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澪「だから、そこが違うって!!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:13:01.04 ID:JSgmjbDq0 [1/54]
律「な、なんだよ…澪」
澪「そこのサビ入る前にタムが一つ多いんだよ!
サビもリズムずれてるし」
唯・紬・梓「…」
律「…わかったよ、もう一回やろうぜ」
しかし、曲はBメロで露骨にドラムがずれ始めた
律「な、なんだよ…澪」
澪「そこのサビ入る前にタムが一つ多いんだよ!
サビもリズムずれてるし」
唯・紬・梓「…」
律「…わかったよ、もう一回やろうぜ」
しかし、曲はBメロで露骨にドラムがずれ始めた
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:14:33.28 ID:JSgmjbDq0 [2/54]
澪「…律、まじめにやってるよね?」
律「ちっ…澪がよくわからない事言うから混乱しちゃったじゃん」
律「ぶっちゃけ、さっきのほうが私やりやすいし な?唯、梓」
唯「そ、そうかもね…あずにゃん」
梓「先輩のやりやすいほうで…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:15:29.29 ID:JSgmjbDq0
澪「ギターとかキーボードより同じリズム隊の
私の意見くらいちゃんと聞けよ!」
律「うるせーな、そんな神経尖らせてやってんじゃねーよ!」
澪「べ、別に尖ってるとかじゃないだろ…
バンドみんなのためにわたしは…」
律「はいはい、そうやって練習の時だけリーダー気取りでいれば良いよ
ライブになると途端に萎縮するんだから」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:16:02.31 ID:JSgmjbDq0
唯「ちょ、りっちゃん…」
律「本当のことだろ?大体、最近調子のってんだよね 澪はさ」
澪「…」
律「なんだっけ?指弾きだってできるんだかできないんだかわからないのに、
エフェクターだのアンプだの欲しがってさ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:17:19.52 ID:JSgmjbDq0
梓「ほら、環境が良ければ技術もそれなりに…」
律「そんなことないだろ
ドラムなんてどうやって練習すれば良いんだよ?
家に一式揃えるのか?」
澪「…もういい、律がそう思ってたんなら」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:17:51.36 ID:JSgmjbDq0
そう独り言のように呟くと澪はシールドを抜き、
ベースをケースにしまい、
鞄を持ってドアノブに手をかける
紬「ちょっと…澪ちゃん…!」
唯「いかないでよぉ~」
澪「…じゃあな」
そう言って澪は部室を後にした
律「知るかよ…!あんな奴…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:20:01.91 ID:JSgmjbDq0
唯「でも、なんか今日の澪ちゃんイライラしてた気がするな…」
律「だろ?なんか妙にトゲトゲしてた」
梓、紬とわかれた二人は商店街の喫茶店に寄った
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:20:42.71 ID:JSgmjbDq0
唯「せ、生理とか…?」
律「多分、周期はまだだと思うよ
二週間くらい前に来たとか言ってた気がする」
律「それに澪は生理くらいじゃあそこまでイライラしないし…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:23:33.71 ID:JSgmjbDq0
律「ば、馬鹿…!そんなんじゃねーよ…///レモンティーの氷とけんぞ!」
唯「明日はきてくれるかな…」
律「…どうだろ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:24:13.37 ID:JSgmjbDq0
結局、次の日からの練習に澪は顔を出す事は無かった
律「んだよ~せっかく、あのドラムできるようになったのに」
梓「大丈夫ですよそのうち来ますって…ね?先輩」
唯「うん!」
紬「紅茶の匂いで澪ちゃんを誘うとか…?」
律「無理だろ」
唯「お茶にしよぉ~」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:25:40.49 ID:JSgmjbDq0
そして、週末
今日は近所で夏祭りがある
HTTのメンバー全員はそれに行く予定だった
だが、当日になってみるとやはり澪の姿は無かった
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:26:17.88 ID:JSgmjbDq0
紬「澪ちゃんは?」
唯「メールも返信しないし…電話も」
律「部屋もカーテン閉めっぱなしだ…」
梓「…なんか、寂しいですね」
「…」
祭りの喧噪とは裏腹に4人の気持ちは重かった
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:26:47.82 ID:JSgmjbDq0
律「…ま、とりあえず、いこーぜ!そ、そのうち澪もくるかもしんねーし」
唯「う、うん…そうだね!」
紬「わぁ…あの白い綿飴食べたい!!」
律「よっし!まずは綿飴からだ!
いくぞ梓!ちいさいからって置いてかれるなよ!」
梓「ちょっ…ひどいです!」
こうして4人は後ろめたさを感じながらも祭りを楽しむ事にした
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:28:10.56 ID:JSgmjbDq0
梓「わー花火だ」
紬「きれいね~」
唯「うわぁ~大きいよ~りっちゃん!」
律「ん?あぁ…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:29:20.76 ID:JSgmjbDq0
神社の石畳に腰掛けて祭りの最後を飾る花火を眺めている
結局、澪は現れなかった
律(ったく…どうしたんだよ…)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:30:06.59 ID:JSgmjbDq0
最後の大玉が上がった時だった
パーン
澪「…」
律「!?」
一瞬、明るくなった暗黒の雑木林ににこっちをみている澪の姿を律は見た
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:31:14.81 ID:JSgmjbDq0
律「み、澪?」
澪「…」
まるで、幽霊のようにぼーっとそこに立っている
そして、笑ったかと思うとその場に倒れた
律「澪!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:32:29.77 ID:JSgmjbDq0
澪「り、律…?」
深夜0時を回った神社で澪は律の膝の上で目が覚めた
律「よかった…起きたか ラムネだけど飲む?」
澪「うん…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:33:13.21 ID:JSgmjbDq0
唯「死んじゃったかと思ったよぉ~」
唯は涙を拭く
澪「紬と梓は?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:34:37.83 ID:JSgmjbDq0
律「時間的にやばいから帰った…澪、家まで歩けるか?」
澪「!!」
澪はいきなり動揺しだした
体は震え、瞳孔が大きく開く
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:35:26.95 ID:JSgmjbDq0
律「お、おい…澪?」
唯「澪ちゃん…?」
澪「ごめん…帰れない」
律「な、なんで?親と喧嘩でもしたか…?」
澪「殺しちゃった…」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:37:52.49 ID:JSgmjbDq0
深夜1時を回ったあたり
両親の不在が多い唯の家のリビングに3人はいる
憂はもう寝たみたいだ
シャワーを浴びて落ち着いた3人は話をしている
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:39:06.74 ID:JSgmjbDq0
澪「結構前にお父さんの会社が倒産したんだ…
それから再就職先を見つけようとしたんだけど」
澪「なかなか、決まらなくてさ…
それでイライラしてたのか、わからないんだけど」
澪「お母さんに暴力をふるっちゃって…私にも」
澪はそう言って、お腹や膝にある青い痣を見せた
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:40:34.17 ID:JSgmjbDq0
律「…ひでーな」
唯「う、うん…それで」
澪「あぁ…それからお父さんもお母さんもなんか狂ちゃって…
宗教入ったり、よくわからないことを言ってきたんだよ…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:42:57.67 ID:JSgmjbDq0
律「どんな…ことだ?」
澪「『この世で愛されなかった人達だけがレティクル座行きの列車に乗れる』
『ジム・モリソンが俺に歌ってる』だとかなんとか」
唯「…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:44:11.40 ID:JSgmjbDq0
澪「ほら、律と喧嘩した日…帰ったら
お父さんがお母さんの首締めてて…
幸せにしてやるとか、列車に乗れる切符だとか言いながら
私のほうに向かってきたんだ」
澪「怖かったから、反射的に…で、ずっと家に籠ってた…」
律「大変だったんだな…相談してくれればいいのに」
澪「め、迷惑だろ…律には関係ない事だし」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:45:05.27 ID:JSgmjbDq0
律「そ、そんなことねーよ 一体、いくつからの仲だと思ってんだ?」
澪「律…」
唯「で、でも…どうすれば…警察?」
律「馬鹿!警察なんて言ったら澪は刑務所に行っちゃうんだぞ!」
唯「そうだよね…お家に警察は?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:45:57.92 ID:JSgmjbDq0
律「まだ、来てなかったけどな…
でも、死後数日なってるしこの暑さだからな…
腐敗臭がするかも」
澪「えぐっ…お母さん、お父さん…」
澪はついに泣き出してしまった
無理もないだろう
実の両親が発狂しあげくの果てには殺され、殺した
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:47:15.27 ID:JSgmjbDq0
律「…今日はとりあえず休もう」
唯「うん…私の部屋で眠ろ!」
澪「ありがと…ありがと」
澪は涙を拭いながら何度も言った
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:47:48.40 ID:JSgmjbDq0
律「青春18切符って知ってるだろ?」
唯「え~と…」
憂「一日JR乗り放題の…あれ?」
律「さすが、憂だな~唯はこれだから~」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:49:38.39 ID:JSgmjbDq0
次の日の昼、唯の家で素麺を食べながら憂を含めた4人は話している
澪「そ、それで…」
律「逃げる」
唯&憂「!?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:51:18.97 ID:JSgmjbDq0
憂には朝事情は話している
澪「そんなすぐに買えるのか…」
律「調べてみたら、案外早く買えそうだぞ 最悪、金券屋だ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:53:15.93 ID:JSgmjbDq0
憂「逃げるって言っても…どこに?」
律「…遠く」
憂「アバウトですね…?
澪「電車でだよな?」
律「あぁ…北海道あたりか?沖縄とかは無理だと思う…けど」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:54:06.02 ID:JSgmjbDq0
唯「なんか冒険みたいでワクワクするね!紬ちゃんとあずにゃんも…」
律「ダメだ」
唯「えぇ~」
律「なるべく、人数は少なくしよう」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:55:31.46 ID:JSgmjbDq0
澪「お金とか…着替えとか…」
律「今から、澪の家に侵入して色々取ってこようと思う」
唯「わたしも行く!」
澪「わ、わたしも…」
律「いや…わたしだけで大丈夫だ…と思う
澪も両親の死体見るの嫌だろ?」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:56:14.82 ID:JSgmjbDq0
澪「…」
律「15時…駅の前で集合だ 澪と唯は切符を頼む」
唯「うん!アイスも買っておくね!」
律「おう!美味いやつな!」
澪は家族だけしかしらない、金庫の番号を教えた
律は笑って炎天下の外に出て行った
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:59:09.69 ID:JSgmjbDq0
雑踏の駅前、約束の時間まで5分
唯「遅いね…」
澪「う、うん…」
唯「せっかく切符もゲットしたのに…」
澪「…ギター持っていくんだな」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:00:14.65 ID:JSgmjbDq0
唯「うん!着いたところで弾いてお金も稼げるし…なにより寂しいもん」
澪(律…ベース持ってきてくれるかな…?)
しかし、約束の15時を過ぎても律は駅前には現れなかった
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:01:08.57 ID:JSgmjbDq0
澪「もしかしたら…警察に捕まったのかも…」
唯「え…でも、パトカーの音しないし…」
澪「わたしの家の前まで行こう!」
唯「み、澪ちゃん!?あ、アイス解けてる…」
澪と唯は走った
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:02:38.95 ID:JSgmjbDq0
二人は物陰から家の前の様子を覗く
澪の家の前には数台の車があった
それは、警察のパトカーでも覆面でもない
8人乗りの黒いハイエースが2台、バイク(黒いCBR600RR)が3台
ボディ側面には白い文字で「レティクル座超特急」と書かれている
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:03:25.37 ID:JSgmjbDq0
澪「!?」
唯「レティクル座?」
澪「…あれは、お父さんとお母さんが入ってた…宗教だ…!」
唯「え?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:04:10.53 ID:JSgmjbDq0
律「は、離せよ!!」
澪「!」
唯「りっちゃん!!」
家のドアから律が数人の男に押さえつけられて出てきた
男は一様にスキンヘッドで薔薇のように真っ赤な服を着ている
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:05:35.03 ID:JSgmjbDq0
律「離せ…!澪はわたしが守るんだ…!一緒にどこか遠くへ…!!」
男「うるさいな、口を塞げ」
男「わかった」
律「助け…むぐ…うぅ」
律は乱暴に薬を飲ませられて眠ってしまった
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:06:48.97 ID:JSgmjbDq0
澪「り、律!!」
唯「ど、どうしよう…警察?」
澪「いや、そんなことより…律が…」
律がハイエースの後ろに押し込まれる
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:07:34.40 ID:JSgmjbDq0
男「この夫妻の娘は…?」
男「逃げたんじゃないのか?」
男「戻ってきてるかもな」
男「犯罪者は一度現場に戻るって言うだろ」
男「…探してくる」
3人はバイクに乗ってどこかへ行ってしまった
同時にハイエースのエンジンもかかる
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:08:22.93 ID:JSgmjbDq0
澪「…律!」
唯「澪ちゃん!!?」
澪は走り出していた
男数人相手ではかなうはずも無いのはわかっていた
だが、指をくわえて親友だと言ってくれた律を放ってはおけなかった
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:09:00.31 ID:JSgmjbDq0
男「あれは?」
男「娘だ」
男「捕まえるか」
澪「…律を返せ!!」
男「静かにしろ」
澪「う…うぐぅ…」
唯「澪ちゃん!!」
いとも簡単に澪は捕まった
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:09:32.46 ID:JSgmjbDq0
いとも簡単に澪は捕まった
しかし、澪は心無しか安心していた
律と一緒にいれる…それだけで充分だった
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:10:15.35 ID:JSgmjbDq0
律と澪はハイエースに乗ってどこかへ行ってしまった
唯「…」
唯の手のひらには汗でしわだらけになった青春18切符が握られていた
その後、律と澪の行方を知っている人間は誰一人いない
終
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:14:40.58 ID:JSgmjbDq0
終わりです
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:16:43.55 ID:JSgmjbDq0 [51/54]
見てくれた人ありがとう
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:20:21.52 ID:JSgmjbDq0 [52/54]
すまん
だらだら続けるのも糞SSになるし
さっくりと終わりたかった
今回の元ネタ
「レティクル座超特急」「鉄道少年の憩い」
「CARNIVAL」
筋少最高
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:23:51.84 ID:JSgmjbDq0 [53/54]
その後、律と澪の行方を知っている人間は誰一人いない
澪「…律、まじめにやってるよね?」
律「ちっ…澪がよくわからない事言うから混乱しちゃったじゃん」
律「ぶっちゃけ、さっきのほうが私やりやすいし な?唯、梓」
唯「そ、そうかもね…あずにゃん」
梓「先輩のやりやすいほうで…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:15:29.29 ID:JSgmjbDq0
澪「ギターとかキーボードより同じリズム隊の
私の意見くらいちゃんと聞けよ!」
律「うるせーな、そんな神経尖らせてやってんじゃねーよ!」
澪「べ、別に尖ってるとかじゃないだろ…
バンドみんなのためにわたしは…」
律「はいはい、そうやって練習の時だけリーダー気取りでいれば良いよ
ライブになると途端に萎縮するんだから」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:16:02.31 ID:JSgmjbDq0
唯「ちょ、りっちゃん…」
律「本当のことだろ?大体、最近調子のってんだよね 澪はさ」
澪「…」
律「なんだっけ?指弾きだってできるんだかできないんだかわからないのに、
エフェクターだのアンプだの欲しがってさ」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:17:19.52 ID:JSgmjbDq0
梓「ほら、環境が良ければ技術もそれなりに…」
律「そんなことないだろ
ドラムなんてどうやって練習すれば良いんだよ?
家に一式揃えるのか?」
澪「…もういい、律がそう思ってたんなら」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:17:51.36 ID:JSgmjbDq0
そう独り言のように呟くと澪はシールドを抜き、
ベースをケースにしまい、
鞄を持ってドアノブに手をかける
紬「ちょっと…澪ちゃん…!」
唯「いかないでよぉ~」
澪「…じゃあな」
そう言って澪は部室を後にした
律「知るかよ…!あんな奴…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:20:01.91 ID:JSgmjbDq0
唯「でも、なんか今日の澪ちゃんイライラしてた気がするな…」
律「だろ?なんか妙にトゲトゲしてた」
梓、紬とわかれた二人は商店街の喫茶店に寄った
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:20:42.71 ID:JSgmjbDq0
唯「せ、生理とか…?」
律「多分、周期はまだだと思うよ
二週間くらい前に来たとか言ってた気がする」
律「それに澪は生理くらいじゃあそこまでイライラしないし…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:23:33.71 ID:JSgmjbDq0
律「ば、馬鹿…!そんなんじゃねーよ…///レモンティーの氷とけんぞ!」
唯「明日はきてくれるかな…」
律「…どうだろ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:24:13.37 ID:JSgmjbDq0
結局、次の日からの練習に澪は顔を出す事は無かった
律「んだよ~せっかく、あのドラムできるようになったのに」
梓「大丈夫ですよそのうち来ますって…ね?先輩」
唯「うん!」
紬「紅茶の匂いで澪ちゃんを誘うとか…?」
律「無理だろ」
唯「お茶にしよぉ~」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:25:40.49 ID:JSgmjbDq0
そして、週末
今日は近所で夏祭りがある
HTTのメンバー全員はそれに行く予定だった
だが、当日になってみるとやはり澪の姿は無かった
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:26:17.88 ID:JSgmjbDq0
紬「澪ちゃんは?」
唯「メールも返信しないし…電話も」
律「部屋もカーテン閉めっぱなしだ…」
梓「…なんか、寂しいですね」
「…」
祭りの喧噪とは裏腹に4人の気持ちは重かった
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:26:47.82 ID:JSgmjbDq0
律「…ま、とりあえず、いこーぜ!そ、そのうち澪もくるかもしんねーし」
唯「う、うん…そうだね!」
紬「わぁ…あの白い綿飴食べたい!!」
律「よっし!まずは綿飴からだ!
いくぞ梓!ちいさいからって置いてかれるなよ!」
梓「ちょっ…ひどいです!」
こうして4人は後ろめたさを感じながらも祭りを楽しむ事にした
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:28:10.56 ID:JSgmjbDq0
梓「わー花火だ」
紬「きれいね~」
唯「うわぁ~大きいよ~りっちゃん!」
律「ん?あぁ…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:29:20.76 ID:JSgmjbDq0
神社の石畳に腰掛けて祭りの最後を飾る花火を眺めている
結局、澪は現れなかった
律(ったく…どうしたんだよ…)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:30:06.59 ID:JSgmjbDq0
最後の大玉が上がった時だった
パーン
澪「…」
律「!?」
一瞬、明るくなった暗黒の雑木林ににこっちをみている澪の姿を律は見た
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:31:14.81 ID:JSgmjbDq0
律「み、澪?」
澪「…」
まるで、幽霊のようにぼーっとそこに立っている
そして、笑ったかと思うとその場に倒れた
律「澪!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:32:29.77 ID:JSgmjbDq0
澪「り、律…?」
深夜0時を回った神社で澪は律の膝の上で目が覚めた
律「よかった…起きたか ラムネだけど飲む?」
澪「うん…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:33:13.21 ID:JSgmjbDq0
唯「死んじゃったかと思ったよぉ~」
唯は涙を拭く
澪「紬と梓は?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:34:37.83 ID:JSgmjbDq0
律「時間的にやばいから帰った…澪、家まで歩けるか?」
澪「!!」
澪はいきなり動揺しだした
体は震え、瞳孔が大きく開く
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:35:26.95 ID:JSgmjbDq0
律「お、おい…澪?」
唯「澪ちゃん…?」
澪「ごめん…帰れない」
律「な、なんで?親と喧嘩でもしたか…?」
澪「殺しちゃった…」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:37:52.49 ID:JSgmjbDq0
深夜1時を回ったあたり
両親の不在が多い唯の家のリビングに3人はいる
憂はもう寝たみたいだ
シャワーを浴びて落ち着いた3人は話をしている
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:39:06.74 ID:JSgmjbDq0
澪「結構前にお父さんの会社が倒産したんだ…
それから再就職先を見つけようとしたんだけど」
澪「なかなか、決まらなくてさ…
それでイライラしてたのか、わからないんだけど」
澪「お母さんに暴力をふるっちゃって…私にも」
澪はそう言って、お腹や膝にある青い痣を見せた
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:40:34.17 ID:JSgmjbDq0
律「…ひでーな」
唯「う、うん…それで」
澪「あぁ…それからお父さんもお母さんもなんか狂ちゃって…
宗教入ったり、よくわからないことを言ってきたんだよ…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:42:57.67 ID:JSgmjbDq0
律「どんな…ことだ?」
澪「『この世で愛されなかった人達だけがレティクル座行きの列車に乗れる』
『ジム・モリソンが俺に歌ってる』だとかなんとか」
唯「…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:44:11.40 ID:JSgmjbDq0
澪「ほら、律と喧嘩した日…帰ったら
お父さんがお母さんの首締めてて…
幸せにしてやるとか、列車に乗れる切符だとか言いながら
私のほうに向かってきたんだ」
澪「怖かったから、反射的に…で、ずっと家に籠ってた…」
律「大変だったんだな…相談してくれればいいのに」
澪「め、迷惑だろ…律には関係ない事だし」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:45:05.27 ID:JSgmjbDq0
律「そ、そんなことねーよ 一体、いくつからの仲だと思ってんだ?」
澪「律…」
唯「で、でも…どうすれば…警察?」
律「馬鹿!警察なんて言ったら澪は刑務所に行っちゃうんだぞ!」
唯「そうだよね…お家に警察は?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:45:57.92 ID:JSgmjbDq0
律「まだ、来てなかったけどな…
でも、死後数日なってるしこの暑さだからな…
腐敗臭がするかも」
澪「えぐっ…お母さん、お父さん…」
澪はついに泣き出してしまった
無理もないだろう
実の両親が発狂しあげくの果てには殺され、殺した
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:47:15.27 ID:JSgmjbDq0
律「…今日はとりあえず休もう」
唯「うん…私の部屋で眠ろ!」
澪「ありがと…ありがと」
澪は涙を拭いながら何度も言った
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:47:48.40 ID:JSgmjbDq0
律「青春18切符って知ってるだろ?」
唯「え~と…」
憂「一日JR乗り放題の…あれ?」
律「さすが、憂だな~唯はこれだから~」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:49:38.39 ID:JSgmjbDq0
次の日の昼、唯の家で素麺を食べながら憂を含めた4人は話している
澪「そ、それで…」
律「逃げる」
唯&憂「!?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:51:18.97 ID:JSgmjbDq0
憂には朝事情は話している
澪「そんなすぐに買えるのか…」
律「調べてみたら、案外早く買えそうだぞ 最悪、金券屋だ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:53:15.93 ID:JSgmjbDq0
憂「逃げるって言っても…どこに?」
律「…遠く」
憂「アバウトですね…?
澪「電車でだよな?」
律「あぁ…北海道あたりか?沖縄とかは無理だと思う…けど」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:54:06.02 ID:JSgmjbDq0
唯「なんか冒険みたいでワクワクするね!紬ちゃんとあずにゃんも…」
律「ダメだ」
唯「えぇ~」
律「なるべく、人数は少なくしよう」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:55:31.46 ID:JSgmjbDq0
澪「お金とか…着替えとか…」
律「今から、澪の家に侵入して色々取ってこようと思う」
唯「わたしも行く!」
澪「わ、わたしも…」
律「いや…わたしだけで大丈夫だ…と思う
澪も両親の死体見るの嫌だろ?」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:56:14.82 ID:JSgmjbDq0
澪「…」
律「15時…駅の前で集合だ 澪と唯は切符を頼む」
唯「うん!アイスも買っておくね!」
律「おう!美味いやつな!」
澪は家族だけしかしらない、金庫の番号を教えた
律は笑って炎天下の外に出て行った
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 00:59:09.69 ID:JSgmjbDq0
雑踏の駅前、約束の時間まで5分
唯「遅いね…」
澪「う、うん…」
唯「せっかく切符もゲットしたのに…」
澪「…ギター持っていくんだな」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:00:14.65 ID:JSgmjbDq0
唯「うん!着いたところで弾いてお金も稼げるし…なにより寂しいもん」
澪(律…ベース持ってきてくれるかな…?)
しかし、約束の15時を過ぎても律は駅前には現れなかった
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:01:08.57 ID:JSgmjbDq0
澪「もしかしたら…警察に捕まったのかも…」
唯「え…でも、パトカーの音しないし…」
澪「わたしの家の前まで行こう!」
唯「み、澪ちゃん!?あ、アイス解けてる…」
澪と唯は走った
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:02:38.95 ID:JSgmjbDq0
二人は物陰から家の前の様子を覗く
澪の家の前には数台の車があった
それは、警察のパトカーでも覆面でもない
8人乗りの黒いハイエースが2台、バイク(黒いCBR600RR)が3台
ボディ側面には白い文字で「レティクル座超特急」と書かれている
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:03:25.37 ID:JSgmjbDq0
澪「!?」
唯「レティクル座?」
澪「…あれは、お父さんとお母さんが入ってた…宗教だ…!」
唯「え?」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:04:10.53 ID:JSgmjbDq0
律「は、離せよ!!」
澪「!」
唯「りっちゃん!!」
家のドアから律が数人の男に押さえつけられて出てきた
男は一様にスキンヘッドで薔薇のように真っ赤な服を着ている
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:05:35.03 ID:JSgmjbDq0
律「離せ…!澪はわたしが守るんだ…!一緒にどこか遠くへ…!!」
男「うるさいな、口を塞げ」
男「わかった」
律「助け…むぐ…うぅ」
律は乱暴に薬を飲ませられて眠ってしまった
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:06:48.97 ID:JSgmjbDq0
澪「り、律!!」
唯「ど、どうしよう…警察?」
澪「いや、そんなことより…律が…」
律がハイエースの後ろに押し込まれる
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:07:34.40 ID:JSgmjbDq0
男「この夫妻の娘は…?」
男「逃げたんじゃないのか?」
男「戻ってきてるかもな」
男「犯罪者は一度現場に戻るって言うだろ」
男「…探してくる」
3人はバイクに乗ってどこかへ行ってしまった
同時にハイエースのエンジンもかかる
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:08:22.93 ID:JSgmjbDq0
澪「…律!」
唯「澪ちゃん!!?」
澪は走り出していた
男数人相手ではかなうはずも無いのはわかっていた
だが、指をくわえて親友だと言ってくれた律を放ってはおけなかった
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:09:00.31 ID:JSgmjbDq0
男「あれは?」
男「娘だ」
男「捕まえるか」
澪「…律を返せ!!」
男「静かにしろ」
澪「う…うぐぅ…」
唯「澪ちゃん!!」
いとも簡単に澪は捕まった
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:09:32.46 ID:JSgmjbDq0
いとも簡単に澪は捕まった
しかし、澪は心無しか安心していた
律と一緒にいれる…それだけで充分だった
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:10:15.35 ID:JSgmjbDq0
律と澪はハイエースに乗ってどこかへ行ってしまった
唯「…」
唯の手のひらには汗でしわだらけになった青春18切符が握られていた
その後、律と澪の行方を知っている人間は誰一人いない
終
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:14:40.58 ID:JSgmjbDq0
終わりです
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:16:43.55 ID:JSgmjbDq0 [51/54]
見てくれた人ありがとう
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:20:21.52 ID:JSgmjbDq0 [52/54]
すまん
だらだら続けるのも糞SSになるし
さっくりと終わりたかった
今回の元ネタ
「レティクル座超特急」「鉄道少年の憩い」
「CARNIVAL」
筋少最高
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 01:23:51.84 ID:JSgmjbDq0 [53/54]
その後、律と澪の行方を知っている人間は誰一人いない
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これはひどい
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