できん。……俺が見る」
キョン「…」
キョン♀「鏡……」
キョン♀「……」クパァ
キョン♀「……(何プレイだこれは…)」
848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:31:38.86 ID:5PNdMNKuO [27/66]
キョン♀「……いまいちわからんな…」
キョン「…俺なら近くで見れるぞ」
キョン♀「……」
キョン♀「……」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…頼む」
キョン「おう」
849 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:36:36.10 ID:5PNdMNKuO [28/66]
キョン♀「あーくそ…」
キョン「よし、股開け」
キョン♀「…」
キョン♀「…死にてぇ」
キョン「どれどれ…」
キョン「…うん」
キョン♀「もういいか…?」
キョン「…ああ。綺麗だったぞ」
キョン♀「…」
851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:48:04.18 ID:5PNdMNKuO [29/66]
キョン♀「……たしかアフターピルとかってあったよな」
キョン「ああ…なんかそんなのあったな」
キョン♀「薬局……いや、病院か…」
キョン「……なぁ」
キョン♀「なんだ」
キョン「お前、生理とかってあるのか?」
キョン♀「…ある」
キョン「その……なんだ。排卵周期とかってあるだろ…?生理…とか」
853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:53:34.86 ID:5PNdMNKuO [30/66]
キョン♀「……生理は……5日前くらいだったか…」
キョン「…それってヤバいのか…?」
キョン♀「いや……安全日だ…一応…」
キョン「…勉強したのか」
キョン♀「いや…朝比奈さんに教えてもらった」
キョン「!?」
キョン♀「キョンちゃんも女の子なんだから知っておかないとダメ、って言われた」
キョン「朝比奈さんから女の体の話を…」
856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:59:34.19 ID:5PNdMNKuO [31/66]
キョン♀「……とりあえずここを出よう」
キョン「ああ」
キョン♀「やれやれだ…」
キョン「……」ゴソゴソ
キョン♀「…おい、何してる」
キョン「…よし、行くか」
キョン♀「とんだラブホ見学だったぜ…」
861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:16:11.24 ID:5PNdMNKuO [33/66]
キョン♀「………はぁ、空気がうまいぜ」
キョン「これからどうする?」
キョン♀「……帰ろう」
キョン「……そうだな」
キョン♀「やれやれだ…」
「二人とも、お疲れのようだね」
キョン♀「!」
キョン「!」
862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:20:12.09 ID:5PNdMNKuO [34/66]
キョン♀「……っ!」
キョン「……さ…」
キョン♀「佐々木……?よ、よう、また会ったな!」
佐々木「また会ったね、キョン。くっくっ、なんだか今日は偶然が続く日だ…と言いたいところだが」
佐々木「面白いことにこれは偶然ではないのだよ、キョン」
キョン♀「……な、なに…?」
875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:36:00.74 ID:5PNdMNKuO [35/66]
佐々木「それにしても妙な場所で会ってしまったね。別に何があるというわけでもないが、少し気恥ずかしい」
キョン♀「そ…そうだな…こんなところで合うなんてな…はは…」
キョン「……」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?それとももう食べてしまったかな?」
キョン♀「あ、あー…そうだな……えーと…」
キョン「佐々木。俺たちはもう帰らないといけないんだ。悪いな」
佐々木「キョンは口を出さないでくれないか。僕はこっちのキョンに話しかけているんだ」
キョン「っ…!」
キョン♀「……佐々木、こいつはジョンで」
佐々木「もちろんこの夕食の誘いは男性の方のキョンも一緒のつもりだよ」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:43:00.17 ID:5PNdMNKuO [36/66]
キョン♀「……佐々木、こいつの顔はそんなに俺と似てるか?」
佐々木「顔は全く別人だね。面影もないと言ってもいい」
キョン♀「……キョンは俺だ。ややこしいからこいつをそう呼ぶのはやめてくれないか?」
佐々木「…ふむ。キョン…これは君に言っているのだが、どうだい?ジョンとキョン、どっちの名前が」
キョン♀「佐々木!お前いい加減に…」
886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:00:47.30 ID:5PNdMNKuO [37/66]
佐々木「っと…すまない、動揺するキョンが可愛くてつい…」
キョン♀「…」
佐々木「察しのいいキョンのことだ。もう気づいているんだろう?まあ気づいたのは僕の方だが、いや、気づくというよりは知ったと言うべきか」
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「二人ともそう怖い顔をしないでくれないか。ちょっとした余興、サプライズのつもりだったんだ。僕も驚かされたからこれでおあいこということで」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:13:29.49 ID:5PNdMNKuO [38/66]
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「……キョン、嘘をついたのは君だ。彼氏ができたと聞いたときは驚いたが、まぁそれが嘘だったということは…悪くはないがね」
佐々木「……キョン。君は元は男だったというのは本当かい?」
キョン♀「!」
キョン「!」
佐々木「ふむ…」
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:19:13.96 ID:5PNdMNKuO [39/66]
キョン♀「……悪いが佐々木、お前が何を言っているのかさっぱりわからない」
佐々木「そうか…では今言ったことは全て忘れてくれ」
佐々木「これからはキョンに不思議系キャラとして見られてしまうのが悔しいが、仕方ない。踊らされた僕が悪いな」
キョン「……佐々木」
キョン♀「おい」
佐々木「なんだい?ジョンさん」
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:27:45.94 ID:5PNdMNKuO [40/66]
キョン「その話、誰から聞いたんだ」
佐々木「僕の友人に橘さんという女の子がいてね、これがまた変わった人なんだが、話は彼女から聞いた」
キョン「…橘だと?」
キョン♀「橘…おい佐々木、そいつのフルネームは何ていうんだ」
佐々木「へぇ…本当に面識があるのか。面白くなってきた」
キョン♀「佐々木」
佐々木「橘京子。彼女はそう名乗っていたよ」
893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:39:47.61 ID:5PNdMNKuO [41/66]
キョン♀「っ!」
キョン「……佐々木、どうしてお前があんなやつと付き合っているんだ…」
キョン♀「いや、それより…橘から聞いた…?なぜあいつが佐々木にそんな話をする…?」
佐々木「…質問か。その前にこちらの質問に答えてほしい。さっきはあやふやになってしまったからね」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?」
キョン♀「……わかった。付き合うぜ」
佐々木「…ジョンさんも」
キョン「……ああ、俺も行く」
894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:45:27.00 ID:5PNdMNKuO [42/66]
………
……
…
佐々木「クリームパスタ一つ。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
佐々木「♪」
キョン♀「……佐々木」
佐々木「ん、なんだい?」
キョン♀「お前が橘から聞いたという話を詳しく聞かせてくれ」
佐々木「うん。そうだな…どこから話せばいいか…」
897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:58:42.86 ID:5PNdMNKuO [43/66]
終わらせる
合いの手は欲しいけど関係ないレスとかはできればしないでほしい
終わらせる!俺は今日終わらせるんだ!
898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:12:03.15 ID:5PNdMNKuO [44/66]
………
……
…
佐々木「……と言うわけだ。正直僕も半信半疑…いや九信一疑だったんだが、さっきのキミの反応で解ったよ。どうやら本当らしいね」
佐々木「いろんな話を聞かされたよ。突拍子もない話ばかりだったがね」
佐々木「宇宙人、超能力者、未来人、そして神様だったか。今のキョンを見ていると、なるほど、信じる気になってきたよ」
900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:25:23.34 ID:5PNdMNKuO [45/66]
佐々木「というのも、実は僕自身にもよくわからない実感みたいなものがあってね」
佐々木「理解や納得というよりも、なぜかそうだということがわかる、と言った感じだ」
佐々木「この世界は涼宮ハルヒさんの見ている夢のようなもので」
佐々木「本当はキョンは男性のはずだが、どういうわけだが女性になってしまった。そしてその男性のキョンというのが…ジョンさん、キミなんだね」
キョン「……ああ、その通りだ」
901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:32:04.28 ID:5PNdMNKuO [46/66]
佐々木「はー……すごいな。凄いよキョン。さすがはキョンだ」
キョン♀「なんだそりゃ」
佐々木「不思議も不思議、本物の不思議系キャラじゃないか。僕なんか君と並んだら足下にも及ばない。くくっ」
キョン「…楽しそうだな。こんな状態だってのに」
キョン♀「…佐々木、お前の記憶では俺はずっと女だったんだろ?こんな夢みたいな話をお前は信じられるのか?」
佐々木「そう、そこなんだよキョン。重要なのは、これが夢だということだ」
佐々木「夢はいつか覚める。この場合は…そうだな、そんなに長くは続かないんじゃないかな」
キョン「…なぜそう言い切れる?」
佐々木「なんとなく。でもわかるんだ。確信がある」
902 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:40:55.16 ID:5PNdMNKuO [47/66]
佐々木「説明はできないがね」
キョン♀「……そうか」
キョン「…驚くしかないな」
佐々木「くくっ。…ところでキョン…あ、今言うキョンは女のキミの方だが…んー…」
佐々木「すまない男性のキョン、キミをジョンと呼んでもいいかな。指名する際に二人同時に反応されるのはひどくややこしい」
キョン「ん、ああ、別に構わんが…」
佐々木「ありがとう。本当は本当のキョンも親しみを込めてキョンと呼びたいんだが、ここはわかりやすさを優先したい」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:58:37.66 ID:5PNdMNKuO [48/66]
佐々木「……と、スムーズに話ができるようになったところで、キョン」
キョン♀「なんだ」
佐々木「そしてジョン」
キョン「ん?」
佐々木「僕とはちあわせた時だが…君たち、面白い場所にいたね」
キョン・キョン♀「「…!」」
佐々木「くっくっ。触れられたくない話題かもしれないが、君たちの方からは絶対に振ってこないと思ってね。こちらから言わせてもらったよ」
佐々木「そして先に謝らせてもらいたい。今日橘さんからキョンが二人いるという話を聞いたのは君たちと別れた直後だった」
佐々木「しばらく会っていなかった話題の親友に偶然にも会えた、しかも事件のことを聞く直前に。それが何かの示しかもしれないと思って、別れたばかりの君たちを追いかけた」
佐々木「追いかけたのだが、僕はそれ以上追いかけられなくなった」
キョン「…」
キョン♀「…」
佐々木「くくっ…いや、すまない。尾行したつもりではなかったんだ。声をかけようと思った。しかしだね」
キョン「…」
キョン♀「…」
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:13:23.30 ID:5PNdMNKuO [49/66]
佐々木「あの建物は秘め事をするための場所だ。そこへ入り、出てきた君たちがしていたことを僕が想像するのは難くな……いや、…」
キョン「……おいお前、今すぐ俺の首を絞めてくれ」
キョン♀「こっちからも頼む。手加減なしでな」
ぐぐぐっ…!
佐々木「わああ!待ってくれ!別に僕はキョンを非難したわけじゃない!」
ぐぐぐっ……!
佐々木「キョン!やめてくれ!………僕がキョンと同じ立場だったら、僕も同じことをしていたよ」
ぐぐ……
佐々木「ここ夢の世界だ。ならば、普段できないことを試してみたくなるのは当たり前のことだ。僕はそう思う」
キョン♀「げほォっ!!」
キョン「がはっ!!げほっ!!」
909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:17:54.41 ID:5PNdMNKuO [50/66]
キョン「てめぇマジで締めやがったなっ…!」
キョン♀「お゛っ…お前ごそ゛っ…!」
佐々木「まさか僕の前で殺し合い…いや、自害を始めるとは…」
キョン♀「げほっ……佐々木、お前が俺たちを非難するのは当然のことだ」
キョン「ああ。言い訳するつもりはない」
佐々木「キョン…」
「「だから死なせてくれ」」
ぐぐぐっ!!
佐々木「キョンってば!!」
911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:22:28.84 ID:5PNdMNKuO [51/66]
キョン「ぐっ……!」ギリギリ
キョン♀「がっ……!」ギリギリ
佐々木「~~~っ!もうっ!」
佐々木「……っ!」ガタッ
佐々木「……」
ヌキヌギ…
キョン・キョン♀「「!?」」
ざわ… ざわ…
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン♀「なにしてんだ!」
キョン「佐々木!白っ…服を脱ぐのをやめろ!」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:31:42.88 ID:5PNdMNKuO [53/66]
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン「スカートをはけ!」バッ
キョン♀「どうしたってんだよ!」
佐々木「はぁ……はぁ……!どうだいキョン…ここは夢だから、こんなことだってできるんだ」
キョン「っ……」
キョン♀「……佐々木…」
佐々木「…ふふ、少しは落ち着いたかい?」
キョン♀「……悪いな、心配させちまった」
キョン「……白…」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:39:51.17 ID:5PNdMNKuO [54/66]
佐々木「……っ」ドキドキ
キョン♀「無茶しやがって…」
キョン「…佐々木よ。お前はこの世界を夢だと言うが…」
佐々木「…じき覚める夢だよ。この世界での僕の記憶もなくなる」
キョン「…なぜわかる…いや、お前にはわかるんだったな」
佐々木「…本当の僕が本当の世界にいるというのなら。この世界の僕の17年あまりの人生が全て作り物だとは思わない」
佐々木「夢が終わっても最近の記憶が消え、キョンが男になる、ただそれだけさ」
キョン♀「……だからっていきなり脱ぐか…?」
キョン「俺は少しこの世界が好きになってきたぜ」
キョン♀「黙れ」
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:53:37.81 ID:5PNdMNKuO [55/66]
キョン♀「やれやれだ」
佐々木「くくっ。そういうわけだキョン、君たちの行動は正しかったというわけさ」
キョン「やれやれ…」
佐々木「……ところでキョン、実はこういうこともあって、僕も色々と鬱憤が溜まっていてね」
佐々木「そこで……君に、僕の相手をしてもらえたら嬉しいのだが」
キョン・キョン♀「「!」」
キョン♀「そっ……それは……」
キョン「俺に言っているのか……?」
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:06:31.81 ID:5PNdMNKuO [56/66]
キョン♀「お前はジョンだろ。及びじゃねぇよ」
キョン「あっ…!」
佐々木「……ん、まずい、もうすでに僕の記憶喪失が始まっているようだ」
キョン♀「なに!?」
キョン「大丈夫か!?」
佐々木「うん……さっき僕は男のキョンをジョンと呼ぶと言ったね…」
佐々木「そのことを忘れてしまっていた。記憶喪失というか、僕の心が男のキミがキョンだと言うことをはっきりと認めたようだ」
キョン「……ということは」
佐々木「くくっ、この際だ、3人でしてみるのも悪くないと思わないかい?」
924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:12:25.33 ID:5PNdMNKuO [57/66]
………
……
…
妹「キョンくんー!起きてー!朝だよー!」
キョン「ん…」
キョン「ふぁぁ………ぁふ」
キョン「……」
929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:15:29.50 ID:5PNdMNKuO [58/66]
キョン「数学と…英語と……」ゴソゴソ
キョン「ん…?なんだこれ…」
キョン「……これって」カチ
ヴヴヴヴ…
キョン「うおっ!やっばり!」
キョン「なんでこんなもんが俺の鞄に…」
キョン「…ん?」
キョン「……これは…プリクラ?」
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:19:02.91 ID:5PNdMNKuO [59/66]
キョン「これは……俺か?」
キョン「この二人は……一人は…佐々木か…?」
キョン「もう一人は……ハルヒ…?いや……違う」
キョン「誰だこいつ……つーかなんだよこのプリクラ…こんなもん撮った覚えねーぞ」
キョン「………3P」
キョン「いやいや、何を考えてるんだ俺は」
948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:29:07.37 ID:5PNdMNKuO [60/66]
キョン「なんなんだよいったい……」
キョン「……とりあえず学校行くか。遅刻しちまう」
キョン「……」
その日、俺は学校で教科書を取り出しているとバッグの底に皮製の手錠のようなものを発見した。
そして偶然にも、いや目ざとくそれをハルヒに発見され
その場では何も言わなかったハルヒだったが、放課後、文芸部室にてSOS団の目の前で問いただされた。
951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:41:04.98 ID:5PNdMNKuO [61/66]
その日精神的に疲れ果てた俺は部屋で謎の物品たちを調べていると
あの手錠の皮の裏側に、あるメッセージを見つけ出した。
そこには『コンドームは2枚だと破れやすい。厚めのものを1枚着けるといい』とあった。
俺は吹き出し、そのメッセージを心に刻み込んで寝た。
おわり
957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:44:02.97 ID:5PNdMNKuO [62/66]
ここまで支援してくれた人、ありがとうございました
ここまで続くとは思ってなかったです
キョン子の画像貼って1000まで埋めてもらえると嬉しいです
983 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:29:57.83 ID:r/Ly/bST0 [1/2]
別の話でもいいからキョン子のSS書いてくれんかの
最近のハルヒSSにはキョン子成分が足りない
986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 23:33:33.72 ID:5PNdMNKuO [63/66]
>>983
最近というか常に足りない
なぜキョン子が流行らないのか不思議でならない
あと画像をシベリアの代行スレに置いてきたんだけど誰か貼ってみんなにキョン子の良さを伝えてほしい
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