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唯「ム~ギにゃん」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:34:03.36 ID:FkOVHnV20 [1/42]

紬「えっ」

唯「ムギちゃんとあずにゃんを合体させてみたよ」

梓「『ムギにゃん』って私の本名の要素ゼロなんですが」

澪「そもそも何故その二人の名前を合体させちゃったんだ?」

唯「だって、別々に呼ぶの めんどいじゃん」

紬「えっ」

梓「えっ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:34:53.54 ID:FkOVHnV20 [2/42]

唯「こうなったら りっちゃんと澪ちゃんも合体させてみようよ」

澪「どうなったらだよ」

律「お前、それで同意が得られるほど人徳があると思ってんの?」

紬「りっちゃんと澪ちゃんだから『りおちゃん』?」

梓「それじゃカワイイので『みっちゃん』にしましょう」

澪「他人事だからって乗り気になるなよ!」

律「しかも なんだかミチミチうんこ垂れそうな名前だぞ」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:35:39.68 ID:FkOVHnV20

梓「人の名前くらい面倒くさがらずに発してください」

唯「でも『りっちゃん澪ちゃんムギちゃんあずにゃん』って

  みんなの名前を覚えてたら私のオツムが大変なことになるんだもん」

澪「容量のクソ小さいPCみたいだな」

紬「じゃあ、いらない名前を削除しちゃうとか?」

律「それなら さわちゃんの名前を忘れたらいいぞ唯」

唯「さわちゃんって誰だっけ」

澪「すでにゴミ箱行きだった」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:36:52.45 ID:FkOVHnV20

唯「じゃあ これから みんなのことを『みずぎちゃん』と呼ぶよ」

律「水着?」

梓「名前を一文字ずつとっているのでしょう」

澪「澪の『み』、梓の『ず』、ムギの『ぎ』か」

律「りっちゃんはどこいった」

唯「ちゃん」

律「『ちゃん』はアタシの名前じゃないんだよ!!」

梓「チャンチャン♪」

律「それでオチになると思ってんのか」



第1部 完


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:37:33.70 ID:FkOVHnV20

紬「お茶の準備ができたわ~」

律「いっただき~!おっ、今日はイチゴショートか~!」

梓「ムギセンパイ、ありがとうございます!」

紬「いいのよ♪」

唯「あ゙~」ポカーン

紬「どうしたの唯ちゃん、大きなお口あけて」

澪「まるで白痴だな」

唯「こうやってたら誰かが私の口にケーキを運んでくれないかなって」

梓「めんどうくさいんですか」

唯「まぁね」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:38:30.36 ID:FkOVHnV20

唯「ギー太弾いたり勉強したり体を洗ったり

  私の手は一日中フル稼働だもん」

 「たまにはラクさせてあげなきゃ」

梓「この人どうすればいいんですか」

律「まぁオモシロそうじゃん、ケーキ食べさせてみようぜ」ヒョイ

唯「あぐ…ムグ…」モグモグ

律「よしよし♪」ナデナデ

紬「あっ、鹿せんべいを食べる鹿みたい」

梓「かわいいですね、それじゃ私も」ヒョイ

唯「ハク…モク…」モグモグ

梓「あ~なんか癒されますね」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:39:15.73 ID:FkOVHnV20

澪「イチゴ食べるかな」ヒョイ

唯「モグモグ……ペッ」

澪「あっ、吐き出した」

紬「だめよ澪ちゃん、ヘタはとってあげなきゃ」

澪「ごめんな唯、おわびに残りのケーキを食べさせてあげるよ」ヒョイ ヒョイ

唯「♪」モグモグ

唯「!?」ビクン!

律「なんか苦しみ出したぞ」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:40:00.99 ID:FkOVHnV20

梓「ひょっとしてケーキの下に敷いてある紙まで食べさせたんじゃ」

唯「」ジタバタ

紬「だめよ澪ちゃん、ビニール袋を胃につまらせて死んじゃう鹿もいるんだから」

澪「そうか、鹿には食べちゃいけないモノの区別なんかつかないもんな」

梓「しかし馬鹿な生き物ですね、鹿だけに」

律「こりゃウマい!」

唯「」バタリ


第2部 完


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:42:52.67 ID:FkOVHnV20

純「修学旅行に来たよー」

憂「あっ鹿さんだ!」

梓「鹿せんべいを食べさせてみようか」

純「お約束だねー」

シカ「モグムグ」アグアグ

憂「ふふ、かわいいなー」

梓「……唯センパイの方が可愛いですよムギセンパイ…」

憂「えっ(なんで紬さん?)」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:45:35.06 ID:FkOVHnV20

梓「このビニール袋食べるかな」ガサ

憂「だ、だめだよ!」

シカ「モグ…」ペッ

純「よかった、すぐに吐き出した」

梓「唯センパイより賢い!!こんなの唯センパイじゃない!!」

憂「どうしちゃったの梓ちゃん?」

梓「くらえ眼つぶし!」ツン

シカ「オォォッ!?」ジタバタ

梓「あっ、唯センパイっぽい」

憂「ど、どうしよう」

純「逃げよう」


第2.5部 完



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:48:00.33 ID:FkOVHnV20

律「もうこんな時間…そろそろ終わりにするかー」

澪「ふふ、今日はいっぱい練習できたな」

梓「いつもこうならいいんですけど…ん?唯センパイどうしたんですか」

唯「疲れた……」クニャー

紬「唯ちゃん、がんばってたもんね」

澪「うーん、じゃあ少し部室で休憩してから帰るか」

唯「休憩が終わったら歩いて帰らなきゃいけないの…?」

律「歩くのがイヤなら走って帰れよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:50:13.49 ID:FkOVHnV20

唯「ここで じーっとしてたら

  憂が心配して迎えに来てくれないかなぁ」

澪「お前なぁ」

律「そもそも憂ちゃんが来たところで

  歩いて帰ることに変わりないだろ?」

唯「おんぶ」

澪「最低だコイツ」

律「あんないい妹に家まで背負わせるつもりかよ」

梓「憂が気の毒です」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:51:41.25 ID:FkOVHnV20

唯「えぇっ!?みんなは私に歩いて帰れというの?」

律「お前のその言葉に『えぇっ!?』だよ」

紬「唯ちゃん、帰りにアイス買ってあげるからがんばろう?」

唯「アイスアイス!」ピクン

澪「やれやれ。じゃあ私がカバンもってやるから」

唯「もう一声!」

梓「台車を借りてきたので、これで唯センパイを運搬しましょう」ゴロゴロ

唯「やったー♪」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:53:27.66 ID:FkOVHnV20

ゴロゴロ

唯「楽チン楽チン♪」

律「台車に乗せられアイスをペロペロ、バカ丸出しだぞ」

梓「こんなのを運んでる私達もアホみたいですけど」ゴロゴロ

澪「さて、私と律は帰り道こっちだから、あとは頼んだぞ」

律「ちゃんと連れて帰ってやれよー」

梓「えっ」

紬「梓ちゃん、私もそろそろ駅だから…バイバイ唯ちゃん」

唯「バイバ~イ♪」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 21:55:00.09 ID:FkOVHnV20

ゴロゴロゴロ

梓「唯センパイ、私もコッチの角でお別れなんですが…」

唯「スヤスヤ」

梓「寝とる」

 「ちょっと起きてくださいよ」ユサユサ

唯「ムシャムシャ」

梓「せめてムニャムニャでしょう、何食べてる夢を見てるんですか」

 「意地汚いなぁ」

唯「グゥグゥ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:00:11.27 ID:FkOVHnV20

梓「じゃあせめて台車を唯センパイの家の方向に

  思いっきり押しておくから

  あとは自分で帰ってもらおう」

 「せーの」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

シャアアアアアアアアアッ

プップー!! キキキィィッ

ドガシャアアアアンッ

梓「あっ」


第3部 完


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:03:29.46 ID:FkOVHnV20

澪「やぁ憂ちゃん、唯の具合はどうだい?」

憂「はい、おかげさまで元気になりました」

 「まだ学校には来れないですけど…」

紬「いつ頃、完治するのかしら」

憂「お医者さんは もう学校に行ってもいいと言ってるんですけど

  お姉ちゃんはまだ体中が痛いって…」

澪「アイツ、ヒザ小僧をすりむいただけだろ」

律「確実に学校サボリたいだけだな」

梓「ごめんね憂、私のせいで…」

憂「梓ちゃんは気にしないで!」

 「台車の留め金が壊れて勝手にトラックに突っ込んでいったのは

  誰のせいでもないよ」

梓「そうだよね」


第3.5部 完

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:15:37.34 ID:FkOVHnV20

ジャンジャンジャーン

澪「唯、どうしたんだ?今日はヤケにミスが多いな」

梓「昨日は うまく弾けていたじゃないですか」

唯「うん、実は3日前からオシッコ我慢してて…」プルプル

律「3日間も!?」

紬「どうしてトイレに行かなかったの?」

唯「だって めんどいじゃん」

澪「それで納得するヤツがいると思ってるのか」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:19:53.14 ID:FkOVHnV20

唯「もう ここで しちゃおうかなぁ」フルフルッ

澪「ダメダメダメ!!何言ってんだお前!!」

唯「だって部室だし…」

律「部室だからなんだってんだ」

梓「アホな事いってないでトイレに行きますよ!!」グイ

唯「だ、だめ!!動いたら漏れちゃう!!」プルプル

 「今パンツ脱ぐから みんな向こうむいてて!」

律「絶対に目を離さないからな」

唯「変態!変態!!変態!!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:25:18.44 ID:FkOVHnV20

紬「このホースを唯ちゃんにとりつけて

  トイレまで繋げるっていうのはどうかしら」

唯「あ、それはいいかも~」

律「よくねぇよ」

唯「よっ」グポッ

澪「最悪だコイツ」

唯「さぁ、コッチの準備は万端だよー!」

 「早くホースの先をおトイレに持っていって!!」

梓「今さら、おトイレとか言っても

  品性のカケラもありませんよ」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:26:10.85 ID:FkOVHnV20

澪「ひぃぃジャンケンで負けちゃったよぉぉぉ」

律「澪、ゴー!!」

梓「でもコレ、曲がり角でひっかかるとホースが抜けちゃいませんか?」

紬「途中途中で誰かがホースをもってた方がいいかも~」

律「じゃあ先っちょは澪がもつとして、アタシたちも行くか…」

唯「急いで急いで!!もうダムの決壊は近いよ!!」

澪「あとで必ずヒドイ目に合わせてやる!!」ダダッ


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:30:11.07 ID:FkOVHnV20

スルスルスル

律「ちなみにこのホース、トイレまで足りるのか?」

紬「かなり長いから大丈夫よ」

律「大丈夫ったって、唯のオシッコが学校中をかけめぐるんだけどな」

和「あなた達、なにやってるの?」

律「あっ、和」

紬「こ、これは部室をキレイにしようと思って…」

和「ホースで水道の水ひっぱって掃除でもする気?」

律「むしろ掃除しなくてもいいようにするためにだな」

和「ふーん」ミョンミョン

紬「あっ、そんなに揺らすと…」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:32:44.24 ID:FkOVHnV20

ミョンミョン

唯「あっ、微妙な震動が」プルプル

梓「ゲェッ!?澪センパーイ!!急いでくださーい!!」

 「唯センパイが、唯センパイが…あぁっ!!」

シャアアアアアアアアアッ

律「うぉっ!?」チョロロロロ

紬(唯ちゃんのオシッコが流れる感触がホース越しに…)チョロロロロ

和「な、なにこれ?なんだかナマ温かくない?」チョロロロロ

律(幼馴染のオシッコとは夢にも思うまい)

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:36:34.31 ID:FkOVHnV20

澪「わぁぁぁぁ、どうしよう!!」ダダダッ

 「トイレまで間に合わないよぉぉぉ!!」

 「くそ、こうなったら窓から…」

ガラッ

シャアアアアアアッ

さわ子「きゃっ、誰!?窓から水をまいたのは!?」

   「あっ、そこにいるのは澪ちゃんね!?」

澪「あっ…さわ子先生…!!」

シャアアアアアアッ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:39:23.94 ID:FkOVHnV20

さわ子「ちょっと水を止めなさい!!」

澪「そんなこと言ったって…」

シャアアアアアアッ

澪「どれだけ出るんだよ唯のヤツ!!」

ブシャアアアアアアアアッ


純「あっ、見て見てアソコ!!虹!!」

憂「わーホントだぁ!!」

 「携帯で撮って、あとでお姉ちゃんに見せてあげようっと」ピロリン♪カシャ


第4部 完


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:41:54.67 ID:FkOVHnV20

唯「…」

律「どうしたんだ唯。その本、ずーっと同じところ見てるけど」

唯「あ、りっちゃん。ちょっとページをめくって見てくれる?」

律「ん、いいけど」ペラ

唯「フムフム」

 「そろそろ次のページめくってみていいよ」

律「めくってみていいよじゃねぇよ」

 「ページをめくるのも面倒だと?」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:42:52.03 ID:FkOVHnV20

唯「だって200ページある本なら

  100回も めくらなきゃいけないんだよ」

律「一生、テレビ見てれば?」

唯「それって なんだかアタマ悪そうじゃん」

律「今お前はいい事に気づきかけてるぞ」

紬「ipadなら指先でチョチョイのチョイよ」

唯「それいい!!誰か買ってきて!!」

律「お金はあるのか?」

唯「誰か稼いできて!!」

律「誰かコイツをなんとかしてくれ」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:44:34.61 ID:FkOVHnV20

梓「そもそも唯センパイが本なんか読むんですか」

律「先輩に対して結構失礼だねキミ」

唯「ワンピースとかスラムダンクとか

  おもしろい本はいっぱいあるんだよ」

律「そんなに失礼でもなかったぜ」

梓「誰かが代わりに読んであげたら どうですか?」

唯「あずにゃん読んでくれる?」

梓「いいですよ。結構、漫画好きですし」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:46:24.73 ID:FkOVHnV20

唯「じゃあスラムダンク読んで!」

 「今30巻まで読んだから」ワクワク

梓「それなら読むまでもなく知ってます」

 「湘北は山王に勝ちましたが、次の試合で負けました」

 「終わり」

唯「ただのネタバレを聞かされてるだけの気がするよ」

梓「ちなみにワンピースではエースが死にます」

唯「やめてよ!!」


第5部 完

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:48:10.72 ID:FkOVHnV20

唯「…」ゴロゴロ

憂(お姉ちゃんが無言でゴロゴロしている…)

 (いつもならアイスを欲する時間帯なのに)

憂「お姉ちゃん、ひょっとしてお腹痛いの?」

唯「そんなことないよ」ゴロゴロ

憂「何か機嫌が悪いの?」

唯「そんなことないよ」ゴロゴロ

憂「じゃあどうしてアイスを欲しがらないの?」

唯「欲しいけど、憂が気付いてくれるまで待ってたんだよ」フンス -3


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:52:19.39 ID:FkOVHnV20

憂「ごめんなさい!薄々感じてはいたけど余計なことかと思って…」

唯「いいよいいよー、憂もお夕飯の準備とか大変だもんね」

憂「本当にごめんね?」

唯「いいってば。ほら、それよりアイス食べよう?」ニコ

憂「うん!」

 (お姉ちゃん優しいなぁ~)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:54:48.89 ID:FkOVHnV20

憂「お姉ちゃん、お風呂入っちゃって」

唯「わかった~」

────────────────────────
────────────────────────

憂「お姉ちゃん、今日のお風呂長いなぁ~」

 「いつもならとっくに上がってる頃なのに」

────────────────────────
────────────────────────

憂「お姉ちゃん、のぼせたりしてないよね」

ガラッ

唯「…」

憂「あれっ?どうしたのお姉ちゃん、湯船にも浸からないでイスに座って」

唯「…」

憂「…ひょっとして私が体を洗うの?」

唯「憂が気付くまで待ってたんだよ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 22:55:45.82 ID:FkOVHnV20

憂「お姉ちゃんの体ってふわふわでスベスベで気持ちいい~」ゴシゴシ

唯「ふふ、この体に触っていいのは憂だけだからね」

憂「えっ、お姉ちゃん、それって…」ドキドキ

唯「私、憂のことが大好き」

憂「えええっ!?」

唯「憂が私の気持ちに気付くまで ずっと待ってたんだよ…」

憂「お、お姉ちゃん・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


憂「…という夢を見たんだよ!」

唯「あぶない妹だね」


第6部 完


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:16:12.29 ID:FkOVHnV20

唯「あずにゃんや」

梓「はい?」

唯「……」

梓「えっと、唯センパイ?」

唯「……」

梓「もしかして声を出すのも面倒くさいとか?」

唯「」コクコク

梓「なんて大胆な発想をする人だろう」

澪「そろそろ ひっぱたいた方がいいんじゃないか?」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:17:17.47 ID:FkOVHnV20

梓「で、なんの用なんでしょう」

唯「……」

律「唯のことだから、何か食べさせてくれ~とか」

唯「」フルフル

澪「首ふってるぞ」

紬「NOってことかしら」

唯「」コクリ

紬「当たった♪」

律「ていうかしゃべれよ」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:19:14.76 ID:FkOVHnV20

澪「あずにゃん分の補給~とかいうヤツじゃないか?」

紬「いつも抱きしめてるアレね」

梓「もう、仕方ないな~。はいはい、これでいいんですか?」ギュ~

唯「」フルフル

律「違うってさ」

梓「…」

紬「梓ちゃんまで黙っちゃった」

律「まぁ今の行動は自分のかわいさを過信しすぎたな」

澪「まったく恥ずかしいヤツだよ梓は」

梓「澪センパイが言い出したんじゃないですか!!」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:20:43.49 ID:FkOVHnV20

澪「しかし、食欲でもセクハラでもないとすると

  唯が求めるとは一体…」

唯「じゃあヒントを出します」

律「いや、答えを言えよ」

唯「とりあえず水槽に注目だよー!」

澪「水槽?」

紬「あっ!!」

律「トンちゃんがひっくり返って浮いてるぞ!!」

梓「ちょ!?トンちゃん大丈夫!?」

トンちゃん「」プカプカ

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:22:47.53 ID:FkOVHnV20

唯「そう!正解は『トンちゃんがヤバそうだけど

  ほうっておいていいのかなぁ~あずにゃん』でした~!!」パンパカパ~ン

澪「バカかお前」

紬「早くお医者さんのところに連れていかなきゃ!!今、タクシー呼ぶから!」

梓「トンちゃん、しっかりしてえええ!!」

律「唯!!お前ってヤツは!!」

唯「えっ、なんで私 怒られてるの?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:23:49.16 ID:FkOVHnV20

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

唯「……」

梓「ふぅ~トンちゃん大したことなくてよかったですね」

澪「まったくだ」

紬「でも怖いわ。あと もうちょっと遅かったら危なかったって」

唯「……」

律「ん、どうした唯」

 「またしゃべるの面倒なのか?」

唯「…私だって反省くらいするんだよ、りっちゃん」


第7部 完


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:44:30.28 ID:FkOVHnV20

律「澪、頼む!!宿題写させてくれ~」

澪「またか…」

律「いいだろ、減るもんじゃなし!」

澪「そりゃそうだけどさ、勉強しないで受験は大丈夫なのか?」

律「うっ…」

和「唯は余裕そうだけど、ちゃんと宿題してるの?」

唯「してないよ」

澪「なんでそんな自信満々なんだ」

律「じゃあ私と一緒に澪に写させてもらえるように頼もうぜ!!」

唯「それすら面倒くさいよ」

和「だめだこの子 なんとかしないと」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:45:59.18 ID:FkOVHnV20

唯「そもそも進学だけが全てじゃないと思うんだ」

澪「うん、それは否定しないけど」

和「唯は将来の進路決まったの?」

唯「バナナの木だよ」

澪「私がおかしくなったのか唯が狂ってるのかどっちなんだ」

律「お前ってヤツは学園祭で木の役Gをやったからって

  植物に進化を遂げる気かよ」

唯「バカだなぁ、りっちゃん。そんなワケないでしょ」

 「私は学校を卒業したらバナナの木を庭に植えるんだ」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 23:48:36.66 ID:FkOVHnV20

澪「その先には何があるんだ?」

唯「何もしなくても勝手にバナナがなるから

  働かなくていいんだよ」

律「お前、天才だな」

唯「しかも温泉の近くに引越せば、水道代もガス代もかからないし

  温泉卵も食べ放題だよ」

和「その卵はどこから入手するのよ」

唯「温泉に なるんじゃないの?」

澪「卵って なるモノだったのか、勉強になるよ」

唯「火垂るの墓の二人も、この事に気づいていれば…」グスッ

和「そういえば終戦記念日だったのね」

律「黙とう!」

第8部 完

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:12:05.51 ID:F9xOQZhR0

律「あ~、気持ち良かった!」

梓「たまには部活のみんなで温泉もいいですね!」

澪「ハハ、温泉といってもスーパー銭湯なんだけどな」

紬「私、銭湯でフルーツ牛乳飲むのが夢だったの~!」

唯「ムギちゃん、あんまり軽々しく『夢』なんて言葉

  使わない方がいいよ」

紬「えっ、ご、ごめんなさい…」シュン

梓「どうしちゃったんですか唯センパイ」

澪「温泉に卵がならないと分かって夢が崩壊したらしい」

唯「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

律「それはいいけど、お前、服は?」

唯「当然着ないよ」

梓「何言ってんだコイツ」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:13:15.29 ID:F9xOQZhR0

唯「よく考えたら夏に服を着る事ほど、ムダなものはないんだよ」

紬「他にもいっぱいムダなことはあると思うけど…」

律「まぁ聞こうじゃないか」

唯「まずパンツを脱いだり履いたりするのって面倒でしょ?」

澪「どうしよう、いきなり ついていけないぞ」

唯「しかも、そんな想いをしてまで着たのに

  お風呂上がりはすぐに汗をかいてビチョビチョになっちゃう」

梓「それはまぁ、分かりますけど」

唯「ね?」

紬「うんうん、それから?」

唯「終わり」

澪「やはり聞くだけムダだった」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:17:32.34 ID:F9xOQZhR0

唯「まぁみんながどう生きようと止めないよ」

 「だって、みんなの人生だから」

律「なんで私達が間違ってる風に言われなきゃならないんだ」

澪「というか唯、お前そのカッコで外に出たら捕まるぞ」

紬「面倒だから気絶させて服を着せたら、どうかしら」

唯「えっ」

澪「気絶って、どうやって…?」

紬「ヤァッ!!」ドカッ

唯「はぐぅっ!?」ゲホ

梓「あ、すごい!映画みたいにお腹を一撃で!!」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:22:03.24 ID:F9xOQZhR0

澪「当て身ってヤツだな!!」

律「ムギ、武道か何かやってたのか?」

紬「うぅん、全然 素人だけど?」

梓「えっ」

唯「ゲホゲホッ、い、痛いよムギぢゃぁん…」グスッ

紬「あっ、じゃあもう一回!梓ちゃん、立たせて!!」

梓「は、はい!!」グイッ

紬「ヤアアァッ!!」ドカッ

唯「ぐぇあっ!?」ゲホゲホ

紬「ん?まちがえたかなぁ?」

梓「も、もうやめてくださいアミバさま!!」



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:23:11.20 ID:F9xOQZhR0

律「…とにかく大人しくなったから服を着せるか」

梓「…そうですね」

唯「グスッ、うぇぇぇぇぇ」キセキセ

紬「私、一度 武道の達人っぽいことをするのが夢だったの」

唯「夢…人の夢と書いて儚い…」クスクスッ…

澪「なんで温泉に来ただけで

  こんな気持ちにならなきゃいけないんだ」

紬「めでたしめでたし」

梓「…そうですね」

第8.5部 完


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:55:29.21 ID:F9xOQZhR0

澪「トンちゃんになりたい…」

梓「どうしよう、澪センパイが唯センパイみたいなこと言ってる」

律「澪のヤツ、学園祭の劇でロミオ役に抜擢されてテンパっちゃってるんだ」

梓「わっ、主役じゃないですか!!それはシャイな澪センパイじゃなくても

  現実逃避したくなっちゃいますね」

唯「違う、澪ちゃんはトンちゃん生活の魅力に気づいちゃったんだ!!」

梓「どうしよう、唯センパイが唯センパイらしいことを言い始めた」

唯「さぁ澪ちゃん、プールに住もう!!

  そして、ただエサを与えてもらうだけの生活に甘んじるんだよ!!」

澪「う、うん」

律「だめだ澪!!それは悪魔の囁きだぞ!!」

梓「そんなバカな悪魔、悪魔として やっていけるんですか」



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:56:57.86 ID:F9xOQZhR0

バシャバシャ

唯「気持ちいいね~、澪ちゃん」

澪「いや、正直寒いんだけど、秋だし」

唯「じゃあロミオ役に戻るの?」

澪「ひぃぃぃ」ガタガタ

梓「どうします、あの二人」

律「う~ん、ほうっておいても そのうち戻るだろうけど

  澪が風邪をひいたら劇に支障をきたしちゃうぞ」

梓「唯センパイの身は案じないんですか」

律「まぁアイツは…」

梓「あぁ、バカだから大丈夫ですよね」

律「いや、自業自得って言おうとしたんだけど…」

 「お前は本当にヒドイ後輩だよ」

梓「にゃ、にゃんっ」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 00:59:38.82 ID:F9xOQZhR0

梓「それより2人をプールから引き上げないと」

律「コイツ 話題をそらしやがった」

紬「みんな~、お茶の準備が出来たわよ~」

唯「あっ、ケーキだ!ムギちゃん、コッチにもちょうだい~!!」

律「ダメだムギ!!そのケーキをエサに唯をおびき出すんだ!!」

唯「え~っ、どうしよう澪ちゃん…」

澪「いや、私は劇に戻らなくていいならケーキいらないけど」

唯「うぅっ、こうなったら持久戦だね!」

梓「面倒くさいなぁ」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:04:35.48 ID:F9xOQZhR0

紬「私はそんなイジワルしないわよ、はい、ケーキ♪」ポイッ

ボチャボチャ

唯「あっ…」

梓「ケーキがプールの中でボロボロに崩れ溶けていく…」

律「まぁトンちゃん生活っていうことはそういう事だわな」

紬「かなーしそうーな♪ひーとーみーで見ーてーいーるーよー♪」

梓「ドナドナドーナードーナー♪」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:05:50.96 ID:F9xOQZhR0

唯「あっ!水に濡れてフチャフチャのケーキおいしいぃぃ♪」フチャフチャ

 「噛まなくても勝手に口の中で溶けていくよ!」

 「これが噂の生カステラ!?」

梓「なんとぉぉぉ!?」

律「アイツは不死鳥か」

紬「バカってすごい」

澪「……」

唯「あばばばばwww」フチャフチャ

 「さぁ澪ちゃんも食べようよ!!」

澪「…なんだコイツは…まるで人間のクズじゃないか」ブルブル

 「私、こんな生活やめる!!」ザバアッ

唯「えっ」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:06:55.79 ID:F9xOQZhR0

律「み、澪…お前…」

澪「あぁ、ロミオ役でも桃太郎でもやってやるさ!」

紬「澪ちゃんカッコいい!!」

梓「これで一件落着ですね」

律「じゃあな、唯。これでプールはお前一人のものだ」

唯「」ポツーン



唯「ま、待ってよおお!!一人はさびしいよおおおお」ウェェ~ン

ザバァッ


第9部 完


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:41:59.01 ID:F9xOQZhR0

梓「学園祭の劇…スゴかったです……」

 「でも、みなさん、けいおん部の練習にはあまり顔を出さないから

  ライブなんて どうでもいいのかなって思っちゃって…」

澪「梓…」

梓「あ…すいません、変なこと言っちゃって」

紬「…クスッ」

律「バカだなぁ梓は」

唯「そうだよ!!どうでもいいに決まってるじゃん!!」

律「おい、誰かコイツを黙らせろ」

紬「ヤァッ!!」ドカッ

唯「ぐぇあっ!?」ゲホゲホ

紬「ん?まちがえたかなぁ?」

梓「これでいいんですよ」


第9.2部 完


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:43:10.19 ID:F9xOQZhR0

律「二日目の学祭ライブに備えて今日は徹夜で練習しようぜー!!」

澪「学校に泊まっちゃうのか?」

唯「わー!!なんか楽しそうだねぇ!!」

ジャンジャカジャーン

ジャンジャカジャーン

ジャンジャカジャーン

律「練習終わり!!」

澪「ふぅ、徹夜とは言ったけど少しは寝ておこうか…」

唯「えっ、寝るの…?」

 「う~ん…」

梓「唯センパイ寝ないんですか?」

唯「だって……寝たら起きるのが面倒じゃん」

澪「聞くな梓、ダメ人間になっちゃうぞ」



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:43:57.42 ID:F9xOQZhR0

律「しかし唯、お前そうは言うけど一生、寝ないつもりか?」

唯「そこなんだよね問題は」

澪「お前の思考は問題だらけだぞ」

紬「早起きがツライんでしょ?」

 「ライブが始まるのは午後からだから

  心ゆくまで眠ったらいいんじゃない」

唯「はぁ、ムギちゃん……クルクルパーだね」

 「ライブまで寝てたら 学園祭まわれないでしょ」

 「それくらい考えられないかなぁ」

紬「ねぇ、りっちゃん」

 「この唯ちゃんに48の殺人技の一つ、キン肉バスターをかけていいかしら」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:45:11.46 ID:F9xOQZhR0

律「殺人技の許可をアタシに求められてもなぁ」

澪「でも律は部長だから…」

唯「絶対ダメだよね、りっちゃん」

梓「でも正直、キン肉バスターって生で観てみたいですよ」

律「確かに」

唯「…」フルフル

澪「首振ってるぞ」

律「YESってことだな」

唯「NOに決まってるよ!!!」

澪「見えない聞こえない」

律「行けムギ!!」

紬「必殺!!キン肉バスタアアアアアアアア!!」バァァン

唯「ふふっ、甘いねムギちゃん!!6をひっくり返せば9になる!!」

 「キン肉バスター破り!!」ドガアアァァン

紬「ウギャアアアォォオアッ!?」グシャッ


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:45:53.49 ID:F9xOQZhR0

梓「掟破りのリベンジバスター…」

紬「…」ピクピク

唯「勝った」

澪「いやいやいや、お前、アレは唯がヤられる流れだろ」

梓「ラブひなで言えば、覗かれて殴りかかろうとした成瀬川なるを

  景太郎が殴り返してレイプするようなもんですよ」

律「どうすんだ この空気」

唯「…え~っと」

 「お気に入りのあずにゃん抱いて今夜もオヤスミ♪」

梓「おやすみなさい…」

澪「おやすみ…」


第9.5部 完



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 01:58:44.99 ID:F9xOQZhR0

唯「」

梓「どうしたんですか唯センパイ、呼吸もしないで」

唯「息をするのも面倒くさい」

梓「ついにその境地に辿りついてしまいましたか」

澪「じゃあもう死ぬしか選択肢はないぞ」

唯「そうなんだよね~」

律「そんな簡単に死ぬなんて考えるなよ!!」

唯「でも世の中、面倒くさいことだらけだよ」

紬「でも死んだらおいしいケーキ食べられないわよ」

唯「えっ、う~ん」

律「コイツ、自分の命とケーキを天秤にかけやがった」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/16(月) 02:00:26.00 ID:F9xOQZhR0

唯「なんか考えるの面倒だし、とりあえず生きることにするよ」

澪「まぁそれでいいんじゃないか?」

梓「じゃあ唯センパイの呼吸は私が手伝いますよ」

律「手伝うってどうやって?」

梓「こうやって…」チュッ スーハースーハー

唯「ん…」スーハースーハー

澪「わぁ、人口呼吸だ!!」

紬「ラストにいい感じの事言って

  キスシーンなんてまるで上等な映画みたいね!!」

憂「どこがですか」

律「気持ち悪い」


第10部 完

そして全て 完


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