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920-930 変態神裂
920 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:48:23.82 ID:wuOhQ2AO [1/11]
変なの投下しにきますた
注意餓鬼
・神裂さんが度を越した年下好きですの
・原作登場のミサカ17000号が出演します、ただし独自設定が付加されています、とミサカは(ry
・グダグダくさんなんだよ!
変なの投下しにきますた
注意餓鬼
・神裂さんが度を越した年下好きですの
・原作登場のミサカ17000号が出演します、ただし独自設定が付加されています、とミサカは(ry
・グダグダくさんなんだよ!
921 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:51:22.21 ID:wuOhQ2AO [2/11]
神裂「ふふ……香焼。もうこんなにしているのですか? 貴方も聖職者の端くれでしょう? 恥ずかしいとは思わないのですか?」スリスリ
香焼「ああ……女教皇様///……そんなとこ、触っちゃだめすよお……///」
神裂「仕方がありませんね。私が鎮めてあげましょう」ヌギヌギ
香焼「なななな!/// な、何で脱ぐすか!?///」バッ
神裂「男のモノを鎮めるには、胸で挟んで扱き上げるのが効果的だと土御門が言っていたので、実践してみようかと」
香焼「そ、そんな事、自分で何とかするすから、女教皇様は早く服を来て下さい!///」
神裂「そうですか……では、私はその様を見届けるとしましょう」
香焼「みみみみみ見ちゃらめえええ!///」
神裂「と思いましたがもう辛抱堪りませんいただきます!」コーウーヤーギーキューンッ!
香焼「いやああああああああ!!!」ガバッ
香焼「……ゆ、夢、だったすか……よかった……」ハア…ハア…
香焼「まったく、対馬さんが変な事言うから、夢まで見ちゃったすよ……」ズーン
建宮「なるほど。香焼は女教皇様に責めてほし」
香焼「人の寝言に聞き耳立ててんじゃねえええ!」
チャブダイスイング!
建宮「ゴブワアアア!」キラーン
922 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:53:29.36 ID:wuOhQ2AO [3/11]
ステイル「神裂、一体コレは何の真似だい?」ギチギチ
神裂「決まっているでしょう? 貴方を逃がさない為ですよ」
ステイル「それが何故かと聞いている!」ギチギチ
神裂「そ、そんな事……私を辱めるつもりですか!?///」ヌガセヌガセ
ステイル「僕を辱めている君が言えた台詞か!? くそ、早く縄を解け神裂!」ギチギチ
神裂「ああ、白くて逞しい背中……」スリスリ
ステイル「何故頬摺りをしているのかな神裂!?」ゾゾゾ
神裂「この肌を傷付けてしまうのは、正直に言えば辛いのですが……しかし、何故でしょうか? 傷付いた貴方を見てみたいという願望もあるのです」
神裂「その傷に更なる責め苦を与えられ、切なげに喘ぐ貴方を……」ウットリ
神裂「そういう訳で、まずはコレで貴方を傷付けていきますよ?」
ステイル「な、なんだその棘付きの鞭は……!」
神裂「天草式に代々伝えられてきたという伝説の拷問器具、その名も『七罪七鞭』です。さあ、始めますよステイル!」
ヒュンッビシッ!
ステイル「ッ!!」
ビシッビシッ!
神裂「ふふ……まだまだ序の口ですよ? 随分と辛そうですね?」ニタア
ステイル「ふん。そう、見えるかい? ッ!!」
923 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:55:27.08 ID:wuOhQ2AO [4/11]
神裂「ですが何時まで耐えられるでしょうね? ああ、ちなみに」
ヒュンッビシッ!
ステイル「ッ!! ちなみ、に?」
神裂「この鞭には肌に塗るだけで効果のある媚薬を染み込ませています。そろそろ効いてくるはずですが、どうですか、ステイル?」
ビシッ!
ステイル「び、やく、だと! ……くっ」
神裂「どうなんだって訊いてんだろ答えろよド素人がっ!!」
ビシンッビシンッビシンッ!
ステイル「ぅあっ……くっ……(なんだ、体が妙に火照る……これが、媚薬とやらの効果、という事か……!)」
神裂「早く答えやがれ! 聞こえねえのか木偶の坊がっ!!」
ビシッビシッビシッ!
ステイル「うっ……くぁっ……(体が熱くて、まともに動かない……)」ガクッ
神裂「はっ! ステイルの背中から血が……」
ステイル(……正気に戻ったのか? ……ッ!!)ビクウッ
神裂「れる、ずずっ、んくっ……不健康な味の血ですね……まだ若いのですから、煙草はもうお止めなさい」
ステイル(傷口を、舐めてやがる! ヘヴィだ……ヘヴィ過ぎる……! くそ、なんだコレは! 夢なら! 夢なら覚めてくれ!)ギチギチ
神裂「ですが、コレはコレで……」レロレロ
924 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:58:15.52 ID:wuOhQ2AO [5/11]
ステイル「ぐああああああ!!」ガバッ
ステイル「はあ、はあ、ま、全く、なんて夢を見ているんだ、僕は……あれじゃあまるで僕には被虐願望があるみたいじゃないか!」
ステイル「しかも、神裂にそうされたいというのか? ……馬鹿馬鹿しい、そんなはずがないだろう」
ステイル「……どうにも眠れそうにないし、とりあえず一服するか」シュボ
ステイル「……何故かな、吸いたい気分にならない」フッ
香焼「まったく、教皇代理ときたらまったく!」ズンズン
ステイル「うん? 君は確か……香焼、だったか?」
香焼「あ、ステイルじゃないすか。どうしたんすかこんな朝早くに」
ステイル「……悪夢のせいで目が冴えてしまってね。少し散歩でもしようかと思ったんだ」
香焼「……実は僕も悪夢を見てしまって、寝覚めが悪いので散歩してたんすよ」
ステイル「ッ! 君もか! ……お互い、とんでもない夢を見たらしいな」
香焼「ええ。おかげで聞き耳立ててた教皇代理にからかわれたすよ」
ステイル「……あれの性格は最早どうにもならない様だな」
香焼「まあ、思い切りぶっ飛ばしてやったすけどね」
ステイル「うん。ああいった手合いにはそうするのが一番だろうね」ニヤリ
925 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:03:19.26 ID:wuOhQ2AO [6/11]
ミサカ「おや、これは珍しい組み合わせですね、とミサカはお二方に声を掛けます」
ステイル「うん? 誰だったかな?」
香焼「ミサカちゃん、おはようす」
ステイル「香焼の知り合いかい?」
香焼「ええ、ちょくちょく日本人街に買い物に来るんすよ。必要悪の教会女子寮の雑用をしてるそうすよ」
ミサカ「初めまして、ミサカはミサカといいます、正確には検体番号17000号のミサカです以後お見知り置きを、とミサカは懇切丁寧に名乗りつつ神父らしき人に握手を求めます」スッ
ステイル「僕はステイル=マグヌス。必要悪の教会の神父だ。よろしくな」ガシッ
ミサカ「ほう、貴方がかの有名な天才ルーンマスター様でしたかお会い出来て光栄です、とミサカは誉めちぎってみますしかしマジでデカいなオイ」
ステイル「ふん。誉めても何も出ないぞ?」
香焼「うわっ、なんか随分な荷物すね」
ミサカ「食材が足りなかったので調達に行ってきたのです、とミサカは密かにおこぼれを頂戴する算段をゲフゲフンいやいや何も言ってませんよ聞こえてませんよね?」
香焼「あはは……」
ステイル「ふむ。面白い子だな」
ミサカ「ちなみに今日の料理当番は神裂さんです、とミサカはどうでもいい情報を……む?」
926 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:06:15.87 ID:wuOhQ2AO [7/11]
ステイル「神裂……か」トオイメー
香焼「女教皇様……すか」トオイメー
ミサカ「神裂さんがどうかしたのですか、とミサカは問いかけます」
ステイル「……夢だ。そう、あれは悪い夢だったんだ」ブツブツ
香焼「……ただの夢すよね。まさか本当に、なんて、有り得ないすよね。あはは……」ブツブツ
ミサカ「どんな夢だったのですか、とミサカは興味津々です」ズイッ
ステイル「よせ、忘れたい。口にするのもはばかられるおぞましい夢だ」ブルッ
香焼「思い出したら鬱になってきたす……」ズーン
ミサカ「……あー、ミサカには何も聞こえませんでしたよ、とミサカはお二方の心中を察して問い質すのを止めます」
ステイル「済まないな」
香焼「助かるす」
ミサカ「では、ミサカはこれで、とミサカは荷物を担ぎ直します、よっ……とと」フラフラ
香焼「ミ、ミサカちゃん! 重いんだろうし、僕が持つすよ!」ガシッ
ミサカ「いえ、しかし」
ステイル「英国紳士たるもの、淑女に荷物を持たすべからず、ってやつだな」ガシッ
ミサカ「あ、ありがとうございます、とミサカは少し照れながら感謝を述べます」ニコッ
香焼「へへへ……///」ニコニコ
ステイル(香焼の奴……そういう事か)ニヤリ
927 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:09:49.51 ID:wuOhQ2AO [8/11]
女子寮前
ミサカ「わざわざ運んで頂いてありがとうございます、とミサカは再度感謝を述べます」
香焼「これくらい、お安い御用すよ!」ニコッ
ステイル「そういう事だ」ニコッ
アニェーゼ「お帰りなさいミサカ。おや、香焼君にステイルさんじゃねえですか。こんな所に何の御用なんです?」
ミサカ「お二方に荷物をここまで運んで頂いたのです、とミサカは経緯を話します」
アニェーゼ「ふーん。そいつはご苦労様でした。そんじゃパッパと運び込んじまいますかね。よっこらせ、っと」
ミサカ「そうですね、とミサカは相槌を打ちつつ、よいしょ、っと荷物を持ち上げます。では、本当にありがとうございました、とミサカは重ねて感謝を述べます。では」ペコリ
スタスタ……
ステイル「香焼」
香焼「何すか?」
ステイル「君はミサカの事が好きなんだろう?」
香焼「ッ!! いっいやっ別にそんなんじゃないすよ!/// ただ荷物多くて大変そうだから手伝おうと思っただけすから!///」アタフタ
ステイル「ふん、まあそういう事にしておこう」ニヤニヤ
香焼「あ、信じてないすねこの不良神父が!」
ステイル「はっはっは、心外だなあ香焼君。僕はこう見えても敬虔な十字教信徒だよ? 不良だなんてとんでもない」ニヤニヤ
928 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:12:34.35 ID:wuOhQ2AO [9/11]
香焼「だったらまずはその煙草を……はっ!」ピキーン!
ステイル「うん? どうした……ッ!」ピキーン!
香焼「……気付いたすか?」ボソボソ
ステイル「……ああ。どうやら神裂が後をついて来ているようだな」ボソボソ
神裂「∥Д`)」
ステイル「……しかし、あんなに気配丸出しで尾行のつもりなのか?」ボソボソ
香焼「……一応天草式のトップ、のはずなんすけどね……」ボソボソ
神裂(ステイル、香焼、ステイル、香焼、ステイル、香焼……)プチプチ
ステイル「……神裂の奴、僕達を追跡しながら花占いをしてるぞ?」ボソボソ
香焼「……まさか、どっちを狙うか選んでるんすかね?」ボソボソ
ステイル「……冗談じゃない、捕まってたまるか。捲くぞ、香焼」ボソボソ
香焼「……了解す!」ボソボソ
ダッ!
神裂「Σ(´Д∥」
ダッ!
ステイル「ちっ、さすがに追いつかれるか!」
香焼「だったら、こいつを食らうすよ!」バッ
神裂「ッ!!」ガシッ
香焼「動きが止まったす! 今のうちに逃げるすよ!」
ステイル「言われなくとも!」
神裂「ああ、上条当麻の寝顔……///」ウットリ
タッタッタッ…
神裂「……はっ! ああ! うう……うふふ///」スリスリ
929 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:18:29.04 ID:wuOhQ2AO [10/11]
神裂「ステイル達には逃げられてしまいましたが、まあいいでしょう。任務の際に連れて行けば……うふふふふ」ニヤニヤ
神裂「さて、そろそろ料理を作りに戻らねば」
数日後
建宮「で、調査の程はどうなのよ?」
諫早「女教皇様は昨日もステイルを追跡していた。やはり『しょたこん』なのかも知れんの」
対馬「しかし、いつからだろうね? 女子寮の子達もああなった時期は分からないって言っていたし」
野母崎「土御門にも聞いてみたが、心当たりはないらしい。……まあ、あいつの事だ、嘘を吐いたって可能性も否定出来ないな」
牛深「自称『天邪鬼』だからな、あいつがけしかけたって考えた方が自然な気がするよ」
五和(女教皇様……早くいつもの貴女に戻って下さい)
pipipi…pi
五和「もしもし」
土御門『いよーう五和ちゃん、元気してるかにゃー?』
五和「土御門さん?(上条さんの番号だから上条さんかと思ったのに……クスン) 何か御用ですか?」
土御門『俺も聞かれた時はすっかり忘れてたんだが、ついさっきある事を思い出したんだぜい』
五和「何をですか?」
土御門『前にねーちんに「実は年下好きなんだにゃー?」ってからかい半分に聞いてみたんだが、その直後からどうにも様子がおかしくなったんだぜよ』
930 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:20:51.59 ID:wuOhQ2AO [11/11]
五和「えっ? じゃあ、女教皇様が度を越した年下好きになっているのは、本人の思い込みが原因なんですか!?」
土御門『多分にゃー。ほら、ねーちんって思い込み激しいとこあるだろ? それが原因で天草式を抜けたりしたぐらいだし』
五和「確かに……あり得なくはないですね。わざわざありがとうございます、では」pi
五和「聞こえてましたよね?」
建宮「……ああ、バッチリなのよ」
天草式一同(思い込みでショタコン化……女教皇様……おいたわしや……しかし!)
天草式一同「救われぬ者に救いの手を!!」
神裂「うふふ、上条当麻……その寝顔、今度直接拝みに行きますよ。そういえば……良く考えたら、土御門も年下ではないですか……うふふふふ……」ニヤニヤ
土御門「な、なんか寒気がするにゃー……」ブルッ
上条「奇遇だな、俺もだ……」ブルッ
逃げろ上条、土御門!
神裂さんが狙っているぞ!
果たして天草式は神裂さんを救う?事が出来るのか!?
続けられない
神裂「ふふ……香焼。もうこんなにしているのですか? 貴方も聖職者の端くれでしょう? 恥ずかしいとは思わないのですか?」スリスリ
香焼「ああ……女教皇様///……そんなとこ、触っちゃだめすよお……///」
神裂「仕方がありませんね。私が鎮めてあげましょう」ヌギヌギ
香焼「なななな!/// な、何で脱ぐすか!?///」バッ
神裂「男のモノを鎮めるには、胸で挟んで扱き上げるのが効果的だと土御門が言っていたので、実践してみようかと」
香焼「そ、そんな事、自分で何とかするすから、女教皇様は早く服を来て下さい!///」
神裂「そうですか……では、私はその様を見届けるとしましょう」
香焼「みみみみみ見ちゃらめえええ!///」
神裂「と思いましたがもう辛抱堪りませんいただきます!」コーウーヤーギーキューンッ!
香焼「いやああああああああ!!!」ガバッ
香焼「……ゆ、夢、だったすか……よかった……」ハア…ハア…
香焼「まったく、対馬さんが変な事言うから、夢まで見ちゃったすよ……」ズーン
建宮「なるほど。香焼は女教皇様に責めてほし」
香焼「人の寝言に聞き耳立ててんじゃねえええ!」
チャブダイスイング!
建宮「ゴブワアアア!」キラーン
922 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:53:29.36 ID:wuOhQ2AO [3/11]
ステイル「神裂、一体コレは何の真似だい?」ギチギチ
神裂「決まっているでしょう? 貴方を逃がさない為ですよ」
ステイル「それが何故かと聞いている!」ギチギチ
神裂「そ、そんな事……私を辱めるつもりですか!?///」ヌガセヌガセ
ステイル「僕を辱めている君が言えた台詞か!? くそ、早く縄を解け神裂!」ギチギチ
神裂「ああ、白くて逞しい背中……」スリスリ
ステイル「何故頬摺りをしているのかな神裂!?」ゾゾゾ
神裂「この肌を傷付けてしまうのは、正直に言えば辛いのですが……しかし、何故でしょうか? 傷付いた貴方を見てみたいという願望もあるのです」
神裂「その傷に更なる責め苦を与えられ、切なげに喘ぐ貴方を……」ウットリ
神裂「そういう訳で、まずはコレで貴方を傷付けていきますよ?」
ステイル「な、なんだその棘付きの鞭は……!」
神裂「天草式に代々伝えられてきたという伝説の拷問器具、その名も『七罪七鞭』です。さあ、始めますよステイル!」
ヒュンッビシッ!
ステイル「ッ!!」
ビシッビシッ!
神裂「ふふ……まだまだ序の口ですよ? 随分と辛そうですね?」ニタア
ステイル「ふん。そう、見えるかい? ッ!!」
923 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:55:27.08 ID:wuOhQ2AO [4/11]
神裂「ですが何時まで耐えられるでしょうね? ああ、ちなみに」
ヒュンッビシッ!
ステイル「ッ!! ちなみ、に?」
神裂「この鞭には肌に塗るだけで効果のある媚薬を染み込ませています。そろそろ効いてくるはずですが、どうですか、ステイル?」
ビシッ!
ステイル「び、やく、だと! ……くっ」
神裂「どうなんだって訊いてんだろ答えろよド素人がっ!!」
ビシンッビシンッビシンッ!
ステイル「ぅあっ……くっ……(なんだ、体が妙に火照る……これが、媚薬とやらの効果、という事か……!)」
神裂「早く答えやがれ! 聞こえねえのか木偶の坊がっ!!」
ビシッビシッビシッ!
ステイル「うっ……くぁっ……(体が熱くて、まともに動かない……)」ガクッ
神裂「はっ! ステイルの背中から血が……」
ステイル(……正気に戻ったのか? ……ッ!!)ビクウッ
神裂「れる、ずずっ、んくっ……不健康な味の血ですね……まだ若いのですから、煙草はもうお止めなさい」
ステイル(傷口を、舐めてやがる! ヘヴィだ……ヘヴィ過ぎる……! くそ、なんだコレは! 夢なら! 夢なら覚めてくれ!)ギチギチ
神裂「ですが、コレはコレで……」レロレロ
924 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 00:58:15.52 ID:wuOhQ2AO [5/11]
ステイル「ぐああああああ!!」ガバッ
ステイル「はあ、はあ、ま、全く、なんて夢を見ているんだ、僕は……あれじゃあまるで僕には被虐願望があるみたいじゃないか!」
ステイル「しかも、神裂にそうされたいというのか? ……馬鹿馬鹿しい、そんなはずがないだろう」
ステイル「……どうにも眠れそうにないし、とりあえず一服するか」シュボ
ステイル「……何故かな、吸いたい気分にならない」フッ
香焼「まったく、教皇代理ときたらまったく!」ズンズン
ステイル「うん? 君は確か……香焼、だったか?」
香焼「あ、ステイルじゃないすか。どうしたんすかこんな朝早くに」
ステイル「……悪夢のせいで目が冴えてしまってね。少し散歩でもしようかと思ったんだ」
香焼「……実は僕も悪夢を見てしまって、寝覚めが悪いので散歩してたんすよ」
ステイル「ッ! 君もか! ……お互い、とんでもない夢を見たらしいな」
香焼「ええ。おかげで聞き耳立ててた教皇代理にからかわれたすよ」
ステイル「……あれの性格は最早どうにもならない様だな」
香焼「まあ、思い切りぶっ飛ばしてやったすけどね」
ステイル「うん。ああいった手合いにはそうするのが一番だろうね」ニヤリ
925 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:03:19.26 ID:wuOhQ2AO [6/11]
ミサカ「おや、これは珍しい組み合わせですね、とミサカはお二方に声を掛けます」
ステイル「うん? 誰だったかな?」
香焼「ミサカちゃん、おはようす」
ステイル「香焼の知り合いかい?」
香焼「ええ、ちょくちょく日本人街に買い物に来るんすよ。必要悪の教会女子寮の雑用をしてるそうすよ」
ミサカ「初めまして、ミサカはミサカといいます、正確には検体番号17000号のミサカです以後お見知り置きを、とミサカは懇切丁寧に名乗りつつ神父らしき人に握手を求めます」スッ
ステイル「僕はステイル=マグヌス。必要悪の教会の神父だ。よろしくな」ガシッ
ミサカ「ほう、貴方がかの有名な天才ルーンマスター様でしたかお会い出来て光栄です、とミサカは誉めちぎってみますしかしマジでデカいなオイ」
ステイル「ふん。誉めても何も出ないぞ?」
香焼「うわっ、なんか随分な荷物すね」
ミサカ「食材が足りなかったので調達に行ってきたのです、とミサカは密かにおこぼれを頂戴する算段をゲフゲフンいやいや何も言ってませんよ聞こえてませんよね?」
香焼「あはは……」
ステイル「ふむ。面白い子だな」
ミサカ「ちなみに今日の料理当番は神裂さんです、とミサカはどうでもいい情報を……む?」
926 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:06:15.87 ID:wuOhQ2AO [7/11]
ステイル「神裂……か」トオイメー
香焼「女教皇様……すか」トオイメー
ミサカ「神裂さんがどうかしたのですか、とミサカは問いかけます」
ステイル「……夢だ。そう、あれは悪い夢だったんだ」ブツブツ
香焼「……ただの夢すよね。まさか本当に、なんて、有り得ないすよね。あはは……」ブツブツ
ミサカ「どんな夢だったのですか、とミサカは興味津々です」ズイッ
ステイル「よせ、忘れたい。口にするのもはばかられるおぞましい夢だ」ブルッ
香焼「思い出したら鬱になってきたす……」ズーン
ミサカ「……あー、ミサカには何も聞こえませんでしたよ、とミサカはお二方の心中を察して問い質すのを止めます」
ステイル「済まないな」
香焼「助かるす」
ミサカ「では、ミサカはこれで、とミサカは荷物を担ぎ直します、よっ……とと」フラフラ
香焼「ミ、ミサカちゃん! 重いんだろうし、僕が持つすよ!」ガシッ
ミサカ「いえ、しかし」
ステイル「英国紳士たるもの、淑女に荷物を持たすべからず、ってやつだな」ガシッ
ミサカ「あ、ありがとうございます、とミサカは少し照れながら感謝を述べます」ニコッ
香焼「へへへ……///」ニコニコ
ステイル(香焼の奴……そういう事か)ニヤリ
927 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:09:49.51 ID:wuOhQ2AO [8/11]
女子寮前
ミサカ「わざわざ運んで頂いてありがとうございます、とミサカは再度感謝を述べます」
香焼「これくらい、お安い御用すよ!」ニコッ
ステイル「そういう事だ」ニコッ
アニェーゼ「お帰りなさいミサカ。おや、香焼君にステイルさんじゃねえですか。こんな所に何の御用なんです?」
ミサカ「お二方に荷物をここまで運んで頂いたのです、とミサカは経緯を話します」
アニェーゼ「ふーん。そいつはご苦労様でした。そんじゃパッパと運び込んじまいますかね。よっこらせ、っと」
ミサカ「そうですね、とミサカは相槌を打ちつつ、よいしょ、っと荷物を持ち上げます。では、本当にありがとうございました、とミサカは重ねて感謝を述べます。では」ペコリ
スタスタ……
ステイル「香焼」
香焼「何すか?」
ステイル「君はミサカの事が好きなんだろう?」
香焼「ッ!! いっいやっ別にそんなんじゃないすよ!/// ただ荷物多くて大変そうだから手伝おうと思っただけすから!///」アタフタ
ステイル「ふん、まあそういう事にしておこう」ニヤニヤ
香焼「あ、信じてないすねこの不良神父が!」
ステイル「はっはっは、心外だなあ香焼君。僕はこう見えても敬虔な十字教信徒だよ? 不良だなんてとんでもない」ニヤニヤ
928 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:12:34.35 ID:wuOhQ2AO [9/11]
香焼「だったらまずはその煙草を……はっ!」ピキーン!
ステイル「うん? どうした……ッ!」ピキーン!
香焼「……気付いたすか?」ボソボソ
ステイル「……ああ。どうやら神裂が後をついて来ているようだな」ボソボソ
神裂「∥Д`)」
ステイル「……しかし、あんなに気配丸出しで尾行のつもりなのか?」ボソボソ
香焼「……一応天草式のトップ、のはずなんすけどね……」ボソボソ
神裂(ステイル、香焼、ステイル、香焼、ステイル、香焼……)プチプチ
ステイル「……神裂の奴、僕達を追跡しながら花占いをしてるぞ?」ボソボソ
香焼「……まさか、どっちを狙うか選んでるんすかね?」ボソボソ
ステイル「……冗談じゃない、捕まってたまるか。捲くぞ、香焼」ボソボソ
香焼「……了解す!」ボソボソ
ダッ!
神裂「Σ(´Д∥」
ダッ!
ステイル「ちっ、さすがに追いつかれるか!」
香焼「だったら、こいつを食らうすよ!」バッ
神裂「ッ!!」ガシッ
香焼「動きが止まったす! 今のうちに逃げるすよ!」
ステイル「言われなくとも!」
神裂「ああ、上条当麻の寝顔……///」ウットリ
タッタッタッ…
神裂「……はっ! ああ! うう……うふふ///」スリスリ
929 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:18:29.04 ID:wuOhQ2AO [10/11]
神裂「ステイル達には逃げられてしまいましたが、まあいいでしょう。任務の際に連れて行けば……うふふふふ」ニヤニヤ
神裂「さて、そろそろ料理を作りに戻らねば」
数日後
建宮「で、調査の程はどうなのよ?」
諫早「女教皇様は昨日もステイルを追跡していた。やはり『しょたこん』なのかも知れんの」
対馬「しかし、いつからだろうね? 女子寮の子達もああなった時期は分からないって言っていたし」
野母崎「土御門にも聞いてみたが、心当たりはないらしい。……まあ、あいつの事だ、嘘を吐いたって可能性も否定出来ないな」
牛深「自称『天邪鬼』だからな、あいつがけしかけたって考えた方が自然な気がするよ」
五和(女教皇様……早くいつもの貴女に戻って下さい)
pipipi…pi
五和「もしもし」
土御門『いよーう五和ちゃん、元気してるかにゃー?』
五和「土御門さん?(上条さんの番号だから上条さんかと思ったのに……クスン) 何か御用ですか?」
土御門『俺も聞かれた時はすっかり忘れてたんだが、ついさっきある事を思い出したんだぜい』
五和「何をですか?」
土御門『前にねーちんに「実は年下好きなんだにゃー?」ってからかい半分に聞いてみたんだが、その直後からどうにも様子がおかしくなったんだぜよ』
930 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2010/08/11(水) 01:20:51.59 ID:wuOhQ2AO [11/11]
五和「えっ? じゃあ、女教皇様が度を越した年下好きになっているのは、本人の思い込みが原因なんですか!?」
土御門『多分にゃー。ほら、ねーちんって思い込み激しいとこあるだろ? それが原因で天草式を抜けたりしたぐらいだし』
五和「確かに……あり得なくはないですね。わざわざありがとうございます、では」pi
五和「聞こえてましたよね?」
建宮「……ああ、バッチリなのよ」
天草式一同(思い込みでショタコン化……女教皇様……おいたわしや……しかし!)
天草式一同「救われぬ者に救いの手を!!」
神裂「うふふ、上条当麻……その寝顔、今度直接拝みに行きますよ。そういえば……良く考えたら、土御門も年下ではないですか……うふふふふ……」ニヤニヤ
土御門「な、なんか寒気がするにゃー……」ブルッ
上条「奇遇だな、俺もだ……」ブルッ
逃げろ上条、土御門!
神裂さんが狙っているぞ!
果たして天草式は神裂さんを救う?事が出来るのか!?
続けられない
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