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アウレオルス=イザード「禁書目録・・・?」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:04:53.16 ID:20sEyuLV0
こんなのどうよ
こんなのどうよ
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:13:15.79 ID:20sEyuLV0
今、目の前には3年前、守りたかった女の子が眠っていた。
アウレオルス「今こそ、約束を守ることができる・・・」
彼の口調は彼女と出会う前のものに戻っていた。
アウレオルス「これまで、長かった。しかし、彼女は覚えていないのだろう。」
その目には哀愁さえ漂っていた。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:16:08.08 ID:20sEyuLV0
三年前。彼は魔導書を書いていた。
彼女は、唐突に現れた。
インデックス「おなかがへったんだよ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:19:55.98 ID:20sEyuLV0
驚きながらも、彼は問う。
アウレオルス「君は、誰かな?」
その女の子は、言う。
「私の名前はインデックスなんだよ。」
ここから、すべてが始まった。
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:29:13.62 ID:20sEyuLV0
アウレオルスがその言葉の意味を理解するのに時間は掛からなかった。
アウレオルス「何故、禁書目録である君がこんな辺鄙な場所にいるのかな?」
インデックスは答える。
「それは私が追われているからだよ。」
彼女は「歩く協会」を持っているはずで、少しくらいではダメージを受けないはずである。
そして、その事が、アウレオルスに緊張を与えた。
アウレオルス「それほどまでに強力な魔術師が追ってくるのかい?」
インデックスは、ただ頷く
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:32:10.02 ID:20sEyuLV0
正直、恐かった。
しかし、目の前で女の子が困っているのを見逃す事はできなかった。
アウレオルスは言う。
「僕と一緒に逃げてしまおうか。」
彼女は、一瞬嬉しそうな顔を見せる。
しかし、赤の他人の彼を巻き込みたくはなかった。
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:34:12.61 ID:20sEyuLV0
「それはさすがにできないんだよ・・・」
インデックスは困った顔を見せる。
しかし、彼は有無を言わさず、彼女の手を引き、走り出した。
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:41:01.65 ID:20sEyuLV0
「赤の他人であるあなたを巻き込みたくないんだよ!」
インデックスは怒ったような、困ったよな表情を浮かべる。
アウレオルス微笑みながら言う。
「目の前で女の子が困っているのに、知らぬ振りできるほど僕は人間ができていないのでね。」
そして、大小の二人は真昼の街を走り抜けた。
そして、日が沈む。
夜になるまで彼らは走り続けた。
その頃には、彼ら二人は笑いあえるほど、仲良くなっていた。
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:47:45.56 ID:20sEyuLV0
「アウレオルスはどんなことをしているの?」
会話の中でうまれた素朴な疑問。
しかし、彼は彼女の頭に詰め込まれている「魔道書」を書いているということを正直に言うことはできなかった。
「僕は・・・」
思わず、言い淀む。
生唾を飲み込み、ただの書記官だと答える。
それをどう受け取ったのか、彼女は複雑な表情を浮かべた。
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:56:15.00 ID:20sEyuLV0
「そんなことより!」
彼女は空気を変えるためか、大きな声を出した。
「どうかしたのかい?」
彼は、彼女に聞いた。
「逃げてきたはいいけど、ここからどうするの?」
彼は悩む仕草を見せる。
「どうしようか?」
何も考えていなかった。しかし、一つの場所にとどまっていても追っ手に見つかるのは明白である。
「何にも考えていなかったの・・・?」
彼女は顔に不安を浮かべる。
彼は、そんな彼女を見たくはなかった。
「まずは・・・この国から脱出しようか」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:00:12.58 ID:20sEyuLV0
世界では、イギリスも小さい方の国にあたる。
しかし、徒歩で脱出するのはあまりにも無謀である。
インデックスが口を開く。
「いったいどうやって・・・?」
彼は自信ありげにこう答える。
「もちろん、僕の魔術でだよ。」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:10:50.47 ID:20sEyuLV0
彼の魔術の目標は『黄金練成』。
世界の完全なるシミュレーションを頭の中に構築することで、逆に頭の中で思い描いたものを現実に引っ張り出す魔術である。
しかし、一人で術式を完成させるには100年以上かかると言われている。
よって、彼はその簡略版とでも言うべき『白金錬成』と呼んでいる術式を自分で作り上げた。
「車よ。」
彼が唱える。
その言葉に呼応するように、車が、現れた。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:17:49.13 ID:20sEyuLV0
「すごい!こんな術式見たことないかも!」
彼女が感嘆の声を上げる。
「僕のオリジナルだからね」
彼女に褒められると少し嬉しくなる。
「でもさ、お車の運転できたの?」
彼女が無垢な笑顔で聞いてくる。
「そういえばできなかった・・・」
彼は、忘れてたかのようにいった。
二人の周りの空気が凍った。
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:25:59.99 ID:20sEyuLV0
それはただの比喩表現ではなく、実際に凍ったのだ。
アウレオルスは反応が数コンマ遅れた。
そのまま避ければ間に合ったのかもしれない。
しかし、彼はインデックスをその時間を使って、突き飛ばした。
「え?」
彼女はまだ気づいていなかったようだ。
その瞬間、彼の体は氷によって傷つけられた。
「ぐぁぁぁぁぁ!」
かなり痛い。これは、今までの痛みランキングでダントツで1位だろう。
そんなことを考えていると、人影が現れた。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:34:04.93 ID:20sEyuLV0
「全く・・・『歩く協会』で守られているから禁書目録はダメージを受けないというのに・・・無茶しますね・・・」
その「誰か」が苦笑しながら言う。
「アウレオルス!」
インデックスが叫び声を超え、金切り声にも似た声を上げる。
「僕は大丈夫だよ・・・君は大丈夫かい?」
見るからに大丈夫ではない体で、彼は言う。
「私は大丈夫だよ・・・だから・・・」
彼女は泣き出しそうになっていた。
「僕に任せておいてくれ」
決して戦いが得意ではない身で、彼女を安心させようと、彼はそう言った。
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:47:17.80 ID:20sEyuLV0
「手っ取り早く禁書目録を返してほしいんですけどね・・・」
銀髪長髪の男はため息をつきながらこちらに歩いてくる。
しかし、自分の『白金練金』は、人に直接干渉することができない。
彼は、頭をフル動員させ、解決方法を考える。
アウレオルスは不敵に笑い、言う。
「返すわけがないではないか。」
「おーけー。じゃ、死んでもらいますよ・・・」
銀髪長髪の男が術式を組み立てる。
そして、魔術を唱える。
しかし、倒れたのはアウレオルスではない。
銀髪の男だった。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:53:32.88 ID:20sEyuLV0
「どうして・・・?」
息も絶え絶え、男が尋ねる。
「君の術式を利用しただけだよ。」
アウレオルスは、術式を逆算し、干渉して魔術を跳ね返していた。
「アウレオルス!」
彼女が自分の元に走ってくる。
彼は、「彼女を守ることができた。」その喜びを噛み締め、彼女の手を取り、歩き続ける。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 03:01:36.03 ID:20sEyuLV0
見た人は僅かだと思いますが、疲れたのでやめます。
もし暇ができたら、またやってみようかな。とも思います。
では。
今、目の前には3年前、守りたかった女の子が眠っていた。
アウレオルス「今こそ、約束を守ることができる・・・」
彼の口調は彼女と出会う前のものに戻っていた。
アウレオルス「これまで、長かった。しかし、彼女は覚えていないのだろう。」
その目には哀愁さえ漂っていた。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:16:08.08 ID:20sEyuLV0
三年前。彼は魔導書を書いていた。
彼女は、唐突に現れた。
インデックス「おなかがへったんだよ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:19:55.98 ID:20sEyuLV0
驚きながらも、彼は問う。
アウレオルス「君は、誰かな?」
その女の子は、言う。
「私の名前はインデックスなんだよ。」
ここから、すべてが始まった。
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:29:13.62 ID:20sEyuLV0
アウレオルスがその言葉の意味を理解するのに時間は掛からなかった。
アウレオルス「何故、禁書目録である君がこんな辺鄙な場所にいるのかな?」
インデックスは答える。
「それは私が追われているからだよ。」
彼女は「歩く協会」を持っているはずで、少しくらいではダメージを受けないはずである。
そして、その事が、アウレオルスに緊張を与えた。
アウレオルス「それほどまでに強力な魔術師が追ってくるのかい?」
インデックスは、ただ頷く
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:32:10.02 ID:20sEyuLV0
正直、恐かった。
しかし、目の前で女の子が困っているのを見逃す事はできなかった。
アウレオルスは言う。
「僕と一緒に逃げてしまおうか。」
彼女は、一瞬嬉しそうな顔を見せる。
しかし、赤の他人の彼を巻き込みたくはなかった。
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:34:12.61 ID:20sEyuLV0
「それはさすがにできないんだよ・・・」
インデックスは困った顔を見せる。
しかし、彼は有無を言わさず、彼女の手を引き、走り出した。
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:41:01.65 ID:20sEyuLV0
「赤の他人であるあなたを巻き込みたくないんだよ!」
インデックスは怒ったような、困ったよな表情を浮かべる。
アウレオルス微笑みながら言う。
「目の前で女の子が困っているのに、知らぬ振りできるほど僕は人間ができていないのでね。」
そして、大小の二人は真昼の街を走り抜けた。
そして、日が沈む。
夜になるまで彼らは走り続けた。
その頃には、彼ら二人は笑いあえるほど、仲良くなっていた。
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:47:45.56 ID:20sEyuLV0
「アウレオルスはどんなことをしているの?」
会話の中でうまれた素朴な疑問。
しかし、彼は彼女の頭に詰め込まれている「魔道書」を書いているということを正直に言うことはできなかった。
「僕は・・・」
思わず、言い淀む。
生唾を飲み込み、ただの書記官だと答える。
それをどう受け取ったのか、彼女は複雑な表情を浮かべた。
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 01:56:15.00 ID:20sEyuLV0
「そんなことより!」
彼女は空気を変えるためか、大きな声を出した。
「どうかしたのかい?」
彼は、彼女に聞いた。
「逃げてきたはいいけど、ここからどうするの?」
彼は悩む仕草を見せる。
「どうしようか?」
何も考えていなかった。しかし、一つの場所にとどまっていても追っ手に見つかるのは明白である。
「何にも考えていなかったの・・・?」
彼女は顔に不安を浮かべる。
彼は、そんな彼女を見たくはなかった。
「まずは・・・この国から脱出しようか」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:00:12.58 ID:20sEyuLV0
世界では、イギリスも小さい方の国にあたる。
しかし、徒歩で脱出するのはあまりにも無謀である。
インデックスが口を開く。
「いったいどうやって・・・?」
彼は自信ありげにこう答える。
「もちろん、僕の魔術でだよ。」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:10:50.47 ID:20sEyuLV0
彼の魔術の目標は『黄金練成』。
世界の完全なるシミュレーションを頭の中に構築することで、逆に頭の中で思い描いたものを現実に引っ張り出す魔術である。
しかし、一人で術式を完成させるには100年以上かかると言われている。
よって、彼はその簡略版とでも言うべき『白金錬成』と呼んでいる術式を自分で作り上げた。
「車よ。」
彼が唱える。
その言葉に呼応するように、車が、現れた。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:17:49.13 ID:20sEyuLV0
「すごい!こんな術式見たことないかも!」
彼女が感嘆の声を上げる。
「僕のオリジナルだからね」
彼女に褒められると少し嬉しくなる。
「でもさ、お車の運転できたの?」
彼女が無垢な笑顔で聞いてくる。
「そういえばできなかった・・・」
彼は、忘れてたかのようにいった。
二人の周りの空気が凍った。
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:25:59.99 ID:20sEyuLV0
それはただの比喩表現ではなく、実際に凍ったのだ。
アウレオルスは反応が数コンマ遅れた。
そのまま避ければ間に合ったのかもしれない。
しかし、彼はインデックスをその時間を使って、突き飛ばした。
「え?」
彼女はまだ気づいていなかったようだ。
その瞬間、彼の体は氷によって傷つけられた。
「ぐぁぁぁぁぁ!」
かなり痛い。これは、今までの痛みランキングでダントツで1位だろう。
そんなことを考えていると、人影が現れた。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:34:04.93 ID:20sEyuLV0
「全く・・・『歩く協会』で守られているから禁書目録はダメージを受けないというのに・・・無茶しますね・・・」
その「誰か」が苦笑しながら言う。
「アウレオルス!」
インデックスが叫び声を超え、金切り声にも似た声を上げる。
「僕は大丈夫だよ・・・君は大丈夫かい?」
見るからに大丈夫ではない体で、彼は言う。
「私は大丈夫だよ・・・だから・・・」
彼女は泣き出しそうになっていた。
「僕に任せておいてくれ」
決して戦いが得意ではない身で、彼女を安心させようと、彼はそう言った。
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:47:17.80 ID:20sEyuLV0
「手っ取り早く禁書目録を返してほしいんですけどね・・・」
銀髪長髪の男はため息をつきながらこちらに歩いてくる。
しかし、自分の『白金練金』は、人に直接干渉することができない。
彼は、頭をフル動員させ、解決方法を考える。
アウレオルスは不敵に笑い、言う。
「返すわけがないではないか。」
「おーけー。じゃ、死んでもらいますよ・・・」
銀髪長髪の男が術式を組み立てる。
そして、魔術を唱える。
しかし、倒れたのはアウレオルスではない。
銀髪の男だった。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 02:53:32.88 ID:20sEyuLV0
「どうして・・・?」
息も絶え絶え、男が尋ねる。
「君の術式を利用しただけだよ。」
アウレオルスは、術式を逆算し、干渉して魔術を跳ね返していた。
「アウレオルス!」
彼女が自分の元に走ってくる。
彼は、「彼女を守ることができた。」その喜びを噛み締め、彼女の手を取り、歩き続ける。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 03:01:36.03 ID:20sEyuLV0
見た人は僅かだと思いますが、疲れたのでやめます。
もし暇ができたら、またやってみようかな。とも思います。
では。
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