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小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>第二回目
43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 20:29:27.46 ID:L7Qz02DO [13/26]
新スレの最初は投下ラッシュのイメージだけど今回は違うのね
そういう事でとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第二回目を投下したいと思います
新スレの最初は投下ラッシュのイメージだけど今回は違うのね
そういう事でとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第二回目を投下したいと思います
44 名前:小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:30:04.78 ID:L7Qz02DO [14/26]
11、社会<ソサイエティ>
土御門「遅いぞ一方通行」
一方「すまねェ。家のガキがうるさくてよ」
淡希「さすがロリコンね」
一方「違ェよ、ショタコン」
淡希「だからショタコンじゃないってば!」
一方「ハッ、この間ガキに話かけて『ジャッジメントですの!』とか言われてたのはどこのどいつですかァ?」
淡希「あれはお金を落としたって聞いたから一緒に探そうとしてただけよ!」
一方「どォだかなァ」
淡希「なによ!?」
海原「まぁまぁ二人とも落ち着いて下さい。たまたま偶然そういうことってよくありますしね」
土御門「お前はただのストーカーだ」
海原「人聞きの悪いことを言わないで下さいよこのシスコンが」
土御門「あ?」
海原「おや、どうかしましたか?」
淡希「はいはいストップ。それよりさ、凄く気になることがあるんだけどさ、私だけじゃないよね?」
海原「奇遇ですね」
土御門「実は俺もだ」
一方「なンだよ……?」
淡希「社会の窓、開きっぱなしよ」
一方「はァ? なにいって……ッ!?」
海原「たまたま偶然ありますって」
土御門「ドンマイ」
淡希「ブリーフって……」
一方「うるせェぞテメェら!!」
45 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:30:57.82 ID:L7Qz02DO [15/26]
12、英語<イングリッシュ>
上条「英語が話せるようになりたい……」
土御門「急にどうしたんだにゃー?」
上条「ほら、インデックス関係で嫌という程思い知らされた訳ですよ」
土御門「まぁ確かにカミやんの状況からしたら必要かもしれんにゃー」
上条「今更まともに授業受けても分からないし英語アプリとかもさっぱりで……」
土御門「確かに一朝一夕で出来るもんではないぜよ」
上条「インデックスにでも教えてもらおうかなぁ……」
土御門「インデックスならきっとバッチリなんだぜい」
上条「でも覚えられないのがインデックス的には信じられないみたいで『どうしてとうまは覚えられないんだよ!』とか言われるし……」
土御門「完全記憶能力……恐ろしいぜよ……」
上条「俺はボケた爺ちゃんかっての!」
土御門「あー、カミやんカミやん」
上条「ん? なにかいい方法であるのか?」
土御門「カミやんの前に現れる人達ってばりばり日本語話してないかにゃー?」
上条「あ、」
土御門「主人公が主人公補正忘れるとは何事ですたい!」
46 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:32:06.51 ID:L7Qz02DO [16/26]
14、体育<ウォームアップ>
一方「反射ッ、反射ッ、反射ァ! ここから先は侵入禁止<カテナチオ>、一方通行ってなァ!!」
垣根「俺の無回転シュートに常識は通用しねえ」
御坂「ねぇ、雷獣シュートって知ってる?」
麦野「関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!! テメェら守備陣なんざ、フェイント使わなくても、100回ブチ抜けんだよォぉぉぉッ!!」
削板「すごいキーック!!」
上条「てめぇはずっと待ってたんだろ!? ゴール前での絶妙な飛び出し、キーパーかわしての無人ゴールへ……そんな誰も期待して、誰もが望む最高のゴールシーンってやつを」
上条「今まで待ち焦がれてたんだろ? こんな展開を……何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!? てめぇのその足でチームの皆を助けて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?」
上条「お前だってスタメンの方がいいだろ!? 控えなんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてチームのために勝ちを得てぇんじゃないのかよ!? だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ……」
上条「ちょっとくらい長いベンチ生活で絶望してんじゃねぇよ! 手を伸ばせば届くんだ! いい加減に奪い取ろうぜ、スタメンを!!」
柳沢「いいぜ、てめえがサイドから展開するってなら……やべ急にボール来た!」
黄泉川「そこっ! ちゃんと決めるじゃん!」
47 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:32:41.58 ID:L7Qz02DO [17/26]
15、保健体育<ヘルスマネージメント>
麦野「今日はテメェにセックスについてしっかり教えてやる。いいなッ!?」
御坂「なんで私が……」
麦野「アァ? 別にいらねぇってか?」
御坂「私は、別にそんなこと考えてな、くもないかなとかなんとか……」
麦野「いつまでも純情ぶってんじゃねぇぞ売女ァッ! ターゲットの周りを飛ぶ衛星で満足してっとテメェのクローンに食われんぞ?」
御坂「……いくら私の妹とはそれは譲れないわね」
麦野「やっとヤル気になったか超電磁砲ッ!」
御坂(なんでこんなにテンション高いのよ)
麦野「それじゃあ始めんぞ。えーっとまずは――」
御坂「あの!」
麦野「あ? まだなんかあるってのか?」
御坂「ち、知識はその……ネ、ネットだとかであるからそのぉ……ね」
麦野「ハッキリ言いやがれガキがぁ!」
御坂「で、出来れば実体験の方が詳しく知りたいかな、って思ったんだけど……」
麦野「実体験? えっと、あー……実体験、ね」
御坂「?」
麦野「いやだから、その初めての時は色々大変でその……」
御坂「まさか、未経験?」
麦野「……」
御坂「甘いものでも食べに行こっか?」
麦野「……うん」
48 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:33:10.75 ID:L7Qz02DO [18/26]
16、音楽<ミュージック>
佐天「ヴァイオリンを弾けるなんて御坂さんは凄いなぁ」
御坂「別に凄くないわよ。授業で習わされるから誰だって出来るわよ」
初春「そうだったんですか!? それじゃあ白井さんも弾けるんですか?」
白井「もちろんですの。とは言え、お姉様程ではありませんが」
佐天「やっぱり御坂さん凄いじゃないですか! くーっ! 御坂さんのお嬢様エキスを全部吸い出してやる!」バッ
初春「佐天さん!?」
白井「お姉様!?」
御坂「わわっ。ちょっと急に抱き付いて来たら危ないわよ」
佐天「いやぁ、つい我慢できなくなりまして……へへ」
御坂「もう。ま、たまには後輩に抱きつかれるのも悪くないか。ん? どうかしたの黒子に初春さん」
白井「い、いいえなんでもなんでもありませんの」
初春「そ、そういえば佐天さんはクラリネットが吹けるんですよね!」
佐天「まぁ少しですけど……」
御坂「へぇー。佐天さんも凄いじゃない」
佐天「お父さんから貰ったとかありがちな話ですけどね。そういえば最近吹いてないなー」
白井「是非とも聞かせてほしいですの」
佐天「れ、練習する時間をくれッス」
御坂「初春さんはなにか楽器出来る?」
初春「……」ガサゴソ
佐天「初、春……?」
初春「うんt」
佐天御坂白井「それはダメッ!!」
49 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:33:51.80 ID:L7Qz02DO [19/26]
17、書道<カリグラフィ>
上条「なんかこう、気分が乗らねえなぁ……」
姫神「どうしたの?」
上条「前のノートが使い終わったから新しいノートを使おうと思うんだけど、このまだなにも書かれてない綺麗なノートを俺の汚い字で汚すと思うと気が重くて……」
姫神(微妙にエロく聞こえるのはどうして?)
姫神「そんなに気にすることないと思うけど」
上条「そうか? でもノートに気持ちがあるとしたら姫神のノートはきっと幸せだなんだろうな」
姫神「え。なにが?」
上条「綺麗なノートに綺麗な姫神の字。ノート冥利に尽きるってもんだ」
姫神「ねぇ。私は?」
上条「ん?」
姫神「私は。綺麗?」
上条「綺麗ってよりかは可愛い、だな」
姫神「! あ。ありがとう」
上条「礼を言われるようなこと言ったか?」
姫神「うん。私も上条君はかっk――」
吹寄「姫神さん、ティッシュ持ってる? 今日忘れちゃって」
姫神「空気を読めよデコ助野郎ッ!!」
吹寄「え」
50 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:34:17.64 ID:L7Qz02DO [20/26]
18、美術<アート>
上条「おっす」
御坂妹「おっす、とミサカは同じ形式で挨拶をします」
上条「こんなところでなにしてるんだ?」
御坂妹「ご覧の通りです、とミサカはスケッチブックと鉛筆を持ち上げます」
上条「絵を描いてたのか」
御坂妹「はい。ただ外をぶらついてても暇なので絵を始めて見ました、とミサカは少し恥ずかしげに答えます」
上条「ふーん、どれどれ?」ヒョイ
御坂妹「あん」
上条「……。絵なんてさっぱり分からないけど、俺はこういう絵好きだぞ」
御坂妹「あ、ありがとうございます、とミサカは言葉を詰まらせます」
上条「そんな大袈裟な。そうだ、せっかくだから俺を書いてくれないか?」
御坂妹「え?」
上条「俺さ、外で絵を描いてる人に自分を描いてもらうのが密かな夢だったんだよ」
御坂妹「そうだったのですか。うまく書けるかどうかわかりませんがいいのですか? とミサカは確認を取ります」
上条「ああ。楽しみにしてるよ」
51 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:34:45.56 ID:L7Qz02DO [21/26]
19、家庭科<ハウスワーク>
黄泉川「料理は任せるじゃん」
芳川「果たしてあれは料理と言えるのかしら」
黄泉川「炊飯器を舐めるなじゃん」
芳川「一度深く研究してみたわね」
黄泉川「掃除洗濯も任せるじゃん」
打止「私もお手伝いしてるよってミサカはミサカは出来る子をアピールしてみる!」
黄泉川「凄く助かってるじゃん」
打止「お世話になってるからこれくらい当然だよってミサカはミサカは当たり前のことを言ってみる」
黄泉川「きっといいお嫁さんになれるじゃん」
打止「えへへー」
黄泉川「教師とアンチスキルで稼ぎもいいじゃん」
一方「確かになァ。じゃねェと俺はともかく二人も養えねェよな」
黄泉川「そしてしっかり貯金もしてあるじゃん」
一方「ほォ、それは初耳だなァ」
黄泉川「おまけにスタイルもいいじゃん」
一方「まァどう思うかは人それぞれだけどなァ」
黄泉川「なのになんでいい相手が見つからねーじゃん!?」
一方「知るか」
52 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:35:26.38 ID:L7Qz02DO [22/26]
20、教室<クラスルーム>
青髪「あぁ、なんや放課後の教室っていい響きやなー」
土御門「ほんとだにゃー。学校にしかないエロスを感じるぜよ」
上条「お前ら真面目に働けよ。こんなペースじゃ日が暮れるぞ?」
青髪「薄暗くなった放課後の教室ってもうエロスしかないやん!」
土御門「見回りの職員や部活動してる生徒が来るとか来ないとか!」
上条「ったく。エロスは程々にって鼻に傷のある人が言ってたぞ」
青髪「またまたカミやん、一人だけ紳士振ろうたってそうはいかへんよ?」
上条「はあ?」
土御門「薄暗くなった放課後の教室で教師と二人っきりの補習……ってのはどうぜよ?」
上条「べ、別にどうもしねぇよ」
土御門「その教師がねーちんみたいのだったらどうぜよ?」
上条「……」ゴクリ
青髪「カミやん、紳士(笑)なんて忘れて一人の男子高校生として話をしようや?」
上条「そ、そうだな。それもたまには悪く『くおぅらぁッ! まだ罰掃除してんのか貴様らは!?』」
上条青髪土御門「げぇ、吹寄!?」
吹寄「人を関羽みたいに言うなーっ!!」
53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:38:52.47 ID:L7Qz02DO [23/26]
以上でとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第二回目を終わりたいと思います
基本的にはオチもボケも弱いほのぼの路線です。ちなみに時系列などの話は細かいことってやつでお願いします
やっぱりカタカナが大変だ。単純な英語じゃなくて、かすった感じにするのがこれほど難しいとは思わなかった
11、社会<ソサイエティ>
土御門「遅いぞ一方通行」
一方「すまねェ。家のガキがうるさくてよ」
淡希「さすがロリコンね」
一方「違ェよ、ショタコン」
淡希「だからショタコンじゃないってば!」
一方「ハッ、この間ガキに話かけて『ジャッジメントですの!』とか言われてたのはどこのどいつですかァ?」
淡希「あれはお金を落としたって聞いたから一緒に探そうとしてただけよ!」
一方「どォだかなァ」
淡希「なによ!?」
海原「まぁまぁ二人とも落ち着いて下さい。たまたま偶然そういうことってよくありますしね」
土御門「お前はただのストーカーだ」
海原「人聞きの悪いことを言わないで下さいよこのシスコンが」
土御門「あ?」
海原「おや、どうかしましたか?」
淡希「はいはいストップ。それよりさ、凄く気になることがあるんだけどさ、私だけじゃないよね?」
海原「奇遇ですね」
土御門「実は俺もだ」
一方「なンだよ……?」
淡希「社会の窓、開きっぱなしよ」
一方「はァ? なにいって……ッ!?」
海原「たまたま偶然ありますって」
土御門「ドンマイ」
淡希「ブリーフって……」
一方「うるせェぞテメェら!!」
45 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:30:57.82 ID:L7Qz02DO [15/26]
12、英語<イングリッシュ>
上条「英語が話せるようになりたい……」
土御門「急にどうしたんだにゃー?」
上条「ほら、インデックス関係で嫌という程思い知らされた訳ですよ」
土御門「まぁ確かにカミやんの状況からしたら必要かもしれんにゃー」
上条「今更まともに授業受けても分からないし英語アプリとかもさっぱりで……」
土御門「確かに一朝一夕で出来るもんではないぜよ」
上条「インデックスにでも教えてもらおうかなぁ……」
土御門「インデックスならきっとバッチリなんだぜい」
上条「でも覚えられないのがインデックス的には信じられないみたいで『どうしてとうまは覚えられないんだよ!』とか言われるし……」
土御門「完全記憶能力……恐ろしいぜよ……」
上条「俺はボケた爺ちゃんかっての!」
土御門「あー、カミやんカミやん」
上条「ん? なにかいい方法であるのか?」
土御門「カミやんの前に現れる人達ってばりばり日本語話してないかにゃー?」
上条「あ、」
土御門「主人公が主人公補正忘れるとは何事ですたい!」
46 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:32:06.51 ID:L7Qz02DO [16/26]
14、体育<ウォームアップ>
一方「反射ッ、反射ッ、反射ァ! ここから先は侵入禁止<カテナチオ>、一方通行ってなァ!!」
垣根「俺の無回転シュートに常識は通用しねえ」
御坂「ねぇ、雷獣シュートって知ってる?」
麦野「関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!! テメェら守備陣なんざ、フェイント使わなくても、100回ブチ抜けんだよォぉぉぉッ!!」
削板「すごいキーック!!」
上条「てめぇはずっと待ってたんだろ!? ゴール前での絶妙な飛び出し、キーパーかわしての無人ゴールへ……そんな誰も期待して、誰もが望む最高のゴールシーンってやつを」
上条「今まで待ち焦がれてたんだろ? こんな展開を……何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!? てめぇのその足でチームの皆を助けて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?」
上条「お前だってスタメンの方がいいだろ!? 控えなんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてチームのために勝ちを得てぇんじゃないのかよ!? だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ……」
上条「ちょっとくらい長いベンチ生活で絶望してんじゃねぇよ! 手を伸ばせば届くんだ! いい加減に奪い取ろうぜ、スタメンを!!」
柳沢「いいぜ、てめえがサイドから展開するってなら……やべ急にボール来た!」
黄泉川「そこっ! ちゃんと決めるじゃん!」
47 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:32:41.58 ID:L7Qz02DO [17/26]
15、保健体育<ヘルスマネージメント>
麦野「今日はテメェにセックスについてしっかり教えてやる。いいなッ!?」
御坂「なんで私が……」
麦野「アァ? 別にいらねぇってか?」
御坂「私は、別にそんなこと考えてな、くもないかなとかなんとか……」
麦野「いつまでも純情ぶってんじゃねぇぞ売女ァッ! ターゲットの周りを飛ぶ衛星で満足してっとテメェのクローンに食われんぞ?」
御坂「……いくら私の妹とはそれは譲れないわね」
麦野「やっとヤル気になったか超電磁砲ッ!」
御坂(なんでこんなにテンション高いのよ)
麦野「それじゃあ始めんぞ。えーっとまずは――」
御坂「あの!」
麦野「あ? まだなんかあるってのか?」
御坂「ち、知識はその……ネ、ネットだとかであるからそのぉ……ね」
麦野「ハッキリ言いやがれガキがぁ!」
御坂「で、出来れば実体験の方が詳しく知りたいかな、って思ったんだけど……」
麦野「実体験? えっと、あー……実体験、ね」
御坂「?」
麦野「いやだから、その初めての時は色々大変でその……」
御坂「まさか、未経験?」
麦野「……」
御坂「甘いものでも食べに行こっか?」
麦野「……うん」
48 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:33:10.75 ID:L7Qz02DO [18/26]
16、音楽<ミュージック>
佐天「ヴァイオリンを弾けるなんて御坂さんは凄いなぁ」
御坂「別に凄くないわよ。授業で習わされるから誰だって出来るわよ」
初春「そうだったんですか!? それじゃあ白井さんも弾けるんですか?」
白井「もちろんですの。とは言え、お姉様程ではありませんが」
佐天「やっぱり御坂さん凄いじゃないですか! くーっ! 御坂さんのお嬢様エキスを全部吸い出してやる!」バッ
初春「佐天さん!?」
白井「お姉様!?」
御坂「わわっ。ちょっと急に抱き付いて来たら危ないわよ」
佐天「いやぁ、つい我慢できなくなりまして……へへ」
御坂「もう。ま、たまには後輩に抱きつかれるのも悪くないか。ん? どうかしたの黒子に初春さん」
白井「い、いいえなんでもなんでもありませんの」
初春「そ、そういえば佐天さんはクラリネットが吹けるんですよね!」
佐天「まぁ少しですけど……」
御坂「へぇー。佐天さんも凄いじゃない」
佐天「お父さんから貰ったとかありがちな話ですけどね。そういえば最近吹いてないなー」
白井「是非とも聞かせてほしいですの」
佐天「れ、練習する時間をくれッス」
御坂「初春さんはなにか楽器出来る?」
初春「……」ガサゴソ
佐天「初、春……?」
初春「うんt」
佐天御坂白井「それはダメッ!!」
49 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:33:51.80 ID:L7Qz02DO [19/26]
17、書道<カリグラフィ>
上条「なんかこう、気分が乗らねえなぁ……」
姫神「どうしたの?」
上条「前のノートが使い終わったから新しいノートを使おうと思うんだけど、このまだなにも書かれてない綺麗なノートを俺の汚い字で汚すと思うと気が重くて……」
姫神(微妙にエロく聞こえるのはどうして?)
姫神「そんなに気にすることないと思うけど」
上条「そうか? でもノートに気持ちがあるとしたら姫神のノートはきっと幸せだなんだろうな」
姫神「え。なにが?」
上条「綺麗なノートに綺麗な姫神の字。ノート冥利に尽きるってもんだ」
姫神「ねぇ。私は?」
上条「ん?」
姫神「私は。綺麗?」
上条「綺麗ってよりかは可愛い、だな」
姫神「! あ。ありがとう」
上条「礼を言われるようなこと言ったか?」
姫神「うん。私も上条君はかっk――」
吹寄「姫神さん、ティッシュ持ってる? 今日忘れちゃって」
姫神「空気を読めよデコ助野郎ッ!!」
吹寄「え」
50 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:34:17.64 ID:L7Qz02DO [20/26]
18、美術<アート>
上条「おっす」
御坂妹「おっす、とミサカは同じ形式で挨拶をします」
上条「こんなところでなにしてるんだ?」
御坂妹「ご覧の通りです、とミサカはスケッチブックと鉛筆を持ち上げます」
上条「絵を描いてたのか」
御坂妹「はい。ただ外をぶらついてても暇なので絵を始めて見ました、とミサカは少し恥ずかしげに答えます」
上条「ふーん、どれどれ?」ヒョイ
御坂妹「あん」
上条「……。絵なんてさっぱり分からないけど、俺はこういう絵好きだぞ」
御坂妹「あ、ありがとうございます、とミサカは言葉を詰まらせます」
上条「そんな大袈裟な。そうだ、せっかくだから俺を書いてくれないか?」
御坂妹「え?」
上条「俺さ、外で絵を描いてる人に自分を描いてもらうのが密かな夢だったんだよ」
御坂妹「そうだったのですか。うまく書けるかどうかわかりませんがいいのですか? とミサカは確認を取ります」
上条「ああ。楽しみにしてるよ」
51 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:34:45.56 ID:L7Qz02DO [21/26]
19、家庭科<ハウスワーク>
黄泉川「料理は任せるじゃん」
芳川「果たしてあれは料理と言えるのかしら」
黄泉川「炊飯器を舐めるなじゃん」
芳川「一度深く研究してみたわね」
黄泉川「掃除洗濯も任せるじゃん」
打止「私もお手伝いしてるよってミサカはミサカは出来る子をアピールしてみる!」
黄泉川「凄く助かってるじゃん」
打止「お世話になってるからこれくらい当然だよってミサカはミサカは当たり前のことを言ってみる」
黄泉川「きっといいお嫁さんになれるじゃん」
打止「えへへー」
黄泉川「教師とアンチスキルで稼ぎもいいじゃん」
一方「確かになァ。じゃねェと俺はともかく二人も養えねェよな」
黄泉川「そしてしっかり貯金もしてあるじゃん」
一方「ほォ、それは初耳だなァ」
黄泉川「おまけにスタイルもいいじゃん」
一方「まァどう思うかは人それぞれだけどなァ」
黄泉川「なのになんでいい相手が見つからねーじゃん!?」
一方「知るか」
52 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:35:26.38 ID:L7Qz02DO [22/26]
20、教室<クラスルーム>
青髪「あぁ、なんや放課後の教室っていい響きやなー」
土御門「ほんとだにゃー。学校にしかないエロスを感じるぜよ」
上条「お前ら真面目に働けよ。こんなペースじゃ日が暮れるぞ?」
青髪「薄暗くなった放課後の教室ってもうエロスしかないやん!」
土御門「見回りの職員や部活動してる生徒が来るとか来ないとか!」
上条「ったく。エロスは程々にって鼻に傷のある人が言ってたぞ」
青髪「またまたカミやん、一人だけ紳士振ろうたってそうはいかへんよ?」
上条「はあ?」
土御門「薄暗くなった放課後の教室で教師と二人っきりの補習……ってのはどうぜよ?」
上条「べ、別にどうもしねぇよ」
土御門「その教師がねーちんみたいのだったらどうぜよ?」
上条「……」ゴクリ
青髪「カミやん、紳士(笑)なんて忘れて一人の男子高校生として話をしようや?」
上条「そ、そうだな。それもたまには悪く『くおぅらぁッ! まだ罰掃除してんのか貴様らは!?』」
上条青髪土御門「げぇ、吹寄!?」
吹寄「人を関羽みたいに言うなーっ!!」
53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/17(土) 20:38:52.47 ID:L7Qz02DO [23/26]
以上でとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第二回目を終わりたいと思います
基本的にはオチもボケも弱いほのぼの路線です。ちなみに時系列などの話は細かいことってやつでお願いします
やっぱりカタカナが大変だ。単純な英語じゃなくて、かすった感じにするのがこれほど難しいとは思わなかった
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