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御坂「最近、黒子が構ってくれない」第2話

901 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/28(水) 12:49:53.61 ID:atC9rtYo [2/13]
この怖い空気の中、作品投下するの怖い……

と言うわけで御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第1話の続きで、御坂「最近、黒子が構ってくれない」の第2話です。
5レスいただいていく。

902 名前:御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第2話 1/5[saga] 投稿日:2010/07/28(水) 12:50:54.44 ID:atC9rtYo [3/13]
~ 御坂のクラス ~

先生「よし、今日はここまで」

御坂「んー、やっと終わったぁ。さて、黒子でも誘ってお昼ご飯を――――」

御坂「……あ、そっか」

903 名前:御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第2話 2/5[saga] 投稿日:2010/07/28(水) 12:51:53.13 ID:atC9rtYo [4/13]
・・・朝の寮にて

白井「お姉様。今日からはわたくし、クラスメートと一緒に昼食を食べるつもりですの」

御坂「えっ…………?」

白井「わたくし、ようやく気づきましたわ。毎日毎日、お昼のたびにお姉様のところへ押しかけ、お姉様のクラスの方々との交流を妨げてしまっていることに」

御坂「あ、えっと……」

白井「黒子は本当に愚か者でしたの。ですから、今日からはお姉様も存分に御級友の方々と、楽しくお食事なさってくださいな」

御坂「う……うん」

・・・

904 名前:御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第2話 3/5[saga] 投稿日:2010/07/28(水) 12:52:27.52 ID:atC9rtYo [5/13]
御坂「(今日から、黒子とは一緒にご飯食べないんだ……)」

御坂「…………」キョロキョロ



生徒A「一緒に食べましょ♪」

生徒B「えぇ」

生徒C「はぁー、次の能力測定憂鬱ねー。どうせレベルなんて上がってないのに」

生徒B「あら、私だってレベル3で伸び悩んでいるところですし、一緒にがんばりましょう」

生徒A「そうね♪ あら、あなたのお弁当かわいい!」

ワイワイガヤガヤ



御坂「…………」キョロキョロ



生徒D「あら? 御坂さん、今日は出かけないのかしら」

生徒E「それでしたら、わたくしたちのところに誘ってみては……」

生徒D「ダメよ! 私たちごときが御坂さんと一緒に食事なんて、恐れ多いし」

生徒E「そ、そうですわよね……残念ですけど、わたくしたちでは御坂さんとは釣り合いませんわ」



御坂「……(か、完璧に孤立している……っ!)」

御坂「(そ、そうよね……よく考えたら私、学校では黒子以外、心の底から仲良しなんて子いないし……)」

御坂「…………」

御坂「……寂しい」グスッ

905 名前:御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第2話 4/5[saga] 投稿日:2010/07/28(水) 12:53:37.39 ID:atC9rtYo [6/13]
~ 屋上 ~

御坂「はーぁ、結局教室に居づらくてこんなとこまで来ちゃった」

御坂「良い天気ね~……」

御坂「…………」

御坂「……購買で買ったパンでも食べよ」ガサガサ

御坂「…………」ムグムグ

御坂「あんまおいしくないわね……」

御坂「……はぁ」



      ―――― あらあら、こんなところで独りお食事会?



御坂「えっ?」

??「みじめね、御坂美琴。同情しちゃう」

906 名前:御坂「最近、黒子が構ってくれない」 第2話 5/5[saga] 投稿日:2010/07/28(水) 12:54:54.09 ID:atC9rtYo [7/13]
御坂「あんたは…………天下の心理掌握(メンタルアウト)様が、私にいったい何の用?」

心理「あらあら、超電磁砲が独り寂しく屋上でパンを食べてるのを見かけて、ちょっと慰めてあげようと思って来てみただけよ」

御坂「ふん、わざわざ大勢の取り巻きまで連れてご苦労ですこと。……黒こげにされたくなかったら、さっさと私の視界から消えてくれない?」ギロッ

心理「あらあら、相変わらず野蛮な目つき。ただでさえドぎつい顔してるんだし、少しは愛嬌持ったら?」クスクス

御坂「…………」

バリバリ!

取り巻きA「……」バッ

シュン!

御坂「っ……電気をはじく能力、気力絶縁(インシュレーション)か」

心理「あらあら、少し落ち着きなさいって。白井黒子がいないだけで、あなたそこまで取り乱しちゃうわけ?」

御坂「なんで黒子の話に…………っ! もしかして、あんた!!」

心理「…………」

御坂「黒子がおかしくなったのは、あんたが黒子に何かしたから…………そうなのね?」

心理「おかしくなった? あらあら、何を言ってるの?」クスクス

御坂「……何がおもしろいのよ」

心理「おかしかったのは、『今まで』じゃないのかしら? あなたに対する異常なまでの愛情、日頃からの変態奇行……」

御坂「…………っ」

心理「私はね、御坂美琴。彼女を普通の、品行方正なお嬢様にしてあげただけなのよ?」

御坂「……それでも。それでも、大切な後輩があんたみたいな得体の知れない超能力者に頭をいじくられたってことを、黙って見過ごすわけにはいかないのよ!」

心理「…………」

御坂「黒子を、元に戻してちょうだい。さもないと……」

心理「あらあら。はぁ、あなたもめんどくさい女ねぇ…………しょうがない、教えてあげる」

御坂「?」


      ―――― 彼女はね、自ら望んであの人格を手に入れたのよ?

つづく!

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