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唯「じはんき!」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:22:28.18 ID:PUtLlXYC0
唯「のど乾いたねー」
律「おや、あんなところに自販機が!?」
唯「やったぁ!」
澪「ようやく水分にありつけるな!」
唯「急げ急げー!!」
唯「のど乾いたねー」
律「おや、あんなところに自販機が!?」
唯「やったぁ!」
澪「ようやく水分にありつけるな!」
唯「急げ急げー!!」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:26:51.52 ID:PUtLlXYC0
澪「急がなくても自販機は逃げないぞー!」
紬「私自販機なんか使ったことないの」
澪「なんだ。ムギもか!」
律「実は私も買ったことないんだよ」
唯「みんなそれでも日本人なの!?」
梓「日本は自販機大国ですからね。」
澪「私はれっきとした日本人だ!!」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:28:56.34 ID:PUtLlXYC0
唯「私がいちばーん!!」
唯「50円無いから200円入れてっと・・・」
ピッ
ガタンガタン
唯「ファンタグレープゲーット!!」
澪律紬「おおおおおおおお!!!」
梓「流石唯先輩。自販機マスターですね。」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:31:17.03 ID:PUtLlXYC0
唯「あれ?おつりが出てこない・・・」
律「150円入れてたじゃん」
唯「違うよ!私200円いれたもん!!」
澪「勘違いじゃないのか?50円と100円てよく似てるしさ。」
梓「きっと唯先輩の気のせいですよ。」
唯「おかしいな~」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:39:34.27 ID:PUtLlXYC0
澪「よし!次は私の番だな!!1000円入れてっと・・・」
ウィーン
澪「オレンジジュースだっ!!ポチッ!・・・あれっ?」
律「どうした澪?」
澪「ジュースが出てこないぞ・・・どうなってるんだ?」
梓「きっとお金入れてないんですよ。ほら、入金額も0円のままですし。」
澪「いや、入れたって!ウィーンって言ってたって!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:42:41.93 ID:PUtLlXYC0
梓「きっと気のせいですよ」
律「いや、私は澪が1000円入れるところ見てたぞ。」
紬「私も見てたわ。確実に澪ちゃんは1000円入れたわ。」
唯「ってことは・・・」
澪「飲まれたんだっ!!こんのクソ自販機がっ!!」
ガンッ!ガンッ!
梓「ちょっと!澪先輩!!」
澪「うるさい!!叩けば直る!!これ常識だ!!」
ガンッガンッ
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:45:19.27 ID:PUtLlXYC0
唯「ちょっと澪ちゃん!!」
律「落ち着け!澪!」
澪「1000円飲まれて落ち着いてられるかっ!!」
梓「じゃあもう一回お金を入れて試してみましょう!そこで判断すればいいじゃないですか!!」
澪「そ、そうだな・・・暴れて悪かったよ・・・」
紬「じゃあ次は私がいくわね!!」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:47:18.50 ID:PUtLlXYC0
紬「えっと・・・確かここにお札を入れて・・・」
ウィーン
律「みんな見てたかー?」
唯「うん。ちゃんと入れてたねー。」
梓「はい、確かに入れました。」
澪「じゃあなんで入金額が0円のままなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:49:36.97 ID:PUtLlXYC0
唯「あちゃー。災難だったねー。」ゴクゴク
澪「てめえ・・・吞気にファンタ飲みやがって・・・」
律「いくら入れたんだよ、ムギ」
紬「一万円・・・」
梓「馬鹿ですね。」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:52:24.40 ID:PUtLlXYC0
唯「じゃあ次はりっちゃんだね!」
律「えっと・・・私は別の場所で買うわ」
澪「ハアアアアアアアアアアアアアアア!?ふざけんなデコ!!自分だけ安全圏行くつもりかー!!」
梓「あ、私も律先輩に賛成です。」
律「だよなー!こんな場所で買うのは馬鹿のすることだよなー!」
紬「あらあら」
唯「おいしー!」ゴクゴク
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:54:36.43 ID:PUtLlXYC0
澪「律!てめえ財布貸せっ!」バッ
律「うわ!何するんだ澪!」
澪「こうしてくれる!!」
律の財布から颯爽と5000円を取り出す澪
律「よ、よせーーー!!!澪ぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ウィーン
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:59:45.62 ID:PUtLlXYC0
梓「やっぱり入金額0円ですね」
律「くっ・・・私の5000円が・・・」
澪「はっはっは!自分だけ卑怯な手を使おうとするからだ!!」
律「どこが卑怯!?飲まれる場所で買わないのって普通じゃん!?」
澪「その考え方が卑怯だ!!友達と金どっちが大切だっ!?」
律「なんでそこでそんな二択になるんだよ!!」
梓「そろーり・・・そろーり・・・」
澪「どこに行くんだ、梓」
梓「!?」ギクッ
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:05:41.29 ID:PUtLlXYC0
梓「えーっと・・・」
唯「あずにゃん、向こうの自販機に行こうとしてたね。」
梓「ち、ちょっと!唯先輩!!」
澪「お前も友情より金を取るのか・・・」
梓「そ、そんなの屁理屈です!!安全なところで買って何が悪いんですか!?」
澪「わかった。向こうで買ってきていいよ。でも財布は置いてけ。」
梓「なんでそうなるんですか!?」
澪「150円あればジュースなんて買えるだろっ!!小銭を握りしめて買ってこい!」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:12:07.90 ID:PUtLlXYC0
梓「そういって置いて行ったら私のお金を自販機に入れるつもりなんでしょ!ミエミエです!!」
澪「ギクッ!ば、馬鹿だなぁ。私がそんなことするわけないだろ。」
梓「じゃあ律先輩に財布を預けて買ってきます。何もしないならそれで問題ないはずです!」
澪「!!!!!!!!!!」
梓「じゃあお願いします、律先輩。」
律「あ、あぁ・・・」
梓「じゃあ買ってきます!」
唯「いってらっしゃ~い」ゴクゴク
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:14:56.24 ID:PUtLlXYC0
澪「さてと、律。」
律「な、なんだよ・・・財布なら渡さないぞ!!」
ウィーン
律「何してんだよ・・・」
澪「律の財布からもう5000円入れてみました!」
律「て、てめええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:19:40.72 ID:PUtLlXYC0
律「おまえまだ私の財布持ってたのか!?返せコノヤロウ!!」バッ
澪「律、お前に残された選択肢は二つだ!このまま5000円飲まれたまま泣き寝入りするか、こっそり梓の財布から5000円をチャージするか!」
律「なん・・・だと・・・?」
澪「梓の財布から5000円チャージすれば差し引きで梓の財布のお金を自販機に入れたことになるだろ。」
律「く・・・確かに1日に10000円の出費はキツイ・・・いや、何も買ってないけど」
澪「今なら梓も見てない。ほーら。チャンスは今のうちだけだぞー」
紬「りっちゃん・・・」
律「・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:23:51.75 ID:PUtLlXYC0
梓「お待たせしました~」
唯「あ、あずにゃん。」
紬「ちゃんと買えたのね!」
梓「はい。コンビニに行ってきましたから。この流れだと向こうの自販機に行ってもきっと飲まれるでしょうから。」
唯「あずにゃんすごい!!」
澪「っく・・・!」
梓「ゴクゴク・・・ぷは~!すげーおいしいです!!!!!!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:27:26.08 ID:PUtLlXYC0
澪「くっ・・・おいしそうに飲みやがって・・・!」
唯「そりゃ、こんな暑い日に飲むジュースは格別だよ!」
澪「・・・!」イラッ
梓「そうだ。律先輩、財布。」
律「え?あ、あぁ・・・ほい。」スッ
梓「ありがとうございました。さすが律先輩。財布ガーディアンと呼ばれるだけの事は・・・」
梓「5000円足りねええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:32:37.12 ID:PUtLlXYC0
梓「ちょ・・・ちょ・・・」
律「澪に財布取られたんだ。済まない」
紬「財布ガーディアンの名が泣くわね」
梓「くっそ・・・よく考えれば律先輩すでに自分の財布取られてるし全然ガーディアンじゃねえええええええええ!!!」
律「お、お前が勝手に命名したんだろうが!!」
唯「がーでぃあん返上だね。」
澪「財布スティーラーだな。」
律「スティーラーはお前だろうがあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:35:47.25 ID:PUtLlXYC0
・・・
澪「ふぅ・・・」
律「で、どうすんだよ。飲まれたお金。」
紬「普通に考えたら自販機業者に連絡だけど・・・少し面倒ね・・・」
梓「えらく余裕ですね、ムギ先輩」
紬「だってたかが1万円じゃない?」
澪「・・・」イラッ
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:40:55.42 ID:PUtLlXYC0
澪(おい、財布スティーラー。)
律(誰がスティーラーだ!誰が!)
澪(お前もさっきの“たかが1万円”に反応しただろ。)
律(ま、まあな・・・)
澪(そこで財布スティーラーの出番だ!あとはわかるな・・・?)
律(わかるけどわかんねーよ!!)
唯「何話してるのー?」ゴクゴク
澪「い、いや・・・話してるなんて何を言っているんだい?ハハハ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:43:44.78 ID:PUtLlXYC0
紬「私もコンビニでジュース買ってくるわね。」
律「じゃあ私がおごってやるよ。はい、150円。」
紬「ううん、自分で買うからいいわ。」
律「いやいや。たまには部長らしいことしなきゃなーってな!まあ受け取ってやってくれ。」
紬「りっちゃん・・・ありがとう。じゃあいただくわ」
すたすた
澪「ププ・・・大成功だな!」
律「うぅ・・・良心が痛い・・・」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:46:15.79 ID:PUtLlXYC0
澪「よーっし!さっそく入金だ!」
律「で、いくら入れるつもりなんだ?」
澪「そんなの全額に決まってるだろ。」
律「ぜ、ぜぜ・・・」
梓「ぜんがく~~~~~!?」
澪「なにが“たかが1万円よ?”だ!!庶民を馬鹿にしやがって!!その馬鹿にした庶民に出し抜かれて泣きわめくがいいわ!!」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:48:40.55 ID:PUtLlXYC0
律「な、何を馬鹿なこと言ってるんだ!!」
梓「1万円ならともかく・・・全額までやっちゃったらもう犯罪ですよ!?」
唯「財布取った時点ですでに犯罪臭がするんだけどなー」ゴクゴク
律「ってまだ飲んでたのかよ!!」
ウィーン
律「・・・え?」
澪「まずは1枚目。さあどんどんいこう!」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:51:26.43 ID:PUtLlXYC0
律「お前・・・!人が話してる間に・・・!」
ウィーン
律「また入れやがった!!」
梓「やめてください!!澪先輩!!」
澪「は、放せ!!もう戻れないんだ!!」
梓「まだ十分後戻りできますよ!!」
律「クソ!落ち着けって!!」
ウィーン
律「ま、また入れやがった・・・!!」
澪「おっしゃーーーーーーーーーーーーー!!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:54:39.06 ID:PUtLlXYC0
・・・
律「結局全額入れやがった・・・」
澪「にゃはは!これでムギも我々庶民の気持ちがわかるようになるだろう!」
梓「さすがにムギ先輩がかわいそうです・・・」
紬「ただいまー!」
律梓「!!」
澪「お、おかえり!早かったな!」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:57:32.19 ID:PUtLlXYC0
紬「梓ちゃんにならってコンビニで買ってきたわ。ありがとう、りっちゃん。」
律「あ、ああ・・・!」
澪「ほら、財布。」
紬「ありがとう、澪ちゃ・・・」
澪(プーックックック・・・)
紬「・・・誰?」
澪「唯。」
唯「ちょ!?」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:04:32.14 ID:PUtLlXYC0
唯「な、なに言ってるの澪ちゃん!?」
澪「え・・・だって唯・・・スティーラーじゃん?」
唯「スティーラーはりっちゃんでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
律「だから私もスティーラーじゃねえよ!!!」
紬「本当なの・・・唯ちゃん・・・?」
唯「違うよ!何でそうなるわけ!?さっきまでのどこを見てたの!?どう考えても私だけは違うでしょ!!!」
澪「絶対の安全圏にいた唯の犯行・・・・」
紬「無くは無いわね・・・」
唯「無くは有るでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:08:19.31 ID:PUtLlXYC0
澪「そのうろたえ様・・・」チラ
紬「怪しいわね・・・」
澪(プーックックック!!)
律「唯、ムギにあやまれ。」
唯「何で!?私じゃないって!!あずにゃんは信じてくれるよね?ってか見てたよね!?」
梓「いやぁ~ちょっとわかりませんねぇ・・・」
唯「アズサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:11:21.21 ID:PUtLlXYC0
唯「てか、なんでいきなり団結してるわけ!?さっきまであんなだったじゃん!?」
澪「団結も何も・・・」
律「本当のこと言ってるだけだし・・・なあ?」
梓「私はよく見てなかったのでなんとも・・・」
紬「・・・決まりね。」
唯「テメエラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:14:46.93 ID:PUtLlXYC0
憂「あれ?どうしたんですか皆さんお揃いで」
唯「憂!!酷いんだよ~~~~!!みんなが虐めるんだよ~~~~!!!」
澪「虐めるも何も・・・」
律「本当のこと言ってるだけだし・・・なあ?」
梓「私はよく見てなかったのでなんとも・・・」
唯「ひっぐ・・・えっぐ・・・」
憂「おねえちゃん、状況を説明してくれる?」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:17:29.74 ID:PUtLlXYC0
・・・
憂「なんだー、そういう事だったんですか~」
唯「そういう事なんだよ~~」グスグス
憂「それなら大丈夫ですよ。おねえちゃん、鞄貸して。」ゴソゴソ
憂「ほら!ここに盗聴器が!バッチリ録音できてますから!!」
澪「・・・」
律「・・・」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:19:48.44 ID:PUtLlXYC0
梓『やめてください!!澪先輩!!』
澪『は、放せ!!もう戻れないんだ!!』
梓『まだ十分後戻りできますよ!!』
律『クソ!落ち着けって!!』
ウィーン
唯「ほらね!私じゃないでしょ!?」
憂「・・・」
澪「・・・」
律「・・・」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:25:59.16 ID:PUtLlXYC0
唯「ムギちゃんもこれで私の無実わかってくれたよね!?」
澪「いや、唯だな・・・」
唯「だからなんでそうなるウウウウウウウウウウウウウ!!!」
梓「澪先輩、だからやめておけってあれほど・・・」
律「私は止めたぞ。キッチリ止めたぞ。」
澪「私は・・・えっと・・・」
梓「澪先輩は流石に言い逃れできませんよ。」
紬「澪ちゃん・・・?」ニコニコ
澪「えっと・・・その・・・ハハハ・・・」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:30:37.90 ID:PUtLlXYC0
澪「すみませんでしたっー!!!」ガバッ
紬「澪ちゃん・・・」
澪「ムギっていつも金持ってて・・・私、うらやましくて・・・」
梓(じゃあ金入れるんじゃなくて盗ればいいのに・・・犯罪だけど。)
澪「すごく反省してる!!自分でもどうしてあんなことしたのか本当にわからなくて!!本当にごめんっ!!」
紬「わかったわ、澪ちゃん。反省してるなら許してあげる。」
澪「ちょれー!」プーックックック
律「声に出てるぞ、澪。」
澪「え・・・?え?」
紬「・・・澪ちゃん」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:35:48.59 ID:PUtLlXYC0
紬「まあいいわ。許しましょう。」
梓「ムギ先輩すげー!」
澪「え・・・?本当に許してくれるのか・・・?こんな私を・・・許してくれるのか・・・?」
紬「ええ。だって私たちどんなことがあっても親友・・・いや、友人でしょ?」
唯(ランクダウンした!?)
澪「ムギ・・・ありがと///」
紬「澪ちゃん・・・///」ギュッ
律(結局ムギの一人勝ちだー!?)
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:41:19.39 ID:PUtLlXYC0
そしてとりあえず5人は自販機の取り扱い元に連絡し、お金を返してもらったのであった。
梓「まったく酷い目に遭いました・・・」
唯「みんな酷いよー!私を嵌めようとして!それに謝罪の言葉も貰ってないし!!」
律「あれ?言わなかった?」
唯「言ってないよ!!」
澪「でもお金って怖いな。私たちの固い友情がいとも簡単に砕け散ったんだからな。」
唯梓律紬(お前が言うのか・・・)
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:45:04.00 ID:PUtLlXYC0
澪「みんなもお金の管理はキッチリしておけよ!」
唯梓律紬(お前が言うのか・・・)
唯「そういえばりっちゃんと澪ちゃんはまだジュース買ってないんだよね?」
律「そういえばすっかり忘れてたな。」
澪「言われたら急にのどが渇いてきたよ。」
梓「じゃあコンビニに行きますか。」
唯「自販機じゃないの?」
梓「また飲まれたいのですか?」
唯「うっ・・・」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:51:25.31 ID:PUtLlXYC0
律「すずしー!!」
唯「私も何か買おうかな~」
紬「あ、りっちゃん。騒動もおさまったしやっぱりさっきの150円返すわ。」
律「あー、それ実は澪の金なんだ。おごるっていって財布取るために使えって。」
紬「澪ちゃん・・・」
律「まあ、あいつ今財布の中3000円しかなくて金欠って言ってたし返しやったら喜ぶと思うぞ。」
紬「そう。じゃあ返してくるわね。」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:56:05.43 ID:PUtLlXYC0
紬「あ!いた!澪ちゃん!」
店員「おつりの9990円になりまーす。」
澪「どうも。」セカセカ
紬「澪ちゃん、これさっきりっちゃんから借りたお金。澪ちゃんに渡せって。」
澪「あ、別によかったのに・・・わざわざありがとな、ムギ。」
紬「さっきは何を買ってたの?」
澪「これ?うまい棒めんたい味。」
紬「・・・ジュース買いに来たんじゃないの?」
澪「いっけね!!」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 18:00:44.97 ID:PUtLlXYC0
ガー
店員「またのお越しを~~~」
律「ぷっはー!うめー!!」
唯「もう、りっちゃんたらおっさんくさいよ!」
律「うるせー!!うまいもんはうまいんだっ!!」
梓「まったく・・・」
紬「そういえば澪ちゃん金欠って聞いたけど・・・」
澪「え?ああ。まあな。でも多分大丈夫だと思う。」
紬「え?」
澪「みんなのおかげで頑張れる。なんとなくそんな気がするんだ!」
紬「澪ちゃん・・・」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 18:05:22.06 ID:PUtLlXYC0
秋山家!
澪「・・・」
澪「・・・ぷ。ぷぷ。ぷーっくっくっく!!」
澪「ムギのやつ気づいてねーでやんの!!てめーの財布の中身ぐらい把握しとけ!成金が!!」
澪「証拠の1万円もうまい棒で消費した!!私天才すぎるwwwwwww」
澪「さーて、それでは戦利品のうまい棒めんたい味を戴くとすっかぁーーー!!!」
澪「うめー!」モグモグ
完
澪「急がなくても自販機は逃げないぞー!」
紬「私自販機なんか使ったことないの」
澪「なんだ。ムギもか!」
律「実は私も買ったことないんだよ」
唯「みんなそれでも日本人なの!?」
梓「日本は自販機大国ですからね。」
澪「私はれっきとした日本人だ!!」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:28:56.34 ID:PUtLlXYC0
唯「私がいちばーん!!」
唯「50円無いから200円入れてっと・・・」
ピッ
ガタンガタン
唯「ファンタグレープゲーット!!」
澪律紬「おおおおおおおお!!!」
梓「流石唯先輩。自販機マスターですね。」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:31:17.03 ID:PUtLlXYC0
唯「あれ?おつりが出てこない・・・」
律「150円入れてたじゃん」
唯「違うよ!私200円いれたもん!!」
澪「勘違いじゃないのか?50円と100円てよく似てるしさ。」
梓「きっと唯先輩の気のせいですよ。」
唯「おかしいな~」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:39:34.27 ID:PUtLlXYC0
澪「よし!次は私の番だな!!1000円入れてっと・・・」
ウィーン
澪「オレンジジュースだっ!!ポチッ!・・・あれっ?」
律「どうした澪?」
澪「ジュースが出てこないぞ・・・どうなってるんだ?」
梓「きっとお金入れてないんですよ。ほら、入金額も0円のままですし。」
澪「いや、入れたって!ウィーンって言ってたって!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:42:41.93 ID:PUtLlXYC0
梓「きっと気のせいですよ」
律「いや、私は澪が1000円入れるところ見てたぞ。」
紬「私も見てたわ。確実に澪ちゃんは1000円入れたわ。」
唯「ってことは・・・」
澪「飲まれたんだっ!!こんのクソ自販機がっ!!」
ガンッ!ガンッ!
梓「ちょっと!澪先輩!!」
澪「うるさい!!叩けば直る!!これ常識だ!!」
ガンッガンッ
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:45:19.27 ID:PUtLlXYC0
唯「ちょっと澪ちゃん!!」
律「落ち着け!澪!」
澪「1000円飲まれて落ち着いてられるかっ!!」
梓「じゃあもう一回お金を入れて試してみましょう!そこで判断すればいいじゃないですか!!」
澪「そ、そうだな・・・暴れて悪かったよ・・・」
紬「じゃあ次は私がいくわね!!」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:47:18.50 ID:PUtLlXYC0
紬「えっと・・・確かここにお札を入れて・・・」
ウィーン
律「みんな見てたかー?」
唯「うん。ちゃんと入れてたねー。」
梓「はい、確かに入れました。」
澪「じゃあなんで入金額が0円のままなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:49:36.97 ID:PUtLlXYC0
唯「あちゃー。災難だったねー。」ゴクゴク
澪「てめえ・・・吞気にファンタ飲みやがって・・・」
律「いくら入れたんだよ、ムギ」
紬「一万円・・・」
梓「馬鹿ですね。」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:52:24.40 ID:PUtLlXYC0
唯「じゃあ次はりっちゃんだね!」
律「えっと・・・私は別の場所で買うわ」
澪「ハアアアアアアアアアアアアアアア!?ふざけんなデコ!!自分だけ安全圏行くつもりかー!!」
梓「あ、私も律先輩に賛成です。」
律「だよなー!こんな場所で買うのは馬鹿のすることだよなー!」
紬「あらあら」
唯「おいしー!」ゴクゴク
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:54:36.43 ID:PUtLlXYC0
澪「律!てめえ財布貸せっ!」バッ
律「うわ!何するんだ澪!」
澪「こうしてくれる!!」
律の財布から颯爽と5000円を取り出す澪
律「よ、よせーーー!!!澪ぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ウィーン
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 15:59:45.62 ID:PUtLlXYC0
梓「やっぱり入金額0円ですね」
律「くっ・・・私の5000円が・・・」
澪「はっはっは!自分だけ卑怯な手を使おうとするからだ!!」
律「どこが卑怯!?飲まれる場所で買わないのって普通じゃん!?」
澪「その考え方が卑怯だ!!友達と金どっちが大切だっ!?」
律「なんでそこでそんな二択になるんだよ!!」
梓「そろーり・・・そろーり・・・」
澪「どこに行くんだ、梓」
梓「!?」ギクッ
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:05:41.29 ID:PUtLlXYC0
梓「えーっと・・・」
唯「あずにゃん、向こうの自販機に行こうとしてたね。」
梓「ち、ちょっと!唯先輩!!」
澪「お前も友情より金を取るのか・・・」
梓「そ、そんなの屁理屈です!!安全なところで買って何が悪いんですか!?」
澪「わかった。向こうで買ってきていいよ。でも財布は置いてけ。」
梓「なんでそうなるんですか!?」
澪「150円あればジュースなんて買えるだろっ!!小銭を握りしめて買ってこい!」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:12:07.90 ID:PUtLlXYC0
梓「そういって置いて行ったら私のお金を自販機に入れるつもりなんでしょ!ミエミエです!!」
澪「ギクッ!ば、馬鹿だなぁ。私がそんなことするわけないだろ。」
梓「じゃあ律先輩に財布を預けて買ってきます。何もしないならそれで問題ないはずです!」
澪「!!!!!!!!!!」
梓「じゃあお願いします、律先輩。」
律「あ、あぁ・・・」
梓「じゃあ買ってきます!」
唯「いってらっしゃ~い」ゴクゴク
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:14:56.24 ID:PUtLlXYC0
澪「さてと、律。」
律「な、なんだよ・・・財布なら渡さないぞ!!」
ウィーン
律「何してんだよ・・・」
澪「律の財布からもう5000円入れてみました!」
律「て、てめええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:19:40.72 ID:PUtLlXYC0
律「おまえまだ私の財布持ってたのか!?返せコノヤロウ!!」バッ
澪「律、お前に残された選択肢は二つだ!このまま5000円飲まれたまま泣き寝入りするか、こっそり梓の財布から5000円をチャージするか!」
律「なん・・・だと・・・?」
澪「梓の財布から5000円チャージすれば差し引きで梓の財布のお金を自販機に入れたことになるだろ。」
律「く・・・確かに1日に10000円の出費はキツイ・・・いや、何も買ってないけど」
澪「今なら梓も見てない。ほーら。チャンスは今のうちだけだぞー」
紬「りっちゃん・・・」
律「・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:23:51.75 ID:PUtLlXYC0
梓「お待たせしました~」
唯「あ、あずにゃん。」
紬「ちゃんと買えたのね!」
梓「はい。コンビニに行ってきましたから。この流れだと向こうの自販機に行ってもきっと飲まれるでしょうから。」
唯「あずにゃんすごい!!」
澪「っく・・・!」
梓「ゴクゴク・・・ぷは~!すげーおいしいです!!!!!!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:27:26.08 ID:PUtLlXYC0
澪「くっ・・・おいしそうに飲みやがって・・・!」
唯「そりゃ、こんな暑い日に飲むジュースは格別だよ!」
澪「・・・!」イラッ
梓「そうだ。律先輩、財布。」
律「え?あ、あぁ・・・ほい。」スッ
梓「ありがとうございました。さすが律先輩。財布ガーディアンと呼ばれるだけの事は・・・」
梓「5000円足りねええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:32:37.12 ID:PUtLlXYC0
梓「ちょ・・・ちょ・・・」
律「澪に財布取られたんだ。済まない」
紬「財布ガーディアンの名が泣くわね」
梓「くっそ・・・よく考えれば律先輩すでに自分の財布取られてるし全然ガーディアンじゃねえええええええええ!!!」
律「お、お前が勝手に命名したんだろうが!!」
唯「がーでぃあん返上だね。」
澪「財布スティーラーだな。」
律「スティーラーはお前だろうがあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:35:47.25 ID:PUtLlXYC0
・・・
澪「ふぅ・・・」
律「で、どうすんだよ。飲まれたお金。」
紬「普通に考えたら自販機業者に連絡だけど・・・少し面倒ね・・・」
梓「えらく余裕ですね、ムギ先輩」
紬「だってたかが1万円じゃない?」
澪「・・・」イラッ
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:40:55.42 ID:PUtLlXYC0
澪(おい、財布スティーラー。)
律(誰がスティーラーだ!誰が!)
澪(お前もさっきの“たかが1万円”に反応しただろ。)
律(ま、まあな・・・)
澪(そこで財布スティーラーの出番だ!あとはわかるな・・・?)
律(わかるけどわかんねーよ!!)
唯「何話してるのー?」ゴクゴク
澪「い、いや・・・話してるなんて何を言っているんだい?ハハハ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:43:44.78 ID:PUtLlXYC0
紬「私もコンビニでジュース買ってくるわね。」
律「じゃあ私がおごってやるよ。はい、150円。」
紬「ううん、自分で買うからいいわ。」
律「いやいや。たまには部長らしいことしなきゃなーってな!まあ受け取ってやってくれ。」
紬「りっちゃん・・・ありがとう。じゃあいただくわ」
すたすた
澪「ププ・・・大成功だな!」
律「うぅ・・・良心が痛い・・・」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:46:15.79 ID:PUtLlXYC0
澪「よーっし!さっそく入金だ!」
律「で、いくら入れるつもりなんだ?」
澪「そんなの全額に決まってるだろ。」
律「ぜ、ぜぜ・・・」
梓「ぜんがく~~~~~!?」
澪「なにが“たかが1万円よ?”だ!!庶民を馬鹿にしやがって!!その馬鹿にした庶民に出し抜かれて泣きわめくがいいわ!!」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:48:40.55 ID:PUtLlXYC0
律「な、何を馬鹿なこと言ってるんだ!!」
梓「1万円ならともかく・・・全額までやっちゃったらもう犯罪ですよ!?」
唯「財布取った時点ですでに犯罪臭がするんだけどなー」ゴクゴク
律「ってまだ飲んでたのかよ!!」
ウィーン
律「・・・え?」
澪「まずは1枚目。さあどんどんいこう!」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:51:26.43 ID:PUtLlXYC0
律「お前・・・!人が話してる間に・・・!」
ウィーン
律「また入れやがった!!」
梓「やめてください!!澪先輩!!」
澪「は、放せ!!もう戻れないんだ!!」
梓「まだ十分後戻りできますよ!!」
律「クソ!落ち着けって!!」
ウィーン
律「ま、また入れやがった・・・!!」
澪「おっしゃーーーーーーーーーーーーー!!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:54:39.06 ID:PUtLlXYC0
・・・
律「結局全額入れやがった・・・」
澪「にゃはは!これでムギも我々庶民の気持ちがわかるようになるだろう!」
梓「さすがにムギ先輩がかわいそうです・・・」
紬「ただいまー!」
律梓「!!」
澪「お、おかえり!早かったな!」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 16:57:32.19 ID:PUtLlXYC0
紬「梓ちゃんにならってコンビニで買ってきたわ。ありがとう、りっちゃん。」
律「あ、ああ・・・!」
澪「ほら、財布。」
紬「ありがとう、澪ちゃ・・・」
澪(プーックックック・・・)
紬「・・・誰?」
澪「唯。」
唯「ちょ!?」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:04:32.14 ID:PUtLlXYC0
唯「な、なに言ってるの澪ちゃん!?」
澪「え・・・だって唯・・・スティーラーじゃん?」
唯「スティーラーはりっちゃんでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
律「だから私もスティーラーじゃねえよ!!!」
紬「本当なの・・・唯ちゃん・・・?」
唯「違うよ!何でそうなるわけ!?さっきまでのどこを見てたの!?どう考えても私だけは違うでしょ!!!」
澪「絶対の安全圏にいた唯の犯行・・・・」
紬「無くは無いわね・・・」
唯「無くは有るでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:08:19.31 ID:PUtLlXYC0
澪「そのうろたえ様・・・」チラ
紬「怪しいわね・・・」
澪(プーックックック!!)
律「唯、ムギにあやまれ。」
唯「何で!?私じゃないって!!あずにゃんは信じてくれるよね?ってか見てたよね!?」
梓「いやぁ~ちょっとわかりませんねぇ・・・」
唯「アズサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:11:21.21 ID:PUtLlXYC0
唯「てか、なんでいきなり団結してるわけ!?さっきまであんなだったじゃん!?」
澪「団結も何も・・・」
律「本当のこと言ってるだけだし・・・なあ?」
梓「私はよく見てなかったのでなんとも・・・」
紬「・・・決まりね。」
唯「テメエラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:14:46.93 ID:PUtLlXYC0
憂「あれ?どうしたんですか皆さんお揃いで」
唯「憂!!酷いんだよ~~~~!!みんなが虐めるんだよ~~~~!!!」
澪「虐めるも何も・・・」
律「本当のこと言ってるだけだし・・・なあ?」
梓「私はよく見てなかったのでなんとも・・・」
唯「ひっぐ・・・えっぐ・・・」
憂「おねえちゃん、状況を説明してくれる?」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:17:29.74 ID:PUtLlXYC0
・・・
憂「なんだー、そういう事だったんですか~」
唯「そういう事なんだよ~~」グスグス
憂「それなら大丈夫ですよ。おねえちゃん、鞄貸して。」ゴソゴソ
憂「ほら!ここに盗聴器が!バッチリ録音できてますから!!」
澪「・・・」
律「・・・」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:19:48.44 ID:PUtLlXYC0
梓『やめてください!!澪先輩!!』
澪『は、放せ!!もう戻れないんだ!!』
梓『まだ十分後戻りできますよ!!』
律『クソ!落ち着けって!!』
ウィーン
唯「ほらね!私じゃないでしょ!?」
憂「・・・」
澪「・・・」
律「・・・」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:25:59.16 ID:PUtLlXYC0
唯「ムギちゃんもこれで私の無実わかってくれたよね!?」
澪「いや、唯だな・・・」
唯「だからなんでそうなるウウウウウウウウウウウウウ!!!」
梓「澪先輩、だからやめておけってあれほど・・・」
律「私は止めたぞ。キッチリ止めたぞ。」
澪「私は・・・えっと・・・」
梓「澪先輩は流石に言い逃れできませんよ。」
紬「澪ちゃん・・・?」ニコニコ
澪「えっと・・・その・・・ハハハ・・・」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:30:37.90 ID:PUtLlXYC0
澪「すみませんでしたっー!!!」ガバッ
紬「澪ちゃん・・・」
澪「ムギっていつも金持ってて・・・私、うらやましくて・・・」
梓(じゃあ金入れるんじゃなくて盗ればいいのに・・・犯罪だけど。)
澪「すごく反省してる!!自分でもどうしてあんなことしたのか本当にわからなくて!!本当にごめんっ!!」
紬「わかったわ、澪ちゃん。反省してるなら許してあげる。」
澪「ちょれー!」プーックックック
律「声に出てるぞ、澪。」
澪「え・・・?え?」
紬「・・・澪ちゃん」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:35:48.59 ID:PUtLlXYC0
紬「まあいいわ。許しましょう。」
梓「ムギ先輩すげー!」
澪「え・・・?本当に許してくれるのか・・・?こんな私を・・・許してくれるのか・・・?」
紬「ええ。だって私たちどんなことがあっても親友・・・いや、友人でしょ?」
唯(ランクダウンした!?)
澪「ムギ・・・ありがと///」
紬「澪ちゃん・・・///」ギュッ
律(結局ムギの一人勝ちだー!?)
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:41:19.39 ID:PUtLlXYC0
そしてとりあえず5人は自販機の取り扱い元に連絡し、お金を返してもらったのであった。
梓「まったく酷い目に遭いました・・・」
唯「みんな酷いよー!私を嵌めようとして!それに謝罪の言葉も貰ってないし!!」
律「あれ?言わなかった?」
唯「言ってないよ!!」
澪「でもお金って怖いな。私たちの固い友情がいとも簡単に砕け散ったんだからな。」
唯梓律紬(お前が言うのか・・・)
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:45:04.00 ID:PUtLlXYC0
澪「みんなもお金の管理はキッチリしておけよ!」
唯梓律紬(お前が言うのか・・・)
唯「そういえばりっちゃんと澪ちゃんはまだジュース買ってないんだよね?」
律「そういえばすっかり忘れてたな。」
澪「言われたら急にのどが渇いてきたよ。」
梓「じゃあコンビニに行きますか。」
唯「自販機じゃないの?」
梓「また飲まれたいのですか?」
唯「うっ・・・」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:51:25.31 ID:PUtLlXYC0
律「すずしー!!」
唯「私も何か買おうかな~」
紬「あ、りっちゃん。騒動もおさまったしやっぱりさっきの150円返すわ。」
律「あー、それ実は澪の金なんだ。おごるっていって財布取るために使えって。」
紬「澪ちゃん・・・」
律「まあ、あいつ今財布の中3000円しかなくて金欠って言ってたし返しやったら喜ぶと思うぞ。」
紬「そう。じゃあ返してくるわね。」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 17:56:05.43 ID:PUtLlXYC0
紬「あ!いた!澪ちゃん!」
店員「おつりの9990円になりまーす。」
澪「どうも。」セカセカ
紬「澪ちゃん、これさっきりっちゃんから借りたお金。澪ちゃんに渡せって。」
澪「あ、別によかったのに・・・わざわざありがとな、ムギ。」
紬「さっきは何を買ってたの?」
澪「これ?うまい棒めんたい味。」
紬「・・・ジュース買いに来たんじゃないの?」
澪「いっけね!!」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 18:00:44.97 ID:PUtLlXYC0
ガー
店員「またのお越しを~~~」
律「ぷっはー!うめー!!」
唯「もう、りっちゃんたらおっさんくさいよ!」
律「うるせー!!うまいもんはうまいんだっ!!」
梓「まったく・・・」
紬「そういえば澪ちゃん金欠って聞いたけど・・・」
澪「え?ああ。まあな。でも多分大丈夫だと思う。」
紬「え?」
澪「みんなのおかげで頑張れる。なんとなくそんな気がするんだ!」
紬「澪ちゃん・・・」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/17(月) 18:05:22.06 ID:PUtLlXYC0
秋山家!
澪「・・・」
澪「・・・ぷ。ぷぷ。ぷーっくっくっく!!」
澪「ムギのやつ気づいてねーでやんの!!てめーの財布の中身ぐらい把握しとけ!成金が!!」
澪「証拠の1万円もうまい棒で消費した!!私天才すぎるwwwwwww」
澪「さーて、それでは戦利品のうまい棒めんたい味を戴くとすっかぁーーー!!!」
澪「うめー!」モグモグ
完
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