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梓「唯先輩の…おっぱい…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:34:03.00 ID:wETlpXlU0 [1/45]
唯「あ~ず~にゃ~ん!!!」
梓「いきなり抱きつかないでください!」
唯「いいじゃ~ん!あずにゃ~ん!!!」
梓「もう、何度も同じこと言わせないでください!いつもいつも…」
そう、いつものことだ。唯先輩は私を見つけると、こうして抱きついてくる。
律「今日も激しいなあ!お二人さん!」
梓「何言ってるんですか!もう、唯先輩もいいかげんにしてくださ…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:36:04.12 ID:wETlpXlU0 [2/45]
何度も繰り返すがいつものことだ。スキンシップと称して唯先輩が私に抱きついてくるのは。
唯「あずにゃん?」
梓「いいえ、なんでも…そうです、練習しましょう!練習です!最近たるみすぎです!」
澪「梓の言うとおりだ!みんな今日こそは練習するぞ!」
律「えー!まずはお茶だろー!」
澪「後でいいだろ!いいからやる!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:38:04.75 ID:wETlpXlU0
そう、いつものことだ。今まで唯先輩は何回私に抱きついてきたのだろう?
朝食にパンを食べるくらい当たり前になっていたので、その回数はもはや数えきれない。
それだけ、唯先輩に抱き締められてきたのに…
気付かなかった。唯先輩の胸が、こんなにも柔らかかったなんて…

唯「もうちょっとゆっくりさせてよ~」スリスリ
梓「…」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:39:22.17 ID:wETlpXlU0
梓「もう離れてくれませんか、恥ずかしいので…」
唯「え~やだよ~もうちょっとスキンシップさせてよ~」
梓「離れてください!!!!迷惑です!!!!」
私は思わず激しく声をあげていた。
唯「あ…あずにゃん…?」
唯先輩は驚いたように私の名前を呼ぶと、その腕を離した。他の先輩たちも呆然となる。
唯「ごめんね…あずにゃん…」
そう言う唯先輩の悲しそうな顔を見て、私は自分のしてしまったことに気づく。
私の叫び声が、彼女を激しく拒絶していたことに。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:40:23.11 ID:wETlpXlU0
紬「そ…そう、練習よ!練習!文化祭も近いんだし!」
律「お…おう!そうだな!合わせようぜ!みんな、何してんだ早く用意しようぜ!」
澪「お前が言うか。…唯、やるぞ…」
唯「…うん…」

少し恥ずかしいけども、私は唯先輩に抱きつかれるのが嫌いなわけではなかったし、こうして私を可愛がってくれることがすごくうれしかった。

深い混乱とムスタングが私の肩にのしかかる。私は、唯先輩を横目で見たが、そこにはいつものレスポールの恋人はいなかった。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:41:30.61 ID:wETlpXlU0
―――
澪「ふわふわ時間♪」ジャジャン!
澪「ふう…なんかうまく合わなかったか?」
紬「ええ、いい感じだったわ」
澪「いっつも練習サボってばっかなのに、やるじゃないか律!唯!」
律「あ、あたり前じゃないか!俺たちを誰だと思っていやがる!!」
唯「…」
律「…おいどうした唯?…乗ってこないのか?…」
唯「…あ、律っちゃんごめん!俺たちのビートは天を突くビートだ!!」

演奏は確かに良かった。律先輩のドラムは走っていた以外は。
唯先輩はうまかったし、他のパートと合わせていた。ただ、彼女のギターは今日はすごく大人しかった。
いつもの、少し荒削りだけど天真爛漫で人を引き付ける感じが全くなかった。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:42:53.53 ID:wETlpXlU0
律「うまく合ったし、もう帰ろうぜ!」
澪「おい、まだやるぞ!…ってかもうこんな時間か。」

律「おい、梓。一応、唯に謝っておけよ。まだ気にしてるみたいだし。」
梓「すみません…わかってます。

梓「あの…唯先輩…」
唯「…あずにゃん…」
梓「さ…さっきはすみませんでした!怒鳴ってしまって…」
唯「…いいよ、こっちこそごめんね。あずにゃんの気持ちも考えないでいっつも…」
梓「別に嫌ってわけでは…」
唯「無理しなくたっていいよ。…あずにゃんの気持ち、これからはちゃんと考えるから!じゃあね、あずにゃん!また明日!」
そう言って、唯先輩は笑顔で私を見送った。その笑顔は、いつもの唯先輩の笑顔ではなかった。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:43:57.21 ID:wETlpXlU0
私は、あの時背中に感じた唯先輩の胸のふくらみのことについて考えていた。
唯先輩の胸は、お世辞にも大きいとは言えない。
発育の良すぎる澪先輩とは比べるまでもないし、ムギ先輩のほうが豊かだ。
律先輩にはかろうじて勝っているものの、妹の憂に後れを取っている。
私の胸と比べると…自分の胸に手を当てた。自分のことを棚に上げて、とはまさにこの事だ。
とにかく、問題は唯先輩の胸が大きいかどうかではない。
大事なのは彼女の胸の感触が、私を混乱させるまでに深く揺さぶったということだ。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:44:58.69 ID:wETlpXlU0
胸、乳房、バスト、おっぱい…唯先輩の…おっぱい…
「唯先輩の…おっぱい…」
私は口に出して言ってみた。
「唯先輩の…おっぱい…」

唯先輩の胸が私に押しつけられたのは、何もあれが初めてじゃない。
唯先輩にであってから私は幾度も抱きしめられ、そのつど彼女の胸は私に押しつけられた。
私は今まで彼女の胸を意識したことはなかった。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:49:19.99 ID:wETlpXlU0
「唯先輩の…おっぱい…」
「唯先輩の…おっぱい…」
「唯先輩の…おっぱい…」
今日だけで、何度口にしたんだろう…

気がつけば、私は一人になると、唯先輩の胸のことを考えるようになっていた。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:51:19.52 ID:wETlpXlU0
―――そして数日経って…
唯先輩はいつもの唯先輩に戻っていた。
私が、あんな風に怒鳴ったことがなかったかのように、いつも通りにぎやかな日々が過ぎていく。
律「ムギ!このケーキ、うっめえな!!」
唯「いままで食べてきたケーキがただのケーキだったら、これはおケーキさまさまだよ!!!」
澪「一体ムギはいつもどこからこんな上手いお菓子を買ってくるんだ?」
紬「これはね、私のお父さんの知り合いの息子さんが経営してるケーキ屋さんで買って来たの。吉祥寺の外れにある…」
梓「あ、もしかして使われている食器がみんなアンティークっていう店ですか?」
紬「そうそう。それでね、店員さんたちがみんなかっこいいのよ。」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:54:32.72 ID:wETlpXlU0
律「うっほー!イケメンぞろいのケーキ屋か!行ってみたいなあ~なあ澪?」
澪「私は別に…」
律「またまた~」
唯「でも、お菓子作れるイケメンなんていいね~」
紬「あ、でもそこのパティシエさんゲイなのよ。」
澪「おい、そんなカッコいい人ばっかの中にゲイの人がいて、何も問題は起きないのか?」
紬「え、いいじゃない?」
梓「ムギ先輩って、そっちの属性もあるんですか…」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 13:56:02.70 ID:wETlpXlU0
澪「おいしいケーキを食べたことだし、みんな、練習するぞ!」
唯&律「え~おなかいっぱいでうごけない~~」
澪「お前たち!」
唯「わかったよ~多数決で練習するかしないか決めよおよ~」
梓「その手には乗りませんよ。私と澪先輩、唯先輩と律先輩の2対2に分かれた後に、いつもムギ先輩が唯先輩たちの味方をするじゃないですか。」
紬「あらまあ」
唯「あずにゃんのいじわる~~~ぶ~~~」
机にうつぶせになりながら、私にふくれっつらを見せる唯先輩。
梓「唯先輩のためです。練習しましょうよ。」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:00:18.34 ID:wETlpXlU0
―――――――――――――――――
あの日以来唯先輩は、私に抱きついてくれなくなった。
軽音部は楽しい。大好きだ。
でも、私はこう思ってしまう。唯先輩が抱きついてくれない軽音部なんて、肉のない牛丼だって。

「唯先輩の…おっぱい…ンンっ…ハァハァ」
私は、一体何をしているんだろう。
唯先輩が抱きついてくれない…あの二房の感触を味わえない…
それだけで私は頭かどうかしそうなくらい、切ない気持になる。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:01:40.84 ID:wETlpXlU0
私はあの時の唯先輩の胸の柔らかさを思いながら、オナニーに耽るようになっていた。
あの時感じたものは、唯先輩への性的な欲求だったんだろうか。
はっきりとはしないけど、現に私は彼女のことを考えながら股間を濡らしている。

私は唯先輩のことが好きだ。
それはあくまでも後輩として唯先輩に親愛や尊敬の情を抱いているだけであって、恋愛感情…ということではない。
そう、ここには恋愛感情が不在で、性的欲求だけが存在している。唯先輩の胸…肉体への欲求が。
本当に、汚らわしい…

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:03:22.36 ID:wETlpXlU0
――「失礼します。あれ…」

部室には誰もいなかった。練習はしなくても、必ずお茶を飲みに来るような人たちなのに…
誰もいないなら、帰ってしまおう。そう思った時、ふとあるものが目に映った。

梓(唯先輩が、昨日うつ伏せになっていた机…)

いつもムギ先輩の用意したお菓子とお茶を口にしながら、何気ない会話をしているあの机。
うつ伏せになりながら、「あずにゃんのいじわる~~~」と子供のように唯先輩が駄々をこねていたあの机。
うつ伏せ、つまりは唯先輩の胸はあの机に密着していたことになる。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:05:21.65 ID:wETlpXlU0
私の足はあの机におのずの向かっていた。
椅子に座り、まずは机に押しつけられている唯先輩の胸のことを考えた。
そして、自分もうつ伏せになり、薄い胸を机に押しつけた。息が少し荒くなってくる。
唯先輩の臭いなんてそこにはなかった。あるのは古びた木の臭い。
唯先輩のぬくもりなんてそこにはなかった。あるのはひんやりとした板の感触。
それでも、わたしには十分だった。唯先輩と…ひさしぶりにつながれた気がする…

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:10:31.18 ID:wETlpXlU0
梓「」ペロペロ

これは唯先輩ではないのに…
ただの唯先輩の胸が押し付けられただけの机なのに…

梓「ん…あっ…」ペロペロ



梓「ゆ…唯…せんぱ…い…」
唯「なに?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:12:40.55 ID:wETlpXlU0
梓「…え?唯…せんぱい…?」
突然のことに、私は動揺を隠せなかった。
唯「あずにゃん、すごいね。何もしゃべってないのに、私だって分かるんなんて?」
梓「いや…あの…その……え…えーっと…足音で!!」
唯「すごい!あずにゃん、足音でわかるなんて!おぬし伊賀のものか?ねえ、何してたの?」

机を舐めていたことは…スルー…?見えなかったのか・・
少なくとも自分をオカズにして今まさにオナニーをしようとしていたことはバレていないようだった。
幸い、股間に手はまだ当てていなかった。
梓「誰もいなかったんで、帰ろうと思ったんですけど、なんだか一人でボーっとしたくなっちゃって…」
唯「ほほ~う、なんだか青春ですな~あずにゃ~ん。」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:14:47.56 ID:wETlpXlU0
梓「それはそうと、なんで他の先輩たちは来ないんですか!?」
唯「あ、う~ん…ちょっといろいろあってね。律ちゃんと澪ちゃんが今日喧嘩しちゃったんだ。」
梓「なんでまた…」
唯「まぁいろいろあってね。二人ともそのまま家に帰っちゃったんだよね…」
梓「ムギ先輩は…」
唯「ムギちゃんが、二人の喧嘩の原因っていうかさ…それで落ち込んじゃってさ…」
梓「何があったんですか…」
唯「ちょっとね…」
梓「ちょっとね、じゃわからないですよ!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:16:39.66 ID:wETlpXlU0
唯「ごめん、でもできればあずにゃんには心配かけたくないんだ…」
梓「そこまでしゃべっておいてずるいですよ!だったら最初から黙っててください!」
唯「ごめん、あずにゃん…」
梓「それに、私だって…先輩たちにとったら私は後輩ですけど…私だって放課後ティータイムの一員なんですから!」
唯「ありがとう、あずにゃん…」
唯先輩は、笑顔で答えた。いつもの無邪気な笑顔じゃなくて、あの時のような悲しそうな笑顔。
それ以上のことは、何も答えてくれなかった。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:19:20.85 ID:wETlpXlU0
梓「じゃあ、先輩はなんでここに?」
唯「あずにゃんとおんなじ理由だよ。」
梓 (え、オナニー?)
唯「ここで一人でボーっとしたくなってさ。ここでね。」
唯「たとえ喧嘩しちゃったとしてもね、わたしは軽音部のみんなが大好きなんだ。」
梓「私も…です…」
唯「ここで…この部室で…お茶を飲んだり…ケーキを食べたり…おしゃべりしながら皆と一緒に笑うのが」
梓「演奏も入れてください。」
唯「ごめんゴメン。うん、皆と一緒に曲を合わせるのもね。」

唯「ねえ…あずにゃん?あずにゃんは誰かを好きになったことある?」
梓「唐突すぎます。」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:20:12.46 ID:wETlpXlU0
梓「そうですねー…えっと…」
誰かを好きになる。それって、一体どういうことなんだろう。
梓「あるかもしれないですけど・・・・えっと、自分にはよくわからないんです。」
唯「どういうこと?」
梓「それが、『好き』ってことかどうか…がです。気になる人はいるんです…」
唯「え?だれ?」
梓「え…あの…」
唯先輩、あなたです…だなんて言えない。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:23:05.72 ID:wETlpXlU0
唯「あ、言いたくないなら無理して言わなくてもいいよ。」
梓「…私はその人のことが好きなんです。でも、その『好き』っていうのは恋愛感情じゃなくて…」
唯「ともだちとして、ってこと?」
梓「あ、はい…」
正確には先輩…なんだけれど、唯先輩はどちらかというとほっとけない友達って感じがする
母性本能をくすぐる、とても可愛らしい人。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:24:41.28 ID:wETlpXlU0
梓「でも、最近になってその人に対して、そうじゃない違う感情が芽生えてしまったんです。言いづらいんですけど…」
梓「性的な…欲求です…」
唯「…あずにゃんは、その人のこと考えると…その…エッチな気分になっちゃうの?」
梓「…はい…」
顔をあげることができなかった。
梓「友人として、その人のことは好きです。でも、その『好き』で、相手に性欲を抱くとか、おかしいじゃないですか!!汚らわしいじゃないですか!!」
梓「だけど、私は自分がその人を愛おしいと思っているかどうかが…分からないんです…その、男女の関係…というか…」
「男女の関係」…そう言ってみたものの、私も唯先輩も女だ。女が女にそんな感情を抱くなんて…

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:26:09.86 ID:wETlpXlU0
ああ、そうか…
梓「私は…」
気付いてしまった…
梓「わたしは…ぐすっ…うぅ…すみません…」
唯「あずにゃん…大丈夫?…ごめん…もういいよ…もういいから。」
「恋愛感情が不在」ではなかった。それはあった。確かにこの小さな胸に存在していた。
梓「すみません…わたし…うぅ…取り乱しちゃって…ぐすん…」
唯先輩は、嗚咽する私を胸に抱きしめようとしたが、結局はそれをためらった。
時間だけが経った。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:33:47.18 ID:wETlpXlU0
唯「あずにゃん…落ち着いた?」
梓「…はい…ごめんなさい」
唯「そっか、よかった。」

唯「あのねえ…あずにゃん。私、思うんだ。」
唯先輩は窓の外を見ながらいった。気がつけば夕暮れ、斜陽が先輩を照らす。
唯「あずにゃんは、きっとその人のことが好きなんだよ。友達として、じゃなくて。」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:42:33.72 ID:wETlpXlU0
梓「…」
唯「ただ、自分でもうまく距離がつかめてないっていうかさー」
梓「…」
唯「でも、あずにゃんなら大丈夫だよ、こんなかわいいんだし!」
梓「別に私は…それに…」
唯「またまた~」
梓「絶対、私とその人は…結ばれないと思います。」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:46:58.34 ID:wETlpXlU0
そう、結ばれるはずがないのだ…
私は女。このひとも女。
女を愛すのは男、男を愛すのは女。それは、決まり切ったこと…
その断りに逆らう愛なんて、望んじゃいけない。

唯「あずにゃん、なんで決めつけるの?絶対だなんて…」

望んだとしても、拒絶される。
あの時の、唯先輩の顔が思い浮かぶ。
私は、この人に拒絶されるのが怖い。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:51:41.48 ID:wETlpXlU0
梓「絶対は、絶対です」

だから、私は唯先輩の恋心を無意識的になかったことにしたかったんだと思う…
それさえなければ、ずっとこの人の後輩のままでいられるから
だけれども、性欲だけは…隠せなかった。この、動物的な本能だけは。

唯「…あずにゃん…辛いんだね…」
梓「…ごめんなさい、私も…心配かけてしまって…」

唯「…ねえ、あずにゃん…私でよかったらだけど…慰めてあげる。」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:53:01.05 ID:wETlpXlU0
>>54
理…スマンカッタ

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 14:58:02.11 ID:wETlpXlU0
梓「えっ…!?」
信じられない言葉が唯先輩の口から発せられた。その意味を理解するのに少し時間がかかった。

唯「その、あずにゃんが…性欲を抑えきれずに苦しんなら、わたしが…」
梓「そんな…先輩何考えているんですか!!女の子同士ですし…」
唯「女の子同士だからいいじゃん!あとで、冗談にできるよ」
梓「でも…」
唯「いやだったら…いいんだよ…」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:03:59.39 ID:wETlpXlU0
梓「その…唯先輩…おねがいします…」
唯「…わかった」

梓「誰も来ませんよね…?」
唯「そんなこと心配しなくていいよ、あずにゃん」
梓「え、でも見つかったら」
唯「私がなんとかするから。あずにゃんは気持ち良くなることだけ考えて」
梓「はい…」
唯「じゃあ、脱がすよ…」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:08:39.56 ID:wETlpXlU0
梓「おねがいします…」
唯「あ、糸引いてる…」
梓「やだ…そんな、もう…言わないでください…」
唯「あずにゃん…する前からこんなに濡れてるなんて…エッチだね」
梓「唯先輩!」
唯「ごめん…でも、あずにゃんがエッチでも、誰もあずにゃんのこと嫌いにならないよ」
梓「ゆ…唯先輩…」
唯「かわいい、あずにゃん…指…挿入するよ…」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:15:48.52 ID:wETlpXlU0
梓「はい…あっ…あうぅ…」
唯「あずにゃん、声も可愛い…」
梓「唯先輩、ごめんなさい…こんなこと…」
唯「いいよ、気にしなくて。可愛い後輩の面倒見れてうれしいよ。」
梓「せん…ぱい…あっ…」
唯「あずにゃん…キス…はやめとくか。ファーストキッスだったら困るし」
梓「えっ?」
唯「ファーストキッスは、その…好きな人にとっておきたいよね…?」
梓「してください…唯先輩、キスもしてください…」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:20:40.30 ID:wETlpXlU0
唯「いい?ほんとに…あずにゃん…?」
梓「来ないなら…私からしますよ…」
唯「え…あ…あずにゃん…?」
梓&唯「チュパチュパ…ん…あん…あ…」
梓「唯先輩、クリームの味がしました…あとバナナ」
唯「あ、購買でまるごとバナナ買ったんだよね~」
梓「どおりで…ん…チュパ…あん…」
唯「(あずにゃんの舌…ざらついて気持ちいいな…)」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:25:35.30 ID:wETlpXlU0
梓「チュパ…ん…あはっ…唯先輩…」
唯「あずにゃん…あ…あん…」
梓「ハァ…ハァ…もうこんな時間ですか…」
唯「あずにゃん、そろそろ帰ろ…」
梓「…」
唯「まだ、なにかしたいことある?」
梓「…唯先輩の…おっぱい…唯先輩のおっぱいを、触りたいです!揉みたいです!」
唯「あず・・・にゃん…?」
梓「最後に…おねがいします…」
唯「分かったよ。今ブラはずすね。」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:30:54.04 ID:wETlpXlU0
梓「唯先輩のおっぱい…きれい…すごく…」
唯「そんな大げさな…おっきくないし…あずにゃんの洗濯板よりはいいけど」
梓「先輩!もう!…触りますよ」
唯「いいよ…」
梓「いきます…柔らかい…」
唯「んっ!!…あ…あずにゃん、いきなり強く握りすぎだよ!」
梓「ご…ごめんなさい…つい力が…」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:34:25.53 ID:wETlpXlU0
唯「もっと…やさしくしてね…」
梓「はい…」
唯「ん…はぁ…あん…」
唯「あずにゃん、いいよ…」
梓「先輩…顔を埋めていいですか?」
唯「…埋めるほどないけど…」
梓「いいですか…?」
唯「…うん、あずにゃんの頼みだもん」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:40:08.27 ID:wETlpXlU0
梓「あっ…」
梓「(もう…すごく幸せ…だよお…)」
唯「あずにゃん…そこ…ん…くすぐったいよ…」
梓「(離したくない…唯先輩と、ずっとこのままでいたいよお…)」
唯「ん…あん…あっ…あっ…」

唯「さすがにもう暗いね」
梓「そうですね…もう帰りましょう」
唯「うん」
梓「先輩、こんなことさせてしまって…本当にすみませんでした。」
唯「いいよ…あずにゃん…だいすきだから…」
梓「え?」
唯「…あ、うん。先輩としてね。じゃあね!」
梓「唯…先輩…私は…」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:45:07.53 ID:wETlpXlU0
―――その後、唯先輩は学校に来なくなった。
憂に聞いた話では、その頃唯先輩は中学校の同級生の男の子に告白されていたらしい。
色々迷った末に彼の想いを受け入れることにしたものの、先輩に待っていたのは彼からの暴力だった。
殴られ、いたぶられ、犯され、ついに唯先輩は彼の仔を身ごもってしまった。
「これは報い」と唯先輩は言っていたという。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:48:11.77 ID:wETlpXlU0
認知はしてくれたものの、彼が父親になれるわけがない。
周囲は堕胎をすすめたものの、唯先輩は「産む!」といって聞かなかった。



唯先輩のおっぱいは、二度と私のものになることはなかった。



終わり

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:53:27.66 ID:wETlpXlU0
ごめん
読みにくかった云々はすごい反省してるけど

もともとこういう終わり方にするともりだった
投げてはいない

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 15:58:50.30 ID:wETlpXlU0 [44/45]
ただ、エロ漫画の鬱な終わり方が好きなもんで、あんな感じにしてみたいと思った。
純粋に、唯梓のラブラブハッピーエンドなエロを期待した人ごめんなさい

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