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一方通行「野球部に入りてェ…」

未完

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/13(日) 23:57:32.80 ID:ZScsXoiWO [1/2]
一方通行「いいよなァ…野球部。たまんねェぜ」

御坂妹「何をジロジロ見ているのですか、一方通行、とミサカは冷めた視線を投げ掛けます」

一方通行「な、なァ、俺も野球部に入れてくンねェか!」

御坂妹「残念ながら、ファーストからキャッチャーまで、私達ミサカで全て埋まっています」

一方通行「いいじゃねェかよ、一つくらい」

御坂妹「お断りです、とミサカは躊躇無く答えを返します」

一方通行「ち、…チクショォォ!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 00:05:01.34 ID:ZScsXoiWO
一方通行「はァァ……」

上条「なんだよお前?さっきから溜め息ばっかり付いて」

一方通行「なァ、上条。俺野球してェンだよ……」

上条「なんだよ藪から棒に?日焼けでもしたいのか」

一方通行「ちげェよ、そンなンじゃねェ。ほら、チーム全員でスクラム組んでファイトとか言ってみたくねェか?」

上条「はぁ…なんだそりゃ?」

一方通行「青春なンだよ、野球部は。友情、努力、勝利全部詰まってンだよ!そンなンも分かンねェのか」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 00:15:05.02 ID:X8SMSrBXO [1/16]
上条「だったら俺に言わないで、直接野球部に行きゃいいだろ」

一方通行「とっくに行っンよ…、だが断られちまったンだよ!あの…妹達にな」

上条「妹達?なんで御坂妹が野球部に居るんだ」

一方通行「ありゃ、野球部なンて生易しいもンじゃねェ…。もはや野球部は妹達の私物と化しちまってンだよ!」

上条「はぁ…?ドリンクバー行くけど、お前も何かオカワリする?」

一方通行「おいィ、聞けよォ人の話!?コーヒーお願いしますゥ!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 00:24:56.53 ID:X8SMSrBXO [2/16]
上条「野球がダメなら、サッカーでいいじゃねぇか。あれも青春だろ?」

一方通行「違ェンだよ…。確かにサッカーも青春だ。俺とテメェの黄金コンビで国立目指すのも良いかもしれねェ」

上条「いや、さり気なく俺を巻き込まないでくれ…」

一方通行「だが、あの軍隊の様に様変わりした野球部を放っておけねェ!高校野球ってェのはそれじゃいけねェンだ!」

上条「どうするつもりなんだよ?」

一方通行「戦争だァ…、アイツら野球部を徹底的に叩き潰してやンだよ!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 00:36:49.24 ID:X8SMSrBXO [3/16]
一方通行「でてきやがれェ、妹達共!テメェらの歪んだ性格を叩き直してやるぜ!」

御坂妹「なんの用でしょうか、とミサカは会話を続ける気持ちが三秒も無い事を態度に示します」

一方通行「いいか、良く聞けよ!テメェらのやってる事は高校野球じゃねェ、そのなンたるかを俺が身を持って教えてや」
ガチャン!

御坂「三秒経過しました、とミサカは再び練習を再開する為グラウンドへと向います」

一方通行「オイコラ!?あンま舐めてっと容赦しねェぞ!上条もなんか言いやがれ」

上条「ん、あぁ…?話位は聞いてくれないか、御坂妹」

ガチャリ

御坂妹「分かりました、どうぜお入り下さい、とミサカは最大限の持て成しをする事をここに宣言します」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 00:59:21.54 ID:X8SMSrBXO [4/16]
御坂妹「粗茶でございます、とミサカは丁寧な動作で茶碗を差し出します」スッ

上条「あぁ、有り難う、御坂妹」

一方通行「オイ、なンで俺のだけ紙コップなンだ?そっちに陶器の奴が余ってンじゃねェか」

御坂妹「そちらは出涸しなので相応の器にしました、とミサカは適所適材っぷりを発揮します」

一方通行「オイ、上条ォどう思うよ!コイツらにはスポーツマンシップの欠片も感じられェだろうが」

御坂妹「どうでしょうか、どこか痒い所はありませんか?と、ミサカは慣れた手付きでトリートメントに移ります」シャカシャカ

上条「あ、…はい、お願いします」

御坂妹「それでは私は足ツボのマッサージを開始します、とミサカは地面に膝を降ろします」

御坂妹「それでは私は、マイナスイオンを口から直接…」

一方通行「なにテメェは、室内で洗髪されてンだ!?妹達AとBとCも離れろ!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:14:50.18 ID:X8SMSrBXO [5/16]
一方通行「とにかく俺ァ認めねェぞ、テメェらの野球部なンてな!」

御坂妹「そう言われましても、しかるべき結果は出しています、とミサカは今までの戦歴を提出します」サッ

上条「へぇ、凄いじゃねぇか、どこも推薦校で知られる強豪ばっかりだぞ」ペラペラ

御坂妹「御覧の通り、私達のチームにとやかく言われる筋合いは無い、とミサカは一方通行にぶぶ漬を差し出します」サッ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:17:36.67 ID:X8SMSrBXO [6/16]
一方通行「ほォ…、つまりテメェらは勝ってるから問題ねェ。そう言う訳か」

御坂妹「勝者こそ正義です、とミサカはシンプルにして単純な答えを提示します」

一方通行「なら、俺達と勝負しやがれ!勝者こそ正義ってンなら、勝った方が真の野球部だ!」

上条「お、おい、一方通行!?お前、何言い出すんだよ!」

御坂妹「いいでしょう、ならば私達が勝てば金輪際グラウンドに近付かない、とミサカは出入り禁止を宣告します」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:28:15.04 ID:X8SMSrBXO [7/16]
御坂妹「それでは、またの来客を心から願い申します、とミサカはお土産を貴方の手にそっと握らせます」

上条「悪いな、散々ご馳走になっちまったのに」

一方通行「何チンタラしてやがる、行くぞ上条ォ!」

スタスタ

上条「待てよ一方通行。いいのかよ、あんな大口叩いて。負けたらどうするんだよ」

一方通行「そいつァ心配無用だ…。頭数さえ揃えばファーストもショートも必要ねェ、俺の能力で全部アウトにしてやるよ」

上条「なるほど、確かにそれなら問題は無いな」

一方通行「俺の能力を使えばバンドでもホームランだ、負けるなンて有り得ねェンだよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:55:21.03 ID:X8SMSrBXO [8/16]
一方通行「取り敢えず、当面の問題は人数集まって事だな」

上条「土御門と青髪は暇そうだから大丈夫だろ。お前は心辺りは無いのか?」

一方通行「打ち止め…に、野球は無理だしな。芳川にでも当たってみるか」

インデックス「当麻ー、お風呂次入ってくれないかな?」トテトテ

一方通行「そうだ、お前ントコの幼女はどうなんだ?」

インデックス「なになに、何の話なのかな?」

上条「あぁ、インデックス、お前野球のルールとか知ってるか?」

インデックス「うーん…ベースボールかぁ。あんまり詳しくは無いんだけど」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:05:46.51 ID:X8SMSrBXO [9/16]
上条「お前の専門は魔術関係だからな、仕方ないよな」

インデックス「打球がバウンドしてからスタンドに入った場合とか、一度野手が触れて進路が変った打球がファウルスタンドに入った場合なんかをエンタイトルツーベースって呼ばれる位しか…。
ちなみにこれは和製英語であって、英語ではground rule doubleって言うんだよ!」

一方通行「うしメンバー、一人追加っと…」カリカリ

インデックス「だから何の話なのかな?」

一方通行「気にすンな、こっちの話だ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:16:59.79 ID:X8SMSrBXO [10/16]
インデックス「そんな事より、早く入らないとお風呂冷たくなっちゃうよ」

上条「うーん、今日は、いいか。換気扇回してきてくれないか」

インデックス「何言ってるの!毎日入らないとバッチイんだよ」ガシッ

上条「こ、コラ!引っ張んじゃねぇよ」

インデックス「…む、当麻の頭からウチのシャンプーと違う匂いがするんだよ!」クンクン

上条「いや、これは色々訳があるんだ、話せば分かる!」

インデックス「問答無用なんだよ!一人だったら湯船にお湯入れたら勿体ないじゃない!」ガジガジ!

上条「痛ぇって!?噛みな、噛むな!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:36:30.18 ID:X8SMSrBXO [11/16]
青髪「おはよーカミやん。メール見たでぇ」

上条「いきなりで悪いな。で、どうだ大丈夫か?」

土御門「俺も青髪も勿論オッケイだぜい」

青髪「あの常盤台のお嬢様軍団とお近付きになれるんや、断る訳ないで!」

一方通行「これで芳川を含めて六人か…」

土御門「運動部の方にも暇なヤツが居ないか問合せてみるか」

上条「すまない頼めるか」

姫神「ねぇ…上条くん?私、得意」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:52:50.15 ID:X8SMSrBXO [12/16]
土御門「しかし、常盤台を相手にしようとはお前らも無茶するぜい」

青髪「そうやで、新体制になってからは常勝無敵。破竹の勢いらしいやん」

姫神「あの……、得意。野球…」

一方通行「やる前からビビってンじゃねェよ。いくら最強でも勝負に勝てるたァ限ンねェンだよ」

青髪「そういうもんかいな?」

上条「とにかく、やると決まったからには全力を尽くすとしますか」

一方通行「そうだァ、その意気なンだよ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 03:13:10.43 ID:X8SMSrBXO [13/16]
小萌「それじゃ、今日の授業はここまでです。もうすぐテストも近いんでちゃんと勉強するですよ」

上条「はぁ…終わった、終わった。さて、帰るとしますか」

土御門「悪い、俺達今日は掃除当番ぜよ。先に行っててくれ」

一方通行「ちゃんとメンバー集めとけよォ」

上条「分かってるって、それじゃまた後でな」タッタッ

青髪「どうしたんや、姫やん。ホウキで遊んでへんで、ちゃんと掃除してや」

姫神「得意なの……、野球…」ブンブン

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 03:21:13.86 ID:X8SMSrBXO [14/16]
上条「さて、そろそろこの辺りか…」

御坂「あ、見つけたわよ!今日こそ勝負しなさいよね」ダッ

上条「全くお前も飽きないな…、そのエネルギーを部活とかに回せないもんかね」

御坂「余計なお世話よ!…そういえば、部活といえばアンタ面白そうな事してるわね」

上条「何の話だよ」

黒子「我が常盤台野球部に勝負を挑む無謀者がいると、校内でもっぱらの噂になってますのよ」

上条「そ、そうなのか。やけに話が広がるのが早いな…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 03:28:04.97 ID:X8SMSrBXO [15/16]
御坂「アンタはどこ守ってるの?冷やかしに行ってあげるわよ」

上条「いや、ドコもなにもまだ人数が足りて無いしな」

黒子「足りて無い…?常盤台相手に何を惚けた事を言ってますのよ」

上条「あぁ…、返す言葉も無いな」

御坂「ふーん…、まぁそういう事なら安心しなさい。この学園都市第三位の私が手伝ってあげない事もないわよ!」

黒子「なんだか嬉しそうですのね…お姉様」

上条「…いや、気持ちは嬉しいけど遠慮しとくよ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 03:29:56.21 ID:X8SMSrBXO [16/16]
すいません、そろそろ限界が来た…
残ってたらまた書きますね

ここでスレ落ち

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