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上条「北野誠一郎?」 ACT5

220 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 17:54:03.11 ID:0ODYn6DO [2/17]
9時に投下しますね

222 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:04:47.66 ID:0ODYn6DO [3/17]

―とある寮―

北野君の部屋

北野「うーん‥ようやく自分の家に戻れたぁ~」ググッ

北野「でも‥入院する前から全然家に帰ってきてないような‥‥まっいいや」

北野「上条君はもうすぐ退院みたいだけど…今度ちゃんと見舞いしなきゃね」

北野「あっ…冷蔵庫の中身の事…忘れてた…」

北野「……」ガチャッ

北野「あ~あ…やっぱり全部駄目になってる…しょうがないよね、入院して結構家空けてたし」

北野「…買い物にいかなきゃ」バタン

223 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:05:20.48 ID:0ODYn6DO [4/17]

―とある街通り―

初春「じゃあ、その北野さんって人は噂されてるような人じゃないという事なんですか?」

佐天「うん、そうだよ」

初春「でも…正直いって信じられないです」

佐天「だから本当なんだってば、白井さんも北野さんに助けてもらったし――ね、白井さん?」

黒子「初春、佐天さんの仰る事はまぎれもない事実ですわよ。私、実際能力を封じられてピンチのとこをあの殿方に助けてもらったのですから」

初春「う~ん…お二人が嘘をついてないのは信じますが…」

224 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:05:48.94 ID:0ODYn6DO [5/17]

佐天「もうっ!本当だってば――あ、噂をすれば」

黒子「あら、北野さんですわね」

初春「えっ?…」

佐天「北野さーーん」ノシ

北野「ん? クルッ あ、涙子ちゃんに黒子ちゃん、こんにちは」

佐天「こんにちはー」

黒子「北野さん、もう退院できたんですわね」

北野「うん、心配かけちゃってごめんね」

佐天「え!北野さん入院してたんですか!?」

北野「まあ…色々あってね」

初春(あれ?顔は噂通り怖いけど……二人の言ってた通りだ…)

初春(…本当に悪い人じゃないんだ)

225 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:06:15.48 ID:0ODYn6DO [6/17]

黒子「所で北野さんはどちらへ向かわれますの?」

北野「入院してる間に冷蔵庫の中身が駄目になっちゃったから、買い出しに向かってる最中なんだ」

佐天「えっ……失礼ですけど…北野さんって自炊してるんですか?」

北野「うん、料理するの結構好きだからね」

佐天(…北野さんには悪いけど――)

黒子(――全く――)

初春(――似合わない)

226 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:06:42.06 ID:0ODYn6DO [7/17]



青髪「はぁ~~…どこかにボクに一目惚れしてくれる娘はいないんかな~…そしたら、ボクの人生を使ってでもその娘を幸せにしてあげるのに~」

土御門「青ピ…学園都市の女の子は男を見る目があるから、それはないと思うにゃー」

青髪「そんなことあらへん!必ず一人くらいおるはずや!」

土御門(…俺は舞夏がいれば何もいらないにゃー)

土御門「ん…あれは北野に…女の子…?」

青髪「な、なんやてー!?」

227 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:07:14.65 ID:0ODYn6DO [8/17]

土御門「遠くから見る限りは…親しそうに楽しくしてるにゃー」

青髪「……」

土御門「あ、別れた…うーん…あの北野と喋るなんて…あの娘達は何者なのかにゃー」

青髪「た、大変や…」プルプルプル

土御門「へっ?」

青髪「あの娘達…北野に騙されてるんや…北野の巧みな話術に…乗せられ…そして……ブツブツ…」

土御門「お、おーい‥青ピ?」

青髪「うおおぉ!」ダダダッ!

土御門「あ、おい!……行っちゃったにゃー」

228 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:07:44.51 ID:0ODYn6DO [9/17]

佐天「ね、私達が言った通り普通の人だったでしょ」

初春「疑ってすいませんでした…でも、本当に噂と全然違いますね」

佐天「でしょ?」

黒子「初春もこれを機に噂や見た目で判断するのは、気をつけるのですのよ」

初春「ですね」

青髪「うおおぉっ!き、君達―――っ!」ダダダッ!

229 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:08:22.04 ID:0ODYn6DO [10/17]

佐天「なっ」

初春「なんでしょうか…」

黒子(何ですの?この男…)

青髪「き、君達は北野に騙されてるんやーー!早く目を覚ますんや!」

佐黒初「は?」

青髪「あいつは‥君達を騙してるんや!」

佐天「はい?」

青髪「奴の見た目や噂で、分かるやろが!」

初春「えっと~…」

230 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:08:54.51 ID:0ODYn6DO [11/17]

青髪「北野は大悪党やー!しかも今世紀最大の悪党なんや!それでも君達は気付かへんのか!」

佐黒初「……」

青髪「あいつはな、心をもってない悪魔のような男で、この前のスキルアウトとの喧嘩で――うんたらかんたら」

黒初「初春、これが噂や見た目で判断する人ですわ…愚かでしょう?」

初春「ですね…さっきまで自分も同じだったと思うと凄く恥ずかしいです」

231 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:09:24.89 ID:0ODYn6DO [12/17]

青髪「そうや!ボクと付き合えば君達も北野に騙されてるのに気付いてくれるハズや!」ガシッ

黒子「……」ムカッ

初春(あ~あ…白井さんの肩を遠慮なしに触っちゃって…)

佐天(わたし…し~~らないっと)

青髪「さあ!ボクと甘い一時を過ごそうやないか!」グイッ

232 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:10:20.86 ID:0ODYn6DO [13/17]

黒子「…初春に佐天さん…ちょっと待ってて下さる?」

佐初「「は~い」」

パシッ

青髪「へっ?」

黒子「さてと…」バキボキ‥バキボキ‥


黒子「……」スッ


ドカドカッ!バキッ!ドカッ!


土御門「…うわぁ‥…怖い娘だにゃー」

233 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:11:01.96 ID:0ODYn6DO [14/17]

―とある病室―

上条「ああ…暇だぁ」

上条「今日は誰もこないし、やることもない…」

上条「はぁ…ふこ――」

『不幸やーーーーっ!』

上条「!」ビクッ

上条「な、何だ今のは!?」

ACT5終わり

235 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/24(木) 21:12:14.49 ID:0ODYn6DO [16/17]

―おまけ―

上条「あ~あ…彼女欲しい…上条さんは女の子に縁がないしなぁ…不幸だ」

青髪「カミやん…」

土御門「言ってはいけないことを…」

偽海原「言いましたね…」

上条「な、何だお前ら――つーか、アンタは誰だよ!」

三人「問答無用!――トライアングルフォーメーションα!」

バキバキドカドカッ!

三人「離脱っ!」バッ

上条「ふ…不幸だ……ぐふっ」ガクッ

Tag : とある魔術の禁書目録エンジェル伝説

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