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ピカチュウ「身体検査しようよ」

未完
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 23:48:06.90 ID:5TJxivNU0 [1/3]
「ポッチャマ! 遊びにきたよ!」
 川での水遊びを終え、樹の下で休んでいるところに元気な声が響いてくる。
 声が聞こえた方向に眼をやると、1匹のポケモンが視界に飛びこんだ。
「あっ……」
 遊び仲間のピカチュウだ。四つ足になって、こっちに走ってきている。
 仲間というより、ただ単にいじめられてるだけの気もするけど、付き合いは結構長い方だ。
 今日は遊ぶ約束をした覚えはないのだけど、まぁいつものことだからたいして気にならない。
 ただ、普段はお昼ごはんを食べてからやってくるのに、今日はまだ陽が昇ったばかり。
 急にどうしたんだろう? それに、なんだかずいぶんご機嫌のような気がする。
 ……なんて、冷静に考えてる場合じゃなかった。
 このままだと抱きつかれてしまう。
「ち、近寄らないで!」
 大急ぎで立ち上がり、満面の笑顔で駆け寄ってくるピカチュウから逃げるように距離をあけた。
 毎度毎度のことだから、いやでも先読みできてしまう。
 せっかく泳いで気分爽快になったのに、ピカチュウのせいでいつも台無しだ。
 おちおち休憩もできやしない。
 うかつにさわらないでって何度も注意してるのに、迷惑にも程がある。
「どうしてそんなこと言うの?」
 咄嗟に出てしまったポッチャマのセリフに、ピカチュウの表情から笑顔が消えた。
 確かに冷たい言い方ではあったけど、自分の身を守るためには仕方のないことだ。
 大体、電気が大の苦手なのを知ってて、抱きつこうという発想自体がどうかしている。
 自分だって、泥をかけられたら文句を言うくせに……。

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 23:50:38.67 ID:5TJxivNU0
 立ち止まったピカチュウは悲しそうな眼で、こっちを見つめている。
 ――引っかかるもんか。
 今まで何度も何度もこの眼差しと偽りの涙に騙されてきたのだ。
 同じ手は通用しないってことをいい加減わからせないと。
「……ボクが電気苦手なの、知ってるでしょ」
「うん、知ってる。でも慣れればどうってことないよ。気にしない気にしない」
 すぐにいつもの表情に戻り、まるっきり他人事のように流すピカチュウ。
 まさか、自分が水タイプなのを知ってての発言なのだろうか……。
 あまりに無神経なその言い草に、ポッチャマは怒りを抑えられなかった。
「慣れるわけないじゃん! ボクは忙しいの!
 きみと遊んでる暇なんかないの!」
 眼を吊り上げ、気がつけばピカチュウに怒鳴っていた。
 憤慨したところで、全く効果がないのは承知の上だけど、どうしてもガマンならなかった。
 顔をぷいっと背け、川に飛びこもうとしたその時、背後からとんでもない言葉が聞こえてきた。
「10万ボルト、撃っちゃおっかなぁ」
「いっ……」
 ぎょっとして振りむくと、頬をふくらませているピカチュウと眼が合う。
 ほっぺからバチバチっと電気を放っている。
 逆ギレもいいとこだ。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/28(土) 23:59:21.76 ID:5TJxivNU0 [3/3]
「ポッチャマ、わたしと遊ぶのと、水中で痺れたままコイキングに食べられちゃうのとどっちがいい?」
 淡々とした口調で話すピカチュウ。
 かわいい顔して恐ろしいことを平気で言う。
 だけど、加減を知らないピカチュウのことだから、ハッタリとは思えない。
 水の中に逃げでもしたら、本当に10万ボルトをお見舞いされるにちがいない。
 もしそうなったら……想像するだけで震えが止まらなかった。
 悔しいけど、水タイプの自分ではピカチュウに到底かないっこないのはわかっている。
「はぁっ……わかったよぉ……」
 今日も、というべきか、結局ポッチャマは観念して、泣く泣くピカチュウに付き合うはめになった。
 ピカチュウに振り回されるのもうんざりだけど、電撃を食らってしまうよりはまだマシだ。
 無理にでもそう思いこまないとやってられない。
「えへっ、ありがとう。じゃ、いこ!」
 ピカチュウはニッコリと微笑み、茂みの中を歩いていく。
 はぁっとため息をつき、ポッチャマは渋々後ろをついていった。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 00:12:58.71 ID:KUwLIFbA0 [1/24]
「で、なにして遊ぶの?」
 ピカチュウの家に連れてこられたポッチャマは、今日の遊びの内容を聞き出す。
 どんな遊びであれ、自分がいやな目に合うのは必定なので、ぶっちゃけ聞くだけ無駄なのだが……。
「なんだと思う?」
 質問してるのに逆に問いかけられてしまった。
 早く教えてくれればいいのに、なにをもったいぶっているんだろう?
 とりあえず、適当に思いついた遊戯を言ってみた。
「かけっこ?」
「ううん」
 即座に首を横にふるピカチュウ。
「……競泳?」
「ブー」
「まさか……木登り?」
「全然ちがうよ」
 きっぱりと否定された。どれもこれもハズレらしい。
「うーん……」
 さっぱりわからない。
 正解が思い浮かばず、黙りこんでしまったポッチャマに、ピカチュウは意外な内容を言い出した。
「今日はね、ポッチャマの身体チェックをするの!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 00:49:00.98 ID:KUwLIFbA0 [2/24]
「?」
 予想もしてなかったピカチュウの回答に、頭にハテナマークを浮かべるポッチャマ。
「ほら、わたしたちって仲良しだけどさ、よくよく考えてみたらお互い知らないこと、結構多いと思わない?」
「そう……だっけ」
 お互いが知らないこと……言われてみれば確かにそういうところはあるかもしれない。
 でも、それが身体検査に何故つながるのか、いまいちピンとこない。
「それと身体チェックと、どう関係があるの?」
疑問をそのままぶつけると、ピカチュウは単刀直入に言った。
「わたし、ポッチャマのアレがどんなのか、前から興味あったの。見たこと1回もなかったし。
 ポッチャマ、メスになくてオスにあるもの……なにかわかるよね?」
「……」
ピカチュウの問いかけに、ポッチャマは顔を赤らめて口を閉ざす。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 01:23:11.87 ID:KUwLIFbA0 [3/24]
 オスにあって、メスにないもの。そんなの……どう考えてもアレしかないじゃないか。
「……ピカチュウ、冗談で言ってる?」
 ただ単にからかっているだけなら笑い事で済む話だけど、ピカチュウはニコニコしたままなにも答えない。
 その意味ありげな表情に、ポッチャマの顔が引きつる。
 眼をそらしたピカチュウは、目線をポッチャマの下半身へと動かした。
 思わず背を向けたが、ピカチュウはすかさず前へ回りこみ、はっきりと聞こえるように言った。
「ポッチャマのオチンチン、見たいなぁ、わたし」
「はは、な、なに言ってんの……」
 声では笑っているけど、ポッチャマの顔は少しも笑っていない。
「ご、ごめんピカチュウ、ボク、用事思い出しちゃった。帰るね」
 これ以上ここにいると、とんでもなくヤバい事態になりそうだ。
 そそくさと立ち上がり、急いでピカチュウの元から逃げようとしたが、ピカチュウは許してくれなかった。
 ポッチャマの前に立ちはだかり、行く手を遮る。
「ねぇポッチャマ、身体痺れるとどうなるんだったっけ?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 02:11:43.70 ID:KUwLIFbA0 [4/24]
「……」
 意味深なピカチュウの問いかけに、ポッチャマは怖くて答えられない。
「ど・う・な・る・ん・だ・っ・け?」
 後ずさるポッチャマに近づきながら、再度同じ質問をするピカチュウ。
 まるで子悪魔のようなピカチュウの微笑みに、ポッチャマの恐怖感がますます高まる。
「……動けなく……なるんだ」
 ぼそぼそと小さい声で答える。
 こんなこと言わなくてもわかっているはずなのに、わざわざ聞くってことは……
「つまり、好き放題できるってことだよね?」
 怯えるポッチャマとは裏腹に、満面の笑みを浮かべているピカチュウのほっべからは電気が出ている。
 ――逃げたら10万ボルト撃つよ――
 顔が間違いなくそう言っていた。


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 02:17:19.96 ID:KUwLIFbA0 [5/24]
「や、やだ、こないで!」
 状況に耐えきれなくなって、口からバブルこうせんを繰り出そうとしたが――
「うわあぁっ!」
 逆に仇となってしまった。
 ピカチュウもポッチャマが抵抗することをわかっていたのだろう。
 溜めこむ一瞬の隙を狙われて、ぎゅっと抱きしめられてしまった。
 その瞬間、電気に敏感なポッチャマの身体は、ピカチュウの特性をもろに受けてしまう。
「ぁっ……」
 バチっと鋭い音が走るとともに、ポッチャマの身体から力が抜けていく。
 体中が痛くて、立つことさえできなくなっていた。
 ほくそ笑んだピカチュウが、身動きしなくなったポッチャマを仰向けに寝かせ、ポッチャマのお腹の上に跨る。
「ポッチャマ、大丈夫ぅ?」
 全然心のこもっていない気遣いの言葉に、ポッチャマはこれから始まるであろう“遊び”に、
 恐怖で全身が震えるのを感じていた。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 03:03:29.21 ID:KUwLIFbA0 [6/24]
「や、やめてピカチュウ、お願い……なんでも言うこと聞くから……お願い……」
 動きは封じられてしまったけど、喋ることは可能だ。
 だからと言って、この状況を覆せるわけでもなく、状況が良化するわけでもない。
「じゃあ、オチンチン見せてよ。なんでも言うこと聞くんだよね」
 泣きそうな声で懇願しても、ピカチュウは全く聞く耳を持ってくれない。
 異性に性器を見られるというのがどれほど恥ずかしい気持ちになるかが、
 このポケモンにはわからないのだろうか。
 以前から、オシッコしてる最中に横から覗かれそうになったりしたことは何度もあった。
 ピカチュウにとっては悪ふざけのつもりだったんだろうけど、ポッチャマにとっては嫌がらせ以上の何物でもなかった。
 水タイプの自分が電気タイプのピカチュウと友達になったのが、そもそも間違いだったのかもしれない。
 こんな悪行を受けるとそう思ってしまうのは無理もなかった。
「ポッチャマって顔まで冷たいんだね。ひんやりしてて気持ちいーい」
「ちょっ、ちょっとぉ……」
 ポッチャマの心の嘆きなどお構いなしに、ピカチュウは首に手を回し、頬をすり寄せてくる。
 温もりのある赤いほっぺが、すぐ眼の前にある。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 03:39:37.05 ID:KUwLIFbA0 [7/24]
「えへへっ」
 ピカチュウのとびっきりの笑顔がドアップで視界に入る。
 怖い。たまらなく怖い。
 ピカチュウの瞳にはさぞかし恐怖で怯えたポッチャマの顔が映っていることだろう。
 たとえ相手がメスであろうと、震えは止まらなかった。
「そんな顔しないでよ。まるでわたしがポッチャマをいじめてるみたいじゃない」
 ――実際その通りじゃんか……。
 よくもまぁそんなことをいけしゃあしゃあと言えるものだ。
 これがいじめじゃなかったら、一体なんなんだろう……。
「じゃあ、ポッチャマの身体検査、始めるね」
「やだ! いやだ! やめてぇ!」
 口での抵抗も空しく響き、ピカチュウがポッチャマの上で身体の向きを変える。
 小さな身体にふさわしいポッチャマの幼茎に、ピカチュウが手を伸ばす。
「やめて! やめてよぉピカチュウ!」
「ポッチャマ、ちょっとうるさいよ。話せないようにしてあげようか?」
「ひっ……」
 振りむいたピカチュウが途端に恐ろしいことを口にする。
 顔から血の気が引いていっているのが自分でもわかり、息を呑みこむ。
 さっきまで笑顔いっぱいだったピカチュウが真顔になっていたのだ。
 滅多に見せない表情なだけに、恐怖は一段と増す。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 05:41:10.38 ID:KUwLIFbA0 [8/24]
 泣きそうになるポッチャマに、さすがのピカチュウも良心が痛んだのか、またすぐに笑顔になる。
「ごめんごめん、冗談だよ。わたし、ポッチャマ大好きだもん。
 ほんとにするわけないでしょ?」
 ポッチャマを安心させるように話すピカチュウ。
 まさか、ピカチュウに大好きなんて言われるとは思ってもいなかった。
 けど、ピカチュウが自分に好意を抱いているのは本当だろう。
 でなきゃ、毎日自分からわざわざ会いにきたりはしない。
 それに、さっきまでの脅しも、本人が言うように本気じゃなかったんだと思う。
 実際、今日みたいに静電気で痺れさせられることは何回かあったけど、
 10万ボルトをお見舞いされたことは1度もなかった。
 きっと、オチンチンを見たいがための悪戯心だったにちがいない。
 でも、電気が嫌いなポッチャマにとっては、どうしても本気で受け止めてしまったのも事実だ。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 05:43:05.75 ID:KUwLIFbA0 [9/24]
「あのぉ、ピカチュウ」
「なに?」
「ボクのこと、好きでいてくれるのは嬉しいんだけどね、チンチンはやっぱり……見られたくないなぁ……」
 もう既に遅いかもしれないけど、自分の思いを素直に言ってみた。
 微かな期待をしていたけど、やっぱり聞き入れてくれる様子はない。
「それとこれとは別だよ。わたし、ポッチャマの友達なんだから見る権利はあるよね」
 ――はぁっ……。
 口達者のピカチュウに、とても敵いそうにない。
 どのみちオチンチンで遊ばれる運命からは逃れられそうにない。
 どうする術もなく、ピカチュウがすぐに飽きることを只々祈ることしかできなかった。
 夢であればただの悪夢で終わらせられるけど、これは疑いようのない現実なのだ。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 05:49:32.48 ID:KUwLIFbA0 [10/24]
「ポッチャマのオチンチン、ちっちゃいんだね」
「わっ……!」
 ピカチュウの小さな指が性器に触れる感触。
 突然のことで、思わずびくんと身体が反応してしまう。
 全身が綺麗な毛皮で包まれているピカチュウとちがい、ポッチャマは体毛が生えていない。
 仰向けになって、下半身が無防備になってしまうとオチンチンが丸見えになってしまうのだ。
 しかも、ピカチュウの身体がジャマで、この体制からではオチンチンが全く見えない。
 いきなり弄られたら、情けないけど声が勝手に出てしまう。
「わぁっ、すっごーい。ポッチャマってオチンチンまで冷たいんだ」
「やぁっ、もうっ……さわんないでよぉ……」
 初めて眼にするオスの性器に、ピカチュウが歓喜の声を上げる。
 時折ちらちらとポッチャマの表情を窺い、反応を楽しんでいるようだ。
 玩具のように性器を弄ばれ、羞恥で顔面が熱くなる。
「あはっ、ポッチャマったら顔真っ赤」
「うぅっ……ピカチュウのバカバカバカぁ……」
 好きなように遊ばれる自分がなんとも惨めになる。
 けれど、唯一反撃できるバブルこうせんも、ピカチュウが相手だと出すわけにいかない。
 さっきは本当に繰り出すつもりだったけど、やっぱりピカチュウは縁を切れない友達なのだ。
 ケガをさせてしまうくらいなら、自分がガマンするしかない。

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 12:20:55.29 ID:KUwLIFbA0 [12/24]
「……?」
 それまでオチンチンを愛撫していた突如ピカチュウが腰を上げ、ポッチャマの前に立つ。
 相変わらず、見慣れているはずの笑顔は気味が悪い。
 怪訝な表情を浮かべていると、ピカチュウは意味不明なことを聞いてきた。
「ねっ、ポッチャマってやっぱさ、身体の中も冷たかったりする?」
「えっ?」
「オチンチンがこんなに冷たいんだもん。てことは、ここもやっぱり冷たいんだよね?」
「な、なに――わわっ! ちょっと!」
 最後まで言いきる前に、ピカチュウに両足を持ち上げられた。
「えっ、や、やだ! そんなとこ見ないでよ!」
 ピカチュウの質問の意味が今になってわかり、ポッチャマはあまりの恥ずかしさに叫ばずにいられなかった。
 でんぐり返しのような体制にさせられ、ピカチュウがある場所に眼をとめる。
「へぇっ、これがポッチャマのおしりの穴かぁ」
 聞いてるだけで赤面するセリフを、ピカチュウは恥じらいもなくあっさりと言う。
「やだったら!」
 足をじたばたさせてもがいてるつもりだけど、痺れているせいで体に力が入らない。
 ピカチュウは足を持ち上げたまま、ポッチャマの陰部から眼を離さない。
「見ないでよぉ……」
 今更なにを言ったところで全くの無意味だが、見られるだけでもものすごく羞恥を感じるものなのだ。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 13:11:18.40 ID:KUwLIFbA0 [13/24]
「ひゃぅっ……!」
 ピカチュウの不意打ちに、思わず声が裏返る。
 おしりの穴の表面を指で撫で上げられたのだ。
 薄々予想はしていたものの、なにも抵抗できない状態ではどうしようもなかった。
「あはっ、ポッチャマ面白い。ここがいいの?」
「ちょっ……やめ……」
 調子に乗ったピカチュウが更におしりの穴を、かわいがるようにさわり続ける。
 同時に性器の先っぽまで弄られ、二重の攻撃がポッチャマを襲う。
 陰部からの刺激に声を抑えられず、喘いでしまう。
 こんな声をピカチュウに聞かれてしまって……最悪だ。
 穴があったら今すぐにでも入りたい。
 しかし、恥を感じている余裕はなかった。
「あっ、さっすが水タイプ。よく冷えてるねー」
「あああぁっ……! そんなとこぉ……!」
 ピカチュウの小さな指が穴の中に入りこみ、目一杯声を出す。
 自分の中に異物が侵入する感覚。
 それは幼いポッチャマにはあまりにも強烈すぎた。
 なにが悲しくてメスのピカチュウに好き勝手されているんだろう……。
「ポッチャマってエッチだよね。オチンチンピクピクしてるよ。
 口ではいやがってるけどさ、もしかして興奮してるんじゃないの?」
 バカにしたようなピカチュウの笑い声が耳に入る。
 自分のことを棚に上げて変態呼ばわりされ、正直腹が立った。
 けど、今は言い返すことなど到底無理だ。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 13:35:34.63 ID:KUwLIFbA0 [14/24]
「エッチなポッチャマ、もっと見たいな、わたし」
 そう言いながら、ポッチャマの陰部に顔を近づけるピカチュウ。
「ピ、ピカチュウ……まさか……」
 そのまさかだった。
 ためらいもなく、ピカチュウは眼の前のスボミに舌を伸ばし、そのままぺろぺろ舐め始めた。
「わあぁぁぁっ!」
 想定外の出来事に、ポッチャマが声を張り上げる。
 おしりの穴をピカチュウに舐められてる……!
 恥ずかしいの域を越えていた。
 堪らなく卑猥なその行為は、ポッチャマの頭を混乱させてしまった。
「ちょっと、いきなり大声出さないでよ。びっくりするじゃない」
 顔を上げたピカチュウが耳を塞ぎながらポッチャマをにらみつける。
 よほど耳障りだったらしい。
 でも、いちいちそんなピカチュウのご機嫌などとっていられない。
「どどどど、どこ舐めてんのぉ!」
「ポッチャマのおしりの穴」
 ポッチャマの質問に対し、ごく普通に返すピカチュウ。
 バカみたいに叫ぶポッチャマとはまるで正反対だ。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 14:54:56.05 ID:KUwLIFbA0 [15/24]
「そ、そうじゃなくて! なに考えてんの!?」
 ピカチュウの大胆な行動は、ポッチャマには理解しがたいことだった。
 自分の毛づくろいならまだしも、他人の陰部を進んで舐めるなんて信じられない。
 もしかしてピカチュウは頭がおかしくなってしまったんじゃないか……。
 一瞬そう考えてしまった。
 しかし、ピカチュウは臆することなく、平然と答える。
「だから身体検査だってば。指だけじゃわかんないもん。ちゃんと口で確かめないとね」
「いや、だから――」
「大丈夫大丈夫。汚いなんて全然思ってないよ。心配しないで」
 ポッチャマの言葉を遮って、再びピカチュウは穴を舐め始めた。
 どうやら止めるつもりはこれっぽっちもないらしい。
 ピカチュウの温かい舌が、スボミの表面と周りを濡らしていく。
 抜け目のないピカチュウは、オチンチンの愛撫も忘れない。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 14:56:30.53 ID:KUwLIFbA0 [16/24]
「やぁっ……ピカチュウぅ……」
 ようやく痺れが治まってきて、徐々に体の自由が利くようになってきたけど、感じるせいで起き上がれない。
 局部から伝わってくる感覚がジャマして、力が入らないのだ。
「やぁん……」
 メスみたいな嬌声を出すポッチャマ。
 自分でも知らず知らずのうちに、陰部を犯されていることに興奮し始めていた。
 その証拠に、ピカチュウの手の中にあるオチンチンが段々と元気になっていく。
 ――あ、あれ……?
 性器に違和感を覚え、自分のオチンチンに目線を移した。
 初めての変貌ぶりに、思わず眼を見開く。
「あっ、オチンチンおっきくなってるね」
 ポッチャマの反応を楽しんでいるピカチュウも、ペニスの異変に気づいたようだ。
 これにはポッチャマ自身が一番驚いた。
「な、なんで……」
 オシッコの時以外はほとんどさわらない自分のオスのしるし。
 自分のモノであるはずなのに、大きくなる理由が全くわからない。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 14:59:40.77 ID:KUwLIFbA0 [17/24]
「えへへっ、かぁわいい」
「ひゃっ!」
 じっくり思考する時間も与えてくれない。
 おしりの穴だけに留まらず、ピカチュウは今度は勃起したオチンチンを口に含む。
 ピカチュウの口内に支配されたオチンチンが、ピクっと動く。
「ねっ、ポッチャマ、今どんな気分?」
 ピカチュウが性器を頬張りながら、上目遣いで聞いてくる。
「……く、くすぐったい……」
 さっきとは逆でオチンチンを舐められ、おしりの穴を指でさすられているのだ。
 せめてどっちか一方にしてほしいのだけど、正直言って……気持ちいい。
 いけないことだとわかっていても、突き放すことはできなかった。
 ピカチュウに性器を見られていること、そして今、それを舐められている。
 なにも感じない方がおかしい。
 ピカチュウとポッチャマ、2匹のエッチな気持ちはますます強くなっていく。


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 17:15:49.47 ID:KUwLIFbA0 [18/24]
「あ、あの、ピカチュウ」
 これ以上攻め続けられると、恥ずかしさのあまり気を失ってしまいそうだ。
 頭を起こし、ピカチュウを呼ぶ。
 オチンチンを口に含んだまま、ピカチュウがおもむろにポッチャマを見つめる。
 ピカチュウが怒りださないことを心の中で祈りながら、思いきってお願いしてみた。
「あ、あのさ、ピカチュウってオチンチン……ないんだよね?」
「? うん」
「だったら……ボクも見てみたいな」
「えっ?」
 おしりの穴をいじくっている手を止め、眼を丸くするピカチュウ。
 どういう意味?とでも言いたそうにポッチャマの言葉を待っている。
「ピカチュウのアソコがどんなのか……ボクも見たい」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 17:22:54.51 ID:KUwLIFbA0 [19/24]
 自分ばかりがこんな目に遭うのはどうしても納得いかなかった。
 ピカチュウに散々舐められ、喘がされてきたのだ。
 当然、メスのピカチュウの陰部を見る権利がポッチャマにだってある。
 だけど……
「えぇっ……」
 珍しくピカチュウがあからさまに嫌な声を発した。
 まさか、自分が見せる展開になるとは考えていなかったらしい。
 ポッチャマは勇気を出して、言葉を続ける。
「嫌なんて言わないでよ。きみだって、ボクの散々見たんだし……。
 ボク、ピカチュウの友達だよね? 仲間だよね?」
「……」
 ピカチュウは口の動きを止め、なにも答えない。
 快くうなずいてくれると思っていたのに、ちょっと予想外だった。
 ついさっきまで、あれだけうるさかったのに、不気味なほどの沈黙が続く。
 ピカチュウは心に迷いを感じているのか、黙りこんでしまった。
 ――やっぱりまずかったのかな……。
 軽く後悔しかけたが、数十秒ほど経過したところで、ピカチュウがようやく口を開いた。

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 17:30:29.51 ID:KUwLIFbA0 [20/24]
「ポッチャマ、どうしても見たい?」
 静かにたずねてくるピカチュウ。
「……うん」
 エッチな気持ちが芽生えてくると、もちろんポッチャマにだって異性の秘所がどんなモノなのか、興味が沸く。
 怒られないか少し怖かったけど、しっかりと首を縦にふった。
「どうしても?」
 念を押すように再度たずねてくる。
「お願い、ピカチュウ」
 ピカチュウの顔は笑っていないが、不服を感じているわけではなさそうだ。
 もう一度うなずき、素直に自分の想いを伝えた。
 性器から口を離したピカチュウが立ち上がる。
「そっか、そうだよね。わたしもポッチャマのオチンチン見ちゃったもんね」
 普段遊んでいる時と同じ笑顔を浮かべ、ポッチャマの頭を撫で撫でするピカチュウ。
「えっ、それじゃあ……」
「うん。見てもいいよ。ポッチャマ、わたしの大事な友達だし。でも……ちょっとだけだからね?」
「あっ、うん。ありがとう」
 思えば、今日は初めてピカチュウが言うことを聞いてくれた気がする。
 それまでの道のりはとてつもなく辛かったけど、とりあえず、これでオチンチンはしばらく弄られずにすむ。
 今度は自分がピカチュウの陰部を見る番だ。


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 21:30:51.99 ID:KUwLIFbA0 [21/24]
「よいしょ……あ、あれ?」
 起き上がろうとしたけど、足に力が入らず、ぺたんと座りこんでしまった。
 何度も立とうと試みるが、どうしても自分では起きれない。
 困った。まだ完全に痺れがとれていないみたいだ。
「大丈夫? ほら、しっかりして」
 ピカチュウが手を差し延べてくれた。
 意地悪なところがあるけど優しいところもちゃんとある。
 それがピカチュウだ。
「あ、ありがと」
 静電気にビビりながら、ピカチュウに手を握ってもらう。
 ――また動けなくなったらどうしよう……。
 手が震えていた。
 ポッチャマの恐る恐るの行動に、ピカチュウは心中を察したのだろう。
 明るく微笑んで、ポッチャマの不安を取り除くように言った。

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 21:32:05.38 ID:KUwLIFbA0 [22/24]
「大丈夫だよ。手、握ったくらいで静電気は出ないから」
「そ、そうなの……?」
 それは初耳だった。
「そだよ。まぁ……さっきは思いっきり抱きついちゃったからね。
 ごめんね、ポッチャマ。ちょっとオチンチン見たさに強引だったかもね、わたし」
 今ごろになって、ピカチュウは罪悪感に駆られてきたようだ。
 いつもは涙目で怒りをぶつけても笑ってごまかされるのに、珍しいこともあるものだ。
 そんなに素直に謝られると、許さないわけにはいかなくなってしまう。
「ううん、ボクこそ冷たい態度ばっかとって……ごめんね」
「ポッチャマ、短気だもんね」
「半分はきみのせいだよ」
「えへへっ、そうかもね」
 ピカチュウはいつもの調子を取り戻したようだ。
 さっきはただの変態ピカチュウだったけど、純粋な笑顔は決してうそではない。
 不思議なものだなぁとポッチャマはしみじみ感じた。
 最初は憎らしかったピカチュウだったが、優しくされるとかわいく思えてしまう。
 いじめられることも多々あるし、その度に嫌悪感を抱いたこともあったけど、
 それでもやっぱりピカチュウは大切な友達なんだなと改めて思った。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/29(日) 21:37:28.47 ID:KUwLIFbA0 [23/24]
「ありがとうピカチュウ。じゃあ……見てもいい?」
「うん」
 最後の確認をすると、ピカチュウは先程よりもはっきりとうなずく。
 返事を聞いて、ポッチャマはピカチュウの前で屈みこんだ。
 股間に顔を近づけ、黄色の体毛に手を伸ばそうとした時、ふと疑問が浮かんだ。
「そういえばさ、メスってどこからオシッコ出してるの?」
 メスの構造の知識がないポッチャマにとって、オシッコは一体どこから排出するのか、非常に謎だった。
 教えてもらおうと思ってピカチュウを見上げると、きょとんとしている。
「知らないの?」
「だって、見たことないし」
 いたずら好きなピカチュウとちがい、ポッチャマはピカチュウが排尿しているところを覗き見したことがないので、
 わからないのは当たり前だ。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 01:40:26.73 ID:ITITZ7GP0 [1/9]
「えっとね……ここなの」
 頬を赤らめ、ピカチュウが下半身の一部分を指差した。
「あっ……」
 自分のオチンチンがあるはずの箇所。
 ピカチュウが示したその場所に視線を向けると、うっすらと細長い割れ目が視界に入った。
 少しだけ膨らみがあって、赤みを帯びている。
 ふさふさの毛皮に守られているけど、間近で見ると、意外と目立っていた。
 もしかしたら、普段から見えているけど気づかなかっただけかもしれない。
 ――すごいや。メスのここってこんな風になってるんだ……。
 初めて眼にするメスの陰唇をポッチャマが凝視してると、ピカチュウがそっと手で隠す。
「そんなに見つめないでよ。結構恥ずかしいんだから」
 自らオスの性器を口に含むピカチュウにもちゃんと羞恥心はあるらしい。
 オチンチンを無理矢理見られて喚くポッチャマの気持ちが多少は理解できたのだろう。
 余裕だった表情も、段々ポッチャマのように赤く染まってきている。
 でも、一度見てしまったら、どんどん好奇心が沸いてくるのは否めない。
 立場が入れ代わったポッチャマも、ピカチュウの気持ちがちょっとだけわかった。
 嫌がる相手を見てると、余計に興奮してくる。

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 01:41:40.21 ID:ITITZ7GP0 [2/9]
「ピカチュウ、さわらせてほしいな」
 見るだけじゃ全然物足りない。
 実際に触れて、どんな感じなのか確かめてみたい。
 それに、ピカチュウの反応も見てみたいのだ。
「……言うと思った。ポッチャマ、ほんとにエッチだよね」
 秘所を隠していた手をポッチャマの頭の上に置き、耳を垂らしてため息をつくピカチュウ。
 エッチなのはお互い様だ。
「いや、あの、いやならいいんだけど……」
 Sっ気のピカチュウとは正反対のポッチャマは、相手が嫌がることを無理矢理行ったりはしない。
 ピカチュウが本気で拒否するなら、仕方ないと割りきって諦めるつもりだった。
 でもやっぱり……ちょびっとでもいいからさわってみたい。
 なんとかしてお願いしてみようと頭を巡らせる。
 その時、頭をとんとんと叩かれた。

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 01:44:12.72 ID:ITITZ7GP0 [3/9]
「?」
「ポッチャマ、あとでもう1回オチンチンさわらせてくれる?」
 唐突なピカチュウの要求。
 言葉が脳に染みこみ、言ってる内容の意味が瞬時に理解できた。
 ――そ、そういうことね……。
 これはきっと交換条件だ。
 自分の秘所をさわってもいい代わりに、オチンチンをもう1度さわらせてほしいということだろう。
 正直、オチンチンでまたもや遊ばれるのはうんざりだけど、ピカチュウの陰唇をどうしてもさわってみたい。
 でもそうなると、ピカチュウに喘ぎ声を聞かれたり、おしりの穴を攻められてしまうリスクが生じる。
 ガマンしてここで止めるか、それとも欲望を優先するか……。
 ポッチャマは悩みに悩んだが、決心がつかない。
「ポッチャマ、考えすぎ。さわりたいんなら早くしてね」
 焦れったそうにピカチュウが言う。
 既にピカチュウは心の準備ができているようだ。
 我に返ったポッチャマは、眼の前のあらわになった陰唇を見つめ、ゴクッと唾を飲みこむ。
「……」
 もうガマンできない。
 後先のことなどバッサリ切り捨てて、ポッチャマはピカチュウの秘所をさわることに決めた。

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 21:44:54.59 ID:ITITZ7GP0 [5/9]
 とはいえ、自分はピカチュウとちがって指がないので、注意しないといけない。
 誤ってキズでもつけちゃったら大変だ。
 気を引き締め、手に力を入れすぎないよう、慎重に割れ目に沿るようになぞってみる。
「っ……!」
 ピカチュウの下半身がビクッと反応し、危うく擦りそうになってしまった。
 頭に置かれている手が力んでいる。
 少し痛みが走るが、ここは辛抱だ。
 今度は両手を使って、割れ目を左右にぐいっと広げてみる。
 ヒクヒクと震えるピンク色の肉が、ポッチャマの前に姿を現した。
 さっき自分が弄ばれてた時のことを思い出し、頭上を見上げてピカチュウの表情を窺った。
 眼をぎゅっとつぶり、口を固く閉ざしていた。
 犯されていた時のポッチャマに負けないくらいの赤面になっている。
 ――ボクも……絶対こんな顔になってたんだろうなぁ……。
 イメージするだけでまた悪夢が蘇ってきた。
 首をぶんぶんふって、卑猥な想像を頭から追い出した。
 顔を前に戻し、陰唇の匂いをかいでみる。
 そこは無臭ではなく、オシッコの香りが漂っていた。

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 21:46:45.76 ID:ITITZ7GP0 [6/9]
「ほんとにここからオシッコが出るんだね」
「やだぁっ……」
 ポッチャマが感想を漏らすと、ピカチュウは顔を真っ赤にして、両眼を指で覆っていた。
 恥ずかしさのあまり、言葉だけでも羞恥を感じてしまうようだ。
 でも、小さな指では隠しきれず、まん丸の黒い瞳がしっかりと指と指の間から覗いていた。
「だ、大丈夫?」
 やり過ぎちゃったかなと不安になって、慌てて声をかけるも、ピカチュウは顔を隠したまま動かない。
「ご、ごめんピカチュウ」
 咄嗟に手を離して謝ると、ピカチュウはか細い声でつぶやいた。
「……見られるのって……めちゃくちゃ恥ずかしいんだね、ポッチャマ」
 言ってることは物凄く共感できる。
 だけど自分なんか無理矢理見られた上に、あろうことか舐められたのだ。
 思い返すと、恥ずかし過ぎて死にたくなってくる。


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 23:08:15.46 ID:ITITZ7GP0 [7/9]
「ピカチュウ、ボクがきみにチンチン舐められて、おしりさわられて、
 発狂したわけ……ちょっとはわかってくれた?」
「……うん、すごくわかる。わたし、調子に乗っちゃってたね……」
 指の隙間から眼を覗かせたピカチュウが、申し訳なさそうに話す。
 あれだけ元気に満ちあふれてたのに、今は別人と疑いたくなるほどしゅんとしている。
 でも、そんなピカチュウを目の当たりにしても、ポッチャマの欲心は未だに消えなかった。
 自分でも気づかないうちにオチンチンを固くしながら、うごめく秘所に視点を定める。
 もう1回陰唇を広げようと思って、両側の肉に手を伸ばした。
 ところが――

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 23:09:44.73 ID:ITITZ7GP0 [8/9]
「いたっ!」
 ピカチュウが顔をしかめ、後ろに1歩下がってしまった。
 突然の感覚に対応できなかったのだろう。
 自分で割れ目をさすっている。
「あっ! ご、ごめん! ボク、そんなつもりじゃ……」
 そう。そんなつもりじゃなかったのに、やってはいけないミスを犯してしまった。
 興奮しているあまり、ついつい力が入ってしまっていたらしい。
 手を引っこめて、自分の非を詫びる。
「ごめん……ほんとにごめん……」
 半泣きになって謝り続けるポッチャマ。
 ピカチュウの顔を見るのが怖くて、顔を上げられない。
 どうしよう、ほんとにどうしよう……。
 ピカチュウに嫌われてしまうのだけは耐えられなかった。
「……ポッチャマ」
 頭上から自分を呼ぶ声がする。
「ポッチャマってば。聞こえてるでしょ?」
 ピカチュウが静かに問いかけてくる。
 その声からは感情は読み取れない。
 もしかしたら怒っているかもしれない……。
 いや、絶対怒ってるに決まってる。
「ポッチャマ」
 3度目の呼びかけ。今度は声に力が込められていた。
 ずっと無視するわけにもいかず、恐る恐る顔を上げる。
 無表情のピカチュウがポッチャマを見下ろしていた。

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 23:11:18.49 ID:ITITZ7GP0 [9/9]
「あ、あの、ピカチュウ、ボク……」
 黙っているのが気まずくなって、なにかを話そうと頭をフル回転させたけど、
 かけるべき言葉が見つからない。
 言い淀んでいると、思いもよらない言葉が聞こえてきた。
「ポッチャマ、そんな顔しないでよ。わざとじゃないんでしょ?
 わたし、全然大丈夫だからさ、そんなに思いつめないで」
 口角を上げ、ポッチャマの頭を優しく撫でるピカチュウ。
 ポッチャマは驚いてピカチュウの顔を見つめた。
「怒って……ないの?」
 怯えた眼でたずねるポッチャマに、ピカチュウはゆっくりと首を横にふる。
「まぁ……痛いのはほんとだったけど……わたしもポッチャマにひどいこといっぱいしてるからね」
 あはっと笑い、屈みこむピカチュウ。
「ほら、泣いちゃダメだよ。男の子でしょ?」
「うぅっ、ピカチュウ……」
 込み上げてくる涙が止まらない。
 こういう時、泣き虫なのがほんとに嫌になる。
 せっかくピカチュウが慰めてくれてるのに、涙で前が見えない。
「ごめんね……ごめんねピカチュウ」
「いいってば。だから早く元気出そうよ。ねっ?」
「うん……ありがとう……」
 しばらくの間、ポッチャマはピカチュウの胸の中で泣き続けた。

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:46:28.88 ID:ehAYiRgQ0 [1/5]
「ポッチャマ、少しは落ち着いた?」
「……うん」
 泣き続けて数分。
 涙で顔が汚れてしまったけど、次第に気分が回復してきた。
 まだ完全に立ち直れていないけど、ピカチュウにこれ以上心配かけたくない。
 隣に座っているピカチュウに弱々しく笑う。
「ねぇポッチャマ、もういいの?」
「えっ?」
「もう満足したの?」
「うん、ありがとう。あっ、今度はボクの番だっけ……」
 本音を言わせてもらえば、もうちょっとやりたいことがあったのが正直な気持ちだけど、
 この状況では言うに言えなかった。
 それに、オチンチンをさわらせる約束していたのをすっかり忘れていた。
 気が乗らないけど、自分の好きにさせてもらったし、この期に及んでダメとは言えない。
 ――仕方ないよね……。
 萎れてしまった性器を持とうとすると、ピカチュウが笑いながら言った。

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:49:36.79 ID:ehAYiRgQ0 [2/5]
「ほんとはもっとさわりたいんでしょ」
「えっ!?」
 心の中を見抜かれているようで一瞬ドキッとした。
 しかも、図星を突かれてしまったせいで否定できなかった。
 オチンチンを持ったまま、体が硬直してしまう。
「正直に言いなよ。ほんとはまださわりたいんでしょ。顔に書いてるよ」
「……」
 顔を覗きこまれ、なにも答えることができない。
 見たいし、触れたいし、それに……
「わたし、ポッチャマの素直な気持ちが聞きたいな」
 口をつぐむポッチャマを促すように、ピカチュウが言葉を続ける。
 自分の素直な気持ち……それは空しい願望だ。
「はぁっ……」
 思わずため息がこぼれてしまう。
 ピカチュウは首をかしげ、ポッチャマの言葉を待っている。
「……」
 このままだと時間がどんどん過ぎていくだけだ。
 数秒間の沈黙のあと、ポッチャマは重い口を開いた。

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:52:57.63 ID:ehAYiRgQ0 [3/5]
「……ダメなんだよ」
「えっ?」
 すぐに聞き返すピカチュウ。当然といえば当然だ。
「ボク、ほんとはね、きみのそこ……舐めてみたかったんだけど……無理でしょ?」
 ピカチュウの股間を見つめながら、ははっと作り笑いを浮かべた。
 ピカチュウに性器を舐められていた時は、ピカチュウが異常とばかり思いこんでたけど、
 実際に自分が同じ立場になってみてわかった。
 あの時――ピカチュウの陰唇の匂いをかいだ時、汚いなんて不思議と思わなかった。
 汚いどころか、味わってみたいとさえ思った。
 最初は自分だけ好き勝手されてるのが嫌だったから、苦し紛れに「ピカチュウのも見たい」なんて言っちゃったけど、
 知らず知らずのうちに、自分はピカチュウに欲情していたのだ。
 自分でも信じられないけど、割れ目を舐めてみたいという気持ちは確かにあった。
「ポッチャマ、無理ってどういうこと?」
 まだ意味がよく理解できていないピカチュウが、不安な表情を浮かべて聞いてくる。
「だから、舐めたくてもできないんだよ。……ボクの口見ればわかるでしょ」
「口? あっ……」
 そこまで言って、やっとピカチュウは気づいたようだ。
 ポッチャマの口元を見て、口を開けたまま表情が止まっている。

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/31(火) 00:54:30.19 ID:ehAYiRgQ0 [4/5]
「クチバシって、こういう時辛いよね……」
 こんな口器じゃなにもできやしない。
 まさか、クチバシを陰唇を突っ込むわけにはいかないし、
 かといって、手を入れるのだって危ない。
 思い通りにできない歯痒さに、悔しさを隠せなかった。
「……」
 かける言葉が見つからないのか、ピカチュウはポッチャマを黙って見つめている。
 心行くまでオチンチンとおしりの穴を舐め回していた罪悪を感じているのかもしれない。
「はぁっ……」
 ため息をつくのは、これで何回目だろう。
 今日は辛い出来事ばかりだ。
「あのね、ポッチャマ」
 うつむいていると、それまで話を聞いていたピカチュウが口を開いた。
 どんよりした表情でピカチュウに顔を向けると、思いもよらないセリフが聞こえてきた。
「口がダメなら、それがあるじゃない」
 ピカチュウが指差した方向の先、それは……オチンチンだった。


129 :1:2010/08/31(火) 01:00:38.33 ID:ehAYiRgQ0
保守してくれてる方々、ありがとうございます。
あと少しで完結です。
ですが、また明日の夜までかかってしまうかもしれません。
書くのに時間がかかってしまい、本当にすみません。

ここでスレ落ちです。。。

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