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律「出番がないからスレタイででしゃばってみた」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:45:02.29 ID:aQmSqzlE0 [1/26]
以下、りっちゃんは出てこない
唯もムギも澪も憂も和もさわ子も出番なし

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:48:33.47 ID:aQmSqzlE0 [2/26]

梓「ちょっと、聞いてる?」

純「うんうん」ペラッ

梓「ねぇ」

純「そっかー」ペラッ

梓「・・・相槌が適当過ぎなんだけど」

純「えっと、なんだっけ?」

梓「・・・全然聞いてなかったんだ?」

純「そんなことないよ。隆がホームラン打ったんだよね、わかるよ」

梓「それはその漫画の話でしょ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:49:32.21 ID:aQmSqzlE0

純「あれ?」

梓「だからー明日部活休みなんだってば」

純「へー、でも軽音部が休みって珍しいね」

梓「でしょ?練習しないのはしょっちゅうだけど、部活がないんだよ?」

純「うん、すごいすごい」

梓「・・・それだけ?」

純「へ?うん」

梓「もっとさ、こう、なんかないの?」

純「なんかって?」

梓「もういい、帰る」

純「あー!!ごめんごめん!!どっか行こう!?どっか行こう!?」

梓「わかってるなら最初から言ってよ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:52:24.44 ID:aQmSqzlE0

純「ちょっと意地悪したかったんだよー」

梓「もうっ」

純「何処行く?」

梓「動物園」

純「却下」

梓「は?なんで」

純「だって動物園って臭いもん」

梓「鼻栓して行けば?」

純「イヤ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:56:13.57 ID:aQmSqzlE0

梓「どこがいいかなー」

純「バッティングセンターとか」

梓「この間行ったじゃん。しかも純すぐに飽きてたじゃん」

純「今度こそ打てそうな気がするんだよ」

梓「純っていっつもそうだよね」

純「え?」

梓「この間、ジャニーズがバク転してるの見て『私にもできそうな気がしてきた!』って言ってたの覚えてる?」

純「そうだっけ?」

梓「そうだよ。結局できなかったけど」

純「憂すごかったよね。運動神経抜群すぎ」

梓「覚えてるじゃん」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 01:58:55.10 ID:aQmSqzlE0

純「うん、思い出した」

梓「純っていい加減だよね・・・」

純「そう?それよりも、明日バッティングセンターでいい?」

梓「駄目だっつの」

純「えー、じゃあ何処がいいの?動物園以外で」

梓「水族館」

純「却下」

梓「は?なんで?」

純「つまんないよ、水族館なんて」

梓「意味わかんないし、絶対楽しいし」

純「えー?」

梓「楽しいよ!だって純と一緒だよ!?」

純「・・・はい?///」

梓「あっと、その、違くて///」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:03:36.03 ID:aQmSqzlE0

純「ま、まぁなんでもいいけどさー」

梓「じゃあ水族館!?」

純「梓」

梓「な、なに?」

純「私と一緒なら何処だって楽しいんだよね?」

梓「そ、そうだよ///(っていうか繰り返さないでよ、恥ずかしい)」

純「じゃあさ、あそこ行こう?」

梓「何処?」

純「バッティングセンター」

梓「うん」

純「ほんと!?」

梓「そろそろ死ねばいいと思うよ、純は」

純「なんで!?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:06:34.45 ID:aQmSqzlE0

梓「っていうか純はすぐ飽きるじゃん」

純「そんなのわかんない、かもしれない、みたいな」

梓「いーや、絶対飽きるね。そのリアクションが何よりの証拠」

純「だって行きたいんだもん!梓もやってみたくない?」

梓「前に行ったときに全然打てなかったもん」

純「でも明日は打てるかも知れない!」

梓「その希望は何処から湧いてくるの」

純「まぁ、漫画だよね」

梓「だよね、わかってた」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:09:25.31 ID:aQmSqzlE0

純「よし、じゃあ明日はバッティングセンターに」

梓「いかないよ」

純「んもー、強情だなー梓は」

梓「どっちが。とにかくバッティングセンターは却下」

純「うーん・・・あ!あそこはどう!?」

梓「どっかいいところがあった?」

純「うん!バッティングセンt」

梓「絶滅しろ」

純「鈴木が絶滅したら日本の人口かなり減るからね、そこんとこよろしく」

梓「はぁ・・・」

純「ため息!?」

梓「・・・これじゃいつまで経っても決まらないからこうしよう」カキカキ

純「何してるの?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:11:45.82 ID:aQmSqzlE0

梓「くじを作って動物園と水族館とバッティングセンターの中から選ぼう」

純「何それー、梓の行きたいところ2つあるじゃん」

梓「この間バッティングセンターは行ったんだからいいでしょ」

純「それとこれとは話が別」

梓「別じゃないでしょう、明らかに別じゃないでしょう」

純「いいからいいから」

梓「じゃあ・・・バッティングセンターの分のくじ増やしていいよ」

純「本当に!?やったね!」

梓「全く・・・」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:14:26.63 ID:aQmSqzlE0

梓(これで文句なし、だよね。・・・行きたいなー、特に動物園)

純「私がバッティングセンターの分作るよ!」カキカキ

梓(それで二人で仲良く見てまわるんだ・・・!)

純「バッティングセンター♪バッティングセンター♪」カキカキ

梓(こんなに楽しそうな純を見てるとバッティングセンターでもいいかなって思っちゃうけど・・・)

純「ふっふーん♪」

梓(駄目駄目!私のデートプランの方が絶対に楽しいし!)

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:17:52.91 ID:aQmSqzlE0

純「そろそろいいかなー?」

梓「うん、じゃあ何処を引いても恨みっこなしで!って、おいぃぃぃ!!!」

純「うん?どしたー?」

梓「どしたじゃないし!何枚作ってんの!?」

純「わかんない、ざっと10枚くらい?」

梓「バカじゃないの!?」

純「えー、増やしていいって言ったじゃん」

梓「増やしすぎ!」

純「でも増やしていいのは1枚だけなんて聞いてませんー」

梓「こぉんの・・・!!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:20:32.12 ID:aQmSqzlE0

純「ほらほら、恨みっこなしなんでしょ?早く引こう?」

梓「いや、これは恨むでしょ。むしろ祟るでしょ」

純「それじゃ引くよー?」

梓「少しでいいから話を聞いて」

純「ほい!」シュッ

梓「ああぁぁ!ずるいってば!!」

純「ごめんごめん、我慢できなくなって引いちゃった」

梓「ばーかばーか」

純「この紙、なんて書いてあるのかな」

梓「・・・」

純「・・・」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:24:27.50 ID:aQmSqzlE0

梓「早く見せてよ」

純「じゃあ、せーので一緒に見よう?」

梓「うん」ドキドキ

純「せーの!」

クルッ

梓純「!?!?」

純「なんでぇ!?」

梓「ぃやったぁぁぁぁ!!!!」


くじ「動物園」


純「えー、嘘でしょー?」

梓「純」

純「何?」

梓「恨みっこなし、だよ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:26:41.22 ID:aQmSqzlE0

純「ちぇー・・・わかったよ」

梓「やった!」

純「本当に嬉しそうだね?」

梓「そりゃそうだよ!ずっと行きたかったもん!」エヘヘー

純「それって、デートにってこと?それとも動物園にってこと?」

梓「両方!」

純「ちょ///」

梓「って、んなわけあるわけないやろがー♪」

純「梓、つい口が滑って恥ずかしい思いしたのはわかったから」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:28:57.57 ID:aQmSqzlE0

梓「うぅ・・・」

純「っていうか梓も素直じゃないよねー」

梓「うるっさい」

純「最初からそう言ってくれたらよかったのに」

梓「だからうるさいってば」

純「はいはい。もー、そうやってツンツンするから、アレなんじゃん・・・」

梓「何?急に。アレって?」

純「・・・なんでもない」

梓「言って」

純「・・・」

梓「ほら、気になるじゃん」

純「だからー、たまに不安になるんじゃんって話だよ・・・///」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:30:07.99 ID:aQmSqzlE0

梓「へ?どういうこと?」

純「だって、梓って滅多に素直にならないだもん。本当に私のことが好きなのかわからなくなるよ」

梓「うぅ、ごめん・・・」

純「ううん、そういうところも可愛くて好きなんだけどね。・・・ごめん、変なこと言った」

梓「・・・」

純「梓?」

梓「私だって・・・」

純「なに?」

梓「私だって不安になることあるよ」

純「え?」

梓「え?」

純「なんで!?私、超いい彼女じゃない!?」

梓「一体どんな勘違いをしているのか50文字以内で答えなさい」

純「出題の文章が既にひどい!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:32:09.56 ID:aQmSqzlE0

梓「いいから、早く」

純「え、えー?えーと、まず梓の部活には干渉しないでしょー?」

梓「それは私もだけどね」

純「梓の場合はジャズ研に興味ないだけでしょ」

梓「あ、そうか。それもそうだったね、ごめん。続けて?」

純「そこ認めないで。なんか悲しいから認めないで」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:35:05.08 ID:aQmSqzlE0

梓「あと30文字ちょっと」

純「本当にカウントしてたんだ」

梓「ほら、早くー」

純「えっと、あー・・・ごめん、思いつかないや」

梓「50文字にも満たない浅い愛でした」

純「わぁぁ!違うよ!?えーとえーと、ほら、私梓のことすごい好きだし!」

梓「・・・」

純「ね?いい彼女だと思わない?」

梓「思わない」

純「意味がわからない」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:35:50.47 ID:aQmSqzlE0

梓「純のその言葉ってさ・・・」

純「何?」

梓「軽いんだよ」

純「・・・え?」

梓「純のそういうところが不安なの」

純「ちょっと待って。どういうこと?」

梓「・・・純ってさ、飽きっぽいじゃん」

純「『私のことなんか飽きちゃうんじゃないかって不安』なんて言ったら怒るからね」

梓「言うよ」

純「よし、じゃあ怒る」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:36:35.52 ID:aQmSqzlE0

梓「だって本当のことじゃん。いっつもいっつも新しいものに目移りするし、この間だっt」


パコーン!


梓「いったぁぁ!?」

純「言ったでしょ、怒るって」

梓「だからっていきなり叩かなくでも・・・」サスサス

純「梓が意味わかんないこと言うからじゃん」

梓「だって・・・」

純「『そんなことないよ、梓のこと大好きだよ』って言って欲しいの?」ン?

梓「あーもー、あったま来た」カッチーン

純「・・・ごめん、冗談」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:40:07.42 ID:aQmSqzlE0

梓「そっか・・・私もごめん」

純「なんで梓が謝るの?」

梓「今さっき純が言ったこと、多分当たってるから」

純「そうなの?」

梓「それを狙ってたワケじゃないけど・・・でも、言われたらきっと嬉しかったと思う」

純「そっか・・・」

梓「うん」

純「まぁ、言ってあげないけどね」

梓「ふざけんなコノヤロー」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:41:07.48 ID:aQmSqzlE0

純「とにかく、梓のこと飽きたりしないよ」

梓「でも、出来るだけ素直になれるようにするから・・・だから」

純「あー、そういうのもいい」

梓「へ?」

純「だから今のままでいいってば」

梓「でも」

純「飽きない、これ絶対。そんで梓のツンツンにはもう慣れた」

梓「・・・!///」

純「あんまり恥ずかしいこと言わせないでよ。私こういうキャラじゃないんだから///」

梓「う、うん。ごめん・・・///」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:42:05.49 ID:aQmSqzlE0

純「あーずさ!」ダキッ

梓「わぁ!?」

純「もう寝よ?」

梓「こ、このまま寝るの?///」

純「うん。朝起きたら梓の耳元がヨダレだらけになってるだろうけど、気にしなくていいからね?」

梓「それどっちかっていうと私の耳元の心配するわ」

純「彼女の可愛いヨダレちゃんなんだから愛を以て拭けっての」

梓「無茶言うなっての」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:45:51.25 ID:aQmSqzlE0

純「あー、本当に眠くなってきちゃった」

梓「ちょっと、ヨダレ気を付けてよ?」

純「・・・」

梓「寝るの早っ!」

梓「・・・私も寝よう」

梓「おやすみ、純・・・」

梓「明日の・・・動物園、楽しみ・・・」ムニャムニャ

純(動物園を楽しみにする梓、可愛いなー)

梓「じゅんー・・・」ムニャムニャ

純(まっ、明日雨なんだけどね)




おわり

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 02:48:36.45 ID:aQmSqzlE0 [26/26]
純梓もっと増えればいいのに

おやすみ

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