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キョン「水をかぶると、女になっちゃうフザケた体質♪」

未完
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:33:23.18 ID:bbs2oWlTP [1/17]
ハルヒ「ハルヒのいーなずけ!」



キョン「おい」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:38:25.65 ID:bbs2oWlTP [2/17]
キョン「実は家族旅行で中国に行った時に、池に落ちてな」

ハルヒ「わくわく」

キョン「で、ほら。あっちって環境汚染が激しいだろう?工業用水垂れ流しだからな」

ハルヒ「わくわく」

キョン「有毒物質のたまった池の水を浴びたせいか、ちょっと変な病気に……」

ハルヒ「かけていい?水かけていい?」

キョン「ええい!話を聞け!」

キョン「まあそういうわけだから、決して俺のこの体質のことをからかったりしないよう……」

ハルヒ「うおりゃ!」

ざばぁっ!

きょん「やめろって言っただろぉ!」

ハルヒ「か、かわいい……」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:44:50.04 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「なにこれ超萌え萌えなんですけど」

すりすり

きょん「やめろってぇ!きもちわるいだろっ!」

みくる「はぁー、手品みたいですねえ」

古泉「これは驚きましたよ」

長門「……エクセレント」

ハルヒ「決めた!あんたSOS団の新マスコットよ!」

みくる「!!」

古泉「おやおや」

長門「……」

きょん「うるせぇ!朝比奈さぁん、お湯!お湯くださいっ!」

ハルヒ「だめー、あんたもうちょっとあたしのオモチャしてなさい」

はみはみ

きょん「ひ、ひあっ!?み、みみはよせぇ……はぅ」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:50:39.73 ID:bbs2oWlTP
みくる「わ、わたしの存在意義が……はっ、こうしちゃいられません!」

ざばっ

キョン「あつっ!?あちゃちゃ!」

ハルヒ「!?」

キョン「……」

ハルヒ「う、うぉぇっ……き、気持ち悪っ……なぜあたしはキョンの耳を……うぇぇ!」

キョン「あ、の、な」

ハルヒ「みくるちゃん!万死に値するわよ!」

古泉「まあまあ、これが彼本来の姿なわけですから」

長門「……」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:56:20.60 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「うおりゃ!」

ざばぁっ!

きょん「うにゃー!お前はどこにバケツ水なんか用意してるんだよ!」

ハルヒ「肌綺麗ねー」

ぺたぺた

きょん「わ、わ、よせって!」

ハルヒ「胸は大人しめね。ま、有希よりマシってとこかしら」

長門「……あ?」

ハルヒ「腰はみくるちゃんなんかよりよっぽど括れてるわ」

みくる「……ちくしょう」

きょん「も、もういいだろっ!」

ハルヒ「そうは行かないわ、徹底的にあんたの体を調べるわよ」

わきわき

きょん「よ、よせ……寄るな!俺のそばに寄るんじゃあねぇぇッッッ!」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:07:30.49 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「オラオラ!着てるもん全部脱ぎなさい!」

きょん「ひ、ひぃっ!誰か助けてくれ!」

古泉「じゃあ僕は外で待ってますので」

きょん「お、おいっ!止めろって!」

古泉「え?」

きょん「うら若き乙女が、いや、断じて乙女じゃないけど!襲われてるんだぞ!」

古泉「僕からすると、対象があなたに移っただけで、日常とさほど変わらないのですが……」

みくる「それもそうですね」

長門「……見慣れた光景」

きょん「くそー!こんなの間違ってるんだからな!絶対許さんぞ!」

ハルヒ「有希!デジカメ!」

長門「……高画質モードに設定済み」

ハルヒ「ほいきた!」

きょん「いやあああああああああああああああああああああああああ」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:15:29.27 ID:bbs2oWlTP
きょん「ぐすん……もうお嫁にいけ……いや、行かないけど」

ハルヒ「ノーブラにボクサーブリーフってなんかエロいわね」

みくる「このバニーガール姿も似合ってますよ」

長門「……同意」

みくる「でも、ほんとにかわいいな……涼宮さんがいじめたくなっちゃう気持ち、少しわかるかも」

きょん「バカなこと言ってないで、早くお湯ください!」

みくる「あの、さっきのでポットのお湯使いきっちゃいました」

きょん「なんですと!」

長門「……残念」

きょん「ちくしょう!お湯だ!お湯をよこせー!」

バタン!

ハルヒ「あ!こら!どこ行くのよ!」

みくる「何もウサギさんのまま逃げ出さなくても……」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:22:30.67 ID:bbs2oWlTP
きょん「お湯!お湯!お湯!」

谷口「WAWAWA~♪俺の人生唯一の楽しみは、下校前に食うこのカップラーメンなんだぜ!」

きょん「お湯の気配!」

谷口「!?」

きょん「たぁーにぃーぐぅーちぃー!」

谷口「ひ、貧乳バニー!?ど、どど、どちらさまで!」

きょん「よこせ!」

谷口「ああっ!理科準備室で沸かしたやかんが!」

きょん「じゃあな!」

谷口「なんだったんだ、一体」

谷口「なぜ俺の名を……」

谷口「そしてなんだこの胸の高鳴りは……!」

谷口「ああ、そうか」

谷口「これが、運命(さだめ)か」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:44:57.36 ID:bbs2oWlTP
キョン「はあ……はあ……」

キョン「今日ほど文明の進歩を有り難く思ったことはない」

キョン「携帯で古泉に助けを求めなければ、俺は完全に変質者だった」

古泉「んっふ、個人的にはバニースーツの男というのも興味深くはありますが」

キョン「だから変質者だと言ったんだ」

古泉「これはこれは、手厳しいですね」

キョン「とにかく、着替えを持ってきてくれて助かったよ」

古泉「今日は大人しく帰ったほうがよさそうですね」

キョン「ああ、ハルヒのやつに何をされるかわからんからな」

古泉「ああ、それと、長門さんから伝言です」

キョン「ん?」

古泉「『今のあなたの体質を、涼宮ハルヒが面白がっているため、属性情報にロックが掛かっている』だそうです」

キョン「噛み砕いてくれ」

古泉「つまり、長門さんの力を以ってしても、あなたの体質は直りませんよと」

キョン「なんてこったい」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:53:27.55 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「あ!見つけたわよ!」

キョン「ま、まずい!」

ハルヒ「待ちなさい!キョン!」

キョン「なんで水鉄砲なんて持ってんだ!」

ハルヒ「そのほうが盛り上がるからに決まってるでしょ!」

キョン「うわあああああああああああ」

ハルヒ「待て待てーい!」

古泉「ああ、行ってしまいましたね」

みくる「はあ、はあ、涼宮さぁーん!待ってくださぁーい!」

長門「……どん亀」

みくる「……あ?」

長門「……もっと痩せるべき」

みくる「……なに言ってるか聞こえませーん」

古泉「これはこれは」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:58:39.74 ID:bbs2oWlTP
キョン「なんでついて来るんだよ」

ハルヒ「あんたが外で水かけるなって言うからでしょ」

キョン「誰が家ならいいと言ったんだ」

ハルヒ「ダメとも言ってないじゃない。あ、今言ったってもう遅いんだからね」

ハルヒ「とにかく、ようやく不思議な事件が起きたんだから、存分に捜査しないとね」

キョン「やれやれ、人の体をおもちゃにしやがって……」

ハルヒ「何?今すぐ水浴びしたいの?」

キョン「よせ、無抵抗の人間を撃つ気か」

ハルヒ「わかったらさっさと歩きなさい」

キョン「はあ……あれ?」

ねこ「にゃぁ」

キョン「なんだ、野良猫か」

ねこ「にゃぁ、にゃぁ」

すりすり

キョン「だめだめ、ウチはもう一匹飼ってるんだから」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:02:39.33 ID:bbs2oWlTP
ねこ「ふにゃぁ、ふにゃぁ」

すりすり

キョン「そんなに甘えたって餌なんか……ちくしょう、かわいいなこいつ」

ハルヒ「猫なんかどうでもいいのよ!早く家に連れて行きなさい!」

キョン「ごめんな、子猫よ。俺は今理不尽な暴力に屈しているんだ」

なでなで

ねこ「にゃーお」

キョン「お、あきらめたか。物分りのいい奴だな」

ハルヒ「どこがよ。ついて来てるじゃない」

ねこ「ふにゃん、ふにゃん、にゃー」

キョン「いや、というか俺たちより前を歩いているわけだが」

ハルヒ「たまたま帰る方向が一緒なのかしら」

キョン「しかし、どこかで見たことがあるような、ないような……」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:07:18.58 ID:bbs2oWlTP
~キョン宅~

ハルヒ「さっそく実験よ!」

キョン「やれやれ」

妹「わー、ハルにゃんだー」

ハルヒ「おじゃまするわ!」

妹「わーい!」

ハルヒ「キョン、あんた先に風呂場に行ってなさい」

キョン「言われなくてもそうする。水やらお湯やらかぶって、カゼ引きそうなんだよ」

ハルヒ「あたしも実験道具を取り揃えてから行くから」

キョン「なんだか恐ろしいな」

ハルヒ「解剖はまだ時期尚早かしら」

キョン「!?」

ハルヒ「冗談よ、冗談」

キョン「もうやだ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:10:45.82 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「……」

キョン「どうした?」

ハルヒ「で、でもあれね、あんたも大変ね」

キョン「そらそうよ」

ハルヒ「こんな体質持ちじゃ、結婚なんて一生できないんじゃない?」

キョン「うう、怖いこと言うなよな」

ハルヒ「水かぶると女になるんじゃ、彼女なんて、ねえ」

キョン「わー!わー!」

ハルヒ「……ま、まあ、あたしはそういうの別に気にしないんだけど」

キョン「もういい、風呂入って全部忘れよう」

ハルヒ「って、聞いてんの!?」

キョン「俺は大丈夫、俺は直る、あー!あー!」

ハルヒ「もし、治んなかったら、その、あ、あ、あたしが!」

キョン「一番ぶーろー!」

ハルヒ「……まるで聞いちゃいねえ」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:14:47.52 ID:bbs2oWlTP
~浴室~

キョン「はー、あったまる」

キョン「あれ、窓が開きっぱなしじゃないか」

もそもそ

キョン「な、なんだ?」

ねこ「にゃ」

キョン「うわ!さっきの!」

ねこ「にゃーお♪」

キョン「急にいなくなったと思ったら……だめだぞ、入ってきたら」

ねこ「なー」

ざぶーん

キョン「だめだって言っただろ……って、ええ!?」

佐々木「ふー、ようやく人間に戻れたよ」

キョン「お、おま……さ、ささ……さささっ!?」

佐々木「やあ、キョン。久しぶりだね」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:20:29.44 ID:bbs2oWlTP
キョン「いや、お、え!?は、はだっ……はだ……か!」

佐々木「あまりジロジロ見ないでおくれよ、恥ずかしいじゃないか」

ぎゅう

キョン「~~~~~ッ!?」

佐々木「話すと長くなるんだけれど、どうにもおかしな病気にかかってね」

キョン「そ、それどころじゃ……あ、あたっ……当たってるから!」

佐々木「ああ、ごめんよ。丸一日ほど猫の姿だったもので、服に対する執着がだね」

キョン「と、とにかく、これは!ま、ままままずいだろ!」

佐々木「で、話の続きなんだけれど、とにかく水をかぶると……」

キョン「話を聞けって!お前のは後でじっくり話そう!」

佐々木「ちょっと、相談に乗ってくれたっていいじゃないか。本当に困ってるんだ、僕らの仲だろう?」

ハルヒ「キョン、準備できたから入るわよ!」

キョン「なに!?待て、こっちの準備が……」

ガラガラ

ハルヒ「……!?」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:24:05.35 ID:bbs2oWlTP [17/17]
  ┌┐         / //
 [二  ] __     〔/ / 
   | |/,ー-、ヽ      /.       (~)
  / /  _,,| |     ./       γ´⌒`ヽ
 レ1 |  / o └、  ∠/    {i:i:i:i:i:i:i:i:}
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      __       /      /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
   [二二_  ]    /     ノ:::::::::)        \ ))
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     / ∠__    ̄フ..      丿        ,:'  ))  
    ∠___  /  /    (( (___,,.;:--''"´``'‐'    
     _   / /  \      
    / o ヽ/  /   /      
    ヽ__ /    \


コメント

No title

よりにもよってこのタイミングでおわるとは・・・

No title

寝やがった

狙ったかのような打ち切り

No title

ちくしょうwww

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