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男「突然、窓から美少女が」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 01:46:00.40 ID:jATFTK2w0 [1/39]
男「……入ってきやがった」

美少女「あの! 男さんですよね!?」

男「……」

美少女「実は私、異世界から貴方の力を借りにきました!」

男「……」

美少女「お願いします! 世界を救ってください!」

男「……」

 メコッ!

美少女「……な、なんで殴るんですか!?」

男「……そんな古臭い設定はもう飽き飽きしてるんだよ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 01:49:19.41 ID:jATFTK2w0
美少女「いや、設定とかって」

男「ちょっと座れ。ああ、そこのテイッシュの山どければスペース開くから」

美少女「変な匂い……」

 メコッ!

男「他人の部屋に突然来て失礼な事言うな」

美少女「顔は、やめて下さい……」

男「まあ、座れ」

美少女「鼻血が止まりません」

男「そのティッシュ使え」

美少女「……鼻の中が生臭いです」

男「使用済みだから仕方ないだろ」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 01:51:44.39 ID:jATFTK2w0
男「それで? お前、年はいくつだ?」

美少女「14才です」

男「おっぱいでかいな」

美少女「ふええっ!」

男「顔も可愛い」

美少女「そ、そんな事ないですよ……」

男「勘違いするな。褒めてるんじゃねえ。どうせ中古だろ」

美少女「中古?」

男「ビッチってことだ」

美少女「そ! そんなことは!」

男「絶対にそうだ。敵と戦って死んだイケメン婚約者とかいたはずだ」

美少女「い、いましたけど! エッチな事はしてませんでした!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 01:54:50.24 ID:jATFTK2w0
男「……」

美少女「信じてもらえないんですか?」

男「いや。よく考えたら、あんまり興味無かった」

美少女「……」

男「それよりもだ」

美少女「はい」

男「何で俺のとこにきた?」

美少女「私の世界は巨大な敵と戦っているんです! 男さんの力が必要なんです!」

男「ふーん」

美少女「いや、ふーんって」

男「俺に関係ないじゃん」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 01:57:12.05 ID:jATFTK2w0
美少女「そ、そこをなんとか!」

男「そもそも引きオタニートの俺に力なんて無いし」

美少女「で、伝説では、男さんには秘められた力が……!」

男「そういうのいいから」

美少女「……」

男「大体さ、自分の世界が危ないからって、別の世界の奴に助けを求めるのっておかしくね?」

美少女「でも……もう、私たちでは太刀打ちできないんです!」

男「そんな強敵と戦わせようとすんなよ。俺、死ぬじゃん」

美少女「だから……秘められた力が……」

男「具体的にはどういう力?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:02:51.09 ID:jATFTK2w0
美少女「男さんには、この剣を扱う力があるはずなんです」

男「剣……か。何で剣なんだろうな。斧でも槍でもいいだろうに」

美少女「そこを言われても……」

男「で? その剣使えば、俺がむちゃくちゃ強くなるとか?」

美少女「はい! 伝説では前の使い手は一億の軍勢を」

 メコッ!

男「うるさい。とりあえず剣よこせ」

美少女「……女の子のお腹を殴るのは酷いんじゃないでしょうか」

男「だって顔は駄目って言われたから」

美少女「殴らないという選択肢はないんでしょうか?」

男「ないみたい」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:07:37.73 ID:jATFTK2w0
男「……これが剣か」

美少女「どうですか? 何か、力が湧き上がってきませんか?」

男「こない」

美少女「……そうですか」

男「やっぱり無理だ。帰って」

美少女「そんなこと言われても」

男「……」

美少女「……」

男「じゃあさ」

美少女「はい?」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:10:55.79 ID:jATFTK2w0
男「一発やらせてくれたら考える」

美少女「え……」

男「世界を救いたいんだろ? 一発くらいいいじゃん。 ビッチなんだし」

美少女「……処女なんですけど」

男「……」

美少女「……」

男「ちょっとアニメ見ていい?」

美少女「あ、どうぞ」

男「……」

美少女「……」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:15:19.82 ID:jATFTK2w0
男「……」

美少女「……」

男「おおっ! 温泉の回か!」

美少女「……」

男「いいねえ、いいねえ! 女の子同士の洗いっこ! 最高だよ!」

美少女「……」

男「なあ? お前もそう思うだろ?」

美少女「……」

男「……んだよ。ノリ悪いな」

美少女「……あの。さっきの……しても、いいですよ」

男「ん?」

美少女「覚悟を決めました。世界の為ですから」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:18:32.65 ID:jATFTK2w0
男「……そっか」

美少女「……はい」

男「……」

美少女「ふ、服……、脱ぎましょうか?」

男「いや、あのな」

美少女「はい」

男「……俺、三次元に興味ねえんだ」

美少女「……は?」

男「二次元でしか、勃たたないんだ。さっきのな、嘘だ」

美少女「……」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:21:29.10 ID:jATFTK2w0
男「あ! 乳首見えそう! でも湯煙が! くそっ!」

美少女「……」

男「まあ、ギリギリ見えそうで見えないのが、またいいんだけどな」

美少女「あの」

男「え? まだ居たの?」

美少女「……」

男「あのさ。俺が言うのもなんだけど。現実を見ようよ」

美少女「……」

男「そんなに簡単に英雄とか救世主なんて現れないもんだ」

美少女「……でも」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:25:25.71 ID:jATFTK2w0
男「俺だってさ。高校卒業した後、何をしても失敗ばっかり」

美少女「……」

男「だから十年以上もニートやってる」

美少女「……」

男「腐った意見かもしれないけど、助けなら他をあたってくれ」

美少女「……」

男「……」

美少女「……伝説では、俺さんが私の世界を救ってくれるはずなんです」

男「伝説なんて信じても意味無いって。今を生きてる人間が何とかしなきゃ」

美少女「……」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:28:05.86 ID:jATFTK2w0
男「……アニメ、終わった」

美少女「……」

男「なあ、いつまで居るの?」

美少女「……」

男「俺、オナニーして寝たいんだけど」

美少女「……」

男「……無視かよ」

美少女「……」

男「んー……今日のオカズは、どのキャラにしましょうかね、っと」

美少女「……う……ぐすっ……うう……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:32:58.11 ID:jATFTK2w0
男「妊婦系……いや、肉便器系、これに決めた!」

美少女「うえ……えええええ……ひっく……」

男「このイラストには世話になってるよなぁ。五年は使ってるや」

美少女「ふぐっ……ううううううううううう……」

男「……」

美少女「……びええええええええええええん!」

男「うるさい!」

美少女「ひっ!」

男「俺のオナニーの邪魔をするな! 誰にもオナニーの邪魔はさせない! 分かったか? なら、黙れ」

美少女「……」カクカク



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:37:29.48 ID:jATFTK2w0
男「はあはあ……○○……。そんなに俺のマグナムが欲しいのか……?」

美少女(……男の人のって初めて見た……)

男「ふうふう……いいぞ……この変態め……締め付けてきやがる……」

美少女(……何だか、小さなソーセージみたい)

男「ああああああああああああああああああああああああっん! いっくううううううっっっ!」

美少女「きゃあ!」

男「おう……おほほほほ……」

美少女「白いの、出た?」

男「……はあっ、はあっ」

美少女「あ、あの俺さん? 大丈夫ですか?」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:40:13.37 ID:jATFTK2w0
男「……ねえ。そこのティッシュ取って」

美少女「え、あ、はい」

男「ありがと」

美少女「……」

男「はあ……タバコは……あったあった」シュボ

美少女「……」

男「んー。抜いた後の一服は美味い」

美少女「けほけほ」

男「……眠い。お休み」

美少女「あ、お休みなさい……」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:44:28.45 ID:jATFTK2w0
 『俺くーん! 朝だよ! 起きないと、悪戯しちゃうぞ☆』

男「ん……朝……アニメ、見なきゃ」

美少女「すーすー」

男「……こいつまだ居るよ」

美少女「すーすー」

男「阿呆だな。全く……」

美少女「すーすー」

男「……涙……」

美少女「……俺、さん……」

男「あっ! 始まった! 今日は新キャラ登場なんだよな! 起きれて良かったー!」

美少女「……すーすー」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:48:45.22 ID:jATFTK2w0
男「ほほう……。これが新しい……」

美少女「……んん」

男「こいつの正体は、多分……」

美少女「あ……私、寝ちゃったんだ……」

男「あのキャラしかいねー! 主役にばらすのか!? それとも暫くは謎の味方キャラか!?」

美少女「あ、あの……」

男「ぁあ!?」

美少女「ひぃ!」

男「俺がアニメを観ている時に話しかけるな! 集中力が途切れるだろうが! 1カットでも見逃したらどうしてくれる!」

美少女「ご、ごめんなさい……!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:54:01.59 ID:jATFTK2w0
男「……終わった。この回は神だな。録画しておいて本当に良かった」

美少女「……」

男「さて、と……朝の一発、抜いておきますかね」

美少女(またするんだ)

男「……くそっ、なかなかピンとくる画像がない! こりゃやばいぜ、世界が終わる」

美少女「そうです! 世界の危機です!」

男「うるせえー!」

美少女「はいすみませんでした」

男「……なあ。お前、ちょっと後ろ向いてくれないか?」

美少女「え? は、はい」クルリ

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 02:57:51.70 ID:jATFTK2w0
男「成るほど……こいつの服は、あのキャラのに似てるんだ……」

美少女「?」

男「イメージだ……目の前にいるのは、××だ……××が、俺の目の前に居るんだ……」

美少女「? ?」

男「ほおほお……××の背中……××のうなじ……××のお尻……」

美少女「? ? ?」

男「ほわあああああああああああああああああっ!」

美少女「ふえええ!?」

男「はあっ、ふうっ……」

美少女「あ、あの、またしたんですか?」

男「うん」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:01:01.17 ID:jATFTK2w0
美少女「ああっ!」

男「……どうした」

美少女「け、剣が! 剣に、俺さんの白いのがべっとりと!」

男「そう」

美少女「大切な……伝説の、剣なのに……」

男「そんなとこに置いとくのが悪い」

美少女「……」

男「……ほら、ティッシュ。拭けばいいだけだろ」

美少女「……はい」

男「……」

美少女「……」 フキフキ

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:06:10.81 ID:jATFTK2w0
男(こいつ、やっぱりおっぱいでけえ……。これで二次だったらなぁ……)

美少女「……あれ?」

男「どうした?」

美少女「剣が……光ってる……?」

男「……本当だ。でも伝説の剣なら光っても別に不思議はないだろ」

美少女「いえ! これはきっと、俺さんの力に反応したんですよ!」

男「だから?」

美少女「俺さんには、やっぱり秘められた力があるんですよ! だから!」

男「私の世界を救ってください、か? 冗談じゃねえよ」

美少女「……俺さんには、守りたいものは、無いんですか?」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:10:55.07 ID:jATFTK2w0
男「あるに決まってんだろ」

美少女「それは……?」

男「フィギアにDVD。揃えたコミックに、命と等価値のパソコン。これが俺の全てだ」

美少女「……」

男「これを守るためなら戦う。でも他の事で危険な目に会いたくは無い」

美少女「……」

男「……価値観ってのは、人それぞれ違うんだよ。お前は自分の世界。俺は、このコレクション」

美少女「……」

男「分かったなら、帰れ」

美少女「……その、ぱそこんってのが、俺さんの大切なものなんですか」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:17:10.47 ID:jATFTK2w0
男「ああ。……お前、剣を振りかぶって何を……!」

美少女「このぱそこんが無くなれば……私の世界を救ってくれますか……?」

男「ば、馬鹿な真似はやめろ! そんなことをしたらどうなるのか分かってるのか!?」

美少女「私には、もうこうすることしかできません! ごめんなさい!」

男「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!」

美少女「ええいっ!」

 グガシャッ!!

男「あ……」

美少女「……俺さんの大切なもの、壊しちゃってごめんなさい」
美少女「でも……これで分かってくれましたか? 大切なものが、失われる悲しさを……」

男「……ねえ。剣を俺に渡してくれるかな?」

美少女「俺さん! やっと、やっとその気になってくれたんですね!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 03:22:07.56 ID:jATFTK2w0
いつのまにか美少女が男さんから俺さんって言ってるけど、単純に間違っただけですよ! 気にしないで!

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:28:23.38 ID:jATFTK2w0
男「一つ、人の部屋に無断で入り」

美少女「はい?」

男「二つ、不可思議な美少女姿」

美少女「はあ」

男「三つ、見知らぬくそ女に壊されたパソコンの恨み。晴らしてくれよう、ニート太郎侍」

美少女「ええと」

男「デストローイ」

美少女「けっ、剣をこっちに向けないで下さいっ!」

男「……真っ二つにしてやる」

美少女「ひいいっ!」

 ガシャーン!

男「あ? また窓から何か……」

美少女「男さん、気をつけてください! そいつは魔王の腹心、四天王の一人『スピチャル=ジャステス』です!」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:37:42.44 ID:jATFTK2w0
ジャステス「ほう……君が伝説の勇者か……」

男「……ただのニートだよ。ていうか不法侵入すんな」

美少女「も、もう駄目です……! ジャステスは一人で一軍を全滅させる強者……」

ジャステス「ふん……偵察が目的だったのだが。今、この場で倒しておくことにするか」

男「ちょい待ち! ジャステスさんとやら。俺はあんたと争う気はないから」

ジャステス「何だと?」

男「こいつの世界を救うなんて、危険で面倒くさい事はしないってんだよ」

美少女「むしろ私が殺されそうなところでしたしね……」

ジャステス「ふむ……しかし、将来の敵となりうる可能性があるのなら、ここで消すのがベストなんだよ」

男「……あくまでも戦うってんなら、俺にも考えがあるから」

ジャステス「……剣を握ったばかりの者に、何ができると?」

男「こう……するんだよ」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:49:33.83 ID:jATFTK2w0
男「はあああっ!」

ジャステス「出鱈目に振るった剣など……避けるまでもない」

男「どうかな?」

ジャステス「なに? こ、これは……!」

男「あんたの『名前』……変えさせてもらった。『スピチャル=ジャステス』から……『スピチュアル=ジャスティス』にな」

美少女「それは! 伝説の奥義『真名操作』! 対象の名前を変更、その本質を別のものに……!」
美少女「男さんは、やっぱり……!」

男「あんたは……既に『正義』の側の存在だ」

ジャスティス「な……なんという……。負けだ。私は、君の配下となろう」

男「いや、戦わずに済んだらそれでいいんだよ。配下とか要らないから」

ジャスティス「え……?」

男「俺には世界を守るとか、そんな気はねえの。だから、あんたがやってくれよ、な?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 03:58:39.55 ID:jATFTK2w0
ジャスティス「し、しかし……」

美少女「男さん! 凄いです! まさか、あんな技をいきなり使えるだなんて!」

男「しー。ちょっとこっちこい」

美少女「はい?」

男「今の技は適当だ」

美少女「え? でも、ちゃんと伝説に奥義として残ってますよ?」

男「それは知らんよ。あいつ、なんかナルシスっぽいからな。暗示とか効き易そうだと思って」
男「おまえがテリーマンみたいに解説したのも効いたんだろうな。しばらくは安心だろ」

美少女「……はったりだったんですか?」

男「うん。コンビニの店員とは『あ、はい』しか喋れないけど、おまえらみたいな現実離れした奴ら相手なら口が回るみたいだ」

美少女「コミュニュケーション障害ってやつですか」

男「……十年近く、誰とも会話してないからブランクがあるだけだと思いたい」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 04:07:28.68 ID:jATFTK2w0
ジャスティス「なあ。私も正義になったからには、世界を守りたいのだが」

男「なら守ればいいんじゃない? そしたら俺が戦ったりしなくてもすむんだし」

ジャスティス「……君は、私や彼女のような女に戦わせておいて、自分は何もしないというのか?」

男「うん!」

ジャスティス「……なあ、彼は……」

美少女「……こういう人みたいです」

男(ジャステス、いやジャスティスはお姉さん系の美人だなぁ……パッツンパッツンのレザーアーマー?がすっげえ)
男(あ……! そういえば、あの顔、スタイル! △△にそっくりだ!)

 ゴソゴソ

ジャスティス「んな!? 何をしている!?」

美少女「あ、またオナニーっていうのをするんですか?」

男「うん。ジャスティスが△△ってキャラにそっくりなんだ、ほら」

美少女「わあ! 本当ですねー!」

ジャスティス「ちょっ! 君は、人前でっ! いやっ! 見せないでっ!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 04:12:05.35 ID:jATFTK2w0
誤字脱字は気にしないで! 何せキーボードによだれが垂れてる状況ですから! 壊れるのかな? ちょっと大便してきます。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 04:37:22.66 ID:jATFTK2w0
男「ふんっふんっ……△△が俺の目の前に居る……ムッチムチの△△……ふひっふひっ……」

ジャスティス「やめっ……見るなぁっ……私でっ、私をそんな目で……」

男「ふざけんな!」

ジャスティス「!?」

男「俺はあんたでオナってるんじゃない! あんたに△△を重ねているだけだ! その事を忘れるな!」

ジャスティス「……え、あの」

男「しゅごいのぅ! でりゅぅ!」

ジャスティス「ひあっ!」

美少女「天井にかかりましたよ! 凄いです男さん!」

男「はあっ、はあっ……いいオナニーだった」

美少女「どうそ、テッシュです」

男「ありがとう」

ジャスティス(この私に……興味が無いだと……?)

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 04:50:10.38 ID:jATFTK2w0
男「……ふー」

美少女「お疲れ様でした」

ジャスティス「あの……こうしている間にも、我らの軍勢は戦いを続けているのだが」

男「戦いなんてやりたい奴がやればいいんだ。俺は戦いたくない」

美少女「ぱそこんを壊しても駄目ですか」

男「お前、後で弁償な。データはバックアップあるから良かったけど」
男「さて……録画しといたアニメ観ないとな。全てを網羅しないと気が済まん」

ジャスティス「おい、美少女」

美少女「はい?」

ジャスティス「男って……あれ、ダメな奴だろ」

美少女「そ、そんなことは……! 伝説の剣も反応しましたし、貴方も正義に目覚めさせましたし!」

ジャスティス「う……ん。しかし、戦う気がないというのは……皇帝様は、選ばれし者にしか倒せないんだぞ?」

美少女「だから……こうやって説得してるんです!」

ジャスティス「彼はオナ……をして、あにめとやらを観てるだけじゃないか」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 05:02:38.39 ID:jATFTK2w0
美少女「男さんはオナニーをして鍛えてるんです! あにめは、知識を蓄えてるのだと思います!」

ジャスティス(……何て、純粋なんだ……。今までの私には、無かったものだな)
ジャスティス「そうか。では早く、戦う気を起こしてもらわないとな」

美少女「はい! ……でも、男さんには、信念があるみたいで……」

ジャスティス「信念?」

美少女「自分をあてにするな。私たちの世界は私たちで何とかしろ。というような事を」

ジャスティス「……それは正論かも知れんが。実際に彼の力がないと皇帝様は倒れんのだぞ」

男「はああああああああああああああああっ! くそ作画めっ! キャラの特性が滅茶苦茶じゃないかっ!」
男「くそがっ! パソコンがあれば、ネットで叫びまくってたところだ……運が良かったな」

母「男ー! 代引きで小包が届いたわよー!」

男「ババァ! すぐ行く! 開けんじゃねえぞ!」

 ダダダッ

美少女「……どうしましょうか」

ジャスティス「……色仕掛けだな。古来より、英雄は色を好むものだ」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 05:10:45.41 ID:jATFTK2w0
母「ごめんね。つい、開けちゃった」

男「もおおおおおおおうっ! 何してくれてんの? 馬鹿なの? 死ぬの?」

母「ねえ男。こんな漫画の絵ばかり見てないで、早く仕事見つけてお嫁さんもらってくれないかねえ」

男「ぶぶーっ! 三次の女なんてウンコだ! 二次は俺を裏切らない! 仕事もしねえ! ひゃっはー!」

母「……」


ジャスティス「すまない、男君の母君だろうか?」

母「え……どちら様で?」

美少女「私たちは、男さんのお友達です」

母「あらあらまあまあ! 男にこんな美人さんのお友達が二人もいたなんて!」

男「こら! 部屋から出てくんな! ババアが阿呆な勘違いするだろが!」

母「で、どっちが男の彼女さんなのかしら?」

男「あああああああああああああああああああああっ! うぜえ! ババァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 05:27:36.45 ID:jATFTK2w0
美少女「どっちもです」

ジャスティス「私たち二人は男君の婚約者だ。宜しく頼む」

母「あらやだ! 重婚!? お赤飯炊かなくっちゃ!」

男「お前ら何言ってんだあああああああああああああっ!」

ジャスティス(将を射んとすれば、とやらだ)

美少女(まあ、正直なところ男さんが戦ってくれるなら、私は喜んで身を捧げますよ)

ジャスティス(私も同じ考えだが……どうも彼は生身の女に興味が無いらしいな)

美少女(きっと、色々あったんですよ)

ジャスティス(あの顔で、あの性格だからな……)

男「やったああああああああああっ! 限定おっぱいマウスパッド、キターー!」

ジャスティス「母君。実は男君にしかできない仕事があるのだ」

美少女「なのでしばらく、男さんをお借りできないでしょうか?」

母「あらもう! 就職まで決まってるの!? あんなのでいいのなら、どうぞ持ってっちゃってくださいな!」

ジャスティス「ありがとう。お義母様」

男「柔らけーーーーーーーっ! ぷにぷにっ! ……って、お前ら何、話てんの?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 05:37:57.51 ID:jATFTK2w0
ジャスティス「ゲートを開け! 男は私が運ぶ!」

美少女「はい! ゲート安定率82%……、行けます!」

男「ちょっ、放せ! おっぱい当たってんぞ? 当ててんのかコラ?」

ジャスティス「おっ……そういう事をいうな! あと臭いぞ君は!」

男「二ヶ月ほど風呂入ってません!」

ジャスティス「むむむ……」

美少女「ゲート、接続完了! 突入します!」

ジャスティス「了解! 行くぞ、男!」

男「行かねえってば! おっぱい揉むぞ!? 揉みしだくぞ!?」

ジャスティス「す、好きなだけ揉めばいい! それ!」

男「だから、異世界とかそういう設定はぁぁぁぁぁぁぁ……」

美少女「では私たちも」

ジャスティス「ああ」

 シュウウン……

母「男……良かったね。今日のご飯に毒を入れる予定だったけど、やらなくていいんだね……」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 14:30:12.03 ID:jATFTK2w0
うわまだ残ってた? すいません寝てました。とりあえずやれるとこまで書きます。

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/29(火) 14:35:49.82 ID:jATFTK2w0
――

 スタッ スチャッ バウンッ

美少女「無事帰還完了。ゲート封鎖します」

ジャスティス「ここは……王城近くの街道か。まあ妥当な場所だが」

男「おいぃぃぃっ! 結構な高さから落ちたぞ? おっぱいマウスパッドが無かったら死んでた!」

美少女「備えあれば憂いなし、ですね。さすが男さん!」

ジャスティス「さて……ここまで来たからには、もはや君は世界を救う他に道はない」
ジャスティス「何しろ、君にとってもこの世界の戦争は『現実』のものとなったのだからな」

男「げん……じつ……?」

美少女「そうです! 『現実』です!」

男「う……わわ……やっ、やめろ! やめてくれ! 俺に『現実』を突きつけないでくれえぇっ!」
男「あ、あの恐ろしい 『現実』から、少しでも遠く離れた……俺の部屋に帰してくれぇ……!」

美少女「お、男さん! 泡吹いて白目むいて倒れちゃいました!」

ジャスティス「まずいな。精神が崩壊しかけている」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 14:47:06.30 ID:jATFTK2w0
ジャスティス「彼の部屋から持ってきたこれを使おう」

美少女「あ、ジャスティスさんにそっくりな絵ですね!」

ジャスティス「さあ! 男君! これを見ろ! △△が目の前にいるぞ!」
ジャスティス「これが君の、り、理想なのだろう? 目を覚ましてくれ!」

男「う……ふふう……△△? 俺の……肉便器……!? それを寄こせぇぇぇぇっ!」
男「はああああああああああっ! くんかくんかくんかくんか! プリンタのインクの匂い! 最高だ! あははは!」

美少女「良かった。一時はどうなる事かと……」

ジャスティス「どうなったんだよ」

美少女「あの部屋に居た時の男さんに戻りました」

ジャスティス「ああ……しかし、これからどうする?」

美少女「これから王城に行って、王と会談の場を設けます」
美少女「いくら男さんでも、王が直接頼めば……」

ジャスティス「……上手くいくといいがな」

男「おっ、オナニーして気を静めよう! はんっ!はんっ! ……△△! いいぞ! もっとねぶって! ねぶらせてぇ!」

美少女「……大丈夫ですよ、きっと!」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 14:56:58.30 ID:jATFTK2w0
―王城―

兵士A「美少女様! ご帰還ですか!」

兵士B「無事のご帰還、何よりであります!」

美少女「異界の英雄と、新たな仲間を連れて帰りました。王はどちらに?」

兵士A「……そ、それは」

兵士B「実は……」

男「ふはっ! 壷割ったら何か出てきた! ……臭せっ!」

美少女「男さん、それは屎尿を溜める壷です」

男「だから現実は嫌なんだ! ゲームじゃ金とか薬草とか小さなメダルが入ってるもんだろ!?」

ジャスティス「余所の物を勝手に壊してその言い草……誰にでも出来ることではないな」

兵士B「この男が異界の英雄……?」

男「……」

美少女「お、男さんに近づかないでください! 対人恐怖症なんです!」

兵士A&B(……駄目じゃん)


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 15:05:23.77 ID:jATFTK2w0
―王の寝室―

美少女「王! ご病気が!?」

王「美少女よ……帰ったか。ワシはもう命が尽きる。だが……」
王「そなたが異界の英雄を、無事に連れ帰った事を確認できて、嬉しいぞ……」

美少女「王! ……死なないで、お父様っ!」

男「あの美少女ってもしかしてお姫様?」

ジャスティス「知らなかったのか!?」

男「そういえば、名前も知らない」

ジャスティス「……」

王「貴殿は四天王が一人、『スピチャル=ジャステス』か……」

ジャスティス「はい。しかし今は正義に目覚め、ジャスティスと名乗っております」

王「うむ。美少女から聞いた……。英雄殿と力を合わせて、世界を救って……く……れ……」ガクッ

美少女「お父様ーーーっ!」

男「俺には一言も無しかよ!」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 16:02:33.97 ID:jATFTK2w0
次々と襲いかかる残りの四天王! しかし男は奥義『真名操作』で四天王全てを仲間にしてしまう!
戦いは四天王に全て任せ、おっぱいマウスパッドに夢中になる男! その余裕さが民の心の琴線にふれ、
ついに非戦闘員であった民衆までもが敵に立ち向かった!
暗黒皇帝と一対一で戦うハメになった男! その戦いは、生命の力を削る対決……
そう、七十二時間耐久オナニー合戦だった! 男に有利かと思われたこの戦い!
しかし暗黒皇帝の精力は底無しであり、生身の男は「戦ったら負けかなと思ってる」などと言い出す始末!
その時! 伝説の剣が男のパソコンに超変化し、その秘蔵フォルダを使えると知った男は呟いた。
「これで俺は十年はオナれる!」言葉どおり、驚異的な回復力で暗黒皇帝を圧倒した男!
ついに男より先に暗黒皇帝が勃たなくなった! 敗れた暗黒皇帝は自害した!
世界は、救われたのだ!

ジャスティス「本当に、行ってしまうのか?」

美少女「男さんは英雄なんですよ? この世界に居れば、貴方が王に……」

男「悪いが、ネットの無い世界は御免でね。○○や△△たちが、俺を待ってるんだ」

ジャスティス「……もはや、何も言うまい。元気でな、男よ」

美少女「……どうか、部屋の外に出て、働いてください! 男さんならできます!」

男「そんな無理を言われてもなあ……お前らも元気でな! アバヨ!」

 シュウウン

美少女「行ってしまった……」グスン

ジャスティス「嵐のような男だったな」
ジャスティス「なに、こちらが復興すれば、また会いに行けるさ。また、な……」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 16:04:20.84 ID:jATFTK2w0
 『男くーん! 朝だよ! 起きないと、悪戯しちゃうぞ☆』

男「……んん……目覚まし……」
男「夢……か。そりゃそうだ」
男「パソコンも壊れてないし……異世界ものなんて設定、嫌なんだよ……」

母「男ー。ご飯、置いておくからねー」

男「うるせえ! 分かってんだよババァが!」
男「……さて、朝オナニーするか。パソコンの電源オン!」
男「え? 何だ、この壁紙! 美少女とジャスティス?」
男「○○や△△じゃ、ない……。というか俺が真ん中に立ってる……」
男「……夢、じゃなかったんだな……」
男「……飯……食うか……」
男「もぐもぐ……」
男「……うっ! 身体が……! 息が……!」
男「美少女……ジャスティス……」
男「こん……な事な……ら……おっぱい、揉んで……おけば……よか……った……」

 ガクッ

母「……」
母「ごめんねえ。でも、男が悪いよ」
母「働きもせず、毎日毎日ゴロゴロゴロゴロ……」
母「お母ちゃん、もう疲れちゃった……」
母「保険金で、お母ちゃんは楽しく暮らすね……」

 ~Truth End~


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