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黄泉川家の庶民派外食
756 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:27:51.72 ID:RvHF3cAO [3/7]
セロリ牛丼を受けて4レス。
黄泉川家物です。
セロリ牛丼を受けて4レス。
黄泉川家物です。
757 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:28:19.02 ID:RvHF3cAO [4/7]
セロリ牛丼―――その時、流れは動いた。20000号は牛丼屋にクラウチングスタートを切って走り出し、17600号は取材に走る。14510号は冷凍保管の為に買いだめを増やし、10033号は明日のスタミナを付けるため毎日通う。
そんな妹達の乱躍をよそに、彼等は至極マイペースに店へ向かった。女の子がCMでそれを発見し、駄々を捏ねたのだ。
打ち止め「わーいわーい、牛丼なんて初めて食べるよってミサカはミサカは喜びをバレエで表現してみたり~~♪」
黄泉川「こら危ないじゃん打ち止め、向かいから人が歩いてくるぞー」
打ち止め ピタッ
・・・・・・
打ち止め「もーっ! 歩いてこないよ黄泉川の嘘にはいつもしてやられるんだからってミサカはミサカはご機嫌ななめになってみたり!」ブーブー
黄泉川「騙される方が悪いじゃあん?」
芳川「外食は久しぶりね……それがまさか牛丼とは思わなかったけれど」
一方通行「オマエの外食は研究室暮らし以来かよ」
芳川「そうね、あの頃の夕食は空腹感に耐えきれなくなったら口にする、っていう物だったし。インスタントで済ませる事も多かったわね」
一方通行「ツマンネェ女」
芳川「生憎ね。わたしは研究者としての道を決めた時に、更に付け加えるなら『実験』に関わった時点で、女としての価値にすがる事を辞めたのよ」
一方通行「……」
一方通行・芳川「「しかし、それももう終わ(ってしまった)っちまった」」
一方通行「!………」
芳川「………ぷっ……ふふふふふっ」
一方通行「……」イラッ
――――――――
カランカランカラン
店員「いらっしゃいませー!」
打ち止め「いらっしゃいましたー! ってミサカはミサカはこれからお世話になる方に愛想よく振る舞ってみたり!」
一方通行「オマエホント空気読まねェよな」
758 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:30:18.17 ID:RvHF3cAO [5/7]
打ち止め「空気読まないのは上位個体の権限かつチャームポイントなんだから、ってミサカはミサカは得意気に振る舞ってみる」
一方通行「どこの独裁者だオマエ」
黄泉川「おっし奥が空いてるなー、あそこに座るじゃんよ」
打ち止め「どーれーにーしーよーおーかーなー」
一方通行「さっさとキメロっつの」
黄泉川「まーまー、久しぶりの外食だしいーじゃん」
一方通行「……」(教師が甘くてどォすンだ)
芳川「あら、CM観てセロリ牛丼に決めたんじゃなかったの?」
打ち止め「うん、やっぱりやっぱりメニュー見ちゃうとアレもコレもってなっちゃって、ミサカはミサカはウキウキ気分を隠せなくって、メニューから目が離せない今の状況が一番楽しくなっちゃってたり!!」
一方通行「独裁者の上に浮気モンか、スバラシイ上位個体ぶりだなァ?」
打ち止め「う~んもっと誉めて褒めて!! ってミサカはミサカは嘆願してみるっ♪」
一方通行(半分聞こえてねェな。どンだけメニュー表の支配下に陥ってンだよ)
芳川「あなたはもう決めたの?」
一方通行「…」イラッ「……ァンでもイんだよ」
決定
黄泉川:牛あいがけ五目丼サラダセット
芳川:牛丼ライトおんたまセット
一方通行:セロリ牛丼大盛り
打ち止め:ミニ3種のチーズ牛丼・メロンフロート
759 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:32:40.92 ID:RvHF3cAO [6/7]
店員「お待たせしましたー!」×4
打ち止め「やっほう、ミサカのが一番乗りだよっ! ミサカはミサカは店員さんに気が利くねっ♪ って可愛くウインクしてみたりっ♪」
一方通行(もォイイわ)
黄泉川「おーし揃ったじゃん、んじゃいただきますしよっかー」
一「ハイハイ、」一打芳黄「「「「いただきます!」」」」一「ケッ」
芳川「うん、さっぱりしていいわ。柚子が効いてて」パクッ
黄泉川「サラダから食べるのが基本じゃん」シャクシャク
芳川「そういえば家でもサラダからだったわね」コンコンパカッ
黄泉川「過剰なカロリー摂取を防ぐ為にサラダがあるんじゃん」
芳川「素晴らしく理にかなった食事方よね。ただ、摂取カロリーが決まりがちな外食では意味ないんじゃないかしら」パクパク
黄泉川「………しまっ」
芳川「それでも追加オーダーを防ぐ効果は有るし、残すのなら話は別だけど?」
打ち止め「ん? 呼んだヨシカワ?」
芳川「んーん。三色チーズ丼は美味しい?」
打ち止め「うーん、それがチーズがその…あんまり……」
芳川「口に合わなかったのね? 困ったわね、しょうがないから避けて食べることね」
打ち止め「うん…ミサカはね、三色チーズってゆう響きに心惹かれちゃってたの。……ごめんなさいチーズさん」
スッ
打ち止め「!」
芳川「あら」
一方通行「乗せろ。カロリーが足りねェ」
打ち止め「ううぅぅう……ミサカはミサカは困った時の『最終兵器あなた』に依存しちゃってる自分に激しく憤りを感じてみたり……」
一方通行「ハァ……オオゲサ。」
760 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:35:04.24 ID:RvHF3cAO [7/7]
――――――――
店員「ありがとうございましたー!」
カランカランカラン
黄泉川「うん、満足満足」
打ち止め「メロンフロート美味しかったよってミサカはミサカはまだ残ってる後味に浸りながら大満足っ!!」
芳川「帰ったらすぐに歯磨きよ?」
打ち止め「ハーイ!」
チャリン ピッ ガコンッ カシュッ
打ち止め「あー! 1人だけズルいんだーってミサカはミサカは独断専行なあなたをなじってみたり~」
グビッ
一方通行「メロンフロートオーダーさンがナニ仰ってンですかァ?」
打ち止め「う」
黄泉川「自販で飲むなら店で頼めば良かったじゃん?」
グビッ
一方通行「流石に味の保証が付かねェからな」
芳川「ま、良いんじゃない? 効率だけを求めるよりは」
一方通行「オマエからそンな台詞が聞けるたァな」
黄泉川「ふむ……」(実際、考え方も振る舞いも変わってきてる。これは良い傾向なのかな)
打ち止め「ヨミカワ! ミサカはねっ、今度はハンバーガー食べてみたいなってミサカはミサカは上目遣いでおねだりしてみるっ♪」
一方通行「ラー油バーガー頼むなよ」
打ち止め「う」ギクッ
一方通行「カライっつって放り出すだろオマエ」
打ち止め「なんでわかっちゃうのってミサカはミサカは―――ッ!!」
こうして夜は更ける。ちなみに17600号が4人を尾行していたが、把握していた一方通行はそれを気に介さない。好きに生きるべきだ、そう思っているから。
後日、情報を受け取った各ミサカがこぞって店を訪れ、瞬間的に学園都市の牛丼屋は大きく売上を伸ばすのであった。終
セロリ牛丼―――その時、流れは動いた。20000号は牛丼屋にクラウチングスタートを切って走り出し、17600号は取材に走る。14510号は冷凍保管の為に買いだめを増やし、10033号は明日のスタミナを付けるため毎日通う。
そんな妹達の乱躍をよそに、彼等は至極マイペースに店へ向かった。女の子がCMでそれを発見し、駄々を捏ねたのだ。
打ち止め「わーいわーい、牛丼なんて初めて食べるよってミサカはミサカは喜びをバレエで表現してみたり~~♪」
黄泉川「こら危ないじゃん打ち止め、向かいから人が歩いてくるぞー」
打ち止め ピタッ
・・・・・・
打ち止め「もーっ! 歩いてこないよ黄泉川の嘘にはいつもしてやられるんだからってミサカはミサカはご機嫌ななめになってみたり!」ブーブー
黄泉川「騙される方が悪いじゃあん?」
芳川「外食は久しぶりね……それがまさか牛丼とは思わなかったけれど」
一方通行「オマエの外食は研究室暮らし以来かよ」
芳川「そうね、あの頃の夕食は空腹感に耐えきれなくなったら口にする、っていう物だったし。インスタントで済ませる事も多かったわね」
一方通行「ツマンネェ女」
芳川「生憎ね。わたしは研究者としての道を決めた時に、更に付け加えるなら『実験』に関わった時点で、女としての価値にすがる事を辞めたのよ」
一方通行「……」
一方通行・芳川「「しかし、それももう終わ(ってしまった)っちまった」」
一方通行「!………」
芳川「………ぷっ……ふふふふふっ」
一方通行「……」イラッ
――――――――
カランカランカラン
店員「いらっしゃいませー!」
打ち止め「いらっしゃいましたー! ってミサカはミサカはこれからお世話になる方に愛想よく振る舞ってみたり!」
一方通行「オマエホント空気読まねェよな」
758 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:30:18.17 ID:RvHF3cAO [5/7]
打ち止め「空気読まないのは上位個体の権限かつチャームポイントなんだから、ってミサカはミサカは得意気に振る舞ってみる」
一方通行「どこの独裁者だオマエ」
黄泉川「おっし奥が空いてるなー、あそこに座るじゃんよ」
打ち止め「どーれーにーしーよーおーかーなー」
一方通行「さっさとキメロっつの」
黄泉川「まーまー、久しぶりの外食だしいーじゃん」
一方通行「……」(教師が甘くてどォすンだ)
芳川「あら、CM観てセロリ牛丼に決めたんじゃなかったの?」
打ち止め「うん、やっぱりやっぱりメニュー見ちゃうとアレもコレもってなっちゃって、ミサカはミサカはウキウキ気分を隠せなくって、メニューから目が離せない今の状況が一番楽しくなっちゃってたり!!」
一方通行「独裁者の上に浮気モンか、スバラシイ上位個体ぶりだなァ?」
打ち止め「う~んもっと誉めて褒めて!! ってミサカはミサカは嘆願してみるっ♪」
一方通行(半分聞こえてねェな。どンだけメニュー表の支配下に陥ってンだよ)
芳川「あなたはもう決めたの?」
一方通行「…」イラッ「……ァンでもイんだよ」
決定
黄泉川:牛あいがけ五目丼サラダセット
芳川:牛丼ライトおんたまセット
一方通行:セロリ牛丼大盛り
打ち止め:ミニ3種のチーズ牛丼・メロンフロート
759 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:32:40.92 ID:RvHF3cAO [6/7]
店員「お待たせしましたー!」×4
打ち止め「やっほう、ミサカのが一番乗りだよっ! ミサカはミサカは店員さんに気が利くねっ♪ って可愛くウインクしてみたりっ♪」
一方通行(もォイイわ)
黄泉川「おーし揃ったじゃん、んじゃいただきますしよっかー」
一「ハイハイ、」一打芳黄「「「「いただきます!」」」」一「ケッ」
芳川「うん、さっぱりしていいわ。柚子が効いてて」パクッ
黄泉川「サラダから食べるのが基本じゃん」シャクシャク
芳川「そういえば家でもサラダからだったわね」コンコンパカッ
黄泉川「過剰なカロリー摂取を防ぐ為にサラダがあるんじゃん」
芳川「素晴らしく理にかなった食事方よね。ただ、摂取カロリーが決まりがちな外食では意味ないんじゃないかしら」パクパク
黄泉川「………しまっ」
芳川「それでも追加オーダーを防ぐ効果は有るし、残すのなら話は別だけど?」
打ち止め「ん? 呼んだヨシカワ?」
芳川「んーん。三色チーズ丼は美味しい?」
打ち止め「うーん、それがチーズがその…あんまり……」
芳川「口に合わなかったのね? 困ったわね、しょうがないから避けて食べることね」
打ち止め「うん…ミサカはね、三色チーズってゆう響きに心惹かれちゃってたの。……ごめんなさいチーズさん」
スッ
打ち止め「!」
芳川「あら」
一方通行「乗せろ。カロリーが足りねェ」
打ち止め「ううぅぅう……ミサカはミサカは困った時の『最終兵器あなた』に依存しちゃってる自分に激しく憤りを感じてみたり……」
一方通行「ハァ……オオゲサ。」
760 名前:黄泉川家の庶民派外食[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 21:35:04.24 ID:RvHF3cAO [7/7]
――――――――
店員「ありがとうございましたー!」
カランカランカラン
黄泉川「うん、満足満足」
打ち止め「メロンフロート美味しかったよってミサカはミサカはまだ残ってる後味に浸りながら大満足っ!!」
芳川「帰ったらすぐに歯磨きよ?」
打ち止め「ハーイ!」
チャリン ピッ ガコンッ カシュッ
打ち止め「あー! 1人だけズルいんだーってミサカはミサカは独断専行なあなたをなじってみたり~」
グビッ
一方通行「メロンフロートオーダーさンがナニ仰ってンですかァ?」
打ち止め「う」
黄泉川「自販で飲むなら店で頼めば良かったじゃん?」
グビッ
一方通行「流石に味の保証が付かねェからな」
芳川「ま、良いんじゃない? 効率だけを求めるよりは」
一方通行「オマエからそンな台詞が聞けるたァな」
黄泉川「ふむ……」(実際、考え方も振る舞いも変わってきてる。これは良い傾向なのかな)
打ち止め「ヨミカワ! ミサカはねっ、今度はハンバーガー食べてみたいなってミサカはミサカは上目遣いでおねだりしてみるっ♪」
一方通行「ラー油バーガー頼むなよ」
打ち止め「う」ギクッ
一方通行「カライっつって放り出すだろオマエ」
打ち止め「なんでわかっちゃうのってミサカはミサカは―――ッ!!」
こうして夜は更ける。ちなみに17600号が4人を尾行していたが、把握していた一方通行はそれを気に介さない。好きに生きるべきだ、そう思っているから。
後日、情報を受け取った各ミサカがこぞって店を訪れ、瞬間的に学園都市の牛丼屋は大きく売上を伸ばすのであった。終
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