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美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」
34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/11(金) 16:25:06.77 ID:OabIpgAO [1/6]
ども、>>1乙なんだよ!
ということで四レスもらっていきますね。
ども、>>1乙なんだよ!
ということで四レスもらっていきますね。
35 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[] 投稿日:2010/06/11(金) 16:26:34.81 ID:OabIpgAO [2/6]
インデックスと呼ばれる少女は、隣を走る短髪ビリビリ女と共に、上条当麻を捜していた。
数日前、彼はこつ然と姿を消し、学園都市のどこかでスキルアウトを潰して回っていると、この短髪ビリビリ女が彼女に教えた。
「全く、あのバカ! 見つけたら容赦しないんだから……」
インデックスの隣を走るビリビリ……御坂美琴はそんなことを独りごちて、地面を蹴りつける。とある廃ビルに向かって。インデックスと呼ばれる少女は、ただついてきていただけだが、それでも上条当麻という少年を連れて帰りたかった。
「ついたわね、アンタ大丈夫?」
「大丈夫なんだよ、これくらい」
ただの確認、でもどこか息の合う合図にも見える。否、それは合図だった。
ビュン!という音にインデックスは横にとっさに避けた。
一瞬、横を突き抜ける鉄パイプ。槍投げの要領で投げたそれは、飛んできたそれの反対側のビルの壁に見事に刺さっている。
36 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[] 投稿日:2010/06/11(金) 16:27:20.52 ID:OabIpgAO [3/6]
もし、あれに当たっていれば少女は軽傷では済まないだろう。敵はそれだけ彼女達を警戒していた。
「おいおい、誰かと思えばお前たちかよ……面倒だなぁ」
廃ビルから現れたのは、少年。上条当麻だった。近づく彼は、殺気の籠もる目を宿す。
バリバリバリィ!という轟音。
また一瞬だった。十メートルはある距離を、美琴は一瞬で詰める。
「アンタ……覚悟しなさい!」
電撃を使った飛翔。左脚に込めた電気を纏う蹴り、跳び蹴りを上条に放つ。が、それは見事に右手で止められる。
ーー幻想殺し。
それは異能の力があれば、神の作ったルールを消すこともできるのだ。
美琴は次に着地してすぐに右脚を側頭部に打つ。
「ちぇえいさァァ!」
「甘い!」
しかし渾身の蹴りは見事に外れた。美琴はバランスを崩し、よろめく。上条はそこを狙うように右手で彼女の右脚を掴む。
能力者といえども、所詮は中学生、上条当麻は美琴を軽々と持ち上げ、ブン!という轟音と共に地面に叩きつけた。
37 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[saga] 投稿日:2010/06/11(金) 16:28:15.79 ID:OabIpgAO [4/6]
「うぐ……ッ」
固い地面に叩きつけられた美琴は口から苦痛を示すような声をあげた。
「……終わりだ!」
「ぐはっ……ぁ」
衝撃。追撃の蹴り、美琴は地面を転がる。その一撃は、勝負を決めた。
「短髪!」
「逃げ……て、アンチスキルに……通報を…………」
「喋ってはだめ!」
インデックスは美琴に近寄る。美琴の口からは血が流れ、薄目を開けている。今にも意識が飛びそうである。
「とうま! どうしてこんなことするの!?」
インデックスは彼を睨みつける。上条当麻はため息をついて、口を開いた。
「なあ、インデックス。 俺は不幸なんだよ。 わかるよな? だから昔から一人でいいと、思ってた。」
彼は、でも、と言って俯く。
「お前が来てからいろいろ変わった。 人とふれあう喜びを知った。 少しでも人といたいと思った自分を自嘲したんだ。」
だから、とまた付け足して、背を向けた。
「じゃあな、インデックス。 お前に会えて幸せだった。 でも、これ以上お前を巻き込めない。」
上条当麻は歩き出す。もう振り返らない。
はずだった。
38 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[saga] 投稿日:2010/06/11(金) 16:29:02.01 ID:OabIpgAO [5/6]
「ふざ……けんじゃないわよ」
「短髪! だから喋ってはだめって……」
「うっさいわね、私はアイツを止める。 ……この身にかえても!」
美琴は立ち上がる。そして、吼えた。
「うおおおおおおおおおおあああああッ!」
一蹴。地面を蹴る。上条当麻は振り返らない。だが、背を向けて、独りごとを放つ。
「いいぜ、お前が俺を止めるってんなら」
美琴は上条当麻に向けて言葉を放つ。
「アンタが私達と日常を裏切るっていうなら」
「「まずはその幻想をぶち殺す!」」
お互いに向き合う、距離はわずかに四メートル。
上条当麻は振り向き右手の裏拳。対する美琴は電撃の左脚。
ぶつかり合い、お互いに弾かれる。
「御坂、もう諦めろ。 お前じゃ俺には勝てない」
「お断りだわ。 例え負けるとわかっていても、譲れないの……よ!」
美琴の雷撃。上条当麻の全身に向けて放つ。がやはり右手に打ち消される。
「私は負けられない! 絶対に」
「俺は負けるわけにはいかない! 必ず勝つ!」
二人の少年と少女はお互いに呟いて、ぶつかり合った。
おわり
39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/11(金) 16:32:24.27 ID:OabIpgAO [6/6]
以上なんだよ!
設定書くの忘れてた。
上条当麻は記憶を無くしてなくて、実は暗部に入っている。インデックスはそんなことを知らず、平和に過ごしていたが、突然上条の元に暗部から『スキルアウト排除命令』が下った。上条は何も言わず出ていくが、風紀委員やアンチスキルに場所を特定され、美琴とインデックスが向かうお話。
ちなみに上イン、美琴は戦闘要員
インデックスと呼ばれる少女は、隣を走る短髪ビリビリ女と共に、上条当麻を捜していた。
数日前、彼はこつ然と姿を消し、学園都市のどこかでスキルアウトを潰して回っていると、この短髪ビリビリ女が彼女に教えた。
「全く、あのバカ! 見つけたら容赦しないんだから……」
インデックスの隣を走るビリビリ……御坂美琴はそんなことを独りごちて、地面を蹴りつける。とある廃ビルに向かって。インデックスと呼ばれる少女は、ただついてきていただけだが、それでも上条当麻という少年を連れて帰りたかった。
「ついたわね、アンタ大丈夫?」
「大丈夫なんだよ、これくらい」
ただの確認、でもどこか息の合う合図にも見える。否、それは合図だった。
ビュン!という音にインデックスは横にとっさに避けた。
一瞬、横を突き抜ける鉄パイプ。槍投げの要領で投げたそれは、飛んできたそれの反対側のビルの壁に見事に刺さっている。
36 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[] 投稿日:2010/06/11(金) 16:27:20.52 ID:OabIpgAO [3/6]
もし、あれに当たっていれば少女は軽傷では済まないだろう。敵はそれだけ彼女達を警戒していた。
「おいおい、誰かと思えばお前たちかよ……面倒だなぁ」
廃ビルから現れたのは、少年。上条当麻だった。近づく彼は、殺気の籠もる目を宿す。
バリバリバリィ!という轟音。
また一瞬だった。十メートルはある距離を、美琴は一瞬で詰める。
「アンタ……覚悟しなさい!」
電撃を使った飛翔。左脚に込めた電気を纏う蹴り、跳び蹴りを上条に放つ。が、それは見事に右手で止められる。
ーー幻想殺し。
それは異能の力があれば、神の作ったルールを消すこともできるのだ。
美琴は次に着地してすぐに右脚を側頭部に打つ。
「ちぇえいさァァ!」
「甘い!」
しかし渾身の蹴りは見事に外れた。美琴はバランスを崩し、よろめく。上条はそこを狙うように右手で彼女の右脚を掴む。
能力者といえども、所詮は中学生、上条当麻は美琴を軽々と持ち上げ、ブン!という轟音と共に地面に叩きつけた。
37 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[saga] 投稿日:2010/06/11(金) 16:28:15.79 ID:OabIpgAO [4/6]
「うぐ……ッ」
固い地面に叩きつけられた美琴は口から苦痛を示すような声をあげた。
「……終わりだ!」
「ぐはっ……ぁ」
衝撃。追撃の蹴り、美琴は地面を転がる。その一撃は、勝負を決めた。
「短髪!」
「逃げ……て、アンチスキルに……通報を…………」
「喋ってはだめ!」
インデックスは美琴に近寄る。美琴の口からは血が流れ、薄目を開けている。今にも意識が飛びそうである。
「とうま! どうしてこんなことするの!?」
インデックスは彼を睨みつける。上条当麻はため息をついて、口を開いた。
「なあ、インデックス。 俺は不幸なんだよ。 わかるよな? だから昔から一人でいいと、思ってた。」
彼は、でも、と言って俯く。
「お前が来てからいろいろ変わった。 人とふれあう喜びを知った。 少しでも人といたいと思った自分を自嘲したんだ。」
だから、とまた付け足して、背を向けた。
「じゃあな、インデックス。 お前に会えて幸せだった。 でも、これ以上お前を巻き込めない。」
上条当麻は歩き出す。もう振り返らない。
はずだった。
38 名前:美琴&上条「負けるわけにはいかないんだぁあ!」[saga] 投稿日:2010/06/11(金) 16:29:02.01 ID:OabIpgAO [5/6]
「ふざ……けんじゃないわよ」
「短髪! だから喋ってはだめって……」
「うっさいわね、私はアイツを止める。 ……この身にかえても!」
美琴は立ち上がる。そして、吼えた。
「うおおおおおおおおおおあああああッ!」
一蹴。地面を蹴る。上条当麻は振り返らない。だが、背を向けて、独りごとを放つ。
「いいぜ、お前が俺を止めるってんなら」
美琴は上条当麻に向けて言葉を放つ。
「アンタが私達と日常を裏切るっていうなら」
「「まずはその幻想をぶち殺す!」」
お互いに向き合う、距離はわずかに四メートル。
上条当麻は振り向き右手の裏拳。対する美琴は電撃の左脚。
ぶつかり合い、お互いに弾かれる。
「御坂、もう諦めろ。 お前じゃ俺には勝てない」
「お断りだわ。 例え負けるとわかっていても、譲れないの……よ!」
美琴の雷撃。上条当麻の全身に向けて放つ。がやはり右手に打ち消される。
「私は負けられない! 絶対に」
「俺は負けるわけにはいかない! 必ず勝つ!」
二人の少年と少女はお互いに呟いて、ぶつかり合った。
おわり
39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/11(金) 16:32:24.27 ID:OabIpgAO [6/6]
以上なんだよ!
設定書くの忘れてた。
上条当麻は記憶を無くしてなくて、実は暗部に入っている。インデックスはそんなことを知らず、平和に過ごしていたが、突然上条の元に暗部から『スキルアウト排除命令』が下った。上条は何も言わず出ていくが、風紀委員やアンチスキルに場所を特定され、美琴とインデックスが向かうお話。
ちなみに上イン、美琴は戦闘要員
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