スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
リーネ「私のズボンがない…」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 08:29:58.64 ID:VEU0FOTB0
芳佳「ええ!?よく探した?」
リーネ「うん、部屋とか更衣室も探したけど無いの…」
芳佳「そうなんだ…」
リーネ「芳佳ちゃん」
芳佳「な、なに?」
リーネ「あんまり見ないで…」
芳佳「ごめん…」
芳佳「ええ!?よく探した?」
リーネ「うん、部屋とか更衣室も探したけど無いの…」
芳佳「そうなんだ…」
リーネ「芳佳ちゃん」
芳佳「な、なに?」
リーネ「あんまり見ないで…」
芳佳「ごめん…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:41:47.35 ID:EFxOpwC6O [1/22]
会議室
坂本「リーネのズボンが無くなっただと!?」
エーリカ「どっかに落ちてるとか」
ゲルト「お前と一緒にするな」
ミーナ「困ったわね」
???「久しぶりだね、ウィッチーズの諸君」
坂本「!!」
ゲルト「貴様は!」
エーリカ「誰だっけ」
???「くっ、トレヴァーマロニー、ブリタニアの空軍大将だ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:43:05.23 ID:EFxOpwC6O [2/22]
ミーナ「なんのご用でしょうか、マロニー大将」
エイラ「帰れ帰れ!」
サーニャ「エイラ駄目よ」
マロニー「ブリタニアに連絡が入ってね、なんでも我が国のウィッチが盗難にあったそうじゃないか」
ミーナ「まだ盗難と決まったわけでは…」
マロニー「これはブリタニアに対する宣戦布告だ、よって君達に対する処分が必要なのだ」
坂本「なにを馬鹿なことを!」
エーリカ「zzz」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:44:10.35 ID:EFxOpwC6O [3/22]
マロニー「だが今我々は共にネウロイと戦っている仲間だ、そこで三日間の猶予をやろう」
シャーリー「猶予?」
マロニー「三日以内に犯人は自ら名乗り出てくれたまえ、そうすれば他のウィッチへの処分は考え直そう」
リーネ「そんな…きっと私が無くしただけです!誰も盗んだりしてません!」
マロニー「リネット君、これは君だけの問題ではないのだよ、ブリタニアの名誉に関わることなんだ」
リーネ「でも…」
マロニー「では犯人が名乗り出ることを祈っているよ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:45:34.84 ID:EFxOpwC6O [4/22]
エーリカ「相変わらず嫌な奴だな」
ミーナ「口をつつしみなさい」
ペリーヌ「でも、これからどうするんですの?」
シャーリー「どうするったって二つしかないだろ、無くしただけなのならズボンを探す」
エーリカ「盗まれたのなら、犯人を見つけ出す」
エイラ「どっちも駄目ならどんな処分になるんだ?」
ルッキーニ「501解散とか?」
ペリーヌ「そんな馬鹿な…」
ミーナ「無いとは言いきれないわね」
坂本「奴のことだ、軽い処分では済まないだろうな」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:47:06.17 ID:EFxOpwC6O [5/22]
リーネ「ごめんなさい、私のせいで……」
サーニャ「そんなこと……」
ペリーヌ「そういえば以前も似たようなことがありましたわね」
エイラ「あのときは確かペリーヌが宮藤の服を着ようとして…」
ペリーヌ「違いますわ!私のズボンをルッキーニさんが…」
ゲルト「…」
坂本「…」
ミーナ「…」
エイラ「…」
ルッキーニ「わ、私じゃないよ!自分のはいてるもん!
ほら!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:48:30.50 ID:EFxOpwC6O [6/22]
ゲルト「…なら念のためにお前の部屋を見せてもらってもいいか?」
シャーリー「ちょっと待てよ、ルッキーニはあまり部屋を使わないからあいつのものは何も無いぞ」
ゲルト「確認するだけだ」
シャーリー「……なら私が見てくるよ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:50:03.48 ID:EFxOpwC6O [7/22]
シャーリー「なにもなかったぞ」
ゲルト「そうか…」
ペリーヌ「でもこういう場合、ルッキーニさんと仲のいいシャーリーさんではなくて他の人がやるべきでは?」
坂本「確かにな」
シャーリー「なんだよ、私を疑ってるのか?」
坂本「いや、そういうわけでは…」
ゲルト「いや、待ってくれ」
シャーリー「なんだよバルクホルン」
ゲルト「さっきのトレヴァー・マロニーの話には少し不自然なところがあるんじゃないかと思ってな」
エーリカ「なんだそれ」
ミーナ「話してみて」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:51:39.74 ID:EFxOpwC6O [8/22]
ゲルト「まず、ズボンが無くなったというのはそんなに大きな事件じゃない、それなのにわざわざマロニー本人がここまで出向いてきた」
ゲルト「それにズボンが無くなっても、後で見つかる可能性は非常に高い、それなのにあの自信は不自然だ」
ゲルト「そしてブリタニアからこの基地までは大分距離がある、こんなに早く基地に現れたのも不自然」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:53:04.13 ID:EFxOpwC6O [9/22]
坂本「なるほどな」
ミーナ「ということは、リーネさんのズボンはもしかして…」
ゲルト「ああ、間違いないだろう」
坂本「今日はもう遅い、今夜中に作戦を立てて明日、実行しよう」
ウィッチーズ「了解!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:54:34.61 ID:EFxOpwC6O [10/22]
翌日
ローマ
芳佳「ズボン、見つかるといいね」
リーネ「あのね芳佳ちゃん」
芳佳「なに、リーネちゃん?」
リーネ「私この作戦、上手くいかないで欲しいの、最低だね、私」
芳佳「リーネちゃん…?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:57:14.92 ID:EFxOpwC6O [11/22]
ローマのホテル前
エーリカ「ホテル前に到着、これより作戦を開始するよ」
エイラ『了解。
ア、サーニャ、イマオキタノカ?』
ミーナ「あら?トゥルーデは?」
エーリカ「女の子が木に風船ひっかけちゃったから取って上げてるみたいだけど」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:59:34.29 ID:EFxOpwC6O [12/22]
ゲルト「今度からは気をつけるんだぞ」
女の子「ありがとうお姉ちゃん!」
ゲルト「!!、もう一度言ってみてくれないか」
女の子「ありがとうお姉ちゃん!」
ゲルト「も、もう一度」
ミーナ「トゥルーデ……」
ゲルト「ち、違うんだ!風船を取って上げたたけで…」
ミーナ「………」
ゲルト「すまん」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:01:21.78 ID:EFxOpwC6O [13/22]
ミーナ「ではこれより作戦を開始します」
ゲルト「ターゲットはまだホテルの中だ、ミーナ頼むぞ」
ミーナ「ええ…」
ミーナ(能力を発動…)
ゲルト「どうだミーナ?」
ミーナ「ちょっと待って…………うぷっ」
エーリカ「大丈夫かミーナ!?」
ミーナ「予想通り………よ……少し休ませ…」バタッ
ゲルト「ミーナ!」
エーリカ「ミーナは私に任せて、トゥルーデはターゲットを!」
ゲルト「わかった」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:03:18.90 ID:EFxOpwC6O [14/22]
ホテル内
ゲルト「今ターゲットの部屋の前だ、エイラ、聞こえるか?」
エイラ『聞こえてるよ、その扉を開けると他の部屋から下っ端の兵隊さんが出てくるから気をつけろよな。サーニャ、ケーキタベルカ?』
ゲルト「わかった、開けるぞ」
ガチャッ
マロニー「な、なんだ貴様は!?」
ゲルト「さあ、大人しく下着を…」
下っ端達「ご無事ですかマロニー大将!」
ゲルト「なんだこの人数は!」
エイラ『悪い悪い、たくさんいるの言い忘れてたよ。サーニャ、イマ、コウチャヲイレルカラナ』
ゲルト「エイラ貴様あああああ!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:06:35.51 ID:EFxOpwC6O [15/22]
―――――――
昨夜
坂本「作戦はこうだ、奴が泊まっているホテルは土方が調べた
そのホテルの前でミーナの固有魔法を発動する」
ミーナ「わ、私?」
坂本「そうだ、空間把握能力でターゲットを調べてもらいたい」
ミーナ「ターゲットが部屋にいるか確認すればいいの?」
坂本「それもあるがターゲットの体を調べてもらいたい」
ミーナ「え?」
エーリカ(もしかしたら、あいつのあれを空間把握しちゃうかもしれないのか……うぷっ)
坂本「頼んだぞミーナ」
ミーナ「…」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:08:42.16 ID:EFxOpwC6O [16/22]
坂本「そして次にバルクホルンに部屋に乗り込んでもらう、お前に腕っ節で勝てる奴はまずいないからな」
ゲルト「了解」
坂本「エイラは基地に待機して未来予知の魔法でサポートしてくれ」
エイラ「任せとけ!」
坂本「サーニャは夜間哨戒で消耗しているだろうからな、基地で休んでいてくれ、残りの隊員はターゲットの逃げ場を塞ぐ役割を果たしてもらう」
ウィッチーズ「了解!」
―――――――――
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:11:48.43 ID:EFxOpwC6O [17/22]
シャーリー「ターゲットが逃げたらしいぞ、どうするルッキーニ、移動するか?」
ルッキーニ「エイラに聞いたら?」
シャーリー「あいつ通信機の前にいないみたいなんだ、自分達で判断するしかないな」
ルッキーニ「ターゲットは一人で逃走している、よって追い詰められやすい細い路地などより広場に逃げて人ごみに紛れ込もうと考えるはず、だが広場にはすでに坂本少佐達が待機している。
ターゲットの説得は軍人としての経験が長い坂本少佐が適任、私達は万が一を考えてもうひとつの逃げ道であるこの場所で待機すべきだろう」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:13:54.52 ID:EFxOpwC6O [18/22]
シャーリー「…………今なんて言った?」
ルッキーニ「べつに何も言ってないよ」
シャーリー「そんなはずは…」
ルッキーニ「空耳じゃない?」
シャーリー「そう…かな」
ルッキーニ「そうだよ!」
シャーリー「じゃあここで待機するか!」
ルッキーニ「うん!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:16:14.31 ID:EFxOpwC6O [19/22]
ローマ、広場に逃げるマロニー
マロニー「なんなんだ一体、まさか私の作戦がばれたとでもいうのか?」
坂本「その通りだ」
マロニー「な、なぜ貴様がここに!?」
芳佳「もうこんなことやめて下さい!」
リーネ「…」
マロニー「な、なんの話だ」
坂本「観念しろ、大人しく下着を見せるんだ」
マロニー「くっ!」
芳佳「逃げた!」
坂本「どけ宮藤!烈風斬!!」
マロニー「ぐわあああああああ!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:18:48.78 ID:EFxOpwC6O [20/22]
芳佳「すごい!服が切り裂かれていく!」
ペリーヌ「さすが坂本少佐!
あら、下着が見えて………あれはリーネさんのですわ!」
リーネ「…」
芳佳「やっぱりマロニーさんがリーネちゃんのズボンはいてたんだね」
坂本「さあ、そのズボンを脱ぐんだ」
マロニー「…」スルスル
坂本「受け取れ、リーネ」
宮藤「よかったね、リーネちゃん」
リーネ「…」
坂本「とりあえず一件落着だな、はっはっはっ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:21:38.16 ID:EFxOpwC6O [21/22]
基地
芳佳「ただいまー、あれ、バルクホルンさん達帰ってたんですか」
ゲルト「ああ、ミーナは休んでいる。魔力を消耗したんだろう」
エーリカ「いや、違うだろ」
シャーリー「バルクホルン、ターゲットを逃がしたんだって?」
ゲルト「あれはエイラがだな…」
シャーリー「はいはい、ルッキーニ風呂行くぞ」
ルッキーニ「ウジャー!」
ゲルト「話を聞け!」
芳佳「ふふふ、皆仲がいいなあ、あれ?リーネちゃん元気無いね、どうしたの?」
リーネ「明日新しいズボン買いに行こう…」ボソッ
芳佳「?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:24:04.34 ID:EFxOpwC6O [22/22]
エーリカ「リーネ、ちょっといい?」
リーネ「なんですかハルトマンさん」
エーリカ「はいこれ、あげる」
リーネ「新しいズボン?」
エーリカ「部屋にあったんだけどね。買いに行くまでそれ履いてなよ」
リーネ「ありがとうございます。ハルトマンさん」
エーリカ「いいっていいって」
ゲルト「新しく買ったズボンが見当たらないな」
エーリカ「私もお風呂入ろうっと」
その頃ローマ
「ママ、あの人何も履いてないよー」
「見ちゃいけません!」
マロニー「……………………………ブラブラする」
おわり
会議室
坂本「リーネのズボンが無くなっただと!?」
エーリカ「どっかに落ちてるとか」
ゲルト「お前と一緒にするな」
ミーナ「困ったわね」
???「久しぶりだね、ウィッチーズの諸君」
坂本「!!」
ゲルト「貴様は!」
エーリカ「誰だっけ」
???「くっ、トレヴァーマロニー、ブリタニアの空軍大将だ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:43:05.23 ID:EFxOpwC6O [2/22]
ミーナ「なんのご用でしょうか、マロニー大将」
エイラ「帰れ帰れ!」
サーニャ「エイラ駄目よ」
マロニー「ブリタニアに連絡が入ってね、なんでも我が国のウィッチが盗難にあったそうじゃないか」
ミーナ「まだ盗難と決まったわけでは…」
マロニー「これはブリタニアに対する宣戦布告だ、よって君達に対する処分が必要なのだ」
坂本「なにを馬鹿なことを!」
エーリカ「zzz」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:44:10.35 ID:EFxOpwC6O [3/22]
マロニー「だが今我々は共にネウロイと戦っている仲間だ、そこで三日間の猶予をやろう」
シャーリー「猶予?」
マロニー「三日以内に犯人は自ら名乗り出てくれたまえ、そうすれば他のウィッチへの処分は考え直そう」
リーネ「そんな…きっと私が無くしただけです!誰も盗んだりしてません!」
マロニー「リネット君、これは君だけの問題ではないのだよ、ブリタニアの名誉に関わることなんだ」
リーネ「でも…」
マロニー「では犯人が名乗り出ることを祈っているよ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:45:34.84 ID:EFxOpwC6O [4/22]
エーリカ「相変わらず嫌な奴だな」
ミーナ「口をつつしみなさい」
ペリーヌ「でも、これからどうするんですの?」
シャーリー「どうするったって二つしかないだろ、無くしただけなのならズボンを探す」
エーリカ「盗まれたのなら、犯人を見つけ出す」
エイラ「どっちも駄目ならどんな処分になるんだ?」
ルッキーニ「501解散とか?」
ペリーヌ「そんな馬鹿な…」
ミーナ「無いとは言いきれないわね」
坂本「奴のことだ、軽い処分では済まないだろうな」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:47:06.17 ID:EFxOpwC6O [5/22]
リーネ「ごめんなさい、私のせいで……」
サーニャ「そんなこと……」
ペリーヌ「そういえば以前も似たようなことがありましたわね」
エイラ「あのときは確かペリーヌが宮藤の服を着ようとして…」
ペリーヌ「違いますわ!私のズボンをルッキーニさんが…」
ゲルト「…」
坂本「…」
ミーナ「…」
エイラ「…」
ルッキーニ「わ、私じゃないよ!自分のはいてるもん!
ほら!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:48:30.50 ID:EFxOpwC6O [6/22]
ゲルト「…なら念のためにお前の部屋を見せてもらってもいいか?」
シャーリー「ちょっと待てよ、ルッキーニはあまり部屋を使わないからあいつのものは何も無いぞ」
ゲルト「確認するだけだ」
シャーリー「……なら私が見てくるよ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:50:03.48 ID:EFxOpwC6O [7/22]
シャーリー「なにもなかったぞ」
ゲルト「そうか…」
ペリーヌ「でもこういう場合、ルッキーニさんと仲のいいシャーリーさんではなくて他の人がやるべきでは?」
坂本「確かにな」
シャーリー「なんだよ、私を疑ってるのか?」
坂本「いや、そういうわけでは…」
ゲルト「いや、待ってくれ」
シャーリー「なんだよバルクホルン」
ゲルト「さっきのトレヴァー・マロニーの話には少し不自然なところがあるんじゃないかと思ってな」
エーリカ「なんだそれ」
ミーナ「話してみて」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:51:39.74 ID:EFxOpwC6O [8/22]
ゲルト「まず、ズボンが無くなったというのはそんなに大きな事件じゃない、それなのにわざわざマロニー本人がここまで出向いてきた」
ゲルト「それにズボンが無くなっても、後で見つかる可能性は非常に高い、それなのにあの自信は不自然だ」
ゲルト「そしてブリタニアからこの基地までは大分距離がある、こんなに早く基地に現れたのも不自然」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:53:04.13 ID:EFxOpwC6O [9/22]
坂本「なるほどな」
ミーナ「ということは、リーネさんのズボンはもしかして…」
ゲルト「ああ、間違いないだろう」
坂本「今日はもう遅い、今夜中に作戦を立てて明日、実行しよう」
ウィッチーズ「了解!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:54:34.61 ID:EFxOpwC6O [10/22]
翌日
ローマ
芳佳「ズボン、見つかるといいね」
リーネ「あのね芳佳ちゃん」
芳佳「なに、リーネちゃん?」
リーネ「私この作戦、上手くいかないで欲しいの、最低だね、私」
芳佳「リーネちゃん…?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:57:14.92 ID:EFxOpwC6O [11/22]
ローマのホテル前
エーリカ「ホテル前に到着、これより作戦を開始するよ」
エイラ『了解。
ア、サーニャ、イマオキタノカ?』
ミーナ「あら?トゥルーデは?」
エーリカ「女の子が木に風船ひっかけちゃったから取って上げてるみたいだけど」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 08:59:34.29 ID:EFxOpwC6O [12/22]
ゲルト「今度からは気をつけるんだぞ」
女の子「ありがとうお姉ちゃん!」
ゲルト「!!、もう一度言ってみてくれないか」
女の子「ありがとうお姉ちゃん!」
ゲルト「も、もう一度」
ミーナ「トゥルーデ……」
ゲルト「ち、違うんだ!風船を取って上げたたけで…」
ミーナ「………」
ゲルト「すまん」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:01:21.78 ID:EFxOpwC6O [13/22]
ミーナ「ではこれより作戦を開始します」
ゲルト「ターゲットはまだホテルの中だ、ミーナ頼むぞ」
ミーナ「ええ…」
ミーナ(能力を発動…)
ゲルト「どうだミーナ?」
ミーナ「ちょっと待って…………うぷっ」
エーリカ「大丈夫かミーナ!?」
ミーナ「予想通り………よ……少し休ませ…」バタッ
ゲルト「ミーナ!」
エーリカ「ミーナは私に任せて、トゥルーデはターゲットを!」
ゲルト「わかった」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:03:18.90 ID:EFxOpwC6O [14/22]
ホテル内
ゲルト「今ターゲットの部屋の前だ、エイラ、聞こえるか?」
エイラ『聞こえてるよ、その扉を開けると他の部屋から下っ端の兵隊さんが出てくるから気をつけろよな。サーニャ、ケーキタベルカ?』
ゲルト「わかった、開けるぞ」
ガチャッ
マロニー「な、なんだ貴様は!?」
ゲルト「さあ、大人しく下着を…」
下っ端達「ご無事ですかマロニー大将!」
ゲルト「なんだこの人数は!」
エイラ『悪い悪い、たくさんいるの言い忘れてたよ。サーニャ、イマ、コウチャヲイレルカラナ』
ゲルト「エイラ貴様あああああ!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:06:35.51 ID:EFxOpwC6O [15/22]
―――――――
昨夜
坂本「作戦はこうだ、奴が泊まっているホテルは土方が調べた
そのホテルの前でミーナの固有魔法を発動する」
ミーナ「わ、私?」
坂本「そうだ、空間把握能力でターゲットを調べてもらいたい」
ミーナ「ターゲットが部屋にいるか確認すればいいの?」
坂本「それもあるがターゲットの体を調べてもらいたい」
ミーナ「え?」
エーリカ(もしかしたら、あいつのあれを空間把握しちゃうかもしれないのか……うぷっ)
坂本「頼んだぞミーナ」
ミーナ「…」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:08:42.16 ID:EFxOpwC6O [16/22]
坂本「そして次にバルクホルンに部屋に乗り込んでもらう、お前に腕っ節で勝てる奴はまずいないからな」
ゲルト「了解」
坂本「エイラは基地に待機して未来予知の魔法でサポートしてくれ」
エイラ「任せとけ!」
坂本「サーニャは夜間哨戒で消耗しているだろうからな、基地で休んでいてくれ、残りの隊員はターゲットの逃げ場を塞ぐ役割を果たしてもらう」
ウィッチーズ「了解!」
―――――――――
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:11:48.43 ID:EFxOpwC6O [17/22]
シャーリー「ターゲットが逃げたらしいぞ、どうするルッキーニ、移動するか?」
ルッキーニ「エイラに聞いたら?」
シャーリー「あいつ通信機の前にいないみたいなんだ、自分達で判断するしかないな」
ルッキーニ「ターゲットは一人で逃走している、よって追い詰められやすい細い路地などより広場に逃げて人ごみに紛れ込もうと考えるはず、だが広場にはすでに坂本少佐達が待機している。
ターゲットの説得は軍人としての経験が長い坂本少佐が適任、私達は万が一を考えてもうひとつの逃げ道であるこの場所で待機すべきだろう」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:13:54.52 ID:EFxOpwC6O [18/22]
シャーリー「…………今なんて言った?」
ルッキーニ「べつに何も言ってないよ」
シャーリー「そんなはずは…」
ルッキーニ「空耳じゃない?」
シャーリー「そう…かな」
ルッキーニ「そうだよ!」
シャーリー「じゃあここで待機するか!」
ルッキーニ「うん!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:16:14.31 ID:EFxOpwC6O [19/22]
ローマ、広場に逃げるマロニー
マロニー「なんなんだ一体、まさか私の作戦がばれたとでもいうのか?」
坂本「その通りだ」
マロニー「な、なぜ貴様がここに!?」
芳佳「もうこんなことやめて下さい!」
リーネ「…」
マロニー「な、なんの話だ」
坂本「観念しろ、大人しく下着を見せるんだ」
マロニー「くっ!」
芳佳「逃げた!」
坂本「どけ宮藤!烈風斬!!」
マロニー「ぐわあああああああ!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:18:48.78 ID:EFxOpwC6O [20/22]
芳佳「すごい!服が切り裂かれていく!」
ペリーヌ「さすが坂本少佐!
あら、下着が見えて………あれはリーネさんのですわ!」
リーネ「…」
芳佳「やっぱりマロニーさんがリーネちゃんのズボンはいてたんだね」
坂本「さあ、そのズボンを脱ぐんだ」
マロニー「…」スルスル
坂本「受け取れ、リーネ」
宮藤「よかったね、リーネちゃん」
リーネ「…」
坂本「とりあえず一件落着だな、はっはっはっ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:21:38.16 ID:EFxOpwC6O [21/22]
基地
芳佳「ただいまー、あれ、バルクホルンさん達帰ってたんですか」
ゲルト「ああ、ミーナは休んでいる。魔力を消耗したんだろう」
エーリカ「いや、違うだろ」
シャーリー「バルクホルン、ターゲットを逃がしたんだって?」
ゲルト「あれはエイラがだな…」
シャーリー「はいはい、ルッキーニ風呂行くぞ」
ルッキーニ「ウジャー!」
ゲルト「話を聞け!」
芳佳「ふふふ、皆仲がいいなあ、あれ?リーネちゃん元気無いね、どうしたの?」
リーネ「明日新しいズボン買いに行こう…」ボソッ
芳佳「?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 09:24:04.34 ID:EFxOpwC6O [22/22]
エーリカ「リーネ、ちょっといい?」
リーネ「なんですかハルトマンさん」
エーリカ「はいこれ、あげる」
リーネ「新しいズボン?」
エーリカ「部屋にあったんだけどね。買いに行くまでそれ履いてなよ」
リーネ「ありがとうございます。ハルトマンさん」
エーリカ「いいっていいって」
ゲルト「新しく買ったズボンが見当たらないな」
エーリカ「私もお風呂入ろうっと」
その頃ローマ
「ママ、あの人何も履いてないよー」
「見ちゃいけません!」
マロニー「……………………………ブラブラする」
おわり
<<憂「天才が凡人に才能の壁を叩きつけるお話だよっ!」 | ホーム | 雛苺「JUMがのりをやっつけてるのー!」>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |