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新ジャンル「ヤンデレ」
ほのぼの
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 00:38:50.98 ID:o9JbxMeQ0 [1/69]
女「ごほっ、ごほっ」
男「ああっ、ごめんな、大丈夫か?」
女「ん、平気・・・っていうか、自分で食べれるっていってるでしょっ!」
男「はい、あーん」
女「ふぁ、あーん・・・」
女「むぐむぐむぐ」
男「早く元気になれよ」
女(ゼッタイやだ・・///)
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 00:50:47.14 ID:o9JbxMeQ0
女「むぐむぐむぐ」
女「ん・・」
女「もうっ!なんで毎日お粥ばっかりなのよ!」
男「しょうがないだろ。病院食なんだから」
男「消化にいいんだぞ?」
女「ふんっ!こんなドロドロしたもの大っ嫌い!」
女「今日は鮭だけ食べるわ!」
男「はあ・・じゃあ残り俺が食べていいか?」
女「ん、頼むわよ。全部食べなかったら看護婦さんに怒られるんだから」
男「まったく・・」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 00:56:11.17 ID:o9JbxMeQ0
男「もぐもぐ、はふはふ」
女「・・・・・・・」ジーーー
男「もぐもぐ、んぐ」
女「・・・・・・・」ジーーーーーーー
女「や、やっぱりお粥食べる・・お箸貸して///」
男「え?どうして・・?」
女「う、うるさいっ!気が変わったの!悪い!?」
男「いやいや、えらいぞ」ナデナデ
女「むぐむぐ///」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:07:11.63 ID:o9JbxMeQ0
女「あっ、そろそろ看護婦さんくる」
女「熱測らなきゃ」
女「・・・・」ぐい(服をはだける)
男「ッ!!」
女「・・・・ん?」
女「何そっぽ向いて・・・・・あっ///」
女「み、みみ見たな!?///」
男「いやいやいやいや見てないっ!マジで!」
女「最低!変態!コロス!!歩けるようになったら真っ先にコロスっ!」
男「だから見てないって!」
女(う~~~~~っブラしてないのに///)
女(こ、今度お母さんにレースのやつ持ってきてもらおう///)
女「べ、別にあんたに見せるためじゃないんだからねっ!!」
男「は、はあ?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:14:16.83 ID:o9JbxMeQ0
女「あ・・・・・ん」
女「ちょ・・・・ちょっと・・」
女「ん・・」ばさっ
男「お、おい、どうした?女?」
女「で、・・でてって・・」
男「な、ナースコールしたぞ!大丈夫か!すぐ看護婦さん来るからな!」
女「んっ・・・ううっ・・うっ・・」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:18:40.56 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「女ちゃん、お注射しましょう」
看護婦「あの、すいませんが、部屋の外に・・」
男「あ、は、はいっ」
女「・・・・・・・・うっ・・・うう」
看護婦「ほら、女ちゃん?お布団取って?」
女「ん・・・・・・・」
女「お、男、いない?」
女「こ・・・こんな、ぐしゃぐしゃの、・・顔、見られたら・・・ううっ」
看護婦「大丈夫よ、いないわ、早くお注射しましょ?」
女「き、嫌われちゃう・・・んっ・・」
看護婦「もう・・純愛もここまでくると考えものね?」
女「ううっ・・」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:26:44.64 ID:o9JbxMeQ0
女「もう、大丈夫だから」
男「ああ・・・」
男「じゃあ、そろそろ、帰るな?」
女「うん・・」
女「もう来なくていいから!」
男「はいはい、わかったよ」
女「むう・・」
男「ああ、そうだ、駅前のケーキ、チョコレートとチーz・・」
女「チョコレートでお願いしますっ!」
男「オッケーw、楽しみにしとけよ、じゃあな」
女「うう・・///」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:42:28.06 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「あら?」
女「・・・・ん」(口紅)
看護婦「ふふふ、どうしたの?今日は気合入ってるね」
女「べ、別に///」
女「そ、それより看護婦さん!このワンピースと、これ、どっちがいいと思います!?」
看護婦「ええ?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:49:26.45 ID:o9JbxMeQ0
男「これでいいか?」
女「う、うん///」
女(デートが一階の自動販売機までなんて・・・もういや・・)
男「・・よし、今日のリハビリはこれくらいにするか」
女「り、リハビリって言うなっ!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:00:55.77 ID:o9JbxMeQ0
男「髪伸びてきたな」
女「え?」
男「髪。また切ってやろうか?」
女「あ・・・・う、うん」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:08:41.12 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・」ドキドキ
男「・・お前、髪綺麗だよな」チョキチョキ
女「お、お世辞言っても何も出ないんだから///」
男「・・・・っ ・・・」チョキチョキ
女「・・・・・///」
男「もう、すっかり暑くなったな」
女「・・・・そ、そうね///」
男「やっぱり短い方がいいよな、涼しくて」
女「う?うん」
男「入院生活だと、髪長いと何かと邪魔だろうし」
女「・・・・・・・・」
男「髪の短い女の子って、なんか、こう、ときめくっていうか・・ボーイッシュでかわいくt・・」
女「・・どこ失敗したのか鏡で見せなさい今すぐ」
男「本当にすいませんでした」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:21:17.94 ID:o9JbxMeQ0
男「ほら・・前言ってた本」ドサッ
女「あ、さんきゅー」
男「それにしても、よく1週間で5冊も読めるな」
女「暇なのよ、何もやることないし」
男「それに、飽きないか?俺、歴史物しか持ってないから・・つまんないだろ」
女「うん、超つまんない」
男「うっ・・」
女「ま、仕方なくね。あんたのセンスが悪いのは昔からだし」
男「じゃあ、今度はお前の好きなの買ってくるよ。何がいい?」
女「えっ・・あっ・・・い、いや、あ!こ、これ!読みたかったのよねー!」
女「わ、私レキジョだからー!あはは!あ!この本とか超面白そう!」
男「??」
女(好きな人の好きな本だもん・・・何冊だって読みたいよ///)
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:29:20.38 ID:o9JbxMeQ0
女「ううーん」
看護婦「あ~、女ちゃん、まだ起きてるの?」
女「ん、寝れなくて・・」
看護婦「だめだよー、もう9時過ぎてるんだから」
看護婦「あ!それ、彼氏が持ってきてくれた本?」
女「か、かかかか彼氏じゃないですっ!!///」
看護婦「ふふふ~、照れんなって~」
看護婦「どこで知り合ったの?」
女「え、あ、ああ、あの、お、幼馴染で・・///」
看護婦「えーー!いいなーー!私もさあー、高校の時に・・」
・・・・
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:33:03.56 ID:o9JbxMeQ0
女「うとうと・・」
医者「女ちゃん、眠い?」
女「あ・・・ごめんなさい」
医者「薬の副作用だな・・もうろうとするのはしょうがないか・・」
看護婦(言えない・・!昨日深夜まで恋話してたなんて言えない・・!)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:43:13.42 ID:o9JbxMeQ0
男「うぃっす、元気かー?」ガラガラ
女「ッッ!!!」
女「出てけ!!変態!エッチ!ばか!あほ!」
男「す、すすすまん」
女(体拭いてるのみられたぁ~・・///)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:51:24.32 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・」そわそわ
男「いやあ、今日は学校早く終わってさ・・」
女「の、ノックくらいしなさいよ・・///」
男「ごめんって」
女「・・・・」そわそわ
男「?・・・どした?体調悪いのか?」
女「あ、あの、汗くさくない?」
男「は?」
女「だ、だから、わ、私の・・体、汗くさくない?」
女「まだ、体拭き終わってないし・・昨日はお風呂の日じゃないし・・」
男「なんだそんな心配してたのか」
男「汗のにおいがしてたら、とっくに俺の●ンコが反応してるぜ!」
女「ち・・っ!!///」
女「く、くたばれクソ変態野郎おお!!」
男「い、いたいいたい!!ごめんごめん!!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:56:54.45 ID:o9JbxMeQ0
女友「こんちはー」
女友「あ、男も来てたんだ」
男「おう」
女「ありがとう、わざわざ」
女友(邪魔して悪かったね)ヒソヒソ
女「な、何言ってんの!///」
男「??」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:05:58.92 ID:o9JbxMeQ0
男「っていうかいいのか?」
男「まだ体拭くの途中だろ?」
女「え・・いいよ、もう///」
女友「・・・!!」
女「あんたが変なこと言うから・・///」
女「もう・・、せっかく濡らしたのに・・」(タオルを)
女友「あ・・・あんたら・・・そ、そこまで・・」
男・女「?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:07:05.34 ID:o9JbxMeQ0
すいません、ちょっと寝ます
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:12:48.89 ID:o9JbxMeQ0
じゃあもう少し
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:17:01.14 ID:o9JbxMeQ0
女友「女さ、大変だよね、入院生活」
女「別に平気よ。昔から体弱かったから、入院なんて慣れっこだし」
女「病院が別荘みたいなものよ!」
男(それ全然平気じゃないと思うが・・)
女友「それでもさ、初めは苦労したでしょ?色々」
女「うーん、まあ、そりゃね・・」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:19:42.81 ID:o9JbxMeQ0
・・・
女「あ、ちょっと、・・ずれてる・・もうちょっと右・・」
男「こうか?」
女「あっ・・・・出る・・・」
男「いいぞ・・出して・・」
女「んっ・・・」
プシャアアアアア・・
女「あっ・・・ダメ・・・見られてる・・」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:21:03.05 ID:o9JbxMeQ0
女友「見られてるのに、おしっこ止まらないよおおお」
女友「ってな具合に・・」
男。女「ねーよ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:22:45.90 ID:o9JbxMeQ0
ごめんマジで寝るわ
なるべく朝早く起きて、もし残ってたらまた書きます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:17:26.31 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・・」(検温中)
女母「本当に悪いわね。男君。昔から迷惑かけて」
男「いえいえ」
女母「遊び盛りなのにね。この子の相手ばっかりさせちゃって」
女「そいつが勝手に来るの」
女母「もうっ。女?」
女「ふんっ」
男「いや、お母さん、」
男「好きでやっていることですから」
女「す・・っ///」ボフッ
女「あ、ああ、あんた、よくもそんなこと・・!!///」
男「は?」
女母「あらあら」にやにや
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:18:01.87 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「ちょっと高いわね」
女「・・・///」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:22:51.47 ID:o9JbxMeQ0
女「男が来ない・・」
女「・・・・」
女「・・・・」ごろん
女(つまんないな・・・)
女(昔は、入院なんてなんでもなかったのに)
女(・・・・・・)
女(こんなに暇だったっけ・・)
女「もう、・・本読んじゃったよ?男・・」
女「・・・・・・・」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:28:33.71 ID:o9JbxMeQ0
男「おいっすー」
女「わっ」
女「わっとっ!で、でてって!今無理だから!」
男「ん?お、おお・・」
女(な、なんでいきなり来んのよっ!)
女(化粧してないし!髪整えてないし!)
看護婦「ねえ、外の彼氏、待たせてるの?」
女「あっ!ちょうどよかった!一生のお願いです!」
看護婦「え?」
女「髪手伝って!こんなんじゃ病人見たい・・」グス
看護婦「ふふふ・・おっけーw」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:35:59.76 ID:o9JbxMeQ0
女「で?なんで最近来なかったのよ?」
女「あ、い、いや、別に来なくていいんだけど、その・・」
男「修学旅行だよ。言ってなかったっけ?」
女「え・・」
女「聞いてない!」
男「そうか?」
女「むうー、・・お母さんも私に気使って、いっつもそういうの言わないし・・」
男「で、お土産」
女「え?なになに?八つ橋?」キラキラ
男「はい、お守り。早く良くなれよ」
女「・・・・あ、ありがとう」
女(・・・・これであんたからもらったお守りが10個を超えました)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:38:02.09 ID:o9JbxMeQ0
男「まあ、お前の体がよくなったらさ」
男「一緒に京都行こう」
女「えっあっ・・」
女「う、うん///」
女(どうせお守りなら・・)
女(恋愛成就がよかったなあ・・///)
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:53:01.80 ID:o9JbxMeQ0
男「これが生徒会関係で」ガサゴソ
男「これが学校行事表な」ガサゴソ
女「・・・・・こんなの、関係ないから持ってこなくてもいいわよ」
男「ばか。明日退院出来るかもしれないだろ」
女「ふん・・・そんなことあるわけないじゃない・・」
男「わからないじゃないか!」
女(・・・・・昔から、男が私のプリント届けてくれるのよね・・)
女(家も近いし、幼馴染だからって・・・)
男「これが保健だよりで、これが巨乳痴女伝説、それと授業プリントと・・」ガサゴソ
女「ん?」
男「え?・・・あ」
女「はい没収-」
男「ちょっ、しまった、つ、つい!」
男「それ友達のなんだよ本当ですマジで返してひどいよお願い!」
女「却下します」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:57:26.40 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・むり・・・・」ドキドキドキ
女「ええ~・・・こ、こんな・・・」ドキドキドキ
女「で、でかい・・・」
女「わ、私なんか、・・・」
女「体温計が上手くはさめなくて困るくらいなのに・・」
看護婦「何を挟むって?」にやにや
女「ひゃああっ!!///」
女「にゃ、にゃんでもないですーっ!!」ばさっ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:59:34.38 ID:o9JbxMeQ0
隣の病室のお姉さん「うーん」
隣「まあ、牛乳飲むと・・って話は聞くわねえ」
女「・・・」メモメモ
隣「私もお風呂の後に飲んで、マッサージしてたかな」
女「なるほど」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:01:46.66 ID:o9JbxMeQ0
女「飲ませてー!!いいから飲ませてー!!」
看護婦「牛乳の一気飲みなんて許せませんっ!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:06:52.98 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・」
女「た・・・・たしか・・・」
女「こう・・・下から揉むように・・」
女「・・んっ」
女「・・ふう」
女「ちょ、ちょっとくすぐったいな・・」
男「お、新しいリハビリか。血行が良くなりそうだな」
女「はっ・・!?」
女「い、いつからいた!?」
女「リハビリじゃないっ!!おっぱいマッサージよ・・」
女「ってなに言わすのよー!!」
バコッ
男「ええええええ!?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:14:44.00 ID:o9JbxMeQ0
男「ふんふん・・」
女「・・・・///」
男「ここのところ熱は出てないな」
男「ん、昨日はお散歩出来たんだな、えらいぞ」
女「・・・・///」
男「お、明日は薬の変更かあ」
女「・・・か、かってに入院記録見るな///」
男「え?なんで?」
女「わかんないけど、なんとなくよっ///」
女(丸裸にされてる気分・・///)
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:20:50.24 ID:o9JbxMeQ0
女「本当にありがとう、看護婦さん」
女「いつもわがままいってごめんなさい」
看護婦「いいっていいって」
看護婦「私も楽しいし♪」
女「・・・///」
看護婦「よーーっし、ちょっと大変だけど、頑張って!」
女「はいっ」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:28:39.53 ID:o9JbxMeQ0
男「あ・・・・」
女「・・///」(浴衣)
看護婦「どう?」
男「か・・・・・」
男「かわいい・・///」
女「あ、あう、な、何言ってんのよ・・、ばかぁ///」
看護婦「ん、それじゃ上に行きましょう」
看護婦「5階に良い隠れスポットがあるんだから!」
看護婦「ほら、男君が車いす押して」
男「はい」
看護婦(さりげなく、後ろに向かってうなじをアピールするのがポイントよ)ヒソヒソ
女「///」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:35:55.48 ID:o9JbxMeQ0
どーーーーん
女「わああ・・」
男「おおおー!すごいっ!」
女「ありがとう看護婦さん!」
看護婦「良く見えるでしょ」
男「・・・・綺麗だな」
女「えっ?・・あ、うん」
看護婦「ここの患者、もう退院しちゃったから」
看護婦「自由に見てていいわよ。私は病院回ってくるね」
男「あ、ありがとうございます」
女「ありがとう・・」
看護婦「しっかりね」ヒソヒソ
女「・・・///」コク
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:42:24.38 ID:o9JbxMeQ0
どーーん・・
男「・・・・」
女「・・・・」
女(な、なんで黙ってるの///)
どーーん・・・
男「・・・・」
女「・・・・」
男「女」
女「え?」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:43:01.24 ID:o9JbxMeQ0
男「ここからでも綺麗だけど」
男「来年は、下から見ような」
女「ん・・・うん」
女「でも、私、背、低いから、見えないかも・・」
男「俺が抱っこしてやるよ。お前軽いから」
女「!」
女「・・そ、それじゃ・・まるで・・///」
女(カップルみたいじゃん・・///)
女「ばか・・///」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:47:32.11 ID:o9JbxMeQ0
女「私は、病院だって、どこだって・・」
男「ん?」
女「お、男が、」
男「うん」
女「男が、と、隣にいれば、」
女「・・それだけで、幸せだよ?
どおおーーーーーん・・
男「・・え?何?今・・」
女「・・・///」
女「知らないっ、ばかっ」
男「なんだよ」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:51:18.89 ID:o9JbxMeQ0
どーーーん・・
男「・・・・・」
女「・・・・・」
男「寒いか?」
女「ううん、平気・・」
どーーーん・・
看護婦(・・・もう面会の時間は終わりだけど・・)
看護婦(今日は、許してやるか)
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 12:04:25.83 ID:o9JbxMeQ0
病室
女「ごほっ・・・ん・・」
男「ごめんな、疲れちゃったな」
女「ううん・・」
男「おやすみ・・」
女「・・・」
女「男」
男「ん?」
女「もう、来なくていいから・・」
男「はいはい」
男「おやすみ」
女「おやすみなさい・・」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 12:42:57.66 ID:o9JbxMeQ0
男「で、ここが・・・」
女「うん」
女「そういうことね」
看護婦「あら?お勉強?」
看護婦「男君、教えてあげてるのね?えらいわ」
男「あ、いやあ・・」
女「私がこのバカに宿題教えてるんです」
看護婦「ええーー?」
男「お前が頭良すぎるんだよっ!なんで自習だけでわかるの!」
女「あんたがバカなだけ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 13:58:00.63 ID:o9JbxMeQ0
アルバム
看護婦「へー・・女ちゃん達の学校?」
女「この時はたまたま調子良くて・・」
看護婦「女ちゃん、テニス部だったの?」
女「あ、いや、私・・体弱いし、スポーツとか、出来ないから・・」
女「応援です」
看護婦「へ~」
看護婦「だ・れ・のー?」
女「が、がが学校のですっ!///」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 14:08:13.20 ID:o9JbxMeQ0
男「明日の大会で、ホームラン打ってやるからな・・元気になれよ」キリッ
女「あんたテニス部でしょバカ」
女「ま、テニスでもホームラン吹っ飛ばしてたけどw」
男「う、うるさいっ、昔よりはマシだっ!」
女「はいはい、いってらっしゃい」
男「おー」
女「あっ・・!あのっ」
男「ん?何だ?」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 14:13:57.12 ID:o9JbxMeQ0
女「きょ、今日、熱中症の、・・ニュースばっかりやってたよ」
男「?」
女「ば、バカなあんたはニュースなんて見ないでしょうから、・・」
女「その・・」
男「まあ、お前はテレビ見ることくらいしか楽しみないもんなw」
女「なっ!?あ、あんたね!ふっざけんじゃ・・」
男「ありがとうな。心配してくれて」
男「俺まで倒れたら誰がお前の面倒見るんだよ。無理なんてしないって」ナデナデ
女「あ、あう、・・・うう、べ、べつに・・あんたなんか///」
看護婦「にやにや」コソコソ
女「~~~っ///」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:02:33.25 ID:o9JbxMeQ0
女「点滴が取れました」
男「おー!おめでとー!」パチパチ
女「なんでもできる気分!!」
男「おーー!」
女「腕相撲いっとく?」
男「望むところだっ!」
看護婦「やめなさい」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:09:42.22 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「男君と話すと女ちゃんも元気になるのよ」
男「いやあ・・つい騒いでしまって」
看護婦「いいのいいの。あのくらいで」
看護婦「本当に最近調子良くて。男君のおかげ」
男「いやあ・・あいつが頑張ってるからですよ」
女「男ー!どこー!DSやるわよー!」
男「・・病院で叫ぶなってっ」
看護婦「ふふふ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:19:37.46 ID:o9JbxMeQ0
女「うっ・・・ううんっ・・」
看護婦「もう・・無理しすぎよ」
女「はあっ・・・」
女「嬉しくて・・」
女「男・・・あのバカ・・私の調子が悪いと・・悲しい顔するんだもん」
女「今日、いっぱい、笑ってた・・えへへ」
看護婦「そうね。とっても楽しそうだったわね」
女「ふふっあいつ・・単純なんだから・・ううっ」
看護婦「早く元気にならないとね」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 18:56:08.42 ID:o9JbxMeQ0
ピリリリリ
男「あ・・」
男「女のお母さん」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:01:24.73 ID:o9JbxMeQ0
病院
男「・・・東京の?」
女母「うん・・」
女母「また、ちょっと、悪くなっちゃって」
男「あ、あ・・・お、俺が、無理させたから」
看護婦「ううん。男君が来てくれて、女ちゃん本当に良くなったわ」
女母「あの子が、急に、体調崩すのは、昔からだから」
看護婦「やっぱり、ここじゃ限界があって」
男「い、いつから?」
女母「今週中には荷物をまとめて・・」
男「・・・」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:06:25.94 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・」
男「女・・」
女「け・・・」
女「化粧・・・してないから・・・こないで・・」スー スー
男「・・・・」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:09:47.99 ID:o9JbxMeQ0
女「な・・なんて顔・・してんのよ、バカね」スー スー
女「私も、修学旅行、行きたいと思ってたのよね・・」
女「あんた・・ばっかり・・ずるいし」
男「女・・・・」
女「東京はイケメン、ばっかりって噂よ。男作っちゃおっかなあ・・」
男「一生大切にする。俺と結婚してくれ」
女「あ・・・」
女「あ・・・ああ」
男「ダメか」
女「う・・うう、ばか、ほんとに」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:14:07.61 ID:o9JbxMeQ0
女「うっ・・・うう」ポロポロ
女(小さいころから、・・わかってた)
女「どうせ・・・すぐ死んじゃうから・・」
女「期待なんかしないって・・・決めてたのに」
なんだよお前ずる休みじゃねーの?
女「なのに」
はい プリント 早く元気になれよ!
女「・・・・あ、ああ、あんたが」
おい!見てたか!今の試合!応援ありがとな
女「・・・うっ・・・うえっ・・」
男「・・・・・」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:18:39.93 ID:o9JbxMeQ0
女「お、男・・・うっ・・・あんたのせいで・・」
女「うっ・・・あたし・・あうっ・・」
男「・・・・・・」
女「しにたくないよお」ポロポロ
男「・・・・うん」ぎゅ
女「ひどいよお・・なんで、なんで」
女「もう来なくていいって、うっ・・言ったのに・・何度も・・」
男「・・・うん、ごめんな」
女「こんなに・・好きに・・させて・・ひどいよぅ・・」
女「ぅあああああん!」
男「・・・」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:24:44.78 ID:o9JbxMeQ0
男「おれも東京に行く」
男「ずっとお前と一緒にいる」
女「えっ・・」
男「こんな、ガラスみたいなお前を一人にできないって」ぎゅ
女「だめ!・・・だ、だめ!」ばたばた
男「お、おい・・」
女「やだ!そんなの!」
女「男は、・・こっちで頑張って・・」
女「お荷物なんて・・やだ・・・男・・」
男「・・・・・・」
女「や・・・約束してくれなきゃ・・い、今、今、しんでやるんだから・・」ぐっ
男「わ、わわかった、落ち着け!」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:30:38.51 ID:o9JbxMeQ0
男「その代り、お前も頑張るんだぞっ」ぎゅう
女「ん・・・」
男「は、花火・・見に行くって言っただろ?」
女「うん・・うっ」
男「くっ・・きょ、京都、とか、海、くそっ・・・」ゴシ
女「・・・・」
男「か、勝手に死んだら、一生っ、許さないからな」ぎゅう
女「うん・・・」
女「ありがとう・・・男」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:36:11.75 ID:o9JbxMeQ0
女「男・・・お願い・・」
男「な、なんだ?」
女「き、キスして」
男「!」
男「・・・いいのか?」
女「えへへ・・いいよ・・」
男「・・・・」
ちゅ
女「・・・・・」
女「良かった、生きてて。幸せ」ポロポロ
男「・・・う・・ば、バカだな縁起でもない・・・」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:42:26.34 ID:o9JbxMeQ0
男「俺、絶対頑張るよ」
男「それで、東京の大学行く」
女「うん・・・」
女「そのときは・・私が・・・東京案内、してあげるね」
男「・・ああ」
男「約束だからな・・忘れんなよ、絶対」
女「まっかせなさい・・えほっ・・ん・・・」
男「・・・・・・・・」
女「浮気・・しちゃやだよ?」
男「しねえよ」
男「お前は世界一良い女だからな」
女「・・・・えへへへ、男にほめられた、えへへっ」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:50:28.66 ID:o9JbxMeQ0
女母「それじゃあ、またね」
女ちゃん、またねー またね! 元気でね!
男「て、手紙書くからなっ!」
女「・・・・」ひらひら(手振る)
男「・・・・・」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:51:41.05 ID:o9JbxMeQ0
女「看護婦さん・・」
看護婦「なあに?どうしたの?」
女「男が、・・・私のこと、世界で、一番、良い女だって・・結婚してくれるって・・」
看護婦「そう、そうなの・・まあ」
女「えへへ」
女「看護婦さんのおかげで、・・頑張れたよ」
看護婦「ううん、何もしてないよ、女ちゃん」
女「こ、これで、もう、私に、メロメロね・・・ふふっ・・うっ」
看護婦「そうね、うん」
看護婦「いっぱい元気になって、男君と幸せになるのよ?」
女「うん・・えへへ」
女「なんか照れるなあ」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:58:13.89 ID:o9JbxMeQ0
時は流れて
とある病院
医者「・・・・・・・」
医者「・・・これはひどいな」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:02:27.33 ID:o9JbxMeQ0
犬「ばうっ」
医者「少し運動させないといけませんね」
「あらあらメリーちゃん!ん~~、ダイエットしましょーねー」
医者「あははは、頑張りましょう」
看護婦「それじゃあ、お薬と健康ドッグフード出しときますね」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:09:13.47 ID:o9JbxMeQ0
医者「・・・・ふう」
看護婦「今日はこんなもんね」
看護婦「お疲れ様っ」ちゅ
医者「ん・・」
医者「悪いな。旅行から帰ってきたばっかりで」
看護婦「そんなのお互い様でしょっ」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:11:00.68 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「お、」
看護婦「お、お風呂にする?ご、ご飯にする?」
医者「ん?」
看護婦「そ、そそそそれとも・・」
看護婦「わ、わわわ、わ・た・し?///」
医者「飯で」
看護婦「あ、あ、あんたねッ!少しは迷いなs・・!」
医者「嘘だよ。世界一の妻にそんなこと言われたらたまらないって」がばっ
看護婦「きゃんっ///」
おわり
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:12:17.27 ID:o9JbxMeQ0 [69/69]
読んでくれた人、保守してくれた人、本当にありがとうございました
女「ごほっ、ごほっ」
男「ああっ、ごめんな、大丈夫か?」
女「ん、平気・・・っていうか、自分で食べれるっていってるでしょっ!」
男「はい、あーん」
女「ふぁ、あーん・・・」
女「むぐむぐむぐ」
男「早く元気になれよ」
女(ゼッタイやだ・・///)
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 00:50:47.14 ID:o9JbxMeQ0
女「むぐむぐむぐ」
女「ん・・」
女「もうっ!なんで毎日お粥ばっかりなのよ!」
男「しょうがないだろ。病院食なんだから」
男「消化にいいんだぞ?」
女「ふんっ!こんなドロドロしたもの大っ嫌い!」
女「今日は鮭だけ食べるわ!」
男「はあ・・じゃあ残り俺が食べていいか?」
女「ん、頼むわよ。全部食べなかったら看護婦さんに怒られるんだから」
男「まったく・・」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 00:56:11.17 ID:o9JbxMeQ0
男「もぐもぐ、はふはふ」
女「・・・・・・・」ジーーー
男「もぐもぐ、んぐ」
女「・・・・・・・」ジーーーーーーー
女「や、やっぱりお粥食べる・・お箸貸して///」
男「え?どうして・・?」
女「う、うるさいっ!気が変わったの!悪い!?」
男「いやいや、えらいぞ」ナデナデ
女「むぐむぐ///」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:07:11.63 ID:o9JbxMeQ0
女「あっ、そろそろ看護婦さんくる」
女「熱測らなきゃ」
女「・・・・」ぐい(服をはだける)
男「ッ!!」
女「・・・・ん?」
女「何そっぽ向いて・・・・・あっ///」
女「み、みみ見たな!?///」
男「いやいやいやいや見てないっ!マジで!」
女「最低!変態!コロス!!歩けるようになったら真っ先にコロスっ!」
男「だから見てないって!」
女(う~~~~~っブラしてないのに///)
女(こ、今度お母さんにレースのやつ持ってきてもらおう///)
女「べ、別にあんたに見せるためじゃないんだからねっ!!」
男「は、はあ?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:14:16.83 ID:o9JbxMeQ0
女「あ・・・・・ん」
女「ちょ・・・・ちょっと・・」
女「ん・・」ばさっ
男「お、おい、どうした?女?」
女「で、・・でてって・・」
男「な、ナースコールしたぞ!大丈夫か!すぐ看護婦さん来るからな!」
女「んっ・・・ううっ・・うっ・・」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:18:40.56 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「女ちゃん、お注射しましょう」
看護婦「あの、すいませんが、部屋の外に・・」
男「あ、は、はいっ」
女「・・・・・・・・うっ・・・うう」
看護婦「ほら、女ちゃん?お布団取って?」
女「ん・・・・・・・」
女「お、男、いない?」
女「こ・・・こんな、ぐしゃぐしゃの、・・顔、見られたら・・・ううっ」
看護婦「大丈夫よ、いないわ、早くお注射しましょ?」
女「き、嫌われちゃう・・・んっ・・」
看護婦「もう・・純愛もここまでくると考えものね?」
女「ううっ・・」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:26:44.64 ID:o9JbxMeQ0
女「もう、大丈夫だから」
男「ああ・・・」
男「じゃあ、そろそろ、帰るな?」
女「うん・・」
女「もう来なくていいから!」
男「はいはい、わかったよ」
女「むう・・」
男「ああ、そうだ、駅前のケーキ、チョコレートとチーz・・」
女「チョコレートでお願いしますっ!」
男「オッケーw、楽しみにしとけよ、じゃあな」
女「うう・・///」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:42:28.06 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「あら?」
女「・・・・ん」(口紅)
看護婦「ふふふ、どうしたの?今日は気合入ってるね」
女「べ、別に///」
女「そ、それより看護婦さん!このワンピースと、これ、どっちがいいと思います!?」
看護婦「ええ?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 01:49:26.45 ID:o9JbxMeQ0
男「これでいいか?」
女「う、うん///」
女(デートが一階の自動販売機までなんて・・・もういや・・)
男「・・よし、今日のリハビリはこれくらいにするか」
女「り、リハビリって言うなっ!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:00:55.77 ID:o9JbxMeQ0
男「髪伸びてきたな」
女「え?」
男「髪。また切ってやろうか?」
女「あ・・・・う、うん」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:08:41.12 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・」ドキドキ
男「・・お前、髪綺麗だよな」チョキチョキ
女「お、お世辞言っても何も出ないんだから///」
男「・・・・っ ・・・」チョキチョキ
女「・・・・・///」
男「もう、すっかり暑くなったな」
女「・・・・そ、そうね///」
男「やっぱり短い方がいいよな、涼しくて」
女「う?うん」
男「入院生活だと、髪長いと何かと邪魔だろうし」
女「・・・・・・・・」
男「髪の短い女の子って、なんか、こう、ときめくっていうか・・ボーイッシュでかわいくt・・」
女「・・どこ失敗したのか鏡で見せなさい今すぐ」
男「本当にすいませんでした」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:21:17.94 ID:o9JbxMeQ0
男「ほら・・前言ってた本」ドサッ
女「あ、さんきゅー」
男「それにしても、よく1週間で5冊も読めるな」
女「暇なのよ、何もやることないし」
男「それに、飽きないか?俺、歴史物しか持ってないから・・つまんないだろ」
女「うん、超つまんない」
男「うっ・・」
女「ま、仕方なくね。あんたのセンスが悪いのは昔からだし」
男「じゃあ、今度はお前の好きなの買ってくるよ。何がいい?」
女「えっ・・あっ・・・い、いや、あ!こ、これ!読みたかったのよねー!」
女「わ、私レキジョだからー!あはは!あ!この本とか超面白そう!」
男「??」
女(好きな人の好きな本だもん・・・何冊だって読みたいよ///)
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:29:20.38 ID:o9JbxMeQ0
女「ううーん」
看護婦「あ~、女ちゃん、まだ起きてるの?」
女「ん、寝れなくて・・」
看護婦「だめだよー、もう9時過ぎてるんだから」
看護婦「あ!それ、彼氏が持ってきてくれた本?」
女「か、かかかか彼氏じゃないですっ!!///」
看護婦「ふふふ~、照れんなって~」
看護婦「どこで知り合ったの?」
女「え、あ、ああ、あの、お、幼馴染で・・///」
看護婦「えーー!いいなーー!私もさあー、高校の時に・・」
・・・・
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:33:03.56 ID:o9JbxMeQ0
女「うとうと・・」
医者「女ちゃん、眠い?」
女「あ・・・ごめんなさい」
医者「薬の副作用だな・・もうろうとするのはしょうがないか・・」
看護婦(言えない・・!昨日深夜まで恋話してたなんて言えない・・!)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:43:13.42 ID:o9JbxMeQ0
男「うぃっす、元気かー?」ガラガラ
女「ッッ!!!」
女「出てけ!!変態!エッチ!ばか!あほ!」
男「す、すすすまん」
女(体拭いてるのみられたぁ~・・///)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:51:24.32 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・」そわそわ
男「いやあ、今日は学校早く終わってさ・・」
女「の、ノックくらいしなさいよ・・///」
男「ごめんって」
女「・・・・」そわそわ
男「?・・・どした?体調悪いのか?」
女「あ、あの、汗くさくない?」
男「は?」
女「だ、だから、わ、私の・・体、汗くさくない?」
女「まだ、体拭き終わってないし・・昨日はお風呂の日じゃないし・・」
男「なんだそんな心配してたのか」
男「汗のにおいがしてたら、とっくに俺の●ンコが反応してるぜ!」
女「ち・・っ!!///」
女「く、くたばれクソ変態野郎おお!!」
男「い、いたいいたい!!ごめんごめん!!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 03:56:54.45 ID:o9JbxMeQ0
女友「こんちはー」
女友「あ、男も来てたんだ」
男「おう」
女「ありがとう、わざわざ」
女友(邪魔して悪かったね)ヒソヒソ
女「な、何言ってんの!///」
男「??」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:05:58.92 ID:o9JbxMeQ0
男「っていうかいいのか?」
男「まだ体拭くの途中だろ?」
女「え・・いいよ、もう///」
女友「・・・!!」
女「あんたが変なこと言うから・・///」
女「もう・・、せっかく濡らしたのに・・」(タオルを)
女友「あ・・・あんたら・・・そ、そこまで・・」
男・女「?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:07:05.34 ID:o9JbxMeQ0
すいません、ちょっと寝ます
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:12:48.89 ID:o9JbxMeQ0
じゃあもう少し
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:17:01.14 ID:o9JbxMeQ0
女友「女さ、大変だよね、入院生活」
女「別に平気よ。昔から体弱かったから、入院なんて慣れっこだし」
女「病院が別荘みたいなものよ!」
男(それ全然平気じゃないと思うが・・)
女友「それでもさ、初めは苦労したでしょ?色々」
女「うーん、まあ、そりゃね・・」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:19:42.81 ID:o9JbxMeQ0
・・・
女「あ、ちょっと、・・ずれてる・・もうちょっと右・・」
男「こうか?」
女「あっ・・・・出る・・・」
男「いいぞ・・出して・・」
女「んっ・・・」
プシャアアアアア・・
女「あっ・・・ダメ・・・見られてる・・」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:21:03.05 ID:o9JbxMeQ0
女友「見られてるのに、おしっこ止まらないよおおお」
女友「ってな具合に・・」
男。女「ねーよ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 04:22:45.90 ID:o9JbxMeQ0
ごめんマジで寝るわ
なるべく朝早く起きて、もし残ってたらまた書きます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:17:26.31 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・・」(検温中)
女母「本当に悪いわね。男君。昔から迷惑かけて」
男「いえいえ」
女母「遊び盛りなのにね。この子の相手ばっかりさせちゃって」
女「そいつが勝手に来るの」
女母「もうっ。女?」
女「ふんっ」
男「いや、お母さん、」
男「好きでやっていることですから」
女「す・・っ///」ボフッ
女「あ、ああ、あんた、よくもそんなこと・・!!///」
男「は?」
女母「あらあら」にやにや
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:18:01.87 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「ちょっと高いわね」
女「・・・///」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:22:51.47 ID:o9JbxMeQ0
女「男が来ない・・」
女「・・・・」
女「・・・・」ごろん
女(つまんないな・・・)
女(昔は、入院なんてなんでもなかったのに)
女(・・・・・・)
女(こんなに暇だったっけ・・)
女「もう、・・本読んじゃったよ?男・・」
女「・・・・・・・」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:28:33.71 ID:o9JbxMeQ0
男「おいっすー」
女「わっ」
女「わっとっ!で、でてって!今無理だから!」
男「ん?お、おお・・」
女(な、なんでいきなり来んのよっ!)
女(化粧してないし!髪整えてないし!)
看護婦「ねえ、外の彼氏、待たせてるの?」
女「あっ!ちょうどよかった!一生のお願いです!」
看護婦「え?」
女「髪手伝って!こんなんじゃ病人見たい・・」グス
看護婦「ふふふ・・おっけーw」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:35:59.76 ID:o9JbxMeQ0
女「で?なんで最近来なかったのよ?」
女「あ、い、いや、別に来なくていいんだけど、その・・」
男「修学旅行だよ。言ってなかったっけ?」
女「え・・」
女「聞いてない!」
男「そうか?」
女「むうー、・・お母さんも私に気使って、いっつもそういうの言わないし・・」
男「で、お土産」
女「え?なになに?八つ橋?」キラキラ
男「はい、お守り。早く良くなれよ」
女「・・・・あ、ありがとう」
女(・・・・これであんたからもらったお守りが10個を超えました)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:38:02.09 ID:o9JbxMeQ0
男「まあ、お前の体がよくなったらさ」
男「一緒に京都行こう」
女「えっあっ・・」
女「う、うん///」
女(どうせお守りなら・・)
女(恋愛成就がよかったなあ・・///)
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:53:01.80 ID:o9JbxMeQ0
男「これが生徒会関係で」ガサゴソ
男「これが学校行事表な」ガサゴソ
女「・・・・・こんなの、関係ないから持ってこなくてもいいわよ」
男「ばか。明日退院出来るかもしれないだろ」
女「ふん・・・そんなことあるわけないじゃない・・」
男「わからないじゃないか!」
女(・・・・・昔から、男が私のプリント届けてくれるのよね・・)
女(家も近いし、幼馴染だからって・・・)
男「これが保健だよりで、これが巨乳痴女伝説、それと授業プリントと・・」ガサゴソ
女「ん?」
男「え?・・・あ」
女「はい没収-」
男「ちょっ、しまった、つ、つい!」
男「それ友達のなんだよ本当ですマジで返してひどいよお願い!」
女「却下します」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:57:26.40 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・むり・・・・」ドキドキドキ
女「ええ~・・・こ、こんな・・・」ドキドキドキ
女「で、でかい・・・」
女「わ、私なんか、・・・」
女「体温計が上手くはさめなくて困るくらいなのに・・」
看護婦「何を挟むって?」にやにや
女「ひゃああっ!!///」
女「にゃ、にゃんでもないですーっ!!」ばさっ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 10:59:34.38 ID:o9JbxMeQ0
隣の病室のお姉さん「うーん」
隣「まあ、牛乳飲むと・・って話は聞くわねえ」
女「・・・」メモメモ
隣「私もお風呂の後に飲んで、マッサージしてたかな」
女「なるほど」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:01:46.66 ID:o9JbxMeQ0
女「飲ませてー!!いいから飲ませてー!!」
看護婦「牛乳の一気飲みなんて許せませんっ!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:06:52.98 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・」
女「た・・・・たしか・・・」
女「こう・・・下から揉むように・・」
女「・・んっ」
女「・・ふう」
女「ちょ、ちょっとくすぐったいな・・」
男「お、新しいリハビリか。血行が良くなりそうだな」
女「はっ・・!?」
女「い、いつからいた!?」
女「リハビリじゃないっ!!おっぱいマッサージよ・・」
女「ってなに言わすのよー!!」
バコッ
男「ええええええ!?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:14:44.00 ID:o9JbxMeQ0
男「ふんふん・・」
女「・・・・///」
男「ここのところ熱は出てないな」
男「ん、昨日はお散歩出来たんだな、えらいぞ」
女「・・・・///」
男「お、明日は薬の変更かあ」
女「・・・か、かってに入院記録見るな///」
男「え?なんで?」
女「わかんないけど、なんとなくよっ///」
女(丸裸にされてる気分・・///)
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:20:50.24 ID:o9JbxMeQ0
女「本当にありがとう、看護婦さん」
女「いつもわがままいってごめんなさい」
看護婦「いいっていいって」
看護婦「私も楽しいし♪」
女「・・・///」
看護婦「よーーっし、ちょっと大変だけど、頑張って!」
女「はいっ」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:28:39.53 ID:o9JbxMeQ0
男「あ・・・・」
女「・・///」(浴衣)
看護婦「どう?」
男「か・・・・・」
男「かわいい・・///」
女「あ、あう、な、何言ってんのよ・・、ばかぁ///」
看護婦「ん、それじゃ上に行きましょう」
看護婦「5階に良い隠れスポットがあるんだから!」
看護婦「ほら、男君が車いす押して」
男「はい」
看護婦(さりげなく、後ろに向かってうなじをアピールするのがポイントよ)ヒソヒソ
女「///」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:35:55.48 ID:o9JbxMeQ0
どーーーーん
女「わああ・・」
男「おおおー!すごいっ!」
女「ありがとう看護婦さん!」
看護婦「良く見えるでしょ」
男「・・・・綺麗だな」
女「えっ?・・あ、うん」
看護婦「ここの患者、もう退院しちゃったから」
看護婦「自由に見てていいわよ。私は病院回ってくるね」
男「あ、ありがとうございます」
女「ありがとう・・」
看護婦「しっかりね」ヒソヒソ
女「・・・///」コク
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:42:24.38 ID:o9JbxMeQ0
どーーん・・
男「・・・・」
女「・・・・」
女(な、なんで黙ってるの///)
どーーん・・・
男「・・・・」
女「・・・・」
男「女」
女「え?」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:43:01.24 ID:o9JbxMeQ0
男「ここからでも綺麗だけど」
男「来年は、下から見ような」
女「ん・・・うん」
女「でも、私、背、低いから、見えないかも・・」
男「俺が抱っこしてやるよ。お前軽いから」
女「!」
女「・・そ、それじゃ・・まるで・・///」
女(カップルみたいじゃん・・///)
女「ばか・・///」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:47:32.11 ID:o9JbxMeQ0
女「私は、病院だって、どこだって・・」
男「ん?」
女「お、男が、」
男「うん」
女「男が、と、隣にいれば、」
女「・・それだけで、幸せだよ?
どおおーーーーーん・・
男「・・え?何?今・・」
女「・・・///」
女「知らないっ、ばかっ」
男「なんだよ」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 11:51:18.89 ID:o9JbxMeQ0
どーーーん・・
男「・・・・・」
女「・・・・・」
男「寒いか?」
女「ううん、平気・・」
どーーーん・・
看護婦(・・・もう面会の時間は終わりだけど・・)
看護婦(今日は、許してやるか)
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 12:04:25.83 ID:o9JbxMeQ0
病室
女「ごほっ・・・ん・・」
男「ごめんな、疲れちゃったな」
女「ううん・・」
男「おやすみ・・」
女「・・・」
女「男」
男「ん?」
女「もう、来なくていいから・・」
男「はいはい」
男「おやすみ」
女「おやすみなさい・・」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 12:42:57.66 ID:o9JbxMeQ0
男「で、ここが・・・」
女「うん」
女「そういうことね」
看護婦「あら?お勉強?」
看護婦「男君、教えてあげてるのね?えらいわ」
男「あ、いやあ・・」
女「私がこのバカに宿題教えてるんです」
看護婦「ええーー?」
男「お前が頭良すぎるんだよっ!なんで自習だけでわかるの!」
女「あんたがバカなだけ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 13:58:00.63 ID:o9JbxMeQ0
アルバム
看護婦「へー・・女ちゃん達の学校?」
女「この時はたまたま調子良くて・・」
看護婦「女ちゃん、テニス部だったの?」
女「あ、いや、私・・体弱いし、スポーツとか、出来ないから・・」
女「応援です」
看護婦「へ~」
看護婦「だ・れ・のー?」
女「が、がが学校のですっ!///」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 14:08:13.20 ID:o9JbxMeQ0
男「明日の大会で、ホームラン打ってやるからな・・元気になれよ」キリッ
女「あんたテニス部でしょバカ」
女「ま、テニスでもホームラン吹っ飛ばしてたけどw」
男「う、うるさいっ、昔よりはマシだっ!」
女「はいはい、いってらっしゃい」
男「おー」
女「あっ・・!あのっ」
男「ん?何だ?」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 14:13:57.12 ID:o9JbxMeQ0
女「きょ、今日、熱中症の、・・ニュースばっかりやってたよ」
男「?」
女「ば、バカなあんたはニュースなんて見ないでしょうから、・・」
女「その・・」
男「まあ、お前はテレビ見ることくらいしか楽しみないもんなw」
女「なっ!?あ、あんたね!ふっざけんじゃ・・」
男「ありがとうな。心配してくれて」
男「俺まで倒れたら誰がお前の面倒見るんだよ。無理なんてしないって」ナデナデ
女「あ、あう、・・・うう、べ、べつに・・あんたなんか///」
看護婦「にやにや」コソコソ
女「~~~っ///」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:02:33.25 ID:o9JbxMeQ0
女「点滴が取れました」
男「おー!おめでとー!」パチパチ
女「なんでもできる気分!!」
男「おーー!」
女「腕相撲いっとく?」
男「望むところだっ!」
看護婦「やめなさい」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:09:42.22 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「男君と話すと女ちゃんも元気になるのよ」
男「いやあ・・つい騒いでしまって」
看護婦「いいのいいの。あのくらいで」
看護婦「本当に最近調子良くて。男君のおかげ」
男「いやあ・・あいつが頑張ってるからですよ」
女「男ー!どこー!DSやるわよー!」
男「・・病院で叫ぶなってっ」
看護婦「ふふふ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 15:19:37.46 ID:o9JbxMeQ0
女「うっ・・・ううんっ・・」
看護婦「もう・・無理しすぎよ」
女「はあっ・・・」
女「嬉しくて・・」
女「男・・・あのバカ・・私の調子が悪いと・・悲しい顔するんだもん」
女「今日、いっぱい、笑ってた・・えへへ」
看護婦「そうね。とっても楽しそうだったわね」
女「ふふっあいつ・・単純なんだから・・ううっ」
看護婦「早く元気にならないとね」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 18:56:08.42 ID:o9JbxMeQ0
ピリリリリ
男「あ・・」
男「女のお母さん」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:01:24.73 ID:o9JbxMeQ0
病院
男「・・・東京の?」
女母「うん・・」
女母「また、ちょっと、悪くなっちゃって」
男「あ、あ・・・お、俺が、無理させたから」
看護婦「ううん。男君が来てくれて、女ちゃん本当に良くなったわ」
女母「あの子が、急に、体調崩すのは、昔からだから」
看護婦「やっぱり、ここじゃ限界があって」
男「い、いつから?」
女母「今週中には荷物をまとめて・・」
男「・・・」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:06:25.94 ID:o9JbxMeQ0
女「・・・・・・」
男「女・・」
女「け・・・」
女「化粧・・・してないから・・・こないで・・」スー スー
男「・・・・」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:09:47.99 ID:o9JbxMeQ0
女「な・・なんて顔・・してんのよ、バカね」スー スー
女「私も、修学旅行、行きたいと思ってたのよね・・」
女「あんた・・ばっかり・・ずるいし」
男「女・・・・」
女「東京はイケメン、ばっかりって噂よ。男作っちゃおっかなあ・・」
男「一生大切にする。俺と結婚してくれ」
女「あ・・・」
女「あ・・・ああ」
男「ダメか」
女「う・・うう、ばか、ほんとに」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:14:07.61 ID:o9JbxMeQ0
女「うっ・・・うう」ポロポロ
女(小さいころから、・・わかってた)
女「どうせ・・・すぐ死んじゃうから・・」
女「期待なんかしないって・・・決めてたのに」
なんだよお前ずる休みじゃねーの?
女「なのに」
はい プリント 早く元気になれよ!
女「・・・・あ、ああ、あんたが」
おい!見てたか!今の試合!応援ありがとな
女「・・・うっ・・・うえっ・・」
男「・・・・・」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:18:39.93 ID:o9JbxMeQ0
女「お、男・・・うっ・・・あんたのせいで・・」
女「うっ・・・あたし・・あうっ・・」
男「・・・・・・」
女「しにたくないよお」ポロポロ
男「・・・・うん」ぎゅ
女「ひどいよお・・なんで、なんで」
女「もう来なくていいって、うっ・・言ったのに・・何度も・・」
男「・・・うん、ごめんな」
女「こんなに・・好きに・・させて・・ひどいよぅ・・」
女「ぅあああああん!」
男「・・・」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:24:44.78 ID:o9JbxMeQ0
男「おれも東京に行く」
男「ずっとお前と一緒にいる」
女「えっ・・」
男「こんな、ガラスみたいなお前を一人にできないって」ぎゅ
女「だめ!・・・だ、だめ!」ばたばた
男「お、おい・・」
女「やだ!そんなの!」
女「男は、・・こっちで頑張って・・」
女「お荷物なんて・・やだ・・・男・・」
男「・・・・・・」
女「や・・・約束してくれなきゃ・・い、今、今、しんでやるんだから・・」ぐっ
男「わ、わわかった、落ち着け!」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:30:38.51 ID:o9JbxMeQ0
男「その代り、お前も頑張るんだぞっ」ぎゅう
女「ん・・・」
男「は、花火・・見に行くって言っただろ?」
女「うん・・うっ」
男「くっ・・きょ、京都、とか、海、くそっ・・・」ゴシ
女「・・・・」
男「か、勝手に死んだら、一生っ、許さないからな」ぎゅう
女「うん・・・」
女「ありがとう・・・男」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:36:11.75 ID:o9JbxMeQ0
女「男・・・お願い・・」
男「な、なんだ?」
女「き、キスして」
男「!」
男「・・・いいのか?」
女「えへへ・・いいよ・・」
男「・・・・」
ちゅ
女「・・・・・」
女「良かった、生きてて。幸せ」ポロポロ
男「・・・う・・ば、バカだな縁起でもない・・・」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:42:26.34 ID:o9JbxMeQ0
男「俺、絶対頑張るよ」
男「それで、東京の大学行く」
女「うん・・・」
女「そのときは・・私が・・・東京案内、してあげるね」
男「・・ああ」
男「約束だからな・・忘れんなよ、絶対」
女「まっかせなさい・・えほっ・・ん・・・」
男「・・・・・・・・」
女「浮気・・しちゃやだよ?」
男「しねえよ」
男「お前は世界一良い女だからな」
女「・・・・えへへへ、男にほめられた、えへへっ」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:50:28.66 ID:o9JbxMeQ0
女母「それじゃあ、またね」
女ちゃん、またねー またね! 元気でね!
男「て、手紙書くからなっ!」
女「・・・・」ひらひら(手振る)
男「・・・・・」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:51:41.05 ID:o9JbxMeQ0
女「看護婦さん・・」
看護婦「なあに?どうしたの?」
女「男が、・・・私のこと、世界で、一番、良い女だって・・結婚してくれるって・・」
看護婦「そう、そうなの・・まあ」
女「えへへ」
女「看護婦さんのおかげで、・・頑張れたよ」
看護婦「ううん、何もしてないよ、女ちゃん」
女「こ、これで、もう、私に、メロメロね・・・ふふっ・・うっ」
看護婦「そうね、うん」
看護婦「いっぱい元気になって、男君と幸せになるのよ?」
女「うん・・えへへ」
女「なんか照れるなあ」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 19:58:13.89 ID:o9JbxMeQ0
時は流れて
とある病院
医者「・・・・・・・」
医者「・・・これはひどいな」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:02:27.33 ID:o9JbxMeQ0
犬「ばうっ」
医者「少し運動させないといけませんね」
「あらあらメリーちゃん!ん~~、ダイエットしましょーねー」
医者「あははは、頑張りましょう」
看護婦「それじゃあ、お薬と健康ドッグフード出しときますね」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:09:13.47 ID:o9JbxMeQ0
医者「・・・・ふう」
看護婦「今日はこんなもんね」
看護婦「お疲れ様っ」ちゅ
医者「ん・・」
医者「悪いな。旅行から帰ってきたばっかりで」
看護婦「そんなのお互い様でしょっ」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:11:00.68 ID:o9JbxMeQ0
看護婦「お、」
看護婦「お、お風呂にする?ご、ご飯にする?」
医者「ん?」
看護婦「そ、そそそそれとも・・」
看護婦「わ、わわわ、わ・た・し?///」
医者「飯で」
看護婦「あ、あ、あんたねッ!少しは迷いなs・・!」
医者「嘘だよ。世界一の妻にそんなこと言われたらたまらないって」がばっ
看護婦「きゃんっ///」
おわり
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/27(火) 20:12:17.27 ID:o9JbxMeQ0 [69/69]
読んでくれた人、保守してくれた人、本当にありがとうございました
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コメント
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ラストでホッとして感動した俺がいる
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イイハナシダナー
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イイハナシダナー
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イナバウアー
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イノキウワー
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