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これより神の右席定例会議を始められない

391 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:13:03.69 ID:ZJuc4pY0 [1/10]
ネタバレ解禁記念に書いてみました

392 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:16:39.66 ID:ZJuc4pY0 [2/10]

フィアンマ「話をしよう」


フィアンマ「あれは今から3週間……いや、昨日だったか。俺様にとっては昨日の事だなどう考えても。明日の事でもない」

フィアンマ「なんかオッレルスの奴がいきなり子供を沢山連れてきたわけよ」
      
フィアンマ「まあ今回はSS2みたいに原石とは関係ないわけだが、どこぞの人身売買組織を潰したらしくて、
      そこに囚われてた子供をみんな連れてきちゃったんだよアイツ」

フィアンマ「要するにアイツは子供が好きなんだな。まあ俺様も子供は好きだ……
      うん、いや、純粋な意味でな。別にやましい事を考えているわけではない。確かに可愛い女の子は沢山居たけど」

フィアンマ「だが、問題はそこじゃない。アイツが連れてきた子供の一人が、シルビアの大切にしていた花瓶を割ってしまったんだよ…」

フィアンマ「これにはさすがの俺様も顔面がブルーになった。もう属性が変わるんじゃないか?
      ってくらいにブルーだった。例えるならアタック25でパネルが青無双になった感じだ」

フィアンマ「それで俺様はどうするかをオッレルスと相談しようとしたんだが、アイツ泡吹いて気絶してやがった。ふざけるなよ肉塊」


393 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:18:16.44 ID:ZJuc4pY0

フィアンマ「そんなこんなであの悪魔が帰宅したわけだ。で、花瓶を割った女の子は涙目でな、
      すごくカワイイ、いや、かわいそうだった。だから俺様どうしたと思う?」

フィアンマ「あの女の子を庇って俺様が割った事にしたんだよ」

フィアンマ「言っただろ?俺様は、あの男が命をかけて救った世界と幼女をこれ以上踏みにじらせるわけにはいかないとな」キリッ

オッレルス「それで君も今こうして家庭で出来る簡単三角木馬の刑に処せられているわけか」

フィアンマ「結局あの女の子は素直に謝って許してもらったんだけどな」

オッレルス「やれやれ、君もとんだお人好しだね」

フィアンマ「お前が言うな。だいたい、お前がちょっとコンビニに寄ってくる様な気軽さで
      人身売買組織をぶっ潰して大量に子供を連れてくるからこうなったんだろ!」

オッレルス「仕方ないだろ。たまたま散歩してたらいつのまにか組織のボスの目の前に居たんだから」

フィアンマ「お前の散歩のルートは一体どうなってやがる」


394 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:19:48.67 ID:ZJuc4pY0

右方のフィアンマ「というわけでこれより神の右席定例会議を始める」


オッレルス「一人でか?」

フィアンマ「……」

オッレルス「しかも神の右席ってもう壊滅しただろ?」

フィアンマ「俺様の聖なる右に常識は通用しねぇ」

オッレルス「確かに常識人とは言い難いよね」

フィアンマ「しかしまあ情けないザマだ。大の男二人がロープで縛りあ上げられて犬小屋に跨る事になるとは……」

フィアンマ「なんか目覚めそう…」

オッレルス「やめてくれ。て言うか、君はまだ良い方だろ?俺なんか体中に漆を塗られてるんだから」

フィアンマ「それはきついなぁ」

オッレルス「ああ、ヤバいぞ、ヤバいんだ。なんか漆って言葉を聞いたら突然痒みが復活してきた…」

フィアンマ「自分で言ったんだろう」


395 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:20:47.44 ID:ZJuc4pY0

オッレルス「ヤバい!ちょっ!痒い!!しかも痒過ぎて痒過ぎて尿意が!!モレルッス!!」モゾモゾ

フィアンマ「とんだ羞恥プレイだな」

オッレルス「フィアンマ!頼むからちょっと背中をかいてくれ!」

フィアンマ「もー、仕方ないなぁのび…オッレルスは」

フィアンマ「じゃじゃーん!第三のうで~♪」ボン!!

フィアンマ「この辺か?」ボリボリ

オッレルス「あぁぁそこ!!そこすごく良いの!!背中が良いのオオオオオ!!!」

シルビア「何やってんだこの変態どもが!」バシッ!バシッ!

オッレルス「おふっ!」

フィアンマ「へむっ!」グサッ!

オッレルス「ちょっ!フィアンマ!!爪が!!第三の腕の爪が背中に刺さってんだけど!!」


396 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:23:08.59 ID:ZJuc4pY0

フィアンマ「なぁシルビア、そこの馬鹿はともかく、俺様はもう許されていいはずだろ?ていうか無罪放免だろ?勝訴確定だろ?」

シルビア「だから特別にアンタには漆を塗らないであげたでしょ?」

フィアンマ「ついでにこの犬小屋からも降ろしてほしいんだが。もう股間が痛くて痛くて俺様泣きそうだぞ?
      ぶっちゃけアレイスターに右腕切断された時よりも痛い」

シルビア「アンタはあの女の子の代わりに罪を背負ったんだろ?だったら最期まで罪を償いな。
     それとも、代わりにあの子を犬小屋に座らせるかい?」

フィアンマ「馬鹿者が!!例え俺様達がどれほどのクズでも、どんな理由を並べても、
      それで幼女が家庭でできる簡単三角木馬の刑に処されていい理由にはならねぇだろォが!!!」

シルビア「じゃあ我慢するんだね」

フィアンマ「それもヤダ!!ヤダったらヤダい!!」

シルビア「わがままな奴だな。じゃあ仕方ない」

シルビア「この砂時計の砂が全部落ちるまで耐えろ。いつになったら終わるのかが分かれば、多少は気が楽になるだろ?」

ドスン!!!

フィアンマ「砂時計だと?俺様にはどう見てもセクシーなくびれのある巨大なトーテムポールにしか見えんぞ」

オッレルス「しかも巨大なわりにくびれの部分はやたら細いよね?そのうち絶対に自重でポキッ!といきそうなんだけど。
      ていうかフィアンマ!!爪を抜いてくれ!!」

フィアンマ「なんかもうオチが見えた気がする」

シルビア「ま、頑張りなよ」

フィアンマ「努力はいらない。もう絶望しか見えないから…」


397 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:24:43.19 ID:ZJuc4pY0

フィアンマ「それにしてもお前の嫁は怖いな」

オッレルス「嫁じゃないよ。シルビアにその気は無いさ」

フィアンマ「ほう」

フィアンマ「だが、最近夜中になると、アイツの部屋から変な声が聞こえるぞ?」

オッレルス「変な声?」

フィアンマ「ああ、お前の名前を叫びながら喘いでいる様な声が聞こえるんだが」

オッレルス「マジで!?」

フィアンマ「何だ?知らなかったのか?俺様はてっきりよろしくやってるんだと思っていたが、どうやらソロプレイだったみたいだな」

オッレルス「ちょっ!kwsk!!」

シルビア「下らん嘘を吐くなバカタレ!!」ゴンッ!

フィアンマ「へむへむッ!!」

オッレルス「何だ、嘘だったのか…」

フィアンマ「居たのかよ…」

シルビア「フィアンマ、お前は第三の腕だけ漆塗れの刑を追加だな」

フィアンマ「ちょっ!やめっ、らめぇぇぇえええええ!!!!!」


398 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:27:08.22 ID:ZJuc4pY0
ブン!ブン!ブン!ブン!ブン!


オッレルス「おいフィアンマ、危ないから第三の腕をブンブン振り回すのはやめてくれよ」

フィアンマ「知らんよ。コイツはもう俺様の意思とは無関係に暴れてるから。こうしないと痒くて痒くてたまらないんだろうな」


ブン!ブン!ブン!ブン!ブン!べチン!!

オッレルス「ビブルチッ!!」

フィアンマ「この元気にみなぎる第三の腕を見てると、故郷に置いてきた妹の事を思い出すな……」

オッレルス「こんな巨大なハ虫類みたいな腕で思い出される妹ってどうなんだろう…」

フィアンマ「まあ妹と言っても義理なんだけど。可愛い奴だよ」

オッレルス「意外だな、君にもそんな大切な人が居たなんて」

フィアンマ「でも最近ちょっと反抗期気味でな。色気づいてミニスカ履てるし……」

オッレルス「良いじゃないかそのくらい」

フィアンマ「いやダメだ!!第二期のOPを見たか?サビの部分でアイツは聴衆に太股をさらけ出してるんだぞ!?
      嫁入り前の妹が太股全開だぞ!?もはや世界の救済なんてどうでも良いからあのOPをどうにかすべきだろ!!!」

オッレルス「たぶん客観的に見たら、ロープで拘束されながら犬小屋に跨って巨大な腕をブンブン振り回して
      太股太股と連呼してる君の方がどうにかされるべきなんだと思う」

フィアンマ「ここにある全部がアニェーゼなんだよ!!認めねぇってほざくなら俺様がぶっ飛ばす!!」

オッレルス「落ちつけよフィアンマ!!」

フィアンマ「うん」

オッレルス「良い子だ」


399 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:29:53.53 ID:ZJuc4pY0

フィアンマ「さて、そろそろだな」

オッレルス「奇遇だな、俺もそう思うよ」


ビキビキッ!!!


オッレルス「ほら、言った通りだろ?あの砂時計、やっぱ自重に耐えられなくなってるよ」

フィアンマ「ああ、砂時計?のくびれの部分に亀裂が走ったな」

オッレルス「まずあそこから噴射される砂をどうするかを考えようか」

フィアンマ「一体何トンあるんだろうな。ぶっちゃけ今度こそ本当に死ぬかもしれない。よりによって砂に溺れて」


ビキビキバキッ!!!!

ドザザザザザザザ!!!!!(砂の洪水がオッレルスとフィアンマに襲いかかる)


オッレルス「来るぞ!!」

フィアンマ「ああ…(どうしよう、俺様泳げないんだけど)」


僕の見たやわらかい砂は、ビンに詰まった星の砂

小さいとき机の隅に、置いてあった


フィアンマ「星の砂ぁぁあああああごぼぼぼぼぼっおぼぼ!!!!!」

オッレルス「ひぎゃああああああおああああああ!!!!!」


ドザザザザザザザ!!!!!


子供「なんかすごい事になってる…大丈夫かな?」

シルビア「大丈夫さ。アイツらはかつて魔神になり損ねた男と、ほんの少しの間だけ神を超えた男だからね」


400 名前:これより神の右席定例会議を始められない[sage] 投稿日:2010/10/11(月) 02:31:33.03 ID:ZJuc4pY0 [10/10]
以上です

あまり長々と続けるのもあれなので次回で最後にします

Tag : とあるSS総合スレ

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