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ベガ「実はな…潰れるんだ…ウチの組織…」

:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:23:35.45 ID:XuKPkOnY0

バルログ「な…」

バイソン「じょ、冗談っすよね!!ハハハ!!総帥の冗談なんて初めて聞きましたよ!!」

バッ

ベガ「…スマンッ…」

バイソン「あ…」

バルログ「…」

サガット「…」

ベガ「なんとか退職金は出す…今日までの給料もしっかり出す…それだけはやり通すつもりだ…」

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:31:54.70 ID:XuKPkOnY0
とぼ…とぼ…

バイソン「まさか…シャドルーが潰れるなんて…」

サガット「仕方ない…この御時世どこの悪徳組織も不景気だからな…」

バルログ「これから何やって生きてきゃいいんだ…ハア…」

ザッザッ

リュウ「…お前ら!!シャドルーの四天王…!!」

サガット「…リュウ!!」

リュウ「なぜこんなところで…お前らの親玉を守らなくていいのか」

バイソン「…」

サガット「…シャドルーはもうないんだよ…」

リュウ「何!?…詳しく話を聞こうか」

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:40:22.64 ID:XuKPkOnY0
リュウ「…なるほどな。どこも不景気だとは聞いていたがお前らのところも例外ではない、というわけか」

バイソン「誰にもつぶされることはねえと思ってたがまさか自ら潰れちまうとは思ってなかったからな…」

リュウ「…!!そうだ!!いいことを思いついたぞ!」

サガット「…なんだ?」

リュウ「お前らは元々一流の挌闘家達だ。その力を生かして今度は正義の組織を作ったらどうだ?」

バルログ「正義の…組織だと!?」

リュウ「ああ!不景気になるほど世の中は悪の組織であふれ返っているんだろ?お前らほどの腕があれば十分やっていけると思うが…」

バイソン「テメぇ!!何が正義…」

バルログ「まあ待てバイソン。(ヒソヒソ」

バイソン「…なんだ?」

バルログ「確かに一理ある。悪の組織を潰せば金は入るし、減らせば減らすだけシャドルーの競争相手が減る。」

サガット「その時、正義なぞ捨て、再びシャドルーを立ち上げるんだ。」

バイソン「な…なるほど…」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:48:32.25 ID:XuKPkOnY0
リュウ「どうだ!悪に染まってしまったお前らも改心できるし一石二鳥だろう!!」

バイソン「…そうだな!!決めたぜ!やるぜ俺達は!!」

サガット「ああ、シャドル…もとい人々のためこの腕で悪の組織を叩き潰してやるぜ!!」

バルログ「ヒョウー」

リュウ「よし決まりだな!!すまんが俺は修行中の身故、正式に入ることは出来ないが…助けが欲しいときは呼んでくれ!!」

バイソン「お、おうすまねえな!!(コイツと関わるとめんどくさそうだな…絶対呼ばないようにしよう…」

バルログ「…では組織名をこの場で決めてしまうか…」

サガット「ちょうどいい。ここはリュウに決めてもらおう。」

リュウ「なに?俺でいいのか?」

サガット「ああ。お前の助言のおかげだからな。(どうせすぐ捨てる組織だしな」

リュウ「うーむ…ふむ…よし!!『ジャスティス学園』というのはどうだ!?」

バイソン「…あ…あのよう…」

サガット「…お…お…男に二言はない!!二言はないんだあああ!!」

バルログ「マ、マジか…」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:51:55.70 ID:XuKPkOnY0
―その後ジャスティス学園は―

ワイリー「な、なんだコイツらはあああ!?」

ガシャーン!!

バイソン「オラァ!このポンコツ共があ!!」

バルログ「ヒャオ!!ヒョウ!!」

ワイリー「ワシの自慢のロボットが手も足もでないだとおおおおおお!!」

ガシャン!!ゴキャン!!

ロックマン「す、すごい…こんな人間達がいるなんて…」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 15:55:09.83 ID:XuKPkOnY0
―次々と実績を重ねていき―

ウェスカー「さあ、いけタイラント!!コイツらを殺すんだ!!」

タイラント「ウガアアアアアアアアアア!!」

ドッ

ウェスカー「あ…ああ…」

サガット「…危なかったな…危うくお前が殺されるところだったぞ…」

タイラント「ガ…ガアアア…」

ウェスカー「な…なんだこいつらは…」

ジル「…ご協力感謝致します!ジャスティス学園の皆さん!!」

バルログ「フ…我々は同じ正義の仲間…礼など不要ですよ…」

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:00:30.61 ID:XuKPkOnY0
―その地位を確固たるものにしていくのだった―

人々「ウオー!!バルログさーん!!バイソンさーん!サガットさーん!!」

子供たち「すげー!カッケー!!」

バルログ「すげえ人気だな俺ら…おいサガット、お前も手ぐらい振れよ。」

サガット「フン…出来るかそんなもの…」

バルログ「何言ってるんだ、だって俺達は正義の味方なん…」

バイソン「お、お前!!」

バルログ「あ…い、いや」

サガット「…フ。まるで本物の正義の味方のような口ぶりだな。」

バルログ「…ク…」

サガット「…しかし、この声援が心地いいのも確かだ…」

二人「!!」

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:06:48.38 ID:XuKPkOnY0
サガット「そこで俺は考えた。ベガ総帥にこの組織に入ってもらうというのはどうだ?」

バルログ「な、なんだと!?」

バイソン「し、しかしよう、いくら俺達が立ち上げたとはいえあの人が正義の組織なんかに…」

サガット「入れば変わるさ。俺達みたいにな。それに俺達はあの人に受けた恩をまだ全然返してないからな…」

バルログ「…」

バイソン「この組織の立ち上げ資金も退職金を使ったんだもんな…」

サガット「そうと決まれば話は早い。今日のインターポールでの表彰が終わったらそのままあの人の所へ向かおう!!」

バイソン「ヘヘ…あの人ビックリするだろうな!!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:14:07.87 ID:XuKPkOnY0
―インターポール―

チュンリー「ア、アナタ達!!」

バルログ「こんにちはチュンリーさん」

バイソン「ヘヘヘ、まさかお前とこんなとこで会うとはな」

チュンリー「そんな話は後よ!今日の表彰式は取りやめよ!!」

サガット「なんだと!!」

バイソン「お、おいどういうことだよ!!」

チュンリー「都心の方で謎の爆発があったみたいなの。アナタ達もついてきて!!」

バイソン「…チッ!こんな時に事件起こしやがって…!」

バルログ「まあ、俺達がいけばすぐに片付くだろう。さっさと片付けてその分も表彰してもらおうぜ」

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:17:35.90 ID:XuKPkOnY0
ズオッ

警官隊「ギャアッッ」

ドンッ

警官隊「ガアッ」

ケン「ク…クゥ…まさかお前が再び動いてるとは思わなかったぜ…もう組織は潰れたんじゃなかったのか?」

ドムッ

ケン「ぐああ…ッ!!」

ドサッ

チュンリー「ケ、ケン!ケーーーーン!!」

サガット「あれは…ケンか!」

バルログ「あれほどの使い手がやられるとは…あの男は一体…!?」

36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:21:57.99 ID:XuKPkOnY0
バルログ「!!」

バイソン「!!」

サガット「!!!」

チュンリー「あ…あなたは…」

ザッ…ザッ…

ベガ「…ほう…あの小娘か…久々だな…」

チュンリー「ギリッ…」

サガット「ベ…ベガ様…」

ベガ「ん?」

三人「ベガ様ああああああああああああああああああ!!」

ベガ「うおっ!?なぜお前らがここに!?」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:28:05.41 ID:XuKPkOnY0
バイソン「お久しぶりです!ベガ総帥!!」

バルログ「ご健在なようでなによりです!!」

ベガ「ハッハッハッ、お前達も元気そうでなによりだ。しかし何故ここに…それになんで三人とも同じ服を着ておるのだ…?」

チュンリー「フ、フン!!残念だったわねベガ!その三人こそ、正義の組織『ジャスティス学園』なのよ!」

ベガ「な、何?お前らが…?」

バイソン「あ、いや…」

ベガ「正義の?組織だと?」

バルログ「…」

サガット「…ベ、ベガ様…我々は再びあなたに総帥に立っていただこうと…あなたに会いに行こうと…」

ベガ「フ、フハハハハ!!フハハハハハハハハ!!」

ビリビリッ…

サガット「…!!!」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:31:28.92 ID:XuKPkOnY0
ベガ「そうか…お前ら…お前らは自ら道を切り開いたのか…」

バイソン「(お…怒ってない…のか?」

ベガ「素晴らしいな…私は…私はお前達のような部下がいたことを誇りに思う!!」

バルログ「ベ、ベガ様…!!」

サガット「で、では…再び我々の総帥に…!!」








ベガ「ソレとコレとは話は別だ。」
 
 
 
 
 

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:38:40.97 ID:XuKPkOnY0
ゴオッ!!

チュンリー「キャアアアアアアアアアアアーーッ!!」

バルログ「チュ、チュンリーさん!!」

バイソン「サ、サイコクラッシャー…!!」

サガット「総帥ぃ!!」

ベガ「すまないなお前ら。私にはこれしかないのだよ。正義の味方、悪の味方も関係ない、すべてを叩き潰し世界を統べるのが私の野望なのだ」

ベガ「もはやシャドルーはない、私一人でこの野望を叶えてみせる!」

バイソン「だ、だったら俺達も一緒に…!!」

ベガ「ホオ?ホオオオオオオオオオオオ!?ならば殺して見せろ!!ここにいる全ての観衆を!!」

バイソン「!!そ、それは…」

ベガ「出来んのだろう!?そうだな!?もはや貴様らは裏切れんのだよ奴らを!!もはや私達は相容れることはないのだ!!!」」

50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:45:01.10 ID:XuKPkOnY0
子供「怖いよう…怖いよう…」

母親「大丈夫よ!あそこにはジャスティス学園の人達がいるのだから!!」



ベガ「クックックッ…見ろ奴らの目を。未だに希望の光が消えていないのはここにお前らがいるからなのだろう。」

サガット「……」

ベガ「さあ、この私を止めてみせろ!!『ジャスティス学園』よ!!」

ゴオオオオッ

バイソン「お、おい!!もうどうにもならねえのかよお!!」

バルログ「バカを言うな!!あのお方は本気だ…これほどの闘気、シャドルーにいた頃より遥かに…」

サガット「やるしか…ないのか…!!」
 
 
 
 
 
 
 
ベガ「フゥ…もう終わりか?貴様ら…」

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:50:18.46 ID:XuKPkOnY0
バイソン「が…があ…」

バルログ「…」

サガット「まさか…これ程とは…」

ベガ「では終わりだ。…さすがに名残惜しいが…仕方がないのだ。もはや私が正義になることも、貴様らが悪になることも出来ないのだからな。」

サガット「ぐ…そ…総帥…」

ベガ「…さらばだ。」

ギィン!!

ベガ「…フン。貴様か。」

リュウ「よし!!間に合ったか!!」

バイソン「リュ、リュウ!!」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 16:54:56.98 ID:XuKPkOnY0
サガット「なぜ貴様がここに!!」

リュウ「ああ、風の噂を聞いてここまできたんだ!!」

バルログ「風の噂…」

リュウ「時にベガ!!俺は全てを見抜いているぞ!!」

ベガ「…な、何をだ?」

リュウ「お前…本当は金が欲しくて強盗していただけなんだろう?」

ベガ「ギクギクゥゥゥ!!!」

バルログ「ちょ、ちょっと待て!!話の中身が全然わからないぞ!!説明してくれよ!!」

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:02:30.83 ID:XuKPkOnY0
ベガ「フ、フハハハハ!!この元・シャドルーの総帥がそんなちっぽけなことをするハズなかろうが!!」

リュウ「お前…コイツらの退職金やらなんやらを工面するために相当借金をしていたみたいじゃないか…」

ベガ「ギクゥゥ!!」

リュウ「お前らもよく見てみろ。こいつが壊した店を。」

バルログ「ジュエリー…宝石店?」

ベガ「い、言うな!!」

リュウ「大方、コイツは借金を返すためにここの宝石店を襲いにきたんだ。それだけのはずだったんだよ。」

リュウ「しかし予想以上の大騒ぎになってしまった。これだけやってしまったらお前らの正義の組織に入ったら組織の評判まで落ちてしまう。」

リュウ「だからベガは演技をしていたんだよ。お前らに迷惑をかけないようにな。最終的にはお前らにやられるつもりだったんだろう。」

ベガ「言うなあああああああああああああああ!!うあああああああああああああああああああ!!!」

サガット「ベ、ベガ様…だからジャスティス学園に入らない、と…」

バルログ「な、なるほど…まるで一部始終を見てたような説明だな…」

リュウ「ギクギクゥ!!」

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:10:41.91 ID:XuKPkOnY0
ベガ「…フ、見事な推理だなリュウよ。さすがだ、と言っておこうか…」

バイソン「そ、総帥…」

バルログ「こんな時まで俺達のために…」

ベガ「さあ、今ならまだ大丈夫だ。この私に手錠をかけろ!!」

サガット「…!!」

ベガ「このまま私をインターポールへ連れて行けば大手柄だぞ。なんせあのシャドルーの総帥、ベガ様の身柄だからな…」

ベガ「これが私に出来る、お前らへの最後の罪滅ぼしだ…」

バイソン「…!!」

バルログ「ベ、ベガ様…ベガ様…!!」

リュウ「…どうするんだ?お前らは。」





三人「………決まっているだろう!!」

74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:17:40.72 ID:XuKPkOnY0
ブワサッ

人々「な、なんだ?いきなり『ジャスティス学園』の奴らがユニフォームを脱ぎ捨てたぞ!!」

サガット「皆様申し訳ありません!!只今をもって我々『ジャスティス学園』を解散と致します!!」

バイソン「そういうことだ!!」

バルログ「すまないな、みんな!!」

人々「え、ええええ!?」

サガット「そしてこの男は我々が連れていく!!この男に敵対するものは警察であろうと我々の敵とみなす!!」

警官隊「しょ、正気か貴様ら!!まさか元からグルだったのか?」

バキッ

バイソン「おーおーなんとでも言えや!この人にはお前らなんかと比べもんにならないくらいデケェ恩があるんだよ!!」

バルログ「さあとっととパトカーをよこしな!!串刺しになりたいんなら邪魔してもいいけどな!!」

ベガ「お、お前ら…」

75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:22:44.33 ID:XuKPkOnY0
警官隊「ひいいッ!!」

リュウ「とおっ!!」

ガッ

サガット「ぬぉっ!な、なんのつもりだ!!」

リュウ「いいからこのまま適当に組手をしていてくれ!!(ヒソヒソ」

サガット「ぬっ!とおっ!」

バイソン「サガット!!車の準備が出来たぜ!!」

リュウ「さあ行け!!(ヒソヒソ」

サガット「…?あ、ああ!!」

ダッ

リュウ「ぬっ!?貴様逃げるのか!?」

バイソン「ハッハッハー!!世話になったな!!リュウ!あばよ!!」

ブオオオオオオオオオオオオオ

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:32:11.04 ID:XuKPkOnY0
警官隊「く、くう!すぐに追わなくては!!」

リュウ「やめておけ!!お前達にどうこうできる相手ではない!あとは俺に任せておけ!!」

警官隊「し、しかし…」

チュンリー「責任は私が取るわ。」

警官隊「あ、あなたは!!」

リュウ「おおチュンリー!!やはり無事だったか!!」

チュンリー「見かけほど大したキズ負ってないみたい…起きようと思ったけどあなたが物陰から覗いてるのを見てやめたわ。」

チュンリー「きっとまたロクでもないこと考えてると思ったからね…」

リュウ「ま、まあ無事で何よりだ!!というわけで俺にも一台車を貸してくれ!!」

チュンリー「あなた運転できるの?」

リュウ「おお!しょっちゅう練習に使ってるからな!!」

チュンリー「…」

82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:38:16.80 ID:XuKPkOnY0
ケン「しょうがねーなー。いくぞリュウ!!」

チュンリー「ケン!!」

リュウ「おおケン!!助かるぞ!!}

ケン「イチチ…あのヤロー…どさくさにまぎれて俺の財布持っていきやがって…」

リュウ「よーし発進!ゴーゴー!!ゴーゴゴー!!」

ケン「わあったわあった!!んじゃな!!チュンリー!!」

ブウウウウウウウウウウウウウ
 
 
 
 
ケン「んで?どこいくんだ?」

リュウ「何がだ?」

ケン「あいつらを追っかける予定なんかないんだろ?」

リュウ「まあな!!」

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:42:01.62 ID:XuKPkOnY0
ケン「はあ~…別に構わないけどよ。俺は財布取られたんだぜ!?財布!!カードも!!」

リュウ「それなら心配するな!!」

ピッ

ケン「!!それ俺の財布じゃねえか!!」

リュウ「どさくさにまぎれてベガからとっといたんだ。」

ケン「ヒュー!さすがリュウ!!」

リュウ「…あいつらとは浅からぬ縁だ。助けてやりたくなってな。」

リュウ「何よりあれほどの強者達がこのまま消えてしまうなんてもったいなさすぎるからな!!」

ケン「どっちかってーとそれが本音だろ…ん?なんだそのボロボロの財布?」

リュウ「どさくさにまぎれてベガからとっといたんだ。」

ケン「…」

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 17:55:11.62 ID:XuKPkOnY0
ブウウウウウウウ

ベガ「すまないなお前ら…何から何まで…」

サガット「いいんですよ総帥。もう正義の味方なんてやることもないですから。」

バルログ「そうですよ!またこの四人でいられるだけで十分ですよ私達は。」

ベガ「…よ、よぉーし!!新生シャドルーの出発祝いにこの私がパァーッとなけなしの金で…なけなしの…アレ…」

サガット「ど、どうしたんですかベガ様?」

ベガ「なけなしの金がない…」

サガット「…」

バルログ「…」

バイソン「ま、まあまあ!!俺達が『ジャスティス学園』時代に稼いだ金がありますから!!」

ベガ「…いや!その金はやめておこう!!」

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 18:02:34.70 ID:XuKPkOnY0
バイソン「な、何故ですか!?」

ベガ「その金で今こそ!再びシャドルーを立ち上げ!全世界を我々のものにするのだあ!!」

サガット「…それだ!」

バルログ「それはいい!!新シャドルー爆誕ですね!!」

ベガ「しかし!それはお前らの金だ。…だからすまんが…今、一時だけシャドルーのために力を貸してほしい…」


三人「…お断りします!!」


ベガ「…フ…やはりな…すまなかったなこんなことを言って…」

サガット「いえ。我々は『貸す』ということに反対したのです」

ベガ「…な、何?」

バルログ「全てシャドルーのために使わせてもらいますよ。」

バイソン「もちろん借りなんぞナシで…ね」

ベガ「お、お前ら…」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 18:05:34.09 ID:XuKPkOnY0
ベガ「やるぞ!私はやるぞ!!必ずやってみせるぞおおおおお!!」 
 
 
 
 

 
ATM「ブーッブーッ、この口座は現在使用できません。」

バイソン「え…」

サガット「お、俺のも凍結されてる…」

バルログ「…」

ベガ「…」 
 
 
 
 
 
彼らの世界征服はまだまだかかりそうだ。



~完~

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 10/05/31(月) 18:13:39.68 ID:XuKPkOnY0
行き当たりばったりで申し訳ねえ

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