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マッドサイエンティスト ミサカ

722 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:39:50.61 ID:d/yleh.0 [5/10]
10902号「イヒッ、完成しました完成しました。さてさてこれらを持って早速学園都市へ......」

中学生ぐらいの年齢だろうか
少女は白衣を着て、荷造りをしていた

研究員「ちょっと所長!どこ行く気ですか、その荷物!?」

10902号「え? 学園都市だけど?」

研究員「え、なんで私がオカシイみたいな目で見られるんですか? 色んなモンほっぽり出してどっか行こうとしてる所長がオカシイんですよ⁈」

10902号「ウルサイよ、声がデカイよ。クビにされたくなかったらサッサと速い飛行機出してください。イヒヒッ」

研究員「くっ、小娘め! わかりましたよ!」

10902号「イヒッ、わかればイイんデスよ」

その目には大きな好奇心だけが輝いていた











723 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:40:39.47 ID:d/yleh.0 [6/10]
学園都市

御坂美琴は悩んでいた

美琴「(あー、どうやったらアイツをどうにかできるのかしら? いや、どうにかってそういう感じのニュアンスじゃなくてね、いや違うって事もなくてなんか『あれ?御坂可愛いんじゃね?』的な? いやいやなに考えてんの私⁈ そういう事じゃなくてそういう事なんだけど? アーワケワカンナイって馬鹿野郎この野郎、違うのよアイツの目を私に向けるって言うの? 言わないの? いや言うのよそうよ私を蔑ろにするのが許せないのよ、そうよだからどうにかしてアイツを振り向かせる......ってそう言うのじゃな・く・て!振り出し⁈もぉぉぉぉ)」

黒子「お姉様・・・大丈夫ですの?」

美琴「そぉぉぉぉい!!」

黒子「ふぇぇっ!」ビクッ

美琴「そんなんじゃないんだからね⁈」

黒子「なにがですの?」

2人は公園にいた
2人で来た、のではなくいつもの追いかけっこの結果である

美琴「あら、黒子。なにしてんの?」

黒子「いえ、お姉様を見かけて追いかけてくればベンチに鯖折りを仕掛けようとしていたので。なにかお悩みでも?」

美琴「な、なにもないわよ」

10902号「果たしてそうデスかぬん?」

彼女も公園に来ていた

美琴「わーーーーー!!」

美琴は驚き、ベンチから立ち上がり、持っていたクレープを

黒子「へぶぁぁ!!」

黒子に叩き込んだ




724 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:41:38.08 ID:d/yleh.0 [7/10]
10902号「そのリアクションは心外デスね、お姉様。イヒッ」

美琴「え? お姉様? アンタもしかして妹達?」

黒子「黒子の心配もしてくださいまし」ベチョベチョ

10902号「いかぁーにもぉ!ミサカは検体番号10902号イスラエル軍先端技術研究所所長! れっきとした正規ロットの妹達デスぬん。イヒヒヒッ」

美琴が目を疑うのも無理はない
彼女の見た目は美琴の見慣れたミサカ達の姿とは違った雰囲気を醸し出していた

適当に伸びた髪、目の下のクマ、安定しない口調、奇妙な笑い方

そして何より

美琴「なによアンタ、なんなのよ、なんでアンタがそんなモン持ってんのよ!!」

美琴は激昂した
自分のクローンである彼女が持っているはずのないもの、否、持ち得ないものを彼女は持っていた

10902号「ああ、これデスかぁ? いやぁ最近これのせいで肩が凝って凝って。イヒッ」

美琴「答えなさい」

10902号「おーコワイ怖いイヒッ、そんなにこれが羨ましいデスかぬん? この"Dカップのおっぱい"がッ! イヒヒッイヒヒッ!」

10902号の胸に美琴の面影は無かった




725 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:42:12.39 ID:d/yleh.0 [8/10]
美琴は混乱していた
何故? どうして? 同じ遺伝子の筈じゃない、なのにッ! なのにッ!

なのに何故この女の胸にこんなにも魅惑的な果実が成っているの?

「知りたいかにゃん?」

御坂美琴は自分に言い聞かせた
落ち着くのよ美琴
貴女はLevel5なのよ
学園都市の女の子の頂点なのよ!

「知りたかったら、お願いします、って言わないといけないんデスよん?」

だめよ美琴
私にはプライドがある
なんでも自分で乗り越えて来たじゃない
どうせなんかの小細工よ
そうよだからこんなヤツの屈しない!

「彼は大きいのが好きだそうデスよ?」

10902号は美琴の腕を掴み、自分の胸に押し付けた

美琴の困惑は加速する

なに? やわらかい? あったかい? これは、なに?

美琴は知っていた、この感触を。

「・・・お願いします」

「ん?」

「お願いします!私にもそれを下さい!」

「りょぉーかぁい、イヒヒッ」

美琴の心が膝と共に崩れた

黒子「まだベタベタしてますの。ツナサラダが手強いですの」




726 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:44:40.53 ID:d/yleh.0 [9/10]
美琴「錠剤?」

10902号「ええ、ミサカが開発しましたぬん。イヒッ」

黒子「これを飲むだけでいいんですの?」

10902号「そうデスの。ただし、それはお姉様にしか効きません」

美琴「え?私だけ?」

10902号「正確には御坂の遺伝子を持つ人間デスね。それは簡単に言うと、お母様の"おっぱい大きいホルモン"を研究してそれに似たホルモンを分泌させる薬デスぬん」

美琴「だから母親の遺伝子をもつ私たちにしか効かないのね。で? もちろんタダじゃないんでしょう?」

10902号「スルドイねぇスルドイねぇ、もちろんタダじゃないデスよ。イヒッ」

黒子「おいくらですの?」

10902号「1錠、100万え~ん」

美琴・黒子「「!!!!!」」

10902号「まだ大量には作れませんし、開発費もバカにはならんのデス。それにお姉様、持ってるんでしょ?」

美琴「ふふふ、いいわ、買った!」

黒子「本気ですの⁈」

美琴「ええ、お金で手に入るならそれだけで儲けモンよ!」

10902号「では、とりあえず10錠渡しておきまするん。1日1錠寝る前に服用してくださいまし。マッサージもすると効果的デスぬん。経過をみて連絡をください、料金はこの口座に」

美琴「わかったわ、ありがとう。私変われる気がする」

10902号「(お姉様を広告塔にし、さらに研究して、いずれはこのバストアッパーは世界の乳事情を変える。イヒヒッイヒヒッ、好奇心が止まんなぁい!)」

10902号「さて、次の目的は......」


続くかな?

728 名前:マッドサイエンティスト ミサカ[sage] 投稿日:2010/06/29(火) 23:53:59.69 ID:d/yleh.0 [10/10]
まあ10902号の一応の設定は
イスラエル在住
好奇心が強く調整の合間に勉強し、知識をネットワークに、経験を自身の脳に保存し僅か数ヶ月で数々の特許を取得
その儲けなどで研究所を乗っ取る
薬から機械、植物までなんでもござれの[たぬき]状態

見た目は美琴の目に木山先生ばりのクマとたわわなおっぱい、美琴より髪が長い、常に口角が鋭く上がっている
ぐらいかな?


まあ割りと勢いで書いたからオカシイところあったら言ってね?



Tag : とあるSS総合スレ

コメント

つまりミサカワーストな見た目じゃねーか

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