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>>303-308
303 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:14:06.95 ID:2tvabWs0 [1/6]
突然失礼します。
前のスレで路傍の石以下のSSを投下した443です。
一応、前の続編みたいなのができたので、5、6レス借りて投下させてもらいます。
未完の妄想垂れ流しですが、よろしくお願いします。
突然失礼します。
前のスレで路傍の石以下のSSを投下した443です。
一応、前の続編みたいなのができたので、5、6レス借りて投下させてもらいます。
未完の妄想垂れ流しですが、よろしくお願いします。
304 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:16:10.63 ID:2tvabWs0 [2/6]
二年前、学園都市は崩壊した。
崩壊した理由は簡単だった。《学園都市》つまり彼らは力を持ち過ぎてからだ。
学園都市。その名の通り、都市全体を学校や研究所にし、学生や研究者を集め、様々な学究の頂きを目的とした都市計画。
独特の軍事力。独立した行政、立法、司法。独自の外交。
本当に彼らにこんなものが必要だったのだろうか。
しかも、だ。世界唯一と言ってもいい、『専守防衛』『平和主義』を謳う極東の島国からこのような《都市》が生まれたのかは、
誰も知らないし。
わかっても、誰もが口を閉ざした。
そう。本来のそこの土地の権利者たる極東の島国さえ、黙認という選択しかできなかった。
治外法権地帯。
学園都市の目的や制度を利用した問題《置き去り》。
『善』、『悪』という言葉はなく、人は記号として処理され、積み上げられていく研究成果。
それらを土壌として、色々なプロセス、時間、そしてタブーすらも省いて押し進んでいく、彼らの《科学》。
《科学》。十年、二十年、いや数十年先でも自分達でも届く事ができないかもしれない卓越した技術/先鋭化された思想。
他の人々は恐れた。口や態度には出さずとも、生物的に彼らを恐れた。
彼ら《学園都市》がいくら紳士的態度で接してきても、常に恐怖のイメージは纏わりついた。
生物の歴史。進化した生物に淘汰されていく日々。
他の人々は知っていた。いや、刻みこまれていた。
305 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:18:32.61 ID:2tvabWs0 [3/6]
しかし刻みこまれていても、他の人々はできるだけ《学園都市》とは友好関係を築こうとした。他の人々は思考する。生物的には危険かもしれないが、『合理』的に考えれば、ここで《学園都市》と敵対しても損さえすれど、何の得にもならない、と。
長いものには巻かれろ、油断せず静観。
それが《学園都市》に対しての基本方針となった。
そして、時は流れ――
――この『友好』関係が終わりを告げる。
アメリカにある学園都市の姉妹都市である《学芸都市》への軍、介入。
九三〇事件。学園都市に謎のテロ集団が侵入。
イギリス国内でのクーデタの成功。
そして、ロシアが《学園都市》に対してのいきなりの宣戦布告。
その結果、世界有数の軍事力をもつロシアは、たかだか一国家ですらない《学園都市》に敗北を喫した。
《ロシア国家》の敗因。
戦局のターニングポイント。
それはヨーロッパの東部とロシア北西部に接する小さな独立国家集合体、エリザーナ独立国同盟。その国境に近い、廃寺院での大きな戦闘だった。
形式的な戦闘報告書だけで、具体的な状況は何も書かれていなかった。
双方の被害は甚大。
しかし『奇跡』的にもロシア軍の軍人の死傷数は、二桁をこさなかった。
その一週間後、ロシアは大きな反攻作戦もなく、クーデタして間もないイギリスの仲介によって降伏勧告を受け入れた。
306 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:20:03.42 ID:2tvabWs0 [4/6]
ロシアと《学園都市》の自作自演。
確かに、そういう声もある。しかしお互いにメリットが無さ過ぎるし、なにより、近年緊張状態にある東アジア地域に、火種を出すような事をあの聡明な《学園都市》がするだろうか。否、しないはずだ。
だったら何故だろう、と疑問は残る。
まさか、あの《ロシア国家》が、『誰か』に利用されていたのか――
答えはない。
答えられるはずが、ない。
まあ、それはともかく。他の人たちは恐れた、この《ロシア国家》と《学園都市》との戦争を。近い未来自分達が選びゆく現実に重ねた。
そして、他の人々は表情を変えず、水面下で行動した。
確実に、そして着実に。
地獄には底があるが、人間の業には底はない。
少しずつ、少しずつではあるが、《彼ら》は《学園都市》の力を徐々に削いでいった。
軍事力や技術力だけが、力ではない。
《学園都市》は確かに都市レベルとしては他の都市と比較するのが、失礼なくらい次元が違ってはいるが、国家レベルとしてはあまりにも小さく、耐えうる器ではなかった。
学園都市は崩壊した。
盛者必衰。出る杭は打たれる。多数決の原理。
《学園都市》の復興を願う残党は抵抗したが、その努力も叶わず次々に討伐されていった。
『イギリスの英雄』、《上条当麻》らによって。
307 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:21:22.03 ID:2tvabWs0 [5/6]
そして、今現在《学園都市》最後の残党《グループ》の拠点の掃討作戦が始まろうとしていた――
308 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:37:13.70 ID:2tvabWs0 [6/6]
以上です。
世界観の説明だけの投下で申し訳ありません。
これを見て、不愉快になった方々本当すいません。
一応、これだけ読んでも大丈夫な仕様にしています。
そして、これはスパロボAとOGのクロスです(設定だけ借りてます)
アクセル=一方通行
レモン=フルチューニング
エクセレン=御坂美琴
キョウスケ(アインスケ)=上条
アルミィティ=打ち止め
ワカメ=そんなものは存在しない
意見、感想、罵倒なんでもいいのでいいのでレスをくれると、嬉しい限りです。
ここまで読んでくれた方本当に有難うございます。
それでは失礼します。
旅掛スレが面白すぎて、心が複雑骨折です。頑張って下さい。
二年前、学園都市は崩壊した。
崩壊した理由は簡単だった。《学園都市》つまり彼らは力を持ち過ぎてからだ。
学園都市。その名の通り、都市全体を学校や研究所にし、学生や研究者を集め、様々な学究の頂きを目的とした都市計画。
独特の軍事力。独立した行政、立法、司法。独自の外交。
本当に彼らにこんなものが必要だったのだろうか。
しかも、だ。世界唯一と言ってもいい、『専守防衛』『平和主義』を謳う極東の島国からこのような《都市》が生まれたのかは、
誰も知らないし。
わかっても、誰もが口を閉ざした。
そう。本来のそこの土地の権利者たる極東の島国さえ、黙認という選択しかできなかった。
治外法権地帯。
学園都市の目的や制度を利用した問題《置き去り》。
『善』、『悪』という言葉はなく、人は記号として処理され、積み上げられていく研究成果。
それらを土壌として、色々なプロセス、時間、そしてタブーすらも省いて押し進んでいく、彼らの《科学》。
《科学》。十年、二十年、いや数十年先でも自分達でも届く事ができないかもしれない卓越した技術/先鋭化された思想。
他の人々は恐れた。口や態度には出さずとも、生物的に彼らを恐れた。
彼ら《学園都市》がいくら紳士的態度で接してきても、常に恐怖のイメージは纏わりついた。
生物の歴史。進化した生物に淘汰されていく日々。
他の人々は知っていた。いや、刻みこまれていた。
305 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:18:32.61 ID:2tvabWs0 [3/6]
しかし刻みこまれていても、他の人々はできるだけ《学園都市》とは友好関係を築こうとした。他の人々は思考する。生物的には危険かもしれないが、『合理』的に考えれば、ここで《学園都市》と敵対しても損さえすれど、何の得にもならない、と。
長いものには巻かれろ、油断せず静観。
それが《学園都市》に対しての基本方針となった。
そして、時は流れ――
――この『友好』関係が終わりを告げる。
アメリカにある学園都市の姉妹都市である《学芸都市》への軍、介入。
九三〇事件。学園都市に謎のテロ集団が侵入。
イギリス国内でのクーデタの成功。
そして、ロシアが《学園都市》に対してのいきなりの宣戦布告。
その結果、世界有数の軍事力をもつロシアは、たかだか一国家ですらない《学園都市》に敗北を喫した。
《ロシア国家》の敗因。
戦局のターニングポイント。
それはヨーロッパの東部とロシア北西部に接する小さな独立国家集合体、エリザーナ独立国同盟。その国境に近い、廃寺院での大きな戦闘だった。
形式的な戦闘報告書だけで、具体的な状況は何も書かれていなかった。
双方の被害は甚大。
しかし『奇跡』的にもロシア軍の軍人の死傷数は、二桁をこさなかった。
その一週間後、ロシアは大きな反攻作戦もなく、クーデタして間もないイギリスの仲介によって降伏勧告を受け入れた。
306 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:20:03.42 ID:2tvabWs0 [4/6]
ロシアと《学園都市》の自作自演。
確かに、そういう声もある。しかしお互いにメリットが無さ過ぎるし、なにより、近年緊張状態にある東アジア地域に、火種を出すような事をあの聡明な《学園都市》がするだろうか。否、しないはずだ。
だったら何故だろう、と疑問は残る。
まさか、あの《ロシア国家》が、『誰か』に利用されていたのか――
答えはない。
答えられるはずが、ない。
まあ、それはともかく。他の人たちは恐れた、この《ロシア国家》と《学園都市》との戦争を。近い未来自分達が選びゆく現実に重ねた。
そして、他の人々は表情を変えず、水面下で行動した。
確実に、そして着実に。
地獄には底があるが、人間の業には底はない。
少しずつ、少しずつではあるが、《彼ら》は《学園都市》の力を徐々に削いでいった。
軍事力や技術力だけが、力ではない。
《学園都市》は確かに都市レベルとしては他の都市と比較するのが、失礼なくらい次元が違ってはいるが、国家レベルとしてはあまりにも小さく、耐えうる器ではなかった。
学園都市は崩壊した。
盛者必衰。出る杭は打たれる。多数決の原理。
《学園都市》の復興を願う残党は抵抗したが、その努力も叶わず次々に討伐されていった。
『イギリスの英雄』、《上条当麻》らによって。
307 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:21:22.03 ID:2tvabWs0 [5/6]
そして、今現在《学園都市》最後の残党《グループ》の拠点の掃討作戦が始まろうとしていた――
308 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/06/06(日) 13:37:13.70 ID:2tvabWs0 [6/6]
以上です。
世界観の説明だけの投下で申し訳ありません。
これを見て、不愉快になった方々本当すいません。
一応、これだけ読んでも大丈夫な仕様にしています。
そして、これはスパロボAとOGのクロスです(設定だけ借りてます)
アクセル=一方通行
レモン=フルチューニング
エクセレン=御坂美琴
キョウスケ(アインスケ)=上条
アルミィティ=打ち止め
ワカメ=そんなものは存在しない
意見、感想、罵倒なんでもいいのでいいのでレスをくれると、嬉しい限りです。
ここまで読んでくれた方本当に有難うございます。
それでは失礼します。
旅掛スレが面白すぎて、心が複雑骨折です。頑張って下さい。
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