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唯「酷い……どうしてこんなことするの?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 16:53:24.80 ID:rwVdue090 [1/70]
ちなみにこれは、以前俺が投稿した『遅すぎる回想』
(唯梓ss)の前日譚にあたる話だ。

         『唯の償い』

           一、

「いや、いや……もう嫌なの…やめて……あずにゃん…」

「落ち着いてお姉ちゃん! 私だよ。妹の憂だよ!」

ここは唯の部屋。
憂は泣くじゃくる姉を優しく抱きしめていた。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 16:59:22.06 ID:rwVdue090
唯はうつろな目をしながら、同じ事を呪文のように呟いており、
妹の声が届いている様子はない。

「いや……いや……怖い……あずにゃん……いやあ」

「お姉ちゃん。よっぽど酷い目にあわされたんだね。
 いいんだよ。今は私の胸の中で気がすむまで泣いて」

「うう……う…うう……」

唯は憂に体を預け、子供のように泣き続けた。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:05:13.38 ID:rwVdue090
酷く狼狽している姉の姿。
憂は悲しみで心がさけてしまいそうだった。

そんな唯の頭をやさしく撫でながら、憂はある人物に目を向けた。


「ううううううう!! フゴゴ! うううううううう!」

そこにいたのは、両手両足を縄で拘束され、唯のベッドの上で
転がされている梓だった。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:11:17.31 ID:rwVdue090
その姿はまるで折に繋がれた猛獣を連想させる。

喋れないように口に布を巻いてあるが、血走った獣のような目で
何かを訴えようとしている。

「うううううううううううううう!!」

「さっきからうるさいよ、梓ちゃん。お姉ちゃんが怖がってる」

拘束されて尚、抵抗の余地を見せる梓を憂が非難する。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:16:10.58 ID:rwVdue090
「フゴゴ!! フゴゴゴ!」

梓はベッドの上で狂ったように体を暴れさせ、
憂を呪いのこもった目で睨みつけていた。

「…わかった。口の布を解いてあげればいいんでしょ。
 言いたいことがあるなら早く言ってよ」

梓の異常な目つきにぞっとした憂。
少し手つきが震えるのを見せないようにしながら
梓の後頭部に手を回し、布の結び目をほどいてやった。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:21:05.63 ID:rwVdue090
ようやく自由に話せるようになった梓が
最初にとった行動は、獣のような叫び声を上げることだった。


「唯いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

「私はぜぇったいに諦めない!!  絶対におまえを
 後悔させてやるからなあああああああああああ!!」


それは凄まじい怒号だった。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:27:15.26 ID:rwVdue090
その小さな体のどこにそれほどのエネルギーがあるのか。

恐怖のあまり、唯が泣くのを通り越して半狂乱になりそうなのを、
憂がなんとかなだめていた。

「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
 憂いい! おまえも私の楽しみの邪魔をしやがってぇええ!
 八つ裂きにしてやるからなあああああああ!!」

梓は一通り叫び終えた後、荒い息で呼吸を整えながらよだれをたらしていた。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:33:03.73 ID:rwVdue090
狂気にそまったその顔は、人間というより凶暴な肉食動物のようだった。

「……」

それからしばらくすると
叫び疲れたのか、梓は静かになった。

それを確認し、憂は努めて冷静に梓に話しかけた。

「ようやく落ち着いたの? バカみたいに叫ぶのはやめた?
 じゃあ話してよ。梓ちゃんがお姉ちゃんに何をしたのか」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:38:14.55 ID:rwVdue090
「……」

「黙ってないで言いなさいよ。本当は私だってすごく
 怒ってるんだよ? 梓ちゃんを絞め殺したいくらいにね」

黙して語ろうとしない梓に、憂は苛立ち、
その顔に怪しい影が掛かり始めた。

その時である。

「いひひひひひひ!! きひひひひひひひひひっひひいっひ!
 はーはははははっははははははははははっはははは!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:44:07.08 ID:rwVdue090
「!?」

なんと梓は狂ったように笑い始めた。
心の底から可笑しくてたまらないといった様子だ。

「ひひひひ、私ね、あんたの姉さんを…………犯したの」

梓は、腹の底から出したような低い声で呟いた。

「え…!?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:51:42.46 ID:rwVdue090
「知ってるぅ? すんごく可愛いんだよ、唯の感じてる時の顔。
 もうやめてって、懇願する顔。見せてやりたいくらい。
 普段は抜けてるくせにイきそうな時だけあんなにいやらし顔して…」

梓の喜悦に満ちた黒い瞳が憂を捕らえる。
まるでブラックホールのように底のない深い色。

憂の目は、梓の瞳に釘付けになっていた。

「最初はほんの出来心だったんだけどね。すぐに
 やめられなくなっちゃた
 何度も何度もイかせてあげたんだよ?
 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も」

「…!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 17:56:07.74 ID:rwVdue090
驚嘆する憂に構わず、狂った梓は独白を続けた。

「私が唯で遊ぼうとするたびにあいつは抵抗した。
 私を化け物を見るような目で見たのよ? 
 あなた、あずにゃんじゃないって言われた」

「殺してやろうかと思ったけど、やめたわ。
 唯をわたしのおもちゃにすることにしたの」

「聞かせてあげようか? その時の話を?」


    梓は目を閉じて回想した。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:01:25.77 ID:rwVdue090
          二、


「いい加減にしてくださいよ、唯先輩」

放課後の教室で、梓が唯の胸倉を掴んでいた。

窓から夕日が差し込んでいる。
他の生徒は皆帰ってしまったのだろうか。
教室にいるのは唯と梓のみだった。

唯は今にも泣き出しそうな顔でやっと声を出した。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:06:29.80 ID:rwVdue090
「もう……やめてよ、あずにゃん。どうして
 私にこんなことするの……?」

「……口答えする気ですか?」

梓の声に怒気がこもる。

右手をスッと上げて、勢いよく振り下ろした。


「ひ…!」


唯の脅えた声の後、平手打ち特有の乾いた音が響いた。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:11:50.23 ID:rwVdue090
唯は真っ赤に染まった頬を押さえることもせずに、
耐え切れず泣き出してしまった。


「い……いたい……やめてよ。あずにゃんは……こんな…
 ことする子じゃないと……思ってたのに…!」

「そのめそめそ泣くのをやめろって言ってるんですよ…!!」

言葉にさらに怒気をこめた梓は、唯をビンタした。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:17:12.81 ID:rwVdue090
痛さと怖さで唯はますます泣き出してしまったが、
梓は唯の髪の毛を引っ張って黙らせることにした。

「い、いたたたた! いたい! お願い、離してぇ!!」

「じゃあ泣かないって約束しますか?」

「は、はい! します! 約束します」

唯は涙を堪えながら、やっとの思いでそう言った。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:25:04.55 ID:rwVdue090
梓は満足そうに微笑むと、手を離して愚痴をこぼし始めた。

「どうして私があんたにこんな事をするのかって?
 理由は簡単。あんたのことは、前からむかついてたんだよ」

「……え?」

「けいおん部に入部したその日からね。練習をサボって
 お茶ばかりしているあんたら先輩達が憎かった…!」

梓は怨念を込めた表情でそう言いながら、唯の足を
踏みつけ始めた。唯の上履きがきしむ様な音を立てる。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:29:14.20 ID:rwVdue090
梓がさらにぐりぐりと踏みつけると、唯は我慢できずに
声を上げてしまう。

「あああぁぁぁ! ご…ごめんなさい! 謝りますから!! 
 足を……どけてぇ!」

叫ぶ唯の眼前に、どす黒い顔をした梓の顔があった。

唯は泣きながら懇願したが、梓はサドスィックな目で
にやけている。その心の中に鬼を宿しているようだ。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:34:09.45 ID:rwVdue090
なぜ、中野梓は変貌してしまったのか。


原因はけいおん部にあった。


新一年生のとき、新歓ライブの演奏に感激した彼女は
入部を決意した。

期待と緊張が混じったような気分で音楽室の
扉を開いて最初に目にしたのは、憧れの先輩達の姿。

今思うと、すぐに練習に参加させてもらえると思っていた
自分が哀れだった。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:39:14.79 ID:rwVdue090
先輩達は部活の時間のほとんどをティータイムに費やしていた。
舞台ではあんなすごい演奏をする人達だからきっとすごく
真面目に練習しているのだろうと思っていたために、酷く幻滅した。


それだけではない。


入部してそうそう、平沢唯にネコ耳カチューシャを
押し付けられたのだ。なぜ部室にこんなものがあるのか
不明であったが、これを頭に乗せるよう強要された。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:45:15.48 ID:rwVdue090
さらに皆の前でネコの物まねまでさせられた上、
「あずにゃん」という不名誉なあだ名まで頂戴する結果になった。

あの人たちは、どこまでふざければ気がすむのだろうか。



ここは私の居場所じゃない。


梓がそう思ったのは、入部して一週間後のことだった。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:50:37.97 ID:rwVdue090
だが、真面目な澪を中心としたメンバー達の必死の
説得によって最終的には部活動を続けるようになった。

そして表面上は彼女らと仲良くしている振りをしながら、
無限に提供される高級菓子と外国製の紅茶を味わう
日々が続いた。

ただでおいしいお菓子が食べられる喫茶店と思えば
悪くはないと思った。練習は家でもできるし、
学内のイベント毎のライブでは実力を発揮できる。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 18:56:08.12 ID:rwVdue090
なぜかライブの時だけは光り輝くような演奏を見せる
けいおん部は、学内でも一躍有名な存在になった。
澪にはファンクラブまであるほどだ。

当然、梓がニ学年に進級するときには、誠実で真面目な
進入部員が入ってくるだろう。それに先輩達が卒業すれば
自分は部長だ。いずれは真面目なけいおん部を結成してみせる。
そう信じて一年を耐えてきた。



だが、進入部員が音楽室の扉を叩くことはなかった。


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:01:27.98 ID:rwVdue090
心の中で悲鳴をあげていた梓に、慰めの気持ちとして先輩達から
提供されたのは、水槽に入った亀だった。


唯によれば、これが進入部員の変わりだという。



梓は、この女を絞め殺してやろうかと思った。


そして梓の不満が爆発し、唯をいじめるように
なったのである。一番自分にお節介を焼いてきた
先輩だ。容赦するつもりはなかった。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:06:10.53 ID:rwVdue090
「あずにゃんがそんなに怒ってたなんて知らなかった
 んです。謝りますから……許してください…」

梓に痛めつけられながらも、唯は謝罪し続けてた。

彼女にとってスキンシップのつもりだった行為は、
梓を傷つけていた。それにもう少し早く気が付けば
どんなによかったことだろう。

「ふん、今更謝られても私の腹の虫は収まらないよ。
 ……ところであんた、前から思ってたけど可愛いよね。
 グズで泣き虫だけど、あんたの顔は嫌いじゃない」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:11:13.15 ID:rwVdue090
唯の顔をまじまじと見つめながらそう言った。
梓は唯の髪の毛をむしるように掴み、そのまま
どこかへ連れて行こうとした。

「いたたた、……ど、どこへ行くのですか?」

掴まれた髪を必死に手で押さえながら、唯は
梓の機嫌を損ねないように注意しながら質問した。

「トイレよ。ちょっと二人だけでしたいことがあるの」

無愛想にそう答えた梓。

唯をずるずる引きずりながら教室を出て行った。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:14:12.74 ID:rwVdue090
夕飯を食べてくる。
戻るまで保守ヨロ。


それと、支援してくれる人達、ありがとな。

今回は梓が狂気に染まる過程を描いた
エロが中心の話だ。

みんなもズボンを脱ぐなり、全裸になるなりして
読みやすい姿勢で楽しんでくれ。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:52:20.52 ID:rwVdue090
          三、

「上着を脱ぎなさい。ブラまで全部ね」

トイレの個室に鍵を閉めた後、梓が命令した。


「……で、でも」

唯はたじたじしながら、拒否の意を示そうとするが、

「早くなさい」

梓の冷たい視線に耐えられなくなり、とうとう自分で
服を脱ぐことになった。上着を脱いだ後にYシャツの
ボタンを一つ一つ外していく。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 19:58:43.62 ID:rwVdue090
ブラジャーが見えていると、梓は興奮した面持ちで
じっと見ていた。その指すような視線に羞恥しながら、
ついに上半身はブラジャーだけになった。

唯がブラを外すのを躊躇っていると、

「何やってるの? 早くしなさい」

梓から催促の声。

これ以上悩んでいたら梓が怒り出すのは時間の問題だ。

唯は赤面しながらもやっとの思いでブラを外した。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:04:46.76 ID:rwVdue090
唯は赤面しながらもやっとの思いでブラを外した。

「へえ。いい形の胸ね。とってもおいそうよ。
 澪先輩みたいに大きすぎるのもいいけど、
 こっちも悪くないわね」

唯の胸を品定めするように眺めていた梓が
突然乳首に吸い付いた。


「ひゃ!」

唯の短い悲鳴。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:09:22.47 ID:rwVdue090
梓はかまわず乳首を吸い上げていく。

唾液の粘つくような音がトイレに響いた。


「ぁ……ん……」

唯は顔を上に向けながら、声を出さないように
耐えていた。その反応に満足しながら、
梓は唯のスカートの背後に手を回した。

「ひ…!」

急にお尻をつかまれた唯はびっくりして声を上げた。
スカートの上から鷲掴みするように触られたのだ。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:14:31.06 ID:rwVdue090
「唯のお尻、やわらかい」

スカートの上からでもお尻のやらわかさが伝わってきた。
梓が手で握ったり離したりすると、唯は顔を
真っ赤にしつつも声を出さないように我慢していた。


その顔がたまらなく可愛いので、梓が感想をもらした。


「本当に可愛いわね、あんたの恥ずかしがってる顔。
 同性の私から見ても可愛いと思う。頭がクラクラしてきそう」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:20:03.53 ID:rwVdue090
梓は、唯の内面は好きになれなくても、外見は好みだった。

別に梓がレズビアンというわけではないのだが、
なぜか唯の顔は彼女の好みのタイプだった。

人を酔わせるような甘たるい声も可愛いと思っていた。
彼女があずにゃん分が足りないと言って
抱きしめてくるのも、実はそれほど嫌ではない。


その唯の痴態は、梓にとって極上のエサとなっていた。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:26:03.79 ID:rwVdue090
たっぷりと唯のお尻の感触を楽しんでいると、

「唯。スカートをめくってパンツを見せて」

非常な顔で梓が言った。

「で、でも……恥ずかしいよ……」

唯がもじもじしながら嫌がった。
その姿は十分に可愛いらしいのだが、
梓が慈悲の心を示すはずはない。

「早くしなさい」

「……はい」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:31:09.26 ID:rwVdue090
逆らうと、また殴られると思ったのだろう。
唯はすぐに従った。後輩からの見えない暴力
に屈しているのだ。

「へぇ……高3にしては意外と可愛いパンツを
 履いているのね。子供みたい」

「…!」

唯はスカートの裾を両手で持ち上げていた。
正面から梓にまじまじと見られる苦痛。
唯は羞恥で心が破けてしまいそうだった。

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:37:12.65 ID:rwVdue090
梓は唯のピンク色のパンツを指でつんつんと
突っつくと、唯は感じたのかブルッと震えていた。

その後も唯は足元をぐらつかせるように定期的に
震えだしたので、どうしたのかと梓が聞いてみると、

「あ、ずにゃん……私、おしっこ我慢してたの」

「あっそ。じゃあ、すればいいじゃない」

「で、でも、あずにゃんがいるから……」

ここはトイレの個室だが、梓がいるから恥ずかしくて
できないと唯は言ってるのだ。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:42:41.85 ID:rwVdue090
生意気な先輩にお仕置きするためには
どうすればいいかと梓は考え、ある考えが閃いた。

「一緒に外に出るわよ」

梓は唯の手を引っ張って個室の扉を開けた。
何をするのかと脅えながら唯が梓を見ていると、
突然足技をかけられ、その場に倒れてしまう。

「い、痛ぁぁい…」

トイレ内の通路で唯は尻餅をついた。
なぜ、梓がここで自分を転ばせたのかと唯が
考えていると、いきなり両足を押さえられた。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:48:15.72 ID:rwVdue090
「え?」

と唯が言う間に、梓に両足首を持ち上げるように
掴まれた。梓はその態勢のまま、片足を
唯のスカートの中に差し入れた。

ちょうど梓の足が、唯の股間をスカートごしに
刺激する形になる。梓は足を押し付けるようにして
揺らし、定期的に振動を与え始めた。
いわゆる電気アンマである。


「ちょ……ああ!……やめ……やめてぇ……!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:54:10.12 ID:rwVdue090
唯は振動を喰らいながらも両手を伸ばして
逃れようとするが、梓に両足を掴まれているため
逃げられない。


「あ……ン……ちょっと……お願い……やめ……!」

唯は何とかスカートの中に入っている梓の足を掴むが、
体が痺れてしまって力がはいらない。

梓の思うがままに振動を与えられ続けているのだ。
パンツごしに梓の上履きが食い込むような感触がする。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:59:39.92 ID:rwVdue090
だが、それよりも深刻なのは、

「やめ…て……あずにゃん……漏れちゃうよ……!」

今にも漏らしてしまいそうだった。梓が与えている振動は、
嫌がおうにも尿意を促進させた。
唯は何とかこの感触から逃れようと、頭をのけぞらせた。


「唯。出しちゃっていいのよ? 私が見ててあげるから」

そのセリフがますます唯の羞恥心を刺激する。

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:05:23.34 ID:rwVdue090
「本当に……漏れちゃい…そう…なの……おしっこ、出ちゃうよぉ…!」

唯が涙目で梓の顔を見上げるが、梓はいやらしく
笑っているだけだった。決して足の運動を休めることない。

それからしばらくすると、唯は言葉を発しない代わりに、
荒っぽい息を吐き始めた。

「ハァ…はぁ……ん……はぁ……ああん!」

「ほらほら。どうしたの唯? おしっこしたいんでしょ?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:11:13.96 ID:rwVdue090
「んん!……あ!……あ……いじ……わるぅ……!」

もう限界のようだった。

梓が踏みつける足にさらに力を込めると、
唯のスカートに染みが出始めた。

やがて染みはスカート全体に広がり、
唯の周りに水溜りができた。


「ふふふ。とうとう漏らしちゃったんだね唯は……」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:16:13.19 ID:rwVdue090
梓はうれしくてたまらないといった表情。
対する唯は、もう殺してほしいと言わんばかりの
絶望の表情だった。

「あははははははっはあはははは!
 唯、その顔、最高に可愛い! 食べちゃいたいくらいよ!?
 私、あんたのことが好きになっちゃたみたい!! 
 こんなに胸が高まるのは初めて!」

梓は遠慮なく笑い始めた。
唯の痴態が見られたのがよほどうれしいようだ。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:22:04.21 ID:rwVdue090
そのドス黒い感情は、けいおん部が生み出した悪魔だった。

「酷い……本当に酷いよ……私、あずにゃんのこと、
 大好きだったのにぃ…」

唯はびしょびしょに濡れた下半身を見ながら泣き続けた。
可愛がっていた後輩に、まさかこんなことをされる
日が来るとは夢にも思っていなかった。

どうして、どうしてこんな事になってしまったのかと
思っていると、

「うん。本当にこの子はひどいね。殺してやりたいくらいだよ」

梓の後ろに人の影があった。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:28:10.05 ID:rwVdue090
「!?」

驚嘆した梓が後を向くと、首に強い衝撃を受けた。

「な……に……?」

一瞬で頭の中が真っ暗になり、そのまま派手に
倒れてしまう。

「ここにいたんだね、お姉ちゃん。助けに来たよ」

憂の姿がそこにあった。
右手は手刀の形をしている。
恐らくそれで梓を落したのだろう。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:33:15.90 ID:rwVdue090
途中で悪いが、風呂に入ってくる。

戻るまで保守ヨロ。


物語はこれからヒートアップするからね


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:57:48.38 ID:rwVdue090
「う……うい…!?」

唯はまるで女神を見るような眼差しだった。

憂は姉ににっこりと微笑んだ後、すぐに険しい顔を
すると、梓の首根っこをつかみながら、まるで物のように
引きずり始めた。

「梓ちゃん。あなたは家で痛い目に会わせて上げるからね。
 今だけはやすらかに眠ってなさい」

その顔はハンターのそれだった。


そして物語は冒頭のシーンへ戻る。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:03:10.18 ID:rwVdue090
          四、

場所は再び唯の部屋。

憂は顔を覆いながら一部始終を聞いていた。

「……どうしてそんなことをしたの? 梓ちゃん」

「どうしてって楽しいからにきまってるじゃん。
 最高だったよ、ボロボロになっていく唯を見るのは。
 あの甘ったるい声で泣き叫ぶのは本当にたまらなかったよ。
 可愛い後輩に暴力を振るわれるのはどんな気分だったろうねえ!!」

彷彿とした顔で当時の状況を振り返る梓。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:08:05.49 ID:rwVdue090
その圧倒的な狂人ぶりに、憂はただ圧倒されていた。
この目の前にいる中野梓は偽者であり、別人であると信じたいほどだ

しかし憂とていつまでも大人しくしているわけではない。


「黙れ」

その言葉が場の空気を一変させた。

「へ?」

梓が呆けたように感嘆詞を呟いた。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:14:04.51 ID:rwVdue090
今の地の底から搾り出したような低い声は
憂が発したのだろうか。

「梓ちゃん。その辺にしようか…」

「っぐ……!!」

憂は梓の首を絞め始めた。

腕に力を込めて両手で握り締める。


「苦しいでしょ? 顔がどんどん青ざめていくよ?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:19:02.62 ID:rwVdue090
「……ち……くしょ……う…」

呼吸ができない苦しさに耐えながらも、
梓は憎悪の瞳で声を絞り出していた。

それから数秒たっても憂の力が休まることはなかった。
ぎりぎりと音を縦ながら細い首が締め上げられる。

梓は狂ったように全身を暴れさせようにも、両手が
縛られているため、できるのは悪態をつくことだけだった。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:24:28.48 ID:rwVdue090
このまま私は殺されるのだろうか。

だが、梓は不思議と恐怖を感じてなかった
心の中で燃え上がるのは、目の前の女に対する殺意だけ。

「……かな……らず……ころし…て…やる!!」

「たいしたものだね。まだそんな口が聞けるんだ?」

そう言いながら憂は手を離した。

ようやく自由に息を吸えるようになった梓は、
激しく咳き込みながら、酸素を吸っていた。

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:30:07.46 ID:rwVdue090
首には憂の手の後がくっきりと残っている。

しばらくして落ち着いた梓が顔を上げ、
殺す勢いで憂の顔を睨みつけてやろうと思った。

しかし、憂の顔を見てすぐに仰天した。

憂は生気のない死人のような目をしていた。

まるで人間の血が流れていない、物体のような無機質な目の色。
魔界の色をしていた。

見ただけで寒気がする。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:36:02.06 ID:rwVdue090
梓は背中に冷や汗が流れ始め、脅えた声を発しそうに
なるのを何とか堪えていた。


「ちょっと『用憂』してくるから、ここで待っててね」


憂が静かにささやいた。


「……!」 (何を用意するつもり!?)

梓はそれを口に出そうと思ったが、なぜか言葉が
出てこない。萎縮してしまったのだろうか。

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:41:11.89 ID:rwVdue090
梓がそうしていると、憂は部屋を出て行ってしまった。
何か道具でも取りに行ったのだろうか?
とにかく考えも分からない。

今この部屋にいるのは梓と唯のみ。


「唯! 今すぐ私の縄を解きなさい!!」

憂がいない今がチャンスなのだ
梓は鬼気迫る顔で唯に命令した。

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:46:05.21 ID:rwVdue090
「いや……いやだよ……あなたなんて、
 憂に殺されちゃえばいいんだよ…」

唯は涙目で睨みながらそう答えた。
助ける気は微塵もないようだ。
梓が今までしてきたことを考えれば当然だ。

だが、引くわけにはいかない。

今の梓は藁にでもすがりたい気分なのだ

「ねえ? 唯。今までのことは謝るから!
 すぐに縄を外してよ! ねえ私の話を聞いて」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:52:12.10 ID:rwVdue090
「やだ……絶対に……嫌だもん……」

唯の意思は変わらないようだ。

「……ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
 おまえらクソ姉妹、二人とも殺してやるうううううう!!」

逆上した梓が獣のように吼えるが、状況は変わらない。
しばらく体をジタバタと動かしていたが、
ついに女神が戻ってきた。

「用意ができたよ。一緒に行こうか? 梓ちゃん」

唯にとっての女神。梓にとっての死神。
憂が梓を見下ろした。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 22:57:21.54 ID:rwVdue090
邪悪なオーラを撒き散らしながら梓の首根っこを
掴み、部屋の外へ引きずっていく。


連れて行かれたのは、洗面所だった。
流し台の底に栓がしてあり、中は水で一杯になっている。

「ははは……! 憂、あんた、まさか……」

「そのまさかだよ」

「…!!」

次の瞬間、梓の視界全体が水で覆われた。

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:02:08.21 ID:rwVdue090
憂に首根っこを掴まれながら、
顔を流し台に入れられたのだ。

梓は抵抗しようにも両手を縛られている。
水の中で力もうとすると、口から酸素が
泡となって逃げていくのだった。

憂は15秒ほどそのままの状態を維持し、
梓の顔を持ち上げた。

「…っぶふぁ! ああああ! はぁ……はぁ!」
梓は狂ったように酸素を求めた。

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:08:16.11 ID:rwVdue090
心臓は暴走したモーターのように鼓動を早めている。
梓がぼやけた視界の中で絶望の気分を味わっていると、

「今度は30秒くらいがんばってみようか?」

再び水中の世界へ招待された。

梓は狂ったように暴れるが、首根っこをすごい
力で抑えられている。

抵抗することをあきらめてじっと30秒がすぎるのを
待つことにしたが……

長い。

憂は30秒と言ったが、あまりにも長く感じた。

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:14:16.97 ID:rwVdue090
酸素が……新鮮な空気が恋しい。

(憂のクソたっれめ!! 本気で私を殺すつもりか!?)

心の中で梓が怒りに燃えていた。

こんな目に会うくらいなら、初めからけいおん部に
入らなければよかった。

特に平沢唯。

こいつはバカで泣き虫だからいじめるのは
容易いと思っていた。
それに間違いはないことは自身で証明した。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:19:52.10 ID:rwVdue090
だが奴の妹が誤算だった。

重度のシスコン女なのは知っていたが、
ここまで狂っているとは……。

(クソ……このまま私は殺されるのを待つだけなのか!?)
梓は水の中で我慢しながら、もう一分くらいは過ぎたのでは
ないかと思っていた。

その時……

「憂ぃ……もうやめてあげて。梓ちゃんが死んじゃうよ?」
それは唯の声だった。
洗面所の扉の前で、心配そうにこちらの様子を伺っている。
いつからそこに居たのであろうか。

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:24:19.34 ID:rwVdue090
「……ふん。わかったよ」

憂がつまらなそうな顔をしながら、梓の首から手を離す。
梓は永遠に続くと思われた水地獄から開放されのだ。

「はぁ! はぁ……はぁ! はああ!! ゲホッ…ゲホッ!」

梓が口を大きく開けて呼吸していたが、すぐにその場に倒れた。

憂は愛しい姉の元に歩み寄り、何事か話しかけていたが、
梓にはそれどころではない。

(あのクソ女め……! 必ず…必ず復讐してやる!!
 何かないのか!? 何か方法は!?)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:30:10.79 ID:rwVdue090
洗面所の床の上で寝転んでいる梓は、キョロキョロと
回りを見渡す。

そして、あるものが落ちているのを発見した。

(あれは……剃刀か? これは使えるかも!!)

平沢家の世帯主が使っているものだろうか。
いずれにせよ、これで縄を切れるかもしれない。
そう判断した梓は、体を回転させてそれを手で握り締めた。

手は後ろ手に拘束されているが、物を掴むだけならできる。
起用に手首を回しながら、縄の最も緩んでいそうな部分に剃刀の刃を当てる。

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:36:18.29 ID:rwVdue090
刃を滑らしていくと、縄が少しずつではあるが、千切れて
いく感触が伝わってきた。あとは時間経過と共に縄が切れるだろう。

だが、

(憂にばれてないだろうか!?)

一番の問題は憂だった。

彼女に気づかれれば、一瞬で抹殺されてしまうに違いない。
幸い、その憂は洗面所の入り口付近で唯をやさしく抱きしめ
ながら何事か話している。こちらに気が付いていないようだ。

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:42:26.13 ID:rwVdue090
それからすぐに梓の縄は解けた。

やっと自由を得た梓は、憂の後ろから飛び掛った。

「……な!?」

憂はうつ伏せに倒れた。

その上に梓がのしかかり、暴れる憂を
何とか押さえながら、あっという間に両手
を縄で縛り上げた。

うつ伏せという反抗しにくい体勢かつ、梓の全体重が
掛かっていたため、憂は満足に抵抗できなかったのだ。

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:48:15.28 ID:rwVdue090
縄はさきほど梓が切ったものだが、まだ充分な
長さがあったので再利用した。

憂は後ろ手に縛られる形となった。
さっきまでの梓の再現である。

「あ、あずにゃん……憂をどうするつもり?」

唯がペタンと女の子座りをしながら涙を流していた。

一瞬のうちに妹が捕らえられてしまったショックで、
死んでしまいそうだった。

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 23:54:06.13 ID:rwVdue090
暴走した妹を止めようとしたつもりが、逆に新しい
悪魔を生み出してしまったのだ。


「ふふふふふふふ。たっぷりとお仕置きしてあげますよ。
 私なりのやり方でね……」

梓が不気味な笑みでそう答えた。


106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:00:18.97 ID:rwVdue090
            五、

ここは憂の部屋。

ベッドの上で梓が憂に絡みついていた。

憂は梓に後ろから抱かれる体勢で責められている。


「ほらほら。憂ちゃん。声を出していいんだよ?」

「………………ん!!」

憂は耐え切れず声を上げた。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:06:10.19 ID:rwVdue090
「ここをこんなに濡らして…。とんだ淫乱さんだね?」

「ハァ………ん……」

梓の手が憂のショーツの中に侵入していた。

いやらしい手つきでまさぐる梓の手が、
憂の愛液で濡れている。

「ほら、大好きな唯お姉ちゃんがあっちで憂のこと見てるよ?
 エッチな姿をお姉ちゃんに見られるのはどんな気分?」

「いわ……ないで……あぁ…」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:11:17.97 ID:sldgdP810 [1/20]
憂は唇を結んで快楽に耐えていた。
後ろ手に縛られているので抵抗は封じられている。

その少し離れた位置で唯が怯えた顔で見ていた。

体中がガクガクと気の毒なくらい震えている。
梓に犯された時のことを思い出したのだろう。
拘束されてないにも関わらず、一歩も動けないでいた。

「あんたは本当にお姉さんにそっくりね。
 まるで唯の奴を犯してる気分になるよ」

梓が憂の首筋にキスをしながらそう言った。

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:16:30.94 ID:sldgdP810 [2/20]
事実、憂は唯に瓜二つだった。

ムードを出すために、事前に憂の髪留めは外してある。
普段はポニーテールのように髪をまとめている彼女だが、
髪を解くと唯とそっくりのショートカットヘアになる。

髪の色もほぼ同じで、毎日憂を見ている梓ですら、
唯と見分けがつかないくらいだ。


「あんたもすごく可愛い。唯と同じくらいに」

「あぁ……お、おかしくなっちゃう……もう
 ……許して……!」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:21:31.06 ID:sldgdP810 [3/20]
憂が首を振りながら懇願した。
つい先程まで梓を殺そうとした勢いが嘘のようだ。

だが、梓の手の動きが止まることはない。
憂には気がすむまでお仕置きをしなければならないのだ。

梓の指が憂の秘所に何度も何度も差し込まれた。

憂にそれを防ぐ手段はない。

普段ギターで慣らしている梓の指が自由自在に動き回った。

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:26:16.25 ID:sldgdP810 [4/20]
やがてクリトリスを発見すると、そこを
軽くつまんでやった。 すると、

「ああぁ……だ、だめぇ……んあああああああ!!」

憂がイったようだ。

梓の手が愛液で一杯になる。

「憂ぃ、またイったのね? コレで何回目? 本当に
 あんたは淫乱ね。このむっつりスケベ」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:32:28.40 ID:sldgdP810 [5/20]
「…」

梓が言葉攻めをするが、憂に聞こえてないようだ。

彼女は首をガックリとうなだれて黙ってしまった。

「ここはお姉ちゃんよりより大きいんだね?
 少し手から はみ出してしまいそうだよ」

梓は両手で憂の胸を鷲掴みしていた。

憂の胸は唯よりも大きい。

前にさわ子先生がふざけて言っていたことは本当だった。
小さな梓の手にあまるほどの大きさが、心地よかった。

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:37:27.87 ID:sldgdP810 [6/20]
しばらく揉みつづける。

両手で円を描くような軌道で胸を揉んでいると、

「……あぁ!」

憂が色っぽい吐息を出した。

ピンク色の乳首はビンビンに立っている。
憂は縄で拘束されているので、梓の
されるがままだった。

それにしても感度がいい娘だな、と梓は思った。
唯と違うのは、梓の責めを表面上は嫌がりながらも、
体はしっかりと反応している所だった。

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:42:46.76 ID:sldgdP810 [7/20]
梓が憂の髪の毛を掻き分け、空いた首筋の部分に
舌をすべらすと、

「……ん……あ!」

憂のいやらしい喘ぎ声が漏れる。

この子はマゾなのだと判断した梓は、大胆にも
憂を四つんばいの姿勢にした。

そして愛液でびしょ濡れになったパンツをずり
降ろし、太もものあたりで固定する。

その間、憂は一切抵抗する余地を見せなかった。

「憂……こんなところ舐められたことある?」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:47:11.49 ID:sldgdP810 [8/20]
梓の唇が、憂のアナルに吸い付いていた。
唇の間からわずかに舌を出して舐めていた。

「ひゃん!……ん……んんん……!」

憂は枕に顔を押し付けながら喘いでいた。
肛門に梓の舌のネチネチした感触がする。

梓にお尻を見られている上に、恥ずかしい所
を責められていることが憂の羞恥を煽った。

「感じてるんだね、憂?」

憂のそこは梓の唾液でテカテカに濡れてしまった。

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:52:14.78 ID:sldgdP810 [9/20]
梓がおもしろがって指をアナルに少しだけ
差し込もうとすると、

「……んあ! ……あ!……いやぁ!」

最高にかわいらしく喘ぐのだった。

憂の秘所も液体が流れ始めて止まらないようだった。

「憂のアソコもエッチな液体でびしょ濡れだね。
 それじゃあ、今度はこっちを試してみようか?」

梓は憂の机の引き出しに入っていたバイブを
取り出した。結構大き目のものだ。

憂はいままでこれを使いながら、寂しい夜を
過ごしていたのだろうか。

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 00:57:06.46 ID:sldgdP810 [10/20]
「さあ、入れるよ」

バイブの先端がすんなりと秘所の割れ目に
差し込まれていく。

置くまで入れると、憂は体をビクンと震わせるのだった。

梓はバイブのピストン運動を開始する。

「はぁ……はぁ……ああ……あああ…!」

「どう? 気持ちいでしょ?」

「ああ……うん……すごく……はぁ……気持ちぃぃ!」

憂はようやく本音を出したようだ。

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:02:13.55 ID:sldgdP810 [11/20]
快楽にもだえながら枕によだれを大量に垂らしている。

恥も外見も関係ない。

彼女の頭にあるのは、さらなる快楽を求めること
だけだった。

「いい子ね、憂。たっぷりとイかせてあげる」

「んはぁああ!……イイ……すごく……イイ!」

梓がバイブの出し入れの運動をさらに速めた。

憂は喜悦の表情で体を震わせてしまうが、梓がしっかりと
押さえている。

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:07:12.51 ID:sldgdP810 [12/20]
それから憂が再び達するまで時間は掛からなかった。

「あああ! ……イっちゃう!! 私、またイっちゃう……!」

「いいんだよ。楽になりなさい、憂」

「…いやぁああああああ!!」

憂は再び絶頂に達した。

そのまま力なくベッドに倒れ、荒い呼吸を元に
戻そうとしている。

梓は憂が落ち着くまで辛抱強く待った後、
憂に寄り添って話しかけた。

「ねえ、憂」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:12:07.45 ID:sldgdP810 [13/20]
憂の至近距離に梓の顔。

お互いに枕に顔を押し付けて、向きあっている。

「……もう私に逆らわないよね?」

梓の吐息が憂にかかった。

「は…はい」

すっかり弱くなった憂がそう返事する。

「それと、あんたのお姉ちゃんは私のものにするから」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:17:02.09 ID:sldgdP810 [14/20]
「え? でもお姉ちゃんは私の……」

私のものとでも言いたいのだろうか。
しかし両者の優劣はすでに決まっている。

「唯をちょうだい。そうすれば今日のことは
 忘れてあげるから」

梓の高圧的な態度がしゃくにさわるが、
逆らえば何をされるかわからない。

真っ青な顔で憂は了承した。

「はい。わかりました……」

「ふふふ。あはははははははっは! 
 あはははははははっははははははははは!」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:21:59.21 ID:sldgdP810 [15/20]
>>126
前レス? 前に投下した作品ならとっくに過去ログにいったぞ。
まとめサイトとかを探せばあるんじゃないか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

梓は笑いが止まらないといった様子だった。

平沢姉妹を陥落させたのが最高に征服欲を
満たしたのだ。

今の梓は天にも昇りそうな気分だろう。


だが、それだけでは話は終わらない。

「それじゃあ、最後にこれを飲んで」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:27:09.09 ID:sldgdP810 [16/20]
梓はスカートのポケットの中からビニールを
取り出した。そして中に入っていた白い薬を
憂の口の中に押し込んで強引に飲ませた。

「!? な……何? これ?」

「さあ、ナンだろうねぇ。すぐにいい気分になれるよ。
 もし足らなくなったら、私がいつでもあげるからね。
 くくく。あはははははははは! ははははははは!」

危険な雰囲気を感じた憂は、なんとか吐き出そう
とするが、もう飲み込んでしまったので手遅れだった。

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:33:05.18 ID:sldgdP810 [17/20]
部屋の隅では一部始終を見ていた唯が失禁していた。

もう発狂する寸前の状態だった。

「ひぃぃ! 神様……助けてください……」

「あらあら、そんなに怯えてどうしたんですか先輩」

梓が泣いている子をあやす様な口調で唯に
近寄った。

唯の頭に触れようとすると、彼女はビクッと緊張したが、
かまわず頭を撫でてやる。

「大丈夫ですよ。唯先輩にはもう悪いことしませんから」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:38:33.64 ID:sldgdP810 [18/20]
「……ほ、本当に?」

笑顔でそう言う梓に唯は安心したのか、
表情が少し明るくなった。

しかし、

「なーんて、言うと思ったの?」

「……!?」

一瞬で絶望に突き落とされた。
梓は楽しそうに唯を見つめて、最後にこう言った。

「あんたも妹と同じ目に会わせてやるからね」

悪夢は、 永遠に終わらない。

     『唯の償い』        THE END

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:42:36.81 ID:sldgdP810 [19/20]
やっと投稿が終わった。

さすがに疲れたよ。

みんな最後まで読んでくれてありがとう。

新作が出来たらまた投下するからね。

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:43:43.71 ID:shf5Btu/0
http://live28.2ch.net/news4vip/kako/1276/12763/1276328390.html

遅すぎる回想ってコレだろ?

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:49:56.52 ID:sldgdP810 [20/20]
>>140

おお、まさにそれが前作のSSだよ。
探してくれてありがとう。

それと、みんな
 前作を自分で貼り付けなくてごめん。

次回もエロ中心で行くから。


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