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キョン「水をかぶると、女になっちゃうフザケた体質♪」
未完
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:33:23.18 ID:bbs2oWlTP [1/17]
ハルヒ「ハルヒのいーなずけ!」
キョン「おい」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:33:23.18 ID:bbs2oWlTP [1/17]
ハルヒ「ハルヒのいーなずけ!」
キョン「おい」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:38:25.65 ID:bbs2oWlTP [2/17]
キョン「実は家族旅行で中国に行った時に、池に落ちてな」
ハルヒ「わくわく」
キョン「で、ほら。あっちって環境汚染が激しいだろう?工業用水垂れ流しだからな」
ハルヒ「わくわく」
キョン「有毒物質のたまった池の水を浴びたせいか、ちょっと変な病気に……」
ハルヒ「かけていい?水かけていい?」
キョン「ええい!話を聞け!」
キョン「まあそういうわけだから、決して俺のこの体質のことをからかったりしないよう……」
ハルヒ「うおりゃ!」
ざばぁっ!
きょん「やめろって言っただろぉ!」
ハルヒ「か、かわいい……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:44:50.04 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「なにこれ超萌え萌えなんですけど」
すりすり
きょん「やめろってぇ!きもちわるいだろっ!」
みくる「はぁー、手品みたいですねえ」
古泉「これは驚きましたよ」
長門「……エクセレント」
ハルヒ「決めた!あんたSOS団の新マスコットよ!」
みくる「!!」
古泉「おやおや」
長門「……」
きょん「うるせぇ!朝比奈さぁん、お湯!お湯くださいっ!」
ハルヒ「だめー、あんたもうちょっとあたしのオモチャしてなさい」
はみはみ
きょん「ひ、ひあっ!?み、みみはよせぇ……はぅ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:50:39.73 ID:bbs2oWlTP
みくる「わ、わたしの存在意義が……はっ、こうしちゃいられません!」
ざばっ
キョン「あつっ!?あちゃちゃ!」
ハルヒ「!?」
キョン「……」
ハルヒ「う、うぉぇっ……き、気持ち悪っ……なぜあたしはキョンの耳を……うぇぇ!」
キョン「あ、の、な」
ハルヒ「みくるちゃん!万死に値するわよ!」
古泉「まあまあ、これが彼本来の姿なわけですから」
長門「……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:56:20.60 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「うおりゃ!」
ざばぁっ!
きょん「うにゃー!お前はどこにバケツ水なんか用意してるんだよ!」
ハルヒ「肌綺麗ねー」
ぺたぺた
きょん「わ、わ、よせって!」
ハルヒ「胸は大人しめね。ま、有希よりマシってとこかしら」
長門「……あ?」
ハルヒ「腰はみくるちゃんなんかよりよっぽど括れてるわ」
みくる「……ちくしょう」
きょん「も、もういいだろっ!」
ハルヒ「そうは行かないわ、徹底的にあんたの体を調べるわよ」
わきわき
きょん「よ、よせ……寄るな!俺のそばに寄るんじゃあねぇぇッッッ!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:07:30.49 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「オラオラ!着てるもん全部脱ぎなさい!」
きょん「ひ、ひぃっ!誰か助けてくれ!」
古泉「じゃあ僕は外で待ってますので」
きょん「お、おいっ!止めろって!」
古泉「え?」
きょん「うら若き乙女が、いや、断じて乙女じゃないけど!襲われてるんだぞ!」
古泉「僕からすると、対象があなたに移っただけで、日常とさほど変わらないのですが……」
みくる「それもそうですね」
長門「……見慣れた光景」
きょん「くそー!こんなの間違ってるんだからな!絶対許さんぞ!」
ハルヒ「有希!デジカメ!」
長門「……高画質モードに設定済み」
ハルヒ「ほいきた!」
きょん「いやあああああああああああああああああああああああああ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:15:29.27 ID:bbs2oWlTP
きょん「ぐすん……もうお嫁にいけ……いや、行かないけど」
ハルヒ「ノーブラにボクサーブリーフってなんかエロいわね」
みくる「このバニーガール姿も似合ってますよ」
長門「……同意」
みくる「でも、ほんとにかわいいな……涼宮さんがいじめたくなっちゃう気持ち、少しわかるかも」
きょん「バカなこと言ってないで、早くお湯ください!」
みくる「あの、さっきのでポットのお湯使いきっちゃいました」
きょん「なんですと!」
長門「……残念」
きょん「ちくしょう!お湯だ!お湯をよこせー!」
バタン!
ハルヒ「あ!こら!どこ行くのよ!」
みくる「何もウサギさんのまま逃げ出さなくても……」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:22:30.67 ID:bbs2oWlTP
きょん「お湯!お湯!お湯!」
谷口「WAWAWA~♪俺の人生唯一の楽しみは、下校前に食うこのカップラーメンなんだぜ!」
きょん「お湯の気配!」
谷口「!?」
きょん「たぁーにぃーぐぅーちぃー!」
谷口「ひ、貧乳バニー!?ど、どど、どちらさまで!」
きょん「よこせ!」
谷口「ああっ!理科準備室で沸かしたやかんが!」
きょん「じゃあな!」
谷口「なんだったんだ、一体」
谷口「なぜ俺の名を……」
谷口「そしてなんだこの胸の高鳴りは……!」
谷口「ああ、そうか」
谷口「これが、運命(さだめ)か」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:44:57.36 ID:bbs2oWlTP
キョン「はあ……はあ……」
キョン「今日ほど文明の進歩を有り難く思ったことはない」
キョン「携帯で古泉に助けを求めなければ、俺は完全に変質者だった」
古泉「んっふ、個人的にはバニースーツの男というのも興味深くはありますが」
キョン「だから変質者だと言ったんだ」
古泉「これはこれは、手厳しいですね」
キョン「とにかく、着替えを持ってきてくれて助かったよ」
古泉「今日は大人しく帰ったほうがよさそうですね」
キョン「ああ、ハルヒのやつに何をされるかわからんからな」
古泉「ああ、それと、長門さんから伝言です」
キョン「ん?」
古泉「『今のあなたの体質を、涼宮ハルヒが面白がっているため、属性情報にロックが掛かっている』だそうです」
キョン「噛み砕いてくれ」
古泉「つまり、長門さんの力を以ってしても、あなたの体質は直りませんよと」
キョン「なんてこったい」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:53:27.55 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「あ!見つけたわよ!」
キョン「ま、まずい!」
ハルヒ「待ちなさい!キョン!」
キョン「なんで水鉄砲なんて持ってんだ!」
ハルヒ「そのほうが盛り上がるからに決まってるでしょ!」
キョン「うわあああああああああああ」
ハルヒ「待て待てーい!」
古泉「ああ、行ってしまいましたね」
みくる「はあ、はあ、涼宮さぁーん!待ってくださぁーい!」
長門「……どん亀」
みくる「……あ?」
長門「……もっと痩せるべき」
みくる「……なに言ってるか聞こえませーん」
古泉「これはこれは」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:58:39.74 ID:bbs2oWlTP
キョン「なんでついて来るんだよ」
ハルヒ「あんたが外で水かけるなって言うからでしょ」
キョン「誰が家ならいいと言ったんだ」
ハルヒ「ダメとも言ってないじゃない。あ、今言ったってもう遅いんだからね」
ハルヒ「とにかく、ようやく不思議な事件が起きたんだから、存分に捜査しないとね」
キョン「やれやれ、人の体をおもちゃにしやがって……」
ハルヒ「何?今すぐ水浴びしたいの?」
キョン「よせ、無抵抗の人間を撃つ気か」
ハルヒ「わかったらさっさと歩きなさい」
キョン「はあ……あれ?」
ねこ「にゃぁ」
キョン「なんだ、野良猫か」
ねこ「にゃぁ、にゃぁ」
すりすり
キョン「だめだめ、ウチはもう一匹飼ってるんだから」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:02:39.33 ID:bbs2oWlTP
ねこ「ふにゃぁ、ふにゃぁ」
すりすり
キョン「そんなに甘えたって餌なんか……ちくしょう、かわいいなこいつ」
ハルヒ「猫なんかどうでもいいのよ!早く家に連れて行きなさい!」
キョン「ごめんな、子猫よ。俺は今理不尽な暴力に屈しているんだ」
なでなで
ねこ「にゃーお」
キョン「お、あきらめたか。物分りのいい奴だな」
ハルヒ「どこがよ。ついて来てるじゃない」
ねこ「ふにゃん、ふにゃん、にゃー」
キョン「いや、というか俺たちより前を歩いているわけだが」
ハルヒ「たまたま帰る方向が一緒なのかしら」
キョン「しかし、どこかで見たことがあるような、ないような……」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:07:18.58 ID:bbs2oWlTP
~キョン宅~
ハルヒ「さっそく実験よ!」
キョン「やれやれ」
妹「わー、ハルにゃんだー」
ハルヒ「おじゃまするわ!」
妹「わーい!」
ハルヒ「キョン、あんた先に風呂場に行ってなさい」
キョン「言われなくてもそうする。水やらお湯やらかぶって、カゼ引きそうなんだよ」
ハルヒ「あたしも実験道具を取り揃えてから行くから」
キョン「なんだか恐ろしいな」
ハルヒ「解剖はまだ時期尚早かしら」
キョン「!?」
ハルヒ「冗談よ、冗談」
キョン「もうやだ」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:10:45.82 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「……」
キョン「どうした?」
ハルヒ「で、でもあれね、あんたも大変ね」
キョン「そらそうよ」
ハルヒ「こんな体質持ちじゃ、結婚なんて一生できないんじゃない?」
キョン「うう、怖いこと言うなよな」
ハルヒ「水かぶると女になるんじゃ、彼女なんて、ねえ」
キョン「わー!わー!」
ハルヒ「……ま、まあ、あたしはそういうの別に気にしないんだけど」
キョン「もういい、風呂入って全部忘れよう」
ハルヒ「って、聞いてんの!?」
キョン「俺は大丈夫、俺は直る、あー!あー!」
ハルヒ「もし、治んなかったら、その、あ、あ、あたしが!」
キョン「一番ぶーろー!」
ハルヒ「……まるで聞いちゃいねえ」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:14:47.52 ID:bbs2oWlTP
~浴室~
キョン「はー、あったまる」
キョン「あれ、窓が開きっぱなしじゃないか」
もそもそ
キョン「な、なんだ?」
ねこ「にゃ」
キョン「うわ!さっきの!」
ねこ「にゃーお♪」
キョン「急にいなくなったと思ったら……だめだぞ、入ってきたら」
ねこ「なー」
ざぶーん
キョン「だめだって言っただろ……って、ええ!?」
佐々木「ふー、ようやく人間に戻れたよ」
キョン「お、おま……さ、ささ……さささっ!?」
佐々木「やあ、キョン。久しぶりだね」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:20:29.44 ID:bbs2oWlTP
キョン「いや、お、え!?は、はだっ……はだ……か!」
佐々木「あまりジロジロ見ないでおくれよ、恥ずかしいじゃないか」
ぎゅう
キョン「~~~~~ッ!?」
佐々木「話すと長くなるんだけれど、どうにもおかしな病気にかかってね」
キョン「そ、それどころじゃ……あ、あたっ……当たってるから!」
佐々木「ああ、ごめんよ。丸一日ほど猫の姿だったもので、服に対する執着がだね」
キョン「と、とにかく、これは!ま、ままままずいだろ!」
佐々木「で、話の続きなんだけれど、とにかく水をかぶると……」
キョン「話を聞けって!お前のは後でじっくり話そう!」
佐々木「ちょっと、相談に乗ってくれたっていいじゃないか。本当に困ってるんだ、僕らの仲だろう?」
ハルヒ「キョン、準備できたから入るわよ!」
キョン「なに!?待て、こっちの準備が……」
ガラガラ
ハルヒ「……!?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:24:05.35 ID:bbs2oWlTP [17/17]
┌┐ / //
[二 ] __ 〔/ /
| |/,ー-、ヽ /. (~)
/ / _,,| | ./ γ´⌒`ヽ
レ1 | / o └、 ∠/ {i:i:i:i:i:i:i:i:}
.|__| ヽ_/^ ,/ ( ´・ω・) ))
__ / /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
[二二_ ] / ノ:::::::::) \ ))
// {.. (__丿\ヽ :: ノ:::: )
/ ∠__  ̄フ.. 丿 ,:' ))
∠___ / / (( (___,,.;:--''"´``'‐'
_ / / \
/ o ヽ/ / /
ヽ__ / \
キョン「実は家族旅行で中国に行った時に、池に落ちてな」
ハルヒ「わくわく」
キョン「で、ほら。あっちって環境汚染が激しいだろう?工業用水垂れ流しだからな」
ハルヒ「わくわく」
キョン「有毒物質のたまった池の水を浴びたせいか、ちょっと変な病気に……」
ハルヒ「かけていい?水かけていい?」
キョン「ええい!話を聞け!」
キョン「まあそういうわけだから、決して俺のこの体質のことをからかったりしないよう……」
ハルヒ「うおりゃ!」
ざばぁっ!
きょん「やめろって言っただろぉ!」
ハルヒ「か、かわいい……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:44:50.04 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「なにこれ超萌え萌えなんですけど」
すりすり
きょん「やめろってぇ!きもちわるいだろっ!」
みくる「はぁー、手品みたいですねえ」
古泉「これは驚きましたよ」
長門「……エクセレント」
ハルヒ「決めた!あんたSOS団の新マスコットよ!」
みくる「!!」
古泉「おやおや」
長門「……」
きょん「うるせぇ!朝比奈さぁん、お湯!お湯くださいっ!」
ハルヒ「だめー、あんたもうちょっとあたしのオモチャしてなさい」
はみはみ
きょん「ひ、ひあっ!?み、みみはよせぇ……はぅ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:50:39.73 ID:bbs2oWlTP
みくる「わ、わたしの存在意義が……はっ、こうしちゃいられません!」
ざばっ
キョン「あつっ!?あちゃちゃ!」
ハルヒ「!?」
キョン「……」
ハルヒ「う、うぉぇっ……き、気持ち悪っ……なぜあたしはキョンの耳を……うぇぇ!」
キョン「あ、の、な」
ハルヒ「みくるちゃん!万死に値するわよ!」
古泉「まあまあ、これが彼本来の姿なわけですから」
長門「……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 00:56:20.60 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「うおりゃ!」
ざばぁっ!
きょん「うにゃー!お前はどこにバケツ水なんか用意してるんだよ!」
ハルヒ「肌綺麗ねー」
ぺたぺた
きょん「わ、わ、よせって!」
ハルヒ「胸は大人しめね。ま、有希よりマシってとこかしら」
長門「……あ?」
ハルヒ「腰はみくるちゃんなんかよりよっぽど括れてるわ」
みくる「……ちくしょう」
きょん「も、もういいだろっ!」
ハルヒ「そうは行かないわ、徹底的にあんたの体を調べるわよ」
わきわき
きょん「よ、よせ……寄るな!俺のそばに寄るんじゃあねぇぇッッッ!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:07:30.49 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「オラオラ!着てるもん全部脱ぎなさい!」
きょん「ひ、ひぃっ!誰か助けてくれ!」
古泉「じゃあ僕は外で待ってますので」
きょん「お、おいっ!止めろって!」
古泉「え?」
きょん「うら若き乙女が、いや、断じて乙女じゃないけど!襲われてるんだぞ!」
古泉「僕からすると、対象があなたに移っただけで、日常とさほど変わらないのですが……」
みくる「それもそうですね」
長門「……見慣れた光景」
きょん「くそー!こんなの間違ってるんだからな!絶対許さんぞ!」
ハルヒ「有希!デジカメ!」
長門「……高画質モードに設定済み」
ハルヒ「ほいきた!」
きょん「いやあああああああああああああああああああああああああ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:15:29.27 ID:bbs2oWlTP
きょん「ぐすん……もうお嫁にいけ……いや、行かないけど」
ハルヒ「ノーブラにボクサーブリーフってなんかエロいわね」
みくる「このバニーガール姿も似合ってますよ」
長門「……同意」
みくる「でも、ほんとにかわいいな……涼宮さんがいじめたくなっちゃう気持ち、少しわかるかも」
きょん「バカなこと言ってないで、早くお湯ください!」
みくる「あの、さっきのでポットのお湯使いきっちゃいました」
きょん「なんですと!」
長門「……残念」
きょん「ちくしょう!お湯だ!お湯をよこせー!」
バタン!
ハルヒ「あ!こら!どこ行くのよ!」
みくる「何もウサギさんのまま逃げ出さなくても……」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:22:30.67 ID:bbs2oWlTP
きょん「お湯!お湯!お湯!」
谷口「WAWAWA~♪俺の人生唯一の楽しみは、下校前に食うこのカップラーメンなんだぜ!」
きょん「お湯の気配!」
谷口「!?」
きょん「たぁーにぃーぐぅーちぃー!」
谷口「ひ、貧乳バニー!?ど、どど、どちらさまで!」
きょん「よこせ!」
谷口「ああっ!理科準備室で沸かしたやかんが!」
きょん「じゃあな!」
谷口「なんだったんだ、一体」
谷口「なぜ俺の名を……」
谷口「そしてなんだこの胸の高鳴りは……!」
谷口「ああ、そうか」
谷口「これが、運命(さだめ)か」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:44:57.36 ID:bbs2oWlTP
キョン「はあ……はあ……」
キョン「今日ほど文明の進歩を有り難く思ったことはない」
キョン「携帯で古泉に助けを求めなければ、俺は完全に変質者だった」
古泉「んっふ、個人的にはバニースーツの男というのも興味深くはありますが」
キョン「だから変質者だと言ったんだ」
古泉「これはこれは、手厳しいですね」
キョン「とにかく、着替えを持ってきてくれて助かったよ」
古泉「今日は大人しく帰ったほうがよさそうですね」
キョン「ああ、ハルヒのやつに何をされるかわからんからな」
古泉「ああ、それと、長門さんから伝言です」
キョン「ん?」
古泉「『今のあなたの体質を、涼宮ハルヒが面白がっているため、属性情報にロックが掛かっている』だそうです」
キョン「噛み砕いてくれ」
古泉「つまり、長門さんの力を以ってしても、あなたの体質は直りませんよと」
キョン「なんてこったい」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:53:27.55 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「あ!見つけたわよ!」
キョン「ま、まずい!」
ハルヒ「待ちなさい!キョン!」
キョン「なんで水鉄砲なんて持ってんだ!」
ハルヒ「そのほうが盛り上がるからに決まってるでしょ!」
キョン「うわあああああああああああ」
ハルヒ「待て待てーい!」
古泉「ああ、行ってしまいましたね」
みくる「はあ、はあ、涼宮さぁーん!待ってくださぁーい!」
長門「……どん亀」
みくる「……あ?」
長門「……もっと痩せるべき」
みくる「……なに言ってるか聞こえませーん」
古泉「これはこれは」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 01:58:39.74 ID:bbs2oWlTP
キョン「なんでついて来るんだよ」
ハルヒ「あんたが外で水かけるなって言うからでしょ」
キョン「誰が家ならいいと言ったんだ」
ハルヒ「ダメとも言ってないじゃない。あ、今言ったってもう遅いんだからね」
ハルヒ「とにかく、ようやく不思議な事件が起きたんだから、存分に捜査しないとね」
キョン「やれやれ、人の体をおもちゃにしやがって……」
ハルヒ「何?今すぐ水浴びしたいの?」
キョン「よせ、無抵抗の人間を撃つ気か」
ハルヒ「わかったらさっさと歩きなさい」
キョン「はあ……あれ?」
ねこ「にゃぁ」
キョン「なんだ、野良猫か」
ねこ「にゃぁ、にゃぁ」
すりすり
キョン「だめだめ、ウチはもう一匹飼ってるんだから」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:02:39.33 ID:bbs2oWlTP
ねこ「ふにゃぁ、ふにゃぁ」
すりすり
キョン「そんなに甘えたって餌なんか……ちくしょう、かわいいなこいつ」
ハルヒ「猫なんかどうでもいいのよ!早く家に連れて行きなさい!」
キョン「ごめんな、子猫よ。俺は今理不尽な暴力に屈しているんだ」
なでなで
ねこ「にゃーお」
キョン「お、あきらめたか。物分りのいい奴だな」
ハルヒ「どこがよ。ついて来てるじゃない」
ねこ「ふにゃん、ふにゃん、にゃー」
キョン「いや、というか俺たちより前を歩いているわけだが」
ハルヒ「たまたま帰る方向が一緒なのかしら」
キョン「しかし、どこかで見たことがあるような、ないような……」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:07:18.58 ID:bbs2oWlTP
~キョン宅~
ハルヒ「さっそく実験よ!」
キョン「やれやれ」
妹「わー、ハルにゃんだー」
ハルヒ「おじゃまするわ!」
妹「わーい!」
ハルヒ「キョン、あんた先に風呂場に行ってなさい」
キョン「言われなくてもそうする。水やらお湯やらかぶって、カゼ引きそうなんだよ」
ハルヒ「あたしも実験道具を取り揃えてから行くから」
キョン「なんだか恐ろしいな」
ハルヒ「解剖はまだ時期尚早かしら」
キョン「!?」
ハルヒ「冗談よ、冗談」
キョン「もうやだ」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:10:45.82 ID:bbs2oWlTP
ハルヒ「……」
キョン「どうした?」
ハルヒ「で、でもあれね、あんたも大変ね」
キョン「そらそうよ」
ハルヒ「こんな体質持ちじゃ、結婚なんて一生できないんじゃない?」
キョン「うう、怖いこと言うなよな」
ハルヒ「水かぶると女になるんじゃ、彼女なんて、ねえ」
キョン「わー!わー!」
ハルヒ「……ま、まあ、あたしはそういうの別に気にしないんだけど」
キョン「もういい、風呂入って全部忘れよう」
ハルヒ「って、聞いてんの!?」
キョン「俺は大丈夫、俺は直る、あー!あー!」
ハルヒ「もし、治んなかったら、その、あ、あ、あたしが!」
キョン「一番ぶーろー!」
ハルヒ「……まるで聞いちゃいねえ」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:14:47.52 ID:bbs2oWlTP
~浴室~
キョン「はー、あったまる」
キョン「あれ、窓が開きっぱなしじゃないか」
もそもそ
キョン「な、なんだ?」
ねこ「にゃ」
キョン「うわ!さっきの!」
ねこ「にゃーお♪」
キョン「急にいなくなったと思ったら……だめだぞ、入ってきたら」
ねこ「なー」
ざぶーん
キョン「だめだって言っただろ……って、ええ!?」
佐々木「ふー、ようやく人間に戻れたよ」
キョン「お、おま……さ、ささ……さささっ!?」
佐々木「やあ、キョン。久しぶりだね」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:20:29.44 ID:bbs2oWlTP
キョン「いや、お、え!?は、はだっ……はだ……か!」
佐々木「あまりジロジロ見ないでおくれよ、恥ずかしいじゃないか」
ぎゅう
キョン「~~~~~ッ!?」
佐々木「話すと長くなるんだけれど、どうにもおかしな病気にかかってね」
キョン「そ、それどころじゃ……あ、あたっ……当たってるから!」
佐々木「ああ、ごめんよ。丸一日ほど猫の姿だったもので、服に対する執着がだね」
キョン「と、とにかく、これは!ま、ままままずいだろ!」
佐々木「で、話の続きなんだけれど、とにかく水をかぶると……」
キョン「話を聞けって!お前のは後でじっくり話そう!」
佐々木「ちょっと、相談に乗ってくれたっていいじゃないか。本当に困ってるんだ、僕らの仲だろう?」
ハルヒ「キョン、準備できたから入るわよ!」
キョン「なに!?待て、こっちの準備が……」
ガラガラ
ハルヒ「……!?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 02:24:05.35 ID:bbs2oWlTP [17/17]
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__ / /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
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コメント
No title
よりにもよってこのタイミングでおわるとは・・・
No title
寝やがった
狙ったかのような打ち切り
No title
ちくしょうwww
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