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後輩「ごめんなさい、先輩」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 09:59:29.48 ID:9WaE1JAj0 [1/90]
後輩「先輩、夏も終わっちゃいましたね」
先輩「そうだね・・・何かいいことあった?」
後輩「先輩と遊びに行ったことぐらいっす」
先輩「ああ、一日ゲーセンにいたあの日?」
後輩「映画見に行った日です」
先輩「今度はガンダム観に行こうか」
後輩「君に届けがいいです」
後輩「先輩、夏も終わっちゃいましたね」
先輩「そうだね・・・何かいいことあった?」
後輩「先輩と遊びに行ったことぐらいっす」
先輩「ああ、一日ゲーセンにいたあの日?」
後輩「映画見に行った日です」
先輩「今度はガンダム観に行こうか」
後輩「君に届けがいいです」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:02:31.97 ID:9WaE1JAj0
先輩「あ、もう六時か。部活終わり」
後輩「図書室でしゃべってるだけですけどね。私たち帰宅部」
先輩「いーの。部活動なんだよ」
後輩「なに部なんですか?」
先輩「コミュニケーション部」
後輩「私は友達たくさんいるので」
先輩「お、俺だっているし!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:05:20.16 ID:9WaE1JAj0
後輩「それじゃあ先輩。また明日」
先輩「夕焼け小焼けでまた明日。バイバイ」
後輩「あ、後友ちゃん」
後友「あれ?後輩?帰宅部なのに、なんで?」
後輩「先輩と残ってしゃべってた」
後友「あー、あの先輩」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:09:12.29 ID:9WaE1JAj0
後友「あの、友達いなさそうな」
後輩「い、いるよ!・・・・・・たぶん」
後友「自信なさげだね。そういえば、付き合ってるの?」
後輩「ううん。お友達っす」
後友「付き合わないの?」
後輩「いやぁ、なかなか難しくて。振られたらヤだし」
後友「振られないと思うけどなぁ」
後輩「仲がいいから付き合うわけじゃないし、話してないからといって付き合わないわけじゃない」
後輩「先輩と、クラスメートの告白現場を覗き見してたときに先輩が言ってた」
後友「あんたらなにやってんの」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:12:41.17 ID:9WaE1JAj0
後輩「私は好きなんだけど、先輩はどうかなぁ」
後友「当たって砕けろ。告白しなよ」
後輩「人事だと思いやがってぇ・・・プラチナむかつく!」
後友「なにそれ」
後輩「先輩が見てたアニメキャラのセリフ。真似したら喜んでた」
後友「やっぱ告白やめといたら?」
後輩「あはは……まあ、チャンスがあったらがんばるよ」
後友「がんばれがんばれ。あたしにはそう関係ないし」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:17:54.24 ID:9WaE1JAj0
先輩「ゆーやけ、こやけでー、またあーしーたー、イェー!」
女 「また、変な歌を歌ってるなぁ」
先輩「お、よぉ、女。私服もかわいいね」
女 「はいはい。今帰りなんだ、遅いね」
先輩「後輩としゃべってたからな」
女 「ああ、あの子と。いい加減脅すのやめなさいよ」
先輩「脅してない!いわれのないことを言うのはやめてくれよ」
女 「ふふっ。でもアンタ、友達いないでしょ?男子の中じゃ、そういわれてるわよ」
先輩「嘘だろ?ははっ、やめてくれよマイハニー」
女 「あんたのハニーになった記憶はない。まあ、冗談交じりで言われるくらいね」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:22:46.03 ID:9WaE1JAj0
先輩「まじかよ……」
女 「いいじゃない、言わせておけば。どうせ、後半年もすればさよならよ」
先輩「そうだけどね。仲良くしたいよね?」
女 「ね?とかいわれても困るんだけど……あ、わたしこっちだから」
先輩「おう。あ、そうだ。さよなら三角」
女 「また懐かしいものを。また来て四角」
先輩「子供のころ、帰り際によく言ってなー」
女 「腐れ縁も怖いわね。それじゃ、また明日」
先輩「おう。また明日」
先輩「俺って友達いなかったのか……ひい、ふう……よし、両手くらいはいる」
先輩「今日もいい日だった。気がする」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:33:21.22 ID:9WaE1JAj0
後輩「あ、先輩」
先輩「おう、後輩。と……」
後友「後友です」
先輩「あ、先輩です。よろしく」
後輩「一人で学食ですか?」
先輩「まあ、なぁ……」
後輩(先輩誘っていい?)
後友(言うと思った。好きにして)
後輩(ありがと)
後輩「じゃあ、一緒に食べましょうよ」
後友「そうしませんか?」
先輩「うーん……ま、迷惑じゃなければ」
後輩「迷惑じゃないですって。どうぞどうぞ」
先輩「悪いな。ありがとう」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:40:07.22 ID:9WaE1JAj0
先輩「なんか、いいよな。学食。俺、学食あるからこの高校受けたんだよ」
後輩「アホな理由ですね。怒られなかったんですか?」
先輩「上手いこと誤魔化した。多分、言ったら叱られてたな」
後輩「そりゃあ、怒ると思いますよ」
後友(話に入れん……)
後輩「あ、今度のお休み、映画観にいきましょうよ。ちょうど千円の日ですし」
先輩「あー、そうだな。ガンダム観ようぜ」
後輩「君に届けですって!」
先輩「へん!どうせ男と女がくっついて終わりじゃねえか!」
後輩「ガンダムなんて、トランザムしてライザーソードして終わりですよ!」
先輩「おいおい、クアンタなめてもらっちゃ困るなぁ。GNビットソードっつうものが……」
後輩「はいはい、ファンネルでしょ、どーせ」
後友(超空気)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:44:59.47 ID:9WaE1JAj0
女 「ガンダムガンダムうるさいわよ」
先輩「あた。女か。聞いてくれよ、後輩がクアンタを馬鹿にするんだ!」
女 「サバーニャの武装なんて、ヴァーダントのパクリじゃない」
先輩「裏切ったな、女!」
後輩(誰?この人……?)
女 「後輩さんかしら?この馬鹿から聞いてるわ。悪いんだけど、学食混んでて……座らせてもらってもいい?」
後輩「はい…どうぞ」
女 「ごめんね。ありがとう」
先輩「いいじゃん、サバーニャ。ヴァーダントじゃねーよ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:50:33.70 ID:9WaE1JAj0
女 「そんなことより、今度の模試。勉強どう?」
先輩「あー、英語わかんねーな。数学は行けそ」
女 「私は物理かしら。英語は楽勝ね」
先輩「今度の日曜だっけ?判定とか、そろそろ上げていかないとやばいなー」
女 「今なに判定?私はBだけど」
先輩「B。でも気を抜くと落ちそう」
後輩「…………」
女 「アンタは英語が悪すぎるのよ。補強しなさいよ」
先輩「やってるって。ほかはいいんだからいいじゃんよ」
女 「他は本当にいいんだけどね…」
後輩(何なの、この人。いきなり来て……せっかく先輩と二人きりだったのに!)
後友(友情とは儚いねぇ……)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:57:10.37 ID:9WaE1JAj0
女 「土曜日、一緒に勉強しない?」
先輩「あー、お前英語できるもんなぁ」
女 「アンタは物理ができるしね」
後輩「!」
先輩「でも、悪いな。やめとくよ」
先輩「用事があるんだ、その日」
女 「そう。なら仕方ないわね」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:06:54.26 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩!」
先輩「うわ、いきなりなんだ。昼に相席したこと、実は怒ってたのか?」
後輩「いえ、別にです。映画はガンダムでいいですよ」
先輩「え?マジで?ダブルオーでいいの?」
後輩「はい。ガンダム観ましょう」
先輩「やったー!さすが後輩、話がわかる!大好き!」
後輩「っ!」
後輩「私も先輩のこと好きですよ」
先輩「やったね、相思相愛!で、いつに待ち合わせる?」
後輩(やっぱ冗談か)
後輩「いつもどおりでいいんじゃないですかね」
先輩「オッケー。いやあ、楽しみだねえ」
後輩「そうですね。ところで、先輩」
先輩「なに?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:11:47.62 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩は、今。眠いはずです」
先輩「はい?」
後輩「先輩は、今、眠い。そうですよね?」ゴゴゴ
先輩(プレッシャーが…ニュータイプか!)
先輩「はい、なんだか眠いです」
後輩「そうですか。寝るとなったら枕が必要ですよね?」
先輩「いや、別に……別に必要です!」
先輩(なんだか怖いっす)
後輩「でも、枕なんて図書室にはありませんね。仕方がないですね」
後輩「私が、ひ、膝枕してあげますから。こっち来て下さい」
先輩「いきなりなにいってんのこの子!」
後輩「いいから!ほら早く!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:15:15.39 ID:9WaE1JAj0
後輩「椅子を並べて……はい、どうぞ」
先輩(どうしてこうなった……)ゴロン
後輩(きゃー、先輩が、先輩が私の膝の上に!)
先輩「柔らか……いい匂いもする……」
後輩「セクハラですね、先輩」
先輩「いやそんなつもりでは。て、ゆーか。後輩顔真っ赤」
後輩「うるさいですよ。早く寝てください」ビシッ
先輩「いてぇ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:18:00.00 ID:9WaE1JAj0
しばらく後
先輩「zzzzzzzzマジンガーz」
後輩「寝ちゃいましたか。かわいい寝顔」ナデナデ
後輩「新校舎に図書室ができてよかった。旧図書室なんて、誰も来ない」
後輩「本もないし、薄暗いし、机もひとつしかないから当然かな」
後輩「本当は鍵もかかってるんだし」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:23:23.26 ID:9WaE1JAj0
「zzzzzzzzzzzzマン」
嬉しかった。
こうやって、放課後私と話してくれていることも。
先輩は、受験があるのに。こうやって、私と遊んでくれる。
模試の前日も私と遊んでくれる。きっと、先輩のことだから。
帰ってからはずっと勉強して、私と遊ぶ時間を作ってくれてるんだ。
今日のお昼で、それを意識した。
だからこれは、ちょっとしたお返し。お礼。なっているかは、わからないけど。
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz旗」
ゆっくりと頭をなでていると、なんだか幸せ。
ああ、私はこの人が好きなんだなぁ。
「先輩、好きです。付き合ってください」
返事はない。それでいい。今度のお休みに、告白しよう。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:30:06.66 ID:9WaE1JAj0
後輩「最悪ですよ!先輩!馬鹿!馬鹿!エロス!スケベ!」
先輩「すみませんでした……」ボロボロ
後輩「ちょっと優しくしてあげたら!あんなことして!」
先輩「だって、目が覚めたら後輩が寝てて、後輩がスカートだったから、つい……」
後輩「つい、でスカートめくって人のパンツ覗き見するな!この性犯罪者!」バキ
先輩「ぐはっ!覗いてない!スカートそーっと、少しだけ持ち上げてただけ!暗くて見えなかった!」
後輩「そうなんですか?よかった。今日は地味なやつでしたし」
先輩「いや、水色は地味じゃないと思うし、リボンとかついててかわいいと思うよ」
後輩「覗いてんじゃないですか!変態!変態!変態!変態!」ドゴドゴドゴドゴ
先輩「やめっ、やめて!そんな足で連打蹴りしないでくれ!ああ、なんか目覚めそう!」
後輩「目覚めるな!永眠しろ!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:37:03.14 ID:9WaE1JAj0
女 「またこんな時間にあったね。どうしたの?顔。汚いよ」
先輩「それは俺のことを不細工といっているように聞こえなくもないからやめてくれ」
女 「……どうしたの?顔が不細工だけど」
先輩「喧嘩売ってんだなそうなんだな!だったら買ってやる!」
女 「税込み五万円です」
先輩「高い!ぼったくりだ!後輩ならタダで押し売りしてくれたのに!」
女 「人はそれを襲われたとか言うわね。なに?後輩にやられたの?」
先輩「足蹴にされたんだ。ハァハァ」
女 「興奮すんな。どうしてそんなことされたの?」
先輩「スカートめくってパンツ見た」
女 「死刑ものね。さようなら性犯罪者」
先輩「うう。ほんの気の迷いなんですよ」
女 「みんなそういう」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:43:26.35 ID:9WaE1JAj0
女 「でもホント、そういうことされると怖いのよ」
先輩「怖い?」
女 「そうよ。わたしだって怖い。アンタとわたしは割と仲がいいと思うわ。友達と考えてる」
先輩「うんうん」
女 「でも、そういうことされると、「友達」のアンタが「男」のアンタになっちゃうのよ」
先輩「?」
女 「要は。体に危険を感じちゃうの。襲われるってね。胸をちらちら見るとかならまだしも、スカートめくられるのは……」
先輩「………」
女 「わかった?ちゃんと謝っときなさいよ。許してもらえなかったら、あきらめなさい」
先輩「うわー、どうしよ……」
女 「まあ、許してもらえなかったら慰めてあげるから」
先輩「パンツ見せてくれるってこと?」
女 「死ね」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:48:16.53 ID:9WaE1JAj0
先輩「ヤバイなぁ……くそ、一時の迷いで……」
女 「まあ、自業自得ってやつよ」
先輩「今から謝ってくる!走れば追いつくはず!」ダッ
女 「言ってらっしゃい。なんちゃって」
女 「何いってんだろ、わたし。かえろ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:52:19.71 ID:9WaE1JAj0
後輩(うっわー。先輩にパンツ見られちゃった!)
後輩(変なシミとかついてなかったかな?どのくらい見られたんだろう!?)
後輩(私の体に欲情したってことかな?きゃー!きゃー!きゃー!)
後輩(先輩こういうパンツ好きなのかな?今度からこういうの買おうかな?)
先輩「後輩!」
後輩「ん?あ、先輩!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:59:36.54 ID:9WaE1JAj0
先輩「ハァ、ハァ、ハァ……」
後輩「どうしたんですか?先輩、足は速いけれど体力ないんですから」
先輩「ゴメン!本当に悪かった!」
後輩「うぇ!?いきなりなんですか?」
先輩「その、パンツ……」
後輩「ああ、そのことですか。さっき許してあげたじゃないですか」
先輩「でも、それでもゴメン。もう俺と会いたくないなら、俺はもう会わないようにするし…」
後輩「ちょ、ちょっと、先輩どうしたんですか!?なんでそんな、重大に……」
先輩「女と会って…かくかくしかじか……と」
後輩「なるほど…訳はわかりましたけど、そんな、おおげさですよ、先輩」
後輩「パンツ見られたくらいじゃ、先輩のこと嫌いになりませんよ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:06:36.19 ID:9WaE1JAj0
先輩「無理して言ってないか?」
後輩「しつこいですよ。いいって言ったらいいんです」
先輩「そっかー。よかったー」
後輩「それにしても、先輩。どうでしたか?私のぱんつ。興奮しました?」
先輩「はっ!?何言ってんの?」
後輩「だって、スカートめくって見る位ですし。他の女の子にも同じことしてるなら話は別ですけど」
先輩「あー、そんなことはしてないよ」
後輩「よかった。で、どうなんです?」
先輩「そんなことはどうでもいいじゃんよ」
後輩「よくないですよ。私は見られたのを許してあげたのに。ああ、足が勝手に警察へ」
先輩「ごめんなさいでしたぁー!言わせていただきますー!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:11:11.43 ID:9WaE1JAj0
先輩「肌もきれいで、太ももエロくて、ぱんつもエロくて興奮しました」
後輩「別にしたかしてないかでよかったんですけど」
先輩「うわああああああああああああああああ」
後輩「あははっ、それじゃあ、また明日です。先輩」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:19:01.94 ID:9WaE1JAj0
あっという間にお休みに。
後輩「あ、待たせてすみません。先輩」
先輩「いや、まだ時間前だし。平気平気」
後輩「晴れてよかったですね。あったかい」
先輩「暑くはないよな。いい天気だ」
後輩「……先輩、どうです?この服」
先輩「うーん……可愛いよ。俺、スカート好きだし」
後輩「えへへ。ありがとうございます。それに……」
先輩「?」
後輩「ぱんつ。先輩が覗いた水色のぱんつですよ」ボソッ
先輩「~~~~ッ!!!」
後輩「あはは。顔真っ赤。ほら、行きましょうよ」グイッ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:25:20.81 ID:9WaE1JAj0
後輩「ダブルオーは、先輩にDVD見せられたやつですね」
先輩「そ、そうだな」
後輩「そういえば、ルイスっていたじゃないですか。兵士になった金髪の」
先輩「そ、そうだな」
後輩「私がルイスみたいになったら、先輩は沙慈みたく追っかけてきてくれますかね?」
先輩「そ、そうだな」
後輩「そうなんですか。あははっ、なんだか嬉しいです」
先輩「そ、そうだな」
先輩(何で腕組んでるんだって言うか、何でちょっと引っ付いたまま歩いてんのっていうか、胸意外と大きいねって言うか)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:29:07.78 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩、映画何時からですか?」
先輩「えっと、まだちょっとあるな。そこの、喫茶店でも入るか」
後輩「そうですね」
先輩「ネットでチケットは予約してあるから平気。遅く行って、へんな席で見ることはない」
後輩「準備がいいですね」ギュウッ
先輩(何でもっと引っ付いてくるのこの子!トランザムしそうですよ!)
先輩「さあ、とっとと入ろうぜ(席に座っちまえば離れれるし)」
カランコローン
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:33:38.05 ID:9WaE1JAj0
店員「いらっしゃいませ!二名様でよろしいですか?」
先輩「はい、二名で」
店員「本日、カップルフェアでして、お付き合いされていらっしゃる方にサービスをしておりますが、お二人様は?」
先輩「いや、ちが後輩「付き合ってます!」ギュウウッ
店員「わかりました。それでは、こちらへどうぞ」
後輩「はーい。さ、いきましょう、先輩」
先輩「ああ、うん」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:38:30.58 ID:9WaE1JAj0
店員「それでは、特別メニューをお持ちしますので。ごゆっくりどうぞ」
後輩「特別メニューですよ、先輩。何でしょうね?」
先輩「さあなあ。なんだろうな」
後輩「あれ?知らないんですか?てっきり先輩は、知っててこのお店にしたのかと」
先輩「いいや、知らなかった。適当に選んだだけだったし」
後輩「そうなんですか。でも、ここにしてよかったですね」
先輩(なんだか今日は押しが強いぞ……なんで?)
先輩(それにしても……けっこう大きかったんだなぁ)
後輩「どこみてるんですかぁ、先輩」
先輩「べ、別に?」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:44:33.15 ID:9WaE1JAj0
後輩「ふふっ、胸、見てたじゃないですか」
後輩「えへ、ちょっと自信あるんですよ。クラスでも、けっこうおっきい方なんですよ」
先輩「やめ、手組んで強調するなって。はしたない子は嫌いです!」
後輩「……すみません。調子に乗りました」
店員「失礼しまーす。特別メニューのケーキセットです」
店員「それでは、ごゆっくりどうぞ」
先輩「俺には、ベリータルトか。それとアイスコーヒー」
後輩「私にはチョコレートケーキとりんごジュースですね」
先輩「そんで、フォークが一本」
後輩「ああ、そっか……」
先輩「すんませーん、フォーク足りないんですけどー」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:49:31.01 ID:9WaE1JAj0
店員「はい?いいえ、ちゃんと一本おきましたよね?」
先輩「いや、二本いるじゃないですか」
店員「いいえ、カップルメニューなので。フォークは一本のみです」
先輩「はぁ?」
後輩「すみません、ちょっとまだこの人理解してなくって。大丈夫ですから。手間かけてすみません」
店員「がんばってくださいね。失礼します」
先輩「何で帰しちゃうんだよ」
後輩「先輩、あーん、ですよ」
先輩「?」
後輩「ベリータルトって、どっちかと言えば私向けでしょう?チョコレートケーキは、先輩向け」
先輩「……まあ。ってことは、そういうことか?」
後輩「はい。そういうことです」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:53:34.71 ID:9WaE1JAj0
後輩「はーい。先輩。あーん」
先輩「…………あー」
後輩「そんな嫌そうにしないでくださいよ。それとも実際、私じゃ嫌ですか?」
先輩「いやいやいや……恥ずかしいんだよ。後輩も、やられてみればわかる」
後輩「じゃあ、私が先に食べますよ。はい、フォーク」
先輩「よーし。ほら」
後輩「……」
先輩「ほら、口開けろって。ははっ、やっぱり恥ずかしくなったんだろ?」
後輩「あーんって、言って下さいよ」
先輩「……え?」
後輩「あーんって言ってくれなきゃ、嫌です」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:56:59.17 ID:9WaE1JAj0
先輩「あ、あーん……」
後輩「あーん」パクッ
先輩(くっそ、躊躇いがない!)
後輩「うわぁ、おいしい。このタルト」
後輩「先輩に食べさせてもらったからですかね?」
先輩(あああもう何でこんな可愛いこと言うんだよおおおおお)
後輩「次は私の番ですね」カチャカチャ
先輩「しまった」
後輩「はい、あーん」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:01:35.01 ID:9WaE1JAj0
先輩「……あーん」パク
後輩「おいしいですか?」
先輩「おいしいな。チョコレートムースは甘いけど、ソースは苦め。このハーモニーが……」
後輩「おいしいですか?」
先輩「おいしいってば」
後輩「おいしくなかったんですね……」ショボン
先輩「……くそう」
先輩「おいしかったなー。後輩が食べさせてくれたからかなー」
後輩「……!」パァッ
後輩「えへへへ……」テレテレ
後輩「ささ、次は先輩の番ですよ」
先輩「あー、はいはい」
先輩「ほら、あ、あーん」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:04:35.26 ID:9WaE1JAj0
後輩「あーん」パクリ
先輩(なんだかこの、目を閉じて口をあけているというのはエロイな。いやいやだめだめ)
後輩「そういえば、フォーク一本ですし、お互い咥えましたから、間接キスですね」
先輩「何一点の」
後輩「先輩こそ何言ってるんですか?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:12:51.36 ID:9WaE1JAj0
店員「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております!」
先輩(絶対もう行かん!)
後輩(ぜったいまた行こう!)
後輩「じゃあ、ガンダムですね」スッ
先輩「ああ!やっとクアンタが見れるぜ!」
先輩(ってまたさりげなくくっつかれてる!)
後輩「今のお店。よかったですね」
先輩「よくなかった!」
後輩「何でですか?食べさせあいっこ。私は、楽しかったし、嬉しかったですよ?」
後輩「やっぱり、嫌でしたか?私の彼氏に見られて、あーゆーことするのは」ジー
先輩「(上目遣い反則!)いやまあそのなんだ。嫌じゃないけどハズイしヤダ」
後輩「じゃあ二人きりのときならいいんですか?」
先輩「そーゆー問題でもないでしょーが」
後輩「私もいつか、あーやってイチャイチャする素敵な人を見つけるんですかね?」
先輩「そうだなぁ。後輩は可愛いし。すぐ見つかるだろうよ」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:19:43.13 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩も、そういう彼女が見つかりますよ」
先輩「ダメダメ。俺みたいなやつには、見つからないよ」
先輩「宝くじの一等当てるほうが簡単だ」
後輩「じゃあ、私の素敵な人も当分見つかりませんね」
先輩「なんでよ?」
後輩「素敵な人が見つかっちゃったら、先輩一人になっちゃいますからね。先輩にいい人が見つかるまで、私が相手してあげます」
後輩「なーんて、ちょっとあつかましいですかね?」ニコッ
先輩「……ははっ」
先輩「可哀想に。そんなこといったばっかりに、後輩は一生独り身か」
後輩「そんなことにはならないですよ~。絶対にね」
後輩(だって、私の素敵な人が見つかったら、先輩の……いい人、かなぁ私……も見つかるんですから)
先輩(そうだよなぁ……後輩も、好きな人くらい作るよなぁ……こうして後輩と出かけるのも、もうそんなにないのかもなぁ)
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:32:44.45 ID:9WaE1JAj0
先輩「じゃ、チケット買ってくる」
後輩「はい」
後輩「ふぅー。くっついてると緊張する。どきどきしてたのばれてないかな」
後輩「帰ったら、ガンダム観とかないと。弟がDVD買ってたよね」
後輩「先輩の趣味について知っておけば、話の種にもなるし」
先輩「放課後とか、あんまり縛らないほうがいいのかなぁ」
先輩「俺のせいで誘いとか断ってんのかなぁ」
先輩「だったら、あんまりこうやって遊びに行くのもだめかなぁ」
後輩「今日はいっぱい楽しんで、明日からはもっと楽しくしよう」
先輩「今日はいっぱい楽しんで、明日からはちょっと距離はなすか」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:38:41.96 ID:9WaE1JAj0
先輩「ほい、チケット」
後輩「あ、お金……」
先輩「いいよ、おごっちゃる。千円の日だし、俺が見たかったガンダムだし」
後輩「……ありがとうございます」
先輩「ポップコーンはおごらないぜ」
後輩「じゃあ、私が買いますよ。ジュースはコーラでいいんですよね?」タタッ
先輩「塩ポップコーンとコーラ。定番にして鉄板だよな」
後輩「なんどか来ましたからね。先輩の好みはわかってますよ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:44:51.09 ID:9WaE1JAj0
先輩「えーと……席はここか」
後輩「私は、こっちの隣ですね」
先輩「わくわくするなぁ……」
後輩「そうですね!どきどきします」
映画上映中
「異星体の名前はエルスです」
「トランザム!」
「刹那!どうしてここに!?」
「リボンズ・アルマーク!?」
「クアンタが切り札になるかもしれない」
「ティエリア・アーデさんが大好きです!」
終わり。面白かったよ。観にいってない人は行こう!
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:49:10.91 ID:9WaE1JAj0
先輩「面白かったなぁ」
後輩「せっちゃん後半死んでましたけどね」
先輩「クアンタそうでてこなかったけどな」
後輩「でも面白かったです」
先輩「ああ、面白かった。さて、これからどうする?」
後輩「買い物しに行きましょうよ。服が見たいです!」
先輩「服ねえ。ま、いいか。行こうか」
後輩「はい。行きましょう」スッ
後輩「先輩、なんだかどきどきしてますね」
先輩「!……いや、ガンダム観た後だからだな」
先輩(後輩がくっついてくるのを期待してたからだなんていえない……やわらかい感触ががが)
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:58:10.18 ID:9WaE1JAj0
後輩「これなんてどうですか?」
先輩「いいんでないの?」
後輩「こっちのほうが可愛いかなぁ?」
先輩「ふぁ~あ」
後輩「ジーンズって私に似合いますか?」
先輩「いけるいける」
後輩「もう!ちゃんと見ていてくださいよ」
先輩「もう二時間だからなぁ。ちょっとだれるわ」
後輩「……それもそうですね」
後輩「じゃあ、これとこれ。どっちがいいですか?」
先輩「うーん、じゃ、こっち」
後輩「わかりました」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:03:48.53 ID:9WaE1JAj0
先輩「今日は遊んだなぁ。もう七時か」
後輩「今日はとっても楽しかったです。ありがとうございました」
後輩「それで……聞いてほしいことがあるんです」
先輩「なに?改まって……」
先輩(実は彼氏いるんです、とかか?)
後輩「ずっと、言おうとおもってて……でも、今まで言えなかったんです」
後輩「怖かったし……何より、先輩との関係を壊すのが嫌でした」
先輩「……」
後輩「ごめんなさい、ちょっと、緊張してて……冗談じゃないですから。真剣に聞いてくださいね」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:08:05.87 ID:9WaE1JAj0
後輩「私……私。先輩のこと、好きです……」
後輩「よかったら、付き合ってください!」
先輩「ええっ!?」
後輩「私、ずっと好きだったんです。じゃなきゃ、くっついたりとか、あーんしたりとか、しませんよ」
後輩「あのう、返事、お願いします……」
先輩「……これから、忙しくなるんだ」
先輩「面接練習、小論文に、受験勉強。あんまりあえなくなるかもしれない」
後輩「………うう」
先輩「それでもいいなら、付き合おう。ってゆーか、付き合ってください!俺も後輩のこと、好きです!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:12:47.58 ID:9WaE1JAj0
後輩「……あは。あはは。よかった……」
後輩「つき合わせてください!」ダキッ
先輩「おっと。はは、なんか、嬉しいなぁ」
後輩「私だって、嬉しいです」ギュウー
先輩「喫茶店出た後、恋人がうんたら、って言う話しただろ?あのときさ、後輩が離れてくって思ったら、嫌だったんだ」
先輩「まさか、後輩から告白されるとは思わなかったけどな」
後輩「………」キュウ
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:21:19.47 ID:9WaE1JAj0
後輩「えーっと」
女 「ん?後輩さん?どうしたの?」
後輩「あの、先輩いますか?」
女 「うん、いるよ。おーい」
先輩「何だよ?おっ、後輩」
女 「それじゃあね」
後輩「ありがとうございました。先輩、お昼食べに行きましょう」
先輩「そうだな。腹も減ったし」
後輩「おべんと。作ってきましたから」
先輩「マジで!?うわあ、ありがとう!」
後輩「えへへ。屋上行きましょう」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:26:34.39 ID:9WaE1JAj0
後輩「おいしくなかったら言ってくださいね」
先輩「オッケー」
後輩「はい、あーん」
先輩「あー」
先輩「ん……うまいな」
後輩「よかった。こっちも食べてください」
先輩「あー」
後輩「先輩のほうが、あーん好きになっちゃいましたね」
先輩「んぐんぐ。うまい」
後輩「私にも、食べさせてください。あーん」
先輩「ほら、あーん」
後輩「んぐんぐ。よかった、おいしい」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:31:27.60 ID:9WaE1JAj0
先輩「ごちそうさまでした」
後輩「はい、おそまつさまでした」
先輩「眠くなってきたなー」
後輩「はいはい。どうぞ」
先輩「あんがと」ポフッ
後輩「先輩って、けっこうあまえんぼですね」ナデナデ
先輩「後輩が甘えられ体質なんだよ。俺は悪くない」
後輩「そうなんですか?だったら、仕方がないかもしれませんね」ナデリナデリ
先輩「後輩だって、甘えたかったら甘えればいい」
後輩「そうですか……それじゃあ」チュッ
先輩「っ……」
後輩「私、体、柔らかいでしょう?」
先輩(やわらかかった……胸が)
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:34:53.73 ID:9WaE1JAj0
後輩「ちょっと、照れますね……」
先輩「……」
後輩「黙らないでくださいよ……恥ずかしくなってくるじゃないですか」
先輩「俺からも」チュッ
後輩「んっ……」
先輩「やっぱ、恥ずかしいな……」
後輩「嬉しかったですけど……なれませんね」
先輩「慣れないほうが、幸せでいいよ」
後輩「恥ずかしいこといわないでくださいよ……」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:41:59.81 ID:9WaE1JAj0
女 「後輩さんと付き合ってるって本当?」
先輩「ん、本当」
女 「ふーん……男子が賭けてたわよ。一番人気は一ヶ月」
先輩「何が?」
女 「別れるの。私も賭けてこようかしら」
先輩「やめろよ。それに、別れないし!」
女 「あんまりエッチなことばかりしてちゃだめよ」
女 「やればできるんだから」
先輩「……ま、気いつける」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:46:42.69 ID:9WaE1JAj0
先生「お前、最近伸び悩んでるな」
先輩「はぁ……」
先生「英語さえよくなれば、お前は安心なんだがなぁ」
先輩「………」
先生「とにかく、あんまり遊ばないようにして、放課後の補習にもでろよ」
先輩「う……はい」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:51:11.66 ID:9WaE1JAj0
放課後 旧図書室
先輩「そーゆーわけだからさ……ごめんね」
後輩「いいえ、いいですよ。わかってたことですし」
先輩「ホント、悪いな……」
後輩「あのう……先輩。そんなに気を落とさないでくださいよ」
後輩「……明日から、あんまり会えないんですよね?」
先輩「昼は昼であるからなぁ……そうなるな」
後輩「だったら……ちょっとだけですけど。先輩の喜ぶことしてあげますね」
スキップしますか?
ニア はい
いいえ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:05:02.82 ID:9WaE1JAj0
先輩「なんだよ、喜ぶことって……」
後輩「舐めて、あげます。先輩、喜んでくれますか?」ジー
先輩「そりゃあ、嬉しいけど」
後輩「よかった……」サスリサスリ
後輩「初めてだから……だめなところがあったら言ってください」パク
先輩「うあ……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:09:24.59 ID:9WaE1JAj0
後輩「んっ、ちゅぷ、んっ、んんんっ……」
先輩「うわぁ、気持ちいい……」
後輩「ぷはっ、先輩の……おっきいですね」ペロペロ
先輩「たったままじゃ、きついから、座っていい?」
後輩「どうぞ」
先輩「それにしても、こんなこと……だとは」
後輩「こうやって…しごいたりしてもいいんですよね?」シュッシュッ
先輩「ああ、いいよ……」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:12:58.50 ID:9WaE1JAj0
先輩(後輩が、ひざまずいて、俺のを舐めてくれる……」
後輩「んっ、ちゅぷ、んんっ、ん、ん、ちゅぷっ」
後輩「先っぽ、いいですか?」チュプチュプ
先輩「うん……いいよ」
後輩「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅぷっ、んん、んん、んっ!」
後輩「ぷはっ、今度は、手で…」シュッシュッ、ペロペロ
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:16:47.80 ID:9WaE1JAj0
ちなみに、俺が書くものでエロがなかったものはない。
先輩「そろそろ、出そうだ……」
後輩「どうすれば、いいんですか?」ペロペロ
先輩「嫌じゃなかったら……飲んでくれ」
後輩「わかりました。んぐっ……」
後輩「ちゅ、ちゅぷ、ん、ん、んちゅ、はぁっ、んんんっ」ペロペロ
先輩「く…ぅっ」
後輩「んん、はぁ、ん、ん、ちゅう、はぁ、んん、ちゅちゅちゅ、ちゅぷっ」ペロペロ
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:19:57.28 ID:9WaE1JAj0
先輩「あ、でるっ」
どぴゅっ、ぴゅっ、どくどくどく
後輩「んん、あっ、んんん……」コクコク
後輩「ケホッ、ケホッ。苦い、です……」
先輩「よかったよ。ありがとう」
後輩「お勉強、がんばってくださいね」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:25:14.11 ID:9WaE1JAj0
一週間後。
後輩「あんまり先輩に会えないなぁ……」
後輩「メールだって、そんなにできないし……」
男 「後輩さん!一緒に帰らない?俺カラオケの割引券もってるし!」
後輩「ごめん、私付き合ってる人いるから。さよなら」
男 「あ!ちぇっ、もう付き合ってる人いるのかよ……」
男友「あーあー。振られてやんの」
男 「うっさいな。後輩さんはもう付き合ってる人いるからしゃーないの」
男友「ああ、先輩さんね」
男 「知ってんの!?」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:30:19.67 ID:9WaE1JAj0
男友「まあな。ひとつ上の……受験生。朝から夜までみっちりやってる。優等生なんだとよ」
男 「へー。あれ?ってーことは後輩さん、その先輩とやらと帰るわけじゃないのか」
男友「そーだろうな。それだけ、先輩さんのことが好きなんだろうよ」
男 「へー。一途だなぁ。それに比べて、他の女子は……」
男 「後輩さんと付き合いたいなぁ」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:35:31.15 ID:9WaE1JAj0
次の日
男友「なあ、後輩ちゃん。一緒にカラオケいかね?」
後輩「二人で?」
男友「ううん。男とークラ女とか。何人かと」
後輩「うーん……いいよ。今日?」
男友「いいや、今度の休み」
後輩「わかった」
男友「これでいいんだろ?」
男 「オッケーだよ」
男友「なんつーか、無理やりするなよ?」
男 「しねーっつの」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:40:05.99 ID:9WaE1JAj0
休み
後輩「あれ?他の人は?」
男 「なんか、みんなだめになったってさ」
後輩「ふぅん……」
後輩(ハメられたのかな……?)
男 「まあいいや、いこうぜ」スタスタ
後輩「うん……」
後輩(足、速いよっ……)
男 「おっそいなぁ。早く早く!」
後輩「うん……」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:43:39.04 ID:9WaE1JAj0
男 「お、ここだ、ここ」
後輩「はぁ、はぁ……」
男 「さ、早く早く」
後輩「………」
男 「さーて、歌うぜ!」
後輩(来なければよかった)
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:51:48.38 ID:9WaE1JAj0
後輩(一人でずっと歌ってる……しかもへたくそ)
男 (へっ、アピールは十分……)
男 「なあ、後輩ちゃん。俺とつきあわね?」
後輩「嫌です。私はもう、付き合っている人がいますから」
男 「じゃあ、あれだ。セフレ!セフレでいいからさ」
男 「どーせ、やりまくってんでしょ?いいじゃんよ」
男 「一緒に気持ちいいことしようぜ」ヌギ
後輩「やめてよ!」バシッ
後輩「さよなら!」
男 「逃げられた……だが、あきらめねえゼ」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:57:33.16 ID:9WaE1JAj0
後輩「もしもし?先輩?先輩ですか?」
先輩「どうした?あわててるみたいだけど」
後輩「ごめんなさい、先輩」
先輩「いったいどうした?」
後輩「私、先輩が勉強してるのに、友達と遊ぶ約束しちゃって……罰が当たったんです」
先輩(要領を得ない)
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:01:04.24 ID:9WaE1JAj0
男 「おっ、いたいた。人通りは……よっし、ない」
後輩「はい、ええ……よかったですね!」
男 「ああ、よかったさ!」ガバァ
後輩「きゃあっ!」
ドサッ
男 「まーったく、人が下手に出てればよぉ!」ボコッ
後輩「いたっ、や、やめて!」バタバタ
男 「お前がさあ、悪いんだっての!」ドコッ
後輩「あっ……げほっ」
男 「いいとこはいったねぇ」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:04:18.51 ID:9WaE1JAj0
後輩(携帯……どっかいっちゃった。先輩……)
男 「やっとおとなしくなったか。それじゃ……」
後輩「やだっ!」ドン!
男 「おっと」ドサ
後輩「携帯っ!」タッ
男 「ちっ」
後輩「もしもし!?先輩!助けてください!男に、襲われそうです!」
先輩「おい!大丈夫なのかよ!」
男 「くそう、分が悪い……」タタタッ
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:06:37.77 ID:9WaE1JAj0
次の日
先生「後輩は、今日は休みか」
男友「せんせー、男もやすみでーす」
先生「あいつはどうせサボりだ」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:11:37.47 ID:9WaE1JAj0
男 「で、その女がですよぉ……」
ガラの悪い人「……」
男 「だから、ヤッちまいたいんですよぉ」
悪人「……」
男 「あのぉ、聞いてくれてます?」
悪人「うるさいな」バキッ
男 「うがっ!」
男 「な、何で?」
悪人「最近のカラオケボックスには防犯カメラ設置のところもある……」
悪人「お前が行ったところはそうだ……」
悪人「それに、襲い掛かったんだって?顔を殴った?暴行だ」
悪人「訴えられててみろ。捕まるぞ」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:15:53.95 ID:9WaE1JAj0
男 「そんなわけが……大体、ろくに動いてくれませんよ、サツなんて」
悪人「お前、最近色々やってるだろ……サツも敏感になっている」
悪人「それに、昔と違って今は動いてくれるようにもなっている」
男 「で、でも俺、未成年っすよ!」
悪人「少年院があるだろうが」
男 「じ、示談……」
悪人「クソみてえなお前のために、誰が金をだすってんだ」
男 「で、でも、訴えてないかも……」
悪人「まあ、その可能性はあるがな」
男 「くっそー。あのアマァァァ!」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:19:39.48 ID:9WaE1JAj0
ぴんぽーん
サツ「すいませーん。こちらに、男さんはいらっしゃいますかー?」
男 「ひいいいい!」
悪人「いますよー。ほら。あきらめな」
男 「いやだあああああああ!」
悪人「さよなら」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:25:13.49 ID:9WaE1JAj0
後輩「学校。サボっちゃいましたね」
先輩「そうだな」
後輩「男。捕まってるでしょうか。昨日、訴えたんですけれど」
先輩「捕まってるさ。逃げ場なんてないよ。逃げもしないだろうし」
後輩「そうですね」
先輩「後輩に何事もなくて、よかったよ」
後輩「……」ギュウ
後輩「もう、男のことはいいですよ……」
先輩「そうだね」ギュウ
後輩「あっ……えへへ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:27:35.57 ID:9WaE1JAj0
後輩「そういえば、せんぱい。推薦合格おめでとうございます」
先輩「これでまた、遊べるよ」
後輩「よかったなぁ……」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:44:43.45 ID:9WaE1JAj0
ぴんぽーん
後輩「先輩、来ましたよ」
ガチャ
先輩妹「はい……えっと、どちら様?」
後輩「え?ええっと、先輩の……先輩に用があって来ました、後輩といいます」
妹 「ふーん。アニキの彼女さんかぁ」
後輩「えぅ……まあ、はい……」
妹 「アニキなら今出かけてるよ。さ、あがってあがって」
後輩「お邪魔します……」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:48:18.84 ID:9WaE1JAj0
妹 「あたし、妹。よろしくね」
後輩「はい、よろしくお願いします」
妹 「後輩さんのほうが年上だから、好きに呼んでいいよ」
後輩「じゃあ、妹さんで」
妹 「アニキの言ってたとおり、礼儀正しいね」
妹 「ここ、アニキの部屋。帰ってくるまで待ってよ」
後輩「入っちゃっていいのかな?」
妹 「いいのいいの。アニキの部屋なんていっつも勝手に入ってるし」
かちゃ
後輩「結構かたづいてますね」
妹 「昨日必死で片付けてたよ」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:54:06.85 ID:9WaE1JAj0
妹 「後輩さんのこと、義姉さんって呼んでもいい?あたし、姉ちゃんほしかったんだ」
後輩「義姉さん……いいですよ。妹さん、いまいくつですか?」
妹 「高一。そういえば、今日義姉さんが寄るご飯作ってくれるって、ホント?」
後輩「えっと。嫌じゃなければ、だけど」
妹 「やったー!父さんも母さんもいつも遅くってさ。アニキの失敗料理なんてもう食べたくないよ」
妹 「カップめんも食べ飽きたし。義姉さんサイコー」
後輩「そんなに期待されると、緊張しちゃうな」
妹 「あたしも、アニキも、ビーフシチューとグラタンが好きなんだよ」
妹 「今日、それにしてくれるなら、アニキのこと、色々教えてあげる」
後輩「腕によりをかけて作りますね!」
妹 「そうこなくっちゃ!」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:00:24.79 ID:9WaE1JAj0
妹 「アニキってさ、舌がアホでね。濃い味が大好きなんだよ。しかも辛いやつで」
後輩「へえ~。そうだったんですか」
妹 「そうなの。嫌いな料理は和食でね、オムライスとか、子供が好きそうなのが大好きなんだ!」
後輩「クスクス。なんだかわかる気がします」
妹 「それでね、アニキの服の好みはね、スカートとニーソの絶対領域好き」
妹 「確かこの辺に……」ゴソゴソ
後輩「あさっちゃっていいんですか?」
妹 「いいのいいの。あ、あった。ほら」
『着衣フェチ・ニーソ絶対領域編』
『ニーソが大好き!』
『絶対!絶対領域!』
妹 「アニキ秘蔵のエロ本。最近は、後輩さんの名前呼んでるね」
後輩「うわぁ……先輩も、やっぱり男の人だなぁ……」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:03:29.88 ID:9WaE1JAj0
妹 「後は、巨乳好きかな。義姉さん、結構おっきいよね」ポヨン
後輩「あんっ」
妹 「あはっ、可愛いよ、義姉さん……」モミモミ
後輩「はぁんっ、やめっ、だめですよ」
妹 「いいじゃん、アニキなんかよりあたしの彼女になってよ……」
先輩「たっだいまー。って!何やってんだバカ妹!」
妹 「チッ!帰ってきやがった!」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:08:31.63 ID:9WaE1JAj0
後輩「……可愛い、妹さんですね」
先輩「ごめんな……あいつ、レズなんだよ……いっつも楽しそうに女子高通ってる」
妹 「義姉さん、あたしの好みにストライクすぎ!アニキ、あたしに譲って!」
先輩「バカ野郎!後輩は俺のモンだ!」ギュウッ
後輩「あっ……えへへ」
妹 「いいよいいよ。義姉さんとアニキが付き合ってる限り、あたしも義姉さんと遊べるし。浮気じゃないし!」
先輩「いいから出てけ!」
妹 「義姉さん!また遊ぼうね!」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:12:17.60 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩、ちょっと苦しいですよ」
先輩「ん?あ、ゴメン」
後輩「別に抱きしめてくれたままでもよかったのに」
先輩「いや、はずいし……」
後輩「私は恥ずかしくないですけどね」ギュッ
先輩「俺は恥ずかしいんだよ」ギュ
後輩「なんだかんだいって、抱きしめ返してくれるんですよね」
先輩「うるさいぞ……」
後輩「えへへ……先輩」
先輩「……ん」チュ
妹 「いいなぁ……あたしもチューしたいなぁ」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:15:36.66 ID:9WaE1JAj0
後輩「そういえば、先輩。ニーソ、好きなんですか?」
先輩「え?」
後輩「えっち。こんなんもってるんですもんね。私にも、こういうこと、してほしいんですか?」
先輩「あー、え?何で?妹か!」
後輩「えっちー」
先輩「ああそうだよ、男はみんな狼だー」ガバァ
後輩「きゃあん」
妹 「あたしも混ざりたい……」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:19:15.96 ID:9WaE1JAj0
帰り際
先輩「ありがとう。晩メシまで作ってもらっちゃって」
後輩「喜んでもらえてよかったです。妹さんとも仲良くなれたし」
妹 「あれ?義姉さん帰っちゃうの?」
後輩「うん。またね」
妹 「ばいばい。また、ご飯作ってね!」
先輩「気をつけてね」
後輩「はい。それじゃあ、おやすみなさい」
がちゃ
妹 「アニキ!」
先輩「なんだよ?」
妹 「今日はお楽しみでしたね」
先輩「……うっさい」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:25:06.07 ID:9WaE1JAj0
いったん終わらせとく。
後輩「先輩、卒業しちゃいましたね」
先輩「そりゃまあ・・・留年するわけにも行かないし」
後輩「先輩の大学、県外ですよね」
先輩「ああ・・・・・・一人暮らしになるよ」
後輩「あんまり、会えなくなっちゃいますね」
先輩「………ああ」
後輩「……」ギュウッ
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:27:28.23 ID:9WaE1JAj0
先輩「こ、後輩?」
後輩「許しませんからね?」
先輩「え?」
後輩「私、結構嫉妬深いんです」ギュ
後輩「私、結構さびしがりやです」ギュ
後輩「私、結構甘えんぼです」ギュ
後輩「先輩が、浮気なんてしたら、私、私……」ギュウウ
後輩「絶対許さないんですから」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:31:04.28 ID:9WaE1JAj0
後輩「すぐに、私だって大学生ですから」
後輩「だから、浮気なんて、しないでくださいね」
後輩「ぐすっ、べ、別に、泣いてなんかないですよ?ただちょっと、ちょっと……」
後輩「うっ、うう……」ポロポロ
先輩「よしよし……大丈夫。浮気なんてしないさ」ナデナデ
後輩「ほんと?」
先輩「本当だってば」
後輩「浮気したら私も妹さんと浮気してやる」
先輩「それはマジでやめて」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:05:49.64 ID:p/OvDDiD0 [1/6]
後輩「先輩!今日から私も大学生ですよ!」
先輩「一年なんて早かったなぁ」
後輩「アパートだって同じ所でお隣ですし、ずっと一緒にいれますよ」
先輩「たまに戻って会ってたけど、やっぱり毎日会える方がいいよな」
後輩「そうですね。私、寂しかったんですから!」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:13:20.00 ID:p/OvDDiD0 [2/6]
後輩「先輩のお部屋訪問」
先輩「ふふふ、後輩絶対驚くぜ」
後輩「うわぁ!綺麗じゃないですか、先輩!」
先輩「へへん。この一年で俺はパワーアップしたのさ」
先輩「掃除、洗濯はもちろん、ご飯だってつくれるぜ!」
いかん、眠い。ちょい風呂入ってくる。 絶対戻るから。
198 名前: ◆TTfRqvCEps [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:43:30.69 ID:p/OvDDiD0 [3/6]
目覚めた。
後輩「そうですか……」
先輩「あり?あんまり喜んでくれないね?」
後輩「だって、先輩がそういうことできないままだと、私が先輩のお世話をしてあげられますし」
後輩「なんだかさびしいです」
先輩「いやいや、別に後輩が俺の世話をしたいって言うなら俺はやぶさかじゃないぜ?」
後輩「ヒモな先輩は嫌なんです!」
先輩「女心はよめねぇ」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:46:45.87 ID:p/OvDDiD0 [4/6]
先輩「まあ、そんなことよりも。せっかくまた毎日会えるんだし、今日はお祝いと行こうぜ」
後輩「そうですね!また、先輩と毎日会えますし」
先輩「よっし。じゃあ、出前でもとるか……」
後輩「お寿司!お寿司がいいです!」
先輩「俺、ピザが食いたい」
後輩「夜にピザ?太りますよ?」
先輩「それでも!食べたいピザがあるんだ!」
後輩「私は食べませんからね」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:50:11.94 ID:p/OvDDiD0 [5/6]
先輩「よーし。料理も届いたし。再開を祝して!」
後輩「かんぱいです」
先輩「かんぱーい」
カチン
後輩「これ、何ですか?」コクコク
先輩「お酒」ゴクゴク
後輩「えっ、まだ私、未成年ですよ?」
先輩「大丈夫さ、少しだけ。ちょっとなら平気だよ」
後輩「うう……先輩がそういうなら……」コクコク
後輩「けっこう……おいしいんですね」
先輩「さすが後輩。味がわかる」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:55:18.59 ID:p/OvDDiD0 [6/6]
しばらくして。
後輩「ひく。ひっく。ひく」
後輩「なんだか~。いい気持ち~です~」フラフラ
先輩「うわ、酔っちゃってる。大丈夫か?」
後輩「あ~、先輩だぁ~。えへへへ」ギュウー
先輩「お、おい。抱きつくなって、今は!」
後輩「寂しかったんですよ~。慰めてくださいよ~」
後輩「先輩とたま~に会って~。分かれた後なんかは、私、ボロボロ泣いてましたし~」
先輩「後輩……」
後輩「浮気してないかな~とか~考えるたびに~先輩を信用できてない私がいることにいやになったりしてたんですよ?」
後輩「私って、けっこう~嫌な子ですよね」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:00:07.02 ID:p/OvDDiD0
後輩「えへへ。先輩、ちゅ~」
先輩「うわちょとどこにすいついてるやめて」
後輩「キスマークついちゃいましたよ~。えへへ。もっとつけちゃえ」ちゅ、ちゅ、ちゅ
先輩「あ、ちょ、やめろってば」
後輩「それに~。不安になるのは先輩のせいでもあるんですよ~」ゴクゴク
先輩「(酒追加してやがる……)俺のせい?」
後輩「先輩ってば~全然手を出してこないんですもん。彼女作って~発散させちゃってるのかなって~」
先輩「バカ、俺がどんな気持ちで耐えてきたか」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:06:22.77 ID:p/OvDDiD0
後輩「なんで、がまんするんですか?」
後輩「私は~別に。いいんですよ?」
後輩「私は~まだ、初めてですよ?お口で、してあげたことはありますけれど」
先輩「いや、そのなあ……」
後輩「先輩と~別れてから。泣いた後は~自分で慰めてたりもしたんですよ~?」
後輩「くちゅくちゅって。先輩、先輩って。先輩は、キスだけだから~」
後輩「我慢なんて~私相手には~いりませんよ?」
先輩「そうは言ってもさ……俺だって、後輩に嫌われたくないしさ……言い出しづらいし……」
後輩「そんなことだろうとは~思いましたよ。先輩は、奥手で、優しい人ですもん」
後輩「あははっ、先輩を好きになって、よかった」
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:10:52.52 ID:p/OvDDiD0
先輩「こ、後輩……」
後輩「きゃんっ」ドサッ
先輩「いい、かな?」
後輩「いいですけれど~その前に~ちゅー、してくださいよ~」
先輩「ああ……」チュ
後輩「えへへ……あう」
先輩「後輩?」
後輩「くぅ……すぅ……」
先輩「………そりゃないぜ」
後輩「せんぱぁい……」キュウ
先輩「……これからも、よろしくな」ギュウ
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:15:11.08 ID:p/OvDDiD0
後輩「んんん……お酒飲んで、しばらくしてからの記憶がない……」
先輩「まあ、なくしておいてくれよ」
後輩「あれ?先輩、首とかほっぺに赤い跡が虫にでも刺されたんですか?」
先輩「うーん……そゆことにしといて」
後輩「私の服が、微妙に乱れてるんですけど……」
先輩「それは、まだ未遂」
後輩「先輩になら……いいですからね?」
先輩「……えっち」
後輩「なっ、なんですか、その反応は!ああ、なんだか恥ずかしいです!」
お酒と後輩 おしまい
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:32:45.36 ID:p/OvDDiD0
後輩「サークル、ですか?」
先輩「うん。何か入るの?誘われてるだろ?」
後輩「いくつか、誘われましたけれど……せっかくですから、先輩と一緒のがいいかなって」
先輩「そっかー。でも俺、サークルはいってないんだけど……」
後輩「…………友達、います?」
先輩「……いるさ、俺の心の中に」
後輩「私、そんな寂しい先輩でも大好きですよ?」スッ
先輩「優しく手を握りながら言わないでくれよ。泣ける」
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:40:51.26 ID:p/OvDDiD0
後輩「また、二人でゆっくりしながら、お話しましょうよ。ね?」
先輩「そうだな。友達のいない俺には、サークル活動なんて無理だよな」
後輩「もう……いじけないでくださいよ」
先輩「いじけてないもん」
後輩「先輩には、わ、私がいるじゃないですか。ね?」
サークル編終わり なんか長いののネタが出てこんぜ
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:58:26.62 ID:p/OvDDiD0
そろそろおわりにします。というか、インターネットの調子悪すぎ。
見てくれた人・保守してくれた人
ありがとうございました。
次スレを立てるなら、百合ものにしようかな。
先輩「あ、もう六時か。部活終わり」
後輩「図書室でしゃべってるだけですけどね。私たち帰宅部」
先輩「いーの。部活動なんだよ」
後輩「なに部なんですか?」
先輩「コミュニケーション部」
後輩「私は友達たくさんいるので」
先輩「お、俺だっているし!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:05:20.16 ID:9WaE1JAj0
後輩「それじゃあ先輩。また明日」
先輩「夕焼け小焼けでまた明日。バイバイ」
後輩「あ、後友ちゃん」
後友「あれ?後輩?帰宅部なのに、なんで?」
後輩「先輩と残ってしゃべってた」
後友「あー、あの先輩」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:09:12.29 ID:9WaE1JAj0
後友「あの、友達いなさそうな」
後輩「い、いるよ!・・・・・・たぶん」
後友「自信なさげだね。そういえば、付き合ってるの?」
後輩「ううん。お友達っす」
後友「付き合わないの?」
後輩「いやぁ、なかなか難しくて。振られたらヤだし」
後友「振られないと思うけどなぁ」
後輩「仲がいいから付き合うわけじゃないし、話してないからといって付き合わないわけじゃない」
後輩「先輩と、クラスメートの告白現場を覗き見してたときに先輩が言ってた」
後友「あんたらなにやってんの」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:12:41.17 ID:9WaE1JAj0
後輩「私は好きなんだけど、先輩はどうかなぁ」
後友「当たって砕けろ。告白しなよ」
後輩「人事だと思いやがってぇ・・・プラチナむかつく!」
後友「なにそれ」
後輩「先輩が見てたアニメキャラのセリフ。真似したら喜んでた」
後友「やっぱ告白やめといたら?」
後輩「あはは……まあ、チャンスがあったらがんばるよ」
後友「がんばれがんばれ。あたしにはそう関係ないし」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:17:54.24 ID:9WaE1JAj0
先輩「ゆーやけ、こやけでー、またあーしーたー、イェー!」
女 「また、変な歌を歌ってるなぁ」
先輩「お、よぉ、女。私服もかわいいね」
女 「はいはい。今帰りなんだ、遅いね」
先輩「後輩としゃべってたからな」
女 「ああ、あの子と。いい加減脅すのやめなさいよ」
先輩「脅してない!いわれのないことを言うのはやめてくれよ」
女 「ふふっ。でもアンタ、友達いないでしょ?男子の中じゃ、そういわれてるわよ」
先輩「嘘だろ?ははっ、やめてくれよマイハニー」
女 「あんたのハニーになった記憶はない。まあ、冗談交じりで言われるくらいね」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:22:46.03 ID:9WaE1JAj0
先輩「まじかよ……」
女 「いいじゃない、言わせておけば。どうせ、後半年もすればさよならよ」
先輩「そうだけどね。仲良くしたいよね?」
女 「ね?とかいわれても困るんだけど……あ、わたしこっちだから」
先輩「おう。あ、そうだ。さよなら三角」
女 「また懐かしいものを。また来て四角」
先輩「子供のころ、帰り際によく言ってなー」
女 「腐れ縁も怖いわね。それじゃ、また明日」
先輩「おう。また明日」
先輩「俺って友達いなかったのか……ひい、ふう……よし、両手くらいはいる」
先輩「今日もいい日だった。気がする」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:33:21.22 ID:9WaE1JAj0
後輩「あ、先輩」
先輩「おう、後輩。と……」
後友「後友です」
先輩「あ、先輩です。よろしく」
後輩「一人で学食ですか?」
先輩「まあ、なぁ……」
後輩(先輩誘っていい?)
後友(言うと思った。好きにして)
後輩(ありがと)
後輩「じゃあ、一緒に食べましょうよ」
後友「そうしませんか?」
先輩「うーん……ま、迷惑じゃなければ」
後輩「迷惑じゃないですって。どうぞどうぞ」
先輩「悪いな。ありがとう」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:40:07.22 ID:9WaE1JAj0
先輩「なんか、いいよな。学食。俺、学食あるからこの高校受けたんだよ」
後輩「アホな理由ですね。怒られなかったんですか?」
先輩「上手いこと誤魔化した。多分、言ったら叱られてたな」
後輩「そりゃあ、怒ると思いますよ」
後友(話に入れん……)
後輩「あ、今度のお休み、映画観にいきましょうよ。ちょうど千円の日ですし」
先輩「あー、そうだな。ガンダム観ようぜ」
後輩「君に届けですって!」
先輩「へん!どうせ男と女がくっついて終わりじゃねえか!」
後輩「ガンダムなんて、トランザムしてライザーソードして終わりですよ!」
先輩「おいおい、クアンタなめてもらっちゃ困るなぁ。GNビットソードっつうものが……」
後輩「はいはい、ファンネルでしょ、どーせ」
後友(超空気)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:44:59.47 ID:9WaE1JAj0
女 「ガンダムガンダムうるさいわよ」
先輩「あた。女か。聞いてくれよ、後輩がクアンタを馬鹿にするんだ!」
女 「サバーニャの武装なんて、ヴァーダントのパクリじゃない」
先輩「裏切ったな、女!」
後輩(誰?この人……?)
女 「後輩さんかしら?この馬鹿から聞いてるわ。悪いんだけど、学食混んでて……座らせてもらってもいい?」
後輩「はい…どうぞ」
女 「ごめんね。ありがとう」
先輩「いいじゃん、サバーニャ。ヴァーダントじゃねーよ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:50:33.70 ID:9WaE1JAj0
女 「そんなことより、今度の模試。勉強どう?」
先輩「あー、英語わかんねーな。数学は行けそ」
女 「私は物理かしら。英語は楽勝ね」
先輩「今度の日曜だっけ?判定とか、そろそろ上げていかないとやばいなー」
女 「今なに判定?私はBだけど」
先輩「B。でも気を抜くと落ちそう」
後輩「…………」
女 「アンタは英語が悪すぎるのよ。補強しなさいよ」
先輩「やってるって。ほかはいいんだからいいじゃんよ」
女 「他は本当にいいんだけどね…」
後輩(何なの、この人。いきなり来て……せっかく先輩と二人きりだったのに!)
後友(友情とは儚いねぇ……)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 10:57:10.37 ID:9WaE1JAj0
女 「土曜日、一緒に勉強しない?」
先輩「あー、お前英語できるもんなぁ」
女 「アンタは物理ができるしね」
後輩「!」
先輩「でも、悪いな。やめとくよ」
先輩「用事があるんだ、その日」
女 「そう。なら仕方ないわね」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:06:54.26 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩!」
先輩「うわ、いきなりなんだ。昼に相席したこと、実は怒ってたのか?」
後輩「いえ、別にです。映画はガンダムでいいですよ」
先輩「え?マジで?ダブルオーでいいの?」
後輩「はい。ガンダム観ましょう」
先輩「やったー!さすが後輩、話がわかる!大好き!」
後輩「っ!」
後輩「私も先輩のこと好きですよ」
先輩「やったね、相思相愛!で、いつに待ち合わせる?」
後輩(やっぱ冗談か)
後輩「いつもどおりでいいんじゃないですかね」
先輩「オッケー。いやあ、楽しみだねえ」
後輩「そうですね。ところで、先輩」
先輩「なに?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:11:47.62 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩は、今。眠いはずです」
先輩「はい?」
後輩「先輩は、今、眠い。そうですよね?」ゴゴゴ
先輩(プレッシャーが…ニュータイプか!)
先輩「はい、なんだか眠いです」
後輩「そうですか。寝るとなったら枕が必要ですよね?」
先輩「いや、別に……別に必要です!」
先輩(なんだか怖いっす)
後輩「でも、枕なんて図書室にはありませんね。仕方がないですね」
後輩「私が、ひ、膝枕してあげますから。こっち来て下さい」
先輩「いきなりなにいってんのこの子!」
後輩「いいから!ほら早く!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:15:15.39 ID:9WaE1JAj0
後輩「椅子を並べて……はい、どうぞ」
先輩(どうしてこうなった……)ゴロン
後輩(きゃー、先輩が、先輩が私の膝の上に!)
先輩「柔らか……いい匂いもする……」
後輩「セクハラですね、先輩」
先輩「いやそんなつもりでは。て、ゆーか。後輩顔真っ赤」
後輩「うるさいですよ。早く寝てください」ビシッ
先輩「いてぇ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:18:00.00 ID:9WaE1JAj0
しばらく後
先輩「zzzzzzzzマジンガーz」
後輩「寝ちゃいましたか。かわいい寝顔」ナデナデ
後輩「新校舎に図書室ができてよかった。旧図書室なんて、誰も来ない」
後輩「本もないし、薄暗いし、机もひとつしかないから当然かな」
後輩「本当は鍵もかかってるんだし」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:23:23.26 ID:9WaE1JAj0
「zzzzzzzzzzzzマン」
嬉しかった。
こうやって、放課後私と話してくれていることも。
先輩は、受験があるのに。こうやって、私と遊んでくれる。
模試の前日も私と遊んでくれる。きっと、先輩のことだから。
帰ってからはずっと勉強して、私と遊ぶ時間を作ってくれてるんだ。
今日のお昼で、それを意識した。
だからこれは、ちょっとしたお返し。お礼。なっているかは、わからないけど。
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz旗」
ゆっくりと頭をなでていると、なんだか幸せ。
ああ、私はこの人が好きなんだなぁ。
「先輩、好きです。付き合ってください」
返事はない。それでいい。今度のお休みに、告白しよう。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:30:06.66 ID:9WaE1JAj0
後輩「最悪ですよ!先輩!馬鹿!馬鹿!エロス!スケベ!」
先輩「すみませんでした……」ボロボロ
後輩「ちょっと優しくしてあげたら!あんなことして!」
先輩「だって、目が覚めたら後輩が寝てて、後輩がスカートだったから、つい……」
後輩「つい、でスカートめくって人のパンツ覗き見するな!この性犯罪者!」バキ
先輩「ぐはっ!覗いてない!スカートそーっと、少しだけ持ち上げてただけ!暗くて見えなかった!」
後輩「そうなんですか?よかった。今日は地味なやつでしたし」
先輩「いや、水色は地味じゃないと思うし、リボンとかついててかわいいと思うよ」
後輩「覗いてんじゃないですか!変態!変態!変態!変態!」ドゴドゴドゴドゴ
先輩「やめっ、やめて!そんな足で連打蹴りしないでくれ!ああ、なんか目覚めそう!」
後輩「目覚めるな!永眠しろ!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:37:03.14 ID:9WaE1JAj0
女 「またこんな時間にあったね。どうしたの?顔。汚いよ」
先輩「それは俺のことを不細工といっているように聞こえなくもないからやめてくれ」
女 「……どうしたの?顔が不細工だけど」
先輩「喧嘩売ってんだなそうなんだな!だったら買ってやる!」
女 「税込み五万円です」
先輩「高い!ぼったくりだ!後輩ならタダで押し売りしてくれたのに!」
女 「人はそれを襲われたとか言うわね。なに?後輩にやられたの?」
先輩「足蹴にされたんだ。ハァハァ」
女 「興奮すんな。どうしてそんなことされたの?」
先輩「スカートめくってパンツ見た」
女 「死刑ものね。さようなら性犯罪者」
先輩「うう。ほんの気の迷いなんですよ」
女 「みんなそういう」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:43:26.35 ID:9WaE1JAj0
女 「でもホント、そういうことされると怖いのよ」
先輩「怖い?」
女 「そうよ。わたしだって怖い。アンタとわたしは割と仲がいいと思うわ。友達と考えてる」
先輩「うんうん」
女 「でも、そういうことされると、「友達」のアンタが「男」のアンタになっちゃうのよ」
先輩「?」
女 「要は。体に危険を感じちゃうの。襲われるってね。胸をちらちら見るとかならまだしも、スカートめくられるのは……」
先輩「………」
女 「わかった?ちゃんと謝っときなさいよ。許してもらえなかったら、あきらめなさい」
先輩「うわー、どうしよ……」
女 「まあ、許してもらえなかったら慰めてあげるから」
先輩「パンツ見せてくれるってこと?」
女 「死ね」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:48:16.53 ID:9WaE1JAj0
先輩「ヤバイなぁ……くそ、一時の迷いで……」
女 「まあ、自業自得ってやつよ」
先輩「今から謝ってくる!走れば追いつくはず!」ダッ
女 「言ってらっしゃい。なんちゃって」
女 「何いってんだろ、わたし。かえろ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:52:19.71 ID:9WaE1JAj0
後輩(うっわー。先輩にパンツ見られちゃった!)
後輩(変なシミとかついてなかったかな?どのくらい見られたんだろう!?)
後輩(私の体に欲情したってことかな?きゃー!きゃー!きゃー!)
後輩(先輩こういうパンツ好きなのかな?今度からこういうの買おうかな?)
先輩「後輩!」
後輩「ん?あ、先輩!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 11:59:36.54 ID:9WaE1JAj0
先輩「ハァ、ハァ、ハァ……」
後輩「どうしたんですか?先輩、足は速いけれど体力ないんですから」
先輩「ゴメン!本当に悪かった!」
後輩「うぇ!?いきなりなんですか?」
先輩「その、パンツ……」
後輩「ああ、そのことですか。さっき許してあげたじゃないですか」
先輩「でも、それでもゴメン。もう俺と会いたくないなら、俺はもう会わないようにするし…」
後輩「ちょ、ちょっと、先輩どうしたんですか!?なんでそんな、重大に……」
先輩「女と会って…かくかくしかじか……と」
後輩「なるほど…訳はわかりましたけど、そんな、おおげさですよ、先輩」
後輩「パンツ見られたくらいじゃ、先輩のこと嫌いになりませんよ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:06:36.19 ID:9WaE1JAj0
先輩「無理して言ってないか?」
後輩「しつこいですよ。いいって言ったらいいんです」
先輩「そっかー。よかったー」
後輩「それにしても、先輩。どうでしたか?私のぱんつ。興奮しました?」
先輩「はっ!?何言ってんの?」
後輩「だって、スカートめくって見る位ですし。他の女の子にも同じことしてるなら話は別ですけど」
先輩「あー、そんなことはしてないよ」
後輩「よかった。で、どうなんです?」
先輩「そんなことはどうでもいいじゃんよ」
後輩「よくないですよ。私は見られたのを許してあげたのに。ああ、足が勝手に警察へ」
先輩「ごめんなさいでしたぁー!言わせていただきますー!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:11:11.43 ID:9WaE1JAj0
先輩「肌もきれいで、太ももエロくて、ぱんつもエロくて興奮しました」
後輩「別にしたかしてないかでよかったんですけど」
先輩「うわああああああああああああああああ」
後輩「あははっ、それじゃあ、また明日です。先輩」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:19:01.94 ID:9WaE1JAj0
あっという間にお休みに。
後輩「あ、待たせてすみません。先輩」
先輩「いや、まだ時間前だし。平気平気」
後輩「晴れてよかったですね。あったかい」
先輩「暑くはないよな。いい天気だ」
後輩「……先輩、どうです?この服」
先輩「うーん……可愛いよ。俺、スカート好きだし」
後輩「えへへ。ありがとうございます。それに……」
先輩「?」
後輩「ぱんつ。先輩が覗いた水色のぱんつですよ」ボソッ
先輩「~~~~ッ!!!」
後輩「あはは。顔真っ赤。ほら、行きましょうよ」グイッ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:25:20.81 ID:9WaE1JAj0
後輩「ダブルオーは、先輩にDVD見せられたやつですね」
先輩「そ、そうだな」
後輩「そういえば、ルイスっていたじゃないですか。兵士になった金髪の」
先輩「そ、そうだな」
後輩「私がルイスみたいになったら、先輩は沙慈みたく追っかけてきてくれますかね?」
先輩「そ、そうだな」
後輩「そうなんですか。あははっ、なんだか嬉しいです」
先輩「そ、そうだな」
先輩(何で腕組んでるんだって言うか、何でちょっと引っ付いたまま歩いてんのっていうか、胸意外と大きいねって言うか)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:29:07.78 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩、映画何時からですか?」
先輩「えっと、まだちょっとあるな。そこの、喫茶店でも入るか」
後輩「そうですね」
先輩「ネットでチケットは予約してあるから平気。遅く行って、へんな席で見ることはない」
後輩「準備がいいですね」ギュウッ
先輩(何でもっと引っ付いてくるのこの子!トランザムしそうですよ!)
先輩「さあ、とっとと入ろうぜ(席に座っちまえば離れれるし)」
カランコローン
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:33:38.05 ID:9WaE1JAj0
店員「いらっしゃいませ!二名様でよろしいですか?」
先輩「はい、二名で」
店員「本日、カップルフェアでして、お付き合いされていらっしゃる方にサービスをしておりますが、お二人様は?」
先輩「いや、ちが後輩「付き合ってます!」ギュウウッ
店員「わかりました。それでは、こちらへどうぞ」
後輩「はーい。さ、いきましょう、先輩」
先輩「ああ、うん」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:38:30.58 ID:9WaE1JAj0
店員「それでは、特別メニューをお持ちしますので。ごゆっくりどうぞ」
後輩「特別メニューですよ、先輩。何でしょうね?」
先輩「さあなあ。なんだろうな」
後輩「あれ?知らないんですか?てっきり先輩は、知っててこのお店にしたのかと」
先輩「いいや、知らなかった。適当に選んだだけだったし」
後輩「そうなんですか。でも、ここにしてよかったですね」
先輩(なんだか今日は押しが強いぞ……なんで?)
先輩(それにしても……けっこう大きかったんだなぁ)
後輩「どこみてるんですかぁ、先輩」
先輩「べ、別に?」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:44:33.15 ID:9WaE1JAj0
後輩「ふふっ、胸、見てたじゃないですか」
後輩「えへ、ちょっと自信あるんですよ。クラスでも、けっこうおっきい方なんですよ」
先輩「やめ、手組んで強調するなって。はしたない子は嫌いです!」
後輩「……すみません。調子に乗りました」
店員「失礼しまーす。特別メニューのケーキセットです」
店員「それでは、ごゆっくりどうぞ」
先輩「俺には、ベリータルトか。それとアイスコーヒー」
後輩「私にはチョコレートケーキとりんごジュースですね」
先輩「そんで、フォークが一本」
後輩「ああ、そっか……」
先輩「すんませーん、フォーク足りないんですけどー」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:49:31.01 ID:9WaE1JAj0
店員「はい?いいえ、ちゃんと一本おきましたよね?」
先輩「いや、二本いるじゃないですか」
店員「いいえ、カップルメニューなので。フォークは一本のみです」
先輩「はぁ?」
後輩「すみません、ちょっとまだこの人理解してなくって。大丈夫ですから。手間かけてすみません」
店員「がんばってくださいね。失礼します」
先輩「何で帰しちゃうんだよ」
後輩「先輩、あーん、ですよ」
先輩「?」
後輩「ベリータルトって、どっちかと言えば私向けでしょう?チョコレートケーキは、先輩向け」
先輩「……まあ。ってことは、そういうことか?」
後輩「はい。そういうことです」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:53:34.71 ID:9WaE1JAj0
後輩「はーい。先輩。あーん」
先輩「…………あー」
後輩「そんな嫌そうにしないでくださいよ。それとも実際、私じゃ嫌ですか?」
先輩「いやいやいや……恥ずかしいんだよ。後輩も、やられてみればわかる」
後輩「じゃあ、私が先に食べますよ。はい、フォーク」
先輩「よーし。ほら」
後輩「……」
先輩「ほら、口開けろって。ははっ、やっぱり恥ずかしくなったんだろ?」
後輩「あーんって、言って下さいよ」
先輩「……え?」
後輩「あーんって言ってくれなきゃ、嫌です」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 12:56:59.17 ID:9WaE1JAj0
先輩「あ、あーん……」
後輩「あーん」パクッ
先輩(くっそ、躊躇いがない!)
後輩「うわぁ、おいしい。このタルト」
後輩「先輩に食べさせてもらったからですかね?」
先輩(あああもう何でこんな可愛いこと言うんだよおおおおお)
後輩「次は私の番ですね」カチャカチャ
先輩「しまった」
後輩「はい、あーん」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:01:35.01 ID:9WaE1JAj0
先輩「……あーん」パク
後輩「おいしいですか?」
先輩「おいしいな。チョコレートムースは甘いけど、ソースは苦め。このハーモニーが……」
後輩「おいしいですか?」
先輩「おいしいってば」
後輩「おいしくなかったんですね……」ショボン
先輩「……くそう」
先輩「おいしかったなー。後輩が食べさせてくれたからかなー」
後輩「……!」パァッ
後輩「えへへへ……」テレテレ
後輩「ささ、次は先輩の番ですよ」
先輩「あー、はいはい」
先輩「ほら、あ、あーん」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:04:35.26 ID:9WaE1JAj0
後輩「あーん」パクリ
先輩(なんだかこの、目を閉じて口をあけているというのはエロイな。いやいやだめだめ)
後輩「そういえば、フォーク一本ですし、お互い咥えましたから、間接キスですね」
先輩「何一点の」
後輩「先輩こそ何言ってるんですか?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:12:51.36 ID:9WaE1JAj0
店員「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております!」
先輩(絶対もう行かん!)
後輩(ぜったいまた行こう!)
後輩「じゃあ、ガンダムですね」スッ
先輩「ああ!やっとクアンタが見れるぜ!」
先輩(ってまたさりげなくくっつかれてる!)
後輩「今のお店。よかったですね」
先輩「よくなかった!」
後輩「何でですか?食べさせあいっこ。私は、楽しかったし、嬉しかったですよ?」
後輩「やっぱり、嫌でしたか?私の彼氏に見られて、あーゆーことするのは」ジー
先輩「(上目遣い反則!)いやまあそのなんだ。嫌じゃないけどハズイしヤダ」
後輩「じゃあ二人きりのときならいいんですか?」
先輩「そーゆー問題でもないでしょーが」
後輩「私もいつか、あーやってイチャイチャする素敵な人を見つけるんですかね?」
先輩「そうだなぁ。後輩は可愛いし。すぐ見つかるだろうよ」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:19:43.13 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩も、そういう彼女が見つかりますよ」
先輩「ダメダメ。俺みたいなやつには、見つからないよ」
先輩「宝くじの一等当てるほうが簡単だ」
後輩「じゃあ、私の素敵な人も当分見つかりませんね」
先輩「なんでよ?」
後輩「素敵な人が見つかっちゃったら、先輩一人になっちゃいますからね。先輩にいい人が見つかるまで、私が相手してあげます」
後輩「なーんて、ちょっとあつかましいですかね?」ニコッ
先輩「……ははっ」
先輩「可哀想に。そんなこといったばっかりに、後輩は一生独り身か」
後輩「そんなことにはならないですよ~。絶対にね」
後輩(だって、私の素敵な人が見つかったら、先輩の……いい人、かなぁ私……も見つかるんですから)
先輩(そうだよなぁ……後輩も、好きな人くらい作るよなぁ……こうして後輩と出かけるのも、もうそんなにないのかもなぁ)
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:32:44.45 ID:9WaE1JAj0
先輩「じゃ、チケット買ってくる」
後輩「はい」
後輩「ふぅー。くっついてると緊張する。どきどきしてたのばれてないかな」
後輩「帰ったら、ガンダム観とかないと。弟がDVD買ってたよね」
後輩「先輩の趣味について知っておけば、話の種にもなるし」
先輩「放課後とか、あんまり縛らないほうがいいのかなぁ」
先輩「俺のせいで誘いとか断ってんのかなぁ」
先輩「だったら、あんまりこうやって遊びに行くのもだめかなぁ」
後輩「今日はいっぱい楽しんで、明日からはもっと楽しくしよう」
先輩「今日はいっぱい楽しんで、明日からはちょっと距離はなすか」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:38:41.96 ID:9WaE1JAj0
先輩「ほい、チケット」
後輩「あ、お金……」
先輩「いいよ、おごっちゃる。千円の日だし、俺が見たかったガンダムだし」
後輩「……ありがとうございます」
先輩「ポップコーンはおごらないぜ」
後輩「じゃあ、私が買いますよ。ジュースはコーラでいいんですよね?」タタッ
先輩「塩ポップコーンとコーラ。定番にして鉄板だよな」
後輩「なんどか来ましたからね。先輩の好みはわかってますよ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:44:51.09 ID:9WaE1JAj0
先輩「えーと……席はここか」
後輩「私は、こっちの隣ですね」
先輩「わくわくするなぁ……」
後輩「そうですね!どきどきします」
映画上映中
「異星体の名前はエルスです」
「トランザム!」
「刹那!どうしてここに!?」
「リボンズ・アルマーク!?」
「クアンタが切り札になるかもしれない」
「ティエリア・アーデさんが大好きです!」
終わり。面白かったよ。観にいってない人は行こう!
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:49:10.91 ID:9WaE1JAj0
先輩「面白かったなぁ」
後輩「せっちゃん後半死んでましたけどね」
先輩「クアンタそうでてこなかったけどな」
後輩「でも面白かったです」
先輩「ああ、面白かった。さて、これからどうする?」
後輩「買い物しに行きましょうよ。服が見たいです!」
先輩「服ねえ。ま、いいか。行こうか」
後輩「はい。行きましょう」スッ
後輩「先輩、なんだかどきどきしてますね」
先輩「!……いや、ガンダム観た後だからだな」
先輩(後輩がくっついてくるのを期待してたからだなんていえない……やわらかい感触ががが)
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 13:58:10.18 ID:9WaE1JAj0
後輩「これなんてどうですか?」
先輩「いいんでないの?」
後輩「こっちのほうが可愛いかなぁ?」
先輩「ふぁ~あ」
後輩「ジーンズって私に似合いますか?」
先輩「いけるいける」
後輩「もう!ちゃんと見ていてくださいよ」
先輩「もう二時間だからなぁ。ちょっとだれるわ」
後輩「……それもそうですね」
後輩「じゃあ、これとこれ。どっちがいいですか?」
先輩「うーん、じゃ、こっち」
後輩「わかりました」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:03:48.53 ID:9WaE1JAj0
先輩「今日は遊んだなぁ。もう七時か」
後輩「今日はとっても楽しかったです。ありがとうございました」
後輩「それで……聞いてほしいことがあるんです」
先輩「なに?改まって……」
先輩(実は彼氏いるんです、とかか?)
後輩「ずっと、言おうとおもってて……でも、今まで言えなかったんです」
後輩「怖かったし……何より、先輩との関係を壊すのが嫌でした」
先輩「……」
後輩「ごめんなさい、ちょっと、緊張してて……冗談じゃないですから。真剣に聞いてくださいね」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:08:05.87 ID:9WaE1JAj0
後輩「私……私。先輩のこと、好きです……」
後輩「よかったら、付き合ってください!」
先輩「ええっ!?」
後輩「私、ずっと好きだったんです。じゃなきゃ、くっついたりとか、あーんしたりとか、しませんよ」
後輩「あのう、返事、お願いします……」
先輩「……これから、忙しくなるんだ」
先輩「面接練習、小論文に、受験勉強。あんまりあえなくなるかもしれない」
後輩「………うう」
先輩「それでもいいなら、付き合おう。ってゆーか、付き合ってください!俺も後輩のこと、好きです!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:12:47.58 ID:9WaE1JAj0
後輩「……あは。あはは。よかった……」
後輩「つき合わせてください!」ダキッ
先輩「おっと。はは、なんか、嬉しいなぁ」
後輩「私だって、嬉しいです」ギュウー
先輩「喫茶店出た後、恋人がうんたら、って言う話しただろ?あのときさ、後輩が離れてくって思ったら、嫌だったんだ」
先輩「まさか、後輩から告白されるとは思わなかったけどな」
後輩「………」キュウ
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:21:19.47 ID:9WaE1JAj0
後輩「えーっと」
女 「ん?後輩さん?どうしたの?」
後輩「あの、先輩いますか?」
女 「うん、いるよ。おーい」
先輩「何だよ?おっ、後輩」
女 「それじゃあね」
後輩「ありがとうございました。先輩、お昼食べに行きましょう」
先輩「そうだな。腹も減ったし」
後輩「おべんと。作ってきましたから」
先輩「マジで!?うわあ、ありがとう!」
後輩「えへへ。屋上行きましょう」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:26:34.39 ID:9WaE1JAj0
後輩「おいしくなかったら言ってくださいね」
先輩「オッケー」
後輩「はい、あーん」
先輩「あー」
先輩「ん……うまいな」
後輩「よかった。こっちも食べてください」
先輩「あー」
後輩「先輩のほうが、あーん好きになっちゃいましたね」
先輩「んぐんぐ。うまい」
後輩「私にも、食べさせてください。あーん」
先輩「ほら、あーん」
後輩「んぐんぐ。よかった、おいしい」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:31:27.60 ID:9WaE1JAj0
先輩「ごちそうさまでした」
後輩「はい、おそまつさまでした」
先輩「眠くなってきたなー」
後輩「はいはい。どうぞ」
先輩「あんがと」ポフッ
後輩「先輩って、けっこうあまえんぼですね」ナデナデ
先輩「後輩が甘えられ体質なんだよ。俺は悪くない」
後輩「そうなんですか?だったら、仕方がないかもしれませんね」ナデリナデリ
先輩「後輩だって、甘えたかったら甘えればいい」
後輩「そうですか……それじゃあ」チュッ
先輩「っ……」
後輩「私、体、柔らかいでしょう?」
先輩(やわらかかった……胸が)
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:34:53.73 ID:9WaE1JAj0
後輩「ちょっと、照れますね……」
先輩「……」
後輩「黙らないでくださいよ……恥ずかしくなってくるじゃないですか」
先輩「俺からも」チュッ
後輩「んっ……」
先輩「やっぱ、恥ずかしいな……」
後輩「嬉しかったですけど……なれませんね」
先輩「慣れないほうが、幸せでいいよ」
後輩「恥ずかしいこといわないでくださいよ……」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:41:59.81 ID:9WaE1JAj0
女 「後輩さんと付き合ってるって本当?」
先輩「ん、本当」
女 「ふーん……男子が賭けてたわよ。一番人気は一ヶ月」
先輩「何が?」
女 「別れるの。私も賭けてこようかしら」
先輩「やめろよ。それに、別れないし!」
女 「あんまりエッチなことばかりしてちゃだめよ」
女 「やればできるんだから」
先輩「……ま、気いつける」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:46:42.69 ID:9WaE1JAj0
先生「お前、最近伸び悩んでるな」
先輩「はぁ……」
先生「英語さえよくなれば、お前は安心なんだがなぁ」
先輩「………」
先生「とにかく、あんまり遊ばないようにして、放課後の補習にもでろよ」
先輩「う……はい」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 14:51:11.66 ID:9WaE1JAj0
放課後 旧図書室
先輩「そーゆーわけだからさ……ごめんね」
後輩「いいえ、いいですよ。わかってたことですし」
先輩「ホント、悪いな……」
後輩「あのう……先輩。そんなに気を落とさないでくださいよ」
後輩「……明日から、あんまり会えないんですよね?」
先輩「昼は昼であるからなぁ……そうなるな」
後輩「だったら……ちょっとだけですけど。先輩の喜ぶことしてあげますね」
スキップしますか?
ニア はい
いいえ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:05:02.82 ID:9WaE1JAj0
先輩「なんだよ、喜ぶことって……」
後輩「舐めて、あげます。先輩、喜んでくれますか?」ジー
先輩「そりゃあ、嬉しいけど」
後輩「よかった……」サスリサスリ
後輩「初めてだから……だめなところがあったら言ってください」パク
先輩「うあ……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:09:24.59 ID:9WaE1JAj0
後輩「んっ、ちゅぷ、んっ、んんんっ……」
先輩「うわぁ、気持ちいい……」
後輩「ぷはっ、先輩の……おっきいですね」ペロペロ
先輩「たったままじゃ、きついから、座っていい?」
後輩「どうぞ」
先輩「それにしても、こんなこと……だとは」
後輩「こうやって…しごいたりしてもいいんですよね?」シュッシュッ
先輩「ああ、いいよ……」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:12:58.50 ID:9WaE1JAj0
先輩(後輩が、ひざまずいて、俺のを舐めてくれる……」
後輩「んっ、ちゅぷ、んんっ、ん、ん、ちゅぷっ」
後輩「先っぽ、いいですか?」チュプチュプ
先輩「うん……いいよ」
後輩「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅぷっ、んん、んん、んっ!」
後輩「ぷはっ、今度は、手で…」シュッシュッ、ペロペロ
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:16:47.80 ID:9WaE1JAj0
ちなみに、俺が書くものでエロがなかったものはない。
先輩「そろそろ、出そうだ……」
後輩「どうすれば、いいんですか?」ペロペロ
先輩「嫌じゃなかったら……飲んでくれ」
後輩「わかりました。んぐっ……」
後輩「ちゅ、ちゅぷ、ん、ん、んちゅ、はぁっ、んんんっ」ペロペロ
先輩「く…ぅっ」
後輩「んん、はぁ、ん、ん、ちゅう、はぁ、んん、ちゅちゅちゅ、ちゅぷっ」ペロペロ
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:19:57.28 ID:9WaE1JAj0
先輩「あ、でるっ」
どぴゅっ、ぴゅっ、どくどくどく
後輩「んん、あっ、んんん……」コクコク
後輩「ケホッ、ケホッ。苦い、です……」
先輩「よかったよ。ありがとう」
後輩「お勉強、がんばってくださいね」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:25:14.11 ID:9WaE1JAj0
一週間後。
後輩「あんまり先輩に会えないなぁ……」
後輩「メールだって、そんなにできないし……」
男 「後輩さん!一緒に帰らない?俺カラオケの割引券もってるし!」
後輩「ごめん、私付き合ってる人いるから。さよなら」
男 「あ!ちぇっ、もう付き合ってる人いるのかよ……」
男友「あーあー。振られてやんの」
男 「うっさいな。後輩さんはもう付き合ってる人いるからしゃーないの」
男友「ああ、先輩さんね」
男 「知ってんの!?」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:30:19.67 ID:9WaE1JAj0
男友「まあな。ひとつ上の……受験生。朝から夜までみっちりやってる。優等生なんだとよ」
男 「へー。あれ?ってーことは後輩さん、その先輩とやらと帰るわけじゃないのか」
男友「そーだろうな。それだけ、先輩さんのことが好きなんだろうよ」
男 「へー。一途だなぁ。それに比べて、他の女子は……」
男 「後輩さんと付き合いたいなぁ」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:35:31.15 ID:9WaE1JAj0
次の日
男友「なあ、後輩ちゃん。一緒にカラオケいかね?」
後輩「二人で?」
男友「ううん。男とークラ女とか。何人かと」
後輩「うーん……いいよ。今日?」
男友「いいや、今度の休み」
後輩「わかった」
男友「これでいいんだろ?」
男 「オッケーだよ」
男友「なんつーか、無理やりするなよ?」
男 「しねーっつの」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:40:05.99 ID:9WaE1JAj0
休み
後輩「あれ?他の人は?」
男 「なんか、みんなだめになったってさ」
後輩「ふぅん……」
後輩(ハメられたのかな……?)
男 「まあいいや、いこうぜ」スタスタ
後輩「うん……」
後輩(足、速いよっ……)
男 「おっそいなぁ。早く早く!」
後輩「うん……」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:43:39.04 ID:9WaE1JAj0
男 「お、ここだ、ここ」
後輩「はぁ、はぁ……」
男 「さ、早く早く」
後輩「………」
男 「さーて、歌うぜ!」
後輩(来なければよかった)
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:51:48.38 ID:9WaE1JAj0
後輩(一人でずっと歌ってる……しかもへたくそ)
男 (へっ、アピールは十分……)
男 「なあ、後輩ちゃん。俺とつきあわね?」
後輩「嫌です。私はもう、付き合っている人がいますから」
男 「じゃあ、あれだ。セフレ!セフレでいいからさ」
男 「どーせ、やりまくってんでしょ?いいじゃんよ」
男 「一緒に気持ちいいことしようぜ」ヌギ
後輩「やめてよ!」バシッ
後輩「さよなら!」
男 「逃げられた……だが、あきらめねえゼ」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 15:57:33.16 ID:9WaE1JAj0
後輩「もしもし?先輩?先輩ですか?」
先輩「どうした?あわててるみたいだけど」
後輩「ごめんなさい、先輩」
先輩「いったいどうした?」
後輩「私、先輩が勉強してるのに、友達と遊ぶ約束しちゃって……罰が当たったんです」
先輩(要領を得ない)
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:01:04.24 ID:9WaE1JAj0
男 「おっ、いたいた。人通りは……よっし、ない」
後輩「はい、ええ……よかったですね!」
男 「ああ、よかったさ!」ガバァ
後輩「きゃあっ!」
ドサッ
男 「まーったく、人が下手に出てればよぉ!」ボコッ
後輩「いたっ、や、やめて!」バタバタ
男 「お前がさあ、悪いんだっての!」ドコッ
後輩「あっ……げほっ」
男 「いいとこはいったねぇ」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:04:18.51 ID:9WaE1JAj0
後輩(携帯……どっかいっちゃった。先輩……)
男 「やっとおとなしくなったか。それじゃ……」
後輩「やだっ!」ドン!
男 「おっと」ドサ
後輩「携帯っ!」タッ
男 「ちっ」
後輩「もしもし!?先輩!助けてください!男に、襲われそうです!」
先輩「おい!大丈夫なのかよ!」
男 「くそう、分が悪い……」タタタッ
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:06:37.77 ID:9WaE1JAj0
次の日
先生「後輩は、今日は休みか」
男友「せんせー、男もやすみでーす」
先生「あいつはどうせサボりだ」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:11:37.47 ID:9WaE1JAj0
男 「で、その女がですよぉ……」
ガラの悪い人「……」
男 「だから、ヤッちまいたいんですよぉ」
悪人「……」
男 「あのぉ、聞いてくれてます?」
悪人「うるさいな」バキッ
男 「うがっ!」
男 「な、何で?」
悪人「最近のカラオケボックスには防犯カメラ設置のところもある……」
悪人「お前が行ったところはそうだ……」
悪人「それに、襲い掛かったんだって?顔を殴った?暴行だ」
悪人「訴えられててみろ。捕まるぞ」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:15:53.95 ID:9WaE1JAj0
男 「そんなわけが……大体、ろくに動いてくれませんよ、サツなんて」
悪人「お前、最近色々やってるだろ……サツも敏感になっている」
悪人「それに、昔と違って今は動いてくれるようにもなっている」
男 「で、でも俺、未成年っすよ!」
悪人「少年院があるだろうが」
男 「じ、示談……」
悪人「クソみてえなお前のために、誰が金をだすってんだ」
男 「で、でも、訴えてないかも……」
悪人「まあ、その可能性はあるがな」
男 「くっそー。あのアマァァァ!」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:19:39.48 ID:9WaE1JAj0
ぴんぽーん
サツ「すいませーん。こちらに、男さんはいらっしゃいますかー?」
男 「ひいいいい!」
悪人「いますよー。ほら。あきらめな」
男 「いやだあああああああ!」
悪人「さよなら」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:25:13.49 ID:9WaE1JAj0
後輩「学校。サボっちゃいましたね」
先輩「そうだな」
後輩「男。捕まってるでしょうか。昨日、訴えたんですけれど」
先輩「捕まってるさ。逃げ場なんてないよ。逃げもしないだろうし」
後輩「そうですね」
先輩「後輩に何事もなくて、よかったよ」
後輩「……」ギュウ
後輩「もう、男のことはいいですよ……」
先輩「そうだね」ギュウ
後輩「あっ……えへへ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:27:35.57 ID:9WaE1JAj0
後輩「そういえば、せんぱい。推薦合格おめでとうございます」
先輩「これでまた、遊べるよ」
後輩「よかったなぁ……」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:44:43.45 ID:9WaE1JAj0
ぴんぽーん
後輩「先輩、来ましたよ」
ガチャ
先輩妹「はい……えっと、どちら様?」
後輩「え?ええっと、先輩の……先輩に用があって来ました、後輩といいます」
妹 「ふーん。アニキの彼女さんかぁ」
後輩「えぅ……まあ、はい……」
妹 「アニキなら今出かけてるよ。さ、あがってあがって」
後輩「お邪魔します……」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:48:18.84 ID:9WaE1JAj0
妹 「あたし、妹。よろしくね」
後輩「はい、よろしくお願いします」
妹 「後輩さんのほうが年上だから、好きに呼んでいいよ」
後輩「じゃあ、妹さんで」
妹 「アニキの言ってたとおり、礼儀正しいね」
妹 「ここ、アニキの部屋。帰ってくるまで待ってよ」
後輩「入っちゃっていいのかな?」
妹 「いいのいいの。アニキの部屋なんていっつも勝手に入ってるし」
かちゃ
後輩「結構かたづいてますね」
妹 「昨日必死で片付けてたよ」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:54:06.85 ID:9WaE1JAj0
妹 「後輩さんのこと、義姉さんって呼んでもいい?あたし、姉ちゃんほしかったんだ」
後輩「義姉さん……いいですよ。妹さん、いまいくつですか?」
妹 「高一。そういえば、今日義姉さんが寄るご飯作ってくれるって、ホント?」
後輩「えっと。嫌じゃなければ、だけど」
妹 「やったー!父さんも母さんもいつも遅くってさ。アニキの失敗料理なんてもう食べたくないよ」
妹 「カップめんも食べ飽きたし。義姉さんサイコー」
後輩「そんなに期待されると、緊張しちゃうな」
妹 「あたしも、アニキも、ビーフシチューとグラタンが好きなんだよ」
妹 「今日、それにしてくれるなら、アニキのこと、色々教えてあげる」
後輩「腕によりをかけて作りますね!」
妹 「そうこなくっちゃ!」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:00:24.79 ID:9WaE1JAj0
妹 「アニキってさ、舌がアホでね。濃い味が大好きなんだよ。しかも辛いやつで」
後輩「へえ~。そうだったんですか」
妹 「そうなの。嫌いな料理は和食でね、オムライスとか、子供が好きそうなのが大好きなんだ!」
後輩「クスクス。なんだかわかる気がします」
妹 「それでね、アニキの服の好みはね、スカートとニーソの絶対領域好き」
妹 「確かこの辺に……」ゴソゴソ
後輩「あさっちゃっていいんですか?」
妹 「いいのいいの。あ、あった。ほら」
『着衣フェチ・ニーソ絶対領域編』
『ニーソが大好き!』
『絶対!絶対領域!』
妹 「アニキ秘蔵のエロ本。最近は、後輩さんの名前呼んでるね」
後輩「うわぁ……先輩も、やっぱり男の人だなぁ……」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:03:29.88 ID:9WaE1JAj0
妹 「後は、巨乳好きかな。義姉さん、結構おっきいよね」ポヨン
後輩「あんっ」
妹 「あはっ、可愛いよ、義姉さん……」モミモミ
後輩「はぁんっ、やめっ、だめですよ」
妹 「いいじゃん、アニキなんかよりあたしの彼女になってよ……」
先輩「たっだいまー。って!何やってんだバカ妹!」
妹 「チッ!帰ってきやがった!」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:08:31.63 ID:9WaE1JAj0
後輩「……可愛い、妹さんですね」
先輩「ごめんな……あいつ、レズなんだよ……いっつも楽しそうに女子高通ってる」
妹 「義姉さん、あたしの好みにストライクすぎ!アニキ、あたしに譲って!」
先輩「バカ野郎!後輩は俺のモンだ!」ギュウッ
後輩「あっ……えへへ」
妹 「いいよいいよ。義姉さんとアニキが付き合ってる限り、あたしも義姉さんと遊べるし。浮気じゃないし!」
先輩「いいから出てけ!」
妹 「義姉さん!また遊ぼうね!」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:12:17.60 ID:9WaE1JAj0
後輩「先輩、ちょっと苦しいですよ」
先輩「ん?あ、ゴメン」
後輩「別に抱きしめてくれたままでもよかったのに」
先輩「いや、はずいし……」
後輩「私は恥ずかしくないですけどね」ギュッ
先輩「俺は恥ずかしいんだよ」ギュ
後輩「なんだかんだいって、抱きしめ返してくれるんですよね」
先輩「うるさいぞ……」
後輩「えへへ……先輩」
先輩「……ん」チュ
妹 「いいなぁ……あたしもチューしたいなぁ」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:15:36.66 ID:9WaE1JAj0
後輩「そういえば、先輩。ニーソ、好きなんですか?」
先輩「え?」
後輩「えっち。こんなんもってるんですもんね。私にも、こういうこと、してほしいんですか?」
先輩「あー、え?何で?妹か!」
後輩「えっちー」
先輩「ああそうだよ、男はみんな狼だー」ガバァ
後輩「きゃあん」
妹 「あたしも混ざりたい……」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:19:15.96 ID:9WaE1JAj0
帰り際
先輩「ありがとう。晩メシまで作ってもらっちゃって」
後輩「喜んでもらえてよかったです。妹さんとも仲良くなれたし」
妹 「あれ?義姉さん帰っちゃうの?」
後輩「うん。またね」
妹 「ばいばい。また、ご飯作ってね!」
先輩「気をつけてね」
後輩「はい。それじゃあ、おやすみなさい」
がちゃ
妹 「アニキ!」
先輩「なんだよ?」
妹 「今日はお楽しみでしたね」
先輩「……うっさい」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:25:06.07 ID:9WaE1JAj0
いったん終わらせとく。
後輩「先輩、卒業しちゃいましたね」
先輩「そりゃまあ・・・留年するわけにも行かないし」
後輩「先輩の大学、県外ですよね」
先輩「ああ・・・・・・一人暮らしになるよ」
後輩「あんまり、会えなくなっちゃいますね」
先輩「………ああ」
後輩「……」ギュウッ
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:27:28.23 ID:9WaE1JAj0
先輩「こ、後輩?」
後輩「許しませんからね?」
先輩「え?」
後輩「私、結構嫉妬深いんです」ギュ
後輩「私、結構さびしがりやです」ギュ
後輩「私、結構甘えんぼです」ギュ
後輩「先輩が、浮気なんてしたら、私、私……」ギュウウ
後輩「絶対許さないんですから」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 17:31:04.28 ID:9WaE1JAj0
後輩「すぐに、私だって大学生ですから」
後輩「だから、浮気なんて、しないでくださいね」
後輩「ぐすっ、べ、別に、泣いてなんかないですよ?ただちょっと、ちょっと……」
後輩「うっ、うう……」ポロポロ
先輩「よしよし……大丈夫。浮気なんてしないさ」ナデナデ
後輩「ほんと?」
先輩「本当だってば」
後輩「浮気したら私も妹さんと浮気してやる」
先輩「それはマジでやめて」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:05:49.64 ID:p/OvDDiD0 [1/6]
後輩「先輩!今日から私も大学生ですよ!」
先輩「一年なんて早かったなぁ」
後輩「アパートだって同じ所でお隣ですし、ずっと一緒にいれますよ」
先輩「たまに戻って会ってたけど、やっぱり毎日会える方がいいよな」
後輩「そうですね。私、寂しかったんですから!」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:13:20.00 ID:p/OvDDiD0 [2/6]
後輩「先輩のお部屋訪問」
先輩「ふふふ、後輩絶対驚くぜ」
後輩「うわぁ!綺麗じゃないですか、先輩!」
先輩「へへん。この一年で俺はパワーアップしたのさ」
先輩「掃除、洗濯はもちろん、ご飯だってつくれるぜ!」
いかん、眠い。ちょい風呂入ってくる。 絶対戻るから。
198 名前: ◆TTfRqvCEps [] 投稿日:2010/09/26(日) 00:43:30.69 ID:p/OvDDiD0 [3/6]
目覚めた。
後輩「そうですか……」
先輩「あり?あんまり喜んでくれないね?」
後輩「だって、先輩がそういうことできないままだと、私が先輩のお世話をしてあげられますし」
後輩「なんだかさびしいです」
先輩「いやいや、別に後輩が俺の世話をしたいって言うなら俺はやぶさかじゃないぜ?」
後輩「ヒモな先輩は嫌なんです!」
先輩「女心はよめねぇ」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:46:45.87 ID:p/OvDDiD0 [4/6]
先輩「まあ、そんなことよりも。せっかくまた毎日会えるんだし、今日はお祝いと行こうぜ」
後輩「そうですね!また、先輩と毎日会えますし」
先輩「よっし。じゃあ、出前でもとるか……」
後輩「お寿司!お寿司がいいです!」
先輩「俺、ピザが食いたい」
後輩「夜にピザ?太りますよ?」
先輩「それでも!食べたいピザがあるんだ!」
後輩「私は食べませんからね」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:50:11.94 ID:p/OvDDiD0 [5/6]
先輩「よーし。料理も届いたし。再開を祝して!」
後輩「かんぱいです」
先輩「かんぱーい」
カチン
後輩「これ、何ですか?」コクコク
先輩「お酒」ゴクゴク
後輩「えっ、まだ私、未成年ですよ?」
先輩「大丈夫さ、少しだけ。ちょっとなら平気だよ」
後輩「うう……先輩がそういうなら……」コクコク
後輩「けっこう……おいしいんですね」
先輩「さすが後輩。味がわかる」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 00:55:18.59 ID:p/OvDDiD0 [6/6]
しばらくして。
後輩「ひく。ひっく。ひく」
後輩「なんだか~。いい気持ち~です~」フラフラ
先輩「うわ、酔っちゃってる。大丈夫か?」
後輩「あ~、先輩だぁ~。えへへへ」ギュウー
先輩「お、おい。抱きつくなって、今は!」
後輩「寂しかったんですよ~。慰めてくださいよ~」
後輩「先輩とたま~に会って~。分かれた後なんかは、私、ボロボロ泣いてましたし~」
先輩「後輩……」
後輩「浮気してないかな~とか~考えるたびに~先輩を信用できてない私がいることにいやになったりしてたんですよ?」
後輩「私って、けっこう~嫌な子ですよね」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:00:07.02 ID:p/OvDDiD0
後輩「えへへ。先輩、ちゅ~」
先輩「うわちょとどこにすいついてるやめて」
後輩「キスマークついちゃいましたよ~。えへへ。もっとつけちゃえ」ちゅ、ちゅ、ちゅ
先輩「あ、ちょ、やめろってば」
後輩「それに~。不安になるのは先輩のせいでもあるんですよ~」ゴクゴク
先輩「(酒追加してやがる……)俺のせい?」
後輩「先輩ってば~全然手を出してこないんですもん。彼女作って~発散させちゃってるのかなって~」
先輩「バカ、俺がどんな気持ちで耐えてきたか」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:06:22.77 ID:p/OvDDiD0
後輩「なんで、がまんするんですか?」
後輩「私は~別に。いいんですよ?」
後輩「私は~まだ、初めてですよ?お口で、してあげたことはありますけれど」
先輩「いや、そのなあ……」
後輩「先輩と~別れてから。泣いた後は~自分で慰めてたりもしたんですよ~?」
後輩「くちゅくちゅって。先輩、先輩って。先輩は、キスだけだから~」
後輩「我慢なんて~私相手には~いりませんよ?」
先輩「そうは言ってもさ……俺だって、後輩に嫌われたくないしさ……言い出しづらいし……」
後輩「そんなことだろうとは~思いましたよ。先輩は、奥手で、優しい人ですもん」
後輩「あははっ、先輩を好きになって、よかった」
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:10:52.52 ID:p/OvDDiD0
先輩「こ、後輩……」
後輩「きゃんっ」ドサッ
先輩「いい、かな?」
後輩「いいですけれど~その前に~ちゅー、してくださいよ~」
先輩「ああ……」チュ
後輩「えへへ……あう」
先輩「後輩?」
後輩「くぅ……すぅ……」
先輩「………そりゃないぜ」
後輩「せんぱぁい……」キュウ
先輩「……これからも、よろしくな」ギュウ
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:15:11.08 ID:p/OvDDiD0
後輩「んんん……お酒飲んで、しばらくしてからの記憶がない……」
先輩「まあ、なくしておいてくれよ」
後輩「あれ?先輩、首とかほっぺに赤い跡が虫にでも刺されたんですか?」
先輩「うーん……そゆことにしといて」
後輩「私の服が、微妙に乱れてるんですけど……」
先輩「それは、まだ未遂」
後輩「先輩になら……いいですからね?」
先輩「……えっち」
後輩「なっ、なんですか、その反応は!ああ、なんだか恥ずかしいです!」
お酒と後輩 おしまい
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:32:45.36 ID:p/OvDDiD0
後輩「サークル、ですか?」
先輩「うん。何か入るの?誘われてるだろ?」
後輩「いくつか、誘われましたけれど……せっかくですから、先輩と一緒のがいいかなって」
先輩「そっかー。でも俺、サークルはいってないんだけど……」
後輩「…………友達、います?」
先輩「……いるさ、俺の心の中に」
後輩「私、そんな寂しい先輩でも大好きですよ?」スッ
先輩「優しく手を握りながら言わないでくれよ。泣ける」
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:40:51.26 ID:p/OvDDiD0
後輩「また、二人でゆっくりしながら、お話しましょうよ。ね?」
先輩「そうだな。友達のいない俺には、サークル活動なんて無理だよな」
後輩「もう……いじけないでくださいよ」
先輩「いじけてないもん」
後輩「先輩には、わ、私がいるじゃないですか。ね?」
サークル編終わり なんか長いののネタが出てこんぜ
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 01:58:26.62 ID:p/OvDDiD0
そろそろおわりにします。というか、インターネットの調子悪すぎ。
見てくれた人・保守してくれた人
ありがとうございました。
次スレを立てるなら、百合ものにしようかな。
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