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心理掌握「うそ・・・上条先輩生きてたんですか!?」上条「?」おまけ
986 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/27(金) 00:14:47.13 ID:egEjxcko [1/10]
とりあえず適当に書いたもんを投下する
本編と特に関係ないよー
ついでにオチもないよー
とりあえず適当に書いたもんを投下する
本編と特に関係ないよー
ついでにオチもないよー
987 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:16:36.36 ID:egEjxcko [2/10]
本編関係ないおまけ
【上条さんバイト初体験ですよ】
「エロっ」
「いきなり何ですかフレンダさん」
上条はコンビニのレジに立っていた。
記念すべき客第1号はフレンダ。
「なんか初体験てのがエロいなぁって思った訳よ」
「はぁ、そうかい」
「テンション低いわね、どしたの?」
「暇なんですよ」
「ほぉ、こんな夏休みの昼間なのにねぇ」
「全くだよ、なんで二時間も経って客がお前一人なんだよ」
「まぁまぁ、結局、楽でいいじゃんって思っとけばいい訳よ」
「そーなんだけどさー」
ピッ、とフレンダが持って来たサバ缶をバーコードで読み取る。
「398円になりまーす」
「んー、一万円で」
「メンドくせーなー、一万円お預かりしまーす」
「結局、これも上条にレジの練習をさせる為って訳よ」
「あ、なるほど。サンキューな」
えぇっと、と上条は戸惑う。
レジのボタンをポチポチとパソコン初心者みたいな指付きで叩く。
「ぅおっ、開いた。えーと、千円札が一枚、二枚、三枚」
「……不器用」
「い、言わないで……わかってるから」
989 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:18:05.47 ID:egEjxcko [3/10]
ありゃっしたー、と適当にフレンダを見送る上条。
「ふぅ、続き読むか」
某水曜日に出る週刊少年漫画誌を開く。
レジに置かれた椅子に腰かけ、パラパラと続きをめくる。
「イギリス編…だと?あー飛行機こうやってパスすんのね、ははっ薬使い過ぎだろ」
パラパラ。
「先生、取材楽しかったんだろうなぁ…いいなぁ海外旅行。フランスにイギリスか、一生のうちに一度行けるかどうか……はは、ただの学生だもん当たり前か」
それからしばらく経って。
「お?本当にバイトしてんのね」
麦野がやって来た。
「ひやかしでも大歓迎ですよー」
「どしたの?客来ないの?」
「うぅーん。なんだかそうみたい」
「ふーん。私はよくここ来るんだけどね」
「へぇ、お嬢様なのに珍しいな」
「まーね……」
麦野はファッション雑誌を手にして弁当コーナーに向かう。
「雑誌なら立ち読みしてていいぞー」
「嫌よ貧乏くさい」
「ですよねーお嬢様ですもんねー」
990 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:20:28.92 ID:egEjxcko [4/10]
「んー、お、やっぱシャケ弁入荷してる」
「あー、そういやお前って何故かシャケ弁好きだよな」
「この前怒って以来、ここの店員ちゃんと入荷してんのよねー」
「何店員に迷惑かけてんだよ」
「いや、あの日よ、初めて……その、上条と会った日」
「ん?……あーなんか襲いに来たやつな」
「襲っ!?ち、痴女みたいに言わないでよ!」
ホイ、と雑誌と弁当とお茶のペットボトルをレジに置く。
上条は慣れない手つきでバーコードを押していく。
「温めますかー?」
「んー」
「へーい」
「お箸入れましょうかー?」
「んー」
「へーい」
「……」
「……」
「シャケ弁にはね……思い出があるんだ」
唐突に、麦野がそう言った。
俯いたその顔は、どこか悲しげで。
今にも壊れてしまいそうで。
上条は、
「そうか……」
としか言えなかった。
――こいつにも、色々あったんだな……。
991 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:23:21.43 ID:egEjxcko [5/10]
ピン!
「お、温め終わったわね!んじゃこの話終ー了」
「うぇえええ!?何晴れ晴れとした顔してんの!?こっちはシリアスモード突入準備に入ってましたよ!?」
「ん?続き気になる?今適当にでっちあげたんだけど」
「なんだよ!思いっきり同情してたぞこら!」
「いやー温め終わるまでの沈黙ってなんか嫌じゃない?」
「だったら別の話題振ればいいだろ!」
「いやん、エッチ」
「何が!?」
「全くもぉー年上のお姉さんだからって欲情してー♪」
「何の話!?あ、そういえばお前高校生で数少ない年上キャラだったな!今まで忘れてたわ!」
「ひどい話よねー、せっかく年上キャラで上条を魅了するヒロインの予定だったのに」
「あー、なんかすまん」
「いつの間にか、どっかの小学生に…小学生に取られてるし……」
ワナワナと震えるむぎのん。
「えっと、ムギノさん?」
「有り得なくない!?わ、私のほうがずっと胸でかいのよ!?」
「いきなりどうしたんでせう!?」
「どこがラブコメよ!ラブコメ要素全然ないじゃない!結局心理掌握ルート一本道じゃないのよー!」
「ぐぇ、ガクガク揺らさないで!か、上条さん死んじゃう!」
「うわーーん!」
「泣きたいのはこっちだー!ぐ、ぐぇええ、ちょ、マジ首絞まってる!ふ、不幸だぁああーーー!」
992 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:26:32.04 ID:egEjxcko [6/10]
さらに数時間後。
「ちぃーす上条遊びに来たぜ」
「こ、こんにちは……」
垣根がやって来た。
隣にはメジャーハートの少女。
赤いドレスに身を包んだ、心理掌握と変わらないであろう年齢。
「おー垣根の彼女」
「かっ、かの…!?」
唐突に赤くなる。
「だから違うって言ってんだろ。んで、どうよ?俺が紹介してやったバイト」
「誰も客が来ねえ」
「はっは、だろうな。なんせここは危ない奴ばかりが寄るってんで有名だ。みんなビビって寄りつかねえよ。シャケ弁ないと光線ぶっ飛ばす!なんてやつもいるって噂だ」
――麦野……お前、噂になってんぞ。
「……納得。垣根の紹介だってことはそうなんだなー」
「他にも裏カジノのディーラーとかのバイト募集あったが……上条って器用?」
「器用じゃねえしそれ以前にディーラーって客と勝負すんだろ?不幸な俺がやったら赤字だって」
「それを逆手に取った八百長なんてのも……」
「上条さんをダークな世界に連れ込まないでください」
「はっは、冗談だって」
「帝督は昔、カジノのディーラーのバイトしたことあったような」
メジャーハートが顎に指を当てて思い出す。
――というか垣根は名前で呼ばれてんのか。結構深い仲?
――ん?待てよ、垣根ってば土御門に俺はそんなシュミねえとか言ってたが。
――心理掌握と変わらない歳なら、こいつも……ロリコン!?
動転した上条は、自分をロリコンに該当させていることに気付かない。
993 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:28:50.70 ID:egEjxcko [7/10]
「やったなぁ。つってもカード中心だけど」
「私、店内怖いから近付かなかったけど、何かあったのよね?」
「んー、あー……なんかスキルアウトの連中と戦った覚えがある」
「やっぱり揉めて終わったのね……はぁ…」
「あ、そうだ思い出した!あいつらグルでカウンティングしてたんだよ!」
「スキルアウトが…?そんな頭あるの?」
「計算能力の付いた最新技術っぽいコンタクトを入れてやってたんだ」
「すごっ」
「それで俺が、スキルアウトのゴリラかゴルゴみてえなボスっぽいやつと殴り合いになってな」
「あー容易に想像できる」
「忍者っぽいスキルアウトが煙幕投げてボスと逃げやがった」
「逃げられたの?」
「あぁ、ムカついたから暴れたら……」
「建物が崩壊したのね」
――なんだろう、夫婦っぽい。
――それも以心伝心してるっていうか、もう熟年夫婦?
――夫婦かぁ。
――心理掌握と俺もあぁなるのだろうか。
――し、新婚夫婦、とか。
想像してみる。
994 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:30:06.17 ID:egEjxcko
~~~~~
「あなた♪起・き・て?」
ゆさゆさ、と心理掌握が上条を揺らす。
ゲコ太のエプロン装備だ。
朝食の準備が終わったのだろう、食欲をそそる香りが寝室まで届く。
「んー、眠い……つか昨日の戦闘で疲れて動けねえ…」
「起きないと遅刻しちゃいますよ?」
今何時―?と布団をかぶったまま上条が訊く。
「えっと、6時30分です」
「まだ寝ててもいいじゃん~てことでおやすみぃ」
「大事な報告会議があるんじゃなかったんですか?」
「うぉっ、忘れてた!また上司に怒られちまう!」
「ふふ、それじゃ起きて顔洗って来てくださいね?」
「うーい。あーしんどい……昨日の超能力者は厄介だったなぁ」
立ち上がり、ふらっとする。
「だ、大丈夫ですか?」
「あー、大丈夫だって。たぶん、きっと」
「熱は……」
ぴとっと心理掌握が額を上条の額にくっつける。
「ないみたいですけどー、他にどこか辛い場所はありますか?」
「だ、大丈夫だって!今ので元気出た!」
「?」
小首を傾げる心理掌握。
そして、ふふっ、と笑った。
「もう、あなたったら~♪」
「あ、ははー」
995 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:33:24.24 ID:egEjxcko
「それじゃ、目を覚ましてあげますねっ♥」
「へ?」
そして顔を近づけ……。
「んっ、んふ……んはぁ……」
「……んっ……ぷはぁ……」
「……目、覚めましたか?あなた♪」
自分からやったくせに、顔を赤くする心理掌握。
「はい……」
もちろん上条も顔真っ赤。
~~~~~
「なーんてなぁ……あははー、んなわけないってかーでもこの幻想だけは、誰にも壊させたりしないぜキリッ、なんつってなー」
ニヤニヤ、クネクネ。
以上上条の妄想。
「……」
「……」
「はっ!か、垣根!?とメジャーハート!?い、今のは別に何か妄想してたわけじゃないから!違うから!――やめて!そんな憐みの目線を向けないでー!」
【上条さんバイト初体験ですよ】終わり。
心理掌握「うそ…上条先輩私の出番ないんですか!?」
上条「?」
心理掌握「メインヒロインなのに…」
996 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/27(金) 00:34:24.63 ID:egEjxcko [10/10]
悔しいからスレタイのタイトルコールっぽいのしてみたんだよ!
終わりなんだよ!
本編関係ないおまけ
【上条さんバイト初体験ですよ】
「エロっ」
「いきなり何ですかフレンダさん」
上条はコンビニのレジに立っていた。
記念すべき客第1号はフレンダ。
「なんか初体験てのがエロいなぁって思った訳よ」
「はぁ、そうかい」
「テンション低いわね、どしたの?」
「暇なんですよ」
「ほぉ、こんな夏休みの昼間なのにねぇ」
「全くだよ、なんで二時間も経って客がお前一人なんだよ」
「まぁまぁ、結局、楽でいいじゃんって思っとけばいい訳よ」
「そーなんだけどさー」
ピッ、とフレンダが持って来たサバ缶をバーコードで読み取る。
「398円になりまーす」
「んー、一万円で」
「メンドくせーなー、一万円お預かりしまーす」
「結局、これも上条にレジの練習をさせる為って訳よ」
「あ、なるほど。サンキューな」
えぇっと、と上条は戸惑う。
レジのボタンをポチポチとパソコン初心者みたいな指付きで叩く。
「ぅおっ、開いた。えーと、千円札が一枚、二枚、三枚」
「……不器用」
「い、言わないで……わかってるから」
989 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:18:05.47 ID:egEjxcko [3/10]
ありゃっしたー、と適当にフレンダを見送る上条。
「ふぅ、続き読むか」
某水曜日に出る週刊少年漫画誌を開く。
レジに置かれた椅子に腰かけ、パラパラと続きをめくる。
「イギリス編…だと?あー飛行機こうやってパスすんのね、ははっ薬使い過ぎだろ」
パラパラ。
「先生、取材楽しかったんだろうなぁ…いいなぁ海外旅行。フランスにイギリスか、一生のうちに一度行けるかどうか……はは、ただの学生だもん当たり前か」
それからしばらく経って。
「お?本当にバイトしてんのね」
麦野がやって来た。
「ひやかしでも大歓迎ですよー」
「どしたの?客来ないの?」
「うぅーん。なんだかそうみたい」
「ふーん。私はよくここ来るんだけどね」
「へぇ、お嬢様なのに珍しいな」
「まーね……」
麦野はファッション雑誌を手にして弁当コーナーに向かう。
「雑誌なら立ち読みしてていいぞー」
「嫌よ貧乏くさい」
「ですよねーお嬢様ですもんねー」
990 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:20:28.92 ID:egEjxcko [4/10]
「んー、お、やっぱシャケ弁入荷してる」
「あー、そういやお前って何故かシャケ弁好きだよな」
「この前怒って以来、ここの店員ちゃんと入荷してんのよねー」
「何店員に迷惑かけてんだよ」
「いや、あの日よ、初めて……その、上条と会った日」
「ん?……あーなんか襲いに来たやつな」
「襲っ!?ち、痴女みたいに言わないでよ!」
ホイ、と雑誌と弁当とお茶のペットボトルをレジに置く。
上条は慣れない手つきでバーコードを押していく。
「温めますかー?」
「んー」
「へーい」
「お箸入れましょうかー?」
「んー」
「へーい」
「……」
「……」
「シャケ弁にはね……思い出があるんだ」
唐突に、麦野がそう言った。
俯いたその顔は、どこか悲しげで。
今にも壊れてしまいそうで。
上条は、
「そうか……」
としか言えなかった。
――こいつにも、色々あったんだな……。
991 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:23:21.43 ID:egEjxcko [5/10]
ピン!
「お、温め終わったわね!んじゃこの話終ー了」
「うぇえええ!?何晴れ晴れとした顔してんの!?こっちはシリアスモード突入準備に入ってましたよ!?」
「ん?続き気になる?今適当にでっちあげたんだけど」
「なんだよ!思いっきり同情してたぞこら!」
「いやー温め終わるまでの沈黙ってなんか嫌じゃない?」
「だったら別の話題振ればいいだろ!」
「いやん、エッチ」
「何が!?」
「全くもぉー年上のお姉さんだからって欲情してー♪」
「何の話!?あ、そういえばお前高校生で数少ない年上キャラだったな!今まで忘れてたわ!」
「ひどい話よねー、せっかく年上キャラで上条を魅了するヒロインの予定だったのに」
「あー、なんかすまん」
「いつの間にか、どっかの小学生に…小学生に取られてるし……」
ワナワナと震えるむぎのん。
「えっと、ムギノさん?」
「有り得なくない!?わ、私のほうがずっと胸でかいのよ!?」
「いきなりどうしたんでせう!?」
「どこがラブコメよ!ラブコメ要素全然ないじゃない!結局心理掌握ルート一本道じゃないのよー!」
「ぐぇ、ガクガク揺らさないで!か、上条さん死んじゃう!」
「うわーーん!」
「泣きたいのはこっちだー!ぐ、ぐぇええ、ちょ、マジ首絞まってる!ふ、不幸だぁああーーー!」
992 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:26:32.04 ID:egEjxcko [6/10]
さらに数時間後。
「ちぃーす上条遊びに来たぜ」
「こ、こんにちは……」
垣根がやって来た。
隣にはメジャーハートの少女。
赤いドレスに身を包んだ、心理掌握と変わらないであろう年齢。
「おー垣根の彼女」
「かっ、かの…!?」
唐突に赤くなる。
「だから違うって言ってんだろ。んで、どうよ?俺が紹介してやったバイト」
「誰も客が来ねえ」
「はっは、だろうな。なんせここは危ない奴ばかりが寄るってんで有名だ。みんなビビって寄りつかねえよ。シャケ弁ないと光線ぶっ飛ばす!なんてやつもいるって噂だ」
――麦野……お前、噂になってんぞ。
「……納得。垣根の紹介だってことはそうなんだなー」
「他にも裏カジノのディーラーとかのバイト募集あったが……上条って器用?」
「器用じゃねえしそれ以前にディーラーって客と勝負すんだろ?不幸な俺がやったら赤字だって」
「それを逆手に取った八百長なんてのも……」
「上条さんをダークな世界に連れ込まないでください」
「はっは、冗談だって」
「帝督は昔、カジノのディーラーのバイトしたことあったような」
メジャーハートが顎に指を当てて思い出す。
――というか垣根は名前で呼ばれてんのか。結構深い仲?
――ん?待てよ、垣根ってば土御門に俺はそんなシュミねえとか言ってたが。
――心理掌握と変わらない歳なら、こいつも……ロリコン!?
動転した上条は、自分をロリコンに該当させていることに気付かない。
993 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:28:50.70 ID:egEjxcko [7/10]
「やったなぁ。つってもカード中心だけど」
「私、店内怖いから近付かなかったけど、何かあったのよね?」
「んー、あー……なんかスキルアウトの連中と戦った覚えがある」
「やっぱり揉めて終わったのね……はぁ…」
「あ、そうだ思い出した!あいつらグルでカウンティングしてたんだよ!」
「スキルアウトが…?そんな頭あるの?」
「計算能力の付いた最新技術っぽいコンタクトを入れてやってたんだ」
「すごっ」
「それで俺が、スキルアウトのゴリラかゴルゴみてえなボスっぽいやつと殴り合いになってな」
「あー容易に想像できる」
「忍者っぽいスキルアウトが煙幕投げてボスと逃げやがった」
「逃げられたの?」
「あぁ、ムカついたから暴れたら……」
「建物が崩壊したのね」
――なんだろう、夫婦っぽい。
――それも以心伝心してるっていうか、もう熟年夫婦?
――夫婦かぁ。
――心理掌握と俺もあぁなるのだろうか。
――し、新婚夫婦、とか。
想像してみる。
994 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:30:06.17 ID:egEjxcko
~~~~~
「あなた♪起・き・て?」
ゆさゆさ、と心理掌握が上条を揺らす。
ゲコ太のエプロン装備だ。
朝食の準備が終わったのだろう、食欲をそそる香りが寝室まで届く。
「んー、眠い……つか昨日の戦闘で疲れて動けねえ…」
「起きないと遅刻しちゃいますよ?」
今何時―?と布団をかぶったまま上条が訊く。
「えっと、6時30分です」
「まだ寝ててもいいじゃん~てことでおやすみぃ」
「大事な報告会議があるんじゃなかったんですか?」
「うぉっ、忘れてた!また上司に怒られちまう!」
「ふふ、それじゃ起きて顔洗って来てくださいね?」
「うーい。あーしんどい……昨日の超能力者は厄介だったなぁ」
立ち上がり、ふらっとする。
「だ、大丈夫ですか?」
「あー、大丈夫だって。たぶん、きっと」
「熱は……」
ぴとっと心理掌握が額を上条の額にくっつける。
「ないみたいですけどー、他にどこか辛い場所はありますか?」
「だ、大丈夫だって!今ので元気出た!」
「?」
小首を傾げる心理掌握。
そして、ふふっ、と笑った。
「もう、あなたったら~♪」
「あ、ははー」
995 名前:pasuta ◆QXQDE8vvhs[saga] 投稿日:2010/08/27(金) 00:33:24.24 ID:egEjxcko
「それじゃ、目を覚ましてあげますねっ♥」
「へ?」
そして顔を近づけ……。
「んっ、んふ……んはぁ……」
「……んっ……ぷはぁ……」
「……目、覚めましたか?あなた♪」
自分からやったくせに、顔を赤くする心理掌握。
「はい……」
もちろん上条も顔真っ赤。
~~~~~
「なーんてなぁ……あははー、んなわけないってかーでもこの幻想だけは、誰にも壊させたりしないぜキリッ、なんつってなー」
ニヤニヤ、クネクネ。
以上上条の妄想。
「……」
「……」
「はっ!か、垣根!?とメジャーハート!?い、今のは別に何か妄想してたわけじゃないから!違うから!――やめて!そんな憐みの目線を向けないでー!」
【上条さんバイト初体験ですよ】終わり。
心理掌握「うそ…上条先輩私の出番ないんですか!?」
上条「?」
心理掌握「メインヒロインなのに…」
996 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/27(金) 00:34:24.63 ID:egEjxcko [10/10]
悔しいからスレタイのタイトルコールっぽいのしてみたんだよ!
終わりなんだよ!
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