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上条「天下三分の計だぁ?」
427 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:53:03.65 ID:FKRXpP60 [1/15]
すいてるうちに投下。既出ネタだろうがせっかくなので。
すいてるうちに投下。既出ネタだろうがせっかくなので。
428 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:53:45.74 ID:FKRXpP60 [2/15]
禁書「うん。最終的にはこの国を統一するんだよ。その前にまず貴方は、都を討つべし、かも」
上条「お、おいインデックス。話が見えてこないんだが……だいたいここはどこだ? 目が覚めたらいきなり……」
禁書「……やれやれ、何を言ってるの? この戦乱の世で……。とうまは劉備なんだよ。しってる?劉備げんとく」
上条「お前なあ、説明口調になっちまうのはいいとしても、いくらなんでもこの設定は無理ないか?」
禁書「メタ発言されてもこまるんだよ」
上条「うるせぇっ! ……くそ、不幸だ……。ちなみにお前は誰の役なんだよ?」
禁書「諸葛孔明なんだよ。ふふん、私の頭の中には10万3000冊の兵法が記憶されてるんだから!」
上条(この時代にそんな数の本ねえだろ……)
上条(ん? まてよ)
上条「やい孔明」
禁書「普通にインデックスでいいんだよ」
上条「じゃあインデックス。この話、色々と設定がおかしいぞ」
禁書「? どこが?」
429 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:54:37.16 ID:FKRXpP60 [3/15]
上条「三国志なんてよく覚えてないけど、俺は劉備の役でいいんだよな?」
禁書「そうなんだよ。ありがたく演じるんだよ。蜀の国の王様なんだから。人望だけが取り得なんだよ」
上条「グサッとくることを平然と言うな!」
禁書「てへ」
上条「……だけど、それなら尚更おかしいぞ。劉備が孔明に会うのは……ええと、確か桃園のなんちゃらってので酒飲んで……」
禁書「桃園の誓い」
上条「そうだそれだ。なんだっけあいつら。……関羽、と張飛だ。
あの義兄弟と酒飲んでねえぞ俺は。お前の方が先に出てきてどうすんだよ」
禁書「うーん、仕方がないんだよ。じゃあ今から二人に会いに行くんだよ」
上条「は? じゃ、じゃあって……」
禁書「こうめいわーぷ!」
上条「おわぁッ!? 都合よすぎるだろその能力……あーれー」
上条(まったくなんだってんだいきなり……しかし、関羽と張飛……だって?)
上条(………きょうだい…………………?)
430 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:55:56.38 ID:FKRXpP60 [4/15]
___________________________
都にて。
美琴「黒子ッ! そっちはどう!?」
黒子「お姉様ッ! 囲まれてますの!!」
美琴「くっ……。一旦引くしかないわね……。何なのよあの化け物は……」
美琴(こんなことなら早まらないで、やっぱりちゃんと兵を連れてくるんだった……)
黒子「お姉様、後ろですのッ!」
美琴「ッ!?」
垣根「この都に殴りこんできた勇気は買うぜ、お二人さん。
よほど実力に自信があると見える。は、うちの兵たちをだいぶ可愛がってくれたみてえだな。
……だが残念だ、この俺の未元物質にその常識は通用しねえ」
美琴「上等じゃないの、それならタイマンで勝負よ!!」
垣根「そいつはもっと無理な話だ。二人だろうが三人だろうが、この俺の能力でねじ伏せてやるよ」
美琴「ムカつく~~!! 何なのよそのチート能力は~!!アンタなんか部下に裏切られて殺されちゃえ!!」
431 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:56:55.73 ID:FKRXpP60 [5/15]
黒子「お姉様っ! そいつの能力はやばすぎるんですの!ここは二人がかりで…………はッ!?」
垣根「――――――逆算、終わるぞ」
美琴・黒子(~~ッ!!)
ピュイーン!
垣根「……?」
上条「何してんだ、てめえ……」
美琴(……!? な、何者……?)
上条(う、関羽と張飛はやっぱりこの二人か……はぁ。先が思いやられる……。まぁ出ちまったもんは仕方ないよな)
上条(……相手は都の武将。ってことは呂布か。……こいつは見たことない面だな)
432 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:57:49.25 ID:FKRXpP60 [6/15]
上条「おいお前! 御坂と白井に何をした!!」
美琴(へ? なんで私の名前知って……っていうか……)
白井(能力を打ち消したんですの!?)
垣根「……誰だお前?」
上条「誰だろうが関係ねえだろ!! ……いいぜ、お前がこれ以上、こいつらに手を出すってんなら……」
上条「まずはその幻想をぶち殺す! いくぞおりゃぁっ!」
垣根「……ふん」
バキィッ!
上条「いでえっ!?」
433 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:58:41.32 ID:FKRXpP60 [7/15]
垣根「………小物だな、お前」
上条「い、いてて……な、何だと?」
垣根「俺が能力だけに頼るような相手だと思ったか?
肉弾戦でもお前程度の使い手なら軽くひねりつぶせるぜ。愉快な死体になりてえかよ?」
上条「……ぐ、ぐぐ……」
上条(第一位のときみたいにはいかないか……くそ)
美琴(なんなのよあいつ、戦闘の方ははてんで素人じゃない……。もお……弱いくせに私のことかばったりして……馬鹿……)ドキドキ
黒子(お姉様から不穏な空気を感じますの………)
垣根「………」
上条(くそ……やられる……!)
垣根「興が冷めた」
上条「……!?」
434 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:59:45.17 ID:FKRXpP60 [8/15]
垣根「そこの二人を連れて出直してこいよ。いつでも相手になってやるぜ。……なんなら次は、三対一でもいい」
上条「……ふ、ふざけやがって………あぐっ」
垣根「気絶したか。脆いヤツめ。これじゃあ何回やっても俺が勝つな」
黒子「な、なめてますのよこの男ッ!! お姉様っ!」
美琴(……今なら黒子の能力で引き下がれる……。くやしいけど、このままじゃ全滅だわ)
黒子「お姉様ッ! 二人がかりならなんとかなりますの!!」
美琴「ダメよ。……あいつの言うとおり、ここは一旦引くのが得策」
黒子「ええっ!?」
垣根「頭は冴えてるようだな、超電磁砲。この都を落とすには力だけじゃダメだぜ。……ここ、使えないとな」トントン
美琴「ええ、覚えておく。次に会ったときがアンタの最期よ」
垣根「……ああ、楽しみにしてる」
美琴「……黒子」
黒子「……くっ! 覚えてろですの!」ヒュン
垣根(………)
垣根「能力を打ち消す……か」
435 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:00:59.35 ID:FKRXpP60 [9/15]
――――――――――――――――――――――――
禁書(……ふう。隠れててよかったんだよ。とうまには悪いんだけど諸葛孔明は知将。危ない橋は渡らないんだよ。うふふ)
禁書(……ってあれ!? あああ、しまったかも! とうま達に置いてかれちゃったんだよ!)
禁書(うう……あんまりこの無茶な技は使いたくないのに……)
禁書(仕方がないんだよ……)
禁書「こうめいわーぷ!!」
__________________
荒野にて。
ヒュン
美琴「……ふう。ありがと、助かったわ黒子」
黒子「……お姉様」ジロジロ
美琴「な、何よ……」ビクッ
黒子「どうしてこの殿方まで連れてきたんですの?」
美琴「へ? そ、そりゃ……。いくらなんでもあのまま放っておくわけにはいかないでしょ、空気的に!」
黒子「ふうん……」
美琴「な、何なのよ!? 本当にそれだけだってば! だいたいこいつ、戦闘能力は皆無じゃない。使い物にならないわよ、こんな馬鹿」
黒子「ふーん??」
美琴「……しつこいっつの!」
436 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:02:21.45 ID:FKRXpP60 [10/15]
上条「う、ううん………」
美琴・黒子「!」
上条「あ、あれ……ここはどこだ……? はっ、あのメルヘン男は……!?」
黒子「おはようですの」
上条「し、白井? ……あ、そうか、お前の能力で……。あ、御坂も」
美琴「………お、おはよう」
上条「あはは。お前は変わらないなぁ」
黒子「あなた、名前は何と仰りますの? というか、色々と伺いたいことが……」
美琴「く、黒子! もういいでしょ! 私たちにはなすべきことがあるのよ! こんな馬鹿放っておいて、ほら作戦会議!」
黒子「ですがお姉様。不思議に思いませんの? わたくしたちの名前を、この殿方」
美琴「……別にそんなに不思議なことじゃないでしょ。私たちの名も、それなりに売れたってことよ。山賊狩りをしてた成果ね」
437 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:03:52.62 ID:FKRXpP60 [11/15]
上条「……あの……」
美琴「な、何よ? いっとくけど、私はアンタに助けられたなんて思ってないんだから!
あのままやりあってたら私たちの手柄にできたかもしれないのに、まったく、余計なことをしてくれたっていうか! この馬鹿!」
黒子「まあまあお姉様……」
美琴「なによ!?」
上条「……あ、あはは……」
上条(なんだか関羽と張飛の性格が逆転してるような気がするな……)
438 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:04:54.84 ID:FKRXpP60 [12/15]
上条「あの、お前らってあれだよな……。都を落としたいんだよな?」
上条(こいつらは完全に当人になりきってる雰囲気だな……)
美琴「そうだけど? だから何? 何よ? 夢見る戦士を笑いにきたの?!」
上条「そんなんじゃねえって……」
美琴「ふん、別に笑いたければ笑えばいいじゃない。何よ、アンタなんてあの化け物に手も足も出てなかったくせに!」
黒子「お姉様、それはわたくしたちも同じですの……」
美琴「ぐっ……。と、とにかく、どこの馬の骨かもわからない輩と話すことはこれ以上ないわね。いきましょ黒子」
黒子「……そういうことですので……。さよなら、見知らぬ人」
上条(はぁ……。やっぱり無理だよインデックス。この話進めるには限界があるって)
439 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:05:50.27 ID:FKRXpP60 [13/15]
禁書「すとーーーーっぷ!! この男がどこの馬の骨かは、この私が説明するんだよ!!」
美琴・黒子・上条「!?」
黒子「何者?! まさか都の追っ手ですの!?」
禁書「ちがうちがう、間違いなんだよ! ……こほん。申し遅れたけど、私の名前はインデックスっていうんだよ!」
美琴「インデックス!? 10万3000冊の兵法を記憶してるっていう……あの!? こんなチビが!?」
禁書「かっちーん! こっちこそ貴方みたいな短髪があの関羽だなんて、聞いただけで寒気がするんだよ!!」
美琴「はぁ!? なんだかわかんないけどムカつくわね! 炭にするわよ?!」
禁書・美琴「ぐぐぐぐぐぐぐ………」バチバチ
上条(あぁぁ……。なんだかめんどくさいことに……)
440 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:07:23.38 ID:FKRXpP60 [14/15]
_________________________
とある城。
一方「なァ」
土御門「どうかしたのかにゃー?」
一方「………何なンですか? この茶番はァ」
土御門「何を言ってる? これから楽しい楽しい三つ巴戦の始まりだぜい、魏の大将」
一方「……くっだらねェ」
土御門「ちなみに呉の国は元スキルアウトのリーダーが仕切ってるんだぜよ」
一方「きいてねェよ」
土御門「周瑜役はもちろん麦野沈利なんだにゃー」
一方「聞いてねェっつンだよォ、このシスコン!!!」
打止「あなたは1万人の兵力を抱えた、まさに乱世の英雄なんだよって、ミサカはミサカh」
一方「ガキは寝てろォオオオオオオオオオオ」
_______________________________
眠れないので書いた。そのほかの配役は
神裂:趙雲 五和:馬超 風斬:黄忠
まで考えた。後はわからん。失礼しました。
442 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/30(月) 07:15:23.39 ID:FKRXpP60 [15/15]
設定無視しすぎですねすんませんすんません
なんか違和感あると思ったら漢字間違えてた……しにたい
禁書「うん。最終的にはこの国を統一するんだよ。その前にまず貴方は、都を討つべし、かも」
上条「お、おいインデックス。話が見えてこないんだが……だいたいここはどこだ? 目が覚めたらいきなり……」
禁書「……やれやれ、何を言ってるの? この戦乱の世で……。とうまは劉備なんだよ。しってる?劉備げんとく」
上条「お前なあ、説明口調になっちまうのはいいとしても、いくらなんでもこの設定は無理ないか?」
禁書「メタ発言されてもこまるんだよ」
上条「うるせぇっ! ……くそ、不幸だ……。ちなみにお前は誰の役なんだよ?」
禁書「諸葛孔明なんだよ。ふふん、私の頭の中には10万3000冊の兵法が記憶されてるんだから!」
上条(この時代にそんな数の本ねえだろ……)
上条(ん? まてよ)
上条「やい孔明」
禁書「普通にインデックスでいいんだよ」
上条「じゃあインデックス。この話、色々と設定がおかしいぞ」
禁書「? どこが?」
429 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:54:37.16 ID:FKRXpP60 [3/15]
上条「三国志なんてよく覚えてないけど、俺は劉備の役でいいんだよな?」
禁書「そうなんだよ。ありがたく演じるんだよ。蜀の国の王様なんだから。人望だけが取り得なんだよ」
上条「グサッとくることを平然と言うな!」
禁書「てへ」
上条「……だけど、それなら尚更おかしいぞ。劉備が孔明に会うのは……ええと、確か桃園のなんちゃらってので酒飲んで……」
禁書「桃園の誓い」
上条「そうだそれだ。なんだっけあいつら。……関羽、と張飛だ。
あの義兄弟と酒飲んでねえぞ俺は。お前の方が先に出てきてどうすんだよ」
禁書「うーん、仕方がないんだよ。じゃあ今から二人に会いに行くんだよ」
上条「は? じゃ、じゃあって……」
禁書「こうめいわーぷ!」
上条「おわぁッ!? 都合よすぎるだろその能力……あーれー」
上条(まったくなんだってんだいきなり……しかし、関羽と張飛……だって?)
上条(………きょうだい…………………?)
430 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:55:56.38 ID:FKRXpP60 [4/15]
___________________________
都にて。
美琴「黒子ッ! そっちはどう!?」
黒子「お姉様ッ! 囲まれてますの!!」
美琴「くっ……。一旦引くしかないわね……。何なのよあの化け物は……」
美琴(こんなことなら早まらないで、やっぱりちゃんと兵を連れてくるんだった……)
黒子「お姉様、後ろですのッ!」
美琴「ッ!?」
垣根「この都に殴りこんできた勇気は買うぜ、お二人さん。
よほど実力に自信があると見える。は、うちの兵たちをだいぶ可愛がってくれたみてえだな。
……だが残念だ、この俺の未元物質にその常識は通用しねえ」
美琴「上等じゃないの、それならタイマンで勝負よ!!」
垣根「そいつはもっと無理な話だ。二人だろうが三人だろうが、この俺の能力でねじ伏せてやるよ」
美琴「ムカつく~~!! 何なのよそのチート能力は~!!アンタなんか部下に裏切られて殺されちゃえ!!」
431 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:56:55.73 ID:FKRXpP60 [5/15]
黒子「お姉様っ! そいつの能力はやばすぎるんですの!ここは二人がかりで…………はッ!?」
垣根「――――――逆算、終わるぞ」
美琴・黒子(~~ッ!!)
ピュイーン!
垣根「……?」
上条「何してんだ、てめえ……」
美琴(……!? な、何者……?)
上条(う、関羽と張飛はやっぱりこの二人か……はぁ。先が思いやられる……。まぁ出ちまったもんは仕方ないよな)
上条(……相手は都の武将。ってことは呂布か。……こいつは見たことない面だな)
432 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:57:49.25 ID:FKRXpP60 [6/15]
上条「おいお前! 御坂と白井に何をした!!」
美琴(へ? なんで私の名前知って……っていうか……)
白井(能力を打ち消したんですの!?)
垣根「……誰だお前?」
上条「誰だろうが関係ねえだろ!! ……いいぜ、お前がこれ以上、こいつらに手を出すってんなら……」
上条「まずはその幻想をぶち殺す! いくぞおりゃぁっ!」
垣根「……ふん」
バキィッ!
上条「いでえっ!?」
433 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:58:41.32 ID:FKRXpP60 [7/15]
垣根「………小物だな、お前」
上条「い、いてて……な、何だと?」
垣根「俺が能力だけに頼るような相手だと思ったか?
肉弾戦でもお前程度の使い手なら軽くひねりつぶせるぜ。愉快な死体になりてえかよ?」
上条「……ぐ、ぐぐ……」
上条(第一位のときみたいにはいかないか……くそ)
美琴(なんなのよあいつ、戦闘の方ははてんで素人じゃない……。もお……弱いくせに私のことかばったりして……馬鹿……)ドキドキ
黒子(お姉様から不穏な空気を感じますの………)
垣根「………」
上条(くそ……やられる……!)
垣根「興が冷めた」
上条「……!?」
434 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 06:59:45.17 ID:FKRXpP60 [8/15]
垣根「そこの二人を連れて出直してこいよ。いつでも相手になってやるぜ。……なんなら次は、三対一でもいい」
上条「……ふ、ふざけやがって………あぐっ」
垣根「気絶したか。脆いヤツめ。これじゃあ何回やっても俺が勝つな」
黒子「な、なめてますのよこの男ッ!! お姉様っ!」
美琴(……今なら黒子の能力で引き下がれる……。くやしいけど、このままじゃ全滅だわ)
黒子「お姉様ッ! 二人がかりならなんとかなりますの!!」
美琴「ダメよ。……あいつの言うとおり、ここは一旦引くのが得策」
黒子「ええっ!?」
垣根「頭は冴えてるようだな、超電磁砲。この都を落とすには力だけじゃダメだぜ。……ここ、使えないとな」トントン
美琴「ええ、覚えておく。次に会ったときがアンタの最期よ」
垣根「……ああ、楽しみにしてる」
美琴「……黒子」
黒子「……くっ! 覚えてろですの!」ヒュン
垣根(………)
垣根「能力を打ち消す……か」
435 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:00:59.35 ID:FKRXpP60 [9/15]
――――――――――――――――――――――――
禁書(……ふう。隠れててよかったんだよ。とうまには悪いんだけど諸葛孔明は知将。危ない橋は渡らないんだよ。うふふ)
禁書(……ってあれ!? あああ、しまったかも! とうま達に置いてかれちゃったんだよ!)
禁書(うう……あんまりこの無茶な技は使いたくないのに……)
禁書(仕方がないんだよ……)
禁書「こうめいわーぷ!!」
__________________
荒野にて。
ヒュン
美琴「……ふう。ありがと、助かったわ黒子」
黒子「……お姉様」ジロジロ
美琴「な、何よ……」ビクッ
黒子「どうしてこの殿方まで連れてきたんですの?」
美琴「へ? そ、そりゃ……。いくらなんでもあのまま放っておくわけにはいかないでしょ、空気的に!」
黒子「ふうん……」
美琴「な、何なのよ!? 本当にそれだけだってば! だいたいこいつ、戦闘能力は皆無じゃない。使い物にならないわよ、こんな馬鹿」
黒子「ふーん??」
美琴「……しつこいっつの!」
436 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:02:21.45 ID:FKRXpP60 [10/15]
上条「う、ううん………」
美琴・黒子「!」
上条「あ、あれ……ここはどこだ……? はっ、あのメルヘン男は……!?」
黒子「おはようですの」
上条「し、白井? ……あ、そうか、お前の能力で……。あ、御坂も」
美琴「………お、おはよう」
上条「あはは。お前は変わらないなぁ」
黒子「あなた、名前は何と仰りますの? というか、色々と伺いたいことが……」
美琴「く、黒子! もういいでしょ! 私たちにはなすべきことがあるのよ! こんな馬鹿放っておいて、ほら作戦会議!」
黒子「ですがお姉様。不思議に思いませんの? わたくしたちの名前を、この殿方」
美琴「……別にそんなに不思議なことじゃないでしょ。私たちの名も、それなりに売れたってことよ。山賊狩りをしてた成果ね」
437 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:03:52.62 ID:FKRXpP60 [11/15]
上条「……あの……」
美琴「な、何よ? いっとくけど、私はアンタに助けられたなんて思ってないんだから!
あのままやりあってたら私たちの手柄にできたかもしれないのに、まったく、余計なことをしてくれたっていうか! この馬鹿!」
黒子「まあまあお姉様……」
美琴「なによ!?」
上条「……あ、あはは……」
上条(なんだか関羽と張飛の性格が逆転してるような気がするな……)
438 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:04:54.84 ID:FKRXpP60 [12/15]
上条「あの、お前らってあれだよな……。都を落としたいんだよな?」
上条(こいつらは完全に当人になりきってる雰囲気だな……)
美琴「そうだけど? だから何? 何よ? 夢見る戦士を笑いにきたの?!」
上条「そんなんじゃねえって……」
美琴「ふん、別に笑いたければ笑えばいいじゃない。何よ、アンタなんてあの化け物に手も足も出てなかったくせに!」
黒子「お姉様、それはわたくしたちも同じですの……」
美琴「ぐっ……。と、とにかく、どこの馬の骨かもわからない輩と話すことはこれ以上ないわね。いきましょ黒子」
黒子「……そういうことですので……。さよなら、見知らぬ人」
上条(はぁ……。やっぱり無理だよインデックス。この話進めるには限界があるって)
439 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:05:50.27 ID:FKRXpP60 [13/15]
禁書「すとーーーーっぷ!! この男がどこの馬の骨かは、この私が説明するんだよ!!」
美琴・黒子・上条「!?」
黒子「何者?! まさか都の追っ手ですの!?」
禁書「ちがうちがう、間違いなんだよ! ……こほん。申し遅れたけど、私の名前はインデックスっていうんだよ!」
美琴「インデックス!? 10万3000冊の兵法を記憶してるっていう……あの!? こんなチビが!?」
禁書「かっちーん! こっちこそ貴方みたいな短髪があの関羽だなんて、聞いただけで寒気がするんだよ!!」
美琴「はぁ!? なんだかわかんないけどムカつくわね! 炭にするわよ?!」
禁書・美琴「ぐぐぐぐぐぐぐ………」バチバチ
上条(あぁぁ……。なんだかめんどくさいことに……)
440 名前:上条「天下三分の計だぁ?」[saga] 投稿日:2010/08/30(月) 07:07:23.38 ID:FKRXpP60 [14/15]
_________________________
とある城。
一方「なァ」
土御門「どうかしたのかにゃー?」
一方「………何なンですか? この茶番はァ」
土御門「何を言ってる? これから楽しい楽しい三つ巴戦の始まりだぜい、魏の大将」
一方「……くっだらねェ」
土御門「ちなみに呉の国は元スキルアウトのリーダーが仕切ってるんだぜよ」
一方「きいてねェよ」
土御門「周瑜役はもちろん麦野沈利なんだにゃー」
一方「聞いてねェっつンだよォ、このシスコン!!!」
打止「あなたは1万人の兵力を抱えた、まさに乱世の英雄なんだよって、ミサカはミサカh」
一方「ガキは寝てろォオオオオオオオオオオ」
_______________________________
眠れないので書いた。そのほかの配役は
神裂:趙雲 五和:馬超 風斬:黄忠
まで考えた。後はわからん。失礼しました。
442 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/30(月) 07:15:23.39 ID:FKRXpP60 [15/15]
設定無視しすぎですねすんませんすんません
なんか違和感あると思ったら漢字間違えてた……しにたい
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コメント
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凄く…ハーレムです…
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ショッキングピンクを思い出した。
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