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打ち止め「ちょっと、アンタ」一方通行「はァ?」

428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 01:46:41.08 ID:C/QxZkQ0 [6/18]
「俺、強くなるから。もう二度と、負けねえから。お前をこんな風に扱う連中、全部残らず一人残らずぶっ飛ばせるぐらい、強くなるから…、」

「……待ってろよ。今度は絶対、完璧に助け出してみせるから」


「分かった。待ってる」


――――――――――

一方通行「なンだ?こりゃ」

一方通行(・・・チョーカーがなくなってる?なら何で普通に思考ができるンだ?いや、それどころか能力まで戻ってやがる)

一方通行(・・・どォいうことだ?)

一方通行(チッ、今はガキの様子を見に行ってみるか)

――――――――――

打ち止め「わー、あなたが会いに来てくれるなんて珍しいねってミサカはミサカは嬉しさを前面にだしつつあなたを出迎えてみる」

一方通行「何か変わったことはなかったか?」

打ち止め「変わった事って?ってミサカはミサカは曖昧な質問に困ってみたり」

一方通行「あン?」

一方通行(冗談でいってるようには見えねェ。どォいうことだ?)

打ち止め「お昼まだなら一緒に食べよってミサカはミサカはあなたとお昼を取りたかったり」

一方通行(クソ、何なンですかァ?一体)

――――――――――

打ち止め「また来てねってミサカはミサカは別れを惜しみながら手を振ってみる」

一方通行「・・・あァ」

一方通行(まさかここが平行世界ですってか?ふざけンな、クソったれ)

一方通行(・・・だりィ、帰るか)

430 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 12:02:38.62 ID:C/QxZkQ0 [7/18]
一方通行(オイオイ、何の冗談だよ)

禁書目録「お腹空いたんだよ」

一方通行(なンでいつぞやの暴食シスターがうちのベランダで干されてンだ?)

禁書目録「お腹へったっていったんだよ」

一方通行「・・・・・・・・・・・・」

禁書目録「何か食べさせてくれると嬉しいかも」

一方通行「・・・・・・・・・・・・」

禁書目録「あれ?もしかして日本語分からなかった?」

一方通行「・・・・・・・・・・・・」


一方×禁書っぽいけど勘弁

431 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 12:03:34.20 ID:C/QxZkQ0 [8/18]
禁書目録「いやー、死ぬかと思ったんだよ」

一方通行「そォかよ」

禁書目録「うん、あなたお名前は?」

一方通行「・・・知るか」

禁書目録「しるかさん?変わった名前なんだよ」

一方通行「・・・一方通行だ」

禁書目録「一方通行?どちらにしても変わった名前だね」

一方通行「うるせェ。オマエあいつはどォした?」

禁書目録「?あいつって?」

一方通行「とうまとかいうムカつく野郎だ」

禁書目録「?誰かな?その人」

一方通行「・・・・・・はァ?」

禁書目録「うーん、私は一度見たもの、聞いたことは忘れないはずなんだけど」

一方通行「はァ?オマエ聞いてもねェのにとうまがとうまがって言ってたじゃねェか」

禁書目録「いつぐらいかな?そもそもあなたとは初対面だと思うけど」

一方通行(・・・どォいうことだ?あンな事があったのにひと月やそこらで忘れるとは思えねェ。ならなンでこいつはこンな顔してンだ?)

禁書目録「実は私、7月28日以前の記憶がないんだよ。もしそれ以前に会っていたなら覚えてないかも」

一方通行(俺がこいつと会ったのは0930事件の日だ。つーことは記憶喪失は関係ねェ)

一方通行(どォいうことだ?)

432 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 12:04:32.77 ID:C/QxZkQ0 [9/18]
禁書目録「あ、自己紹介がまだだったね。私はインデックスっていうんだよ」

一方通行「あァ、そォかよ」

禁書目録「むっ、どうでもよさげなんだよ」

一方通行「オマエの名前なンざ興味ねェンだよ」

禁書目録「それはさすがに酷いかも」

一方通行「うるせェ」

禁書目録「ちなみにイギリス精教のシスターで、魔法名はDedicatus545なんだよ」

一方通行「あァ、そォかよ。そいつはすげェ」

禁書目録「もしかして信じてない?」

一方通行「さァな」

禁書目録「やっぱり信じてないんだよ」

一方通行「うるせェ。じゃあここで御自慢の魔法でも使ってみやがれ」

禁書目録「魔法じゃなくて魔術だよ。そもそも私は魔翌力がないから魔術は使えないんだ」

一方通行「あァ、そォかよ。で、その魔術師様がどォしてうちのベランダで布団みてェに干されてたンだ?」

禁書目録「追われてたんだよ」

一方通行「あン?カラスにでも食われそォになったのか?」

禁書目録「魔術結社だよ」

一方通行(あァ、0930事件以降、学園都市は魔術集団の存在を肯定している。多分そンなことがあったから変な勘違いしちゃってンだろォな)

一方通行「そォかよ。妄言ならよそでやれ」

禁書目録「本当なんだよ!」

一方通行「で、インデックスさンはどォして魔術結社に追われていたンですか?」

禁書目録「そこはかとなく馬鹿にされてる気がするんだよ。多分私が持ってる10万3000冊の魔道書を狙ってるんじゃないかな?」

一方通行「あン?図書館の鍵でも持ってンのか?」

433 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 12:05:03.47 ID:C/QxZkQ0 [10/18]
禁書目録「魔道書があるのは私の頭の中なんだよ」

一方通行「あー、ハイハイ。それで?」

禁書目録「ものすごくどうでもよさそうなんだよ」

一方通行「どォでもいいンだよ。こっちは今立て込ンでンだ、さっさと消えろ」

禁書目録「魔術を馬鹿にされたままじゃ帰るに帰れないんだよ!」

一方通行「じゃあどォすれば帰ンだ?」ハア

禁書目録「魔術を信じたらかな」ムッ

一方通行「・・・・・・」

禁書目録「何かな!その嫌そうな顔!」

一方通行「じゃあなンか証拠出せ」

禁書目録「いいもん、見せる!」ムキーッ

禁書目録「この服は歩く教会っていう極上の防御結界なんだからっ!物理・魔術を問わず全ての攻撃を受け流し、吸収しちゃうんだよ!」

一方通行「あー、そいつはすげェなァ」

禁書目録「あ、信じてないね!これは『教会』として必要最低限な要素だけ詰め込んだ『服のカタチをした以下略」

一方通行「あー、すげェすげェ」

禁書目録「信じられないなら包丁で私を刺せばいいんだよ!」

一方通行「舐めてンのか?オイ」

禁書目録「証拠を出すよういったのはあなたの方じゃん!」

一方通行「うるせェ!そンなに証拠見せてェならそこの窓から勝手に飛び降りてろ!」

禁書目録「分かったんだよ!」

一方通行「はァ?」

禁書目録「じゃあ行ってくるね!」ガラガラ

一方通行「人ン家で何すンだよォォォおおおおおおおおおおおお!!!」

435 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:02:40.43 ID:C/QxZkQ0 [11/18]
禁書目録「どうして邪魔するのかな」

一方通行「いや、もォ信じたから帰ってくれ」

禁書目録「どうやらまだ分かってないみたいなんだよ」

一方通行「はァ、それでオマエはいつまでここにいるつもりだ?」

禁書目録「んー、もうそろそろ出て行こうかな。あなたを巻き込みたくないし」

一方通行「あン?」

禁書目録「私といるとあなたにまで危害が及んじゃうから」

一方通行「そォかよ」

禁書目録「また会えたらご飯食べさせて欲しいかも」

一方通行「・・・・・・」

禁書目録「じゃあごちそうさま。本当に助かったんだよ」

一方通行「ハイハイ」

禁書目録「じゃあね」バタン

一方通行「・・・・・・」

436 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:08:45.06 ID:C/QxZkQ0 [12/18]

一方通行(・・・・・・寝れねェ)

一方通行(気が乗らねェが少し出歩いてみるか)

――――――――――

美琴「ちょっと!アンタ!」

一方通行「あン?」

美琴「アンタよ!無視しないでよ!」

一方通行「超電磁砲か・・・」

美琴「だからその呼び方やめろっていってんでしょうが!」ビリビリ

一方通行「・・・・・・」キュイイン

美琴「反射して攻撃できるくせにわざわざ私から逸らすのがまたムカつく!」

一方通行(なンだ?一体・・・)

一方通行「なンの用だ?」

美琴「べ、別に用があるってわけじゃないんだけどさ」

一方通行「あン?」

美琴「何よ!用がなければ話しかけちゃ駄目なの!?」

一方通行「そォはいってねェけどよ」

美琴「じゃ、じゃあ何よ」

一方通行「俺がオマエや妹達に何したのか忘れたのか?」

美琴「たしかにアンタには感謝してるわ。アンタがいなければ実験は中止されず、妹達への虐殺も終わらなかったでしょうしね。で、でもね」

一方通行「・・・さっきから何いってンだ?オマエ」

美琴「え?」

一方通行「俺が実験を止めただァ?」

437 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:09:23.01 ID:C/QxZkQ0 [13/18]
美琴「何いってるの?垣根帝督の絶対能力進化計画を止めたのはあなたじゃない?」

一方通行「・・・・・・はァ?」

美琴「アンタ今日ちょっと変よ?どうかした?」

一方通行(俺が実験を止めた?どォいうことだ?)

美琴「ねえ?本当に大丈夫?」

一方通行(いや、それ以外にもおかしいことは多々あるが、それならなンでガキが俺の近くに居る?それにあのメルヘン野郎はどうなった?)

美琴「一方通行・・・?」

一方通行(そもそも実験は無能力者が超能力者に勝つというありえねェことが起こったから終わった。いや、そもそも絶対能力者になれンのは俺だけのはずだ。なのになンで)

美琴「一方通行!」

一方通行「!」ビクッ

美琴「大丈夫?私でよければ相談に乗るけど・・・」

一方通行「必要ねェ」

美琴「ちょ、ちょっと!」

一方通行(調べてみるか、そォしねェと話にならねェ)

438 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:10:52.71 ID:C/QxZkQ0 [14/18]
一方通行(絶対能力者実験・・・これか)

一方通行(樹形図の設計者による演算によるとまだ見ぬ絶対能力者へ進化できるのは2名のみと判明。その能力者は)

一方通行(一方通行と未元物質・・・か)

一方通行(一方通行が実験を拒否したため、実験は未元物質が行う・・・ね)

一方通行(後は俺の時とほとンど一緒か。2万人の妹達と2万通りの戦闘を行う。その戦闘パターンまで一緒かよ)

一方通行(実験は一方通行の妨害により、未元物質が演算不可能となり中止。復帰の見込みはなし)

一方通行(妹達は世界中の研究施設で調整中。実験の事はこの程度か)

一方通行(次はガキのことか。8月31日。最終信号にウィルスを植え付け、妹達に無差別攻撃を仕掛けようとした天井亜雄が一方通行により殺害)

一方通行(9月30日。木原数多率いる猟犬部隊が最終信号にウィルスを植え付けるも、一方通行の妨害により全滅)

一方通行(・・・ン?9月30日の記述が少ないな)

一方通行(・・・どォいうことだ?0930事件の記述が全くない。たしかあの日、何者かが学園都市に侵入し大混乱になったはずだ)

一方通行(気になることはこれくらいか)

441 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:39:10.28 ID:C/QxZkQ0 [15/18]
翌日

一方通行(・・・・・・朝か)

一方通行(能力は使える。どォやら夢落ちってわけじゃねェらしいな)

一方通行(・・・面倒臭ェ)

一方通行(コーヒーでも買いに行くか)ガチャ

――――――――――

一方通行(あン?)

打ち止め「じゃあ何か魔法使ってよってミサカはミサカは疑いの眼差しを向けてみる」

禁書目録「本当なんだよ!」

一方通行(・・・・・・ルート変えるか)クル

禁書目録「あ!じゃああの人の意見も聞いてみるんだよ!」

打ち止め「あ、一方通行だってミサカはミサカは抱きついてみる」

一方通行「チッ」

禁書目録「むっ、何かなその嫌そうな顔」

一方通行「うるせェ」

打ち止め「あなたはこのエセ魔法使いと知り合いなの?ってミサカはミサカは意外そうな顔をしてみたり」

一方通行「知らねェよ」

禁書目録「酷いんだよ!それと魔法使いじゃなくて魔術師なんだよ」

一方通行「あァ、そォかよ」

442 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/24(土) 13:59:31.29 ID:C/QxZkQ0 [16/18]
ファミレス

禁書目録「とりあえずこのページに書いてるの全部ちょうだい」

一方通行「遠慮しろよ」

打ち止め「むむ、じゃあミサカはこれとこれと」

一方通行「腹壊すぞ」

禁書目録「ガキンチョは無理しない方がいいんだよ」

一方通行「ガキとか関係ねェだろ」

打ち止め「じゃあミサカはサンドウィッチだけで我慢するねってミサカはミサカは妥協してみる」

一方通行「それだけで十分だろ」

禁書目録「だから私は魔術師なんだよ。いい加減納得してくれないと困るかも」

一方通行「唐突だな?オイ。つーか困ってンのはこっちだ」

打ち止め「だから魔法使いっていうのは超機動少女カナミンみたいなことをいうんだってミサカはミサカは熱く語ってみる」

一方通行「そりゃねェよ」

禁書目録「ひとえに魔術師っていっても色々あって」

一方通行「聞いてねェよ」

451 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:00:11.88 ID:TsxGU6g0 [1/9]
打ち止め「でね、この人ったらね」

禁書目録「むむ、それは酷いんだよ」

一方通行「何馴染ンでンだよ」

禁書目録「そうだった!だからナイフでもなんでも使って私を刺せば分かるんだよ」

一方通行「刺せと言われてはい分かりましたって刺す訳ねェだろ」

禁書目録「じゃあ信じてよ」

一方通行「無茶苦茶だな、オイ」

打ち止め「こんなことはできないのってミサカはミサカは得意げにいってみたり」ビリビリ

禁書目録「なんかビリビリしてるんだよ!」

打ち止め「これが超能力だよ。ミサカはレベル3程度だけどねってミサカはミサカは補足してみる」

禁書目録「へー、あなたもそうなの?」

打ち止め「この人はこうみえてこの学園都市一の超能力者だよってミサカはミサカは自慢げに答えてみる」

一方通行「チッ・・・」

禁書目録「人は見かけによらないんだよ」

一方通行「うるせェ」

452 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:05:53.16 ID:TsxGU6g0 [2/9]
打ち止め「じゃあミサカは調整行ってくるね。二人ともまたねってミサカはミサカは別れを惜しんでみる」

禁書目録「私もそろそろ行かないと」

一方通行「あン?用事でもあンのか?」

禁書目録「そういわけじゃないんだけど」

一方通行「また魔術結社がどォとか言わねェよな?」

禁書目録「え?そうだけど?」

一方通行「・・・・・・」ハア

禁書目録「何かな?その顔。ちょっと失礼かも!」

一方通行「うるせェ、でオマエはどォしたいンだ?」

禁書目録「うーん。とりあえず学園都市の中は比較的安全みたいだからしばらくここに潜伏してロンドンの教会目指そうかな」

一方通行「計画性皆無だな」

禁書目録「まあなんとかなるんだよ」

一方通行「で、潜伏中の衣食住はどォすンだ?」

禁書目録「とりあえず教会を頼ろうかな」

一方通行「・・・・・・はァ、じゃあしばらく家使ってろ」

禁書目録「え?」

一方通行「オマエになンかあるとガキがうるせェだろ」

禁書目録「でも私が近くに居るとあなたも魔術師に狙われるかもしれないんだよ?」

一方通行「こっちはもォすでに敵だらけなンだよ」

禁書目録「部屋をいきなり爆撃されるかも」

一方通行「問題ねェ。こっちは核を撃っても大丈夫がキャッチコピーなンだよ」

禁書目録「万が一ってことも」

一方通行「オマエ俺の能力知ってンのか?俺は触れたものの向きを変える。普通の方法じゃまともに触れることすらできねェ」

禁書目録「で、でも」

一方通行「さっさと来い」

454 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:37:54.44 ID:TsxGU6g0 [3/9]
一方通行(何やってンだよ、俺は)

禁書目録「なるほど、この超機動少女カナミンは普段は学生になりすます事でローマ正教が誇る魔女狩り十字軍の目をごまかしているんだね」

一方通行(なわけねェだろ)

一方通行(クソ、調べることはまだまだ腐るほどあるってェのによ)

禁書目録「おなかへったんだよ」

一方通行「・・・そォかよ」

禁書目録「何か食べたいかも」

一方通行「・・・そォかよ」

禁書目録「むっ、人が困ってるのにその態度はないんじゃないかな」

一方通行「さっき食ったばっかりだろ」

禁書目録「あれは朝ごはんなんだよ!私が食べたいのはお昼ごはん!」

一方通行「・・・・・・チッ」

禁書目録「お、何か作ってくれるの?」

一方通行「ンなわけねェだろ。誰が家庭的な一方通行なンざ演じるか」

禁書目録「あなたが何を言いたいのか分からないかも」

一方通行「そォかよ」

455 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:25:11.70 ID:TsxGU6g0 [4/9]
禁書目録「またこのレストランなんだね」

一方通行「うるせェ。別の場所行くの面倒臭ェンだよ」

禁書目録「まあいいんだよ。さっきは遠慮してたけど今度はいっぱい食べるんだよ」

一方通行「・・・あれでかよ」

美琴「ここの期間限定メニュー気になってたのよね」

一方通行「なンでオマエが居ンだよ」

美琴「いいじゃない。ちょっとくらい」

一方通行「・・・・・・」

美琴「それよりアンタは飲み物だけでいいの?」

一方通行「あァ」

一方通行「・・・そォいやオマエあの無能力者が今何してるか知ってるか?」

美琴「あの無能力者って?」

一方通行「たしか上条とかいう名前の」

美琴「ああ、あいつか。アンタあいつのこと知ってたんだ」

一方通行「少しはな」

美琴「いつからか全く見なくなったわね。まあ、元気でやってるんじゃない?」

一方通行「そォかよ」

美琴「あいつがどうかしたの?」

一方通行「なンでもねェよ」

美琴「それよりアンタはどうして女の子引っかけてるわけ?もしかしてこれくらいの年頃の子が好みなの?」

一方通行「ンなわけねェだろ」

禁書目録「それはどういう意味かな?」

456 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:26:05.46 ID:TsxGU6g0 [5/9]
その夜

禁書目録「さっきから何してるの?」

一方通行「なンでもねェよ。さっさと寝ろ」

一方通行(上条当麻。能力名は幻想殺し。長点上機学園に在学中か)

一方通行(たしか実験を止めに来たあいつはどこのかよく分からねェ制服を着てたな。少なくとも五指に入るレベルの学校って感じじゃなかったが)

一方通行「長点上機・・・・・・か」



一方通行「zzZZ・・・zzZ・・・ン?」

禁書目録「・・・zzZZ・・・zzZZ」モゾモゾ

一方通行「・・・・・・・・・・・・はァ?」

457 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:26:55.71 ID:TsxGU6g0 [6/9]
翌朝

一方通行「俺に制服なンざ着る機会があったとはな」

禁書目録「どこか行くの?」

一方通行「学校だ。金はそこ置いてるから適当に食え」

禁書目録「う、うん。行ってらっしゃい」

一方通行「あァ」

――――――――――

長点上機学園

研究員「以上で説明は終わりです。少し休憩を挟んで今の君のデータを採取します」

一方通行「そォかよ。学校の中は出歩いていいのか?」

研究員「ええ、ご自由に。しかし君は特別クラスだから他の学生と交流できる機会は少ないよ」

一方通行「・・・・・・」

458 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:27:31.19 ID:TsxGU6g0 [7/9]
一方通行(結局分かった事はなしか。上条が普通のクラスに通っていないってことが唯一の収集か)

一方通行(しかしあの研究者途中から俺を見る目が変わってたな。こりゃここも長くいられねェな)

美琴「ち、ちょっとアンタ!」

一方通行「あン?」

美琴「どうしたの?その制服」

一方通行「なンでもいいだろ」

美琴「そうだけど。アンタの制服姿が新鮮だったから」

一方通行「うるせェ。制服なンざ着た事ねェンだから仕方ねェだろ」

美琴「そうなんだ。アンタ今時間ある?」

一方通行「生憎大忙しだ」

美琴「ちょっと!」


一方通行宅
打ち止め「おかえりーってミサカはミサカは満面の笑みを浮かべつつ出迎えてみる」

禁書目録「おかえり。思ったより早かったかも」

一方通行「・・・・・・はあ」

459 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:31:13.74 ID:TsxGU6g0 [8/9]
翌日

一方通行「・・・・・・なンでオマエがいンだよ」

美琴「い、いいでしょ!そう、ここ通学路なの!」

一方通行「・・・常盤台は第7学区も南の方だろ。どォ間違えれば16学区に着くンですか?」

美琴「細かい事ネチネチいわないでよ」

一方通行「そォかよ。悪かったな」スタスタ

美琴「ちょ、ちょっと!ついでに途中まで一緒に帰らない?」

一方通行「一人で帰れよ」

美琴「いいでしょ。せっかく会えたんだし」

460 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 13:31:39.88 ID:TsxGU6g0 [9/9]
喫茶店

一方通行「で、なンで喫茶店に居ンだ?」

美琴「ついでよついで。ここのケーキ美味しいって評判なのよ」

一方通行「そォかよ」

一方通行(これじゃ24時間休まる暇がねェじゃねェかよ)

佐天「わー、御坂さんだ!」

美琴「え!?佐天さんに初春さん!?」

初春「偶然ですね。あれ?こちらの方は?」

一方通行(こいつメルヘン野郎をぶっ殺した時に居たやつじゃねェか)

佐天「もしかして彼氏ですか?」

美琴「ぶっ、違う!こいつはそんなんじゃないわよ!」

佐天「ははーん、その反応、怪しいですね」ピキーン

初春「見たところ年上ですよね。あ、私は柵川中の初春飾利です」

佐天「私は佐天涙子です。お兄さん、その制服は長点上機ですな?」

一方通行「だったらなンだよ」

美琴「アンタ無愛想すぎでしょ」

一方通行「うるせェ。オマエ俺にどンなキャラ求めてンだよ」

美琴「どんなってそりゃあその・・・・・・」ブツブツ

佐天「まあまあ御二人さん。長点上機学園ってことは高レベルな能力者ですか?っていうかお名前は?」

一方通行「関係ねェだろ。知るか」

一方通行(クソ!これが光の世界の生活かよ。ストレス溜まる一方じゃねェか)

485 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:03:20.73 ID:wdWK//s0 [1/12]

一方通行(やっと解放された。クソだりィ)

ステイル「あまり軽々しくあの子に近づかない方がいい」

一方通行「あン?誰だオマエ」

ステイル「僕かい?魔術師だけど」

一方通行「あァそォかよ。そいつは驚きだ。それでその魔術師様が俺になンの用だ?」

ステイル「忠告しに来ただけだよ」

一方通行「忠告だァ?」

ステイル「ああ、痛い目に会いたくなければあの子から離れる事だ」

一方通行「あン?白シスターのことか?」

ステイル「君とあの子が一緒に居る事をよく思わない人物が大勢いるという事だ」

一方通行「そンなこと言いに来たのか?わざわざご苦労なこった」

ステイル「それともう一つ、イギリスの同僚から伝言だ」

一方通行「イギリスだァ?そいつはわざわざ遠いところからご苦労なこった」

ステイル「『龍を止めろ』、だったかな」

一方通行「・・・ナニ?」

ステイル「たしかに伝えたよ」

一方通行「ちょっと待て!誰から聞いた?そいつは今どこに居る?」

ステイル「この学園都市にいるんじゃないかな?なんにせよ彼も直接会えるならそうしてるんじゃないか?」

一方通行「・・・・・・」

ステイル「じゃあ僕は行くよ。くれぐれもあの子に妙なマネはしないように」

一方通行「誰がするか」

486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:04:11.81 ID:wdWK//s0 [2/12]
一方通行(ドラゴン・・・か?)

一方通行「・・・・・・あン?」

魔術師「・・・・・・」

一方通行「オイオイ、いつから学園都市は仮装集団の溜まり場になったンだ?」

男魔術師「・・・・・・」

一方通行「だンまりかよ。せっかく楽しくおしゃべりでもしてやろォと思ったのによ」

女魔術師「・・・・・・」ブツブツ

男魔術師「・・・・・・」ブツブツ

一方通行「あン?」

女魔術師「・・・!!」ボォ

男魔術師「・・・!!」ブワッ

一方通行「チッ」ピキーン

一方通行(炎に風か?しかしどォいうことだ、反射がうまく働いてねェ)

一方通行「クソ、面倒臭ェ」



魔術師「・・・・・・」グダー

一方通行「ったくよォ。余計な手間取らせやがって」

一方通行(風で吹き飛ばしただけでこれかよ。あっけねェ。しかしなンでこいつらには俺の反射がちゃんと機能しなかったンだ?)

一方通行(俺の反射は最低限のもの以外は自動的に反射するよォ設定されている。なのになンで軌道がズレたンだ?)

一方通行「・・・・・・魔術師、か。ンなもン本当にいンのかよ」

487 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:04:40.85 ID:wdWK//s0 [3/12]
一方通行宅

禁書目録「おかえりなんだよ」

打ち止め「おかえりなさーいってミサカはミサカはいつもより帰りが遅いあなたを心配してみたり」

一方通行「あァ」

禁書目録「そろそろ夕飯の時間だよ!」

打ち止め「聞いて聞いて!この子がね」

一方通行(・・・・・・頭が痛ェ)

488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:05:17.59 ID:wdWK//s0 [4/12]
ファミレス

打ち止め「こんなのばっかり食べてたら体に悪いよってミサカはミサカはいらぬ世話を焼いてみたり」

一方通行「うるせェ」

禁書目録「食べてしまえばなんでも一緒なんだよ」

一方通行(・・・そォいや)

一方通行「オイ、白シスター」

禁書目録「インデックスなんだよ!ちゃんと名前で呼んで欲しいかも!」

一方通行「黒曜石のナイフを使って物体を綺麗に解体する能力を持って、人の皮膚を使ってそっくりに化ける魔術師とかいンのか?」

禁書目録「一方通行もようやく魔術を信じたんだね!私も頑張ったかいg」

一方通行「ンなンじゃねェよ。さっさと答えろ」

禁書目録「結論からいうと存在するんだよ。前者はトラウィスカルパンテクウトリの槍と言われて金星の光を浴びた者をすべて殺すと言われてるんだよ。といってもそんな大きな力は人間には制御しきれないから、せいぜい空から降ってくる金星の光を相手に浴びせてバラバラにする程度のレプリカかな」

一方通行「程度じゃねェだろ」

禁書目録「後者も存在するんだよ。皮膚を15㎝くらい剥いで護符を作れば姿形を真似ることができるんだよ。どちらもアステカの魔術師が好む方法だね」

一方通行「・・・そのアステカの魔術師ってェのはイギリス精教にもいンのか?」

禁書目録「いないんじゃないかな。アステカの起源は」

一方通行(つーことは海原が神父に情報を与えた訳じゃねェのか。だとすれば一体誰があンな情報を流した?)

一方通行「っクソ、訳が分からねェ」

禁書目録「つまりアステカっていうのは」

打ち止め「うー、全然話についていけないってミサカはミサカは一人愚痴ってみる」

489 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:05:44.84 ID:wdWK//s0 [5/12]
打ち止め「また今日もお世話になりまーすってミサカはミサカは先手必勝」

一方通行「はァ、黄泉川にはちゃンと伝えたのか?」

打ち止め「抜かりはないってミサカはミサカは指を刺しつつ答えてみる」

一方通行「そォかよ」

打ち止め「あれ?もう寝ちゃうの?ってミサカはミサカはあなたの体調に問題はないか懸念してみる」

一方通行「疲れてンだよ。オマエ等もさっさと寝ろ」

490 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:06:14.70 ID:wdWK//s0 [6/12]
翌日

一方通行「あン?あいつは・・・・・・」

美琴「だから私はちょっと用事が・・・」

海原「付き合いますよ」ニコ

一方通行「・・・・・・」ゾク

一方通行(この妙な感覚は間違いねェ。あいつだ)

美琴「あ!」

一方通行「あン?」

美琴「ごめーん!待ったー?」

一方通行「・・・・・・はァ」

美琴「ささ!行きましょ!」グイグイ

一方通行「お、オイ・・・」ズルズル

海原「・・・・・・」

491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:06:41.22 ID:wdWK//s0 [7/12]
美琴「ということで今日一日アンタと行動を共にしてその姿を大勢の人に見て貰う。その間に海原とまた会えればより強く印象付けができる。いい方法だと思わない?」

一方通行「他あたれ。俺は今取り込み中なンだよ」

美琴「何かあったの?私でよければ協力」

一方通行「足手まといなンだよ。いいからさっさと帰れ」

美琴「な、何よそれ!私にはいえないことでもあるってわけ!?」

一方通行「いつからそンな関係になったンだよ」

美琴「な!別にそんな意味でいったわけじゃ・・・」ブツブツ

美琴「と、ともかく今日一日は・・・っていないし」ガク

492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:08:25.76 ID:wdWK//s0 [8/12]
一方通行(付き合ってられっかよ)

一方通行「・・・・・・あン?」

海原「おや?偶然ですね。御坂さんは?」

一方通行「さァな。帰ったンじゃねェか?」

海原「そうですか。ああ、自己紹介が遅れましたね。自分は海原光貴です。あなたは?」

一方通行「・・・御坂だ。御坂美琴の兄のな」

海原「・・・それは妙ですね。たしか御坂さんに御兄弟はいないと聞いたのですが」

一方通行「本当の事知りたきゃオマエも名前くらい名乗れよ、三下が」

海原「・・・どうして分かったんですか?」

一方通行「知るか。なンの用だ?」

海原「答える義理はありませんね」

一方通行「インデックス絡みか?」

海原「・・・そうですね。あなたの所有している禁書目録はあなたが思っている以上に危険な存在です。そしてそれを有しているのが科学世界最強の超能力者である一方通行。だれでも気になるでしょう」

一方通行「それがなンで超電磁砲に近づくってことになンだよ」

海原「あなたを消すのに邪魔だと判断したからです。あなたの周りに居る禁書目録、最終信号、超電磁砲は危険な存在だ。あなたに何かあれば黙っていないでしょうからね」

一方通行「・・・そォかよ。それで十分だ」

一方通行(ガキに危害を加える可能性があるならそれだけで十分だ)

一方通行「・・・コロス」

493 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 16:08:53.02 ID:wdWK//s0 [9/12]
海原「やれるものなら!」ビュン

一方通行「・・・・・・」

海原「な、なぜ!この距離で外すわけが」

一方通行「どォやらあの白シスターの言ってた通りらしいな。オマエの黒曜石のナイフは金星の光を利用してンだろ?ならこの辺りの光を捻じ曲げっちまえば上手くコントロールできねェンじゃねェか?」

海原「そんなことが」

一方通行「できンだからこォなったンだろ?」ブワッ

海原「な!」ドン

一方通行「魔術師ってェのはひ弱だな、オイ。ちょっと吹き飛ばしただけでこのザマかよ」

海原「くっ」

一方通行「そろそろ死ンどけ」スッ

海原「・・・攻撃はこれからも続くでしょう。その度に御坂さんに危険が及びます」

一方通行「あン?」ピタッ

海原「守ってくれますか?御坂さんを、どんないつでも、どこでも、どんな相手からも。都合のいいヒーローのように彼女を」

一方通行「・・・・・・」

海原「・・・・・・」

一方通行「・・・・・・チッ、興醒めだ」スタスタ

海原「な、どうしt」

一方通行「俺にあいつを守れだ?知るか。オマエの人生だろ。オマエが守りてェンならオマエ自身でどォにかしろってンだよ、胸クソ悪ィ」

海原「・・・・・・」

一方通行(クソ。何してンだよ、俺は)

495 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 18:37:27.37 ID:wdWK//s0 [10/12]
打ち止め「あれ?今日はどこにも行かないのってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「まァな」

打ち止め「じゃあ一緒に外に出ようってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張ってみる」

一方通行「はァ?なンで俺が」

禁書目録「まあまあ、早く行くんだよ」

一方通行「クソ、面倒臭ェ」



一方通行「また食いもンかよ」

禁書目録「甘いものは別腹なんだよ!」

一方通行「オマエの場合は甘い物も何も関係ねェだろ」

禁書目録「むっ、それはちょっと失礼かも」

一方通行「何がだよ」

打ち止め「あなたもこれ食べて落ち着きなよってミサカはミサカはあなたにクレープを押しつけてみる」

一方通行「チッ。それでなンでまたオマエがいンだよ」

美琴「いいじゃない、細かいわね」

一方通行「そォかよ」

禁書目録「この子は一方通行のガールフレンド?」

一方通行「・・・・・・」

美琴「そ、そんなんじゃ・・・、アンタも黙ってないで何か」

一方通行「超電磁砲、ガキ共を頼む」ダッ

美琴「えっ!ちょ、ちょっと!?」

禁書目録「・・・ガキって私もかな?」

496 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 18:37:53.28 ID:wdWK//s0 [11/12]
一方通行「・・・・・・」

垣根「よう。随分楽しそうじゃねえか、第一位」

一方通行「オマエはまだ生きてたのか?しぶてェなァ、オイ」

垣根「うるせえ。相変わらず大したムカつきぶりだな」

一方通行「なンの用だ?」

垣根「用?なんのことだ?」

一方通行「とぼけてンじゃねェよ。オマエが俺達をつけてた事くらい丸わかりなンだよ」

垣根「なんだ気付いてたのかよ」

一方通行「さっさと用件をいえ」

垣根「はっ。話すわけねえだろ。力尽くで聞いてみろよ」

一方通行「オマエ俺に勝てると思ってンのか?演算能力を失ったって聞いたがここまでとは予想外だ。さすがの俺も罪悪感を感じずにはいられねェよ」

垣根「いつまで余裕ぶっこいてるつもりだよ」カチ

一方通行「あン?オマエそのチョーカー」

垣根「テメエの反射は必要最低限のもの以外は完璧に反射するはずだ。だがその反射にも例外は存在する。そこがテメエの能力を破るカギとなる」

一方通行(あの魔術師との一戦のことか?)

一方通行「で、どォすンだ?その例外を解析して俺を倒すのか?」

垣根「もう解析済みなんだよ」

一方通行「はン。面白れェ」

497 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/29(木) 18:38:53.40 ID:wdWK//s0 [12/12]
美琴「はあ、なんであいつは」

禁書目録「みこと、どうかしたの?」

美琴「なんでもないわ。それにしてもよく食べるわね」

禁書目録「育ち盛りなんだよ!」

美琴「そう、頑張って大きくなりなさいね」

禁書目録「そこはかとなく馬鹿にされた気がするんだよ」

美琴「そんなつもりでいったわけじゃないんだけど」

打ち止め「それにしてもあの人急にどうしたんだろうねってミサカはミサカは話題を変えてみる」

美琴「全くよ。いつもいつも急にいなくなって」

禁書目録「みことは一方通行が好きなの?」

美琴「んな!どう考えればそうなるのよ!」

禁書目録「誰が見ても分かりそうなんだよ」

美琴「別にそんなんじゃないっていうか、あっ」

禁書目録「?どうかしたの?」

美琴「ちょっと飲み物買ってくるからここで待ってて」ダッ

打ち止め「お姉さまも行っちゃったねってミサカはミサカは肩を落としてみる」

禁書目録「むー、気になるんだよ」

501 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/04/30(金) 00:38:23.46 ID:al6QNec0
垣根「さっきまでの余裕はどうした?」

一方通行「うるせェ」

垣根「そろそろだな」

一方通行「あン?」

垣根「テメェ禁書目録と最終信号を放っといていいのか?」

一方通行「知るかよ」

垣根「超電磁砲だけで大丈夫か?って聞いてんだけどな」

一方通行「・・・・・・オマエ」

垣根「はっ。信じるかどうかはテメェ次第だけどな」

一方通行「・・・チッ」タン

垣根「ムカつく野郎だ。クソ」カチ



一方通行(たしかこの辺のはずだが)

一方通行「打ち止め!インデックス!御坂!いねェのか!?」

一方通行(クソ!だがどこかに移動しただけの可能性もある。とりあえずこの辺を)

――――――――――

麦野「最終信号は捕えたよ。あなたに言われた通り無傷でね。さっさと戻りましょ。一緒に居たシスター?さあ、下っ端に任せてきたから。まあ大丈夫なんじゃない?」

505 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 00:12:01.41 ID:zLxKAus0 [1/8]
禁書目録「あの子をどこへ連れて行くつもりなのかな?」

下っ端「お前には関係vbrじゅv」バタン

美琴「大丈夫?シスターさん。大人しくしてるよういったのに」ビリビリ

禁書目録「みこと、私は大丈夫だけど打ち止めがさらわれちゃったんだよ」

美琴「あの子が・・・?あいつは戻ってきた?」

禁書目録「まだなんだよ!」

美琴「ともかく今はあいつを!」

一方通行「必要ねェ。何があった?」

禁書目録「急に大勢の人に囲まれたんだよ。打ち止めはリーダーっぽい女の人が連れて行ったんだよ」

一方通行(大勢の人間か、どこぞの研究機関の可能性もあるが状況的に学園都市の仕業って考えた方が自然だな)

一方通行「オマエはなンでこいつらから離れた?」

美琴「あ、アンタがあいつを探してる様だったから」

一方通行「あいつ?」

美琴「そう、たしか上条とかいう名前の」

一方通行「・・・・・・それでどォした?」

美琴「遠くに見えたから話しかけてみたの。そしたらアンタの事色々聞いてきて・・・」

一方通行「それでこのザマかよ」

美琴「うっ・・・」

一方通行(偶然・・・な訳ねェよな。しかしそれならなンで俺や超電磁砲が居る時に襲ったンだ?わけが分からねェ)

506 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 00:14:53.79 ID:zLxKAus0 [2/8]
美琴「ともかく今はあの子を探さないと!」pipipi

美琴「初春さん?お願いしたい事が・・・」

初春『あい、分かりました。さっそく調べてみます』

美琴「頼んだわね」pi

一方通行(学園都市が黒幕だと考えると衛星カメラから探す程度じゃ見付けることは不可能だ。この下っ端には大した情報を持たせてねェだろォし)

一方通行「・・・クソ」ギリ

土御門「お困りのようだにゃー」

一方通行「!オマエは」

土御門「俺の事を知ってるのか?それなら自己紹介はいらないにゃー」

一方通行「なンの用だ?」

土御門「最終信号が運ばれる場所に心当たりがある」

一方通行「・・・・・・なンのつもりだ?」

土御門「別に。ただお前にドラゴンを目覚めさせるのを止めて欲しいだけだ。お願いしただろ?『龍を止めろ』ってな」

一方通行「オマエだったのかよ。それでガキはどこに居る?」

土御門「18学区の研究施設だ。詳しい場所はここに書いてある」

一方通行「そォかよ」

美琴「ち、ちょっと。罠かも」ヒソヒソ

一方通行「問題ねェ。どっちにしろこっちは完全に手詰まりだ。今更俺を罠にハメよォなンて賭けをする必要ねェだろ」

美琴「で、でも!」

一方通行「ゴチャゴチャうるせェ。オマエはこのガキの面倒でもみてろ!」タン

美琴「あ!ちょっと!?」

507 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 00:15:20.21 ID:zLxKAus0 [3/8]
美琴「ともかく今はあの子を探さないと!」pipipi

美琴「初春さん?お願いしたい事が・・・」

初春『あい、分かりました。さっそく調べてみます』

美琴「頼んだわね」pi

一方通行(学園都市が黒幕だと考えると衛星カメラから探す程度じゃ見付けることは不可能だ。この下っ端には大した情報を持たせてねェだろォし)

一方通行「・・・クソ」ギリ

土御門「お困りのようだにゃー」

一方通行「!オマエは」

土御門「俺の事を知ってるのか?それなら自己紹介はいらないにゃー」

一方通行「なンの用だ?」

土御門「最終信号が運ばれる場所に心当たりがある」

一方通行「・・・・・・なンのつもりだ?」

土御門「別に。ただお前にドラゴンを目覚めさせるのを止めて欲しいだけだ。お願いしただろ?『龍を止めろ』ってな」

一方通行「オマエだったのかよ。それでガキはどこに居る?」

土御門「18学区の研究施設だ。詳しい場所はここに書いてある」

一方通行「そォかよ」

美琴「ち、ちょっと。罠かも」ヒソヒソ

一方通行「問題ねェ。どっちにしろこっちは完全に手詰まりだ。今更俺を罠にハメよォなンて賭けをする必要ねェだろ」

美琴「で、でも!」

一方通行「ゴチャゴチャうるせェ。オマエはこのガキの面倒でもみてろ!」タン

美琴「あ!ちょっと!?」

508 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 00:15:50.30 ID:zLxKAus0 [4/8]
美琴「行っちゃった・・・」

禁書目録「あの子の場所が分かったんだよ!」

美琴「はあ?その訳のわからないおまじないで?」

禁書目録「おまじないじゃないんだよ!これはこの辺りの地脈を利用した魔術で」

美琴「そ、分かったからこの辺りを探してみましょ」

禁書目録「む、信じてないんだよ!こっちなんだよ!」タタタ

美琴「え!?ちょっと!待ちなさいって!」

509 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 00:16:30.56 ID:zLxKAus0 [5/8]
一方通行(ここか。想像してたよりも手薄だな)

一方通行(カギが開けっぱなしに見張はなし。ナメてンのか?)

一方通行「・・・・・・あン?」

垣根「・・・・・・」

一方通行「またオマエかよ。いい加減オマエの相手は飽きたンだよ、三下クン」

垣根「こっちだって好きでテメェの相手をしてるわけじゃねぇんだよ」

一方通行「そォかよ。じゃあさっさと退け」

垣根「テメェが消えれば済むだろうが」

一方通行「・・・なァ、オマエはなンでさっき俺を逃がしたンだ?」

垣根「はあ?テメェが逃げる理由なんざ興味ねぇよ」

一方通行「あンな情報与えなけりゃ、俺はオマエをバラすまで戦ってたっていってンだよ」

垣根「・・・・・・」

一方通行「オマエの反射破りは完璧じゃあねェ。だからさっさと引き揚げさせたンだろ?」

垣根「ハッ。仮にそうだとして何でわざわざ俺にそんな下らない情報を与える?」

一方通行「オマエはただの捨て駒だって話だ。落ちたもンだな、オイ」

垣根「・・・黙れ」

一方通行「図星かよ。まァいい。お喋りはこの辺にしてさっさと終わらせるか」

垣根「こっちの台詞だ」カチ

511 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 01:07:28.03 ID:zLxKAus0 [6/8]
一方通行「終いか。さすがに木原のクソみてェに俺の反射の軌道の変更後までは対応できねェらしいな」

垣根「・・・・・・くそ」

一方通行「・・・・・・」スタスタ

垣根「待てよ」

一方通行「あン?」

垣根「何で止めを刺さねぇんだ?」

一方通行「時間の無駄だからに決まってンだろ。俺の気が変わらねェうちにさっさと失せろ、三下が」

垣根「・・・頭に乗ってんじゃねぇぞ、一方通行ァァあああああああああ!!」ブォ

一方通行「・・・・・・チッ」ピキーン

垣根「ここで俺を見逃してヒーロー気取りか?テメェはそんな半端な気持ちで最終信号を守りきれると思ってんのか!?いい加減目を覚ませよ一方通行!テメェは見て来たはずだ!この学園都市がどんなものなのかを!なのになんでそんな生き方ができんだよ!おかしいだろうがよォォおおおおおおお!!」

一方通行「さっきからうるせェなァ。俺とオマエを同じベクトルで測ってンじゃねェよ。
俺がヒーロー?ハッ。笑わせンなよ。俺とオマエで何らかの差があるとすれば手を差し伸べてくれる人間が居たかどォかの違いだろ」

垣根「手を差し伸べるだぁ?ふざけんな!ただ単に甘い言葉に耳を貸しただけの腰抜けじゃねぇか!」

一方通行「はン。そォ思うならそう思ってればいいだろ。オマエが何を守れなくて、どォいう成り行きでここまで落ちて来たのか知らねェし興味もねェ。だがよォ、このクソみてェな街にも手を差し伸べてくる人間は大勢居ンだよ」

垣根「・・・・・・」

一方通行「チッ。もォ邪魔してくれンなよ」

512 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 01:08:16.20 ID:zLxKAus0 [7/8]
この一方さん上条さんにそげぶされたみたいだ

514 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/02(日) 02:39:28.97 ID:zLxKAus0 [8/8]
一方通行(クソ。また時間を無駄にしちまったか)

一方通行「・・・・・・あン?」

エイワス「・・・・・・」

一方通行「・・・オマエは?」

エイワス「エイワス。天使・・・、いや、君にはドラゴンと答えた方が分かりやすいか」

一方通行「そォかよ」

一方通行(こいつが普通じゃねェのは間違いねェ。だが今はガキの保護が最優先だ)

エイワス「てっきり私に向かってくると思ったんだがね」

一方通行「オマエに構ってる暇はねェンだよ」

エイワス「そうか。私が存在する限り打ち止めは間違いなく、崩壊するというのに」

一方通行「あン?」

エイワス「ま、単なるクローンなんだから、同じ機能の個体を作り直せば済む話なのかもしれないがね」

一方通行「・・・・・・上等じゃねェか」ブチッ

518 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:43:17.86 ID:D2g/gbg0 [1/7]
一方通行「!!がっ、は」ドン

エイワス「いやはやすまない。どうやらアレイスターの奴が何か細工をしたようだ。君では私を殺せないようだね」

一方通行(反射が働かねェ。クソ、あの翼はなンだ?どォいう理屈で俺に攻撃を)

エイワス「それはそうと治療をした方がいいんじゃないか?その出血はさすがに」ブツブツ

一方通行(・・・こンなクソ野郎のためにガキを死なせるかよ!)ドバッ

エイワス「・・・ほぅ」

一方通行(この黒い翼がどォいう理屈で動いてるのか知らねェがこれでこいつを)

エイワス「残念ながら、それh」

一方通行「うォォォおおおおおおおおおおおおおお!!!」ゴッパァァァァン

520 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:44:36.89 ID:D2g/gbg0 [2/7]
美琴「あ、一方通行!!」

禁書目録「近付いちゃ駄目!巻き込まれちゃうんだよ!」

美琴「で、でも!」

禁書目録(あれは天使の翼?でもあんなもの私の10万3000冊の中には)

エイワス「超電磁砲に禁書目録か」

禁書目録「あなたは何者?」

エイワス「残念ながら君達には興味はないんだ。君達の質問に答える気はない」

美琴「ふっざけんな!!」ドン

エイワス「そこの第一位ですら手も足も出なかったのに君に何かできるわけがないだろう。それに今は私より彼等の心配でもした方が賢明だと思うが」

美琴「くっ!」

エイワス「なあに、また興味が湧いたら出てくるさ。そのときまで」スッ

美琴「・・・消えた?」

禁書目録「一方通行!大丈夫?」

美琴「出血の量が尋常じゃない。このままじゃ病院までもたない」

海原「お困りのようですね」

美琴「・・・アンタどうしてここに?それに背中に背負ってるのは」

打ち止め「・・・・・・」ハアハア

海原「この子を助けるお手伝いをしようと思いまして。それより今は彼を。インデックスさん。僕が回復魔術を使用します。サポートしてください」

禁書目録「分かったんだよ」

美琴「え?ちょっと魔術って」

海原「大丈夫ですよ、御坂さん。彼は必ず助けてみせますから」

521 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:50:08.15 ID:D2g/gbg0 [3/7]
一方通行(・・・・・・ここは?)

美琴「あ、一方通行。大丈夫?どこか痛くない?」

一方通行「あァ、・・・・・・!ガキはどォした!?」

美琴「あの子は大丈夫。ちゃんと保護したから。それよりもアンタの方が」

一方通行「今どこにいンだ!?」

美琴「と、隣の部屋だけど」

一方通行「そォか」ムクッ

美琴「ちょっと!まだ起きあがっちゃダメだって!」

一方通行「問題ねェよ」

――――――――――

一方通行「・・・・・・」ガラガラ

打ち止め「・・・・・・」ハアハア

芳川「あら、目を覚ましたのね」

一方通行「あァ。ガキは?」

美琴「ずっとあんな感じなの。お医者さんも原因は不明だって」

一方通行「そォか」

美琴「で、でも大丈夫!アンタなんか体中血塗れだったのにもうピンピンしてるんだから。きっとあの子もすぐよくなるわよ!」

一方通行「・・・・・・」

芳川「そうね。この子は私が見てるから、あなたはまだ寝てなさい。あなたにまた倒れられたら元も子もないわ」

一方通行「頼ンだ」

522 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:51:24.79 ID:D2g/gbg0 [4/7]
禁書目録「目を覚ましたって聞いたから様子を見にきたんだよ」

一方通行「オマエ、俺に何かしたのか?」

禁書目録「私は何もしてないんだよ。みことがずっと付きっきりで看病してくれてたからじゃないかな」

美琴「わ、私は何もしてないわよ!こいつを助けてくれたのは海原光貴とあなたじゃない」

一方通行「あいつが?」

美琴「うん。私も信じてなかったんだけどね、回復魔術ってのを使ってアンタの傷を防いだのよ」

禁書目録「むむ、やっぱり信じてなかったんじゃん!」

美琴「あー、でも今は信じてるわよ。だって学園都市にはあんな能力者いないし」

禁書目録「これだから学園都市の人間は!」グチグチ

一方通行「・・・オイ、白シスター。天使とドラゴンについて何か知ってるか?」

禁書目録「あの金髪の事だよね?」

一方通行「見てたのか?」

禁書目録「一部始終だけどね。その前にあなたは彼女について何を知っているか聞きたいかも」

523 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:53:21.54 ID:D2g/gbg0 [5/7]
禁書目録「なるほど。そんなことが」

一方通行「あァ」

禁書目録「それにしても妙なんだよ」

一方通行「妙じゃないところなンかあンのか?」

禁書目録「そういうことじゃなくって。あのエイワスっていう存在は明らかに別の世界から召喚された存在なんだよ。あれほどの力を制御するんだからかなり巨大な儀式場が必要なんだけど」

美琴「巨大ってどれくらい?」

禁書目録「うーん。この街そのものを巨大な儀式場として使用しても難しいんじゃないかな?」

美琴「そ、そんなに?」

禁書目録「うん。それだけ大きな力を留めておくのは大変なんだよ」

一方通行「儀式場ってのはどンなもンなンだ?魔方陣やら置物が大量に置かれるとかか?」

禁書目録「それが一番有名かな。でも文字とか、こんな何の意味のなさそうな点や線のみでできた霊装や、地脈の力を使ったものなんかもあるんだよ」

美琴「その線っていうのは目に見えないもので代用できたりしないの?例えば電気信号とか」

禁書目録「うーん。その電気信号っていうのがよく分からないけど。ちゃんとした手順を踏みさえすれば問題ないと思うんだよ」

美琴「電気信号っていうのは」ブツブツ

一方通行(電気信号?ミサカネットワークのことか。木原の件といい今回の件といい、上層部がガキや妹達を特別視してる事は間違いねェ。いや、待て、そもそも妹達の存在自体が妙だ。軍事目的で超能力者を作りたいのであれば元々レベル1の超電磁砲よりも俺の方が圧倒的に楽に作れるはずだ。外からの命令に逆らえないよォなシステムでも作っちまえば逆らう事もねェだろォし、血液サンプルと称して俺の細胞を手に入れる事も出来ただろ)

524 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:54:07.73 ID:D2g/gbg0 [6/7]
禁書目録「AIM拡散力場っていうのは?」

一方通行(じゃあなンでだ?俺の能力が外の連中に回収されるリスクを負いたくなかったから?俺やメルヘン野郎より超電磁砲の方が開発しやすいからか?俺の存在を恐れていたから?いや、それ以前にどォしてレベル5になる以前に量産能力者計画を始める結論に至った。たしかあれはレベル5を軍事目的として使用する計画のはずだ。御坂美琴は元々レベル1。あいつの体細胞を入手したのが数年前って話だから明らかにおかしいだろ)

美琴「えーっと、つまりね」

一方通行(こいつがレベル5に進化出来る事を知っていた?確かに元は『筋ジストロフィーの治療のため』って可能性もあるがそれならもっと高レベルな能力者が他にいたはずだ。発電能力者なンざこの街には腐るほどいるしよォ。それなのにこいつに注目したってこたァ、御坂がレベル5になれる事を知っていたと考える方が自然だ。それを予め知る方法は一つしかねェ)

禁書目録「ふむふむ、なるほどなんだよ。それじゃあ」

一方通行(樹形図の設計者は学園都市の所有物だ。上層部が好き勝手に使ってたとしても何ら不思議じゃねェ。量産能力者計画が妹達じゃねェとならない理由がエイワスを呼び出すためだとすれば?絶対能力進化計画も、妹達の存在も。そして実験が中止される事も、世界中に妹達がばら撒かれることも、一万人の妹達が殺害されることも)

美琴「一方通行?」

一方通行(じゃあ俺や垣根はどォして必要になった?あれだけの能力をもつ存在を生み出せるなら俺達なンざ必要ねェはずだろ。本命の核?第一候補?クソ、上層部は何を企ンでやがる)

禁書目録「一方通行!」

一方通行「あン?」

美琴「アンタ大丈夫?どこか悪いなら」

一方通行「なンでもねェ。オマエらの方はまとまったのかよ」

禁書目録「うん。なんとかね」

一方通行「そォかよ」

525 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/04(火) 19:55:44.10 ID:D2g/gbg0 [7/7]
冥土帰し「元気そうで何よりだね」ガラガラ

美琴「ゲコ太先生!」

一方通行「はァ?」

美琴「あ、いや、こっちの話」

冥土帰し「そろそろ面会時間は終了だね。気をつけて帰るんだよ」

一方通行「だそォだ。さっさと帰れ」シッシッ

禁書目録「うぅ、この態度はあんまりなんだよ」

美琴「明日もまた来るから、ちゃんと寝なさいよ」バタン

一方通行「あァ」

一方通行(ガキを助けるにはあのエイワスって野郎をどォにかしねェとならねェが、正面から戦うには分が悪ィ。土御門かメルヘン野郎なら何か掴ンでるかも知れねェ。あいつらを頼るのはシャクだが背に腹は代えられないか)

一方通行「・・・・・・行くか」

531 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:23:00.66 ID:tOMQYgc0 [1/7]
美琴「あっ、そっか」

禁書目録「?どうかしたの?みこと」

美琴「あ、なんでもない」

美琴(・・・アイツの黒い翼、どこかで見たと思ったらあの時の、幻想御手事件の時の幻想猛獣にどこか似てたんだ)

美琴(それにあのエイワスってやつも似た雰囲気があった)

美琴「ごめん!ちょっと忘れ物あった!あとは一人で帰れる?」

禁書目録「え?うん、大丈夫だけど」

美琴「ごめんね!」ダッ

532 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:23:42.49 ID:tOMQYgc0 [2/7]
一方通行(つってもあいつらの事なンざ気にした事もねェしよォ。一体どこから探せばいいンだ)

prrrrrrprrrrr

一方通行「・・・・・・あン?電話?病院抜け出したのがバレたか?」pi

一方通行「なンの用だ?」

「・・・・・・」

一方通行「オイオイ、いきなり電話かけて来といてだンまりかよ。マナーがなってねェなァ」

「・・・・・・」

一方通行(チッ、イタズラか。こンなの無視してあいつらを)

「探しものか?」

一方通行「はァ?」

「それとも人探しか?」

一方通行「何が言いてェンだ?」

「打ち止めの様子はどうだ?」

一方通行「!!・・・・・・オマエ誰だ?」

「気になるなら会いに来いよ。場所は絶対座標でX-228561、Y-568714。さっさと来いよ」pi

一方通行「・・・・・・」

533 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:24:31.55 ID:tOMQYgc0 [3/7]
一方通行(なンだってこンなところに)

上条「よう、来たか」

一方通行「やっぱりオマエか」

上条「なんだ、知ってたのか。光栄だな」

一方通行「なンの用だ?」

上条「打ち止めの容態はどうだ?」

一方通行「言わなきゃ分かンねェのか?こっちは忙しいンだ。さっさと用件言え」

上条「お前は今どんな気持だ?」

一方通行「はァ?何いって」

上条「守りたい人間を守れず、これといった手もねえ状態の事だよ」

一方通行「手がねェわけじゃねェだろ。まだあのガキも死ンじゃいねェしよォ」

上条「勝てると思ってるのか?あいつに」

一方通行「やるしかねェだろ。打ち止めを助けるにはそれしか手がねェならよ」

上条「そうかよ。ビリビリから聞いた通りの人間だな」

一方通行「はァ?」

上条「こっちの話だ。それでどうするつもりなんだ?」

一方通行「エイワスを消す。オマエも知ってる事は全部話せ」

上条「それは困るな。せっかく苦労して呼び出したのに」

一方通行「やっぱりオマエもグルかよ、クソ」

上条「まあな」

534 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:25:23.55 ID:tOMQYgc0 [4/7]
一方通行「どォいうつもりだ?」

上条「何がだ?俺が学園都市のいいなりになっている事か?エイワスを呼び出した事か?お前をここに呼んだ事か?」

一方通行「全部だ」

上条「そうかよ。一つ目の答えだが、学園都市最強。自身が世界で一番強いと思っているお前には理解できないかもしれないな。エイワスには負けたみたいだがあれは反則みたいなもんだし」

一方通行「はァ?」

上条「お前はさ、打ち止めが大勢の人物から狙われたとしてさ。自身の力が足りず打ち止めがあと少しで死にそうになったとしたらどうする?力を欲するんじゃないか?打ち止めを危険な目にあわせる奴等を一人残らず排除できるくらい大きな力を」

一方通行「・・・・・・」

上条「俺はそう考えただけだ。そのためには学園都市の下につく方が都合が良かった。どうやら俺やお前や垣根には、特別な力が宿ってるらしいぜ?それを呼び覚まして利用する事が上の連中の考えらしいがな」

上条「エイワスを呼び出したのも同じだ。俺の能力を呼び覚ますにはあいつが必要だった。だから呼び出した。打ち止めを巻き込む可能性も考慮してはいたが、ここまで負担になるのは完全に予想外だった」

上条「最後に、お前を呼び出したのは邪魔になると考えたからだ。打ち止めは死なせねえために計画は早める。だから大人しくしててくれないか?」

一方通行「誰がオマエの命令なンざ聞くかよ。知ってる事を全部話してもらう。力尽くでもな」

上条「まあ、こうなるとは思っていたが。仕方ねえか」

535 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:34:18.41 ID:tOMQYgc0 [5/7]
一方通行(こいつの右手がどンなものか未だに不明だが近寄らなけりゃ負ける事はねェ。こいつを片付けたあとにもやることは腐るほどあンだ。ここで無駄な体力を消費できねェ)

上条「お前相手なら手は抜かない方がいいな。とっておきを見せてやるよ。感謝しな、最強」ゾフリ

一方通行(竜の・・・頭?なンだありゃ。あれがあいつのいう特別な力か?)

上条「行くぜ」

一方通行(チッ。正体不明のドラゴンも範囲は右手のみ。音速の速さで全体を攻撃すりゃ終いだ)ドン

上条「こんな砂利で攻撃とは随分やさしいんだな。てっきりその辺のコンテナでもぶん投げると思ってたが」

一方通行(あの右手の竜を盾にするとは、器用なマネすンな)

一方通行「うるせェ。ならそォしてやるよ」ガシャン

上条「おいおい、殺す気かよ」

一方通行(軌道がズレた?なンだこいつは、どォなってやがる)

上条「理解できないだろ?こいつの事。こういった説明のできない力はそれだけで効果がある」

一方通行「そォかよ」

一方通行(また何か物をとばして、ダメだ。風を起こして、これもダメだ、防がれるって何考えてンだ俺は)

上条「これじゃあ打ち止めを守りきるのは不可能だな」

一方通行「・・・・・・うるせェ!」ドバッ

一方通行(なンだ?今妙な違和感が)

上条「それがお前の切り札か?なるほど、エイワスや風斬の能力に似てるな。たしかにすごい力だが、ここまで不完全な能力じゃ俺には勝てねえよ」

一方通行「うるせェっつってンだろォがァ!!」ドパァン

536 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:38:53.87 ID:tOMQYgc0 [6/7]
上条「お前は自分が何を制御しているのか、その黒い翼が何なのか理解しようとした事はあるか?俺とお前の差はいかに自分の能力と向き合ってきたか程度だ。ま、ここまで辿り着くまで相当苦労したけどな。この間までは世界中飛び回ってたし」

一方通行(それにどこからやって来ただァ?これは俺が作りだしたものじゃねェのか?)

上条「ま、どうでもいいか。これで終わりだ。じゃあな」

美琴「動かないで!」

上条「ビリビリか、よくここが分かったな」

美琴「そいつから離れて!」

上条「まあ最低限の役目は終わった事だしそれもいいか。またな、一方通行」

一方通行「・・・・・・」

上条「ああ、そうだ。お前さ、SYSTEMって知ってるか?それが学園都市設立以来の目的だそうだ。そしてそのために大勢の能力者が必要になったみたいだぜ。じゃあ打ち止めとインデックスのことは頼んだ」

537 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/06(木) 00:39:27.95 ID:tOMQYgc0 [7/7]
一方通行(システムっていやァ神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの、レベル5の更にその先、だったか。なンだって今更ンなことを)

美琴「アンタまだ病み上がりだっていうのに何してんのよ」

一方通行「オマエどォしてここが分かった?」

美琴「なんとなくかな。アンタが病室抜け出したって聞いたから走り回ってたんだからね」

一方通行「そォかよ」

美琴「ともかく病院に戻るわよ」

一方通行「チッ、分かってるっつーの」

一方通行(もし本当にSYSTEMが学園都市の目的なら大勢の人間を開発する意味なンざあるのか?たしかに頭数揃えた方が効率はいいがレベル0にいつまでも能力開発を行う事は効率的とはいえねェ)

一方通行(垣根は俺が計画の核であるといった。ということはシステムとは俺の能力と関係があるのか?この世界では垣根が核となっている可能性もあるがそれならあいつが、エイワスが俺の前に現れるとは考えづらい。まだ一度しか会ってないがあいつがそォ人前に姿を現すタイプとは思えねェ)

一方通行「そォいやなンでオマエ俺が病院抜け出したの知ってンだ?」

美琴「ああ、アンタに伝えとくことがあったから」

一方通行「はァ?」

554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/16(日) 10:13:26.95 ID:E/TPOHs0 [1/16]

一方通行「なるほどなァ」

美琴「ていうかどっか行くなら私に一言あってもいいじゃない」ムキー

一方通行(つまり要約すると一万の脳をリンクすることにより幻想猛獣とかいうわけの分からねェ怪物ができたって話か)

一方通行(AIM拡散力場ってのは能力者が無自覚に出してる、機械でしか感知出来ねェくらい微小な力の事だろ?そンなもンが強力な力になるもンなのか?って今はン事考えてる場合じゃねェか・・・ン?)

一方通行(そォいや俺が黒い翼を出した時はどれもピンチっていうより感情面が大きかったな、暴走に近い感じだったっつーか)

一方通行(・・・時間がねェ、一か八か試してみるか)

美琴「ちゃんと聞きなさいよ!それでアンタはこれからどうするわけ?」

一方通行「何もしねェよ。オマエはさっさと帰れ」

美琴「私が帰ったらアンタまた何かしでかすでしょ。あの子を助けたいのはアンタだけじゃないのよ。私も協力するから」

一方通行「必要ねェっつてンだろ」

美琴「数は多い方がいいでしょ?それに私にだって出来る事はたくさんあるわよ」

一方通行「・・・・・・じゃあ今からいう事を妹達に伝えてこい」



とある研究所

一方通行(こいつが能力体結晶か。案外あっさり手に入ったな)

一方通行(あの黒い翼が俺の能力の暴走状態だと仮定すれば、こいつを使えば意図的に能力を使用できるハズだが)

一方通行(まさかこンなモン使う羽目になるとはなァ)ペロ

555 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/16(日) 10:14:16.83 ID:E/TPOHs0 [2/16]
エイワス「意外だな。君が何らかの行動を起こすにしてももっと先だと思っていたが」

上条「俺もそのつもりだったんだけど、あの子はインデックスの友達みたいだしな。命をかける理由はそれだけで十分だ」

エイワス「ふむ、君は我々のことをどれくらい知っているのかね?」

上条「お前達が俺や一方通行や垣根を使って何か企んでるってことくらいだ」

エイワス「何か勘違いをしているようだが私は何か企んでいるわけではない。全てアレイスターが勝手にやっている事だ」

上条「テメェがアレイスターに協力している以上、こちらとしてはどうでもいいんだよ」

エイワス「ふむ、困ったな。君といい彼といい、全く話が通じんな」

上条「お互い様だろ。念のため聞いておくがお前は何者だ?」

エイワス「何を今更、私はドラゴン。一応天使という記号にも対応はしているが」

上条「ドラゴン・・・ね。ルシフェルの別の呼び名は『夜明けの竜』ともいわれているらしいな」

エイワス「私がそのルシフェルだとでも?」

上条「いいや。一方通行の黒い翼と幻想殺しが共鳴しあっているのを感じた。ルシフェルは12枚の翼を持ち、右手に最強の武器を携えた大天使ミカエルとは瓜二つの兄弟とされていたらしいな。お前等は俺たちを中心として、科学の力で作った天使を使って本物の神と戦争でも起こすつもりなんじゃねぇのか?かつてルシフェルが起こした神話を再現するように」

エイワス「偽物の天使が本物に勝てるとでも?」

上条「偽物だからこそ勝てるんだろ?虚数学区を天界に張る事が出来れば天使も本来の力は発揮できねぇだろうしな。まあ全てただの推測でしかないけどな。何はともあれお前とアレイスターを消せば終わるってことは間違いないだろ?」

エイワス「君も困ったものだね。そんな不完全な状態で勝てるとでも?」

上条「知るかよ。俺の幻想殺しは神の奇跡さえ打ち消す。そしてお前も例外じゃない」

エイワス「なるほど、実に興味深いね。君達は」

556 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/16(日) 10:14:43.26 ID:E/TPOHs0 [3/16]
一方通行「オイオイ、何二人で盛り上がってくれちゃってるンですかァ?」

エイワス「よくここまで来れたね」

一方通行「AIM拡散力場の流れが明らかに不自然な地帯があったから来てみただけだ。こいつの操作も慣れちまえば風を操るのと大差ねェみたいだからよ」

上条「そうか、心配して来てくれたんだな」

一方通行「後で愉快なオブジェにでもしてやるからな」

上条「いや、冗談だって。マジで」

エイワス「実に面白いな君達は。まあいい、現状を知っておくのもいいだろう」スッ

一方通行「なンだあの輪っかは」

上条「天使って言うだけのことはあるな」

エイワス「厳密には違うが、まあそれでいいだろう」

エイワス「うん?」ピリピリ

557 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/16(日) 10:15:14.90 ID:E/TPOHs0 [4/16]
エイワス「ほう、全妹達をネットワークから切断させたのか。たしかにこれなら私の能力も多少は落ちるな」

一方通行「これ以上ガキ共に負担をかけさせられねェ、さっさと消えろ」ゴパァァアアア

上条「一方通行!」

一方通行(チッ、さっきよりこいつを制御できるようにはなったがやはり次元が違う。俺かこいつ、どっちかでもやられっちまえば終わりだってのにここまであっさり)

エイワス「もう終わりかつまらゴパァァアアアア

垣根「随分楽しそうなことしてんじゃねえかよ。俺も交ぜろよ」

エイワス「ミサカネットワークは全て切断したはずだが」

垣根「はっ。たしかにネットワーク自体は機能してねぇ。だが妹達以外にあいつらと同じ脳波を持って、高い演算能力を持つ奴が他にいるだろ」

エイワス「なるほど。超電磁砲に演算補助をさせているのか。考えたな」

垣根「テメェに褒められても嬉しくねぇがな」

一方通行「三下、俺とメルヘン野郎であいつの翼を押さえつける間にあいつに攻撃しろ」

上条「出来んのか?」

一方通行「やるしかねェだろ」

垣根「まさかビビってんのか?一方通行」

一方通行「ハッ、誰に口きいてンだクソ野郎が。行くぞ」ブオッ

垣根「ああ」バオッ

一方通行(なンだこの感覚は。体の中で力が暴れ回ってやがる。共鳴している?垣根と上条に)

一方通行(全て掌握してやる。それでこいつをkudm消lpsw)

一方通行、垣根、上条「うォォォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

パキン

エイワス「なるほど。実に興味深いな。やはり君達はスーッ

一方通行(勝った・・・か)バタン

558 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/16(日) 10:15:45.73 ID:E/TPOHs0 [5/16]
一方通行(・・・・・・あン?ここは)

打ち止め「やっと目を覚ましたんだね。どこか痛くない?ってミサカはミサカは気を利かせてみる」

一方通行「・・・オマエはなンともねェのか?」

打ち止め「ミサカ達はもう平気だよってミサカはミサカは報告してみる」

一方通行「そォか。他の連中は?」

打ち止め「あなたと一緒にいた二人組ならもう目を覚ましてるよ。二人とも大した怪我じゃないんだってってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「そォかよ」

打ち止め「・・・ねえ」

一方通行「あン?」

打ち止め「あんまり無茶しないでねってミサカはミサカはお願いしてみる」

一方通行「・・・・・・あァ」



上条「おう、一方通行。起きたか」

垣根「はっ。学園都市最強様が一番体力ねえなんて笑えるな」

一方通行「うるせェ。何しに来た」

上条「今後の事を話し合いに来た」

垣根「エイワスは倒したがまだアレイスターのクソ野郎が残ってる。あいつを片付けるまで安心はできねぇ」

一方通行「だろォな」

上条「それでお前はこれからどうする?」

一方通行「ンなこと決まってンだろ」

垣根「だろうな」

上条「よし!俺たちの戦いはこれからだ!」

~終わり~




539 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/07(金) 05:02:10.58 ID:rxvb6r60 [1/5]
一方通行「・・・あれ?俺は」

上条「おう、起きたか、一方通行」

一方通行「!三下、なンでオマエが」

上条「おいおい、いい加減その三下って呼び方やめろよ。俺には上条当麻って名前があるんだからよ」

一方通行「どォでもいい。ここはどこだ?」

上条「どこって列車の中だろ?」

一方通行「列車?」

美琴「これからホグワーツ魔法魔術学校の入学式じゃない。まだ寝惚けてるの?」

一方通行「超電磁砲もいンのかよ、つーかホグワーツだァ?」

美琴「アンタ本当に大丈夫?だから変なもの食べすぎないように言ったのに」

上条「まあまあ、寝惚けてるだけだろ。これからホグワーツで魔法を習うんだよ。俺はお前らと違って奇跡的に入試に受かった身だからついていけるか不安だな。いざとなったらよろしく頼むな」

美琴「ハナっから人をあてにしないの。どう?そろそろ目も覚めたでしょ?」

一方通行「あァ、なンとかな」

一方通行(なンかいわれてみればそンな気がしてきた)

上条「おっ、着いたみたいだぞ」

540 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/07(金) 05:02:46.84 ID:rxvb6r60 [2/5]
上条「実際に見るとでかいな」

美琴「悪趣味な作りね。魔法学校なんてどこもこんなもんだろうけど」

一方通行(なンつーかどォみても日本には見えねェな)

垣根「君が一方通行か?」

一方通行「あン?オマエは」

垣根「俺は垣根帝督だ。噂は聞いてる。そんなやつらより俺と友達にならねぇか?」

一方通行「誰がオマエなンかと馴れ合うかよ気持ち悪ィ」

垣根「せっかく人が親切に話しかけてやったってぇのにムカつく野郎だな」

一方通行「ハッ。こっちはオマエみてェなメルヘン野郎と話す事なンざねェよ。さっさと視界から消えろ」

垣根「マジでムカつくな。上等だ。ぶち殺してやるよ、クソ野郎」

上条「さっきから聞いて

黄泉川「はいはい、ケンカはそれくらいにするじゃん。急がないと入学早々遅刻するじゃんよ」

垣根「はっ。運がよかったな」

一方通行「こっちのセリフだろ、三下が・・・・・・、って何してンだオマエ?」

黄泉川「ああ、そういえばいってなかったな。ここで森番をしてる黄泉川だ。よろしくじゃん、二人とも」

美琴「はあ、よろしくお願いします」

上条「こちらこそ、お世話になります」

黄泉川「っと、早く行かないと遅れるじゃん。走るじゃんよ」

上条「あー!そうだった!入学早々遅刻して目付けられるなんて不幸はいやですよ!」

美琴「アンタが変な奴と話してたせいなんだからね」

一方通行「俺のせいかよ」

541 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/07(金) 05:05:40.64 ID:rxvb6r60 [3/5]
アレイスター「であるからして」

美琴「ギリギリ間に合ったわね」ヒソヒソ

一方通行「あいつは?」

上条「おいおい、あの人はこの学園の校長のアレイスター・クロウリーじゃねえか。こっちの世界じゃ超有名人だぞ。お前まだ寝惚けて」ヒソヒソ

小萌「先生が話している間は静かにしてましょうね」

上条「は、はい!すみません!」

一方通行(ミニ教師じゃねェか。なンかおかしくねェか?)

アレイスター「ではそろそろ組み分けを始めよう」

一方通行「あン?くじ引きでもすンのか?」

美琴「はあ?何いってんのよ!帽子に自分にあったクラスを決めて貰うのよ」ヒソヒソ

一方通行「帽子に?似たよォなもンだろ」

美琴「全然違うわよ!」ヒソヒソ

アレイスター「では最初に、垣根帝督。前へ」

垣根「はい」

帽子「スリザリン!」

542 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/07(金) 05:06:42.21 ID:rxvb6r60 [4/5]
上条「スリザリンは才能のある連中が集まる代わりに、闇に落ちる奴が多いって噂だ」ヒソヒソ

一方通行「・・・あいつらしいなァ」ボソッ

アレイスター「続いて海原光貴」

海原「はい」

一方通行(海原までいたのかよ)

帽子「うーん、グリフィンドール」

アレイスター「次、鉄網」

帽子「レイブンクローで」

アレイスター「次、査楽」

帽子「じゃあハッフルパフで」

アレイスター「はい、次」

帽子「ハッフルパフ」

一方通行(なンか適当になってねェか?)

543 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/07(金) 05:09:04.43 ID:rxvb6r60 [5/5]
アレイスター「次は、・・・上条当麻」

上条「は、はい!」ドキドキ

帽子「ふむ、君か。グリフィンドゥォール!」

上条「おっしゃぁぁあああ!!」グッ

アレイスター「次、御坂美琴!」ウンウン

美琴「は、はい」ドキドキ

帽子「うーん、グリフィンドールゥうう!!」

美琴「やった!」タッタッ

アレイスター「では次は・・・、一方通行」ウンウン

一方通行「は、はい」

ざわざわ

一方通行(なンか緊張すンな)ドキドキ

帽子「ふむ、君か。君はやはりスリz」

一方通行(スリザリンは嫌だすりざりンは嫌だ)

帽子「そうか、スリザリンは嫌か。あそこなら君は更に力を付けれるだろうに、それなら・・・、よし、決めた」

一方通行「・・・・・・」ドキドキ

帽子「ハッフルパフ!」

一方通行「おっしゃァ!ってふざけンなァァァァあああああああああああああああ!!!!!」ビリビリ


一方通行「という夢をみたンだ」

上条「優しい幻想だな」



571 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/17(月) 22:09:06.84 ID:SAUfjzo0 [1/2]
昔々、あるところに上条さんとインデックスさんが居ました。上条さんは山へ柴刈りに、上条さんは川へ洗濯に行きました。

上条「ふー、これくらいあれば足りるな。次は洗濯しないとな」

上条「フンフフン♪フンフフン♪フンフンフーン♪」バシャバシャ

上条「って何で俺ばっかり働いてるんだよ。色々おかしいだろ・・・」

上条さんが川で洗濯をしていると川上から白い桃と赤い桃がどんぶらこっこ、どんぶらこっこっと流れて来ました

上条「何だあのデカイ桃は。あれだけの量あれば飯代が五日分は浮くな。もしかして不幸体質の上条さんにもついに幸運が舞い降りたのか?と、ともかく捕まえないと。待ってくれそこの桃ォォォォォおおおおおおおおおおおおおおお!!!」バシャン

572 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/17(月) 22:09:43.25 ID:SAUfjzo0 [2/2]
上条「何とか赤い桃だけは死守出来たが洗濯物が全部流されっちまった。でもこれだけあれば服代くらい浮くだろ、多分」

上条「ただいまー、帰ったぞ、インデックス」

インデックス「とうま!遅いんだよ!私もうおなかペコペコなんだよ!」

上条「悪い悪い、その代りといってはなんだが今日はいいもん見付けて来たぞ。ほら、大きな桃だ」

インデックス「わー、大漁なんだよ!早く食べたいかも!」

上条「はいはい、分かったから大人しくしてろ。昨夜念入りに磨いだこの包丁で豪快にやっちまうか」

インデックス「やっちゃえ、とうま」

上条「おう、任せろ」




~おわり~



574 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:44:27.25 ID:SJN5/lw0 [1/21]
>>1です
一応ちまちま書いてはいますがペースが酷いのでぼちぼちHTML依頼出してきます
浜面の話は書こうと思ったですが浜面のキャラが未だに掴み辛くてちょっと厳しかったです

今から投下するネタは思い付きで書いたやつで、色々中途半端な作品ですがよければ読んでください

575 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:45:35.79 ID:SJN5/lw0 [2/21]
一方通行「だってよォ、例えばガキの頃に」

幼一方通行『将来はみことちゃンをお嫁さンにするゥ』

幼美琴『しょうがないわね。大きくなったら考えてあげてもいいわよ』

幼一方通行『ホント!?わーい』

幼美琴『い、一応いっとくけど考えてあげるだけなんだからね!』

幼一方通行『僕みことちゃンに好きになってもらえるように頑張るね!』


~10年後~

美琴『ね、ねえ』

一方通行『あン?何だよ。学校じゃ話しかけンなっていっただろ』

美琴『そんな言い方しなくても!』

一方通行『うるせェ。それでなンの用だ?』

美琴『あ、アンタってさ、好きな子とかいないの?』

一方通行『はァ?』

美琴『勘違いしないでよ!そう!友達に聞かれてそれで仕方なく』

一方通行『なンでンな事オマエにいわなきゃならねェンだよ』

美琴『それはその・・・、』

一方通行『そォいうオマエはどうなンだよ。この間海原をフったって聞いたが気になる奴でもいンのか?』

美琴『そ、そんなのアンタには関係ないでしょ!』

一方通行『まァな』

美琴『!そうよね!関係ないわよね!ふん!』スタスタ

一方通行『・・・何なンだ、一体よォ』

576 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:46:19.77 ID:SJN5/lw0 [3/21]
打ち止め「あ、あの」

一方通行「あン?何だ?」

打ち止め「何か悪い物でも食べた?ってミサカはミサカはあなたの体を心配してみる」

一方通行「はァ?いつも通りだろ。どこがおかしいンだ?」

打ち止め「まずどうしてそんなこと考えるようになったの?ってミサカはミサカは突然のあなたの変貌ぶりに戸惑いつつ問い掛けてみたり」

一方通行「変か?」

打ち止め「うん」

一方通行「そォか・・・。そォだよな。こンなことに今まで気付かなかったンだからよォ。今までの俺は頭おかしかったンzy」

打ち止め「いや、そうじゃなくて」

一方通行「けどよォ、もォ今までの俺じゃねェよ。それより続けていいか?」

打ち止め「まだ続けるんだってミサカはミサカはこっそり溜め息をついてみる。それにしてもどうしてお姉様が幼馴染なの?ってミサカはミサカは当然の疑問をぶつけてみたり」

一方通行「俺の中の幼馴染像に一番しっくり来たからよォ。それじゃあ続けるぜ」

打ち止め(ああ、この人知り合い少ないからねってミサカはミサカは納得してみる)

577 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:47:53.52 ID:SJN5/lw0 [4/21]
~翌日~

美琴『あ、アンタ!昨日のことだけど』

一方通行『何の話だァ?』

美琴『好きな子がいないって』

一方通行『あァ、あれか』

美琴『それでどうなの?』

一方通行『誰が教えるかよ』

美琴『・・・それって肯定してるようなもんよ』

一方通行『なンでそォなンだよ』

美琴『それでその人って誰?』

一方通行『誰もいるとはいってねェだろォが』

美琴『じゃあどんな人?』

一方通行『・・・オマエには関係ねェだろ』

美琴『関係なくない』

一方通行『はァ?』

美琴『全然関係なくないわよ!』

一方通行『オマエさっきから変だぞ』

美琴『アンタのせいでしょ!』

一方通行『なンで俺が・・・、意味分からねェ』

美琴『いいから答えてよ!』

一方通行『あー、じゃあそのうち教えて』

美琴『ウソ!』

一方通行『はァ?』

美琴『だってアンタ全然約束守ってくれないじゃない!』

一方通行『約束だァ?オマエさっきからなンの話を』

美琴『!!・・・そうよね。私一人で舞い上がって馬鹿みたい。もういいわ、さようなら。お元気で』ダッ

578 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:50:28.54 ID:SJN5/lw0 [5/21]
一方通行『お、オイ!・・・行っちまった』

一方通行『(にしても何なンだァ?いきなりよォ。約束なンざした覚えはねェし、そもそもここ2,3年は疎遠になっててほとんど会う機会すらなかったしよォ)』

一方通行『・・・・・・あいつ、泣いてたな』

一方通行『俺が泣かしたンだよな?やっぱり』

一方通行『・・・・・・ったくよォ。余計な手間かけさせやがって!』ダッ

打ち止め「ねえ、まだ続くのってミサカはミサカはげんなりしつつ質問してみる」

一方通行「何退屈そうにしてンだよ。チッ、もォすぐ終わる」

一方通行『やっぱりここに居やがったか』

美琴『アンタ何で・・・』

一方通行『オマエガキの頃から何かあるといつもここに来てただろォが』

美琴『そういうことはちゃんと覚えてるのね』

一方通行『まァな。ガキの頃はよくここでオマエの遊びに付き合わされたな』

美琴『何いってんの?アンタが「みことちゃーん、みことちゃーん」って私にべったりで仕方なく遊んであげてたんじゃない』

一方通行『違ェよ』

美琴『違わない』

一方通行『ありえねェ!』

美琴『ありえなくない!』

一方通行『大体俺がオマエにべったりだァ?しょっちゅう道に迷って泣き付いてたのはどこのどいつだ』

美琴『な、泣いてないわよ』

一方通行『泣いてただろォが』

美琴『うるさい!大体アンタの記憶なんて全然アテにならないじゃない』

一方通行『それってさっきの約束がどうとかか?ガキの頃ここでした』

美琴『だ、だったらなによ』

579 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:51:01.47 ID:SJN5/lw0 [6/21]
一方通行『オマエまだあんなガキの頃にした約束なンざ気にして』

美琴『気にしてないわよ!ちょっと思い出してそれで・・・』

一方通行『あァ、そォかよ。それでオマエはどうなンだ?』

美琴『どうって何が?』

一方通行『約束ってたしかオマエに好きになってもらえるようになるとかだろ?オマエはどォなンだ?』

美琴『私はその・・・、そ、そういうアンタはどうなのよ』

一方通行『あン?ンなの決まってンだろ』

打ち止め「・・・・・・」

一方通行「・・・・・・」

打ち止め「あれ、終わり?ってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「まァな」

打ち止め「中途半端な所で終わってない?ってミサカはミサカは半端な終わり方に異議を申し立ててみたり」

一方通行「あン?そンなに気になンのか?仕方ねェなァ」

打ち止め「やっぱりいいや。それにしてもお姉様がそんなに気になるなら会って来たらいいのにってミサカはミサカは指摘してみる」

一方通行「?なンで俺が超電磁砲に会わなきゃいけねェンだ?」

打ち止め「だってお姉様の事が気になってるんじゃないの?ってミサカはミサカは再度質問してみる」

一方通行「え?」

打ち止め「え?」

一方通行「いや、だから超電磁砲は例として挙げただけで俺の中でのあいつは村人A程度だ」

打ち止め「そうなんだ。あ、来たみたいだねってミサカはミサカは指を刺しつつ話を切り替えてみる」

一方通行「あン?あれは黄色い救急車じゃねェか。初めてみたな」

打ち止め「大丈夫。ミサカが付いてるからねってミサカはミサカは力強く発言してみる」

一方通行「・・・・・・オマエまさか」

救急隊員「こちらの少年でよろしいですね?」

打ち止め「はいってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「んvdすふs;zsd」

580 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:51:33.11 ID:SJN5/lw0 [7/21]
打ち止め「目が覚めた?ってミサカはミサカは質問してみる」

一方通行「あァ。昨日の俺は本当にどうしようもないほどのクソったれだったな」

打ち止め「元に戻ってよかtt」

一方通行「時代は教師だろ。どォ考えても」

打ち止め「・・・・・・え?」

一方通行「だってよォ、例えば」

打ち止め(また語り出すんだ。どうせ今回はヨミカワとヨシカワ辺りだろうけどってミサカはミサカは推理してみる)


黄泉川『私は今日で教師を辞める事になった。新しい先生と仲良くするじゃん』

打ち止め「ちょっと待ってってミサカはミサカはあなたの言葉を制止させてみる。これって学園ストーリーだよね?ってミサカはミサカは確認してみる」

一方通行「当たり前だろ。他に教師と生徒が絡む場があンのかよ」

打ち止め「え?でもヨミカワ辞めちゃったよ?ってミサカはミサカは動揺を隠せなかったり」

一方通行「あァ、それな。まあ聞けよ」

581 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:52:01.63 ID:SJN5/lw0 [8/21]
黄泉川『それで私の代わりにこのクラスの担任となる、上条当麻先生だ。仲良くするじゃんよ』

上条『よろしくな』


打ち止め「え?えーっと、あれ?」

一方通行「ンだよさっきからよォ」

打ち止め「だってあの人あなたと同じくらいだし。そもそもあなたってあの人の事嫌いなんじゃなかった?ってミサカはミサカは首を傾げてみる。それにヨミカワ首にしてあの人を代りに教師にするのって人としてどうなの?ってミサカはミサカはあなたの薄情さに愕然としてみたり」

一方通行「それはそれ、これはこれだ。続けるぞ」


上条『黄泉川先生から紹介があった通り、今日から保健体育兼このクラスの担当を受け持つ事になった上条だ。みんなよろしくな』

キャーキャー
生徒『よろしくお願いしまーす』

上条『はいはーい、とりあえず出席取るぞ』


打ち止め「しかも歓迎ムードだし・・・」

一方通行「まあ細かい事は気にすンな」

582 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:52:29.41 ID:SJN5/lw0 [9/21]
上条『休みは一人か』

生徒U『ああ、彼はしょっちゅう休んでいるので気にしないでいいですよ』

生徒M『まあ来る気ないならそれでもいいんじゃない?』

生徒T『やっぱり頭いい奴は扱いが違うぜぃ』

上条『・・・テメェら本当にこれでいいと思ってんのか?』

生徒『え?』

上条『せっかく同じ学校で!同じクラスになれたってのに何だ!何でみんなで楽しい学園生活を送ろうと思わねぇ!?お前達だって本当は望んでいたんじゃねえのか!誰もが笑って、誰もが幸せになれるそんな最高の学園生活ってやつを!』

生徒K『そんなこと出来るわけねえだろ』

上条『・・・いいぜ。テメェが最高の学園生活を挑戦する前から諦めるっていうなら・・・』

上条『まずはそのふざけた幻想をぶち壊す!』


打ち止め「それが言いたかっただけ?ってミサカはミサカは長ったらしい説教に嫌気がさしていたり」

一方通行「うるせェ」

583 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:53:06.24 ID:SJN5/lw0 [10/21]
ピンポーン

一方通行『チッ、なンだよ一体よォ』ガチャ

上条『やあ、君が一方通行君か?』

一方通行『誰だオマエ』

上条『ああ、新しく君達のクラスの担任になった上条当麻だ。よろしくな』

一方通行『・・・それでその上条先生が俺になンの用だ?』

上条『いわなきゃ分からないか?』

一方通行『チッ。俺に構ってる時間があンなら他の出来の悪い生徒の面倒でも見てりゃイイだろ』

上条『そんなこと出来る訳ないだろ。みんな心配してる。ちゃんと学校に来い』

一方通行『行っても意味ねェだろ、どう考えても』

上条『何でだ?』

一方通行『俺には必要ねェからだ』

上条『君はこの学校でトップの成績みたいだな。だからか?』

一方通行『・・・だったらなンだよ』

上条『「人間」っていうのは人と人の間で生きるって意味だと俺は思ってる。それで学校って言うのはその絆を学ぶ所なんじゃないか?』


打ち止め「どこかで聞いた事がある気がするんだけど気のせいかなってミサカはミサカは考えてみる」

一方通行「細けェことはいいンだよ」

584 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:53:38.27 ID:SJN5/lw0 [11/21]
一方通行『ンなもンいらねェだろ』

上条『本当にそう思うなら試してみるか?』ガシッ

一方通行『オマエさっきから何を!ンン!?』

上条『悪い悪い。もしかして初めてだったか?』

一方通行『オマエこンなことしてタダですむと』

上条『大丈夫だって。すぐよくなるからよ』

一方通行『せ、先gんbふrgんびsrんbす』

一方通行「wfcんふvbげああきgj“んv」

打ち止め「・・・・・・」ハアハア

585 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:54:57.91 ID:SJN5/lw0 [12/21]
冥土帰し「原因が分かった。どうやらネットワークが関係しているようだね」

打ち止め「ミサカネットワークが?」

冥土帰し「そのようだね。脳の回路に異常がみられるね。そのせいで他の妹達の考えや思念に強く影響を受けるようになったようだ」

打ち止め「あの人はネットワークに接続できないし、それにミサカネットワークが理由で性格が変わること自体考えられないしってミサカはミサカは意見を述べてみる」

冥土帰し「まあ彼のようなケースは特別だろうね。直すには別の機材が必要だから後2,3 日はかかるね」

打ち止め「それまでずっとこのままかもしれないって事だよねってミサカはミサカは溜め息をついてみる。そういえば他の妹達の影響を受けてるってことは妹達の中には幼馴染属性とかああいう性癖を持った個体もいるってこと?ってミサカはミサカは確認してみる」

冥土帰し「そうなるね。必要なら別の個体の影響を強く受けるように変える事もできるが・・・、どうするかね?」

打ち止め「じゃ、じゃあ・・・」

586 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:55:23.28 ID:SJN5/lw0 [13/21]
一方通行「・・・・・・あン?ここは」

打ち止め「目が覚めたみたいだね。調子悪くない?大丈夫?ってミサカはミサカはいらぬ世話を焼いてみたり」

一方通行「あァ、問題ねェ」

打ち止め「そ、そっか。それならよかったってミサカはミサカは安堵してみる」

一方通行「・・・なあ、打ち止め」

打ち止め「!今度は何かなってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「兄妹っていいよな」

打ち止め「そそうかなってミサカはミサカは」

一方通行「例えばよォ」

打ち止め「あ、やっぱり語り出すんだね」

587 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:55:59.75 ID:SJN5/lw0 [14/21]
上条『お前の妹はいいよな。料理もできるし、可愛いし、いい子だしよ』

一方通行『そォかァ?別に普通だろ』

上条『普通じゃねえだろ、どう考えても。あんないい子中々いないぞ』

一方通行『イイ子ってアイツがかァ?』

上条『他に誰がいるんだよ!ああ、羨ましい!くれ!妹くれ!お兄さん』

一方通行『オマエあンなののどこがイインだ?後変な呼び方すンな気持ち悪い』

上条『どこがって全部だ』

一方通行『そォかよ』ハア

一方通行『つーかよォ、妹に幻想抱いてるみてェだが実際にいると面倒なだけだぞ。女ってだけでも面倒なのにそいつと暮らしていかなきゃならねェ訳だしよォ』

上条『そこが最高なんじゃねえか!むしろお前の幻想をぶち壊してやりたいわ』

一方通行『・・・チッ』ガサゴソ

上条『どうかしたのか?』

一方通行『弁当忘れっちまった』

上条『テメェせっかく妹ちゃんが作った弁当を忘れるとは何様だよ』

一方通行『まァたまにはパンもいいか』

上条『な、なんて贅沢な』

生徒A『一方通行さん。妹さんが来てますよ』

上条『お、弁当届けに来てくれたんじゃないか?』

一方通行『・・・・・・』

588 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:56:57.56 ID:SJN5/lw0 [15/21]
御坂妹『忘れ物ですよ、とミサカが愛妻弁当を持ってきたという事実を伝えます』

一方通行『気持ち悪ィ事いってンじゃねェ』

御坂妹『むっ、せっかく愛情込めて作ってわざわざ持ってきたのにその反応はあんまりでは?とミサカは断固抗議します』

一方通行『だからいらねェっつてンだろ。俺は学食でもイインだよ』

御坂妹『偏食家のあなたが食堂なんていったら好きなものしか食べないでしょ?とミサカは懸念事項を述べます』

一方通行『そりゃわざわざ金払ってまでマズいもン頼まねェだろ』

御坂妹『それもそうですが・・・、それでは行きましょうか、とミサカは切り出します?』

一方通行『あン?どこにだ?』

御坂妹『いえ、教室にお弁当を忘れて来たので一緒に取りに行こうと』

一方通行『オマエも人の事言えねェじゃねェか』


打ち止め「あの・・・、ちょっといいかなってミサカはミサカは腰を折ってみたり」

一方通行「あン?どォかしたか?」

打ち止め「どうして下位個体が妹なのかなってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「妹っつったらあいつ等しかいないだろ」

打ち止め「ミサカじゃダメなのかなってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「オマエは妹って感じじゃねェからよ。じゃあ続けるぞ」

589 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:57:49.48 ID:SJN5/lw0 [16/21]
一方通行『オイ、弁当取りにオマエの教室向かうンじゃなかったか?』

御坂妹『いえ、よく考えたらちゃんとお弁当持ってました、とミサカは弁解します』

一方通行『なら渡せばイイだろ。つーかなンで屋上に来たンだ?』

御坂妹『せっかくですしたまには学校で二人で昼食でもと思いまして、とミサカは返答します』

一方通行『ワザとだろ』ハア

御坂妹『迷惑でしたか?とミサカはやや落ち込み気味に問い掛けます』

一方通行『別に迷惑ってわけじゃねェけどよ』

御坂妹『ならこれからは毎日一緒に食べましょう、とミサカは提案します』

一方通行『はァ?なンでそうなるンだ』

御坂妹『お弁当はミサカが持ってきますので、とミサカは決定事項を述べます』

一方通行『チィッ』

590 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:58:15.13 ID:SJN5/lw0 [17/21]
キーンコーンカーンコーン

上条『終わったー。帰りゲーセン寄って行かねぇか?』

一方通行『あァ、じゃあ行くか』

御坂妹『お待ちくださいお兄様、とミサカは呼び止めます』

上条『おう、妹ちゃんも一緒に』

御坂妹『夕飯の買出しに行きたいので付き合ってくれませんか?とミサカは懇請します』

一方通行『どこがだよ』

上条『俺も行っていいかな?』

御坂妹『せっかくお兄様と二人で行こうと思っていたのに。こいつマジで空気読めよという言葉を飲み込んでいいですよ、とミサカは答えます』

上条『すみません。今日はやめときます』

御坂妹『おや?それは残念です、とミサカは一応礼儀なので心にもない事をいいます』

一方通行『オイ』

御坂妹『では行きましょうかお兄様』

一方通行『はァ?まだ行くとは言って』

御坂妹『いいから行きますよ、とミサカはお兄様の腕を引っ張ります』

一方通行『引っ張ンな!危ねェだろ』

上条『・・・・・・』

591 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:58:45.72 ID:SJN5/lw0 [18/21]
一方通行『オイ、買い物行くンじゃなかったのか?』

御坂妹『ええ、いきますが』

一方通行『ならなンで映画館にいるンだよ』

御坂妹『丁度この映画見たかったので、とミサカは答えます』

一方通行『一人でいるときに見りゃイイだろォが』

御坂妹『一人では意味がありませんので』

一方通行『はァ?』

御坂妹『お兄様と二人で見たかったので、とミサカは頬を染めつつ答えます』

一方通行『なンでだ?』

御坂妹『それをいわせるかこのニブチンが、という言葉を飲み込んでなんででしょうね、と返答します』

一方通行『答えになってねェじゃねェか』

御坂妹『始まりますよ、とミサカは告げます』

一方通行『・・・・・・』

――――――――――

御坂妹『どうでしたか?とミサカは質問を投げかけます』

一方通行『どォっていわれてもよォ。なンで兄妹がくっついてハッピーエンドなンだ?不純過ぎるだろ』

御坂妹『いえいえ、今の時代は妹属性なるものがあるくらいですからあれくらい問題になりません、とミサカは結論付けます』

一方通行『ンなわけねェだろ』

御坂妹『それにしても喉が渇きましたね。あちらの喫茶店でお茶にしませんか?とミサカは提案します』

一方通行『はァ?晩飯の買出しはどォすンだ?モタモタしてると帰ンの夜になるぞ』

御坂妹『ではついでに夕食も済ませてしまうのはどうですか?とミサカは提案します』

一方通行『買い物しに来たンだよな・・・?いいけどよォ』

592 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 22:59:48.38 ID:SJN5/lw0 [19/21]
一方通行『はァ、やっと帰れた』

御坂妹『お風呂沸きましたよ。お先にどうぞ、とミサカはお兄様に配慮しつつできる妹をアピールします』

一方通行『そォかよ。御苦労さン』



一方通行『結局今日もアイツに振り回されっぱなしだったな』ハア

御坂妹『湯加減はいかがでしょうか?とミサカは質問します』

一方通行『あン?別に普通だ』

御坂妹『そうですか。それではミサカも』

一方通行『あァ・・・・・・ン?』

御坂妹『失礼します、とミサカは挨拶して』ガラガラ

一方通行『hfwc;えvvf^vfじゃdふr』バシャン

御坂妹『おや、大丈夫ですか?やはり一人でお風呂に入るのは危ないので今後は』

一方通行『オマエ何考えてンだ!?さっさと出てけ!』

御坂妹『お兄様のお背中でも流そうと思いまして、とミサカは自らの胸の内をあらわにします』

一方通行『必要ねェ!なンでこの年になって兄妹で背中の流しっこなンざしなきゃならねェンだよ!』

御坂妹『おや、ミサカはお背中を流したいといっただけで流し合おうとは言ってないのですが、とミサカは意外と乗り気なお兄様の様子に紅潮します』

一方通行『ンなわけねェだろ!』

御坂妹『もしかして照れてるんですか?とミサカは興味心身で尋ねてみます』

一方通行『照れてねェよ!そォいう事はでるとこ出てから言え』

御坂妹『むっ、お兄様は最近ミサカの裸を見たことはあるんですか?とミサカは問い掛けます』

一方通行『服の上から見りゃ分かンだろ』

593 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 23:01:05.03 ID:SJN5/lw0 [20/21]
御坂妹『ミサカは着やせするタイプですから、とミサカは反論します。なんなら触って確かめてみますか?』

一方通行『誰が触るか!ふざけンのも大概に・・・!』

御坂妹『ミサカは真面目ですが、とミサカは反発します。そもそもミサカの裸をみても何とも思わないのでは?とミサカは便乗します』

一方通行『うるせェ。いいからさっさと服着ろ』

御坂妹『あくまでそんな態度を取るわけですね、とミサカはお兄様のヘタレぶりに呆れてみます』

一方通行『ヘタレだァ?・・・上等じゃねェか』


一方通行「みたいな感じdにv;うqmf・あyhbqhwd」バタン

打ち止め「・・・・・・」

594 名前:一方通行「幼馴染っていいよな」打ち止め「え?」[sage saga] 投稿日:2010/05/29(土) 23:02:03.69 ID:SJN5/lw0 [21/21]
~三日後~

冥土帰し「これで治療は完了だ。何かあればまた来るようにね」

打ち止め「お世話になりましたーってミサカはミサカは感謝の言葉を述べてみる」

一方通行「・・・・・・」

打ち止め「どうかした?ってミサカはミサカは様子がおかしいあなたを気にかけてみたり」

一方通行「いや、なンつーかここ数日の記憶が曖昧なンだが」

打ち止め「あなたはここ一週間近く寝たきりだったんだよってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「そォだったか?オマエとなンか話してた気がするンだけどよォ」

打ち止め「あなたはずっと寝てたしミサカとも話してないよ。夢と現実がごっちゃになってるんじゃないかなってミサカはミサカは推測してみる」

一方通行「・・・まあたしかに記憶も曖昧だしな」

打ち止め「そうそう。あなたがあんなに饒舌なわけないしってミサカはミサカは補足してみる」

一方通行「それもそォだな・・・ン?」

打ち止め「あっ・・・」


~おわり~


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