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クラスメート「こっち来んなっ!電気女!」 小1御坂「…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 22:23:48.16 ID:TTD8hD1E0
小1御坂「…どうして…私にだけ、こんな能力があるんだろう…」

小学校に入学した頃、私は能力が発現した
電気系を操る能力、らしいけど、詳しいことはわからない
わかっていることは…この能力があると、小動物に近寄れないことくらい

…それだけならまだマシだったかもしれない、今では…クラスメート全員から避けられる
私のクラスでは…私しか能力者が居なかった。それが不幸の始まりでもあった

最初は静電気が発生する程度の能力だった。それが面白くて、何度も試した。…それが、段々と威力が強くなっていって…
気づいたら、無意識に相手に電撃を与えていた。それは、まだ力のコントロールが出来ていなかった為だった
…クラスメートが火傷を負った。一生物の傷を与えてしまった

それからというもの、かつて一緒に遊んだ友達も、教科書を忘れてた時、見せてくれたあの子も…
皆、私には近寄らなくなった。…先生さえも

小1御坂「…無能力者に戻りたい」


御坂美琴は心の底からそう願った。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 22:47:20.16 ID:TTD8hD1E0
そこから1年、地獄のような学校生活だった
友達も一人も出来ず、皆私を避ける…楽しいことなんて一つも無かった
先生すら、その状況を見てみぬフリをしていた
私が傷を負わせた子は間もなく転校していった。…まるで私から逃げるように

「…なんであいつが転校していかないんだよ」
「噂だと、校長先生のところに怪しい人たちが来て、脅してたって…」

…傷つけたことに対してのお咎めは無かった。それが余計に私を精神的に追い詰めた
出きるだけ能力を使わないようにし、出きるだけ目立たないようにし…私は1年を過ごした


小学校2年にもなると、能力が発現したクラスメートもちらほらと出始めた
クラス替えで、他にも能力者がいる…私は今度こそ、皆と仲良くしよう、そう決めた…あの言葉が出るまでは

「おい、こいつ、あの電気女じゃね?」
「げ、マジだ!おい、皆!こいつに近寄るなよっ!」

まだ名前すら知らないクラスメート…そんな彼等から、いきなり発せられた言葉

…私は後悔した。自分の前に跪いて命乞いをするクラスメートがいた

…また使ってしまった。傷は負わせてないものの、私の周りは黒く焼け焦げた後があった

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 01:47:38.15 ID:/TtWuoCI0
美琴「ううっ・・・こんな能力なんて・・・」

「・・・?」

美琴「・・・もうやだ・・・こんなの」

「・・・・・・ねえ」

美琴「・・・・・?だれ?」

「泣いたら駄目だよ」

美琴「・・・私は誰って聞いてるの!」ビリビリ!

「!」

美琴「あっ・・・ごめん・・・その・・・・・・(またやっちゃった)」

「いいよ」

美琴「!」

「大丈夫。僕・・・怖くないから!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 01:54:47.90 ID:/TtWuoCI0
1が戻るまで勝手にやらせて貰います。

美琴「・・・私あの電気女なのよ?」

「・・・」

美琴「アンタも・・・傷つきたく無かったら私に近づかないで!」ダッ

「あっ!・・・行っちゃった・・・・・」


次の日、学校


美琴(今日も学校かー・・・嫌だな・・・)ガラッ

!・・・ざわざわ

美琴(だれも何も言ってこない・・・!!)

美琴「うっ・・・うわああああん!!!!」ダッ

タッタッタッ・・・・

クラスメイト1「けっ・・・ざまーみろ!」

クラスメイト2「俺たちがアイツに勝ったんだ!!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 01:59:59.16 ID:/TtWuoCI0
どこかの河原

美琴「ううっ・・・グスッ・・・ヒック・・・」

「どうしたの」

美琴「!・・・またアンタ」

「いつも泣いてるね」

美琴「・・・関係・・・グスッ・・・・・ないでしょ!」

「・・・・・・」

美琴「・・・」

「・・・・・・」

美琴「・・・さっきね、学校飛び出してきちゃった」

「うん」

美琴「そしたらね・・・机にラクガキされてあったの・・・」

「なんて?」

美琴「電気ウナギって・・・ううっ・・・」

「・・・ひどいね」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:06:11.99 ID:/TtWuoCI0
美琴「うう~~~・・・うわああああん!!!!」

「!・・・」

美琴「わぁっ!うっ・・・ううっ・・・グスッ・・・」

「・・・なんで泣くの?」

美琴「・・・!だって!私友達を傷つけちゃったんだよ!」

美琴「そのせいで周りからいじめられてんの!!」

美琴「泣かない方がおかしいわよ!!」

「・・・そうは思わない」

美琴「!」

「だってもう誰も近寄らないなら傷つけずにすむじゃん」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:12:28.65 ID:/TtWuoCI0
美琴「・・・何なのアンタ!私の何がわかるの!?」

「・・・」

美琴「そうやって誰も私をわかってくれない!!」ビリビリッ!

「電気でてるよ」

美琴「!あっ・・・」

「怒っても電気が出ないようにしようよ」

美琴「う、うるさい!」

「謝ったの?」

美琴「えっ?」

「怪我させちゃった友達に謝ったの?」

美琴「・・・ううん」

「なら簡単だよ」

「怒っても電気出さないようにして、みんなに謝ろうよ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 02:18:18.61 ID:/TtWuoCI0
美琴「・・・でも」

「寂しいんでしょ?」

美琴「・・・」

「友達が欲しいんでしょ?」

美琴「・・・うん」

「だったら泣くよりもがんばったほうがいいよ」

美琴「・・・・・でも」

「学校おわったらここに居るから・・・・・・電気出さないようにしよ?」

「僕も一緒に手伝うから」

美琴「・・・!」

「・・・・・・嫌かな?」

美琴「や・・・やる!やるわよ!わかった、放課後待ってなさいよ!」

「・・・うん!まってるから!」ニコッ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:25:16.74 ID:/TtWuoCI0
次の日

担任「出席とるわよー」





担任「間宮君」

間宮君「ハイ」

担任「・・・御坂さんは欠席ね」

ガラッ

御坂「・・・」

!ひそひそ・・・ガヤガヤ・・・

担任「みんな静かに!・・・御坂さん?遅刻しちゃ駄目よ」

御坂「・・・はい」

<電気うなぎ!>
<静電気発生器の席>
<市ね!!>
・・・・・

御坂(負けない・・・こんなのに負けない!)

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:32:07.74 ID:/TtWuoCI0
放課後

「・・・・・・」

御坂「来たわよ」

「!よかった・・・」

御坂「じゃあ始めるわよ」

「あ、待って」

ギュッ

御坂「?手握ったら危ないわよ?」

「・・・僕も能力を持ってるんだ」

御坂「え・・・?じゃあ電気系なの?」

「わからない・・・でもお母さんは僕の能力はエネルギーのがどうとか言ってた」

「多分だけど・・・君の電気を抑える事が出来るかもしれない」

御坂「そうなの・・・?でも危ないよ?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:38:01.34 ID:/TtWuoCI0
「・・・じゃあ君が一番弱い電気でやってみて」

御坂「一番弱いっていっても・・・私常に指先から電池くらいの電気が流れてるの・・・」

「自分の意思でちょっとずつ強く出来ない?」

御坂「・・・自分で出そうと思うと静電気くらい出るよ?」

「・・・ちょっとはガマンできるから大丈夫」

御坂「わかった。・・・痛かったら言ってね?いくよ・・・!!」

「・・・・・・!」

御坂「ん・・・どう?」

「うん、電気は少し感じたけど大丈夫」

御坂「でもこれでどうするの?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:50:22.16 ID:/TtWuoCI0
「だいたい今のが1万~3万ボルト。アンペアが少しだったから普通の人でも大丈夫」

美琴「?」

「え~と、理科で電気についてまだ習ってない?」

美琴「う、うん」

「簡単に言うと・・・君の力がボルト。その力をどれくらいの量で流すかがアンペア」

美琴「う、う~ん・・・?」

「・・・君は電気を出すときにどうやって出してる?」

美琴「んー・・・どうやってって・・・体の「きんにく」の力を入れてるかんじかな・・・?」

「うん、じゃあどうやって電気を抑えてるの?」

美琴「えっとね、自分の指と電気を流したい相手とにホースをイメージするの」

「それで?」

美琴「そのホースを限界まで細くしてるの」

「・・・そうなんだ」

美琴「それがどうかしたの?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:59:46.47 ID:/TtWuoCI0
「そのホースを小さくするとたぶん普通よりも筋肉に力が入るかんじになる?」

美琴「あ!・・・そうかも」

「だったらホースを普通の大きさにして筋肉になるべく力を入れないようにしてみて」

美琴「でも・・・そしたらすごい電気が出ちゃうよ?」

「だから僕がそれを抑えるから」

美琴「あぶないよ!そしたらやけどしちゃう!!」

「でもさっきは大丈夫だったから大丈夫だよ」

美琴「でも・・・!」

「いいから」ギュッ

美琴「・・・怪我しても怒らない?」

「うん」

美琴「・・・私の事嫌いにならない?」

「大丈夫。約束するから。いいよ」

美琴「・・・約束だからね。いくわよ・・・・!!!」

「・・・・・・・・!!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 03:07:42.58 ID:/TtWuoCI0
ビリッ!!

「うっ!」

美琴「うわぁっ!!!」

「あっ!大丈夫!?」

美琴「ううっ・・・痛い・・・」

「ごめん・・・たぶん強く抑えすぎたんだと思う・・・ごめん」

美琴「・・・う、ううん。いいの。・・・・ありがとう」

「・・・・・怒ってないの?」

美琴「今まで自分の電気や他の電気で痛い思いなんてしたこと無かった」

美琴「でも今始めて電気で痛い想いをしてわかったの」

美琴「私が違う人にやられたら・・・たぶんその人を嫌っちゃう」

「・・・・・・」

美琴「クラスのみんなの気持ちがわかった気がする。・・・だからありがと!」

「・・・別に僕何もやってないよ」

美琴「それでもありがとっ!素直じゃないと嫌われちゃうよ?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:16:59.60 ID:/TtWuoCI0
「でもごめん・・・次からは痛くないようにするから」

美琴「そしたらアンタが痛くなるでしょ?」

「それでも・・・誰かが傷つくのって嫌だ」

美琴「・・・わかった。もう一回いい?」ギュッ

「うん。いいよ」

美琴「いくわよ・・・!!」

バチン!

「ううっ!」

美琴「!!大丈夫!?」

「・・・うん。大丈夫。君は?」

美琴「・・・・うん!ぜんぜん電気こなかったよ!」

「・・・(手が少し痙攣してる・・・少し通ったんだ・・・)」

美琴「もう一回やろう?」

「うん(次はもっと負担を少なくやらなきゃ・・・)」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:24:06.59 ID:/TtWuoCI0
「・・・・ハァ・・・ハァ・・・今日はここまでだね」

美琴「・・・ハァ・・・ハァ・・・ま、まだまだ・・・いけるよ!」

「・・・一度にやったら持たないよ」

美琴「・・・ハァ・・・これくらい・・・・・・・!!」グラッ

「!!危ない!」ガシッ

美琴「!?・・・・あ・・・ありがとう・・・」

「!・・・あ、ご、ごめん」

美琴「ううん、いいのよ別に」

「ああ・・・それじゃまた明日」

美琴「うん、ばいばい!」

・・・・

美琴(倒れたとき・・・電気が流れたはずなのにこっちに流れなかった・・・あの人にも・・・)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:33:24.63 ID:/TtWuoCI0
翌日の放課後

「・・・」

美琴「来たよ!続きやろっ」

「うん、じゃあはい」ギュッ

美琴「ふふっ・・・見ててよ?」

「・・・?」

美琴「は~~・・・・ふぅ~~~~・・・・よし。・・・・・。」スッ

「!」パリパリパリッ!

美琴「へへ~!すごいでしょ!昨日コツつかんで家でいっぱい練習したんだよ!」

「すごい!静電気で髪が立つ!」サワサワ

美琴「集中しないと出来ないけどね~。えへへ・・・」

「うん、でもすごいよ。あとはこれを怒っても大丈夫なようにするだけだね」

美琴「う~ん・・・でも最近あまり怒ることないし・・・」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 03:39:53.25 ID:/TtWuoCI0
「じゃあ先にみんなに謝ってきなよ」

美琴「・・・でも」

「だいじょうぶ、みんなきっと許してくれるよ」

美琴「・・・大丈夫かな」

「うん、君がちゃんと反省したってことを見せればきっと大丈夫」

美琴「もし許してくれなかったら?」

「そしたら次の日も謝ろう?」

美琴「次の日も許してくれなかったら?」

「また次の日も謝ろう」

美琴「・・・ふふっ!なんだか大丈夫な気がしてきた!」

「うん!」

美琴「私謝ってくる!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 03:52:20.04 ID:/TtWuoCI0
翌日の学級会

日直「今日の、反省は、ありませんか?」

クラスメイト「はーい、A君にカンチョーされたー」

A君「(ちっ・・・アイツあれくらいでも言うのかよ・・・)はい、○○君、ごめんなさい」

担任(フフ・・・子供たちは仲良くやってるようね!)

日直「他には、ありませんか?」

美琴「あ、・・・あのっ!」ガタッ

全員「!」

美琴「あの・・・●●ちゃん、××くん、△△さん、別のクラスだけど@@さんも・・・」

美琴「みんな・・・わたしの電気で痛い想いさせちゃってごめんなさい!!!」

し~ん・・・

担任「・・・みんな、どうなの?御坂さんは勇気をだしてちゃんと謝ったわ。みんなはどう?」

全員「・・・いいで~す」

担任「そう!よかったわね御坂さん!みんな許してくれたわよ!みんなも御坂さんと仲良くね!」

全員「は~い!」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:01:19.59 ID:/TtWuoCI0
放課後の教室

ガヤガヤ・・・・

クラスメイト女「あの・・・御坂さん」

美琴「え・・・な、なに!?」

クラスメイト女1「私たち御坂さんの電気に当たったこと無いけどさ・・・」

クラスメイト女2「別に御坂さんの事そんなに嫌いじゃないから大丈夫よ!」

美琴「!」

クラスメイト女「あ、あの・・・その・・・御坂さんの事嫌いなのは一部だけだから・・・」

クラスメイト女1「そうそう!私たちは大丈夫!ね!」

美琴「みんな・・・ありがとう!」ポロポロ

クラスメイト女2「あーっと・・・その、御坂さんって別に触っても大丈夫なんだよね?」

クラスメイト女1「ちょっと!」

美琴「うん!大丈夫だよ!」ギュッ

クラスメイト女2「!!・・・・・あれ、ホントだ。痛くない」

クラスメイト女1「御坂さん・・・疑ってごめん」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:08:53.81 ID:/TtWuoCI0
美琴「ううん、いいの。ありがとう!」

クラスメイト女達「ごめんね~御坂さん」ガヤガヤ

美琴「うん・・・うん!みんなありがとう!」


放課後の河原


「・・・」

美琴「ありがと・・・おかげでみんなと仲良くできたわ」

「そう。よかったね。でも怒るときに電撃打つのは控えなよ?」

美琴「うん!そうね。なるべく使わないようにする!」

「そう、じゃあお別れだね」

美琴「!?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:17:15.20 ID:/TtWuoCI0
美琴「なんで・・・!!」

「お父さんの仕事で遠くに行くんだ・・・」

美琴「そんな・・・私まだアンタに教わることが!」

「大丈夫、君はすごい才能があるし努力家だから大丈夫」

美琴「でも・・・」

「じゃあこうしよう。君が今より何倍も、百倍、千倍、万倍も強くなったらまた会えるよ」

美琴「そんな・・・ううん、わかった!私強くなるから!」

「うん、それじゃあね」

美琴「うん、『またね』!!」ポロポロ


クラスメイトA(あっ・・・電気うなぎが変な奴と会ってる!)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:24:05.87 ID:/TtWuoCI0
「・・・誰?」

クラスメイトA「お前・・・電気うなぎと何話してたんだ?」

「・・・」ピクッ

クラスメイトA「やーい電気がうつるぞー!wwwwキメーwww」

「・・・あの子が好きなの?」

クラスメイトA「!!」

「僕と居たの見たから『しっと』したんだ?」

クラスメイトA「・・・はぁ?何言ってんだし。あいつのことなんて」

「僕は手をつないだよ」

クラスメイトA「!!!!」

「毎日僕はあの子と手を繋いでた」

クラスメイトA「・・・うるせぇ」

「そのたびにあの子は嬉しそうだったよ」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:34:33.78 ID:/TtWuoCI0
クラスメイトA「うるせえってんだよ!!!」

「・・・怒鳴らなくても聞こえるよ」

クラスメイトA「美琴に手を出すなよ!」

「それはこっちの台詞だよ」

クラスメイトA「!」

「お前はあの子を苦しめた張本人じゃないか」

クラスメイトA「ち・・・ちがう!俺はそんなつもりじゃ」

「気になる子の気を引こうとして過剰になったんでしょ。そんなんじゃあの子は振り向かないよ」

クラスメイトA「だからなんなんだよ!お前に何がわかるんだ!?」

「わからないの?君が必死になるほどあの子は苦しむんだよ」

クラスメイトA「うっ・・・くそ・・・・」

「もういいよね。じゃあ」くるっ

クラスメイトA「ちくしょー!!!」ダダッ


・・・・・
・・・


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:45:03.60 ID:/TtWuoCI0
美琴「―――まあ、そんなとこ」

佐天「へ~ロマンチックな初恋~!!!」

初春「それが今の御坂さんの強さのパワーなんですね!!」

黒子「キィー!!!お姉さまの純情を弄んで!!!許せませんわ!!」

佐天「まあまあw・・・その人とはどこかで再会しました?」

美琴「それが全然。それらしい人なんて居ないわ。どこに行ったのかわからないし」

初春「はぁ~なんて切ないお話・・・きゅんきゅんしちゃいますっ!!」

佐天「きゅんきゅん・・・?」

黒子「で?その方の連絡先とかは聞いてませんの?」

美琴「それが私単純だから・・・強くなれば逢えると思ってたのよ」

黒子「はぁ~・・・せめて名前や特徴くらいは教えて欲しいですの」

美琴「まあ・・・昔の記憶だし・・・背丈はそんな大きくなくて色白で貧相な人だったなぁ」

美琴「そうね・・・たしか名前は苗字二文字、三文字の普通の名前よ」

初春「それじゃあ私でも調べられませんね・・・」

美琴「いいのよw別に。・・・・今もどこかで幸せになってると思うから」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 04:58:06.63 ID:/TtWuoCI0
打ち止め「は~ここが河原ってところね!とミサカはミサカは驚嘆してみる!」

一方通行「・・・・・・(河原かァ・・・)」

打ち止め「・・・?どうしたの?とミサカはミサカは心配そうに顔を覗き込む」

一方通行「・・・ただ昔を思い出しただけだ」

打ち止め「?」

一方通行「!・・・・アァ、そうか」

打ち止め「・・・?今日の一方通行なんか変ー!とミサカはミサカは素直に感想を言ってみたり!」

一方通行(そォか・・・コイツはあの時のあの子に似てるンだな・・・)

一方通行「ォイ」

打ち止め「?」

一方通行「・・・・・・・」

一方通行「・・・手ェ握ってやる」


                            おわり

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 05:17:43.37 ID:/TtWuoCI0
終わりです。こんな深夜から朝まで見てくれた人ありがとう。

一方さんが「百倍、千倍、万倍も強くなったらまた逢える」というのは
密かにシスターズの件を暗示したかったけど誤魔化すのとチラつかせる間が難しかった

止まったSS見るとつい妄想が膨れるので書かせてもらいました。
しかし何故か自分が書くSSスレは過疎る不思議。

反応厨なのでID:iWtzpaQR0の支援ラッシュが少し怖かったけど嬉しかったよw


ちなみに、ID:iWtzpaQR0支援回数、13回

コメント

No title

これはww妹を10031人殺した仇敵と昔の恩人が同一人物。。。これほどお互い気がつきたくない過去も珍しいw

もう劇場版は禁書目録じゃなくて超電磁砲でこの話でいいよ

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