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佐天「御坂さん、胸は揉まれることで大きくなるらしいですよ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 17:24:49.80 ID:CNuhaFEy0 [1/23]
御坂「……それを私に言ってどうするの?」
佐天「私がどうするかじゃありません。御坂さんがどうするかですよ」
御坂「いや、どうもしないけど。そんなの都市伝説に決まってるじゃない。言い出したやつをとっちめたいくらいよ」
佐天「でも今御坂さんにできるとしたらこれくらいしかありませんよ!」
御坂「どういう意味よ」
佐天「私知ってるんですから!御坂さんが毎日お風呂あがりに胸が大きくなる体操をしてたり、一日一本はムサシノ牛乳を飲むようにしてること!」
御坂「な、なんでそれを……!」
佐天「白井さんにバレたくないからって野菜室の奥にムサシノ牛乳を隠してることも!」
御坂「わかった、わかったから!もうそれ以上言わないでぇ!」
御坂「……それを私に言ってどうするの?」
佐天「私がどうするかじゃありません。御坂さんがどうするかですよ」
御坂「いや、どうもしないけど。そんなの都市伝説に決まってるじゃない。言い出したやつをとっちめたいくらいよ」
佐天「でも今御坂さんにできるとしたらこれくらいしかありませんよ!」
御坂「どういう意味よ」
佐天「私知ってるんですから!御坂さんが毎日お風呂あがりに胸が大きくなる体操をしてたり、一日一本はムサシノ牛乳を飲むようにしてること!」
御坂「な、なんでそれを……!」
佐天「白井さんにバレたくないからって野菜室の奥にムサシノ牛乳を隠してることも!」
御坂「わかった、わかったから!もうそれ以上言わないでぇ!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:30:32.06 ID:CNuhaFEy0 [2/23]
佐天「結局どの方法も効果が見られなかったんですよね」
御坂「そうよ……」
佐天「胸囲を測るたびに自分の可能性を否定された気分になってため息吐いちゃうんですよね」
御坂「そこまでは言ってないけど……まあ似たようなもんよ」
佐天「でもそこで諦めちゃうような人じゃありませんよね、御坂さんは!」
御坂「諦めちゃいないけどさ。胸揉んで大きくなるとは思えないのよね」
佐天「少しでも可能性があるならそれにかけてみるべきだと思いませんか!?」
御坂「……でも自分でそんなことしても空しくなるだけだし」
佐天「なに言ってんですか御坂さん。なんのために私がここにいると思ってるんです?」
御坂「え……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:39:29.11 ID:CNuhaFEy0
佐天「最近初春がブラを新調したのは知ってますか?」
御坂「え、そうなの?」
佐天「はい。実はあれ、私が揉んで大きくしたからです」
御坂「ほ、ホントにっ!?」
佐天「ホントです。この一ヶ月、ほぼ毎日初春の家に通いつめて揉みまくったんです」
御坂「それで最近付き合いが悪かったのね……」
佐天「その結果!見事初春は75→77へのバストアップに成功しましたっ!」
御坂(77……ま、まずい!私は年上で身長でも10cm近い差があるのに、胸の方はあと2cmで追いつかれちゃうじゃない!)
佐天「答えは出ましたか、御坂さん」
御坂「わかったわ、佐天さん……佐天さんのゴールドハンドに私の将来を預けるわ!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:48:15.13 ID:CNuhaFEy0
佐天「じゃあ早速ですが服を脱いでください。あ、上だけでいいんで」
御坂「ブ、ブラも外した方がいい?」
佐天「当たり前です。初春との実験の結果、素手による直揉みが一番効果があるという結果が出てるんです」
御坂「わかった……」ヌギヌギ
佐天「ちなみに御坂さん、現在のバストサイズはいくつですか?」
御坂「……言わなきゃダメ?」
佐天「それを知らないと大きくなったかわからないじゃないですか」
御坂「私はわかるけど……」
佐天「……」ジーッ
御坂「い、言えばいいんでしょ言えば!……79よ」
佐天「79……じゃあ目標は大台の80超えですね」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:53:45.84 ID:CNuhaFEy0
脱衣完了
御坂(なんで私人の家でこんな格好してるんだろう……)
佐天「御坂さん、腕で隠さないでちゃんと見せてください」
御坂「はい……って、えぇっ!?前から揉むの!?」
佐天「いやですか?なんなら後ろからでもいいですけど」
御坂「う、うん。できれば後ろからがいいかな……そんなに見られると恥ずかしいし」
佐天「これから見られるよりも恥ずかしいことをするんですけど」
御坂「それでも、ね……後ろから揉む方がスタンダードって感じがするじゃない?」
佐天「スタンダードってなんのスタンダードですかぁ?」ニヤニヤ
御坂「……っ!な、なんでもないなんでもない!いいからさっさと揉んじゃって!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:01:27.34 ID:CNuhaFEy0
佐天「それじゃ遠慮無く……おっ」モミモミ
御坂「ひゃ……!」
佐天(大きくはないけどすごく柔らかい……モチモチしてて弾力もあるし手に吸いついてくる感じだなぁ)
御坂「あ……佐天、さん……?ひぇ!」
佐天「あ、えっ?なんですか?もしかして痛かったですか?」
御坂「そ、そうじゃないんだけど……無言で揉まれるとなんか恥ずかしいっていうか」
佐天「あーそれもそうですね。じゃあ話しながら揉みます」モミモミ
御坂(なんか美容室で髪切ってるみたいね……あっ、佐天さんの手あったかい……)
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:10:04.62 ID:CNuhaFEy0
佐天「御坂さんの胸、すごく柔らかいですよぉ」
御坂「話ってそういう話!?」
佐天「他になにも思いつかないんで……イヤですか?」
御坂「もういいわよ、それで(結局恥ずかしいのは変わらないわね……)」
佐天「すごいです、本当に。ハリがあって、それでいて指から離れなくて……こんな感触初めてです」
御坂「あっ、ん……え、初春さんの胸も、はぅ……も、揉んだんじゃないの?」
佐天「いっ……!?う、初春は揉むほどなかったと言いますか!全然ダメでした!あ、あははーっ!」
御坂「そうだったんだ……あン!ん、んぅ……」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:19:47.13 ID:CNuhaFEy0
佐天(肌もスベスベでキモチいいなぁ……うぅ、髪の間から見え隠れするうなじがなんかエロい)
御坂「(鼻息が荒くなってきてるのは気のせいかしら)ね、ねぇ佐天さん」
佐天「はい?どうしました?」
御坂「これって何分くらい続けるの?」
佐天「そうですねー……20分くらいでしょうか」
御坂「20分か……結構長いのね」
佐天「5分かそこらで胸を大きくしようなんて甘いですよ。それにこれは毎日続けるからこそ意味があるんです」
御坂「つまり明日からもずっと……?」
佐天「当然です!平日の放課後はもちろん、休日もやりますよ!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:31:03.12 ID:CNuhaFEy0
30分後
御坂「さ、佐天さん。もう30分以上経ってるんだけど……」
佐天「へ……あ、すいません!つい揉むのに夢中になっちゃって……!冷えちゃいましたか?」
御坂「ううん、大丈夫。むしろ熱いくらいで……」
佐天「え?」
御坂「な、なんでもないからっ!もう服着ていいわよね!?」
佐天「は、はい……(うーん残念、もう少し触っていたかったなぁ)」
御坂「さて、と……そろそろ門限だし、帰るとしますか」
佐天「え、帰っちゃうんですか?晩御飯ご馳走しようと思ってたのに」
御坂「気持ちだけで充分よ。また明日もよろしくね、それじゃ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:44:45.38 ID:CNuhaFEy0
一週間後
御坂「おじゃましまーす」ガチャ
佐天「あ、御坂さんこんにちはー。今日は早かったですね」
御坂「うん、後輩に捕まらなかったから」
佐天「やっぱり人気者は大変ですね~(あたしは今その人気者を独り占めしてるんだけど)」
御坂「そうでもないわよ。あ、麦茶貰うわね」
佐天「どうぞどうぞ。……でもなんだか変な気分ですよね」
御坂「ふぅ……ん、なにが?」
佐天「この一週間、初春たちにナイショでこうして二人で会ってることです」
御坂「そうねぇ……そのせいで黒子が放課後なにしてるんだって聞いてきて大変なのよ」
佐天「あははっ、白井さんらしいなぁ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:52:53.41 ID:CNuhaFEy0
御坂「そういえば昨日お風呂あがりに測ってみたのよ、胸囲」
佐天「ど、どうでしたか?効果ありましたか?」
御坂「ミリ単位じゃ大きくなってる気はするんだけどね……まだ80は超えてなかったわ」
佐天「そうですか……でもまだ一週間ですから!一ヶ月続ければきっと80も超えますよ!」
御坂「うん、わかってるわ。んじゃそろそろ始める?」
佐天「そうですね。そろそろ次のステップに行ってみましょうか」
御坂「次のステップなんてあるの?」
佐天「はい……御坂さん、いつも通り服を脱いでここに座ってください」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:02:53.19 ID:CNuhaFEy0
御坂(なんだか佐天さん緊張してるように見えるわね……大丈夫かしら)
佐天「次のステップっていうのは……ただ揉むだけじゃないんです」
御坂「揉むだけじゃない?」
佐天「さ、さきっちょを刺激するんです……!」
御坂「さきっちょって……えぇっ!?マジで!?」
佐天「マジです、大マジです!」
御坂「で、でもそれって……本当に効果あるの?」
佐天「さきっちょの方が敏感だから、ただ揉むだけよりも効果は高いはずです!」
御坂「……わかった、佐天さんを信じるよ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:18:26.40 ID:CNuhaFEy0
佐天「えっと、それじゃあ……いきます」
御坂「うん――あうっ!」
佐天「少し痛いかもしれませんけど、我慢してください」クリクリ
御坂「あ、あっ、や……!だ、めぇ……んっ!」
佐天「どんな感じですか、御坂さん。どうしても無理ならやめますけど……」
御坂「やめないでいいよ……痛くないんだけどね、変な感じがするの。う、あぁっ!」
佐天(喘ぎ声、かな……?もっと聞かせてほしいな)
御坂「ひっ!?あ、つ、つまんじゃやぁ!んっ……さ、佐天さんっ!くぅっ!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:32:50.79 ID:CNuhaFEy0
1時間後
佐天「あのー御坂さん……いつまでも枕に顔うずめてないで、そろそろ顔を上げてください」
御坂「いや」
佐天「別にひいたりしてませんから。あんなところ触られたら変な声出しちゃって当然ですよ」
御坂「本当に?気持ち悪いとか思わなかった?」ムクッ
佐天「(あ、やっと顔上げた)ホントですってば。むしろすっごく可愛い声だったと思いますよ」
御坂「……っ!バカっ!」ボフッ
佐天「えぇ、可愛いもダメなんですかっ!?」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:41:32.85 ID:CNuhaFEy0
御坂「明日もあれするの?」
佐天「御坂さんがイヤって言うならしませんよ。ただ揉むだけです」
御坂「べ、別にイヤじゃないけど……」
佐天「え?今なんて言いました?」
御坂「だからっ!してもいいって言ってんの!っていうか普通に聞こえてたでしょっ!?」
佐天「やだなーもう。御坂さんの照れた顔が見たいから聞こえなかったフリしたなんて、そんなわけないじゃないですかぁ」
御坂「もう知らないっ!」
佐天「あぁ、冗談ですって。ほら、今から晩御飯作りますから座って座って」
御坂「……とびっきり美味しくなくちゃ許さないからねっ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:09:10.86 ID:CNuhaFEy0
常盤台寮
御坂「ただいまー黒子」
黒子「お帰りなさいませお姉様……今日もまたずいぶんと遅かったですわね」
御坂「う……ちょっとねー」
黒子「ここ最近、放課後なにをしているか……そろそろ黒子に教えてくれてもよろしいのでは?」
御坂「べ、別にあんたに私のプライベートを教える必要なんてないでしょ?」
黒子「わたくしはお姉様がまたなにか面倒なことに首を突っ込んでるのではないかと心配してるんですの」
御坂「あんたに心配されなくてもわたしは大丈夫よ。それと、私のプライベートをあんまり詮索しないで」
黒子「むぅ……(怪しい……怪しすぎますの)」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:19:17.57 ID:CNuhaFEy0
数日後・177支部
初春「え?最近の佐天さんですかー?」
黒子「ええ。なにか変わった様子は見られませんの?」
初春「そうですねぇ、最近全然遊んでくれないんですよ。一緒に帰ろうとしても用事があるって一人で帰っちゃうんです」
黒子「……それはいつ頃から?」
初春「ええっと……2週間くらい前でしょうか」
黒子「2週間……時期的にも重なっていますわね」
初春「なにが重なってるんですか?」
黒子「実はお姉様もここ2週間ほど、放課後に一人でどこか行ってしまわれますの」
初春「あ、それで佐天さんと二人でなにかしてるってことですか?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:33:19.77 ID:CNuhaFEy0
黒子「おそらくは……さて、ここで1つ初春に頼みたいことがありますの」
初春「いやです」
黒子「はやっ!?話くらい聞いてくれてもよろしいんではなくて!?」
初春「どうせ佐天さんになにしてるか聞けーとか、放課後に佐天さんのあとをつけろーとかでしょう?お断りします」
黒子「う、初春は気になりませんの?佐天さんがお姉様となにをしてるか!」
初春「そりゃあ気になりますけど、わざわざ尾行してまで知ることじゃないです。佐天さんが教えてくれるまで待ちますよ」
黒子「ぬっ……さ、佐天さんがなにか危ないことをしてる可能性もありますのよ!?」
初春「御坂さんがついてるなら大丈夫ですよ」
黒子「お姉様がついてるからこそ危険ですの!能力を過信しがちなお姉様が度々面倒事を抱えてきたことくらい初春もご存知でしょう?」
初春「……言われてみれば」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:46:56.28 ID:CNuhaFEy0
翌日・佐天尾行中
初春(はぁ……結局こうなるんですね。まあ私の分の仕事を白井さんがやってくれるからいいですけど)
佐天「……」
初春(でもこれ普通に帰り道ですよね?どっか寄る素振りもないし……)
―――――――
――――――
―――――
――――
―――
初春(結局そのまま帰宅しちゃいました……どこか出かけるのかもしれないし、もう少しだけ様子を見てみましょう)
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 21:05:15.62 ID:CNuhaFEy0
初春(もう20分か……なにしてるんだろう、私。もう帰ろっかな)
初春(……え、あれって御坂さん!?わわっ、こっちに来る!)
御坂「~♪」
初春(御坂さんが鼻歌……すごいご機嫌な様子です。あんな御坂さん、初めて見ました)
初春(あ、佐天さんの寮に入ってく……え!?チャイムも鳴らさずに部屋に上がった!?)
初春(そこまで仲良くなってたんだ……やっぱりここ2週間の佐天さんの用事って御坂さんと……?)
初春(と、とりあえず30分待って出てこなかったら突入しましょう!)
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 21:26:05.44 ID:CNuhaFEy0
佐天の部屋
佐天「今日も揉まれに来ましたか、御坂さん」
御坂「なんか誤解を招くような言い方だけど否定できないのが悔しいわね……」
佐天「事実を言っただけですからね。どうします?もう始めちゃいますか?」
御坂「あ、その前に報告があるの。嬉しい報告が」
佐天「え……それってもしかして……」
御坂「ふふっ……この前まで.3だったけど、昨日測ったら.8はあったの!目標の80まであと2mmよ!」
佐天「す、すごいじゃないですか!(まさか本当に大きくなるなんて……)」
御坂「これも佐天さんのおかげよ、ありがとう」
佐天「い、いやぁそれほどでも……」
御坂「それじゃ今日もよろしくね。ちゃっちゃと80にしてちょうだい!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 22:12:46.66 ID:CNuhaFEy0
佐天(あぁ……御坂さんの髪は相変わらずいい匂いだなぁ)
御坂「あ、あんっ……!ちょっと佐天さん、そんなに髪の匂い嗅がないで……ひゃ、ああっ!」
佐天「……御坂さん、やっぱり乳首が敏感ですよね。ココつままれるの好きですか?」
御坂「んん……そんなのっ、答えられな、あっ、あン!」
佐天「別に答えなくてもいいです。御坂さんが可愛い声出してくれればわかりますから」
御坂「か、かわいいなんて……ひぅ!こ、こすらないでぇ!」
佐天(御坂さんの喘ぎ声、あたしだけが知ってるんだ……もっと知りたいよ、御坂さんのこと)
御坂「えっ!?あっ、あっ、ダメっ!い、いったんやめっ、はぁん!あぁぁあっ!」
佐天「うなじも綺麗ですよ……キスしたくなっちゃうくらい」
御坂「はうぅ!あっ、な、なんでぇ……胸だけじゃ、ふぁっ!そ、そんなとこ舐めちゃ……っ!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 22:40:47.39 ID:CNuhaFEy0 [23/23]
佐天「ごめんさい、御坂さん。もう我慢できそうにないです」
御坂「うっ、ああっ、あっ、んぅ!ほ、ほんとうにやめ――んぶっ!?」
佐天「ん、んじゅ……はむ、ん、んっ……」
御坂「は、んむぅ……あ、ぷはぁっ!はっ、はぁ、はぁ……どうして、なんで……?」
佐天「なんでって、そんなの決まってるじゃないですか。私は――」
ピンポーン
御坂「え……?チャイム……?」
佐天「と、とりあえず出てきますから、御坂さんは服を着といてください!」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:08:54.44 ID:DoA8sJP50 [1/14]
ガチャ
初春「あ、こんにちは佐天さん」
佐天「初春か……なにしに来たの?」
初春「えーっと、遊びに……?」
佐天「そっか……でもごめんね。今ちょっと手が離せないから、また今度ってことで……」
初春「私はダメで御坂さんはいいんですか?手が離せないって、御坂さんとなにしてるんですか?」
佐天「え……?なんで初春が知ってんの?」
初春「そ、それはですね……(尾行してたとは言えないし……いっそ白井さんのせいにしちゃいましょうか)」
御坂「――いいじゃない、初春さんも混ぜてあげて。私も丁度聞きたいことがあったし」
佐天「……わかった、上がってよ初春」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:16:36.53 ID:DoA8sJP50 [2/14]
御坂「……」
佐天「……」
初春(重いっ!空気が果てしなく重いです……!)
佐天「……で、初春はなんであたしと御坂さんが遊んでるって知ってたの?」
初春「じ、実は……白井さんから御坂さんが最近遊んでくれないって話を聞いて。佐天さんも一人で帰っちゃからもしやと思って」
御坂「それで黒子に調べてこいって言われたわけね……」
初春「そういうことです」
御坂「(ったく過保護なやつめ……)でも気にしないでいいのよ。初春さんだって佐天さんとしてたんでしょ?」
佐天「……!」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:26:15.10 ID:DoA8sJP50 [3/14]
初春「え?なんのことですか?」
御坂「一ヶ月くらい前、初春さんも佐天さんと二人でよく遊んでたでしょ?」
初春「ああ……じゃあ御坂さんもそうなんですか?」
御坂「そう、それと一緒よ」
初春「御坂さんも佐天さんに料理を教えてもらってたんですね!」
佐天「……」
御坂「へぇ……料理、ねぇ……」
初春(あれ?なんでしょうこの地雷踏んじゃった感じは……佐天さんはさっきから顔を上げようとしないし)
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:37:17.69 ID:DoA8sJP50 [4/14]
御坂「そういうわけだから、黒子にはなにも心配ないって言っといて」
初春「あ、わかりました。了解です」
御坂「じゃあ私たちはいつも通り始めようか?ね、佐天さん?」
佐天「そ、そうですね……」
初春「私はお邪魔虫みたいですし、支部に戻りますね~」
御坂「ごめんね初春さん。今度手料理をご馳走するから」
初春「は、はい!期待して待ってます!それでは」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:47:15.38 ID:DoA8sJP50 [5/14]
ガチャ……バタン!
御坂「……ねぇ佐天さん、料理ってどういうこと?私は胸を揉まれた記憶しかないんだけど?」
佐天「すいません……」
御坂「謝るだけじゃなにもわかんないわよ。いや、もうわかりきってるけど。つまり私を騙したってことよね?」
佐天「はい……」
御坂「なんでそんなことしたの?」
佐天「……」
御坂「最初から今日みたいなことするつもりだったの?」
佐天「ち、違いますっ!最初は……できるだけ長い時間一緒にいれたらいいなぁって、本当にただそれだけだったんです」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:57:34.42 ID:DoA8sJP50 [6/14]
御坂「普段から一緒に遊んでたじゃない」
佐天「二人きりがよかったんです……誰にも邪魔されないで、二人だけでいたかったから」
御坂「そんなの!言ってくれたらいくらでも付き合ったわよ!それを嘘ついて……やらしいことまでして……」
佐天「だって我慢できなかったんだもん……もっともっと御坂さんのこと欲しくなっちゃったから……」
御坂「ふざけたこと言わないでよ……っ!人のく、唇まで奪っといて!」
佐天「ごめんなさい……なんでもしますから、だから……嫌わないでください」
御坂「なによそれ。今さらそんなこと言って、どんだけ自分勝手なのよ……!」
佐天「自分勝手なのはわかってます。でも御坂さんに嫌われたら、私、わたし……」
御坂「……知ったこっちゃないわよ。もう帰るわ。さよなら、佐天さん」
佐天「あ、御坂さん……みさか、さん……」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:25:24.45 ID:DoA8sJP50 [7/14]
3日後
初春「佐天さーん、今日もサボりですか?そろそろ行かないと勉強追いつけなくなっちゃいますよ」
佐天「いいよ追いつけなくても……明日も行かないから」
初春「またそんなことを……やっぱり御坂さんとなにかあったんですか?」
佐天「別になんもないし。初春に心配されるようなことじゃない」
初春「もうっ!少しくらい頼ってくれたっていいじゃないですか。白井さんから御坂さんの様子も聞いてるんですよ?」
佐天「……どうだって?」
初春「(予想通り食いついてきましたね)どうもこうも、ひどいらしいですよ。バチバチ静電気出して、怒ってるかと思ったら落ち込んでたり」
佐天「そっかー……」
初春「反応薄いですね……それじゃあ私は支部に顔出してきますから、ご飯はしっかり食べてくださいよ」
佐天「はいはい……」
初春「(心配だなぁ……)明日、また来ますね」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:26:18.34 ID:DoA8sJP50 [8/14]
常盤台寮
御坂「……はぁ」
黒子「お姉様、いい加減ため息多すぎですわよ。まだ中学生ですのに」
御坂「中学生だっていろいろ悩みがあんのよー」
黒子「どうせ佐天さん絡みなんでしょう?お話くらい聞きますわよ」
御坂「あんたに話してもねぇ……」
黒子「……佐天さん、ここ数日学校に行ってないそうなんですの」
御坂「えっ!?ホントに!?」
黒子「初春から聞いたのですから間違いないですわ」
御坂(なにそれ……傷ついてんのは私の方だっつーのに……)
黒子「なにがあったか知りませんが、ずっと悩んでいるのはお姉様らしくありませんわよ。一度会いに行ってみては?」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:27:07.62 ID:DoA8sJP50 [9/14]
御坂「……ねぇ、あんたなら人に胸揉まれたらどうする?」
黒子「はぁ?いきなりなんの話ですの?」
御坂「いいから答えてよ」
黒子「そうですわね……相手によりますわ。お姉様ならいつでも黒子は大歓迎ですわよ!」
御坂「相手に、か……じゃあいきなりキスされたら?」
黒子「それもお姉様でしたらバッチこいですわ!なんなら今からでも――ぎゃうっ!」
御坂「誰もあんたとキスしたいなんて言ってないわよ」ビリビリ
黒子「おつつ……クラスでも友達同士で冗談まじりのキスをしてる姿などを目撃しますし」
御坂(そんなもんか……問題はどう考えても佐天さんが本気だったことなんだけどね)
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:27:48.71 ID:DoA8sJP50 [10/14]
翌日
ピンポーン
佐天「(また初春か……ほっといてくれればいいのに)はいはい、今日もサボりますよ――え?」
御坂「あんまりサボるとあとで痛い目みるわよ、佐天さん」
佐天「へ……はれ?御坂さん?な、んで……?」
御坂「ずーっと学校サボってるって聞いて、年上として注意しに来たのよ。それより上がってもいい?」
佐天「あ、はいっ!ど、どうぞ!」
御坂「ありがとね。お邪魔します」
佐天(御坂さんがどうして……それにこの時間に来るって、学校は……?)
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:28:31.72 ID:DoA8sJP50 [11/14]
御坂「ずっと寝てるの?」
佐天「ええ、まぁ……他にすることもないんで」
御坂「学校に行くって義務があるでしょ」
佐天「あはは……これは手厳しい。でも御坂さんの方こそ今日はどうしたんですか?」
御坂「私はいいのよ。昨日も一昨日もその前もちゃんと行ったから。問題はあなたよ、佐天さん」
佐天「うっ……」
御坂「私だって気分のらないけど行ってるんだから、佐天さんもちゃんと行きなさいよ」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:29:14.03 ID:DoA8sJP50 [12/14]
佐天「わかってるんですけどね、なんかもう全部どうでもよくなっちゃって」
御坂「どうしてよ」
佐天「だって……御坂さんに嫌われちゃいましたから」
御坂「……私のせいにするんだ?」
佐天「そ、そういうことじゃないです!ただ、私の気持ちの問題で……」
御坂「誰かに嫌われたから学校行きたくなーいなんて、そんな甘えが許されるのは小学生までよ」
佐天「わかってます、わかってますよぉ……でもぉ……」
御坂「それに……私は佐天さんが嫌いなんて一言も言ってないんだけど」
佐天「え……」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:29:56.61 ID:DoA8sJP50 [13/14]
御坂「そりゃ怒ったし、今だって許したわけじゃないわよ」
佐天「あう……」
御坂「でもね、私があれくらいで誰かを嫌いになるようなやつだったら、今頃とっくに黒子と縁切れてるわよ」
佐天「た、確かに……」
御坂「大体、ショックが大きいのは絶対にされた私の方なんだから!佐天さんにそんなウジウジされてると腹立つのよ」
佐天「うぅ、すいません……」
御坂「一番ムカついてるのはそこじゃないんだけどね」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 00:59:56.97 ID:a73SwmGN0 [2/18]
>>102の続きから
佐天「ま、まだなにかあるんですか?」
御坂「あるわよ。とっても大事な問題が」
佐天「なんですか……?」
御坂「自分の気持ちを一切明かさずにキスとかしたことよ!」
佐天「わ、私の気持ちって……御坂さんはもうわかってますよね……?」
御坂「どうかしらねぇ。世間にはお遊びでキスする人もいるし。もしかしたら佐天さんもそんな人たちと同じかも?」
佐天「あ、ありえませんよっ!軽い気持ちでファーストキス捧げられるわけないじゃないですか……!」
御坂「じゃあなにか言うことがあるんじゃないの?」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:08:09.46 ID:a73SwmGN0 [3/18]
佐天「え、う……い、言ったらなにか変わるんですか?」
御坂「うーん、まあ返答次第かしら」
佐天「そんなぁ……」
御坂「あとのことなんて考えないでいいからさ。ほら、はやく言ってよ」
佐天「どうしても言わなきゃダメですか……?」
御坂「ダメ」
佐天「(うぅ、なんか今さら言うのも恥ずかしいなぁ……)御坂さん、耳貸してください」
御坂「んん?」ススッ
佐天「……御坂さんが好きです」ボソッ
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:19:12.26 ID:a73SwmGN0 [4/18]
御坂「へ、へぇ……やっぱりそうだったんだ」
佐天「気づいてたくせに……」
御坂「佐天さんの口から聞いておきたかったのよ。でもそっかぁ、私のことが好きかぁ……ふふっ、じゃあしょうがないわね」
佐天「……?なにがしょうがないんですか?」
御坂「好きだったら、キスしたくなってもしょうがないってこと」
佐天(したくなるのはキスだけじゃないですけどね)
御坂「ファーストキスはお互い様だもんね。もういいわ、この前のことは許してあげる」
佐天「へ……ほ、本当ですか!?」
御坂「嘘ついても意味ないでしょ。あ、それと佐天さんに頼みたいことがあるんだけど」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:30:39.92 ID:a73SwmGN0 [5/18]
御坂「これからも私の胸を揉んでくれない?」
佐天「は、はい……?」
御坂「悔しいけど効果があったのは間違いないからね。どうせなら80超えるまで続けてもらわなきゃ」
佐天「でも、その……私でいいんですか?」
御坂「他に誰がいるのよ。もともと佐天さんが言い出したことじゃない」
佐天「そうですけど……私、なにするかわかりませんよ?以前だって毎日我慢してたんですから」
御坂「そんときは電撃を喰らわせるだけよ」
佐天「うっ……それは怖いですね」
御坂「でしょう?痛い目みたくなかったら変な気は起こさないことね」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:39:37.81 ID:a73SwmGN0 [6/18]
一週間後
佐天「あ、もう時間だ。それじゃ終わりですね」
御坂「ふぅ……今日もありがとね」
佐天「労いの言葉なんていりませんから、はやくはやくっ!」
御坂「……今日も?ここのところ毎日じゃないの」
佐天「しっかり揉んだご褒美ですよ。それに御坂さんが言ったんじゃないですか、1回も2回も変わらないって」
御坂「そうだけどさ。10回、20回になるとさすがに別よ」
佐天「そんなぁ……してくれないんですか……?」
御坂「またそうやって甘えた声出して……ほら、目瞑って」
佐天「えへへ……♪」
御坂「(ああもう、なんでこんな可愛いのかなっ!)……ちゅ」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:51:16.40 ID:a73SwmGN0 [7/18]
佐天「ん、んぅ……御坂さぁん……」
御坂「ったく……いい?こういうことは部屋にいるときだけだからね?」
佐天「充分ですよ……それより御坂さん、もっとギュってしてほしいです」
御坂「あのね、いくら二人きりでも甘えすぎはダメよ?」
佐天「私からは御坂さんに手が出せないから、こうやってお願いしてるんです」
御坂「それじゃ意味ないじゃない……(結局お願いを聞いちゃう私も私なんだけどね)」ギュウ
佐天「あ、ん……御坂さん……私、御坂さんのこと大好きですよ……」
御坂(……まずいわね、私の理性が先に決壊しそう)
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:02:34.76 ID:a73SwmGN0 [8/18]
佐天「……もし80を超えたら、もう私の部屋に来ないんですか?」
御坂「それはどうかしらね(これ以上続けたら本当に目覚めちゃいそうだし……)」
佐天「私は、私はずっとこのままがいいです。御坂さんと一緒にいたいです」
御坂「そうは言ってもねぇ……黒子たちに言い訳するのも限界があるし」
佐天「言い訳なんていらない関係になっちゃえばいいんですよ」
御坂「は……?」
佐天「私、御坂さんを愛してます。だからもう友達なんて関係じゃ満足できないんです……もっと御坂さんの近くにいたいんです」
御坂「……」
佐天「御坂さん、私と付き合って……恋人になってください」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:06:20.19 ID:a73SwmGN0 [9/18]
御坂(はぁ……もう遅かったってわけね)
佐天「あの、御坂さん……?」
御坂(結局のところ、とっくの昔に私は目覚めちゃってたんだ)
佐天「御坂さん……やっぱりイヤですか……?」
御坂「……ねぇ、私たちはもうキスしちゃってるじゃない?」
佐天「え?あ、そ、そうですね」
御坂「それだとキスするだけじゃそういう関係の証拠にならないわよね」
佐天「あの、それってつまり……」
御坂「佐天さん……佐天さんをぜんぶ、私にちょうだい」
佐天「はい……奪ってください。私をぜんぶ奪ってください……!」
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:07:51.00 ID:a73SwmGN0 [10/18]
正直に言おう
エロを書く体力がない
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:33:10.51 ID:a73SwmGN0 [11/18]
>>181の続きから
御坂「いつもと位置が逆ね」
佐天「ん……ちょっと寒いです」
御坂「じゃあ抱きしめてあげる」ギュウ
佐天「……抱きしめるだけじゃなくて触ってください、御坂さん」
御坂「うん。本当はさ、ずっと佐天さんの胸揉んでみたいって思ってたのよ……あれ?」
佐天「ん、んはぁ……どうしました……?」
御坂「もう乳首たってる」ツン
佐天「ひゃう!」
御坂「佐天さんって結構やらしいよね……」
佐天「ひ、ひどっ……あっ、あん!んぁ、ひぁあ……あっ、あっ、やぁん!」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:33:52.69 ID:a73SwmGN0 [12/18]
御坂「もしかしてもう下の方も……」
佐天「えっ!?だ、ダメ――あっ!」グチョ
御坂「わっ……すご……」
佐天「すごいってなんですかぁ……」
御坂「ご、ごめんごめん。ただ濡れ濡れだなぁって」
佐天「……キスしてるときにはもうこんな感じでした」
御坂「ホントに!?ねぇ、それって今までも……」
佐天「毎日御坂さんが帰ったあとにパンツはき替えてたんです……」
御坂(なんでだろう、今この子がすごく愛しく感じる)
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:34:37.50 ID:a73SwmGN0 [13/18]
御坂「一人でしないの?」
佐天「しませんよ……だって御坂さんにしてもらいたかったから……」
御坂「ふぅん……私、エッチな佐天さんも好きよ」
佐天「へ?い、いきなりなんですかっ?」
御坂「だから佐天さんのエッチな声もっと聞かせて」
佐天「な――ひゃぁんっ!そんな、そこはっ……あ、いぃっ!んぁあ、や、な、なにこれぇ、あぁぁあっ!」
御坂「これからは我慢しないでいいのよ。言ってくれればいつでもしてあげるから。こんなふうに」
佐天「あっ、あ、あんっ、んひぃい!み、みさかさっ、くぅっ……!あ、あはぁ……」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:36:38.33 ID:a73SwmGN0 [14/18]
御坂「あーあ、涎垂れてるよ……舐めとってあげる」ペロッ
佐天「あ……み、御坂さんが激しくするから……」
御坂「だって佐天さん可愛いんだもん。ね、今度は佐天さんが私の唾液飲んでよ」
佐天「ふぇ……?んっ!ん、んぶ……んぅ、くっ、んくっ……んぐっ、んっ、んっ、んっ」
御坂「ん、んふぅ……はいっ、よく出来ました。どう?美味しかった?」
佐天「はぁ、はぁ……と、とってもおいしいです……」
御坂「そっかぁ。じゃあ次は下の方も舐めとってあげなきゃね」
佐天「は、はい……お願いします」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:37:44.03 ID:a73SwmGN0 [15/18]
御坂「改めて見ると本当にグショグショね……」
佐天「や、やぁ……!そんなに見ないで……っ!」
御坂「あ、コラ!足閉じたら舐められないでしょ!」
佐天「で、でもぉ……」
御坂「恥ずかしいのはわかるけど、私は佐天さんをもっとキモチよくしてあげたいの。だからお願い、足開いて?」
佐天「う、うぅ……これでいいですか……?」
御坂「うん……佐天さんのココ、綺麗だよ(あ、ヒクヒクしてる)」
佐天「御坂さん……あ、あの、私もう……」
御坂「わかってるよ……んじゅ」
佐天「うあっ……!し、したがぁ……はいってきてるぅ――ひぐっ!」
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:39:20.36 ID:a73SwmGN0 [16/18]
御坂「ん、じゅ、じゅる……ちゅ、ちろっ……」
佐天「はっ、あン!そ、そこっ……すごくいいよぉ……!み、みさかさんっ、もっとぉ……!」
御坂「じゅ、じゅ、じゅう……んちゅ、んっ、はぁ、はぁ……ちゅう、ちゅ」
佐天「あっあっ、ふぁ、ん、んいぃっ!かひぃ!も、もやばっ……ふあぁあ!」
御坂「いいよ、イッて。佐天さんのイくとこ見せて……じゅる、んぐ、ぢゅっ、ぢゅっ、ちゅぅぅ」
佐天「はぁっ!あ、き、きてますっ!もう、もう……っひぁあ、あぁン!あ、んィ!」
御坂「ほら、イッちゃいないよ……んじゅぅ、じゅっ、くちゅくちゅ……ちゅっ、ちゅう、じゅる、じゅ」
佐天「み、みさかさんっ、みさかさん!すき、だいすきだよぉ……あ、すきすきっ、あっ、あっあ――あぁああぁぁあああっ!」
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:40:05.87 ID:a73SwmGN0 [17/18]
御坂「ふふふ……佐天さんのイくとこ見ちゃった」
佐天「あ、はぁ、はぁ……はっ、んぅ……みさかさぁん、うっ……こ、こっちきてぇ」
御坂「ん?なに?」
佐天「と、となり……は、はぁ、だ……だきしめて……」
御坂「ん、わかった……佐天さん、まだビクビクしてるよ」
佐天「すご、すごく、よかったからぁ……御坂さんのこと、好きだからぁ……」
御坂「私も愛してるよ。どうしようもないくらいに」
佐天「う、嬉しいです……!キス、キスして……もっと愛してください」
御坂「ほんと甘えんぼなんだから……ちゅ」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:42:01.00 ID:a73SwmGN0 [18/18]
御坂「こうやって二人で寝てるとあったかいわね」
佐天「そうですね……あ、御坂さん腕枕してくださいよ」
御坂「いいわよ、ほら」
佐天「わぁい♪」
御坂「(いちいち可愛いんだから……)明日もしよっか、涙子」
佐天「もー気がはやい……あ、あれ?今、涙子って……」
御坂「なによ。付き合ってるんだから名前で呼ぶくらい当たり前でしょ?それともイヤ?」
佐天「ぜ、全然そんなことないです!っていうか、ずっとそう呼ばれたかったんです!」
御坂「ありがと……好きだよ、涙子。愛してる」
佐天「えへへ……私も愛してます、美琴さん」
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:12:32.66 ID:bnm6HI9gO [2/31]
数日後
佐天「いやー赤点免れてよかったなぁ」
初春「そのために私は深夜に何度も起こされたんですけどね」
佐天「初春には感謝してるって。御礼に今日は一品だけ奢ってあげよう!」
初春「調子よすぎですよ……これからは徹夜なんてやめてくださいね」
佐天「りょーかいりょーかい」
初春「というかですね、昼間から勉強しとけばいいんですよ。なんのための午前中授業だと思ってるんです?」
佐天「じ、時間があるとつい遊んじゃうもんでしょ?(本当は美琴さんとイチャイチャしてたんだけどね)」
初春「そんなだから毎回赤点スレスレを低空飛行してるんですよ」
佐天「あーはいはい、今度から気をつけるよ。それより久々に四人で遊ぶんだからさっさと行こ!ほら急いだ急いだ!」
初春「わわっ!ひ、引っ張らないでくださいよ~!」
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:24:19.61 ID:bnm6HI9gO [3/31]
黒子「あ、初春たちが来たようですわ」
御坂「んー?やっと来たの――な゛っ!?」
黒子「なんですのお姉様、色気のない声を出して」
御坂「う、うっさい!(なんであの二人は手ぇつないでんのぉ!?)」
佐天「ちわーっ。お待たせしちゃってすいません」
黒子「構いませんわ。それより喉も渇きましたしどこかファミレスにでも入りましょう」
初春「そうですね、佐天さんのせいで疲れちゃいましたし」
佐天「あれくらいで疲れんのによくジャッジメントやっていけるよね……ところで御坂さんはなんで元気ないんですか?」
御坂「そんなことないわよ……ちゃっちゃとファミレスに行きましょう」
佐天(……?あたしなんかまずいことしたっけ……?)
312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:28:41.05 ID:bnm6HI9gO [4/31]
おう
規制されたから携帯から書き込んでる
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:38:53.19 ID:bnm6HI9gO [5/31]
ファミレス
初春「佐天さん、私はこれで」
佐天「なんであたしに言うの?」
初春「一品奢ってくれるって言ったじゃないですかぁ!
佐天「冗談だって。しっかしジャンボパフェなんてまた高いやつを……」
初春「一品は一品ですよ」
佐天「しょうがない……あたしはただのチョコサンデーでいいや」
御坂(いつもは私が涙子の隣にいるのに……隣どころか密着してるっていうのに……!)
黒子「……お、お姉様?なんだかどす黒いオーラが出ていますけれど」
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:56:50.39 ID:bnm6HI9gO [6/31]
佐天「テストも終わりましたし、パーッと遊びたくないですか?」
黒子「残念ながらわたくしたちはこれからテストなんですの」
佐天「えーっ!?マジですか!?」
初春「私立だからちょっとズレてるんですよね」
佐天「そんなぁ……」
御坂「まあ実際勉強しないでも余裕なんだけどね」
初春「羨ましいなぁ……私は誰かさんのせいであんまり奮いませんでしたよ」
佐天「だ、だからそれは悪かったって……」
初春「テストに備えて早めに寝たのに、深夜に何度も起こされて……結局寝不足のまま受けて……」
御坂(深夜に起こされたってどういうことよ……!?)
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:10:13.00 ID:bnm6HI9gO [7/31]
佐天「初春のそれ美味しそうだよね。一口ちょうだいよ」
初春「えー」
佐天「いーじゃんお金出すのはあたしなんだしさ。ね、一口だけ?」
初春「もう、一口だけですよ……はい」
佐天「あむっ。んじゃあたしのもあげるよ。はい、あーん」
初春「ぱくっ」
御坂「……」バチバチ
黒子「ちょ、お姉様!漏電、漏電してますの!」
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:29:42.77 ID:bnm6HI9gO [8/31]
佐天「やっぱりプールじゃないですか?」
黒子「ですが映画館も捨て難いですの」
初春「たまにはテーマパークとかもいいと思いますっ!」
佐天「みんなバラバラだねー。御坂さんはどこがいいですか?テスト明けに遊びに行くとしたら」
御坂「……別に。どこでもいいわよ」ツーン
佐天「う……」
黒子「お姉様……どうしましたの?先程からやけに機嫌が悪いようですが」
御坂「そんなことないわよ……」
黒子(まったく……どう見てもそんなことありまくりですのに……)
初春「御坂さん、どうしたんでしょうか?」コソコソ
佐天「さ、さぁ……(もしかしてあたしのせい……?さっきから目合わせてくれないし……)」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:47:42.45 ID:bnm6HI9gO [9/31]
一時間後
佐天「それじゃまたあしたー」
初春「白井さんに御坂さん、さよならー」
黒子「ええ、それでは」
御坂「……じゃあね、二人とも」
黒子「お姉様、そろそろ機嫌を直してくださいですの」
御坂「……」
黒子「はぁ……一体なにがあったんですの?」
御坂「……ちょっと用事思い出したからあんた先帰ってて」
黒子「は?え、ちょっと、お姉様ー!?」
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:00:53.01 ID:bnm6HI9gO [10/31]
帰り道
佐天(なーんで美琴さん機嫌悪かったのかなぁ……最初は普通だったのに)
佐天(メールで聞いてみるかぁ。でもシカトされるかも……絶対あたしに怒ってたもんね)
佐天「どうしよう……」
御坂「る、涙子っ!」
佐天「はい……?え、美琴さん!?ど、どうしたんですかっ?なんでわざわざこっちに……」
御坂「はぁ、はぁ……は、話がしたくなったのよ。今日は全然話せなかったから……」
佐天(あれ、怒ってない……?)
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:36:47.25 ID:bnm6HI9gO [11/31]
御坂「立ち話もあれだし歩きながら話そうよ」
佐天「あ、はい。えっと、その……」
御坂「なに?」
佐天「きょ、今日はどうして怒ってたんですか……?」
御坂「怒ってたわけじゃないけど……」
佐天「でも……あたしと目合わせないようにしてたじゃないですか」
御坂「それは、ね……」
佐天「それは?」
御坂「……今日さ、初春さんと手つないでたわよね?」
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:54:11.04 ID:bnm6HI9gO [12/31]
佐天「え……ああ、あれは初春が遅いから引っ張ってただけで……もしかしてそれで怒ってたんですか?」
御坂「そ、それだけじゃない!勉強のことも!」
佐天「勉強?」
御坂「わからなかったら初春さんじゃなくて私に聞けばよかったじゃない!」
佐天「夜に電話するのは迷惑かと思って……」
御坂「それにファミレスで初春さんと『あーん』なんてやって……私が目の前にいるのにイ、イチャイチャして!」
佐天「あれはただの食べ合いっこで別に深い意味は……」
御坂「わ、私とはしたことないのに!」
佐天(……もしかして)
331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:10:07.61 ID:bnm6HI9gO [13/31]
佐天「もしかしてヤキモチやいてたんですか?」
御坂「う……」
佐天「それでずっと不機嫌だったんですか?」
御坂「……そ、そうよ!ずーっと初春さんとかわりたいなぁって思ってたのよ!悪い!?」
佐天「悪くなんてないですよ。むしろ嬉しいくらいです」
御坂「な、なんで嬉しいのよ」
佐天「だって愛されてるって感じますから」
御坂「……いっつも愛してるって言ってるじゃない」
佐天「はい。それでも嬉しいんです」
御坂「ば……ばか……」
334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:20:44.94 ID:bnm6HI9gO [14/31]
佐天「美琴さん、手つないで帰りましょうよ」
御坂「……うん」ギュ
佐天「あーそうじゃないです。こうやって、指を絡めるんです」
御坂「え、そうなの?」
佐天「はい。これって恋人つなぎって言うんですよ」
御坂「……そうね、私たち恋人だもんね」
佐天「初春とはこのつなぎ方してません。美琴さんとだけです」
御坂「私だけ……」
佐天「あたしが愛してるのは美琴さんだけですから」
343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 19:33:57.15 ID:bnm6HI9gO [15/31]
御坂「はぁ……なんか一人で焦ってたのがバカみたいじゃない」
佐天「あははっ、不安になっちゃいましたか?」
御坂「まあ……涙子は初春さんと仲良いから、ちょっとね」
佐天「でもあたしは毎日不安ですよー。美琴さんが白井さんに襲われてないかって」
御坂「撃退してるわよ、毎日」
佐天「寝てる間にキスされてたりとか、下着が減ってたりとか」
御坂「……怖いこと言わないでよ。下着の件は実際にあったし」
佐天「しょうがないとは思いますけどね。あたしが美琴さんのルームメイトだったら絶対我慢できないですもん」
御坂「涙子は別にいいのよ。むしろ我慢しちゃダメだからね」
佐天「わかってます……それでも白井さんが羨ましいなぁ。美琴さんと寝食ともにできるなんて最高ですよ」
御坂「……ねぇ、高校入ったら一緒に暮らそっか?」
344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 19:36:43.53 ID:bnm6HI9gO [16/31]
佐天「は、はいぃっ!?」
御坂「高校生だったらルームシェアくらい普通でしょ?」
佐天「ル、ルームシェアって言えば聞こえはいいですけど、つまり同棲ですよね……?」
御坂「どっちも一緒よ。けどそうね、同棲の方が恋人っぽいかしら」
佐天(同棲……ま、毎日美琴さんとあんなことやこんなことを……)
御坂「(なんで同棲の話で涎が垂れてくるんだろう)どう?まだまだ先の話だけど」
佐天「ぜ、ぜひお願いします!」
御坂「んじゃ決まりね。これ約束だから、絶対守りなさいよ?」
佐天「モチのロンです!寝室は1つでいいですよね!?」
御坂「もう間取りの話かい」
349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:04:00.34 ID:bnm6HI9gO [17/31]
佐天の部屋
御坂「じゃ、私は帰るわね」
佐天「えーっ!?上がっていかないんですかぁ!?」
御坂「門限もあるしね。送り狼になるつもりはないわ」
佐天「そうだ、泊まっていけばいいんですよ!同棲の予行演習です!」
御坂「なによそれは……そう簡単に泊まれたら苦労してないっての」
佐天「……さっき我慢するなって言ったじゃないですか」
御坂「いや、そういう意味で言ったんじゃ……」
佐天「美琴さんとキスしたり、『あーん』ってやりたいです」
御坂(我慢、我慢よ私……誘惑に負けちゃダメ……!)
佐天「……美琴さんとエッチしたいです」
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:06:49.56 ID:bnm6HI9gO [18/31]
常盤台寮
黒子(お姉様、遅すぎですわ。もう門限なんてとっくに過ぎてますのに)
黒子(用事……危険なことでなければいいのですが)
プルルルルル、プルルルルル
黒子(電話!?もしかして……やっぱり!)
黒子「お、お姉様!なにしてますの!?門限はもう過ぎて――」
御坂『あー黒子?いきなりで悪いんだけど今日佐天さんの部屋に泊まってくわ』
黒子「……は?」
御坂『そういうわけだから、寮監にはうまいこと言っといてちょうだい。それじゃね』プツッ
黒子「ちょ、ちょっとお姉様!?お姉様っ!?」
黒子「……」
黒子(佐天さんの部屋に泊まるってどういうことですのーっ!?)
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:34:51.28 ID:bnm6HI9gO [19/31]
佐天「白井さん、なんか言ってましたか?」
御坂「なにか言われる前に切ってやったわよ。電源もオフにしたし。それより……」
佐天「はい?」
御坂「なんで裸エプロンなのよっ!」
佐天「美琴さんが服脱ぐ暇もなく押し倒してきたから汗かいちゃって」
御坂「そ、それは悪かったけど……着替えればいいでしょうが!」
佐天「だってこの後お風呂入るのに新しく着るのも面倒じゃないですか」
御坂「どんな考えよ……私が作っとくから先お風呂入ってきなさい」
佐天「あ、それはダメです。美琴さんと一緒にお風呂入るって決めてるんで」
御坂「ったく……だからさ、その姿を見てるとなんかこう、ね……」
佐天「ムラムラしてきますか?」
御坂「あーもうそういうことよっ!認めるからはやく服着て!お願いだから!」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:57:43.88 ID:bnm6HI9gO [20/31]
佐天「それじゃあご飯食べましょうか――あれ?箸1つしか出さなかったっけ」
御坂「いいじゃない、1つで充分よ」
佐天(……美琴さん、素直に言ってくれてもいいのに)
御坂「な、なによその目は!」
佐天「いえ、なんでもないですよぉ」ニヤニヤ
御坂「ま、まずは私からね!はい、涙子。あーんっ」
佐天「はむっ……じゃ次はあたしですね。美琴さん、あーん」
御坂「あむっ」
佐天(すっごい幸せそうな顔してる……)
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:08:58.77 ID:bnm6HI9gO [21/31]
佐天「まだまだいきますよぉ。はい、あーん!」
御坂「あ――」
ピンポーン
御坂「……」ムカッ
佐天「……誰でしょうか、こんな時間に」
御坂「わかんないけど、とりあえず私が出てくるわ」
ピンポーン、ピンポーン
御坂「(うっさいわね!誰よ二人の時間を邪魔するやつは)はい、どちら様ですか――げっ!」
黒子「お゛ね゛え゛さ゛ま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:24:54.78 ID:bnm6HI9gO [22/31]
佐天「美琴さん、誰でした――えっ!?白井さん!?」
黒子「お姉様あああ!なんでわたくしを差し置いて佐天さんと遊んでるんですのおおおお!?しかもお泊りってどういうことですのおおお!?」
御坂「っていうかなんであんたがここに……!ちょ、ひっつくな!」
佐天「ま、まずドアを閉めてください!近所迷惑ですから!」
御坂「で、なんで来たのよ」
黒子「もちろんお姉様に会うために。お姉様こそどうして突然佐天さんの部屋に泊まることに?」
御坂「えーっと、なんていうか……ノリで」
黒子「ではなにもやましいことはないと?」
御坂「あ、当たり前でしょ!」
黒子「ほほう……」ジロッ
佐天(し、視線が痛いよぉ~)
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:39:54.04 ID:bnm6HI9gO [23/31]
黒子「今は食事中でして?」
御坂「見りゃわかんでしょ」
黒子「そうですわね……ただ二人で食事をするのに箸が一膳しかないのは少々おかしいと思いまして」
御坂「いっ……!」
佐天(やば……するどすぎ……)
黒子「これはどういうことですの?佐天さん」
佐天「(あたしに聞くの!?)じ、実はですね……御坂さんが手を痛めてしまったので私が食べさせてあげてたんです」
黒子「……確かにそれらしい理由ではありますわね。ではこのベッドの染みは一体なんですの?」
佐天「……」
御坂「……」
370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:51:57.05 ID:bnm6HI9gO [24/31]
黒子「佐天さん、聞いてますの?」
佐天「そ、それは……」
御坂「――あ、汗よ!それは私の汗!」
黒子「お姉様の汗?なぜここに、しかも染みになるほど大量に?」
御坂「い、痛かったからいっぱい汗かいたのよ!それでベッドに寝てたから染みになっちゃったの!」
黒子「……本当ですの?佐天さん」
佐天「ほ、ホントです!御坂さんがとっても辛そうにしてたからベッドを貸してたんです!」
黒子「なるほど……わかりましたわ。疑ってしまって申し訳ありませんでしたの」
佐天「いえ、とんでもない(ほっ……とりあえずセーフ、かな)」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:06:58.43 ID:bnm6HI9gO [25/31]
黒子「わたくしてっきりお二人がすでにそういう関係で、中学生にあるまじき行為をしていると思ってしまいましたの」
御坂「……そ、そんなわけないでしょ!っていうか中学生にあるまじき行為をいつもしてきてるのはあんたでしょうが!」
佐天「……」
黒子「お二人の間になにもなくて安心しましたわ。それではお姉様、寮に戻るとしますの」
御坂「え……?な、なんでよ……!」
黒子「わたくしの能力があればすぐ帰れますわ。手の方も念のために養護教諭に見てもらった方がよいでしょうし」
御坂「う……そりゃそうだけど……」
黒子「それともまだなにかここにいたい理由がありまして?」
御坂「……わかったわよ……佐天さん、あの……ありがとね。今日はやっぱり帰ることにするわ」
黒子「では失礼しますの」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:21:09.41 ID:bnm6HI9gO [26/31]
佐天「待ってください」
黒子「……はい?」
佐天「美琴さんを帰すわけにはいきません。だって、だって……だって今日一緒にお風呂入るって決めてるんですから!」
黒子「い、一緒にお風呂ぉ!?」
佐天「そうです……手を怪我してるなんて嘘です!あの染みが汗っていうのも嘘っぱちです!あれは……」
御坂「ちょっと、涙子……!」
佐天「あれはあたしが美琴さんとエッチしてるときにできた染みです!」
黒子「エ……は?い、今なんと……っ!?」
佐天「エッチです!あ、あたしたち付き合ってるんです!だからエッチだってするし、お泊りだってするんです!邪魔しないでください!」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:33:26.45 ID:bnm6HI9gO [27/31]
黒子「……あ」
佐天「な、なんですかっ!?」
黒子「お、お姉様?今佐天さんが仰ったことはもちろん嘘ですわよね?嘘100%ですわよね!?」
御坂「あーまあ、なんていうか……嘘っていうのが嘘?」
黒子「か……は……」フラッ
御坂「ちょ……黒子……?」
ヒュン
佐天「あれ……消えた?」
御坂「ヤケテレポね……とんでもなくショックな出来事があるとたまにやるのよ、あいつ。どこ行くかは知らないけど」
佐天「つまり……」
御坂「……一緒にお風呂入れるってことよ」
384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:48:37.61 ID:bnm6HI9gO [28/31]
お風呂
佐天「あっ……そこ、いいです……っ!」
御坂「ちょっと!変な声出さないでよ、ただ背中洗ってるだけなんだから!」
佐天「そう言われても……あたし背中弱いんですよぉ……あんっ!」
御坂「背中弱いって……意外な弱点ね」ゴシゴシ
佐天「んっ……!あ、キモチい……」
御坂「ほ、ホントやめてってば!こっちまで変な気分になってくるでしょ!」
佐天「なってくれていいですよ……お風呂でエッチもしてみたいですし……」
御坂「私は別にしたくないから……もう、さっさと洗っちゃうわよ」ゴシゴシ
佐天「ひゃ……!」
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:02:31.86 ID:bnm6HI9gO [29/31]
30分後
佐天「お風呂だと流すだけでいいから楽ですねー」
御坂(はぁ……誘惑に負けすぎよね、私。でもエロい声出す涙子が悪いのよ、きっとそう)
佐天「美琴さん、なにしてんですか?ほら、湯船気持ちいいですよー」
御坂「……今入るわよ」チャプン
佐天「わーい、美琴さぁん」
御坂「あ、コラよりかかるな」
佐天「いやですよーだ」
御坂「くっついてるとすぐのぼせるわよ」
佐天「そしたら美琴さんに看病してもらうから大丈夫です」
御坂「二人でのぼせたらどうすんのよ、もう……」
392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:25:22.44 ID:bnm6HI9gO [30/31]
御坂「あのさ、涙子……」
佐天「んー?」
御坂「さっきはごめんね」
佐天「……割と傷つきましたよ。マジで」
御坂「あのときはとっさで……」
佐天「目の前で恋人に付き合ってることを否定されたんですから」
御坂「本当にごめん……」
佐天「でもいいです。いっぱいキスしてくれたから」
御坂「ありがと……嬉しかったよ、黒子に恋人宣言してくれて」
佐天「白井さんだけには負けるわけにいきませんから」
397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:50:34.36 ID:bnm6HI9gO [31/31]
御坂「案外負けん気強いのね」
佐天「そんなこと言ったら美琴さんだって案外独占欲強いじゃないですか」
御坂「わ、悪かったわね!」
佐天「あたしはそんな美琴さんが好きですよ……もっと……独占しちゃっていいですからぁ……」
御坂「言われなくともそのつもりよ」
佐天「えへへぇ……ココロもカラダもどくせんしちゃってくらはいぃ……」
御坂「る、涙子……?」
佐天「はふぅ……の、のぼせちゃいましたぁ……」
御坂「……だから言ったのに」
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:12:17.59 ID:1aDxCd4IO [1/6]
就寝
御坂「じゃあ電気消すわよー」パッ
佐天「わっ、本当に消えた……けど能力の無駄遣いですね」
御坂「むしろ有効活用よ。それよりほら、もっとこっち寄って」
佐天「また襲うつもりですか?」
御坂「ち、違うっつーの!ただ抱きしめたいだけよ!」
佐天「抱きたい?」
御坂「もういい……大体、いつも誘ってくるのはそっちじゃない」
佐天「でもその誘いにほいほいノッてくるのは美琴さんですよね」
御坂「……涙子が可愛いのがいけないのよ」
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:30:51.40 ID:1aDxCd4IO [2/6]
佐天「えーあたしのせいですか?」
御坂「そうに決まってるわ……はぁ、明日も学校あるんだしもう寝るわよ」
佐天「え、しないんですか?」
御坂「さすがに今日は眠いよ……」
佐天「確かに……やっぱり二人で抱き合って寝ると心地いいですね」
御坂「ええ……そうね……」
佐天「(ホントに眠そうだな)同棲始めたら毎日こうやって二人で寝れるんですよね」
御坂「はやく……高校生になりたい……ね……」
佐天「はい……美琴さん、おやすみなさい」
御坂「ん……おやすみ、涙子……」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:42:32.14 ID:1aDxCd4IO [3/6]
一方その頃
黒子「うう、ひぐっ……おね、おねえさまぁ……」
初春「そろそろ泣き止んでくださいよー……(そして眠らせてください……)」
黒子「う、初春はどう思いますの……?佐天さんとお姉様が付き合ってるんですのよぉ……ぐすっ、付き合って……付き合って……」
初春「私はお似合いだと思いますよ」
黒子「あぁぁぁぁぁああん!な、なんでわたくしじゃないんですのぉ……う、うぅ、うわぁぁぁぁん!」
初春「はぁ、明日はジャッジメントの仕事できそうにないですね……」
初春(でも……本当によかったですね、佐天さん)
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:09:34.27 ID:ZvncRKZCO [2/11]
とある日の放課後
黒子「ご機嫌よう、佐天さん」
佐天「こんにちは。白井さん一人ですか?」
黒子「ええ、お姉様は寮監と話していましたわ」
佐天「え……もしかしてこの前無断で外泊したのがバレちゃったんですか?」
黒子「そうではなく……外泊許可を貰おうとしているみたいですの」
佐天「あ、なるほど」
黒子「(わたくしは毎日お姉様と同じ部屋で寝てますのに、なぜ負けた気分になるんですの……)初春はまだですの?」
佐天「一回部屋に戻るって言ってました」
黒子「ふむ……それではひとまず喫茶店に入りましょうか」
佐天「はーい(白井さんと二人きりってなんか怖い)」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:18:29.86 ID:ZvncRKZCO [3/11]
喫茶店
黒子「最近はどうなんですの?お姉様とは」
佐天「(早速きたー)まあ仲良くやってると思いますよ。喧嘩もたまに」
黒子「(幸せそうな顔しやがりますわね……!)へ、へぇ……あの短気なお姉様とよくやっていけますわね」
佐天「短気ってほどじゃないですよー。それに喧嘩したあとは必ず……そ、その……」
黒子「必ず、なんですの?」
佐天「す、好きって言ってくれますし……あ、あはは」
黒子「がはっ……!」
佐天「し、白井さん!?コーヒーが口から垂れてますよ!」
黒子「ずいぶんと惚気けてくれますのね……」
佐天「すいません、つい……」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:32:46.10 ID:ZvncRKZCO [4/11]
黒子「それで佐天さんはあの……もうお姉様といろいろしちゃってますのよね?」
佐天「いろいろの内容にもよりますけど、たぶん」
黒子「で、でででではキ、キスも当然していますのよね……?」
佐天「あ、そんなのはもうしょっちゅう」
黒子「ど、どんな感じですの!?お姉様とのキスはっ!」
佐天「どんな感じって言われても。美琴さんが初めてだからよくわかんないですよ」
黒子「ですから!お姉様はどのようなキスをなさいますの!?」
佐天「どんなふうにかぁ……」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:41:25.18 ID:ZvncRKZCO [5/11]
佐天「まずは唇に触れるくらいの軽い感じで、それを繰り返すんです」
黒子「唇に、触れるくらい、と……」メモメモ
佐天「(なぜメモる?)次に唇を噛むっていうか、啄むようにしてきて」
黒子「つ、啄む!?そこはかとなくエロいですわね……」
佐天「最後に舌を入れてくるんです。あたしも美琴さんに合わせて舌を絡めて……」
黒子「おぅふ……!」
佐天「それからはもう流れですね。唾液飲ませ合ったり、口の中を舐め回したり」
黒子「お、お姉様の唾液……ハァ、ハァ……!」
佐天「でも美琴さんがそういう気分のときはいきなり舌入れてきますけどね」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:55:24.33 ID:ZvncRKZCO [6/11]
黒子「も、もう我慢できませんの……っ!」
佐天「は?……え、きゃあ!な、なんで隣に来るんですか!?」
黒子「佐天さん、わたくしとキスしてくださいまし!」
佐天「な、なに言ってんですか!は、離れてくださいっ!」
黒子「あ、あなたとキスをすれば間接的にお姉様とキスすることになりますの!ついでに唾液も!」
佐天「白井さん、冷静になってください!関節キスなら寮でいくらでもできるでしょう!?」
黒子「関係ありませんわ!ささっ、はやくわたくしにお姉様味のキスを――」
ガシッ
黒子「……がしっ?」
御坂「私味のキスを……なんだって?なんであんたが私の涙子にキスしようとしてんのかしら?ん?」
黒子「……」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:08:41.51 ID:ZvncRKZCO [7/11]
御坂「大丈夫?怪我はない?パンツとられたりしてない?」
佐天「あたしの心配より、白井さんが……」
御坂「黒子ならこれくらいへっちゃらよ。ほら、ちゃんと痙攣してるでしょ?」
佐天「痙攣はまずいんじゃ……」
御坂「いいのよ、いつもよりちょこ~っとだけ強烈にしただけだから」
佐天「本当に大丈夫かな……あ、初春も来ましたよ」
初春「す、すいません遅れちゃってぇ……うわっ、なんで白井さんの丸焼きがこんなところに?」
御坂「天罰よ、天罰。人のものに手を出そうとした罰」
初春「な、なるほど~(大体予想できてしまうのが悲しいですね……)」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:26:38.74 ID:ZvncRKZCO [8/11]
二時間後
黒子「今日も佐天さんの部屋に行きますのぉ……?」
御坂「門限までには帰るって言ってんでしょ」
黒子「そう言ってもう5回くらい門限を破っていますわよ」
御坂「長引くこともあるわよ。ねー?」
佐天「長引くっていうか長引かせてるですけどね、美琴さんが」
黒子「あ、あまりいかがわしい行為はなさらないようにお願いしますわよ!」
御坂「な、なによいかがわしい行為って!別に私がそういうことして長引かせてるわけじゃ……!」
初春「御坂さん、それ墓穴です」
黒子「はぁ……たまには門限も守ってくださいましね、お姉様」
御坂「わかってるわよ。それじゃね」
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:44:27.08 ID:ZvncRKZCO [9/11]
帰り道
初春「白井さん、まだ御坂さんのこと諦めてなかったんですか?」
黒子「わたくしの辞書には諦めるという文字はありませんの。略奪愛という言葉もありますし」
初春「あんまりギスギスするのはやめてくださいよー。それに白井さんには私がいるじゃないですか」
黒子「わたくしたちはパートナーなのですから当たり前ですわ」
初春「パートナーと親睦を深めるのは大事なことですよ?」
黒子「……もうこれ以上深まりようがないと思うんですの」
初春「そんなことありませんよ。まだまだお互いの知らないところはたくさんあります」
黒子「まあ、確かに……」
初春「とにかく、白井さんが寂しいときは私が隣にいてあげますから。この前みたいに愚痴を言ってくれてもいいですし」
黒子「初春が隣にいるなんて、慣れすぎてありがたみがありませんの」
初春「なんですかその言い方はぁ……せっかく人が慰めてあげようとしてるのに」
黒子(……わたくしも素直じゃありませんわね)
505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 02:02:15.10 ID:ZvncRKZCO [10/11]
佐天「白井さん、怒ってないかなぁ」
御坂「え?なんで黒子が怒んのよ?」
佐天「今日かなり惚気けちゃったんで。そうでなくともあたしは美琴さんを奪ったようなもんですし」
御坂「奪ったって……私は一度たりとも黒子のものになった覚えはないんだけど」
佐天「うーん……でも、ほら。この状況だってある意味奪ったと言えますよ」
御坂「大丈夫よ。私に涙子がいるように、黒子には初春さんがついてるもの」
佐天「初春、ですか……でもあの二人は付き合ってませんよ」
御坂「付き合うだけがすべてじゃないわ。あの二人には二人なりの関係があるのよ」
佐天「そっか……それもそうですね。初春はちょっと毒舌だけどとっても優しいですからね」
御坂「あら、私は優しくないって言うの?」
佐天「だって今日もあたしのことをイジメるつもりでしょ?」
御坂「……優しくもしてあげるわよ、終わったあとは」
573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:15:49.40 ID:rivPnbqfO [1/10]
佐天の部屋
佐天「あっ、あぁっ!はぁ、はぁ……あ、んあっ、うぁ!」
御坂「キモチよさそうね。そんなにいい?電気って」
佐天「ひゃ、ひゃい……!さ、さいこぉですっ!あんっ、あんっ、ひぅっ!」
御坂「困ったわね。これじゃあもう私以外とできないじゃない」
佐天「いいんれすぅ……こんなこと、みことさんとしかしないからぁ……」
御坂「そう、そうよね……他の誰かが涙子を抱くなんて許せないもん」
佐天「だ、だからみことさんもあたしだけに――あうぅっ!あ、ふあ、あっ、あぁぁあん!」
御坂「当たり前のこと言わないでよ。涙子以外に興味ないっての」
佐天「はっ、あっああ!う、うれし、いいっ!?あっ、つ、つよ……っ!あ、イ、イクぅぅぅぅうっ!ひぃあぁぁあああ!」
御坂「はい、5回目……まだ終わらないわよ。私なしじゃ生きられないカラダにしてやるんだから」
佐天「ああっ、はっ、はぁ……うっ!あ、ああ、も……もう、とっくに……なってましゅ……ん、ああ……」
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:18:52.08 ID:rivPnbqfO [2/10]
御坂「……そういうこと言うから余計イジメたくなっちゃうのよ。涙子、うつ伏せになって」
佐天「へぁ……?う、うつ伏せぇ……?ん、な、なんで……」
御坂「いいから、はやくなりなさい」
佐天「はぁい……こ、こうでいいですか?」
御坂「うん、バッチリ。相変わらず綺麗な黒髪ね。見てるだけでそそられちゃうわ」ガシッ
佐天「えっ……な、なんで腕を押さえるんですか……!?」
御坂「こうすれば身動きとれないでしょ」
佐天「み、美琴さん……なんか怖いですよぉ……」
御坂「んふふっ……涙子、背中弱いんだよね?」
佐天「ま、待って……だ、だめ、あたし壊れちゃう……」
御坂「――ここにキスなんかしたらどうなっちゃうのかな?」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:22:04.82 ID:rivPnbqfO [3/10]
御坂「ちゅ」
佐天「あぁんっ!」
御坂「ちゅ、ちゅ……ちゅう」
佐天「あっ、んはぁっ!あ、ほ、ほんと、やばっ……!」
御坂「背中にいっぱいキスマークつけてあげる」
佐天「んひぃ!は、あ、あああっ!あっ!あっ!うぁ!あっ!んぁ!ひゃっ!」
御坂「ちゅ……こんなの人に見せられないね」
佐天「も、もうゆるして……お、おかしくなりそうだからぁ……」
御坂「ダメよ、全然足りないもの。あと10回はイクまで許してあげない」
佐天「しょんなぁ……ひっ、んはぁあぁあっ!」
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:25:06.20 ID:rivPnbqfO [4/10]
2時間後
佐天「あ……は……んん……」
御坂「涙子、大丈夫?」
佐天「う……あ、ぅ……」
御坂(やりすぎちゃったかしら……失神するなんて思ってなかったし)
佐天「うぅ……は、はれ……?」
御坂「あ、気づいた?」
佐天「みことさぁん……えへへ、ずっと隣にいてくれたんですか?」
御坂「まぁね……ごめん、ちょっと調子乗っちゃったわ」
佐天「全然いいですよぉ。今までで一番キモチよかったですから」
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:28:53.10 ID:rivPnbqfO [5/10]
佐天「あたし、美琴さんにイジメられるの大好きみたいです」
御坂「なによいきなり。なんか変態っぽいわよ、その発言」
佐天「美琴さんのせいですよ?美琴さんがこんなふうにしたんですから、責任とってください」
御坂「どうやって?」
佐天「またイジメてください。明日も明後日も、これからずっと……美琴さんの好きなように。あたしをメチャクチャにしていいですから」
御坂「……っ!」ゾクッ
佐天「あ、でも今日はダメですよ?そろそろ門限じゃ……」
御坂「もう遅いわよ。スイッチ入っちゃったから」
佐天「ひゃ……あっ、み、みことっ……あ、ああんっ!ん、んぅ……」
578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:32:13.99 ID:rivPnbqfO [6/10]
常盤台寮
御坂「た、ただいまー……」ソロリ
黒子「……お姉様」
御坂「うわっ……あんたまだ起きてたのね」
黒子「わたくしは、わたくしは今日こそお姉様が約束を守って、門限までに帰ってきてくれると信じて待っておりましたのに……」
御坂「そんな大げさな……」
黒子「お姉様はもう黒子との約束を守ってはくれませんのね……」
御坂「うっ……ご、ごめんね。門限破りは今日で最後にするから」
黒子「どうせ明日にはその言葉も忘れておられるのでしょう?」
御坂「そ、そんなことないわよ!……っていうかね、涙子に言われたの」
黒子「佐天さんに?」
御坂「そ。黒子のこともしっかり考えてあげてってね」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:35:01.76 ID:rivPnbqfO [7/10]
黒子「……つまり佐天さんに言われなければお姉様はわたくしのことなど全く気にもとめなかった、と」
御坂「どうしてそうなるのよ……ところでさ、あんたって膝枕してもらったことあるの?」
黒子「小さい頃、親にしてもらった記憶はありますが……」
御坂「ふーん。ね、私がしてあげよっか」
黒子「は……?お姉様、どこかで頭を打ってきましたの?」
御坂「あのね……ただ今までのお詫びとお礼をしようと思ったのよ。そんだけ」
黒子「それも佐天さんに言われましたの?」
御坂「違うわよ、私なりに考えた結果」
黒子「膝枕程度で今までのことがチャラになるとでも?」
御坂「あら、じゃあしないでいいの?」
黒子「……お願いしますの」
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:37:28.86 ID:rivPnbqfO [8/10]
翌日・177支部
初春「白井さん、今日はなんだか元気ですね」
黒子「そんなことありませんわ。いつも通りですの」
初春「昨夜は『お姉様がまだ帰ってきませんの~』って私に何度も電話してきたじゃないですか」
黒子「初春、一応聞いといてあげますわ。今のふざけた演技は誰のモノマネでして?」
初春「それはもちろん、部屋で一人で寂しいからって私に愚痴ってきた白井さんの――あでっ!な、殴ることないじゃないですかぁ」
黒子「別に寂しくなどありませんでしたの。それにあなたが言ったんですのよ?愚痴を漏らしてくれてもいいと」
初春「殴っていいとは言ってません!」
黒子「ストレス解消という点では同じですわ。パートナーとしてそれくらい付き合ってもらいませんと」
初春「どういう理論ですかぁ~!」
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:41:01.50 ID:rivPnbqfO [9/10]
佐天の部屋
佐天「それで白井さんに膝枕をしてあげたと」
御坂「うん。あいつがすごく気持ちよさそうに寝るもんだから、起こす気にもなれなくて……おかげで寝不足よ」
佐天「あっ!それじゃあたしが美琴さんに膝枕してあげますよ!」
御坂「……膝枕よりも涙子の胸に抱かれた方がよく眠れる気がする」
佐天「え……マ、マジで言ってますか?」
御坂「だって柔らかいし、あったかいし……ダメ?」
佐天「わ、わかりました。えっと、じゃあ……どうぞ」
御坂「えいっ」ポスッ
佐天(赤ん坊みたいですっごい可愛い……)
668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:02:59.30 ID:cwb5URKtO [2/16]
>>581の続きから
御坂「はーしあわせー」
佐天「こうやって美琴さんから甘えてくるのって珍しいですよね」
御坂「うん?そうかしら?」
佐天「そうですよ。普段は部屋に入るやいなやキスしてきて野獣になるじゃないですか」
御坂「野獣とか言わないで!マジでヘコむから!」
佐天「野獣じゃなかったらケダモノ?」
御坂「変わってないわよ、それ……」
佐天「あはは、拗ねないでくださいよ」
御坂「じゃあ頭撫でてくれたら許してあげる」
佐天「それくらいお安い御用ですよ、甘えんぼな美琴さん」ナデナデ
御坂「ふにゃあ……」
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:11:31.39 ID:cwb5URKtO [3/16]
御坂「……私が甘えるのっておかしいかな?」
佐天「え?そんなことないですよ。もっと甘えてほしいくらいです」
御坂「ほんと?」
佐天「はい。赤ちゃんみたいで可愛いですから」
御坂「野獣の次は赤ちゃんか……でも、なりたいわね」
佐天「なににですか?」
御坂「家族」
佐天「なるほどぉ――って、えぇっ!?あ、あのっ、それってもしかしてけ、け、けっこ……!」
御坂「好きな人と結婚したいって思うのは当然でしょ?」
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:27:30.38 ID:cwb5URKtO [4/16]
佐天「でもでもっ!まだ付き合い始めて一ヶ月も経ってないし……!」
御坂「一ヶ月も百ヶ月も変わんないわよ。別れるつもりなんてないんだから。それとも私と結婚はイヤ?」
佐天「い、イヤじゃないです!むしろ最高です!あ、あたしと結婚してください!」
御坂(なんか今普通にプロポーズされた気がするんだけど)
佐天「あ、けど日本じゃ女同士の結婚はできませんよね……いっそ海外に行っちゃいます?」
御坂「そうねぇ。昔は海外での同性結婚も認められてなかったから、義理の姉妹になるのが事実上の結婚だったらしいわよ」
佐天「へー、ずいぶんと大変そうですね」
御坂「黒子から聞いた話だけどね。そんときはどうでもいいわとか思ってたけど今は……」
佐天「今は?」
御坂「……ねぇ、私のことをお姉ちゃんって呼んでみてくれない?」
675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:47:56.86 ID:cwb5URKtO [5/16]
佐天「……」
御坂「こ、こら!露骨にひかないでよ!」
佐天「いえ、ひいてなんかいませんよ。ただ美琴さんにもそういう一面があったんだなぁって思っただけで」
御坂「どういう一面!?ちょ、ちょっとお姉ちゃんって呼ばれたいって思っただけよ!」
佐天「いつも白井さんにお姉様って呼ばれてるじゃないですか」
御坂「あれはあれ、これはこれよ。涙子にお姉ちゃんって呼ばれたいの」
佐天「しょうがないですね……じゃあいきますよ」
御坂「う、うん……!」ドキドキ
678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:58:42.15 ID:cwb5URKtO [6/16]
佐天「お姉ちゃん」
御坂「はうっ!」
佐天「美琴お姉ちゃん」
御坂「あ、ああ……!」
佐天「(なんかすごい悶えてる)どうしましたか?美琴お姉ちゃん」
御坂「も、もういいわっ!それ以上は――」
佐天「お姉ちゃん……大好きです、ちゅ」
御坂(や、やばい……唇じゃなくほっぺにしてくるところが妹っぽくてあああああっ!)
佐天「(白井さんみたい……ん?)み、美琴さん、鼻……」
御坂「え、は、はながなにっ!?」
佐天「……鼻血出てます」
679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 21:07:25.88 ID:cwb5URKtO [7/16]
常盤台寮
黒子「お姉様……黒子は、黒子は感激ですの!お姉様が本当に門限前に帰ってきてくれるなんて!」
御坂「あったりまえでしょ。あーそれよりさーくろこー」
黒子「なんですの?」
御坂「あんた前に私に飲ませようと変な薬みたいなの?買ってたじゃない?」
黒子「ああ、媚薬のことですの?それがどうかなさいまして?」
御坂「(今思うととんでもないわね……)それってさー結局捨てたのー?」
黒子「いえ、万が一のためにとってありますが……」
御坂「なによ、万が一って……いや、まあいいわ。わかった、ありがと」
黒子(……お姉様、考えてることまる分かりですわよ……?)
685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 21:54:23.00 ID:cwb5URKtO [8/16]
翌日
佐天「なんでわざわざ喫茶店なんですかー?ウチに行きましょうよー」
御坂「たまにはいいじゃない。部屋だけじゃ飽きちゃうわよ」
佐天「だって外じゃ思いっきりイチャイチャできないじゃないですかぁ」
御坂「周りにバレないようにするのも楽しいでしょ?」
佐天「むむ……確かに」
御坂「さっさと行きましょ。思いっきりイチャつくのはそのあとでも遅くないわ」
佐天「はーい」
御坂(さて……こいつの効果はどんなもんかな。まず本当に効き目あるのかしら)
686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:02:56.59 ID:cwb5URKtO [9/16]
喫茶店
御坂(薬はもう入れた……あとは涙子が飲んで効果が出るのを待つだけね)
佐天「あの……美琴さん」
御坂「ん?なに?」
佐天「なんでさっきからあたしのソーダを凝視してるんですか?」
御坂「へ?そ、そんなことないわよ?」
佐天「飲みたいんですか?だったら遠慮せずに、はい」
御坂「そ、そういうわけじゃないの!なかなか手をつけないからどうしてかなって思って!」
佐天「(なーんか変な美琴さん……)ズズーッ」
御坂(の、飲んだぁ……っ!)
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:13:03.45 ID:cwb5URKtO [10/16]
177支部
黒子「案外はやく片付いてしまいましたわね」
初春「そうですね。どうします?佐天さんたちと合流しますか?」
黒子「どうせお姉様たちは今頃イチャついてるでしょうし……あら、噂をすればお姉様から電話ですの」
初春「タイミングいいですねぇ」
黒子「はい、もしも――」
御坂『く、くろこっ!?助けてぇ!』
黒子「は、はい?一体なんの話ですの?」
御坂『いいからいつもの喫茶店に来て!はやくっ!うわっ――』プツッ
初春「御坂さん、どうしたんですか?」
黒子「……なんだかよくわかりませんが、いつものお店へ行くとしますの」
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:23:28.38 ID:cwb5URKtO [11/16]
再び喫茶店
御坂「あ、やっと来た!遅いわよ二人とも!」
佐天「あーん、美琴さん……離れちゃやですよぅ」
御坂「離れたって、ちょっと立とうとしただけで……!」
佐天「ダメですぅ、美琴さんはあたしの半径30cm以内にいてください!」
御坂「ば、ばか……!そんなくっついたら他の客に……」
佐天「他の客なんて見えません。あたしには美琴さんしか見えません。えへへ、美琴さぁん……大好きですよぉ」
御坂「こ、声が大きいぃ~!」
初春「なにが起きて……ハッ!?白井さん!?」
黒子「……」
初春「白井さん、しっかり!呼吸を、呼吸をしてくださ~いっ!」
693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:35:12.14 ID:cwb5URKtO [12/16]
御坂「――というわけよ。そしたらなぜかこんなことに……」
佐天「美琴さん、美琴さん♪」スリスリ
初春「はぁ、白井さんの媚薬を……でも媚薬というより惚れ薬だったみたいですね」
黒子「ですわね……お姉様もお姉様ですわ。なぜ喫茶店で媚薬を使いましたの?」
御坂「効果があるか半信半疑だったし(外で涙子としたかったなんて言えない……)」
初春「それにしてもすごいですね、これ。普段から佐天さんは御坂さんにゾッコンでしたけど、今日は異常ですよ」
黒子(お姉様に使っていれば今頃わたくしも……)
御坂「黒子、これって薬が抜ければ元に戻るのよね……?」
黒子「おそらくは。いつ抜け切るかはわかりませんが……」
696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:50:32.16 ID:cwb5URKtO [13/16]
佐天「美琴さん……」クイクイッ
御坂「なに?(裾をか弱い力で引っ張るとか可愛すぎるんですけど……)」
佐天「……チューしてほしいなぁ」
御坂「な……む、無理に決まってんでしょ!ここ部屋じゃないのよ!?」
佐天「そんなぁ……美琴さんととろけるようなキスしたいです……」
御坂「くぅ……っ!お、おでこにしてあげるから、今は我慢しなさい」
佐天「わかりましたぁ……じゃあ部屋に戻ったらいっぱいキスしてくださいね?」
御坂「(言われなくともするつもりよ)ほら、おでこ出して」
初春(御坂さん、デッレデレですね……顔もニヤけまくりですし)
黒子(これはわたくしに死ねと言ってるのでしょうか……)
699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:02:10.34 ID:cwb5URKtO [14/16]
佐天「美琴さん、お腹減ってませんか?」
御坂「んー?まぁちょっと小腹がすいた気がするけど」
佐天「じゃああたしがこのケーキ食べさせてあげますっ!はい、あーんっ」
御坂「ま、待って!見られてるから!黒子と初春さんが目の前にいるから!」
佐天「えー?でも昨日だってやったじゃないですか」
初春「部屋でそんなことしてるんですか……」
御坂「ち、違うわよ!昨日は涙子がどうしてもしたいって言うから――」
佐天「『涙子が食べさせてくれなきゃやだっ!』って駄々こねてたのは誰ですか?」
御坂「ばっ……!」
初春(うわぁ……)
黒子(今なら憎悪で人が殺せる気がしますわ……)
佐天「はい、美琴さん?あーんっ」
御坂「……あむっ」
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:25:50.91 ID:cwb5URKtO [15/16]
佐天「美味しいですか?じゃあ次は美琴さんの番!」
御坂「もう、しょうがない子なんだから……涙子、あーん」
初春(結局自分からもやるんですね……)
佐天「ぱくっ……えへへ、美琴さんに食べさせてもらうと特別美味しく感じます」
御坂「恥ずかしいこと言わないでよ……私だって涙子に食べさせてもらったときが一番美味しく感じるけどっ」
初春(もはやただのバカップル……佐天さんは薬のせいですけど、御坂さんはこれ素なんですよね)
佐天「美琴さん、やっぱりあたしキスしてほしいですよぅ……一回だけでいいから……」
御坂「……わかったわよ。私もそろそろ我慢の限界だし……ちゅ」
初春(完全に二人の世界に入っちゃいましたね。なんで私ここにいるんでしょう)
黒子「……」バタッ
初春(白井さん、ご愁傷様です)
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:50:58.31 ID:cwb5URKtO [16/16]
御坂「それじゃ私は涙子を送っていくから、ここで」
佐天「送るだけじゃないくせに……美琴さんのエッチ」
御坂「涙子だってそっちの方がいいでしょ?」
佐天「もちろんですよぉ。なにもしてこないなんて逆に許しませんっ」
初春「(堂々と腕組んで歩いてるしもうなにを言っても無駄ですね……)御坂さん、佐天さんをよろしくお願いします」
黒子「お姉様……常盤台の人間に見られたらどう言い訳しますの……」
御坂「そんときはそんときよ。たぶんあと1,2時間で抜けると思うし、門限までには帰るからね」
黒子「信じてますわよ……あと、もう勝手に媚薬を使わないでくださいましよ!」
御坂「さすがにもうやんないわよ。そんじゃねー」
黒子(なんだかお姉様がさらに遠くへ行ってしまった気がしますわ……)
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:35:52.85 ID:YsQzrPmpO [1/3]
佐天の部屋
佐天「美琴さん……せめて服は脱がして……」
御坂「汗かいた方がはやく薬が抜けるわよ。それに私としてはこっちの方が……」
佐天「興奮しますか?」
御坂「うん。正直ね、さっきからやばかったのよ。喫茶店じゃずっと密着してるから胸は当たるし、涙子の吐息が首にかかるし」
佐天「だって、美琴さんを見てたらどんどん愛しくなって……」
御坂「ごめんね、私が薬飲ませちゃったせいよね」
佐天「……本当はもう薬抜けてきてるんです。まだカラダは熱いけど」
御坂「えっ、そうなの?」
佐天「はい……でもあたしは薬飲んでよかったと思ってます。美琴さんにあんなに素直に甘えられたのは薬のおかげだから」
713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:38:59.88 ID:YsQzrPmpO [2/3]
御坂「普段だってあれくらいしてあげたわよ……そりゃ最初は恥ずかしいから拒否っちゃうかもしれないけど」
佐天「あたしも恥ずかしいから外じゃあんまり甘えないようにしてたんです。でも今日はそんなことどうでもよくなって……」
御坂「すっごい大胆だったもんね、今日の涙子」
佐天「まだ大胆ですよ?完全には抜けてないから」
御坂「……それ誘ってんの?」
佐天「はい……きっと今なら美琴さんが望むこと全部してあげられます。美琴さんがしたいこと全部受け入れられます」
御坂「また気失っちゃうかもしれないよ?」
佐天「かまいません。だから、ね?はやく、薬が抜け切っちゃう前にあたしを……」
御坂「わかったわ……たっぷりイジメてあげる。戻れないくらいに」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 01:11:32.26 ID:YsQzrPmpO [3/3]
いと眠たし
ここでスレ落ち
佐天「結局どの方法も効果が見られなかったんですよね」
御坂「そうよ……」
佐天「胸囲を測るたびに自分の可能性を否定された気分になってため息吐いちゃうんですよね」
御坂「そこまでは言ってないけど……まあ似たようなもんよ」
佐天「でもそこで諦めちゃうような人じゃありませんよね、御坂さんは!」
御坂「諦めちゃいないけどさ。胸揉んで大きくなるとは思えないのよね」
佐天「少しでも可能性があるならそれにかけてみるべきだと思いませんか!?」
御坂「……でも自分でそんなことしても空しくなるだけだし」
佐天「なに言ってんですか御坂さん。なんのために私がここにいると思ってるんです?」
御坂「え……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:39:29.11 ID:CNuhaFEy0
佐天「最近初春がブラを新調したのは知ってますか?」
御坂「え、そうなの?」
佐天「はい。実はあれ、私が揉んで大きくしたからです」
御坂「ほ、ホントにっ!?」
佐天「ホントです。この一ヶ月、ほぼ毎日初春の家に通いつめて揉みまくったんです」
御坂「それで最近付き合いが悪かったのね……」
佐天「その結果!見事初春は75→77へのバストアップに成功しましたっ!」
御坂(77……ま、まずい!私は年上で身長でも10cm近い差があるのに、胸の方はあと2cmで追いつかれちゃうじゃない!)
佐天「答えは出ましたか、御坂さん」
御坂「わかったわ、佐天さん……佐天さんのゴールドハンドに私の将来を預けるわ!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:48:15.13 ID:CNuhaFEy0
佐天「じゃあ早速ですが服を脱いでください。あ、上だけでいいんで」
御坂「ブ、ブラも外した方がいい?」
佐天「当たり前です。初春との実験の結果、素手による直揉みが一番効果があるという結果が出てるんです」
御坂「わかった……」ヌギヌギ
佐天「ちなみに御坂さん、現在のバストサイズはいくつですか?」
御坂「……言わなきゃダメ?」
佐天「それを知らないと大きくなったかわからないじゃないですか」
御坂「私はわかるけど……」
佐天「……」ジーッ
御坂「い、言えばいいんでしょ言えば!……79よ」
佐天「79……じゃあ目標は大台の80超えですね」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 17:53:45.84 ID:CNuhaFEy0
脱衣完了
御坂(なんで私人の家でこんな格好してるんだろう……)
佐天「御坂さん、腕で隠さないでちゃんと見せてください」
御坂「はい……って、えぇっ!?前から揉むの!?」
佐天「いやですか?なんなら後ろからでもいいですけど」
御坂「う、うん。できれば後ろからがいいかな……そんなに見られると恥ずかしいし」
佐天「これから見られるよりも恥ずかしいことをするんですけど」
御坂「それでも、ね……後ろから揉む方がスタンダードって感じがするじゃない?」
佐天「スタンダードってなんのスタンダードですかぁ?」ニヤニヤ
御坂「……っ!な、なんでもないなんでもない!いいからさっさと揉んじゃって!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:01:27.34 ID:CNuhaFEy0
佐天「それじゃ遠慮無く……おっ」モミモミ
御坂「ひゃ……!」
佐天(大きくはないけどすごく柔らかい……モチモチしてて弾力もあるし手に吸いついてくる感じだなぁ)
御坂「あ……佐天、さん……?ひぇ!」
佐天「あ、えっ?なんですか?もしかして痛かったですか?」
御坂「そ、そうじゃないんだけど……無言で揉まれるとなんか恥ずかしいっていうか」
佐天「あーそれもそうですね。じゃあ話しながら揉みます」モミモミ
御坂(なんか美容室で髪切ってるみたいね……あっ、佐天さんの手あったかい……)
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:10:04.62 ID:CNuhaFEy0
佐天「御坂さんの胸、すごく柔らかいですよぉ」
御坂「話ってそういう話!?」
佐天「他になにも思いつかないんで……イヤですか?」
御坂「もういいわよ、それで(結局恥ずかしいのは変わらないわね……)」
佐天「すごいです、本当に。ハリがあって、それでいて指から離れなくて……こんな感触初めてです」
御坂「あっ、ん……え、初春さんの胸も、はぅ……も、揉んだんじゃないの?」
佐天「いっ……!?う、初春は揉むほどなかったと言いますか!全然ダメでした!あ、あははーっ!」
御坂「そうだったんだ……あン!ん、んぅ……」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:19:47.13 ID:CNuhaFEy0
佐天(肌もスベスベでキモチいいなぁ……うぅ、髪の間から見え隠れするうなじがなんかエロい)
御坂「(鼻息が荒くなってきてるのは気のせいかしら)ね、ねぇ佐天さん」
佐天「はい?どうしました?」
御坂「これって何分くらい続けるの?」
佐天「そうですねー……20分くらいでしょうか」
御坂「20分か……結構長いのね」
佐天「5分かそこらで胸を大きくしようなんて甘いですよ。それにこれは毎日続けるからこそ意味があるんです」
御坂「つまり明日からもずっと……?」
佐天「当然です!平日の放課後はもちろん、休日もやりますよ!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:31:03.12 ID:CNuhaFEy0
30分後
御坂「さ、佐天さん。もう30分以上経ってるんだけど……」
佐天「へ……あ、すいません!つい揉むのに夢中になっちゃって……!冷えちゃいましたか?」
御坂「ううん、大丈夫。むしろ熱いくらいで……」
佐天「え?」
御坂「な、なんでもないからっ!もう服着ていいわよね!?」
佐天「は、はい……(うーん残念、もう少し触っていたかったなぁ)」
御坂「さて、と……そろそろ門限だし、帰るとしますか」
佐天「え、帰っちゃうんですか?晩御飯ご馳走しようと思ってたのに」
御坂「気持ちだけで充分よ。また明日もよろしくね、それじゃ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:44:45.38 ID:CNuhaFEy0
一週間後
御坂「おじゃましまーす」ガチャ
佐天「あ、御坂さんこんにちはー。今日は早かったですね」
御坂「うん、後輩に捕まらなかったから」
佐天「やっぱり人気者は大変ですね~(あたしは今その人気者を独り占めしてるんだけど)」
御坂「そうでもないわよ。あ、麦茶貰うわね」
佐天「どうぞどうぞ。……でもなんだか変な気分ですよね」
御坂「ふぅ……ん、なにが?」
佐天「この一週間、初春たちにナイショでこうして二人で会ってることです」
御坂「そうねぇ……そのせいで黒子が放課後なにしてるんだって聞いてきて大変なのよ」
佐天「あははっ、白井さんらしいなぁ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 18:52:53.41 ID:CNuhaFEy0
御坂「そういえば昨日お風呂あがりに測ってみたのよ、胸囲」
佐天「ど、どうでしたか?効果ありましたか?」
御坂「ミリ単位じゃ大きくなってる気はするんだけどね……まだ80は超えてなかったわ」
佐天「そうですか……でもまだ一週間ですから!一ヶ月続ければきっと80も超えますよ!」
御坂「うん、わかってるわ。んじゃそろそろ始める?」
佐天「そうですね。そろそろ次のステップに行ってみましょうか」
御坂「次のステップなんてあるの?」
佐天「はい……御坂さん、いつも通り服を脱いでここに座ってください」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:02:53.19 ID:CNuhaFEy0
御坂(なんだか佐天さん緊張してるように見えるわね……大丈夫かしら)
佐天「次のステップっていうのは……ただ揉むだけじゃないんです」
御坂「揉むだけじゃない?」
佐天「さ、さきっちょを刺激するんです……!」
御坂「さきっちょって……えぇっ!?マジで!?」
佐天「マジです、大マジです!」
御坂「で、でもそれって……本当に効果あるの?」
佐天「さきっちょの方が敏感だから、ただ揉むだけよりも効果は高いはずです!」
御坂「……わかった、佐天さんを信じるよ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:18:26.40 ID:CNuhaFEy0
佐天「えっと、それじゃあ……いきます」
御坂「うん――あうっ!」
佐天「少し痛いかもしれませんけど、我慢してください」クリクリ
御坂「あ、あっ、や……!だ、めぇ……んっ!」
佐天「どんな感じですか、御坂さん。どうしても無理ならやめますけど……」
御坂「やめないでいいよ……痛くないんだけどね、変な感じがするの。う、あぁっ!」
佐天(喘ぎ声、かな……?もっと聞かせてほしいな)
御坂「ひっ!?あ、つ、つまんじゃやぁ!んっ……さ、佐天さんっ!くぅっ!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:32:50.79 ID:CNuhaFEy0
1時間後
佐天「あのー御坂さん……いつまでも枕に顔うずめてないで、そろそろ顔を上げてください」
御坂「いや」
佐天「別にひいたりしてませんから。あんなところ触られたら変な声出しちゃって当然ですよ」
御坂「本当に?気持ち悪いとか思わなかった?」ムクッ
佐天「(あ、やっと顔上げた)ホントですってば。むしろすっごく可愛い声だったと思いますよ」
御坂「……っ!バカっ!」ボフッ
佐天「えぇ、可愛いもダメなんですかっ!?」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 19:41:32.85 ID:CNuhaFEy0
御坂「明日もあれするの?」
佐天「御坂さんがイヤって言うならしませんよ。ただ揉むだけです」
御坂「べ、別にイヤじゃないけど……」
佐天「え?今なんて言いました?」
御坂「だからっ!してもいいって言ってんの!っていうか普通に聞こえてたでしょっ!?」
佐天「やだなーもう。御坂さんの照れた顔が見たいから聞こえなかったフリしたなんて、そんなわけないじゃないですかぁ」
御坂「もう知らないっ!」
佐天「あぁ、冗談ですって。ほら、今から晩御飯作りますから座って座って」
御坂「……とびっきり美味しくなくちゃ許さないからねっ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:09:10.86 ID:CNuhaFEy0
常盤台寮
御坂「ただいまー黒子」
黒子「お帰りなさいませお姉様……今日もまたずいぶんと遅かったですわね」
御坂「う……ちょっとねー」
黒子「ここ最近、放課後なにをしているか……そろそろ黒子に教えてくれてもよろしいのでは?」
御坂「べ、別にあんたに私のプライベートを教える必要なんてないでしょ?」
黒子「わたくしはお姉様がまたなにか面倒なことに首を突っ込んでるのではないかと心配してるんですの」
御坂「あんたに心配されなくてもわたしは大丈夫よ。それと、私のプライベートをあんまり詮索しないで」
黒子「むぅ……(怪しい……怪しすぎますの)」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:19:17.57 ID:CNuhaFEy0
数日後・177支部
初春「え?最近の佐天さんですかー?」
黒子「ええ。なにか変わった様子は見られませんの?」
初春「そうですねぇ、最近全然遊んでくれないんですよ。一緒に帰ろうとしても用事があるって一人で帰っちゃうんです」
黒子「……それはいつ頃から?」
初春「ええっと……2週間くらい前でしょうか」
黒子「2週間……時期的にも重なっていますわね」
初春「なにが重なってるんですか?」
黒子「実はお姉様もここ2週間ほど、放課後に一人でどこか行ってしまわれますの」
初春「あ、それで佐天さんと二人でなにかしてるってことですか?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:33:19.77 ID:CNuhaFEy0
黒子「おそらくは……さて、ここで1つ初春に頼みたいことがありますの」
初春「いやです」
黒子「はやっ!?話くらい聞いてくれてもよろしいんではなくて!?」
初春「どうせ佐天さんになにしてるか聞けーとか、放課後に佐天さんのあとをつけろーとかでしょう?お断りします」
黒子「う、初春は気になりませんの?佐天さんがお姉様となにをしてるか!」
初春「そりゃあ気になりますけど、わざわざ尾行してまで知ることじゃないです。佐天さんが教えてくれるまで待ちますよ」
黒子「ぬっ……さ、佐天さんがなにか危ないことをしてる可能性もありますのよ!?」
初春「御坂さんがついてるなら大丈夫ですよ」
黒子「お姉様がついてるからこそ危険ですの!能力を過信しがちなお姉様が度々面倒事を抱えてきたことくらい初春もご存知でしょう?」
初春「……言われてみれば」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:46:56.28 ID:CNuhaFEy0
翌日・佐天尾行中
初春(はぁ……結局こうなるんですね。まあ私の分の仕事を白井さんがやってくれるからいいですけど)
佐天「……」
初春(でもこれ普通に帰り道ですよね?どっか寄る素振りもないし……)
―――――――
――――――
―――――
――――
―――
初春(結局そのまま帰宅しちゃいました……どこか出かけるのかもしれないし、もう少しだけ様子を見てみましょう)
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 21:05:15.62 ID:CNuhaFEy0
初春(もう20分か……なにしてるんだろう、私。もう帰ろっかな)
初春(……え、あれって御坂さん!?わわっ、こっちに来る!)
御坂「~♪」
初春(御坂さんが鼻歌……すごいご機嫌な様子です。あんな御坂さん、初めて見ました)
初春(あ、佐天さんの寮に入ってく……え!?チャイムも鳴らさずに部屋に上がった!?)
初春(そこまで仲良くなってたんだ……やっぱりここ2週間の佐天さんの用事って御坂さんと……?)
初春(と、とりあえず30分待って出てこなかったら突入しましょう!)
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 21:26:05.44 ID:CNuhaFEy0
佐天の部屋
佐天「今日も揉まれに来ましたか、御坂さん」
御坂「なんか誤解を招くような言い方だけど否定できないのが悔しいわね……」
佐天「事実を言っただけですからね。どうします?もう始めちゃいますか?」
御坂「あ、その前に報告があるの。嬉しい報告が」
佐天「え……それってもしかして……」
御坂「ふふっ……この前まで.3だったけど、昨日測ったら.8はあったの!目標の80まであと2mmよ!」
佐天「す、すごいじゃないですか!(まさか本当に大きくなるなんて……)」
御坂「これも佐天さんのおかげよ、ありがとう」
佐天「い、いやぁそれほどでも……」
御坂「それじゃ今日もよろしくね。ちゃっちゃと80にしてちょうだい!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 22:12:46.66 ID:CNuhaFEy0
佐天(あぁ……御坂さんの髪は相変わらずいい匂いだなぁ)
御坂「あ、あんっ……!ちょっと佐天さん、そんなに髪の匂い嗅がないで……ひゃ、ああっ!」
佐天「……御坂さん、やっぱり乳首が敏感ですよね。ココつままれるの好きですか?」
御坂「んん……そんなのっ、答えられな、あっ、あン!」
佐天「別に答えなくてもいいです。御坂さんが可愛い声出してくれればわかりますから」
御坂「か、かわいいなんて……ひぅ!こ、こすらないでぇ!」
佐天(御坂さんの喘ぎ声、あたしだけが知ってるんだ……もっと知りたいよ、御坂さんのこと)
御坂「えっ!?あっ、あっ、ダメっ!い、いったんやめっ、はぁん!あぁぁあっ!」
佐天「うなじも綺麗ですよ……キスしたくなっちゃうくらい」
御坂「はうぅ!あっ、な、なんでぇ……胸だけじゃ、ふぁっ!そ、そんなとこ舐めちゃ……っ!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/30(木) 22:40:47.39 ID:CNuhaFEy0 [23/23]
佐天「ごめんさい、御坂さん。もう我慢できそうにないです」
御坂「うっ、ああっ、あっ、んぅ!ほ、ほんとうにやめ――んぶっ!?」
佐天「ん、んじゅ……はむ、ん、んっ……」
御坂「は、んむぅ……あ、ぷはぁっ!はっ、はぁ、はぁ……どうして、なんで……?」
佐天「なんでって、そんなの決まってるじゃないですか。私は――」
ピンポーン
御坂「え……?チャイム……?」
佐天「と、とりあえず出てきますから、御坂さんは服を着といてください!」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:08:54.44 ID:DoA8sJP50 [1/14]
ガチャ
初春「あ、こんにちは佐天さん」
佐天「初春か……なにしに来たの?」
初春「えーっと、遊びに……?」
佐天「そっか……でもごめんね。今ちょっと手が離せないから、また今度ってことで……」
初春「私はダメで御坂さんはいいんですか?手が離せないって、御坂さんとなにしてるんですか?」
佐天「え……?なんで初春が知ってんの?」
初春「そ、それはですね……(尾行してたとは言えないし……いっそ白井さんのせいにしちゃいましょうか)」
御坂「――いいじゃない、初春さんも混ぜてあげて。私も丁度聞きたいことがあったし」
佐天「……わかった、上がってよ初春」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:16:36.53 ID:DoA8sJP50 [2/14]
御坂「……」
佐天「……」
初春(重いっ!空気が果てしなく重いです……!)
佐天「……で、初春はなんであたしと御坂さんが遊んでるって知ってたの?」
初春「じ、実は……白井さんから御坂さんが最近遊んでくれないって話を聞いて。佐天さんも一人で帰っちゃからもしやと思って」
御坂「それで黒子に調べてこいって言われたわけね……」
初春「そういうことです」
御坂「(ったく過保護なやつめ……)でも気にしないでいいのよ。初春さんだって佐天さんとしてたんでしょ?」
佐天「……!」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:26:15.10 ID:DoA8sJP50 [3/14]
初春「え?なんのことですか?」
御坂「一ヶ月くらい前、初春さんも佐天さんと二人でよく遊んでたでしょ?」
初春「ああ……じゃあ御坂さんもそうなんですか?」
御坂「そう、それと一緒よ」
初春「御坂さんも佐天さんに料理を教えてもらってたんですね!」
佐天「……」
御坂「へぇ……料理、ねぇ……」
初春(あれ?なんでしょうこの地雷踏んじゃった感じは……佐天さんはさっきから顔を上げようとしないし)
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:37:17.69 ID:DoA8sJP50 [4/14]
御坂「そういうわけだから、黒子にはなにも心配ないって言っといて」
初春「あ、わかりました。了解です」
御坂「じゃあ私たちはいつも通り始めようか?ね、佐天さん?」
佐天「そ、そうですね……」
初春「私はお邪魔虫みたいですし、支部に戻りますね~」
御坂「ごめんね初春さん。今度手料理をご馳走するから」
初春「は、はい!期待して待ってます!それでは」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:47:15.38 ID:DoA8sJP50 [5/14]
ガチャ……バタン!
御坂「……ねぇ佐天さん、料理ってどういうこと?私は胸を揉まれた記憶しかないんだけど?」
佐天「すいません……」
御坂「謝るだけじゃなにもわかんないわよ。いや、もうわかりきってるけど。つまり私を騙したってことよね?」
佐天「はい……」
御坂「なんでそんなことしたの?」
佐天「……」
御坂「最初から今日みたいなことするつもりだったの?」
佐天「ち、違いますっ!最初は……できるだけ長い時間一緒にいれたらいいなぁって、本当にただそれだけだったんです」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 09:57:34.42 ID:DoA8sJP50 [6/14]
御坂「普段から一緒に遊んでたじゃない」
佐天「二人きりがよかったんです……誰にも邪魔されないで、二人だけでいたかったから」
御坂「そんなの!言ってくれたらいくらでも付き合ったわよ!それを嘘ついて……やらしいことまでして……」
佐天「だって我慢できなかったんだもん……もっともっと御坂さんのこと欲しくなっちゃったから……」
御坂「ふざけたこと言わないでよ……っ!人のく、唇まで奪っといて!」
佐天「ごめんなさい……なんでもしますから、だから……嫌わないでください」
御坂「なによそれ。今さらそんなこと言って、どんだけ自分勝手なのよ……!」
佐天「自分勝手なのはわかってます。でも御坂さんに嫌われたら、私、わたし……」
御坂「……知ったこっちゃないわよ。もう帰るわ。さよなら、佐天さん」
佐天「あ、御坂さん……みさか、さん……」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:25:24.45 ID:DoA8sJP50 [7/14]
3日後
初春「佐天さーん、今日もサボりですか?そろそろ行かないと勉強追いつけなくなっちゃいますよ」
佐天「いいよ追いつけなくても……明日も行かないから」
初春「またそんなことを……やっぱり御坂さんとなにかあったんですか?」
佐天「別になんもないし。初春に心配されるようなことじゃない」
初春「もうっ!少しくらい頼ってくれたっていいじゃないですか。白井さんから御坂さんの様子も聞いてるんですよ?」
佐天「……どうだって?」
初春「(予想通り食いついてきましたね)どうもこうも、ひどいらしいですよ。バチバチ静電気出して、怒ってるかと思ったら落ち込んでたり」
佐天「そっかー……」
初春「反応薄いですね……それじゃあ私は支部に顔出してきますから、ご飯はしっかり食べてくださいよ」
佐天「はいはい……」
初春「(心配だなぁ……)明日、また来ますね」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:26:18.34 ID:DoA8sJP50 [8/14]
常盤台寮
御坂「……はぁ」
黒子「お姉様、いい加減ため息多すぎですわよ。まだ中学生ですのに」
御坂「中学生だっていろいろ悩みがあんのよー」
黒子「どうせ佐天さん絡みなんでしょう?お話くらい聞きますわよ」
御坂「あんたに話してもねぇ……」
黒子「……佐天さん、ここ数日学校に行ってないそうなんですの」
御坂「えっ!?ホントに!?」
黒子「初春から聞いたのですから間違いないですわ」
御坂(なにそれ……傷ついてんのは私の方だっつーのに……)
黒子「なにがあったか知りませんが、ずっと悩んでいるのはお姉様らしくありませんわよ。一度会いに行ってみては?」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:27:07.62 ID:DoA8sJP50 [9/14]
御坂「……ねぇ、あんたなら人に胸揉まれたらどうする?」
黒子「はぁ?いきなりなんの話ですの?」
御坂「いいから答えてよ」
黒子「そうですわね……相手によりますわ。お姉様ならいつでも黒子は大歓迎ですわよ!」
御坂「相手に、か……じゃあいきなりキスされたら?」
黒子「それもお姉様でしたらバッチこいですわ!なんなら今からでも――ぎゃうっ!」
御坂「誰もあんたとキスしたいなんて言ってないわよ」ビリビリ
黒子「おつつ……クラスでも友達同士で冗談まじりのキスをしてる姿などを目撃しますし」
御坂(そんなもんか……問題はどう考えても佐天さんが本気だったことなんだけどね)
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:27:48.71 ID:DoA8sJP50 [10/14]
翌日
ピンポーン
佐天「(また初春か……ほっといてくれればいいのに)はいはい、今日もサボりますよ――え?」
御坂「あんまりサボるとあとで痛い目みるわよ、佐天さん」
佐天「へ……はれ?御坂さん?な、んで……?」
御坂「ずーっと学校サボってるって聞いて、年上として注意しに来たのよ。それより上がってもいい?」
佐天「あ、はいっ!ど、どうぞ!」
御坂「ありがとね。お邪魔します」
佐天(御坂さんがどうして……それにこの時間に来るって、学校は……?)
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:28:31.72 ID:DoA8sJP50 [11/14]
御坂「ずっと寝てるの?」
佐天「ええ、まぁ……他にすることもないんで」
御坂「学校に行くって義務があるでしょ」
佐天「あはは……これは手厳しい。でも御坂さんの方こそ今日はどうしたんですか?」
御坂「私はいいのよ。昨日も一昨日もその前もちゃんと行ったから。問題はあなたよ、佐天さん」
佐天「うっ……」
御坂「私だって気分のらないけど行ってるんだから、佐天さんもちゃんと行きなさいよ」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:29:14.03 ID:DoA8sJP50 [12/14]
佐天「わかってるんですけどね、なんかもう全部どうでもよくなっちゃって」
御坂「どうしてよ」
佐天「だって……御坂さんに嫌われちゃいましたから」
御坂「……私のせいにするんだ?」
佐天「そ、そういうことじゃないです!ただ、私の気持ちの問題で……」
御坂「誰かに嫌われたから学校行きたくなーいなんて、そんな甘えが許されるのは小学生までよ」
佐天「わかってます、わかってますよぉ……でもぉ……」
御坂「それに……私は佐天さんが嫌いなんて一言も言ってないんだけど」
佐天「え……」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 10:29:56.61 ID:DoA8sJP50 [13/14]
御坂「そりゃ怒ったし、今だって許したわけじゃないわよ」
佐天「あう……」
御坂「でもね、私があれくらいで誰かを嫌いになるようなやつだったら、今頃とっくに黒子と縁切れてるわよ」
佐天「た、確かに……」
御坂「大体、ショックが大きいのは絶対にされた私の方なんだから!佐天さんにそんなウジウジされてると腹立つのよ」
佐天「うぅ、すいません……」
御坂「一番ムカついてるのはそこじゃないんだけどね」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 00:59:56.97 ID:a73SwmGN0 [2/18]
>>102の続きから
佐天「ま、まだなにかあるんですか?」
御坂「あるわよ。とっても大事な問題が」
佐天「なんですか……?」
御坂「自分の気持ちを一切明かさずにキスとかしたことよ!」
佐天「わ、私の気持ちって……御坂さんはもうわかってますよね……?」
御坂「どうかしらねぇ。世間にはお遊びでキスする人もいるし。もしかしたら佐天さんもそんな人たちと同じかも?」
佐天「あ、ありえませんよっ!軽い気持ちでファーストキス捧げられるわけないじゃないですか……!」
御坂「じゃあなにか言うことがあるんじゃないの?」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:08:09.46 ID:a73SwmGN0 [3/18]
佐天「え、う……い、言ったらなにか変わるんですか?」
御坂「うーん、まあ返答次第かしら」
佐天「そんなぁ……」
御坂「あとのことなんて考えないでいいからさ。ほら、はやく言ってよ」
佐天「どうしても言わなきゃダメですか……?」
御坂「ダメ」
佐天「(うぅ、なんか今さら言うのも恥ずかしいなぁ……)御坂さん、耳貸してください」
御坂「んん?」ススッ
佐天「……御坂さんが好きです」ボソッ
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:19:12.26 ID:a73SwmGN0 [4/18]
御坂「へ、へぇ……やっぱりそうだったんだ」
佐天「気づいてたくせに……」
御坂「佐天さんの口から聞いておきたかったのよ。でもそっかぁ、私のことが好きかぁ……ふふっ、じゃあしょうがないわね」
佐天「……?なにがしょうがないんですか?」
御坂「好きだったら、キスしたくなってもしょうがないってこと」
佐天(したくなるのはキスだけじゃないですけどね)
御坂「ファーストキスはお互い様だもんね。もういいわ、この前のことは許してあげる」
佐天「へ……ほ、本当ですか!?」
御坂「嘘ついても意味ないでしょ。あ、それと佐天さんに頼みたいことがあるんだけど」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:30:39.92 ID:a73SwmGN0 [5/18]
御坂「これからも私の胸を揉んでくれない?」
佐天「は、はい……?」
御坂「悔しいけど効果があったのは間違いないからね。どうせなら80超えるまで続けてもらわなきゃ」
佐天「でも、その……私でいいんですか?」
御坂「他に誰がいるのよ。もともと佐天さんが言い出したことじゃない」
佐天「そうですけど……私、なにするかわかりませんよ?以前だって毎日我慢してたんですから」
御坂「そんときは電撃を喰らわせるだけよ」
佐天「うっ……それは怖いですね」
御坂「でしょう?痛い目みたくなかったら変な気は起こさないことね」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:39:37.81 ID:a73SwmGN0 [6/18]
一週間後
佐天「あ、もう時間だ。それじゃ終わりですね」
御坂「ふぅ……今日もありがとね」
佐天「労いの言葉なんていりませんから、はやくはやくっ!」
御坂「……今日も?ここのところ毎日じゃないの」
佐天「しっかり揉んだご褒美ですよ。それに御坂さんが言ったんじゃないですか、1回も2回も変わらないって」
御坂「そうだけどさ。10回、20回になるとさすがに別よ」
佐天「そんなぁ……してくれないんですか……?」
御坂「またそうやって甘えた声出して……ほら、目瞑って」
佐天「えへへ……♪」
御坂「(ああもう、なんでこんな可愛いのかなっ!)……ちゅ」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 01:51:16.40 ID:a73SwmGN0 [7/18]
佐天「ん、んぅ……御坂さぁん……」
御坂「ったく……いい?こういうことは部屋にいるときだけだからね?」
佐天「充分ですよ……それより御坂さん、もっとギュってしてほしいです」
御坂「あのね、いくら二人きりでも甘えすぎはダメよ?」
佐天「私からは御坂さんに手が出せないから、こうやってお願いしてるんです」
御坂「それじゃ意味ないじゃない……(結局お願いを聞いちゃう私も私なんだけどね)」ギュウ
佐天「あ、ん……御坂さん……私、御坂さんのこと大好きですよ……」
御坂(……まずいわね、私の理性が先に決壊しそう)
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:02:34.76 ID:a73SwmGN0 [8/18]
佐天「……もし80を超えたら、もう私の部屋に来ないんですか?」
御坂「それはどうかしらね(これ以上続けたら本当に目覚めちゃいそうだし……)」
佐天「私は、私はずっとこのままがいいです。御坂さんと一緒にいたいです」
御坂「そうは言ってもねぇ……黒子たちに言い訳するのも限界があるし」
佐天「言い訳なんていらない関係になっちゃえばいいんですよ」
御坂「は……?」
佐天「私、御坂さんを愛してます。だからもう友達なんて関係じゃ満足できないんです……もっと御坂さんの近くにいたいんです」
御坂「……」
佐天「御坂さん、私と付き合って……恋人になってください」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:06:20.19 ID:a73SwmGN0 [9/18]
御坂(はぁ……もう遅かったってわけね)
佐天「あの、御坂さん……?」
御坂(結局のところ、とっくの昔に私は目覚めちゃってたんだ)
佐天「御坂さん……やっぱりイヤですか……?」
御坂「……ねぇ、私たちはもうキスしちゃってるじゃない?」
佐天「え?あ、そ、そうですね」
御坂「それだとキスするだけじゃそういう関係の証拠にならないわよね」
佐天「あの、それってつまり……」
御坂「佐天さん……佐天さんをぜんぶ、私にちょうだい」
佐天「はい……奪ってください。私をぜんぶ奪ってください……!」
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 02:07:51.00 ID:a73SwmGN0 [10/18]
正直に言おう
エロを書く体力がない
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:33:10.51 ID:a73SwmGN0 [11/18]
>>181の続きから
御坂「いつもと位置が逆ね」
佐天「ん……ちょっと寒いです」
御坂「じゃあ抱きしめてあげる」ギュウ
佐天「……抱きしめるだけじゃなくて触ってください、御坂さん」
御坂「うん。本当はさ、ずっと佐天さんの胸揉んでみたいって思ってたのよ……あれ?」
佐天「ん、んはぁ……どうしました……?」
御坂「もう乳首たってる」ツン
佐天「ひゃう!」
御坂「佐天さんって結構やらしいよね……」
佐天「ひ、ひどっ……あっ、あん!んぁ、ひぁあ……あっ、あっ、やぁん!」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:33:52.69 ID:a73SwmGN0 [12/18]
御坂「もしかしてもう下の方も……」
佐天「えっ!?だ、ダメ――あっ!」グチョ
御坂「わっ……すご……」
佐天「すごいってなんですかぁ……」
御坂「ご、ごめんごめん。ただ濡れ濡れだなぁって」
佐天「……キスしてるときにはもうこんな感じでした」
御坂「ホントに!?ねぇ、それって今までも……」
佐天「毎日御坂さんが帰ったあとにパンツはき替えてたんです……」
御坂(なんでだろう、今この子がすごく愛しく感じる)
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:34:37.50 ID:a73SwmGN0 [13/18]
御坂「一人でしないの?」
佐天「しませんよ……だって御坂さんにしてもらいたかったから……」
御坂「ふぅん……私、エッチな佐天さんも好きよ」
佐天「へ?い、いきなりなんですかっ?」
御坂「だから佐天さんのエッチな声もっと聞かせて」
佐天「な――ひゃぁんっ!そんな、そこはっ……あ、いぃっ!んぁあ、や、な、なにこれぇ、あぁぁあっ!」
御坂「これからは我慢しないでいいのよ。言ってくれればいつでもしてあげるから。こんなふうに」
佐天「あっ、あ、あんっ、んひぃい!み、みさかさっ、くぅっ……!あ、あはぁ……」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:36:38.33 ID:a73SwmGN0 [14/18]
御坂「あーあ、涎垂れてるよ……舐めとってあげる」ペロッ
佐天「あ……み、御坂さんが激しくするから……」
御坂「だって佐天さん可愛いんだもん。ね、今度は佐天さんが私の唾液飲んでよ」
佐天「ふぇ……?んっ!ん、んぶ……んぅ、くっ、んくっ……んぐっ、んっ、んっ、んっ」
御坂「ん、んふぅ……はいっ、よく出来ました。どう?美味しかった?」
佐天「はぁ、はぁ……と、とってもおいしいです……」
御坂「そっかぁ。じゃあ次は下の方も舐めとってあげなきゃね」
佐天「は、はい……お願いします」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:37:44.03 ID:a73SwmGN0 [15/18]
御坂「改めて見ると本当にグショグショね……」
佐天「や、やぁ……!そんなに見ないで……っ!」
御坂「あ、コラ!足閉じたら舐められないでしょ!」
佐天「で、でもぉ……」
御坂「恥ずかしいのはわかるけど、私は佐天さんをもっとキモチよくしてあげたいの。だからお願い、足開いて?」
佐天「う、うぅ……これでいいですか……?」
御坂「うん……佐天さんのココ、綺麗だよ(あ、ヒクヒクしてる)」
佐天「御坂さん……あ、あの、私もう……」
御坂「わかってるよ……んじゅ」
佐天「うあっ……!し、したがぁ……はいってきてるぅ――ひぐっ!」
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:39:20.36 ID:a73SwmGN0 [16/18]
御坂「ん、じゅ、じゅる……ちゅ、ちろっ……」
佐天「はっ、あン!そ、そこっ……すごくいいよぉ……!み、みさかさんっ、もっとぉ……!」
御坂「じゅ、じゅ、じゅう……んちゅ、んっ、はぁ、はぁ……ちゅう、ちゅ」
佐天「あっあっ、ふぁ、ん、んいぃっ!かひぃ!も、もやばっ……ふあぁあ!」
御坂「いいよ、イッて。佐天さんのイくとこ見せて……じゅる、んぐ、ぢゅっ、ぢゅっ、ちゅぅぅ」
佐天「はぁっ!あ、き、きてますっ!もう、もう……っひぁあ、あぁン!あ、んィ!」
御坂「ほら、イッちゃいないよ……んじゅぅ、じゅっ、くちゅくちゅ……ちゅっ、ちゅう、じゅる、じゅ」
佐天「み、みさかさんっ、みさかさん!すき、だいすきだよぉ……あ、すきすきっ、あっ、あっあ――あぁああぁぁあああっ!」
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:40:05.87 ID:a73SwmGN0 [17/18]
御坂「ふふふ……佐天さんのイくとこ見ちゃった」
佐天「あ、はぁ、はぁ……はっ、んぅ……みさかさぁん、うっ……こ、こっちきてぇ」
御坂「ん?なに?」
佐天「と、となり……は、はぁ、だ……だきしめて……」
御坂「ん、わかった……佐天さん、まだビクビクしてるよ」
佐天「すご、すごく、よかったからぁ……御坂さんのこと、好きだからぁ……」
御坂「私も愛してるよ。どうしようもないくらいに」
佐天「う、嬉しいです……!キス、キスして……もっと愛してください」
御坂「ほんと甘えんぼなんだから……ちゅ」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/02(土) 15:42:01.00 ID:a73SwmGN0 [18/18]
御坂「こうやって二人で寝てるとあったかいわね」
佐天「そうですね……あ、御坂さん腕枕してくださいよ」
御坂「いいわよ、ほら」
佐天「わぁい♪」
御坂「(いちいち可愛いんだから……)明日もしよっか、涙子」
佐天「もー気がはやい……あ、あれ?今、涙子って……」
御坂「なによ。付き合ってるんだから名前で呼ぶくらい当たり前でしょ?それともイヤ?」
佐天「ぜ、全然そんなことないです!っていうか、ずっとそう呼ばれたかったんです!」
御坂「ありがと……好きだよ、涙子。愛してる」
佐天「えへへ……私も愛してます、美琴さん」
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:12:32.66 ID:bnm6HI9gO [2/31]
数日後
佐天「いやー赤点免れてよかったなぁ」
初春「そのために私は深夜に何度も起こされたんですけどね」
佐天「初春には感謝してるって。御礼に今日は一品だけ奢ってあげよう!」
初春「調子よすぎですよ……これからは徹夜なんてやめてくださいね」
佐天「りょーかいりょーかい」
初春「というかですね、昼間から勉強しとけばいいんですよ。なんのための午前中授業だと思ってるんです?」
佐天「じ、時間があるとつい遊んじゃうもんでしょ?(本当は美琴さんとイチャイチャしてたんだけどね)」
初春「そんなだから毎回赤点スレスレを低空飛行してるんですよ」
佐天「あーはいはい、今度から気をつけるよ。それより久々に四人で遊ぶんだからさっさと行こ!ほら急いだ急いだ!」
初春「わわっ!ひ、引っ張らないでくださいよ~!」
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:24:19.61 ID:bnm6HI9gO [3/31]
黒子「あ、初春たちが来たようですわ」
御坂「んー?やっと来たの――な゛っ!?」
黒子「なんですのお姉様、色気のない声を出して」
御坂「う、うっさい!(なんであの二人は手ぇつないでんのぉ!?)」
佐天「ちわーっ。お待たせしちゃってすいません」
黒子「構いませんわ。それより喉も渇きましたしどこかファミレスにでも入りましょう」
初春「そうですね、佐天さんのせいで疲れちゃいましたし」
佐天「あれくらいで疲れんのによくジャッジメントやっていけるよね……ところで御坂さんはなんで元気ないんですか?」
御坂「そんなことないわよ……ちゃっちゃとファミレスに行きましょう」
佐天(……?あたしなんかまずいことしたっけ……?)
312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:28:41.05 ID:bnm6HI9gO [4/31]
おう
規制されたから携帯から書き込んでる
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:38:53.19 ID:bnm6HI9gO [5/31]
ファミレス
初春「佐天さん、私はこれで」
佐天「なんであたしに言うの?」
初春「一品奢ってくれるって言ったじゃないですかぁ!
佐天「冗談だって。しっかしジャンボパフェなんてまた高いやつを……」
初春「一品は一品ですよ」
佐天「しょうがない……あたしはただのチョコサンデーでいいや」
御坂(いつもは私が涙子の隣にいるのに……隣どころか密着してるっていうのに……!)
黒子「……お、お姉様?なんだかどす黒いオーラが出ていますけれど」
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 15:56:50.39 ID:bnm6HI9gO [6/31]
佐天「テストも終わりましたし、パーッと遊びたくないですか?」
黒子「残念ながらわたくしたちはこれからテストなんですの」
佐天「えーっ!?マジですか!?」
初春「私立だからちょっとズレてるんですよね」
佐天「そんなぁ……」
御坂「まあ実際勉強しないでも余裕なんだけどね」
初春「羨ましいなぁ……私は誰かさんのせいであんまり奮いませんでしたよ」
佐天「だ、だからそれは悪かったって……」
初春「テストに備えて早めに寝たのに、深夜に何度も起こされて……結局寝不足のまま受けて……」
御坂(深夜に起こされたってどういうことよ……!?)
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:10:13.00 ID:bnm6HI9gO [7/31]
佐天「初春のそれ美味しそうだよね。一口ちょうだいよ」
初春「えー」
佐天「いーじゃんお金出すのはあたしなんだしさ。ね、一口だけ?」
初春「もう、一口だけですよ……はい」
佐天「あむっ。んじゃあたしのもあげるよ。はい、あーん」
初春「ぱくっ」
御坂「……」バチバチ
黒子「ちょ、お姉様!漏電、漏電してますの!」
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:29:42.77 ID:bnm6HI9gO [8/31]
佐天「やっぱりプールじゃないですか?」
黒子「ですが映画館も捨て難いですの」
初春「たまにはテーマパークとかもいいと思いますっ!」
佐天「みんなバラバラだねー。御坂さんはどこがいいですか?テスト明けに遊びに行くとしたら」
御坂「……別に。どこでもいいわよ」ツーン
佐天「う……」
黒子「お姉様……どうしましたの?先程からやけに機嫌が悪いようですが」
御坂「そんなことないわよ……」
黒子(まったく……どう見てもそんなことありまくりですのに……)
初春「御坂さん、どうしたんでしょうか?」コソコソ
佐天「さ、さぁ……(もしかしてあたしのせい……?さっきから目合わせてくれないし……)」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 16:47:42.45 ID:bnm6HI9gO [9/31]
一時間後
佐天「それじゃまたあしたー」
初春「白井さんに御坂さん、さよならー」
黒子「ええ、それでは」
御坂「……じゃあね、二人とも」
黒子「お姉様、そろそろ機嫌を直してくださいですの」
御坂「……」
黒子「はぁ……一体なにがあったんですの?」
御坂「……ちょっと用事思い出したからあんた先帰ってて」
黒子「は?え、ちょっと、お姉様ー!?」
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:00:53.01 ID:bnm6HI9gO [10/31]
帰り道
佐天(なーんで美琴さん機嫌悪かったのかなぁ……最初は普通だったのに)
佐天(メールで聞いてみるかぁ。でもシカトされるかも……絶対あたしに怒ってたもんね)
佐天「どうしよう……」
御坂「る、涙子っ!」
佐天「はい……?え、美琴さん!?ど、どうしたんですかっ?なんでわざわざこっちに……」
御坂「はぁ、はぁ……は、話がしたくなったのよ。今日は全然話せなかったから……」
佐天(あれ、怒ってない……?)
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:36:47.25 ID:bnm6HI9gO [11/31]
御坂「立ち話もあれだし歩きながら話そうよ」
佐天「あ、はい。えっと、その……」
御坂「なに?」
佐天「きょ、今日はどうして怒ってたんですか……?」
御坂「怒ってたわけじゃないけど……」
佐天「でも……あたしと目合わせないようにしてたじゃないですか」
御坂「それは、ね……」
佐天「それは?」
御坂「……今日さ、初春さんと手つないでたわよね?」
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 17:54:11.04 ID:bnm6HI9gO [12/31]
佐天「え……ああ、あれは初春が遅いから引っ張ってただけで……もしかしてそれで怒ってたんですか?」
御坂「そ、それだけじゃない!勉強のことも!」
佐天「勉強?」
御坂「わからなかったら初春さんじゃなくて私に聞けばよかったじゃない!」
佐天「夜に電話するのは迷惑かと思って……」
御坂「それにファミレスで初春さんと『あーん』なんてやって……私が目の前にいるのにイ、イチャイチャして!」
佐天「あれはただの食べ合いっこで別に深い意味は……」
御坂「わ、私とはしたことないのに!」
佐天(……もしかして)
331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:10:07.61 ID:bnm6HI9gO [13/31]
佐天「もしかしてヤキモチやいてたんですか?」
御坂「う……」
佐天「それでずっと不機嫌だったんですか?」
御坂「……そ、そうよ!ずーっと初春さんとかわりたいなぁって思ってたのよ!悪い!?」
佐天「悪くなんてないですよ。むしろ嬉しいくらいです」
御坂「な、なんで嬉しいのよ」
佐天「だって愛されてるって感じますから」
御坂「……いっつも愛してるって言ってるじゃない」
佐天「はい。それでも嬉しいんです」
御坂「ば……ばか……」
334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:20:44.94 ID:bnm6HI9gO [14/31]
佐天「美琴さん、手つないで帰りましょうよ」
御坂「……うん」ギュ
佐天「あーそうじゃないです。こうやって、指を絡めるんです」
御坂「え、そうなの?」
佐天「はい。これって恋人つなぎって言うんですよ」
御坂「……そうね、私たち恋人だもんね」
佐天「初春とはこのつなぎ方してません。美琴さんとだけです」
御坂「私だけ……」
佐天「あたしが愛してるのは美琴さんだけですから」
343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 19:33:57.15 ID:bnm6HI9gO [15/31]
御坂「はぁ……なんか一人で焦ってたのがバカみたいじゃない」
佐天「あははっ、不安になっちゃいましたか?」
御坂「まあ……涙子は初春さんと仲良いから、ちょっとね」
佐天「でもあたしは毎日不安ですよー。美琴さんが白井さんに襲われてないかって」
御坂「撃退してるわよ、毎日」
佐天「寝てる間にキスされてたりとか、下着が減ってたりとか」
御坂「……怖いこと言わないでよ。下着の件は実際にあったし」
佐天「しょうがないとは思いますけどね。あたしが美琴さんのルームメイトだったら絶対我慢できないですもん」
御坂「涙子は別にいいのよ。むしろ我慢しちゃダメだからね」
佐天「わかってます……それでも白井さんが羨ましいなぁ。美琴さんと寝食ともにできるなんて最高ですよ」
御坂「……ねぇ、高校入ったら一緒に暮らそっか?」
344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 19:36:43.53 ID:bnm6HI9gO [16/31]
佐天「は、はいぃっ!?」
御坂「高校生だったらルームシェアくらい普通でしょ?」
佐天「ル、ルームシェアって言えば聞こえはいいですけど、つまり同棲ですよね……?」
御坂「どっちも一緒よ。けどそうね、同棲の方が恋人っぽいかしら」
佐天(同棲……ま、毎日美琴さんとあんなことやこんなことを……)
御坂「(なんで同棲の話で涎が垂れてくるんだろう)どう?まだまだ先の話だけど」
佐天「ぜ、ぜひお願いします!」
御坂「んじゃ決まりね。これ約束だから、絶対守りなさいよ?」
佐天「モチのロンです!寝室は1つでいいですよね!?」
御坂「もう間取りの話かい」
349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:04:00.34 ID:bnm6HI9gO [17/31]
佐天の部屋
御坂「じゃ、私は帰るわね」
佐天「えーっ!?上がっていかないんですかぁ!?」
御坂「門限もあるしね。送り狼になるつもりはないわ」
佐天「そうだ、泊まっていけばいいんですよ!同棲の予行演習です!」
御坂「なによそれは……そう簡単に泊まれたら苦労してないっての」
佐天「……さっき我慢するなって言ったじゃないですか」
御坂「いや、そういう意味で言ったんじゃ……」
佐天「美琴さんとキスしたり、『あーん』ってやりたいです」
御坂(我慢、我慢よ私……誘惑に負けちゃダメ……!)
佐天「……美琴さんとエッチしたいです」
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:06:49.56 ID:bnm6HI9gO [18/31]
常盤台寮
黒子(お姉様、遅すぎですわ。もう門限なんてとっくに過ぎてますのに)
黒子(用事……危険なことでなければいいのですが)
プルルルルル、プルルルルル
黒子(電話!?もしかして……やっぱり!)
黒子「お、お姉様!なにしてますの!?門限はもう過ぎて――」
御坂『あー黒子?いきなりで悪いんだけど今日佐天さんの部屋に泊まってくわ』
黒子「……は?」
御坂『そういうわけだから、寮監にはうまいこと言っといてちょうだい。それじゃね』プツッ
黒子「ちょ、ちょっとお姉様!?お姉様っ!?」
黒子「……」
黒子(佐天さんの部屋に泊まるってどういうことですのーっ!?)
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:34:51.28 ID:bnm6HI9gO [19/31]
佐天「白井さん、なんか言ってましたか?」
御坂「なにか言われる前に切ってやったわよ。電源もオフにしたし。それより……」
佐天「はい?」
御坂「なんで裸エプロンなのよっ!」
佐天「美琴さんが服脱ぐ暇もなく押し倒してきたから汗かいちゃって」
御坂「そ、それは悪かったけど……着替えればいいでしょうが!」
佐天「だってこの後お風呂入るのに新しく着るのも面倒じゃないですか」
御坂「どんな考えよ……私が作っとくから先お風呂入ってきなさい」
佐天「あ、それはダメです。美琴さんと一緒にお風呂入るって決めてるんで」
御坂「ったく……だからさ、その姿を見てるとなんかこう、ね……」
佐天「ムラムラしてきますか?」
御坂「あーもうそういうことよっ!認めるからはやく服着て!お願いだから!」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 20:57:43.88 ID:bnm6HI9gO [20/31]
佐天「それじゃあご飯食べましょうか――あれ?箸1つしか出さなかったっけ」
御坂「いいじゃない、1つで充分よ」
佐天(……美琴さん、素直に言ってくれてもいいのに)
御坂「な、なによその目は!」
佐天「いえ、なんでもないですよぉ」ニヤニヤ
御坂「ま、まずは私からね!はい、涙子。あーんっ」
佐天「はむっ……じゃ次はあたしですね。美琴さん、あーん」
御坂「あむっ」
佐天(すっごい幸せそうな顔してる……)
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:08:58.77 ID:bnm6HI9gO [21/31]
佐天「まだまだいきますよぉ。はい、あーん!」
御坂「あ――」
ピンポーン
御坂「……」ムカッ
佐天「……誰でしょうか、こんな時間に」
御坂「わかんないけど、とりあえず私が出てくるわ」
ピンポーン、ピンポーン
御坂「(うっさいわね!誰よ二人の時間を邪魔するやつは)はい、どちら様ですか――げっ!」
黒子「お゛ね゛え゛さ゛ま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:24:54.78 ID:bnm6HI9gO [22/31]
佐天「美琴さん、誰でした――えっ!?白井さん!?」
黒子「お姉様あああ!なんでわたくしを差し置いて佐天さんと遊んでるんですのおおおお!?しかもお泊りってどういうことですのおおお!?」
御坂「っていうかなんであんたがここに……!ちょ、ひっつくな!」
佐天「ま、まずドアを閉めてください!近所迷惑ですから!」
御坂「で、なんで来たのよ」
黒子「もちろんお姉様に会うために。お姉様こそどうして突然佐天さんの部屋に泊まることに?」
御坂「えーっと、なんていうか……ノリで」
黒子「ではなにもやましいことはないと?」
御坂「あ、当たり前でしょ!」
黒子「ほほう……」ジロッ
佐天(し、視線が痛いよぉ~)
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:39:54.04 ID:bnm6HI9gO [23/31]
黒子「今は食事中でして?」
御坂「見りゃわかんでしょ」
黒子「そうですわね……ただ二人で食事をするのに箸が一膳しかないのは少々おかしいと思いまして」
御坂「いっ……!」
佐天(やば……するどすぎ……)
黒子「これはどういうことですの?佐天さん」
佐天「(あたしに聞くの!?)じ、実はですね……御坂さんが手を痛めてしまったので私が食べさせてあげてたんです」
黒子「……確かにそれらしい理由ではありますわね。ではこのベッドの染みは一体なんですの?」
佐天「……」
御坂「……」
370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 21:51:57.05 ID:bnm6HI9gO [24/31]
黒子「佐天さん、聞いてますの?」
佐天「そ、それは……」
御坂「――あ、汗よ!それは私の汗!」
黒子「お姉様の汗?なぜここに、しかも染みになるほど大量に?」
御坂「い、痛かったからいっぱい汗かいたのよ!それでベッドに寝てたから染みになっちゃったの!」
黒子「……本当ですの?佐天さん」
佐天「ほ、ホントです!御坂さんがとっても辛そうにしてたからベッドを貸してたんです!」
黒子「なるほど……わかりましたわ。疑ってしまって申し訳ありませんでしたの」
佐天「いえ、とんでもない(ほっ……とりあえずセーフ、かな)」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:06:58.43 ID:bnm6HI9gO [25/31]
黒子「わたくしてっきりお二人がすでにそういう関係で、中学生にあるまじき行為をしていると思ってしまいましたの」
御坂「……そ、そんなわけないでしょ!っていうか中学生にあるまじき行為をいつもしてきてるのはあんたでしょうが!」
佐天「……」
黒子「お二人の間になにもなくて安心しましたわ。それではお姉様、寮に戻るとしますの」
御坂「え……?な、なんでよ……!」
黒子「わたくしの能力があればすぐ帰れますわ。手の方も念のために養護教諭に見てもらった方がよいでしょうし」
御坂「う……そりゃそうだけど……」
黒子「それともまだなにかここにいたい理由がありまして?」
御坂「……わかったわよ……佐天さん、あの……ありがとね。今日はやっぱり帰ることにするわ」
黒子「では失礼しますの」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:21:09.41 ID:bnm6HI9gO [26/31]
佐天「待ってください」
黒子「……はい?」
佐天「美琴さんを帰すわけにはいきません。だって、だって……だって今日一緒にお風呂入るって決めてるんですから!」
黒子「い、一緒にお風呂ぉ!?」
佐天「そうです……手を怪我してるなんて嘘です!あの染みが汗っていうのも嘘っぱちです!あれは……」
御坂「ちょっと、涙子……!」
佐天「あれはあたしが美琴さんとエッチしてるときにできた染みです!」
黒子「エ……は?い、今なんと……っ!?」
佐天「エッチです!あ、あたしたち付き合ってるんです!だからエッチだってするし、お泊りだってするんです!邪魔しないでください!」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:33:26.45 ID:bnm6HI9gO [27/31]
黒子「……あ」
佐天「な、なんですかっ!?」
黒子「お、お姉様?今佐天さんが仰ったことはもちろん嘘ですわよね?嘘100%ですわよね!?」
御坂「あーまあ、なんていうか……嘘っていうのが嘘?」
黒子「か……は……」フラッ
御坂「ちょ……黒子……?」
ヒュン
佐天「あれ……消えた?」
御坂「ヤケテレポね……とんでもなくショックな出来事があるとたまにやるのよ、あいつ。どこ行くかは知らないけど」
佐天「つまり……」
御坂「……一緒にお風呂入れるってことよ」
384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:48:37.61 ID:bnm6HI9gO [28/31]
お風呂
佐天「あっ……そこ、いいです……っ!」
御坂「ちょっと!変な声出さないでよ、ただ背中洗ってるだけなんだから!」
佐天「そう言われても……あたし背中弱いんですよぉ……あんっ!」
御坂「背中弱いって……意外な弱点ね」ゴシゴシ
佐天「んっ……!あ、キモチい……」
御坂「ほ、ホントやめてってば!こっちまで変な気分になってくるでしょ!」
佐天「なってくれていいですよ……お風呂でエッチもしてみたいですし……」
御坂「私は別にしたくないから……もう、さっさと洗っちゃうわよ」ゴシゴシ
佐天「ひゃ……!」
387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:02:31.86 ID:bnm6HI9gO [29/31]
30分後
佐天「お風呂だと流すだけでいいから楽ですねー」
御坂(はぁ……誘惑に負けすぎよね、私。でもエロい声出す涙子が悪いのよ、きっとそう)
佐天「美琴さん、なにしてんですか?ほら、湯船気持ちいいですよー」
御坂「……今入るわよ」チャプン
佐天「わーい、美琴さぁん」
御坂「あ、コラよりかかるな」
佐天「いやですよーだ」
御坂「くっついてるとすぐのぼせるわよ」
佐天「そしたら美琴さんに看病してもらうから大丈夫です」
御坂「二人でのぼせたらどうすんのよ、もう……」
392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:25:22.44 ID:bnm6HI9gO [30/31]
御坂「あのさ、涙子……」
佐天「んー?」
御坂「さっきはごめんね」
佐天「……割と傷つきましたよ。マジで」
御坂「あのときはとっさで……」
佐天「目の前で恋人に付き合ってることを否定されたんですから」
御坂「本当にごめん……」
佐天「でもいいです。いっぱいキスしてくれたから」
御坂「ありがと……嬉しかったよ、黒子に恋人宣言してくれて」
佐天「白井さんだけには負けるわけにいきませんから」
397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 23:50:34.36 ID:bnm6HI9gO [31/31]
御坂「案外負けん気強いのね」
佐天「そんなこと言ったら美琴さんだって案外独占欲強いじゃないですか」
御坂「わ、悪かったわね!」
佐天「あたしはそんな美琴さんが好きですよ……もっと……独占しちゃっていいですからぁ……」
御坂「言われなくともそのつもりよ」
佐天「えへへぇ……ココロもカラダもどくせんしちゃってくらはいぃ……」
御坂「る、涙子……?」
佐天「はふぅ……の、のぼせちゃいましたぁ……」
御坂「……だから言ったのに」
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:12:17.59 ID:1aDxCd4IO [1/6]
就寝
御坂「じゃあ電気消すわよー」パッ
佐天「わっ、本当に消えた……けど能力の無駄遣いですね」
御坂「むしろ有効活用よ。それよりほら、もっとこっち寄って」
佐天「また襲うつもりですか?」
御坂「ち、違うっつーの!ただ抱きしめたいだけよ!」
佐天「抱きたい?」
御坂「もういい……大体、いつも誘ってくるのはそっちじゃない」
佐天「でもその誘いにほいほいノッてくるのは美琴さんですよね」
御坂「……涙子が可愛いのがいけないのよ」
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:30:51.40 ID:1aDxCd4IO [2/6]
佐天「えーあたしのせいですか?」
御坂「そうに決まってるわ……はぁ、明日も学校あるんだしもう寝るわよ」
佐天「え、しないんですか?」
御坂「さすがに今日は眠いよ……」
佐天「確かに……やっぱり二人で抱き合って寝ると心地いいですね」
御坂「ええ……そうね……」
佐天「(ホントに眠そうだな)同棲始めたら毎日こうやって二人で寝れるんですよね」
御坂「はやく……高校生になりたい……ね……」
佐天「はい……美琴さん、おやすみなさい」
御坂「ん……おやすみ、涙子……」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/04(月) 00:42:32.14 ID:1aDxCd4IO [3/6]
一方その頃
黒子「うう、ひぐっ……おね、おねえさまぁ……」
初春「そろそろ泣き止んでくださいよー……(そして眠らせてください……)」
黒子「う、初春はどう思いますの……?佐天さんとお姉様が付き合ってるんですのよぉ……ぐすっ、付き合って……付き合って……」
初春「私はお似合いだと思いますよ」
黒子「あぁぁぁぁぁああん!な、なんでわたくしじゃないんですのぉ……う、うぅ、うわぁぁぁぁん!」
初春「はぁ、明日はジャッジメントの仕事できそうにないですね……」
初春(でも……本当によかったですね、佐天さん)
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:09:34.27 ID:ZvncRKZCO [2/11]
とある日の放課後
黒子「ご機嫌よう、佐天さん」
佐天「こんにちは。白井さん一人ですか?」
黒子「ええ、お姉様は寮監と話していましたわ」
佐天「え……もしかしてこの前無断で外泊したのがバレちゃったんですか?」
黒子「そうではなく……外泊許可を貰おうとしているみたいですの」
佐天「あ、なるほど」
黒子「(わたくしは毎日お姉様と同じ部屋で寝てますのに、なぜ負けた気分になるんですの……)初春はまだですの?」
佐天「一回部屋に戻るって言ってました」
黒子「ふむ……それではひとまず喫茶店に入りましょうか」
佐天「はーい(白井さんと二人きりってなんか怖い)」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:18:29.86 ID:ZvncRKZCO [3/11]
喫茶店
黒子「最近はどうなんですの?お姉様とは」
佐天「(早速きたー)まあ仲良くやってると思いますよ。喧嘩もたまに」
黒子「(幸せそうな顔しやがりますわね……!)へ、へぇ……あの短気なお姉様とよくやっていけますわね」
佐天「短気ってほどじゃないですよー。それに喧嘩したあとは必ず……そ、その……」
黒子「必ず、なんですの?」
佐天「す、好きって言ってくれますし……あ、あはは」
黒子「がはっ……!」
佐天「し、白井さん!?コーヒーが口から垂れてますよ!」
黒子「ずいぶんと惚気けてくれますのね……」
佐天「すいません、つい……」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:32:46.10 ID:ZvncRKZCO [4/11]
黒子「それで佐天さんはあの……もうお姉様といろいろしちゃってますのよね?」
佐天「いろいろの内容にもよりますけど、たぶん」
黒子「で、でででではキ、キスも当然していますのよね……?」
佐天「あ、そんなのはもうしょっちゅう」
黒子「ど、どんな感じですの!?お姉様とのキスはっ!」
佐天「どんな感じって言われても。美琴さんが初めてだからよくわかんないですよ」
黒子「ですから!お姉様はどのようなキスをなさいますの!?」
佐天「どんなふうにかぁ……」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:41:25.18 ID:ZvncRKZCO [5/11]
佐天「まずは唇に触れるくらいの軽い感じで、それを繰り返すんです」
黒子「唇に、触れるくらい、と……」メモメモ
佐天「(なぜメモる?)次に唇を噛むっていうか、啄むようにしてきて」
黒子「つ、啄む!?そこはかとなくエロいですわね……」
佐天「最後に舌を入れてくるんです。あたしも美琴さんに合わせて舌を絡めて……」
黒子「おぅふ……!」
佐天「それからはもう流れですね。唾液飲ませ合ったり、口の中を舐め回したり」
黒子「お、お姉様の唾液……ハァ、ハァ……!」
佐天「でも美琴さんがそういう気分のときはいきなり舌入れてきますけどね」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 00:55:24.33 ID:ZvncRKZCO [6/11]
黒子「も、もう我慢できませんの……っ!」
佐天「は?……え、きゃあ!な、なんで隣に来るんですか!?」
黒子「佐天さん、わたくしとキスしてくださいまし!」
佐天「な、なに言ってんですか!は、離れてくださいっ!」
黒子「あ、あなたとキスをすれば間接的にお姉様とキスすることになりますの!ついでに唾液も!」
佐天「白井さん、冷静になってください!関節キスなら寮でいくらでもできるでしょう!?」
黒子「関係ありませんわ!ささっ、はやくわたくしにお姉様味のキスを――」
ガシッ
黒子「……がしっ?」
御坂「私味のキスを……なんだって?なんであんたが私の涙子にキスしようとしてんのかしら?ん?」
黒子「……」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:08:41.51 ID:ZvncRKZCO [7/11]
御坂「大丈夫?怪我はない?パンツとられたりしてない?」
佐天「あたしの心配より、白井さんが……」
御坂「黒子ならこれくらいへっちゃらよ。ほら、ちゃんと痙攣してるでしょ?」
佐天「痙攣はまずいんじゃ……」
御坂「いいのよ、いつもよりちょこ~っとだけ強烈にしただけだから」
佐天「本当に大丈夫かな……あ、初春も来ましたよ」
初春「す、すいません遅れちゃってぇ……うわっ、なんで白井さんの丸焼きがこんなところに?」
御坂「天罰よ、天罰。人のものに手を出そうとした罰」
初春「な、なるほど~(大体予想できてしまうのが悲しいですね……)」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:26:38.74 ID:ZvncRKZCO [8/11]
二時間後
黒子「今日も佐天さんの部屋に行きますのぉ……?」
御坂「門限までには帰るって言ってんでしょ」
黒子「そう言ってもう5回くらい門限を破っていますわよ」
御坂「長引くこともあるわよ。ねー?」
佐天「長引くっていうか長引かせてるですけどね、美琴さんが」
黒子「あ、あまりいかがわしい行為はなさらないようにお願いしますわよ!」
御坂「な、なによいかがわしい行為って!別に私がそういうことして長引かせてるわけじゃ……!」
初春「御坂さん、それ墓穴です」
黒子「はぁ……たまには門限も守ってくださいましね、お姉様」
御坂「わかってるわよ。それじゃね」
503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 01:44:27.08 ID:ZvncRKZCO [9/11]
帰り道
初春「白井さん、まだ御坂さんのこと諦めてなかったんですか?」
黒子「わたくしの辞書には諦めるという文字はありませんの。略奪愛という言葉もありますし」
初春「あんまりギスギスするのはやめてくださいよー。それに白井さんには私がいるじゃないですか」
黒子「わたくしたちはパートナーなのですから当たり前ですわ」
初春「パートナーと親睦を深めるのは大事なことですよ?」
黒子「……もうこれ以上深まりようがないと思うんですの」
初春「そんなことありませんよ。まだまだお互いの知らないところはたくさんあります」
黒子「まあ、確かに……」
初春「とにかく、白井さんが寂しいときは私が隣にいてあげますから。この前みたいに愚痴を言ってくれてもいいですし」
黒子「初春が隣にいるなんて、慣れすぎてありがたみがありませんの」
初春「なんですかその言い方はぁ……せっかく人が慰めてあげようとしてるのに」
黒子(……わたくしも素直じゃありませんわね)
505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 02:02:15.10 ID:ZvncRKZCO [10/11]
佐天「白井さん、怒ってないかなぁ」
御坂「え?なんで黒子が怒んのよ?」
佐天「今日かなり惚気けちゃったんで。そうでなくともあたしは美琴さんを奪ったようなもんですし」
御坂「奪ったって……私は一度たりとも黒子のものになった覚えはないんだけど」
佐天「うーん……でも、ほら。この状況だってある意味奪ったと言えますよ」
御坂「大丈夫よ。私に涙子がいるように、黒子には初春さんがついてるもの」
佐天「初春、ですか……でもあの二人は付き合ってませんよ」
御坂「付き合うだけがすべてじゃないわ。あの二人には二人なりの関係があるのよ」
佐天「そっか……それもそうですね。初春はちょっと毒舌だけどとっても優しいですからね」
御坂「あら、私は優しくないって言うの?」
佐天「だって今日もあたしのことをイジメるつもりでしょ?」
御坂「……優しくもしてあげるわよ、終わったあとは」
573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:15:49.40 ID:rivPnbqfO [1/10]
佐天の部屋
佐天「あっ、あぁっ!はぁ、はぁ……あ、んあっ、うぁ!」
御坂「キモチよさそうね。そんなにいい?電気って」
佐天「ひゃ、ひゃい……!さ、さいこぉですっ!あんっ、あんっ、ひぅっ!」
御坂「困ったわね。これじゃあもう私以外とできないじゃない」
佐天「いいんれすぅ……こんなこと、みことさんとしかしないからぁ……」
御坂「そう、そうよね……他の誰かが涙子を抱くなんて許せないもん」
佐天「だ、だからみことさんもあたしだけに――あうぅっ!あ、ふあ、あっ、あぁぁあん!」
御坂「当たり前のこと言わないでよ。涙子以外に興味ないっての」
佐天「はっ、あっああ!う、うれし、いいっ!?あっ、つ、つよ……っ!あ、イ、イクぅぅぅぅうっ!ひぃあぁぁあああ!」
御坂「はい、5回目……まだ終わらないわよ。私なしじゃ生きられないカラダにしてやるんだから」
佐天「ああっ、はっ、はぁ……うっ!あ、ああ、も……もう、とっくに……なってましゅ……ん、ああ……」
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:18:52.08 ID:rivPnbqfO [2/10]
御坂「……そういうこと言うから余計イジメたくなっちゃうのよ。涙子、うつ伏せになって」
佐天「へぁ……?う、うつ伏せぇ……?ん、な、なんで……」
御坂「いいから、はやくなりなさい」
佐天「はぁい……こ、こうでいいですか?」
御坂「うん、バッチリ。相変わらず綺麗な黒髪ね。見てるだけでそそられちゃうわ」ガシッ
佐天「えっ……な、なんで腕を押さえるんですか……!?」
御坂「こうすれば身動きとれないでしょ」
佐天「み、美琴さん……なんか怖いですよぉ……」
御坂「んふふっ……涙子、背中弱いんだよね?」
佐天「ま、待って……だ、だめ、あたし壊れちゃう……」
御坂「――ここにキスなんかしたらどうなっちゃうのかな?」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:22:04.82 ID:rivPnbqfO [3/10]
御坂「ちゅ」
佐天「あぁんっ!」
御坂「ちゅ、ちゅ……ちゅう」
佐天「あっ、んはぁっ!あ、ほ、ほんと、やばっ……!」
御坂「背中にいっぱいキスマークつけてあげる」
佐天「んひぃ!は、あ、あああっ!あっ!あっ!うぁ!あっ!んぁ!ひゃっ!」
御坂「ちゅ……こんなの人に見せられないね」
佐天「も、もうゆるして……お、おかしくなりそうだからぁ……」
御坂「ダメよ、全然足りないもの。あと10回はイクまで許してあげない」
佐天「しょんなぁ……ひっ、んはぁあぁあっ!」
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:25:06.20 ID:rivPnbqfO [4/10]
2時間後
佐天「あ……は……んん……」
御坂「涙子、大丈夫?」
佐天「う……あ、ぅ……」
御坂(やりすぎちゃったかしら……失神するなんて思ってなかったし)
佐天「うぅ……は、はれ……?」
御坂「あ、気づいた?」
佐天「みことさぁん……えへへ、ずっと隣にいてくれたんですか?」
御坂「まぁね……ごめん、ちょっと調子乗っちゃったわ」
佐天「全然いいですよぉ。今までで一番キモチよかったですから」
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:28:53.10 ID:rivPnbqfO [5/10]
佐天「あたし、美琴さんにイジメられるの大好きみたいです」
御坂「なによいきなり。なんか変態っぽいわよ、その発言」
佐天「美琴さんのせいですよ?美琴さんがこんなふうにしたんですから、責任とってください」
御坂「どうやって?」
佐天「またイジメてください。明日も明後日も、これからずっと……美琴さんの好きなように。あたしをメチャクチャにしていいですから」
御坂「……っ!」ゾクッ
佐天「あ、でも今日はダメですよ?そろそろ門限じゃ……」
御坂「もう遅いわよ。スイッチ入っちゃったから」
佐天「ひゃ……あっ、み、みことっ……あ、ああんっ!ん、んぅ……」
578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:32:13.99 ID:rivPnbqfO [6/10]
常盤台寮
御坂「た、ただいまー……」ソロリ
黒子「……お姉様」
御坂「うわっ……あんたまだ起きてたのね」
黒子「わたくしは、わたくしは今日こそお姉様が約束を守って、門限までに帰ってきてくれると信じて待っておりましたのに……」
御坂「そんな大げさな……」
黒子「お姉様はもう黒子との約束を守ってはくれませんのね……」
御坂「うっ……ご、ごめんね。門限破りは今日で最後にするから」
黒子「どうせ明日にはその言葉も忘れておられるのでしょう?」
御坂「そ、そんなことないわよ!……っていうかね、涙子に言われたの」
黒子「佐天さんに?」
御坂「そ。黒子のこともしっかり考えてあげてってね」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:35:01.76 ID:rivPnbqfO [7/10]
黒子「……つまり佐天さんに言われなければお姉様はわたくしのことなど全く気にもとめなかった、と」
御坂「どうしてそうなるのよ……ところでさ、あんたって膝枕してもらったことあるの?」
黒子「小さい頃、親にしてもらった記憶はありますが……」
御坂「ふーん。ね、私がしてあげよっか」
黒子「は……?お姉様、どこかで頭を打ってきましたの?」
御坂「あのね……ただ今までのお詫びとお礼をしようと思ったのよ。そんだけ」
黒子「それも佐天さんに言われましたの?」
御坂「違うわよ、私なりに考えた結果」
黒子「膝枕程度で今までのことがチャラになるとでも?」
御坂「あら、じゃあしないでいいの?」
黒子「……お願いしますの」
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:37:28.86 ID:rivPnbqfO [8/10]
翌日・177支部
初春「白井さん、今日はなんだか元気ですね」
黒子「そんなことありませんわ。いつも通りですの」
初春「昨夜は『お姉様がまだ帰ってきませんの~』って私に何度も電話してきたじゃないですか」
黒子「初春、一応聞いといてあげますわ。今のふざけた演技は誰のモノマネでして?」
初春「それはもちろん、部屋で一人で寂しいからって私に愚痴ってきた白井さんの――あでっ!な、殴ることないじゃないですかぁ」
黒子「別に寂しくなどありませんでしたの。それにあなたが言ったんですのよ?愚痴を漏らしてくれてもいいと」
初春「殴っていいとは言ってません!」
黒子「ストレス解消という点では同じですわ。パートナーとしてそれくらい付き合ってもらいませんと」
初春「どういう理論ですかぁ~!」
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/06(水) 06:41:01.50 ID:rivPnbqfO [9/10]
佐天の部屋
佐天「それで白井さんに膝枕をしてあげたと」
御坂「うん。あいつがすごく気持ちよさそうに寝るもんだから、起こす気にもなれなくて……おかげで寝不足よ」
佐天「あっ!それじゃあたしが美琴さんに膝枕してあげますよ!」
御坂「……膝枕よりも涙子の胸に抱かれた方がよく眠れる気がする」
佐天「え……マ、マジで言ってますか?」
御坂「だって柔らかいし、あったかいし……ダメ?」
佐天「わ、わかりました。えっと、じゃあ……どうぞ」
御坂「えいっ」ポスッ
佐天(赤ん坊みたいですっごい可愛い……)
668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:02:59.30 ID:cwb5URKtO [2/16]
>>581の続きから
御坂「はーしあわせー」
佐天「こうやって美琴さんから甘えてくるのって珍しいですよね」
御坂「うん?そうかしら?」
佐天「そうですよ。普段は部屋に入るやいなやキスしてきて野獣になるじゃないですか」
御坂「野獣とか言わないで!マジでヘコむから!」
佐天「野獣じゃなかったらケダモノ?」
御坂「変わってないわよ、それ……」
佐天「あはは、拗ねないでくださいよ」
御坂「じゃあ頭撫でてくれたら許してあげる」
佐天「それくらいお安い御用ですよ、甘えんぼな美琴さん」ナデナデ
御坂「ふにゃあ……」
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:11:31.39 ID:cwb5URKtO [3/16]
御坂「……私が甘えるのっておかしいかな?」
佐天「え?そんなことないですよ。もっと甘えてほしいくらいです」
御坂「ほんと?」
佐天「はい。赤ちゃんみたいで可愛いですから」
御坂「野獣の次は赤ちゃんか……でも、なりたいわね」
佐天「なににですか?」
御坂「家族」
佐天「なるほどぉ――って、えぇっ!?あ、あのっ、それってもしかしてけ、け、けっこ……!」
御坂「好きな人と結婚したいって思うのは当然でしょ?」
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:27:30.38 ID:cwb5URKtO [4/16]
佐天「でもでもっ!まだ付き合い始めて一ヶ月も経ってないし……!」
御坂「一ヶ月も百ヶ月も変わんないわよ。別れるつもりなんてないんだから。それとも私と結婚はイヤ?」
佐天「い、イヤじゃないです!むしろ最高です!あ、あたしと結婚してください!」
御坂(なんか今普通にプロポーズされた気がするんだけど)
佐天「あ、けど日本じゃ女同士の結婚はできませんよね……いっそ海外に行っちゃいます?」
御坂「そうねぇ。昔は海外での同性結婚も認められてなかったから、義理の姉妹になるのが事実上の結婚だったらしいわよ」
佐天「へー、ずいぶんと大変そうですね」
御坂「黒子から聞いた話だけどね。そんときはどうでもいいわとか思ってたけど今は……」
佐天「今は?」
御坂「……ねぇ、私のことをお姉ちゃんって呼んでみてくれない?」
675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:47:56.86 ID:cwb5URKtO [5/16]
佐天「……」
御坂「こ、こら!露骨にひかないでよ!」
佐天「いえ、ひいてなんかいませんよ。ただ美琴さんにもそういう一面があったんだなぁって思っただけで」
御坂「どういう一面!?ちょ、ちょっとお姉ちゃんって呼ばれたいって思っただけよ!」
佐天「いつも白井さんにお姉様って呼ばれてるじゃないですか」
御坂「あれはあれ、これはこれよ。涙子にお姉ちゃんって呼ばれたいの」
佐天「しょうがないですね……じゃあいきますよ」
御坂「う、うん……!」ドキドキ
678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 20:58:42.15 ID:cwb5URKtO [6/16]
佐天「お姉ちゃん」
御坂「はうっ!」
佐天「美琴お姉ちゃん」
御坂「あ、ああ……!」
佐天「(なんかすごい悶えてる)どうしましたか?美琴お姉ちゃん」
御坂「も、もういいわっ!それ以上は――」
佐天「お姉ちゃん……大好きです、ちゅ」
御坂(や、やばい……唇じゃなくほっぺにしてくるところが妹っぽくてあああああっ!)
佐天「(白井さんみたい……ん?)み、美琴さん、鼻……」
御坂「え、は、はながなにっ!?」
佐天「……鼻血出てます」
679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 21:07:25.88 ID:cwb5URKtO [7/16]
常盤台寮
黒子「お姉様……黒子は、黒子は感激ですの!お姉様が本当に門限前に帰ってきてくれるなんて!」
御坂「あったりまえでしょ。あーそれよりさーくろこー」
黒子「なんですの?」
御坂「あんた前に私に飲ませようと変な薬みたいなの?買ってたじゃない?」
黒子「ああ、媚薬のことですの?それがどうかなさいまして?」
御坂「(今思うととんでもないわね……)それってさー結局捨てたのー?」
黒子「いえ、万が一のためにとってありますが……」
御坂「なによ、万が一って……いや、まあいいわ。わかった、ありがと」
黒子(……お姉様、考えてることまる分かりですわよ……?)
685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 21:54:23.00 ID:cwb5URKtO [8/16]
翌日
佐天「なんでわざわざ喫茶店なんですかー?ウチに行きましょうよー」
御坂「たまにはいいじゃない。部屋だけじゃ飽きちゃうわよ」
佐天「だって外じゃ思いっきりイチャイチャできないじゃないですかぁ」
御坂「周りにバレないようにするのも楽しいでしょ?」
佐天「むむ……確かに」
御坂「さっさと行きましょ。思いっきりイチャつくのはそのあとでも遅くないわ」
佐天「はーい」
御坂(さて……こいつの効果はどんなもんかな。まず本当に効き目あるのかしら)
686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:02:56.59 ID:cwb5URKtO [9/16]
喫茶店
御坂(薬はもう入れた……あとは涙子が飲んで効果が出るのを待つだけね)
佐天「あの……美琴さん」
御坂「ん?なに?」
佐天「なんでさっきからあたしのソーダを凝視してるんですか?」
御坂「へ?そ、そんなことないわよ?」
佐天「飲みたいんですか?だったら遠慮せずに、はい」
御坂「そ、そういうわけじゃないの!なかなか手をつけないからどうしてかなって思って!」
佐天「(なーんか変な美琴さん……)ズズーッ」
御坂(の、飲んだぁ……っ!)
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:13:03.45 ID:cwb5URKtO [10/16]
177支部
黒子「案外はやく片付いてしまいましたわね」
初春「そうですね。どうします?佐天さんたちと合流しますか?」
黒子「どうせお姉様たちは今頃イチャついてるでしょうし……あら、噂をすればお姉様から電話ですの」
初春「タイミングいいですねぇ」
黒子「はい、もしも――」
御坂『く、くろこっ!?助けてぇ!』
黒子「は、はい?一体なんの話ですの?」
御坂『いいからいつもの喫茶店に来て!はやくっ!うわっ――』プツッ
初春「御坂さん、どうしたんですか?」
黒子「……なんだかよくわかりませんが、いつものお店へ行くとしますの」
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:23:28.38 ID:cwb5URKtO [11/16]
再び喫茶店
御坂「あ、やっと来た!遅いわよ二人とも!」
佐天「あーん、美琴さん……離れちゃやですよぅ」
御坂「離れたって、ちょっと立とうとしただけで……!」
佐天「ダメですぅ、美琴さんはあたしの半径30cm以内にいてください!」
御坂「ば、ばか……!そんなくっついたら他の客に……」
佐天「他の客なんて見えません。あたしには美琴さんしか見えません。えへへ、美琴さぁん……大好きですよぉ」
御坂「こ、声が大きいぃ~!」
初春「なにが起きて……ハッ!?白井さん!?」
黒子「……」
初春「白井さん、しっかり!呼吸を、呼吸をしてくださ~いっ!」
693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:35:12.14 ID:cwb5URKtO [12/16]
御坂「――というわけよ。そしたらなぜかこんなことに……」
佐天「美琴さん、美琴さん♪」スリスリ
初春「はぁ、白井さんの媚薬を……でも媚薬というより惚れ薬だったみたいですね」
黒子「ですわね……お姉様もお姉様ですわ。なぜ喫茶店で媚薬を使いましたの?」
御坂「効果があるか半信半疑だったし(外で涙子としたかったなんて言えない……)」
初春「それにしてもすごいですね、これ。普段から佐天さんは御坂さんにゾッコンでしたけど、今日は異常ですよ」
黒子(お姉様に使っていれば今頃わたくしも……)
御坂「黒子、これって薬が抜ければ元に戻るのよね……?」
黒子「おそらくは。いつ抜け切るかはわかりませんが……」
696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 22:50:32.16 ID:cwb5URKtO [13/16]
佐天「美琴さん……」クイクイッ
御坂「なに?(裾をか弱い力で引っ張るとか可愛すぎるんですけど……)」
佐天「……チューしてほしいなぁ」
御坂「な……む、無理に決まってんでしょ!ここ部屋じゃないのよ!?」
佐天「そんなぁ……美琴さんととろけるようなキスしたいです……」
御坂「くぅ……っ!お、おでこにしてあげるから、今は我慢しなさい」
佐天「わかりましたぁ……じゃあ部屋に戻ったらいっぱいキスしてくださいね?」
御坂「(言われなくともするつもりよ)ほら、おでこ出して」
初春(御坂さん、デッレデレですね……顔もニヤけまくりですし)
黒子(これはわたくしに死ねと言ってるのでしょうか……)
699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:02:10.34 ID:cwb5URKtO [14/16]
佐天「美琴さん、お腹減ってませんか?」
御坂「んー?まぁちょっと小腹がすいた気がするけど」
佐天「じゃああたしがこのケーキ食べさせてあげますっ!はい、あーんっ」
御坂「ま、待って!見られてるから!黒子と初春さんが目の前にいるから!」
佐天「えー?でも昨日だってやったじゃないですか」
初春「部屋でそんなことしてるんですか……」
御坂「ち、違うわよ!昨日は涙子がどうしてもしたいって言うから――」
佐天「『涙子が食べさせてくれなきゃやだっ!』って駄々こねてたのは誰ですか?」
御坂「ばっ……!」
初春(うわぁ……)
黒子(今なら憎悪で人が殺せる気がしますわ……)
佐天「はい、美琴さん?あーんっ」
御坂「……あむっ」
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:25:50.91 ID:cwb5URKtO [15/16]
佐天「美味しいですか?じゃあ次は美琴さんの番!」
御坂「もう、しょうがない子なんだから……涙子、あーん」
初春(結局自分からもやるんですね……)
佐天「ぱくっ……えへへ、美琴さんに食べさせてもらうと特別美味しく感じます」
御坂「恥ずかしいこと言わないでよ……私だって涙子に食べさせてもらったときが一番美味しく感じるけどっ」
初春(もはやただのバカップル……佐天さんは薬のせいですけど、御坂さんはこれ素なんですよね)
佐天「美琴さん、やっぱりあたしキスしてほしいですよぅ……一回だけでいいから……」
御坂「……わかったわよ。私もそろそろ我慢の限界だし……ちゅ」
初春(完全に二人の世界に入っちゃいましたね。なんで私ここにいるんでしょう)
黒子「……」バタッ
初春(白井さん、ご愁傷様です)
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/07(木) 23:50:58.31 ID:cwb5URKtO [16/16]
御坂「それじゃ私は涙子を送っていくから、ここで」
佐天「送るだけじゃないくせに……美琴さんのエッチ」
御坂「涙子だってそっちの方がいいでしょ?」
佐天「もちろんですよぉ。なにもしてこないなんて逆に許しませんっ」
初春「(堂々と腕組んで歩いてるしもうなにを言っても無駄ですね……)御坂さん、佐天さんをよろしくお願いします」
黒子「お姉様……常盤台の人間に見られたらどう言い訳しますの……」
御坂「そんときはそんときよ。たぶんあと1,2時間で抜けると思うし、門限までには帰るからね」
黒子「信じてますわよ……あと、もう勝手に媚薬を使わないでくださいましよ!」
御坂「さすがにもうやんないわよ。そんじゃねー」
黒子(なんだかお姉様がさらに遠くへ行ってしまった気がしますわ……)
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:35:52.85 ID:YsQzrPmpO [1/3]
佐天の部屋
佐天「美琴さん……せめて服は脱がして……」
御坂「汗かいた方がはやく薬が抜けるわよ。それに私としてはこっちの方が……」
佐天「興奮しますか?」
御坂「うん。正直ね、さっきからやばかったのよ。喫茶店じゃずっと密着してるから胸は当たるし、涙子の吐息が首にかかるし」
佐天「だって、美琴さんを見てたらどんどん愛しくなって……」
御坂「ごめんね、私が薬飲ませちゃったせいよね」
佐天「……本当はもう薬抜けてきてるんです。まだカラダは熱いけど」
御坂「えっ、そうなの?」
佐天「はい……でもあたしは薬飲んでよかったと思ってます。美琴さんにあんなに素直に甘えられたのは薬のおかげだから」
713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:38:59.88 ID:YsQzrPmpO [2/3]
御坂「普段だってあれくらいしてあげたわよ……そりゃ最初は恥ずかしいから拒否っちゃうかもしれないけど」
佐天「あたしも恥ずかしいから外じゃあんまり甘えないようにしてたんです。でも今日はそんなことどうでもよくなって……」
御坂「すっごい大胆だったもんね、今日の涙子」
佐天「まだ大胆ですよ?完全には抜けてないから」
御坂「……それ誘ってんの?」
佐天「はい……きっと今なら美琴さんが望むこと全部してあげられます。美琴さんがしたいこと全部受け入れられます」
御坂「また気失っちゃうかもしれないよ?」
佐天「かまいません。だから、ね?はやく、薬が抜け切っちゃう前にあたしを……」
御坂「わかったわ……たっぷりイジメてあげる。戻れないくらいに」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 01:11:32.26 ID:YsQzrPmpO [3/3]
いと眠たし
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禁書目録Ⅱでそげぶされ、22巻で絶望しちまえ
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