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唯「ねぇ、皆本気で楽器やる気あるの?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:25:32.77 ID:dyKaFgXa0 [1/97]
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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:33:36.76 ID:dyKaFgXa0
梓「あ、あるに決まってるじゃないですか!」
唯「その割りに一年前から特に上達してないよね?あずにゃん自分の腕に慢心してない?」
梓「そんな訳ないじゃないですか!大体、もう唯先輩との差なんてそこまでないですし…」
唯「何その上から目線 それこそ慢心してるって事だよね」
梓「だ、だから違いますってば!毎日きちんと練習してます!そういう唯先輩こそどうなんですか!?」
唯「私が一番伸び代あるって忘れたの?勿論あずにゃんと違って遊びの練習()はしてないけどね」
唯梓「まーんこ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:39:11.01 ID:dyKaFgXa0
唯「律っちゃん、ドラム走りすぎ それにバスの粒が揃ってなさすぎ」
律「なーに硬いこと言ってんだ、唯ー!ドラムはノリ一発だろー!?」
唯「ねえ知ってる?傍から見てるとドラムの下手なバンドって聞いてられないんだよ?」
唯「それに裏拍もしっかりとれないんじゃ何の為にドラムがいるのかわかんないよ」
唯「せめてハイハットだけは力抜いて、うるさいから」
律「」
紬「まーんこ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:43:33.62 ID:dyKaFgXa0
澪「ゆ、唯、そこまで言う事ないだろ!?」
唯「そこまで言わないと聞かないから言ってるんでしょ 澪ちゃんだってそう思ってるんでしょ?」
澪「ま、まぁ…でも言い方ってものもあるだろ!せめてこう、遠まわしに伝えるとか…」
紬「まーんこ」
唯「じゃあ遠まわしに言うけど澪ちゃんさ、下手」
澪「なっ!?」
紬「^^」
唯「音作りがうまいとかならまだ目を瞑るけど、何もかもダメダメ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:49:37.12 ID:dyKaFgXa0
澪「えっ…」
唯「音の輪郭全く出て無いじゃん ベースだからって低音持ち上げすぎたら駄目だなんて、初心者でもわかるよ?」
澪「でも!ギターが二人もいるから…その…音圧上げる為には仕方ないだろ!?」
唯「それはギターと音域がかぶってるからだよ まぁあずにゃんも偉そうな事言ってベース上げるから仕方ない部分もあるけど」
梓「うっ…」
紬「w」
唯「ショートスケール(笑)やめればいいのに」
梓「うう…」
紬「わかるw」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:55:18.03 ID:dyKaFgXa0
唯「それと、遠まわしに伝えるなんて言ってたけど、澪ちゃん行動で示してあげたりしたの?」
澪「え!?あ、ああ…特に…だな、うん…」
唯「演奏中にアイコンタクト送って意図的にモタらせるだけでも変わるのに、なんでしてあげなかったの?」
澪「フレーズを追いかけるのに精一杯でそんな余裕ないんだよ、唯もやってみればわかるさ!」
紬「こわw」
唯「8ビートさえもきっちり弾けないのによくやるね、澪ちゃん ベーシストとして失格だよ」
澪「そんな…ひど…い…」
紬「w」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:00:22.60 ID:dyKaFgXa0
唯「それに前々から思ってたけどさ、ベース歪ませるのやめようよ」
唯「音作りの一つの手段としてはありだけど、澪ちゃん全然OD扱いきれてないじゃん」
紬「音を例えるなら鳥のから揚げやがーw」
唯「まずピッキング見直して直アンでまともな音作れるようになってからにしなよ~」
澪「ぐすん…わかった、わかった唯…そういうお前はどうなんだ?」
唯「私?私はほら
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:03:04.77 ID:dyKaFgXa0
唯「一番伸び代あるじゃん?どっかの誰かの様に慢心なんてしないけど」
紬「わかるw」
唯「お前は黙ってろ」
紬「あ?」
唯「お前は 黙ってろ」
紬「はいw」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:13:23.92 ID:dyKaFgXa0
さわ子「あのね、唯ちゃん…バンドって皆で成長していくものなのよ?」
律「うおっ、さわちゃんいたのか!」
紬「お前は黙ってろ(キリッ)」
律「…」
唯「そんなのわかってるよさわちゃん、ただ指摘しないと気づかないでしょ?」
さわ子「そうね、確かに指摘するのはとても大事だわ 自分じゃ気づかない部分だってあるもの」
唯「むしろ自分で気づいても直そうともしない人もいますけどね」
律「…」
さわ子「でもね、言うだけ言って後は自分で何とかしろ!じゃなくて、一緒に工夫していく事が大事じゃないかしら?」
唯「バンドで一番下手だった人が言う言葉とは思えませんね()」
さわ子「…なんですって?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:20:32.48 ID:dyKaFgXa0
梓「ちょ、唯先輩!言わせてもらいますけど、先輩より数段上手ですよ?」
唯「速弾きできれば上手、パフォーマンスできれば上手く見える」
梓「…?」
さわ子「…」
唯「普段一緒に演奏している人よりも、あまり一緒に音合わせた事のない人の方が上手く見えるんだよね?」
梓「別にそういう事ないです!でも、私の目から見て…いえ、皆そう思ってるはずです!」
紬「えっw」
唯「自称中級者にありがちだよね、~~より○○が上手い(キリッ)って」
唯「さわちゃん、学生の頃の音源聞いたけど弾けてないじゃん」
梓「そんな事ないです、テクニカルな事も十分できてましたし…」
さわ子「…確かに、ギターは歪みで誤魔化せる部分も多いけど、弾けてないって事はないと思うわよ」
紬「はい論破ー!w」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:28:16.77 ID:dyKaFgXa0
唯「楽譜を追うだけで弾けた気になるなんて誰にでもできるよ、さわちゃん?」
唯「それに強めにコンプかけた音だったし…ぱこぱこしてたからダイコン使ってたのかな」
唯「もしかしてコンプ使わないとライトハンドの音揃わなかったのかな?」
紬「w」
さわ子「別に誤魔化しで使おうなんて思ってなかったわよ、ただ音が纏まるから使っただけよ」
さわ子「それにコンプを毛嫌いする人もいるけど、バンドサウンドに合ってればそれは人の勝手でしょう」
梓「そうです!それにプロだって使ってます!」
紬「出た、プロだって使ってるw」
唯「…」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:34:00.29 ID:dyKaFgXa0
唯「ちょっとさ、音源聞いてみよっか」
さわ子「えっ…」
~~♪
~~~♪
……
…
唯「やっぱりさ、言い訳は言い訳だよ、さわちゃん」
さわ子「どうしてよ、違和感なんて全くなかったわよ?」
唯「音の問題じゃない、ノイズの問題だよ わかってて使ってるでしょ?」
さわ子「な、何がよ…」
唯「ダイコンはホワイトノイズが出る、知らなかったなんてことはないよね?目立ってるよ、これ」
唯「こんなノイズが出るのにバンドサウンドに合うだなんて、おかしな話だよね」
さわ子「まーんこ」
唯「まーんこ」
紬「はいw」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:40:22.87 ID:dyKaFgXa0
澪「散々言っておいて自分はどうなんだよ…」ボソッ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:41:37.72 ID:dyKaFgXa0
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/ : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : \: : : : :\
': : : : : : : : : : : /: : :/: : :/: : : : : ヽ: : : \: : : : :ヽ
. /: : : : : : : : : : : /: : :/: : :/: : : : : : : }: : : : : :',:. : : : : .
/: : : : /: : : : : : ,′: /: : : :|: 、: : : : :∧: : : : : i:.: : : : : i
,′ : : /: : : : : : :{ : : ,′ : : |\\: : / __V_: : : |:.: : : : : |
,': : : : /: : : : : : : :i: : :| : : : : |\\∨´ V: : : l:.: : : : : |
: : : :./: : : : : : : : :|: : :| : : : : |\\/ ∨ /}:.: : : : ∧
′: : :{: : : :/ : : : |: : :| : : : : | : ヽ/ ,ィ示r ∨∧:. : : /:|
: : : : :,': : :/: : : :/ : |: : :|: : : : : ',: :/ 〃 んハ } rイ|: : /: : j
i: : : /: : /: : : :/: : ∧: :l : : : : : ∨ { {トx} {リj/|:.: :/
|: : /: : /: : : :/: : : { ∨: : : : : : ∧ ー' ヽ:.:. |:.:/
|: /: : /:. : : /: : : :八 ∨: : : : : : ∧ }:.: |/
|/: : /:.:. : /: : : : ':.:.:.\.}: : : : : : : : l __ ′ |
{: : :,':.:.:. /: : : : /:.:.:.:.:.ハ : : : : : : : :! { ⌒/ /:.:. :|
l: : :|:.:.:.,': : : : :/:.:.:.:.:/ | : : : : : : : | ー' /:.:.: :|
V: :|:.:.:|: : : : /:.:.:.∠_ ハ: :iヽ: : : :|__ /:.:.:.:. : |
\{\{: : : /:./-──- V ',: : : |:.:.:.:丁 二:.:.:.:.: : /
∨/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\V: /_ノ人 }:.:.:ノ/
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.∨::.::.::.::.::.:ヽ ノ//
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. /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.∧: ∨ } )
{::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::::.::.::.:/ } / }ノ
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:42:11.02 ID:dyKaFgXa0
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38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:47:23.80 ID:dyKaFgXa0
唯「澪ちゃん、澪ちゃんはこないだベースは後ろで支える~だとか何とか言ってたよね?」
唯「でもベースとして全く支えになってないのはどういうことなの?」
唯「というかヨレるベースなんている意味ないんだけど」
唯「それに表は中指で弾いてるのかな?音の強弱もばらばらだし」
唯「なんでそんなにフロント寄りで弾いてるの?音作りと合わせて最悪じゃん」
唯「フィンガリングも雑でバズでまくりだし」
唯「弦高もばらばらじゃん!オクターブチューニングもしてないし!」
唯「ねえ澪ちゃんなんとか言ってよー!ねえねえ!」
唯「なあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
紬「まーんこ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:48:24.50 ID:dyKaFgXa0
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.. / /:::/:::::::::;'::::::::/、_!;'_ノ !::::::! ヽ\::::::::',、:::::::::::::::::::::::::::|
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i:/::::::::: :::!_/ - ‐- 、 `ヽ! -‐ ヽ! ',::/:::::: :::::/::i
. /::::::::::::::::::::l イ了うハミ ィぅテ=zx ./::::::::::::/::::l
. `.ヽ、::::::::::::::', cゞ-‐'' ゞ-=ソっ./::::::::::::,'::::::i もうやめてくれぇぇぇ!!
ヽ:/::::::::', //// , /////::::: :::::/ヽ::::l
. /::::::::::::', /:::::::: :::' /:::::!
/:::::::::::/:::',. /⌒ヽ /::/: ::,'ノ:::::::::i
. /:::::::::::/::::::ハ .i i i::/:::::/::!:: ::::::::i
. /::::::::::::,' ヽ:::::::\ ヽ _ ノ /:::::/:::ハ::::::::::|
.:::::::::::::::i . i:::::::::::> イ./:/⌒i : `´ ̄ ̄ `ヽ、
i:::::::::::::::| -‐.' 、::::::::/ハ` ー < / V::/ .! : : : : : : : /.i:..:.
|:::::::::::::::| : : : :  ̄/: :.l(.j イ /::::! ,': : : : : : / / :.:l
. |:::::::::::::::l : : : : : :,' : : | \ / /::::::j i : : : : / / : : :ヽ
. !::::::::::::::::. : : : :..:i :/´ ̄`ヽ /::::::::,! ! 、: / / : : : : : :.:
. l':::::::::::::::::', : : : //´/!7 lヾ\ /::::::::/ .´ イ: : : : : : : :_i
. i:.ヽ::::::::::::::', :..:.\ヽ// !./ j .l ,'::: ::::/ ` ̄ ̄ ̄´ ノ
. i:..:.:ヽ::::::::::::', : : : :ヽイ | l_/ / !_ / ヘ T. ̄ ̄´/
',: : :..:ヽ:::::::::'., : : : | |', .lヽ_( ̄ __ ヽ__: : /
',: : :..:.:\::::::::' , : | |:.',.! | `7:i´::::::` ー ^ヽ、 ,\_ノ
. ',: : : :..:..:\:::::::ヽ!ノ: :.| | /: :|::::::::::::|:\: ヽ  ̄ /: : /i
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:49:30.74 ID:dyKaFgXa0
. ´ ` 、
/ `ヽ
. / / i ∧ : 、 ヽ
' ' ! / ',: . ヽ !
. | i | / へ. {\ iヘ , |
. l | |'/ ´ ̄`ヽ ヽ 「∨ |
l ハ| i′ - 、 ノ ', / | まーんこ
八 | |ィニヽ ,ニ 、∨ '
. / | |´ ::::: , ⌒ヾ 八/ ,′
. / 人 | __ :::: / /
. / ,..:':::::::::} |、 ( ノ / /
/r.::::::::::::::::八 ヽ: 、 .イ/ ∧
/ /:::, '⌒ヽ__::ハ V\ フ´!:::::|' / 、
. / /::ノ `ヽ} V 介、|::::::!/ , /..、 ハ
/ /Y ノ_ } }/ ハ. |:::〈{ /::::::l/ ノ
「::::ゝイ `ヽ | /〃jj l|:::/ノ !::::::/
_ノ/.:::::{ 、 |' /{ { ハV::/::{ |::::ノ
:::{:::::::::八 l l l ,ハ/::::Vハノイ::::| V`ヽ
::::::::::::::::ハ. l l l }/:::\l {:::}l::::::::| } ハ}
ヽ::::::::::::::::、ノ l し'.:::::::::::l.」::j」:::::::j l,′ノ
/ \:::::::::::::ヽノ、ノ.::::::::::::o:::::::::::::::/ / イ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:03:09.18 ID:dyKaFgXa0
梓「伸び代があると言っても、現状はその…あまり上手くないですよね…?」
唯「少なくとも音作り、フィンガリング、理論、全部あずにゃんよりは上回ってるよ」
唯「そもそも始めた時期を考えてみなよ、ね?」
紬「わかるw」
唯「惰性で弾き続けても上手くなんてならないよあずにゃん?」
唯「目標を見据えて何の為に練習しているのかしっかり考えとかないといけないなんて、小学校から弾いてればわかってると思うのになー」
唯「ねっ、あずにゃん?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:03:45.45 ID:dyKaFgXa0
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55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:29:33.93 ID:dyKaFgXa0
平和な日々 ―――…文化祭ライブ三日前
律「ふぃー、今日も疲れたなー」
澪「気を抜いてる暇はないぞ、なんせ三日後には文化祭が控えてるんだからな」
律「へーへー、わぁーかってるって 澪さんはあれ以来練習熱心になっちゃってまぁ」
澪「そんな事言って律だって周りの音を聞いて演奏するようになっただろ?ふふっ」
律「へへっ、流石にあれだけ言われたら練習しないと…おっ?」
~~~♪ ~~♪ ~♪…
――ガチャ…
梓「あ、先輩 今日もお疲れ様です」
律「梓は今日も予習か 気合入ってるなー」
梓「当たり前です!忘れたんですか?あの時ちゃんと約束したじゃないですか」
澪「…文化祭ライブで唯を見返す…か…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:32:53.27 ID:dyKaFgXa0
律「わかってるって 流石のあたしもあそこまでガツーンと言われたらなー」
澪「今までなあなあでやってきた私たちも悪いんだよな…」
梓「…」
――ガチャリ
唯「茶」
紬「はいw」
梓「お疲れ様です、先輩」
唯「おっつかれー、あー疲れたー」
紬「まーんこ」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:38:32.07 ID:dyKaFgXa0
~~♪
澪「あ、そういえば」
律「ん?」
澪「今年の文化祭、私達の他にもう1バンド出演するみたいだな」
律「ええっ、聞いてないぞそんなの!どんなバンドなんだ?」
唯「知ってるよー、地元の箱でも上手いって褒められてたからね」
梓「そ、そうなんですか…?」
澪「ああ…特にサイドギターが頭一つ飛びぬけて上手いらしい」
律「梓のパートかー、ここはいっちょガツンと見せてやれよな!」
梓「勿論です!任せて下さい!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:43:57.31 ID:dyKaFgXa0
唯「あはは、あずにゃんにはちょっと荷が勝ってる仕事だと思うよー?」
紬「ちょw」
梓「!?」
律「ちょ、唯っ!」
澪(くそっ…見てろよな…!)
梓「わ、わかってます…調子に乗らずに私は私の出来ることを精一杯やるまでです…」
唯「うん、それがいいよ くれぐれもアドリブで何かしてやろうとか変な気起こさないでね?」
唯「ステージ慣れしてきた時にそうしてぐだぐだになる事だってよくあるんだから」
律「そ、そんな事くらい梓はわかってるよな!?」
紬「わかるw」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:47:58.38 ID:dyKaFgXa0
梓「わ、わかってます!唯先輩だって油断大敵ですよ!?」
唯「…誰に言ってんのかわかってるの?」
梓「う…すいません…」
唯「うん、バッキングだからって気を抜かないでしっかり澪ちゃんともあわせてね」
澪「あまり目立たないかもしれないけど…頑張ろうな、梓」
梓(先輩…)「はいっ!」
唯「ところで澪ちゃんは本番音作りどうするの?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:51:36.30 ID:dyKaFgXa0
澪(…!落ち着け…大丈夫だ、大丈夫だ私…)
紬「^^;」
澪「あ、ああ…とりあえずグライコだけ使ってみようかなって…な…」
唯「ふーん、セッティングは?」
澪(…!どうしよう…)「い、今はミドルを多少あげてる感じだな…」
唯「なるほどねー、ちょっと見せてもらうね」
澪「あっ…」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:55:47.60 ID:dyKaFgXa0
梓「…あれ…」
唯「…なんでV字にセッティングしてあるの?」
律「あちゃー…」
澪(落ち着け私落ち着け私)「いやあ、ソフトケースに入れてると勝手につまみが動くんだよ」
唯「ふーん・・・」
澪(何とかやりきったか・・・)
梓「と、とりあえず練習しましょう!練習!」
律「そうだな!よ、よーしやるぞーぅ!は、はは…!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:00:19.33 ID:dyKaFgXa0
ジャジャ、ジャジャ、ジャーン♪
律「ふう…」
唯「…」
梓「…」
澪「…」
紬「w」
律(今の内に…)「あ、あのさー澪…間奏のベースソロちょっと遅くないか?」
澪(こいつっ…)「そんな事ないぞ?むしろ走ってる律だけがそう思ってるんだろ」
梓「いえ、澪先輩少し遅いですよ、バスドラしっかり聞いて下さい!」チラッ
唯「…」
澪「なっ…!わ、わかった…気をつける…」
紬「私うまw」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:06:38.15 ID:dyKaFgXa0
梓「唯先輩、どうでしたか?」
唯「はぁ…まぁいいんじゃないかな?」
唯「でもなんか音軽いねー」
澪(…ッ!)ビクッ
唯「ちょっと皆の音のバランスあわせよっか…んじゃEの音でー」
梓「はいー」
澪(Eって何弦!?何フレット!?ちょっと待ってくれよ…!)
律「んじゃ一応カウント出すぞー」カッ、カッ、カッ、
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:07:56.68 ID:dyKaFgXa0
__,. -―‐- 、
/: : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : :\: :\: : \} : : ヽ
/: : : : : :{: : : : \: :\: : \: : :i lニ7´\
/ : : : /=:∧: ! : : : |>、} : ヽ:|: : :`ー:、 lニ7 \
/: : : : : /: :/'⌒:, :、: : :! ,x=ミ、: :i:| |: : :f⌒ヽ lニ7 ∧〉
/: : : : : : : i-=| ,x=ミ、{\| んィi Y:|: :|ヽ: :ヽ } ハ、 ∧〉
|: :/l: : : 八: :|〃んィi 弋:り }ハ: |j | : : :! / \∧〉
|/ ,| : /: : ハ:| 弋:り , "" j:||ノ: : :| ./ /
/: :/:/: :八、 "" __ ′:,ハ: : : :| / /
|:// : : : |`ーヘ ({ } / : :/ : ;ハノl/ ./ /
|/|:|: : : : 八 : : > .. __ /イ :/イ/ / /
|八 : : { /´ ̄``<⌒\ ∧{,r==、 / / ジャーン
 ̄/ \ \ __〉彡===}}=t、 r/ r 、/
/⌒ ー-- \ \ヾ====''_}} / ⊂ヽ \
/ ⌒}\ }}\ ̄\ / 〈_ ノ
/ \ 〃!く \ i_ ./ 〉 ノ
__厶-―― \|/,.―― 、 / /_/
/ ,. -‐ ¨ ̄ r':i(「ノ) : : / / 〉
/ /⌒`ト--- | :|: : : : : :/ / i
/ / '. ___|丿: : / \ ./ |
. / / ! , ´: : : : : : : : \ \ハ、_,,ノ
___,厶、 . ´ | / : : : : : : : : : : : : : : \_/ |`:ー┐
/V´r }} , ´ | 〃: : : : : : : : : : : / \: : : :/ !: : : ;ノ
. /_と二、 八 / } /:i: : : : : : : : : : : : :\ \/ :|_;/
ヾニつー一'^ー'´ /|:| : : : : : : : : : 〈\: : \_/ |
/ ! :l : : : : : : : :〈\\\ : : \ o :|
/ :| : '、 : : : : : : : :\\\〉 : : : \ :|
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:09:48.23 ID:dyKaFgXa0
/: : : : : :/二二ニニヘ:\ //
/ : : /: : : : |>‐-、ヽ_: ハ: :\ //
/: :/: : :|: : : l :| `⌒ヽ: : 〉 //
: : :|: : : |: : : l :| -‐= 、__ : : | //
|: : :|: : :_|: : : ∨ |: : | //
|: : :|: :/ |: : : : |r〒圷 ィテrj: : :| //
〉 :八{ ^|: : : : | V:ソ Vソ′:│ //
/ : : : }\|i : : N 、、 、、{: :l: | //
⌒l: : : : : :ム: :│ _ 人∧| //
|/\:/ハ: :|> , _.. イ: :/ //
/ `\ヽ「 \/\ |: / // ジャーン
/ ∧ 〉 /l\|/ //
/ \∧ / ∨V 〉 //
/ } \/ 〉o〉 { //
{. \〈 /o// ∧ -‐っ/
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:10:45.60 ID:dyKaFgXa0
....:::::´ ̄ ̄`::ヽ..
ー=≠´::::::::::::/:::::/:::::::::::::\ r-
...:::::´:::::::::::::::::/::::::::/::::::::ヽ::ヽ::::. 'ミケ
/´::/::/::::::::::/:::;イ/:::::/:::::::::::::ll:::::l、::l 'ミケ
//:::::(::/::/::::::::/::/ i/:::::/::;|::|::::::::ll:::::|:ヽ|_ _ノ
/ /::::::::::::y:/::::::::::i:::ナヽ!::::::込」::ト::|::::|:::::|:::(:::`X、/ /
/ /:::::::::::::/{イ:::::::::/,L. 、|::::/ 厶リ`l::|:::l:::::;ヒ少'...XX、
// /::::::::::/ λ::爪.《'「゚ヽ.|:;イ -去= . // /:::::::/ ,/::::N:::ハ `'''’/ "k'..,以:::::f< XXXX./:::::.
/' /:::::/ /:;:::::::::/ `} "" ' ''''//:::/XXXX./::l::::::::::.
.∥/:::::/ !'{:::::/ {: :^公、 、 ,_,>ー'>'.XXXX./ |::|::::::::::! ジャーン
レ::::::/ \{ !: : : ヽ: >、_/-.、jスXXXX./ |::|::::::::::|
//::/ V.: : : :ト、Y´: : :\XXX./! |::j::::::::::|
i:/::/ ハ : : : } ./゚: : : : :/.X./: :ノ /:/:::::::::/
!:::/ _{: \: :| {゚: : : : : } /; ; ィ′ /:/::::::::;イ!
j::/ ,.イ ∧ : :`:},ヘ: : : : :/: ̄; ィ′ /:::::::::/ l:!
./:イ _」: ;レ’,イ: : ヽИ: : : : : /: :/ /::::::;イ !:|
|::::i |/ 〃ゝ : : : Y>、_/: ヽ;ハ. /:::/ノ //
|;:::| / l匆 ヘ: : : : |弋_ : : :イ . /// //
|ト:::i | /k匆 \: : :k ,): :!:| /::/ /
| ヾヽ、 , i V k ヾニJ / : ノノ/:/ _,/
| \  ̄, _λ `ー‐'「zr/´,.イ´ :_; イ::/  ̄
 ̄ ,ィく;| ム / ./ ̄ ̄ /-′
じヘ、 〉、 し /j-、_」-'′
ー'.〈 `ーァ‐'´
. } }
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:13:33.33 ID:dyKaFgXa0
,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.:::::::::::i::::;∧::ヽ:;__:::::::\::::::::::|:::::::::::::::::.
. /.:::::::::::::i:::'| ーく\\:::::::::::\::::|:::::::::::::::::ハ
/.:::::::::::::::::::! j ヽ \ x==ミメ|i:::::::::::::::::ハ、 ま、まずい! チラッ
. '.:::::::i::::::::::i::|⌒ ア んうv刈i:i::::::::V/.::::::::`ヽ
i.::::::::i::::::::∧! `ヽ rし:::j |i:i:::::::::ハ:::::::::ト:::: / : : .
|::::::::::::::::/ xfて心 ゞ=゚'′ |i从イヘ. }::::::::}ノ:ノ /: : : : : .
l从::::::::::::く{{! rし:::i /// ///// l |::::::|フ /.::::::::::::>'"´ ̄`ヽ : : :
{ ハ::::::::::::、 ゞ-゚′ , |::::::| /::::::::::ィ´ }: : :
}::::::::::ハ /// ノ⌒> 、 |::::::|ヘ::::::::i i| ′: :
∧::://::∧ 〈ーr:::::::::::::} |::::::| ゝィ:i i| ′: :
( V.::::::::::∧ u ヽ{__ ノ |::::::| '::::i i| ,′: :
j::::::::::::::个ト .. .イ|::::::l /::::/i i| ,′: : :
/ヘ:::::::::::::|::| \〕:}:i::::::ァー‐く |::::::レ.:::::/ .i i| / . : : :
{ ヽ::::::::|::| \:i:/ ヽ|::::::::::::/ {ニ} / . : : : :
\:::i::| ( j::::::::::,′ i i{. / . : : : : :
*
o
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:14:16.77 ID:dyKaFgXa0
────
´ `ヽ
/ ∧ ヽ \
/ / / ヽ | ヽ
,' | /二ヽVヽ }ゝ }
| | | / }/ ヽ ∧
| | |/ r==ミ ヘ /:::}
} r| | .::::::::::::::..=ミ |::::::::ノ
/ ヽ| |⊂⊃ |::/
// i | r 、 ⊂}:j
/ ノ ヽ \__ ー __ノ::/
/ |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| )
( _(,,) 知ってるが (,,)_
.. /. | お前の態度が | \ トン
/ | 気に入らない| \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:15:56.01 ID:dyKaFgXa0
_ -‐‥ ‥‐-
´ 丶
r-v》 / \
/xぅ\f》 / , ヽ
. { xぅ\f》 〃 ´ / /j/ / ,
. `¨Y xぅ\f》 // / / / / / ,′ j ,
| ¢ xう》 , ´ / / , -/、 / / / / / ′ }
{ 《 xイ{ / ,′/ / / / / / / / / / ,
. ‘⌒ヽr'''ヘ / , \_i ァ‐ミッ/ 〈__/ /`メ、 / / ′
. V ヘ / // / 〃/iハ〈 `~ _」L _ / / ′
V ヘ { i从/ ' tkノ 爪7ハ Y /、 /
∨ ,ヘ / | { kてノ ル /ぅ} /
∨ ,ヘ ´ ノ八 ' ヽ-'’/ // .ノ /
V ヘ / // ,イ\ ⌒ア /´ ′
∨ ヘ. / / / イ/-‐=>、 / // , /
∨ ヘ. / / { { |{ / ノ`r-‐ ア´ ^K / , /
rv ヘ. { ,イ 八乂__|/~'1¨¨ア / / V / { ビィーン
〈/7/)、', ヽ{人 // | 〃 ノハヘ/ / / V /
{ j/// v^ー‐--く / ゞ=介ミ≠ ´ ___/ v i|
\ ∨ ヘ 丶 ヾ,{ l /イ!/ ′/ } |
`¨∨ ヘー‐‐- )⌒ヽ. 〈/ }/ / / l ′
∨ ヘ (⌒ヽ. \/ / / , , l |
∨ ヘ, ∧ \ Y , イ ′ / |/ i|
∨ ヘ/ ) } }イ リ / , l ′
∨ ヘ,( { { 厶-‐'''"´ l i|
∨ ヘ,〉 ∧∨ / _ ノ 八
/∨ ヘ 〉< ,、r'"´ , \
f¨ミ∨ ヘ /-‐ ,、r '" / / ヽ
ノ|'⌒ヾV//》 ´ ,,、r<「´ / ′/ }}
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:19:32.36 ID:dyKaFgXa0
澪「あ」
紬「ちーんこ」
梓「先輩、EですよE」
律「あっれーもしかして澪、E知らないn
澪「ああっEだったのか!E!聞いてなかった、ごめん!」
唯「…」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:36:26.01 ID:dyKaFgXa0
唯「ふぅ…ところであずにゃん、ME-30なんて使ってるんだ 古いの使ってるんだね」
梓「あ、これお父さんに譲ってもらったんです もう使わないからーって」
唯「へー、お父さんもギター弾いてたの?」
紬「手水どこw」
梓「そうなんです 私よりもずっと上手でしたし、音作りも参考にしましたし」
唯「ME-30ねー、これ初心者向けとしてはいいからね、初心者向けとしては」
梓「…どんな機材でも使い手によります!事実お父さんは凄く上手でしたし…」
唯「そんなのわかってるけどね 初心者向きの機材だしね、ME-30かー、へー」
梓「…」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:46:18.20 ID:dyKaFgXa0
ジジッ…ジッ…ピーッ!
澪「…!」ガチャ!
ジッ…ジッ…、…
唯「ノイズひどいね」
澪「あ、ああ…もう古いシールドだししょうがないさ」
唯「ベースのジャックがいかれてるんじゃないの?」
澪「いや…ジャッ…?いや、え、多分シールドだと思う…多分…」
唯「ふーん、ちょっと見せて」
……
唯「シールド断線しかかってるじゃん、気づかなかったの?」
紬「手水ーw」
澪「本当だ…いやー、やっぱりそうだと思ってだんだけどな」
梓「…直してきましょうか?知り合いの楽器屋に頼んでおきますし…部品代かからないなら無料でしてもらえると思います」
澪「ああ、悪いな梓、それじゃ頼んだ」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:47:09.71 ID:dyKaFgXa0
梓「カールコード」ボソッ
澪「…ッ!」
唯「…シールドで音も変わってくるし、お金は惜しまない方がいいよ」
唯「VOX()で揃えてるみたいだし、拘りがあるなら別にいいけど」
紬「w」
澪「あ、ああ…ベルデン…?あたりで揃えようかと思ってたところなんだ」
唯「ふーん」
紬「w」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:55:35.36 ID:dyKaFgXa0
――文化祭ライブ当日
澪「肩痛い…ライブ前日に張り切りすぎるもんじゃないな…」
律「肩いてー…ちきしょう、無茶するもんじゃねーなー…」
――ガチャ…
梓「あ、おはよーございます先輩」
律「おっはよー」
澪「遂に今日か…久方振りだと緊張するな…」
唯「もうすぐリハだから早めに体育館に機材持っていこっか」
紬「はいw」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:56:52.23 ID:dyKaFgXa0
紬「ちょまw」
唯「単芝死滅」
紬「うんこして風呂はいるw」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:11:11.84 ID:dyKaFgXa0
体育館
梓「んしょ…っと」
律「ふぅーつっかれたー」
生徒会「リハ準備お願いしま~す」
澪「え、はや…」
唯「早く準備するよ」
澪「ああ…」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:16:34.78 ID:dyKaFgXa0
カチャカチャ…
澪(え、何このアンプでか…あれ?スイッチが…あれあれ…?)
唯「裏にあるから」
澪「ッ!あ、ああ…」
ボォーン…
澪(よかった…え、DRIVE…?なにこれ、知らないのがいっぱい…)
澪(…全部真ん中でいいや)
澪(皆まだ準備してるし…こないだ練習したスラップで)
スパンスパンパンパンスッパーン
澪(どうだ…?)チラッ
梓「澪先輩」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:18:44.44 ID:dyKaFgXa0
澪「な、なんだ梓?」
梓「リハは練習の時間じゃありませんから(キリッ)」
澪(こいつ…!)「ああ、ごめん」
紬「こわw」
唯「ふぅ…ほんじゃまず一発音あわせよっか、Eね」
澪「…!」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:22:30.30 ID:dyKaFgXa0
澪「Eか、わかったぞ」
唯「…」
澪(えーっと、一弦からGDAEで、4弦だから…)
カッカッカッ、
ジャーン
澪(よしっ)
唯「澪ちゃん、音もうちょっと上げて」
澪「あ?あ、ああ」
唯「ライブとか慣れてない人だと音が小さくなりがちだから、気をつけてね」
紬「まーんこ」
唯「でかすぎるのも問題だけど」
澪「わかったぞ、参考にする」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:27:50.78 ID:dyKaFgXa0
本番
唯「こんにちはー!放課後ティータイムです!それではまず一曲目!」
ワン、ツー、
澪(あ、ちょっと待ってくれ!ストラップが!)
律「…」
ワン、ツ、スリー……
唯「君を見てると~いつもハートドキドキ~♪
澪(おかしい…いつもと弾き心地が全く違うぞ!?…この安物ベース!)
唯「揺れる思いはマシュマロみたいにふ~わふわっ♪
澪(まずい…!コーラスなのに足が動かない…!)
唯「い~つもがん~ば~る~♪
澪(ああもういいや…フレットがん見でもいいや)
唯(…)
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:32:39.67 ID:dyKaFgXa0
……――
………―――
唯「…」
梓「…」
律「…」
澪「…」
唯「あのバンド、サイドギターうまかったね」
梓「あ…はい」
唯「どうして大振りして弦切っちゃうのかなー…」
梓「…! ご、ごめんなさいです…」
紬「^^」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:38:27.78 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「は、はい…?」
唯「どうしていつもよりギターの位置低かったの?」
梓「あ…」
唯「言った筈だよね、変な気を起こして失敗することが多いって」
梓「はい…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:42:45.37 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、澪ちゃん」
澪「!?…なんだ?」
唯「足元、何置いてた?」
澪「えっと……えーっと、うん…プリアンプ…?」
唯「前日までなかったエフェクターなんで持ってるの?」
澪「梓の知り合いの楽器屋にシールドのお礼をしたときに…その…折角のライブだし…」
唯「ふーん、それでBassAttackなんて買ったんだ、いや、買わされたんだ」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:47:45.66 ID:dyKaFgXa0
澪「買わされたって!!そんな事ない!」
唯「なんで?シールドタダで直してもらって断りにくかったんでしょ?」
澪「ち、違う!初心者にも使いやすいからって…!」
唯「初心者にも…かー…澪ちゃんこのSHAPEとかHARMONICS、どんな効果あるかわかるの?」
澪「えっ…いや、
唯「BRITEは? …これはまぁわかるか…澪ちゃんさぁ、鴨にされたんだよ」
紬「フォアグラやがーw」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:52:39.54 ID:dyKaFgXa0
澪「鴨って…そんな事ない!」
梓「…ぷっ」
澪「!?」
梓「ぷっはっはっはっは!!あーっはっはっはっ!!」
澪「梓!どうしたんだ!おい!梓!?」
唯「…」
梓「澪先輩っ! ぶふっ、今日そのエフェクター持ってきた時笑い堪えるの大変だったんですよ!あは!」
澪「…?」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:00:13.01 ID:dyKaFgXa0
梓「ひぃーひぃー…ふぅ…あのですね、あの楽器屋の私あの楽器屋でお手伝いしてるんです」
梓「そこでエフェクターが全く売れなくて困ってたところ…例のシールドの件ですね、澪先輩に買わせちゃおうって」
梓「歩合制ですし売った者勝ちなんですよ、まさか澪先輩がこんなにまんまと…あはは!」
澪「梓…嘘だろ…?」
紬「まーんこ」
紬「ちーんこ」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:02:57.76 ID:dyKaFgXa0
澪「おどりゃくそ猫許しがたいムスタングよこせ」
梓「ああっなにすうんですかー」
バッキーン
紬「ショートスケール(笑)」
梓「くっそこの根暗やったな庭に生えた木を使ったようなフェンジャパ安物ベースがァーッ!!!」
バッキーン
唯「あーらら」
律「よーし私もドラムセット破壊するぞーどっせーい!!」
紬「YOSHIKIー!!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:06:35.52 ID:dyKaFgXa0
; ; ; ; : ; : , ::███████▀◢▓▌▓◣▌ ▉▋ ▌█▌ ◢▓▌▓◣ ▀█████ : ,ああ!
; ; ; : ; : , : ██████◤ ▓▌▓▌▓▌ ▊▌ ▍▼ ▓▌▓▌▓▍ █████, : ,私の!
; ; : ; : , : ,██████ ▓▌▓▓▌▓▌ ▊◥ ▎ ▓▌▓▓▌▓▌ █████: エリザベス!
; : ; : , : , ██████ ▓▌▓▌▓▌▓▌ ▋ ┃ ▓▌▓▌▓▌▓▌ █████. : , :
: ; : , : , ::██████ ▓▌▓◤◥▓▌▓▍ ▌ ▓▌▓◤◥▓▌▓▌ █████▎.:
; : , : , : ██████▎▓▌▓▓▅▓▌▓▍ ◥ ▓▌▓▆▓▓▌▓▍ █████▎. : ,
: , : , : .:██████▍▓▌▓▐▅▓▌▓▍ ▓▌▓▅▋▓▌▓▍ █████▌: . :
, : , : . :██████▌ ▓▌▓◣◢▓▌▓▌ ▓▌▓◣◢▓▌▓▌ ██████ : .
: , : . : ██████▋ ▓▌▓▌▓▌▓▌ ▓▌▓▌▓▌▓▌ ██████▌.: :
, : . : .:███████◣ ▓▌▓▓▌▓▌ ▓▌▓▓▌▓▌ ███████▎ . : .
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135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:11:50.14 ID:dyKaFgXa0
…――二週間後
梓「その…皆さんお騒がせしましたっ!」ぺこり
律「梓…」
唯「…」
澪「…」
梓「澪先輩…ごめんなさい!謝って許して貰える事じゃないのはわかってますが…」
澪「いい、いいんだよ、梓」
梓「先…輩…?」
澪「もういいんだ、梓 私はあの事が切欠で凄く大切な事を知らされたんだ…」
梓「大切な…事ですか…?」
澪「ああ、これを見てくれ…」
そういって澪がソフトケースから取り出した物――それは…
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:18:05.42 ID:dyKaFgXa0
梓の眼に映ったもの、それは
梓「新しい…ベース…ですか…?」
涙で霞が掛かった視界、飛び込んでくるのは「Killer」というロゴ
澪「Killer-KB-IMPULSS…偶然立ち寄った楽器屋で見かけたときにさ、見つけたんだ」
そう言って微笑み窓際でベースを愛おしそうに掲げる澪を、梓は生涯忘れないだろう
梓「先輩、実は…」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:21:25.02 ID:dyKaFgXa0
澪の眼に映ったもの、それは
澪「新しい…ギター…なのか…?」
逆光で霞が掛かった視界、飛び込んでくるのは「Killer」というロゴ
梓「Killer-KG-PRIME…偶然立ち寄った楽器屋で見かけたんです」
そう言って愛くるしい笑顔で楽器を抱き寄せる梓を、澪は生涯忘れないだろう
律「二人とも、実は…」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:27:39.80 ID:dyKaFgXa0
後ろを見てくれ――その言葉に振り向いた二人の先には
梓「新しい…ドラムセット…ですね…?」
見慣れたドラムセットが在った空間に眼を向けると、脳裏に半裸の男が浮かび上がってきた
律「TAMAのクリスタルドラムセット…偶然ムギの家に立ち寄った時に見つけて、思わず、失敬してな…」
そう言って太陽の様な笑顔でスローンに腰掛ける律を傍目に、唖然とした顔をする紬を澪と梓は生涯忘れないだろう
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:31:45.91 ID:dyKaFgXa0
澪「ああ、そうだ、これはただのインパルスじゃないんだ…」
梓「どういう事ですか?」
澪「お前のギターを振り上げた時に…ショートスケールの魅力に気づいてしまったんだ…」
澪「なんというネックの細さ、なんというフレットの狭さ…これが私の追い求めていたものだと…」
澪「ショートスケールにして損なわれる音などどうでもいい、演奏性、フィンガリングが見た目が全て…」
澪「なにせ上手く見られる! あの刹那にそう思ったんだ…これはお前のお陰だよ、梓」
梓「先輩…!」
紬「カスw」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:36:42.79 ID:dyKaFgXa0
梓「先輩…私も先輩の振り上げたベースを見て気づいた事があるんです…」
澪「なんだ?」
梓「なんてダサいシェイプなんだと、そう思いました」
澪「そう…か…」
梓「こんな楽器使って例え上手いとしても、格好悪いじゃないですか…」
梓「見た目で魅せてミュージシャン、音やフレーズなんざパンピーは聴いてないんです」
梓「そしてムスタング…今思い返すとなんであんなギターを使っていたのかわかりません」
梓「そしてそして、これも全て…澪先輩の…お陰です」
澪「梓…!」
紬「ださw」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:39:06.61 ID:dyKaFgXa0
律「へへっ一件落着、だなっ!」
紬「えっ」
律「んーっ!!心のモヤモヤがスッキリしたぜー!」
梓「そうですね!悩んでいたのが馬鹿みたいです!」
澪「ああ、やっぱり放課後ティータイムはこうでなくっちゃな!」
律「よーしっ、練習するぞーっ!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:42:04.53 ID:dyKaFgXa0
~~♪~~♪
律「ふぅー!やっぱいいなー!」
澪「ああ、久々に合わせると気持ち良いな!」
梓「皆さん上達してないですか!?凄いです!」
紬「あのーw」
唯「ねぇ」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:48:33.32 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「唯先輩!なんですか?やっぱ音の違いわかります!?」
唯「なんで演奏中くねくねしてるの?」
梓「く、くねくねって!ライブでもとちらない様に、パフォーマンスの練習ですよ!もうっ」
唯「見た目が大事、演奏には心が篭ってればいいって言う人が周りからどう見られるか知らない訳じゃないよね?」
梓「演奏も大事にしてます!ちゃんと聴いて下さい!」
唯「しっかり聴いた上で言ってるんだけど…明らかに音外してるよね」
唯「それにしてもイントロのトリルがちゃんとできてない様な…」
梓「いいんです!スタイルの違いってやつです!私は私の道を行く!です!」
唯「…」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:53:34.24 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、律っちゃん?」
律「なんだー!?」タンタンスタタン
唯「ちょっと音止めて あのさ、なんでバスが二つ置いてある訳?」
律「細かいなー唯は、いいだろー?別に」
唯「置いてあるだけならまぁ文句は言わないけど、ふわふわタイムに16分でバスを踏むってどういう事なの」
律「迫力でるだろー!?やっぱドラムは音圧が一番だぜ!?」
唯「どう考えても合うわけないじゃん それにほぼ3連になってるよ?それにライドで刻んでるし…」
律「あぁーっもう!!唯は一々細かいんだよ!いいだろ別に!」
唯「…」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:57:31.42 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ…澪ちゃん」
澪「私にも何かあるのか?」
唯「イントロで3フィンガーで16分刻むのやめようよ」
唯「冷静になって考えてみなよ、必要ないでしょ?」
澪「唯、ドラムと一体になる気持ちよさがお前にはわからないのか?」
澪「私はな、テクニカルなプレイに嵌ってしまったんだよ」
澪「ギターを…殺すッ!」
紬「(キリッw)」
澪「唯…日の目を当たらないベースの気持ちがお前にわかるか?」
唯「音楽は誰か一人が輝くものじゃないよ」
澪「戯言だよ、唯 上物のお前にはわからないさ」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:01:32.86 ID:dyKaFgXa0
澪「絶対によれない8ビートを弾いたところでどうなる?」
澪「観客の誰一人としてわからないだぞ?それに比べてギターは下手糞なソロでも歓声があがる」
澪「ルート弾きだからといって、へんてこなギターソロよりも何倍も時間をかけて練習したのにだぞ?」
唯「…」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:05:03.90 ID:dyKaFgXa0
澪「土台を支えるのは確かに素晴らしい仕事だ、だけどな、唯…」
澪「支えた土台の上で胡坐をかいて座るような上物は、大嫌いなんだ…」
梓「~~♪」くねくね
澪「音楽を楽しまずに何が音楽だ…唯?」
唯「そう…」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:06:39.72 ID:dyKaFgXa0
澪「そうなんだ、唯」
澪「私はテクニカルの道を行く、いずれはどんなギターソロにも負けない様になる」
澪「スウィープはもうギターだけのテクニックじゃないぞ!唯!!」
唯「…」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:09:19.46 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「はいw」
唯「死ね」
紬「あ?」
唯「ムギちゃんは頭のおかしい子だけど、どうしてまともな演奏をするの?」
紬「私はね、唯ちゃんw皆が何をしたって、いいと思っているのw」
唯「どうして?もう音楽とは呼べない様な現状なのに?」
紬「うーん、そうねーw 皆が楽しんでいるからかしらw」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:11:42.63 ID:dyKaFgXa0
唯「ムギちゃんはやっぱり頭の足りない子だったんだね…」
紬「はいw」
唯「そう…」
………―――
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:19:45.42 ID:dyKaFgXa0
唯(あずにゃんは、演奏に対するプライドを打ち砕かれ、見た目だけを優先するギタリスト()になってしまった)
唯(まぁ私が悪いんだけどね)
唯(澪ちゃんは、控えめなプレイに徹する自分と周囲の目に嫌気が差してテクニカルベーシスト()を目指すようになった)
唯(これも私がプレッシャーを与えてしまったせいだね)
唯(律っちゃんは、元の性格に拍車がかかって手のつけられないドラマーになってしまった)
唯(…これは主に私のせいではないと信じたい)
唯(結局一番まともだったのはあずにゃんでも澪ちゃんでも律っちゃんでも、そして私でもなく…)
紬「今日はアバ茶やがーw」
唯(…)
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:27:48.58 ID:dyKaFgXa0
梓「やっぱりMCでうんこ投げつけた方がいいですって!」
澪「地獄の婚姻届も何とか弾けるようになったぞ!」
律「あれ…なんか首が痛いぞ…?」
紬「手水w手水ーw」
唯(帰ろう…)
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:29:19.02 ID:dyKaFgXa0
唯「あぁー、もう真っ暗じゃん」
唯(…)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さわ子「あのね、唯ちゃん…バンドって皆で成長していくものなのよ?」
唯「そんなのわかってるよさわちゃん、ただ指摘しないと気づかないでしょ?」
さわ子「そうね、確かに指摘するのはとても大事だわ 自分じゃ気づかない部分だってあるもの」
唯「むしろ自分で気づいても直そうともしない人もいますけどね」
さわ子「でもね、言うだけ言って後は自分で何とかしろ!じゃなくて、一緒に工夫していく事が大事じゃないかしら?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯(あの時は躍起になっていたけど、さわちゃんの言う事を真摯に受け止めていれば…)
?「ふゥーッ、ふゥーッ」
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:33:00.18 ID:dyKaFgXa0
唯(ううん、これからだよね…これから皆で解りあっていけばきっと、素晴らしいバンドになるはず)
唯(だって、放課後ティータイムの皆だもん こんなに素晴らしいメンバーなんて、もうきっといない)
唯(そうだよね、皆…?)
ザッ――
聡「おちんちんプテラノドーン!」
唯「ッ! きゃぁ!?」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:33:33.73 ID:dyKaFgXa0
>>185に任せた
疲れたよパトラッシュ
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:43:25.15 ID:dyKaFgXa0
もういいか
唯(ううん、これからだよね…これから皆で解りあっていけばきっと、素晴らしいバンドになるはず)
唯(だって、放課後ティータイムの皆だもん こんなに素晴らしいメンバーなんて、もうきっといない)
唯(そうだよね、皆…?)
でFinにしておこか
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:48:21.56 ID:dyKaFgXa0
\ /
\ /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ < おわり! >
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
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/ ノ ----
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-- | f\ ノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─-- 、_ ) - _
. | | / /
| | ,' /
/ / ノ | ,' \
/ / | / \
/_ノ / ,ノ 〈 \
( 〈 ヽ.__ \ \
ヽ._> \__)
梓「あ、あるに決まってるじゃないですか!」
唯「その割りに一年前から特に上達してないよね?あずにゃん自分の腕に慢心してない?」
梓「そんな訳ないじゃないですか!大体、もう唯先輩との差なんてそこまでないですし…」
唯「何その上から目線 それこそ慢心してるって事だよね」
梓「だ、だから違いますってば!毎日きちんと練習してます!そういう唯先輩こそどうなんですか!?」
唯「私が一番伸び代あるって忘れたの?勿論あずにゃんと違って遊びの練習()はしてないけどね」
唯梓「まーんこ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:39:11.01 ID:dyKaFgXa0
唯「律っちゃん、ドラム走りすぎ それにバスの粒が揃ってなさすぎ」
律「なーに硬いこと言ってんだ、唯ー!ドラムはノリ一発だろー!?」
唯「ねえ知ってる?傍から見てるとドラムの下手なバンドって聞いてられないんだよ?」
唯「それに裏拍もしっかりとれないんじゃ何の為にドラムがいるのかわかんないよ」
唯「せめてハイハットだけは力抜いて、うるさいから」
律「」
紬「まーんこ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:43:33.62 ID:dyKaFgXa0
澪「ゆ、唯、そこまで言う事ないだろ!?」
唯「そこまで言わないと聞かないから言ってるんでしょ 澪ちゃんだってそう思ってるんでしょ?」
澪「ま、まぁ…でも言い方ってものもあるだろ!せめてこう、遠まわしに伝えるとか…」
紬「まーんこ」
唯「じゃあ遠まわしに言うけど澪ちゃんさ、下手」
澪「なっ!?」
紬「^^」
唯「音作りがうまいとかならまだ目を瞑るけど、何もかもダメダメ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:49:37.12 ID:dyKaFgXa0
澪「えっ…」
唯「音の輪郭全く出て無いじゃん ベースだからって低音持ち上げすぎたら駄目だなんて、初心者でもわかるよ?」
澪「でも!ギターが二人もいるから…その…音圧上げる為には仕方ないだろ!?」
唯「それはギターと音域がかぶってるからだよ まぁあずにゃんも偉そうな事言ってベース上げるから仕方ない部分もあるけど」
梓「うっ…」
紬「w」
唯「ショートスケール(笑)やめればいいのに」
梓「うう…」
紬「わかるw」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 09:55:18.03 ID:dyKaFgXa0
唯「それと、遠まわしに伝えるなんて言ってたけど、澪ちゃん行動で示してあげたりしたの?」
澪「え!?あ、ああ…特に…だな、うん…」
唯「演奏中にアイコンタクト送って意図的にモタらせるだけでも変わるのに、なんでしてあげなかったの?」
澪「フレーズを追いかけるのに精一杯でそんな余裕ないんだよ、唯もやってみればわかるさ!」
紬「こわw」
唯「8ビートさえもきっちり弾けないのによくやるね、澪ちゃん ベーシストとして失格だよ」
澪「そんな…ひど…い…」
紬「w」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:00:22.60 ID:dyKaFgXa0
唯「それに前々から思ってたけどさ、ベース歪ませるのやめようよ」
唯「音作りの一つの手段としてはありだけど、澪ちゃん全然OD扱いきれてないじゃん」
紬「音を例えるなら鳥のから揚げやがーw」
唯「まずピッキング見直して直アンでまともな音作れるようになってからにしなよ~」
澪「ぐすん…わかった、わかった唯…そういうお前はどうなんだ?」
唯「私?私はほら
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:03:04.77 ID:dyKaFgXa0
唯「一番伸び代あるじゃん?どっかの誰かの様に慢心なんてしないけど」
紬「わかるw」
唯「お前は黙ってろ」
紬「あ?」
唯「お前は 黙ってろ」
紬「はいw」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:13:23.92 ID:dyKaFgXa0
さわ子「あのね、唯ちゃん…バンドって皆で成長していくものなのよ?」
律「うおっ、さわちゃんいたのか!」
紬「お前は黙ってろ(キリッ)」
律「…」
唯「そんなのわかってるよさわちゃん、ただ指摘しないと気づかないでしょ?」
さわ子「そうね、確かに指摘するのはとても大事だわ 自分じゃ気づかない部分だってあるもの」
唯「むしろ自分で気づいても直そうともしない人もいますけどね」
律「…」
さわ子「でもね、言うだけ言って後は自分で何とかしろ!じゃなくて、一緒に工夫していく事が大事じゃないかしら?」
唯「バンドで一番下手だった人が言う言葉とは思えませんね()」
さわ子「…なんですって?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:20:32.48 ID:dyKaFgXa0
梓「ちょ、唯先輩!言わせてもらいますけど、先輩より数段上手ですよ?」
唯「速弾きできれば上手、パフォーマンスできれば上手く見える」
梓「…?」
さわ子「…」
唯「普段一緒に演奏している人よりも、あまり一緒に音合わせた事のない人の方が上手く見えるんだよね?」
梓「別にそういう事ないです!でも、私の目から見て…いえ、皆そう思ってるはずです!」
紬「えっw」
唯「自称中級者にありがちだよね、~~より○○が上手い(キリッ)って」
唯「さわちゃん、学生の頃の音源聞いたけど弾けてないじゃん」
梓「そんな事ないです、テクニカルな事も十分できてましたし…」
さわ子「…確かに、ギターは歪みで誤魔化せる部分も多いけど、弾けてないって事はないと思うわよ」
紬「はい論破ー!w」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:28:16.77 ID:dyKaFgXa0
唯「楽譜を追うだけで弾けた気になるなんて誰にでもできるよ、さわちゃん?」
唯「それに強めにコンプかけた音だったし…ぱこぱこしてたからダイコン使ってたのかな」
唯「もしかしてコンプ使わないとライトハンドの音揃わなかったのかな?」
紬「w」
さわ子「別に誤魔化しで使おうなんて思ってなかったわよ、ただ音が纏まるから使っただけよ」
さわ子「それにコンプを毛嫌いする人もいるけど、バンドサウンドに合ってればそれは人の勝手でしょう」
梓「そうです!それにプロだって使ってます!」
紬「出た、プロだって使ってるw」
唯「…」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:34:00.29 ID:dyKaFgXa0
唯「ちょっとさ、音源聞いてみよっか」
さわ子「えっ…」
~~♪
~~~♪
……
…
唯「やっぱりさ、言い訳は言い訳だよ、さわちゃん」
さわ子「どうしてよ、違和感なんて全くなかったわよ?」
唯「音の問題じゃない、ノイズの問題だよ わかってて使ってるでしょ?」
さわ子「な、何がよ…」
唯「ダイコンはホワイトノイズが出る、知らなかったなんてことはないよね?目立ってるよ、これ」
唯「こんなノイズが出るのにバンドサウンドに合うだなんて、おかしな話だよね」
さわ子「まーんこ」
唯「まーんこ」
紬「はいw」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:40:22.87 ID:dyKaFgXa0
澪「散々言っておいて自分はどうなんだよ…」ボソッ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:41:37.72 ID:dyKaFgXa0
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': : : : : : : : : : : /: : :/: : :/: : : : : ヽ: : : \: : : : :ヽ
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: : : :./: : : : : : : : :|: : :| : : : : |\\/ ∨ /}:.: : : : ∧
′: : :{: : : :/ : : : |: : :| : : : : | : ヽ/ ,ィ示r ∨∧:. : : /:|
: : : : :,': : :/: : : :/ : |: : :|: : : : : ',: :/ 〃 んハ } rイ|: : /: : j
i: : : /: : /: : : :/: : ∧: :l : : : : : ∨ { {トx} {リj/|:.: :/
|: : /: : /: : : :/: : : { ∨: : : : : : ∧ ー' ヽ:.:. |:.:/
|: /: : /:. : : /: : : :八 ∨: : : : : : ∧ }:.: |/
|/: : /:.:. : /: : : : ':.:.:.\.}: : : : : : : : l __ ′ |
{: : :,':.:.:. /: : : : /:.:.:.:.:.ハ : : : : : : : :! { ⌒/ /:.:. :|
l: : :|:.:.:.,': : : : :/:.:.:.:.:/ | : : : : : : : | ー' /:.:.: :|
V: :|:.:.:|: : : : /:.:.:.∠_ ハ: :iヽ: : : :|__ /:.:.:.:. : |
\{\{: : : /:./-──- V ',: : : |:.:.:.:丁 二:.:.:.:.: : /
∨/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\V: /_ノ人 }:.:.:ノ/
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.∨::.::.::.::.::.:ヽ ノ//
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.}ヾ:.:.::/⌒Lう、
. /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.∧: ∨ } )
{::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::::.::.::.:/ } / }ノ
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:42:11.02 ID:dyKaFgXa0
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|:|:::::::::::::/-┼‐' ノ!  ̄`}:::ト ',:::::!:::|:::::|
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38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:47:23.80 ID:dyKaFgXa0
唯「澪ちゃん、澪ちゃんはこないだベースは後ろで支える~だとか何とか言ってたよね?」
唯「でもベースとして全く支えになってないのはどういうことなの?」
唯「というかヨレるベースなんている意味ないんだけど」
唯「それに表は中指で弾いてるのかな?音の強弱もばらばらだし」
唯「なんでそんなにフロント寄りで弾いてるの?音作りと合わせて最悪じゃん」
唯「フィンガリングも雑でバズでまくりだし」
唯「弦高もばらばらじゃん!オクターブチューニングもしてないし!」
唯「ねえ澪ちゃんなんとか言ってよー!ねえねえ!」
唯「なあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
紬「まーんこ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:48:24.50 ID:dyKaFgXa0
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. /::::::::::::::::::::l イ了うハミ ィぅテ=zx ./::::::::::::/::::l
. `.ヽ、::::::::::::::', cゞ-‐'' ゞ-=ソっ./::::::::::::,'::::::i もうやめてくれぇぇぇ!!
ヽ:/::::::::', //// , /////::::: :::::/ヽ::::l
. /::::::::::::', /:::::::: :::' /:::::!
/:::::::::::/:::',. /⌒ヽ /::/: ::,'ノ:::::::::i
. /:::::::::::/::::::ハ .i i i::/:::::/::!:: ::::::::i
. /::::::::::::,' ヽ:::::::\ ヽ _ ノ /:::::/:::ハ::::::::::|
.:::::::::::::::i . i:::::::::::> イ./:/⌒i : `´ ̄ ̄ `ヽ、
i:::::::::::::::| -‐.' 、::::::::/ハ` ー < / V::/ .! : : : : : : : /.i:..:.
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. i:.ヽ::::::::::::::', :..:.\ヽ// !./ j .l ,'::: ::::/ ` ̄ ̄ ̄´ ノ
. i:..:.:ヽ::::::::::::', : : : :ヽイ | l_/ / !_ / ヘ T. ̄ ̄´/
',: : :..:ヽ:::::::::'., : : : | |', .lヽ_( ̄ __ ヽ__: : /
',: : :..:.:\::::::::' , : | |:.',.! | `7:i´::::::` ー ^ヽ、 ,\_ノ
. ',: : : :..:..:\:::::::ヽ!ノ: :.| | /: :|::::::::::::|:\: ヽ  ̄ /: : /i
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 10:49:30.74 ID:dyKaFgXa0
. ´ ` 、
/ `ヽ
. / / i ∧ : 、 ヽ
' ' ! / ',: . ヽ !
. | i | / へ. {\ iヘ , |
. l | |'/ ´ ̄`ヽ ヽ 「∨ |
l ハ| i′ - 、 ノ ', / | まーんこ
八 | |ィニヽ ,ニ 、∨ '
. / | |´ ::::: , ⌒ヾ 八/ ,′
. / 人 | __ :::: / /
. / ,..:':::::::::} |、 ( ノ / /
/r.::::::::::::::::八 ヽ: 、 .イ/ ∧
/ /:::, '⌒ヽ__::ハ V\ フ´!:::::|' / 、
. / /::ノ `ヽ} V 介、|::::::!/ , /..、 ハ
/ /Y ノ_ } }/ ハ. |:::〈{ /::::::l/ ノ
「::::ゝイ `ヽ | /〃jj l|:::/ノ !::::::/
_ノ/.:::::{ 、 |' /{ { ハV::/::{ |::::ノ
:::{:::::::::八 l l l ,ハ/::::Vハノイ::::| V`ヽ
::::::::::::::::ハ. l l l }/:::\l {:::}l::::::::| } ハ}
ヽ::::::::::::::::、ノ l し'.:::::::::::l.」::j」:::::::j l,′ノ
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47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:03:09.18 ID:dyKaFgXa0
梓「伸び代があると言っても、現状はその…あまり上手くないですよね…?」
唯「少なくとも音作り、フィンガリング、理論、全部あずにゃんよりは上回ってるよ」
唯「そもそも始めた時期を考えてみなよ、ね?」
紬「わかるw」
唯「惰性で弾き続けても上手くなんてならないよあずにゃん?」
唯「目標を見据えて何の為に練習しているのかしっかり考えとかないといけないなんて、小学校から弾いてればわかってると思うのになー」
唯「ねっ、あずにゃん?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:03:45.45 ID:dyKaFgXa0
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55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:29:33.93 ID:dyKaFgXa0
平和な日々 ―――…文化祭ライブ三日前
律「ふぃー、今日も疲れたなー」
澪「気を抜いてる暇はないぞ、なんせ三日後には文化祭が控えてるんだからな」
律「へーへー、わぁーかってるって 澪さんはあれ以来練習熱心になっちゃってまぁ」
澪「そんな事言って律だって周りの音を聞いて演奏するようになっただろ?ふふっ」
律「へへっ、流石にあれだけ言われたら練習しないと…おっ?」
~~~♪ ~~♪ ~♪…
――ガチャ…
梓「あ、先輩 今日もお疲れ様です」
律「梓は今日も予習か 気合入ってるなー」
梓「当たり前です!忘れたんですか?あの時ちゃんと約束したじゃないですか」
澪「…文化祭ライブで唯を見返す…か…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:32:53.27 ID:dyKaFgXa0
律「わかってるって 流石のあたしもあそこまでガツーンと言われたらなー」
澪「今までなあなあでやってきた私たちも悪いんだよな…」
梓「…」
――ガチャリ
唯「茶」
紬「はいw」
梓「お疲れ様です、先輩」
唯「おっつかれー、あー疲れたー」
紬「まーんこ」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:38:32.07 ID:dyKaFgXa0
~~♪
澪「あ、そういえば」
律「ん?」
澪「今年の文化祭、私達の他にもう1バンド出演するみたいだな」
律「ええっ、聞いてないぞそんなの!どんなバンドなんだ?」
唯「知ってるよー、地元の箱でも上手いって褒められてたからね」
梓「そ、そうなんですか…?」
澪「ああ…特にサイドギターが頭一つ飛びぬけて上手いらしい」
律「梓のパートかー、ここはいっちょガツンと見せてやれよな!」
梓「勿論です!任せて下さい!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:43:57.31 ID:dyKaFgXa0
唯「あはは、あずにゃんにはちょっと荷が勝ってる仕事だと思うよー?」
紬「ちょw」
梓「!?」
律「ちょ、唯っ!」
澪(くそっ…見てろよな…!)
梓「わ、わかってます…調子に乗らずに私は私の出来ることを精一杯やるまでです…」
唯「うん、それがいいよ くれぐれもアドリブで何かしてやろうとか変な気起こさないでね?」
唯「ステージ慣れしてきた時にそうしてぐだぐだになる事だってよくあるんだから」
律「そ、そんな事くらい梓はわかってるよな!?」
紬「わかるw」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:47:58.38 ID:dyKaFgXa0
梓「わ、わかってます!唯先輩だって油断大敵ですよ!?」
唯「…誰に言ってんのかわかってるの?」
梓「う…すいません…」
唯「うん、バッキングだからって気を抜かないでしっかり澪ちゃんともあわせてね」
澪「あまり目立たないかもしれないけど…頑張ろうな、梓」
梓(先輩…)「はいっ!」
唯「ところで澪ちゃんは本番音作りどうするの?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:51:36.30 ID:dyKaFgXa0
澪(…!落ち着け…大丈夫だ、大丈夫だ私…)
紬「^^;」
澪「あ、ああ…とりあえずグライコだけ使ってみようかなって…な…」
唯「ふーん、セッティングは?」
澪(…!どうしよう…)「い、今はミドルを多少あげてる感じだな…」
唯「なるほどねー、ちょっと見せてもらうね」
澪「あっ…」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 11:55:47.60 ID:dyKaFgXa0
梓「…あれ…」
唯「…なんでV字にセッティングしてあるの?」
律「あちゃー…」
澪(落ち着け私落ち着け私)「いやあ、ソフトケースに入れてると勝手につまみが動くんだよ」
唯「ふーん・・・」
澪(何とかやりきったか・・・)
梓「と、とりあえず練習しましょう!練習!」
律「そうだな!よ、よーしやるぞーぅ!は、はは…!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:00:19.33 ID:dyKaFgXa0
ジャジャ、ジャジャ、ジャーン♪
律「ふう…」
唯「…」
梓「…」
澪「…」
紬「w」
律(今の内に…)「あ、あのさー澪…間奏のベースソロちょっと遅くないか?」
澪(こいつっ…)「そんな事ないぞ?むしろ走ってる律だけがそう思ってるんだろ」
梓「いえ、澪先輩少し遅いですよ、バスドラしっかり聞いて下さい!」チラッ
唯「…」
澪「なっ…!わ、わかった…気をつける…」
紬「私うまw」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:06:38.15 ID:dyKaFgXa0
梓「唯先輩、どうでしたか?」
唯「はぁ…まぁいいんじゃないかな?」
唯「でもなんか音軽いねー」
澪(…ッ!)ビクッ
唯「ちょっと皆の音のバランスあわせよっか…んじゃEの音でー」
梓「はいー」
澪(Eって何弦!?何フレット!?ちょっと待ってくれよ…!)
律「んじゃ一応カウント出すぞー」カッ、カッ、カッ、
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:07:56.68 ID:dyKaFgXa0
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/: : : : : /: :/'⌒:, :、: : :! ,x=ミ、: :i:| |: : :f⌒ヽ lニ7 ∧〉
/: : : : : : : i-=| ,x=ミ、{\| んィi Y:|: :|ヽ: :ヽ } ハ、 ∧〉
|: :/l: : : 八: :|〃んィi 弋:り }ハ: |j | : : :! / \∧〉
|/ ,| : /: : ハ:| 弋:り , "" j:||ノ: : :| ./ /
/: :/:/: :八、 "" __ ′:,ハ: : : :| / /
|:// : : : |`ーヘ ({ } / : :/ : ;ハノl/ ./ /
|/|:|: : : : 八 : : > .. __ /イ :/イ/ / /
|八 : : { /´ ̄``<⌒\ ∧{,r==、 / / ジャーン
 ̄/ \ \ __〉彡===}}=t、 r/ r 、/
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/ \ 〃!く \ i_ ./ 〉 ノ
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/ ,. -‐ ¨ ̄ r':i(「ノ) : : / / 〉
/ /⌒`ト--- | :|: : : : : :/ / i
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. / / ! , ´: : : : : : : : \ \ハ、_,,ノ
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/V´r }} , ´ | 〃: : : : : : : : : : : / \: : : :/ !: : : ;ノ
. /_と二、 八 / } /:i: : : : : : : : : : : : :\ \/ :|_;/
ヾニつー一'^ー'´ /|:| : : : : : : : : : 〈\: : \_/ |
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72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:09:48.23 ID:dyKaFgXa0
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73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:10:45.60 ID:dyKaFgXa0
....:::::´ ̄ ̄`::ヽ..
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...:::::´:::::::::::::::::/::::::::/::::::::ヽ::ヽ::::. 'ミケ
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/ /:::::::::::::/{イ:::::::::/,L. 、|::::/ 厶リ`l::|:::l:::::;ヒ少'...XX、
// /::::::::::/ λ::爪.《'「゚ヽ.|:;イ -去=
/' /:::::/ /:;:::::::::/ `} "" ' ''''//:::/XXXX./::l::::::::::.
.∥/:::::/ !'{:::::/ {: :^公、 、 ,_,>ー'>'.XXXX./ |::|::::::::::! ジャーン
レ::::::/ \{ !: : : ヽ: >、_/-.、jスXXXX./ |::|::::::::::|
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i:/::/ ハ : : : } ./゚: : : : :/.X./: :ノ /:/:::::::::/
!:::/ _{: \: :| {゚: : : : : } /; ; ィ′ /:/::::::::;イ!
j::/ ,.イ ∧ : :`:},ヘ: : : : :/: ̄; ィ′ /:::::::::/ l:!
./:イ _」: ;レ’,イ: : ヽИ: : : : : /: :/ /::::::;イ !:|
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|;:::| / l匆 ヘ: : : : |弋_ : : :イ . /// //
|ト:::i | /k匆 \: : :k ,): :!:| /::/ /
| ヾヽ、 , i V k ヾニJ / : ノノ/:/ _,/
| \  ̄, _λ `ー‐'「zr/´,.イ´ :_; イ::/  ̄
 ̄ ,ィく;| ム / ./ ̄ ̄ /-′
じヘ、 〉、 し /j-、_」-'′
ー'.〈 `ーァ‐'´
. } }
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:13:33.33 ID:dyKaFgXa0
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/.:::::::::::i::::;∧::ヽ:;__:::::::\::::::::::|:::::::::::::::::.
. /.:::::::::::::i:::'| ーく\\:::::::::::\::::|:::::::::::::::::ハ
/.:::::::::::::::::::! j ヽ \ x==ミメ|i:::::::::::::::::ハ、 ま、まずい! チラッ
. '.:::::::i::::::::::i::|⌒ ア んうv刈i:i::::::::V/.::::::::`ヽ
i.::::::::i::::::::∧! `ヽ rし:::j |i:i:::::::::ハ:::::::::ト:::: / : : .
|::::::::::::::::/ xfて心 ゞ=゚'′ |i从イヘ. }::::::::}ノ:ノ /: : : : : .
l从::::::::::::く{{! rし:::i /// ///// l |::::::|フ /.::::::::::::>'"´ ̄`ヽ : : :
{ ハ::::::::::::、 ゞ-゚′ , |::::::| /::::::::::ィ´ }: : :
}::::::::::ハ /// ノ⌒> 、 |::::::|ヘ::::::::i i| ′: :
∧::://::∧ 〈ーr:::::::::::::} |::::::| ゝィ:i i| ′: :
( V.::::::::::∧ u ヽ{__ ノ |::::::| '::::i i| ,′: :
j::::::::::::::个ト .. .イ|::::::l /::::/i i| ,′: : :
/ヘ:::::::::::::|::| \〕:}:i::::::ァー‐く |::::::レ.:::::/ .i i| / . : : :
{ ヽ::::::::|::| \:i:/ ヽ|::::::::::::/ {ニ} / . : : : :
\:::i::| ( j::::::::::,′ i i{. / . : : : : :
*
o
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:14:16.77 ID:dyKaFgXa0
────
´ `ヽ
/ ∧ ヽ \
/ / / ヽ | ヽ
,' | /二ヽVヽ }ゝ }
| | | / }/ ヽ ∧
| | |/ r==ミ ヘ /:::}
} r| | .::::::::::::::..=ミ |::::::::ノ
/ ヽ| |⊂⊃ |::/
// i | r 、 ⊂}:j
/ ノ ヽ \__ ー __ノ::/
/ |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| )
( _(,,) 知ってるが (,,)_
.. /. | お前の態度が | \ トン
/ | 気に入らない| \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:15:56.01 ID:dyKaFgXa0
_ -‐‥ ‥‐-
´ 丶
r-v》 / \
/xぅ\f》 / , ヽ
. { xぅ\f》 〃 ´ / /j/ / ,
. `¨Y xぅ\f》 // / / / / / ,′ j ,
| ¢ xう》 , ´ / / , -/、 / / / / / ′ }
{ 《 xイ{ / ,′/ / / / / / / / / / ,
. ‘⌒ヽr'''ヘ / , \_i ァ‐ミッ/ 〈__/ /`メ、 / / ′
. V ヘ / // / 〃/iハ〈 `~ _」L _ / / ′
V ヘ { i从/ ' tkノ 爪7ハ Y /、 /
∨ ,ヘ / | { kてノ ル /ぅ} /
∨ ,ヘ ´ ノ八 ' ヽ-'’/ // .ノ /
V ヘ / // ,イ\ ⌒ア /´ ′
∨ ヘ. / / / イ/-‐=>、 / // , /
∨ ヘ. / / { { |{ / ノ`r-‐ ア´ ^K / , /
rv ヘ. { ,イ 八乂__|/~'1¨¨ア / / V / { ビィーン
〈/7/)、', ヽ{人 // | 〃 ノハヘ/ / / V /
{ j/// v^ー‐--く / ゞ=介ミ≠ ´ ___/ v i|
\ ∨ ヘ 丶 ヾ,{ l /イ!/ ′/ } |
`¨∨ ヘー‐‐- )⌒ヽ. 〈/ }/ / / l ′
∨ ヘ (⌒ヽ. \/ / / , , l |
∨ ヘ, ∧ \ Y , イ ′ / |/ i|
∨ ヘ/ ) } }イ リ / , l ′
∨ ヘ,( { { 厶-‐'''"´ l i|
∨ ヘ,〉 ∧∨ / _ ノ 八
/∨ ヘ 〉< ,、r'"´ , \
f¨ミ∨ ヘ /-‐ ,、r '" / / ヽ
ノ|'⌒ヾV//》 ´ ,,、r<「´ / ′/ }}
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:19:32.36 ID:dyKaFgXa0
澪「あ」
紬「ちーんこ」
梓「先輩、EですよE」
律「あっれーもしかして澪、E知らないn
澪「ああっEだったのか!E!聞いてなかった、ごめん!」
唯「…」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:36:26.01 ID:dyKaFgXa0
唯「ふぅ…ところであずにゃん、ME-30なんて使ってるんだ 古いの使ってるんだね」
梓「あ、これお父さんに譲ってもらったんです もう使わないからーって」
唯「へー、お父さんもギター弾いてたの?」
紬「手水どこw」
梓「そうなんです 私よりもずっと上手でしたし、音作りも参考にしましたし」
唯「ME-30ねー、これ初心者向けとしてはいいからね、初心者向けとしては」
梓「…どんな機材でも使い手によります!事実お父さんは凄く上手でしたし…」
唯「そんなのわかってるけどね 初心者向きの機材だしね、ME-30かー、へー」
梓「…」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:46:18.20 ID:dyKaFgXa0
ジジッ…ジッ…ピーッ!
澪「…!」ガチャ!
ジッ…ジッ…、…
唯「ノイズひどいね」
澪「あ、ああ…もう古いシールドだししょうがないさ」
唯「ベースのジャックがいかれてるんじゃないの?」
澪「いや…ジャッ…?いや、え、多分シールドだと思う…多分…」
唯「ふーん、ちょっと見せて」
……
唯「シールド断線しかかってるじゃん、気づかなかったの?」
紬「手水ーw」
澪「本当だ…いやー、やっぱりそうだと思ってだんだけどな」
梓「…直してきましょうか?知り合いの楽器屋に頼んでおきますし…部品代かからないなら無料でしてもらえると思います」
澪「ああ、悪いな梓、それじゃ頼んだ」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:47:09.71 ID:dyKaFgXa0
梓「カールコード」ボソッ
澪「…ッ!」
唯「…シールドで音も変わってくるし、お金は惜しまない方がいいよ」
唯「VOX()で揃えてるみたいだし、拘りがあるなら別にいいけど」
紬「w」
澪「あ、ああ…ベルデン…?あたりで揃えようかと思ってたところなんだ」
唯「ふーん」
紬「w」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:55:35.36 ID:dyKaFgXa0
――文化祭ライブ当日
澪「肩痛い…ライブ前日に張り切りすぎるもんじゃないな…」
律「肩いてー…ちきしょう、無茶するもんじゃねーなー…」
――ガチャ…
梓「あ、おはよーございます先輩」
律「おっはよー」
澪「遂に今日か…久方振りだと緊張するな…」
唯「もうすぐリハだから早めに体育館に機材持っていこっか」
紬「はいw」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 12:56:52.23 ID:dyKaFgXa0
紬「ちょまw」
唯「単芝死滅」
紬「うんこして風呂はいるw」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:11:11.84 ID:dyKaFgXa0
体育館
梓「んしょ…っと」
律「ふぅーつっかれたー」
生徒会「リハ準備お願いしま~す」
澪「え、はや…」
唯「早く準備するよ」
澪「ああ…」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:16:34.78 ID:dyKaFgXa0
カチャカチャ…
澪(え、何このアンプでか…あれ?スイッチが…あれあれ…?)
唯「裏にあるから」
澪「ッ!あ、ああ…」
ボォーン…
澪(よかった…え、DRIVE…?なにこれ、知らないのがいっぱい…)
澪(…全部真ん中でいいや)
澪(皆まだ準備してるし…こないだ練習したスラップで)
スパンスパンパンパンスッパーン
澪(どうだ…?)チラッ
梓「澪先輩」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:18:44.44 ID:dyKaFgXa0
澪「な、なんだ梓?」
梓「リハは練習の時間じゃありませんから(キリッ)」
澪(こいつ…!)「ああ、ごめん」
紬「こわw」
唯「ふぅ…ほんじゃまず一発音あわせよっか、Eね」
澪「…!」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:22:30.30 ID:dyKaFgXa0
澪「Eか、わかったぞ」
唯「…」
澪(えーっと、一弦からGDAEで、4弦だから…)
カッカッカッ、
ジャーン
澪(よしっ)
唯「澪ちゃん、音もうちょっと上げて」
澪「あ?あ、ああ」
唯「ライブとか慣れてない人だと音が小さくなりがちだから、気をつけてね」
紬「まーんこ」
唯「でかすぎるのも問題だけど」
澪「わかったぞ、参考にする」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:27:50.78 ID:dyKaFgXa0
本番
唯「こんにちはー!放課後ティータイムです!それではまず一曲目!」
ワン、ツー、
澪(あ、ちょっと待ってくれ!ストラップが!)
律「…」
ワン、ツ、スリー……
唯「君を見てると~いつもハートドキドキ~♪
澪(おかしい…いつもと弾き心地が全く違うぞ!?…この安物ベース!)
唯「揺れる思いはマシュマロみたいにふ~わふわっ♪
澪(まずい…!コーラスなのに足が動かない…!)
唯「い~つもがん~ば~る~♪
澪(ああもういいや…フレットがん見でもいいや)
唯(…)
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:32:39.67 ID:dyKaFgXa0
……――
………―――
唯「…」
梓「…」
律「…」
澪「…」
唯「あのバンド、サイドギターうまかったね」
梓「あ…はい」
唯「どうして大振りして弦切っちゃうのかなー…」
梓「…! ご、ごめんなさいです…」
紬「^^」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:38:27.78 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「は、はい…?」
唯「どうしていつもよりギターの位置低かったの?」
梓「あ…」
唯「言った筈だよね、変な気を起こして失敗することが多いって」
梓「はい…」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:42:45.37 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、澪ちゃん」
澪「!?…なんだ?」
唯「足元、何置いてた?」
澪「えっと……えーっと、うん…プリアンプ…?」
唯「前日までなかったエフェクターなんで持ってるの?」
澪「梓の知り合いの楽器屋にシールドのお礼をしたときに…その…折角のライブだし…」
唯「ふーん、それでBassAttackなんて買ったんだ、いや、買わされたんだ」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:47:45.66 ID:dyKaFgXa0
澪「買わされたって!!そんな事ない!」
唯「なんで?シールドタダで直してもらって断りにくかったんでしょ?」
澪「ち、違う!初心者にも使いやすいからって…!」
唯「初心者にも…かー…澪ちゃんこのSHAPEとかHARMONICS、どんな効果あるかわかるの?」
澪「えっ…いや、
唯「BRITEは? …これはまぁわかるか…澪ちゃんさぁ、鴨にされたんだよ」
紬「フォアグラやがーw」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 13:52:39.54 ID:dyKaFgXa0
澪「鴨って…そんな事ない!」
梓「…ぷっ」
澪「!?」
梓「ぷっはっはっはっは!!あーっはっはっはっ!!」
澪「梓!どうしたんだ!おい!梓!?」
唯「…」
梓「澪先輩っ! ぶふっ、今日そのエフェクター持ってきた時笑い堪えるの大変だったんですよ!あは!」
澪「…?」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:00:13.01 ID:dyKaFgXa0
梓「ひぃーひぃー…ふぅ…あのですね、あの楽器屋の私あの楽器屋でお手伝いしてるんです」
梓「そこでエフェクターが全く売れなくて困ってたところ…例のシールドの件ですね、澪先輩に買わせちゃおうって」
梓「歩合制ですし売った者勝ちなんですよ、まさか澪先輩がこんなにまんまと…あはは!」
澪「梓…嘘だろ…?」
紬「まーんこ」
紬「ちーんこ」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:02:57.76 ID:dyKaFgXa0
澪「おどりゃくそ猫許しがたいムスタングよこせ」
梓「ああっなにすうんですかー」
バッキーン
紬「ショートスケール(笑)」
梓「くっそこの根暗やったな庭に生えた木を使ったようなフェンジャパ安物ベースがァーッ!!!」
バッキーン
唯「あーらら」
律「よーし私もドラムセット破壊するぞーどっせーい!!」
紬「YOSHIKIー!!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:06:35.52 ID:dyKaFgXa0
; ; ; ; : ; : , ::███████▀◢▓▌▓◣▌ ▉▋ ▌█▌ ◢▓▌▓◣ ▀█████ : ,ああ!
; ; ; : ; : , : ██████◤ ▓▌▓▌▓▌ ▊▌ ▍▼ ▓▌▓▌▓▍ █████, : ,私の!
; ; : ; : , : ,██████ ▓▌▓▓▌▓▌ ▊◥ ▎ ▓▌▓▓▌▓▌ █████: エリザベス!
; : ; : , : , ██████ ▓▌▓▌▓▌▓▌ ▋ ┃ ▓▌▓▌▓▌▓▌ █████. : , :
: ; : , : , ::██████ ▓▌▓◤◥▓▌▓▍ ▌ ▓▌▓◤◥▓▌▓▌ █████▎.:
; : , : , : ██████▎▓▌▓▓▅▓▌▓▍ ◥ ▓▌▓▆▓▓▌▓▍ █████▎. : ,
: , : , : .:██████▍▓▌▓▐▅▓▌▓▍ ▓▌▓▅▋▓▌▓▍ █████▌: . :
, : , : . :██████▌ ▓▌▓◣◢▓▌▓▌ ▓▌▓◣◢▓▌▓▌ ██████ : .
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, : . : .:███████◣ ▓▌▓▓▌▓▌ ▓▌▓▓▌▓▌ ███████▎ . : .
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135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:11:50.14 ID:dyKaFgXa0
…――二週間後
梓「その…皆さんお騒がせしましたっ!」ぺこり
律「梓…」
唯「…」
澪「…」
梓「澪先輩…ごめんなさい!謝って許して貰える事じゃないのはわかってますが…」
澪「いい、いいんだよ、梓」
梓「先…輩…?」
澪「もういいんだ、梓 私はあの事が切欠で凄く大切な事を知らされたんだ…」
梓「大切な…事ですか…?」
澪「ああ、これを見てくれ…」
そういって澪がソフトケースから取り出した物――それは…
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:18:05.42 ID:dyKaFgXa0
梓の眼に映ったもの、それは
梓「新しい…ベース…ですか…?」
涙で霞が掛かった視界、飛び込んでくるのは「Killer」というロゴ
澪「Killer-KB-IMPULSS…偶然立ち寄った楽器屋で見かけたときにさ、見つけたんだ」
そう言って微笑み窓際でベースを愛おしそうに掲げる澪を、梓は生涯忘れないだろう
梓「先輩、実は…」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:21:25.02 ID:dyKaFgXa0
澪の眼に映ったもの、それは
澪「新しい…ギター…なのか…?」
逆光で霞が掛かった視界、飛び込んでくるのは「Killer」というロゴ
梓「Killer-KG-PRIME…偶然立ち寄った楽器屋で見かけたんです」
そう言って愛くるしい笑顔で楽器を抱き寄せる梓を、澪は生涯忘れないだろう
律「二人とも、実は…」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:27:39.80 ID:dyKaFgXa0
後ろを見てくれ――その言葉に振り向いた二人の先には
梓「新しい…ドラムセット…ですね…?」
見慣れたドラムセットが在った空間に眼を向けると、脳裏に半裸の男が浮かび上がってきた
律「TAMAのクリスタルドラムセット…偶然ムギの家に立ち寄った時に見つけて、思わず、失敬してな…」
そう言って太陽の様な笑顔でスローンに腰掛ける律を傍目に、唖然とした顔をする紬を澪と梓は生涯忘れないだろう
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:31:45.91 ID:dyKaFgXa0
澪「ああ、そうだ、これはただのインパルスじゃないんだ…」
梓「どういう事ですか?」
澪「お前のギターを振り上げた時に…ショートスケールの魅力に気づいてしまったんだ…」
澪「なんというネックの細さ、なんというフレットの狭さ…これが私の追い求めていたものだと…」
澪「ショートスケールにして損なわれる音などどうでもいい、演奏性、フィンガリングが見た目が全て…」
澪「なにせ上手く見られる! あの刹那にそう思ったんだ…これはお前のお陰だよ、梓」
梓「先輩…!」
紬「カスw」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:36:42.79 ID:dyKaFgXa0
梓「先輩…私も先輩の振り上げたベースを見て気づいた事があるんです…」
澪「なんだ?」
梓「なんてダサいシェイプなんだと、そう思いました」
澪「そう…か…」
梓「こんな楽器使って例え上手いとしても、格好悪いじゃないですか…」
梓「見た目で魅せてミュージシャン、音やフレーズなんざパンピーは聴いてないんです」
梓「そしてムスタング…今思い返すとなんであんなギターを使っていたのかわかりません」
梓「そしてそして、これも全て…澪先輩の…お陰です」
澪「梓…!」
紬「ださw」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:39:06.61 ID:dyKaFgXa0
律「へへっ一件落着、だなっ!」
紬「えっ」
律「んーっ!!心のモヤモヤがスッキリしたぜー!」
梓「そうですね!悩んでいたのが馬鹿みたいです!」
澪「ああ、やっぱり放課後ティータイムはこうでなくっちゃな!」
律「よーしっ、練習するぞーっ!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:42:04.53 ID:dyKaFgXa0
~~♪~~♪
律「ふぅー!やっぱいいなー!」
澪「ああ、久々に合わせると気持ち良いな!」
梓「皆さん上達してないですか!?凄いです!」
紬「あのーw」
唯「ねぇ」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:48:33.32 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「唯先輩!なんですか?やっぱ音の違いわかります!?」
唯「なんで演奏中くねくねしてるの?」
梓「く、くねくねって!ライブでもとちらない様に、パフォーマンスの練習ですよ!もうっ」
唯「見た目が大事、演奏には心が篭ってればいいって言う人が周りからどう見られるか知らない訳じゃないよね?」
梓「演奏も大事にしてます!ちゃんと聴いて下さい!」
唯「しっかり聴いた上で言ってるんだけど…明らかに音外してるよね」
唯「それにしてもイントロのトリルがちゃんとできてない様な…」
梓「いいんです!スタイルの違いってやつです!私は私の道を行く!です!」
唯「…」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:53:34.24 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、律っちゃん?」
律「なんだー!?」タンタンスタタン
唯「ちょっと音止めて あのさ、なんでバスが二つ置いてある訳?」
律「細かいなー唯は、いいだろー?別に」
唯「置いてあるだけならまぁ文句は言わないけど、ふわふわタイムに16分でバスを踏むってどういう事なの」
律「迫力でるだろー!?やっぱドラムは音圧が一番だぜ!?」
唯「どう考えても合うわけないじゃん それにほぼ3連になってるよ?それにライドで刻んでるし…」
律「あぁーっもう!!唯は一々細かいんだよ!いいだろ別に!」
唯「…」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 14:57:31.42 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ…澪ちゃん」
澪「私にも何かあるのか?」
唯「イントロで3フィンガーで16分刻むのやめようよ」
唯「冷静になって考えてみなよ、必要ないでしょ?」
澪「唯、ドラムと一体になる気持ちよさがお前にはわからないのか?」
澪「私はな、テクニカルなプレイに嵌ってしまったんだよ」
澪「ギターを…殺すッ!」
紬「(キリッw)」
澪「唯…日の目を当たらないベースの気持ちがお前にわかるか?」
唯「音楽は誰か一人が輝くものじゃないよ」
澪「戯言だよ、唯 上物のお前にはわからないさ」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:01:32.86 ID:dyKaFgXa0
澪「絶対によれない8ビートを弾いたところでどうなる?」
澪「観客の誰一人としてわからないだぞ?それに比べてギターは下手糞なソロでも歓声があがる」
澪「ルート弾きだからといって、へんてこなギターソロよりも何倍も時間をかけて練習したのにだぞ?」
唯「…」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:05:03.90 ID:dyKaFgXa0
澪「土台を支えるのは確かに素晴らしい仕事だ、だけどな、唯…」
澪「支えた土台の上で胡坐をかいて座るような上物は、大嫌いなんだ…」
梓「~~♪」くねくね
澪「音楽を楽しまずに何が音楽だ…唯?」
唯「そう…」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:06:39.72 ID:dyKaFgXa0
澪「そうなんだ、唯」
澪「私はテクニカルの道を行く、いずれはどんなギターソロにも負けない様になる」
澪「スウィープはもうギターだけのテクニックじゃないぞ!唯!!」
唯「…」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:09:19.46 ID:dyKaFgXa0
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「はいw」
唯「死ね」
紬「あ?」
唯「ムギちゃんは頭のおかしい子だけど、どうしてまともな演奏をするの?」
紬「私はね、唯ちゃんw皆が何をしたって、いいと思っているのw」
唯「どうして?もう音楽とは呼べない様な現状なのに?」
紬「うーん、そうねーw 皆が楽しんでいるからかしらw」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:11:42.63 ID:dyKaFgXa0
唯「ムギちゃんはやっぱり頭の足りない子だったんだね…」
紬「はいw」
唯「そう…」
………―――
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:19:45.42 ID:dyKaFgXa0
唯(あずにゃんは、演奏に対するプライドを打ち砕かれ、見た目だけを優先するギタリスト()になってしまった)
唯(まぁ私が悪いんだけどね)
唯(澪ちゃんは、控えめなプレイに徹する自分と周囲の目に嫌気が差してテクニカルベーシスト()を目指すようになった)
唯(これも私がプレッシャーを与えてしまったせいだね)
唯(律っちゃんは、元の性格に拍車がかかって手のつけられないドラマーになってしまった)
唯(…これは主に私のせいではないと信じたい)
唯(結局一番まともだったのはあずにゃんでも澪ちゃんでも律っちゃんでも、そして私でもなく…)
紬「今日はアバ茶やがーw」
唯(…)
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:27:48.58 ID:dyKaFgXa0
梓「やっぱりMCでうんこ投げつけた方がいいですって!」
澪「地獄の婚姻届も何とか弾けるようになったぞ!」
律「あれ…なんか首が痛いぞ…?」
紬「手水w手水ーw」
唯(帰ろう…)
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:29:19.02 ID:dyKaFgXa0
唯「あぁー、もう真っ暗じゃん」
唯(…)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さわ子「あのね、唯ちゃん…バンドって皆で成長していくものなのよ?」
唯「そんなのわかってるよさわちゃん、ただ指摘しないと気づかないでしょ?」
さわ子「そうね、確かに指摘するのはとても大事だわ 自分じゃ気づかない部分だってあるもの」
唯「むしろ自分で気づいても直そうともしない人もいますけどね」
さわ子「でもね、言うだけ言って後は自分で何とかしろ!じゃなくて、一緒に工夫していく事が大事じゃないかしら?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯(あの時は躍起になっていたけど、さわちゃんの言う事を真摯に受け止めていれば…)
?「ふゥーッ、ふゥーッ」
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:33:00.18 ID:dyKaFgXa0
唯(ううん、これからだよね…これから皆で解りあっていけばきっと、素晴らしいバンドになるはず)
唯(だって、放課後ティータイムの皆だもん こんなに素晴らしいメンバーなんて、もうきっといない)
唯(そうだよね、皆…?)
ザッ――
聡「おちんちんプテラノドーン!」
唯「ッ! きゃぁ!?」
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:33:33.73 ID:dyKaFgXa0
>>185に任せた
疲れたよパトラッシュ
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:43:25.15 ID:dyKaFgXa0
もういいか
唯(ううん、これからだよね…これから皆で解りあっていけばきっと、素晴らしいバンドになるはず)
唯(だって、放課後ティータイムの皆だもん こんなに素晴らしいメンバーなんて、もうきっといない)
唯(そうだよね、皆…?)
でFinにしておこか
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 15:48:21.56 ID:dyKaFgXa0
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/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ < おわり! >
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
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-- | f\ ノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─-- 、_ ) - _
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/ / ノ | ,' \
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/_ノ / ,ノ 〈 \
( 〈 ヽ.__ \ \
ヽ._> \__)
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