2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

上条「北野誠一郎?」ACT最終章

816 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 21:59:18.10 ID:Qv4FgsDO [2/38]

―???―

???「――という事だ…」

ざわざわ…ざわざわ…

スキルアウト「…今の話しが…真実だとしたら…」

???「ああ…俺達は騙されていた事になる…」

???「…だから…俺は奴を潰す」

スキルアウト「け、けど中西さん」

中西「何だ」

スキルアウト「…あいつの周りには…上位の能力者達ばかりいますよ…一体どうやって…奴を潰すんですか?」

中西「ああ、その事か」

中西「それなら問題ねえ…」

中西「…ちゃんと手は打っている…ちゃんとな…くくくっ…」

817 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 21:59:45.21 ID:Qv4FgsDO

―とある街通り―

てくてく

上条「夏休みも終わったというのに…何故でせう…上条さん夏休みを全然エンジョイしてない気がする…」

北野「そんなことないんじゃないかな?だって上条君海行ってきたんでしょ?」

上条「行ってきたっちゃあ、行ってきたが……」クルッ

北野「?」

上条(…エンゼルフォール…あの悪夢のおかげで、台無しになっちゃったからなぁ…)

上条「……不幸だ」

北野「何が?」

上条「いや…何でもない…」

北野「?」

818 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:00:30.04 ID:Qv4FgsDO

北野「ん、あれは…一方くーーーん」タタッ

一方「――あァ?…北野…と、三下かァ…相変わらず冴えねェ顔してやがンなァ」

上条「ごあいさつだな一方通行…それと――」

御坂妹「はい、ミサカです‥と、アナタが話し終える前にミサカは答えます」

上条「しかしまあ…珍しい組み合わせだなー」

北野「一方君とミサカちゃんは何してたの?」

一方「別に何もして――」

御坂妹「はい、一方通行が私に相談してきたのです、アナタにポ―――」

一方「たまたま偶然会っただけだァ!それ以上でもそれ以下でもねェ!―――なァ!?」

御坂妹「……ですがアナタは先程――」

一方(頼む…話しを合わせてくれ)ヒソヒソ

御坂妹「……」

819 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:00:59.28 ID:Qv4FgsDO

御坂妹(…貸しですよ‥と、ミサカはヒソヒソ声で一方通行に告げます)ヒソヒソ

一方(あァ…わかった)ヒソヒソ

北野「…ミサカちゃんさっき言いかけてたポって何?」

御坂妹「ええ、二人でポチョムキンについて語っていただけなので気にしないで下さい‥と、ミサカはすらすらと伝えます」

北野「ポチョムキン?」

上条「御坂妹、ポチョムキンって何だ?」

御坂妹「戦艦、ポチョムキン、でぐぐって下さい‥と、ミサカはやや投げやりに答えます」

一方「……」

一方(…俺が作ったポエムを北野が気に入ってくれるかな~…って相談してたなンざ口が裂けても言えやしねェ…)

820 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:01:43.97 ID:Qv4FgsDO

スタスタ…

美琴「…天下の往来でアンタ達は、なーに騒いでんのよ」

上条「ん?御坂か」

北野「こんにちは美琴ちゃん」

美琴「こんにちは北野さん」

一方「超電磁砲……てめェがいるってことは…」

黒子「ええ、当然わたくしもいますわよ」

一方「出たな…ばばァ」

黒子「…毎度毎度の事とはいえ……アナタそろそろわたくしの針でサクッと一本逝きます?」スッ

一方「ハッ!やれるもンならやってみろや」ザッ

北野「け、ケンカはダメだよ」オロオロ

821 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:02:59.47 ID:Qv4FgsDO

黒子「北野さん冗談ですわよ、わたくしそんな事はしませ――」

御坂妹「……」

黒子「!――――おっお…お…」プルプル

御坂妹「?」

黒子「お姉さまが二人!!?」

黒子(これは一体どういう事なんですの!?お姉さまが二人いるなんて!わたくし、目が病気になったのでしょうか!)ゴシゴシ

黒子「……」ジー

御坂妹「……」

黒子(やっぱり病気でもないみたいですし、夢かと思い頬をつねってみましたが痛いですわ……これは一体…?)

北野「?」

上条「白井は御坂妹の事知らないのか?」

美琴「ああ、そういえば言ってないわね……黒子、この娘は私のいも――」

黒子「…ブツブツ……ブツブツ…」

美琴「黒子…?もしもーし」

822 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:04:49.33 ID:Qv4FgsDO

黒子「………!」ハッ

黒子(そうですわ!これはわたくしがお姉さまに対する日頃の熱愛っぷりを、神様がちゃんと見てくださり、黒子にご褒美としてわたくし用にもう一人お姉さまを用意してくださったに違いないですわっ!!そうに決まっていますわ!!――そうと分かれば!!)

ダダダダダダッ!

御坂妹「!」

黒子「お、お姉さまーー!!!わたくしと○○や××をねっとりといたしましょーーーーーーー!!!!!」

北野「えっ…」

一方「…ババァが」

上条「狂った…」

御坂妹(な、なんでしょうかこの人は…と、ミサカは――)

ダンッ――バッ!

黒子「お姉さまーーーーーっ!!!」

御坂妹(こ、この人怖い…)

美琴「アンタは――」バチバチ

美琴「―――何トチ狂ってんのよーー!!?」

バリバリバリバリ!

黒子「しびびびびびびびびびびびっ!!」

上北(………)

一方「……馬鹿だな」

823 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:05:27.30 ID:Qv4FgsDO

スタスタスタ…

男「あ、あの~…」

北野「えっ?僕?」クルッ

男「は、はい」

男「…さっきそこにいた人がアナタにこれを渡せと…」スッ つ【封筒】

北野「はぁ…」

男「じゃあ僕はこれで…!」タタッ

北野「…一体何だったんだろう…?」

上条「何受け取ったんだ北野…封筒?」

北野「うん…とりあえず開けて中を読んでみるね…」ガサガサッ…ジー…




―とある路地裏―

タッタッタッタッ……

男「ふう…」ピタッ

スタスタスタ

スキルアウト1「おい、渡してきたか」

男「ああ……けどよう…中西さんを疑うわけじゃねえが…能力者――特に超電磁砲と一方通行相手にどうするっつーんだ?」

スキルアウト1「ふふふ…心配しなくても中西さんにぬかりはねえよ…まあお前も楽しみにしてろって」

男「…あ、ああ」

スタスタスタスタ

824 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:06:22.72 ID:Qv4FgsDO






北野「『――――第十学区で待ってる。てめーらを捻り潰してやる』…って、書いてあるけど…」

北野(捻り潰す?どういう事なんだろ?さっぱりわからないや)

美琴「…それって」

黒子「ようは」

御坂妹「果たし状…ですね‥と、ミサカは呟きます」

北野(果たし状?)

上条「…みたいだな…つーか何故か俺達全員も来いって……命知らずな奴等だなぁ」

一方「ハッ、おもしれェじゃねェか…最近体がなまってから、丁度良いぜェ……久々に暴れてやる」ニヤリ

黒子「んまっ、野蛮ですわねー…けど、北野さんや私達相手にこんなのを送ってくるとは…これを機会に身の程を分からせてやるのも親切と言うものですわね」

美琴「アンタジャッジメントなのに良いの?」

黒子「ジャッジメントの腕章を外せば、わたくしはただの学生ですの…問題ないですわ」

上条(すげー屁理屈…)

北野(?)

825 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:07:02.80 ID:Qv4FgsDO

一方「で?……北野、お前はそいつらの場所に向かうのかァ?」

北野「うん、待っているってコレに書いてあるしね…行かないわけにはいかないよ」

上条「…俺も行かないわけにはいかないな」

御坂妹「……」

御坂妹「失礼ですが…無能力者のあなた達二人は行かない方が良いでしょう‥と、ミサカは助言します」

北野「えっ」

上条「何でだよ」

美琴「言わなくてもわかるでしょ?こっちにはLV5が二人もいるのよ?この娘と黒子もいるんだし、スキルアウトがいくら束になってかかろうが楽勝よ」

黒子「ですわね…そういう事なので北野さん、ゴミ掃除はわたくし達に任せてあなた達は帰宅して下さい」

826 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:07:33.14 ID:Qv4FgsDO

北野(……?)

北野(皆が何を言っているのか良くわからないけど…でも、どうしよう…)

北野(ここは…)

※選択して下さい
多かった方に北野君は行動します
十分後に続きを載せます



A:いや、やっぱり僕達も行くよ

B:…うん、分かった

832 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:18:56.31 ID:Qv4FgsDO



北野「いや、やっぱり僕達も行くよ」

上条「そうだぜ、ここまで来て『はい、さようなら』なんてできるかよ」

美琴「いや、だから…」

一方「……」スッ

黒子「?」

一方「ハッキリ言わなきゃ分かンねェのかよ…」

上条「はっ?」

北野「どういう事?」

一方「無能力者のお前らは、足手まといになるから来るなって、遠回しに言ってンのをさっさと分れや」

北野「……」

上条「…そう…なのか御坂?」

美琴「…まあ、大体は…」

上条「…そっか…そうだよなあLV5が二人もいるんだし俺らが行っても…な」

北野「…で、でも」

833 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:19:29.71 ID:Qv4FgsDO

美琴「大丈夫ですよ北野さん」

黒子「わたくし達が負けるハズがありませんことよ」

御坂妹「その通りです‥と、ミサカは断言します」

北野「(負けるって何だろう?)いや、でもね‥‥」

一方「心配すンな、すぐに終わらせてくるからよォ………北野ォ、これ終わらせたら今日ゲーセンで遊ぼうぜ」

北野「う、うん…わかった」

一方「よし…じゃあさっさと終わらせてくるかァ」

スタスタスタスタ…

北野「……」

上条「……」

北野「皆行っちゃった…」

上条「ああ……」

上条「ここでぼーっとしてても仕方ないし俺帰るわ…大食いシスターの晩飯の用意をしなきゃいかんし」

北野「そっか…じゃあね上条君」ノシ

上条「おう、また明日な北野ー」ノシ

北野「…とりあえずゲームセンターで一方君を待つかな」テクテク

834 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:20:34.70 ID:Qv4FgsDO

―とあるゲーセン前―

北野「………」

北野(…………遅いなあ一方君)

~~~♪

北野(ん、電話だ……上条君からだ)ピッ

北野「はい、もしもし」

上条『北野!今お前どこにいる!?』

北野「?、とあるゲームセンターの前にいるけど?」

上条『そうか!確かそこのゲーセンの横にある電気店はテレビを流してるよな!急いでニュース見てくれ!』

北野「ニュース?」トコトコ

835 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:21:35.11 ID:Qv4FgsDO

ニュースキャスター『―――今日未明、学園都市第十学区で、4人の男女が遺体で見つかりました』

ニュースキャスター『遺体で見つかったのは中学二年の御坂美琴さんに、中学一年の白井黒子さん…残りの二人は顔が分からぬ程暴行されており、損傷が酷く警察は身元の確認を急いで―――』

北野「…………嘘だ」

上条『‥俺も嘘だと思って何度もあいつらの携帯にかけたけど…誰も出ないんだ‥‥』

北野「嘘だ……」カタン

モシモシ?キタノ?モシモシ?

北野「………」

836 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:22:14.63 ID:Qv4FgsDO

北野「……」

~~~~~~~~~~
美琴「大丈夫ですよ北野さん」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
黒子「わたくし達が負けるハズがありませんことよ」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
御坂妹「その通りです‥と、ミサカは断言します」
~~~~~~~~~~

北野「……」

~~~~~~~~~~
一方「心配すンな、すぐに終わらせてくるからよォ………北野ォ、これ終わらせたら今日ゲーセンで遊ぼうぜ」
~~~~~~~~~~

北野「……」

北野「…うっ…うぅぅ…」ポロポロ…


bad end……

843 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:27:24.65 ID:Qv4FgsDO

>>826に戻りますか?

846 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:29:57.97 ID:Qv4FgsDO



北野「…うん、分かった」

一方「ンじゃ…とっとと済ませてくるかァ」

スタスタスタスタ…

北野「……」

上条「ま、あいつらなら問題ないだろ」

北野「……」

上条「?…どうした北野」

北野「うん…なんだか悪い予感がしてしょうがないんだ…」

上条「大丈夫だって…あ、そうだ北野、もう少しで特売セールをやる店があるんだが一緒に行かないか?」

北野「あ、いいね…うん僕も行こうかな」

上条「よし、じゃあ行こうぜ」

848 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:30:49.27 ID:Qv4FgsDO



―第十学区―

スタスタスタ…ピタッ

黒子「…大体予想はしていましたが」

美琴「‥うん、やっぱりね」

御坂妹「数でこちらをなんとかしようと思っているようですね‥と、ミサカは彼等の単純で無謀な思考にやや辟易します」

一方「…大人数でご苦労なこった」

ザッザッザ

中西「…おい、北野はどうした?」

一方「いねェよ、てめェらの相手は俺達だけで十分なンだよ」

中西「ほう…まあいい…一方通行に超電磁砲…お前らは分かるが…そこの二人も能力者か?」

黒子「ええ」

御坂妹「本当はこちらにいる4人のうち、ここは一人でも問題なかったのですが――」

美琴「アンタ達みたいな馬鹿な連中に時間をかけるのも勿体ないしね」

一方「つーわけで、4人でさっさと片付けに来たってわけだァ」

849 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:31:58.47 ID:Qv4FgsDO

中西「ふっ…言ってくれるじゃねえか……だが、最後までそういってられるかな?」

一方「あン?」

中西「やれ」

スキルアウト「はい!」バチン

キイイイイィィィィィィンンンンンッッッ!!!!

御坂妹「!?」

一方「がっ!」

黒子「こ…これは……」

美琴「ぐっ…キャパシティ……ダウン……」

一方「な…なンだ…そりゃ…」

美琴「能力者の…演算を狂わせる…ものよ…でも…」

黒子「…ぐっ……以前くらったのより…強力ですわ…」

御坂妹「あ……頭が…」

850 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:33:10.85 ID:Qv4FgsDO

中西「へっ、キャパシティダウンを知っているのにも関わらず不用心だったな…ああ、てめーが言ってる通りこれは改良を重ねた強化版だ」スタスタ…

一方「……くっ!」

中西「だが…ちゃんと効いてるか分からん…一方通行―――てめーで試してやるよっ!!」シャッ!

ドボッ!

一方「ぐふっ!」ドサッ

美琴「一方通行!」

一方「ぐっ……て…てめェ…」ググッ

中西「反射がこねえ…これで実証されたな…」ニヤリ

中西「能力が使えねえてめーらは、ただのガキ共だ…くっくっく」

美琴「…くっ」グッ

シーン…

美琴「前のやつなら少しだけど電撃が出たのに…全く電撃が出ない…」

中西「だから言ってんだろ…改良を重ねた強化版だってよ」

851 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:33:59.08 ID:Qv4FgsDO

黒子(うぐっ……このままでは…まずいですわ…とりあえず…固法先輩に連絡を…)スッ…ピポパポピポ…トゥルル…トゥルル…

黒子(早く…出て下さいですの!)

トゥルル――ガチャ

固法『はい、もしもし』

中西「ん…チッ……おい」クイッ

スキルアウト「はい」

ダダダッ!

黒子「固、固法先輩―――!」

スキルアウト「何してんだてめー」ブン!

バキッ!

黒子「あぐっ!」ズザー

御坂妹「ん…く…し…白井さん」

固法『!?―――どうしたの白井さん!もしもし!もし――』

スキルアウト「ふん!」グシャ!

黒子「く…携帯が…」

スタスタスタ…スッ

中西「おいおい…てめーらケンカを買ったくせによう、能力を封じられて勝ち目がねえからジャッジメントに通報ってか?…そりゃむしがよすぎじゃねーか?――あぁっ!!」

ドゴッ!

黒子「ぐふっ!」

一方「!」

美琴「黒子!」

852 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:34:34.17 ID:Qv4FgsDO

中西「ガキ共が…能力使えるからって調子のんじゃねーよ!!」

ゲシッ!ゲシッ!

黒子「ぐっ…く…!」

一方「――――おい雑魚っ!」

中西「…あぁ?」クルッ

一方「さっきから何言ってやがるてめェは…てめェらはその能力者の力がこえーから、ンな機械に頼ったンだろうがァ…あァ?――無能力者の弱虫野郎がァ」

中西「てめー…」ピクピク

一方「ハッ…図星か?弱虫のヘタレ野郎がァ」

中西「…一番先に死にてえらしいな…」

中西「おうっ!てめーら!この馬鹿を血祭りにしろっ!!」

スキルアウト一同「おうっ!!!」

一方「………へっ」

一方(口では粋がってみたものの…こりゃ不味いな…)

一方(能力は使えねー…できることは自分の肉体で闘う…か)

一方(こンな事なら鍛えておけば良かったなァ…)

853 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:35:10.75 ID:Qv4FgsDO





上条「夕飯の食材も買い揃えたし、そろそろ帰るか」

北野「うん、そうだね」

~~♪

上条「ん、北野携帯鳴ってるぞ」

北野「うん…知らない番号だ…誰だろう?―ピッ――もしもし?」

固法『北野くん』

北野「あ、固法さんだったのか…どうしました?」

固法『さっき白井さんから電話があったんだけど、様子が変だったの…途中で電話は切れるし…心配だからこちらから何度かけ直しても繋がらないし……あなた何か知らない?』

北野「…えっ?」

固法『何も知らない?だったらごめんなさいね…じゃあ切るわね』

プツッ…プー…プー…

上条「どうした北野?」

北野「―――」ダッ!

上条「お、おい!どこ行くんだよ!待てって!」タッタッタッタ

854 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:35:51.52 ID:Qv4FgsDO




一方「ハァ…ハァ…」

スキルアウト1「おらぁっ!」ブン!
バキッ!

一方「がはっ!」ヨロッ

スキルアウト2「おらおらっww後ろが留守だぜっ!」シャッ!

ドコッ!

一方「がァっ!」フラッ

ドカッ!バキッ!ガスッ!ドゴンッ!

中西「…ざまあねえなあ…学園都市第一位の一方通行も能力が使えねえんじゃ…ただのもやしだな」

御坂妹「くっ…」

黒子「一方…通行…」

美琴「―――っ!」グッ

一方「てめェら来るンじゃねェッ!!!」

御黒美「!?」

一方「ハァハァ…こンな奴らァ…俺一人で…十分なンだよォ…だから…来るンじゃねェ…」ヨロヨロ

美琴「一方通行…アンタ」

一方「勘違いすンなよ…てめェらを…ハァハァ……庇ってるわけじゃ…ねェからなァ…」

御坂妹「…あなたと言う人は…」

黒子「……全く……嘘が下手過ぎますわ…」

一方「へっ…嘘じゃねェよ…」

855 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:36:24.37 ID:Qv4FgsDO

中西「……そろそろ終わらせるか…おい、そこにあるナイフで楽にしてやれ」

スキルアウト3「はい」スッ

御黒美「!」

一方「う…ぐぅ」フラフラ

中西「あばよ…一方通行」

スキルアウト3「[ピーーー]やコラァッ!」ダダダダダッ!

ブチンッ!――イィィィィィィンンン……

パキーン!

スキルアウト3「うぎゃっ!」ぶぁっ――ドサッ!

一方「反射が……?」

美琴「音が…」

黒子「止まりましたわ…」

御坂妹「一体誰が…?」

中西「馬鹿やろうっ!誰だ!勝手に止めたのはっ!!」

ザッザッザッ…

北上「……」

美琴「北野さん!」

一方「…三下ァ」

856 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:36:52.71 ID:Qv4FgsDO

北野「……」ポロポロ

スキルアウト一同(泣いてる!?)

北野「どうして…どうして皆…ケンカなんかするの…?」ザッザッザッ

スキルアウト(こ、こいつなにいってんだ?)

北野「しかも…ナイフだなんて…危ないじゃないか…刺されたら…死んじゃうかもしれないんだよ…」ザッザッザッ

スキルアウト(くっ……)

北野「まだ…危ない事をするなら…僕は君達を―――」

857 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:37:19.61 ID:Qv4FgsDO

上条「てめえら…よってたかってこんな事して…満足か?」ザッザッザッ

上条「能力を封じて…数にものを言わせてリンチ…カッコわりぃぜお前たち……」ザッザッザッ

上条「わかってんだろ?…こんな事しても意味がねえってよ…」ザッザッザッ

上条「いいぜ…それでもまだ続けるってんなら…」

上条「その幻想を――」

858 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:37:47.57 ID:Qv4FgsDO



上条「ぶっ殺す!!」
北野「止めるっ!!」



中西「ケッ!何ぬかしやがる」

中西「肝心の一方通行もこのザマだ!――――野郎共!全員血祭りにしろやっ!!」


スキルアウト一同「おうっ!」

ダダダダダダッ!

859 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:38:23.94 ID:Qv4FgsDO

スキルアウト1234「うおーーーーっ!」

ダダダダダッ!

美琴「…電撃さえ使えれば、アンタ達なんか――」

御坂妹「敵じゃ―――」

バチバチバチバチッ――


美琴・御坂妹「「ないわよっ!」ありませんっ!」

バリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!!


スキルアウト1234「ウギャーーーーーーーッ!!!!」

ドサドサドサドサッ……プスプスプス…

美琴「ふんっ…」パンパン…

御坂妹「お姉さま…少しは手加減して下さい‥と、ミサカはお姉さまの無茶ぶりに少々呆れます」

美琴「うっさい!」

860 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:38:51.57 ID:Qv4FgsDO

スキルアウト567「オラァァァッ!」ダダダダッ!

黒子「――」シャキン

黒子「―――」シュンッ!

カカカカッ!

スキルアウト6「うぎゃっ!」

スキルアウト5「脚に…針が…!」

スキルアウト7「いてぇ…いてぇよお……うぅ…」

黒子「何を仰ってるのやら……」

黒子「心臓に打ち込まれないだけ、有り難いと思いなさいですの」

861 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/03(火) 22:39:21.74 ID:Qv4FgsDO

スキルアウト8「一方通行はもうボロボロだ!」

スキルアウト9「今なら楽勝だ!」

スキルアウト10「フクロにしちまえっ!」

ダダダダダダッ!

一方「…馬鹿が」

パキーン!

ダンダンダン!!―――ドサドサドサッ……

スキルアウト8910「………」ピク…ピク…

一方「……ケッ」

一方「北野に感謝するンだなァ…あいつがいなかったら――」

一方「てめェら、俺に殺されてたぜェ…」

862 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:40:33.16 ID:Qv4FgsDO

ドカッ!バリバリッ!シャキンッ!ダンッ!

中西「チッ!」

中西(旗色が悪くなってきやがった……ここは一旦引くか)スッ

ダダダダダッ!!

上条「逃がすかよっ!」

中西「!?」

上条「うおおぉぉぉぉぉっっ!!!」ブンッ!!

ドゴンッ!!!

中西「ぐへっ!」フラフラッ…

北野「―――」ズザザザザッ!――ピタッ…

中西「―――!」

北野「―――」ブォッ!

中西(ひっ…あ、悪魔――)

ドオォォッ!!!

中西「あ………」

ドサッ………

863 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:41:01.36 ID:Qv4FgsDO





数日後―

―とあるファミレス―

上条「じゃああのスキルアウト達は、名をあげる為だけにあんな事をしでかしたっつーのか?」

黒子「ええ…あの後ジャッジメントに連れてかれ、そう自白したそうですわよ」

美琴「…ばっかみたい、そんな下らない事する暇があるなら、能力を使えるように努力すればいいのに」

御坂妹「お姉さまは相変わらず毒舌ですねと、ミサカはお姉さまの粗暴さにやれやれといった感じです」

美琴「余計なお世話よ」

一方「ケッ、ようするにクズはクズってこったなァ」

黒子「ロリコンが言う言葉ではありませんわね」

864 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:41:33.67 ID:Qv4FgsDO

一方「あァッ?ケンカ売ってンのかババァ?」

黒子「わたくしは真実を言ったまでですの」

美琴「ちょっと、アンタ達やめなさいよ」

上条「そうだぞ、そろそろ北野も来るっていうのに」

トコトコトコ

北野「ごめんね皆、待たせちゃって」

上条「よう、北野」

美琴「こんにちは北野さん」

御坂妹「どうも人外さん‥と、ミサカは挨拶をします」

黒子「遅いですわよ北野さん」

一方「待ってたぜ、北野」

865 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 22:43:27.84 ID:Qv4FgsDO

夢もなく希望も失せ、情すら消えかかっている‥‥この時代……
学園都市に…天使のように純朴で澄みきった心をもつ少年がやってきた…

彼はその恐ろしい容貌のおかげで、誤解をうけたり…誤解をといたりとしたが…彼は様々な出来事を乗り越え
能力者、無能力者等、それらの事象も関係なく、大切な友達をこれからもきっと増やしていくだろう…

天使の心をもった北野誠一郎の話しはこれで終わるが…
どんな苦難がこれからあったとしても、北野君はその優しい心と強い勇気で、乗り越えていくだろう……。



869 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 23:05:54.51 ID:Qv4FgsDO
遅筆な文を長々とここまで付き合ってくださり、感謝感激です

自分がこれを書いてて、思った事…それは

書くのって難しい…

自分自身、努力して書いていたんですが…後で見直すとやはり

あーすれば良かった、ここはこうした方が良かった等、色々でてきてそのたびにへこみます…orz

それでも自分の書いたのを見て下さった皆様には、本当に感謝してもし足りないくらい有り難い気持ちでいっぱいです

最後に一言

本当にありがとうございました!

Tag : エンジェル伝説とある魔術の禁書目録

コメント

No title

読み終わったが…序盤が面白かっただけに残念すぎる
前半の最初の方だけ、エンジェル伝説の話。後半はひたすら禁書をなぞる展開。
エンジェル伝説特有の勘違いものはまったくなくて、つまらない

あと作者が一方を隙なのは理解できるが、流石にキャラ崩壊しすぎ
完全に北野くんが作者の自己投影キャラになってて覚めたよ
作者は女か? 途中でホモっぽい展開があったし

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)