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小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>第九回目
322 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 09:15:01.99 ID:T7318wDO [2/27]
今日はちょっと早いけど、とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第九回目を始めたいと思います
今日はちょっと早いけど、とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第九回目を始めたいと思います
323 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:15:46.43 ID:T7318wDO [3/27]
81、体育館<スタジアム>
青髪「今日の体育館使用、僕らじゃあらへんみたいや」
上条「なんだ違うのか」
青髪「体育委員のミスみたいやね」
土御門「体育館があと二つあれば問題ないんだがにゃー」
上条「だな。せっかくボール持ってきたってのに無駄になっちまったな」
青髪「カミやんパース!」
上条「おいおい流石に教室じゃまずいだろ」
土御門「机を退ければパスくらいは大丈夫ぜよ」
男子生徒「俺も混ぜてくれよー」
上条「なんか不幸な予感がするんですが……」
青髪「いつもことやって。ヘイ、カミやん!」
上条「はいはい、そらよ」
土御門「カーット!」
男子生徒「あ、土御門お前!」
ワーワーギャーギャー
上条「俺のラボーナをみやがれ!」グニャ
上条「うおっ!?」
吹寄「それでさ――ひゃぁ!?」
上条「いってぇ……くねぇな」ムニュ
吹寄「早く退けろ貴様ぁ!」ゴス
上条「やっぱりいてぇ!!」
土御門青髪生徒(幸なのか不幸なのか……)
324 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:16:31.34 ID:T7318wDO [4/27]
82、気象警報<ウェザーアラーム>
御坂「気象警報……台風……にへへ……」
上条「ど、どうなされたんですか御坂さん?」
御坂「台風ってテンション上がらない!?」
上条「上条さん的には早く過ぎ去ってくれるとありがたいんですが……」
御坂「もったいない。あの空気中のビリビリとした感じがたまらないのに!」
上条「ビリビリはお前だろ」
御坂「なぁんですってー?」
上条「いやっ、なんでもないない」
御坂「あーもうっ、ゾクゾクするわ」
上条「御坂ってまさかM……なのか?」
御坂「え?」
上条「ビリビリーしてゾクゾクーってさ」
御坂「そんな訳ない! と思うけど……」
上条「そうだ御坂。この手に顎乗せてみろよ」
御坂「なんでよ?」
上条「いいからいいから」
御坂「あ、うん。はい」
上条(簡単に乗せるし目線を合わせない。やっぱりMなのか?)
325 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:17:07.64 ID:T7318wDO [5/27]
83、掃除当番<クリーニングターン>
舞夏「今日の風呂掃除当番は兄貴だぞー」
土御門「ぎにゃー……今日は色々疲れたから勘弁ぜよー」
舞夏「奇数日は兄貴って約束だろー?」
土御門「舞夏が起こしてくれたら洗うにゃー」
舞夏「生憎、私は本を読むので忙しいんだ。一人で起きてくれー」
土御門「酷いぜよ! お兄ちゃんのお願いを聞いてくれないなんて酷いぜよ!」
舞夏「二回言う必要あったかー? まぁいいや。起きろ兄貴ー」
土御門「もっとツンデレっぽく」
舞夏「早く起きてよバカ兄貴」
土御門「ゲームの典型的な妹で」
舞夏「起きてよ、あーにき!」
土御門「いつもので」
舞夏「そんなに元気あるなら大丈夫だなー」
土御門「やっぱりいつもの舞夏が一番だにゃー!」
舞夏「隣の上条当麻に聞こえるぞー」
326 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:18:36.75 ID:T7318wDO [6/27]
84、五月病<サツキダウナー>
打止「今日はどこも出掛けないの? ってミサカはミサカはあなたに今日の予定を聞いてみる」
一方「今日はオフだ。だから寝る」
打止「オフじゃなくても大体寝てるじゃないってミサカはミサカは普段の生活を指摘してみる」
一方「俺の勝手じゃねェか。ほっとけ」
打止「ほっとけませんー。たまにはグテーっとしてないでシャキッとしてってミサカはミサカは一丁前に指を指してみたり!」
一方「五月病だから無理ィ」
打止「その言い訳はちょっとありえないんだけどってミサカはミサカはあなたに失望してみる」
一方「重症な五月病患者なだけですゥ」
打止「うわー仮にも学園都市の第一位がそんな下らないこと言うんだってミサカはミサカは落胆してみる」
一方「仮じゃねェよ。常に第一位だっつゥの」
打止(そこにはちゃんと突っ込むんだね……)
一方「あー、そういやコーヒー残り少ねェンだった。コンビニでも行くかァ」
打止「ほんとに!? ねぇ、ミサカも着いていっていい? ってミサカはミサカは髪を整えながら聞いてみる!」
一方「勝手にしやがれ」
打止「勝手にするね! 鏡見てくるからちょっと待っててー!」
327 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:19:10.77 ID:T7318wDO [7/27]
85、球技大会<ボールゲーム>
上条「お前ら球技大会の種目のアンケートなに書いた?」
青髪「セパタクロー」
上条「なんだそりゃあ?」
青髪「簡単に言うと足でバレーをするドマイナーな競技やね」
上条「なんでそんな競技を……」
青髪「もし採用されたら女子たちの足を振り上げるのが見れるやんかー!」
上条「そこになにかを感じるお前もドマイナーだよ。いや広いストライクゾーンの一部か?」
青髪「その通りやー!」
上条「そんで、土御門はなんて書いた?」
土御門「なんでもよかったからスーパーボールにしたにゃー」
上条「はい? もう一度仰りやがって下さい土御門さん?」
土御門「だからスーパーボールぜよ。たまにやると楽しいんだぜい? この間なんか一方通行が反射で遊び過ぎて電池切れしてたにゃー」
上条「そんな下らないことになにをしてるんですかあいつは……。今はいいか。んで、スーパーボールって球技に入るのか?」
土御門「さぁ?」
上条「さぁっておい……」
青髪「カミやんはなににしたんや?」
上条「無難にサッカーだよ」
青髪「普通やね」
土御門「普通ぜよ」
上条「なんで俺が少数派みたいになってるんですか!? あーもうっ! 普通って言うな!」
328 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:19:44.44 ID:T7318wDO [8/27]
86、恋愛<ラブ>
上条「萌えの一つ上には蕩れってのがあるらしいぞ」
御坂「蕩れ? 見蕩れるとかの蕩れ?」
上条「多分な。話によるとアイラブユーくらいの格付けみたいだな」
御坂「へ、へぇ。そうなんだ」
上条「今度からゲコ太萌えーじゃなくて、ゲコ太蕩れーにしないとダメだぞ」
御坂「うん。ってゲコ太萌えーなんて言ってないわよ!」
上条「そうなのか? 白井がこの間『私がゲコ太ならばゲコ太フェチのお姉様にあんなことやことを!』なんて言ってたからゲコ太萌えーくらいは言ってるかなって思ったんだけど……」
御坂「そりゃ全くないってわけじゃないけど……。黒子のやつ、帰ったら天パにしてやるわ」
上条「ははは……厳しい愛の鞭、もとい電撃ですこと……」
御坂「力加減が難しいんだけど黒子なら大丈夫よ。ある意味アンタより頑丈だわ」
上条「まさしく愛だな」
御坂「もう少し普通に接してくれば、たまには応えてあげようと思うんだけどね」
上条「ところで御坂」
御坂「ん?」
上条「月が綺麗だな」
御坂「月? 月なんて見えないし、まだそんな時間でもないけど……どうしたの?」
上条「いや、分かんねーならいいんだ」
御坂「ちょっとー、気になるんですけどー?」
上条「ミーサルでミサれ」
329 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:20:21.52 ID:T7318wDO [9/27]
87、職員室<スタッフルーム>
黄泉川「小萌んとこのクラスの生徒は、ほんと職員室によく来るじゃん」
小萌「ホウレンソウを徹底してますからね」
黄泉川「報告、連絡、相談ね。やろうと思ってもなかなか出来ないじゃん」
小萌「それが自然と出来るのが私のクラスの自慢なのですよ」
黄泉川「へぇ、そうか。でもおバカさんが多いのは困りものじゃん?」
小萌「そんなことないですよ? 皆、私の可愛い生徒さんです。確かにたまに手を焼かされますが……」
黄泉川「小萌は少しビシッと言ってやってもいいじゃん。なんなら補習は私が担当しようか?」
小萌「体力が余ってる子たちなのでそれもいいかもですが、解らなかったところを理解してもらわなきゃダメなのです」
黄泉川「冗談じゃん。お、また来たみたいじゃん」
姫神「小萌先生。土御門君が持ってきたバトえんが原因で言い争いが起きてます」
小萌「全く、困ったものですね。はいはい今行きますからねー」
黄泉川(バトえんってまた凄い懐かしいじゃん。きっとキャップで揉めてるに違いないじゃん)
330 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:20:47.43 ID:T7318wDO [10/27]
88、朝礼<ファーストグリーティング>
上条(あ、やべ、目の前が……)
――――
上条(ん、ここは……?)
上条「うわあっ!?」
青髪「いきなり僕の顔見て驚くなんて失礼なやつやなー」
上条「あ、わりぃ。ここは……保健室か?」
青髪「カミやん朝礼の時に倒れたんや」
土御門「そうだぜい。だから俺達が保健室まで運んで来たんだにゃー」
上条「そうなのか……ありがとな」
青髪「いいっていいって。カミやんを介抱する僕らの株も上がったし」
土御門「朝礼で貧血起こして倒れるなんて女子か! って思ったけどにゃー」
上条「寝坊して朝飯食べなかったし走って来たから貧血起こしちまったんだな……」
青髪「購買で適当に食い物と飲み買ってきたから、食べたらサボらないで授業出るんやで?」
土御門「今度カミやんのおごりでカラオケぜよ」
上条「いやー持つべきものは親友だな! ありがとう二人とも! 少し見直したよ!」
土御門青髪「少しかよ!!」
331 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:22:15.63 ID:T7318wDO [11/27]
89、学級会<クラスミーティング>
吹寄「今日の学級会は、最近クラスに設置された目安箱に寄せられた意見を議題にします」
――教室での充電を許可して下さい――
吹寄「これをしたら窃盗罪になるのよね。これは私の一存ではどうにもならないので別の機会に」
――席替えをしたいでーす――
吹寄「区切りのいい時期にしてるので頻繁にするのはどうかと。これもまた別の機会ね」
――借りた新品の消しゴムの角を使うのってありですか――
吹寄「なし」
――僕にヒロインが現れるのはいつですか?――
吹寄「はい? ゲームでもやってなさい」
――義妹が最近身内が冷たい――
吹寄「行動を改めなさい」
――不幸だ――
吹寄「あぁ、でしょうね」
――爪きりなくした――
吹寄「忘れた頃に見付かるものよね。ってかなにこの意見の数々!? ミサッターで呟けばいい内容じゃない!?」
――べろべろばー――
吹寄「規制解除はいつなのよ」
332 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:23:01.08 ID:T7318wDO [12/27]
90、ボランティア<ボランティア>
御坂「あら二人とも、ここでなにしてるの?」
佐天「あ、御坂さんに白井さん、こんにちは。私達、学校の行事でボランティアで掃除ロボの掃除をしてるんですよ」
白井「掃除ロボを掃除ですの?」
初春「いつも街を綺麗にしてる掃除ロボも綺麗にしてあげよう! ってのが今年のテーマみたいで」
御坂「通りで柵川中学の生徒を多く見かけた訳ね」
白井「初春、あなた一言も言いませんでしたよね?」
初春「ジャッジメント優先だと思ってまして……すいません」
佐天「私なんかサボる気だったんですけどね」
御坂「こらこら、ちゃんとやらなきゃダメよ?」
初春「でも佐天さん結構乗り気じゃないですか。ええんか? ここがええのんか? なんて言いながらやってたましたよね」
白井「プロトタイプのおっさんですの」
佐天「なんていうか情が沸いてきまして。あはは」
御坂「この掃除ロボにねぇ」スッ
掃除ロボ「!?」サッ
佐天「あ、避けた」
初春「どうしたんですかね?」
白井「お姉様なら仕方ないですの」
御坂「電撃使いの宿命ね……」
333 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:27:00.36 ID:T7318wDO [13/27]
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第九回目を終わりたいと思います。なお、予告次回で最後です
自分で書いた上琴にニヤニヤ出来る俺は幸せ者だと思う
81、体育館<スタジアム>
青髪「今日の体育館使用、僕らじゃあらへんみたいや」
上条「なんだ違うのか」
青髪「体育委員のミスみたいやね」
土御門「体育館があと二つあれば問題ないんだがにゃー」
上条「だな。せっかくボール持ってきたってのに無駄になっちまったな」
青髪「カミやんパース!」
上条「おいおい流石に教室じゃまずいだろ」
土御門「机を退ければパスくらいは大丈夫ぜよ」
男子生徒「俺も混ぜてくれよー」
上条「なんか不幸な予感がするんですが……」
青髪「いつもことやって。ヘイ、カミやん!」
上条「はいはい、そらよ」
土御門「カーット!」
男子生徒「あ、土御門お前!」
ワーワーギャーギャー
上条「俺のラボーナをみやがれ!」グニャ
上条「うおっ!?」
吹寄「それでさ――ひゃぁ!?」
上条「いってぇ……くねぇな」ムニュ
吹寄「早く退けろ貴様ぁ!」ゴス
上条「やっぱりいてぇ!!」
土御門青髪生徒(幸なのか不幸なのか……)
324 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:16:31.34 ID:T7318wDO [4/27]
82、気象警報<ウェザーアラーム>
御坂「気象警報……台風……にへへ……」
上条「ど、どうなされたんですか御坂さん?」
御坂「台風ってテンション上がらない!?」
上条「上条さん的には早く過ぎ去ってくれるとありがたいんですが……」
御坂「もったいない。あの空気中のビリビリとした感じがたまらないのに!」
上条「ビリビリはお前だろ」
御坂「なぁんですってー?」
上条「いやっ、なんでもないない」
御坂「あーもうっ、ゾクゾクするわ」
上条「御坂ってまさかM……なのか?」
御坂「え?」
上条「ビリビリーしてゾクゾクーってさ」
御坂「そんな訳ない! と思うけど……」
上条「そうだ御坂。この手に顎乗せてみろよ」
御坂「なんでよ?」
上条「いいからいいから」
御坂「あ、うん。はい」
上条(簡単に乗せるし目線を合わせない。やっぱりMなのか?)
325 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:17:07.64 ID:T7318wDO [5/27]
83、掃除当番<クリーニングターン>
舞夏「今日の風呂掃除当番は兄貴だぞー」
土御門「ぎにゃー……今日は色々疲れたから勘弁ぜよー」
舞夏「奇数日は兄貴って約束だろー?」
土御門「舞夏が起こしてくれたら洗うにゃー」
舞夏「生憎、私は本を読むので忙しいんだ。一人で起きてくれー」
土御門「酷いぜよ! お兄ちゃんのお願いを聞いてくれないなんて酷いぜよ!」
舞夏「二回言う必要あったかー? まぁいいや。起きろ兄貴ー」
土御門「もっとツンデレっぽく」
舞夏「早く起きてよバカ兄貴」
土御門「ゲームの典型的な妹で」
舞夏「起きてよ、あーにき!」
土御門「いつもので」
舞夏「そんなに元気あるなら大丈夫だなー」
土御門「やっぱりいつもの舞夏が一番だにゃー!」
舞夏「隣の上条当麻に聞こえるぞー」
326 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:18:36.75 ID:T7318wDO [6/27]
84、五月病<サツキダウナー>
打止「今日はどこも出掛けないの? ってミサカはミサカはあなたに今日の予定を聞いてみる」
一方「今日はオフだ。だから寝る」
打止「オフじゃなくても大体寝てるじゃないってミサカはミサカは普段の生活を指摘してみる」
一方「俺の勝手じゃねェか。ほっとけ」
打止「ほっとけませんー。たまにはグテーっとしてないでシャキッとしてってミサカはミサカは一丁前に指を指してみたり!」
一方「五月病だから無理ィ」
打止「その言い訳はちょっとありえないんだけどってミサカはミサカはあなたに失望してみる」
一方「重症な五月病患者なだけですゥ」
打止「うわー仮にも学園都市の第一位がそんな下らないこと言うんだってミサカはミサカは落胆してみる」
一方「仮じゃねェよ。常に第一位だっつゥの」
打止(そこにはちゃんと突っ込むんだね……)
一方「あー、そういやコーヒー残り少ねェンだった。コンビニでも行くかァ」
打止「ほんとに!? ねぇ、ミサカも着いていっていい? ってミサカはミサカは髪を整えながら聞いてみる!」
一方「勝手にしやがれ」
打止「勝手にするね! 鏡見てくるからちょっと待っててー!」
327 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:19:10.77 ID:T7318wDO [7/27]
85、球技大会<ボールゲーム>
上条「お前ら球技大会の種目のアンケートなに書いた?」
青髪「セパタクロー」
上条「なんだそりゃあ?」
青髪「簡単に言うと足でバレーをするドマイナーな競技やね」
上条「なんでそんな競技を……」
青髪「もし採用されたら女子たちの足を振り上げるのが見れるやんかー!」
上条「そこになにかを感じるお前もドマイナーだよ。いや広いストライクゾーンの一部か?」
青髪「その通りやー!」
上条「そんで、土御門はなんて書いた?」
土御門「なんでもよかったからスーパーボールにしたにゃー」
上条「はい? もう一度仰りやがって下さい土御門さん?」
土御門「だからスーパーボールぜよ。たまにやると楽しいんだぜい? この間なんか一方通行が反射で遊び過ぎて電池切れしてたにゃー」
上条「そんな下らないことになにをしてるんですかあいつは……。今はいいか。んで、スーパーボールって球技に入るのか?」
土御門「さぁ?」
上条「さぁっておい……」
青髪「カミやんはなににしたんや?」
上条「無難にサッカーだよ」
青髪「普通やね」
土御門「普通ぜよ」
上条「なんで俺が少数派みたいになってるんですか!? あーもうっ! 普通って言うな!」
328 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:19:44.44 ID:T7318wDO [8/27]
86、恋愛<ラブ>
上条「萌えの一つ上には蕩れってのがあるらしいぞ」
御坂「蕩れ? 見蕩れるとかの蕩れ?」
上条「多分な。話によるとアイラブユーくらいの格付けみたいだな」
御坂「へ、へぇ。そうなんだ」
上条「今度からゲコ太萌えーじゃなくて、ゲコ太蕩れーにしないとダメだぞ」
御坂「うん。ってゲコ太萌えーなんて言ってないわよ!」
上条「そうなのか? 白井がこの間『私がゲコ太ならばゲコ太フェチのお姉様にあんなことやことを!』なんて言ってたからゲコ太萌えーくらいは言ってるかなって思ったんだけど……」
御坂「そりゃ全くないってわけじゃないけど……。黒子のやつ、帰ったら天パにしてやるわ」
上条「ははは……厳しい愛の鞭、もとい電撃ですこと……」
御坂「力加減が難しいんだけど黒子なら大丈夫よ。ある意味アンタより頑丈だわ」
上条「まさしく愛だな」
御坂「もう少し普通に接してくれば、たまには応えてあげようと思うんだけどね」
上条「ところで御坂」
御坂「ん?」
上条「月が綺麗だな」
御坂「月? 月なんて見えないし、まだそんな時間でもないけど……どうしたの?」
上条「いや、分かんねーならいいんだ」
御坂「ちょっとー、気になるんですけどー?」
上条「ミーサルでミサれ」
329 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:20:21.52 ID:T7318wDO [9/27]
87、職員室<スタッフルーム>
黄泉川「小萌んとこのクラスの生徒は、ほんと職員室によく来るじゃん」
小萌「ホウレンソウを徹底してますからね」
黄泉川「報告、連絡、相談ね。やろうと思ってもなかなか出来ないじゃん」
小萌「それが自然と出来るのが私のクラスの自慢なのですよ」
黄泉川「へぇ、そうか。でもおバカさんが多いのは困りものじゃん?」
小萌「そんなことないですよ? 皆、私の可愛い生徒さんです。確かにたまに手を焼かされますが……」
黄泉川「小萌は少しビシッと言ってやってもいいじゃん。なんなら補習は私が担当しようか?」
小萌「体力が余ってる子たちなのでそれもいいかもですが、解らなかったところを理解してもらわなきゃダメなのです」
黄泉川「冗談じゃん。お、また来たみたいじゃん」
姫神「小萌先生。土御門君が持ってきたバトえんが原因で言い争いが起きてます」
小萌「全く、困ったものですね。はいはい今行きますからねー」
黄泉川(バトえんってまた凄い懐かしいじゃん。きっとキャップで揉めてるに違いないじゃん)
330 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:20:47.43 ID:T7318wDO [10/27]
88、朝礼<ファーストグリーティング>
上条(あ、やべ、目の前が……)
――――
上条(ん、ここは……?)
上条「うわあっ!?」
青髪「いきなり僕の顔見て驚くなんて失礼なやつやなー」
上条「あ、わりぃ。ここは……保健室か?」
青髪「カミやん朝礼の時に倒れたんや」
土御門「そうだぜい。だから俺達が保健室まで運んで来たんだにゃー」
上条「そうなのか……ありがとな」
青髪「いいっていいって。カミやんを介抱する僕らの株も上がったし」
土御門「朝礼で貧血起こして倒れるなんて女子か! って思ったけどにゃー」
上条「寝坊して朝飯食べなかったし走って来たから貧血起こしちまったんだな……」
青髪「購買で適当に食い物と飲み買ってきたから、食べたらサボらないで授業出るんやで?」
土御門「今度カミやんのおごりでカラオケぜよ」
上条「いやー持つべきものは親友だな! ありがとう二人とも! 少し見直したよ!」
土御門青髪「少しかよ!!」
331 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:22:15.63 ID:T7318wDO [11/27]
89、学級会<クラスミーティング>
吹寄「今日の学級会は、最近クラスに設置された目安箱に寄せられた意見を議題にします」
――教室での充電を許可して下さい――
吹寄「これをしたら窃盗罪になるのよね。これは私の一存ではどうにもならないので別の機会に」
――席替えをしたいでーす――
吹寄「区切りのいい時期にしてるので頻繁にするのはどうかと。これもまた別の機会ね」
――借りた新品の消しゴムの角を使うのってありですか――
吹寄「なし」
――僕にヒロインが現れるのはいつですか?――
吹寄「はい? ゲームでもやってなさい」
――義妹が最近身内が冷たい――
吹寄「行動を改めなさい」
――不幸だ――
吹寄「あぁ、でしょうね」
――爪きりなくした――
吹寄「忘れた頃に見付かるものよね。ってかなにこの意見の数々!? ミサッターで呟けばいい内容じゃない!?」
――べろべろばー――
吹寄「規制解除はいつなのよ」
332 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:23:01.08 ID:T7318wDO [12/27]
90、ボランティア<ボランティア>
御坂「あら二人とも、ここでなにしてるの?」
佐天「あ、御坂さんに白井さん、こんにちは。私達、学校の行事でボランティアで掃除ロボの掃除をしてるんですよ」
白井「掃除ロボを掃除ですの?」
初春「いつも街を綺麗にしてる掃除ロボも綺麗にしてあげよう! ってのが今年のテーマみたいで」
御坂「通りで柵川中学の生徒を多く見かけた訳ね」
白井「初春、あなた一言も言いませんでしたよね?」
初春「ジャッジメント優先だと思ってまして……すいません」
佐天「私なんかサボる気だったんですけどね」
御坂「こらこら、ちゃんとやらなきゃダメよ?」
初春「でも佐天さん結構乗り気じゃないですか。ええんか? ここがええのんか? なんて言いながらやってたましたよね」
白井「プロトタイプのおっさんですの」
佐天「なんていうか情が沸いてきまして。あはは」
御坂「この掃除ロボにねぇ」スッ
掃除ロボ「!?」サッ
佐天「あ、避けた」
初春「どうしたんですかね?」
白井「お姉様なら仕方ないですの」
御坂「電撃使いの宿命ね……」
333 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/21(水) 09:27:00.36 ID:T7318wDO [13/27]
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第九回目を終わりたいと思います。なお、予告次回で最後です
自分で書いた上琴にニヤニヤ出来る俺は幸せ者だと思う
Tag : とあるSS総合スレ
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