スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
憂「もう脱ぐしかない…!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:03:34.71 ID:XZ5RbiJB0 [1/25]
~~~
唯「ひとり一芸披露するんだよ!」
憂「ええっ!…ん~…」
憂「一芸って、何をすれば……」
唯「…あれ?真面目に考えてる?」
憂「…でも!なにか考えておくね!」
唯「う…ん」
唯「あ!プレゼント買いに行かなきゃ!」
―――――
―――
―
~~~
唯「ひとり一芸披露するんだよ!」
憂「ええっ!…ん~…」
憂「一芸って、何をすれば……」
唯「…あれ?真面目に考えてる?」
憂「…でも!なにか考えておくね!」
唯「う…ん」
唯「あ!プレゼント買いに行かなきゃ!」
―――――
―――
―
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:06:53.01 ID:XZ5RbiJB0
翌日。
ペラ
憂「料理はこれでいいかな」パタン
憂「…あとは、芸かぁ……」
憂「うーん」
憂「芸、芸…腹話術とか?」
憂「でも難しいよね…」
憂「特技もこれといってないしなー」
憂「どうしよう……」
憂「うーん」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:10:10.21 ID:XZ5RbiJB0
さらに翌日。
憂「…お姉ちゃんは何の芸するの?」
唯「えっ?」
唯(まだ真剣に考えてる…)
唯「うい、別にそんなに真剣に…」
憂「ん?」
唯「うっ!」
唯(ダメだ…この純粋な瞳を汚すわけにはいかないよ…)
唯「ま、まだ決めてないよ」
憂「そっかぁ、わたしはどうしようかなぁ」
憂(芸かー…)
唯「…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:14:40.58 ID:XZ5RbiJB0
また翌日。
憂「芸、芸、げい…」ブツブツ
唯「う、うい大丈夫…?」
憂「ごめんね、今考えてるから…」
唯「う、うん」
憂「芸…ああ、浮かばないよー!」
唯「うい、そんなに…」
憂「待って!もう少しでなにか思いつくから…ううんと…」
唯「憂…」
唯(そうだった…憂はとことん真面目な子だったんだ…)
憂「芸…芸…芸…ゲイ…ゲオ…ゲマ…」
唯「う、憂しっかり!」
憂「うう~~…外井…」
唯(ごめんね…うい…)グスッ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:21:25.52 ID:XZ5RbiJB0
そのまた翌日。
憂「ゲーイ……」
唯(今日は憂、『げい』としかしゃべってないよ…)
憂「GEI藝ゲイ鯨GAY芸げいgei猊GEO…」
唯「憂、もういいから…」ギュ
憂「お姉ちゃん…」
憂「ごめんねダメな妹で…パーティー明後日なのに…」
唯「もういいよ、そんなに大事なことじゃないから」
憂「…ありがとお姉ちゃん。でもお姉ちゃんに恥をかかせるわけにはいかないよ」
唯(このままじゃ憂が…)
唯「う、憂!実は冗談だよ!芸なんてしなくて平気!」
唯(お願いこれで諦めて!)
憂「…ダメだよ、うそだって分かるもん」
唯「うい…」
唯(わたしのせいで…)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:24:48.51 ID:XZ5RbiJB0
パーティー前日。
憂「あははははははh」
唯「憂!しっかり」ギュッ
憂「うえええい!」
憂「ゲーイ!ゲーイ!ゲーイ!」
唯「もういいよ、もういいいから…」
憂「うう~~~~~!」
唯「ごめんねういぃ…」ポロポロ
憂「ウイイイイイイ!」ビッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:27:37.68 ID:XZ5RbiJB0
――
―――
ピンポーン
「おじゃましまーす!」
憂「あ、みなさん来たみたいだよ」
唯「うん…」
憂「迎えに言ってくるね」
唯「……」
唯(憂、昨日がうそのようにいつも通りだけど…)
唯(大丈夫かな…)
「どうぞー!」
「パーティーだああ!」ダダダ
唯「…ふふ、まあいっか」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:31:30.41 ID:XZ5RbiJB0
律「おおっ!なんだこのご馳走はっ!!」
唯「えへへ~すごいでしょ?」
紬「唯ちゃんが作ったの!?」
唯「えっへん!」
律「ウソつくなよーどうせ憂ちゃんが作ったんだろ?」
唯「失礼な!わたしだってこのケーキ…」
律澪紬「おおっ!」
唯「の上に苺を乗せました!」
澪「結局憂ちゃんか」
憂「そんな!お姉ちゃんも頑張ってくれました!」
唯「うい~…」
憂「えへへ」
律「ほんと仲いいな」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:34:41.70 ID:XZ5RbiJB0
「いただきまーす!」
律「うおおーうめーぞー!」バクバク
澪「おい下品だぞ」
憂「ふふ、よかったです」
紬「ほんとにおいしいわぁ」
澪「ああ、確かにおいしい」
憂「そ、そんな…」テレテレ
紬「憂ちゃん!うち来ない!?」
唯「むっ!ダメだよあげないよ!」
紬「残念…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「うい……」
律「おーい、帰って来い」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:37:57.81 ID:XZ5RbiJB0
―
律「じゃあ和も来たことだし、そろそろ…」
唯「!」
唯(まさか、一芸披露…?)
律「プレゼント交換だ!」
紬「おおー!」パチパチ
唯「よかった…」
澪「?なにがだ?」
唯「えっう、ううん!なんでも!」
澪「?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:46:10.78 ID:XZ5RbiJB0
―
憂「手袋なくなっちゃったっていってたから…」
唯「マフラーないっていってたから…」
澪「…」
律「お互いのが当たらなかったらどうしたんだー?」
唯憂「えへへ」
紬「いい姉妹ね~」
律「…よし!じゃあ次のあれ、行くか!」
澪「なにかするのか?」
律「おいおーい、事前に言っておいただろ」
律「…一発芸大会だっ!」
憂「!」ピクッ
紬「おおー!」パチパチ
唯(あわわわわ…)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:53:33.37 ID:XZ5RbiJB0
律「じゃあ誰から行くか~」
澪「お、おいわたしなにも準備してないぞ!」
さわ子「じゃあコスプレでいいじゃない!」
律「さわちゃんいつの間に!?」
さわ子「わたしだけ仲間はずれなんてひどいじゃなーい!」
澪「コ、コスプレなんて…」
律「…いいかー?」
「ま、まって…」
律「ほら、出て来い!」
「わわわっ!」
澪「うぅ…」
さわ子「あら、かわいいじゃない」
澪「も、もうムリっ!」ピャッ
紬「おつかれさまー」パチパチ
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:57:30.11 ID:XZ5RbiJB0
律「さーて、次は…」
律「唯はどうだ?」
唯「へっ?」
律「唯なにかやってくれー」
唯「わ、わたしはあとでいいよ!」
律「なにー?じゃあ…」
唯(ムギちゃんお願いムギちゃんおねがい!)
律「ムギ!」
唯(よかった…)
紬「はいっ!」ビシッ
紬「じゃあいきま~す」
律「おおー」
紬「マンボウのマネー!」プクプク
律澪さわ子「……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:01:52.78 ID:XZ5RbiJB0
紬「」プクプク
紬「…マンボウのマネでしたー」
律「お、おおー!」
澪「うん」パチパチ
律「…さて、お次は…」
唯「…」ドキドキ
律「…憂ちゃん!出来る?」
憂「!」
唯「ひっ!」
律「なんだ?どうかしたかー?」
唯「う、ううん」
唯(うい…大丈夫かな…)チラッ
憂「…」
律「憂ちゃん?」
憂「」スクッ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:04:52.89 ID:XZ5RbiJB0
律澪「?」
憂「では…行きます…」
唯(うい…なにか用意してあるのかな?)
憂「…」
唯「…」ドキドキ
憂「…」
律「…?」
憂「…」
澪「?」
唯(う、憂?どうしたんだろ…)
憂「…」
律「憂ちゃん別に準備してないなら…」
憂「待ってください」ジロリ
律「は、はい」
憂「…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:08:18.53 ID:XZ5RbiJB0
―10分後。
憂「…」
律澪「…」
紬「」ワクワク
さわ子「zzz…」
唯(あわわ…憂きっとなにも用意してないんだよー…)
憂「…」
唯(わたしが助けてあげなきゃ!)
唯「…じゃかじゃかじゃっじゃ…」
唯(エアギターだよ!)
憂「お姉ちゃん静かに」
唯「はい…」
唯(なんてダメな姉なんだ…)
憂「…」
律澪(空気が重い…)
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:12:44.26 ID:XZ5RbiJB0
―1時間後。
憂「…」
憂「…うぅ…」
律澪(やっとか…?)
唯(憂、一体何をする気…?)
憂「ううぅ~~!」
唯「う、ういっ!?大丈夫!?」
憂「うわあぁぁんごめんなさあぁいいぃ!」ポロポロ
唯「憂、泣かないで!」
憂「わぁぁぁん…なにもできないよーー!」
唯「いいんだよ、大丈夫だよ」ギュ
憂「お姉ちゃんごめんなさいいい!」
唯「よしよし」
律澪(よかった終わった…)
唯(うい、泣いちゃったけどこれでよかったかな)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:16:22.33 ID:XZ5RbiJB0
憂「うっ、ううっ…」グスグス
唯「平気だよ」ナデナデ
憂「…うん……」
紬「残念…」
―
憂「お姉ちゃん、もう平気だから…」
唯「ほんと?」
憂「うん、ありがとね」
唯「ううん」
憂「……わたし、ちゃんとやるから」
唯「えっ?」
憂「お姉ちゃんの為にも、なにかやってみせるよ」
唯「もういいよ!わたしはなにもしなくても…」
憂「ううん、これはわたしのけじめだよ…じゃあ、行ってくるね」タタッ
唯「ま、待ってういーっ!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:22:49.67 ID:XZ5RbiJB0
ガチャ!
憂「みなさん!」
律「あ、憂ちゃんもう平気か?」
憂「はい、あの、わたししっかりやるので…見てもらえますか?」
澪「え?なにするの?」
憂「みなさんをあっと言わせる芸を披露してみせます!」
紬「おおー!」
律(またあの空気になるのか…)
澪(でも憂ちゃんが頑張ろうとしてるんだもんな)
律「わかった、じゃあお願い」
憂「はいっ!」
紬「」パチパチ
憂「では…行きます…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:28:51.15 ID:XZ5RbiJB0
憂「…」
憂(ここで決めなきゃ…お姉ちゃんの居場所がなくなっちゃう)
憂(わたしはどうなってもいい…お姉ちゃんが不幸にならなければ…)
憂(ここが勝負どころ…平沢憂一世一代の大勝負!)
憂(身を尽くす覚悟で望むよ!)
憂「よし!行きまーーす!!」
憂「裸踊りですーーーー!!」ヌギヌギ
律澪「!!?」
紬「まぁ!」
憂(体面なんてかなぐりすてるのよ憂!)ヌギヌギ
バタン!
唯「憂!まってえええ!」
憂「!!!」
憂「お姉ちゃん!?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:33:54.52 ID:XZ5RbiJB0
唯「ういっ!もういいのっ!」ギュウ
憂「っ!だめ!だめだよお姉ちゃん!」
憂「お姉ちゃんに止められたってわたしは脱ぐよ!」
パシッ
唯「あっ…」
憂「ごめんね…」
ヌギヌギ
憂(あとは下着だけ…)
律「…」
澪「…」
紬「がんばれー憂ちゃん!」
唯「……だっ」
憂「よいしょ、よいしょ」
唯「だめえええええええ!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:37:26.73 ID:XZ5RbiJB0
律「うわっ!」
憂「お姉ちゃん?」
唯「だめ!脱いじゃだめえ!」
憂「や、だめだよ!ここで脱がなかったら平沢家は終焉を迎え…」
唯「いいの!憂は脱いじゃダメ!」
憂「っ!お姉ちゃん許してっ!」ドンッ
唯「うわっ」バタン
澪(止めたほうがいいのかな…)
憂「脱がなきゃ…脱がなきゃ…」ブツブツ
唯「いっいやあああああ!」
澪「わっ」
唯「憂の裸はわたしのものなのーーーー!!!」
憂「!」
憂「お、お姉ちゃん…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:42:46.73 ID:XZ5RbiJB0
唯「だれにも見せちゃダメなのーーー!」
憂「お、お姉ちゃんっ!」ダキッ
唯「憂…もうだめだからね…」
憂「うん、うん…ごめんなさい……」
唯「ふふ…」ナデナデ
憂「ううっ…」グスッ
唯「よしよし」
律「…わたしたちはどうすればいいんだろうな」
澪「ああ…」
紬「いい姉妹だわぁ…」ホロリ
唯「…ねぇ憂、ベッド行こっか」
憂「…うん、やさしく…してね?」
唯「えへへ、もちろんだよ……」…パタン
なんかしらんけどおわり。
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:58:42.54 ID:XZ5RbiJB0
「もう脱ぐしかない…」
昼間の明るさも暗く怪しい喧騒に飲まれ、別の顔をもつ夜になった街。
わたしはぽつりと人気のない道路を照らす電柱の下に立っていた。
そこに張ってあるのは、いわゆる風俗のポスター。
しかし内容は男性向けではなくて、体を売る女性を求めるものだ。
「ここに電話すれば…」
わたしも自分の体を稼ぎに使うことになる。
仕方ない。なぜなら今平沢家は一家の財産ともいえるアイスが尽き、壊滅の危機に貧している。
お姉ちゃんがアイスを食べられない。こんなことあってはならない。
しかし今月の両親からの仕送りはもう捻出のしようがなく、わたしは最後の策に出た。
体を売れば手っ取り早くお金が集まるだろう。
お姉ちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。それを思えば決して苦ではなかった。
「…ふぅ」
わたしは携帯を開き、そこに書いてある番号をゆっくり打ち込んだ。
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 22:00:25.36 ID:XZ5RbiJB0 [25/25]
なんか被ってたからやめるね
翌日。
ペラ
憂「料理はこれでいいかな」パタン
憂「…あとは、芸かぁ……」
憂「うーん」
憂「芸、芸…腹話術とか?」
憂「でも難しいよね…」
憂「特技もこれといってないしなー」
憂「どうしよう……」
憂「うーん」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:10:10.21 ID:XZ5RbiJB0
さらに翌日。
憂「…お姉ちゃんは何の芸するの?」
唯「えっ?」
唯(まだ真剣に考えてる…)
唯「うい、別にそんなに真剣に…」
憂「ん?」
唯「うっ!」
唯(ダメだ…この純粋な瞳を汚すわけにはいかないよ…)
唯「ま、まだ決めてないよ」
憂「そっかぁ、わたしはどうしようかなぁ」
憂(芸かー…)
唯「…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:14:40.58 ID:XZ5RbiJB0
また翌日。
憂「芸、芸、げい…」ブツブツ
唯「う、うい大丈夫…?」
憂「ごめんね、今考えてるから…」
唯「う、うん」
憂「芸…ああ、浮かばないよー!」
唯「うい、そんなに…」
憂「待って!もう少しでなにか思いつくから…ううんと…」
唯「憂…」
唯(そうだった…憂はとことん真面目な子だったんだ…)
憂「芸…芸…芸…ゲイ…ゲオ…ゲマ…」
唯「う、憂しっかり!」
憂「うう~~…外井…」
唯(ごめんね…うい…)グスッ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:21:25.52 ID:XZ5RbiJB0
そのまた翌日。
憂「ゲーイ……」
唯(今日は憂、『げい』としかしゃべってないよ…)
憂「GEI藝ゲイ鯨GAY芸げいgei猊GEO…」
唯「憂、もういいから…」ギュ
憂「お姉ちゃん…」
憂「ごめんねダメな妹で…パーティー明後日なのに…」
唯「もういいよ、そんなに大事なことじゃないから」
憂「…ありがとお姉ちゃん。でもお姉ちゃんに恥をかかせるわけにはいかないよ」
唯(このままじゃ憂が…)
唯「う、憂!実は冗談だよ!芸なんてしなくて平気!」
唯(お願いこれで諦めて!)
憂「…ダメだよ、うそだって分かるもん」
唯「うい…」
唯(わたしのせいで…)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:24:48.51 ID:XZ5RbiJB0
パーティー前日。
憂「あははははははh」
唯「憂!しっかり」ギュッ
憂「うえええい!」
憂「ゲーイ!ゲーイ!ゲーイ!」
唯「もういいよ、もういいいから…」
憂「うう~~~~~!」
唯「ごめんねういぃ…」ポロポロ
憂「ウイイイイイイ!」ビッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:27:37.68 ID:XZ5RbiJB0
――
―――
ピンポーン
「おじゃましまーす!」
憂「あ、みなさん来たみたいだよ」
唯「うん…」
憂「迎えに言ってくるね」
唯「……」
唯(憂、昨日がうそのようにいつも通りだけど…)
唯(大丈夫かな…)
「どうぞー!」
「パーティーだああ!」ダダダ
唯「…ふふ、まあいっか」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:31:30.41 ID:XZ5RbiJB0
律「おおっ!なんだこのご馳走はっ!!」
唯「えへへ~すごいでしょ?」
紬「唯ちゃんが作ったの!?」
唯「えっへん!」
律「ウソつくなよーどうせ憂ちゃんが作ったんだろ?」
唯「失礼な!わたしだってこのケーキ…」
律澪紬「おおっ!」
唯「の上に苺を乗せました!」
澪「結局憂ちゃんか」
憂「そんな!お姉ちゃんも頑張ってくれました!」
唯「うい~…」
憂「えへへ」
律「ほんと仲いいな」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:34:41.70 ID:XZ5RbiJB0
「いただきまーす!」
律「うおおーうめーぞー!」バクバク
澪「おい下品だぞ」
憂「ふふ、よかったです」
紬「ほんとにおいしいわぁ」
澪「ああ、確かにおいしい」
憂「そ、そんな…」テレテレ
紬「憂ちゃん!うち来ない!?」
唯「むっ!ダメだよあげないよ!」
紬「残念…」
憂「お姉ちゃん…」
唯「うい……」
律「おーい、帰って来い」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:37:57.81 ID:XZ5RbiJB0
―
律「じゃあ和も来たことだし、そろそろ…」
唯「!」
唯(まさか、一芸披露…?)
律「プレゼント交換だ!」
紬「おおー!」パチパチ
唯「よかった…」
澪「?なにがだ?」
唯「えっう、ううん!なんでも!」
澪「?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:46:10.78 ID:XZ5RbiJB0
―
憂「手袋なくなっちゃったっていってたから…」
唯「マフラーないっていってたから…」
澪「…」
律「お互いのが当たらなかったらどうしたんだー?」
唯憂「えへへ」
紬「いい姉妹ね~」
律「…よし!じゃあ次のあれ、行くか!」
澪「なにかするのか?」
律「おいおーい、事前に言っておいただろ」
律「…一発芸大会だっ!」
憂「!」ピクッ
紬「おおー!」パチパチ
唯(あわわわわ…)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:53:33.37 ID:XZ5RbiJB0
律「じゃあ誰から行くか~」
澪「お、おいわたしなにも準備してないぞ!」
さわ子「じゃあコスプレでいいじゃない!」
律「さわちゃんいつの間に!?」
さわ子「わたしだけ仲間はずれなんてひどいじゃなーい!」
澪「コ、コスプレなんて…」
律「…いいかー?」
「ま、まって…」
律「ほら、出て来い!」
「わわわっ!」
澪「うぅ…」
さわ子「あら、かわいいじゃない」
澪「も、もうムリっ!」ピャッ
紬「おつかれさまー」パチパチ
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 20:57:30.11 ID:XZ5RbiJB0
律「さーて、次は…」
律「唯はどうだ?」
唯「へっ?」
律「唯なにかやってくれー」
唯「わ、わたしはあとでいいよ!」
律「なにー?じゃあ…」
唯(ムギちゃんお願いムギちゃんおねがい!)
律「ムギ!」
唯(よかった…)
紬「はいっ!」ビシッ
紬「じゃあいきま~す」
律「おおー」
紬「マンボウのマネー!」プクプク
律澪さわ子「……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:01:52.78 ID:XZ5RbiJB0
紬「」プクプク
紬「…マンボウのマネでしたー」
律「お、おおー!」
澪「うん」パチパチ
律「…さて、お次は…」
唯「…」ドキドキ
律「…憂ちゃん!出来る?」
憂「!」
唯「ひっ!」
律「なんだ?どうかしたかー?」
唯「う、ううん」
唯(うい…大丈夫かな…)チラッ
憂「…」
律「憂ちゃん?」
憂「」スクッ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:04:52.89 ID:XZ5RbiJB0
律澪「?」
憂「では…行きます…」
唯(うい…なにか用意してあるのかな?)
憂「…」
唯「…」ドキドキ
憂「…」
律「…?」
憂「…」
澪「?」
唯(う、憂?どうしたんだろ…)
憂「…」
律「憂ちゃん別に準備してないなら…」
憂「待ってください」ジロリ
律「は、はい」
憂「…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:08:18.53 ID:XZ5RbiJB0
―10分後。
憂「…」
律澪「…」
紬「」ワクワク
さわ子「zzz…」
唯(あわわ…憂きっとなにも用意してないんだよー…)
憂「…」
唯(わたしが助けてあげなきゃ!)
唯「…じゃかじゃかじゃっじゃ…」
唯(エアギターだよ!)
憂「お姉ちゃん静かに」
唯「はい…」
唯(なんてダメな姉なんだ…)
憂「…」
律澪(空気が重い…)
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:12:44.26 ID:XZ5RbiJB0
―1時間後。
憂「…」
憂「…うぅ…」
律澪(やっとか…?)
唯(憂、一体何をする気…?)
憂「ううぅ~~!」
唯「う、ういっ!?大丈夫!?」
憂「うわあぁぁんごめんなさあぁいいぃ!」ポロポロ
唯「憂、泣かないで!」
憂「わぁぁぁん…なにもできないよーー!」
唯「いいんだよ、大丈夫だよ」ギュ
憂「お姉ちゃんごめんなさいいい!」
唯「よしよし」
律澪(よかった終わった…)
唯(うい、泣いちゃったけどこれでよかったかな)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:16:22.33 ID:XZ5RbiJB0
憂「うっ、ううっ…」グスグス
唯「平気だよ」ナデナデ
憂「…うん……」
紬「残念…」
―
憂「お姉ちゃん、もう平気だから…」
唯「ほんと?」
憂「うん、ありがとね」
唯「ううん」
憂「……わたし、ちゃんとやるから」
唯「えっ?」
憂「お姉ちゃんの為にも、なにかやってみせるよ」
唯「もういいよ!わたしはなにもしなくても…」
憂「ううん、これはわたしのけじめだよ…じゃあ、行ってくるね」タタッ
唯「ま、待ってういーっ!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:22:49.67 ID:XZ5RbiJB0
ガチャ!
憂「みなさん!」
律「あ、憂ちゃんもう平気か?」
憂「はい、あの、わたししっかりやるので…見てもらえますか?」
澪「え?なにするの?」
憂「みなさんをあっと言わせる芸を披露してみせます!」
紬「おおー!」
律(またあの空気になるのか…)
澪(でも憂ちゃんが頑張ろうとしてるんだもんな)
律「わかった、じゃあお願い」
憂「はいっ!」
紬「」パチパチ
憂「では…行きます…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:28:51.15 ID:XZ5RbiJB0
憂「…」
憂(ここで決めなきゃ…お姉ちゃんの居場所がなくなっちゃう)
憂(わたしはどうなってもいい…お姉ちゃんが不幸にならなければ…)
憂(ここが勝負どころ…平沢憂一世一代の大勝負!)
憂(身を尽くす覚悟で望むよ!)
憂「よし!行きまーーす!!」
憂「裸踊りですーーーー!!」ヌギヌギ
律澪「!!?」
紬「まぁ!」
憂(体面なんてかなぐりすてるのよ憂!)ヌギヌギ
バタン!
唯「憂!まってえええ!」
憂「!!!」
憂「お姉ちゃん!?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:33:54.52 ID:XZ5RbiJB0
唯「ういっ!もういいのっ!」ギュウ
憂「っ!だめ!だめだよお姉ちゃん!」
憂「お姉ちゃんに止められたってわたしは脱ぐよ!」
パシッ
唯「あっ…」
憂「ごめんね…」
ヌギヌギ
憂(あとは下着だけ…)
律「…」
澪「…」
紬「がんばれー憂ちゃん!」
唯「……だっ」
憂「よいしょ、よいしょ」
唯「だめえええええええ!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:37:26.73 ID:XZ5RbiJB0
律「うわっ!」
憂「お姉ちゃん?」
唯「だめ!脱いじゃだめえ!」
憂「や、だめだよ!ここで脱がなかったら平沢家は終焉を迎え…」
唯「いいの!憂は脱いじゃダメ!」
憂「っ!お姉ちゃん許してっ!」ドンッ
唯「うわっ」バタン
澪(止めたほうがいいのかな…)
憂「脱がなきゃ…脱がなきゃ…」ブツブツ
唯「いっいやあああああ!」
澪「わっ」
唯「憂の裸はわたしのものなのーーーー!!!」
憂「!」
憂「お、お姉ちゃん…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:42:46.73 ID:XZ5RbiJB0
唯「だれにも見せちゃダメなのーーー!」
憂「お、お姉ちゃんっ!」ダキッ
唯「憂…もうだめだからね…」
憂「うん、うん…ごめんなさい……」
唯「ふふ…」ナデナデ
憂「ううっ…」グスッ
唯「よしよし」
律「…わたしたちはどうすればいいんだろうな」
澪「ああ…」
紬「いい姉妹だわぁ…」ホロリ
唯「…ねぇ憂、ベッド行こっか」
憂「…うん、やさしく…してね?」
唯「えへへ、もちろんだよ……」…パタン
なんかしらんけどおわり。
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 21:58:42.54 ID:XZ5RbiJB0
「もう脱ぐしかない…」
昼間の明るさも暗く怪しい喧騒に飲まれ、別の顔をもつ夜になった街。
わたしはぽつりと人気のない道路を照らす電柱の下に立っていた。
そこに張ってあるのは、いわゆる風俗のポスター。
しかし内容は男性向けではなくて、体を売る女性を求めるものだ。
「ここに電話すれば…」
わたしも自分の体を稼ぎに使うことになる。
仕方ない。なぜなら今平沢家は一家の財産ともいえるアイスが尽き、壊滅の危機に貧している。
お姉ちゃんがアイスを食べられない。こんなことあってはならない。
しかし今月の両親からの仕送りはもう捻出のしようがなく、わたしは最後の策に出た。
体を売れば手っ取り早くお金が集まるだろう。
お姉ちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。それを思えば決して苦ではなかった。
「…ふぅ」
わたしは携帯を開き、そこに書いてある番号をゆっくり打ち込んだ。
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/30(木) 22:00:25.36 ID:XZ5RbiJB0 [25/25]
なんか被ってたからやめるね
<<唯「ポケうい、ゲットだよ!」 | ホーム | 梓「純の事を考えただけで胸が苦しくなる…」後半>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |