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澪「(やばい、漏れる…)」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 10:54:56.74 ID:4INQk3ly0 [1/57]
澪「(やばい、漏れる…)」
ビチャー
ざわざわ…
ヒソヒソ
澪「(やばい、漏れる…)」
ビチャー
ざわざわ…
ヒソヒソ
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 10:58:55.08 ID:4INQk3ly0 [2/57]
小学校の音楽室
音楽の授業中、その事件が起きた。
先生がピアノを弾き、生徒が後ろに並んでピアノに合わせて歌を歌っていた。
A「うわーーー!」
澪「…」ペタン
澪が床に座り込んだ。その下には水が出ていた。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:02:13.64 ID:4INQk3ly0
生徒がざわざわし始める。
澪「う…、ヒック…う、う…」
澪が座り込んで泣いている
どうしたのー?
お漏らし?
えーうそー?
うっわ…
先生「どうしたの…?」」
先生が異変に気づきピアノの演奏をとめる
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:06:13.64 ID:4INQk3ly0
ほどみんな何が起こったのか気づいていた。
どうしおようもない雰囲気に教室が包まれる。
「どけー!!」
そこへ誰かが生徒をかきわけて勢いよくやってきた
律「立てるぅ?」
澪「うぅ…、うぅ…」
律「よっ、っこいっしょ」
澪「ヒック…、う…!!グス」
律が無理やり澪を立たせて抱きかかた
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:08:59.61 ID:4INQk3ly0
律「ちょっとごめんねー」
澪「…」
澪はうつむいて泣いている。律に誘導されている
律が澪を抱きかかえてドアを目指して歩いていく。
そして教室を出て行った。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:12:37.03 ID:4INQk3ly0
廊下はシーンとしていて誰も居ない。
律は何もいわずに澪を抱えて歩いている。
律「大丈夫?」
澪「グス…」
律「保健室いこっか?」
澪「うぅ…、ヒック…」コクン
律の問いかけに澪が泣きながらうなずく
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:17:45.15 ID:4INQk3ly0
長い廊下を歩き、階段を降りる。
すぐに保健室に着いた。
ガラガラ
律「失礼しまーす」
先「あら?律ちゃんどうしたの?」
ドアを開く保健室の先生が居た
澪「…」
律「ちょっとだけ澪ちゃんを見てほしいの!」
先「分かった」
律「お願いします!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:20:11.59 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
保健室から出て、律は走ってトイレに向かった
律「あった!」
そしてすぐにトイレからでて走って音楽室へむかう
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:24:39.95 ID:4INQk3ly0
ガチャ
音楽室に到着してドアをあける。
教室はすこし混乱していた。
律「あれー?先生は?」
「雑巾とりにいったよー」
律「あれー、私が持ってきたのにー!」
律の手にはトイレットペーパーと雑巾があった。
律「みんな!手伝ってー!」
そういって何人かに手伝ってもらい床を吹き出す
律「でもビックリだねー」
A「え?」
律「澪ちゃんがお漏らしするなんてさー」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:28:32.31 ID:4INQk3ly0
A「え…」
律「んー?」
そんなことをいいながら律は床をせっせと拭いている
律「でも仕方ないよー。お前もお漏らしぐらいしたことあるだろー?」
A「は!?ねぇし!!」
律「どうせ毎晩お母さんにおぱんつ変えてもらってんだろー!!」
A「ふざけんなーー!!」
っぷ…
Aきたねぇー
ハハ!!
そんな会話にみんなが笑っている
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:32:30.79 ID:4INQk3ly0
律「みんなー、澪ちゃんには普通に接してあげようね!!」
律がいきなりそんなことを言い出す。一瞬教室が静かになるがみんなが同意し始める
そうだねー
仕方ないよ
俺ごみ箱もってくるねー
私もてつだうよ?
律はせっせと床を拭いていながらアンドした顔をした
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:38:45.29 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
先生が教室に戻ってきた。手には雑巾を持っている
先「あれ?」
教室を見渡すとほとんどを終わっていた
律「よーし!みんなありがと!!」
先生が状況を理解したみたいだ
先「律ちゃん、澪ちゃんはどこかな?」
律「保健室にいまーす」
先「そう。分かったわ」
先生が安堵したようすでにっこりわらう
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:42:34.01 ID:4INQk3ly0
律「せんせー、保健室に行ってきまーす」
律がそういってドアに向かう。
律「あ!」
律「雑巾とトイレットペーパー!!」
大きな声でそういって戻ってくる。
両手に雑巾とトイレットペーパーを持つ。
律「A-?」
A「なんだよ」
律「後は頼むねー」
A「うん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:45:07.41 ID:4INQk3ly0
律がドアへ向かい、教室からでる。
律「ふー」タッタッタタt
トイレにいったん戻り、そして保健室へ向かう
すぐに到着する
律「失礼しまーす」
ガラガラ
律「澪ちゃーん?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:49:40.52 ID:4INQk3ly0
保健室に入って中を見渡す。
澪はジャージ姿になっていた。
後ろを向いて座っているので顔が見えない
先「律ちゃんありがとうね」
律「はーい」
澪「…」
律が歩いて澪に近寄る
澪の顔は見えない
律「澪ちゃーん?」ヒョコ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:55:52.74 ID:4INQk3ly0
澪「…」ビクン!
律が澪の顔を覗き込んで澪がビックリしている
律「大丈夫ー?」
澪「…」ササ
律の問いかけに澪は顔を目をあわさないようにしている
そして律が澪の隣に座る
律「よいしょと」
少しの沈黙のあと、律が言い出す
律「大丈夫だからね」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:57:57.98 ID:4INQk3ly0
澪「…」
澪「…」ボソ
律の後に澪が何を言ったのか聞こえなくて律が耳をかたむける
律「んー?なんかいった?」
澪「…ありがと。」
律「いいよ。」
澪「うん…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:02:49.26 ID:4INQk3ly0
しばらく二人は保健室にいた。
とくに何かをしていたわけではない。
しばらく時間がたった。
律「帰ろうっか?」
澪「うん」
律「とう!」
律が変な声を発して立ち上がる。
澪も普通に立ち上がった。
律「あ!澪ちゃんかばんとか全部教室だよねー?」
澪「…」
律がくるっと向いていきなりそう問いかけた。
澪は俯いている
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:05:47.04 ID:4INQk3ly0
律「あららー」
澪「「…」
律「澪ちゃん?」
澪「うう…、うぅ…」
澪がまた泣き出しそうになって座り込んだ
ウルウルして悲しい顔している
律「私がとってくるから大丈夫だよ!」
澪「…!」
律「ちょっと待ってて!」
澪「うん…」
そう行って律は保健室から出て行って走っていった
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:23:24.01 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
教室に律が入ってくる。
帰りの会の途中である。
A「あれ?」
律「さっきはありがとねー」
A「いいよぉ」
Aと少し話した後、自分と澪のカバン等を持つ。
律「先生!今日は澪ちゃんと先に帰ってもいいですか!?」
先「いいよ。頑張ってね」
律「はーい!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:27:30.53 ID:4INQk3ly0
律が荷物をもって後ろのほうへ歩いていく
A「律っちゃん」
律「ん?」
律が振り向く
A「澪ちゃんにまた明日っていっといてね」
律「分かった!」
そして律がドアへ向かい教室から出る
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:31:42.38 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
保健室のドアが開く
そして律が入る。
律「持ってきたよー!」
律がカバンを二つ持っている。
律「ほい!」
澪「…」ス
律「じゃぁ帰ろっか?」
澪「…」コク
澪が律からカバンを受け取り問いかけうなずく
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:38:12.12 ID:4INQk3ly0
帰り道
律と澪は歩いている
律が一方的に話していてそれを澪が聞いている
律「Aの奴が前さーー
それでさー!
・・
澪はいつもより元気が無かった
そろそろ澪の家に到着しそうである。
律「あっ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:41:55.49 ID:4INQk3ly0
澪「…?」
律は思い出したように言う
律「Aが「また明日」って言っといてだってー」
澪「うん」
澪の家の前に着いた
律「ついたね」
澪「うん」
律「どうしたの?」
澪の元気が無い。
もともと恥ずかしがりやで変な子だけど、律からすれば話せば普通の子だった
律「大丈夫だよ!」
澪「…」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:47:55.95 ID:4INQk3ly0
澪「…」ギュ
澪がい俯き、抱きかかえたカバンを強く握り締める
そして律が近づいて顔を除く
律「澪ちゃん!」
澪が驚いて見上げると律が変な顔をしていた
律「うにゅ~」
澪「…っぷ」
律「おかしいだろ?」
澪「うん…!」
律「また明日ね!!」
澪「うん!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:49:44.12 ID:4INQk3ly0
律がそういうと走っていった。
澪「…」
澪は見えなくなるまで見送り、しばらくして家に入った
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:52:48.18 ID:4INQk3ly0
・
・
・
・
澪「ってことが昔あったんだ」
唯「へーーーー!」
紬「さすがりっちゃんね~」
部室でみんなで机に座っていた。
澪、唯、紬、梓でケーキを食べていた。
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:59:18.22 ID:4INQk3ly0
唯「そのとき澪ちゃんとりっちゃんは何年生だったの~?」
澪「2年生だったかな」
紬「それは仕方ないわ~」
梓「澪先輩がお漏らし…」
澪「うるさい!!」
唯「恥ずかしかった~?」
澪「当たり前だろ…。死ぬかと思ったよ」ガーン
紬「りっちゃんが居てよかったわね~」
梓「やっぱり昔から活発なひとだったんですね」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 13:04:30.58 ID:4INQk3ly0
紬「Aくんはいいこだったのかしら?」
澪「あぁ…あいつはクラスでやんちゃだったけどいい奴だったよ」
梓「空気を読めるけど読めない人ですね」
澪「まぁそうかな」ハハ
唯「それで次の日はどうなったのー?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 13:11:32.25 ID:4INQk3ly0
澪「ああ。私は次の日は休もうと思ったよ」
梓「そうですよね」
紬「さすがにいきづらいわよね」
澪「そうなんだ。もう学校に絶対行かないって思ったよ」
唯「それで?」
澪「次の日起きて布団の中で包まってたんだ」
澪「マ…、お母さんには「お腹が痛い」って言ってな」
澪「それでこれからどうするか考えてたんだ」
みんなが話を聞いている
澪は思い出すようにゆっくり語っている
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:48:03.44 ID:4INQk3ly0
澪の部屋の中
澪はどうするか考えていた。
澪「…」
毛布の中でボーっとしている
昨日のことを思い出す
澪「…!」
澪は悲しくなって毛布を強く握る
そして律のことを思い出す
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:49:46.71 ID:4INQk3ly0
「どけー!」
「大丈夫ー?」
「ほい!」
澪「(律ちゃん…)」
澪「(律ちゃんかっこいいな…)」
澪「(律ちゃんみたいになりたい…)」
澪「あ!」
澪「(そういえばまだ「ありがとう」って言ってない…)」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:50:34.31 ID:4INQk3ly0
澪は一人で考える
昨日のことしかでてこない
しかしもう考えるんのをやめた。
澪「…」
澪「(寝よ…)」
澪はまた寝ようとした。
睡魔が襲ってきて意識が少し遠のいていく
「みーーーおーーー」
澪「…!」
外で何かきこえた
明らかに律の声だった。
澪は立ち上がり、カーテンの隙間から外を見る
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:51:54.81 ID:4INQk3ly0
澪「(律ちゃんだ…!)」
それを確認して澪は急いでベッドに隠れた
澪「(あれ?どうして隠れてるんだろ…)」
律が何度か澪をよんだけどちょっとしたら声が聞こえなくなった。
澪「(律ちゃんいっちゃった…)」
澪は自分に失望した。
どうして隠れているのか。どうして無視するのか。
どうしようもなかった。
澪「(もういいや…)」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:52:36.13 ID:4INQk3ly0
ガチャ
律「澪ちゃんおはよ!」
澪「…!」
突然部屋に入ってきた
それは律である。
律「いくよ!」
澪「…」
律「おーい」
澪「やだ…」
澪は毛布に包まっている。
律から澪の顔は見えない。
そして律がカバンを床に置いてベッドへ近づき、毛布を奪う
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:53:46.99 ID:4INQk3ly0
律「おりゃーーーー!」
澪「…きゃ…!」
律「アッハッハ!!」
澪「…?」
なぜか律が楽しそうだった
律「学校いこー!」
澪「…」
律「な?」
澪「っぷ…」
律「?どうしたの?」
澪は律を見ていると楽しくなった
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:55:16.18 ID:4INQk3ly0
澪「学校いく…」
律「昨日約束したもんねー!」
澪「うん」
律「じゃぁ私下で待ってるね」
澪「分かった!」
律はカバンをもって元気そうに階段を下りていった
そして澪は部屋で着替える
澪「(律ちゃん…)」
澪「(来てくれてよかった!)」
澪「(早くしないと…!)」
澪「あ!」
澪「お礼いわないと!」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:55:59.07 ID:4INQk3ly0
律「澪ちゃーん」
澪「はーい」
着替えをすました澪が、カバンを持って急いで階段を下りる
そして玄関にいく
律「いこっか」
澪「うん!」
律「お邪魔しましたー」
ママ「はーい」
澪「いってきまーす」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:56:50.61 ID:4INQk3ly0
ガチャ
家から外へでる。澪が靴をはきなおす
律「早く澪ちゃーん」
澪「ごめんね…」
律「いいって!」
澪「あの…!」
律「なにー?」
澪が恥ずかしそうにする。俯いてモジモジしている
澪「昨日ね…」
律「学校まで競争だー!!」ッタッタタ
律は走っていった
澪「あ!待って律ちゃーん!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:02:08.15 ID:4INQk3ly0
ちょっとだけ溜めたけどもうないごめん
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:04:10.67 ID:4INQk3ly0
・
・
・
・
澪「っとまぁこんな感じだよ」
澪が語り終える
みんな静かにしている
澪「ん?どうした…?」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:23:58.02 ID:4INQk3ly0
唯「りっちゃんかっこいいね!!」ジーン
唯が身をのりだして言う
澪「あ、ああ。そうだな…」
紬「りっちゃんかっこいいわ~」
唯「りっちゃんってさ、あんなんだけどみんなのことちゃんとかんがえてるもんね?」
紬「そうね~。気配り上手ってわけではないんだけど…」
梓「じゃぁなんなんですかね?」
澪「律はやさしいんだよ」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:24:42.09 ID:4INQk3ly0
唯「ねぇ澪ちゃん」
澪「なんだ?」
唯「その後学校には普通にいったの~?」
澪「別に普通だったよ」
梓「行きづらくなかったんですか?」
澪「いや。はじめはそうだったけど全然そんなことなかったよ」
唯「頑張ったね澪ちゃん!!」
澪「いや…」
紬「りっちゃんのおかげね」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:29:21.33 ID:4INQk3ly0
澪「そうだな」
澪「律には感謝している。色んな所で助けてもらってるんだ」
澪「今までずっとそうだった」
唯「さすが部長!」
紬「そうね~」
唯「りっちゃんが居て良かったね!」
梓「そうですね」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:35:24.79 ID:4INQk3ly0
紬「その話はりっちゃんとたまにしたりするの?」
澪「しないよ」
梓「しないんですか?律先輩ならそのネタで澪先輩をいじめそうじゃないですか?」
澪「う…。確かにそうだな」
唯「じゃぁどうして?」
澪「さぁ、あいつのことだ。どうせ忘れてるだろ」
澪「とにかく]
澪「私は律が居ないと私はダメなんだ」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:45:18.45 ID:4INQk3ly0
澪が真面目な顔で言う
また静かになる
澪「…」
澪「あっ!違う…!今のは…、」
梓「いえ、いいなーって思って…」
唯「うん!よかった!」
紬「じゃぁ、今日そのときのお礼を言えばいいんじゃないかしら?」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:46:06.75 ID:4INQk3ly0
澪「…!」
唯「うん!それがいいよ澪ちゃん!」
澪「い、いや、どうせ忘れてるだろうし…」
梓「澪先輩!言ったほうがいいと思います!」
澪「梓まで…」
紬「そろそろ来るんじゃない?」
澪「(はぁ。なんだよこの流れは…)」
澪「(今更お礼なんてな…。照れくさいっていうかなんていうか…)」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:48:34.81 ID:4INQk3ly0
唯「私りっちゃん大好きだよ!」フンス
唯がいきなりそんなことを言い出す
紬「私もよ」
梓「なんやかんや言って頼りになりますからね」
唯「澪ちゃんもでしょー?」
澪「あ、ああ」
澪「私にとって律は
ガチャ
突然部室のドアがあく
みんなが振いむく
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:07:19.36 ID:4INQk3ly0
律「遅れたー」
唯「りっちゃーん!」
律が部室に入ってすぐに唯がだきつく
律「ぅお!?なんだなんだ!?」
紬「遅かったねりっちゃん」
梓「お疲れ様です」
唯「りっちゃんの話してたんだよ!」
律「へ?そうなの?」
唯「うん!澪ちゃんがね!」
澪「…!バカ!してない!」
律「ははーん…。どんな話だー?」ニヤニヤ
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:12:05.53 ID:4INQk3ly0
澪「なんでもない…」
紬「澪ちゃん!」
澪「ひっ!」
紬「頑張って」ニコ
澪「う…。分かったよ…」
律「?」
澪「ちょっと変な話なんだけどな…」
律「ぉう」
澪「小学生の時に私が漏らしたの覚えてるだろ?」
澪「私が音楽室で…」
澪「そのときの話だ…」
律「ふむふむ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:13:49.17 ID:4INQk3ly0
澪「それで…、保健室につれてってくれて…」
澪「そのあと掃除してくれて…」
律「ストッーーーーープ!!!」
澪「…?」
律がいきなり叫ぶ。
みんなもきょとんとしている
律「澪…」
澪「なんだ…?」
律「その話…」
澪「…うん」
律「覚えてましぇーーーん!!」キャピ
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:17:27.53 ID:4INQk3ly0
澪「…」
澪「そうか」
律「大体いつの時だよー。よくわかんねぇやい」
澪「ならいいんだけど…」
律「そんなことより…見てくれこれを!」
唯「なにー?」
梓「いきなりなんですか…?」
澪「(そうだよな。大体何年前の話だよ。覚えてるほうがすごいだろ!)」
澪「あ!」
澪がいきなり思い出したように言う
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:30:51.13 ID:4INQk3ly0
律「どったの?」
澪「そうだ。それでだな…」
紬「澪ちゃんはその時のお礼をいいたいみたいよ」
律「…!」
澪「…。」
澪「まぁ、そんな感じだ…」
澪「その…、あれだ…」
澪が俯いている
澪「あの時は
律「ストッーーーーーーーーープーーー!!」
いきなり律が叫ぶ。みんなが驚く。
澪「なんだよ…!!」
律「お礼なら言ってくれたぞ?」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:31:49.06 ID:4INQk3ly0
澪「え?」
律「言ったじゃん!覚えてねぇの!?」
澪「え?」
律「ボソっとだけど」
澪は混乱する。そして当時を思い出してみる
すこしの間ボーっとして突然ひらめく
澪「あ」
律「な?」
澪「保健室か?」
律「あたりー!」
澪「あぁ!そうだ!いったんだ!」
律「うん。だから大丈夫だからな」
澪「…」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:37:34.87 ID:4INQk3ly0
律「ってか、後で楽器屋いくんだけど一緒にきてくれない?」
澪「ああ」
律「ほら!さっきの!見てくれみんな!!」
唯「なーにー?」
梓「テストですか?」
律「そうだ!!見るがいい!!」バ!
律がテストを勢いよくみんなに見せる
梓「うっ…」
唯「りっちゃん…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:39:21.38 ID:4INQk3ly0
紬「12点…?」
律「…えへ…?」キャピ
みんなが動けずに固まっている
澪「ぷっ…」
律「む?」
澪「あっはっはっはっは!」
唯「りっちゃん…。重症だね!!」
梓「留年ですね。ぷぷ…、っはっはっはは!」
紬「さすがりっちゅん。やってくれるわ~」
しばらくみんなで笑った。
その後は律のテストのこと。部活のこと、色々みんなではなした。
そして少しお茶をして解散。
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:41:37.92 ID:4INQk3ly0
律「みおいくぞー」
澪「ちょっと待ってくれ」
律「はいよー」
澪「よし。いくか」
律「おう」
二人で歩く
澪「(そういえば…)」
澪「(律覚えてたんだな…)」
律「どうしたー?」
澪「なんでもない」
end
.
小学校の音楽室
音楽の授業中、その事件が起きた。
先生がピアノを弾き、生徒が後ろに並んでピアノに合わせて歌を歌っていた。
A「うわーーー!」
澪「…」ペタン
澪が床に座り込んだ。その下には水が出ていた。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:02:13.64 ID:4INQk3ly0
生徒がざわざわし始める。
澪「う…、ヒック…う、う…」
澪が座り込んで泣いている
どうしたのー?
お漏らし?
えーうそー?
うっわ…
先生「どうしたの…?」」
先生が異変に気づきピアノの演奏をとめる
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:06:13.64 ID:4INQk3ly0
ほどみんな何が起こったのか気づいていた。
どうしおようもない雰囲気に教室が包まれる。
「どけー!!」
そこへ誰かが生徒をかきわけて勢いよくやってきた
律「立てるぅ?」
澪「うぅ…、うぅ…」
律「よっ、っこいっしょ」
澪「ヒック…、う…!!グス」
律が無理やり澪を立たせて抱きかかた
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:08:59.61 ID:4INQk3ly0
律「ちょっとごめんねー」
澪「…」
澪はうつむいて泣いている。律に誘導されている
律が澪を抱きかかえてドアを目指して歩いていく。
そして教室を出て行った。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:12:37.03 ID:4INQk3ly0
廊下はシーンとしていて誰も居ない。
律は何もいわずに澪を抱えて歩いている。
律「大丈夫?」
澪「グス…」
律「保健室いこっか?」
澪「うぅ…、ヒック…」コクン
律の問いかけに澪が泣きながらうなずく
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:17:45.15 ID:4INQk3ly0
長い廊下を歩き、階段を降りる。
すぐに保健室に着いた。
ガラガラ
律「失礼しまーす」
先「あら?律ちゃんどうしたの?」
ドアを開く保健室の先生が居た
澪「…」
律「ちょっとだけ澪ちゃんを見てほしいの!」
先「分かった」
律「お願いします!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:20:11.59 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
保健室から出て、律は走ってトイレに向かった
律「あった!」
そしてすぐにトイレからでて走って音楽室へむかう
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:24:39.95 ID:4INQk3ly0
ガチャ
音楽室に到着してドアをあける。
教室はすこし混乱していた。
律「あれー?先生は?」
「雑巾とりにいったよー」
律「あれー、私が持ってきたのにー!」
律の手にはトイレットペーパーと雑巾があった。
律「みんな!手伝ってー!」
そういって何人かに手伝ってもらい床を吹き出す
律「でもビックリだねー」
A「え?」
律「澪ちゃんがお漏らしするなんてさー」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:28:32.31 ID:4INQk3ly0
A「え…」
律「んー?」
そんなことをいいながら律は床をせっせと拭いている
律「でも仕方ないよー。お前もお漏らしぐらいしたことあるだろー?」
A「は!?ねぇし!!」
律「どうせ毎晩お母さんにおぱんつ変えてもらってんだろー!!」
A「ふざけんなーー!!」
っぷ…
Aきたねぇー
ハハ!!
そんな会話にみんなが笑っている
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:32:30.79 ID:4INQk3ly0
律「みんなー、澪ちゃんには普通に接してあげようね!!」
律がいきなりそんなことを言い出す。一瞬教室が静かになるがみんなが同意し始める
そうだねー
仕方ないよ
俺ごみ箱もってくるねー
私もてつだうよ?
律はせっせと床を拭いていながらアンドした顔をした
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:38:45.29 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
先生が教室に戻ってきた。手には雑巾を持っている
先「あれ?」
教室を見渡すとほとんどを終わっていた
律「よーし!みんなありがと!!」
先生が状況を理解したみたいだ
先「律ちゃん、澪ちゃんはどこかな?」
律「保健室にいまーす」
先「そう。分かったわ」
先生が安堵したようすでにっこりわらう
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:42:34.01 ID:4INQk3ly0
律「せんせー、保健室に行ってきまーす」
律がそういってドアに向かう。
律「あ!」
律「雑巾とトイレットペーパー!!」
大きな声でそういって戻ってくる。
両手に雑巾とトイレットペーパーを持つ。
律「A-?」
A「なんだよ」
律「後は頼むねー」
A「うん」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:45:07.41 ID:4INQk3ly0
律がドアへ向かい、教室からでる。
律「ふー」タッタッタタt
トイレにいったん戻り、そして保健室へ向かう
すぐに到着する
律「失礼しまーす」
ガラガラ
律「澪ちゃーん?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:49:40.52 ID:4INQk3ly0
保健室に入って中を見渡す。
澪はジャージ姿になっていた。
後ろを向いて座っているので顔が見えない
先「律ちゃんありがとうね」
律「はーい」
澪「…」
律が歩いて澪に近寄る
澪の顔は見えない
律「澪ちゃーん?」ヒョコ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:55:52.74 ID:4INQk3ly0
澪「…」ビクン!
律が澪の顔を覗き込んで澪がビックリしている
律「大丈夫ー?」
澪「…」ササ
律の問いかけに澪は顔を目をあわさないようにしている
そして律が澪の隣に座る
律「よいしょと」
少しの沈黙のあと、律が言い出す
律「大丈夫だからね」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 11:57:57.98 ID:4INQk3ly0
澪「…」
澪「…」ボソ
律の後に澪が何を言ったのか聞こえなくて律が耳をかたむける
律「んー?なんかいった?」
澪「…ありがと。」
律「いいよ。」
澪「うん…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:02:49.26 ID:4INQk3ly0
しばらく二人は保健室にいた。
とくに何かをしていたわけではない。
しばらく時間がたった。
律「帰ろうっか?」
澪「うん」
律「とう!」
律が変な声を発して立ち上がる。
澪も普通に立ち上がった。
律「あ!澪ちゃんかばんとか全部教室だよねー?」
澪「…」
律がくるっと向いていきなりそう問いかけた。
澪は俯いている
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:05:47.04 ID:4INQk3ly0
律「あららー」
澪「「…」
律「澪ちゃん?」
澪「うう…、うぅ…」
澪がまた泣き出しそうになって座り込んだ
ウルウルして悲しい顔している
律「私がとってくるから大丈夫だよ!」
澪「…!」
律「ちょっと待ってて!」
澪「うん…」
そう行って律は保健室から出て行って走っていった
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:23:24.01 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
教室に律が入ってくる。
帰りの会の途中である。
A「あれ?」
律「さっきはありがとねー」
A「いいよぉ」
Aと少し話した後、自分と澪のカバン等を持つ。
律「先生!今日は澪ちゃんと先に帰ってもいいですか!?」
先「いいよ。頑張ってね」
律「はーい!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:27:30.53 ID:4INQk3ly0
律が荷物をもって後ろのほうへ歩いていく
A「律っちゃん」
律「ん?」
律が振り向く
A「澪ちゃんにまた明日っていっといてね」
律「分かった!」
そして律がドアへ向かい教室から出る
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:31:42.38 ID:4INQk3ly0
ガラガラ
保健室のドアが開く
そして律が入る。
律「持ってきたよー!」
律がカバンを二つ持っている。
律「ほい!」
澪「…」ス
律「じゃぁ帰ろっか?」
澪「…」コク
澪が律からカバンを受け取り問いかけうなずく
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:38:12.12 ID:4INQk3ly0
帰り道
律と澪は歩いている
律が一方的に話していてそれを澪が聞いている
律「Aの奴が前さーー
それでさー!
・・
澪はいつもより元気が無かった
そろそろ澪の家に到着しそうである。
律「あっ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:41:55.49 ID:4INQk3ly0
澪「…?」
律は思い出したように言う
律「Aが「また明日」って言っといてだってー」
澪「うん」
澪の家の前に着いた
律「ついたね」
澪「うん」
律「どうしたの?」
澪の元気が無い。
もともと恥ずかしがりやで変な子だけど、律からすれば話せば普通の子だった
律「大丈夫だよ!」
澪「…」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:47:55.95 ID:4INQk3ly0
澪「…」ギュ
澪がい俯き、抱きかかえたカバンを強く握り締める
そして律が近づいて顔を除く
律「澪ちゃん!」
澪が驚いて見上げると律が変な顔をしていた
律「うにゅ~」
澪「…っぷ」
律「おかしいだろ?」
澪「うん…!」
律「また明日ね!!」
澪「うん!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:49:44.12 ID:4INQk3ly0
律がそういうと走っていった。
澪「…」
澪は見えなくなるまで見送り、しばらくして家に入った
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:52:48.18 ID:4INQk3ly0
・
・
・
・
澪「ってことが昔あったんだ」
唯「へーーーー!」
紬「さすがりっちゃんね~」
部室でみんなで机に座っていた。
澪、唯、紬、梓でケーキを食べていた。
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 12:59:18.22 ID:4INQk3ly0
唯「そのとき澪ちゃんとりっちゃんは何年生だったの~?」
澪「2年生だったかな」
紬「それは仕方ないわ~」
梓「澪先輩がお漏らし…」
澪「うるさい!!」
唯「恥ずかしかった~?」
澪「当たり前だろ…。死ぬかと思ったよ」ガーン
紬「りっちゃんが居てよかったわね~」
梓「やっぱり昔から活発なひとだったんですね」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 13:04:30.58 ID:4INQk3ly0
紬「Aくんはいいこだったのかしら?」
澪「あぁ…あいつはクラスでやんちゃだったけどいい奴だったよ」
梓「空気を読めるけど読めない人ですね」
澪「まぁそうかな」ハハ
唯「それで次の日はどうなったのー?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 13:11:32.25 ID:4INQk3ly0
澪「ああ。私は次の日は休もうと思ったよ」
梓「そうですよね」
紬「さすがにいきづらいわよね」
澪「そうなんだ。もう学校に絶対行かないって思ったよ」
唯「それで?」
澪「次の日起きて布団の中で包まってたんだ」
澪「マ…、お母さんには「お腹が痛い」って言ってな」
澪「それでこれからどうするか考えてたんだ」
みんなが話を聞いている
澪は思い出すようにゆっくり語っている
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:48:03.44 ID:4INQk3ly0
澪の部屋の中
澪はどうするか考えていた。
澪「…」
毛布の中でボーっとしている
昨日のことを思い出す
澪「…!」
澪は悲しくなって毛布を強く握る
そして律のことを思い出す
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:49:46.71 ID:4INQk3ly0
「どけー!」
「大丈夫ー?」
「ほい!」
澪「(律ちゃん…)」
澪「(律ちゃんかっこいいな…)」
澪「(律ちゃんみたいになりたい…)」
澪「あ!」
澪「(そういえばまだ「ありがとう」って言ってない…)」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:50:34.31 ID:4INQk3ly0
澪は一人で考える
昨日のことしかでてこない
しかしもう考えるんのをやめた。
澪「…」
澪「(寝よ…)」
澪はまた寝ようとした。
睡魔が襲ってきて意識が少し遠のいていく
「みーーーおーーー」
澪「…!」
外で何かきこえた
明らかに律の声だった。
澪は立ち上がり、カーテンの隙間から外を見る
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:51:54.81 ID:4INQk3ly0
澪「(律ちゃんだ…!)」
それを確認して澪は急いでベッドに隠れた
澪「(あれ?どうして隠れてるんだろ…)」
律が何度か澪をよんだけどちょっとしたら声が聞こえなくなった。
澪「(律ちゃんいっちゃった…)」
澪は自分に失望した。
どうして隠れているのか。どうして無視するのか。
どうしようもなかった。
澪「(もういいや…)」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:52:36.13 ID:4INQk3ly0
ガチャ
律「澪ちゃんおはよ!」
澪「…!」
突然部屋に入ってきた
それは律である。
律「いくよ!」
澪「…」
律「おーい」
澪「やだ…」
澪は毛布に包まっている。
律から澪の顔は見えない。
そして律がカバンを床に置いてベッドへ近づき、毛布を奪う
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:53:46.99 ID:4INQk3ly0
律「おりゃーーーー!」
澪「…きゃ…!」
律「アッハッハ!!」
澪「…?」
なぜか律が楽しそうだった
律「学校いこー!」
澪「…」
律「な?」
澪「っぷ…」
律「?どうしたの?」
澪は律を見ていると楽しくなった
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:55:16.18 ID:4INQk3ly0
澪「学校いく…」
律「昨日約束したもんねー!」
澪「うん」
律「じゃぁ私下で待ってるね」
澪「分かった!」
律はカバンをもって元気そうに階段を下りていった
そして澪は部屋で着替える
澪「(律ちゃん…)」
澪「(来てくれてよかった!)」
澪「(早くしないと…!)」
澪「あ!」
澪「お礼いわないと!」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:55:59.07 ID:4INQk3ly0
律「澪ちゃーん」
澪「はーい」
着替えをすました澪が、カバンを持って急いで階段を下りる
そして玄関にいく
律「いこっか」
澪「うん!」
律「お邪魔しましたー」
ママ「はーい」
澪「いってきまーす」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 14:56:50.61 ID:4INQk3ly0
ガチャ
家から外へでる。澪が靴をはきなおす
律「早く澪ちゃーん」
澪「ごめんね…」
律「いいって!」
澪「あの…!」
律「なにー?」
澪が恥ずかしそうにする。俯いてモジモジしている
澪「昨日ね…」
律「学校まで競争だー!!」ッタッタタ
律は走っていった
澪「あ!待って律ちゃーん!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:02:08.15 ID:4INQk3ly0
ちょっとだけ溜めたけどもうないごめん
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:04:10.67 ID:4INQk3ly0
・
・
・
・
澪「っとまぁこんな感じだよ」
澪が語り終える
みんな静かにしている
澪「ん?どうした…?」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:23:58.02 ID:4INQk3ly0
唯「りっちゃんかっこいいね!!」ジーン
唯が身をのりだして言う
澪「あ、ああ。そうだな…」
紬「りっちゃんかっこいいわ~」
唯「りっちゃんってさ、あんなんだけどみんなのことちゃんとかんがえてるもんね?」
紬「そうね~。気配り上手ってわけではないんだけど…」
梓「じゃぁなんなんですかね?」
澪「律はやさしいんだよ」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:24:42.09 ID:4INQk3ly0
唯「ねぇ澪ちゃん」
澪「なんだ?」
唯「その後学校には普通にいったの~?」
澪「別に普通だったよ」
梓「行きづらくなかったんですか?」
澪「いや。はじめはそうだったけど全然そんなことなかったよ」
唯「頑張ったね澪ちゃん!!」
澪「いや…」
紬「りっちゃんのおかげね」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:29:21.33 ID:4INQk3ly0
澪「そうだな」
澪「律には感謝している。色んな所で助けてもらってるんだ」
澪「今までずっとそうだった」
唯「さすが部長!」
紬「そうね~」
唯「りっちゃんが居て良かったね!」
梓「そうですね」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:35:24.79 ID:4INQk3ly0
紬「その話はりっちゃんとたまにしたりするの?」
澪「しないよ」
梓「しないんですか?律先輩ならそのネタで澪先輩をいじめそうじゃないですか?」
澪「う…。確かにそうだな」
唯「じゃぁどうして?」
澪「さぁ、あいつのことだ。どうせ忘れてるだろ」
澪「とにかく]
澪「私は律が居ないと私はダメなんだ」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:45:18.45 ID:4INQk3ly0
澪が真面目な顔で言う
また静かになる
澪「…」
澪「あっ!違う…!今のは…、」
梓「いえ、いいなーって思って…」
唯「うん!よかった!」
紬「じゃぁ、今日そのときのお礼を言えばいいんじゃないかしら?」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:46:06.75 ID:4INQk3ly0
澪「…!」
唯「うん!それがいいよ澪ちゃん!」
澪「い、いや、どうせ忘れてるだろうし…」
梓「澪先輩!言ったほうがいいと思います!」
澪「梓まで…」
紬「そろそろ来るんじゃない?」
澪「(はぁ。なんだよこの流れは…)」
澪「(今更お礼なんてな…。照れくさいっていうかなんていうか…)」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 15:48:34.81 ID:4INQk3ly0
唯「私りっちゃん大好きだよ!」フンス
唯がいきなりそんなことを言い出す
紬「私もよ」
梓「なんやかんや言って頼りになりますからね」
唯「澪ちゃんもでしょー?」
澪「あ、ああ」
澪「私にとって律は
ガチャ
突然部室のドアがあく
みんなが振いむく
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:07:19.36 ID:4INQk3ly0
律「遅れたー」
唯「りっちゃーん!」
律が部室に入ってすぐに唯がだきつく
律「ぅお!?なんだなんだ!?」
紬「遅かったねりっちゃん」
梓「お疲れ様です」
唯「りっちゃんの話してたんだよ!」
律「へ?そうなの?」
唯「うん!澪ちゃんがね!」
澪「…!バカ!してない!」
律「ははーん…。どんな話だー?」ニヤニヤ
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:12:05.53 ID:4INQk3ly0
澪「なんでもない…」
紬「澪ちゃん!」
澪「ひっ!」
紬「頑張って」ニコ
澪「う…。分かったよ…」
律「?」
澪「ちょっと変な話なんだけどな…」
律「ぉう」
澪「小学生の時に私が漏らしたの覚えてるだろ?」
澪「私が音楽室で…」
澪「そのときの話だ…」
律「ふむふむ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:13:49.17 ID:4INQk3ly0
澪「それで…、保健室につれてってくれて…」
澪「そのあと掃除してくれて…」
律「ストッーーーーープ!!!」
澪「…?」
律がいきなり叫ぶ。
みんなもきょとんとしている
律「澪…」
澪「なんだ…?」
律「その話…」
澪「…うん」
律「覚えてましぇーーーん!!」キャピ
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:17:27.53 ID:4INQk3ly0
澪「…」
澪「そうか」
律「大体いつの時だよー。よくわかんねぇやい」
澪「ならいいんだけど…」
律「そんなことより…見てくれこれを!」
唯「なにー?」
梓「いきなりなんですか…?」
澪「(そうだよな。大体何年前の話だよ。覚えてるほうがすごいだろ!)」
澪「あ!」
澪がいきなり思い出したように言う
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:30:51.13 ID:4INQk3ly0
律「どったの?」
澪「そうだ。それでだな…」
紬「澪ちゃんはその時のお礼をいいたいみたいよ」
律「…!」
澪「…。」
澪「まぁ、そんな感じだ…」
澪「その…、あれだ…」
澪が俯いている
澪「あの時は
律「ストッーーーーーーーーープーーー!!」
いきなり律が叫ぶ。みんなが驚く。
澪「なんだよ…!!」
律「お礼なら言ってくれたぞ?」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:31:49.06 ID:4INQk3ly0
澪「え?」
律「言ったじゃん!覚えてねぇの!?」
澪「え?」
律「ボソっとだけど」
澪は混乱する。そして当時を思い出してみる
すこしの間ボーっとして突然ひらめく
澪「あ」
律「な?」
澪「保健室か?」
律「あたりー!」
澪「あぁ!そうだ!いったんだ!」
律「うん。だから大丈夫だからな」
澪「…」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:37:34.87 ID:4INQk3ly0
律「ってか、後で楽器屋いくんだけど一緒にきてくれない?」
澪「ああ」
律「ほら!さっきの!見てくれみんな!!」
唯「なーにー?」
梓「テストですか?」
律「そうだ!!見るがいい!!」バ!
律がテストを勢いよくみんなに見せる
梓「うっ…」
唯「りっちゃん…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:39:21.38 ID:4INQk3ly0
紬「12点…?」
律「…えへ…?」キャピ
みんなが動けずに固まっている
澪「ぷっ…」
律「む?」
澪「あっはっはっはっは!」
唯「りっちゃん…。重症だね!!」
梓「留年ですね。ぷぷ…、っはっはっはは!」
紬「さすがりっちゅん。やってくれるわ~」
しばらくみんなで笑った。
その後は律のテストのこと。部活のこと、色々みんなではなした。
そして少しお茶をして解散。
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 16:41:37.92 ID:4INQk3ly0
律「みおいくぞー」
澪「ちょっと待ってくれ」
律「はいよー」
澪「よし。いくか」
律「おう」
二人で歩く
澪「(そういえば…)」
澪「(律覚えてたんだな…)」
律「どうしたー?」
澪「なんでもない」
end
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コメント
りっちゃんいいこ
Aもいいやつだな
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