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純「いや友達でしょ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 20:33:05.37 ID:y3s8bPLL0 [1/12]
純「ひまだなあ」
関連
梓「平沢憂なんなの」
純「ひまだなあ」
関連
梓「平沢憂なんなの」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:33:51.87 ID:y3s8bPLL0 [2/12]
純「そうだ梓を観察しよう」
純(ええと梓は…)
純(いましたいました)
純(何かぼそぼそ呟いています)
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:34:47.06 ID:y3s8bPLL0 [3/12]
―
――1時間後…
純「一時間ほどずっとなにかを呟いていました」
純(あの子ちょっとこわいな)
純「さて今度は何かを書いています」
純「手の動きから察するにどうやら絵を書いているようです」
純「なんの絵だろう」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:35:44.48 ID:y3s8bPLL0
―
――1時間後…
純「まだ書いてる」
純「相変わらずひまです」
純「なぜか梓の顔がいやらしい顔に変わりました」
純「さらに監視をつづけます」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:36:56.71 ID:y3s8bPLL0
―
――30分後…
純「まだ書いてる…」
純「しかし次は教室移動です」
純「移動します」
純「梓もそろそろやめるでしょう」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:38:39.35 ID:y3s8bPLL0
―
憂「あれ?純ちゃん梓ちゃんいないね」
純(どうやらまだ教室で作業をしているようです)
純「あーほんとだ。でも大丈夫でしょ。うん」
憂「そうかな…」
純「うんうん」
憂「…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:41:03.97 ID:y3s8bPLL0
―
憂「あれ?純ちゃん梓ちゃんいないね」
純(どうやらまだ教室で作業をしているようです)
純「あーほんとだ。でも大丈夫でしょ。うん」
憂「そうかな…」
純「うんうん」
憂「…」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:44:47.99 ID:y3s8bPLL0
梓「…」
純「ちょっと…」グイッ
純「うわっ!」
純(なにこの顔…形容できない…)
純(そうだ目的を…)
純「…ん?なにその紙?」
梓「ああ、純…ってダメ!見ないで!」グシャ
純(なぜか必死です)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:46:27.02 ID:y3s8bPLL0
純「見られちゃまずいの?というかなんか憂っぽいのが見えた気が…」
梓「気のせい!それに憂は絵じゃないよ!」
純(なにこれ…)
純「わかってるよそんなの…」
純「憂の絵みたいなのが見えたの」
梓「あははそうだね。あっ!もうお昼だ!ご飯ご飯」
純(むむ…)
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:50:59.28 ID:y3s8bPLL0
―
憂「じゃあ食べよっか」
純「うん」
「「いただきまーす」」
憂「梓ちゃん?」
梓「…はっ!な、なんでもない」
純(またなにか様子がおかしい)
梓「…」カキカキ
純(なにかかいてる)
19 名前:>>18紹介ども[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:54:33.65 ID:y3s8bPLL0
純「なに書いてんの?」ズイッ
梓「なんでもありません」パタリ
純(うーん…)
梓「…」ジー
純(なぜか憂のお弁当を凝視しています)
憂「…」
憂「あ、梓ちゃん、よかったら食べてね」
梓「ほんと!?食べる!」パクパク
憂「…」
純「…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:57:55.58 ID:y3s8bPLL0 [12/12]
―
梓「…っぷう…ごちそうさま」パンパン
純「ごちそうさまって梓…」
純「全部食べるなよ…」
純(こいつマジか…)
梓「あっえっ?うそ!ごごごめんね憂!」
憂「ううん。そんなに美味しそうに食べてもらえたらこっちも幸せだよ」
純「でも憂食べるものないでしょ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:02:06.29 ID:y3s8bPLL0
純(憂がいたたまれない…)
純「あずさ!なにか買ってきなよ!」
憂「い、いいよ。でも代わりに…」
梓「!」
梓「いつでもどうぞ!」ドキドキ
憂「ほんと?じゃあもらうね…」
憂「梓ちゃんのお弁当!」
梓「…」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:03:53.39 ID:y3s8bPLL0
憂「ふふっ…食べてみたいと思ってたんだー。美味しそう!」
梓「あ…はは、どうぞどうぞ…あは…」
純(…)
―
純「…」
純(どうも梓の様子がおかしい)
純(というか普段からあんな子だったっけ?)
純(引き続き監視を行います)
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:06:06.64 ID:y3s8bPLL0
純(あれは…さっきの紙かな)
梓「…」グチャリ
梓「…」ギリ
純「…っ!」ゾク
純(なぜか悪寒が走りました)
純(なんなんだろう今日)
梓「心配ない!」ガタッ
純(わっ!なにあの子)
梓「……いえなんでもありません先生」
純(けっこう心配です)
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:09:19.13 ID:y3s8bPLL0
―夜。
純「ふー暇だなあ」
純「…ん?」ズンチャズンズンチャ
純「メールか。えーと…憂から」
純「…」
純(プールかあ)
純(よっしゃ!行ったるぜ!梓も心配だし)
純(………………ほんとはすごく嬉しいんだけどね)
純(憂!感謝するぜ!)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:11:45.50 ID:y3s8bPLL0
―次の日。
梓「プールだ」
純「ああ、プールだ」
憂「どうしたのふたりとも」
梓「ううん。それより早く着替えようよ!」
純(ここはわたしがリードすべきだな。よし)
純「おう!とつげきー!」タタタ
梓「…」
純「ついてきてよ…」
純(まあこんなこともあります)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:18:00.16 ID:y3s8bPLL0
―
梓「…」
憂「梓ちゃん?着替えないの?」
梓「気にしなくていいよ」ジー
憂「その…ちょっと着替えづらいかな…」
梓「大丈夫大丈夫」
憂「う、うん」ヌギヌギ
梓「…」ヌヌ
純「梓…」
純(そろそろ本気で心配です)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:38:11.95 ID:y3s8bPLL0
憂「ちょっと…恥ずかしいよ…」
梓「…」ジー
純(むむ…)
―
憂「ま、まあ無事に着替えられたことだし」
憂「入ろっか」
梓「うん」
純「…ん?」
憂「あ…」
梓「どうしたの?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:39:31.01 ID:y3s8bPLL0
憂純「だれ?」
梓「何言って…うわ焼けてる…」
純「なんて早さ…」
憂「さすがに…」
梓「やめて!そんな目で見ないで!」
梓「うわあああああん」ダッ
憂「あっ!梓ちゃん待って!」ダッ
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:45:32.76 ID:y3s8bPLL0
純(ここはわたしも追いかけるべきか)
純「あずさー!待って…」タタ
純「…はやっ…」
純「なんなのあのふたり」
純「…もういいもん!ひとりで入る!」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:46:31.87 ID:y3s8bPLL0
―
純(なによもう!おいてきぼりにしちゃってさ!)バチャバチャ
純(…)
純(もしかして梓…)
純(憂のこと好きなのか?)
純(てかそうだな。それしかない)
純(相談してくれてもいいのに…)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:47:20.63 ID:y3s8bPLL0
―
純「ブーブー」バチャバチャ
憂「純ちゃ~ん!」
純「!!…憂…」
憂「ごめんね、梓ちゃんもいるから一緒に泳ごう!」
純「!…うん」
純(これなら惚れてもしかたない、うん)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:48:23.32 ID:y3s8bPLL0
―
純「あーつっかれた~!」
梓「うるさい」
純「なによ、梓のせいで疲れたっていうのに」
憂「まあまあふたりとも」
梓「でも…楽しかったね」
憂「うん」
純「…まあね」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:50:17.33 ID:y3s8bPLL0
―自宅。
純「さっそく梓にカマかけてみよう」
純「どうせあの絵は憂を書いてたんだろう」
純「よし」ピッピッ
純『いい加減憂で妄想するのやめなよ』
純「…っと、送信っ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:51:51.01 ID:y3s8bPLL0
―
純「返事こねえ…」
純「…」
純(べっ別に悲しくないもん!)グスン
純(もうねる!)
―次の日。
梓「純!」
純「ん~?梓か。なに?」
梓「憂にアタックします」
梓「手伝って」
純(どうやら間違ってはいなかったようだ)
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:52:52.20 ID:y3s8bPLL0
純「あんた…昨日の今日で…」
梓「使えるものはなんでもつかうよ」
純「つかうって…」
梓「ほらはやくいい案出してよ」
純「そんな急に…」
梓「ふーん。まあいいやなにか考えておいてね」タタッ
純「そんな…」
純(なにこれ)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:53:46.46 ID:y3s8bPLL0
―
梓「やりました」
純「なにを?」
梓「もんできた」
純「はあ?」
梓「憂を」
純(要領を得ないなあ)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:54:40.39 ID:y3s8bPLL0
純「はあ…で、どうだったの?」
梓「手応えはありました」
純「ふーん。よかったじゃん」
梓「柔らかかったです」ワキワキ
純「いやもんだ感触じゃなくて」
梓「そっちはわかりません」
純「へえ…」
梓「じゃあね」タタッ
純(報告をするためだけに来たのか)
純(まあ少しは信頼されてるのかな)
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:57:12.05 ID:y3s8bPLL0
―帰り道。
純(つーかあのふたり十分仲いいだろ)
純(さっきもふたりで帰ってるの見えたし)
純(まあわたしはひとりだけど)
純「…」
純「さみしくないもん!」
「ウイイイイイイイイイイイ!」
純「…ん?なんだろ今の」
純「…帰ろう」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:59:00.83 ID:y3s8bPLL0
―夜。
純(最近なんなんだろう)
純(この扱い)
純(でも…)
純(ふたりともいい友達だよね)
純「…寝よ」
「アズニャアアアアアアアアアン」
純「わ…今のは…?」
純「…まあいっか」
純「おやすみなさい…」
―この日、偶然にも二つの雄叫びを聞いた彼女が、
知らずのうちにそれぞれ対する想いをもう片方と結びつけ
とにかくいい方向へ持っていったことを知る者は、誰もいませんでしたとさ。
おしまい。
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 22:01:48.06 ID:y3s8bPLL0
終わりです。
もし見てる人いたら次行きま~す。
スレは別
純「そうだ梓を観察しよう」
純(ええと梓は…)
純(いましたいました)
純(何かぼそぼそ呟いています)
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:34:47.06 ID:y3s8bPLL0 [3/12]
―
――1時間後…
純「一時間ほどずっとなにかを呟いていました」
純(あの子ちょっとこわいな)
純「さて今度は何かを書いています」
純「手の動きから察するにどうやら絵を書いているようです」
純「なんの絵だろう」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:35:44.48 ID:y3s8bPLL0
―
――1時間後…
純「まだ書いてる」
純「相変わらずひまです」
純「なぜか梓の顔がいやらしい顔に変わりました」
純「さらに監視をつづけます」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:36:56.71 ID:y3s8bPLL0
―
――30分後…
純「まだ書いてる…」
純「しかし次は教室移動です」
純「移動します」
純「梓もそろそろやめるでしょう」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:38:39.35 ID:y3s8bPLL0
―
憂「あれ?純ちゃん梓ちゃんいないね」
純(どうやらまだ教室で作業をしているようです)
純「あーほんとだ。でも大丈夫でしょ。うん」
憂「そうかな…」
純「うんうん」
憂「…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:41:03.97 ID:y3s8bPLL0
―
憂「あれ?純ちゃん梓ちゃんいないね」
純(どうやらまだ教室で作業をしているようです)
純「あーほんとだ。でも大丈夫でしょ。うん」
憂「そうかな…」
純「うんうん」
憂「…」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:44:47.99 ID:y3s8bPLL0
梓「…」
純「ちょっと…」グイッ
純「うわっ!」
純(なにこの顔…形容できない…)
純(そうだ目的を…)
純「…ん?なにその紙?」
梓「ああ、純…ってダメ!見ないで!」グシャ
純(なぜか必死です)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:46:27.02 ID:y3s8bPLL0
純「見られちゃまずいの?というかなんか憂っぽいのが見えた気が…」
梓「気のせい!それに憂は絵じゃないよ!」
純(なにこれ…)
純「わかってるよそんなの…」
純「憂の絵みたいなのが見えたの」
梓「あははそうだね。あっ!もうお昼だ!ご飯ご飯」
純(むむ…)
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:50:59.28 ID:y3s8bPLL0
―
憂「じゃあ食べよっか」
純「うん」
「「いただきまーす」」
憂「梓ちゃん?」
梓「…はっ!な、なんでもない」
純(またなにか様子がおかしい)
梓「…」カキカキ
純(なにかかいてる)
19 名前:>>18紹介ども[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:54:33.65 ID:y3s8bPLL0
純「なに書いてんの?」ズイッ
梓「なんでもありません」パタリ
純(うーん…)
梓「…」ジー
純(なぜか憂のお弁当を凝視しています)
憂「…」
憂「あ、梓ちゃん、よかったら食べてね」
梓「ほんと!?食べる!」パクパク
憂「…」
純「…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 20:57:55.58 ID:y3s8bPLL0 [12/12]
―
梓「…っぷう…ごちそうさま」パンパン
純「ごちそうさまって梓…」
純「全部食べるなよ…」
純(こいつマジか…)
梓「あっえっ?うそ!ごごごめんね憂!」
憂「ううん。そんなに美味しそうに食べてもらえたらこっちも幸せだよ」
純「でも憂食べるものないでしょ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:02:06.29 ID:y3s8bPLL0
純(憂がいたたまれない…)
純「あずさ!なにか買ってきなよ!」
憂「い、いいよ。でも代わりに…」
梓「!」
梓「いつでもどうぞ!」ドキドキ
憂「ほんと?じゃあもらうね…」
憂「梓ちゃんのお弁当!」
梓「…」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:03:53.39 ID:y3s8bPLL0
憂「ふふっ…食べてみたいと思ってたんだー。美味しそう!」
梓「あ…はは、どうぞどうぞ…あは…」
純(…)
―
純「…」
純(どうも梓の様子がおかしい)
純(というか普段からあんな子だったっけ?)
純(引き続き監視を行います)
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:06:06.64 ID:y3s8bPLL0
純(あれは…さっきの紙かな)
梓「…」グチャリ
梓「…」ギリ
純「…っ!」ゾク
純(なぜか悪寒が走りました)
純(なんなんだろう今日)
梓「心配ない!」ガタッ
純(わっ!なにあの子)
梓「……いえなんでもありません先生」
純(けっこう心配です)
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:09:19.13 ID:y3s8bPLL0
―夜。
純「ふー暇だなあ」
純「…ん?」ズンチャズンズンチャ
純「メールか。えーと…憂から」
純「…」
純(プールかあ)
純(よっしゃ!行ったるぜ!梓も心配だし)
純(………………ほんとはすごく嬉しいんだけどね)
純(憂!感謝するぜ!)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:11:45.50 ID:y3s8bPLL0
―次の日。
梓「プールだ」
純「ああ、プールだ」
憂「どうしたのふたりとも」
梓「ううん。それより早く着替えようよ!」
純(ここはわたしがリードすべきだな。よし)
純「おう!とつげきー!」タタタ
梓「…」
純「ついてきてよ…」
純(まあこんなこともあります)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:18:00.16 ID:y3s8bPLL0
―
梓「…」
憂「梓ちゃん?着替えないの?」
梓「気にしなくていいよ」ジー
憂「その…ちょっと着替えづらいかな…」
梓「大丈夫大丈夫」
憂「う、うん」ヌギヌギ
梓「…」ヌヌ
純「梓…」
純(そろそろ本気で心配です)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:38:11.95 ID:y3s8bPLL0
憂「ちょっと…恥ずかしいよ…」
梓「…」ジー
純(むむ…)
―
憂「ま、まあ無事に着替えられたことだし」
憂「入ろっか」
梓「うん」
純「…ん?」
憂「あ…」
梓「どうしたの?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:39:31.01 ID:y3s8bPLL0
憂純「だれ?」
梓「何言って…うわ焼けてる…」
純「なんて早さ…」
憂「さすがに…」
梓「やめて!そんな目で見ないで!」
梓「うわあああああん」ダッ
憂「あっ!梓ちゃん待って!」ダッ
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:45:32.76 ID:y3s8bPLL0
純(ここはわたしも追いかけるべきか)
純「あずさー!待って…」タタ
純「…はやっ…」
純「なんなのあのふたり」
純「…もういいもん!ひとりで入る!」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:46:31.87 ID:y3s8bPLL0
―
純(なによもう!おいてきぼりにしちゃってさ!)バチャバチャ
純(…)
純(もしかして梓…)
純(憂のこと好きなのか?)
純(てかそうだな。それしかない)
純(相談してくれてもいいのに…)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:47:20.63 ID:y3s8bPLL0
―
純「ブーブー」バチャバチャ
憂「純ちゃ~ん!」
純「!!…憂…」
憂「ごめんね、梓ちゃんもいるから一緒に泳ごう!」
純「!…うん」
純(これなら惚れてもしかたない、うん)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:48:23.32 ID:y3s8bPLL0
―
純「あーつっかれた~!」
梓「うるさい」
純「なによ、梓のせいで疲れたっていうのに」
憂「まあまあふたりとも」
梓「でも…楽しかったね」
憂「うん」
純「…まあね」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:50:17.33 ID:y3s8bPLL0
―自宅。
純「さっそく梓にカマかけてみよう」
純「どうせあの絵は憂を書いてたんだろう」
純「よし」ピッピッ
純『いい加減憂で妄想するのやめなよ』
純「…っと、送信っ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:51:51.01 ID:y3s8bPLL0
―
純「返事こねえ…」
純「…」
純(べっ別に悲しくないもん!)グスン
純(もうねる!)
―次の日。
梓「純!」
純「ん~?梓か。なに?」
梓「憂にアタックします」
梓「手伝って」
純(どうやら間違ってはいなかったようだ)
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:52:52.20 ID:y3s8bPLL0
純「あんた…昨日の今日で…」
梓「使えるものはなんでもつかうよ」
純「つかうって…」
梓「ほらはやくいい案出してよ」
純「そんな急に…」
梓「ふーん。まあいいやなにか考えておいてね」タタッ
純「そんな…」
純(なにこれ)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:53:46.46 ID:y3s8bPLL0
―
梓「やりました」
純「なにを?」
梓「もんできた」
純「はあ?」
梓「憂を」
純(要領を得ないなあ)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:54:40.39 ID:y3s8bPLL0
純「はあ…で、どうだったの?」
梓「手応えはありました」
純「ふーん。よかったじゃん」
梓「柔らかかったです」ワキワキ
純「いやもんだ感触じゃなくて」
梓「そっちはわかりません」
純「へえ…」
梓「じゃあね」タタッ
純(報告をするためだけに来たのか)
純(まあ少しは信頼されてるのかな)
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:57:12.05 ID:y3s8bPLL0
―帰り道。
純(つーかあのふたり十分仲いいだろ)
純(さっきもふたりで帰ってるの見えたし)
純(まあわたしはひとりだけど)
純「…」
純「さみしくないもん!」
「ウイイイイイイイイイイイ!」
純「…ん?なんだろ今の」
純「…帰ろう」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 21:59:00.83 ID:y3s8bPLL0
―夜。
純(最近なんなんだろう)
純(この扱い)
純(でも…)
純(ふたりともいい友達だよね)
純「…寝よ」
「アズニャアアアアアアアアアン」
純「わ…今のは…?」
純「…まあいっか」
純「おやすみなさい…」
―この日、偶然にも二つの雄叫びを聞いた彼女が、
知らずのうちにそれぞれ対する想いをもう片方と結びつけ
とにかくいい方向へ持っていったことを知る者は、誰もいませんでしたとさ。
おしまい。
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/22(木) 22:01:48.06 ID:y3s8bPLL0
終わりです。
もし見てる人いたら次行きま~す。
スレは別
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