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とある不良の墓前集合(墓参り)
495 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:17:55.30 ID:X2IJPAAO [1/10]
初SSです。推敲する時間がなく、相当な駄文になってしまったと思いますが投下します
時間的には、原作の1年後ぐらいで、みんな学園都市に戻って一応平和な世界になってます
浜面メインのお話。あの人の墓参りに行きます
それではよろしくお願いします
初SSです。推敲する時間がなく、相当な駄文になってしまったと思いますが投下します
時間的には、原作の1年後ぐらいで、みんな学園都市に戻って一応平和な世界になってます
浜面メインのお話。あの人の墓参りに行きます
それではよろしくお願いします
496 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:23:39.64 ID:X2IJPAAO [2/10]
とある不良の墓前集合(墓参り)
10月4日、学園都市---第三次世界大戦終結から1年弱が経過した朝、とあるアパートに2人の少年少女がいた
「はまづら、もう行くの?」
ピンクのジャージを着た眠そうな目のショートカットの少女、滝壺理后は尋ねる
「あぁ、俺が遅れる訳にはいかねーからな」
整えられていない茶髪に、こちらもジャージの少年、浜面仕上が答える
「そう、気を付けてね。」
「ありがとよ」
浜面は軽く答える
地獄の様な日々を乗り越え再び学園都市に帰還した2人は、どちらが言い出すでもなく共同生活を始めていた
「そうだ、今日の昼メシって何だ?」
「肉じゃが」
暗部での生活が長かったためか2人で暮らし始めた時はお世辞にも上手とは言えなかった滝壺の料理スキルは、随分成長している
「へへ、そりゃ楽しみだな」
浜面はそういってニカっと笑みを浮かべる
「じゃ、行ってくるわ」
そして彼は軽く手を振って家を出る
そして数分間歩いて、目的地へ向かうバスに乗り込む。
497 名前:とある不良の墓前集合(墓参り) すいません ×10月4日→○10月3日[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:29:38.74 ID:X2IJPAAO [3/10]
(あれからもう1年か……)
『体晶』による滝壺の命の危機、そしてそれと同時期に起こっていた世界の混乱。
それらが全て終わり、再び学園都市で暮らし始めた浜面は、第7学区の高校に通っていた
幾多の悲劇と絶望を目にした彼は、二度と闇の世界には戻るまいと決意し、普通の高校生としての日々を送っていた
『停車します。お降りの方は--。』
バスから降りて歩きだした浜面は、やがて集合場所にたどり着く
「よう、久しぶりだな」
全体的に黒い印象の衣服に身を包んだ少年が話しかけてくる
「半蔵か」
半蔵--かつてスキルアウトとして浜面と共に重要な役割を担っていた少年--はその声に軽く相槌を打つと
「そろそろ皆も来る」
その言葉通り、数分もしない内に10人以上の若者たちが集まってくる
その全員が浜面のスキルアウト時代の仲間だ
「じゃ、行きますか」
そうして10人を越える少年達は目的地へ向けて歩きだす
かつて自分たちをまとめていたリーダー、駒場利徳の墓へと
498 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:33:10.33 ID:X2IJPAAO [4/10]
「しっかし、駒場のリーダーの墓があったなんてな」
歩きながら、浜面は呟く
「ま、お前は色々忙しそうだったから知らなくてもおかしくないか」
と、半蔵は軽い調子で答える
かつて学園都市に蔓延っていた無能力者への不当な攻撃に対抗するため、スキルアウトを指揮していた駒場
彼は最後まで仲間達を守るため戦い、そして今から丁度1年前にとある超能力者との戦いで命を落とした
そんな彼を慕っていた者は多く、今集まっているメンバー以外も別の時間帯に向かう予定だという
「本当にな……」
彼の死は、浜面にとっても非常に大きな出来事だった。そして彼の思いを、数々の経験を経た浜面は今なら何となく理解できる様な気がしていた
「でも駒場のリーダーの事だから天国でも大暴れしてそうだな」
「ははっ」
そんな風に会話をしながら歩き、ようやく駒場の墓の近くに着く
「ん?」
と、そこで半蔵が訝しそうに声をあげる
墓の前に誰かが居る
最初は誰か別のスキルアウトの仲間かな、と思った浜面達はしかしその容姿を見てその正体に気付く
「一方通行……っ!?」
499 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:36:27.40 ID:X2IJPAAO [5/10]
白い髪に白い肌。どこまでも白い悪魔の様な風貌の学園都市第一位。駒場利徳を殺した男一方通行が墓の前で佇んでいた
「てめえっ!!」
思わずスキルアウトの1人が叫ぶ
そして一方通行の方へと向かおうとしたが、浜面がそれを制する
「どけよっ!!」
と男は声を荒げるが浜面はそのまま彼を下がらせる
それらの行動を見ていた一方通行はチッ、と忌々しそうに舌を鳴らした
しかし浜面はその素振りを気に留めず、一方通行に向け言葉を放つ
「……お前も駒場のリーダーを弔いにきてくれたのか」
返事は無かったが、それでも浜面は続ける
「……ありがとよ」
その言葉に一方通行は少し顔を歪め浜面を見据える
「ぶっ殺した張本人にありがとうだァ?どンだけめでてェ野郎なンだ」
「俺は別にお前を恨んじゃいない。悪いのは『上』のクソったれ共だ」
浜面は返す。彼は知っている。『プラン』などというものの為に無能力者の自分と病人の滝壺に巨大な戦力を差し向けてきた当時の上層部の闇の深さを。
そして彼は知っている。一方通行が二度に渡って自分たちを助けてくれたこと、そして小さな少女を救う為に命がけで戦っていたことを。
500 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:39:00.98 ID:X2IJPAAO [6/10]
「……チッ」
居心地の悪そうな表情を浮かべた一方通行はこんな事を言った
「あのガキはどォなンだ」
『あのガキ』とはおそらく滝壺の事だろう。
そう判断した浜面は
「あぁ、元気だよ。お陰様で」
そォかい、と応えた呟いた一方通行は踵を返して
「……大切にしろよ」
と小さく呟きながら去っていった
不満そうな表情を浮かべるスキルアウトに浜面は
「たぶん駒場のリーダーもあいつを恨んじゃいねーさ」
と言うと、「だろ?」と墓に話しかけた
501 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:47:35.20 ID:X2IJPAAO [7/10]
「ちょっと冷えてきたな」
しばらく墓の前で話し込んでいた面々だが、半蔵のその言葉の通り少し寒くなってきたので帰ろうとしていた。と、
「おーっす。お前らも墓参りじゃん?」
緑色のジャージに身を包んだ爆乳女が声を掛けてきた
「よ、黄泉川さん……!?」
その姿を見た途端に半蔵がビクッ!と背筋を伸ばす
「ど、どうしてここに居るんですか……?」
「墓参りに決まってるじゃん」
そして黄泉川は持っていた花を墓の前にそっと置くと
「コイツは可愛いバカだったしな……」
と言いながら手を合わせる
「お前らみんな、可愛い子供じゃん」
そして立ち上がった黄泉川は
「そういえばお前ら最近見ないじゃん。更正したのか?」
確かにここにいるメンバーは全員、ここ数ヶ月悪事を働いていない
「は、はいっ!!僕たちは更正しました!!!!」
半蔵がキリッとした表情で答える
「ふーん、そいつは嬉しいじゃん。」
と黄泉川が言うと半蔵は
「……どっかのバカが『銀行襲ったりする他にも居場所を作る方法はあるはずだ!!』みたいな事を言ってきたんでね」
とイヤらしい笑みを浮かべ浜面を見る
「バッ、てめえ何言って……!!」
「へぇー、やっぱ恋は男の子を変えるねぇ?」
と、こちらもイヤらしい笑みで黄泉川が冷やかす
502 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:51:30.95 ID:X2IJPAAO [8/10]
「てめえら……くそっ、何の仕打ちだよ」
と浜面がガクッと肩を落とす
「褒めてるだけじゃん♪……っとと、センセはもう仕事に戻らなきゃ。お前らももう帰るのか?」
半蔵が頷くと
「じゃあこれでこれで旨いもん食うじゃん。バカ騒ぎした方が駒場も喜ぶだろうし」
と、言って1万円札を半蔵に渡すと早足で去っていった
「さすが愛穂さん……男前すぎる」
などと半蔵はトリップしていたがやがて正気に戻ると
「じゃ、今からファミレスでも行くか。浜面も久しぶりに来いよ」
と声を掛ける
しかし
「ワリィ……彼女が肉じゃが作って待ってるんだ」
浜面がそう言うと半蔵は少し笑って
「ったく、幸せものめ……羨ましいぞ」
すると浜面は
「あぁ、幸せだ」
そして浜面は軽く手を振り、バス停に向かって走り出した
503 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:55:41.45 ID:X2IJPAAO [9/10]
インターホンを押すと、エプロン姿の滝壺が「おかえり」と迎えに出てきてくれた
それがなんだかとても嬉しくて、愛しくて、幸せで、浜面はいきなり滝壺を強く抱き締めた
「どうしたの?」
少し戸惑いながら質問する滝壺に浜面は
「何でもない……ただ、幸せだなって」
すると滝壺は強く力を込め返し
「はまづら……私もはまづらと一緒で、とても幸せだよ」
そしてほんの少し離れた2人は、再び近付いて、唇を重ねて---
ただただ、幸せを感じていた
Fin
504 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 03:05:20.50 ID:X2IJPAAO [10/10]
以上です
頭の中ではもっときちんとした話になっていたんですが文章にするとダメダメでした……orz
こんな駄文にお付き合いいただきありがとうございました
ちょっと話はずれますが、禁書で死ぬキャラは木原くん然りテッラ然り個人的な好き嫌いはさておき根っから腐ってる人ばかりなのに駒場さんは……(;_;)
ってのが書いた理由です
一通さんにとっては暗部落ち後初めて殺めた相手、浜面にとっては憧れであり仲間と、主人公2人に
深く関わりのあるキャラですし
21巻のアックアへの言葉は駒場さんを
失ってる浜面だからこそだと思っています
最後に、本当にありがとうございました
浜面周りの設定はもう少しあったのでいつか完全版を完成させたいです
とある不良の墓前集合(墓参り)
10月4日、学園都市---第三次世界大戦終結から1年弱が経過した朝、とあるアパートに2人の少年少女がいた
「はまづら、もう行くの?」
ピンクのジャージを着た眠そうな目のショートカットの少女、滝壺理后は尋ねる
「あぁ、俺が遅れる訳にはいかねーからな」
整えられていない茶髪に、こちらもジャージの少年、浜面仕上が答える
「そう、気を付けてね。」
「ありがとよ」
浜面は軽く答える
地獄の様な日々を乗り越え再び学園都市に帰還した2人は、どちらが言い出すでもなく共同生活を始めていた
「そうだ、今日の昼メシって何だ?」
「肉じゃが」
暗部での生活が長かったためか2人で暮らし始めた時はお世辞にも上手とは言えなかった滝壺の料理スキルは、随分成長している
「へへ、そりゃ楽しみだな」
浜面はそういってニカっと笑みを浮かべる
「じゃ、行ってくるわ」
そして彼は軽く手を振って家を出る
そして数分間歩いて、目的地へ向かうバスに乗り込む。
497 名前:とある不良の墓前集合(墓参り) すいません ×10月4日→○10月3日[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:29:38.74 ID:X2IJPAAO [3/10]
(あれからもう1年か……)
『体晶』による滝壺の命の危機、そしてそれと同時期に起こっていた世界の混乱。
それらが全て終わり、再び学園都市で暮らし始めた浜面は、第7学区の高校に通っていた
幾多の悲劇と絶望を目にした彼は、二度と闇の世界には戻るまいと決意し、普通の高校生としての日々を送っていた
『停車します。お降りの方は--。』
バスから降りて歩きだした浜面は、やがて集合場所にたどり着く
「よう、久しぶりだな」
全体的に黒い印象の衣服に身を包んだ少年が話しかけてくる
「半蔵か」
半蔵--かつてスキルアウトとして浜面と共に重要な役割を担っていた少年--はその声に軽く相槌を打つと
「そろそろ皆も来る」
その言葉通り、数分もしない内に10人以上の若者たちが集まってくる
その全員が浜面のスキルアウト時代の仲間だ
「じゃ、行きますか」
そうして10人を越える少年達は目的地へ向けて歩きだす
かつて自分たちをまとめていたリーダー、駒場利徳の墓へと
498 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:33:10.33 ID:X2IJPAAO [4/10]
「しっかし、駒場のリーダーの墓があったなんてな」
歩きながら、浜面は呟く
「ま、お前は色々忙しそうだったから知らなくてもおかしくないか」
と、半蔵は軽い調子で答える
かつて学園都市に蔓延っていた無能力者への不当な攻撃に対抗するため、スキルアウトを指揮していた駒場
彼は最後まで仲間達を守るため戦い、そして今から丁度1年前にとある超能力者との戦いで命を落とした
そんな彼を慕っていた者は多く、今集まっているメンバー以外も別の時間帯に向かう予定だという
「本当にな……」
彼の死は、浜面にとっても非常に大きな出来事だった。そして彼の思いを、数々の経験を経た浜面は今なら何となく理解できる様な気がしていた
「でも駒場のリーダーの事だから天国でも大暴れしてそうだな」
「ははっ」
そんな風に会話をしながら歩き、ようやく駒場の墓の近くに着く
「ん?」
と、そこで半蔵が訝しそうに声をあげる
墓の前に誰かが居る
最初は誰か別のスキルアウトの仲間かな、と思った浜面達はしかしその容姿を見てその正体に気付く
「一方通行……っ!?」
499 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:36:27.40 ID:X2IJPAAO [5/10]
白い髪に白い肌。どこまでも白い悪魔の様な風貌の学園都市第一位。駒場利徳を殺した男一方通行が墓の前で佇んでいた
「てめえっ!!」
思わずスキルアウトの1人が叫ぶ
そして一方通行の方へと向かおうとしたが、浜面がそれを制する
「どけよっ!!」
と男は声を荒げるが浜面はそのまま彼を下がらせる
それらの行動を見ていた一方通行はチッ、と忌々しそうに舌を鳴らした
しかし浜面はその素振りを気に留めず、一方通行に向け言葉を放つ
「……お前も駒場のリーダーを弔いにきてくれたのか」
返事は無かったが、それでも浜面は続ける
「……ありがとよ」
その言葉に一方通行は少し顔を歪め浜面を見据える
「ぶっ殺した張本人にありがとうだァ?どンだけめでてェ野郎なンだ」
「俺は別にお前を恨んじゃいない。悪いのは『上』のクソったれ共だ」
浜面は返す。彼は知っている。『プラン』などというものの為に無能力者の自分と病人の滝壺に巨大な戦力を差し向けてきた当時の上層部の闇の深さを。
そして彼は知っている。一方通行が二度に渡って自分たちを助けてくれたこと、そして小さな少女を救う為に命がけで戦っていたことを。
500 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:39:00.98 ID:X2IJPAAO [6/10]
「……チッ」
居心地の悪そうな表情を浮かべた一方通行はこんな事を言った
「あのガキはどォなンだ」
『あのガキ』とはおそらく滝壺の事だろう。
そう判断した浜面は
「あぁ、元気だよ。お陰様で」
そォかい、と応えた呟いた一方通行は踵を返して
「……大切にしろよ」
と小さく呟きながら去っていった
不満そうな表情を浮かべるスキルアウトに浜面は
「たぶん駒場のリーダーもあいつを恨んじゃいねーさ」
と言うと、「だろ?」と墓に話しかけた
501 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:47:35.20 ID:X2IJPAAO [7/10]
「ちょっと冷えてきたな」
しばらく墓の前で話し込んでいた面々だが、半蔵のその言葉の通り少し寒くなってきたので帰ろうとしていた。と、
「おーっす。お前らも墓参りじゃん?」
緑色のジャージに身を包んだ爆乳女が声を掛けてきた
「よ、黄泉川さん……!?」
その姿を見た途端に半蔵がビクッ!と背筋を伸ばす
「ど、どうしてここに居るんですか……?」
「墓参りに決まってるじゃん」
そして黄泉川は持っていた花を墓の前にそっと置くと
「コイツは可愛いバカだったしな……」
と言いながら手を合わせる
「お前らみんな、可愛い子供じゃん」
そして立ち上がった黄泉川は
「そういえばお前ら最近見ないじゃん。更正したのか?」
確かにここにいるメンバーは全員、ここ数ヶ月悪事を働いていない
「は、はいっ!!僕たちは更正しました!!!!」
半蔵がキリッとした表情で答える
「ふーん、そいつは嬉しいじゃん。」
と黄泉川が言うと半蔵は
「……どっかのバカが『銀行襲ったりする他にも居場所を作る方法はあるはずだ!!』みたいな事を言ってきたんでね」
とイヤらしい笑みを浮かべ浜面を見る
「バッ、てめえ何言って……!!」
「へぇー、やっぱ恋は男の子を変えるねぇ?」
と、こちらもイヤらしい笑みで黄泉川が冷やかす
502 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:51:30.95 ID:X2IJPAAO [8/10]
「てめえら……くそっ、何の仕打ちだよ」
と浜面がガクッと肩を落とす
「褒めてるだけじゃん♪……っとと、センセはもう仕事に戻らなきゃ。お前らももう帰るのか?」
半蔵が頷くと
「じゃあこれでこれで旨いもん食うじゃん。バカ騒ぎした方が駒場も喜ぶだろうし」
と、言って1万円札を半蔵に渡すと早足で去っていった
「さすが愛穂さん……男前すぎる」
などと半蔵はトリップしていたがやがて正気に戻ると
「じゃ、今からファミレスでも行くか。浜面も久しぶりに来いよ」
と声を掛ける
しかし
「ワリィ……彼女が肉じゃが作って待ってるんだ」
浜面がそう言うと半蔵は少し笑って
「ったく、幸せものめ……羨ましいぞ」
すると浜面は
「あぁ、幸せだ」
そして浜面は軽く手を振り、バス停に向かって走り出した
503 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 02:55:41.45 ID:X2IJPAAO [9/10]
インターホンを押すと、エプロン姿の滝壺が「おかえり」と迎えに出てきてくれた
それがなんだかとても嬉しくて、愛しくて、幸せで、浜面はいきなり滝壺を強く抱き締めた
「どうしたの?」
少し戸惑いながら質問する滝壺に浜面は
「何でもない……ただ、幸せだなって」
すると滝壺は強く力を込め返し
「はまづら……私もはまづらと一緒で、とても幸せだよ」
そしてほんの少し離れた2人は、再び近付いて、唇を重ねて---
ただただ、幸せを感じていた
Fin
504 名前:とある不良の墓前集合(墓参り)[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 03:05:20.50 ID:X2IJPAAO [10/10]
以上です
頭の中ではもっときちんとした話になっていたんですが文章にするとダメダメでした……orz
こんな駄文にお付き合いいただきありがとうございました
ちょっと話はずれますが、禁書で死ぬキャラは木原くん然りテッラ然り個人的な好き嫌いはさておき根っから腐ってる人ばかりなのに駒場さんは……(;_;)
ってのが書いた理由です
一通さんにとっては暗部落ち後初めて殺めた相手、浜面にとっては憧れであり仲間と、主人公2人に
深く関わりのあるキャラですし
21巻のアックアへの言葉は駒場さんを
失ってる浜面だからこそだと思っています
最後に、本当にありがとうございました
浜面周りの設定はもう少しあったのでいつか完全版を完成させたいです
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