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アーニャ「…バレンタイン…?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:26:50.18 ID:E/yq4JHG0
アーニャ「…それ、なに…?」
リヴァル「ええ~!?知らないのか!?」
ジノ「あれ~?アールストレイム家ではバレンタインの風習がなかったのか?」
アーニャ「…(覚えてない…。あの日から特別な日なんて特になかったし…。)」
ジノ「ゴホン!まぁいい。説明しよう。バレンタインっていうのはだな、女性が打ち明けたい愛の気持ちを
チョコレートに変えて送り届けるっていう大事なイベントなんだ!」
リヴァル「へぇ~貴族でもバレンタインっていうのは知っているんだ?」
ジノ「当たり前さ!庶民だけのイベントってわけじゃないんだぜ?」
アーニャ「…それ、なに…?」
リヴァル「ええ~!?知らないのか!?」
ジノ「あれ~?アールストレイム家ではバレンタインの風習がなかったのか?」
アーニャ「…(覚えてない…。あの日から特別な日なんて特になかったし…。)」
ジノ「ゴホン!まぁいい。説明しよう。バレンタインっていうのはだな、女性が打ち明けたい愛の気持ちを
チョコレートに変えて送り届けるっていう大事なイベントなんだ!」
リヴァル「へぇ~貴族でもバレンタインっていうのは知っているんだ?」
ジノ「当たり前さ!庶民だけのイベントってわけじゃないんだぜ?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:27:51.02 ID:E/yq4JHG0
アーニャ「…。気持ちを…伝える…。」
ジノ「そそ!だからアーニャも気持ちを伝えたい人がいたらチョコレート作って渡してみろよ!」
アーニャ「…。」ガチャッ
スザク「やあ!みんな!リヴァルも久しぶり!」
リヴァル「お~!スザク!久しぶりだな~」
スザク「何の話をしているんだい?僕にも聞かせてよ。」
ジノ「アーニャがバレンタインを知らないっていうからさ!俺達で説明してたところだ!」
スザク「バレンタイン?アーニャ、誰か好きな人でもいるのかい?」
アーニャ「…。」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:29:35.26 ID:E/yq4JHG0
スザク「誰なんだい?僕がその人に君への気持ちを聞いてあげるよ!」
ジノ「おいおいスザク、スザクが聞いちゃったらバレンタインの意味がないだろ?」
スザク「ジノ、君は間違っているよ。バレンタインは確かに大切なイベントかもしれない。
確かに世の中はバレンタインは絶好の告白のチャンスという風潮がある、だけど
それじゃあバレンタイン以外の日に告白した人が不憫だ。
バレンタインはただみんなで楽しくチョコレートを食べれる日、そういう日に僕はしていきたい。」
リヴァル「まぁまぁスザク。アーニャは初のバレンタインなんだし今回くらい自由にやらせてみればいいんじゃないの?」
スザク「…そうだね。でもアーニャ。もし良かったらチョコレートを渡す人が決まったら僕に教えて欲しい。」
アーニャ「…なんで、スザクに…。」
スザク「アーニャは貴族だしわからないかもしれないけど世の中には悪い男がたくさんいるんだ。
何も知らないアーニャがそんな男に騙されるなんて僕は許してはおけない。」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:31:10.14 ID:E/yq4JHG0
ジノ「なんだよ、おまえ父親みたいだなスザクー。渡したくない人でもいるのか?」
リヴァル「言ってることはわかるけどさ、スザクのいう悪い男って女たらしとかそういう人だろ?
この学園一の女ったらしといえば…」
スザク「そう…。ルルーシュだ…。」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:52:38.92 ID:E/yq4JHG0
アーニャ「…もういい。帰る…。」ガチャッ
ジノ「ほらー!アーニャ怒っちゃったじゃん!変なこと言うからさ!」
スザク(アーニャ…まさか…!)
―――
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:53:25.70 ID:E/yq4JHG0
C.C「明日はバレンタインデーだなルルーシュ?」
ルル「なんだ、ピザ以外にチョコレートが欲しいとでも言うのか?ピザ女が…」
C.C「そうとは言っていないだろう。ルルーシュ、チョコレートは好きか?」
ルル「そうだな…毎年バレンタインは苦労しているからな。」
C.C「かわいそうに…モテない童貞坊やは…。」
ルル「?何を勘違いしているんだ?貰いすぎて処分に困ると言っているんだ。」
C.C「な、なにっ!?」
ルル「チョコレートをくれるのは嬉しいことだ。だが余りにも数が多すぎて毎年結局残してしまうからな。」
C.C「随分と贅沢な悩みだな…。」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:54:14.68 ID:E/yq4JHG0
ルル「ただ、1番困るのはナナリーが作ってくれるチョコレートだ。」
C.C「あの子が作るのか?」
ルル「ああ。あの可愛らしい小さな手でさよこに教えてもらいながら一生懸命作ってくれるんだ。」
C.C「ほう…」
ルル「そんなチョコレートを貰ったらどうする?!食べつくしたい気持ちと
年ごとに標本にして大事に保存しておきたいという葛藤にかられ2日ほど睡眠不足となるんだ。」
C.C「アホだな。」
ルル「お前みたいな下劣な魔女にはわからんだろう。この苦悩が…しかしナナリーが感想を聞きたそうにしてるから
結局食べてしまうんだけどな。」
ルル「感想を述べた後のナナリーの笑顔は毎年チョコレート以上の甘い気持ちを作ってくれる。」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:55:40.16 ID:E/yq4JHG0
C.C「とんだロリコンだなお前は…。で、今年のバレンタインは学校に行くのか?」
ルル「ああ。ちょうど時間も空いてるからな。ナナリーはいないが久々に気分転換でもしようと思ってな。」
ルル「昔より疲れが溜まる日々が続いている。チョコレートで糖分でも適度にとって体を癒すとでもしよう」
C.C「とんだ悪党だなお前は。ところで…」
ルル「ん?なんだ?」
C.C「ピ、ピザ味のチョコレートは好きか…?(ボソッ)」
ルル「何だ?聞こえないぞ。そろそろ時間だ。言いたいことがあるなら後にしてくれ。
明日の夜には帰るからな。」ガチャッ
C.C「……」
―――
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:15:03.82 ID:54y5NLdX0
アーニャ「…チョコレート。作ったことないけど…。記録…記憶もない。」
アーニャ「…買ったら効果も半減?作らなきゃダメ…?」
アーニャ「…カカオと砂糖…その他諸々。」
アーニャ「…明日来るかな。ルルーシュ…。」
アーニャ「…できた…。完成。」
アーニャ「…味見…ペロッ」
アーニャ「…うう…。砂糖と塩間違えた…。」
アーニャ「…やり直し。間に合うかな。」
ピロリロリン ピロリロリン
アーニャ「…スザクからメール…。」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:16:38.34 ID:54y5NLdX0
スザク『やあ!アーニャ!今頃砂糖と塩を間違えてるころかな(笑)
なんちゃって!そんなマンガみたいなことはさすがのアーニャもしないか(爆笑)
催促じゃないんだけど僕にも作ってくれるなら極力糖分控えめの物を作ってちょ(←古い)
それじゃまた明日!楽しみにしてるよ』
アーニャ「…むかつく。削除…。」ピッ
・ ・ ・
アーニャ「できた。」
アーニャ「形…悪いけど気にしない。味は悪くない。」
アーニャ「…これなら喜んでくれる?…不安。」
ピロピロリン ピロピロリン
アーニャ「…ジノからだ。」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:18:35.22 ID:54y5NLdX0
ジノ『頑張ってチョコ作ってるか?アーニャの好きな人はきっとおいしくチョコ食べてくれるぜ!
初のバレンタイン頑張れよ!ラウンズは戦いじゃ負けないだろ?ガンバ!』
アーニャ「…ジノ…ありがとう。がんばる。」
―――
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:20:36.85 ID:54y5NLdX0
C.C「さて、そろそろ作るかな。」
C.C「チョコレートを作るのなんてはじめてだ。」
C.C「…そういえば私は料理の下ごしらえしかした覚えがないな。」
C.C「…さよこに教えてもらおう。」
コンコン コンコン
さよこ「はい?どなたでしょうか?」
C.C『私だ。ちょっと教えてもらいたいことがあるんだが』ガチャッ
さよこ「あら珍しいですね。何をお教えしたらよろしいでしょうか?」
C.C「チョ、チョコレートの作り方を教えて欲しいんだが…。」
さよこ「C.Cさんがでしょうか?どなたかに差し上げるのですか?」
21 名前:>>19昨日は半端だったからリベンジ[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:24:59.01 ID:54y5NLdX0
C.C「ま、まさか。私が食べるだけだぞ。うん。」
さよこ「ふふっ、お教えしたいところですが私はこれからニッポンに戻らなければなりませんので
昔ナナリー様がいつか目が見えるようになったらということで料理のレシピノートを作ったことがあります。
それを差し上げますので申し訳ありませんがそちらを参考に作ってみてください。」
C.C「そうか。いや、それだけで十分だ。」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:26:05.78 ID:54y5NLdX0
・ ・ ・
C.C「さすがはメイド。わかりやすい内容だ。」
C.C「……よし。」
C.C「下ごしらえはできた。さすが私だ。」
C.C「ふふっ!ルルーシュの奴私が作ったチョコレートをあげるなんていったら驚くだろうな~!」
C.C「『C.C…お前がチョコレートだなんて…感激だ、C.C。付き合ってくれ!』」
C.C「なんて逆告白してきたりな!」
C.C「「誰がおまえみたいな童貞と付き合うか。出直してくるんだなあルルーシュ」」
C.C「よしっ、決め台詞もばっちりだ。」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:28:22.64 ID:54y5NLdX0
C.C「後は味見をするだけだが…」
どろっ…
C.C「チョコは見た目じゃないな。うん。」
C.C「どれ、お味のほうはどうかな?」ペロッ
C.C「……まぁ物事に失敗は付き物だしな!」
C.C「作り直せばいいんだ。このくらいの失敗で諦めないぞ」
・ ・ ・
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:30:44.64 ID:54y5NLdX0
>>26
スザク乙
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:33:43.93 ID:54y5NLdX0
C.C「…チョコレートよりピザハットのピザでも頼んでやったほうがよさそうだな。」
C.C「そのほうがおいしいしな。バレンタインというのを口実に私もピザをわけてもらおう。」
C.C「レシピノート、さよこの部屋に返しとくか。」ペラッ
C.C「?これは…?」
―――
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:34:51.40 ID:54y5NLdX0
ジノ「よし、今日はアーニャが誰に渡すか尾行するぞ!」
リヴァル「いいのかな~こんなことして…。バレると怖そうじゃないか?」
ジノ「だいじょぶだいじょぶ!ほらっアーニャが出てきたぞ。」
アーニャ(…高等部の3年生の教室…。恥ずかしいな。いるかなルルーシュ。)
ジノ「うお!?あいつ高等部に来るぞ!」
リヴァル「マジだ!?だ、だれがアーニャのホの字の人なんだ?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:36:17.24 ID:54y5NLdX0
アーニャ(…みんなじろじろ見てる…。制服が中等部のせい?)
アーニャ(ルルーシュ喜ぶかな…。戦闘のときとは別の緊張感…。)ドキドキ
アーニャ(ルルーシュの教室…。すごい人だかり…。一応記録…。)
ジノ「うおーさっすがルルーシュ先輩だな!あれ全部先輩のファンなのか!?」
リヴァル「そうなんだよ~嫌になっちゃうよな~!異常にモテる奴が同じクラスだなんてさ!」
ジノ「あっはっは~ドンマイドンマイ!ていうかアーニャもあの教室に用があるみたいだな!」
アーニャ「…ちょっと通して…。」グイグイ
ジノ「アーニャ!あんな大胆なところ始めて見たな~!」
リヴァル「人は見かけによらないねぇ~」
アーニャ(いた…!ルルーシュ。久しぶり…。ドキドキしてきた…。)
アーニャ「ル…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:38:20.74 ID:54y5NLdX0
スザク「やあアーニャ!わざわざ高等部まで届けにきてくれたのかい?」
スザク「嬉しいなぁ!あの後メール来ないから心配だったんだよ!」
ジノ『ああもう!スザクは何やってるんだ!(イライラ』
リヴァル『はは…出た。スザクの天然が…』
アーニャ「…違う…。スザク邪魔…。」
スザク「なんだって?聞こえないよ?えっ?ここじゃ恥ずかしいって?仕方がないな~こっちにおいでよ!」
アーニャ「……」
ジノ『スザクのアホ!余計なことして!』
リヴァル『と、とにかく追おうぜ』
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:43:14.24 ID:54y5NLdX0
スザク「アーニャ。ほんとに作ってきてくれるなんて思ってなかったよ。ありがとう、感謝するよ。」
アーニャ「違う…。スザクには作ってない。」
スザク「え…!?じゃあ誰に!?まさか…!」
アーニャ「…そう。ルルーシュ」
スザク「なんだってルルーシュなんだ!ユフィも、カレンも、シャーリーも!!みんなあんな男に騙されて!!!」
アーニャ「…何のこと?」
スザク「取り合えずアーニャ。君がルルーシュにチョコを渡すことは僕が許さない。」
アーニャ「…なんで?しつこい…。」
スザク「ダメなものはダメなんだよアーニャ。あの男は危険なんだ。間違った好かれ方でチョコを手にする男…許すことはできない。」
アーニャ「……」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:45:28.79 ID:54y5NLdX0
ジノ「おいおい!スザク!なんだって邪魔ばかりするんだ!?」
アーニャ「ジノ…。」
リヴァル「そうだよ~せっかくあと少しだったのに!」
スザク「ジノ…リヴァル。君たちは何もわかっていない。あの男の間違いを…」
ジノ「何を言っているんだ?別にただ普通にモテてるだけだろ?」
スザク「違う!僕が言っているのはそんなところじゃない!(あの男は…ルルーシュは…ただのロリコンなんだよ!)」
ジノ(アーニャ!今のうちに逃げろ!)パチッ
アーニャ(ジノ…ありがとう…。)ササッ
アーニャ(ルルーシュ。まだいるかな…。)
アーニャ「…いた…!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:49:23.68 ID:54y5NLdX0
ルル「ん?…!アーニャ様!どうしてここに?」
アーニャ「…(どうしよう…。声が出ない…。)」ドキドキ
ルル「また以前の写真のことですか?だからあれは俺じゃないと…」
アーニャ「…こ、これ。も、もらって。」
ルル「え?これは…」
アーニャ「…じゃ…。」ダッ
ルル「…?」
ジノ『うう…(涙)よくやったよアーニャ!感動したぜ!』
リヴァル『くそっ…結局今年もルルーシュのチョコレート祭りだったぜ…』
アーニャ「…今日は自分を褒めよう…。記録…記憶。」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:52:35.94 ID:54y5NLdX0
脳内変換頼む
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:53:17.22 ID:54y5NLdX0
―――蜃気楼内にて
ルル「アーニャがチョコレートだと?まさか俺に気づいて毒殺しようというんじゃないだろうな?」
ルル「…。しかしあの照れよう。そんな悪意があるとは思えなかったな。」
ルル「どれ。おお、上手だな意外と。うん。なかなか美味い。これは意外だったな。」
ルル「…くそっ!あの年の女の子からチョコを貰うだなんて…(ううっ…ナナリー…シコシコ)」
―――
ゼロ「ただいま戻った。何か異常はなかったか?」
扇「ああ。特に何もなかった。ところでゼロ。ニーナという名前でおまえに何か届いているぞ」
ゼロ(ニーナ?…チョコレートだ。明らかに食べたら死ぬと思えそうなチョコだ…。
火薬臭いしな…。チョコに死んでと書いてあるし…)
ゼロ「ご苦労。私は部屋に戻る。」ガチャッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:55:45.48 ID:54y5NLdX0
C.C「おっと。ルルーシュが帰ってきたな。どれどれ、あの用意をしておくか。」
C.C「…ふふっ!ルルーシュめ。私を見て萌え死にするなよ?」
C.C「……」
ルル「ただいま。」
C.C「よく戻ってきたなご主人様」
ルル「…なんだ?そのかっこうは?」
C.C「私はメイドだぞご主人様。」
C.C「さよこに衣装をかりたんだ」
C.C「萌え死ねご主人様。」
ルル「アホかお前は…。」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:58:13.33 ID:54y5NLdX0
C.C「今日はなんでもいうこと聞いてやるぞご主人様。」
ルル「気持ち悪い。」
C.C「死ね。」
ルル「お前が命令してどうする。」
C.C「はい。すまん、ご主人様」
ルル「しかし…メイドはいいがなんだこの部屋の有様は?」
ぐちゃっ…
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:00:10.97 ID:54y5NLdX0
C.C「メイドになる前の私が汚していった」
ルル「ならメイドの今掃除しろ。」
C.C「ご主人様が掃除してくれるといいぞ。」
ルル「おい…矛盾という言葉の意味を教えてやろうか?」
C.C「そうだ。さよこに掃除を頼もう。」
ルル「…もういい。飯はないのか?」
C.C「あれ?チョコレートたくさんもらったんじゃないのか?」
ルル「貰ったがほとんど食べていない。毎年飽きるほど食べてるしな」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:02:52.67 ID:54y5NLdX0
C.C「なあなあ、バレンタインっていうのはチョコじゃなくてもいいんだよな?」
ルル「?まぁ基本はチョコだがそういう制約はないな。」
C.C「ふふっ…そうか!」
ルル「何を喜んでいる?」
C.C「ゴホン!ご主人様。今日の夕食はこちらだ」
ルル「…ピザ?見たことないピザだな。」
C.C「ふふっ…まあまあ食べてみろルルーシュ」
ルル「ふん…不気味だな。パクッ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:06:18.51 ID:54y5NLdX0
C.C「ど、どうだ?」
ルル「…うまい。今まで食べたことない味だ。」
C.C「ほんとうか?!おいしいか!ふふふっ!」
ルル「だからなんなんださっきから。」
C.C「バ、バレンタインピザだぞ」
ルル「…?おまえがつくったのか?」
C.C「コクッ」
ルル「……」
C.C「なぜ黙り込む。不安になるじゃないか。」
ルル「いや、意外と上手だったもんだから感動したんだよ。」
ルル「…ありがとう。C.C」
おわり。長く書くのは苦手だ
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:48:24.00 ID:54y5NLdX0
ルルーシュがセクシーコマンドーに目覚める話とか書こうと思ったんだがちょっと難しかった
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:49:52.94 ID:54y5NLdX0
あと途中でボツになったネタを投下してく。
半端だから暇な人だけ見てくれればいいよ
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:50:47.89 ID:54y5NLdX0
あ、ちなみにちょっとさっきのネタと被ってるけど気にしない
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:52:01.31 ID:54y5NLdX0
C.C「バレンタインデー?」
ルル「ああ、そうだ。なんだ、知らないのか?」
C.C「クリスマスと同じで好き合っている男と女が欲情する日のことだろ?」
ルル「下劣な発想しかできんのかお前は…。」
ルル「バレンタインデー…それは愛という気持ちをチョコレートに変えて女性が男性に送る聖なる日のことなんだ。」
C.C「なんだ。男が貰うだけなのか?女には見返りがないのか?」
ルル「発想が貧相だな魔女。もちろんお返しの日…ホワイトデーと呼ばれる審判の日も設定されている。」
C.C「へぇ…。なるほどな…。で、お前は少しは貰える当てはあるのか?」
ルル「俺はこのバレンタインデーという日は1年で最も楽しみにしていた日なんだ。
ナナリーから愛するお兄様へ愛の詰まった手作りチョコレートを渡す…
そんな幸せの日が今日控えているはずだった…!」
C.C「だが、ナナリーは総督…。残念だなぁ坊や…」
ルル「くっ!!俺はこの日がどれだけ待ち遠しかったか!毎年ナナリーが見えない目と
小さな手を駆使してさよこに教えてもらいながら一生懸命作るチョコレートを貰うこの日が!!」
ルル「…このすっぽりと心に空いた穴…どうしたらいいんだ…。」
C.C「…そんなに手作りチョコレートが欲しいのか…童貞坊やくん…?」
ルル「ああ…。今は誰でもいい。この隙間風の吹く心の穴を塞いでくれる手作りのチョコレートが欲しいんだ…!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:53:16.40 ID:54y5NLdX0
C.C「やれやれ。しょうがないな。…おいルルーシュ。私が作ってやってもいいんだぞ…?」
ルル「なにっ!!ほんとうか?!」
C.C「ああ、いいとも。ホワイトデーには特製のピザをたの…」
ルル「扇か?私だ。カレンを今すぐ私の部屋へ呼んでくれ。緊急事態だ。」
扇『あ、ああ。わかった。すぐそちらへ向わせる。』ガチャッ
C.C「お、おい!私がチョコレートを作ってやると言っているだろう?!」
ルル「違うな…間違っているぞC.C!ナナリーは…お前の様に上から目線で見返りを求めるような
汚い心でチョコレートを作ってくれていたんじゃないんだ!
ホワイトデーの日ナナリーはいつも何て言うと思う?
『お兄様。私はお兄様が傍にいてくれるだけで何もいらないのですよ』
そう言うんだ!お前の汚れた心とナナリーを一緒にするな!」
ルル「大体お前が作るチョコレートなんて恐ろしくて口にできん。
俺が腹痛を起こして倒れるなんてことがあったら黒の騎士団に影響が出るからな。
それでもくれると言うなら5円チョコでいいからな。」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:54:01.58 ID:54y5NLdX0
C.C「お、おい!前言撤回しろ!ふん…意地でもあげるものか。お前などチョコの食べすぎで
高血圧になって死んでしまえ。」
ルル「何か言ったか?5円チョコくん…。おや、カレンが来たようだ。」コンコン
カレン『ハァ…ハァ…こ、紅月カレン!ただいま到着しました。』
ルル「うむ。入っていいぞ。」
カレン「ルルーシュ!緊急事態って…どうしたの?!」
ルル「カレン!待っていたぞ!」
カレン「?!何なのこのテンションは??何かあったんじゃなかったの?」
C.C「ふん。ただのロリコン病だ。」
カレン「?どうしたっていうのルルーシュ!」
ルル「カレン…重要な話だ。今日は何の日かわかるか?」
カレン「え…今日はなんだったかしら…珍しく特に何もない日だと思うけど?」
ルル「違う!軍事のことではない!……カレン。俺最近甘党に目覚めてきたんだ。」
C.C「ふん…しらじらしい…。」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:55:16.38 ID:54y5NLdX0
カレン「どうしたの急に?あんま食べ過ぎたら健康に悪いわよ?」
ルル「…黒くて口に含んだら溶ける甘いお菓子が好きになってな…。今日の今とても食べたい気持ちなんだ。」
カレン「……!ル、ルルーシュ…実は私ね…作ってきたの…///。」
ルル「なにっ!?ほんとうか!?ど、どこに!?」
カレン「恥ずかしいから紅蓮の中に隠してあるわ。今持ってくるわね。」
ルル「ああ!急ぎで頼むぞ!」
カレン「わかったわ。ちょっと待っててね。」ガチャッ
ルル「フフ…フハハハハハ!やったぞ!念願の手作りチョコレート…ようやく手に入ったぞ!!」
C.C「……。」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:57:06.73 ID:54y5NLdX0
ルル「いやあ。こんな簡単に手に入れることができるなんてな。最初からカレンに頼めばよかったな。」
C.C「…っ!いちいちうるさいぞ変態が。」
ルル「君はさっさと5円チョコでも買って来たらどうかね?腹に隙間があれば食べてやってもいいんだぞ?」
C.C「ふん!誰がやるかそんなもの。」
ルル「フハハハ!カレン早く来ないか…楽しみだ。」ガチャッ
カレン「とってきたわ。て、手作りだから…自信ないけど…///」
ルル「そんなこというな。一生懸命作ってくれたんだろ?きっとおいしいはずさ。」カパッ
ルル「どれどれ。おお、見た目も素晴らしい。これでまずいわけがないだろう。料理、得意なんだなカレン。」
カレン「か、感想とかいいから!さっさと食べて!///」
ルル「はいはい…。パクッ!…ふむ。おいしいじゃないか。おいし…ん?」
カレン「ど、どうしたの?」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:57:47.27 ID:54y5NLdX0
ルル「い、いや…す、すごくおいしいよ…(なんだ!?は、腹が急に…うおおお!!(ギュルギュル)
カ、カレンのやつ…何を入れたんだ!?くっ…!このままではまずい!出そうだ!)」ギュルギュル…プリ
C.C「おやおや…フフッ。」
カレン「は、恥ずかしい…!お、お返しとかいいからね!じ、じゃあ私はこれで!」ガチャッ
C.C「モテモテルルーシュくん…どうだい念願の手作りチョコレートの味は?ふっふっ…」
ルル「そ、そんなこと悠長に言ってる場合じゃない!!」バタンッ!ブリブリブリ…
・ ・ ・ザァー
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:58:49.47 ID:54y5NLdX0
ルル「くそ!!カレン…危うく尻からチョコレートを出すところだったぞ…」ギュルギュル…
C.C「くっくっ…満足はできたのかいゲリーシュくんよ…」
ルル「…!げ、下品な名前で呼ぶな!(ギュルギュル)ま、まずい!第2波が!くそっ!
ラクシャータに正露丸を手配しとかねば。」ピッ
ルル「ラ、ラクシャータか!?内密に俺の部屋の前に正露丸を手配しておいてくれ…急ぎだ!頼んだ!」ガチャッ
ルル「C.C!俺はトイレにいるから正露丸が届いたら呼んでくれ!」
C.C「はいはい…情けない男だ。」
部下『ゼロ様。機密書類をこちらに置いておきますので』
C.C「おい、ゲリーシュ。ほら、念願の正露丸様がきたぞ。」ガチャッ
ルル「か、勝手にあけるな!(プリプリ)さすがラクシャータ…仕事が早くて助かる。」ゴクンッ
C.C「うっ…臭いな。ルルーシュ、終わったら消臭剤撒いといてくれよ。」
ルル「ちぃ!無様な…!だがさすがは正露丸…早くもよくなってきたぞ」ガチャッ ザー シュッシュ
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:00:37.54 ID:54y5NLdX0
ルル「…ふぅ。さて、本題に戻るとしよう。チョコレートだ…!
カレンには申し訳ないがあれではちっとも満足できなかった…一体どうしたら…。」
C.C「ふふっ!ルルーシュよ。満足できなくて残念だったなぁ…?おまえがど~してもというなら
つくる方向に変えてあげてもいいんだぞ?」
ルル「…くっ!この手しかもうないのか…し、仕方ない。C.C、おまえにたの…」
カグヤ『(コンコン!)ゼロ様~!ゼロ様~!いらっしゃらないのですか~?』
ルル「!」カポッ
ゼロ「カグヤ様ですか。私はここにいますよ。どうぞお入りください。」
カグヤ「ゼロ様~!今日は貴方様の妻がチョコレートを持ってきて差し上げましたわ~」
ゼロ「!おお…!!すばらしい!まさかカグヤ様に貰えるとは思ってもいませんでしたよ。」
カグヤ「あら?妻として当然のことですわよ?」
ゼロ「ほぅ…お気遣い痛み入ります。で、チョコレートのほうは?」
カグヤ「ふふふ。あれを持ってきてくださいまし~」パンパンッ
ゼロ「え…?」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:01:22.75 ID:54y5NLdX0
カグヤの使い「カグヤ様!ご要望のもの、ただいまお待ちしました!」
使い「ブリタニア、ニッポン、EU、中国…世界のありとあらゆるチョコレートを入手して参りました。」
カグヤ「ゼロ様は世界の王となる御方…世界の味を食べつくすなんて当然のことですわ~」
ゼロ「お、おお…」
C.C(食の細い貧血モヤシ男のルルーシュにこれだけチョコレートを食べさせたら帰らぬ人になりそうだな)
カグヤ「あら?あまりの嬉しさに感動してくださっているの?ゼロ様~早く食べてくださいましっ」
ゼロ「(くっ…こんなに食えるか!!こうなったら)カグヤ様…こちらを見てください…」
カグヤ「お返しの接吻はホワイトデーでもよろしいですのに~…ゼロ様は気がお早いのですからっ」
ゼロ「全て食べたよ…とてもおいしかった。大事が用があるのでカグヤ様も使いも引き取ってくれませんか?」キュイイン
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:02:12.68 ID:54y5NLdX0
カグヤ「そうですわね。おじゃましましたわ。」ガチャッ
ルル「ふう…手作りじゃない上に世界中のチョコなど食えるはずがないだろう!」
C.C「じゃ私が貰うぞ。もぐもぐ。中国製はおいしくないな。」
ルル「またしてもチョコレートを手にすることができなかった…。」
C.C「モグモグ…だから私がつくってやると…」
ルル「はっ…!この手があったか!!」ピッ
ルル「さよこか?今日は学校はない日だったな?」
さよこ『はいルルーシュ様。しかし15時から生徒会でラウンズの歓迎会の打ち合わせがございますが…』
ルル「それだ!さよこ、今から私が学校に行く。今日は久々に休暇をつくり体を休めておいてくれ」
さよこ「かしこまりましたルルーシュ様」ガチャッ
ルル「よし…!条件は整っている!学園にはシャーリーという切り札がいるからなぁ!フハハハ!」
C.C「下衆な発想だな…そんなことにあの娘を利用するなんてな…」
ルル「ふん…なんとでもいえ5円チョコ。よし、学校にいくぞ!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:04:17.09 ID:54y5NLdX0
―――その頃の他の人達
【ブリタニアの研究施設】
ロイド「う~んう~ん」ギュルギュル
スザク「ロ、ロイドさん…大丈夫ですか…?」ギュルギュル
ロイド「ま、毎年の恒例行事だからね~…ざ、残念でしたぁ~…」ギュルギュル
・ ・ ・
セシル「2人ともおいしく食べてくれたかしら?」
【開放戦線編】
千葉「…藤堂さん。チョコレート受け取ってくれますか?」
藤堂「チョコレート?どうしたんだ急に?」
千葉「き、今日は…特別な日ですから…」
藤堂「…何があるのかわからないがすまない。私は甘い物が苦手でな。朝日奈にあげてくれ」
千葉「そ、そんな…」
【黒の騎士団メインフロア】
オペ子3人「扇さ~んチョコレートどうぞっ!」
扇「あ、ああ。ありがとう(千草…俺は君のチョコレートが欲しい…)」
南(後でさりげなくカグヤ様の周りでアピールしよう。シンクーがいない内に天子様へのアピールも忘れてはならないな)
玉城「くそっ…なんで俺だけ…」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:05:15.01 ID:54y5NLdX0
終了
ながながとつまらんものお見せしました。機会があればまた。
ていうか人が書いたの見るほうが好きだから誰か頼む
アーニャ「…。気持ちを…伝える…。」
ジノ「そそ!だからアーニャも気持ちを伝えたい人がいたらチョコレート作って渡してみろよ!」
アーニャ「…。」ガチャッ
スザク「やあ!みんな!リヴァルも久しぶり!」
リヴァル「お~!スザク!久しぶりだな~」
スザク「何の話をしているんだい?僕にも聞かせてよ。」
ジノ「アーニャがバレンタインを知らないっていうからさ!俺達で説明してたところだ!」
スザク「バレンタイン?アーニャ、誰か好きな人でもいるのかい?」
アーニャ「…。」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:29:35.26 ID:E/yq4JHG0
スザク「誰なんだい?僕がその人に君への気持ちを聞いてあげるよ!」
ジノ「おいおいスザク、スザクが聞いちゃったらバレンタインの意味がないだろ?」
スザク「ジノ、君は間違っているよ。バレンタインは確かに大切なイベントかもしれない。
確かに世の中はバレンタインは絶好の告白のチャンスという風潮がある、だけど
それじゃあバレンタイン以外の日に告白した人が不憫だ。
バレンタインはただみんなで楽しくチョコレートを食べれる日、そういう日に僕はしていきたい。」
リヴァル「まぁまぁスザク。アーニャは初のバレンタインなんだし今回くらい自由にやらせてみればいいんじゃないの?」
スザク「…そうだね。でもアーニャ。もし良かったらチョコレートを渡す人が決まったら僕に教えて欲しい。」
アーニャ「…なんで、スザクに…。」
スザク「アーニャは貴族だしわからないかもしれないけど世の中には悪い男がたくさんいるんだ。
何も知らないアーニャがそんな男に騙されるなんて僕は許してはおけない。」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:31:10.14 ID:E/yq4JHG0
ジノ「なんだよ、おまえ父親みたいだなスザクー。渡したくない人でもいるのか?」
リヴァル「言ってることはわかるけどさ、スザクのいう悪い男って女たらしとかそういう人だろ?
この学園一の女ったらしといえば…」
スザク「そう…。ルルーシュだ…。」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:52:38.92 ID:E/yq4JHG0
アーニャ「…もういい。帰る…。」ガチャッ
ジノ「ほらー!アーニャ怒っちゃったじゃん!変なこと言うからさ!」
スザク(アーニャ…まさか…!)
―――
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:53:25.70 ID:E/yq4JHG0
C.C「明日はバレンタインデーだなルルーシュ?」
ルル「なんだ、ピザ以外にチョコレートが欲しいとでも言うのか?ピザ女が…」
C.C「そうとは言っていないだろう。ルルーシュ、チョコレートは好きか?」
ルル「そうだな…毎年バレンタインは苦労しているからな。」
C.C「かわいそうに…モテない童貞坊やは…。」
ルル「?何を勘違いしているんだ?貰いすぎて処分に困ると言っているんだ。」
C.C「な、なにっ!?」
ルル「チョコレートをくれるのは嬉しいことだ。だが余りにも数が多すぎて毎年結局残してしまうからな。」
C.C「随分と贅沢な悩みだな…。」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:54:14.68 ID:E/yq4JHG0
ルル「ただ、1番困るのはナナリーが作ってくれるチョコレートだ。」
C.C「あの子が作るのか?」
ルル「ああ。あの可愛らしい小さな手でさよこに教えてもらいながら一生懸命作ってくれるんだ。」
C.C「ほう…」
ルル「そんなチョコレートを貰ったらどうする?!食べつくしたい気持ちと
年ごとに標本にして大事に保存しておきたいという葛藤にかられ2日ほど睡眠不足となるんだ。」
C.C「アホだな。」
ルル「お前みたいな下劣な魔女にはわからんだろう。この苦悩が…しかしナナリーが感想を聞きたそうにしてるから
結局食べてしまうんだけどな。」
ルル「感想を述べた後のナナリーの笑顔は毎年チョコレート以上の甘い気持ちを作ってくれる。」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/13(土) 23:55:40.16 ID:E/yq4JHG0
C.C「とんだロリコンだなお前は…。で、今年のバレンタインは学校に行くのか?」
ルル「ああ。ちょうど時間も空いてるからな。ナナリーはいないが久々に気分転換でもしようと思ってな。」
ルル「昔より疲れが溜まる日々が続いている。チョコレートで糖分でも適度にとって体を癒すとでもしよう」
C.C「とんだ悪党だなお前は。ところで…」
ルル「ん?なんだ?」
C.C「ピ、ピザ味のチョコレートは好きか…?(ボソッ)」
ルル「何だ?聞こえないぞ。そろそろ時間だ。言いたいことがあるなら後にしてくれ。
明日の夜には帰るからな。」ガチャッ
C.C「……」
―――
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:15:03.82 ID:54y5NLdX0
アーニャ「…チョコレート。作ったことないけど…。記録…記憶もない。」
アーニャ「…買ったら効果も半減?作らなきゃダメ…?」
アーニャ「…カカオと砂糖…その他諸々。」
アーニャ「…明日来るかな。ルルーシュ…。」
アーニャ「…できた…。完成。」
アーニャ「…味見…ペロッ」
アーニャ「…うう…。砂糖と塩間違えた…。」
アーニャ「…やり直し。間に合うかな。」
ピロリロリン ピロリロリン
アーニャ「…スザクからメール…。」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:16:38.34 ID:54y5NLdX0
スザク『やあ!アーニャ!今頃砂糖と塩を間違えてるころかな(笑)
なんちゃって!そんなマンガみたいなことはさすがのアーニャもしないか(爆笑)
催促じゃないんだけど僕にも作ってくれるなら極力糖分控えめの物を作ってちょ(←古い)
それじゃまた明日!楽しみにしてるよ』
アーニャ「…むかつく。削除…。」ピッ
・ ・ ・
アーニャ「できた。」
アーニャ「形…悪いけど気にしない。味は悪くない。」
アーニャ「…これなら喜んでくれる?…不安。」
ピロピロリン ピロピロリン
アーニャ「…ジノからだ。」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:18:35.22 ID:54y5NLdX0
ジノ『頑張ってチョコ作ってるか?アーニャの好きな人はきっとおいしくチョコ食べてくれるぜ!
初のバレンタイン頑張れよ!ラウンズは戦いじゃ負けないだろ?ガンバ!』
アーニャ「…ジノ…ありがとう。がんばる。」
―――
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:20:36.85 ID:54y5NLdX0
C.C「さて、そろそろ作るかな。」
C.C「チョコレートを作るのなんてはじめてだ。」
C.C「…そういえば私は料理の下ごしらえしかした覚えがないな。」
C.C「…さよこに教えてもらおう。」
コンコン コンコン
さよこ「はい?どなたでしょうか?」
C.C『私だ。ちょっと教えてもらいたいことがあるんだが』ガチャッ
さよこ「あら珍しいですね。何をお教えしたらよろしいでしょうか?」
C.C「チョ、チョコレートの作り方を教えて欲しいんだが…。」
さよこ「C.Cさんがでしょうか?どなたかに差し上げるのですか?」
21 名前:>>19昨日は半端だったからリベンジ[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:24:59.01 ID:54y5NLdX0
C.C「ま、まさか。私が食べるだけだぞ。うん。」
さよこ「ふふっ、お教えしたいところですが私はこれからニッポンに戻らなければなりませんので
昔ナナリー様がいつか目が見えるようになったらということで料理のレシピノートを作ったことがあります。
それを差し上げますので申し訳ありませんがそちらを参考に作ってみてください。」
C.C「そうか。いや、それだけで十分だ。」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:26:05.78 ID:54y5NLdX0
・ ・ ・
C.C「さすがはメイド。わかりやすい内容だ。」
C.C「……よし。」
C.C「下ごしらえはできた。さすが私だ。」
C.C「ふふっ!ルルーシュの奴私が作ったチョコレートをあげるなんていったら驚くだろうな~!」
C.C「『C.C…お前がチョコレートだなんて…感激だ、C.C。付き合ってくれ!』」
C.C「なんて逆告白してきたりな!」
C.C「「誰がおまえみたいな童貞と付き合うか。出直してくるんだなあルルーシュ」」
C.C「よしっ、決め台詞もばっちりだ。」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:28:22.64 ID:54y5NLdX0
C.C「後は味見をするだけだが…」
どろっ…
C.C「チョコは見た目じゃないな。うん。」
C.C「どれ、お味のほうはどうかな?」ペロッ
C.C「……まぁ物事に失敗は付き物だしな!」
C.C「作り直せばいいんだ。このくらいの失敗で諦めないぞ」
・ ・ ・
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:30:44.64 ID:54y5NLdX0
>>26
スザク乙
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:33:43.93 ID:54y5NLdX0
C.C「…チョコレートよりピザハットのピザでも頼んでやったほうがよさそうだな。」
C.C「そのほうがおいしいしな。バレンタインというのを口実に私もピザをわけてもらおう。」
C.C「レシピノート、さよこの部屋に返しとくか。」ペラッ
C.C「?これは…?」
―――
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:34:51.40 ID:54y5NLdX0
ジノ「よし、今日はアーニャが誰に渡すか尾行するぞ!」
リヴァル「いいのかな~こんなことして…。バレると怖そうじゃないか?」
ジノ「だいじょぶだいじょぶ!ほらっアーニャが出てきたぞ。」
アーニャ(…高等部の3年生の教室…。恥ずかしいな。いるかなルルーシュ。)
ジノ「うお!?あいつ高等部に来るぞ!」
リヴァル「マジだ!?だ、だれがアーニャのホの字の人なんだ?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:36:17.24 ID:54y5NLdX0
アーニャ(…みんなじろじろ見てる…。制服が中等部のせい?)
アーニャ(ルルーシュ喜ぶかな…。戦闘のときとは別の緊張感…。)ドキドキ
アーニャ(ルルーシュの教室…。すごい人だかり…。一応記録…。)
ジノ「うおーさっすがルルーシュ先輩だな!あれ全部先輩のファンなのか!?」
リヴァル「そうなんだよ~嫌になっちゃうよな~!異常にモテる奴が同じクラスだなんてさ!」
ジノ「あっはっは~ドンマイドンマイ!ていうかアーニャもあの教室に用があるみたいだな!」
アーニャ「…ちょっと通して…。」グイグイ
ジノ「アーニャ!あんな大胆なところ始めて見たな~!」
リヴァル「人は見かけによらないねぇ~」
アーニャ(いた…!ルルーシュ。久しぶり…。ドキドキしてきた…。)
アーニャ「ル…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:38:20.74 ID:54y5NLdX0
スザク「やあアーニャ!わざわざ高等部まで届けにきてくれたのかい?」
スザク「嬉しいなぁ!あの後メール来ないから心配だったんだよ!」
ジノ『ああもう!スザクは何やってるんだ!(イライラ』
リヴァル『はは…出た。スザクの天然が…』
アーニャ「…違う…。スザク邪魔…。」
スザク「なんだって?聞こえないよ?えっ?ここじゃ恥ずかしいって?仕方がないな~こっちにおいでよ!」
アーニャ「……」
ジノ『スザクのアホ!余計なことして!』
リヴァル『と、とにかく追おうぜ』
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:43:14.24 ID:54y5NLdX0
スザク「アーニャ。ほんとに作ってきてくれるなんて思ってなかったよ。ありがとう、感謝するよ。」
アーニャ「違う…。スザクには作ってない。」
スザク「え…!?じゃあ誰に!?まさか…!」
アーニャ「…そう。ルルーシュ」
スザク「なんだってルルーシュなんだ!ユフィも、カレンも、シャーリーも!!みんなあんな男に騙されて!!!」
アーニャ「…何のこと?」
スザク「取り合えずアーニャ。君がルルーシュにチョコを渡すことは僕が許さない。」
アーニャ「…なんで?しつこい…。」
スザク「ダメなものはダメなんだよアーニャ。あの男は危険なんだ。間違った好かれ方でチョコを手にする男…許すことはできない。」
アーニャ「……」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:45:28.79 ID:54y5NLdX0
ジノ「おいおい!スザク!なんだって邪魔ばかりするんだ!?」
アーニャ「ジノ…。」
リヴァル「そうだよ~せっかくあと少しだったのに!」
スザク「ジノ…リヴァル。君たちは何もわかっていない。あの男の間違いを…」
ジノ「何を言っているんだ?別にただ普通にモテてるだけだろ?」
スザク「違う!僕が言っているのはそんなところじゃない!(あの男は…ルルーシュは…ただのロリコンなんだよ!)」
ジノ(アーニャ!今のうちに逃げろ!)パチッ
アーニャ(ジノ…ありがとう…。)ササッ
アーニャ(ルルーシュ。まだいるかな…。)
アーニャ「…いた…!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:49:23.68 ID:54y5NLdX0
ルル「ん?…!アーニャ様!どうしてここに?」
アーニャ「…(どうしよう…。声が出ない…。)」ドキドキ
ルル「また以前の写真のことですか?だからあれは俺じゃないと…」
アーニャ「…こ、これ。も、もらって。」
ルル「え?これは…」
アーニャ「…じゃ…。」ダッ
ルル「…?」
ジノ『うう…(涙)よくやったよアーニャ!感動したぜ!』
リヴァル『くそっ…結局今年もルルーシュのチョコレート祭りだったぜ…』
アーニャ「…今日は自分を褒めよう…。記録…記憶。」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:52:35.94 ID:54y5NLdX0
脳内変換頼む
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:53:17.22 ID:54y5NLdX0
―――蜃気楼内にて
ルル「アーニャがチョコレートだと?まさか俺に気づいて毒殺しようというんじゃないだろうな?」
ルル「…。しかしあの照れよう。そんな悪意があるとは思えなかったな。」
ルル「どれ。おお、上手だな意外と。うん。なかなか美味い。これは意外だったな。」
ルル「…くそっ!あの年の女の子からチョコを貰うだなんて…(ううっ…ナナリー…シコシコ)」
―――
ゼロ「ただいま戻った。何か異常はなかったか?」
扇「ああ。特に何もなかった。ところでゼロ。ニーナという名前でおまえに何か届いているぞ」
ゼロ(ニーナ?…チョコレートだ。明らかに食べたら死ぬと思えそうなチョコだ…。
火薬臭いしな…。チョコに死んでと書いてあるし…)
ゼロ「ご苦労。私は部屋に戻る。」ガチャッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:55:45.48 ID:54y5NLdX0
C.C「おっと。ルルーシュが帰ってきたな。どれどれ、あの用意をしておくか。」
C.C「…ふふっ!ルルーシュめ。私を見て萌え死にするなよ?」
C.C「……」
ルル「ただいま。」
C.C「よく戻ってきたなご主人様」
ルル「…なんだ?そのかっこうは?」
C.C「私はメイドだぞご主人様。」
C.C「さよこに衣装をかりたんだ」
C.C「萌え死ねご主人様。」
ルル「アホかお前は…。」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 00:58:13.33 ID:54y5NLdX0
C.C「今日はなんでもいうこと聞いてやるぞご主人様。」
ルル「気持ち悪い。」
C.C「死ね。」
ルル「お前が命令してどうする。」
C.C「はい。すまん、ご主人様」
ルル「しかし…メイドはいいがなんだこの部屋の有様は?」
ぐちゃっ…
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:00:10.97 ID:54y5NLdX0
C.C「メイドになる前の私が汚していった」
ルル「ならメイドの今掃除しろ。」
C.C「ご主人様が掃除してくれるといいぞ。」
ルル「おい…矛盾という言葉の意味を教えてやろうか?」
C.C「そうだ。さよこに掃除を頼もう。」
ルル「…もういい。飯はないのか?」
C.C「あれ?チョコレートたくさんもらったんじゃないのか?」
ルル「貰ったがほとんど食べていない。毎年飽きるほど食べてるしな」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:02:52.67 ID:54y5NLdX0
C.C「なあなあ、バレンタインっていうのはチョコじゃなくてもいいんだよな?」
ルル「?まぁ基本はチョコだがそういう制約はないな。」
C.C「ふふっ…そうか!」
ルル「何を喜んでいる?」
C.C「ゴホン!ご主人様。今日の夕食はこちらだ」
ルル「…ピザ?見たことないピザだな。」
C.C「ふふっ…まあまあ食べてみろルルーシュ」
ルル「ふん…不気味だな。パクッ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:06:18.51 ID:54y5NLdX0
C.C「ど、どうだ?」
ルル「…うまい。今まで食べたことない味だ。」
C.C「ほんとうか?!おいしいか!ふふふっ!」
ルル「だからなんなんださっきから。」
C.C「バ、バレンタインピザだぞ」
ルル「…?おまえがつくったのか?」
C.C「コクッ」
ルル「……」
C.C「なぜ黙り込む。不安になるじゃないか。」
ルル「いや、意外と上手だったもんだから感動したんだよ。」
ルル「…ありがとう。C.C」
おわり。長く書くのは苦手だ
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:48:24.00 ID:54y5NLdX0
ルルーシュがセクシーコマンドーに目覚める話とか書こうと思ったんだがちょっと難しかった
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:49:52.94 ID:54y5NLdX0
あと途中でボツになったネタを投下してく。
半端だから暇な人だけ見てくれればいいよ
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:50:47.89 ID:54y5NLdX0
あ、ちなみにちょっとさっきのネタと被ってるけど気にしない
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:52:01.31 ID:54y5NLdX0
C.C「バレンタインデー?」
ルル「ああ、そうだ。なんだ、知らないのか?」
C.C「クリスマスと同じで好き合っている男と女が欲情する日のことだろ?」
ルル「下劣な発想しかできんのかお前は…。」
ルル「バレンタインデー…それは愛という気持ちをチョコレートに変えて女性が男性に送る聖なる日のことなんだ。」
C.C「なんだ。男が貰うだけなのか?女には見返りがないのか?」
ルル「発想が貧相だな魔女。もちろんお返しの日…ホワイトデーと呼ばれる審判の日も設定されている。」
C.C「へぇ…。なるほどな…。で、お前は少しは貰える当てはあるのか?」
ルル「俺はこのバレンタインデーという日は1年で最も楽しみにしていた日なんだ。
ナナリーから愛するお兄様へ愛の詰まった手作りチョコレートを渡す…
そんな幸せの日が今日控えているはずだった…!」
C.C「だが、ナナリーは総督…。残念だなぁ坊や…」
ルル「くっ!!俺はこの日がどれだけ待ち遠しかったか!毎年ナナリーが見えない目と
小さな手を駆使してさよこに教えてもらいながら一生懸命作るチョコレートを貰うこの日が!!」
ルル「…このすっぽりと心に空いた穴…どうしたらいいんだ…。」
C.C「…そんなに手作りチョコレートが欲しいのか…童貞坊やくん…?」
ルル「ああ…。今は誰でもいい。この隙間風の吹く心の穴を塞いでくれる手作りのチョコレートが欲しいんだ…!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:53:16.40 ID:54y5NLdX0
C.C「やれやれ。しょうがないな。…おいルルーシュ。私が作ってやってもいいんだぞ…?」
ルル「なにっ!!ほんとうか?!」
C.C「ああ、いいとも。ホワイトデーには特製のピザをたの…」
ルル「扇か?私だ。カレンを今すぐ私の部屋へ呼んでくれ。緊急事態だ。」
扇『あ、ああ。わかった。すぐそちらへ向わせる。』ガチャッ
C.C「お、おい!私がチョコレートを作ってやると言っているだろう?!」
ルル「違うな…間違っているぞC.C!ナナリーは…お前の様に上から目線で見返りを求めるような
汚い心でチョコレートを作ってくれていたんじゃないんだ!
ホワイトデーの日ナナリーはいつも何て言うと思う?
『お兄様。私はお兄様が傍にいてくれるだけで何もいらないのですよ』
そう言うんだ!お前の汚れた心とナナリーを一緒にするな!」
ルル「大体お前が作るチョコレートなんて恐ろしくて口にできん。
俺が腹痛を起こして倒れるなんてことがあったら黒の騎士団に影響が出るからな。
それでもくれると言うなら5円チョコでいいからな。」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:54:01.58 ID:54y5NLdX0
C.C「お、おい!前言撤回しろ!ふん…意地でもあげるものか。お前などチョコの食べすぎで
高血圧になって死んでしまえ。」
ルル「何か言ったか?5円チョコくん…。おや、カレンが来たようだ。」コンコン
カレン『ハァ…ハァ…こ、紅月カレン!ただいま到着しました。』
ルル「うむ。入っていいぞ。」
カレン「ルルーシュ!緊急事態って…どうしたの?!」
ルル「カレン!待っていたぞ!」
カレン「?!何なのこのテンションは??何かあったんじゃなかったの?」
C.C「ふん。ただのロリコン病だ。」
カレン「?どうしたっていうのルルーシュ!」
ルル「カレン…重要な話だ。今日は何の日かわかるか?」
カレン「え…今日はなんだったかしら…珍しく特に何もない日だと思うけど?」
ルル「違う!軍事のことではない!……カレン。俺最近甘党に目覚めてきたんだ。」
C.C「ふん…しらじらしい…。」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:55:16.38 ID:54y5NLdX0
カレン「どうしたの急に?あんま食べ過ぎたら健康に悪いわよ?」
ルル「…黒くて口に含んだら溶ける甘いお菓子が好きになってな…。今日の今とても食べたい気持ちなんだ。」
カレン「……!ル、ルルーシュ…実は私ね…作ってきたの…///。」
ルル「なにっ!?ほんとうか!?ど、どこに!?」
カレン「恥ずかしいから紅蓮の中に隠してあるわ。今持ってくるわね。」
ルル「ああ!急ぎで頼むぞ!」
カレン「わかったわ。ちょっと待っててね。」ガチャッ
ルル「フフ…フハハハハハ!やったぞ!念願の手作りチョコレート…ようやく手に入ったぞ!!」
C.C「……。」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:57:06.73 ID:54y5NLdX0
ルル「いやあ。こんな簡単に手に入れることができるなんてな。最初からカレンに頼めばよかったな。」
C.C「…っ!いちいちうるさいぞ変態が。」
ルル「君はさっさと5円チョコでも買って来たらどうかね?腹に隙間があれば食べてやってもいいんだぞ?」
C.C「ふん!誰がやるかそんなもの。」
ルル「フハハハ!カレン早く来ないか…楽しみだ。」ガチャッ
カレン「とってきたわ。て、手作りだから…自信ないけど…///」
ルル「そんなこというな。一生懸命作ってくれたんだろ?きっとおいしいはずさ。」カパッ
ルル「どれどれ。おお、見た目も素晴らしい。これでまずいわけがないだろう。料理、得意なんだなカレン。」
カレン「か、感想とかいいから!さっさと食べて!///」
ルル「はいはい…。パクッ!…ふむ。おいしいじゃないか。おいし…ん?」
カレン「ど、どうしたの?」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:57:47.27 ID:54y5NLdX0
ルル「い、いや…す、すごくおいしいよ…(なんだ!?は、腹が急に…うおおお!!(ギュルギュル)
カ、カレンのやつ…何を入れたんだ!?くっ…!このままではまずい!出そうだ!)」ギュルギュル…プリ
C.C「おやおや…フフッ。」
カレン「は、恥ずかしい…!お、お返しとかいいからね!じ、じゃあ私はこれで!」ガチャッ
C.C「モテモテルルーシュくん…どうだい念願の手作りチョコレートの味は?ふっふっ…」
ルル「そ、そんなこと悠長に言ってる場合じゃない!!」バタンッ!ブリブリブリ…
・ ・ ・ザァー
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 01:58:49.47 ID:54y5NLdX0
ルル「くそ!!カレン…危うく尻からチョコレートを出すところだったぞ…」ギュルギュル…
C.C「くっくっ…満足はできたのかいゲリーシュくんよ…」
ルル「…!げ、下品な名前で呼ぶな!(ギュルギュル)ま、まずい!第2波が!くそっ!
ラクシャータに正露丸を手配しとかねば。」ピッ
ルル「ラ、ラクシャータか!?内密に俺の部屋の前に正露丸を手配しておいてくれ…急ぎだ!頼んだ!」ガチャッ
ルル「C.C!俺はトイレにいるから正露丸が届いたら呼んでくれ!」
C.C「はいはい…情けない男だ。」
部下『ゼロ様。機密書類をこちらに置いておきますので』
C.C「おい、ゲリーシュ。ほら、念願の正露丸様がきたぞ。」ガチャッ
ルル「か、勝手にあけるな!(プリプリ)さすがラクシャータ…仕事が早くて助かる。」ゴクンッ
C.C「うっ…臭いな。ルルーシュ、終わったら消臭剤撒いといてくれよ。」
ルル「ちぃ!無様な…!だがさすがは正露丸…早くもよくなってきたぞ」ガチャッ ザー シュッシュ
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:00:37.54 ID:54y5NLdX0
ルル「…ふぅ。さて、本題に戻るとしよう。チョコレートだ…!
カレンには申し訳ないがあれではちっとも満足できなかった…一体どうしたら…。」
C.C「ふふっ!ルルーシュよ。満足できなくて残念だったなぁ…?おまえがど~してもというなら
つくる方向に変えてあげてもいいんだぞ?」
ルル「…くっ!この手しかもうないのか…し、仕方ない。C.C、おまえにたの…」
カグヤ『(コンコン!)ゼロ様~!ゼロ様~!いらっしゃらないのですか~?』
ルル「!」カポッ
ゼロ「カグヤ様ですか。私はここにいますよ。どうぞお入りください。」
カグヤ「ゼロ様~!今日は貴方様の妻がチョコレートを持ってきて差し上げましたわ~」
ゼロ「!おお…!!すばらしい!まさかカグヤ様に貰えるとは思ってもいませんでしたよ。」
カグヤ「あら?妻として当然のことですわよ?」
ゼロ「ほぅ…お気遣い痛み入ります。で、チョコレートのほうは?」
カグヤ「ふふふ。あれを持ってきてくださいまし~」パンパンッ
ゼロ「え…?」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:01:22.75 ID:54y5NLdX0
カグヤの使い「カグヤ様!ご要望のもの、ただいまお待ちしました!」
使い「ブリタニア、ニッポン、EU、中国…世界のありとあらゆるチョコレートを入手して参りました。」
カグヤ「ゼロ様は世界の王となる御方…世界の味を食べつくすなんて当然のことですわ~」
ゼロ「お、おお…」
C.C(食の細い貧血モヤシ男のルルーシュにこれだけチョコレートを食べさせたら帰らぬ人になりそうだな)
カグヤ「あら?あまりの嬉しさに感動してくださっているの?ゼロ様~早く食べてくださいましっ」
ゼロ「(くっ…こんなに食えるか!!こうなったら)カグヤ様…こちらを見てください…」
カグヤ「お返しの接吻はホワイトデーでもよろしいですのに~…ゼロ様は気がお早いのですからっ」
ゼロ「全て食べたよ…とてもおいしかった。大事が用があるのでカグヤ様も使いも引き取ってくれませんか?」キュイイン
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:02:12.68 ID:54y5NLdX0
カグヤ「そうですわね。おじゃましましたわ。」ガチャッ
ルル「ふう…手作りじゃない上に世界中のチョコなど食えるはずがないだろう!」
C.C「じゃ私が貰うぞ。もぐもぐ。中国製はおいしくないな。」
ルル「またしてもチョコレートを手にすることができなかった…。」
C.C「モグモグ…だから私がつくってやると…」
ルル「はっ…!この手があったか!!」ピッ
ルル「さよこか?今日は学校はない日だったな?」
さよこ『はいルルーシュ様。しかし15時から生徒会でラウンズの歓迎会の打ち合わせがございますが…』
ルル「それだ!さよこ、今から私が学校に行く。今日は久々に休暇をつくり体を休めておいてくれ」
さよこ「かしこまりましたルルーシュ様」ガチャッ
ルル「よし…!条件は整っている!学園にはシャーリーという切り札がいるからなぁ!フハハハ!」
C.C「下衆な発想だな…そんなことにあの娘を利用するなんてな…」
ルル「ふん…なんとでもいえ5円チョコ。よし、学校にいくぞ!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:04:17.09 ID:54y5NLdX0
―――その頃の他の人達
【ブリタニアの研究施設】
ロイド「う~んう~ん」ギュルギュル
スザク「ロ、ロイドさん…大丈夫ですか…?」ギュルギュル
ロイド「ま、毎年の恒例行事だからね~…ざ、残念でしたぁ~…」ギュルギュル
・ ・ ・
セシル「2人ともおいしく食べてくれたかしら?」
【開放戦線編】
千葉「…藤堂さん。チョコレート受け取ってくれますか?」
藤堂「チョコレート?どうしたんだ急に?」
千葉「き、今日は…特別な日ですから…」
藤堂「…何があるのかわからないがすまない。私は甘い物が苦手でな。朝日奈にあげてくれ」
千葉「そ、そんな…」
【黒の騎士団メインフロア】
オペ子3人「扇さ~んチョコレートどうぞっ!」
扇「あ、ああ。ありがとう(千草…俺は君のチョコレートが欲しい…)」
南(後でさりげなくカグヤ様の周りでアピールしよう。シンクーがいない内に天子様へのアピールも忘れてはならないな)
玉城「くそっ…なんで俺だけ…」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:05:15.01 ID:54y5NLdX0
終了
ながながとつまらんものお見せしました。機会があればまた。
ていうか人が書いたの見るほうが好きだから誰か頼む
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