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嘘予告編
353 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:43:05.67 ID:DviyV..o [5/17]
一応映画予告編みたいなのをイメージして書いたから致命的なネタバレは回避してるはず
なんとなく話の大まかな方向性と雰囲気が分かる程度に。登場キャラがばれる程度かな?
イメージ先行、なので描写は最低限です
なお内用については開発中につき本編とは異なる場合があるかもー、ってミサカはミサカは台本どおりに読み上げてみたり
11レスくらいのはず
一応映画予告編みたいなのをイメージして書いたから致命的なネタバレは回避してるはず
なんとなく話の大まかな方向性と雰囲気が分かる程度に。登場キャラがばれる程度かな?
イメージ先行、なので描写は最低限です
なお内用については開発中につき本編とは異なる場合があるかもー、ってミサカはミサカは台本どおりに読み上げてみたり
11レスくらいのはず
354 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:45:18.17 ID:DviyV..o [6/17]
「御坂さん……!」
ようやく、ようやく見つけた。
事件の中心。事の発端。
全ての謎の集約点――御坂美琴。
初春は叫び、その後姿に駆け寄る。
――が、立ち止まった。
……なんだ。
なんだこの違和感は。
隣に立つ少年。クセの強い、ツンツンした黒髪の少年が振り返り、初春に微笑んだ。
「……呼ばれてるぞ、御坂」
そして――。
「――――」
振り返った彼女に、初春の動きが停止する。
見知った顔。見慣れた制服。
けれど。
――――目の前にいる彼女は誰だ?
「――こんにちは」
そして、初春の思考は完全に停止する。
「ええと――ごめん、誰だっけ?」
355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:46:57.04 ID:DviyV..o [7/17]
轟音が響き、アスファルトの粉塵が舞い上がる。
その一撃を自身の能力で無理な動きをして回避した海原は舌打ちする。
(これで――自分と同じ大能力者ですか――!)
自分と彼女の能力の強度にそれほど差はないだろう。
けれど、目の前の彼女は躊躇なく海原を『殺し』にきた。それこそが海原と絹旗との大きな差。
暗部組織『アイテム』。
小学生ほどにしか見えない少女であろうとも、彼女は明らかに裏側の住人だ。相手が誰であれ殺害に躊躇はないだろう。
(――けれど)
海原は強く拳を握り、アスファルト靴底を削りながら停止し、
「自分にもそれ相応の覚悟があります――!!」
再び自身に能力を投射し、跳躍した。
356 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:48:21.38 ID:DviyV..o [8/17]
舌打ちし、砂皿は狙撃銃のスコープから目を離す。
(能力者というものは実に厄介だ)
暗殺を生業にしている者として、相手が誰であれその頭部を弾く事にためらいはない。はずだ。
けれど、スコープ越しに見えるその髪は――彼女の顔が頭をよぎる。
あの天真爛漫で、腐った泥の中にあってはならない黄金を。
頭を振る。
狙撃が失敗したという事は相手に位置が露見する事と同義だ。
遠距離から狙撃する事しか能のない自分だと思うからこそ、その位置が露見する事は致命的だ。
落ち着いて、けれど迅速に装備を分解し離脱の準備にかかる。
――けれど。
「残念、遅すぎですわ」
……本当に能力者というものは厄介だ。
357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:50:36.52 ID:DviyV..o [9/17]
「すまん……っ」
「やめてよね。らしくない」
頭を垂れる土御門に、結標は手をぱたぱたと振った。
「持ちつ持たれつ、利用する時は利用して、っていうのが私たちの仲だったでしょ。おあいこじゃない」
「――――っ」
それでも土御門は顔を上げようとはしなかった。
「頼む……舞夏を……っ」
「……、……」
結標は彼から視線を外し、空を見上げる。
相変わらずの曇り空。
星は、見えない。
358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:51:56.49 ID:DviyV..o [10/17]
「――――さあ、舞台は整った」
土御門は高くそびえる壁から振り返る。
眼前には煌びやかな夜景。深夜になろうとも光を失わない学園都市の輝き広がっている。
「高みの見物を決め込ませてもらうが――ああ、最後まで見届けてやる。それが、この俺にできる最後の友情だ。なあ――――」
-----------------------------------------------------------
「知ってます?御坂様の噂」
「ええ。近頃どこもかしこも御坂様のお話ばかり。こう言ってなんですけれど、もう飽き飽きしてきましたの」
「……ねえ。ところでそれ、誰から聞いたの?」
「え?」
「ええと……」
「「友達からですわ」」
359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:53:38.72 ID:DviyV..o [11/17]
「は、ははっ――そういう事かよぉっ!!」
烈風と共に『何か』が起きた。それを浜面は認識する事ができない。
けれど、目の前の少年はその『何か』に反応して真横に飛んだ。
「ようやくお出ましですか――垣根帝督!」
そして、少年の持つそれがきらりと光り、また『何か』が起きた。
何が起こっているのか浜面には理解できない。
「テメェ……」
「安心しましたよ。あなたのそれにも、このトラウィスカルパンテクウトリの槍は効果があるようで」
けれどどうしようもなくとんでもない『何か』が起きているのは判る。
「テメェ、今何をした」
「いえ、ただ――分解させてもらっただけですよ」
-----------------------------------------------
「ところであのお方は今回の件、どのようにお考えなのでしょうか」
「先生方も動いているようですし、そもそもあのお方と御坂様はあまり仲がよろしくないとお聞きしましたけれど」
「……アンタたちが言ってるソイツが誰だか知らないけど、結局なんか妙な事考えてたりするんじゃない?」
「「え?」」
360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:54:33.63 ID:DviyV..o [12/17]
「へくちっ」
「おいおい、そろそろ寒くなってきたのにそんな格好してるから。
センセーに見つかって怒られても知らないぞ? オマエ、ただでさえ有名人なんだから」
「しーらない。たまにはいいでしょ?」
「仕方ねえなぁ……」
「え――」
「俺のせいで風邪ひいたーって言われても困るからな。それ着てろよ」
「……ちょっと格好つけすぎじゃない?」
「オマエに言われたくねーよ」
「ん?何々?いつもと違う私にちょっとドキっとしちゃった?」
「うっせーよ馬鹿」
「照れてんの?」
「うっせーよ!ちくしょう、返せよ!」
「やだよーだ」
「くそ、せっかくジェントルな事してみれば……不幸だ……」
「……えへへ」
361 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:55:59.73 ID:DviyV..o [13/17]
「そうね。結局、ただの自己満足よ」
長い髪をかきあげ、彼女は溜め息をついた。
「笑っちゃうわよね、ほんと。柄にもないって事は自覚してるわ」
滝壺は力なく倒れたまま、彼女の独白を聞くより他になかった。
「本当に滑稽だわ。結局、私はこれ以外に上手い方法が思いつかなかった訳よ」
「でも……それでも……!」
嗚咽する滝壺は、涙でぐしゃぐしゃになった顔を彼女に向ける。
「嫌だよ……そんな顔、見たくないよぉ……っ!」
悲痛な叫びを上げる滝壺に、彼女は申し訳なさそうに微笑んで。
「ごめんね。でも、私もさ――結局、自分の居場所を壊されて黙ってられるほど大人じゃないのよ」
362 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:57:02.91 ID:DviyV..o [14/17]
家具のない、ベッドだけがぽつりと置かれた部屋。
辺りにはゴミが散乱し、すえた臭いが満ちていた。
カーテンの隙間からは夕日が差し込み、けれど薄暗い部屋の中、彼はうずくまったまま動こうとはしなかった。
「――――大丈夫だ。大丈夫だ」
言い聞かせるように、同じ言葉を繰り返し呟く。
ともすれば折れそうな細い体を抱き締め、彼は囁き続ける。
濁った、静脈血のような錆色の目は力なく血だまりのように揺れていた。
「大丈夫だ――オマエは俺が守るから――」
抱き締めた矮躯に力をこめる。
そっと、壊してしまわぬように。
けれど。
「――――」
「あァ――心配すンな。オマエは俺が、守る」
363 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:58:14.98 ID:DviyV..o [15/17]
「残念ですが、ミサカにもそれなりの矜持があって臨んでいますので。
モノ扱いされるのは心外です、とミサカはあえてとぼけた口調で物申します」
「オーケーオーケー、分かったわ。せめて人らしい表現を使ってあげましょうか――ぶち殺す」
瞬間、病的なまでに青白い光が夜景を貫いた。
-----------------------------------------------------------
「あかん、あかんてお嬢ちゃん。そんな怖い顔しとったら愛しの彼も振り向いてくれへんでー」
場違いなひょうきんな言動に、彼女は眉をひそめる。
「しかし僕もまだまだやね。ドレス少女ってジャンルもいかにもじゃねーの。まだまだ修行が足りひんわー」
「……誰?」
364 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:59:38.72 ID:DviyV..o [16/17]
――そして、彼女は左腕を抱くように胸に寄せ、まるで何かに祈りを捧げるように目を閉じる。
「――――」
小さく何か囁き、左手の指が口に触れる。
そして。
「――――行くわよ、幻想殺し」
ばさりと、上着を翻し彼女は発つ。この摩天楼の下に広がる、闇へ。
365 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 14:01:04.28 ID:DviyV..o [17/17]
以上
うわぁぁああ久し振りに[ピーーー]やっちゃったぁぁああああ<(^o^ )>
まだ漢字多いね、読み辛いね。さっさと書くます
「御坂さん……!」
ようやく、ようやく見つけた。
事件の中心。事の発端。
全ての謎の集約点――御坂美琴。
初春は叫び、その後姿に駆け寄る。
――が、立ち止まった。
……なんだ。
なんだこの違和感は。
隣に立つ少年。クセの強い、ツンツンした黒髪の少年が振り返り、初春に微笑んだ。
「……呼ばれてるぞ、御坂」
そして――。
「――――」
振り返った彼女に、初春の動きが停止する。
見知った顔。見慣れた制服。
けれど。
――――目の前にいる彼女は誰だ?
「――こんにちは」
そして、初春の思考は完全に停止する。
「ええと――ごめん、誰だっけ?」
355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:46:57.04 ID:DviyV..o [7/17]
轟音が響き、アスファルトの粉塵が舞い上がる。
その一撃を自身の能力で無理な動きをして回避した海原は舌打ちする。
(これで――自分と同じ大能力者ですか――!)
自分と彼女の能力の強度にそれほど差はないだろう。
けれど、目の前の彼女は躊躇なく海原を『殺し』にきた。それこそが海原と絹旗との大きな差。
暗部組織『アイテム』。
小学生ほどにしか見えない少女であろうとも、彼女は明らかに裏側の住人だ。相手が誰であれ殺害に躊躇はないだろう。
(――けれど)
海原は強く拳を握り、アスファルト靴底を削りながら停止し、
「自分にもそれ相応の覚悟があります――!!」
再び自身に能力を投射し、跳躍した。
356 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:48:21.38 ID:DviyV..o [8/17]
舌打ちし、砂皿は狙撃銃のスコープから目を離す。
(能力者というものは実に厄介だ)
暗殺を生業にしている者として、相手が誰であれその頭部を弾く事にためらいはない。はずだ。
けれど、スコープ越しに見えるその髪は――彼女の顔が頭をよぎる。
あの天真爛漫で、腐った泥の中にあってはならない黄金を。
頭を振る。
狙撃が失敗したという事は相手に位置が露見する事と同義だ。
遠距離から狙撃する事しか能のない自分だと思うからこそ、その位置が露見する事は致命的だ。
落ち着いて、けれど迅速に装備を分解し離脱の準備にかかる。
――けれど。
「残念、遅すぎですわ」
……本当に能力者というものは厄介だ。
357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:50:36.52 ID:DviyV..o [9/17]
「すまん……っ」
「やめてよね。らしくない」
頭を垂れる土御門に、結標は手をぱたぱたと振った。
「持ちつ持たれつ、利用する時は利用して、っていうのが私たちの仲だったでしょ。おあいこじゃない」
「――――っ」
それでも土御門は顔を上げようとはしなかった。
「頼む……舞夏を……っ」
「……、……」
結標は彼から視線を外し、空を見上げる。
相変わらずの曇り空。
星は、見えない。
358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:51:56.49 ID:DviyV..o [10/17]
「――――さあ、舞台は整った」
土御門は高くそびえる壁から振り返る。
眼前には煌びやかな夜景。深夜になろうとも光を失わない学園都市の輝き広がっている。
「高みの見物を決め込ませてもらうが――ああ、最後まで見届けてやる。それが、この俺にできる最後の友情だ。なあ――――」
-----------------------------------------------------------
「知ってます?御坂様の噂」
「ええ。近頃どこもかしこも御坂様のお話ばかり。こう言ってなんですけれど、もう飽き飽きしてきましたの」
「……ねえ。ところでそれ、誰から聞いたの?」
「え?」
「ええと……」
「「友達からですわ」」
359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:53:38.72 ID:DviyV..o [11/17]
「は、ははっ――そういう事かよぉっ!!」
烈風と共に『何か』が起きた。それを浜面は認識する事ができない。
けれど、目の前の少年はその『何か』に反応して真横に飛んだ。
「ようやくお出ましですか――垣根帝督!」
そして、少年の持つそれがきらりと光り、また『何か』が起きた。
何が起こっているのか浜面には理解できない。
「テメェ……」
「安心しましたよ。あなたのそれにも、このトラウィスカルパンテクウトリの槍は効果があるようで」
けれどどうしようもなくとんでもない『何か』が起きているのは判る。
「テメェ、今何をした」
「いえ、ただ――分解させてもらっただけですよ」
-----------------------------------------------
「ところであのお方は今回の件、どのようにお考えなのでしょうか」
「先生方も動いているようですし、そもそもあのお方と御坂様はあまり仲がよろしくないとお聞きしましたけれど」
「……アンタたちが言ってるソイツが誰だか知らないけど、結局なんか妙な事考えてたりするんじゃない?」
「「え?」」
360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:54:33.63 ID:DviyV..o [12/17]
「へくちっ」
「おいおい、そろそろ寒くなってきたのにそんな格好してるから。
センセーに見つかって怒られても知らないぞ? オマエ、ただでさえ有名人なんだから」
「しーらない。たまにはいいでしょ?」
「仕方ねえなぁ……」
「え――」
「俺のせいで風邪ひいたーって言われても困るからな。それ着てろよ」
「……ちょっと格好つけすぎじゃない?」
「オマエに言われたくねーよ」
「ん?何々?いつもと違う私にちょっとドキっとしちゃった?」
「うっせーよ馬鹿」
「照れてんの?」
「うっせーよ!ちくしょう、返せよ!」
「やだよーだ」
「くそ、せっかくジェントルな事してみれば……不幸だ……」
「……えへへ」
361 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:55:59.73 ID:DviyV..o [13/17]
「そうね。結局、ただの自己満足よ」
長い髪をかきあげ、彼女は溜め息をついた。
「笑っちゃうわよね、ほんと。柄にもないって事は自覚してるわ」
滝壺は力なく倒れたまま、彼女の独白を聞くより他になかった。
「本当に滑稽だわ。結局、私はこれ以外に上手い方法が思いつかなかった訳よ」
「でも……それでも……!」
嗚咽する滝壺は、涙でぐしゃぐしゃになった顔を彼女に向ける。
「嫌だよ……そんな顔、見たくないよぉ……っ!」
悲痛な叫びを上げる滝壺に、彼女は申し訳なさそうに微笑んで。
「ごめんね。でも、私もさ――結局、自分の居場所を壊されて黙ってられるほど大人じゃないのよ」
362 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:57:02.91 ID:DviyV..o [14/17]
家具のない、ベッドだけがぽつりと置かれた部屋。
辺りにはゴミが散乱し、すえた臭いが満ちていた。
カーテンの隙間からは夕日が差し込み、けれど薄暗い部屋の中、彼はうずくまったまま動こうとはしなかった。
「――――大丈夫だ。大丈夫だ」
言い聞かせるように、同じ言葉を繰り返し呟く。
ともすれば折れそうな細い体を抱き締め、彼は囁き続ける。
濁った、静脈血のような錆色の目は力なく血だまりのように揺れていた。
「大丈夫だ――オマエは俺が守るから――」
抱き締めた矮躯に力をこめる。
そっと、壊してしまわぬように。
けれど。
「――――」
「あァ――心配すンな。オマエは俺が、守る」
363 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:58:14.98 ID:DviyV..o [15/17]
「残念ですが、ミサカにもそれなりの矜持があって臨んでいますので。
モノ扱いされるのは心外です、とミサカはあえてとぼけた口調で物申します」
「オーケーオーケー、分かったわ。せめて人らしい表現を使ってあげましょうか――ぶち殺す」
瞬間、病的なまでに青白い光が夜景を貫いた。
-----------------------------------------------------------
「あかん、あかんてお嬢ちゃん。そんな怖い顔しとったら愛しの彼も振り向いてくれへんでー」
場違いなひょうきんな言動に、彼女は眉をひそめる。
「しかし僕もまだまだやね。ドレス少女ってジャンルもいかにもじゃねーの。まだまだ修行が足りひんわー」
「……誰?」
364 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 13:59:38.72 ID:DviyV..o [16/17]
――そして、彼女は左腕を抱くように胸に寄せ、まるで何かに祈りを捧げるように目を閉じる。
「――――」
小さく何か囁き、左手の指が口に触れる。
そして。
「――――行くわよ、幻想殺し」
ばさりと、上着を翻し彼女は発つ。この摩天楼の下に広がる、闇へ。
365 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/11(土) 14:01:04.28 ID:DviyV..o [17/17]
以上
うわぁぁああ久し振りに[ピーーー]やっちゃったぁぁああああ<(^o^ )>
まだ漢字多いね、読み辛いね。さっさと書くます
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