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唯「行方不明のあずにゃん」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:37:03.84 ID:VzTFHZqTO [1/87]
律「今日は楽しかったなぁ~」
梓「はい!たまにはこうしてみんなで遊ぶのも悪く無いですね」
澪「普段も遊んでるような物だけどな」
紬「まぁまぁ澪ちゃん」
唯「よーし、みんな今日はもう帰ろっか!」
律「今日は楽しかったなぁ~」
梓「はい!たまにはこうしてみんなで遊ぶのも悪く無いですね」
澪「普段も遊んでるような物だけどな」
紬「まぁまぁ澪ちゃん」
唯「よーし、みんな今日はもう帰ろっか!」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:43:55.81 ID:VzTFHZqTO
紬「そうね~じゃあ私先に帰るわね」
唯「うん!バイバイ、ムギちゃん」
紬「えぇバイバイみんなまた明日ね~」
律「じゃあな~」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:48:23.17 ID:VzTFHZqTO
澪「じゃあ律、私達も帰ろうか」
律「そうだな~じゃあ唯と梓、私達も帰るから」
梓「はい、気をつけて帰って下さいね」
唯「バイバイ~」
澪「また明日な…律帰るぞー」
律「わかったわかったバイバイ二人共」
梓「さようなら~」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:57:49.59 ID:VzTFHZqTO
唯「あずにゃんも帰るの?」
梓「いえ、私はお母さんからネギを買ってきて欲しいと言われたのでスーパーに寄ってから帰ります」
唯「私もついて行こうかな~」
梓「本当ですか?」
唯「う~ん……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:02:10.53 ID:VzTFHZqTO
唯「やっぱり行かないよ!お腹減ったし眠いし」
梓「行かないんですか……」
唯「着いて来て欲しいの?」
梓「そ、そんな事無いですよ!一人で行きます」
唯「えへへ、そーなんだ~」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:23:22.47 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ憂が待ってるからバイバイあずにゃん」
梓「はい、また明日」
唯「うん!」
梓「さようなら唯先輩」
唯「明日もいっぱい遊ぼうね~」
梓「明日は練習するんです!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:39:07.65 ID:VzTFHZqTO
6月2日、この日が私達があずにゃんと交わした最後の会話だった。
あずにゃんはこの日から行方不明となった。
五年経ったが未だあずにゃんは見付からなく、必ず見付けると約束した警察にも信用を失いかけていた。
だから今日から、みんなであずにゃんを探す事にした。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:47:46.63 ID:VzTFHZqTO
唯「澪ちゃん久しぶり!」
澪「おぉ!唯か…みんなはまだ来ていないのか?」
唯「うん…まだ約束の時間より20分あるから、それより早く座ってよ澪ちゃん」
澪「そうだな……でもお前から久しぶりに電話が掛かって来た時はびっくりしたよ」
唯「うん……あ、飲み物何頼む?」
澪「カシスオレンジでいいよ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:51:16.30 ID:VzTFHZqTO
澪「それより…梓が行方不明になってから五年経つんだな……」
唯「うん……だから、私達で見付けようよ」
澪「………………」
唯「澪ちゃんは嫌なの?あずにゃんを見付けるの」
澪「嫌じゃない……でも見付かるのかな……」
唯「やって見なきゃわからないよ…あ!カシスオレンジ来たよ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:54:58.54 ID:VzTFHZqTO
澪「でも…警察が血眼になって探しても見付からないんだぞ?」
唯「うん……でも私は見付けるよ」
澪「無理だよ……」
唯「何で言い切れるの?あずにゃんと会いたく無いの?」
澪「会いたいよ……」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:10:32.87 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ……あまりネガティブな事言わないで」
澪「…………五年だぞ五年見付からないんだぞ」
唯「澪ちゃん何が言いたいの?」
澪「言いたく無いけど死んでるんだと思う……」
唯「澪ちゃん黙って!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:14:02.23 ID:VzTFHZqTO
唯「何でそんな事言うの!やめてよ…」
澪「……………」
唯「死んでるだなんて……冗談でも言っちゃダメだよ」
澪「…………ごめん、ただ仕事で疲れてて…つい、ごめん」
唯「……私こそ怒鳴ってごめん」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:19:33.01 ID:VzTFHZqTO
律「二人共来てたのか…久しぶり!」
唯「あ…りっちゃん元気だった?」
律「あぁ、元気だぞムギはまだ来て無いのか?」
澪「あ、あぁ…えーと、とりあえず飲み物」
律「あー…ごめん今日は車で来たからお酒は飲め無いぞ」
唯「いいよお酒なんて飲もうと思ってないし」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:22:56.01 ID:VzTFHZqTO
律「なんか変わった唯」
唯「私が変わった?」
律「昔は何かほんわかしてたのに……今は大人の女って感じだよな」
唯「ありがとう…」
律「……えと、ムギが来るまで何か食べようか」
澪「そうだな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:25:58.97 ID:VzTFHZqTO
律「唯、梓の事だけどな…」
唯「……必ず見付けようね」
律「そうだな…」
紬「えーと……唯ちゃん?」
唯「あ、ムギちゃん来たんだ久しぶり」
紬「久しぶり…みんなも久しぶり」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:29:40.79 ID:VzTFHZqTO
唯「これで全員揃ったね」
紬「すみません…麦茶を一つ」
澪「なぁ…どーやって梓を探すんだ?」
唯「分かんない……」
律「考えてなかったのか?」
紬「とりあえず…梓ちゃんと最後に話したのは唯ちゃんよね?」
唯「…うん」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:33:44.83 ID:VzTFHZqTO
紬「とりあえず話して見て?」
唯「うん……あの時は確かあずにゃんネギを買いに行くって行ってた」
律「ネギ?」
唯「うん、お母さんから頼まれたらしくて…それでスーパーに行ったんだと思う」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:36:55.23 ID:VzTFHZqTO
紬「別れた時間とか覚えてる?」
唯「覚えて無いよ…でもみんなと別れた後だよ」
澪「8時30分だな」
律「それからいなくなったのかな?」
紬「そうだと思う…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:43:18.08 ID:VzTFHZqTO
律「確か…警察が話してた…女の悲鳴を聞いたって人がいたらしいな」
唯「……さらわれたんだと思う」
紬「8時30分以降に梓ちゃんは誰かから……」
澪「そう考えるのが普通だよな……急にいなくなるとは考えられないし」
唯「あの時も特に変わった様子も無かったしね」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:51:19.34 ID:VzTFHZqTO
唯「ムギちゃん今何時?」
紬「えーと…6時よ」
律「勘定済ませて行ってみるか?」
澪「あの時梓と別れた場所にか?」
律「うん」
唯「………行こうよ話してたって何も起こらないから」
紬「そうね…」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:57:19.80 ID:VzTFHZqTO
律「ここだな……」
紬「……………」
唯「人生って不思議だね…些細な選択が後に誰かを苦しめる事になる…あの時、私があずにゃんと一緒にスーパーに行けば…」
律「よせよ…そんな事言ってたらキリ無いぞ」
唯「……そうだね」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:00:12.94 ID:VzTFHZqTO
澪「唯、梓はどの方向に行ったんだ?」
唯「向こうだよ」
紬「行ってみましょう」
律「何か梓を探す手掛かりがあるかもな」
唯「そうだね…何かあればいいんだけど」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:06:08.09 ID:VzTFHZqTO
律「はぁ……何も無いな」
澪「排水溝とかに何かあるかも」
紬「それは無いと思うわ五年経ってるし中に何かあっても流されてると思うわ」
唯「……あずにゃんのお母さんやお父さんに今までに何かあったかも知れないから聞いてみようよ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:13:50.22 ID:VzTFHZqTO
澪「それは流石に…悪い気がするよ」
唯「…………だよね」
紬「もし何かあったとしても警察に言ってると思うわ」
律「じゃあ…これからどうする?」
唯「……今日はもう帰ろう、もう夜だし次は昼から誘うよ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:18:21.35 ID:VzTFHZqTO
律「次は何時にする?」
唯「日曜日とか大丈夫かな?」
紬「私はその日仕事休みだから大丈夫よ」
律「私も大丈夫だ」
澪「日曜日か……大丈夫かな」
唯「じゃあ日曜日の昼12時に桜ヶ丘高校の校門の前でいい?」
律「あぁ…じゃあ帰るかみんな」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:21:41.86 ID:VzTFHZqTO
唯「ふぅ…憂おかえり」
憂「あ、お姉ちゃんお帰りなさい…どうだった?」
唯「ううん、何もなかったよ」
憂「お姉ちゃん梓ちゃんに抱き着く程好きだったからね…頑張ってね」
唯「ありがとう……」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:26:06.80 ID:VzTFHZqTO
唯「今日は何だか疲れたよ…ご飯何?」
憂「カレーだよ」
唯「調度食べたかったんだありがとう」
憂「いいよ~もうすぐ出来るから座って待っててね」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:29:06.65 ID:VzTFHZqTO
唯「………………」
憂「はい、出来たよお姉ちゃん」
唯「ん……ありがとう、いただきます」
憂「どうかな?」
唯「美味しいよとっても………」
憂「ありがとう!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:33:45.98 ID:VzTFHZqTO
憂「テレビ……今日は犯罪者を探す為に特番組んでるらしいね」
唯「前から話題になってたよね…これ、ペンタゴンだか何だか知らないけど超能力者が来るらしいね」
憂「超能力が使えたら梓ちゃんも見付かるのかな?」
唯「まさか…馬鹿馬鹿しいチャンネル変えるからね」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:36:16.53 ID:VzTFHZqTO
唯「ごちそうさまでした…」
憂「うん…お風呂沸かしてあるよ」
唯「今日はいいや…眠たいから」
憂「そうなんだ…」
唯「おやすみ憂」
憂「うん、おやすみ…」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:40:35.46 ID:VzTFHZqTO
憂「……待ってお姉ちゃん」
唯「……何?」
憂「お姉ちゃん変わったよね…梓ちゃんが行方不明になってから」
唯「りっちゃんにも同じ事言われたよ」
憂「私の事もあまり構ってくれないし……」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:44:46.17 ID:VzTFHZqTO
唯「憂はもう二十歳過ぎてるんだよ」
憂「でも…お姉ちゃんが軽音部に入ってから…あまり私といる時間無くなって来たよね…梓ちゃんが入ってからはもっとお姉ちゃんといる時間が無くなった」
唯「憂…ちょっとおいで…」
憂「うん……」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:50:09.95 ID:VzTFHZqTO
唯「……こうして欲しいの?」
憂「うん、暖かいねお姉ちゃん……抱き着いて来るなんて何年ぶりかな?」
唯「私は憂といる時間が少なくても変わらず大好きだから…安心して」
憂「……今日は一緒に寝ようよ」
唯「今日だけ特別だからね」
憂「ありがとぉ!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:53:50.29 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃんのベットで横になるの…久しぶり」
唯「もう少し詰めてね」
憂「うん!」
唯「憂も私も明日仕事だからあまりはしゃいじゃダメだよ」
憂「えへへ~分かってる!」
唯「じゃあ、おやすみ憂」
憂「うん…おやすみ」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:01:02.82 ID:VzTFHZqTO
憂「ねぇ…お姉ちゃん寝た?」
唯「………………」
憂「寝てるんだね…梓ちゃんと私どっちが好きか聞こうと思ったんだけど」
唯「どうして?」
憂「お、起きてたの!?」
唯「うん」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:04:40.45 ID:VzTFHZqTO
憂「えーとね…梓ちゃんが行方不明になってからお姉ちゃん梓ちゃんの事ばかり考えてる気がして…」
唯「そんな事ないよ」
憂「どっちが好き?」
唯「憂に決まってるよ…早く寝ないとダメだよ」
憂「うん!」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:11:33.29 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃん起きて朝だよ」
唯「う……うん」
憂「朝ご飯食卓の上にあるから…じゃあ仕事で行ってくるからね」
唯「わかった…頑張ってね」
憂「ありがとう!行って来ます」
唯「行ってらっしゃい」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:14:56.54 ID:VzTFHZqTO
唯「ふわぁ~私もご飯食べてから仕事行かないと」
唯「………早く日曜日にならないかな」
唯「あずにゃん……可哀相だよ今もきっと酷い目にあって……」
唯「きっとあずにゃんご飯すら、まともに食べれ無いかも知れない」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:23:18.45 ID:VzTFHZqTO
何をする時もあずにゃんの事を考えてしまう。
ご飯を食べる時やテレビを見る時…何をしてもあずにゃんの事を考えてしまう。
憂が昨日聞いてきた事を思い出す。
『私と梓ちゃんどっちが好き』
あの時私は憂のほうが好きと答えたが…本当の答えは分からない。
きっと、あずにゃんを見付たら答えが分かるかもしれない。
日曜日の昼、私は桜ヶ丘高校の校門でみんなを待つ。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:29:33.40 ID:VzTFHZqTO
唯「みんな来てくれてありがとう」
紬「………いいのよ」
律「というか…桜ヶ丘高校変わって無いよな」
澪「本当久しぶりに来たけど全然変わって無いな少し嬉しい」
94 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:01:49.80 ID:VzTFHZqTO
紬「そういえばさわ子先生何か知ってるかもしれないわね」
澪「中に入って聞いてみるか?」
唯「さわちゃんはいないよ先生辞めたから」
律「そーなのか?」
唯「みんな知らない?結婚したんだよ」
紬「そ、そーなんだ」
95 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:08:28.60 ID:VzTFHZqTO
紬「今日は何処に行くの?」
唯「あずにゃんが向かったスーパーに行こうよ何か分かるかも知れない」
澪「そっか…」
律「そうと決まれば行こっか」
唯「……うん」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 18:13:12.10 ID:VzTFHZqTO
唯「着いたね」
澪「なぁ…唯もしかして聞き込みするのか?」
唯「うん、嫌ならやらなくていいよ」
澪「梓の為だもん大丈夫だよ」
唯「ありがとう」
律「中に入るか…」
99 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:17:28.38 ID:VzTFHZqTO
唯「あの…すいません」
客「はい?」
唯「五年前にツインテールで黒髪の女の子が行方不明になったんですが…」
客「あー…ごめん今忙しいから」
唯「はい…ごめんなさい」
101 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:23:53.27 ID:VzTFHZqTO
澪「あ、あの……」
定員「はい?」
澪「五年前の事件の事を調べてるんですが…中野梓と言う人を知りませんか?」
定員「すみません…ちょっと分かりませんね…あ、でもあの人なら分かるかもしれませんね」
澪「あの人?」
104 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:33:27.28 ID:VzTFHZqTO
定員「ほら、五番レジにいるあのおばさんですよ」
澪「はぁ……」
定員「あの人十年は働いてるから多分何か知ってるんじゃないですかね」
澪「あ、ありがとうございます」
定員「いえいえ」
澪「あの人に聞いてみるか…」
112 名前: ◆86PXjIYR6o [店員ですよねありがとうございます] 投稿日:2010/06/02(水) 18:38:57.58 ID:VzTFHZqTO
澪「あの~すみません」
おばさん店員「はい、何でしょうか?」
澪「五年くらい前にツインテールで黒髪で身長が低い女の子来ませんでした?」
おば店員「あ~…行方不明になった子よね?」
澪「は、はい!」
114 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:42:19.73 ID:VzTFHZqTO
澪「その事で少しお話しが……」
おば店員「ちょって待っててね後10分で仕事終わるからその時に話しましょう」
澪「は、はい分かりましたお店の入口で待ってます」
おば店員「うん、わかったわ」
116 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:45:48.99 ID:VzTFHZqTO
澪「……と言う分けで入口の前で待っててって言ってた」
紬「よかった…梓ちゃんの事覚えてる人がいて」
唯「これで何か分かればいいんだけどね…」
律「だな……入口の前で待つか」
唯「そうだね」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 18:50:10.36 ID:VzTFHZqTO
律「そろそろ10分経つぞ」
唯「うん……」
紬「澪ちゃんあの人?」
澪「うん、あの人だ」
おば店員「ごめんなさいね待たせて」
澪「いえ、こちらこそお忙しい所すみません」
119 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:57:25.49 ID:VzTFHZqTO
おば店員「えーと…五年前のあの子の事聞きたいの?」
唯「はい…一応写真を取ってあるんですけど…この人です」
おば店員「確かにこの子よ可愛いらしくて日本人形みたいだったから覚えてるわ」
唯「行方不明になった事もですか?」
おば店員「そうね……」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:01:15.42 ID:VzTFHZqTO
唯「何か…この子に変わった事とか無かったですか?」
おば店員「いえ…何も無かったわね」
唯「ケータイで誰かと話してたりだとか…何でもいいんです」
おば店員「変わった事じゃ無いかも知れないけど…誰かと楽しそうに話してたわ」
唯「男ですか?」
おば店員「いいえ、女の子だったわ」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:19:31.65 ID:VzTFHZqTO
唯「女の子……」
おば店員「でも…あの子は事件と何も関係無いと思うわ…」
唯「そうですか…あの監視カメラとかは…無いですよね?」
おば店員「五年前よ…多分捨ててるんじゃないかしら…」
唯「………そうですか今日はありがとうございます」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:24:35.69 ID:VzTFHZqTO
おば店員「いいえ…じゃあ私、そろそろ帰るわね」
唯「はい…」
紬「あの!さっきの誰かと話してたって事は警察には言いました?」
おば店員「言ってないわ…大して重要な事だとは思って無かったし…それに店長に少し話しを聞いて帰って行ったもの」
紬「……ありがとうございます」
おば店員「それじゃあさようなら」
澪「今日はありがとうございました」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:30:40.96 ID:VzTFHZqTO
律「警察は店長に少し話しを聞いて帰ったか……」
唯「…………何が必ず捕まえますだよ……五年前にあのおばさんに話しを聞いていればあずにゃんを連れ去った犯人は…捕まってたかも知れないのに」
澪「……………次は梓と話しをした人を探さ無いとな」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:35:10.54 ID:VzTFHZqTO
紬「ねぇ…唯ちゃん」
唯「なに?」
紬「私のお父さんの知り合いに警官がいるの…だから監視カメラがあるかどうか調べて貰うわ」
唯「警察なんて……」
紬「私達の力じゃ梓ちゃんを探すのは無理よ…警察に頼らなきゃ」
唯「………………」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:42:25.34 ID:VzTFHZqTO
唯「でも…監視カメラのビデオテープは捨てたって言ってたよ」
紬「いいえ…多分捨てたと思うって言ってたわ……これは残ってるかも可能性もあるって事よね?」
唯「そうだね……じゃあムギちゃんお願いするよ…」
律「私からも頼んだぞムギ」
澪「私からも……」
紬「えぇ…」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:47:15.98 ID:VzTFHZqTO
律「よし…これからどうする?」
澪「まだ、帰るには早い時間だけど…まだ誰かに聞くか?」
唯「ううん…今日はもう帰ろうよムギちゃんだけが頼りだし、私達の力じゃあずにゃんをさらった犯人を見付けるのは無理みたいだから」
紬「そうね私も早くお父様に頼みたいわ」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:51:50.10 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ…さようなら気をつけてね」
紬「えぇ…誰か分かったら連絡するわ」
唯「ありがとう…」
律「バイバイ唯みんな」
澪「あぁ…見付かるといいな…」
唯「うん……」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:55:27.72 ID:VzTFHZqTO
憂「あ…お姉ちゃんおかえり」
唯「おかえり憂」
憂「今日はみんなと一緒にいたんでしょう?梓ちゃんの事何かわかった?」
唯「うん…少しだけ」
憂「何がわかったの?」
唯「後でね…今は眠いから寝るよ」
憂「う…うん」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:01:25.83 ID:VzTFHZqTO
憂「ね…ねぇお姉ちゃん…」
唯「なに?」
憂「梓ちゃんの事だけど…」
唯「うん…なに?」
憂「ごめん…何も無いよ…おやすみ」
唯「……?おやすみ憂」
憂「…………うん」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:09:01.46 ID:VzTFHZqTO
唯「ん……もう朝だ…寝過ぎた」
憂「あ……お姉ちゃん起きたんだね、おはよう」
唯「私凄く寝て無かった?」
憂「うん…長い時間寝てるんだもん心配したよ」
唯「はぁ……でも久しぶりにこんな長い時間寝たよ…」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:13:56.70 ID:VzTFHZqTO
唯「どうしよう……なんか体がダルイ」
憂「昨日少し寒かったから風邪じゃない?」
唯「………そうかもね、会社休むよ」
憂「休むの?……私も休んじゃおうかな~」
唯「………今日は二人で何処行こうか」
憂「わぁ!本当?」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:17:35.94 ID:VzTFHZqTO
憂「でも…お姉ちゃん風邪だよね…」
唯「大丈夫大丈夫…ほっとけば治るよ」
憂「……私、会社を休む電話してくるね」
唯「うん、私のもお願い」
憂「わかった!」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:22:30.55 ID:VzTFHZqTO
唯「ん……電話だ…」
唯「ムギちゃんからだ!」
唯「は、はい…もしもし…」
紬『もしもし唯ちゃん……監視カメラのテープ見付かったらしいわよ』
唯「ほ、本当に!?」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:28:56.16 ID:VzTFHZqTO
唯「早いんだね…」
紬『私もお父様から聞いた時はびっくりしたわ…あ、それよりわかったみたいよ梓ちゃんと一緒に話してた女の子』
唯「………誰?」
紬『憂ちゃんだって』
唯「…………え?」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:34:47.84 ID:VzTFHZqTO
唯「……ごめん切るね」
紬『え…えぇ』
唯「…………バイバイ」
紬『さようなら…』
唯「…………憂が…」
憂「お姉ちゃんどうしたの?顔色悪いよ」
唯「憂…………」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:47:16.65 ID:VzTFHZqTO
唯「ねぇ…あずにゃんが行方不明になった日…憂は家にいたよね?」
憂「う、うん…」
唯「その前は何処にいたの?」
憂「家に……いたよ」
唯「………ねぇ憂」
憂「…なに?」
唯「どーして嘘付くの?」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:52:50.70 ID:VzTFHZqTO
憂「……………」
唯「スーパーであずにゃんと一緒に話したんでしょう?」
憂「…………うん」
唯「何で黙ってたの?」
憂「それは……私が梓ちゃんをさらった犯人だと思われたく無かったから…」
唯「…意味が分からないよ…どー言う事?」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:56:18.62 ID:VzTFHZqTO
憂「だって…最後に梓ちゃんと話した事が私だって事がバレると…警察に疑われちゃうもん…」
唯「それだけ?」
憂「後お姉ちゃんにも……嫌われるかも知れない…から」
唯「………嘘だ」
憂「……え?」
唯「憂が…あずにゃんを殺したんだ…」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:00:19.22 ID:VzTFHZqTO
唯「疑い出すと止まらないよ……私に嫌われたく無いから?犯人だと疑われたく無いから?今考えて言ったでしょ!今も憂、嘘を付いてるでしょ!?」
憂「違っ…私梓ちゃんを殺して無いよ!信じて」
唯「五年…五年だよ?私に五年嘘を付いてたんだよ…信じられない…お前なんか信じられないよ!」
憂「………そんな」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:04:45.97 ID:VzTFHZqTO
唯「動機は殺した動機は?」
憂「だから…違うよ!」
唯「………そーいえば前にあずにゃんが軽音部に入ってから…私といる時間が少なくなったって…言ってたよね?言ってた確かに言ってた…」
憂「違うよ!信じて私の目を見て信じて!」
唯「私と少しでも長く居たいから殺した……そうだよね?」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:07:56.44 ID:VzTFHZqTO
憂「………昨日その事言おうと思ったんだよ!」
唯「嘘付き…人殺し…あずにゃんを…私の大事な友達を…妹だからって許さ無い…分かる?私が今までどれだけ苦しんだか分かる?」
憂「……聞いてよ私の話しを聞いてよ!ねぇ!」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:12:09.47 ID:VzTFHZqTO
唯「毎日毎日…あの日私がスーパーに一緒に行けばよかったって毎日毎日思うんだよ!夢にも見る……あずにゃんが私に助けて…助けて…って囁く私に囁く夢…」
憂「お姉ちゃん私は殺して無いよ…本当だよ…」
唯「信じられない…もう顔も見たく無いよ……大嫌い…お前なんか大嫌い…」
憂「そんな…………」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:16:00.21 ID:VzTFHZqTO
憂「嫌いにならないで……私会社で虐められてても…帰って来てお姉ちゃんを見るとホッとする…明日もがんばろうって気になるんだよ…嫌いにならないでお願いお姉ちゃんお願い!」
唯「ちょ……私に触らないでよ!あずにゃんを殺した手で私に触らないで!」
憂「大嫌いなんて…言っちゃ嫌だよぉ……」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:19:31.65 ID:VzTFHZqTO
唯「何処か行って…顔も見たく無い……」
憂「うぅ……わかった…お姉ちゃんの言う通りにする…わかったよぉ…」
唯「早く行ってよ!」
憂「わかった…わかったよ………バイバイお姉ちゃん」
唯「もう姉妹だなんて思って無いから…お姉ちゃんだなんて言わないで」
憂「…………バイバイ唯ちゃん」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:22:57.65 ID:VzTFHZqTO
唯「はぁ…………」
憂「……お姉ちゃん」
唯「まだ…いたの?なんでいるの?」
憂「ほら…これ、見て私…お姉ちゃんに言われた通りにするよ…」
唯「カッターナイフ………それがどうしたの?」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:27:52.91 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃ…唯ちゃんに嫌われたから……でも、最後に唯ちゃんが言った通りにするよ」
唯「………え?」
憂「やだなぁ…何処に行って欲しいんでしょう?顔も見たく無いんでしょう?唯ちゃんの言う通りにするからね………」
唯「憂……ちょっと…憂!」
憂「さようなら…」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:38:23.05 ID:VzTFHZqTO
温かくて赤い血が私を濡らす。
憂の血が私の洋服を赤く染める。
望んでいない…私はこんな事望んでいない。
違う…何処かに行ってと言ったのは死ねと言う意味で言ったわけじゃない。
ただ憂が…嘘を付くから私に嘘を付くから。
そんな憂が大嫌いになり顔も見たく無くなっただけだ。
違う私はこんな事望んでいない。
憂が正直に喋ればこんな事になるはずは無かった。
憂があずにゃんを殺した事を正直に言っていれば………。
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:49:40.20 ID:VzTFHZqTO
けだるい朝、私はベットから離れ大きく背伸びをする。
今日もまた仕事だと思うと憂鬱な気分。
私はテレビを付ける。
司会者の声が私の気分をより一層、不快な気分にさせる。
執事「紬お嬢さまご飯の支度が出来ました」
紬「えぇ…すぐ行くわ」
執事「その前に私からお話があります」
紬「なに?」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:54:28.91 ID:VzTFHZqTO
執事「それが…非常に言いづらいのですが」
紬「言って頂戴」
執事「はい…でも…」
紬「そんなに大変な事なの?私の友達に何かあったとか?」
執事「はい…中野梓様が見付かったようです」
紬「………え?」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:00:53.33 ID:VzTFHZqTO
紬「梓ちゃんは大丈夫なの?」
執事「それが…腕には多数の注射後……それにかなりの人数の男から…」
紬「………なに?」
執事「性行為をされたみたいです……中野梓様の精神状態はもう…悲惨な物で…もうじきニュースで流れると思います」
紬「…………そうなの」
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:06:35.81 ID:VzTFHZqTO
唯「………憂は殺して無かったんだ………」
唯「…………私は…私は……憂に…」
唯「テレビ……あずにゃん………嘘だよ」
唯「夢……だよ……私は…あずにゃん……」
唯「生きててよかったね……」
END
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:12:50.87 ID:VzTFHZqTO
これで終わりです
一応オチはミスティックリバーみたいな物だと思って下さい
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:18:11.70 ID:VzTFHZqTO
打ち切りENDかなぁ…何処か不満な所があれば続き書きますよ
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:36:44.32 ID:VzTFHZqTO
じゃあ補足
ムギから憂が監視カメラに写っていると聞かされた唯は梓を殺した犯人は憂だと思い込む
だが、憂は梓を本当に殺していない。
勘違いをし続ける唯は憂を攻め続け傷付いた憂は手首を切り自殺。
憂が自殺した次の日
梓が警察から見付かるが梓はさらわれた男達から無理矢理売春行為をさせられていた
腕に注射後があったのは麻薬をやらされていたから
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 23:12:29.00 ID:VzTFHZqTO [87/87]
正直何も考えずに書いたから打ち切りENDと言われても仕方ないかも
とにかく読んでくれた人ありがとうございます
紬「そうね~じゃあ私先に帰るわね」
唯「うん!バイバイ、ムギちゃん」
紬「えぇバイバイみんなまた明日ね~」
律「じゃあな~」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:48:23.17 ID:VzTFHZqTO
澪「じゃあ律、私達も帰ろうか」
律「そうだな~じゃあ唯と梓、私達も帰るから」
梓「はい、気をつけて帰って下さいね」
唯「バイバイ~」
澪「また明日な…律帰るぞー」
律「わかったわかったバイバイ二人共」
梓「さようなら~」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 13:57:49.59 ID:VzTFHZqTO
唯「あずにゃんも帰るの?」
梓「いえ、私はお母さんからネギを買ってきて欲しいと言われたのでスーパーに寄ってから帰ります」
唯「私もついて行こうかな~」
梓「本当ですか?」
唯「う~ん……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:02:10.53 ID:VzTFHZqTO
唯「やっぱり行かないよ!お腹減ったし眠いし」
梓「行かないんですか……」
唯「着いて来て欲しいの?」
梓「そ、そんな事無いですよ!一人で行きます」
唯「えへへ、そーなんだ~」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:23:22.47 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ憂が待ってるからバイバイあずにゃん」
梓「はい、また明日」
唯「うん!」
梓「さようなら唯先輩」
唯「明日もいっぱい遊ぼうね~」
梓「明日は練習するんです!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:39:07.65 ID:VzTFHZqTO
6月2日、この日が私達があずにゃんと交わした最後の会話だった。
あずにゃんはこの日から行方不明となった。
五年経ったが未だあずにゃんは見付からなく、必ず見付けると約束した警察にも信用を失いかけていた。
だから今日から、みんなであずにゃんを探す事にした。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:47:46.63 ID:VzTFHZqTO
唯「澪ちゃん久しぶり!」
澪「おぉ!唯か…みんなはまだ来ていないのか?」
唯「うん…まだ約束の時間より20分あるから、それより早く座ってよ澪ちゃん」
澪「そうだな……でもお前から久しぶりに電話が掛かって来た時はびっくりしたよ」
唯「うん……あ、飲み物何頼む?」
澪「カシスオレンジでいいよ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:51:16.30 ID:VzTFHZqTO
澪「それより…梓が行方不明になってから五年経つんだな……」
唯「うん……だから、私達で見付けようよ」
澪「………………」
唯「澪ちゃんは嫌なの?あずにゃんを見付けるの」
澪「嫌じゃない……でも見付かるのかな……」
唯「やって見なきゃわからないよ…あ!カシスオレンジ来たよ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 14:54:58.54 ID:VzTFHZqTO
澪「でも…警察が血眼になって探しても見付からないんだぞ?」
唯「うん……でも私は見付けるよ」
澪「無理だよ……」
唯「何で言い切れるの?あずにゃんと会いたく無いの?」
澪「会いたいよ……」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:10:32.87 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ……あまりネガティブな事言わないで」
澪「…………五年だぞ五年見付からないんだぞ」
唯「澪ちゃん何が言いたいの?」
澪「言いたく無いけど死んでるんだと思う……」
唯「澪ちゃん黙って!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:14:02.23 ID:VzTFHZqTO
唯「何でそんな事言うの!やめてよ…」
澪「……………」
唯「死んでるだなんて……冗談でも言っちゃダメだよ」
澪「…………ごめん、ただ仕事で疲れてて…つい、ごめん」
唯「……私こそ怒鳴ってごめん」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:19:33.01 ID:VzTFHZqTO
律「二人共来てたのか…久しぶり!」
唯「あ…りっちゃん元気だった?」
律「あぁ、元気だぞムギはまだ来て無いのか?」
澪「あ、あぁ…えーと、とりあえず飲み物」
律「あー…ごめん今日は車で来たからお酒は飲め無いぞ」
唯「いいよお酒なんて飲もうと思ってないし」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:22:56.01 ID:VzTFHZqTO
律「なんか変わった唯」
唯「私が変わった?」
律「昔は何かほんわかしてたのに……今は大人の女って感じだよな」
唯「ありがとう…」
律「……えと、ムギが来るまで何か食べようか」
澪「そうだな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:25:58.97 ID:VzTFHZqTO
律「唯、梓の事だけどな…」
唯「……必ず見付けようね」
律「そうだな…」
紬「えーと……唯ちゃん?」
唯「あ、ムギちゃん来たんだ久しぶり」
紬「久しぶり…みんなも久しぶり」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:29:40.79 ID:VzTFHZqTO
唯「これで全員揃ったね」
紬「すみません…麦茶を一つ」
澪「なぁ…どーやって梓を探すんだ?」
唯「分かんない……」
律「考えてなかったのか?」
紬「とりあえず…梓ちゃんと最後に話したのは唯ちゃんよね?」
唯「…うん」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:33:44.83 ID:VzTFHZqTO
紬「とりあえず話して見て?」
唯「うん……あの時は確かあずにゃんネギを買いに行くって行ってた」
律「ネギ?」
唯「うん、お母さんから頼まれたらしくて…それでスーパーに行ったんだと思う」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:36:55.23 ID:VzTFHZqTO
紬「別れた時間とか覚えてる?」
唯「覚えて無いよ…でもみんなと別れた後だよ」
澪「8時30分だな」
律「それからいなくなったのかな?」
紬「そうだと思う…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:43:18.08 ID:VzTFHZqTO
律「確か…警察が話してた…女の悲鳴を聞いたって人がいたらしいな」
唯「……さらわれたんだと思う」
紬「8時30分以降に梓ちゃんは誰かから……」
澪「そう考えるのが普通だよな……急にいなくなるとは考えられないし」
唯「あの時も特に変わった様子も無かったしね」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:51:19.34 ID:VzTFHZqTO
唯「ムギちゃん今何時?」
紬「えーと…6時よ」
律「勘定済ませて行ってみるか?」
澪「あの時梓と別れた場所にか?」
律「うん」
唯「………行こうよ話してたって何も起こらないから」
紬「そうね…」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 15:57:19.80 ID:VzTFHZqTO
律「ここだな……」
紬「……………」
唯「人生って不思議だね…些細な選択が後に誰かを苦しめる事になる…あの時、私があずにゃんと一緒にスーパーに行けば…」
律「よせよ…そんな事言ってたらキリ無いぞ」
唯「……そうだね」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:00:12.94 ID:VzTFHZqTO
澪「唯、梓はどの方向に行ったんだ?」
唯「向こうだよ」
紬「行ってみましょう」
律「何か梓を探す手掛かりがあるかもな」
唯「そうだね…何かあればいいんだけど」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:06:08.09 ID:VzTFHZqTO
律「はぁ……何も無いな」
澪「排水溝とかに何かあるかも」
紬「それは無いと思うわ五年経ってるし中に何かあっても流されてると思うわ」
唯「……あずにゃんのお母さんやお父さんに今までに何かあったかも知れないから聞いてみようよ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:13:50.22 ID:VzTFHZqTO
澪「それは流石に…悪い気がするよ」
唯「…………だよね」
紬「もし何かあったとしても警察に言ってると思うわ」
律「じゃあ…これからどうする?」
唯「……今日はもう帰ろう、もう夜だし次は昼から誘うよ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:18:21.35 ID:VzTFHZqTO
律「次は何時にする?」
唯「日曜日とか大丈夫かな?」
紬「私はその日仕事休みだから大丈夫よ」
律「私も大丈夫だ」
澪「日曜日か……大丈夫かな」
唯「じゃあ日曜日の昼12時に桜ヶ丘高校の校門の前でいい?」
律「あぁ…じゃあ帰るかみんな」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:21:41.86 ID:VzTFHZqTO
唯「ふぅ…憂おかえり」
憂「あ、お姉ちゃんお帰りなさい…どうだった?」
唯「ううん、何もなかったよ」
憂「お姉ちゃん梓ちゃんに抱き着く程好きだったからね…頑張ってね」
唯「ありがとう……」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:26:06.80 ID:VzTFHZqTO
唯「今日は何だか疲れたよ…ご飯何?」
憂「カレーだよ」
唯「調度食べたかったんだありがとう」
憂「いいよ~もうすぐ出来るから座って待っててね」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:29:06.65 ID:VzTFHZqTO
唯「………………」
憂「はい、出来たよお姉ちゃん」
唯「ん……ありがとう、いただきます」
憂「どうかな?」
唯「美味しいよとっても………」
憂「ありがとう!」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:33:45.98 ID:VzTFHZqTO
憂「テレビ……今日は犯罪者を探す為に特番組んでるらしいね」
唯「前から話題になってたよね…これ、ペンタゴンだか何だか知らないけど超能力者が来るらしいね」
憂「超能力が使えたら梓ちゃんも見付かるのかな?」
唯「まさか…馬鹿馬鹿しいチャンネル変えるからね」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:36:16.53 ID:VzTFHZqTO
唯「ごちそうさまでした…」
憂「うん…お風呂沸かしてあるよ」
唯「今日はいいや…眠たいから」
憂「そうなんだ…」
唯「おやすみ憂」
憂「うん、おやすみ…」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:40:35.46 ID:VzTFHZqTO
憂「……待ってお姉ちゃん」
唯「……何?」
憂「お姉ちゃん変わったよね…梓ちゃんが行方不明になってから」
唯「りっちゃんにも同じ事言われたよ」
憂「私の事もあまり構ってくれないし……」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:44:46.17 ID:VzTFHZqTO
唯「憂はもう二十歳過ぎてるんだよ」
憂「でも…お姉ちゃんが軽音部に入ってから…あまり私といる時間無くなって来たよね…梓ちゃんが入ってからはもっとお姉ちゃんといる時間が無くなった」
唯「憂…ちょっとおいで…」
憂「うん……」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:50:09.95 ID:VzTFHZqTO
唯「……こうして欲しいの?」
憂「うん、暖かいねお姉ちゃん……抱き着いて来るなんて何年ぶりかな?」
唯「私は憂といる時間が少なくても変わらず大好きだから…安心して」
憂「……今日は一緒に寝ようよ」
唯「今日だけ特別だからね」
憂「ありがとぉ!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 16:53:50.29 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃんのベットで横になるの…久しぶり」
唯「もう少し詰めてね」
憂「うん!」
唯「憂も私も明日仕事だからあまりはしゃいじゃダメだよ」
憂「えへへ~分かってる!」
唯「じゃあ、おやすみ憂」
憂「うん…おやすみ」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:01:02.82 ID:VzTFHZqTO
憂「ねぇ…お姉ちゃん寝た?」
唯「………………」
憂「寝てるんだね…梓ちゃんと私どっちが好きか聞こうと思ったんだけど」
唯「どうして?」
憂「お、起きてたの!?」
唯「うん」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:04:40.45 ID:VzTFHZqTO
憂「えーとね…梓ちゃんが行方不明になってからお姉ちゃん梓ちゃんの事ばかり考えてる気がして…」
唯「そんな事ないよ」
憂「どっちが好き?」
唯「憂に決まってるよ…早く寝ないとダメだよ」
憂「うん!」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:11:33.29 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃん起きて朝だよ」
唯「う……うん」
憂「朝ご飯食卓の上にあるから…じゃあ仕事で行ってくるからね」
唯「わかった…頑張ってね」
憂「ありがとう!行って来ます」
唯「行ってらっしゃい」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:14:56.54 ID:VzTFHZqTO
唯「ふわぁ~私もご飯食べてから仕事行かないと」
唯「………早く日曜日にならないかな」
唯「あずにゃん……可哀相だよ今もきっと酷い目にあって……」
唯「きっとあずにゃんご飯すら、まともに食べれ無いかも知れない」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:23:18.45 ID:VzTFHZqTO
何をする時もあずにゃんの事を考えてしまう。
ご飯を食べる時やテレビを見る時…何をしてもあずにゃんの事を考えてしまう。
憂が昨日聞いてきた事を思い出す。
『私と梓ちゃんどっちが好き』
あの時私は憂のほうが好きと答えたが…本当の答えは分からない。
きっと、あずにゃんを見付たら答えが分かるかもしれない。
日曜日の昼、私は桜ヶ丘高校の校門でみんなを待つ。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 17:29:33.40 ID:VzTFHZqTO
唯「みんな来てくれてありがとう」
紬「………いいのよ」
律「というか…桜ヶ丘高校変わって無いよな」
澪「本当久しぶりに来たけど全然変わって無いな少し嬉しい」
94 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:01:49.80 ID:VzTFHZqTO
紬「そういえばさわ子先生何か知ってるかもしれないわね」
澪「中に入って聞いてみるか?」
唯「さわちゃんはいないよ先生辞めたから」
律「そーなのか?」
唯「みんな知らない?結婚したんだよ」
紬「そ、そーなんだ」
95 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:08:28.60 ID:VzTFHZqTO
紬「今日は何処に行くの?」
唯「あずにゃんが向かったスーパーに行こうよ何か分かるかも知れない」
澪「そっか…」
律「そうと決まれば行こっか」
唯「……うん」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 18:13:12.10 ID:VzTFHZqTO
唯「着いたね」
澪「なぁ…唯もしかして聞き込みするのか?」
唯「うん、嫌ならやらなくていいよ」
澪「梓の為だもん大丈夫だよ」
唯「ありがとう」
律「中に入るか…」
99 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:17:28.38 ID:VzTFHZqTO
唯「あの…すいません」
客「はい?」
唯「五年前にツインテールで黒髪の女の子が行方不明になったんですが…」
客「あー…ごめん今忙しいから」
唯「はい…ごめんなさい」
101 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:23:53.27 ID:VzTFHZqTO
澪「あ、あの……」
定員「はい?」
澪「五年前の事件の事を調べてるんですが…中野梓と言う人を知りませんか?」
定員「すみません…ちょっと分かりませんね…あ、でもあの人なら分かるかもしれませんね」
澪「あの人?」
104 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:33:27.28 ID:VzTFHZqTO
定員「ほら、五番レジにいるあのおばさんですよ」
澪「はぁ……」
定員「あの人十年は働いてるから多分何か知ってるんじゃないですかね」
澪「あ、ありがとうございます」
定員「いえいえ」
澪「あの人に聞いてみるか…」
112 名前: ◆86PXjIYR6o [店員ですよねありがとうございます] 投稿日:2010/06/02(水) 18:38:57.58 ID:VzTFHZqTO
澪「あの~すみません」
おばさん店員「はい、何でしょうか?」
澪「五年くらい前にツインテールで黒髪で身長が低い女の子来ませんでした?」
おば店員「あ~…行方不明になった子よね?」
澪「は、はい!」
114 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:42:19.73 ID:VzTFHZqTO
澪「その事で少しお話しが……」
おば店員「ちょって待っててね後10分で仕事終わるからその時に話しましょう」
澪「は、はい分かりましたお店の入口で待ってます」
おば店員「うん、わかったわ」
116 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:45:48.99 ID:VzTFHZqTO
澪「……と言う分けで入口の前で待っててって言ってた」
紬「よかった…梓ちゃんの事覚えてる人がいて」
唯「これで何か分かればいいんだけどね…」
律「だな……入口の前で待つか」
唯「そうだね」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 18:50:10.36 ID:VzTFHZqTO
律「そろそろ10分経つぞ」
唯「うん……」
紬「澪ちゃんあの人?」
澪「うん、あの人だ」
おば店員「ごめんなさいね待たせて」
澪「いえ、こちらこそお忙しい所すみません」
119 名前: ◆86PXjIYR6o [] 投稿日:2010/06/02(水) 18:57:25.49 ID:VzTFHZqTO
おば店員「えーと…五年前のあの子の事聞きたいの?」
唯「はい…一応写真を取ってあるんですけど…この人です」
おば店員「確かにこの子よ可愛いらしくて日本人形みたいだったから覚えてるわ」
唯「行方不明になった事もですか?」
おば店員「そうね……」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:01:15.42 ID:VzTFHZqTO
唯「何か…この子に変わった事とか無かったですか?」
おば店員「いえ…何も無かったわね」
唯「ケータイで誰かと話してたりだとか…何でもいいんです」
おば店員「変わった事じゃ無いかも知れないけど…誰かと楽しそうに話してたわ」
唯「男ですか?」
おば店員「いいえ、女の子だったわ」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:19:31.65 ID:VzTFHZqTO
唯「女の子……」
おば店員「でも…あの子は事件と何も関係無いと思うわ…」
唯「そうですか…あの監視カメラとかは…無いですよね?」
おば店員「五年前よ…多分捨ててるんじゃないかしら…」
唯「………そうですか今日はありがとうございます」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:24:35.69 ID:VzTFHZqTO
おば店員「いいえ…じゃあ私、そろそろ帰るわね」
唯「はい…」
紬「あの!さっきの誰かと話してたって事は警察には言いました?」
おば店員「言ってないわ…大して重要な事だとは思って無かったし…それに店長に少し話しを聞いて帰って行ったもの」
紬「……ありがとうございます」
おば店員「それじゃあさようなら」
澪「今日はありがとうございました」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:30:40.96 ID:VzTFHZqTO
律「警察は店長に少し話しを聞いて帰ったか……」
唯「…………何が必ず捕まえますだよ……五年前にあのおばさんに話しを聞いていればあずにゃんを連れ去った犯人は…捕まってたかも知れないのに」
澪「……………次は梓と話しをした人を探さ無いとな」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:35:10.54 ID:VzTFHZqTO
紬「ねぇ…唯ちゃん」
唯「なに?」
紬「私のお父さんの知り合いに警官がいるの…だから監視カメラがあるかどうか調べて貰うわ」
唯「警察なんて……」
紬「私達の力じゃ梓ちゃんを探すのは無理よ…警察に頼らなきゃ」
唯「………………」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:42:25.34 ID:VzTFHZqTO
唯「でも…監視カメラのビデオテープは捨てたって言ってたよ」
紬「いいえ…多分捨てたと思うって言ってたわ……これは残ってるかも可能性もあるって事よね?」
唯「そうだね……じゃあムギちゃんお願いするよ…」
律「私からも頼んだぞムギ」
澪「私からも……」
紬「えぇ…」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:47:15.98 ID:VzTFHZqTO
律「よし…これからどうする?」
澪「まだ、帰るには早い時間だけど…まだ誰かに聞くか?」
唯「ううん…今日はもう帰ろうよムギちゃんだけが頼りだし、私達の力じゃあずにゃんをさらった犯人を見付けるのは無理みたいだから」
紬「そうね私も早くお父様に頼みたいわ」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:51:50.10 ID:VzTFHZqTO
唯「じゃあ…さようなら気をつけてね」
紬「えぇ…誰か分かったら連絡するわ」
唯「ありがとう…」
律「バイバイ唯みんな」
澪「あぁ…見付かるといいな…」
唯「うん……」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 19:55:27.72 ID:VzTFHZqTO
憂「あ…お姉ちゃんおかえり」
唯「おかえり憂」
憂「今日はみんなと一緒にいたんでしょう?梓ちゃんの事何かわかった?」
唯「うん…少しだけ」
憂「何がわかったの?」
唯「後でね…今は眠いから寝るよ」
憂「う…うん」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:01:25.83 ID:VzTFHZqTO
憂「ね…ねぇお姉ちゃん…」
唯「なに?」
憂「梓ちゃんの事だけど…」
唯「うん…なに?」
憂「ごめん…何も無いよ…おやすみ」
唯「……?おやすみ憂」
憂「…………うん」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:09:01.46 ID:VzTFHZqTO
唯「ん……もう朝だ…寝過ぎた」
憂「あ……お姉ちゃん起きたんだね、おはよう」
唯「私凄く寝て無かった?」
憂「うん…長い時間寝てるんだもん心配したよ」
唯「はぁ……でも久しぶりにこんな長い時間寝たよ…」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:13:56.70 ID:VzTFHZqTO
唯「どうしよう……なんか体がダルイ」
憂「昨日少し寒かったから風邪じゃない?」
唯「………そうかもね、会社休むよ」
憂「休むの?……私も休んじゃおうかな~」
唯「………今日は二人で何処行こうか」
憂「わぁ!本当?」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:17:35.94 ID:VzTFHZqTO
憂「でも…お姉ちゃん風邪だよね…」
唯「大丈夫大丈夫…ほっとけば治るよ」
憂「……私、会社を休む電話してくるね」
唯「うん、私のもお願い」
憂「わかった!」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:22:30.55 ID:VzTFHZqTO
唯「ん……電話だ…」
唯「ムギちゃんからだ!」
唯「は、はい…もしもし…」
紬『もしもし唯ちゃん……監視カメラのテープ見付かったらしいわよ』
唯「ほ、本当に!?」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:28:56.16 ID:VzTFHZqTO
唯「早いんだね…」
紬『私もお父様から聞いた時はびっくりしたわ…あ、それよりわかったみたいよ梓ちゃんと一緒に話してた女の子』
唯「………誰?」
紬『憂ちゃんだって』
唯「…………え?」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:34:47.84 ID:VzTFHZqTO
唯「……ごめん切るね」
紬『え…えぇ』
唯「…………バイバイ」
紬『さようなら…』
唯「…………憂が…」
憂「お姉ちゃんどうしたの?顔色悪いよ」
唯「憂…………」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:47:16.65 ID:VzTFHZqTO
唯「ねぇ…あずにゃんが行方不明になった日…憂は家にいたよね?」
憂「う、うん…」
唯「その前は何処にいたの?」
憂「家に……いたよ」
唯「………ねぇ憂」
憂「…なに?」
唯「どーして嘘付くの?」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:52:50.70 ID:VzTFHZqTO
憂「……………」
唯「スーパーであずにゃんと一緒に話したんでしょう?」
憂「…………うん」
唯「何で黙ってたの?」
憂「それは……私が梓ちゃんをさらった犯人だと思われたく無かったから…」
唯「…意味が分からないよ…どー言う事?」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 20:56:18.62 ID:VzTFHZqTO
憂「だって…最後に梓ちゃんと話した事が私だって事がバレると…警察に疑われちゃうもん…」
唯「それだけ?」
憂「後お姉ちゃんにも……嫌われるかも知れない…から」
唯「………嘘だ」
憂「……え?」
唯「憂が…あずにゃんを殺したんだ…」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:00:19.22 ID:VzTFHZqTO
唯「疑い出すと止まらないよ……私に嫌われたく無いから?犯人だと疑われたく無いから?今考えて言ったでしょ!今も憂、嘘を付いてるでしょ!?」
憂「違っ…私梓ちゃんを殺して無いよ!信じて」
唯「五年…五年だよ?私に五年嘘を付いてたんだよ…信じられない…お前なんか信じられないよ!」
憂「………そんな」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:04:45.97 ID:VzTFHZqTO
唯「動機は殺した動機は?」
憂「だから…違うよ!」
唯「………そーいえば前にあずにゃんが軽音部に入ってから…私といる時間が少なくなったって…言ってたよね?言ってた確かに言ってた…」
憂「違うよ!信じて私の目を見て信じて!」
唯「私と少しでも長く居たいから殺した……そうだよね?」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:07:56.44 ID:VzTFHZqTO
憂「………昨日その事言おうと思ったんだよ!」
唯「嘘付き…人殺し…あずにゃんを…私の大事な友達を…妹だからって許さ無い…分かる?私が今までどれだけ苦しんだか分かる?」
憂「……聞いてよ私の話しを聞いてよ!ねぇ!」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:12:09.47 ID:VzTFHZqTO
唯「毎日毎日…あの日私がスーパーに一緒に行けばよかったって毎日毎日思うんだよ!夢にも見る……あずにゃんが私に助けて…助けて…って囁く私に囁く夢…」
憂「お姉ちゃん私は殺して無いよ…本当だよ…」
唯「信じられない…もう顔も見たく無いよ……大嫌い…お前なんか大嫌い…」
憂「そんな…………」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:16:00.21 ID:VzTFHZqTO
憂「嫌いにならないで……私会社で虐められてても…帰って来てお姉ちゃんを見るとホッとする…明日もがんばろうって気になるんだよ…嫌いにならないでお願いお姉ちゃんお願い!」
唯「ちょ……私に触らないでよ!あずにゃんを殺した手で私に触らないで!」
憂「大嫌いなんて…言っちゃ嫌だよぉ……」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:19:31.65 ID:VzTFHZqTO
唯「何処か行って…顔も見たく無い……」
憂「うぅ……わかった…お姉ちゃんの言う通りにする…わかったよぉ…」
唯「早く行ってよ!」
憂「わかった…わかったよ………バイバイお姉ちゃん」
唯「もう姉妹だなんて思って無いから…お姉ちゃんだなんて言わないで」
憂「…………バイバイ唯ちゃん」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:22:57.65 ID:VzTFHZqTO
唯「はぁ…………」
憂「……お姉ちゃん」
唯「まだ…いたの?なんでいるの?」
憂「ほら…これ、見て私…お姉ちゃんに言われた通りにするよ…」
唯「カッターナイフ………それがどうしたの?」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:27:52.91 ID:VzTFHZqTO
憂「お姉ちゃ…唯ちゃんに嫌われたから……でも、最後に唯ちゃんが言った通りにするよ」
唯「………え?」
憂「やだなぁ…何処に行って欲しいんでしょう?顔も見たく無いんでしょう?唯ちゃんの言う通りにするからね………」
唯「憂……ちょっと…憂!」
憂「さようなら…」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:38:23.05 ID:VzTFHZqTO
温かくて赤い血が私を濡らす。
憂の血が私の洋服を赤く染める。
望んでいない…私はこんな事望んでいない。
違う…何処かに行ってと言ったのは死ねと言う意味で言ったわけじゃない。
ただ憂が…嘘を付くから私に嘘を付くから。
そんな憂が大嫌いになり顔も見たく無くなっただけだ。
違う私はこんな事望んでいない。
憂が正直に喋ればこんな事になるはずは無かった。
憂があずにゃんを殺した事を正直に言っていれば………。
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:49:40.20 ID:VzTFHZqTO
けだるい朝、私はベットから離れ大きく背伸びをする。
今日もまた仕事だと思うと憂鬱な気分。
私はテレビを付ける。
司会者の声が私の気分をより一層、不快な気分にさせる。
執事「紬お嬢さまご飯の支度が出来ました」
紬「えぇ…すぐ行くわ」
執事「その前に私からお話があります」
紬「なに?」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 21:54:28.91 ID:VzTFHZqTO
執事「それが…非常に言いづらいのですが」
紬「言って頂戴」
執事「はい…でも…」
紬「そんなに大変な事なの?私の友達に何かあったとか?」
執事「はい…中野梓様が見付かったようです」
紬「………え?」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:00:53.33 ID:VzTFHZqTO
紬「梓ちゃんは大丈夫なの?」
執事「それが…腕には多数の注射後……それにかなりの人数の男から…」
紬「………なに?」
執事「性行為をされたみたいです……中野梓様の精神状態はもう…悲惨な物で…もうじきニュースで流れると思います」
紬「…………そうなの」
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:06:35.81 ID:VzTFHZqTO
唯「………憂は殺して無かったんだ………」
唯「…………私は…私は……憂に…」
唯「テレビ……あずにゃん………嘘だよ」
唯「夢……だよ……私は…あずにゃん……」
唯「生きててよかったね……」
END
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:12:50.87 ID:VzTFHZqTO
これで終わりです
一応オチはミスティックリバーみたいな物だと思って下さい
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:18:11.70 ID:VzTFHZqTO
打ち切りENDかなぁ…何処か不満な所があれば続き書きますよ
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 22:36:44.32 ID:VzTFHZqTO
じゃあ補足
ムギから憂が監視カメラに写っていると聞かされた唯は梓を殺した犯人は憂だと思い込む
だが、憂は梓を本当に殺していない。
勘違いをし続ける唯は憂を攻め続け傷付いた憂は手首を切り自殺。
憂が自殺した次の日
梓が警察から見付かるが梓はさらわれた男達から無理矢理売春行為をさせられていた
腕に注射後があったのは麻薬をやらされていたから
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/02(水) 23:12:29.00 ID:VzTFHZqTO [87/87]
正直何も考えずに書いたから打ち切りENDと言われても仕方ないかも
とにかく読んでくれた人ありがとうございます
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