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律「君、新入部員?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:09:49.38 ID:kDDgXIoT0 [1/33]
律「君、新入部員?」
梓「は、はい。皆さんの部活動紹介の演奏を聴いて感動しました!」
律「あっそ、で、?」
梓「え?そ、そのなんか胸に来るというか・・・その・・・」
律「ふぁー(あくび)、ちっ。(舌打ち)ま。そこにすわんなよ・・・」
梓「は、はい・・・」
気まずい雰囲気・・・煙草に火をつける律
律「ふーー・・・・・」
律「君、新入部員?」
梓「は、はい。皆さんの部活動紹介の演奏を聴いて感動しました!」
律「あっそ、で、?」
梓「え?そ、そのなんか胸に来るというか・・・その・・・」
律「ふぁー(あくび)、ちっ。(舌打ち)ま。そこにすわんなよ・・・」
梓「は、はい・・・」
気まずい雰囲気・・・煙草に火をつける律
律「ふーー・・・・・」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:13:24.73 ID:kDDgXIoT0 [2/33]
梓「あ、あの・・・」
律「あ?」
梓「す、すみません・・・」
再び沈黙・・・
律「ふーー・・・あんたも吸う?」
梓「い、いえ、吸ったことないので、遠慮します・・・」
律「そう・・・」
梓「あ、あのぉ・・・」
律「・・・」(無視)
梓「ほ、ほかの部員の方は…あと、練習は…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:17:53.59 ID:kDDgXIoT0
律「・・・ふ―・・・」
梓「・・・ぁの・・・」
再び沈黙・・・そろそろ耐えられない梓
カチカチ・・・
足を組みながら携帯を打ち始める律。少し気が楽になる梓
梓「・・・」
律「・・・」
がたっ。立ち上がる律。ビックと震える梓。律は戸棚の方へ・・・
梓「あ、練習かな…?なにか探しているのかな??」
律「あんたこれでも食べてな・・・」
カントリーマームを渡された
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:25:07.82 ID:kDDgXIoT0
梓「ポリポリ・・・あ、おいしいですねこれ!!」気丈にふるまってみる
律「・・・ふー・・・」タバコをふかす
梓(・・・なんかいずらい・・・そうだ、スキンシップをはかってみよう!!)
梓「すみません、自動販売機にきますからなにか買ってきましょうか?」
律「そ、じゃファンタたのむわ」
梓「は、はい!わかりました。」
こういった沈黙では一言会話を交わしただけでも気が楽になるのである
梓「あの・・・」
律「なに?」
梓「あの、おかね・・・」
律「ああ。わるい。今持ちわせてないんだ。今度返すから今日はつけといてくれない?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:36:28.52 ID:kDDgXIoT0
梓「そ、そうですよね。持ち合わせてないないなら仕方ないかははは・・・じゃ買ってきますね」
出ていき、自販機まで歩く梓
梓(な、なんか印象が違うな。平沢さんの話じゃ明るい部活って聞いてたのに・・・)
梓(あ、ここに自販機がある。あれ?ファンタオレンジとグレープがある。どっちだろ?どっちでもいいか)
戻っていく
梓「(明るく…明るく)先輩!買ってきましたよ!」
律「でさ、マジ受けね?ぎゃはははあ、サンキューぎゃははは」(携帯中)
梓(うわ、椅子の上であぐらかいてる。品がないなぁパンツ丸見えだ・・・)
梓「(ボソッ)ここ置いときますね・・・」机の上におく
律「あ、そうじゃ今日の7時ね!じゃーねぎゃははは!」
梓「なにか、楽しそうな電話でしたね!」
律「あ、ファンタオレンジ?ふつー煙草に合うのはグレープじゃん?常識だとおもってたわ」
梓「す、すみません。気が付きませんでした」
律「ま、指示してないのもわるかったか・・・んじゃ・・・はい」手を差し出す
梓「え?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:44:06.99 ID:kDDgXIoT0
律「え?じゃだろ!おつりだよ。お・つ・り」
梓「え?え?もらってませんでしたけど…」
律「あ?渡したろ?」
梓「え・・・いや、渡されてません・・・」
律「あれ?確か渡したと思ったけどなぁ…ま、いいや。今月ピンチだから少し貸してくんない?
あんた新入部員だから毎日顔合わすだろうからすぐ返すよ」
梓「か、貸すだけなら…いくらですか?」
律「とりあえず5000円でいいわ。」
梓「五、五千円!!・・・えーと・・・そんな大金は持ってません・・・ごめんなさい・・・」
中学卒業したての梓のお小遣いは3000円だった
律「あ?あんたそんぐらいの金も持ち歩いていないの?じゃ、あるだけでいいわ」
梓「あ、はい。えっと、2383円・・・」
律「そんだけか。ま、いいか。借りるね。金入ったらすぐ返すから。信用してよ」
梓「はい…」グズン…
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:52:03.52 ID:kDDgXIoT0
梓「返してくださいね・・・」半泣き
律「わーかってるって」煙草をふかしはじめ携帯をいじりはじめる
バタン!
唯「おはよおおおおおおおお!!」
澪「おいおい、もう4時だぞ・・・」
唯「えへへへへ」
澪「あ、律・・・お、お疲れ!・・・あれその子は?」
律「・・・・」
唯「わ!新入部員だ!新入部員だ!」
澪「おいおい、唯。なにかかわいい小動物を見るような目で見るのはやめろよ!キミ、名前は?」
梓「(涙を拭いて)は、はい中野梓といいます!」
澪「わたしは秋山澪。よろしく。こっちは・・・」
唯「わたしは平沢唯!あずにゃんのことは憂から聞いてるよ。よろしくねあずにゃん!」
梓「あ、あずにゃん・・・?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:59:42.92 ID:kDDgXIoT0
澪「こらこら唯。べたべた梓にくっつくな!怖がっているだろうが」
梓「いえ、わたしは…」
唯「だーーってかわいいんだもん!」
澪「ま、唯はこんな感じだけど、よろしく頼むわ」
梓「は、はい!(よかった。この先輩たちはやさしそうだ!)」
どん!
ファンタの缶を机にたたきつける音
唯「ビクッ・・・」
澪「・・・」
律「ち、うっせーんだよ」
唯「ご、ごめんねりっちゃん…」
律「ふー・・・・(煙草を吹かす)」
澪「こら律!部室内は禁煙って言ってるだろうが・・・」
律「ふー(澪の方に向けて煙を吐く)」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:04:09.52 ID:kDDgXIoT0
澪「けほんけほん。おい、律・・・」
律「帰るわ・・・中野梓だっけ・・・金ありがとね」
澪「・・・・」
ばたん!出ていく律
梓「あの・・・」
澪「いいのよ。あいつはいつもこうだから・・・あいつは高校生になって変わってしまった」
梓「え・・・?」
澪「いや、こっちの話さ・・・」
唯「あのさあずにゃん、もしかしてりっちゃんにお金貸した?」
梓「は、はい。」
唯「もうかえってこないとおもうよ、そのお金」
梓「え、そんな・・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:16:21.79 ID:kDDgXIoT0
唯「でもまぁ、そのぶんはむぎちゃんにその分を返してもらえばいいよ」
梓「むぎちゃん?先輩のお友達ですか?」
唯「うん。この部の2年生。すっごいお金持ちなんだよ。だからここの部のものはほとんどむぎちゃんに買ってもらったんだー。
りっちゃんに恐喝されたという苦情も全部むぎちゃんが弁済してんだよ。りっちゃんは知らないみたいだけど」
梓「え?でもそんなことしていいんですか?」
澪「いいんだよ。麦はこの部の歩くATMだし。」
梓「え、でもそんな・・お金をもらうなんて・・・」
澪「いんだよ。ムギの家には金が余るほどあるみたいだし。夏には別荘を借りたんだぜ?むぎのおかねで」
梓「(え、じゃあいいかな・・・)そ、そうなんですね。じゃあムギ先輩にあったら相談してみます」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:22:23.23 ID:kDDgXIoT0
澪「あーもうこんな時間か。今日は先生がお休みするっていう連絡があったし、今日は解散するか」
唯「賛成!ねえ帰りにマックいこうよぉ」
澪「そうだな。梓も来る?」
梓「は、はい。でも私お金が・・・」
唯「あ、そうだったね。わたしも今月少ないし…じゃあムギちゃんが来るまでまってようか?」
澪「そうだな。すこし音を合わせてみるか・・・」
・・・・・数分後
ムギ「すみません。遅れました・・・居残り掃除でなぜかクラスのみんなが帰ってしまい私だけで…ハァハァ・・・」
唯「遅いよむぎちゃーーん」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:27:19.62 ID:kDDgXIoT0
澪「悪いムギ。もう練習切り上げてみんなでマックいくんだけど、ムギも行かないか?」
ムギ「マック?マックってハンバーガー屋さんのことですか?うわーいってみたいなぁ」
澪「それじゃ決まりだな」
唯「いこーいこー」
梓「あの練習し始めたばかりじゃ・・・」
唯「かたいこいといわないの。あ・ず・に・ゃ・ん」
ムギ「おや?その子は?」
梓「あ、あの私中野梓っていいます。宜しくお願いします。」
ムギ「あら可愛いわね。うふふ・・」
唯「じゃあいこーいこー」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:36:33.31 ID:kDDgXIoT0
―――――ハンバーガ屋で
澪「じゃあ・・・ビックマックのセットと、てりやきバーガーひとつと・・・」
唯「わたしはチキンフィレオのセットと、サラダ・・・・」
梓「わたしは、私はハンバーガーとジュースのSでいいです」
澪「けちけちしないでどんどん頼みなよ」
梓「え、でも」
澪「いいんだよ。いつもの通りムギのおごりなんだし」
ムギ「えっ?わたしのおごり・・・?」
澪「あれ?言ってなかったけ?じゃ、頼まないで解散しようか!」
唯「そうだね。残念。むぎちゃんまたあしたね」
ムギ「いや、それは。せっかくきたことだし・・・」
澪「じゃあ決まりだな!ほら、梓とムギもさっさと頼めよ」
梓「はい・・・わかりました・・・えーとチキンフィレオのセットと…」
ムギ(こまったわ。今月はいろいろ通販で買ってしまったからお金が…)
澪「ムギ先に上に上がってるから会計よろしく!」
ムギ「はい。わかりました。じゃあ私もチキンフィレオ・・・」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:42:29.04 ID:kDDgXIoT0
ムギ(ところでハンバーガーのセットはどうやって運ぶのかしら…
店員さんが運んでくれるのかしら…?)
DQN店員「お待たせしました。」(無表情)
ムギ「わ。多い…これ、いっしょに運んでくれますか?」
DQN店員「次のお客様どうぞ」(無視)
ムギ「うーんどうしましょう・・・落としたら困るし・・・重ねたらつぶれるし・・・」
?「ほら、はこんでやるよ」
ムギ「あらありがとうございます。おやさしいですね・・・」
?「ちっ・・・」
ムギ「あら・・・」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:48:16.07 ID:kDDgXIoT0
ムギ「あらあらりっちゃん。ここでなにしていらっしゃるのすか?」
律「バイトだよ。まったくうぜーな。ほらいっしょに運ぶからトレー2つかしな」
ムギ「あらありがとうございます(ポッ)」
澪「むぎ遅いなぁ。何してんだろう」
梓「わたし心配何で、下に降りてみます。」
唯「いーよムギちゃん力持ちだし。わたしはギター持ったから手がしびれてハンバーガー持てないよお(泣)」
澪「5分持っただけだろうが!」
一同(笑)
ムギ「お待たせしました。」
唯「おそいよムギちゃん!!」
むぎ「すみません。会計の仕方がわからなかったものですから・・・あ、そこのおいといてください」
律「・・・・」
澪「・・・・」
唯「じゃあ食べよういただきまーーーす」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:01:40.03 ID:kDDgXIoT0
夜
ムギ「はぁ・・・りっちゃんがあんなにやさしいのだなんて。通販で買ったこの機械でりちゃんを気持ちよくさせたい・・・」
次の日
梓「こんにちわー・・・あっ・・・」
律「・・・・・」
梓「あはは。最近暖かくなってきましたよね・・・」
律「・・・・ふー」
梓「あの、タバコはいけないと思いますよ・・・・健康にも悪いし・・・」
律「るせーな」
梓「すみません(はやく澪先輩たちこないかな)」フルフル…
さわ子「お!やってる!?あ、そこのツインテール、新入生?」
梓「は、はい。中野・・・」
さわこ「そ、とりあえず茶入れて」
梓「え?あ、はい」
お茶を入れてクッキー食べるさわ子たち
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:06:34.60 ID:kDDgXIoT0
梓「・・・・」空気
律「ぎゃははは。それはねーよ。まじさわちゃん受けるwww」
さわ子「そーなのよ。その男マジで最低でね・・・でねー。あ、中野さんだっけ?彼氏いる?」
梓「えあ、あ、かれし?、い、い、あ、いません」
さわこ「え、男性経験は?」
梓「な。ないですぅ・・・」
さわこ「え、?処女?処女が許されるのは小学生までよねー」
律「ぎゃははは。今度紹介してやるよ。梓はどんな奴がタイプなの?」
梓「え、やさしくて・・・おもしろいひと・・・ですかね・・・」
さわこ「ぎゃはははは。そんなのいないからーwww乙女の思考って単純ねwww」
梓「・・・・(なにか馬鹿にされた気がする。だけど律先輩ってしゃべるとこんなに楽しんだぁ)」
がら!
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:13:15.05 ID:kDDgXIoT0
梓「ぁ、澪、唯先輩こんにちわ!」
律「・・・・」
さわこ「・・・」
梓(なに?この空気・・・あの和やかな空気が一瞬にしてしずまった)
澪「先生。練習するので片づけてくれませんか?」
さわこ「あ、そう。じゃがんばってね。りっちゃんとりあえずお疲れ」
出ていくさわ子
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:16:12.66 ID:kDDgXIoT0
律「・・・」
澪「なあ律…」
律「・・・」
澪「練習しないなら律も出ていけよ」
律「帰る…」
梓「あ。律先輩・・・」
ばたん!
唯「あれ?あずにゃん、りっちゃん心配みたいだけど、りっちゃんの仲間?」
梓「え、いや仲間というか同じ部の仲間だし・・・」
澪「・・・ふーん」
がら!
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:20:57.11 ID:kDDgXIoT0
ムギ「すみません。遅れました!わたしの上履きが隠されてて、探すのに時間がかかりまして・・」
澪「・・・なームギ」
ムギ「はい?」
澪「わたしたちは友達だよな?」
ムギ「はい?言っている意味がわかりませんがおそらくそうではないかと…」
澪「そうだよな…変なこと聞いてごめんな。梓」
梓「は、はい!」
澪「わ た し た ち も と も だ ち だ よ ね ?」
唯「そ う だ よ ね あ ず に ゃ ん」
梓「は、はい。はい。もちろんです。わたし、澪先輩達に一生ついていきます」フルフル
澪「そうだよな。わたしたち姉妹みたいなもんだしな。ま、少し練習してかえるか!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:26:39.23 ID:kDDgXIoT0
一人での帰り道
梓(は―軽音部ってなんかなか悪いなぁ。みんなで仲良くしたいのに・・・
なんとかみんな仲良くできる方法はないかなぁ・・・)
ムギ「あるわよ!」
梓「え?」
ムギ「なかよくできる方法があるの!梓ちゃん!」
梓「あ、ムギ先輩。どこから聞いてました…?というか先輩通学路こっちなんですか?」
むぎ「仲良くできる方法からよ。ふふ。ちょっと来てごらん」
梓「あれ?どこにいくんですか?そこホテルじゃ…」
ムギ「いいからいいからうふふ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:30:58.20 ID:kDDgXIoT0
梓「え?え?」
ムギ「聞いてたわよ。あなたやさしくて面白い人が好きなんだよね?わたしがそのお姉さんになってあげるわ」
梓「い、いってる意味がよくわかりません!!」
ムギ「うふふ。わかってるくせに。ほいほいついてきてるじゃない。」
梓「こ、これは・・・その・・・」
むぎ「いいのよ。はじめは誰だって緊張するんだから…それにみんなと仲良くなりたいんでしょ?その方法を教えてあげるわ」
梓「え、本当ですか?」
むぎ「ええ。だから来て?」
梓「(その方法だけを聞いてすぐに帰ろう)はい、わかりました」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:39:00.50 ID:kDDgXIoT0
ホテルまでの途中
むぎ「ね、あずさちゃん。なんで私がいじめられてるか知ってる?」
梓「え?先輩いじめられているんですか?わたしはいったばっかなんで知りませんでした。なぜかはわかりません・・・」
ムギ「それはね、オタクの人が集まるお店で百合のマンガを大量に買ったのをみられて、それを言いふらされたからだと思うの。」
梓「百合…?お花ですか?」
むぎ「女の人同士が愛し合うマンガよ。ね、興味あるでしょ?」
梓「いや、わたしはあまり・・・」どきどき
むぎ「そう?ざんねん。で、誰が言いふらしたと思う?あなたの身近な人よ」
梓「え、誰でしょうか?平沢先輩ですか?」
むぎ「はずれ。あの子はあんな店にはいかないでしょうね。秋山澪よ」
梓「え?」
むぎ「秋山澪が言いふらしたのよ。わたしは見たわ。秋山澪が商業同人雑誌を大量に買っていく姿を・・・」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:43:19.11 ID:kDDgXIoT0
梓「澪先輩が?そんなことを?」
むぎ「そうなのよ。ね。そんな事実を知ってまで澪と仲良くしたい」
梓「・・・わたしにはわかりません…」
むぎ「そう・・・結果を焦らなくてもいいわ。すぐにわかることだし」
梓「はい・・・(澪先輩が・・・)」
ホテルの中
むぎ「ふう。じゃあ先にシャワー浴びておいで」
梓「いや、わたしはみんなが仲良くなれる方法を・・・」
むぎ「シャワー浴びたら教えてあげるわ。だから。ね?」
梓「少し汗かいたからいいかな…?」
ムギ(ふひひ)
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:49:18.78 ID:kDDgXIoT0
次の日
律「ぎゃははは!さわちゃん最高!」
さわこ「このクッキーおいしいわぁ」
むぎ「それは良かったです」
がら!
さわこ「じゃ、仕事に戻るわ。あんまり最後の人は音楽室に鍵かけてね?」
律「・・・・」
出ていく、さわ子と律
澪「・・・あれ?今日、梓は?」
むぎ「それが今日は姿をみてないんですの」
唯「あー5月病かー」
澪「まだ四月の下旬だぞ」
ムギ(きのうちょっとやりすぎたかしら…?)
澪「どうしたムギ?」
むぎ「いや、ちょっと考え事を…うふふ」
澪「ま、いっか。さ、練習始めようか!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:55:48.36 ID:kDDgXIoT0
次の日もあずにゃんは練習に来なかった…
一週間も梓は来なかった・・・
澪「どうしたんだ梓のやつ。」
唯「しんぱいだねー」
澪「部の雰囲気になれなかったのかな…」
唯「あずにゃんどうしたんだろう?わたしたちと友達って約束したのに・・・」
澪「そうだなー体調でも崩したのか?妹と同じクラスらしいけど何か聞いていないか?」
唯「なんにもーーー。そうだ!今日お見舞いに行こうよ!」
澪「そうだな!ムギも行くか?」
ムギ「え?ええ。そうですね。でもしばらくはそっとしといたほうがよろしいかと」
唯「えーあずにゃん行ったら喜ぶよ。」
澪「よし、お見舞いに行こう。」
ムギ「ええ私も同行します(くっくっく)」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:00:40.46 ID:kDDgXIoT0
ムギがあずにゃんの携帯にかける
ムギ「え、そうなのですか。わかりました。そこに行ってみますね」
唯「あずにゃんの家わかった?」
ムギ「ええ。ホテルを経営しているらしく、そこの一室が自分の家のようです」
澪「おーすげーな。なんか金持ちぽかったしな」
唯「じゃあいこー」
ホテル前
澪「お、このホテルか。すごく大きいな」
ムギ「ええ。」
唯「ホテルってわくわくするよねー」
むぎ(いろんな意味でね)
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:04:29.55 ID:kDDgXIoT0
ホテルの中
ムギ「さあ入りましょう」
澪「ちょっと待て、これって普通のホテルだよな。こんな中に人が普通に住んでいるのか?」
ムギ「あらわたしも普通に済んでいますわよ。ホテルに住むのが今のステータスなのです」
唯「おお。お金持ってすごい」
中に入る3人
澪「あれ?ここって普通の部屋だよな。部屋間違えたのか?」
がちゃり。鍵を締める音
ムギ「いえ、ここでいいのですよ」パチン指を鳴らす
そうすると執事の格好をした3人の男が澪、唯を羽交い絞めにした
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:09:54.53 ID:kDDgXIoT0
澪「ちょっと!なにすんだ!」
ムギ「くっくっく。澪ちゃんこんなシチュエーションが好きだよね?興奮するよね?」
澪「え?なに?何言ってるんだムギ!こらはなせ!!」
ムギ「無理やりされるのが好きではなかったの?この前たくさんの本買ってたよね」
澪「ひぅ」手を縛られて身動きが取れない澪
ムギ「(執事に)下がっていいわ。さ あ 楽 し も う ね 。み お ち ゃ ん」
澪「ひいいいいいいいいいいいいいごめんゆるして。今までの子と謝るからごめんねごめんね」
ムギ「もう遅いよ・・・。大丈夫。痛くはしないわ…」
唯「」
・・・・・・
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:17:34.24 ID:kDDgXIoT0
一週間後
あずさ「ぁの、こんにちわ・・・・」
さわこ「あらこんにちわ。中野さんだっけ。久しぶりね」
律「梓、なんか目の焦点なってないぞぎゃははは」
ムギ「久しぶりねあずさちゃん」
梓「ひぃ!お、おねさま」
律「なんかムギのこと見て怖がってるぞ!なにかしたんだろw
あ、そうだ梓この前借りてた金返すわ。バイト代はいったし。少し色つけといた」
梓「え?ありがとうございます」
律「ま、いいってことよ。タバコ吸うか?」
ムギ「おしいわよ梓ちゃん。すーはー」
梓「お姉さんが進めるなら吸ってみます・・・」
さわこ「中野さんってなにか似合いそうね。ネコ耳とか。つけてみない?」
梓「お姉さんがつけろというなら」
ムギ「似合うでしょうね。いろいろ試してみようねあずさちゃん」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:23:25.86 ID:kDDgXIoT0
さわこ「ところで秋山さんや平沢さんを最近学校来てないみたいだけどなにかしらない?
一応担任だし連絡つけておきたいんだけど 電話にも出ないみたいなのよ」
ムギ「さあ?なぜでしょうか?しんぱいです・・・」
梓「憂ちゃんも最近来ていない…」
ムギ「なにかあったんでしょうかね。心配です…」
律「そうだな。実は仲直りしたかったんだよな…」
さわこ「しんぱいね。」
梓「しんぱいです」棒読み
ムギ「ま、終わったことは仕方ないので新しく部員集めてまたライブしましょう」
律「そうだな!」
梓「わたしはお姉さんと一緒なら何でも・・・」
さわこ「わたしは、もっ緒と休んでいたいけど。。」
一同「さわちゃん!!」
終わり
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:27:20.27 ID:kDDgXIoT0 [32/33]
実体験を基に書いてたけど、途中で部活動を思い出して気持ち悪くなってきたお・・・
女はグループ作るからな
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/24(土) 15:28:12.24 ID:8++yyY200 [2/2]
>>76
知り合いに金持ちのガチレズがいるのか
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:29:22.84 ID:kDDgXIoT0 [33/33]
>>78
ちがう
わたしたち友達だよねって迫られて両方のグループからはずされた
アズにゃんもその線で行こうと思ったけど、かわいそうだし
梓「あ、あの・・・」
律「あ?」
梓「す、すみません・・・」
再び沈黙・・・
律「ふーー・・・あんたも吸う?」
梓「い、いえ、吸ったことないので、遠慮します・・・」
律「そう・・・」
梓「あ、あのぉ・・・」
律「・・・」(無視)
梓「ほ、ほかの部員の方は…あと、練習は…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:17:53.59 ID:kDDgXIoT0
律「・・・ふ―・・・」
梓「・・・ぁの・・・」
再び沈黙・・・そろそろ耐えられない梓
カチカチ・・・
足を組みながら携帯を打ち始める律。少し気が楽になる梓
梓「・・・」
律「・・・」
がたっ。立ち上がる律。ビックと震える梓。律は戸棚の方へ・・・
梓「あ、練習かな…?なにか探しているのかな??」
律「あんたこれでも食べてな・・・」
カントリーマームを渡された
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:25:07.82 ID:kDDgXIoT0
梓「ポリポリ・・・あ、おいしいですねこれ!!」気丈にふるまってみる
律「・・・ふー・・・」タバコをふかす
梓(・・・なんかいずらい・・・そうだ、スキンシップをはかってみよう!!)
梓「すみません、自動販売機にきますからなにか買ってきましょうか?」
律「そ、じゃファンタたのむわ」
梓「は、はい!わかりました。」
こういった沈黙では一言会話を交わしただけでも気が楽になるのである
梓「あの・・・」
律「なに?」
梓「あの、おかね・・・」
律「ああ。わるい。今持ちわせてないんだ。今度返すから今日はつけといてくれない?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:36:28.52 ID:kDDgXIoT0
梓「そ、そうですよね。持ち合わせてないないなら仕方ないかははは・・・じゃ買ってきますね」
出ていき、自販機まで歩く梓
梓(な、なんか印象が違うな。平沢さんの話じゃ明るい部活って聞いてたのに・・・)
梓(あ、ここに自販機がある。あれ?ファンタオレンジとグレープがある。どっちだろ?どっちでもいいか)
戻っていく
梓「(明るく…明るく)先輩!買ってきましたよ!」
律「でさ、マジ受けね?ぎゃはははあ、サンキューぎゃははは」(携帯中)
梓(うわ、椅子の上であぐらかいてる。品がないなぁパンツ丸見えだ・・・)
梓「(ボソッ)ここ置いときますね・・・」机の上におく
律「あ、そうじゃ今日の7時ね!じゃーねぎゃははは!」
梓「なにか、楽しそうな電話でしたね!」
律「あ、ファンタオレンジ?ふつー煙草に合うのはグレープじゃん?常識だとおもってたわ」
梓「す、すみません。気が付きませんでした」
律「ま、指示してないのもわるかったか・・・んじゃ・・・はい」手を差し出す
梓「え?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:44:06.99 ID:kDDgXIoT0
律「え?じゃだろ!おつりだよ。お・つ・り」
梓「え?え?もらってませんでしたけど…」
律「あ?渡したろ?」
梓「え・・・いや、渡されてません・・・」
律「あれ?確か渡したと思ったけどなぁ…ま、いいや。今月ピンチだから少し貸してくんない?
あんた新入部員だから毎日顔合わすだろうからすぐ返すよ」
梓「か、貸すだけなら…いくらですか?」
律「とりあえず5000円でいいわ。」
梓「五、五千円!!・・・えーと・・・そんな大金は持ってません・・・ごめんなさい・・・」
中学卒業したての梓のお小遣いは3000円だった
律「あ?あんたそんぐらいの金も持ち歩いていないの?じゃ、あるだけでいいわ」
梓「あ、はい。えっと、2383円・・・」
律「そんだけか。ま、いいか。借りるね。金入ったらすぐ返すから。信用してよ」
梓「はい…」グズン…
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:52:03.52 ID:kDDgXIoT0
梓「返してくださいね・・・」半泣き
律「わーかってるって」煙草をふかしはじめ携帯をいじりはじめる
バタン!
唯「おはよおおおおおおおお!!」
澪「おいおい、もう4時だぞ・・・」
唯「えへへへへ」
澪「あ、律・・・お、お疲れ!・・・あれその子は?」
律「・・・・」
唯「わ!新入部員だ!新入部員だ!」
澪「おいおい、唯。なにかかわいい小動物を見るような目で見るのはやめろよ!キミ、名前は?」
梓「(涙を拭いて)は、はい中野梓といいます!」
澪「わたしは秋山澪。よろしく。こっちは・・・」
唯「わたしは平沢唯!あずにゃんのことは憂から聞いてるよ。よろしくねあずにゃん!」
梓「あ、あずにゃん・・・?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 12:59:42.92 ID:kDDgXIoT0
澪「こらこら唯。べたべた梓にくっつくな!怖がっているだろうが」
梓「いえ、わたしは…」
唯「だーーってかわいいんだもん!」
澪「ま、唯はこんな感じだけど、よろしく頼むわ」
梓「は、はい!(よかった。この先輩たちはやさしそうだ!)」
どん!
ファンタの缶を机にたたきつける音
唯「ビクッ・・・」
澪「・・・」
律「ち、うっせーんだよ」
唯「ご、ごめんねりっちゃん…」
律「ふー・・・・(煙草を吹かす)」
澪「こら律!部室内は禁煙って言ってるだろうが・・・」
律「ふー(澪の方に向けて煙を吐く)」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:04:09.52 ID:kDDgXIoT0
澪「けほんけほん。おい、律・・・」
律「帰るわ・・・中野梓だっけ・・・金ありがとね」
澪「・・・・」
ばたん!出ていく律
梓「あの・・・」
澪「いいのよ。あいつはいつもこうだから・・・あいつは高校生になって変わってしまった」
梓「え・・・?」
澪「いや、こっちの話さ・・・」
唯「あのさあずにゃん、もしかしてりっちゃんにお金貸した?」
梓「は、はい。」
唯「もうかえってこないとおもうよ、そのお金」
梓「え、そんな・・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:16:21.79 ID:kDDgXIoT0
唯「でもまぁ、そのぶんはむぎちゃんにその分を返してもらえばいいよ」
梓「むぎちゃん?先輩のお友達ですか?」
唯「うん。この部の2年生。すっごいお金持ちなんだよ。だからここの部のものはほとんどむぎちゃんに買ってもらったんだー。
りっちゃんに恐喝されたという苦情も全部むぎちゃんが弁済してんだよ。りっちゃんは知らないみたいだけど」
梓「え?でもそんなことしていいんですか?」
澪「いいんだよ。麦はこの部の歩くATMだし。」
梓「え、でもそんな・・お金をもらうなんて・・・」
澪「いんだよ。ムギの家には金が余るほどあるみたいだし。夏には別荘を借りたんだぜ?むぎのおかねで」
梓「(え、じゃあいいかな・・・)そ、そうなんですね。じゃあムギ先輩にあったら相談してみます」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:22:23.23 ID:kDDgXIoT0
澪「あーもうこんな時間か。今日は先生がお休みするっていう連絡があったし、今日は解散するか」
唯「賛成!ねえ帰りにマックいこうよぉ」
澪「そうだな。梓も来る?」
梓「は、はい。でも私お金が・・・」
唯「あ、そうだったね。わたしも今月少ないし…じゃあムギちゃんが来るまでまってようか?」
澪「そうだな。すこし音を合わせてみるか・・・」
・・・・・数分後
ムギ「すみません。遅れました・・・居残り掃除でなぜかクラスのみんなが帰ってしまい私だけで…ハァハァ・・・」
唯「遅いよむぎちゃーーん」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:27:19.62 ID:kDDgXIoT0
澪「悪いムギ。もう練習切り上げてみんなでマックいくんだけど、ムギも行かないか?」
ムギ「マック?マックってハンバーガー屋さんのことですか?うわーいってみたいなぁ」
澪「それじゃ決まりだな」
唯「いこーいこー」
梓「あの練習し始めたばかりじゃ・・・」
唯「かたいこいといわないの。あ・ず・に・ゃ・ん」
ムギ「おや?その子は?」
梓「あ、あの私中野梓っていいます。宜しくお願いします。」
ムギ「あら可愛いわね。うふふ・・」
唯「じゃあいこーいこー」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:36:33.31 ID:kDDgXIoT0
―――――ハンバーガ屋で
澪「じゃあ・・・ビックマックのセットと、てりやきバーガーひとつと・・・」
唯「わたしはチキンフィレオのセットと、サラダ・・・・」
梓「わたしは、私はハンバーガーとジュースのSでいいです」
澪「けちけちしないでどんどん頼みなよ」
梓「え、でも」
澪「いいんだよ。いつもの通りムギのおごりなんだし」
ムギ「えっ?わたしのおごり・・・?」
澪「あれ?言ってなかったけ?じゃ、頼まないで解散しようか!」
唯「そうだね。残念。むぎちゃんまたあしたね」
ムギ「いや、それは。せっかくきたことだし・・・」
澪「じゃあ決まりだな!ほら、梓とムギもさっさと頼めよ」
梓「はい・・・わかりました・・・えーとチキンフィレオのセットと…」
ムギ(こまったわ。今月はいろいろ通販で買ってしまったからお金が…)
澪「ムギ先に上に上がってるから会計よろしく!」
ムギ「はい。わかりました。じゃあ私もチキンフィレオ・・・」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:42:29.04 ID:kDDgXIoT0
ムギ(ところでハンバーガーのセットはどうやって運ぶのかしら…
店員さんが運んでくれるのかしら…?)
DQN店員「お待たせしました。」(無表情)
ムギ「わ。多い…これ、いっしょに運んでくれますか?」
DQN店員「次のお客様どうぞ」(無視)
ムギ「うーんどうしましょう・・・落としたら困るし・・・重ねたらつぶれるし・・・」
?「ほら、はこんでやるよ」
ムギ「あらありがとうございます。おやさしいですね・・・」
?「ちっ・・・」
ムギ「あら・・・」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 13:48:16.07 ID:kDDgXIoT0
ムギ「あらあらりっちゃん。ここでなにしていらっしゃるのすか?」
律「バイトだよ。まったくうぜーな。ほらいっしょに運ぶからトレー2つかしな」
ムギ「あらありがとうございます(ポッ)」
澪「むぎ遅いなぁ。何してんだろう」
梓「わたし心配何で、下に降りてみます。」
唯「いーよムギちゃん力持ちだし。わたしはギター持ったから手がしびれてハンバーガー持てないよお(泣)」
澪「5分持っただけだろうが!」
一同(笑)
ムギ「お待たせしました。」
唯「おそいよムギちゃん!!」
むぎ「すみません。会計の仕方がわからなかったものですから・・・あ、そこのおいといてください」
律「・・・・」
澪「・・・・」
唯「じゃあ食べよういただきまーーーす」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:01:40.03 ID:kDDgXIoT0
夜
ムギ「はぁ・・・りっちゃんがあんなにやさしいのだなんて。通販で買ったこの機械でりちゃんを気持ちよくさせたい・・・」
次の日
梓「こんにちわー・・・あっ・・・」
律「・・・・・」
梓「あはは。最近暖かくなってきましたよね・・・」
律「・・・・ふー」
梓「あの、タバコはいけないと思いますよ・・・・健康にも悪いし・・・」
律「るせーな」
梓「すみません(はやく澪先輩たちこないかな)」フルフル…
さわ子「お!やってる!?あ、そこのツインテール、新入生?」
梓「は、はい。中野・・・」
さわこ「そ、とりあえず茶入れて」
梓「え?あ、はい」
お茶を入れてクッキー食べるさわ子たち
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:06:34.60 ID:kDDgXIoT0
梓「・・・・」空気
律「ぎゃははは。それはねーよ。まじさわちゃん受けるwww」
さわ子「そーなのよ。その男マジで最低でね・・・でねー。あ、中野さんだっけ?彼氏いる?」
梓「えあ、あ、かれし?、い、い、あ、いません」
さわこ「え、男性経験は?」
梓「な。ないですぅ・・・」
さわこ「え、?処女?処女が許されるのは小学生までよねー」
律「ぎゃははは。今度紹介してやるよ。梓はどんな奴がタイプなの?」
梓「え、やさしくて・・・おもしろいひと・・・ですかね・・・」
さわこ「ぎゃはははは。そんなのいないからーwww乙女の思考って単純ねwww」
梓「・・・・(なにか馬鹿にされた気がする。だけど律先輩ってしゃべるとこんなに楽しんだぁ)」
がら!
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:13:15.05 ID:kDDgXIoT0
梓「ぁ、澪、唯先輩こんにちわ!」
律「・・・・」
さわこ「・・・」
梓(なに?この空気・・・あの和やかな空気が一瞬にしてしずまった)
澪「先生。練習するので片づけてくれませんか?」
さわこ「あ、そう。じゃがんばってね。りっちゃんとりあえずお疲れ」
出ていくさわ子
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:16:12.66 ID:kDDgXIoT0
律「・・・」
澪「なあ律…」
律「・・・」
澪「練習しないなら律も出ていけよ」
律「帰る…」
梓「あ。律先輩・・・」
ばたん!
唯「あれ?あずにゃん、りっちゃん心配みたいだけど、りっちゃんの仲間?」
梓「え、いや仲間というか同じ部の仲間だし・・・」
澪「・・・ふーん」
がら!
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:20:57.11 ID:kDDgXIoT0
ムギ「すみません。遅れました!わたしの上履きが隠されてて、探すのに時間がかかりまして・・」
澪「・・・なームギ」
ムギ「はい?」
澪「わたしたちは友達だよな?」
ムギ「はい?言っている意味がわかりませんがおそらくそうではないかと…」
澪「そうだよな…変なこと聞いてごめんな。梓」
梓「は、はい!」
澪「わ た し た ち も と も だ ち だ よ ね ?」
唯「そ う だ よ ね あ ず に ゃ ん」
梓「は、はい。はい。もちろんです。わたし、澪先輩達に一生ついていきます」フルフル
澪「そうだよな。わたしたち姉妹みたいなもんだしな。ま、少し練習してかえるか!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:26:39.23 ID:kDDgXIoT0
一人での帰り道
梓(は―軽音部ってなんかなか悪いなぁ。みんなで仲良くしたいのに・・・
なんとかみんな仲良くできる方法はないかなぁ・・・)
ムギ「あるわよ!」
梓「え?」
ムギ「なかよくできる方法があるの!梓ちゃん!」
梓「あ、ムギ先輩。どこから聞いてました…?というか先輩通学路こっちなんですか?」
むぎ「仲良くできる方法からよ。ふふ。ちょっと来てごらん」
梓「あれ?どこにいくんですか?そこホテルじゃ…」
ムギ「いいからいいからうふふ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:30:58.20 ID:kDDgXIoT0
梓「え?え?」
ムギ「聞いてたわよ。あなたやさしくて面白い人が好きなんだよね?わたしがそのお姉さんになってあげるわ」
梓「い、いってる意味がよくわかりません!!」
ムギ「うふふ。わかってるくせに。ほいほいついてきてるじゃない。」
梓「こ、これは・・・その・・・」
むぎ「いいのよ。はじめは誰だって緊張するんだから…それにみんなと仲良くなりたいんでしょ?その方法を教えてあげるわ」
梓「え、本当ですか?」
むぎ「ええ。だから来て?」
梓「(その方法だけを聞いてすぐに帰ろう)はい、わかりました」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:39:00.50 ID:kDDgXIoT0
ホテルまでの途中
むぎ「ね、あずさちゃん。なんで私がいじめられてるか知ってる?」
梓「え?先輩いじめられているんですか?わたしはいったばっかなんで知りませんでした。なぜかはわかりません・・・」
ムギ「それはね、オタクの人が集まるお店で百合のマンガを大量に買ったのをみられて、それを言いふらされたからだと思うの。」
梓「百合…?お花ですか?」
むぎ「女の人同士が愛し合うマンガよ。ね、興味あるでしょ?」
梓「いや、わたしはあまり・・・」どきどき
むぎ「そう?ざんねん。で、誰が言いふらしたと思う?あなたの身近な人よ」
梓「え、誰でしょうか?平沢先輩ですか?」
むぎ「はずれ。あの子はあんな店にはいかないでしょうね。秋山澪よ」
梓「え?」
むぎ「秋山澪が言いふらしたのよ。わたしは見たわ。秋山澪が商業同人雑誌を大量に買っていく姿を・・・」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:43:19.11 ID:kDDgXIoT0
梓「澪先輩が?そんなことを?」
むぎ「そうなのよ。ね。そんな事実を知ってまで澪と仲良くしたい」
梓「・・・わたしにはわかりません…」
むぎ「そう・・・結果を焦らなくてもいいわ。すぐにわかることだし」
梓「はい・・・(澪先輩が・・・)」
ホテルの中
むぎ「ふう。じゃあ先にシャワー浴びておいで」
梓「いや、わたしはみんなが仲良くなれる方法を・・・」
むぎ「シャワー浴びたら教えてあげるわ。だから。ね?」
梓「少し汗かいたからいいかな…?」
ムギ(ふひひ)
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:49:18.78 ID:kDDgXIoT0
次の日
律「ぎゃははは!さわちゃん最高!」
さわこ「このクッキーおいしいわぁ」
むぎ「それは良かったです」
がら!
さわこ「じゃ、仕事に戻るわ。あんまり最後の人は音楽室に鍵かけてね?」
律「・・・・」
出ていく、さわ子と律
澪「・・・あれ?今日、梓は?」
むぎ「それが今日は姿をみてないんですの」
唯「あー5月病かー」
澪「まだ四月の下旬だぞ」
ムギ(きのうちょっとやりすぎたかしら…?)
澪「どうしたムギ?」
むぎ「いや、ちょっと考え事を…うふふ」
澪「ま、いっか。さ、練習始めようか!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 14:55:48.36 ID:kDDgXIoT0
次の日もあずにゃんは練習に来なかった…
一週間も梓は来なかった・・・
澪「どうしたんだ梓のやつ。」
唯「しんぱいだねー」
澪「部の雰囲気になれなかったのかな…」
唯「あずにゃんどうしたんだろう?わたしたちと友達って約束したのに・・・」
澪「そうだなー体調でも崩したのか?妹と同じクラスらしいけど何か聞いていないか?」
唯「なんにもーーー。そうだ!今日お見舞いに行こうよ!」
澪「そうだな!ムギも行くか?」
ムギ「え?ええ。そうですね。でもしばらくはそっとしといたほうがよろしいかと」
唯「えーあずにゃん行ったら喜ぶよ。」
澪「よし、お見舞いに行こう。」
ムギ「ええ私も同行します(くっくっく)」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:00:40.46 ID:kDDgXIoT0
ムギがあずにゃんの携帯にかける
ムギ「え、そうなのですか。わかりました。そこに行ってみますね」
唯「あずにゃんの家わかった?」
ムギ「ええ。ホテルを経営しているらしく、そこの一室が自分の家のようです」
澪「おーすげーな。なんか金持ちぽかったしな」
唯「じゃあいこー」
ホテル前
澪「お、このホテルか。すごく大きいな」
ムギ「ええ。」
唯「ホテルってわくわくするよねー」
むぎ(いろんな意味でね)
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:04:29.55 ID:kDDgXIoT0
ホテルの中
ムギ「さあ入りましょう」
澪「ちょっと待て、これって普通のホテルだよな。こんな中に人が普通に住んでいるのか?」
ムギ「あらわたしも普通に済んでいますわよ。ホテルに住むのが今のステータスなのです」
唯「おお。お金持ってすごい」
中に入る3人
澪「あれ?ここって普通の部屋だよな。部屋間違えたのか?」
がちゃり。鍵を締める音
ムギ「いえ、ここでいいのですよ」パチン指を鳴らす
そうすると執事の格好をした3人の男が澪、唯を羽交い絞めにした
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:09:54.53 ID:kDDgXIoT0
澪「ちょっと!なにすんだ!」
ムギ「くっくっく。澪ちゃんこんなシチュエーションが好きだよね?興奮するよね?」
澪「え?なに?何言ってるんだムギ!こらはなせ!!」
ムギ「無理やりされるのが好きではなかったの?この前たくさんの本買ってたよね」
澪「ひぅ」手を縛られて身動きが取れない澪
ムギ「(執事に)下がっていいわ。さ あ 楽 し も う ね 。み お ち ゃ ん」
澪「ひいいいいいいいいいいいいいごめんゆるして。今までの子と謝るからごめんねごめんね」
ムギ「もう遅いよ・・・。大丈夫。痛くはしないわ…」
唯「」
・・・・・・
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:17:34.24 ID:kDDgXIoT0
一週間後
あずさ「ぁの、こんにちわ・・・・」
さわこ「あらこんにちわ。中野さんだっけ。久しぶりね」
律「梓、なんか目の焦点なってないぞぎゃははは」
ムギ「久しぶりねあずさちゃん」
梓「ひぃ!お、おねさま」
律「なんかムギのこと見て怖がってるぞ!なにかしたんだろw
あ、そうだ梓この前借りてた金返すわ。バイト代はいったし。少し色つけといた」
梓「え?ありがとうございます」
律「ま、いいってことよ。タバコ吸うか?」
ムギ「おしいわよ梓ちゃん。すーはー」
梓「お姉さんが進めるなら吸ってみます・・・」
さわこ「中野さんってなにか似合いそうね。ネコ耳とか。つけてみない?」
梓「お姉さんがつけろというなら」
ムギ「似合うでしょうね。いろいろ試してみようねあずさちゃん」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:23:25.86 ID:kDDgXIoT0
さわこ「ところで秋山さんや平沢さんを最近学校来てないみたいだけどなにかしらない?
一応担任だし連絡つけておきたいんだけど 電話にも出ないみたいなのよ」
ムギ「さあ?なぜでしょうか?しんぱいです・・・」
梓「憂ちゃんも最近来ていない…」
ムギ「なにかあったんでしょうかね。心配です…」
律「そうだな。実は仲直りしたかったんだよな…」
さわこ「しんぱいね。」
梓「しんぱいです」棒読み
ムギ「ま、終わったことは仕方ないので新しく部員集めてまたライブしましょう」
律「そうだな!」
梓「わたしはお姉さんと一緒なら何でも・・・」
さわこ「わたしは、もっ緒と休んでいたいけど。。」
一同「さわちゃん!!」
終わり
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:27:20.27 ID:kDDgXIoT0 [32/33]
実体験を基に書いてたけど、途中で部活動を思い出して気持ち悪くなってきたお・・・
女はグループ作るからな
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/24(土) 15:28:12.24 ID:8++yyY200 [2/2]
>>76
知り合いに金持ちのガチレズがいるのか
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 15:29:22.84 ID:kDDgXIoT0 [33/33]
>>78
ちがう
わたしたち友達だよねって迫られて両方のグループからはずされた
アズにゃんもその線で行こうと思ったけど、かわいそうだし
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