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男「隠れヤンデレな妹?…ハッ」2
ほのぼの
男「隠れヤンデレな妹?…ハッ」 >>94から
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:06:25.97 ID:X+qG2wngO [81/119]
『4月9日 いよいよ私も男と同じ高校生だ。これで私達は片時も離れることがなくなった。男をたぶらかす悪い女は、私が』
男「ここ…文字がぐちゃぐちゃで読めん」
男「じゃ、昨日の見るか」
『男が女の人と帰っていた。しかも交流会で私とペアになった人。許さない。絶対に許さない。
私はまた男の前で脱いだ。私が肌を見せていいのは男だけ。私が肌を重ねてもいいいのも男だけ。私は男のもの。でも、男も私のものって事をちゃんとわきまえて欲しい。
男から許可もおりた。もう離さないから。もう逃がさないから』
男「…」ゾクッ
ガタンッ
男「!」ビクッ
妹「…」
男「あ…」
男「隠れヤンデレな妹?…ハッ」 >>94から
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:06:25.97 ID:X+qG2wngO [81/119]
『4月9日 いよいよ私も男と同じ高校生だ。これで私達は片時も離れることがなくなった。男をたぶらかす悪い女は、私が』
男「ここ…文字がぐちゃぐちゃで読めん」
男「じゃ、昨日の見るか」
『男が女の人と帰っていた。しかも交流会で私とペアになった人。許さない。絶対に許さない。
私はまた男の前で脱いだ。私が肌を見せていいのは男だけ。私が肌を重ねてもいいいのも男だけ。私は男のもの。でも、男も私のものって事をちゃんとわきまえて欲しい。
男から許可もおりた。もう離さないから。もう逃がさないから』
男「…」ゾクッ
ガタンッ
男「!」ビクッ
妹「…」
男「あ…」
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:11:15.32 ID:X+qG2wngO [82/119]
妹「みたの?」
男「あ、すまん…」
妹「そう…見たんだ…これが本当の私…今まで隠して来たけど、こんなに私は男が好きなの…」
男「そ…そうか…」
妹「今日は見なかったことにしといてあげる」
妹「でも…」
妹「あははっ」
男「……っ!」
225 名前:バッドエンドというか妹エンドな[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:14:55.83 ID:X+qG2wngO [84/119]
翌日
学校
男友「それはお前が悪い」
男「ですよね」
男「でもまぁ…すまんな、相談できるのはお前くらいしかいないんだ…」
男「女に知らせたら…パニックになるし…」
男友「よし、お前にテストをする!」
男「テスト?」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:17:45.16 ID:X+qG2wngO [85/119]
授業終了
男友「ちょっとトイレ行ってくる」
男「あぁ」
男友「そこの俺のノート、見るなよ」
男「あ…あぁ…」
男「ん…この表紙は…」
男「…」ウズウズ
男「…」ペラ
『いえーい!男!見てるー?』
男「…」パタン
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:29:29.00 ID:X+qG2wngO [86/119]
一年生狂室
妹「一年友ちゃん…」
一年友「なぁに?」
妹「好きな人…誰?」
一年友「い、いきなり!?」
一年友「う~ん…妹ちゃんの前で言うのもアレだけど、やっぱり男さんかなぁ?」
妹「やっぱりそうなの」
妹(この子…男にはやっぱり危険)
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:34:43.35 ID:X+qG2wngO [87/119]
休み時間
男友「ん?なんだ?あの子。一年生みたいだけど」
男「ん?…あっはいはいあの子ね」
男「どうしたの?」
一年友「えへへっ来ちゃいました」
男「来ちゃいましたじゃなくて…」
一年友「あの…その…」モジモジ
男「…ん?」
一年友「アドレス…と番号…交換しても…いい…ですか?」
男「あ、あぁ。もちろん」
一年友「!」
一年友「ありがとうございますっ!」
―――
――
―
男「ほい」
一年友「ありがとうございます!!今晩電話しますねっ!」
男「はいよ」
男友「可愛いなぁ、あの子。でも男、お前は死ね」
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:44:46.92 ID:X+qG2wngO [88/119]
自宅
ピリリリリリ
男「来たか」
男「もしもし」
一年友『夜分遅くにごめんなさい…あの…男さんは』
男「これ俺の携帯だけど」
一年友『!?』
一年友『わわっごめんなさい!』
男「う…うん」
一年友『一年友です!急にかけてきてごめんなさいっ!でも男さんの声が聞きたくって…』
男「聞きたかったんですか」
一年友『ぅ…ぁ…変な…意味じゃなくて…///』
――
―
男「じゃ、おやすみ」
一年友『おやすみなさいっ』
男「ふぅ」
妹「誰?」
男「お前の…いや、なんでもない。ただの知り合いだ(あの日記を見る以上ヤバイ。なんで俺番号教えちまったのか…)
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:51:15.29 ID:X+qG2wngO [89/119]
翌日
学校
一年友「えへへっ…」ニコニコ
妹「?」
妹「何かいいことあったの?」
一年友「えっとね……」
『男「このことは妹にもナイショだぞ(頼むから)」』
一年友「……ナイショッ!」
妹「?」
妹(何にせよ、早く手を打たないと…もしこの子のご機嫌が男と近づいたから、とかだったら…)
一年友「?」
一年友「どうしたの?携帯とりだして」
妹「急用」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:56:45.08 ID:X+qG2wngO [90/119]
三年教室
女「…男?どうしたの?」
男「何が?」
女「最近…変。ちゃんと寝てる?御飯食べてる」
男「大丈夫大丈夫、家に帰ったらむしろ食っちゃ寝してるくらいだ」
女「なら…いいけど…」
男(本当は妹が怖くて夜も眠れません、食事も喉を通りません)
女「本当に体には気をつけてよね…」
男「心配かけてごめん」
女「し、心配とかじゃなくて…!!///」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:07:27.35 ID:X+qG2wngO [91/119]
自宅
妹「男はさぁ…」
妹「誰が好きなの…?」
男「言わないって言った筈だが」
妹「…ふぅん…」
男(マズイな…)
妹「私は…ずっと…変わらないから…ずっと…」
男「……」
妹「…男と…していい…?」
男「だ、だめだ」
妹「なんで?」スクッ
男「兄妹だからだ」ジリ…
妹「してる兄妹もいるよ?」ズイ
男「漫画の見すぎだ」ジリ…
妹「う…これだけは言っとく。男が私以外としたら…許さないから…絶対に」
男(それは俺を?相手を?)
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:14:33.09 ID:X+qG2wngO [92/119]
翌日
自宅
男「また風邪ひくとか…」
妹「大丈夫?」
男「お前は大丈夫みたいだな、よし、学校に遅刻するぞ。行ってこい」
妹「いや」
男「嫌ってお前…」
妹「今日は男の看病する」
男「いや、ただの風邪だから」
妹「………」
妹「……」
男「…わかったよ…」
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:19:54.05 ID:X+qG2wngO [93/119]
昼
妹「お昼…作った」ボタボタ…
男「お、マジか…」
男「なんでそんなに手が血まみれなの?」
妹「切るの失敗した…」ボタボタ…
男「失敗しすぎだろ、この前の俺がいないときは?」
妹「ちょっとだけ」
男「不器用だなぁ、もう」
男(気合いいれすぎだろ…)
男「あ、おいし」
妹「!!」
男「おいしいです」
妹「……っ…///」
258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:25:30.76 ID:X+qG2wngO [94/119]
男「昼飯食ったら眠くなってきたな…」
男「やっと久々に寝れる…Zzz…」
妹「……」
妹「……」スッ
妹「膝枕……///」キラキラ
ヴヴヴ
妹「?男の携帯…?」
FROM:一年友
本文:大丈夫ですか!?風邪って聞いて…とにかく安静にしててくださいね?
妹「…」
妹「周りには敵がいっぱいいるんだね、男……」
妹「あははっ」ザワッ…
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:35:26.96 ID:X+qG2wngO [95/119]
翌日
男「復活」
男友「おう」
女「大丈夫?」
男「うん、もう大丈夫」
男(しかし妹があんなに料理苦手だったのは意外だったなぁ
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:40:47.58 ID:X+qG2wngO [96/119]
一年生狂室
一年友「あ、おはよーっ!」
妹「おはよ」ザワッ
一年友「…っ」ゾクッ
一年友(何…?今の寒気…)
妹「あのさぁ、一年友ちゃん…」
一年友「なぁに?」
妹「私達…友達?」
一年友「何言ってるのさ、当たり前でしょっ!」
妹「じゃ、頼み事があるんだけど」
一年友「なぁに?何でも聞くよ?」
妹「放課後、ついてきて欲しいところがあるんだー…」
一年友「わかった!」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:46:04.51 ID:X+qG2wngO [97/119]
自宅
男「ふいーただいまーっと」
男「まだ妹は帰ってないのか…」
男「晩飯の準備でもするか…」
―――
――
―
男「遅いなぁ…」
男「あいつ、もしかして不審者に襲われたりしてねーだろな…」
男「あー見えても俺の可愛い妹だ、ちょっくら様子見てくるか」
ピリリリリリリリリ
男「?もしもし」
???『ハァ…ハァ…ゼェ…ゼェ…』
男「…もしもし?」
一年友『ハァッ男…さんっゼェッゼェッ助けて!!助けてぇえ!!』ブツッ
男「な…」
263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:51:37.15 ID:X+qG2wngO [98/119]
2時間前
妹「着いたよ」
一年友「?ついてきて欲しいってここに?何もないけど…」
ザ…
野郎「やぁ、君がネットで有志を募集してた子か」
妹「はい」
野郎「その子は?」
妹「例のターゲットです」
一年友「…え…?」
野郎「おい!お前ら!見つけたぞ!ターゲットだ!」
一年友「え…何…何…」
妹「ごめんね、でも男に近づく一年友ちゃんが悪いの…」
一年友「い…や…(私…何されるの…?怖い…怖い…)」
一年友「ッ!!!」ダッ
野郎「逃げたぞ!追え!」
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:52:22.29 ID:X+qG2wngO [99/119]
予告通り今から10時くらいまで消える
ノシ
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:07:53.67 ID:X+qG2wngO [100/119]
今
男「ヤバイみたいだな…」
男「くそ、電話はもう繋がらないか…!」
街
一年友「そんな…妹ちゃんが……夢…こんなの…こんなの夢だよね…」フルフル…
ガシッ
野郎「捕まえた」
一年友「あ…あぁぁあぁあ……」ガタガタガタガタ
一年友「あ…あ…」チョロ…チョロチョロ…
野郎「あーあーお漏らしか…」
野郎「おーい捕まえたぞ!」
妹「一年友ちゃん…ごめんね…」
一年友「ど…どーして…?どーしてぇ?」ガタガタ
妹「一年友ちゃんは、男をたぶらかす悪い魔女なの…」
野郎「魔女狩りってか?ダハハハハハッ!」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:12:10.34 ID:X+qG2wngO [101/119]
一年友「わ…私…私…」
野郎「これからどうなるかって!?そうだな…」
妹「…もう男には会えないよ…」
一年友「ッ!…いやっ…」
野郎「まぁ、これだけの上玉だ、外国にでも売り飛ばすか」
一年友「いや…いや…お願いします…やめてください…」ガタガタガタガタ
妹「さようなら…一年友ちゃん…」
一年友「いやぁあああああああッ!!!」
野郎「静かにしやがれ」
ガッ
一年友「ぁ…」
ガクンッ
妹「さようなら…」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:15:03.80 ID:X+qG2wngO [102/119]
自宅
男「くそ…場所がわからないと動こうにも動けないぞ…」
ヴヴヴッ
男「メールか!」
FROM:一年友
本文:ごめんなさい、さっきの電話はドッキリでした。あと私はもう遠いところに引越します。もう会うこともないでしょう。さようなら
男「え……」
男「どういうことだよ…それ…」
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:18:04.16 ID:X+qG2wngO [103/119]
深夜
妹「…」ガチャ…
パッ
妹「!」
男「どこほっつき歩いてた」
妹「電車の中で…寝ちゃって…あはははっ」
男「笑いごとじゃないだろ、何かあったらどうするんだ」
男「それより聞いたか?」
妹「?」
男「一年友ちゃん…引っ越すんだってさ」
妹「そ…そう…なんだ…」
妹「あははっ」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:35:31.64 ID:X+qG2wngO [104/119]
妹部屋
妹「う…ッ…」スパッ
ドク…ドク…
妹「一年友ちゃん…ごめんなさい…でも…」
妹「男と…お兄ちゃんと私が一緒になるためには仕方ない犠牲なの…」
妹「ごめんね、一年友ちゃんは悪い魔女だからこうなったんだよ…あははっ…」ドクドク
翌朝
男「どうした?手首に包帯なんか巻いて」
妹「ちょっと昨日すりむいてたの忘れちゃってて…えへへっ」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:42:27.13 ID:X+qG2wngO [105/119]
学校
男友「おう、今日のお前、えらくヤツれてんじゃねーか」
男「あぁ、妹が深夜に帰ってくるまで起きてたんだぞ…しかも朝早く起きて弁当作らにゃならんし…」
男友「そっか…大変だな…兄妹二人だけで暮らすってのも…」
男友「あ…ごめん」
男「いい、いい。俺の両親が死んだことなんざ今は忘れてる時間の方が大半だ。なんせ俺が小6の時で、妹は小4だからなぁ」
男「ただ妹がなぁ…中学からおかしくなってだな…」
男「やっぱ両親ってのがいた方が子供はマトモに育つのかねぇ…」
男友「俺にとってお前はマトモ以外の何物でもないぞ」
男「ああ、ありがとう」
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:49:31.44 ID:X+qG2wngO [106/119]
自宅
妹「ねぇ」
男「ん?」
妹「やっぱり…ダメ…?」
男「何が?」
妹「…するの…」
男「この子はまた性懲りもなく…ダメ」
男「はぁ…親父とお袋が生きてて、これを聞いたらなんていうか…」
妹「兄妹なんだからさ、私…もう…ガマンできないの…ここ最近ずっとタマッてて…」
男「ここ最近って以前したことあるみたいに言うな…!」
妹「うぅ…」
男「はやくいい人見つけなさい!ちゃんとした人だぞ?この歳でセフレとかはダメだぞ!」
妹「うぅ…」
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:53:32.80 ID:X+qG2wngO [107/119]
学校
男友「正直うらやましいんだけど」
男「うらやましいもんか、毎日が命懸けだ。いつあいつの気に触れて刺されるかわからん」
男友「ヤッちゃえばよかったのに…」
男「ばかっ!ヤるわけないだろうが!!」
男友「ん?」
妹「…」ヒョコッ
妹(男…最近男友って人といつも一緒にいる…まさか…まさか…!!)
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:01:47.10 ID:X+qG2wngO [108/119]
妹(た、たしかに私も一年友ちゃんをレズ調教したりしようと思ったけど…!)
妹(男がそんな趣味じゃないとは思うけど…思うんだけど…!)
妹(よ…よーし…!)
男「何か言ったらどうだ」
妹「あッ」
男「何の用かな」
妹「お…お弁当…一緒に食べようかなっ…て…」
男友「じゃ、俺も」
妹「…!!」ギロッ
男友「ち…ちょっとお腹痛くなってきたから保健室行ってくるわ…はは…」
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:04:44.41 ID:X+qG2wngO [109/119]
屋上
妹「ねぇ」パクパク
男「ん?」パク
妹「あの…男友って人とどういうカンケイ?」
男「どういう関係って…ただの友達だよ」
妹「本当に?」
男「どこに疑う余地があるってんだよ…」
妹「…ふぅん…」パクパク
男「なんか釈然としないなぁ…」
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:08:07.36 ID:X+qG2wngO [110/119]
自宅
男「ほら、包帯替えるぞ」
妹「っ!これは…自分で替える…」
男「ん?できるか?」
妹「うん…」
男「じゃ、晩飯できたら呼ぶからな」
妹「う…」バリ…バリ…
妹(この傷痕は見られたくないもん…男にも…)
妹「痛っ…」バリッ
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:12:43.76 ID:X+qG2wngO [111/119]
深夜
男「今日の妹なんかいつもより変だったなぁ…」
男「まぁ…変なのはいつもの事か。寝よ」
男「Zzz…」
―――
――
―
男「ん」パチッ
男「…」ギチギチ
男「ん!?」ギチギチ
男「動けん…なんだこれ…」
妹「あちゃー、起きちゃった…」
男「!?なんだよこれ!」
妹「だってぇ、男がもしかしたらアッチの趣味の人かも知れないからさー」
男「なんだよアッチの趣味って」
妹「私の…女の子のカラダの良さを知ってもらって、引き戻してあげようかなーって…あははっ」
男「えっ」
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:17:53.87 ID:X+qG2wngO [112/119]
男「こらこら」
男「今なら怒らないからほどきなさい」
妹「だーめ!完全にスイッチ入っちゃった…『お兄ちゃん』っ」
男「ぬ…」
妹「だってぇ、いつも男友って人と一緒にいるからさぁ…お兄ちゃんがソッチの趣味なんじゃないかって…」
男「俺は大丈夫だ!健常者だ!!だから解け!」
妹「口ではどうとでも言えるもんねー。じゃ、始めよ」
男「おい、ズボンずらすな。上げろ上げろ」
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:24:57.13 ID:X+qG2wngO [113/119]
妹「見るの…小学生の時以来だね…」
男「見るな見るな、さ、元にもどしなさい」
妹「ん」パクッ
男「こっこら!」
妹「ん…じゅる…んちゅ…」
男「…くっ…」
妹(わぁ…どんどんおっきくなってる…こんなの…入るのかなぁ…)
妹「ん…じゅ…」スッ…
スリスリ
妹「ふぁっ」
妹「はぅうん…むぅ…ちゅっ…」
妹(いつも一人でするのと全然違う…パンツごし軽くこすっただけでもイッちゃいそう…)
男「やめろって…う…」
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:30:12.51 ID:X+qG2wngO [114/119]
男「ぐっ」
ビュッ
妹「あっ!?」ピチャッ
妹「あぅ…顔べとべと…」
男「ふぅ…これで満足したろ?さ、明日も早いんだ!おやすみなさい!」
妹「ダメッ!」
妹「見て…私のココも…もうこんなにトロトロなの…」ヌチュ…
男「な…」
妹「言ったよね?女の子のカラダの良さを教えるって…」
男「おいまさか…」
妹「…いくよ…」ドキドキ…
男「今ならまだ間に合う!やめろ!」
ジュブッ!
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:35:47.18 ID:X+qG2wngO [115/119]
男「ぐぁっ」
妹「ひぐぅっ!?」
妹「あぁあッ!痛い!痛いよぉぉッ!!」
男「お前…初めて…?」
妹「あぁう…痛い…痛いいぃ~…」
男「もうやめろ!無理するんじゃない!!」
妹「無理なんかしてな…くぅうん…」
妹「動くよ…」
妹「…ぁっ!…痛ッ…!いっ…!ぁっ!」
男「やめろ!」
妹「だめぇ…男と一つになってるもん…止めらんないよぉ…」
妹「痛くて…痛くて気持ちいいのぉ…」
男「な…」
316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:44:46.19 ID:X+qG2wngO [116/119]
妹「あはぁあ…男のこと考えてたら…気持ちいいのぉ…」
男「やめろ!こんなこと兄妹でするもんじゃねーだろ!」
妹「だめぇ…腰が勝手に動いちゃうぅ…」ユッサユッサ
男「ぐ…」
妹「あっぁ!?気持ちいい!!スゴイィイッ!もっと!もっと奥まで入ってきてぇえッ!!」
男「ぐっもう限界だ!おい!下半身を抜け!!」
妹「だめぇええ!気持ちよすぎてやめらんないよぉ!」
男「ぐっ出そうっ」
妹「んぁああああッ!!!」ビクビクッ
妹「あっ…」ガクンッ ドサッ
ヌポッ…
男「ぐ…」ビュッ…
男「直前で妹がイッたせいで下半身が抜けてよかった…間一髪…ふぅ…」
妹「あ…あぁあ…ぁ…」ビクンッビクンッ
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:48:04.71 ID:X+qG2wngO [117/119]
翌朝
男「……」
妹「ねぇ、男ぉ」
男「……」
妹「股間のところが…すっごく痛いの…昨日初めてだったからかなぁ…」グスッ
男「……」
妹「聞いてる?」
男「……」
妹「いいもん、今日学校で皆に自慢するから」
男「もう無視しないから、それだけはやめろ」
318 名前: ◆jZ.KaX65jw [トリ] 投稿日:2010/07/17(土) 23:51:04.12 ID:X+qG2wngO [118/119]
学校
男「ちょっと今日から俺、お前とあんまり話さないことにしたわ」
男友「なんで?」
男「妹の本気を見たからだ」
男友「どういうこと?」
男「すまん、こればっかりは詳細を言うわけにはいかん」
男「じゃな」
男友「……」
男友「逃がしたか…」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:55:07.69 ID:X+qG2wngO [119/119]
女「あのさ、男」
男「なに?」
女「今日、一緒に帰ろ」
男「えっ」
女「ね?」ニコッ
男「いいの?」
女「うんッ」
女(私…戦うんだから…妹ちゃんの圧力なんかに屈しないから…ッ!)
326 名前: ◆jZ.KaX65jw [私が>>1] 投稿日:2010/07/18(日) 00:00:36.44 ID:o2AwAQYwO [1/58]
帰り道
女「こうやって帰るの久しぶりだね」
男「そういえばそうだな…」
女「私ね、いつも思ってたんだけど」
女「男っていっつも何かに振り回されてるよね」
男「そう?」
女「そうにしか見えない」
女「だからさ、時には…」
女「本当に間違いだと思った時は…振りほどく勇気も必要だよ?」
男「…」
男「そうだな…」
妹「また…あの女なのね…」ザワッ
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:08:53.00 ID:o2AwAQYwO [2/58]
自宅
男「ただいまー」
妹「おかえり…」ザワッ
男「…!?」ビクッ
妹「今日…誰と帰ってきたの…?」
男「ひ…一人だけど?」
妹「嘘つきッ!!!!」ガシャンッ!!
男「わっ!落ち着け!」
妹「なんで嘘つくの!?嘘ついてまであの女と一緒にいたいの!?昨日私達がしたことは何だったの!!?」
男「いや…あれはお前が強引に…」
妹「やっぱり…あの女が諸悪の根源なんだよね…」
妹「殺さなきゃ」
男「な…おい!」
333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:17:40.69 ID:o2AwAQYwO [3/58]
男(間違いと思ったことには…立ち向かう…か…)
男「そんなことをする妹は、俺はキライだ!!」
妹「ッ!!」
妹「そん…な…」
男「だからもう…」
妹「ア…アハハハ…」
男「?」
妹「アハハハハハハハッ!!お兄ちゃんもうそこまで毒されてたなんて!アハハハハハハハッッ!!」
妹「もー許さない…私のお兄ちゃんをこんな風にして…ウフフフ…」
男「おい!俺は何も毒されてなんかない!!」
男「今日は…今日は落ち着け…明日、もう一度話をしよう…」
妹「ウフフフ、今日は…ね。明日になったら殺してもいいのね…明日が楽しみ…」
妹「アハハッおやすみなさいっ!おにぃーちゃん!あははっ」
男「………くそっ…」
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:20:03.46 ID:o2AwAQYwO [4/58]
翌朝
男「おい、朝だぞ…起きろ…」
妹「ん…」
男「さ、学校行くぞ、早くしないと遅刻するぞ」
妹「…うん…」
妹「いよいよ今日だね…」
男「……覚えてたのか…」
妹「もちろんっ」
妹「あはははっ」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:24:01.82 ID:o2AwAQYwO [5/58]
学校
男「なぁ、女」
女「なに?」
男「今日はもう家に帰ってくれないか?じゃないと…」
女「なんで?」
男「それは…」
女「妹さんの事?」
男「う…」
女「ごめんね…私…決めたの…ちゃんと戦うって決めたの…」
男「な…」
女「だから…妹さんと…もっと…話をしたいな…」
男「ぅ…」
340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:27:48.11 ID:o2AwAQYwO [6/58]
帰りみち
男「ここなら、まぁ人も多いし、急に来ることはないだろう…」
女「…うん…」
男「妹は…」
女「ん?」
男「妹は…最初からあんなんだったんじゃない…本当に優しい面もちゃんとあるんだよ…それが…」
男「俺のせいで…こんなことに…」
女「ううん、男が気に病むことはないよ」
女「誰のせいでもないよ…こんなの…」
妹「見ぃつけたっ」
345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:34:03.70 ID:o2AwAQYwO [7/58]
男「おう、たいした偶然だな」
女「こんにちわ」
妹「あれぇ?またその女と一緒にいるの?」
妹「ほら…やっぱり悪い魔女…殺さないと」
男「待て!」ガシッ
妹「離してよぉ、その女殺せないよぉ…」
男「殺す必要はない!頼む!その刃物しまえ!」
妹「男がそういうなら…」スッ
女「こんにちは、話をしよ」
妹「……」ジトッ…
女「そんな目しても無駄よ、私はもう負けないんだから」
妹「魔女のくせに…あははっ…」
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:40:39.27 ID:o2AwAQYwO [8/58]
男「ここじゃアレだから、歩きながら話すか」
女「妹ちゃんは、お兄さんの事が好きなんだよね」
妹「うん…大好き…世界で1番…」
男「よくそんな事を外で言えるな…」
女「そう…好きなのね…やっぱり…」
妹「でもあなたが男をたぶらかそうとするから、私が守ってあげないと…」
女「たぶらかす?私だって本気で男のことが…好きなの」
男「えっ」
女「あ……///」
女「コホンッそういう事なの」
妹「皆本気で、純粋な気持ちでって言うよ?もう聞き飽きちゃったくらい…」
女「じゃ、貴方の本気も疑わしいけど」
妹「…なっ…!?」
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:49:01.08 ID:o2AwAQYwO [9/58]
妹「ふぅん…」
女「何?」
妹「そうやって男をたぶらかしたんだぁ…」
女「聞いてる?」
妹「男を本当に愛してるのは私だけなの!!」
男「どこにそんな根拠が…」
妹「私…知ってるんだよ…?お母さんとお父さんが死んじゃってから…男が必死で…必死で私達の身寄りを探して…」
妹「でも伯父さんからも、伯母さんからも…親戚の人みんなにタライ回しにされて…」
妹「男が…男が…私をたった一人で育ててくれたの!!どれだけ親戚の人に酷い目に合わされても、私だけを見ていてくれたの!!だから私は…私は…!」
女「そんなことが…」
男「お前…」
妹「今度は私が男を…お兄ちゃんを守る番なんだ…だから私は…」
プップーッキキィイイイッ!!
男「危ないッ!!!」
妹「…え?」
ドンッ!!
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:56:03.55 ID:o2AwAQYwO [10/58]
男「お…おい!!しっかりしろ!!」
男「おい!起きろ!!早く!!」
『プップーッッッキキィ
女「あぶないっ!」ドンッ!
妹「っ…え……」
女(私じゃやっぱり…男の一番にはなれないや…)
女(ここで妹さんがいなくなっちゃったら、男が本当に独りぼっちになっちゃう)
女(私じゃそれを補うことはできないから…せめて…妹さんの命だけでも…)
女「妹ちゃん…あんまりお兄さんを困らせちゃダメだよ…?」
女「男…大好き…」
ドンッ!!!』
男「女ッ!!しっかりしろ!!」
妹「…あ…あぁあ……」
363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:00:20.13 ID:o2AwAQYwO [11/58]
男「ちょっと!!救急車呼んでください!早く!!!」
妹「ぁ…あああああ……」ヘタンッ…
妹「女…さん…」
妹「私…『私のせい』…で…」
妹「いやっいゃあああああ!!女さん!」ガタガタガタガタ
男「脈がない!誰か!誰か詳しい人いませんか!?誰かーッ!!」
――――
―――
――
―
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:04:44.21 ID:o2AwAQYwO [12/58]
病院
妹「私…私の代わりに…女さんは…」ガタガタガタ
男「大丈夫だよ…きっと…女は大丈夫…あんなんで死ぬもんか…死んでたまるか…」ギュッ
妹「………」ガタガタガタ
ウィイイイン…
男「!」
男「先生!あの…女は…」
医師「…」
男「…先生?」
医師「……………」
男「え……?」
369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:12:10.75 ID:o2AwAQYwO [13/58]
次の日、女の通夜が開かれた。
とても辛気臭い音楽とは裏腹に、遺影用にプリントされた女の顔は、眩しいくらいに輝いていた。
妹は通夜にこなかった。いや、来れなかったと言ったほうが正しいだろう。
通夜に行く前、俺は妹の包帯を解かれた手首を見て唖然とした。
多分今まで傷つけてきた人の数だけ、その手首には痛々しい痕があったと思う。
その時も、妹はその手首にまた傷をつけていた
今までの傷より、比べものにならないほど大きな傷がそこにはあった
女への悲痛な謝罪の言葉とともに…
372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:18:51.86 ID:o2AwAQYwO [14/58]
帰ると、妹は部屋にいなかった。ベランダに行くと、床に妹が倒れていて、上からは切れたロープが垂れていた
妹は目を覚ました。あんな顔は見たことは今まで一度もなかった
こんなに妹を泣かせたことは今まで一度もなかった
女はとてもいい人だった。俺はひどく混乱した。女の気持ちにもっと早く気付けばよかったと、ひどく後悔した。妹の苦痛にもっと早く気付けばよかったと、ひどく後悔した。
俺はこんなに混乱したことは、今まで一度もなかった
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:24:12.83 ID:o2AwAQYwO [15/58]
妹「う…うぅ…う…」
男「妹…頼むから…もう二度とこんなバカな真似はしないでくれ…」
妹「女さんは…私のせいで…ああ…う…」
妹「う…が…がはっ…うぇええっ」
ビチャビチャッ
男「落ち着け!!頼むから…ほら、小さかった、まだ両親が生きてたころのお前に戻ってくれよ…」ギュ…
妹「う…うぅ…」
妹「う、ぁああああああ…っ!!」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:31:31.83 ID:o2AwAQYwO [16/58]
女の不幸を目の当たりにして、妹は一気に崩れた。どうやら今までの精神的な 何かが、一気に決壊したみたいだった
両親が死んだ後、親戚にタライ回しにされたあと、途方に暮れる俺を見て、妹はただ笑っていた。
もしかしたら、あの時から妹は無理をしていたのかもしれない。俺のために無理をしていたのかもしれない。
俺は妹に女の分まで幸せになれといった。お前の幸せが、俺の幸せだと言った。女が死んで悲しい。悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい。
でも、女はきっと妹と俺の幸せを願って死んだ。それを伝えた後、もう何時間かして、ようやく妹の涙がとまった
382 名前:あれ?バッドエンドじゃなくなっちまった[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:39:06.53 ID:o2AwAQYwO [17/58]
妹「男…」
男「お前は、両親がいない今じゃやっぱり不満か?」
妹「…」
男「女は…」
男「女は死んでしまった。でも…俺たちは乗り越えないといけない…。」
男「何ヶ月かかるかわからない…俺たちは女の死を…思い出を無駄にしちゃいけない…」
妹「………」
男「女の死を無駄にしないためには…幸せに生きるためには、二人で力を合わせるしかないんじゃないか?」
妹「………うん……うん…」
男「もう一度、兄妹で…やり直そう…。お前が本当に笑っていた時から…」
妹「…うんっ……」グスッ
男「ずっと…一緒だぞ…」
妹「……お兄ちゃん…………」ニコ…
おしまいける
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:40:20.99 ID:o2AwAQYwO [18/58]
いやぁ、即興がこんなに疲れるとは思わなんだ
見てくれていた人こそ本当に乙だと思う
ありがとう
妹「みたの?」
男「あ、すまん…」
妹「そう…見たんだ…これが本当の私…今まで隠して来たけど、こんなに私は男が好きなの…」
男「そ…そうか…」
妹「今日は見なかったことにしといてあげる」
妹「でも…」
妹「あははっ」
男「……っ!」
225 名前:バッドエンドというか妹エンドな[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:14:55.83 ID:X+qG2wngO [84/119]
翌日
学校
男友「それはお前が悪い」
男「ですよね」
男「でもまぁ…すまんな、相談できるのはお前くらいしかいないんだ…」
男「女に知らせたら…パニックになるし…」
男友「よし、お前にテストをする!」
男「テスト?」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:17:45.16 ID:X+qG2wngO [85/119]
授業終了
男友「ちょっとトイレ行ってくる」
男「あぁ」
男友「そこの俺のノート、見るなよ」
男「あ…あぁ…」
男「ん…この表紙は…」
男「…」ウズウズ
男「…」ペラ
『いえーい!男!見てるー?』
男「…」パタン
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:29:29.00 ID:X+qG2wngO [86/119]
一年生狂室
妹「一年友ちゃん…」
一年友「なぁに?」
妹「好きな人…誰?」
一年友「い、いきなり!?」
一年友「う~ん…妹ちゃんの前で言うのもアレだけど、やっぱり男さんかなぁ?」
妹「やっぱりそうなの」
妹(この子…男にはやっぱり危険)
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:34:43.35 ID:X+qG2wngO [87/119]
休み時間
男友「ん?なんだ?あの子。一年生みたいだけど」
男「ん?…あっはいはいあの子ね」
男「どうしたの?」
一年友「えへへっ来ちゃいました」
男「来ちゃいましたじゃなくて…」
一年友「あの…その…」モジモジ
男「…ん?」
一年友「アドレス…と番号…交換しても…いい…ですか?」
男「あ、あぁ。もちろん」
一年友「!」
一年友「ありがとうございますっ!」
―――
――
―
男「ほい」
一年友「ありがとうございます!!今晩電話しますねっ!」
男「はいよ」
男友「可愛いなぁ、あの子。でも男、お前は死ね」
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:44:46.92 ID:X+qG2wngO [88/119]
自宅
ピリリリリリ
男「来たか」
男「もしもし」
一年友『夜分遅くにごめんなさい…あの…男さんは』
男「これ俺の携帯だけど」
一年友『!?』
一年友『わわっごめんなさい!』
男「う…うん」
一年友『一年友です!急にかけてきてごめんなさいっ!でも男さんの声が聞きたくって…』
男「聞きたかったんですか」
一年友『ぅ…ぁ…変な…意味じゃなくて…///』
――
―
男「じゃ、おやすみ」
一年友『おやすみなさいっ』
男「ふぅ」
妹「誰?」
男「お前の…いや、なんでもない。ただの知り合いだ(あの日記を見る以上ヤバイ。なんで俺番号教えちまったのか…)
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:51:15.29 ID:X+qG2wngO [89/119]
翌日
学校
一年友「えへへっ…」ニコニコ
妹「?」
妹「何かいいことあったの?」
一年友「えっとね……」
『男「このことは妹にもナイショだぞ(頼むから)」』
一年友「……ナイショッ!」
妹「?」
妹(何にせよ、早く手を打たないと…もしこの子のご機嫌が男と近づいたから、とかだったら…)
一年友「?」
一年友「どうしたの?携帯とりだして」
妹「急用」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 18:56:45.08 ID:X+qG2wngO [90/119]
三年教室
女「…男?どうしたの?」
男「何が?」
女「最近…変。ちゃんと寝てる?御飯食べてる」
男「大丈夫大丈夫、家に帰ったらむしろ食っちゃ寝してるくらいだ」
女「なら…いいけど…」
男(本当は妹が怖くて夜も眠れません、食事も喉を通りません)
女「本当に体には気をつけてよね…」
男「心配かけてごめん」
女「し、心配とかじゃなくて…!!///」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:07:27.35 ID:X+qG2wngO [91/119]
自宅
妹「男はさぁ…」
妹「誰が好きなの…?」
男「言わないって言った筈だが」
妹「…ふぅん…」
男(マズイな…)
妹「私は…ずっと…変わらないから…ずっと…」
男「……」
妹「…男と…していい…?」
男「だ、だめだ」
妹「なんで?」スクッ
男「兄妹だからだ」ジリ…
妹「してる兄妹もいるよ?」ズイ
男「漫画の見すぎだ」ジリ…
妹「う…これだけは言っとく。男が私以外としたら…許さないから…絶対に」
男(それは俺を?相手を?)
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:14:33.09 ID:X+qG2wngO [92/119]
翌日
自宅
男「また風邪ひくとか…」
妹「大丈夫?」
男「お前は大丈夫みたいだな、よし、学校に遅刻するぞ。行ってこい」
妹「いや」
男「嫌ってお前…」
妹「今日は男の看病する」
男「いや、ただの風邪だから」
妹「………」
妹「……」
男「…わかったよ…」
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:19:54.05 ID:X+qG2wngO [93/119]
昼
妹「お昼…作った」ボタボタ…
男「お、マジか…」
男「なんでそんなに手が血まみれなの?」
妹「切るの失敗した…」ボタボタ…
男「失敗しすぎだろ、この前の俺がいないときは?」
妹「ちょっとだけ」
男「不器用だなぁ、もう」
男(気合いいれすぎだろ…)
男「あ、おいし」
妹「!!」
男「おいしいです」
妹「……っ…///」
258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:25:30.76 ID:X+qG2wngO [94/119]
男「昼飯食ったら眠くなってきたな…」
男「やっと久々に寝れる…Zzz…」
妹「……」
妹「……」スッ
妹「膝枕……///」キラキラ
ヴヴヴ
妹「?男の携帯…?」
FROM:一年友
本文:大丈夫ですか!?風邪って聞いて…とにかく安静にしててくださいね?
妹「…」
妹「周りには敵がいっぱいいるんだね、男……」
妹「あははっ」ザワッ…
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:35:26.96 ID:X+qG2wngO [95/119]
翌日
男「復活」
男友「おう」
女「大丈夫?」
男「うん、もう大丈夫」
男(しかし妹があんなに料理苦手だったのは意外だったなぁ
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:40:47.58 ID:X+qG2wngO [96/119]
一年生狂室
一年友「あ、おはよーっ!」
妹「おはよ」ザワッ
一年友「…っ」ゾクッ
一年友(何…?今の寒気…)
妹「あのさぁ、一年友ちゃん…」
一年友「なぁに?」
妹「私達…友達?」
一年友「何言ってるのさ、当たり前でしょっ!」
妹「じゃ、頼み事があるんだけど」
一年友「なぁに?何でも聞くよ?」
妹「放課後、ついてきて欲しいところがあるんだー…」
一年友「わかった!」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:46:04.51 ID:X+qG2wngO [97/119]
自宅
男「ふいーただいまーっと」
男「まだ妹は帰ってないのか…」
男「晩飯の準備でもするか…」
―――
――
―
男「遅いなぁ…」
男「あいつ、もしかして不審者に襲われたりしてねーだろな…」
男「あー見えても俺の可愛い妹だ、ちょっくら様子見てくるか」
ピリリリリリリリリ
男「?もしもし」
???『ハァ…ハァ…ゼェ…ゼェ…』
男「…もしもし?」
一年友『ハァッ男…さんっゼェッゼェッ助けて!!助けてぇえ!!』ブツッ
男「な…」
263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:51:37.15 ID:X+qG2wngO [98/119]
2時間前
妹「着いたよ」
一年友「?ついてきて欲しいってここに?何もないけど…」
ザ…
野郎「やぁ、君がネットで有志を募集してた子か」
妹「はい」
野郎「その子は?」
妹「例のターゲットです」
一年友「…え…?」
野郎「おい!お前ら!見つけたぞ!ターゲットだ!」
一年友「え…何…何…」
妹「ごめんね、でも男に近づく一年友ちゃんが悪いの…」
一年友「い…や…(私…何されるの…?怖い…怖い…)」
一年友「ッ!!!」ダッ
野郎「逃げたぞ!追え!」
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 19:52:22.29 ID:X+qG2wngO [99/119]
予告通り今から10時くらいまで消える
ノシ
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:07:53.67 ID:X+qG2wngO [100/119]
今
男「ヤバイみたいだな…」
男「くそ、電話はもう繋がらないか…!」
街
一年友「そんな…妹ちゃんが……夢…こんなの…こんなの夢だよね…」フルフル…
ガシッ
野郎「捕まえた」
一年友「あ…あぁぁあぁあ……」ガタガタガタガタ
一年友「あ…あ…」チョロ…チョロチョロ…
野郎「あーあーお漏らしか…」
野郎「おーい捕まえたぞ!」
妹「一年友ちゃん…ごめんね…」
一年友「ど…どーして…?どーしてぇ?」ガタガタ
妹「一年友ちゃんは、男をたぶらかす悪い魔女なの…」
野郎「魔女狩りってか?ダハハハハハッ!」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:12:10.34 ID:X+qG2wngO [101/119]
一年友「わ…私…私…」
野郎「これからどうなるかって!?そうだな…」
妹「…もう男には会えないよ…」
一年友「ッ!…いやっ…」
野郎「まぁ、これだけの上玉だ、外国にでも売り飛ばすか」
一年友「いや…いや…お願いします…やめてください…」ガタガタガタガタ
妹「さようなら…一年友ちゃん…」
一年友「いやぁあああああああッ!!!」
野郎「静かにしやがれ」
ガッ
一年友「ぁ…」
ガクンッ
妹「さようなら…」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:15:03.80 ID:X+qG2wngO [102/119]
自宅
男「くそ…場所がわからないと動こうにも動けないぞ…」
ヴヴヴッ
男「メールか!」
FROM:一年友
本文:ごめんなさい、さっきの電話はドッキリでした。あと私はもう遠いところに引越します。もう会うこともないでしょう。さようなら
男「え……」
男「どういうことだよ…それ…」
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:18:04.16 ID:X+qG2wngO [103/119]
深夜
妹「…」ガチャ…
パッ
妹「!」
男「どこほっつき歩いてた」
妹「電車の中で…寝ちゃって…あはははっ」
男「笑いごとじゃないだろ、何かあったらどうするんだ」
男「それより聞いたか?」
妹「?」
男「一年友ちゃん…引っ越すんだってさ」
妹「そ…そう…なんだ…」
妹「あははっ」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:35:31.64 ID:X+qG2wngO [104/119]
妹部屋
妹「う…ッ…」スパッ
ドク…ドク…
妹「一年友ちゃん…ごめんなさい…でも…」
妹「男と…お兄ちゃんと私が一緒になるためには仕方ない犠牲なの…」
妹「ごめんね、一年友ちゃんは悪い魔女だからこうなったんだよ…あははっ…」ドクドク
翌朝
男「どうした?手首に包帯なんか巻いて」
妹「ちょっと昨日すりむいてたの忘れちゃってて…えへへっ」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:42:27.13 ID:X+qG2wngO [105/119]
学校
男友「おう、今日のお前、えらくヤツれてんじゃねーか」
男「あぁ、妹が深夜に帰ってくるまで起きてたんだぞ…しかも朝早く起きて弁当作らにゃならんし…」
男友「そっか…大変だな…兄妹二人だけで暮らすってのも…」
男友「あ…ごめん」
男「いい、いい。俺の両親が死んだことなんざ今は忘れてる時間の方が大半だ。なんせ俺が小6の時で、妹は小4だからなぁ」
男「ただ妹がなぁ…中学からおかしくなってだな…」
男「やっぱ両親ってのがいた方が子供はマトモに育つのかねぇ…」
男友「俺にとってお前はマトモ以外の何物でもないぞ」
男「ああ、ありがとう」
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:49:31.44 ID:X+qG2wngO [106/119]
自宅
妹「ねぇ」
男「ん?」
妹「やっぱり…ダメ…?」
男「何が?」
妹「…するの…」
男「この子はまた性懲りもなく…ダメ」
男「はぁ…親父とお袋が生きてて、これを聞いたらなんていうか…」
妹「兄妹なんだからさ、私…もう…ガマンできないの…ここ最近ずっとタマッてて…」
男「ここ最近って以前したことあるみたいに言うな…!」
妹「うぅ…」
男「はやくいい人見つけなさい!ちゃんとした人だぞ?この歳でセフレとかはダメだぞ!」
妹「うぅ…」
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 22:53:32.80 ID:X+qG2wngO [107/119]
学校
男友「正直うらやましいんだけど」
男「うらやましいもんか、毎日が命懸けだ。いつあいつの気に触れて刺されるかわからん」
男友「ヤッちゃえばよかったのに…」
男「ばかっ!ヤるわけないだろうが!!」
男友「ん?」
妹「…」ヒョコッ
妹(男…最近男友って人といつも一緒にいる…まさか…まさか…!!)
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:01:47.10 ID:X+qG2wngO [108/119]
妹(た、たしかに私も一年友ちゃんをレズ調教したりしようと思ったけど…!)
妹(男がそんな趣味じゃないとは思うけど…思うんだけど…!)
妹(よ…よーし…!)
男「何か言ったらどうだ」
妹「あッ」
男「何の用かな」
妹「お…お弁当…一緒に食べようかなっ…て…」
男友「じゃ、俺も」
妹「…!!」ギロッ
男友「ち…ちょっとお腹痛くなってきたから保健室行ってくるわ…はは…」
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:04:44.41 ID:X+qG2wngO [109/119]
屋上
妹「ねぇ」パクパク
男「ん?」パク
妹「あの…男友って人とどういうカンケイ?」
男「どういう関係って…ただの友達だよ」
妹「本当に?」
男「どこに疑う余地があるってんだよ…」
妹「…ふぅん…」パクパク
男「なんか釈然としないなぁ…」
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:08:07.36 ID:X+qG2wngO [110/119]
自宅
男「ほら、包帯替えるぞ」
妹「っ!これは…自分で替える…」
男「ん?できるか?」
妹「うん…」
男「じゃ、晩飯できたら呼ぶからな」
妹「う…」バリ…バリ…
妹(この傷痕は見られたくないもん…男にも…)
妹「痛っ…」バリッ
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:12:43.76 ID:X+qG2wngO [111/119]
深夜
男「今日の妹なんかいつもより変だったなぁ…」
男「まぁ…変なのはいつもの事か。寝よ」
男「Zzz…」
―――
――
―
男「ん」パチッ
男「…」ギチギチ
男「ん!?」ギチギチ
男「動けん…なんだこれ…」
妹「あちゃー、起きちゃった…」
男「!?なんだよこれ!」
妹「だってぇ、男がもしかしたらアッチの趣味の人かも知れないからさー」
男「なんだよアッチの趣味って」
妹「私の…女の子のカラダの良さを知ってもらって、引き戻してあげようかなーって…あははっ」
男「えっ」
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:17:53.87 ID:X+qG2wngO [112/119]
男「こらこら」
男「今なら怒らないからほどきなさい」
妹「だーめ!完全にスイッチ入っちゃった…『お兄ちゃん』っ」
男「ぬ…」
妹「だってぇ、いつも男友って人と一緒にいるからさぁ…お兄ちゃんがソッチの趣味なんじゃないかって…」
男「俺は大丈夫だ!健常者だ!!だから解け!」
妹「口ではどうとでも言えるもんねー。じゃ、始めよ」
男「おい、ズボンずらすな。上げろ上げろ」
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:24:57.13 ID:X+qG2wngO [113/119]
妹「見るの…小学生の時以来だね…」
男「見るな見るな、さ、元にもどしなさい」
妹「ん」パクッ
男「こっこら!」
妹「ん…じゅる…んちゅ…」
男「…くっ…」
妹(わぁ…どんどんおっきくなってる…こんなの…入るのかなぁ…)
妹「ん…じゅ…」スッ…
スリスリ
妹「ふぁっ」
妹「はぅうん…むぅ…ちゅっ…」
妹(いつも一人でするのと全然違う…パンツごし軽くこすっただけでもイッちゃいそう…)
男「やめろって…う…」
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:30:12.51 ID:X+qG2wngO [114/119]
男「ぐっ」
ビュッ
妹「あっ!?」ピチャッ
妹「あぅ…顔べとべと…」
男「ふぅ…これで満足したろ?さ、明日も早いんだ!おやすみなさい!」
妹「ダメッ!」
妹「見て…私のココも…もうこんなにトロトロなの…」ヌチュ…
男「な…」
妹「言ったよね?女の子のカラダの良さを教えるって…」
男「おいまさか…」
妹「…いくよ…」ドキドキ…
男「今ならまだ間に合う!やめろ!」
ジュブッ!
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:35:47.18 ID:X+qG2wngO [115/119]
男「ぐぁっ」
妹「ひぐぅっ!?」
妹「あぁあッ!痛い!痛いよぉぉッ!!」
男「お前…初めて…?」
妹「あぁう…痛い…痛いいぃ~…」
男「もうやめろ!無理するんじゃない!!」
妹「無理なんかしてな…くぅうん…」
妹「動くよ…」
妹「…ぁっ!…痛ッ…!いっ…!ぁっ!」
男「やめろ!」
妹「だめぇ…男と一つになってるもん…止めらんないよぉ…」
妹「痛くて…痛くて気持ちいいのぉ…」
男「な…」
316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:44:46.19 ID:X+qG2wngO [116/119]
妹「あはぁあ…男のこと考えてたら…気持ちいいのぉ…」
男「やめろ!こんなこと兄妹でするもんじゃねーだろ!」
妹「だめぇ…腰が勝手に動いちゃうぅ…」ユッサユッサ
男「ぐ…」
妹「あっぁ!?気持ちいい!!スゴイィイッ!もっと!もっと奥まで入ってきてぇえッ!!」
男「ぐっもう限界だ!おい!下半身を抜け!!」
妹「だめぇええ!気持ちよすぎてやめらんないよぉ!」
男「ぐっ出そうっ」
妹「んぁああああッ!!!」ビクビクッ
妹「あっ…」ガクンッ ドサッ
ヌポッ…
男「ぐ…」ビュッ…
男「直前で妹がイッたせいで下半身が抜けてよかった…間一髪…ふぅ…」
妹「あ…あぁあ…ぁ…」ビクンッビクンッ
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:48:04.71 ID:X+qG2wngO [117/119]
翌朝
男「……」
妹「ねぇ、男ぉ」
男「……」
妹「股間のところが…すっごく痛いの…昨日初めてだったからかなぁ…」グスッ
男「……」
妹「聞いてる?」
男「……」
妹「いいもん、今日学校で皆に自慢するから」
男「もう無視しないから、それだけはやめろ」
318 名前: ◆jZ.KaX65jw [トリ] 投稿日:2010/07/17(土) 23:51:04.12 ID:X+qG2wngO [118/119]
学校
男「ちょっと今日から俺、お前とあんまり話さないことにしたわ」
男友「なんで?」
男「妹の本気を見たからだ」
男友「どういうこと?」
男「すまん、こればっかりは詳細を言うわけにはいかん」
男「じゃな」
男友「……」
男友「逃がしたか…」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 23:55:07.69 ID:X+qG2wngO [119/119]
女「あのさ、男」
男「なに?」
女「今日、一緒に帰ろ」
男「えっ」
女「ね?」ニコッ
男「いいの?」
女「うんッ」
女(私…戦うんだから…妹ちゃんの圧力なんかに屈しないから…ッ!)
326 名前: ◆jZ.KaX65jw [私が>>1] 投稿日:2010/07/18(日) 00:00:36.44 ID:o2AwAQYwO [1/58]
帰り道
女「こうやって帰るの久しぶりだね」
男「そういえばそうだな…」
女「私ね、いつも思ってたんだけど」
女「男っていっつも何かに振り回されてるよね」
男「そう?」
女「そうにしか見えない」
女「だからさ、時には…」
女「本当に間違いだと思った時は…振りほどく勇気も必要だよ?」
男「…」
男「そうだな…」
妹「また…あの女なのね…」ザワッ
329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:08:53.00 ID:o2AwAQYwO [2/58]
自宅
男「ただいまー」
妹「おかえり…」ザワッ
男「…!?」ビクッ
妹「今日…誰と帰ってきたの…?」
男「ひ…一人だけど?」
妹「嘘つきッ!!!!」ガシャンッ!!
男「わっ!落ち着け!」
妹「なんで嘘つくの!?嘘ついてまであの女と一緒にいたいの!?昨日私達がしたことは何だったの!!?」
男「いや…あれはお前が強引に…」
妹「やっぱり…あの女が諸悪の根源なんだよね…」
妹「殺さなきゃ」
男「な…おい!」
333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:17:40.69 ID:o2AwAQYwO [3/58]
男(間違いと思ったことには…立ち向かう…か…)
男「そんなことをする妹は、俺はキライだ!!」
妹「ッ!!」
妹「そん…な…」
男「だからもう…」
妹「ア…アハハハ…」
男「?」
妹「アハハハハハハハッ!!お兄ちゃんもうそこまで毒されてたなんて!アハハハハハハハッッ!!」
妹「もー許さない…私のお兄ちゃんをこんな風にして…ウフフフ…」
男「おい!俺は何も毒されてなんかない!!」
男「今日は…今日は落ち着け…明日、もう一度話をしよう…」
妹「ウフフフ、今日は…ね。明日になったら殺してもいいのね…明日が楽しみ…」
妹「アハハッおやすみなさいっ!おにぃーちゃん!あははっ」
男「………くそっ…」
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:20:03.46 ID:o2AwAQYwO [4/58]
翌朝
男「おい、朝だぞ…起きろ…」
妹「ん…」
男「さ、学校行くぞ、早くしないと遅刻するぞ」
妹「…うん…」
妹「いよいよ今日だね…」
男「……覚えてたのか…」
妹「もちろんっ」
妹「あはははっ」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:24:01.82 ID:o2AwAQYwO [5/58]
学校
男「なぁ、女」
女「なに?」
男「今日はもう家に帰ってくれないか?じゃないと…」
女「なんで?」
男「それは…」
女「妹さんの事?」
男「う…」
女「ごめんね…私…決めたの…ちゃんと戦うって決めたの…」
男「な…」
女「だから…妹さんと…もっと…話をしたいな…」
男「ぅ…」
340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:27:48.11 ID:o2AwAQYwO [6/58]
帰りみち
男「ここなら、まぁ人も多いし、急に来ることはないだろう…」
女「…うん…」
男「妹は…」
女「ん?」
男「妹は…最初からあんなんだったんじゃない…本当に優しい面もちゃんとあるんだよ…それが…」
男「俺のせいで…こんなことに…」
女「ううん、男が気に病むことはないよ」
女「誰のせいでもないよ…こんなの…」
妹「見ぃつけたっ」
345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:34:03.70 ID:o2AwAQYwO [7/58]
男「おう、たいした偶然だな」
女「こんにちわ」
妹「あれぇ?またその女と一緒にいるの?」
妹「ほら…やっぱり悪い魔女…殺さないと」
男「待て!」ガシッ
妹「離してよぉ、その女殺せないよぉ…」
男「殺す必要はない!頼む!その刃物しまえ!」
妹「男がそういうなら…」スッ
女「こんにちは、話をしよ」
妹「……」ジトッ…
女「そんな目しても無駄よ、私はもう負けないんだから」
妹「魔女のくせに…あははっ…」
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:40:39.27 ID:o2AwAQYwO [8/58]
男「ここじゃアレだから、歩きながら話すか」
女「妹ちゃんは、お兄さんの事が好きなんだよね」
妹「うん…大好き…世界で1番…」
男「よくそんな事を外で言えるな…」
女「そう…好きなのね…やっぱり…」
妹「でもあなたが男をたぶらかそうとするから、私が守ってあげないと…」
女「たぶらかす?私だって本気で男のことが…好きなの」
男「えっ」
女「あ……///」
女「コホンッそういう事なの」
妹「皆本気で、純粋な気持ちでって言うよ?もう聞き飽きちゃったくらい…」
女「じゃ、貴方の本気も疑わしいけど」
妹「…なっ…!?」
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:49:01.08 ID:o2AwAQYwO [9/58]
妹「ふぅん…」
女「何?」
妹「そうやって男をたぶらかしたんだぁ…」
女「聞いてる?」
妹「男を本当に愛してるのは私だけなの!!」
男「どこにそんな根拠が…」
妹「私…知ってるんだよ…?お母さんとお父さんが死んじゃってから…男が必死で…必死で私達の身寄りを探して…」
妹「でも伯父さんからも、伯母さんからも…親戚の人みんなにタライ回しにされて…」
妹「男が…男が…私をたった一人で育ててくれたの!!どれだけ親戚の人に酷い目に合わされても、私だけを見ていてくれたの!!だから私は…私は…!」
女「そんなことが…」
男「お前…」
妹「今度は私が男を…お兄ちゃんを守る番なんだ…だから私は…」
プップーッキキィイイイッ!!
男「危ないッ!!!」
妹「…え?」
ドンッ!!
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 00:56:03.55 ID:o2AwAQYwO [10/58]
男「お…おい!!しっかりしろ!!」
男「おい!起きろ!!早く!!」
『プップーッッッキキィ
女「あぶないっ!」ドンッ!
妹「っ…え……」
女(私じゃやっぱり…男の一番にはなれないや…)
女(ここで妹さんがいなくなっちゃったら、男が本当に独りぼっちになっちゃう)
女(私じゃそれを補うことはできないから…せめて…妹さんの命だけでも…)
女「妹ちゃん…あんまりお兄さんを困らせちゃダメだよ…?」
女「男…大好き…」
ドンッ!!!』
男「女ッ!!しっかりしろ!!」
妹「…あ…あぁあ……」
363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:00:20.13 ID:o2AwAQYwO [11/58]
男「ちょっと!!救急車呼んでください!早く!!!」
妹「ぁ…あああああ……」ヘタンッ…
妹「女…さん…」
妹「私…『私のせい』…で…」
妹「いやっいゃあああああ!!女さん!」ガタガタガタガタ
男「脈がない!誰か!誰か詳しい人いませんか!?誰かーッ!!」
――――
―――
――
―
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:04:44.21 ID:o2AwAQYwO [12/58]
病院
妹「私…私の代わりに…女さんは…」ガタガタガタ
男「大丈夫だよ…きっと…女は大丈夫…あんなんで死ぬもんか…死んでたまるか…」ギュッ
妹「………」ガタガタガタ
ウィイイイン…
男「!」
男「先生!あの…女は…」
医師「…」
男「…先生?」
医師「……………」
男「え……?」
369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:12:10.75 ID:o2AwAQYwO [13/58]
次の日、女の通夜が開かれた。
とても辛気臭い音楽とは裏腹に、遺影用にプリントされた女の顔は、眩しいくらいに輝いていた。
妹は通夜にこなかった。いや、来れなかったと言ったほうが正しいだろう。
通夜に行く前、俺は妹の包帯を解かれた手首を見て唖然とした。
多分今まで傷つけてきた人の数だけ、その手首には痛々しい痕があったと思う。
その時も、妹はその手首にまた傷をつけていた
今までの傷より、比べものにならないほど大きな傷がそこにはあった
女への悲痛な謝罪の言葉とともに…
372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:18:51.86 ID:o2AwAQYwO [14/58]
帰ると、妹は部屋にいなかった。ベランダに行くと、床に妹が倒れていて、上からは切れたロープが垂れていた
妹は目を覚ました。あんな顔は見たことは今まで一度もなかった
こんなに妹を泣かせたことは今まで一度もなかった
女はとてもいい人だった。俺はひどく混乱した。女の気持ちにもっと早く気付けばよかったと、ひどく後悔した。妹の苦痛にもっと早く気付けばよかったと、ひどく後悔した。
俺はこんなに混乱したことは、今まで一度もなかった
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:24:12.83 ID:o2AwAQYwO [15/58]
妹「う…うぅ…う…」
男「妹…頼むから…もう二度とこんなバカな真似はしないでくれ…」
妹「女さんは…私のせいで…ああ…う…」
妹「う…が…がはっ…うぇええっ」
ビチャビチャッ
男「落ち着け!!頼むから…ほら、小さかった、まだ両親が生きてたころのお前に戻ってくれよ…」ギュ…
妹「う…うぅ…」
妹「う、ぁああああああ…っ!!」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:31:31.83 ID:o2AwAQYwO [16/58]
女の不幸を目の当たりにして、妹は一気に崩れた。どうやら今までの精神的な 何かが、一気に決壊したみたいだった
両親が死んだ後、親戚にタライ回しにされたあと、途方に暮れる俺を見て、妹はただ笑っていた。
もしかしたら、あの時から妹は無理をしていたのかもしれない。俺のために無理をしていたのかもしれない。
俺は妹に女の分まで幸せになれといった。お前の幸せが、俺の幸せだと言った。女が死んで悲しい。悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい。
でも、女はきっと妹と俺の幸せを願って死んだ。それを伝えた後、もう何時間かして、ようやく妹の涙がとまった
382 名前:あれ?バッドエンドじゃなくなっちまった[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:39:06.53 ID:o2AwAQYwO [17/58]
妹「男…」
男「お前は、両親がいない今じゃやっぱり不満か?」
妹「…」
男「女は…」
男「女は死んでしまった。でも…俺たちは乗り越えないといけない…。」
男「何ヶ月かかるかわからない…俺たちは女の死を…思い出を無駄にしちゃいけない…」
妹「………」
男「女の死を無駄にしないためには…幸せに生きるためには、二人で力を合わせるしかないんじゃないか?」
妹「………うん……うん…」
男「もう一度、兄妹で…やり直そう…。お前が本当に笑っていた時から…」
妹「…うんっ……」グスッ
男「ずっと…一緒だぞ…」
妹「……お兄ちゃん…………」ニコ…
おしまいける
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/18(日) 01:40:20.99 ID:o2AwAQYwO [18/58]
いやぁ、即興がこんなに疲れるとは思わなんだ
見てくれていた人こそ本当に乙だと思う
ありがとう
<<男「隠れヤンデレな妹?…ハッ」3 | ホーム | 男「隠れヤンデレな妹?…ハッ」>>
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