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とある修道女と通行止め
890 名前:とある修道女と通行止め 1/2[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 19:57:20.80 ID:qLqxIxUo [1/4]
どうでもいいけど騎士団長って三人ぐらいの聖人と接点あるよな
通行止め通行止め聞いてると本来の意味を忘れそうなので、
本来の意味でもありなはず!と思い即興ですが短文投下しつれいします。
とある路地裏の入口。
確かに昨日はなかったはずのもの。
明らかに手描きの文字で、女の子らしく、そう書いてあった。
「ここからは先は通行止め!」
「あれ?昨日こんなのあったけ?」
例えば、とある幻想殺しの少年。彼はそれを見つけたが、ささいな事だと思った。
「……何だこりャ?」
例えば、とある超能力者の一人。すぐさま実験中だという事を思い出し、その場を離れ、「実験場」に向かう。
「一体誰がこんなのたてたんだ?」
「まったく、警備員がきたら俺らの計画もパーなのになぁ…」
例えば、とある無能力者の少年。いずれ幻想殺しと邂逅する少年は、それを邪魔だと思いつつ立ち去った。
??「いきましたか?とミサカは確認をとります」
??「うん、もう大丈夫だよ。さっ出してあげよう!」
ニャーニャー
禁書「ほら!とうまの家からもってきたちくわだよ!」
ニャーニャー カプッ
妹「ほら、ねこじゃらしですよ、とミサカはわざとらしく目の前でふってみます」ポンポン
ニャーニャーニャー
妹(……本当に、一時はどうなるかと思いました。)
妹(まだ実験中なミサカ達にとって、猫を飼う事は難しいのです、とミサカは再度確認しつつ…)チラッ
禁書「ほら、みて!この子スフィンクスと遊んでるよ!」
妹(ミサカ達がいない間に世話をしてくれるこのシスターに感謝をしなければいけませんね、とミサカはお礼を考えときましょう)
コツコツ…
禁書「……あれ、何か音が聞こえるよ?」
妹(…………、もうきましたか。)
891 名前:とある修道女と通行止め 2/3 一つふえました[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:09:05.48 ID:qLqxIxUo [2/4]
妹「修道女(シスター)、ミサカはちょっと用事ができたので後の事は任せます、とミサカは頼み込んでみます。」
禁書「?いいけど、すぐ戻ってくる?」
妹「…………多分、すぐ戻ってきます。」
妹(…絶対もう生きて会えない事は、わかってるんですが、とミサカは自虐を込めてみます。)フッ…
禁書「あ、そうそう!クールビューティ。」
妹「ミサカの名前はミサカですと訂正を求めつつ、何ですか?とミサカはあなたの発言を促します」
禁書「…子猫を人に近づけないようにするために、この『通行止め』の看板を立てた日の事、覚えてる?」
妹「………えぇ、覚えてます。あれは雨の日、子猫をいっぱい連れたミサカと修道女が会った日ですね。とミサカは思い出します」
禁書「そうそう!あの日から弱った子猫もすっかり元気になったんだよ!」
妹「………で、それがどうしました?」
禁書「うん……ねぇ、クールビューティ。」
禁書「引き取ってくれそうな人が見つかったから、明日一緒に来てくれる?」
妹「…………それはよい事です。が……」
禁書「……?」
妹「いえ、何でもありません。とミサカは断言します」
妹「……では、また『明日』」
禁書「じゃあね!また『明日』!」
892 名前:とある修道女と通行止め 3/3[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:15:29.48 ID:qLqxIxUo [3/4]
~~~
一方「で、お前が今度の相手かァ?」
妹「えぇそうです。ミサカの検体番号は10032号、実験開始まで後50秒です、とミサカは確認をとります……」
一方「はっ、明日まで生きらねェと分かってるのに変わンねェな?」
妹「実験で殺される、これがミサカ達が生み出された理由です。」
妹(………明日、ですか。)
一方「ンじャ、始めるぜェ?」ダンッ!!
一方「せーぜー俺を誘ってみろよォ!?」ゴガッ!!
妹(…・……約束は、どうやってもかなえられません、とミサカは謝罪をしまs…・)
グシャアアア!!
一方「はっはぁ!愉快に素敵に死にやがれェ!」
…・…
~~~
翌日
インデックスが来た時には、既に通行止めの看板がなかった。
どうやら昨日のうちに、警備員の手によって撤去されたらしい。が、
どうやらダンボールの猫までには気がまわらなかったらしい。そのまま放置されていた。
ダンボールの猫は何故か昨日よりもおびえていた。
多分見知らぬ男性がいるからだろうとインデックスは思った。
猫がちゃんといる事に安堵する。が、代わりに、『彼女』がいない事に気づく。
禁書「あれ…?いない?……・ねぇとうま、クールビューティ知らない?」
上条「はぁ?誰だそいつ……てか猫多ッ!?」
禁書「おかしいなぁ……。あ、とうま。ダンボールの猫全部引き取ってほしいんだよ!」デンッ!
上条「えっ!?いきなり冗談はやめてくださいインデックスさん!ガチで上条さんを餓死させる気ですかッ!?」ヒィイ!!
それから、御坂妹はいつになっても戻ってこなかった。
彼女との友情の象徴だった、通行止めの看板がなくなったと同時に、
御坂妹も消えてしまったかのように。
終わり
893 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:17:31.09 ID:qLqxIxUo [4/4]
強制終了です
猫同士でなかよくなればいいんじゃないかって思っただけですすいません。
どうでもいいけど騎士団長って三人ぐらいの聖人と接点あるよな
通行止め通行止め聞いてると本来の意味を忘れそうなので、
本来の意味でもありなはず!と思い即興ですが短文投下しつれいします。
とある路地裏の入口。
確かに昨日はなかったはずのもの。
明らかに手描きの文字で、女の子らしく、そう書いてあった。
「ここからは先は通行止め!」
「あれ?昨日こんなのあったけ?」
例えば、とある幻想殺しの少年。彼はそれを見つけたが、ささいな事だと思った。
「……何だこりャ?」
例えば、とある超能力者の一人。すぐさま実験中だという事を思い出し、その場を離れ、「実験場」に向かう。
「一体誰がこんなのたてたんだ?」
「まったく、警備員がきたら俺らの計画もパーなのになぁ…」
例えば、とある無能力者の少年。いずれ幻想殺しと邂逅する少年は、それを邪魔だと思いつつ立ち去った。
??「いきましたか?とミサカは確認をとります」
??「うん、もう大丈夫だよ。さっ出してあげよう!」
ニャーニャー
禁書「ほら!とうまの家からもってきたちくわだよ!」
ニャーニャー カプッ
妹「ほら、ねこじゃらしですよ、とミサカはわざとらしく目の前でふってみます」ポンポン
ニャーニャーニャー
妹(……本当に、一時はどうなるかと思いました。)
妹(まだ実験中なミサカ達にとって、猫を飼う事は難しいのです、とミサカは再度確認しつつ…)チラッ
禁書「ほら、みて!この子スフィンクスと遊んでるよ!」
妹(ミサカ達がいない間に世話をしてくれるこのシスターに感謝をしなければいけませんね、とミサカはお礼を考えときましょう)
コツコツ…
禁書「……あれ、何か音が聞こえるよ?」
妹(…………、もうきましたか。)
891 名前:とある修道女と通行止め 2/3 一つふえました[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:09:05.48 ID:qLqxIxUo [2/4]
妹「修道女(シスター)、ミサカはちょっと用事ができたので後の事は任せます、とミサカは頼み込んでみます。」
禁書「?いいけど、すぐ戻ってくる?」
妹「…………多分、すぐ戻ってきます。」
妹(…絶対もう生きて会えない事は、わかってるんですが、とミサカは自虐を込めてみます。)フッ…
禁書「あ、そうそう!クールビューティ。」
妹「ミサカの名前はミサカですと訂正を求めつつ、何ですか?とミサカはあなたの発言を促します」
禁書「…子猫を人に近づけないようにするために、この『通行止め』の看板を立てた日の事、覚えてる?」
妹「………えぇ、覚えてます。あれは雨の日、子猫をいっぱい連れたミサカと修道女が会った日ですね。とミサカは思い出します」
禁書「そうそう!あの日から弱った子猫もすっかり元気になったんだよ!」
妹「………で、それがどうしました?」
禁書「うん……ねぇ、クールビューティ。」
禁書「引き取ってくれそうな人が見つかったから、明日一緒に来てくれる?」
妹「…………それはよい事です。が……」
禁書「……?」
妹「いえ、何でもありません。とミサカは断言します」
妹「……では、また『明日』」
禁書「じゃあね!また『明日』!」
892 名前:とある修道女と通行止め 3/3[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:15:29.48 ID:qLqxIxUo [3/4]
~~~
一方「で、お前が今度の相手かァ?」
妹「えぇそうです。ミサカの検体番号は10032号、実験開始まで後50秒です、とミサカは確認をとります……」
一方「はっ、明日まで生きらねェと分かってるのに変わンねェな?」
妹「実験で殺される、これがミサカ達が生み出された理由です。」
妹(………明日、ですか。)
一方「ンじャ、始めるぜェ?」ダンッ!!
一方「せーぜー俺を誘ってみろよォ!?」ゴガッ!!
妹(…・……約束は、どうやってもかなえられません、とミサカは謝罪をしまs…・)
グシャアアア!!
一方「はっはぁ!愉快に素敵に死にやがれェ!」
…・…
~~~
翌日
インデックスが来た時には、既に通行止めの看板がなかった。
どうやら昨日のうちに、警備員の手によって撤去されたらしい。が、
どうやらダンボールの猫までには気がまわらなかったらしい。そのまま放置されていた。
ダンボールの猫は何故か昨日よりもおびえていた。
多分見知らぬ男性がいるからだろうとインデックスは思った。
猫がちゃんといる事に安堵する。が、代わりに、『彼女』がいない事に気づく。
禁書「あれ…?いない?……・ねぇとうま、クールビューティ知らない?」
上条「はぁ?誰だそいつ……てか猫多ッ!?」
禁書「おかしいなぁ……。あ、とうま。ダンボールの猫全部引き取ってほしいんだよ!」デンッ!
上条「えっ!?いきなり冗談はやめてくださいインデックスさん!ガチで上条さんを餓死させる気ですかッ!?」ヒィイ!!
それから、御坂妹はいつになっても戻ってこなかった。
彼女との友情の象徴だった、通行止めの看板がなくなったと同時に、
御坂妹も消えてしまったかのように。
終わり
893 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 20:17:31.09 ID:qLqxIxUo [4/4]
強制終了です
猫同士でなかよくなればいいんじゃないかって思っただけですすいません。
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