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アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~
705 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:01:09.80 ID:U6tU8kw0 [1/16]
サマーウォーズ観終わった!風呂にも入った!そんでヘタ錬工房も書き終わった!
でも禁書21巻は買う予定が全くない!ふしぎ!
だもんで今から投下します、が、その前に注意がひとつふたつ
若干長いです、あと何をトチ狂ったのかバトル展開入れてます、そしてそこだけ地の文入ってます
そして多分文法とかめっちゃくちゃです、つか、地の文っつーんだろうかこれ?わからん
まあいいや、はじめて、だったから……
なんでまあ、ご指摘ご指南ございましたら、遠慮無く言っていただければ幸いです
もちろん単純におもしろくねーよとかでもお願いします、死にたくなって喜びます
でもまあ結局、俺の勝手なオナニーなんで、無視するのが一番なんじゃないかな
投下します
サマーウォーズ観終わった!風呂にも入った!そんでヘタ錬工房も書き終わった!
でも禁書21巻は買う予定が全くない!ふしぎ!
だもんで今から投下します、が、その前に注意がひとつふたつ
若干長いです、あと何をトチ狂ったのかバトル展開入れてます、そしてそこだけ地の文入ってます
そして多分文法とかめっちゃくちゃです、つか、地の文っつーんだろうかこれ?わからん
まあいいや、はじめて、だったから……
なんでまあ、ご指摘ご指南ございましたら、遠慮無く言っていただければ幸いです
もちろん単純におもしろくねーよとかでもお願いします、死にたくなって喜びます
でもまあ結局、俺の勝手なオナニーなんで、無視するのが一番なんじゃないかな
投下します
706 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~1[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:02:35.33 ID:U6tU8kw0 [2/16]
アウレ「快然、今日は休みだったのでこないだミサカとした約束通り、セブンスミストやその他諸々に行ってきた」
ミサカ「お洋服を結構な数買いました、とミサカはホクホク顔です」
インデックちゅ「ご飯もいっぱい食べたんだよ!」
アウレ「当然、また私の財布は空になったがな…、まあそれはいい、問題は……」
ミサカ「はい、今現在、私たちはアトリエの前にいるわけですが、アトリエ内部から人間の反応がするのです、とミサカは緊張感をはらみつつ状況説明をします」
アウレ「愁然、せっかく楽しい休日を過ごしてきたというのに、気分が台無しではないか……」
インデックちゅ「警備員に連絡ちゅる?」
アウレ「否然、これ以上面倒を負うのはゴメンだ、まあ『倒れ伏せ』、『すべて忘れろ』、『帰れ』、『(盗まれたものとか)元に戻れ』のコンボで問題ないだろう」
ミサカ「…前々から思ってましたが、お父さんって存在自体が結構なチートですよね、とミサカは尊敬半分呆れ半分の発言をします」
アウレ「ふふふ、そう思うかミサk」
インデックちゅ「でもヘタレだから丁度プラマイゼロなんだよ」
アウレ「」ズーン
インデックちゅ「ほら、こういう所が」
ミサカ「……お父さん……」
アウレ「……が、俄然、気を取り直そう!扉を開ける前に『倒れ伏せ』の命令をかける!ミサカ、扉の開閉を頼む!」
ミサカ「おっと合点承知の助!とミサカは扉に手をかけます」
アウレ「それでは…、『倒れ伏せ、侵入者共』!!」
ガン!!
???「いってェ!なンだァ!?」
アウレ「猛然、かかった!!」
707 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~2[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:03:26.87 ID:U6tU8kw0 [3/16]
ガチャ
アウレ「冷然、人の留守中に勝手に入り込むとは……、見下げ果てたやつ!この私が成敗してくれるわ!」
インデックちゅ「なんでちょっと時代劇調なんだよ……、って、ちょっと待って!?」
一方「あーいってェ、なンだったンだ今の……、一瞬、体がクッソ重くなったンですけどォー……、って、お前ら……?」
アウレ「(……な、愕然、私の黄金錬成を受けて、立ち上がっているだと……?)」
ミサカ「(……この男……!)」
一方「……緑髪のオールバックにィ、『超電磁砲』のクローンとォ……、えらくちっこいなンだかわかンない奴……、話通りだなァ、お前らがここの住人ってわけですかァ?」
アウレ「……憤然!空き巣め、前もってウチの家族構成を調べ上げているとは!!」
一方「……空き巣ゥ?おいおい、勘違いすンなよ?俺は急ぎで依頼したい仕事があったンでェ、ちょっくら留守中にお邪魔させて頂いただけですゥ。
……まァ、外で待つのもヤだったから勝手にあがらせてもらいましたけどねェ?ぎゃは」
アウレ「貴様…!!」
ミサカ「待ってくださいお父さん! その男は危険です!」
アウレ「……なに?この男を知っているのかミサカ!!」
ミサカ「ええ、今の気持ち悪いァィゥェォン口調……、まるでモヤシのように貧弱な体躯……、滲み出る厨二臭……、データと完全に一致! 間違いありません!
この男こそ、学園都市第一位にして、『絶対能力進化実験』の中核……、『一方通行』です! とミサカは断言します!!」
インデックちゅ「じゃ、じゃあこの男が例の実験で……、って……」
一方「」ズーン
インデックちゅ「……なんかヘコんでるんだよ」
ミサカ「ええと、もしかして今のモヤシ呼ばわりが効いた?とミサカは心当たりを探します」
アウレ「呆然、……まあなんだ、コーヒーでも飲むか?」
一方「……うン」
709 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~3[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:06:03.76 ID:U6tU8kw0 [5/16]
一方「コーヒーうめェ」
アウレ「唖然、もう機嫌よくなってやがる。……で、なんの用だ、急な依頼とはいえ、休日に押しかけられるのは流石に困るのだが」
一方「オイオイ、オマエそれが客に対する態度かァ?ちょォっと傷つくぜェ?」
インデックちゅ「世間一般では、留守中に勝手に鍵を開けて家に入ってくる奴を客とは呼ばないんだよ!」
ミサカ「全くです、せっかくお買い物から帰ってきていい気分だったのに、このモヤシのせいで最悪の気分ですよ、とミサカはさらに追い込みをかけます」
一方「ぐ……、わ、悪かったよォ……」
アウレ「厳然、お前らもちょっと黙れ、私としてもさっさと依頼を聞いて、さっさと帰ってもらいたいのだ」
一方「お前らァ!しまいにゃ泣くぞォ!?」
アウレ「黙れモヤシ、さっさと依頼言え」
インデックちゅ「帰れ」
ミサカ「死ね」
一方「ぐぬぬゥ……、……依頼ってのはァ、そこのクローンをもう一人つくって欲しいってェ事だ」
ミサカ「!!!」
一方「……勘違いすンなよ、あンなクソ実験、たち消えになったンなら俺だってやりたくねェよ」
アウレ「……ならば、何故?」
一方「決まってンだろ?打ち止めとのフラグも実験とともに折れちまったンでなァ、まあ実験はやりたかねェが、打ち止めのいない世界も耐えられねェってこった」
アウレ「……は?」
一方「あ、そうだ、言い忘れてたわ、そこのやつよりも若く作ってくれよなァ?中学生はババァだからな、10才前後だなァ、もち、性格は原作準拠で頼む」
ミサカ「」
インデックちゅ「」
一方「報酬ならたンまり出せるぜェ、まぁ打ち止めとのキャッキャウフフは金なンぞでは買えないもンなンだが……」
アウレ「『帰れ、全部忘れろ、二度と来んな』」
一方「お邪魔しましたァ~」
710 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~4[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:06:43.20 ID:U6tU8kw0 [6/16]
バタン
インデックちゅ「……GJなんだよ、アウレオルちゅ」
アウレ「……脱然、頭いってえ……」
ミサカ「お父さーん、あのセロリはともかく、ミサカも妹が欲しいです、とミサカは空気を読まずにおねだりします」
アウレ「……すまないミサカ、今の私にはボケに突っ込む気力が……」
バタン!!
一方「って帰るわけねェだろうがクソッタレェェェ!!!」
アウレ「んな!?がががが愕然、私の黄金錬成が効いていないだと!?」
一方「そりゃァコッチの台詞だァ!俺の『反射』が一時でも適応されないだとォ!?お陰で脳内の打ち止めが綺麗サッパリ居なくなるとこだったじゃねェか!!」
インデックちゅ「……これは、アレだね、原作でいうヴォジャノーイの水の槍と似た感じの現象なんだよ」
ミサカ「解説GJ、とミサカは惜しみない賞賛をインデックちゅに送ります」
一方「と・も・か・くゥ!さっさと打ち止め出せやこの野郎ォ!!」
アウレ「当然!貴様のようなロリコンの所にみすみす幼女を差し出せるか!!」
一方「ンだとォ!?こうなったら実力行使だ!泣きわめいて自分からヤラせてくださいっておねだりするまで痛めつけてやっからよォ!!」
アウレ「……泰然、やってみろ、出来るものならな」
一方「……上等ォ」
ミサカ「え、何この流れ、とミサカは……」
……ミサカは、それ以上言葉を続けることができなかった。
その瞬間、アウレオルスと一方通行から、名状しがたい殺気が噴出したからである。
711 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~5[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:07:31.20 ID:U6tU8kw0 [7/16]
ゆるりとした動きで、アウレオルスが懐より細い鍼を取り出し、己の首筋に突き立てる。
『アトリエとその外部の空間を隔絶、インデックちゅ、ミサカ両名も同様』
「ちょ……!」
「ちゅ……!」
アウレオルスがそう唱えた瞬間、ミサカとインデックちゅは、強制的にアトリエの外に排出された。
「へェ……?精神操作だけじゃなく、面白いことできンだなテメェ」
一方通行がアトリエの壁をコツコツと叩きながら言う。
「錬金術士っつゥのは皆こういう事出来る訳?」
軽口をたたきつつも、その細い体躯からは、おぞましいほどの殺気が溢れでていた。
「豪然、錬金界広しといえども、『黄金錬成』を使えるのは私だけだろう」
返答と共に、アウレオルスも、圧倒的な威圧感をもって、それを受け止める。
「ふゥん……?まァ、どっちにしろ今からテメェをギッタンギッタンにすることにゃァ変わりないんですけどねェ!!」
そう言い放った一方通行の軸足が木製の床を踏み抜く。
次の瞬間、踏み抜かれた床の木片が散弾銃のようにアウレオルスへと襲いかかった。
だが……
『防壁を展開、あらゆる攻撃を遮断』
例のごとくアウレオルスが鍼を首に刺し、つぶやくと、彼の眼前に半透明の防壁が顕現し、木片の散弾を弾き飛ばした。
「チィッ……」
はじかれた木片を視認し、次の行動に移ろうとする一方通行だったが、それよりも早くアウレオルスの言葉が続く。
『奈辺より槍を射出、致命傷を避けつつ、四肢を串刺しにせよ』
その言葉と共に、どこからともなく現れた4本の槍が、正確に一方通行の四肢を狙い、射出される。
先ほどの精神操作が、……一時的とはいえ……、絶対防御であるはずの『反射』をかいくぐって来たことから、たたらを踏む一方通行。
しかし槍はその四肢を貫通することなく、一方通行の斜め後方に滑るように弾かれ、……そして虹色の光条となって消滅した。
712 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~6[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:08:12.01 ID:U6tU8kw0 [8/16]
「……チっとビビりはしたが、一応、『反射』は適応されているみてェだなァ? ……ならァ!!」
言うが早いか、一方通行は豹のごとき速度で『防壁』へ肉薄し、触れる、すると『防壁』から虹が溢れ出、みるみるその形状を無くしてゆく。
「完全なベクトル操作はできねェが、こうやってりゃァいつかは消えちまうってこったァ!!」
無論、それをやるためには、『防壁』に触れ続けていなければいけないのだが、物理攻撃を『反射』した今、アウレオルスからの攻撃はさしたる意味を持たない。
……あ、精神攻撃は別ね?アレをこの設定でやっちゃうとあまりにもあっさり終わっちゃうから使わせないです、はい。
つーか、「お邪魔しましたァ~」やらせたかっただけですから、アレ。
眼前で消滅していく防壁を、しかし慌てるでもなく見つめ、
「なるほど、真説その能力、私の『黄金錬成』も例の外に漏れず弾き飛ばすらしい。……しかしながら、完全に弾いているわけでもあるまい、ならば……」
余裕の表情を崩さず、アウレオルスは鍼を己の首筋に突き立てる。
『奈辺より万力を召喚、一方通行の四肢を潰せ、消滅した部品はその場にて再生を』
その刹那、一方通行の四肢に万力が装着され、ギリギリと音を立てながら圧潰を開始した。
一方通行の表情が、驚愕へと変わる。
『反射』を行っても、その万力が消滅しないからだ。
否、消滅はしている。問題なのは、消滅した部分が、消滅を上回る速度で再生していることだ。
もともと中途半端に『反射』を行っていた反射膜が、対応しきれずに悲鳴を上げ始めている。
もちろん、宙空に浮かんでいる状態の万力であるため、装着した状態でも動けるはずである。
しかしいかなる力が働いているのか、その万力は前後左右、どの方向へ動こうとしても頑として動かず、
虹を撒き散らしながら再生を繰り返し、ゆっくりと、しかし確実に圧力を強めていった。
身動きが取れなくなったことに歯噛みしつつ、一方通行はアトリエ中の空気の流れを暴風の刃へと変化させ、アウレオルスにぶつけたが、
『防壁を再展開、刃より我を守れ』
通常ならば、アトリエごと人体を薙ぎ払えるであろう暴風は、しかしアウレオルスが再展開した『防壁』によって阻まれた。
「これならどうだァ!!?」
圧縮された空気がプラズマへと変貌し、アウレオルスへ襲いかかるも、『防壁』に触れた瞬間に霧散する。
「必然、無駄だ」
アウレオルスが、つまらなそうにつぶやく。
『反射』による消滅には耐えれなかったが、『防壁』には、この世のあらゆる物理法則が通用しないように設定がしてある。
『反射』以外の攻撃は完全に無意味なのだ。
713 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~7[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:08:44.79 ID:U6tU8kw0 [9/16]
そして、一方通行が無駄な攻撃をつづけている合間にも、万力は圧力を強めていた。
事実、一方通行の四肢からは、少量ではあるが血が流れ始めていた。
このまま圧潰を続ければ、反射膜ごと一方通行の四肢を粉砕するだろう。
身動きを封じられた今、一方通行に打つ手はない。
「……当然、詰みだな。依頼を諦めるならば、その万力を外してやってもいい」
嘆息しつつ、アウレオルスが一方通行に提案した。
もちろん、外した瞬間に反撃されることも考慮してはいたが、これまでの攻防で、実力差ははっきりしていた。
たとえ奇襲をかけられたとて、瞬時には破れない防壁、そして今度こそ粉砕されるであろう四肢。
それがわからんほど、馬鹿な男でもあるまい、と考えての発言であった。
提案を受けた一方通行は、既に攻撃をやめていた。
万力の圧力が激痛を生んでいる為だろうか、額には脂汗が浮かび、顔は苦痛に歪んでいる。
「わ……、わかったよォ……、諦めるから、コイツを外してェ……」
その言葉を聞き、ようやく屈したか、とアウレオルスが万力を外すために、首筋に鍼を刺した瞬間、
「……なァんて言うとでも思ったかよ。あァ!?」
714 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~8[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:09:41.58 ID:U6tU8kw0 [10/16]
ぐちゃり、と歪んだような笑みを浮かべる一方通行。
その笑みに、一瞬、本能的な恐怖を覚えたアウレオルスは、反射的に、
『跳べ!!』
と叫び、先程まで一方通行がいた位置の背後、……先程まで自分がいた位置の正面だが……、に空間転移した。
空間転移時のタイムラグに、何が起こったかを確認したアウレオルスは、言葉を失う。
先程まで一方通行を捕縛していた万力が、粉々に粉砕されていたのだ。
否、万力だけではない。絶対的な防御力を誇るはずの『防壁』さえも粉砕され、もはや原型を留めていない。
そして、先程まで自分がいた位置に、今度は一方通行が立っている、拳を振り抜いた姿勢で。
「ったく……、空間転移まで出来やがるたァ……、ほんとに何でもありなンですねェ、奥さン?」
振り返った一方通行に、もはや先程までの苦痛の表情はない、あるのはただ、狂気を含んだ笑顔。
「まァでも、流石に焦ったわ、反射膜ごと俺の両腕両足潰してくるとかなァ…、俺をここまで追い詰めたのって、お前が初めてなンじゃねェの?ぎゃは」
言葉とは裏腹に、愉しそうに笑う一方通行をみて、驚愕の色を隠さずアウレオルスが叫ぶ。
「愕然、なぜ私の『黄金錬成』が効かぬ!」
「ああ、そのことだけどよォ、確かに最初、お前の能力……、『黄金錬成』だっけか?なンか訳わかンねェベクトルが混ざっててさァ、『反射」しきれなかったンだわ」
けどよォ……、あンだけ反射膜に密着されてたら、そりゃァ分析も完了するぜェ?あとはそのベクトルに『反射』のフィルターを設定するだけだ、そういうこと」
……つまるところ、原作で垣根帝督に行った戦法を、今回はアウレオルスの『黄金錬成』に適応させた、それだけのことである。
SS的には余りひねりのない結果で申し訳ないが、しかし、もはや形成は完全に逆転した。
「くっ…、『銃をこの手に、弾丸は魔弾、用途は射出、人間の動体視力を超える速度にて、射出を開始せよ』!!」
アウレオルスの手元に件の暗器銃が握られ、一方通行に向かって魔弾が射出された。
「あはぎゃは!!無駄だってンだよォ!!!」
しかし魔弾は一方通行によって反射され、アウレオルスの頬をかすめる。
715 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~9[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:11:11.78 ID:U6tU8kw0 [11/16]
「今度はこっちからいくぜェ!!」
そう言い放ち、一方通行が壁を殴ると、アトリエ中の瓦礫やガラス片などが、一斉にアウレオルスに襲いかかったが、
『意味なき投石は、すべて消滅せよ!』
アウレオルスの号令とともに、襲いかかる瓦礫の雨が、綺麗サッパリ消失した。
したのだが、そもそも瓦礫の雨自体が隙を作るための目眩ましだったのか、間を置かず、白い弾丸と化した一方通行が突撃を開始していた。
一瞬にて眼前まで迫った一方通行に対し、間一髪、アウレオルスの、
『跳べ!』
の命令が間に合った。またも一方通行から離れた距離に転移するアウレオルス。
それを見て、うんざり、といった顔で一方通行が語りかける。
「ったくよォ、ピョンピョンピョンピョン、カエルみてェに跳びまわりやがって、……ああ、髪も緑だなテメェ、ちょっと似てンじゃねェの?なンだっけほら……ゲブ太?」
某超電磁砲が聞いたら発狂しそうな間違いを犯しつつ、一方通行は言葉を続ける。
「まァそれはそれとして、もうわかったろ? オマエじゃ俺にゃァ勝てねェよ。……俺としてもさァ、さっさと打ち止めちゃンを出してくれれば、こンなメンドクセェ事せずにすむンですけどォ。
……そういやさっき、テメェ俺の両腕両足もぎとろうとしてやがったなァ……?このまま続けンなら、そっくりそのままやり返してやってもいいンですけどねェ?」
先程のアウレオルスと同様、……こちらはやや恫喝の色が濃いが……、提案をおこなう一方通行。
それを受け、しかしアウレオルスは、
「瞭然、何を言っているのか? 私が貴様に勝てないだと? 思い違いも甚だしいことだな」
716 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~10[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:11:51.84 ID:U6tU8kw0 [12/16]
「…あァ?」
絶体絶命の状況にかかわらず、全く動じていないアウレオルスを訝しげに見つめる一方通行。
「漫然、少々物分りが悪いようだな。よろしい、教育しなおしてやるとしよう」
『一方通行の全周を囲むよう、うにを召喚、数は400、物理法則を無視し、その場に留まれ』
その言葉通り、一方通行の周囲を立体的に、400個のうにが取り囲む。
「ぎゃははは!何なンですかァこりゃァ!! うにィ!? 追いつめられて気でも触れやがりましたかァ?」
あまりにもシュールな光景を見た一方通行は、爆笑しつつも、暴風を発生させ、うにを吹き飛ばそうとする、だが……
「……ァン?なンで吹き飛ばねェンだよ?」
「必然、物理法則を無視すると言ったろう、貴様がそれを排除するためには、己の体で触れるしかない」
先程と同じく、つまらなそうにつぶやくアウレオルス。
「そして……、次の一手で、貴様の負けが確定する」
瞬間、ようやく合点がいったのか、攻撃のために暴風の刃を巻き起こそうとする一方通行
『先のうにに効果を付随、接触起爆にてとげを散乱させよ、散乱の起点は接触部、全弾、自動追尾にて一方通行へ突撃を開始せよ』
しかし、それよりも一足早く、アウレオルスの言葉が発せられた。
717 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~11[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:12:20.44 ID:U6tU8kw0 [13/16]
アウレオルス家の庭
ミサカ「お父さん!開けてください!とミサカはドンドンとアトリエの扉をたたきます!!」
インデックちゅ「……無駄だよみちゃか、今、アトリエとココは完全に空間を隔絶ちゃれている。アウレオルちゅには届かないよ」
ミサカ「でも! 相手はあの一方通行ですよ!?とミサカは声を荒らげます!!」
インデックちゅ「……大丈夫なんだよ、なんちぇアウレオルちゅは、実力だけなら禁書界で最強なんだから」
ガチャ
アウレ「悚然、実力だけ、とはご挨拶だなインデックちゅ」
ミサカ「お父さん!!」
インデックちゅ「おー、早かったんだよ」
アウレ「喧然、少々てこずったがな、……とミサカ、何を怖い顔をしている?」
ミサカ「……心配したんですからね、とミサカは涙目になりつつもお父さんを睨みつけます」
アウレ「……粛然、勝手に外に出してすまなかった。未然、お前たちを危険に晒したくなかったのでな」
ミサカ「……ん、無事に出てきたことだし、許してあげます、とミサカはお父さんの胸板に頭をグリグリしながら答えます」
インデックちゅ「……ところで、アウレオルちゅ」
アウレ「ん?何だ?」
インデックちゅ「首筋に鍼が刺ちゃりっぱなしなんだよ」
アウレ「……」
インデックちゅ「……どのあたりから?」
アウレ「……最初の空間転移の時から」
インデックちゅ「……取れば?」
アウレ「否然、今これを取ると、足がガクガクになり、汗と涙と鼻水と尿が吹き出る」
ミサカ「……お父さん……」
インデックちゅ「……締まらない男なんだよ」
718 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~12[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:14:21.20 ID:U6tU8kw0 [14/16]
アトリエ内
ミサカ「うわ、予想はしてましたが、これほどメチャクチャになっているとは……、とミサカは我が家の惨状を解説します」
アウレ「眩然、そうだった、元に戻さなければな……」
インデックちゅ「ちょういえば、あくちぇられーたはどこに?」
アウレ「ああ、そこ」
うにセロリ「うう……、全身がチクチクするゥ……」
ミサカ「ブフォッ!!なwwんwwwwwでwwwうwwにwwwwwまwwみwwwwれ、とミサカは余りの光景に…プ、ククク…」
アウレ「当然、一番アトリエらしいフィニッシュブローだからだ!」
インデックちゅ「……というか、どこをどうちたらこんな状態に?外見がほぼうに魔人なんだよ……」
アウレ「ああ、まあ有り体に言えば、木原神拳爆弾バージョンだ、接触面を起点として、うにのとげを撒き散らした結果だ」
インデックちゅ「……その爆発方法だと、普通はこんなふうにはならないんだよ……良くてカちゅリ傷なんじゃ……?」
アウレ「必然、『黄金錬成』ならば通常の物理法則を無視することも可能だからな、問題ない」
ミサカ「さwwwwwすwwwwwがwwwwwwwwちwwwwwwwwいwwwwwwとwwwwwww」
インデックちゅ「笑いちゅぎなんだよ!」
うにセロリ「まったく、だ、ぜェ…、ぎゃああああああああン!!足の裏のとげがあああああああ!!!」
インデックちゅ「そんな状態でたつからなんだよ!!ってか動けんのかよ!!」
ミサカ「うwwwwwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww、うwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww」
アウレ「愕然……、貴様、その状態で立ち上がれるとは、これもロリコンの業のなせるわざか……」
うにセロリ「うう……、いってェ……、だが、負けるわけには……、いかねェんだよォ……!!」
アウレ「……唖然、貴様は馬鹿だ、大馬鹿野郎だ、もう痛みで演算もろくにできないくせに、まだ立ち上がるか、馬鹿め!!」
インデックちゅ「……馬鹿ってところは賛成ちゅるけど、なんでちょっとカッコよく言うんだよ……」
アウレ「……必然、そのままでは死ぬぞ、一方通行」
うにセロリ「やか……ま……しィ……、俺は……、俺は勝って、あいつと……」
ミサカ「うwwwwwにwwwwwwwwwwカッコつけるwwwwwwうwwwwwwwwにwwwwwwwwww」
アウレ「……」
???「あれ?ここはどこ?ってミサカはミサカは疑問をもってみる」
719 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~13[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:16:18.80 ID:U6tU8kw0 [15/16]
一方「ハァ……?ラ……打ち止めァ……?ァ、治ってる、ってかうにが取れてる……?」
打ち止め「わ!!みつけたよーってミサカはミサカはあなたに抱きついてみる!!」
一方「ォ、おい。……こ、こりゃァ一体、どういう風の吹き回しだァ?」
アウレ「……ふん。淡然、貴様はここで断っても、今度は研究機関を恫喝しに行くのだろう?
ならばここで創ってやったほうが研究員さんの仕事を増やさずに済む。まぁ、それに」
一方「……?」
アウレ「……先程の気概、見事だった。……娘を、頼むぞ?」
一方「……ォ、お義父さン……、……任せてください。……イエスロリコン・ノータッチ、ですから」
打ち止め「ねー、なんのおはなししてるのーってミサカはミサカはあなたの袖をグイグイ引っ張ってみる!」
一方「……なンでもねェよ、さァ、帰ろうぜ?俺達の家に」
打ち止め「うん!ってミサカはミサカは元気よく頷いてみる!」
一方「……それじゃァお義父さン達、……お世話に、なりました」
打ち止め「またねーお父様、ってミサカはミサカは手を振ってみる!」
アウレ「当然、では、また」
バタン
インデックちゅ「……ゼンゼンイイハナシジャナインダヨー」
アウレ「まぁ、あの様子なら問題はあるまいよ。多分、きっと」
インデックちゅ「凄まじく不安なんだよ…」
アウレ「さて、整然、アトリエをもとに戻すか…、む、ミサカ?何をワナワナバチバチしている?」
ミサカ「ミサカが頼んでも、妹をつくってくれなかったくせに……、とミサカは震えます」
アウレ「え、ちょ、ま」
ミサカ「お父さんの馬鹿、大っ嫌いっ!!っとミサカは思いっきりお父さんにビンタをかまして家を飛び出しますっ!!」
バチーン
ダダダダ
インデックちゅ「ちょ、みちゃかー!!?アウレオルちゅ、早く追うんだよ!!」
アウレ「……愀然、娘に、殴られて、嫌いって、言われた……。死にたい……」
インデックちゅ「ああもう!本当に締まらない男なんだよー!!」
720 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:20:31.41 ID:U6tU8kw0 [16/16]
終わり
あ、それとアウレオルスのアトリエ、ネタが切れたんでしばらく書きません
また思いついたら書くかもしれないけど、基本適当なんで書かないかもしれない
アウレ「快然、今日は休みだったのでこないだミサカとした約束通り、セブンスミストやその他諸々に行ってきた」
ミサカ「お洋服を結構な数買いました、とミサカはホクホク顔です」
インデックちゅ「ご飯もいっぱい食べたんだよ!」
アウレ「当然、また私の財布は空になったがな…、まあそれはいい、問題は……」
ミサカ「はい、今現在、私たちはアトリエの前にいるわけですが、アトリエ内部から人間の反応がするのです、とミサカは緊張感をはらみつつ状況説明をします」
アウレ「愁然、せっかく楽しい休日を過ごしてきたというのに、気分が台無しではないか……」
インデックちゅ「警備員に連絡ちゅる?」
アウレ「否然、これ以上面倒を負うのはゴメンだ、まあ『倒れ伏せ』、『すべて忘れろ』、『帰れ』、『(盗まれたものとか)元に戻れ』のコンボで問題ないだろう」
ミサカ「…前々から思ってましたが、お父さんって存在自体が結構なチートですよね、とミサカは尊敬半分呆れ半分の発言をします」
アウレ「ふふふ、そう思うかミサk」
インデックちゅ「でもヘタレだから丁度プラマイゼロなんだよ」
アウレ「」ズーン
インデックちゅ「ほら、こういう所が」
ミサカ「……お父さん……」
アウレ「……が、俄然、気を取り直そう!扉を開ける前に『倒れ伏せ』の命令をかける!ミサカ、扉の開閉を頼む!」
ミサカ「おっと合点承知の助!とミサカは扉に手をかけます」
アウレ「それでは…、『倒れ伏せ、侵入者共』!!」
ガン!!
???「いってェ!なンだァ!?」
アウレ「猛然、かかった!!」
707 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~2[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:03:26.87 ID:U6tU8kw0 [3/16]
ガチャ
アウレ「冷然、人の留守中に勝手に入り込むとは……、見下げ果てたやつ!この私が成敗してくれるわ!」
インデックちゅ「なんでちょっと時代劇調なんだよ……、って、ちょっと待って!?」
一方「あーいってェ、なンだったンだ今の……、一瞬、体がクッソ重くなったンですけどォー……、って、お前ら……?」
アウレ「(……な、愕然、私の黄金錬成を受けて、立ち上がっているだと……?)」
ミサカ「(……この男……!)」
一方「……緑髪のオールバックにィ、『超電磁砲』のクローンとォ……、えらくちっこいなンだかわかンない奴……、話通りだなァ、お前らがここの住人ってわけですかァ?」
アウレ「……憤然!空き巣め、前もってウチの家族構成を調べ上げているとは!!」
一方「……空き巣ゥ?おいおい、勘違いすンなよ?俺は急ぎで依頼したい仕事があったンでェ、ちょっくら留守中にお邪魔させて頂いただけですゥ。
……まァ、外で待つのもヤだったから勝手にあがらせてもらいましたけどねェ?ぎゃは」
アウレ「貴様…!!」
ミサカ「待ってくださいお父さん! その男は危険です!」
アウレ「……なに?この男を知っているのかミサカ!!」
ミサカ「ええ、今の気持ち悪いァィゥェォン口調……、まるでモヤシのように貧弱な体躯……、滲み出る厨二臭……、データと完全に一致! 間違いありません!
この男こそ、学園都市第一位にして、『絶対能力進化実験』の中核……、『一方通行』です! とミサカは断言します!!」
インデックちゅ「じゃ、じゃあこの男が例の実験で……、って……」
一方「」ズーン
インデックちゅ「……なんかヘコんでるんだよ」
ミサカ「ええと、もしかして今のモヤシ呼ばわりが効いた?とミサカは心当たりを探します」
アウレ「呆然、……まあなんだ、コーヒーでも飲むか?」
一方「……うン」
709 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~3[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:06:03.76 ID:U6tU8kw0 [5/16]
一方「コーヒーうめェ」
アウレ「唖然、もう機嫌よくなってやがる。……で、なんの用だ、急な依頼とはいえ、休日に押しかけられるのは流石に困るのだが」
一方「オイオイ、オマエそれが客に対する態度かァ?ちょォっと傷つくぜェ?」
インデックちゅ「世間一般では、留守中に勝手に鍵を開けて家に入ってくる奴を客とは呼ばないんだよ!」
ミサカ「全くです、せっかくお買い物から帰ってきていい気分だったのに、このモヤシのせいで最悪の気分ですよ、とミサカはさらに追い込みをかけます」
一方「ぐ……、わ、悪かったよォ……」
アウレ「厳然、お前らもちょっと黙れ、私としてもさっさと依頼を聞いて、さっさと帰ってもらいたいのだ」
一方「お前らァ!しまいにゃ泣くぞォ!?」
アウレ「黙れモヤシ、さっさと依頼言え」
インデックちゅ「帰れ」
ミサカ「死ね」
一方「ぐぬぬゥ……、……依頼ってのはァ、そこのクローンをもう一人つくって欲しいってェ事だ」
ミサカ「!!!」
一方「……勘違いすンなよ、あンなクソ実験、たち消えになったンなら俺だってやりたくねェよ」
アウレ「……ならば、何故?」
一方「決まってンだろ?打ち止めとのフラグも実験とともに折れちまったンでなァ、まあ実験はやりたかねェが、打ち止めのいない世界も耐えられねェってこった」
アウレ「……は?」
一方「あ、そうだ、言い忘れてたわ、そこのやつよりも若く作ってくれよなァ?中学生はババァだからな、10才前後だなァ、もち、性格は原作準拠で頼む」
ミサカ「」
インデックちゅ「」
一方「報酬ならたンまり出せるぜェ、まぁ打ち止めとのキャッキャウフフは金なンぞでは買えないもンなンだが……」
アウレ「『帰れ、全部忘れろ、二度と来んな』」
一方「お邪魔しましたァ~」
710 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~4[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:06:43.20 ID:U6tU8kw0 [6/16]
バタン
インデックちゅ「……GJなんだよ、アウレオルちゅ」
アウレ「……脱然、頭いってえ……」
ミサカ「お父さーん、あのセロリはともかく、ミサカも妹が欲しいです、とミサカは空気を読まずにおねだりします」
アウレ「……すまないミサカ、今の私にはボケに突っ込む気力が……」
バタン!!
一方「って帰るわけねェだろうがクソッタレェェェ!!!」
アウレ「んな!?がががが愕然、私の黄金錬成が効いていないだと!?」
一方「そりゃァコッチの台詞だァ!俺の『反射』が一時でも適応されないだとォ!?お陰で脳内の打ち止めが綺麗サッパリ居なくなるとこだったじゃねェか!!」
インデックちゅ「……これは、アレだね、原作でいうヴォジャノーイの水の槍と似た感じの現象なんだよ」
ミサカ「解説GJ、とミサカは惜しみない賞賛をインデックちゅに送ります」
一方「と・も・か・くゥ!さっさと打ち止め出せやこの野郎ォ!!」
アウレ「当然!貴様のようなロリコンの所にみすみす幼女を差し出せるか!!」
一方「ンだとォ!?こうなったら実力行使だ!泣きわめいて自分からヤラせてくださいっておねだりするまで痛めつけてやっからよォ!!」
アウレ「……泰然、やってみろ、出来るものならな」
一方「……上等ォ」
ミサカ「え、何この流れ、とミサカは……」
……ミサカは、それ以上言葉を続けることができなかった。
その瞬間、アウレオルスと一方通行から、名状しがたい殺気が噴出したからである。
711 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~5[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:07:31.20 ID:U6tU8kw0 [7/16]
ゆるりとした動きで、アウレオルスが懐より細い鍼を取り出し、己の首筋に突き立てる。
『アトリエとその外部の空間を隔絶、インデックちゅ、ミサカ両名も同様』
「ちょ……!」
「ちゅ……!」
アウレオルスがそう唱えた瞬間、ミサカとインデックちゅは、強制的にアトリエの外に排出された。
「へェ……?精神操作だけじゃなく、面白いことできンだなテメェ」
一方通行がアトリエの壁をコツコツと叩きながら言う。
「錬金術士っつゥのは皆こういう事出来る訳?」
軽口をたたきつつも、その細い体躯からは、おぞましいほどの殺気が溢れでていた。
「豪然、錬金界広しといえども、『黄金錬成』を使えるのは私だけだろう」
返答と共に、アウレオルスも、圧倒的な威圧感をもって、それを受け止める。
「ふゥん……?まァ、どっちにしろ今からテメェをギッタンギッタンにすることにゃァ変わりないんですけどねェ!!」
そう言い放った一方通行の軸足が木製の床を踏み抜く。
次の瞬間、踏み抜かれた床の木片が散弾銃のようにアウレオルスへと襲いかかった。
だが……
『防壁を展開、あらゆる攻撃を遮断』
例のごとくアウレオルスが鍼を首に刺し、つぶやくと、彼の眼前に半透明の防壁が顕現し、木片の散弾を弾き飛ばした。
「チィッ……」
はじかれた木片を視認し、次の行動に移ろうとする一方通行だったが、それよりも早くアウレオルスの言葉が続く。
『奈辺より槍を射出、致命傷を避けつつ、四肢を串刺しにせよ』
その言葉と共に、どこからともなく現れた4本の槍が、正確に一方通行の四肢を狙い、射出される。
先ほどの精神操作が、……一時的とはいえ……、絶対防御であるはずの『反射』をかいくぐって来たことから、たたらを踏む一方通行。
しかし槍はその四肢を貫通することなく、一方通行の斜め後方に滑るように弾かれ、……そして虹色の光条となって消滅した。
712 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~6[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:08:12.01 ID:U6tU8kw0 [8/16]
「……チっとビビりはしたが、一応、『反射』は適応されているみてェだなァ? ……ならァ!!」
言うが早いか、一方通行は豹のごとき速度で『防壁』へ肉薄し、触れる、すると『防壁』から虹が溢れ出、みるみるその形状を無くしてゆく。
「完全なベクトル操作はできねェが、こうやってりゃァいつかは消えちまうってこったァ!!」
無論、それをやるためには、『防壁』に触れ続けていなければいけないのだが、物理攻撃を『反射』した今、アウレオルスからの攻撃はさしたる意味を持たない。
……あ、精神攻撃は別ね?アレをこの設定でやっちゃうとあまりにもあっさり終わっちゃうから使わせないです、はい。
つーか、「お邪魔しましたァ~」やらせたかっただけですから、アレ。
眼前で消滅していく防壁を、しかし慌てるでもなく見つめ、
「なるほど、真説その能力、私の『黄金錬成』も例の外に漏れず弾き飛ばすらしい。……しかしながら、完全に弾いているわけでもあるまい、ならば……」
余裕の表情を崩さず、アウレオルスは鍼を己の首筋に突き立てる。
『奈辺より万力を召喚、一方通行の四肢を潰せ、消滅した部品はその場にて再生を』
その刹那、一方通行の四肢に万力が装着され、ギリギリと音を立てながら圧潰を開始した。
一方通行の表情が、驚愕へと変わる。
『反射』を行っても、その万力が消滅しないからだ。
否、消滅はしている。問題なのは、消滅した部分が、消滅を上回る速度で再生していることだ。
もともと中途半端に『反射』を行っていた反射膜が、対応しきれずに悲鳴を上げ始めている。
もちろん、宙空に浮かんでいる状態の万力であるため、装着した状態でも動けるはずである。
しかしいかなる力が働いているのか、その万力は前後左右、どの方向へ動こうとしても頑として動かず、
虹を撒き散らしながら再生を繰り返し、ゆっくりと、しかし確実に圧力を強めていった。
身動きが取れなくなったことに歯噛みしつつ、一方通行はアトリエ中の空気の流れを暴風の刃へと変化させ、アウレオルスにぶつけたが、
『防壁を再展開、刃より我を守れ』
通常ならば、アトリエごと人体を薙ぎ払えるであろう暴風は、しかしアウレオルスが再展開した『防壁』によって阻まれた。
「これならどうだァ!!?」
圧縮された空気がプラズマへと変貌し、アウレオルスへ襲いかかるも、『防壁』に触れた瞬間に霧散する。
「必然、無駄だ」
アウレオルスが、つまらなそうにつぶやく。
『反射』による消滅には耐えれなかったが、『防壁』には、この世のあらゆる物理法則が通用しないように設定がしてある。
『反射』以外の攻撃は完全に無意味なのだ。
713 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~7[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:08:44.79 ID:U6tU8kw0 [9/16]
そして、一方通行が無駄な攻撃をつづけている合間にも、万力は圧力を強めていた。
事実、一方通行の四肢からは、少量ではあるが血が流れ始めていた。
このまま圧潰を続ければ、反射膜ごと一方通行の四肢を粉砕するだろう。
身動きを封じられた今、一方通行に打つ手はない。
「……当然、詰みだな。依頼を諦めるならば、その万力を外してやってもいい」
嘆息しつつ、アウレオルスが一方通行に提案した。
もちろん、外した瞬間に反撃されることも考慮してはいたが、これまでの攻防で、実力差ははっきりしていた。
たとえ奇襲をかけられたとて、瞬時には破れない防壁、そして今度こそ粉砕されるであろう四肢。
それがわからんほど、馬鹿な男でもあるまい、と考えての発言であった。
提案を受けた一方通行は、既に攻撃をやめていた。
万力の圧力が激痛を生んでいる為だろうか、額には脂汗が浮かび、顔は苦痛に歪んでいる。
「わ……、わかったよォ……、諦めるから、コイツを外してェ……」
その言葉を聞き、ようやく屈したか、とアウレオルスが万力を外すために、首筋に鍼を刺した瞬間、
「……なァんて言うとでも思ったかよ。あァ!?」
714 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~8[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:09:41.58 ID:U6tU8kw0 [10/16]
ぐちゃり、と歪んだような笑みを浮かべる一方通行。
その笑みに、一瞬、本能的な恐怖を覚えたアウレオルスは、反射的に、
『跳べ!!』
と叫び、先程まで一方通行がいた位置の背後、……先程まで自分がいた位置の正面だが……、に空間転移した。
空間転移時のタイムラグに、何が起こったかを確認したアウレオルスは、言葉を失う。
先程まで一方通行を捕縛していた万力が、粉々に粉砕されていたのだ。
否、万力だけではない。絶対的な防御力を誇るはずの『防壁』さえも粉砕され、もはや原型を留めていない。
そして、先程まで自分がいた位置に、今度は一方通行が立っている、拳を振り抜いた姿勢で。
「ったく……、空間転移まで出来やがるたァ……、ほんとに何でもありなンですねェ、奥さン?」
振り返った一方通行に、もはや先程までの苦痛の表情はない、あるのはただ、狂気を含んだ笑顔。
「まァでも、流石に焦ったわ、反射膜ごと俺の両腕両足潰してくるとかなァ…、俺をここまで追い詰めたのって、お前が初めてなンじゃねェの?ぎゃは」
言葉とは裏腹に、愉しそうに笑う一方通行をみて、驚愕の色を隠さずアウレオルスが叫ぶ。
「愕然、なぜ私の『黄金錬成』が効かぬ!」
「ああ、そのことだけどよォ、確かに最初、お前の能力……、『黄金錬成』だっけか?なンか訳わかンねェベクトルが混ざっててさァ、『反射」しきれなかったンだわ」
けどよォ……、あンだけ反射膜に密着されてたら、そりゃァ分析も完了するぜェ?あとはそのベクトルに『反射』のフィルターを設定するだけだ、そういうこと」
……つまるところ、原作で垣根帝督に行った戦法を、今回はアウレオルスの『黄金錬成』に適応させた、それだけのことである。
SS的には余りひねりのない結果で申し訳ないが、しかし、もはや形成は完全に逆転した。
「くっ…、『銃をこの手に、弾丸は魔弾、用途は射出、人間の動体視力を超える速度にて、射出を開始せよ』!!」
アウレオルスの手元に件の暗器銃が握られ、一方通行に向かって魔弾が射出された。
「あはぎゃは!!無駄だってンだよォ!!!」
しかし魔弾は一方通行によって反射され、アウレオルスの頬をかすめる。
715 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~9[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:11:11.78 ID:U6tU8kw0 [11/16]
「今度はこっちからいくぜェ!!」
そう言い放ち、一方通行が壁を殴ると、アトリエ中の瓦礫やガラス片などが、一斉にアウレオルスに襲いかかったが、
『意味なき投石は、すべて消滅せよ!』
アウレオルスの号令とともに、襲いかかる瓦礫の雨が、綺麗サッパリ消失した。
したのだが、そもそも瓦礫の雨自体が隙を作るための目眩ましだったのか、間を置かず、白い弾丸と化した一方通行が突撃を開始していた。
一瞬にて眼前まで迫った一方通行に対し、間一髪、アウレオルスの、
『跳べ!』
の命令が間に合った。またも一方通行から離れた距離に転移するアウレオルス。
それを見て、うんざり、といった顔で一方通行が語りかける。
「ったくよォ、ピョンピョンピョンピョン、カエルみてェに跳びまわりやがって、……ああ、髪も緑だなテメェ、ちょっと似てンじゃねェの?なンだっけほら……ゲブ太?」
某超電磁砲が聞いたら発狂しそうな間違いを犯しつつ、一方通行は言葉を続ける。
「まァそれはそれとして、もうわかったろ? オマエじゃ俺にゃァ勝てねェよ。……俺としてもさァ、さっさと打ち止めちゃンを出してくれれば、こンなメンドクセェ事せずにすむンですけどォ。
……そういやさっき、テメェ俺の両腕両足もぎとろうとしてやがったなァ……?このまま続けンなら、そっくりそのままやり返してやってもいいンですけどねェ?」
先程のアウレオルスと同様、……こちらはやや恫喝の色が濃いが……、提案をおこなう一方通行。
それを受け、しかしアウレオルスは、
「瞭然、何を言っているのか? 私が貴様に勝てないだと? 思い違いも甚だしいことだな」
716 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~10[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:11:51.84 ID:U6tU8kw0 [12/16]
「…あァ?」
絶体絶命の状況にかかわらず、全く動じていないアウレオルスを訝しげに見つめる一方通行。
「漫然、少々物分りが悪いようだな。よろしい、教育しなおしてやるとしよう」
『一方通行の全周を囲むよう、うにを召喚、数は400、物理法則を無視し、その場に留まれ』
その言葉通り、一方通行の周囲を立体的に、400個のうにが取り囲む。
「ぎゃははは!何なンですかァこりゃァ!! うにィ!? 追いつめられて気でも触れやがりましたかァ?」
あまりにもシュールな光景を見た一方通行は、爆笑しつつも、暴風を発生させ、うにを吹き飛ばそうとする、だが……
「……ァン?なンで吹き飛ばねェンだよ?」
「必然、物理法則を無視すると言ったろう、貴様がそれを排除するためには、己の体で触れるしかない」
先程と同じく、つまらなそうにつぶやくアウレオルス。
「そして……、次の一手で、貴様の負けが確定する」
瞬間、ようやく合点がいったのか、攻撃のために暴風の刃を巻き起こそうとする一方通行
『先のうにに効果を付随、接触起爆にてとげを散乱させよ、散乱の起点は接触部、全弾、自動追尾にて一方通行へ突撃を開始せよ』
しかし、それよりも一足早く、アウレオルスの言葉が発せられた。
717 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~11[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:12:20.44 ID:U6tU8kw0 [13/16]
アウレオルス家の庭
ミサカ「お父さん!開けてください!とミサカはドンドンとアトリエの扉をたたきます!!」
インデックちゅ「……無駄だよみちゃか、今、アトリエとココは完全に空間を隔絶ちゃれている。アウレオルちゅには届かないよ」
ミサカ「でも! 相手はあの一方通行ですよ!?とミサカは声を荒らげます!!」
インデックちゅ「……大丈夫なんだよ、なんちぇアウレオルちゅは、実力だけなら禁書界で最強なんだから」
ガチャ
アウレ「悚然、実力だけ、とはご挨拶だなインデックちゅ」
ミサカ「お父さん!!」
インデックちゅ「おー、早かったんだよ」
アウレ「喧然、少々てこずったがな、……とミサカ、何を怖い顔をしている?」
ミサカ「……心配したんですからね、とミサカは涙目になりつつもお父さんを睨みつけます」
アウレ「……粛然、勝手に外に出してすまなかった。未然、お前たちを危険に晒したくなかったのでな」
ミサカ「……ん、無事に出てきたことだし、許してあげます、とミサカはお父さんの胸板に頭をグリグリしながら答えます」
インデックちゅ「……ところで、アウレオルちゅ」
アウレ「ん?何だ?」
インデックちゅ「首筋に鍼が刺ちゃりっぱなしなんだよ」
アウレ「……」
インデックちゅ「……どのあたりから?」
アウレ「……最初の空間転移の時から」
インデックちゅ「……取れば?」
アウレ「否然、今これを取ると、足がガクガクになり、汗と涙と鼻水と尿が吹き出る」
ミサカ「……お父さん……」
インデックちゅ「……締まらない男なんだよ」
718 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~12[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:14:21.20 ID:U6tU8kw0 [14/16]
アトリエ内
ミサカ「うわ、予想はしてましたが、これほどメチャクチャになっているとは……、とミサカは我が家の惨状を解説します」
アウレ「眩然、そうだった、元に戻さなければな……」
インデックちゅ「ちょういえば、あくちぇられーたはどこに?」
アウレ「ああ、そこ」
うにセロリ「うう……、全身がチクチクするゥ……」
ミサカ「ブフォッ!!なwwんwwwwwでwwwうwwにwwwwwまwwみwwwwれ、とミサカは余りの光景に…プ、ククク…」
アウレ「当然、一番アトリエらしいフィニッシュブローだからだ!」
インデックちゅ「……というか、どこをどうちたらこんな状態に?外見がほぼうに魔人なんだよ……」
アウレ「ああ、まあ有り体に言えば、木原神拳爆弾バージョンだ、接触面を起点として、うにのとげを撒き散らした結果だ」
インデックちゅ「……その爆発方法だと、普通はこんなふうにはならないんだよ……良くてカちゅリ傷なんじゃ……?」
アウレ「必然、『黄金錬成』ならば通常の物理法則を無視することも可能だからな、問題ない」
ミサカ「さwwwwwすwwwwwがwwwwwwwwちwwwwwwwwいwwwwwwとwwwwwww」
インデックちゅ「笑いちゅぎなんだよ!」
うにセロリ「まったく、だ、ぜェ…、ぎゃああああああああン!!足の裏のとげがあああああああ!!!」
インデックちゅ「そんな状態でたつからなんだよ!!ってか動けんのかよ!!」
ミサカ「うwwwwwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww、うwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww」
アウレ「愕然……、貴様、その状態で立ち上がれるとは、これもロリコンの業のなせるわざか……」
うにセロリ「うう……、いってェ……、だが、負けるわけには……、いかねェんだよォ……!!」
アウレ「……唖然、貴様は馬鹿だ、大馬鹿野郎だ、もう痛みで演算もろくにできないくせに、まだ立ち上がるか、馬鹿め!!」
インデックちゅ「……馬鹿ってところは賛成ちゅるけど、なんでちょっとカッコよく言うんだよ……」
アウレ「……必然、そのままでは死ぬぞ、一方通行」
うにセロリ「やか……ま……しィ……、俺は……、俺は勝って、あいつと……」
ミサカ「うwwwwwにwwwwwwwwwwカッコつけるwwwwwwうwwwwwwwwにwwwwwwwwww」
アウレ「……」
???「あれ?ここはどこ?ってミサカはミサカは疑問をもってみる」
719 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~13[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:16:18.80 ID:U6tU8kw0 [15/16]
一方「ハァ……?ラ……打ち止めァ……?ァ、治ってる、ってかうにが取れてる……?」
打ち止め「わ!!みつけたよーってミサカはミサカはあなたに抱きついてみる!!」
一方「ォ、おい。……こ、こりゃァ一体、どういう風の吹き回しだァ?」
アウレ「……ふん。淡然、貴様はここで断っても、今度は研究機関を恫喝しに行くのだろう?
ならばここで創ってやったほうが研究員さんの仕事を増やさずに済む。まぁ、それに」
一方「……?」
アウレ「……先程の気概、見事だった。……娘を、頼むぞ?」
一方「……ォ、お義父さン……、……任せてください。……イエスロリコン・ノータッチ、ですから」
打ち止め「ねー、なんのおはなししてるのーってミサカはミサカはあなたの袖をグイグイ引っ張ってみる!」
一方「……なンでもねェよ、さァ、帰ろうぜ?俺達の家に」
打ち止め「うん!ってミサカはミサカは元気よく頷いてみる!」
一方「……それじゃァお義父さン達、……お世話に、なりました」
打ち止め「またねーお父様、ってミサカはミサカは手を振ってみる!」
アウレ「当然、では、また」
バタン
インデックちゅ「……ゼンゼンイイハナシジャナインダヨー」
アウレ「まぁ、あの様子なら問題はあるまいよ。多分、きっと」
インデックちゅ「凄まじく不安なんだよ…」
アウレ「さて、整然、アトリエをもとに戻すか…、む、ミサカ?何をワナワナバチバチしている?」
ミサカ「ミサカが頼んでも、妹をつくってくれなかったくせに……、とミサカは震えます」
アウレ「え、ちょ、ま」
ミサカ「お父さんの馬鹿、大っ嫌いっ!!っとミサカは思いっきりお父さんにビンタをかまして家を飛び出しますっ!!」
バチーン
ダダダダ
インデックちゅ「ちょ、みちゃかー!!?アウレオルちゅ、早く追うんだよ!!」
アウレ「……愀然、娘に、殴られて、嫌いって、言われた……。死にたい……」
インデックちゅ「ああもう!本当に締まらない男なんだよー!!」
720 名前:アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~[saga] 投稿日:2010/08/07(土) 01:20:31.41 ID:U6tU8kw0 [16/16]
終わり
あ、それとアウレオルスのアトリエ、ネタが切れたんでしばらく書きません
また思いついたら書くかもしれないけど、基本適当なんで書かないかもしれない
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