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男「なぁ、女装してみたら?」  友「・・・は?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:08:03.29 ID:rQeXw4t20 [1/56]
男「いやだから、女装してみたら?」

友「おっしゃってる意味が」

男「お前可愛い顔してるし、絶対似合うって」

友「男に可愛いって言うな!」(可愛いって・・・)

男「ごめんごめん、でも似合うと思うんだ」

友「・・・」

男「兎に角、妹の服持ってくるからちょっと待ってて!」

友「お、おい!やるなんて言って・・・無茶苦茶だ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:09:43.84 ID:rQeXw4t20 [2/56]
男「持ってきたぞー、これこれ」

友「ちょっと!さすがにこれは・・・スカート短すぎないか?」

男「そうかなぁ、一番長いの持ってきたんだけど」

友「お前の妹って一体・・・」

男「さぁ!着替えて」

友「そんな目キラキラさせて言うなよ・・・ほんとにやるの?」

男「うんうん、はやく~」

友「分かったよ、でもすぐ着替えるからな!」

男「分かった分かった」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:11:28.23 ID:rQeXw4t20
友「・・・出て行って!」

男「え?なんで?男同士だから別に」

友「お前の眼が怖いんだよ!とりあえず着替えたら呼ぶから出て行け!」

男「んむぅ、わーかーりーまーしーたー」

友「はいはい良い子だねぇ、とっとと出ろ」

バタンッ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:13:38.75 ID:rQeXw4t20
数分後
友「・・・どうしよう、サイズがピッタリな自分が憎い」(変じゃないかな・・・)

友「おーい!入っていいよ」

男「どんな感じ・・・なんじゃぁああこりゃあぁあああ!!」

友「そんな古臭いモノマネするなよ・・・やっぱり変、かな?」

男「めっさ可愛いで」

友「何で関西弁、おちょくるならもう良い、終了~」

男「違う違う!マジで可愛いって!なにこれ、俺ちょっとドキドキしてる」

友「ばっ!冷静になれ、俺はオトコだ!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:15:30.35 ID:rQeXw4t20
男「んー、あのさぁ」

友「な、なんだよ」

男「ちょっと抱きしめて良い?」

友「はぁ?」

男「お願い!」

友「・・・もう好きにしろ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:17:51.29 ID:rQeXw4t20
男「お前、髪の毛サラサラだな」

友「・・・う、うるせぇ!」(頭撫でるのは反則だろぅ~…)

男「すっげぇドキドキするな、聞こえる?」

友「え?ちょっと・・・」

男「どう?」

友「・・・う、うん」(優しく頭抱き寄せるんじゃねぇ!)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:30:31.62 ID:rQeXw4t20
男「なぁ、キスしていいか?」

友「・・・はぁ!!???」

男「やっぱダメ?」

友「そんなこと聞く?普通 男なら強引に奪ってみろよ~ww」

男「・・・」

友「え、ちょ何真剣な顔して・・・!!」

男「ごめん、我慢出来なかった」

友「///」(キ、キキキスしちゃったよぉおおお)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:37:16.45 ID:rQeXw4t20
男「・・・やっぱ嫌だった?ごめん」

友「いや、というか・・・」

男「ん?」

友「・・・あぁもう!」ちゅ

男「!!・・・お前」

友「言っとくけどファーストキスだったんだ!責任取れよな!!」

男「お、おぅ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:39:54.27 ID:rQeXw4t20
男「・・・」

友「・・・」

男「ベッドに来たのはいいものの、どうすれば・・・」

友「こ、こういう時は男がリードするもんだ!」

男「男ってお前」

友「親友にこんな格好させといて何言おうとしてんだ」

男「ごめん」

友「・・・ス」

男「ん?なに?」

友「もっかいキスして、もっと愛情込めて」

男「りょ、りょうかいだぜ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:13:16.43 ID:rQeXw4t20
友「んっ・・・ちゅ」

男「はぁ・・んむっ」

友「はぁはぁ」

男「どう?愛情伝わった?」

友「だめ」

男「え?」

友「これだけじゃだめ!もっと一杯愛情注いでよ・・・」

男「・・・分かった」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:17:05.49 ID:rQeXw4t20
友「あの・・汚いよ」

男「お前の体で汚いとこなんて無いよ」

友「むぅ・・・そんな言い方ズルイ」

男「お尻の穴可愛い、舐めちゃお」

友「ひっ!だ、だめだってそんな・・・ひゃぁ」

男「ちゅ・・ぺろぺろ」

友「だ・・めぇ・・・」

男「ピクピクしてるよ?指入れちゃおうかな」

友「そ、それはぁ!・・・んぁあ!」(どうしよう、変になる・・・)

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:28:05.39 ID:rQeXw4t20
ぺぺぺっ ぷすぅ~

男「え?」

友「ち、ちが!今のは」

男「・・・」

友「ご、ごめん今のは何というか・・・」

男「・・・もういい、帰れ」

友「え?」

男「聞こえなかったのか、帰れよ」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:30:22.32 ID:rQeXw4t20
男「あ~ぁ、せっかくカケると思ったのにムードぶち壊しだわ」

友「・・・」

男「普通さ、こういう時に屁こく?wありえないっしょwww」

友「ひど・・い・・・ぐすっ」

男「なにがひどいだよクズ、気持ち悪いから早く着替えたら?」

友「似合う・・って・・・ひぐぅ」

男「なに?本気にしてたの?w」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:33:40.78 ID:rQeXw4t20
友「・・・」

男「いやいや、泣いてないで早く帰ってよ、妹帰ってくるし」

友「・・・分かった」

男「服は置いてけよ?屁こかれた上に服泥棒までされたらたまらねぇわwww」

友「・・・ぐっ」

男「しっしっ」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 20:32:52.10 ID:rQeXw4t20
僕は泣いていた、星ひとつ見えない都会の空を見上げながら。
何て無様なんだ、頼まれたからとは言え、親友の家で女装し
淫らな行為を受け入れ、あまつさえ放屁をするなんて。
世界が終わったような感覚に、僕は身を委ねた。

男2「あれ?友?」
聞き覚えのある声が、僕の耳に届いた。

友「え?あ、あぁ男2かwビックリしたぁ」

男2「お前、今空見上げて泣いてたろ、何があった?」

彼は同じクラスの男2、元々は男の友達だったんだけど
男の紹介で仲良くなった、気の利く良い奴だ。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 20:37:25.75 ID:rQeXw4t20
友「・・・なんでもない」

男2「なんでもないってお前、そんなに目腫らして」

友「なんでもないって!なんでもないから、ただ・・ちょっとだけ抱きしめて・・・」

男2「・・・分かった」

『男』から抱きしめてと言われたら気持ち悪いかな。
心の中でそう呟いたのが聞こえたみたいに、彼は何も聞かず抱きしめてくれた。

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:00:15.70 ID:rQeXw4t20
友「あのさ、男2って一人暮らしだよね」

男2「うん、そうだけど」

友「今日、泊めてくれない?」

今思えば、誰でも良かったのかも知れない。
ただ、この顔と今の気持ちのまま、両親には会えなかった。
突然のことにも関わらず、彼は快く受け入れてくれた。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:18:28.78 ID:rQeXw4t20
友「綺麗にしてるんだね」

男2「ん」

友「タオル?」

男2「顔洗って来い、ぐしゃぐしゃだぞ」

友「ご、ごめん!」

冷水が、火照った肌に心地良い。
涙と一緒に、胸のモヤモヤも過去の出来事も全て
洗い流せたら良いのにな。

それから、二人でゲームをしたりDVDを観たりした
彼は、何も聞かずに僕に構ってくれた。

男2「さて、そろそろ寝るか」

友「そうだね」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:47:01.40 ID:rQeXw4t20
友「ねぇ、もう寝た?」

男2「・・・」

友「寝ちゃったか・・・」

男2「早く寝なさい」

友「・・・あのさ、僕のこと抱いてくれないかな、なんてw」

男2「・・・何があったのか知らんし、強引に聞く気も無いけど、自分を安く売るのは止めろ」

友「へっ」

男2「今は混乱してるんだろ、寝て冷静になれ」

友「うん」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:33:44.68 ID:rQeXw4t20
友「う・・ん・・・今何時・・10時!?」

男2「古典的な寝ぼけ方すんな、今日は土曜日」

友「あ、そっか」

男2「出掛けるぞ、用意しろ」

友「ん?デート?w」

男2「は や く き が え ろ」

友「はーい」(気を使ってくれてるのかな・・・)

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:39:25.26 ID:rQeXw4t20
友「ねぇ、どこに連れてってくれるの?」

男2「お前この映画観たかったんだろ?」

友「あ!?そうそう!・・・ん?3枚?」

男2「おーい、こっち!」

友「!!」

男「よ、よぉ」

友「ごめん、気分悪いから俺帰る」

男2「ちょ、どうしたんだよ」

男「・・・」

男2「お前等、何かあったのか?」

友「別になんでも」

男「俺が話す、ちょっとあの店行こうか」

男2「お、おぅ」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:43:07.00 ID:rQeXw4t20
恐ろしい剣幕で、男2が男を殴りつけた。
店のコップやら塩やら醤油やら、全部床に落ちた。

男2「表出ろ」

男「・・・」

友「もういいって!悪いの俺」

男2「お前は黙ってろ!こいつを殴らないと俺の気が済まない」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:52:40.72 ID:rQeXw4t20
男2「お前は!あいつの!気持ちを!踏み躙った!!」

男「ぐふぅ・・かはぁ・・うぶぅ・・どべぇ・・・」

友「もうやめろよ!死んじゃうよ!」

男2「あいつを見ろ、お前にあんなことされても、健気にお前を守ろうとしてる」

男「うぅ・・・友・・」

友「男・・・」

男2「なんで、なんで抵抗しないんだよお前!!戒めのつもりかよ!!」

男「俺はあいつに言っちゃいけないことをたくさん言った、何をされても仕方ないと思ってる」

男2「ふっざけんな!」

男「ぐふぅ!」

男2「それはお前の自己満足だろうが、本当に申し訳ないと思ってるなら、やることがあるだろ」

男「・・・」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:59:43.73 ID:rQeXw4t20
男「友・・・俺はバカだし正直こうするしか無い。ごめん!」

過去、何人の人間が土下座をしたのだろうか
僕は知らない、ただ彼の土下座は美しかった、
大いなる土下座-そう呼ばずにはいられない程
素晴らしい土下座だった。

友「良いよ、許す」

男2「良いのか?一発くらい殴っとけよ」

友「ううん、殴ったら殴った方も痛いもんね」

男2「お、おい!大丈夫だから」

友「せめてものお礼だから、ハンカチくらいしか無いけど」

男「ありがとう・・・ありがとう・・・」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:15:13.32 ID:rQeXw4t20
友「その代わりと言ってはなんだけど・・・」

男「なんだ?何でも言ってくれ」

友『明日二人っきりでデートして』ヒソヒソ

男「へっ」

男2「なになに、どんなこと要求したんだ?w」

友「むふふ、内緒」

男「内緒」

男2「はいはい」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:32:18.71 ID:rQeXw4t20
男「しかし、遊園地デートとはベタな展開・・・」

友「おーい!男ー!」

男「あ、友・・・ってなんじゃぁああそりゃあああああ!!」

友「えへへ、似合ってる?お姉ちゃんのこっそり借りてきたんだけど」

男「似合ってるも何も、お前のために作られた服じゃねぇのか?それ」

友「嬉しいなwねぇ、一つだけ約束してもらっても良い?」

男「なんだ?」

友「今日だけは、俺の言うこと何でも聞いて」

男「お、おぅ・・・何か怖いな」

友「大丈夫大丈夫、さぁレッツゴー!」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:37:51.00 ID:rQeXw4t20
友「はい、あーん」

男「え、自分で」

友「約束」

男「・・・あーん」

友「おいちい?w」

男「うん・・・」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:39:12.16 ID:rQeXw4t20
友「手つなご」

男「恥ずか」

友「じーっ」

男「普通の繋ぎ方?それとも恋人繋ぎ?」

友「もちろん恋人繋ぎ!やったぁ!」

男「は、恥ずかしい・・・」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:42:29.15 ID:rQeXw4t20
友「あれ乗ろう!」

男「観覧車か、俺高所恐怖症」

友「・・・」

男「じゃないんだよねぇ、さぁ早く乗ろうぜ」

友「うっすうっす」」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:47:32.24 ID:rQeXw4t20
友「うわぁ、結構高いねぇ」

男「ソウダネー」

友「もう、そんなに怖いの?」

男「イヤダイジョウブ」

友「・・・最後のお願いしても良い?」

男「あ、なに?どうぞ」

友「この前の続きをして欲しいな」

男「え?でも」

友「もう気にして無いって言ったでしょ、だからさ・・・」

男「オーライ・・・」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:51:15.72 ID:rQeXw4t20
友「んっ・・・はげし」

男「友・・友・・・好きやで」

友「焦るなよ・・風呂」

男「いらない、お前の全部を見せてくれ」

友「ひゃあ!脇嗅ぐなぁ・・・」

男「ふごふご・・ぶひ」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:52:35.68 ID:rQeXw4t20
男「乳首、可愛い乳首だな・・・」

友「あんまりジロジロ見るなよ」

男「可愛いよ、友」

友「ん」

男「お前ほんとキス好きだな・・・んっ」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/22(水) 00:00:19.96 ID:rQeXw4t20 [56/56]
男「こっちが反応してるぞ?」

友「急に触るなよ・・・ひっ」

男「ちんちんまで可愛いなんて、お前は天使か」

友「んぐ・・あぁ・・・」

男「ここも、触っちゃうぞ」

友「そこはぁ・・・はぅん」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/22(水) 00:02:28.54 ID:LQNqBccD0 [1/3]
男「指を咥えて離さない、いやらしい穴だ」

友「いやぁ、言わないで・・・」

男「舐めちゃうぞ~」

友「汚いよぉ・・・」

男「汚くなんか無いよ、言っただろお前の全てを見せてくれって」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/22(水) 00:06:26.46 ID:LQNqBccD0 [2/3]
友「ひぃ!・・んぁ・・・あぁ」

男「んっ・・ぴちゃぴちゃ・・・ぺろ」

友「だ・・め・・・イッちゃ・・・」

男「ん?イキそうなの?良いよ」ペロンチョペロペロ

友「いやぁ!イ・・クぅ・・・ん゛っぅぅうう!」


プルルルルルルル プッスー

男「・・・」


第一部【一つ輝く月の下で】 ~完~

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/22(水) 00:09:10.72 ID:LQNqBccD0 [3/3]
ごめん睡魔に勝てない
今までありがとう、これで思い残すことは無いや・・・

続き書いてくれる人居たら自由に書いてね
意識が朦朧としてきたんで、そろそろ落ちる
じゃあなお前等

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