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紬「唯ちゃん起きて、ねぇ唯ちゃんたら」唯「んが……」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 03:49:58.05 ID:gxd9jCXTO [1/19]
紬「起きて朝よ」

唯「うーん……もう少しだけぇ~」

紬「もう!……でもこういう時ってどうしたらいいのかな?」

唯「むにゃ……」

紬「放置かな? それとも大声で起こしちゃっていいのかな? 無理矢理布団を剥ぎ取る? いっそ一緒に寝ちゃうとか!」

唯「うーん……」

紬「どうすれば……」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:04:38.12 ID:gxd9jCXTO [2/19]
私と唯ちゃんは今2人暮らしをしている

なぜこうなったかというと、唯ちゃんが大学入学を機に一人暮らしをするとなったのだが部屋探しが難航

それならとウチ(琴吹家)が持っている空き部屋があるマンションを紹介

家賃がすこし高めなことに戸惑っていた唯ちゃんの為に、私が一緒に住もうと提案して今に至るのです

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:08:20.11 ID:gxd9jCXTO
紬「唯ちゃーん」ユサユサ

紬が唯を揺さぶる

紬(やっぱりこれが無難よね)

唯「はい、ただいま~」

紬「もう。今日は足りない家具とか家電見に行くって決めたのにぃ……」

唯「うい~あと10分だけ~」

紬「実家と勘違いしてるし、くすっ」

紬「……じゃあ朝ごはん用意して来ようかな」

唯「……くー」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:11:40.45 ID:gxd9jCXTO
キュッ

紬が長い髪の毛を後ろで一本に縛る

紬「さて、何がいいかな」

紬「と言ってもお米といでないからパンになっちゃうわね、スクランブルエッグとサラダでいいかな」

タンタン

キッチンに野菜を切る包丁の音が響き始める

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:15:22.14 ID:gxd9jCXTO
紬「よしと。後はパンが焼けるのを待つだけね」

チーン

紬「グッドタイミング~」

トースターからパンを取り出し皿に乗せる

紬「今度こそ唯ちゃん起こしてこなきゃ」

スルッ

パサッ

スタスタ

そう言うと紬はエプロンを外して寝室に向かった

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:17:55.10 ID:gxd9jCXTO
カチャ

紬「唯ちゃん起きてー、朝ごはんできたわよ」

唯「あ、むぎちゃん……」

紬「今度はちゃんと起きてくれたね」

唯「えへへ、なんか新鮮だね~。おはよう」にこっ

紬「うん。おはよう」にこっ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:22:36.72 ID:gxd9jCXTO
唯「はむっ……もぐもぐ」

紬「どうかな?」

トーストを食べる唯を見ながら紬が尋ねる

唯「むぎちゃんが作ってくれたからとっても美味しいよ~」

紬「嬉しい」にこっ

唯「美味しい」にこっ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 04:49:29.46 ID:gxd9jCXTO
唯「ごちそうさまでした」

紬「ごちそうさまでした」

唯「じゃあ洗い物は私が!」

紬「いいよ、唯ちゃんは休んでて」

唯「ダメだよー。共同生活なんだから仕事は分担しないと!」

紬「そう?」

唯「うん!むぎちゃんは先に出かける準備しててよ」

紬「わかったわ、それじゃあお願いします」ペコッ

唯「はい。お願いされます」ペコッ

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 09:59:37.82 ID:gxd9jCXTO
キュッキュッ

カチャカチャ

ジャー

洗い物をしている唯

唯「ふぅ」

スタスタ

紬がキッチンにやって来る

紬「唯ちゃん大丈夫?」

唯「あ、むぎちゃん。大丈夫だよー」

唯「あ、むぎちゃんその服可愛いー!大学生のお姉さんって感じだよ」

紬「そうかな?」

唯「そうだよ、可愛いよー綺麗だよー」

紬「ありがとう」にこっ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 10:04:10.81 ID:gxd9jCXTO
唯「洗い物あと拭くだけだからあとちょっとだけ待っててね」

紬「それなら私が拭いておくから唯ちゃん着替えてきて」

唯「いいよ、洗い物は私が引き受けたんだし私が拭くよ」

紬「洗い物はでしょ?だから拭くのは私がやるわ」

唯「でも」

紬「共同生活よ唯ちゃん」にこっ

唯「……ありがとうむぎちゃん、じゃあお願いします。着替えて来るよ」

紬「はい、どうぞ」

スタスタ

唯が自室に歩いていく

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 10:07:11.22 ID:gxd9jCXTO
紬が流しを改めて見る

ビショビショ

ダラダラ

紬「あらら……これは……」

紬(食器類はちゃんと洗えてるけど周りを濡らしすぎね……唯ちゃんっぽいけど)

紬「くすっ」

ふきふき

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 10:11:11.00 ID:gxd9jCXTO
―――

紬「これでよし」

唯「むぎちゃーん」スタスタ

紬「あ、唯ちゃん準備できた?」

唯「うん」

紬「こっちも終わったから」

唯「ありがとー」ぺこっ

紬「いえいえ」ぺこっ

唯「わたしゃむぎちゃんと暮らせてよかったよ。幸せだよ」

紬「私も唯ちゃんと暮らせてとっても楽しいの!」

唯「えへへ、ありがと~。なんか照れるね」

紬「ふふっ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 10:14:22.09 ID:gxd9jCXTO
―玄関―

トントン

唯「うんしょ」

紬「そうだ唯ちゃん、今日買うものなんだけど食器洗い機追加ね」

唯「おぉ、それはいいね~。食べ終わった後はゆっくりしたいから大賛成だよ」

紬「でしょー」

ガチャ

唯「いってきまーす」

紬「いってきまーす」

バタン

カチャリ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 11:26:06.26 ID:gxd9jCXTO
―ビク橋カメラ―

唯「何を買うんだっけ?」

紬「掃除機とオーブンレンジ、それから食器洗い機に体重計、ドライヤーももう一個」


唯「けっこう買うね~」

紬「ポイントが楽しみだわ。むふー!」

紬の鼻息が荒くなる

唯「あっ」

紬「どうしたの唯ちゃん」

唯「ほら見てパソコンだよむぎちゃん」

紬「唯ちゃんパソコン欲しいの?」

唯「うん!パソコン使って私も作曲したいんだ!」

紬「じゃあ……買っちゃおっか」

唯「わーい!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 17:20:01.96 ID:gxd9jCXTO
ウィーン

下りのエスカレーターに乗っている2人

唯「疲れたー」

紬「私は喉が渇いちゃった。ちょっと遅くなったけどお昼にしよっか」

唯「そうしようー」

紬「それにしても今日一日でポイントだいぶ貯まったわね」

唯「ねー。むぎちゃんそのポイントで何買うの?」

紬「えーと……何に使うのは決めてないの」

唯「そうなんだ」

紬「唯ちゃん欲しい物があったら言ってね」

唯「えぇっ!?自分で使わないのっ!?」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 17:29:44.92 ID:gxd9jCXTO
紬「うん。ポイントを貯めることのほうが楽しいから」

唯「むぎちゃんそれは変だよ~」

紬「変かな?」

唯「やっぱり貯めたポイントは使わなきゃ!安く買えるんだよ!お得なんだよ!」

紬「……そうよね」

唯「そうだよ!」

紬「じゃあ何か買っちゃおう!」

唯「オー!」

紬「何がいいかな」

唯「んっふふふ……むぎちゃんそれはねUiStation3だよ!」

紬「UiStation3?」

唯「澪ちゃんと律ちゃんが来た時にみんなで遊べる物があったほうがいいよ!あとtorudeってのを買えばテレビ番組も録画出来るんだよ」

紬「なるほど……じゃあそのゲーム機買っちゃおうっか」

唯「やたー!」

唯「ゲーム機は持ち帰ろうね~」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 20:42:40.10 ID:gxd9jCXTO
店「いらっしゃいませー」

唯「禁煙席2人で」

店「ではこちらにどうぞ」

唯「はーい」スタスタ


トスッ

唯「はぁ~」

紬「ずっと立ったままだったからね」

唯「うん、しばらくここで休んでよう」

紬「そうね」

唯「取りあえずドリンクバー頼もっか」

紬「うん」

カチッ

唯がボタンを押す

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 20:52:20.53 ID:gxd9jCXTO
唯「ごちそうさまでした。ふひぃー」

紬「唯ちゃん口にミートソースがついてる」

唯「ありゃりゃっ、お恥ずかしい」ふきふき

紬「反対反対」

唯「こりゃりゃ」ふきふき

紬「もうちょっと下」

唯「なんかわかんなくなってきちゃった、あはは」

紬「んもぅ。くすっ」ふきふき

紬が紙ナプキンで唯の口を拭いてやる

紬「はい、綺麗になったよ」

唯「ありがとう」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/10(金) 21:39:34.65 ID:gxd9jCXTO
―2時間後―

唯「ちょっとゆっくりしすぎたね」

紬「うん」

唯「これから家具見て帰ったら夜だよ」

紬「ご飯どうしよっか、外で食べて帰る?」

唯「なるべく自炊しようって決めたからね……迷うところだね」

唯「鍋やっちゃう?」

紬「鍋?」

唯「そう!自炊の定番と言えばお鍋だよ」

紬「そうなんだ」

唯「律ちゃんと澪ちゃんも呼ぼう」

紬「なんか楽しそう」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 00:50:30.07 ID:SKak8PFfO [1/7]
唯「鍋だったら材料切るくらいでいいしさっと出来るよ」

紬「じゃあ律ちゃんと澪ちゃんに電話しなきゃ」

カチカチ

トゥルル……トゥルルル……トゥルッ

律「はいもしもし?」

紬「律ちゃん鍋パーティーよ!」

律「あぁ?鍋パーティー?」

紬「そうなの。今日の夜はお鍋やるから律ちゃんと澪ちゃんを呼ぼうって唯ちゃんが」

律「おーそかそか。いいよ、行く行く。なんか鍋に入れるもん持ってくな」

紬「あ、うん。わかった」

律「んじゃ、また夜になー」

プポッ


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 09:09:59.20 ID:SKak8PFfO [2/7]
紬「律ちゃん来るって」

唯「澪ちゃんも大丈夫だって」

紬「それじゃ買い物の続きに行こっか」

唯「うん」スッ

唯がテーブルの上の伝票を取る

紬「私の分いくら?」

唯「あ、いや、いいよ。ここは私が」

紬「ダメよ」

唯「いいのいいの。むぎちゃんに買ってもらってばっかりだからね、たまには私が。ね?」

紬「でも……」

唯「いいからいいから」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 09:14:13.37 ID:SKak8PFfO [3/7]
店「3,780円になります」

唯「お、おぅふ……けっこうするなぁ……」

紬「唯ちゃん、やっぱり私も――」スッ

唯「だーめっ!」

唯が財布を持った紬の手を抑える

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 09:28:19.81 ID:SKak8PFfO [4/7]
唯「さて、行きますか」

紬「うん」

唯「帰りに鍋の材料も買わなくちゃ。むぎちゃんどんなのが食べたい?」

紬「やっぱり鶏かな、あときのこも」

唯「ほうほう。しめは?」

紬「しめ?」

唯「最後だよ、うどんを入れたりごはん入れたり」

紬「うどんかな」

唯「今日の鍋の方向性決まったね」

紬「味付けとかは唯ちゃんがやるの?」

唯「ううん、律ちゃんにやってもらうつもりだよ」

紬「ずこー」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 23:10:25.02 ID:SKak8PFfO [5/7]
ガチャ

唯「ただいまー」

紬「ただいまー」

バタン

唯「疲れたねー」ドサッ

玄関で横になる唯

紬「そうね。喉渇いたしお茶いれるわね」

唯「お願いしまーす。それじゃ私は着替えてくるね」

紬「はーい」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 23:15:45.28 ID:SKak8PFfO [6/7]
スタスタ

唯がリビングに来る

唯「お待たせ~」

紬「はいお茶」コト

唯「どうもー」

紬「それから今日買ってみたお菓子ね」

唯「美味しそ~」

紬「一息ついたら鍋の準備しなくちゃね」

唯「そだね」もぐもぐ

紬「足りない材料と飲み物も買ってこなきゃ」

唯「じゃあ一緒に行こう~」

紬「うん」

唯「お菓子も買っておかなきゃねん」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 23:58:31.47 ID:SKak8PFfO [7/7]
唯「そうだ、ウイステ繋いでちょっとだけやってみようっと」

タタッ

ガサゴソ

唯「おぉ~立派だねぇ」

紬「私も着替えてこようっと」スタスタ

唯「よし、接続完了」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 00:02:19.92 ID:HqiF5JigO [1/13]
カチャ

パタン

スタスタ

紬「唯ちゃーん、買い物に行こー」

唯「うりゃっ!とぅっ!」

紬「ねぇ唯ちゃん」

唯「うん、ちょっとだけ待ってね……買って正解だったよむぎちゃん。すっごく綺麗だし面白いよ!」

唯がテレビ画面を見つめたまま喋る

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 00:11:33.78 ID:HqiF5JigO [2/13]
紬「ねぇ唯ちゃん、もう10分経ったんだけど……」

唯「今いいところなんだよぬー」

紬「そんな……ていうかさっき始めたばかりなのにいいところなはずないじゃない……」

紬「早く買い物に――」

唯「あーじゃあ、私やっぱり行かない。むぎちゃんだけで行ってきていいよ」

紬「……」

唯「えいっ!」

紬「唯ちゃん!!」

唯「わわっ……あーやられちゃったぁ~。むぎちゃんが驚かせるからだよ!」ぷんぷん

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 00:18:19.48 ID:HqiF5JigO [3/13]
紬「買わなきゃよかった……そんなの買わなきゃよかった!」

唯「む、むぎちゃん?」

紬「唯ちゃんがみんなで遊ぶ用だって、みんなで楽しく盛り上がれるって言うから買ったのに……」

紬「早く電源切って!買い物行くよ!」

唯「……はい」カチ

紬「画面消えてないじゃない」

唯「すみません。ポーズかけただけです……」

紬「もういいよ、コンセント抜くから」

唯「わわっ!待って待って!セーブだけさせてください!」

紬「……早くしてね」

唯「はーい」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 01:05:31.55 ID:HqiF5JigO [4/13]
唯「カチ……切りました」

紬「うん、それじゃあ行こう」にこっ

唯「は、はい……」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 01:05:40.34 ID:HqiF5JigO [5/13]
玄関で靴をはいてる2人

唯「むぎちゃん」

紬「何?」

唯「ごめんね」

紬「もういいよ。それにちょっとキツく言いすぎたかな」

唯「ありがとう。あとむぎちゃんってけっこう怖いね、あはは」

紬「そう?」

唯「うーん、普段優しいから差が目立つのかも」

紬「これからは厳しくいくわよ~」

唯「ひえー」

バタン

カチャリ

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 01:13:55.87 ID:HqiF5JigO [6/13]
―スーパー寿―

紬「白菜、人参、大根……えのき、椎茸……こんなのでいいのかな?入れるものがよくわかないわ」

唯「ん?適当でいいんだよ、豆腐と白滝も」ポイポイ

紬「えぇ~」

唯「大丈夫大丈夫!鍋は基本の味がしっかりしてれば何入れても美味しくなるって憂が言ってたから」

紬「そうなんだ。今日は鶏にするのよね?」

唯「うん、あとは市販のお鍋のスープ買っておこう」

紬「わかったわ」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 19:56:00.98 ID:HqiF5JigO [7/13]
ピンポーン

ガチャ

唯「はい」

律「おーう来たぜ~開けてくれ~」

唯「はーい」カチ

唯がオートロックを開ける

唯「むぎちゃん、律ちゃん達来たよ」

紬「はーい。お鍋の材料も用意できました」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 20:02:54.17 ID:HqiF5JigO [8/13]
スタスタ

唯「……」チラチラ

唯が除き穴から外の様子を見る

紬「唯ちゃん何してる?」

唯「律ちゃんと澪ちゃんが来るの見てるの」

紬「玄関の外に出て待ってればいいのに」


唯「ここは丁度エレベーターが除き穴から見える部屋だから律ちゃん達が上がってくるのを見張ってるんだよ」

紬「正直何がしたいのかよくわからないわ……」

唯「あ、来た来た」

紬「あ、うん」

ピンポー

ガチャ

唯「いらっしゃーい」

律「うおっ、出るの早いな」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 20:08:40.50 ID:HqiF5JigO [9/13]
唯「ささ、上がって上がって」

紬「はい、スリッパ」スッ

律「お邪魔しまーす」

澪「お邪魔します」

唯「律ちゃんはウチに来るの2回目だよね」

律「そうだな、引っ越しの時以来だ。やっぱり綺麗だなー広いし」

唯「澪ちゃんは5回目くらいになるね」

澪「そうだな」

律「えっ? 澪、お前そんなに来たことあるの?」

澪「あ、あぁ。まぁな」

律「抜け駆けしてんじゃねーよ」ぼふっ

律が澪を軽くつつく

律「今度からは私も誘えー」

澪「うん。わかったよ」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 21:07:37.14 ID:HqiF5JigO [10/13]
唯「もうお腹ペコペコだよ~」

律「あ、そうだ。はいこれアイス」

唯「ありがとー」

律「鍋に入れるもの買おうと思ったけど澪がデザートにしとけって」

唯「ナイス澪ちゃん」

紬「ナイスー」

澪「良かったよ」

律「さすが私より多く来てるだけあるな」

澪「まだ言うか」

紬「ささっ、早く座って」

唯「ご飯はもう少ししたら炊けるからね」

紬「はい、お皿」

澪「あぁありがと」

唯「はーい、お茶だよー」

律「サンキュー」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 21:19:12.70 ID:HqiF5JigO [11/13]
唯「お茶行き渡った?」

律「あぁ」

唯「それじゃあかんぱーい!」

紬「かんぱーい」

律「乾杯!」

澪「乾杯」

唯「それじゃあむぎちゃん」

紬「うん」カパ

ボトボト

紬が鶏を入れていく

唯「律ちゃん、こんな感じでいいのかな?」

律「あぁいいんじゃね?私もよく知らないけど」

紬「鍋用スープはも入れちゃうわね」ビャー

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 21:25:18.47 ID:HqiF5JigO [12/13]
唯「あくとらなきゃね」

澪「まだか?」

律「焦るなよ、まだだから」

澪「そう」

紬「唯ちゃんちょっと飲んでみて」チャポ

紬がつゆを少しだけすくう

唯「ズズッ……」

紬「どうかな?」

唯「熱いね」

紬「もう真面目にやってよぅ。じゃあ律ちゃんお願い」チャポ

律「あいよ。……ズズッ」

紬「どう?」

律「いいんじゃないかな、やっぱり市販のは手堅く決まるな。あとは醤油と砂糖と酒あたりを入れればいいだろ」

唯「はーい」醤油コポコポ

律「待て待て待て!微調整で入れるって意味だから!」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/12(日) 21:32:28.00 ID:HqiF5JigO [13/13]
律「よしそれじゃあ野菜だな」

紬「はいよー」ドサッ

律「待て待て」

紬「えっ?」

律「何で白菜だけ一気に入れたんだよ」

紬「……もしかして私間違えた?」

律「間違えてないけどさ、いろんなのを少しずつ入れていくんだよ。見てみろ目の前の鍋は白菜鍋じゃねぇか」

紬「……ごめんなさい」

律「いや、別にいいんだけどさ」

澪「すき焼きとかの方がよかったかもな。作り方はっきりしてるし」ぼそっ

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 20:26:21.20 ID:jzXYVhONO [1/6]
唯「あ、いいねすき焼き」

律「え?」

紬「そうね。牛肉なら私の家から送ってきたのが冷蔵庫にあるわよ」

澪「おぉ」

唯「じゃあ今からすき焼きにしよっか。材料もほとんど被ってるし」

律「おい、これはどうするんだよ」

澪「律は鍋がいいのか?ならそれは律が全部食べていいぞ」

律「アホか!」

澪「冗談だよ」

紬「私、牛肉とお鍋取ってくるわね~」

唯「すき焼き食べる前にこのお鍋食べちゃわなきゃね」

澪「そうだな。じゃあいただきます」

唯「いただきまーす。はふっはふっ」

澪「ふぉっ……もぐもぐ……これもけっこう美味しいな」

律「ならこのまま鍋やってりゃいいじゃねぇかよ。もぐもぐ」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 20:30:55.69 ID:jzXYVhONO [2/6]
紬「取ってきたわ」パカッ

澪「立派なお肉だな」

律「箱に入ってるよ、箱に」

唯「割下の作り方はっと」携帯カチカチ

澪「そういや、ここPCないんだな」

唯「あ、パソコンなら買ったよ」

紬「ねー」

澪「ならそっちで使った方が便利だぞ」

紬「今日買ったばかりでまだネット繋がってないの」

澪「そっか」

律「おい、お前らも白菜喰えー」ばくばく

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 20:34:42.61 ID:jzXYVhONO [3/6]
………

律「うっぷ……」

唯「よし、片付いたね。割下も出来たし、それじゃあすき焼きパーティーの開始だー!」

紬「いぇーい!」

澪「やっぱり牛肉だよな」
唯「卵だよー」

澪「サンキュー」

律「うぷ……なんかお腹いっぱいになったかも……お前ら私だけに食べさせすぎだよ……」

ぐつぐつ

唯「ご飯いる人ー」

紬「はーい!」

澪「私もお願い」

唯「あいよー。今よそってくるね」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 20:40:03.45 ID:jzXYVhONO [4/6]
ぐつぐつ

紬「第一陣のお肉もう大丈夫よ」

澪「美味しそうだ。卵溶かなきゃ」シャカシャカシャカ

唯「がばっ」

澪「おい、唯!一人でそんなに取るなぁ!」

唯「ごめーん。でももう取っちゃったし。いただきます!」

たんたん

牛肉を卵に絡める唯

唯「はむっ!もぐもぐ……おいひぃ~しあわへぇ~」ニタァー

紬「澪ちゃん、お肉まだまだあるから焦らなくても大丈夫よ」

澪「お、おぉ。そうか、ならいいんだ」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 22:11:16.64 ID:jzXYVhONO [5/6]
澪「よし、それじゃあ私も……もぐっ……!!美味しいっ!!」

唯「だよねー」

澪「むぎ、このお肉最高だ!!もぐもぐ」

紬「そんなに喜んでもらえると嬉しいわ。お母さんにまた送ってもらわなきゃね、ふふっ」

澪「おい律っ!お前も食えっ!」

律「ん、あぁ……ちゅるちゅる」

澪「な・ん・で!白滝食べてるんだよ!肉を食べろ肉を!」

律「わーってるよ。私には私のペースがあるの!」

澪「まったく勝手な奴だ、もぐもぐ」

唯「そうだ、最後にうどん入れようね」

澪「準備がいいな唯」

紬「もともとお鍋に入れようと買ってたのよ」

律「お前らご飯も食べて、うどんも食うのかよ……太るぞ……」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/13(月) 22:17:20.34 ID:jzXYVhONO [6/6]
唯「ごちそうさまー」

紬「ごちそうさまでした」

澪「食べたー」ごろっ

唯「私もー」ごろんっ

紬「……」ごろんっ

律「もぐもぐ……まだ少し残ってるぞ、もぐもぐ」

唯「……じーっ。律ちゃん後半になって食べるペース上がってきたね」

澪「確かに」ごろごろ

律「だから、最初は白菜で腹が膨れてたんだっつの。お前らが私に押し付けるからだ……おほっ、肉うめー」

紬「律ちやん残りのお肉全部たべていいよ」ごろごろ

唯「……ねぇむぎちゃん、ゲームしていい?」チラチラ

夕方、紬にゲームのことで怒られた為か恐る恐る聞く唯

紬「……みんなでやろうね」

唯「うんっ!」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 00:19:36.23 ID:BcA0YZ3ZO [1/15]
唯「澪ちゃんそっちの敵頼むよ!」カチカチ、タンタンッ

澪「ちょ、ちょっと待ってくれ……」モタモタ

唯「むぎちゃん逃げてばかりじゃダメだよ!後方支援お願い!」

紬「待って、真っ直ぐ進めないの……」カチャカチャ

律「ごちそうさまー……あいつら夢中でやってるなー。しょうがねぇ、私が鍋と食器類軽く洗っとくか」スッ

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 00:29:36.80 ID:BcA0YZ3ZO [2/15]
じゃー

きゅっきゅっ

食器類を洗っている律


唯「あははっ、澪ちゃんしっかりー」

澪「う、うわぁっ」モタモタ

律(澪はゲーム下手だからなー、いきなり敵が近づいたりするとテンパるし)

紬「律ちゃん、私も手伝うわ」

律「あ、むぎ。もう終わったよ、汚れが酷いのはこのままにして後ですすげばいいよ」

紬「ありがとね」

律「いいってば」

律「おーい、私も混ぜろー」スタスタ

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 00:48:22.34 ID:BcA0YZ3ZO [3/15]
律「くっ!唯め!」

唯「ふふふ、律ちゃん!私からは逃げられないよ」

律「にゃろっ!」カチカチ、クイッ

唯「あっ」

律「田井中ターン決まった!ミサイルくらえ」

唯「ふ、ふりきれないっ!」

ドカーン

唯「あーやられたー」

紬「律ちゃんすごーい」パチパチ

律「へへっ、このシリーズは聡に付き合ってよくやってたからな~」

唯「むぅ……もう一回!もう一回だけやろうよ!」

律「えーこれはもういいよ、他のにしようぜ。澪とむぎもできるのにしようよ」

唯「逃げるの?律ちゃん!」

律「そうだ、勝ち逃げだ!ほらほら他のやろうぜぇ~」

唯「ぶぅー」

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 00:56:38.32 ID:BcA0YZ3ZO [4/15]
律「あ、もうこんな時間か。澪そろそろ帰るべ、よいしょ」

澪「そうだな」

唯「え~もう帰っちゃうの?」

紬「えぇー」

唯「泊まっていきなよ」

紬「それがいいわ」

律「今日はやめとくよ、泊まる準備もしてないし。別の機会に泊まりに来るよ」

澪「そうだな」

紬「はぁーい……」

律「そういや、唯とむぎの部屋を見せてもらった時にベッドってなかったけど布団で寝てるの?」

唯「違うよ、自分の部屋にベッド置くと狭くなっちゃうから余ってる部屋を寝室にしてそこで寝てるんだよ」

紬「一緒にね」

律「楽しそうだなー」

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 17:33:30.41 ID:BcA0YZ3ZO [5/15]
―玄関―

律「じゃあ帰るな」

澪「お邪魔しました」

紬「忘れ物ない?」

律「あぁ大丈夫」

澪「うん」

律「今度は私一人で来るからな」

澪「まだ根に持ってたか」

律「ははっ、んじゃそういうことで。さいならー」

澪「バイバイ」

紬「はーい」

唯「明日来てもいいんだよー」ブンブン

律「ははっ」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 17:37:54.20 ID:BcA0YZ3ZO [6/15]
ガチャッ

閉まる扉

唯「帰っちゃった……」

紬「うん……」

スタスタ

紬「唯ちゃん先にシャワー浴びて。私洗い物片付けちゃうから」

唯「私も手伝うよ」

紬「ううん、ほんの少しだから一人でやるわ。時間も遅いし早くお風呂入っちゃわないと」

唯「わかったよ、じゃあ早く出るね」

紬「はーい」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 17:44:30.68 ID:BcA0YZ3ZO [7/15]
スタスタ

律「あー楽しかったー」

澪「そうだな。すき焼きもおいしかった」

律「……」

澪「どうした?」

律「羨ましいな」

澪「お肉か?」

律「ちげー。一人暮らしだよ。あの2人は二人暮らしだけど」

澪「あぁ、そういうこと。確かにな」

律「私も家出るかなー、ふぁあ~……眠くなってきた」

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 17:49:33.38 ID:BcA0YZ3ZO [8/15]
澪「なら私たちもルームシェアしないか?」

律「あ?」

澪「だからルームシェアだよ」

律「うーん……まぁいいけど……住むならあの2人が住んでるようなとこがいいな」

澪「さすがにあのレベルのマンションは無理だろ……」

律「だよな……まぁ……とりあえず探してみるか?」

澪「うん」

スタスタ

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 18:01:06.93 ID:BcA0YZ3ZO [9/15]
もう無理き

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:19:33.62 ID:BcA0YZ3ZO [10/15]
ガチャ

唯「むぎちゃーん空いたよー」

紬「はーい。じゃあ入ってくるね」

唯「あい」

紬「アイスいくつか残ってるから食べてね」

唯「やたっ」

紬「ふふっ」スタスタ

パタン

唯「アイスアイスー……」

唯「の前に髪を渇かしちゃおう」

カチッ

ブオオォォォ

301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:25:38.11 ID:BcA0YZ3ZO [11/15]
カチャ

紬「あーサッパリしたー……」

唯「えいっ!えいっ!」カチカチ

紬「唯ちゃん……またゲームしてるの?」

唯「あわわわわわっ!」ガタタッ

唯がゲーム機をテレビ台に急いで押し込む

紬「もうっ!」

唯「ご、ごめんねぇ……髪乾かして暇だったからつい……」

紬(今度、唯ちゃんが居ない間にゲーム機隠さなきゃ駄目ね)

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:29:16.10 ID:BcA0YZ3ZO [12/15]
唯「先に寝室に行ってるね」

紬「はーい。髪乾かしたら私もすぐ行くわ」

唯「むぎちゃんが来るまでは起きてるね」

紬「寝てていいわよ」

唯「えーなんかお話しようよ」

紬「はいはい、じゃあ急いで髪乾かすね」

唯「待ってるよー」

カチャ

パタン

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:33:39.64 ID:BcA0YZ3ZO [13/15]
―――

紬「ふふっ、変なの」

唯「えー普通だよー」

紬「うわっ」

唯「どうしたの?」

紬「もう3時よ」

唯「ありゃっ、大分話し込んじゃったの」

紬「もう寝よっか」

唯「うん、寝よう寝よう」

紬「おやすみ唯ちゃん」

唯「おやすみむぎちゃん」

紬「……しあわせ」ぼそっ

唯「んー?何か言ったー?」

紬「何にもーおやすみー」

唯「おやすみー」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:39:45.87 ID:BcA0YZ3ZO [14/15]
ゴソゴソ……

紬「んー……」

紬「今は……」

紬「6時……かぁ……」

ゴソゴソ

紬「唯ちゃん?」

唯「あ、起こしちゃった?」

紬「トイレ行ってきたの?」

唯「ううん、お米研いで炊飯器セットしてきたんだ。お味噌汁の煮干しと昆布もやっといた」

紬「ありがとう」

唯「んじゃ、もう少し寝よー」

紬「うん……」

唯「おやすみ……」

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 22:43:00.02 ID:BcA0YZ3ZO [15/15]
ピーピー

紬「……炊飯器が鳴ってる」ぼんやり

唯「……」

紬「眠いよぅ……」

唯「……」

紬「ご飯かきまぜなきゃ……」

唯「……」

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:10:30.69 ID:3aLF38A+O [2/15]
ヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴ…

カチ

紬「……!!!」

紬「やだ!いま11時!?」ガバッ!

紬「唯ちゃん!唯ちゃん!起きて!ねぇ唯ちゃんったら!」ユッサユッサ

唯「んんん……もう少しだく……」

紬「寝過ぎだから!起きて!ねぇってば!」

唯「もぅ……なんだよーぅ……むにゃむにゃ」

紬「もう11時なのよ!」

唯「寝たね~」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:14:23.13 ID:3aLF38A+O [3/15]
唯「ふぁあぁあぁあぁ~……」

紬「のんびりしすぎよ!」

唯「んー……でも特に予定もないしいいんじゃないかな?」

紬「それもそうね……はっ!」

唯「ん?」

紬「いけないご飯!」タタッ

キッチンに駆けてく紬

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:18:46.78 ID:3aLF38A+O [4/15]
パカッ

紬「お米が……仕方ないか……」

スタスタ

唯「喉渇いたーお水お水っと」

紬「唯ちゃん、ごはん炊けてるんだけど美味しくないかも……」

唯「どんまいどんまい。それは冷凍しといて別の日に炒飯とかおじやにして食べればいいよ」

紬「なるほど」

唯「お味噌汁は作るよ。朝は食パンでいい?」

紬「うん」

唯「じゃあ用意しちゃうねー」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:24:58.16 ID:3aLF38A+O [5/15]
唯「出来たよー」

紬「お疲れさま」

唯「作った後であれだけどパンとお味噌汁って変だね、あはは」

紬「お味噌汁の具は?」

唯「えっとね、お豆腐に大根、油揚げ、最後に溶き卵を入れたんだよ」

紬「美味しそう」

唯「油揚げ以外は昨日の余った材料だよ」

紬「ナイス唯ちゃんー」

唯「えへへー褒めて褒めてー」

紬「いただきます」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:39:30.51 ID:3aLF38A+O [6/15]
紬「ずず……おいしい」

唯「よかったー」

紬「やっぱり朝はお味噌汁よね」

唯「そだよね……むぎちゃん、携帯光ってるよ」

紬「ん、本当だ。そう言えば携帯のバイブで起きたんだった」パカッ

紬「律ちゃんからメールだわ」

紬「『昨日はごちそうさまでした。また遊びに行くからなー』」

唯「律ちゃんってまめだよね~」

327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:44:55.82 ID:3aLF38A+O [7/15]
紬「あ、まだ別のメールがある」

紬「『今日も遊びに行っていいかな?』」

紬「『おーい』」

紬「『寝てるのかー?』」

紬「『返事しろー』」

紬「『何かあったのか!?』」

紬「この後は何回か電話が入ってるわ」

唯「私の方にも電話あったみたい」

紬「心配させちゃったわね。電話してみようっと」プルプルプルッ

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:45:10.77 ID:3aLF38A+O [8/15]
ガチャ

律「むぎか?」

紬「うん、律ちゃんメールと電話気づかなくてごめんね」

律「何かあったかと心配したぜ」

紬「寝坊しただけなの、お恥ずかしい」

律「たはっ、なんだよそりゃ」

唯「ごちそうさまー」カチャカチャ

紬「今日遊びに来る?」

律「もう昼すぎだし今日はやめとく。明日行っていいか?」

紬「うん、大丈夫よ」

律「あー、わかったー。また夜にでもメールするな」

紬「はーい」

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:51:55.92 ID:3aLF38A+O [9/15]
プポッ

電話を切る紬

唯「……」スタスタ

紬「唯ちゃんどこ行くの?」

唯「寝室に。もうちょっと寝ます……ふぁあぁあぁ」

紬「まだ寝るの?」

唯「うん……なんか眠たくなってきちゃったんだよね」

紬「そう」

唯「むぎちゃんも寝ようよ」

紬「えぇっ」

唯「あのねむぎちゃん……例えば11時から7時間寝るのと3時から7時間寝るのじゃ全然違うんだよ」

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:53:15.97 ID:3aLF38A+O [10/15]

紬「そうなの?」

唯「うん。夜更かしすると疲れは取れにくいし頭もぼんやりしちゃうんだよ、だから少し多めに寝た方がいいの」

紬「へぇー」

唯「まぁ私の持論だけどね」

紬「ちょっと……」

唯「むぎちゃんも寝ようよ」

紬「……じゃあちょっとだけ」

スタスタ

寝室に入ってく2人

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 02:57:22.53 ID:3aLF38A+O [11/15]
唯「……」ぼふっ

紬「……」ごそごそ

唯「外は明るいのにカーテンを閉めて部屋を暗くして寝る。最高だね」

紬「最高なの?」

唯「最高だよ、気持ちいいよ~」

紬「……」ぼーっ

紬「あ……今少しだけそんな感覚が……」

唯「でしょー」

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 21:02:20.50 ID:3aLF38A+O [12/15]
唯「むぎちゃーん」

紬「なーに?」

唯「あれだね」

紬「あれって?」

唯「ここにテレビ置きたいね」

紬「テレビ?」

唯「うん、寝ながらテレビ見られたら最高だよ」

紬「ダメよ」

唯「えー」

紬「夜遅くまでテレビ見て朝起きられない唯ちゃんが用意に想像できるもん」

唯「そんなことないよ」

紬「そんなことあるよ」

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 21:08:30.15 ID:3aLF38A+O [13/15]
唯「寝ながら見たいよぅ」

紬「リビングでソファーに横になって見たらいいじゃない」

唯「やっぱりベッドがいいんだよ、それに眠たくなったらこっちに来なきゃいけないし」

紬「携帯のワンセグは?こないだ機種交換したのは見れるのだよね」

唯「やっぱりテレビの大きい画面がいいんだよ、それにDVDとかも見たいし」

紬「唯ちゃんが自分で買うなら置いてもいいよ」

唯「う……」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 21:17:38.57 ID:3aLF38A+O [14/15]
紬「後でお買い物に行かなきゃ。唯ちゃん今日の夜は何が食べたい?」

唯「んーなんだろー」

紬「今一番たべたいものは?はい、どうぞ」

唯「えっ、あっ、あーっ……憂の料理?」

紬「そうじゃなくて具体的によぉ」

唯「じゃあハンバーグ、憂の作った」

紬「ちょっと……」

唯「そうだよ、今日は憂に来てもらおうよ」

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/15(水) 21:29:28.38 ID:3aLF38A+O [15/15]
唯「あ、憂?あのね、今日こっちに来ない?実は憂の料理が久しぶりに食べたいなって思って、えへへ……」

紬(巧い……)

唯「えっ?」

紬「?」

唯「ダメって……ちょっと……お父さんとお母さんと一緒にレストラン行くの?」

唯「うん……でも私誘われてないよ?」

唯「……いや、離れてて暮らしてるって言っても近くじゃん?」

唯「……はい……はい、わかったよ。うん、じゃあまた今度ね……」ピッ

唯「むぎちゃん、私家族から除け者にされたよ……」うるうる

紬「そ、そんなことないわよ……」


407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/16(木) 21:43:10.03 ID:tonXjjihO [1/4]
唯「ちくしょう……ちくしょう」ボスッボスッ

枕を殴る唯

紬「ゆ、唯ちゃん、ちょっと大袈裟よ……」

唯「ぐす」

紬「どうしたら……」おろおろ

唯「きっと私はお父さんとお母さんの本当の子供じゃないんだよ……ぐすっ」

紬(そんなわけないじゃない……憂ちゃんとそっくりだし)

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/16(木) 21:48:27.83 ID:tonXjjihO [2/4]
紬「そ、そうだ唯ちゃん映画見ない?」

唯「……いいよ、何もする気が起きないし。ベッドから出たくない」

紬「……」

紬「じゃあ……ここで見よう?」

唯「ここで?」

紬「うん。ここにテレビ持ってくるから」

唯「……まぁ、それなら」

紬「う、うん。じゃあテレビ持ってくるね」

唯「……ゲームもしたいな」

紬「わ、わかったわ。ゲーム機も持ってくるからね」

唯「はい」

416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/16(木) 23:52:48.58 ID:tonXjjihO [3/4]
紬「よいしょ……」ゴト

紬「持ってきたよ」

唯「ありがとう」

紬「じゃあ見ましょう」

唯「うん」

紬「あ、飲み物とお菓子持ってくるね」

唯「ありがとー」

417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/16(木) 23:54:54.56 ID:tonXjjihO [4/4]
―数時間後―

唯「面白かったねー。よし、次はゲームしよう」ムクッ

紬(元気になったみたいで良かったわ)

唯「むぎちゃんもやろうよ」

紬「うん」

421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 00:28:14.03 ID:F/SD5oP3O [1/14]
紬「もう6時よ」

唯「お腹空いたね」カチカチ

紬「私が何か作るね」

唯「今日の当番は私だよ、いいよ」

紬「……そう?」

唯「うん。でも作らない」

紬「えっ」

唯「ピザを取るよ、勿論私持ちで。今日はもうベッドから出ないで過ごそう」

紬「そう」

唯「むぎちゃんどんなのが食べたい?」

紬「シーフード系かな」

唯「わかったよ。じゃあもう半分は私が決めるねー」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:01:12.50 ID:F/SD5oP3O [2/14]
唯「トローリ……もぐもぐ……おいしいね」

紬「うん。もぐもぐ」

唯「あ、今日は見たい番組があったんだ。……えっと9時から11時までか。じゃあそれまでゲームしよー」

紬「ねぇ、先にお風呂入っちゃったら?」

唯「今日はいいや。入らない」

紬「えええー」

唯「大丈夫だよ一日くらい。それにお風呂入った後に髪を乾かすのが面倒なんだよねー」

紬「ならシャワーで体だけでも」

唯「もう今日は入らないって決めたから」ばっ

紬「……わかったわよ」

432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:09:10.46 ID:F/SD5oP3O [3/14]
紬「じゃあ私お風呂入ってくるね」

唯「いってらっしゃーい」

―――――

チャポーン

紬「こういうことが起きるたびにあれじゃダメよね」

紬「結局はあの部屋にテレビ置いちゃったし……ゲームもやらせちゃったし……料理もデリバリーで済ませたし……お風呂入らないって言い出すし……」

紬「このままじゃいくない……」

紬「もっと厳しくいかないと……」

紬「うん、もっと厳しく!」

ザバァッ!

紬「唯ちゃんを更正させなきゃ!」

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:12:56.86 ID:F/SD5oP3O [4/14]
唯「終わったー」

紬「もう11時ね」

唯「うん、じゃあゲームの続きしようっと……」カチ

紬「何言ってるの」

唯「はい?」

紬「もう寝るのよ」

唯「まだ眠たくないよ」

紬「そう、でもゲームはダメよ」

唯「えーいいじゃんー」

紬「ゲームは1日30分って決めたでしょ。あとテレビはもうリビングに戻しちゃうから」

唯「ま、待って!」

紬「待たないわ」

434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:19:49.33 ID:F/SD5oP3O [5/14]
紬「よいしょ」

テレビを持ち上げようとする紬

ガシッ

ベッドから上半身を乗り出して紬に抱きつく唯

紬「唯ちゃん放して」

唯「ダメッッ!テレビ持っていっちゃダメ!」

紬「唯ちゃんが落ち込んでたから特別にって持ってきただけだし、今はもう大丈夫でしょ……放して」ぐぐ

唯「そんなことないよ、まだ落ち込んでるし。あー悲しいなー」ぐぐぐ

紬「白々しいわね、嘘つかないでよ……さぁ放して」ぐぐっ……

唯「い、嫌じゃ……テレビ持っていったらアカン……」

紬「もうっ!」

ドスーン

ベッドから落ちる唯

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:24:28.50 ID:F/SD5oP3O [6/14]
唯「ダメダメーテレビ持って行かないでー」ジタバタ

紬「そんな子供みたいな真似しないでよ」

唯「あああああ、家族に見捨てられた私をむぎちゃんまで見捨てるんだねー」ジタバタ

紬「ちょ、ちょっと……」

唯「悲しいよー」ジタバタ

ピタッ

唯「……」チラチラ

紬「ダメなものはダメ。持っていくからね」

唯「やだやだー」ジタバタ

紬「さようなら」スタスタ

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:30:07.52 ID:F/SD5oP3O [7/14]
テレビを置いて戻ってくる紬

紬「じゃあ寝ましょう唯ちゃん」

唯「……」

紬「おやすみ」

唯「……」

―数分後―
むくり

そろー……

紬「何してるの唯ちゃん」

唯に背を向けたまま紬が喋る

唯「……!」ビクッ!

紬「ゲームは隠しちゃったから行ってもムダよ」

唯「か、隠したって、そんなの酷いよ!」

紬「酷くないわ。さぁ早く寝ましょう」

唯「眠たくないよぅ」

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:41:32.36 ID:F/SD5oP3O [8/14]
唯「わ、私だって本当にゲームがやりたいわけじゃないんだよ」

紬「えええー」

唯「ただ寂しさを紛らわせようと……」

紬「……くすっ」

唯「ちょっとなんで笑うのー」

紬「そういうのとは別にただゲームがしたいんでしょ?」

唯「いや……」

紬「正直に」

唯「……はい」

紬「ふふっ。なら明日律ちゃん達来るし、その時にやっていいから」

唯「えー今やりたいんだよー」

紬「そんなこと言ってると明日もやらせないよ?」

唯「うぅ……わかりました。明日にします」

紬「じゃあ寝よう」

唯「はい」

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:44:42.01 ID:F/SD5oP3O [9/14]
紬「唯ちゃん」

唯「なに?」

紬「……」ガバッ

紬が自分のベッドから出る

ゴソゴソ

唯「あっ、むぎちゃん」

紬「今日は一緒のベッドで寝よう」

唯「もう入ってるじゃんー」

紬「これなら寂しくないでしょ?」

唯「うん、まぁ」

紬「……」ぎゅ

唯に抱きつく紬

唯「わわっ」

紬「あったかあったかだよ」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:53:05.84 ID:F/SD5oP3O [10/14]
唯「あったかあったか……」

紬「唯ちゃん、私は唯ちゃんを見放したりしないわ」

唯「えっ?」

紬「ここは私の家、かつ唯ちゃんの家。一緒の家に住んでいる、だから私達は家族よ」

唯「……むぎちゃん」ぎゅ

唯「むぎちゃんは優しいね。そんな優しいむぎちゃんが大好きだよ」


唯「ありがとうね」ぎゅ

紬「私も唯ちゃんが大好きよ」

紬「……ねぇ唯ちゃん」

唯「なーに?」

紬「髪の毛ちょっと臭い。お風呂は毎日入ろうね」

唯「ずこー」

おしまい

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:58:55.74 ID:F/SD5oP3O [11/14]
―エピローグ―
あの日の翌日、唯ちゃんの家族が遊びに来て唯ちゃんの機嫌もすっかりよくなりました
っていうか唯ちゃんは前の日の時点で元気だったけど

そして今日は大学の入学式です

唯「むぎちゃーん、ご飯できたよー食べよー」

紬「うん」

唯「とうとう大学生だねー」

紬「そうね」

唯「私、大学生に見えるかな?」

紬「うーん……制服来たらまだまだ高校生に見えるかも」

唯「えー」

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 09:59:45.69 ID:F/SD5oP3O [12/14]
「!!」

「!!」

ドンッ

ドンドンッ!

唯「なんか隣が騒がしいね」

紬「そうね……」

445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 10:00:26.05 ID:F/SD5oP3O [13/14]
「てんめぇ!なんだこれは!」

「なんだって……朝御飯だよ?」

「違うよ!言いたいのはそういうことじゃない!今日の朝飯当番はお前だろ!」

「そうだけど?だから用意しただろ」

「そうだけどじゃねーだろ!全部コンビニのパンじゃねーか!」

「嫌いか?」

「なんか自分で作れよ!」

「ちょっと朝寝坊したんだ。ごめんな」

「食費かさむからちゃんと作れ!わかったな!」

「はいはいわかりましたよ。なんだよ一回買ったくらいで……」

「初日からこれだから文句言ってんの!」

446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/17(金) 10:06:30.35 ID:F/SD5oP3O [14/14]
ピンポーンピンポンピンポンピンポーン

唯「はいはい」

ガチャ

澪「唯、むぎ、私もこっちで一緒に住みたいよー。ぐすっ」

紬「また喧嘩しちゃったの?」

澪「だって律の奴いろいろ厳しいんだもん……」

律「厳しくないって!」

唯「あ、律ちゃんも来た」

律「ほら澪もどんぞ」

澪「い、嫌だっ!私もこっちで唯とむぎと暮らすんだー!」



コメント

こいつ、けいおん見たことないだろ

ルームシェアって大変そうだなー
この唯は確実にダメ人間になるw

No title

りつむぎとは一緒に住みたいと思うけどゆいみおは嫌だなw

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